JP2000506932A - タンパク質分解酵素およびプロテアーゼインヒビターを含有した液体洗濯洗剤組成物 - Google Patents

タンパク質分解酵素およびプロテアーゼインヒビターを含有した液体洗濯洗剤組成物

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JP2000506932A JP10515731A JP51573198A JP2000506932A JP 2000506932 A JP2000506932 A JP 2000506932A JP 10515731 A JP10515731 A JP 10515731A JP 51573198 A JP51573198 A JP 51573198A JP 2000506932 A JP2000506932 A JP 2000506932A
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Abstract

(57)【要約】 洗浄界面活性剤、タンパク質分解酵素と、タンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体、例えばペプチドアルデヒドおよびペプチドトリフルオロメチルケトンからなる群より選択されるプロテアーゼインヒビターを含有した水性液体洗剤組成物が記載されており、洗濯洗剤組成物中のプロテアーゼ活性はプロテアーゼインヒビターないときの活性の1%未満であり、洗浄液中の遊離プロテアーゼの%対洗濯洗剤組成物中の遊離プロテアーゼの%の比率は約100より大きく、好ましくは約200より大きく、更に好ましくは約400より大きい。

Description

【発明の詳細な説明】 タンパク質分解酵素およびプロテアーゼインヒビター を含有した液体洗濯洗剤組成物 技術分野 本発明は、プロテアーゼ酵素を含有した液体洗濯洗剤組成物に関する。更に詳 しくは、本発明は洗浄界面活性剤、タンパク質分解酵素と、タンパク質、ペプチ ドおよびペプチド誘導体、例えばペプチドアルデヒドおよびペプチドトリフルオ ロメチルケトンからなる群より選択されるプロテアーゼインヒビターを含有した 液体洗濯洗剤組成物に関する。 発明の背景 プロテアーゼ含有液体水性洗剤は、特に洗濯洗浄関係で周知である。このよう なプロテアーゼ含有液体水性洗剤でよく出会う問題は、アミラーゼ、リパーゼお よびセルラーゼのような組成物中の第二の酵素の、またはプロテアーゼ自体にお ける、タンパク質分解酵素による分解現象である。結果的に、洗剤組成物中にお ける第二の酵素またはプロテアーゼ自体の安定性は影響をうけ、したがって洗剤 組成物はそれほどうまく機能しなくなる。 この問題に関して、様々なプロテアーゼインヒビターまたは安定剤を用いるこ とが提案された。例えば、様々な参考文献が酵素の安定化を助ける上で下記化合 物:タンパク質、塩酸ベンズアミジン、低級脂肪族アルコールまたはカルボン酸 、ポリオールおよびホウ素化合物の混合物、芳香族ボレートエステル、及びカル シウム、特にギ酸カルシウムの使用を提案している。最近、あるペプチドアルデ ヒドおよびペプチドトリフルオロメチルケトンはプロテアーゼ酵素を安定化させ るように作用することがわかった。 これらの化合物は液体洗剤で様々な成功度で用いられてきたが、安定なプロテ アーゼ含有液体洗濯洗剤組成物の必要性がなお存在している。 背景技術 様々なプロテアーゼインヒビターまたは安定剤を用いることが提案されてきた 。例えば、US4,566,985は塩酸ベンズアミジンの使用を提案し、EP 376,705は低級脂肪族アルコールまたはカルボン酸の使用を提案し、EP 381,262はポリオールおよびホウ素化合物の混合物の使用を提案し、EP 91870072.5は芳香族ボレートエステルの使用を提案している。199 1年7月9日付で発行された米国特許第5,030,378号明細書も参照。U S4,261,868、US4,404,115、US4,318,818およ びEP130,756も参照。 タンパク質の阻害用におけるペプチド誘導体の使用は、治療向けに開示された ようである。EP293881はトリプシン様セリンプロテアーゼのインヒビタ ーとしてペプチドボロニン酸の使用を開示している。EP185390およびU S4,399,065は、血液凝固の阻害向けに、あるペプチドアルデヒド誘導 体の使用を開示している。J90029670は、一般的な酵素の阻害用に、光 学活性α‐アミノアルデヒドの使用を開示している。"Inhibition of Thrombin and Trypsin by Tripeptide Aldehydes"(トリペプチドアルデヒドによるトロン ビンおよびトリプシンの阻害),Int.J.Peptide Protein Res.,Vol.12(1978),pp. 217-221;Gaal,Bacsy & Rappay,"Tripeptide Aldehyde Protease Inhibitors May Depressin Vitro Prolactin and Growth Hormone Release"(トリペプチドアル デヒドプロテアーゼインヒビターはインビトロでプロラクチンおよび成長ホルモ ン放出を抑制する),Endocrinology,Vol.116,No.4(1985),pp.1426-1432;Rappay,M akara,Bajusz & Nagyも参照。あるペプチドアルデヒドは、プロテアーゼ媒介皮 膚刺激を阻害するとして、EP‐A‐473,502でも開示されている。 特に、EP185,390、1994年3月3日付で公開されたWO94/0 4651、1994年3月3日付で公開されたW094/04652、1994 年2月23日付で公開されたEP583,536、1994年2月3日付で公開 されたEP583,535、1994年2月23日付で公開されたEP583, 534、1993年7月8日付で公開されたWO93/13125、US4,5 29,525、US4,537,706、US4,537,707およびUS5 ,527,487参照。 発明の要旨 本発明は: a)有効量の洗浄界面活性剤 b)活性タンパク質分解酵素、および c)タンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体からなる群より選択されるプロ テアーゼインヒビター、好ましくは下記式を有するペプチド誘導体であるプロテ アーゼインヒビター: Z‐B‐NH‐CH(R)‐C(O)‐X (上記式中Bは1〜5つのアミノ酸部分からなるペプチド鎖である;Xは水素ま たはCF3である;Zはホスホルアミデート〔(R”O)2(O)P‐〕、スルフ ェンアミド〔(SR”)2‐〕、スルホンアミド〔R”(O)2S−〕、スルホン 酸〔SO3H〕、ホスフィンアミド〔(R”)2(O)P‐〕、スルファモイル誘 導体〔R”O(O)2S‐〕、チオ尿素〔(R”)2N(O)C‐〕、チオカルバ メート〔R”O(S)C‐〕、ホスホネート〔R”‐P(O)OH〕、アミドホ スフェート〔R”O(OH)(O)P‐〕、カルバメート〔R”O(O)C‐〕 および尿素〔R”NH(O)C‐〕からなる群より選択されるNキャップ部分( N-capping moiety)であり、各R”は独立して直鎖または分岐C1‐C6非置換ア ルキル、フェニル、C7‐C9アルキルアリールおよびシクロアルキル 部分からなる群より選択され、ここでシクロアルキル環はC4‐C8であって、O 、NおよびSからなる群より選択される1以上のヘテロ原子を含んでいてもよい (好ましいR”はメチル、エチルおよびベンジルからなる群より選択される); Rは直鎖または分岐C1‐C6非置換アルキル、フェニルおよびC7‐C9アルキル アリール部分からなる群より選択される) を含んでなる液体洗濯洗剤組成物であって、 洗濯洗剤組成物中のプロテアーゼ活性はプロテアーゼインヒビターないときの 活性の1%未満であり、洗浄液中の遊離プロテアーゼの%対洗濯洗剤組成物中の 遊離プロテアーゼの%の比率は約100より大きく、好ましくは約200より大 きく、更に好ましくは約400より大きい、 ことを特徴とする上記液体洗濯洗剤組成物。 好ましくは、本発明の液体洗濯洗剤組成物は、組成物の重量で: a)約1〜約95%、好ましくは約8〜約70%の上記洗浄界面活性剤 b)約0.0001〜約5%、好ましくは約0.0003〜約0.1%の活性 タンパク質分解酵素 c)約0.00001〜約5%、好ましくは約0.0001〜約1%、更に好 ましくは約0.0006〜約0.5%の前記プロテアーゼインヒビター、 d)場合により、約0.01〜約1%、好ましくは約0.05〜約0.5%の カルシウムイオン、および e)場合により、約0.25〜約10%、好ましくは約0.5〜約5%のホウ 酸またはホウ酸を形成しうる化合物、および、好ましくは、ジオール を含んでなり、 洗濯洗剤組成物中のプロテアーゼ活性はプロテアーゼインヒビターないときの 1%未満であり、洗浄液中の遊離プロテアーゼの%対洗濯洗剤組成物中の遊離プ ロテアーゼの%の比率は約100より大きく、好ましくは約200より大きく、 更に好ましくは約400より大きい。 