JP3491496B2 - デジタルオーディオシステム - Google Patents

デジタルオーディオシステム

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JP3491496B2
JP3491496B2 JP15166597A JP15166597A JP3491496B2 JP 3491496 B2 JP3491496 B2 JP 3491496B2 JP 15166597 A JP15166597 A JP 15166597A JP 15166597 A JP15166597 A JP 15166597A JP 3491496 B2 JP3491496 B2 JP 3491496B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルオーディオ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来のデジタルオーディオシス
テムの一例を示すブロック図である。図6において、1
はドルビー(登録商標)デジタル(5.1ch)対応型
DVD(デジタル バーサタイル ディスク)プレーヤ、
11はレシーバである。
【0003】DVDプレーヤ1はドルビーデジタル対応
(5.1ch)なので、6チャンネルのアナログ出力と
IEC958に基づく1チャンネルのデジタル出力を持
ち、6チャンネルアナログ出力からは、DVDディスク
3から読み取ったドルビーデジタル信号(5.1ch)
を信号処理回路4を介してドルビーデジタルデコーダ5
でデコードし、6チャンネルD/Aコンバータ6でD/
A変換し、コンフィグレーションフィルタ7を通った信
号(L、R、C(センター)、SL(リアL)、SR
(リアR)、SW(サブウーハー)が6本のアナログピ
ンコードAPCを介して出力され、デジタル出力から
は、ドルビーデジタルデコーダ5からの圧縮されたまま
のドルビーデジタル信号(5.1ch)が光ケーブルO
PTCを介して出力されている。マイクロコンピュータ
2は、信号処理回路4、ドルビーデジタルデコーダ5及
びコンフィグレーションフィルタ7の動作を制御してい
る。
【0004】一方、レシーバ11において、デジタル入
力から入力されたドルビーデジタル圧縮信号(5.1c
h)は、DIR(デジタル インターフェース レシー
バ)13を介してドルビーデジタルデコーダ14でデコ
ードされ、6チャンネルD/Aコンバータ15でD/A
変換され、コンフィグレーションフィルタ16を通る。
DVDプレーヤ1のコンフィグレーションフィルタ7か
らの6チャンネルアナログ入力と、ドルビーデジタルデ
コーダ5からのデジタル入力をD/A変換した6チャン
ネルアナログ信号とをセレクタ17で選択し、増幅部1
8を経て、スピーカシステム22の各スピーカ22a乃
至22fに出力される。マイクロコンピュータ12は、
ドルビーデジタルデコーダ14、コンフィグレーション
フィルタ16及びセレクタ17の動作を制御している。
【0005】ここで、ドルビーデジタルとは、ドルビー
サラウンドシステムのデジタルアプリケーションであ
り、DVD等のデジタルディスク等に基本の5チャンネ
ル(L、R、C(センター)、SL(リアL)、SR
(リアR))分のデータを記録したものである。ディス
クによっては上記の基本の5チャンネル以外にLFEと
いう低域成分を持つSW(サブウーハー)用チャンネル
分のデータを有している場合もあるが、この成分は1チ
ャンネル分ほどのデータ量ではないので0.1チャンネ
ル分とし、この0.1チャンネルも含むものをドルビー
デジタル(5.1ch)と呼ぶ。LFEの加算はデジタ
ルではできず、コンフィグレーションフィルタというア
ナログ回路で加算を行なう。そして、加算を行なった結
果、コンフィグレーションフィルタはL、R、C、S
L、SR、SWの6チャンネルを出力する。SWが無い
場合は5チャンネル出力となる。
【0006】コンフィグレーションフィルタで処理され
る信号のカテゴリーを見分ける方法は次の通りである。
図7はデジタルデータのサブフレームフォーマットを示
し、図8は民生デジタルオーディオ機器用チャンネルス
テータスデータフォーマット(モード0)を示す。Cビ
ットのチャンネルステータスのデータフォーマットにお
ける8〜15ビットがカテゴリーコードであり、例え
ば、CDの場合は10000000、DVDの場合は1
001100Xとなり、このコードで識別することがで
きる。
