JP2000507990A - ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法 - Google Patents

ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、染色に適切な媒体に、少なくとも1種の酸化ベース、第1のカップラーとして少なくとも1種の置換されたメタ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール類から選択される少なくとも1種の第2のカップラー、及び少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の酵素を該酵素の少なくとも1種のドナーの存在下において含有する、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための使用準備が整った組成物、並びにこの組成物を使用する染色方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 ケラチン繊維の酸化染色用組成物と該組成物を使用する染色方法 本発明は、染色に適切な媒体に、少なくとも1種の酸化ベース、第1のカップ ラ-として少なくとも1種の置換されたメタ-フェニレンジアミン類、メタ-アミ ノフェノール類及びメタ-ジフェノール類から選択される少なくとも1種の第2 のカップラー、及び少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の酵素を該 酵素の少なくとも1種のドナーの存在下において含有する、ケラチン繊維、特に 毛髪等のヒトのケラチン繊維を酸化染色するための組成物、並びにこの組成物を 使用する染色方法に関する。 ケラチン繊維、特にヒトの毛髪を、酸化染料先駆物質、特に、一般的に酸化ベ ースと称されるオルト-又はパラ-フェニレンジアミン類、オルト-又はパラ-アミ ノフェノール類及び複素環ベース類を含有する染色用組成物で染色することが知 られている。酸化染料先駆物質すなわち酸化ベースは、酸化物質と組み合わされ て、酸化縮合により、着色した化合物及び染料を生じる無色かわずかに着色した 化合物である。 また、これらの酸化ベースをカップラ-又は調色剤と組み合わせることにより 、酸化ベースにより得られる色調を変化させることができることも知られており 、このカップラーは特に芳香族のメタ-ジアミン類、メタ-アミノフェノール類、 メタ-ジフェノール類及びある種の複素環化合物から選択される。 酸化ベース及びカップラ-として使用される様々な化合物により、幅広い色調 を得ることができる。 これら酸化染料により得られる、いわゆる「永久的」な着色は、さらに、いく つかの要求を満足させるものでなくてはならない。例えば、毒物学的な欠点がな く、所望の強さの色調が得られ、外的要因(光、悪天候、洗浄、パーマネントウ エーブ処理、発汗、摩擦)に対して耐性があるものでなくてはならない。 また、染料は白髪をカバーするものでなければならず、最後に、可能な限り非 選択的、すなわち、実際には髪の先端と末端の間で敏感度(すなわち傷み具合)が 異なる、同じケラチン繊維の長さに沿って可能な限り色差が小さくなるようにし なければならない。 ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体中において 一般に行われる。しかし、過酸化水素の存在下でアルカリ性媒体を使用すると、 繊維が目に見えるほど劣化してしまう上、必ずしも望ましくはないケラチン繊維 の脱色がかなり生じてしまうという欠点がある。 さらに、ケラチン繊維の酸化染色は、過酸化水素以外の酸化系、例えば酵素系 を使用して行うこともできる。例えば、酸化ベースと場合によってはカップラー を、酵素のドナーの存在下でピラノースオキシダーゼ、グルコースオキシダーゼ 又はウリカーゼ等の酵素と組み合わせて含有する組成物を用いてケラチン繊維を 染色することが、特に欧州特許公開第0310675号において既に提案されて いる。過酸化水素の存在下で使用される染料により引起こされる劣化に匹敵する 程にはケラチン繊維の劣化が生じない条件下で使用されているが、これらの染色 方法は完全には満足のできるものではなく、特にその強さと毛髪が受けるであろ う種々の攻撃要因に対する耐性に関してはしかりであった。 そこで、本出願人は、少なくとも1種の酸化ベースと、第1のカップラーとし て少なくとも1種の置換されたメタ-フェニレンジアミンと、メタ-アミノフェノ ール類及びメタ-ジフェノール類から選択される少なくとも1種の第2のカップ ラーと、少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の酵素を該酵素の少な くとも1種のドナーの存在下において組み合わせることにより、ケラチン繊維を 著しく劣化させることなく強く有色の着色が得られ、比較的非選択的であって、 毛髪が受けるであろう種々の攻撃要因に対して良好な耐性を示す新規の染料を得 ることができることを見出した。 この発見が本発明の基礎を形成するものである。 よって、本発明の第1の主題は、染色に適切な媒体に: − 少なくとも1種の酸化ベース、 − 次の式(I):[上式中、 − R1は、水素原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル又 はC2-C4ポリヒドロキシアルキル基を示し; − R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はC1-C4アルキ ル、C1-C4モノヒドロキシアルコキシ又はC2-C4のポリヒドロキシアルコキシ 基を示し; − R4は、水素原子、C1-C4アルコキシ、C1-C4アミノアルコキシ、C1-C4 モノヒドロキシアルコキシ又はC1-C4ポリヒドロキシアルコキシ基又は2,4- ジアミノフェノキシアルコキシ基を示し;R1ないしR4基の少なくとも1つは水 素原子以外であると理解されるもの] のメタ−フェニレンジアミン類、及びそれらの酸付加塩類から選択される少なく とも1種の第1のカップラー、 − メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール類から選択される少なくと も1種の第2のカップラー − 少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の酵素、及び − 上記酵素の少なくとも1種のドナー; を含有する組成物であって、 2-アミノ-4-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メトキシベンゼン、4-ア ミノ-3-メチルフェノール及び5-アミノ-2-メチルフェノールの組合せを同時 には含有しないことを特徴とする、ケラチン繊維、特に毛髪等のヒトのケラチン 繊維を酸化染色するための使用準備が整った組成物にある。 本発明の使用準備が整った染色用組成物により、例えば光や悪天候のような大 気中の要因と、発汗や毛髪が受けるであろう種々の処理(洗浄、パーマネントウ エーブ処理)との双方に対して優れた耐性を有し、強くかつ比較的非選択的な着 色を 得ることができる。 また、本発明の主題は、この使用準備が整った染色用組成物を使用するケラチ ン繊維の酸化染色方法にある。 上述した式(I)のメタ-フェニレンジアミン類としては、特に、3,5-ジアミ ノ-1-エチル-2-メトキシベンゼン、3,5-ジアミノ-2-メトキシ-1-メチルベ ンゼン、2,4-ジアミノ-1-エトキシベンゼン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフ ェノキシ)プロパン、ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)メタン、1-(β-アミノエ チルオキシ)-2,4-ジアミノベンゼン、2-アミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオ キシ)-4-メチルアミノベンゼン、2,4-ジアミノ-1-エトキシ-5-メチルベン ゼン、2,4-ジアミノ-5-(β-ヒドロキシエチルオキシ)-1-メチルベンゼン、 2,4-ジアミノ-1-(β,γ-ジヒドロキシプロピルオキシ)ベンゼン、2,4-ジア ミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)ベンゼン及び2-アミノ-4-N-(β-ヒド ロキシエチル)アミノ-1-メトキシベンゼン、及びそれらの酸付加塩類を挙げる ことができる。 