好ましい組成物は、1:1より大きな、好ましくは約1.1:1より大きな、 更に好ましくは約1.2:1より大きなインヒビター対プロテアーゼのモル比で プロテアーゼインヒビターおよびプロテアーゼを含むことが好ましい。タンパク 質であるインヒビターにとり好ましいのは、約1:1〜約3:1、更に好ましく は約1.1:1〜約2:1の範囲内にある比率(インヒビター:プロテアーゼ) である。ペプチド変種であるインヒビターにとり好ましいのは、約1:1〜約2 0:1、更に好ましくは約2:1〜約10:1の範囲内にある比率(インヒビタ ー:プロテアーゼ)である。 加えて、本発明の液体洗濯洗剤組成物は: a)有効量の洗浄界面活性剤 b)活性タンパク質分解酵素、および c)タンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体からなる群より選択されるプロ テアーゼインヒビター、好ましくは下記式を有するペプチド誘導体であるプロテ アーゼインヒビター: Z‐B‐NH‐CH(R)‐C(O)‐X (上記式中Bは1〜5つのアミノ酸部分からなるペプチド鎖である;Xは水素ま たはCF3である;Zはホスホルアミデート〔(R”O)2(O)P‐〕、スルフ ェンアミド〔(SR”)2‐〕、スルホンアミド〔R”(O)2S‐〕、スルホン 酸〔SO3H〕、ホスフィンアミド〔(R”)2(O)P‐〕、スルファモイル誘 導体〔R”O(O)2S‐〕、チオ尿素〔(R”)2N(O)C‐〕、チオカルバ メート〔R”O(S)C‐〕、ホスホネート〔R”‐P(O)OH〕、アミドホ スフェート〔R”O(OH)(O)P‐〕、カルバメート〔R”O(O)C‐〕 および尿素〔R”NH(O)C‐〕からなる群より選択されるNキャップ部分で あり、各R”は独立して直鎖または分岐C1‐C6非置換アルキル、フェニル、C7 ‐C9アルキルアリールおよびシクロアルキル部分からなる群より選 択され、ここでシクロアルキル環はC4‐C8であって、O、NおよびSからなる 群より選択される1以上のヘテロ原子を含んでいてもよい(好ましいR”はメチ ル、エチルおよびベンジルからなる群より選択される);Rは直鎖または分岐C1 ‐C6非置換アルキル、フェニルおよびC7‐C9アルキルアリール部分からなる 群より選択される) を含んでなり、 1:1より大きな、好ましくは約1.2:1より大きな、更に好ましくは約1 .5:1より大きなインヒビター対プロテアーゼのモル比であって、更に上記組 成物はプロテアーゼインヒビターないときの活性の1%未満であるプロテアーゼ 活性を洗濯洗剤組成物中で有して、洗浄液中の遊離プロテアーゼの%対洗濯洗剤 組成物中の遊離プロテアーゼの%の比率は約100より大きく、好ましくは約2 00より大きく、更に好ましくは約400より大きい。 本発明で有用なタンパク質分解酵素は好ましくはズブチリシン型プロテアーゼ およびそれらの混合物からなる群より選択される。 洗濯ケアに有用な重質洗剤組成物に関する好ましい態様において、液体洗剤組 成物は有効量の1種以上の下記酵素:リパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼおよび その混合物を更に含んでいる。好ましくは、洗濯組成物にとり、第二の酵素はリ パーゼであって、 Humicola lanuginosaからの遺伝子をクローニングして、 Aspergillus oryzaeでその遺伝子を発現させることにより得られる。リパーゼは 約10〜約18000リパーゼ単位/g、好ましくは約60〜約6000単位/ gの量で利用される。 洗濯ケアに有用なもう1つの好ましい組成物において、第二の酵素はHumicola insolens由来のセルラーゼであって、全組成物の約0.0001〜約0.1重 量%の上記セルラーゼの量で利用される。 本組成物は、起泡増強剤、ビルダー、汚れ放出ポリマー、ポリアクリレートポ リマー、分散剤、染料移動阻止剤、色素、香料、加工助剤、増白剤およびそれら の混合物のうち1種以上を含めた洗浄補助剤を更に含有してもよいが、それらに 限定されない。加えて、洗濯ケア組成物のとき、洗浄界面活性剤は典型的には全 組成物の約10〜約70重量%の量で存在する。更に、洗濯組成物は有効量のカ ルシウムイオン源および/またはホウ酸源およびジオールを場合により含んでい る。典型的には、洗濯組成物は、場合により、但し好ましくは、約0.25〜約 10重量%、好ましくは約0.5〜約5%、更に好ましくは約0.75〜約3% のホウ酸またはホウ酸を形成しうる化合物と、ジオール、例えば1,2‐プロパ ンジオールを含んでいる。 別記されないかぎり、すべてのパーセンテージおよび割合は重量により、引用 されたすべての文献は参考のため本明細書に組み込まれる。 発明の具体的な説明 定義‐本洗剤組成物は、“有効量”または“汚れ除去改善量”の本明細書で定 義された個別成分を含んでいる。“有効量”または“汚れ除去改善量”とは、汚 れた布帛からの汚れクリーニングまたは汚れ除去性を、それが消費者により洗浄 されたときに、はっきりと改善できる量のことである。一般的に、この量はかな り広く変わる。 本発明による液体水性洗濯洗剤組成物は3種の必須成分:(A)本明細書に記 載されたようなタンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体、好ましくはペプチ ドアルデヒドおよびペプチドトリフルオロメチルケトンまたはそれらの混合物か らなる群より選択されるプロテアーゼインヒビター、(B)タンパク質分解酵素 またはその混合物、および(C)洗浄界面活性剤を含んでいる。本発明による組 成物は、好ましくは更に(D)カルシウムイオン源、(E)洗剤適合性第二の酵 素またはその混合物、(F)ホウ酸およびジオールを含み、更に(G)他の任意 成分も含んでいてよい。 プロテアーゼインヒビター‐本発明による洗剤組成物は、第一の必須成分とし て、タンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体からなる群より選択されるプロ テアーゼインヒビターを含んでいる。 好ましいタンパク質は、七面鳥オボムコイド、エグリン、Streptomycesズブチ リシンインヒビター、hygroscopicus、virginiae、thermovulgaris、 thermotolerans、thermophilusを含めた他のStreptomyces由来のズブチリシンイ ンヒビター、大麦キモトリプシンインヒビター、Ascarisプロテアーゼインヒビ ター、Cucurbitaプロテアーゼインヒビターとそれらの変種である。 好ましいペプチド誘導体は、下記式を有するペプチドアルデヒドおよびペプチ ドトリフルオロメチルケトンまたはそれらの混合物である: Z‐B‐NH‐CH(R)‐C(O)‐X 上記式中Bは1〜5つのアミノ酸部分からなるペプチド鎖である;Xは水素ま たはCF3である;Zはホスホルアミデート〔(R”O)2(O)P‐〕、スルフ ェンアミド〔(SR”)2‐〕、スルホンアミド〔R”(O)2S‐〕、スルホン 酸〔SO3H〕、ホスフィンアミド〔(R”)2(O)P‐〕、スルファモイル誘 導体〔R”O(O)2S−〕、チオ尿素〔(R”)2N(O)C‐〕、チオカルバ メート〔R”O(S)C‐〕、ホスホネート〔R”‐P(O)OH〕、アミドホ スフェート〔R”O(OH)(O)P‐〕、カルバメート〔R”O(O)C‐〕 および尿素〔R”NH(O)C‐〕からなる群より選択されるNキャップ部分で あり、各R”は独立して直鎖または分岐C1‐C6非置換アルキル、フェニル、C7 ‐C9アルキルアリールおよびシクロアルキル部分からなる群より選択され、こ こでシクロアルキル環はC4‐C8であって、ONNおよびSからなる群より選択 される1以上のヘテロ原子を含んでいてもよい(好ましいR”はメチル、エチル およびベンジルからなる群より選択される);Rは直鎖または分岐 C1‐C6非置換アルキル、フェニルおよびC7‐C9ルキルアリール部分からなる 群より選択される。 