【0007】ドルビーデジタル信号の区別の方法は次の
通りである。図9乃至図11は、それぞれ、デジタル出
力のIEC958フォーマット、IEC958フレーム
のビット割り当て表、データバースト フォーマットを
示し、ドルビーデジタル音声信号か否かを判別するに
は、チャンネルステータスビット(Cビット)が1か否
かと、16ビットデータの情報信号がXXX1か否かを
確認する。Cビット領域は、圧縮信号であれば1にな
り、CDやDVDのリニアPCM音声であれば0にな
る。16ビットデータ領域は、CDやDVDのリニアP
CM音声(16ビット時)であれば音声データのみとな
り、圧縮音声信号であれば、圧縮された音声信号と、同
期信号や情報信号が送られてくる。
【0008】図11のデータバースト フォーマットに
おいて、データバーストは、Pa:同期信号1 F87
2(H)と、Pb:同期信号2 4E1F(H)と、P
c:情報信号 XXXX(H)とを含むプリアンブル
と、BurstーPayload:圧縮信号(例えばド
ルビー)とを含む。Pcが圧縮信号の種類を示す情報信
号であり、例えばXXX1(H)がドルビーデジタル信
号、XXX4(H)がMPEGー1レイヤー1データ、
XXX8(H)がMPEGー2か3の低サンプルレート
を表わす。よって、まずCビットのbit1を見て
「1」であり、16ビットデータ内にPa及びPbの同
期信号を検出し、Pcの値がXXX1ならば、その信号
はドルビーデジタル信号であるといえる。
【0009】次に、コンフィグレーションフィルタ7及
び17について説明する。コンフィグレーションフィル
ターとは、レシーバ11に接続されるSW(サブウーハ
ー)スピーカの有無やLRスピーカの口径の大小などの
個人個人のシステム構成に合わせて低域の音を各スピー
カに振り分けるフィルターのことである。すなわち、S
Wスピーカの有る場合もしくは無い場合や、LRスピー
カの口径が大きくて低域も再生可能な場合もしくは口径
が小さくて低域再生には不十分な場合などに、各スピー
カへの低域成分の配分を適宜変更することができるフィ
ルタである。
【0010】図12乃至図15に6種類のコンフィグレ
ーションフィルタ“A”,“B”,“C−1”及び“C
−2”,“D−1”及び“D−2”の構成例を示す。図
12のコンフィグレーションフィルタ“A”は、それぞ
れ、L,C,R,LS及びRS入力の各々の中高域成分
を通過させてL,C,R,LS及びRS出力とするハイ
パスフィルタ(HPF)31,32,33,34及び3
5と、L,C,R,LS及びRS入力を0dBかつLF
E入力を+10dBで加算する加算器36と、加算信号
の低域成分のみを通過させてSUB出力とするローパス
フィルタ(LPF)37とから構成されている。
【0011】図13のコンフィグレーションフィルタ
“B”は、HPF32,34及び35と、C,LS及び
RS入力を0dB、LFE入力を+10dBで加算する
加算器36と、加算信号の低域成分のみを通過させるL
PF37と、LPF37の出力を4.5dB減衰させる
アッテネータ40と、L入力とアッテネータ40の出力
を加算してL出力とする加算器38と、R入力とアッテ
ネータ40の出力を加算してR出力とする加算器39と
から構成されている。
【0012】図14のコンフィグレーションフィルタ
“C−1”及び“C−2”は、HPF32と、加算器3
8及び39と、C入力の低域成分を通過させるLPF4
1と、LPF41の出力を4.5dB減衰させて加算器
38及び39に出力するアッテネータ42と、LFE入
力が供給され、「SW有」に対応するYES端子及び
「SW無」に対応するNO端子であって加算器38,3
9,45及び46に出力するNO端子を有するスイッチ
43と、スイッチ43のYES端子を介するLFE入力
を+10dB増幅してSUB出力とする増幅器44と、
LS入力とスイッチ43のNO端子を介するLFE入力
とを加算してLS出力とする加算器45と、RS入力と
スイッチ43のNO端子を介するLFE入力とを加算し
てRS出力とする加算器46とから構成されている。こ
こで、スイッチ43をNO側に切り換えた場合は“C−
1”(SW無)の構成となり、スイッチ43をYES側
に切り換えた場合は、“C−2”(SW有)の構成とな
る。
【0013】図15のコンフィグレーションフィルタ
“D−1”及び“D−2”は、HPF32,34及び3
5と、加算器38及び39と、C,LS及びRS入力を
加算する加算器47と、加算器47の出力を4.5dB
減衰させるアッテネータ48と、アッテネータ47の出