本発明の使用準備が整った染色用組成物に使用される2電子オキシドレダクタ ーゼ(類)は、特にピラノースオキシダーゼ類、グルコースオキシダーゼ類、グリ セロールオキシダーゼ類、ラクタートオキシダーゼ類、ピルバートオキシダーゼ 類及びウリカーゼ類から選択することができる。 本発明において、2電子オキシドレダクターゼは、好ましくは、動物、微生物 又は生物工学由来のウリカーゼ類から選択される。 例えば、雄ブタの肝臓から抽出されたウリカーゼ、アルスロバクター・グロビ フォルミス(Arthrobacter globiformis)由来のウリカーゼ、並びにアスペルギ ルス・フラバス(Aspergillus flavus)由来のウリカーゼを挙げることができる 。 2電子オキシドレダクターゼ(類)は、純粋な結晶形態又は該2電子オキシドレ ダクターゼに対して不活性な希釈液で希釈された形態で使用することができる。 本発明の2電子オキシドレダクターゼ(類)は、使用準備が整った染色用組成物 の全重量に対して、好ましくは約0.01〜20重量%、さらに好ましくはこの 重量に対して約0.1〜5重量%である。 本発明においてドナーという用語は、前記2電子オキシドレダクターゼ(類)の 機能化に関与する種々の基質を意味するものと理解される。 前記酵素のドナー(すなわち基質)の性質は、使用される2電子オキシドレダク ターゼの性質に応じて変わる。例えば、ピラノースオキシダーゼ類のドナーとし ては、D-グルコース、L-ソルボース及びD-キシロースを挙げることができ; グルコースオキシダーゼ類のドナーとしては、D-グルコースを挙げることがで き;グリセロールオキシダーゼ類のドナーとしては、グリセロール及びジヒドロ キシアセトンを挙げることができ;ラクタートオキシダーゼ類のドナーとしては 、乳酸及びその塩類を挙げることができ;ピルバートオキシダーゼ類のドナーと しては、ピルビン酸及びその塩類を挙げることができ;最後にウリカーゼ類のド ナーとしては、尿酸及びその塩類を挙げることができる。 本発明で使用されるドナー(類)(あるいは基質(類))は、本発明の使用準備が整 った染色用組成物の全重量に対して好ましくは約0.01〜20重量%、さらに 好ましくはこの重量に対して約0.1〜5重量%である。 使用準備が整った染色用組成物に使用される酸化ベース(類)の性質は重要な要 因ではない。それらは、特に、パラ-フェニレンジアミン類、複ベース類、パラ- アミノフェノール類、オルト-アミノフェノール類及び複素環酸化ベース類から 選択される。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なパラ-フェニレン ジアミン類としては、特に、次の式(II): [上式中、 − R5は、4'-アミノフェニル基、フェニル基、窒素性基で置換されたC1-C4 アルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロキ シアルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C1-C4アルキル基又は水素 原子を表し; − R6は、窒素性基で置換されたC1-C4アルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1 -C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4モノヒドロキシ アルキル基、C1-C4アルキル基又は水素原子を表し; − R7は、カルバモイルアミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4メシルアミノ アルコキシ基、アセチルアミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4ヒドロキシアル コキシ基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C1-C4アルキル基、塩素、臭素 、ヨウ素又はフッ素原子等のハロゲン原子又は水素原子を表し; − R8は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル基を表す] の化合物及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(II)の窒素性基として、特に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキル アミノ、ジ(C1-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミノ、モノヒド ロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニウム基を挙げ ることができる。 上述した式(II)のパラ-フェニレンジアミン類としては、特に、パラ-フェニ レンジアミン、パラ-トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン 、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレン ジアミン、2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フ ェニレンジアミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル -パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4- アミノ-N,N-ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル) -パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-2- メチルアニリン、4-アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アニ リン、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ- フェニレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒド ロキシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニ レンジアミン、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-( エチル-β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(β,y-ジヒドロ キシプロピル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェ ニレンジアミン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエ チルオキシ-パラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パ ラ-フェニレンジアミ ン及びN-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、及びそれらの酸付加 塩類を挙げることができる。 