好ましいR部分はメチル、イソプロピル、sec-ブチル、イソブチル、 ‐C65‐CH2‐C65および‐CH2CH2‐C65からなる群より選択され 、カルボン酸基をアルデヒドまたはトリフルオロメチルケトン基に変換すること によりアミノ酸Ala、Val、Ile、Leu、PGly(フェニルグリシン )、PheおよびHPhe(ホモフェニルアラニン)から各々誘導される。した がってこのような部分はアミノ酸ではない(それらはアミノ酸前駆体から合成さ れても、またはそうでなくてもよい)が、本発明に有用なインヒビターの例示の 簡略化の目的から、インヒビターのアルデヒド部分は、類似アミノ酸の後で“H ”の付加によりアミノ酸から誘導されたことが示されている〔例えば、“‐Al aH”は化学部分“‐NHCH(CH3)C(O)H”を表す〕。トリフルオロ メチルケトンは類似アミノ酸の後で“CF3”の付加により同様に表される(例 えば、“‐AlaCF3”は化学部分“‐NHCH(CH3)C(O)CF3”を 表す)。 好ましいBペプチド鎖は、下記−般式によるアミノ酸配列を有したペチド鎖か らなる群より選択される: Z‐A5‐A4‐A3‐A2‐A1‐NH‐CH(R)‐C(O)‐X 上記アミノ酸は、存在するとき、下記のとおりである: A1はAla、Glyから選択される; A2は、存在するならば、Val、Ala、Gly、Ileから選択される; A3は、存在するならば、Phe、Leu、Val、Ileから選択される; A4は、存在するならば、どんなアミノ酸でもよいが、好ましくはGly、 Alaから選択される; A5は、存在するならば、どんなアミノ酸でもよいが、好ましくはGly、 Ala、Lysである。 本発明のアルデヒドは対応アミノ酸から製造されて、上記アミノ酸のC末端が カルボン酸基からアルデヒド基に変換されている。このようなアルデヒドは、例 えばUS5,015,627、EP185,930、EP583,534および DE3200812に記載されたような公知プロセスにより製造される。 本発明のトリフルオロメチルケトンは対応アミノ酸から製造されて、上記アミ ノ酸のC末端がカルボキシル基からトリフルオロメチルケトン基に変換されてい る。このようなトリフルオロメチルケトンは、例えばEP583,535に記載 されたような公知プロセスにより製造される。 理論に拘束されることなく、本発明によるプロテアーゼインヒビターは液体洗 剤組成物中でタンパク質分解酵素と結合して、そのタンパク質分解酵素を阻害す ると考えられる。水中の希釈で、タンパク質分解活性はタンパク質分解酵素/プ ロテアーゼインヒビター複合体の解離により回復される。 本発明による上記プロテアーゼインヒビターのN末端は、カルバメート、尿素 、スルホンアミド、ホスホンアミド、チオ尿素、スルフェンアミド、スルホン酸 、ホスフィンアミド、チオカルバメート、アミドホスフェートおよびホスホンア ミドからなる群より選択されるNキャップ部分保護基の1つで保護される。しか しながら、本発明の高度に好ましい態様において、上記プロテアーゼインヒビタ ーのN末端はメチル、エチルまたはベンジルカルバメート〔CH3O−(O)C ‐、CH3CH2O‐(O)C‐またはC65CH2O‐(O)C‐〕、メチル、 エチルまたはベンジル尿素〔CH3NH‐(O)C‐、CH3CH2NH‐(O) C‐またはC65CH2NH‐(O)C‐〕、メチル、エチルまたはベンジルス ルホンアミド〔CH3SO2‐、CH3CH2SO2‐mたはC65CH2SO2‐〕 と、メチル、エチルまたはベンジルアミドホスフェート〔CH3O(OH)3(O )P‐、CH3CH2o(OH)(O)P‐またはC65CH2 O(OH)(O)P‐〕基により保護される。 Nキャップ基の合成は下記文献でみられる:Protective Groups in Organic Chemistry,Greene,T.,Wuts,P.,John Wiley & Sons,New York,1991,pp.309-405; March,J,Advanced Organic Chemistry,Wiley Interscience,1985,pp.445-469; Carey,F.,Sundberg,R.,Advanced Organic Chemistry,Part B,Plenum Press,New York,1990,pp.686-89;Atherton,E.,Sheppard,R.,Solid Phase Peptide Synthesis,Pierce Chemical,1989,pp.3-4;Grant,G.,Synthetic Peptides,W.H. Freeman& C o.,1992,pp.77-103;Stewart,J.,Young,J.,Solid Phase Peptide Synthesis,2nd Edition,IRL Press,1984,pp.3,5,11,14-18,28-29;Bodansky,M., Principles of Peptide Synthesis,Springer-Verlag,1988,pp.62,203,59-69; Bodansky,M,Peptide Chemistry,Springer-Verlag,1988,pp.74-81;Bodansky,M., Bodansky,A.,The Practice of Peptide Synthesis,Springer-Verlag,1984,pp.9- 32 本発明で使用のプロテアーゼインヒビターの例は:CH3SO2‐Phe‐ Gly‐Ala‐Leu‐H、CH3SO2‐Val‐Ala‐Leu‐H、 C65CH2O(OH)(O)P‐Val‐Ala‐Leu‐H、 C65CH2O(OH)(O)P‐Val‐Ala‐Leu‐CF、 CH3CH2SO2‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐H、 C65CH2SO2‐Val‐Ala‐Leu‐H、 C65CH2O(OH)(O)P‐Leu‐Ala‐Leu‐H、 C65CH2O(OH)(O)P‐Phe‐Ala‐Leu‐H、CH3O (OH)(O)P‐Leu‐Gly‐Ala‐Leu‐Hである。 以下の合成例には、これらペプチドプロテアーゼインヒビターのあるものを合 成する方法が開示されている。合成例1 テトラペプチドアルデヒドMoc‐Ale‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuH の合成 (a)Ala‐Leu‐OMe・HCl:MeOH50mlに溶解して0℃に 冷却されたAla‐Leu‐OH3.0g(14.83mmol)の溶液に、塩化チ オニル2.43ml(33.36mmol)を滴下する。この溶液を室温で一夜撹拌 し、蒸発乾固させて、定量的回収率の所望生成物を得る。 (b)Cbz‐Gly‐Ala‐ロイシンメチルエステル:CH2Cl2中Cb z‐Gly‐OH 0.414g(1.98mmol)およびAla‐Leu‐OM e・HCl 0.500g(1.98mmol)の溶液にTEA0.607ml、そ の直後にDEPC0.355mlを加える。溶液を一夜撹拌し、蒸発させ、残渣 をEtOAcと1N HClに分配する。有機相を飽和NaHCO3および飽和 NaClで連続洗浄し、(MgS4)乾燥し、蒸発させて、純粋生成物 0.650gを得る。 (c)Moc‐Ala‐Phe‐OH:1N NaOH4.23mlに溶解し て0℃に冷却されたAla‐Phe1.0g(4.23mmol)の溶液にメチルク ロロホルメートを滴下する。同時に、別な滴下漏斗で1N NaOH4.23m lを追加して、pHを9.0〜9.5に維持する。添加が終了した後、反応液を 0℃で30分間および室温で2時間撹拌する。このとき溶液を0℃に冷却して、 pHを9.5に調整する。この塩基性溶液をEtOAc(1×100ml)で洗 浄する。次いで水相(0℃)をpH=2.5(2N HCl)に調整し、EtO Ac(3×50ml)で抽出し、(MgSO4)乾燥し、蒸発させて、純粋生成 物1.07gを得る。 (d)Moc‐Ala‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐OMe:MeOH 10ml中Cbz‐Gly‐Ala‐ロイシンメチルエステル0.500g (1.22mmol)の溶液に10%Pd/CO.100gを加える。この溶液を 4.0M HCl/ジオキサン0.600mlの存在下(バルーン圧力下)で1 時間にわたり水素添加し、セライトでロ過し、蒸発させる。この残渣をCH2C l2に懸濁し、TEA0.342ml(2.45mmol)、その後Moc‐Ala ‐Phe‐OH0.359g(1.22mmol)およびDEPC0.219ml( 1.34mmol)を加える。