力の低域成分を通過させるLPF49と、LPF49の
出力が供給され、加算器38及び39に出力するa端子
及びSUB出力側に出力するb端子を有するスイッチ5
0と、スイッチ50のb端子からの出力を10.5dB
減衰するアッテネータ51と、アッテネータ51の出力
が供給されてSUB出力を得る加算器52と、LFE入
力を5.0dB減衰して加算器52に供給するアッテネ
ータ53とから構成されている。ここで、スイッチ50
をa側に切り換えた場合は“D−1”(SW無)の構成
となり、スイッチ50をb側に切り換えた場合は、“D
−2”(SW有)の構成となる。
【0014】また、図16は、各コンフィグレーション
フィルタの出力電圧(Vrms )の比較を示す。ここで
は、2Vrms の入力電圧に対する各部の出力電圧が示さ
れている。そこで図6に戻ると、コンフィグレーション
フィルタ7及び17は、具体的には上記6種類のうちか
ら、SWが無い場合は、タイプ“B”、“C−1”(グ
ループA)または“D−1”(DVD)のいずれかが選
択され、SWが有る場合は、タイプ“A”、“C−2”
(グループA)または“D−2”(DVD)のいずれか
が選択される。ここでグループAとあるが、グループと
はいわゆるデジタルオーディオシステムのランク分けで
あり、Aが高性能、Bが普及品、Cがカーやポータブル
を意味する。また、DVDとはDVD用コンフィグレー
ションフィルタである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の構成
のデジタルオーディオシステムでは、DVDプレーヤと
レシーバを接続する際、レシーバのタイプやスピーカシ
ステムの形態によって不具合を生じる場合があった。例
として、図6において、レシーバ11をグループBすな
わち普及品レシーバとし、スピーカシステム22におい
てSWスピーカ22f以外のスピーカを接続し(すなわ
ち、SW無しの場合)、その設定を行なう場合を説明す
る。
【0016】まず、レシーバ11にDVDプレーヤ1の
アナログ及びデジタル出力の両方とも接続する。この
時、レシーバ11側のコンフィグレーションフィルタ
は”B”を選択するが、DVDプレーヤ1側でもスピー
カの設定を行わないと、レシーバ11とは異なるコンフ
ィグレーションフィルタ17が選択されている可能性が
ある。図16よりコンフィグレーションフィルタの種類
によって出力電力は大幅に異なることが分かる。よっ
て、同じソースでも、DVDプレーヤ1とレシーバ11
で同一コンフィグレーションフィルタが選択されていな
いと、デジタルとアナログではスピーカ再生音のレベル
が異なっているという不具合が生じる。また、SW(サ
ブウーハー)を新しく加えた時に、レシーバとDVDプ
レーヤでそれぞれコンフィグレーションフィルタの設定
をやり直すのは、面倒であるという問題があった。
【0017】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
し、コンフィグレーションフィルタの設定が簡単なデジ
タルオーディオシステムを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデジタルオ
ーディオシステムは、デジタルディスクのアナログ再生
信号を複数タイプのコンフィグレーションフィルタを通
して出力するディスクプレーヤと、前記ディスクプレー
ヤが接続され、前記ディスクプレーヤのデジタル再生信
号をD/A変換したアナログ信号を複数タイプのコンフ
ィグレーションフィルタを通してスピーカシステムに出
力するレシーバとからなるデジタルオーディオシステム
であって、前記レシーバは前記スピーカシステムの接続
状況に合わせて前記複数タイプのコンフィグレーション
フィルタのなかからの1つのタイプを選択し、前記ディ
スクプレーヤのコンフィグレーションフィルタは、レシ
ーバにおいて選択されたコンフィグレーションフィルタ
のタイプに一致するように選択されることを特徴とする
ものである。(請求項1)
【0019】また、本発明に係るデジタルオーディオシ
ステムは、請求項1記載のシステムにおいて、ディスク
プレーヤ及びレシーバがそれぞれリモコン受光送信部を
備え、それぞれのコンフィグレーションフィルタの選択
がリモコンコマンダーからのコマンド信号によって行わ
れるものである。(請求項2)
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるデジタルオー
ディオシステムの一実施例を示すブロック図である。図