上述した式(II)のパラ-フェニレンジアミン類の中でも、パラ-フェニレンジ アミン、パラ-トルイレンジアミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン 、2-β-ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチル オキシ-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、 2,6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチル-パラ-フェニレンジ アミン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、2-クロ ロ-パラ-フェニレンジアミン及び2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェ ニレンジアミン及びそれらの酸付加塩類が特に好ましい。 本発明において、複ベース類(double bases)という用語は、アミノ及び/又 はヒドロキシル基を担持した少なくとも2つの芳香環を有する化合物を意味する ものと理解される。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能な複ベース類として は、特に、次の式(III):[上式中、 − Z1及びZ2は、同一でも異なっていてもよく、結合手Y又はC1-C4アルキ ル基で置換されていてもよいヒドロキシル又は-NH2基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1-C6アルコキシ基で置換さ れていてもよく、一又は複数のヘテロ原子、例えば酸素、硫黄又は窒素原子及び /又は一又は複数の窒素性基が挿入されるか又はこれを末端に有していてもよい 、1〜14の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を表し; − R9及びR10は、水素又はハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4モノ ヒ ドロキシアルキル基、C2-C4ボリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノアルキ ル基又は結合手Yを表し; − R11、R12、R13、R14、R15及びR16は、同一でも異なっていてもよく、 水素原子、結合手Y又はC1-C4アルキル基を表し; 分子当りただ一の結合手Yを有するものと理解される] に相当する化合物及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(III)の窒素性基として、特に、アミノ、モノ(C1-C4)アルキ ルアミノ、ジ(C1-C4)アルキルアミノ、トリ(C1-C4)アルキルアミノ、モノヒ ドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ、イミダゾリニウム及びアンモニウム基を挙 げることができる。 上述した式(III)の複ベース類としては、特に、N,N'-ビス(β-ヒドロキ シエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N ,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレンジ アミン、N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビ ス(β-ヒドロキシエチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジア ミン、N,N'-ビス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N' -ビス(エチル)-N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン 及び1,8-ビス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、及びそ れらの酸付加塩類を挙げることができる。 これら式(III)の複ベース類の中でも、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル) -N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール及び1,8-ビ ス(2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、又はそれらの酸付加 塩類の一つが特に好ましい。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なパラ-アミノフェ ノール類としては、特に、次の式(IV): [上式中、 − R17は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキ シアルキル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C1-C4アミノアルキル 又はヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基を表し、 − R18は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキ シアルキル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4アミノアルキル、C1-C4 シアノアルキル又は(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基を表し、 R17又はR18基の少なくとも一方は水素原子を表すものと理解される] に相当する化合物及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 上述した式(IV)のパラ-アミノフェノール類としては、特に、パラ-アミノフ ェノール、4-アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール 、4-アミノ-3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール 、4-アミノ-2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフ ェノール、4-アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β-ヒドロキ シエチルアミノメチル)フェノール及び4-アミノ-2-フルオロフェノール、及び それらの酸付加塩類を挙げることができる。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能なオルト-アミノフ ェノール類としては、特に、2-アミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノ -ル、2-アミノ-6-メチルフェノール及び5-アセトアミド-2-アミノフェノー ル、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 本発明の染色用組成物における酸化ベースとして使用可能な複素環ベース類と しては、特に、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘導体及びピラ ゾロピリミジン誘導体、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 ピリジン誘導体としては、特に、例えば英国特許第1026978号及び英国 特許第1153196号に記載されている化合物、例えば2,5-ジアミノピリジ ン、2-(4-メトキシフェニル)アミノ-3-アミノピリジン、2,3-ジアミノ-6- メトキシピリジン、2-(β-メトキシエチル)アミノ-3-アミノ-6-メトキシピリ ジン及び3,4-ジアミノピリジン、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができ る。 