一夜撹拌後、溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAcと1 N HClに分配し、飽和NaHCO3およびNaClで連続洗浄する。乾燥、 蒸発およびカラムクロマトグラフィーにより純粋生成物0.450gを得る。 (e)Moc‐Ala‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール:CaCl2 0.182g(1.64mmol)をエタノール4mlおよびTHF2mlの混合液 に溶解させることにより、溶液を調製する。この混合液を−15℃に冷却し、 Moc‐Ala‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐OMe0.450g (0.820mmol)に続いてNaBH40.124g(3.28mmol)を加える 。反応液を2時間撹拌し、1N HCl 10mlで反応停止させる。溶媒を蒸 発させ、残った水層をEtOAcで分配する。次いで有機相を飽和NaHCO3 および飽和NaClで洗浄する。乾燥(MgSO4)、蒸発およびクロマトグラ フィーにより純粋生成物0.256gを得る。 (f)Moc‐Alc‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuH:Dess-Martinペ リオジナン0.623g(1.47mmol)をCH2Cl21.8lに加えてから1 0分間撹拌することにより、溶液を調製する。次いでこの溶液を0℃に冷却し、 Etoc‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール0.256g(0.490mm ol)を一度に加える。反応を2時間続け、飽和NaHCO330ml中NaS33 2.55g(10.47mmol)からなる溶液中に注ぐ。10分間撹拌後、混合 液をEtOAc(2×50ml)で抽出する。合わせた抽出液を (MgSO4)乾燥し、蒸発させ、シリカでクロマトグラフィーに付して、純粋 生成物0.125gを得る。 合成例2 トリペプチドアルデヒドEtoc‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuHの合成 (a)Ala‐Leu‐OMe・HCl:MeOH4.5lに溶解して0℃に 冷却されたAla‐Leu‐OH450g(2.20mol)の溶液に、塩化チオ ニル178.6ml(4.95mol)を滴下する。溶液を室温で一夜撹拌し、蒸 発乾固させて、そのまま使える所望生成物543g(収率97.1%)を得る。 (b)Etoc‐Phe‐Gly‐OH:1N NaOH2026mlに溶解 して0℃に冷却されたPhe‐Gly450g(2.03mol)の溶液にメチル クロロホルメート(3.1ml、40.0mmol)を滴下する。同時に、別な滴下 漏斗で1N NaOH2026mlを追加して、pHを9.0〜9.5に維持す る。添加が終了した後、反応液を0℃で30分間および室温で2時間撹拌する。 このとき溶液を0℃に冷却して、pHを9.5に調整する。この塩基性溶液をE tOAc(1×4l)で洗浄する。次いで水相(0℃)をpH=2.5(2NH CI)に調整し、EtOAc(3×8l)で抽出し、(MgSO4)乾燥し、ロ 過し、溶媒を除去して、純粋生成物546g(収率91.3%)を得る。 (c)Etoc‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐OMe:CH2Cl28l 中Etoc‐Phe‐Gly‐OH470g(1.86mol)およびAla‐L eu‐OMe・HCl 546g(1.86mol)の溶液に、TEA570ml (4.09mol)、その後DEPC310.4ml(2.046mol)を加える。 一夜撹拌後に溶媒を蒸発させ、EtOAc(4l)と交換する。この溶液を各々 2lの2N HCl、飽和NaHCO3および飽和NaClで連続洗浄する。次い で有機相を(MgSO4)乾燥し、口過し、蒸発させて、所望物質916g(収 率93%)を得る。 (d)Etoc‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール:エタノール1lお よびTHF1l中CaCl 45.10g(0.406mol)の溶液にEtoc ‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐OMe100g(0.203mol)を加え 、混合液を−15℃に冷却する。この溶液にNaBH430.7g(0.812m mol)を慎重に加え、その後2時間撹拌する。その後反応を0.1N HCl 100mlで停止させる。この溶液を1N HCl 4lに移し、EtOAc( 3×2.75l)で抽出する。合わせたEtOAc層を飽和NaHCO34lで 洗浄し、(MgSO4)乾燥し、蒸発させる。エーテル(4l)摩砕(2回)に より生成物69.2g(収率73.4%)を得る。 (e)Etoc‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuH:Dess-Martinペリオジ ナン165.4g(0.39mol)をCH2Cl21.8lに加えてから10分 間撹拌することにより、溶液を調製する。次いでこの溶液を0℃に冷却し、 Etoc‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール60g(0.13mol)を一 度に加える。反応を105分間続け、H2O 6l、NaHCO3393gおよび Na223431.7g(1.74mol)からなる溶液中に注ぐ。10分間撹拌 後、各相を分離し、CH2Cl2で更に2回の抽出(各々1.5l)を行う。合わ せた抽出液を(MgSO4)乾燥し、蒸発させ、エーテル(2×1l)で摩砕し て、生成物51.7g(収率86.2%)を得る。 合成例3 トリペプチドトリフルオロメチルケトン Moc‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuCF3の合成 (a)N‐トリチル‐ロイシンメチルエステル:CH2Cl2100ml中 Leu‐OMe・HCl2.50g(13.8mmol)の溶液に、TEA 3.86ml(27.5mmol)を滴下する。添加が終了した後、 CH2Cl215ml中のトリフェニルメチルクロリド3.76g(13.8 mmol)を滴下する。混合液を4時間撹拌する。溶液を5%EtOAc/石油エー テルで希釈し、水洗する。有機相を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去 する。残渣をシリカでクロマトグラフィーに付し、純粋生成物4.8g(収率9 0%)を得る。 (b)N‐トリチル‐ロイシナール:THFI00ml中N‐トリチル‐ロイ シンメチルエステル4.70g(12.2mmol)の冷(0℃)溶液に、THF中 水素化ジイソブチルアルミニウム(42.2mol)の1.5M溶液28.1ml を滴下する。溶液をこの温度で6時間撹拌し、反応を飽和酒石酸Na‐Kで停止 させ、EtOAcで抽出し、(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。 精製せずに用いられる所望物質4.13gを回収する。−78℃のCH2Cl22 0ml中塩化オキサリル1.29g(14.9mmol)の溶液に、CH2Cl25m l中DMSO 2.26ml(29.8mmol)を滴下する。添加が終了した後、 CH2Cl210ml中粗製N‐トリチル‐ロイシノール4.13g(11.5mm ol)を加える。溶液を0℃に加温し、水およびエーテルの混合液中に注ぐ。各相 を分離し、エーテル相を(MgSO4)乾燥し、蒸発させて、所望化合物1.3 7gを得る。 (c)5‐メチル‐3‐トリチルアミノ‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘ キサノール:THF中N‐トリチル‐ロイシナール1.37g(3.83mmol) およびCF3TMS0.653ml(4.59mmol)の溶液に、フッ化テトラブ チルアンモニウム三水和物0.121g(0.383mmol)を一度に加える。溶 液を室温で3時間撹拌し、溶媒を除去する。残渣をEtOAcに溶解し、水洗し 、(MgSO4)乾燥し、溶媒を除去して、生成物1.20gを得、シリカでク ロマトグラフィーに付した(純粋生成物0.760g)。 (d)3‐(N‐(Cbz‐Gly‐Ala))‐5‐メチル‐1,1,1‐ トリフルオロ‐2‐ヘキサノール:ジオキサン10ml中5‐メチル‐3‐トリ チルアミノ‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノール1.21g(2.8 3mmol)の溶液に、ジオキサン中4.0M HCl 5mlを加える。