1において、1はドルビーデジタル(5.1ch)対応
型DVD(デジタルバーサタイル ディスク)プレー
ヤ、11はレシーバである。ここで、DVDプレーヤ1
及びレシーバ11は、コンフィグレーションーフィルタ
7及び16として、それぞれ、タイプ”A”、”
B”、”C−1”、”C−2”、”D−1”及び”D−
2”の6種類全てのコンフィグレーションーフィルタを
搭載しているものである。また、DVDプレーヤ1とレ
シーバ11は、6本のアナログ信号用のアナログピンコ
ードAPC、1本のデジタル信号用光ケーブルOPTC
及び1本のデータ通信用シリアル制御コードSCCで接
続されている。
【0021】DVDプレーヤ1はドルビーデジタル対応
(5.1ch)であり、6チャンネルのアナログ出力と
IEC958に基づく1チャンネルのデジタル出力を持
ち、6チャンネルアナログ出力からは、DVDディスク
3から読み取ったドルビーデジタル信号(5.1ch)
を信号処理回路4を介してドルビーデジタルデコーダ5
でデコードし、6チャンネルD/Aコンバータ6でD/
A変換し、コンフィグレーションフィルタ7を通った信
号(L、R、C、SL、SR、SW)が出力され、デジ
タル出力からは、ドルビーデジタルデコーダ5からの圧
縮されたままのドルビーデジタル信号(5.1ch)が
出力されている。マイクロコンピュータ2は、信号処理
回路4、ドルビーデジタルデコーダ6及びコンフィグレ
ーションフィルタ7の動作を制御している。
【0022】一方、レシーバ11において、デジタル入
力から入力されたドルビーデジタル圧縮信号(5.1c
h)は、DIR13を介してドルビーデジタルデコーダ
14でデコードされ、6チャンネルD/Aコンバータ1
5でD/A変換され、コンフィグレーションフィルタ1
6を通る。DVDプレーヤ1のコンフィグレーションフ
ィルタ7からの6チャンネルアナログ入力と、ドルビー
デジタルデコーダ5からのデジタル入力をD/A変換し
た6チャンネルアナログ信号とをセレクタ17で選択
し、増幅部18を経て、スピーカシステム22の各スピ
ーカ22a乃至22fに出力される。
【0023】マイクロコンピュータ12は、ドルビーデ
ジタルデコーダ14、コンフィグレーションフィルタ1
6、セレクタ17及び表示装置20の動作を制御してい
る。また、マイクロコンピュータ2及び12は、シリア
ル制御コードSCCで相互接続され、自身のシステム構
成及び動作状態を認識してそれを表わすデータを互いに
やり取りすることができる。前記のシステム構成及び動
作状態の認識は、例えばマイクコンピュータ12では、
各スピーカ21a乃至21fのサイズや接続状況、コン
フィグレーションフィルタ16の選択状況等を含む。
【0024】上記の構成において、レシーバにおけるス
ピーカ設定に基づくコンフィグレーションフィルタの設
定作業を図2に示すフローチャートを用いて説明する。
まずS1で、SW用スピーカ22fの接続があるか否か
をマイクロコンピュータ12で判断し、ある場合はS2
へ、ない場合はS3へ移行する。S2では、メインのL
及びRスピーカ22a及び22bのスピーカサイズが予
め決められたサイズ(例えば、低域周波数を十分再生可
能なサイズ)より大きいか否かをマイクロコンピュータ
12で判断し、大きい場合はコンフィグレーションフィ
ルタ16としてタイプ”C−2”を選択し(S4)、小
さい場合はタイプ”A”を選択する(S5)。
【0025】S3では、SL及びSRスピーカ22d及
び22eのスピーカサイズが予め決められたサイズ(例
えば、低域周波数を十分再生可能なサイズ)より大きい
か否かをマイクロコンピュータ12で判断し、大きけれ
ばコンフィグレーションフィルタ16としてタイプ”C
−1”を選択し(S6)、小さければタイプ”B”を選
択する(S7)。通常のレシーバは、以上の設定をマイ
クロコンピュータ12の制御に基づく表示装置20のセ
ットアップ画面等で行なう。
【0026】次に、デジタル入力がある場合のレシーバ
のコンフィグレーションフィルタの設定作業を図3に示
すフローチャートを用いて説明する。ここで、レシーバ
11のコンフィグレーションフィルタ16は、図2のS
4でタイプ”C−1”に設定してあるものと仮定する。
【0027】まず、S11にてレシーバ11へ光ケーブ
ルを介するデジタル入力があるかないかをマイクコンピ
ュータ12で判断し、デジタル入力がなければ、コンフ
ィグレーションフィルタ16として図4で決定したタイ
プ”C−1”のままとし(S16)、デジタル入力があ