ピリミジン誘導体としては、特に、例えば独国特許第2359399号又は日 本国特許第88-169571号及び日本国特許第91−10659号、又は国 際特許出願公開第96/15765号に記載されている化合物、例えば2,4,5 ,6-テトラアミノピリミジン、4-ヒドロキシ-2,5,6−トリアミノピリミジン 、2-ヒドロキシ-4,5,6−トリアミノピリミジン、2,4-ジヒドロキシ-5,6 -ジアミノピリミジン及び2,5,6-トリアミノピリミジン、及びそれらの酸付加 塩類を挙げることができる。 ピラゾール誘導体としては、特に、独国特許第3843892号、独国特許第 4133957号及び国際特許出願公開第94/08969号、国際特許出願公 開第94/08970号、仏国特許公開第2733749号及び独国特許第19 543988号に記載されている化合物、例えば4,5-ジアミノ-1-メチルピラ ゾール、3,4-ジアミノピラゾール、4,5-ジアミノ-1-(4'-クロロベンジル) ピラゾール、4,5-ジアミノ-1,3-ジメチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3- メチル-1-フェニルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-メチル-3-フェニルピラゾ ール、4-アミノ-1,3-ジメチル-5-ヒドラジノピラゾール、1-ベンジル-4, 5-ジアミノ-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-tert-ブチル-1-メチル ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-tert-ブチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジ アミノ-1-(β-ヒドロキシエチル)-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1- エチル-3-メチルピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-(4'-メトキシフ ェニル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-エチル-3-ヒドロキシメチルピラゾー ル、4,5-ジアミノ-3-ヒドロキシメチル-1-メチルピラゾール、4,5-ジア ミノ-3-ヒドロキシメチル-1-イソプロピルピラゾール、4,5-ジアミノ-3-メ チル-1-イソプロピルピラゾール、4-アミノ-5-(2'-アミノエチル)アミノ-1 ,3-ジメチルピラゾール、3,4,5-トリアミノピラゾール、1-メチル-3,4, 5-トリアミノピラゾール、3,5-ジアミノ-1-メチル-4-メチルアミノピラゾ ール及び3,5-ジアミノ-4-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メチルピラゾー ル、及びそれらの酸付加塩類を挙げることができる。 ピラゾロピリミジン誘導体としては、特に、次の式(V): {上式中、 − R19、R20、R21及びR22は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1 -C4アルキル基、アリ-ル基、C1-C4ヒドロキシアルキル基、C2-C4ポリヒド ロキシアルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C1-C4アミノ アルキル基(アミンはアセチル、ウレイド又はスルホニル基で保護可能である)、 (C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基、ジ[(C1-C4)アルキル]アミ ノ(C1-C4)アルキル基(ジアルキル基は5又は6員の炭素ベース環又は複素環を 形成可能である)、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル-もしくはジ[ヒドロキシ(C1- C4)アルキル]アミノ(C1-C4)アルキル基を表し; − X基は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1-C4アルキル基、ア リール基、C1-C4ヒドロキシアルキル基、C2-C4ポリヒドロキシアルキル基、 C1-C4アミノアルキル基、(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基、ジ [(C1-C4)アルキル]アミノ(C1-C4)アルキル基(ジアルキルは5又は6員の 炭素ベース環又は複素環を形成可能である)、ヒドロキシ(C1-C4)アルキル-も しくはジ-[ヒドロキシ(C1-C4)アルキル]アミノ(C1-C4)アルキル基、アミ ノ基、(C1-C4)アルキル-もしくはジ[(C1-C4)アルキル]アミノ基;ハロゲ ン原子、カルボン酸基、スルホン酸基を表し; − iは0、1、2又は3であり; − pは0又は1であり; − qは0又は1であり; − nは0又は1であり; − p+qの合計は0ではなく; − p+qが2である場合、nは0であり、NR1920及びNR2122基は(2, 3);(5,6);(6,7);(3,5)又は(3,7)位を占め、 − p+qが1である場合、nは1であり、NR1920(又はNR2122)基及び OH基は(2,3);(5,6);(6,7);(3,5)又は(3,7)位を占める} のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類、それらの酸又は塩基との付加塩類及び互 変異性平衡が存在する場合にはそれらの互変異性体を挙げることができる。 上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類が、窒素原子に対して2 、5又は7のα位の一つにヒドロキシル基を含有している場合、例えば次の式: で示されるような互変異性平衡が存在する。 上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類としては、特に: − ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; − 2,5-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; − ピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; − 2,7-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,5-ジアミン; − 3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-オール; − 3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-5-オール; − 2-(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イルアミノ)エタノール; − 2-(7-アミノピラゾロ[1,5−a]ピリミジン-3-イルアミノ)エタノール ; − 2−[(3-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-7-イル)-(2-ヒドロキ シエチル)アミノ]エタノール; − 2-[(7-アミノピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3-イル)-(2-ヒドロキ シエチル)アミノ]エタノール; − 5,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; − 2,6-ジメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジアミン; − 2,5,N7,N7-テトラメチルピラゾロ[1,5-a]ピリミジン-3,7-ジ アミン; 及びそれらの付加塩類及び互変異性平衡が存在する場合にはそれらの互変体形態 のものを挙げることができる。 