溶液を室 温で2時間撹拌し、溶媒を除去する。残渣をエーテルで摩砕し、固体物質をロ過 する。得られたHCl塩(0.627g)2.83mmol)をCH2Cl210ml に懸濁し、Z‐Gly‐Ala‐OH(0.793g)2.83mmol)を加える 。この混合液にTEA0.870ml(6.23mmol)を加え、その直後にDE PC0.473ml(3.12mmol)を加える。混合液を一夜撹拌し、溶媒を除 去する。残渣をEtOAcに溶解し、1N HCl、飽和NaHCO3および塩 水で洗浄する。生成物の溶液を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して 、生成物1.06gを得る。 (e)Moc‐Phe‐OH‐L‐フェニルアラニン(5.0g)30.2mm ol)を1N NaOH30mlに溶解し、0℃に冷却する。メチルクロロホルメ ート(2.53ml、31.8mmol)を滴下しながら、別な滴下漏斗で1N N aOH30mlを同時に加える。添加が終了した後、溶液をEtOAc200m lで洗浄し、水相をpH=2に酸性化する。混合液をEtOAc(2×100m l)で抽出し、(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、生成物6.0 gを得る。 (f)3‐(N‐(Moc‐Phe‐Gly‐Ala))‐5‐メチル−1, 1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノール:MeOH5ml中3‐(N‐(Cb z‐Gly‐Ala))‐5‐メチル‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサ ノール1.06g(2.37mmol)の溶液にPd/C0.35gを加える。スラ リーを脱気し、正圧の水素下で一夜水素添加する。スラリーをセライトでロ過し 、溶媒を除去する。残渣をCH2Cl2に溶解し、Moc‐Phe‐OH0.52 8g(22.37mmol)を加える。この混合液にTEA0.732ml(5.2 2mmol)を加え、その後DEPC0.395ml(2.61mmol) を加える。溶液を一夜撹拌し、溶媒を除去する。残渣をシリカでクロマトグラフ ィーに付して、純粋生成物0.720gを得る。 (g)Moc‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuCF3:CH2Cl215ml 中Dess-Martinぺリオジナン1.59g(3.75mmol)のスラリーにCH2Cl2 5ml中3‐(N‐Moc‐Phe‐Gly‐Ala)‐5‐メチル‐1,1 ,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノール0.650g(1.25mmol)を加え、 スラリーを3時間撹拌する。この混合液に飽和NaHCO3中Na2236.5 1g(25.2mmol)を加え、得られた溶液を10分間撹拌する。溶液をEtO Acで抽出し、有機相を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。残渣 をシリカでクロマトグラフィーに付して、純粋生成物0.445gを得る。 合成例4 ジペプチドアルデヒドMoc‐Gly‐Ala‐LeuHの合成 (a)Ala‐Leu‐OMe・HCL:MeOH50mlに溶解して0℃に 冷却されたAla‐Leu‐OH3.0g(14.83mmol)の溶液に、塩 化チオニル2.43ml(33.36mmol)を滴下する。その溶液を室温で一夜 撹拌し、蒸発乾固させて、定量的回収率の所望生成物を得る。 (b)Cbz‐Gly‐Ala‐ロイシンメチルエステル:CH2Cl2中Cb z‐Gly‐OH 0.414g(1.98mmol)およびAla‐Leu‐OM e・HCL 0.500g(1.98mmol)の溶液にTEA0.607ml、そ の直後にDEPC0.355mlを加える。溶液を一夜撹拌し、その後蒸発させ る。残渣をEtOAcと1N HCLに分配し、有機相を飽和NaHCO3およ び飽和NaClで洗浄し、(MgSO4)乾燥し、蒸発させて、純粋生成物65 0mgを得る。 (c)Moc‐Gly‐Ala‐ロイシンメチルエステル:MeOH20ml に溶解されたCbz‐Gly‐Ala‐ロイシンメチルエステル2.0g (4.90mmol)の溶液に10%Pd/C0.200gを加える。これを4.0 M HCL/ジオキサン2.45ml(9.81mmol)の存在下で2時間にわた り水素添加し、その後反応液を十分に脱気させ、セライトでロ過して触媒を除去 する。MeOHの蒸発により純粋生成物1.45gを得、CH2Cl245mlに 懸濁して、0℃に冷却する。この溶液にTEA1.45ml(3.25mmol)、 その後メチルクロロホルメート0.362mlを加える。一夜撹拌後、 CH2Cl2を蒸発させ、残渣をEtOAcと1N HCLに分配する。有機相を 分離し、NaHCO3およびNaClで連続洗浄する。乾燥(MgSO4)、蒸発 およびクロマトグラフィー精製により所望生成物0.820gを得る。 (d)Moc‐Gly‐Ala‐ロイシノール:エタノール25mlおよびT HF15mlとCaCl20.168g(1.51mmol)の溶液に、Moc‐G ly‐Ala‐ロイシンメチルエステル0.250gを加える。この溶液を−1 5℃に冷却し、NaBH40.114g(3.02mmol)を一度に加える。 2時間撹拌後、反応をIN HCl 20mlで停止させ、ロートベープ(roto vape)で濃縮し、EtOAc(2×50ml)で抽出する。合わせた抽出液を飽 和NaHCO3およびNaClで洗浄し、(MgSO4)乾燥し、蒸発させる。シ リカ精製により純粋生成物0.167gを得る。 (e)Moc‐Gly‐Ala‐LeuH:Dess-Martinペリオジナン 0.418g(0.989mmol)をCH2Cl25mlに加えてから10分間撹拌 することにより、溶液を調製する。次いでMoc‐Gly‐Ala‐ロイシノー ル0.100g(0.330mmol)を一度に加え、反応液を2時間撹拌し、 Na2231.72g(6.93mmol)を含有した飽和NaHCO3の25ml 溶液中に注ぐ。更に10分間撹拌後、溶液をEtOAc(3×50ml)で抽出 し、(MgS4)乾燥し、蒸発させる。シリカでのクロマトグラフィーに より所望生成物0.016gを得る。 合成例5 ジペプチドトリフルオロメチルケトン Moc‐Gly‐Ala‐LeuCF3の合成 (a)N‐トリチル‐ロイシンメチルエステル:CH2Cl2100ml中Le u‐OMe・HCl 2.50g(13.8mmol)の溶液に、TEA3.86m l(27.5mmol)を滴下する。添加が終了した後、CH2Cl215ml中のト リフェニルメチルクロリド3.76g(13.8mmol)を滴下する。混合液を4 時間撹拌する。溶液を5%EtOAc/石油エーテルで希釈し、水洗する。有機 相を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。残渣をシリカでクロマト グラフィーに付し、純粋生成物4.8g(収率90%)を得る。 (b)N‐トリチル‐ロイシナール:THF100ml中N‐トリチル‐ロイ シンメチルエステル4.70g(12.2mmol)の冷(0℃)溶液に、THF中 水素化ジイソブチルアルミニウム(42.2mol)の1.5M溶液28.1ml を滴下する。溶液をこの温度で6時間撹拌し、反応を飽和酒石酸Na‐Kで停止 させ、EtOAcで抽出し、(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。 精製せずに用いられる所望物質4.13gを回収する。−78℃のCH2Cl22 0ml中塩化オキサリル1.29g(14.9mmol)の溶液に、CH2Cl25m l中DMSO 2.26ml(29.8mmol)を滴下する。添加が終了した後、 CH2Cl210ml中粗製N‐トリチル‐ロイシノール4.13g(11.5mm ol)を加える。溶液を0℃に加温し、水およびエーテルの混合液中に注ぐ。各相 を分離し、エーテル相を(MgSO4)乾燥し、蒸発させて、所望化合物1.3 7gを得る。 (c)5‐メチル‐3‐トリチルアミノ‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘ キサノール:THF中N‐トリチル‐ロイシナール1.37g(3.83mmol) およびCF3TMS0.653ml(4.59mmol)の溶液に、フッ化テトラブ チルアンモニウム三水和物0.121g(0.383mmol)を一度に加える。