ればS12で、入力ソースのカテゴリーがDVD(10
011001)かどうかをマイクコンピュータ12で判
定し、DVDならS13へ、DVDでないなら(S1
6)へ進む。S13では、DVDの信号がドルビーデジ
タル信号(5.1ch)か否かがマイクロコンピュータ
12で判断され、そうであればレシーバ11のコンフィ
グレーションフィルタ16としてタイプ”C−2”から
タイプ”D−2”に変更する(S14)。また、違うの
であれば(S16)へ進む。
【0028】S14の後、(DVDプレーヤ1側でSW
のありなしを分かっていない可能性があるため)レシー
バ11側からコンフィグレーションフィルタ16として
タイプ”D−2”に変更したことを、そのことを表わす
データをマイクロコンピュータ12からシリアル制御コ
ードSCCを介してDVDプレーヤ1のマイクコンピュ
ータ2に送ってDVDプレーヤ1側に知らせる(S1
5)。そこで、DVDプレーヤ1側では、マイクロコン
ピュータ2は上記のデータに基づいて、コンフィグレー
ションフィルタ7として、最初に設定されたフィルタタ
イプをレシーバ11からの設定に合わせてタイプ”C−
2”または”D−2”を選択するように制御する。
【0029】このようにして、レシーバ11側において
スピーカ接続状況に応じて選択されたコンフィグレーシ
ョンフィルタ16のタイプと、レシーバ11に接続され
た入力ソース、すなわちDVDプレーヤ1のコンフィグ
レーションフィルタのタイプとを自動的に一致させるこ
とができる。
【0030】したがって、ドルビーデジタルデコーダ及
びコンフィグレーションフィルタを搭載している機種同
士のレシーバとDVDプレーヤを接続した際、両者のコ
ンフィグレーションフィルタの設定を自動的に合わせ、
レシーバのアナログ入力、デジタル入力の選択でスピー
カ再生音のレベル差がないようにすることができる。
【0031】
【実施例】次に、図4は本発明によるデジタルオーディ
オシステムの他の実施例を示すブロック図である。図4
では、図1の構成からシリアル制御コードSCCを削除
すると共に、リモコン送受信を行なう構成要素が追加さ
れていることが特徴である。DVDプレーヤ1及びレシ
ーバ11には、それぞれリモコン受光送信部9及び21
が備えられ、学習リモコンコマンダー23とリモコン信
号をやり取りすることによって、コンフィグレーション
フィルタの設定を行なうものである。
【0032】図5は図4のブロック図におけるDVDプ
レーヤのコンフィグレーションフィルタの設定作業を示
すフローチャートである。ここで、レシーバ11のコン
フィグレーションフィルタ16は、図2のS4でタイ
プ”C−1”に設定してあるものと仮定する。
【0033】まずS21にて、学習リモコンコマンダー
23からのプレイコマンドが発生したか否かを、マイク
ロコンピュータ12がリモコン受光送信部21からの信
号で判別し、ノーならば発生するまで作業を繰り返す。
発生したならばS22で、ディスクはDVDか否かをマ
イクロコンピュータ12で判別する。DVD以外ならS
23で、そのまま再生し、DVDならS24で、データ
がドルビーデジタル信号か否かをマイクロコンピュータ
24で判別する。ここでドルビーデジタル信号でなけれ
ばS23で、そのまま再生し、ドルビーデジタル信号な
らばS25で、学習リモコンコマンダー23がレシーバ
11にコンフィグレーションフィルタ16のタイプ設定
状況を聞きに行く。
【0034】そして、S26で、レシーバ11からリモ
コン受光送信部21を介してコンフィグレーションフィ
ルタ16の設定状況を示すデータが学習リモコンコマン
ダー23へ発信されたら、S27で、コンフィグレーシ
ョンフィルタ16の設定を示すデータをリモコン受光送
信部9を介してDVDプレーヤ1のマイクロコンピュー
タ2に送り、DVDプレーヤ1側では、マイクロコンピ
ュータ2は上記のデータに基づいて、コンフィグレーシ
ョンフィルタ7として、最初に設定されたフィルタタイ
プをレシーバ11からの設定に合わせてタイプ”C−
2”または”D−2”を選択するように制御する。
【0035】このようにして、リモコンシステムを経由
して、例えばプレイコマンドの発信に基づいて、DVD
プレーヤ及びレシーバ11のコンフィグレーションフィ
ルタ7及び16を同一タイプに統一することができ、レ
シーバのアナログ入力、デジタル入力の選択でスピーカ
再生音のレベル差がないようにすることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、コンフィグレーション