上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類は、次の参考文献: − Beiersdorf-Lilly社の欧州特許第628559号、 − R.Vishdu、H.NavedulのIndian J.Chem.、 第34b巻(6)、514頁、1995年、 − N.S.Ibrahim、K.U.Sadek、F.A.Abdel−Al のArch.Pharm.、第320巻、240頁、1987年、 − R.H.Springer、M.B.Scholten、D.E.O'Br ien、T.Novinson、J.P.Miller、R.K.Robins のJ.Med.Chem.、第25巻、235頁、1982年、 − T.Novinson、R.K.Robins、T.R.Matthews のJ.Med.Chem.、第20巻、296頁、1977年、 − ICN・Pharmaceuticalsの米国特許第3907799号、 に記載されている合成法に従い、アミノピラゾールから出発して環化することに より調製することができる。 また上述した式(V)のピラゾロ[1,5-a]ピリミジン類は、次の参考文献: − A.McKillop及びR.J.Kobileckiの複素環、第6巻( 9)、1355頁、1977年、 − E.Alcade、J.De Mendoza、J.M.Marcia-Ma rquina、C.Almera、J.ElgueroのJ.Heterocy clicChem.、第11巻(3)、423頁、1974年、 − K.Saito、I.Hori、M.Higarashi、H.Midor ikawaのBull.Chem.Soc.Japan、第47巻(2)、476 頁、1974年、 に記載されている合成法に従い、ヒドラジンから出発して環化することにより調 製することもできる。 酸化ベース(類)は、本発明の染色用組成物の全重量に対して好ましくは約0. 0005〜12重量%、より好ましくはこの重量に対して約0.005〜8重量 %である。 本発明の使用準備が整った染色用組成物の第2のカップラ-として使用可能な メタ-アミノフェノール(類)は、好ましくは、次の式(VI): [上式中、 − R23は、水素原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル又 はC2-C4ポリヒドロキシアルキル基を示し、 − R24は、水素原子、C1-C4アルキル又はC1-C4アルコキシ基又は塩素、臭 素及びフッ素から選択されるハロゲン原子を示し、 − R25は、水素原子又はC1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C1-C4モノ ヒドロキシアルキル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4モノヒドロキシ アルコキシ又はC2-C4ポリヒドロキシアルコキシ基を示す] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択される。 上述した式(VI)のメタ-アミノフェノール類としては、特に、メタ-アミノフ ェノール、5-アミノ-2-メトキシフェノール、5-アミノ-2-(β-ヒドロキシエ チルオキシ)フェノール、5-アミノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキ シエチル)アミノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ- 4-メトキシ-2-メチルフェノール、5-アミノ-4-メトキシ-2-メチルフェノー ル、5-アミノ-4-クロロ-2-メチルフェノール、5-アミノ-2,4-ジメトキシ フェノール及び5-(γ-ヒドロキシプロピルアミノ)-2-メチルフェノール、及び それらの酸付加塩類を挙げることができる。 本発明の使用準備が整った染色用組成物の第2のカップラーとして使用可能な メタ-ジフェノール(類)は、好ましくは、次の式(VII): [上式中、 − R26及びR27は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1-C4アルキ ル基、又は塩素、臭素及びフッ素から選択されるハロゲン原子を表す] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択される。 上述した式(VII)のメタ-ジフェノール類としては、特に、1,3-ジヒドロ キシベンゼン、2-メチル-1,3-ジヒドロキシベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒ ドロキシベンゼン及び2-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、及びそれらの酸 付加塩類を挙げることができる。 式(I)のメタ-フェニレンジアミン(類)及び/又はそれらの酸付加塩(類)は、 染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約0.0001〜5重量%、さらに 好ましくはこの重量に対して約0.005〜3重量%である。 第2のカップラーとして使用可能なメタ-アミノフェノール(類)及び/又はメ タ-ジフェノール(類)は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは0.00 01〜8重量%、さらに好ましくはこの重量に対して約0.005〜5重量%で ある。 また、本発明の染色用組成物は、特に色調を変化させたりその光沢を富ませた りするために一又は複数の直接染料をさらに含有してもよい。 本発明の染色用組成物に使用可能な(酸化ベース及びカップラーの)酸付加塩類 は、特に、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳酸塩類及び酢 酸塩類から一般的に選択される。 本発明の使用準備が整った染色用組成物において、染色に適した媒体(又は支 持体)は、一般的に、水、又は、水に十分に溶解しない化合物を溶解させるため の少なくとも1種の有機溶媒と水との混合物からなる。有機溶媒の例としては、 例えば、C1-C4アルカノール類、例えばエタノール及びイソプロパノール;グ リセロ ール;グリコール類及びグリコールエーテル類、例えば2-ブトキシエタノール 、プロピレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレ ングリコールモノエチルエーテル及びモノメチルエーテル、及び芳香族アルコー ル類、例えばベンジルアルコール又はフェノキシエタノール、それらの類似物及 び混合物を挙げることができる。 溶媒類は、染色用組成物の全重量に対して、好ましくは約1〜40重量%、さ らに好ましくは約5〜30重量%の割合で存在し得る。 本発明の使用準備が整った組成物のpHは、2電子オキシドレダクターゼの酵 素活性が十分になるように選択される。pHは、一般的には約5〜11、好まし くは約6.5〜10である。それは、ケラチン繊維の染色で通常使用される、酸 性化剤又は塩基性化剤を使用して、所望の値に調節することができる。 酸性化剤としては、例えば、無機酸又は有機酸、例えば、塩酸、オルトリン酸 、硫酸、カルボン酸類、例えば酢酸、酒石酸、クエン酸又は乳酸、及びスルホン 酸類を挙げることができる。 