溶 液を室温で3時間撹拌し、溶媒を除去する。残渣をEtOAcに溶解し、水洗し 、(MgSO4)乾燥し、溶媒を除去して、生成物1.20gを得、シリカでク ロマトグラフィーに付した(純粋生成物0.760g)。 (d)3‐(N‐(Moc‐Gly‐Ala))‐5‐メチル‐1,1,1‐ トリフルオロ‐2‐ヘキサノール:ジオキサン10ml中5‐メチル‐3‐トリ チルアミノ‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノール1.21g(2.8 3mmol)の溶液に、ジオキサン中4.0M HCl 5mlを加える。溶液を室 温で2時間撹拌し、溶媒を除去する。残渣をエーテルで摩砕し、固体物質をロ過 する。得られたHCl塩(0.627g)2.83mmol)をCH2Cl210ml に懸濁し、Moc‐Gly‐Ala‐OH(0.577g)2.83mmol)を加 える。この混合液にTEA0.870ml(6.23mmol)を加え、その直後に DEPC0.473ml(3.12mmol)を加える。混合液を一夜撹拌し、溶媒 を除去する。残渣をEtOAcに溶解し、1N HCl、飽和NaHCO3およ び塩水で洗浄する。生成物の溶液を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去 して、生成物0.650gを得る。 (e)Moc‐Gly‐Ala‐LeuCF3:CH2Cl215ml中Des s-Martinペリオジナン2.63g(6.21mmol)のスラリーにCH2Cl25 ml中3‐(Moc‐Gly‐Ala)‐5‐メチル‐1,1,1‐トリフルオ ロ‐2‐キサノール0.714g(2.07mmol)を加え、スラリーを3時間撹 拌する。この混合液に飽和NaHCO350ml中Na22310.88g(4 3.47mmol)を加え、得られた溶液を10分間撹拌する。溶液をEtOAcで 抽出し、有機相を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。残渣をシリ カでクロマトグラフィーに付して、純粋生成物0.450gを得る。合成例6 Ms‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuHの合成 (a)Ms‐Phe‐Gly‐OH:1N NaOH9mlに溶解して0℃に 冷却されたPhe‐Gly‐OH2.0g(9.0mmol)の溶液に、別な滴下漏 斗でメタンスルホニルクロリド0.766ml(9.9mmol)および 1N NaOH9mlを同時に加える。添加が終了した後、反応液を0℃で15 分間および室温で1時間撹拌する。このとき溶液を0℃に冷却し、pHを9.5 に調整し、EtOAc(1×50ml)で洗浄する。次いで水相(0℃)をpH =2.5(2N HCl)に調整し、EtOAc(3×50ml)で抽出し、( MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、純粋生成物2.0gを得る。 (b)Ms‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール:N‐Ms‐Phe‐G ly‐OH0.500g(1.67mmol)をTHF15mlに溶解し、−15℃ に冷却して、NMM0.366ml(3.33mmol)、その後イソブチルクロロ ホルメート0.216ml(1.67mmol)を加えることにより、溶液を調製す る。この溶液を5分間撹拌し、THF10mlおよび最少量DMFの混合液中の Ala‐ロイシノール・HCl 0.374g(1.67mmol)を加える。撹拌 を0℃で15分間および室温で2時間続ける。溶液を1N HCl 5mlで反 応停止させ、EtOAc(3×50ml)で抽出し、合わせた抽出液を飽和Na HCO3および飽和NaClで洗浄する。次いで得られた有機相を(MgSO4) 乾燥し、ロ過し、蒸発させ、シリカでクロマトグラフィーに付して、所望物質0 .260gを得る。 (c)Ms‐Phe‐Gly‐Ala‐LeuH:Dess-Martinペリオジナン 0.337g(0.798mmol)をCH2Cl25mlに加えてから10分間撹拌 することにより、溶液を調製する。この溶液にN‐Ms‐Phe‐Gly‐Al a‐ロイシノール0.125g(0.266mmol)を一度に加える。TLC が完全変換を示すまで反応を続け、その後溶液をNa2231.8g(5.5 86mmol)を含有した飽和NaHCO325ml中に注ぐ。10分間撹拌後、混 合液をEtOAc(3×50ml)で抽出する。合わせた抽出液を(MgSO4 )乾燥し、蒸発させ、シリカでクロマトグラフィーに付して、生成物0.048 gを得る。 合成例7 アルデヒドプロテアーゼインヒビターの合成 Moc‐Leu‐OH‐L‐ロイシン(5.0g)38.2mmol)を1N NaOH38mlに溶解し、0℃に冷却する。メチルクロロホルメート(3.1 ml、40.0mmol)を滴下しながら、pHを9.0〜9.5で維持するように 別な滴下漏斗で1N NaOHを加える。添加が終了して、pHが9.0〜 9.5で安定化した後、溶液をEtOAc200mlで洗浄し、その後水相をp H=2に酸性化する。この混合液をEt0Ac(2×100ml)で抽出し、 (MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、純粋生成物7.15gを得る 。 Moc‐Leu‐ロイシノール‐−15℃に冷却されたTHF100ml中 Moc‐Leu‐OH3.5g(18.52mmol)の溶液に、N‐メチルモ ルホリン2.04ml(18.52mmol)、その直後にイソブチルクロロホルメ ート2.4ml(18.52mmol)を加える。10分間撹拌後、THF25ml 中のロイシノール2.37ml(18.52mmol)を加え、反応液を−15℃で 0.5時間および室温で1時間撹拌する。次いで混合液をH2O100mlで希 釈し、THFを蒸発させる。残りの水相をEtOAcおよび1N HClに分配 し、有機相をNaHCO3で洗浄し、(MgSO4)乾燥し、蒸発させて、純粋生 成物5.33gを得る。 Moc‐Leu‐LeuH‐CH2Cl2100mlに懸濁されたDess-Martin ペリオジナン4.4g(10.41mmol)を含有する溶液を調製し、10分間 撹拌する。この溶液にMoc‐Leu‐ロイシノール1.0g(3.47mmol) を加え、溶液を室温で2時間撹拌し、その後Na22318g(72.87mmo l)を含有した飽和NaHCO3100ml中に注ぐ。この溶液を10分間撹拌し 、その後EtOAc(2×125ml)で抽出し、(MgSO4)乾燥し、溶媒 を蒸発させる。シリカでクロマトグラフィーにより純粋生成物0.550gを得 る。 合成例8 トリフルオロメチルケトンプロテアーゼインヒビターの合成 N‐トリチル‐ロイシンメチルエステル‐CH2Cl2100ml中Leu‐O Me‐HCl 2.50g(13.8mmol)の溶液に、TEA3.86ml(2 7.5mmol)を滴下する。添加が終了した後、CH2Cl215ml中のトリフェ ニルメチルクロリド3.76g(13.8mmol)を滴下する。混合液を4時間撹 拌する。溶液を5%EtOAc/石油エーテルで希釈し、水洗する。有機相を( MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。残渣をシリカでクロマトグラフ ィーに付し、純粋生成物4.8g(収率90%)を得る。 N‐トリチル‐ロイシナール‐THF100ml中N‐トリチル‐ロイシンメ チルエステル4.70g(12.2mmol)の冷(0℃)溶液に、THF中水素化 ジイソブチルアルミニウム(42.2mol)の1.5M溶液28.1mlを滴下 する。溶液をこの温度で6時間撹拌し、反応を飽和酒石酸Na−Kで停止させ、 EtOAcで抽出し、(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。精製せ ずに用いられる所望物質4.13gを回収する。−78℃のCH2Cl220ml 中塩化オキサリル1.29(14.9mmol)の溶液に、CH2Cl25ml中DM S0 2.26ml(29.8mmol)を滴下する。添加が終了した後、 CH2Cl210ml中粗製N‐トリチル‐ロイシノール4.13g(11.5mmo l)を加える。溶液を0℃に加温し、水およびエーテルの混合液中に注ぐ。各 相を分離し、エーテル相を(MgSO4)乾燥し、蒸発させて、所望化合物1. 