フィルタを持つ機種同士を接続した場合に、互いのコン
フィグレーションフィルタのタイプを自動的に一致させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデジタルオーディオシステムの一
実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のブロック図において、レシーバにおける
スピーカ設定に基づくコンフィグレーションフィルタの
設定作業を示すフローチャートである。
【図3】図1のブロック図において、デジタル入力があ
る場合のレシーバのコンフィグレーションフィルタの設
定作業を示すフローチャートである。
【図4】本発明によるデジタルオーディオシステムの他
の実施例を示すブロック図である。
【図5】図4のブロック図におけるDVDプレーヤのコ
ンフィグレーションフィルタの設定作業を示すフローチ
ャートである。
【図6】従来のデジタルオーディオシステムの一例を示
すブロック図である。
【図7】デジタルデータのサブフレームフォーマットを
示す。
【図8】民生デジタルオーディオ機器用チャンネルステ
ータスデータフォーマット(モード0)を示す。
【図9】デジタル出力のIEC958フォーマットを示
す。
【図10】IEC958フレームのビット割り当て表を
示す。
【図11】データバースト フォーマットを示す。
【図12】コンフィグレーションフィルタのタイプ
“A”の構成例を示す。
【図13】コンフィグレーションフィルタのタイプ
“B”の構成例を示す。
【図14】コンフィグレーションフィルタのタイプ“C
−1”及び“C−2”の構成例を示す。
【図15】コンフィグレーションフィルタのタイプ“D
−1”及び“D−2”の構成例を示す。
【図16】各コンフィグレーションフィルタの出力電圧
(Vrms )の比較を示す。
【符号の説明】
1 DVDプレーヤ 2 マイクロコンピュータ 3 DVDディスク 4 信号処理回路 5 ドルビーデジタルデコーダ 6 6チャンネルD/Aコンバータ 7 コンフィグレーションフィルタ 8 キー入力部 9 リモコン受光送信部 11 レシーバ 12 マイクロコンピュータ 13 DIR 14 ドルビーデジタルデコーダ 15 6チャンネルD/Aコンバータ 16 コンフィグレーションフィルタ 17 セレクタ 18 増幅部 19 キー入力部 20 表示装置 21 リモコン受光送信部 22 スピーカシステム 23 学習リモコンコマンダー

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルディスクのアナログ再生信号を
    複数タイプのコンフィグレーションフィルタを通して出
    力するディスクプレーヤと、前記ディスクプレーヤが接
    続され、前記ディスクプレーヤのデジタル再生信号をD
    /A変換したアナログ信号を複数タイプのコンフィグレ
    ーションフィルタを通してスピーカシステムに出力する
    レシーバとからなるデジタルオーディオシステムであっ
    て、 前記レシーバは前記スピーカシステムの接続状況に合わ
    せて前記複数タイプのコンフィグレーションフィルタの
    なかからの1つのタイプを選択し、前記ディスクプレー
    ヤのコンフィグレーションフィルタは、レシーバにおい
    て選択されたコンフィグレーションフィルタのタイプに
    一致するように選択されることを特徴とするデジタルオ
    ーディオシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシステムにおいて、ディ
    スクプレーヤ及びレシーバはそれぞれリモコン受光送信
    部を備え、それぞれのコンフィグレーションフィルタの
    選択がリモコンコマンダーからのコマンド信号によって
    行われるデジタルオーディオシステム。
JP15166597A 1997-05-27 1997-05-27 デジタルオーディオシステム Expired - Lifetime JP3491496B2 (ja)

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JP15166597A JP3491496B2 (ja) 1997-05-27 1997-05-27 デジタルオーディオシステム

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