塩基性化剤としては、例えば、アンモニア水、アルカリ性の炭酸塩類、アルカ ノールアミン類、例えばモノ−、ジ−及びトリエタノールアミン類、2-メチル- 2-アミノプロパノール及びそれらの誘導体、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ ム及び次の式(VIII): [ここで、Xは、C1-C4アルキル基又はヒドロキシル基で置換されていてもよ いプロピレン残基であり;R28、R29、R30及びR31は、同一でも異なっていて もよく、水素原子又はC1-C4アルキル又はC1-C4ヒドロキシアルキル基を表す ] の化合物を挙げることができる。 また、本発明の使用準備が整った染色用組成物は、従来より毛髪の染色用組成 物に使用されている種々のアジュバント類、例えば、アニオン性、カチオン性、 非イオン性、両性又は双性の界面活性剤又はそれらの混合物、アニオン性、カチ オン性、非イオン性、両性又は双性のポリマー類又はそれらの混合物、無機又は 有機の増粘剤、酸化防止剤、本発明で使用される2電子オキシドレダクターゼ以 外の酵素、例えばペルオキシダーゼ、浸透剤、金属イオン封鎖剤、香料、バッフ ァー、分散剤、コンディショナー、例えば揮発性又は非揮発性で、変性又は未変 性のシリコ-ン類、皮膜形成剤、セラミド類、防腐剤及び乳白剤を含有してもよ い。 言うまでもなく、当業者であれば、本発明の使用準備が整った染色用組成物に 固有の有利な特性が、考えられる添加により悪影響を全く受けないか、実質的に は受けないように留意して、これらの任意の補足的な化合物(類)を選択するであ ろう。 本発明の使用準備が整った染色用組成物は、種々の形態、例えば、加圧されて いてもよい液体、クリーム又はゲルの形態、又はケラチン繊維、特にヒトの毛髪 を染色するのに適した任意の他の形態にすることができる。この場合、酸化染料 及び2電子オキシドレダクターゼ(類)は同一の使用準備が整った組成物中に存在 しており、酸化染料(類)の酸化が何ら早められないようにするため、該組成物か ら酸素ガスを除去しておかなけらばならない。 また、本発明の主題は、上述した使用準備が整った染色用組成物を使用する、 ケラチン繊維、特に、毛髪等のヒトのケラチン繊維の染色方法にある。 この方法は、上述した少なくとも1種の使用準備が整った染色用組成物を、所 望の発色がなされるのに十分な時間繊維に適用し、繊維をすすぎ、場合によって はシャンプーで洗浄し、再度すすいで乾燥させるものである。 ケラチン繊維の発色に必要な時間は通常3〜60分、より厳密には5〜40分 である。 本発明の特定の実施態様において、前記方法は、染色に適した媒体に少なくと も1種の酸化ベースと、第1のカップラ-として少なくとも1種の上述した式(I )のパラ-フェニレンジアミン、メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール 類から選択される少なくとも1種の第2のカップラ-を含有する組成物(A)と、 染色に適した媒体に、少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼを該酵素の 少なくとも1種のドナーの存在下において含有する組成物(B)とを別個に貯蔵し ておき、ついで使用時にそれらを混合することからなる予備段階を含み、その後 該混合物をケラチン繊維に適用するものである。 本発明の他の主題は、上述した組成物(A)を収容する第1の区画と、上述した 組成物(B)を収容する第2の区画を有する多区画染色具又は「キット」もしくは 任意の他の多区画包装システムにある。これらは、毛髪に所望の混合物を付与す る手段を備えたものであつてよく、このようなものとしては、例えば、本出願人 の仏国特許第2586913号に記載されているものが挙げられる。 以下の実施例は本発明を例証することを意図したものであり、本発明の範囲を 限定するものではない。 実施例染色実施例1ないし5 次の使用準備が整った染色用組成物を調製した(含有量はグラム):():共通の染色用支持体: − エタノール 20.0g − アクアロン社(Aqualon)からナトロゾール (Natrosol)250HR(登録商標)の名称 で販売されているヒドロキシエチルセル ロース 1.0g − セピック社(SEPPIC)からオラミックス(O ramix)CG110(登録商標)の名称で販 売されている、クエン酸アンモニウム(0 .5%)で緩衝化された60%の活性物質 (A.M.)を含有するポリ(C8-C10)アルキ ルグルコシド水溶液 8.0g − モノエタノールアミン pH=9.5にする量 上述した各々の使用準備が整った染色用組成物を、白髪を90%含有するナチ ュラルなグレイの髪の束に30分間適用した。ついで、髪をすすぎ、通常のシャ ンプーを用いて洗髪を行い、ついで乾燥した。 髪は次の表に示す色調に染色された:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG, KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,L U,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO ,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG, SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,U G,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ドゥ ラベ,アルノ フランス国 F―93600 オネー スー ボア,リュ シャルル ドルデン,9 (72)発明者 モーブリュ,ミレイユ フランス国 F―78400 シャトゥー,ア ヴニュー デプレメスニル,7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 染色に適切な媒体に: − 少なくとも1種の酸化ベース、 − 次の式(I): [上式中、 − R1は、水素原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル又 はC2-C4ポリヒドロキシアルキル基を示し; − R2及びR3は、同一でも異なっていてもよく、水素原子又はC1-C4アルキ ル、C1-C4モノヒドロキシアルコキシ又はC2-C4のボリヒドロキシアルコキシ 基を示し; − R4は、水素原子、C1-C4アルコキシ、C1-C4アミノアルコキシ、C1-C4 モノヒドロキシアルコキシ又はC2-C4ポリヒドロキシアルコキシ基又は2,4- ジアミノフェノキシアルコキシ基を示し;R1ないしR4基の少なくとも1つは水 素原子以外であるものと理解される] のメタ−フェニレンジアミン類、及びそれらの酸付加塩類から選択される少なく とも1種の第1のカップラー、 − メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール類から選択される少なくと も1種の第2のカップラー − 少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼ型の酵素、及び − 上記酵素の少なくとも1種のドナー; を含有する組成物であって、 2-アミノ-4-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-1-メトキシベンゼン、4-ア ミノ-3-メチルフェノール及び5-アミノ-2-メチルフェノールの組合せを同時 には含有しないことを特徴とするヒトの毛髪等のケラチン繊維を酸化染色するた めの使用準備が整った組成物。 2. 