37gを得る。 5‐メチル‐3‐トリチルアミノ‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノ ール‐THF中N‐トリチル‐ロイシナール1.37g(3.83mmol)および CF3TMS0.653ml(4.59mmol)の溶液に、フッ化テトラブチルア ンモニウム三水和物0.121g(0.383mmol)を一度に加える。溶液を室 温で3時間撹拌し、溶媒を除去する。残渣をEtOAcに溶解し、水洗し、 (MgSO4)乾燥し、溶媒を除去して、生成物1.20gを得、シリカでクロ マトグラフィーに付した(純粋生成物0.760g回収)。 Moc‐Ala‐OH‐アラニン(5.0g)56.2mmol)を1N NaO H56mlに溶解し、0℃に冷却する。メチルクロロホルメート(5.57ml 、58.9mmol)を滴下しながら、pHを9.0〜9.5で維持するように別な 滴下漏斗で1N NaOHを加える。添加が終了して、pHが9.0〜9.5で 安定化した後、溶液をEtOAc200mlで洗浄し、その後水相をpH=2に 酸性化する。この混合液をEtOAc(2×100ml)で抽出し、(MgSO4 )乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、純粋生成物7.15gを得る。 3‐(N‐(Moc‐Ala))‐5‐メチル‐1,1,1‐トリフルオロ‐ 2‐ヘキサノール‐ジオキサン10ml中5‐メチル‐3‐トリチルアミノ‐1 ,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノール1.21g(2.83mmol)の溶液 に、ジオキサン中4.0M HCl 5mlを加える。溶液を室温で2時間撹拌 し、溶媒を除去する。残渣をエーテルで摩砕し、固体物質をロ過する。得られた HCl塩(0.627g、2.83mmol)をCH2Cl210mlに懸濁し、Mo c‐Ala‐OH(0.416g)2.83mmol)を加える。この混合液にTE A0.870ml(6.23mmol)を加え、その直後にDEPC0.473ml (3.12mmol)を加える。混合液を一夜撹拌し、溶媒を除去する。残渣をEt OAcに溶解し、1N HCl、飽和NaHCO3および塩水で洗浄する。生成 物の溶液を(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、生成物0.650 gを得る。 Moc‐Ala‐LeuCF3‐CH2Cl215ml中Dess-Martinペリオジナ ン2.63g(6.21mmol)のスラリーにCH2Cl25ml中3‐(Moc‐ Ala)‐5‐メチル‐1,1,1‐トリフルオロ‐2‐ヘキサノール0.65 0g(2.07mmol)を加え、スラリーを3時間撹拌する。この混合液に飽和N aHCO350ml中Na22310.88g(43.47mmol)を加え、得ら れた溶液を10分間撹拌する。溶液をEtOAcで抽出し、有機相を(MgSO4 )乾燥し、ロ過し、溶媒を除去する。残渣をシリカでクロマトグラフィーに付 して、純粋生成物0.425gを得る。 合成例9 追加ペプチドアルデヒドを下記操作に従い合成する。中間体の一部は業者から 購入し、これらについては操作の中で記載している。Dess-Martinペリオジナン はMartin,J.Org.Chem.,1983,48,4155の操作に従い合成する。 I.Z‐Gly‐Ala‐Leu‐OMe‐ジクロロメタン250ml中Z‐ Gly‐Ala‐OH(20.0g、0.071M)およびLeu‐OMe・H Cl(12.9g、0.071M)の溶液にトリエチルアミン(TEA) 21.9ml(0.157M)を10分間かけて滴下する。この添加に続いてジ エチルシアノホスホネート(DECP)11.9ml(0.078M)を加える 。混合液を一夜撹拌し、溶媒を除去する。残渣を酢酸エチルに溶解し、 IN3HCl、飽和NaHCO3および塩水で洗浄する。溶液をMgSO4で乾燥 し、ロ過し、溶媒を除去する。TLCによると均一な生成物29.0gを回収す る。13C NMR(CDCl3)15.93、18.60、21.77、 22.69、24.72、40.80、44.20、48.70、50.87、 52.13、65.28、66.84、127.92、128.00、 128.41、136.36、156.76、169.31、172.58、 173.24 II.Moc‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐OMe‐Z‐Gly‐Ala ‐Leu‐OMe(29.0g、0.071M)をMeOH300mlおよびジ オキサン中4.0M HCl 35mlに溶解する。この溶媒混合液に10%P d/C5.8gを少しずつ加える。スラリーをアスピレーターで脱気し、H2を バルーンで導入する。スラリーを正圧のH2下で維持し、一夜撹拌する。スラリ ーをセライトおよび焼結ガラス漏斗でロ過し、MeOHで十分洗浄する。溶媒を 除去し、残渣をエーテルで摩砕する。スラリーをロ過し、ロ過ケークを真空下で 乾燥させる。灰白色粉末20.2gを回収する。粗製生成物およびMoc‐Ph e‐OH(15.3g、0.068M)をCH2Cl2500mlに溶解し、TE A29.9ml(0.143M)の滴下後、DECP21.7ml(0.072 M)を滴下する。混合液を一夜撹拌し、溶媒を除去する。残渣をEtOAcに溶 解し、1N HCl、飽和NaHCO3および塩水で洗浄する。有機相を(Mg SO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、生成物21.3gを得る。13C N MR(CDCl3)16.66、16.83、20.01、 22.46、23.41、25.40、40.11、41.72、43.75、 49.39、51.37、52.87、56.42、65.92、77.39、 77.55、77.81、78.24、127.42、128.96、 129.19、130.09、137.41、157.62、169.00、 172.63、173.24、174.00 III.Moc‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール‐Moc‐Phe‐ Gly‐Ala‐Leu‐OMe(21.3g)44.5mmol)をEtOH 400mlおよびTHF250mlの混合液に溶解する。溶液を0℃に冷却し、 CaCl29.88g(89.0mmol)を加える。5分間でスラリーは均一化し 、NaBH46.73g(178.Ommol)を5分間かけて少しずつ加える。溶 液を0℃で2時間撹拌し、反応を1N HClで慎重に停止させる。EtOHお よびTHFを真空下で除去し、残った水性混合液をEtOAc500mlで抽出 する。この有機相を飽和NaHCO3、塩水で洗浄し、有機相をMgSO4で乾燥 させる。ロ過および溶媒の除去により、灰白色結晶物質20.0gを得る。シリ カでのクロマトグラフィー(3.5%MeOH/CH2Cl2)により純粋生成物 13.0gを得る。Rf0.3(10%MeOH/CH2Cl2)、13C NMR(CDCl3)17.50、22.23、23.12、24.84、 37.22、39.76、43.96、49.88、50.93、52.48、 58.22、65.27、98.46、98.54、127.04、128.6 8、129.10、136.62、157.85、170.71、173.85 、174.45 IV.Moc‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐H‐Dess-Martinペリオジア ン29.9g(70.7mmol)をCH2Cl2500mlに懸濁し、10分間撹拌 する。Moc‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール(10.6g、23.5 mmol)をCH2Cl2100mlに溶解し、ペリオジナンスラリーに適度な速度で 加える。混合液を1時間撹拌し、Na223123gを含有したNaHCO31 50ml中注ぐ。混合液を15分間撹拌し、EtOAcで抽出する。有機相を乾 燥させ、ロ過し、その後溶媒を除去する。シリカでのクロマトグラフィー(3. 5%MeOH/CH2Cl2)により純粋白色固体物5.1gを得るが、これはメ トキシヘミアセタールおよびアルデヒドの混合物である。