式(I)のメタ-フェニレンジアミン類が、3,5-ジアミノ-1-エチル-2- メトキシベンゼン、3,5-ジアミノ-2-メトキシ-1-メチルベンゼン、2,4-ジ アミノ-1-エトキシベンゼン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン 、ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)メタン、1-(β-アミノエチルオキシ)-2,4 -ジアミノベンセン、2-アミノ-1-(β-ヒドロキシエチルオキシ)-4-メチルア ミノベンゼン、2,4-ジアミノ-1-エトキシ-5-メチルベンゼン、2,4-ジアミ ノ-5-(β-ヒドロキシエチルオキシ)-1-メチルベンゼン、2,4-ジアミノ-1-( β,γ-ジヒドロキシプロピルオキシ)ベンゼン、2,4-ジアミノ-1-(β-ヒドロ キシエチルオキシ)ベンゼン及び2-アミノ-4-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ -1-メトキシベンゼン、及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とす る請求項1に記載の組成物。 3. 2電子オキシドレダクターゼが、ピラノースオキシダーゼ、グルコースオ キシダーゼ、グリセロールオキシダーゼ、ラクタートオキシダーゼ、ピルバート オキシダーゼ及びウリカーゼから選択されることを特徴とする請求項1又は2に 記載の組成物。 4. 2電子オキシドレダクターゼが、動物、微生物又は生物工学由来のウリカ ーゼから選択されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の 組成物。 5. 2電子オキシドレダクターゼ(類)が、使用準備が整った染色用組成物の全 重量に対して0.01〜20重量%であることを特徴とする請求項1ないし4の いずれか1項に記載の組成物。 6. 2電子オキシドレダクターゼ(類)が、使用準備が整った染色用組成物の全 重量に対して0.1〜5重量%であることを特徴とする請求項5に記栽の組成物 。 7. 前記2電子オキシドレダクターゼのドナー(又は基質)が尿酸及びその塩類 から選択されることを特徴とする請求項4に記載の組成物。 8. ドナー(類)が、使用準備が整った染色用組成物の全重量に対して0.01 〜20重量%であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の 組成物。 9. ドナー(類)が、使用準備が整った染色用組成物の全重量に対して0.1〜 5重量%であることを特徴とする請求項8に記載の組成物。 10. 酸化ベース(類)が、パラ-フェニレンジアミン類、複ベース類、パラ-ア ミノフェノール類、オルト-アミノフェノール類及び複素環ベース類から選択さ れることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の組成物。 11. パラ-フェニレンジアミン類が、次の式(II): [上式中、 − R5は、4'-アミノフェニル基、フェニル基、窒素性基で置換されたC1-C4 アルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロキ シアルキル基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C1-C4アルキル基又は水素 原子を表し; − R6は、窒素性基で置換されたC1-C4アルキル基、(C1-C4)アルコキシ(C1 -C4)アルキル基、C2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4モノヒドロキシ アルキル基、C1-C4アルキル基又は水素原子を表し; − R7は、カルバモイルアミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4メシルアミノ アルコキシ基、アセチルアミノ(C1-C4)アルコキシ基、C1-C4ヒドロキシアル コキシ基、C1-C4モノヒドロキシアルキル基、C1-C4アルキル基、塩素、臭素 、ヨウ素又はフッ素原子等のハロゲン原子又は水素原子を表し; − R8は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル基を表す] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求項10に 記載の組成物。 12. 式(II)のパラ-フェニレンジアミン類が、パラ-フェニレンジアミン、 パラ-トルイレンジアミン、2-クロロ-パラ-フェニレンジアミン、2,3-ジメチ ル-パラ-フェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、2, 6-ジエチル-パラ-フェニレンジアミン、2,5-ジメチル-パラ-フェニレンジア ミン、N,N-ジメチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-ジエチル-パラ-フェニ レンジアミン、N,N-ジプロピル-パラ-フェニレンジアミン、4-アミノ-N,N- ジエチル-3-メチルアニリン、N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-パラ-フェニ レンジアミン、4-アミノ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)-2-メチルアニリ ン、4-アミノ-2-クロロ-N,N-ビス(β-ヒドロキシエチル)アニリン、2-β- ヒドロキシエチル-パラ-フェニレンジアミン、2-フルオロ-パラ-フェニレンジ アミン、2-イソプロピル-パラ-フェニレンジアミン、N-(β-ヒドロキシプロピ ル)-パラ-フェニレンジアミン、2-ヒドロキシメチル-パラ-フェニレンジアミン 、N,N-ジメチル-3-メチル-パラ-フェニレンジアミン、N,N-(エチル-β-ヒ ドロキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、N-(β,γ-ジヒドロキシプロピル) -パラ-フェニレンジアミン、N-(4'-アミノフェニル)-パラ-フェニレンジアミ ン、N-フェニル-パラ-フェニレンジアミン、2-β-ヒドロキシエチルオキシ-パ ラ-フェニレンジアミン、2-β-アセチルアミノエチルオキシ-パラ-フェニレン ジアミン及びN-(β-メトキシエチル)-パラ-フェニレンジアミン、及びそれらの 酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求項11に記載の組成物。 13. 複ベース類が、次の式(III): [上式中、 − Z1及びZ2は、同一でも異なっていてもよく、結合手Y又はC1-C4アルキ ル基で置換されていてもよいヒドロキシル又は-NH2基を表し; − 結合手Yは、一又は複数のヒドロキシル又はC1-C6アルコキシ基で置換さ れていてもよく、一又は複数の酸素、硫黄又は窒素原子等のヘテロ原子及び/又 は一又は複数の窒素性基が挿入されるか又は末端に有していてもよい、1〜14 の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状のアルキレン鎖を表し; − R9及びR10は、水素又はハロゲン原子、C1-C4アルキル基、C1-C4モノ ヒドロキシアルキル基、C2-C4ポリヒドロキシアルキル基、C1-C4アミノアル キル基又は結合手Yを表し; − R11、R12、R13、R14、R15及びR16は、同一でも異なっていてもよく、 水素原子、結合手Y又はC1-C4アルキル基を表し; 分子当りただ一の結合手Yを有するものと理解される] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求項10に 記載の組成物。 14. 式(III)の複ベース類が、N,N'-ビス(β-ヒドロキシエチル)-N,N '-ビス(4'-アミノフェニル)-1,3-ジアミノプロパノール、N,N'-ビス(β-ヒ ドロキシエチル)-N,N'-ビス(4'-アミノフェニル)エチレンジアミン、N,N'- ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(β-ヒドロキシ エチル)-N,N'-ビス(4-アミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビ ス(4-メチルアミノフェニル)テトラメチレンジアミン、N,N'-ビス(エチル)- N,N'-ビス(4'-アミノ-3'-メチルフェニル)エチレンジアミン及び1,8-ビス (2,5-ジアミノフェノキシ)-3,5-ジオキサオクタン、及びそれらの酸付加塩 類から選択されることを特徴とする請求項13に記載の組成物。 15. パラ-アミノフェノール類が、次の式(IV): [上式中、 − R17は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキ シアルキル、(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル、C1-C4アミノアルキル 又はヒドロキシ(C1-C4)アルキルアミノ(C1-C4)アルキル基を表し、 − R18は、水素又はハロゲン原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキ シアルキル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4アミノアルキル、C1-C4 シアノアルキル又は(C1-C4)アルコキシ(C1-C4)アルキル基を表し、 R17又はR18基の少なくとも一方は水素原子を表すものと理解される] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求項10に 記載の組成物。 16. 式(IV)のパラ-アミノフェノール類が、パラ-アミノフェノール、4- アミノ-3-メチルフェノール、4-アミノ-3-フルオロフェノール、4-アミノ- 3-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メチルフェノール、4-アミノ- 2-ヒドロキシメチルフェノール、4-アミノ-2-メトキシメチルフェノール、4 -アミノ-2-アミノメチルフェノール、4-アミノ-2-(β−ヒドロキシエチルア ミノメチル)フェノール及び4-アミノ-2-フルオロフェノール、及びそれらの酸 付加塩 類から選択されることを特徴とする請求項15に記載の組成物。 17. オルト-アミノフェノール類が、2-アミノフェノール、2-アミノ-5- メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール及び5-アセトアミド-2-ア ミノフェノール、及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求 項10に記載の組成物。 18. 複素環ベース類が、ピリジン誘導体、ピリミジン誘導体、ピラゾール誘 導体及びピラゾロピリミジン誘導体、及びそれらの酸付加塩類から選択されるこ とを特徴とする請求項10に記載の組成物。 19. 酸化ベース(類)が、染色用組成物の全重量に対して0.0005〜12 重量%であることを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記載の組成 物。 20. 酸化ベース(類)が、染色用組成物の全重量に対して0.005〜8重量 %であることを特徴とする請求項19に記載の組成物。 21. メタ-アミノフェノール(類)が、次の式(VI): [上式中、 − R23は、水素原子又はC1-C4アルキル、C1-C4モノヒドロキシアルキル又 はC2-C4ポリヒドロキシアルキル基を示し、 − R24は、水素原子、C1-C4アルキル又はC1-C4アルコキシ基、又は塩素、 臭素及びフッ素から選択されるハロゲン原子を示し、 − R25は、水素原子又はC1-C4アルキル、C1-C4アルコキシ、C1-C4モノ ヒドロキシアルキル、C2-C4ポリヒドロキシアルキル、C1-C4モノヒドロキシ アルコキシ又はC2-C4のポリヒドロキシアルコキシ基を示す] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求項1ない し20のいずれか1項に記載の組成物。 22. 式(VI)のメタ-アミノフェノール類が、メタ-アミノフェノール、5- アミノ-2-メトキシフェノール、5-アミノ-2-(β-ヒドロキシエチルオキシ)フ ェノール、5-アミノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミ ノ-2-メチルフェノール、5-N-(β-ヒドロキシエチル)アミノ-4-メトキシ-2 -メチルフェノール、5-アミノ-4-メトキシ-2-メチルフェノール、5-アミノ- 4-クロロ-2-メチルフェノール、5-アミノ-2,4-ジメトキシフェノール及び5 -(γ-ヒドロキシプロピルアミノ)-2-メチルフェノール、及びそれらの酸付加塩 類から選択されることを特徴とする請求項21に記載の組成物。 23. メタ-ジフェノール(類)が、次の式(VII):[上式中、 − R26及びR27は、同一でも異なっていてもよく、水素原子、C1-C4アルキ ル基、又は塩素、臭素及びフッ素から選択されるハロゲン原子を表す] の化合物及びそれらの酸付加塩類から選択されることを特徴とする請求項1ない し22のいずれか1項に記載の組成物。 24. 式(VII)のメタ-ジフェノール類が、1,3-ジヒドロキシベンゼン、 2 -メチル-1,3-ジヒドロキシベンゼン、4-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン 及び2-クロロ-1,3-ジヒドロキシベンゼン、及びそれらの酸付加塩類から選択 されることを特徴とする請求項23に記載の組成物。 25. 式(I)のメタ-フェニレンジアミン(類)が、染色用組成物の全重量に対 して0.0001〜5重量%であることを特徴とする請求項1ないし24のいず れか1項に記載の組成物。 26. 式(I)のメタ-フェニレンジアミン(類)が、染色用組成物の全重量に対 して0.005〜3重量%であることを特徴とする請求項25に記載の組成物。 27. メタ-アミノフェノール(類)及び/又はメタ-ジフェノール(類)が、染色 用組成物の全重量に対して0.0001〜8重量%であることを特徴とする請求 項1ないし26のいずれか1項に記載の組成物。 28. メタ-アミノフェノール(類)及び/又はメタ-ジフェノール(類)が、染色 用組成物の全重量に対して0.005〜5重量%であることを特徴とする請求項 27に記載の組成物。 29. 酸付加塩類が、塩酸塩類、臭化水素酸塩類、硫酸塩類、酒石酸塩類、乳 酸塩類及び酢酸塩類から選択されることを特徴とする請求項1ないし28のいず れか1項に記載の組成物。 30. 染色に適した媒体が、水、又は水と少なくとも1種の有機溶媒との混合 物からなることを特徴とする請求項1ないし29のいずれか1項に記載の組成物 。 31. 5〜11のpHであることを特徴とする請求項1ないし30のいずれか 1項に記載の組成物。 32. 少なくとも1種のペルオキシダーゼを含有していることを特徴とする請 求項1ないし31のいずれか1項に記載の組成物。 33. 請求項1ないし32のいずれか1項に記載の少なくとも1種の使用準備 が整った染色用組成物を、所望の発色がなされるのに十分な時間ケラチン繊維に 適用することを特徴とする、ヒトの毛髪等のケラチン繊維の染色方法。 34. 染色に適した媒体に少なくとも1種の酸化ベースと、請求項1又は2に 記載の式(I)のパラ-フェニレンジアミン類から選択される少なくとも1種の第 1のカップラーと、メタ-アミノフェノール類及びメタ-ジフェノール類から選択 される少なくとも1種の第2のカップラーを含有する組成物(A)と、染色に適し た媒体に、少なくとも1種の2電子オキシドレダクターゼを該酵素の少なくとも 1種のドナーの存在下において含有する組成物(B)とを別個に保存しておき、つ いで使用時にそれらを混合することからなる予備段階を含み、その後該混合物を ケラチン繊維に適用することを特徴とする請求項33に記載の方法。 35. 請求項34に記載の組成物(A)を収容する第1の区画と、請求項34に 記載の組成物(B)を収容する第2の区画を有することを特徴とする多区画染色具 又はキット。
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