13 C NMR(CDCl3)CD3OD)17.62、17.94、21.53、 21.71、22.99、23.30、23.39、24.54、37.05、 37.70、37.92、38.24、42.87、49.83、51.79、 52.14、52.40、56.75、57.19、98.40、99.18、 127.00、128.60、129.06、136.44、157.27、 169.19、169.67、172.73、173.40、200.43 V.Moc‐Phe‐OH‐L‐フェニルアラニン(5.0g)30.2mmol )をIN NaOH30mlに溶解し、0℃に冷却する。メチルクロロホルメー ト(2.53ml、31.8mmol)を滴下しながら、別な滴下漏斗で1N Na OH30mlを同時に加える。添加終了後、溶液をEtOAc200mlで洗浄 し、水相をpH=2に酸性化する。混合液をEtOAc(2×100ml)で抽 出し、(MgSO4)乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、生成物6.0gを得る 。13 CNMR(CDCl3)37.75、52.57、54.64d28.63、 129.35、135.74、156.77、175.76 VI.Mac‐Phe‐OH‐室温のEt2O中Phe‐OB・PTSA 1.00g(2.34mmol)の溶液にTEA0.36ml(2.57mmol)を加 える。この後にMeOH10mlを加え、その後Et2O4ml中メチルイソシ アネート0.14ml(2.34mmol)を滴下する。反応混合液を水50ml中 に注ぎ、各相を分離する。有機相をMgSO4で乾燥し、ロ過し、溶媒を除去し て、生成物0.66g(収率96%)を得る。13C NMR(CDCl3) 27.05、38.47、53.45、54.64、65.90、127.43 、127.85、128.48、129.28、130.27、135.23、 136.22、158.17、173.08。MeOH25ml中粗製生成物( 2.11mmol)の溶液にPd/CO.120gを加え、スラリーを脱気する。ス ラリーをバルーンにより正圧のH2下で1.5時間撹拌する。スラリーをセライ トでロ過し、ロ過ケークをMeOHで洗浄する。溶媒を除去して、生成物0.4 30gを得る。13C NMR 26.50、37.92、54.28、 126.69、128.28、129.28、136.65、159.36、 175.33 VII.Mac‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール‐DMF15ml中 Mac‐Phe‐OH 0.200g(0.900mmol)およびGly‐Ala ‐Leu‐OMe−HCl 0.253g(0.818mmol、化合物IIについて 示された操作に従い前記Iの水素添加により生成される)の溶液に、TEA0. 250ml(1.80mmol)を加え、その後DECP0.147ml(0.90 0mmol)を加える。混合液を一夜撹拌し、溶媒を除去する。残渣をEtOAcに 再溶解し、0.3N HCl、飽和NaHCO3および塩水で連続洗浄する。溶 液を乾燥し、ロ過し、溶媒を除去して、生成物0.300gを得る。粗製生成物 (0.628mmol)をEtOH17mlに溶解し、0℃に冷却する。この溶液に THF4ml中CaCl20.140g(1.25mmol)を加える。得られたス ラリーにNaBH40.095gを一度に加える。45分間後に、溶液を水で反 応停止させ、EtOAcで抽出する。有機相をMgSO4で乾燥し、ロ過し、溶 媒を除去する。4%MeOH/CH2Cl2でのクロマトグラフィーにより純粋生 成物0.200gを得る。13C NMR(CD3OD)16.84、21.05 、22.60、24.51、25.66、37.41、39.73、42.67 、49.65、56.63、64.33、126.63、 128.32、128.96、137.12、160.01、170.45、 173.60、175.03 VIII.Mac‐Phe‐Gly‐Ala‐Leu‐H‐CH2Cl215ml中 Dess-Martinペリオジナン(0.565g)1.33mmol)のスラリーに、 CH2Cl2中Mac‐Phe‐Gly‐Ala‐ロイシノール(0.200g、 0.445mmol)の懸濁液を加え、得られたスラリーを0.5時間撹拌する。混 合液をNa2232.32gを含有した飽和NaHCO3中に注ぎ、溶液を 10分間撹拌してから、EtOAcで抽出する。有機相をMgSO4で乾燥し、 ロ過し、溶媒を除去する。残渣をシリカでクロマトグラフィーに付して、生成物 0.081gを得る。13C NMR(CDCl3中10%CD3OD) 17.18、17.43、21.35、21.55、23.26、23.34、 24.40、24.47、26.36、26.60、37.25、37.38、 38.60、42.86、42.97、51.77、51.93、54.94、 56.75、57.00、98.7、99.32、126.87、128.49 、128.91、136.51、159.53、159.55、169.93、 170.39、173.63、173.85、174.70 Cbz=カルボベンジルオキシ Gly=グリシン Ala=アラニン Leu=ロイシン Phe=フェニルアラニン OMe=メチルエステル TEA=トリエチルアミン DECP=ジエチルシアノホスホネート TLC=薄層クロマトグラフィー MeOH=メタノール Pd/C=活性炭担持パラジウム EtOH=エタノール THF=テトラヒドロフラン Mac=メチルアミノカルボニル Ms=メタンスルホニル Moc=メトキシカルボニル Etoc=エトキシカルボニル タンパク質分解酵素‐本液体洗剤組成物でもう1つの必須成分は活性タンパク 質分解酵素である。タンパク質分解酵素の混合物も含有される。タンパク質分解 酵素は動物、植物または微生物(好ましい)起源である。本洗剤組成物に使用の プロテアーゼにはトリプシン、ズブチリシン、キモトリプシンおよびエラスター ゼタイププロテアーゼがある(それらに限定されない)。本発明で使用上好まし いのはズブチリシン型タンパク質分解酵素である。特に好ましいのは、Bacillus subtilisおよび/またはBacillus licheniformisから得られる細菌セリンタンパ ク質分解酵素である。プロテアーゼ酵素は、組成物g当たり0.005〜 0.1Anson単位(AU)の活性を供するために十分なレベルで、このような液 体洗剤組成物中に通常存在する。(Delft,Netherlands)と、市販されているズブチリシンBPNおよびBPN’ (好ましい)がある。1987年4月28日付で出願された欧州特許第251, 446号明細書(特に第17、24および98頁)に記載された、Genencor International,Inc.(San Francisco,California)製の“プロテアーゼB”と称 されるような修飾細菌セリンプロテアーゼ;1991年7月9日付で発行された Venegasの米国特許第5,030,378号明細書に記載された“プロテアーゼ A”と称される修飾細菌セリンタンパク質分解酵素(Genencor International) (BPN’と同じ)も、好ましいタンパク質分解酵素である。特に、プロテアー ゼAおよびその変種のアミノ酸配列を含んだ完全記載に関して、米国特許第5, 030,378号明細書の第2および3欄参照。好ましいタンパク質分解酵素は 、 アーゼB(Genencor)およびそれらの混合物からなる群より選択される。プロテ アーゼBが最も好ましい。 “プロテアーゼD”と称されるもう1つの好ましいプロテアーゼは、天然でみ られないアミノ酸配列を有したカルボニルヒドロラーゼ変種であり、1995年 4月20日付で公開されたGenencor InternationalのWO95/10615に 記載されたような、Bacillus amyloliquefaciensズブチリシンのナンバリングに 従い、好ましくは+99、+101、+103、+104、+107、+123 、+27、+105、+109、+126、+128、+135、+156、 +166、+195、+197、+204、+206、+210、+216、 +217、+218、+222、+260、+265および/または+274か らなる群より選択されるものに相当する1以上のアミノ酸残基位置と組合せて、 +76位に相当する位置において、上記カルボニルヒドロラーゼで複数のアミノ 酸残基の代わりに異なるアミノ酸を用いることにより、前駆体カルボニルヒドロ ラーゼから誘導される。 有用なプロテアーゼはPCT公開公報:1995年11月9日付で公開された The Procter & Gamble CompanyのWO95/30010、1995年11月9日 付で公開されたThe Procter & Gamble CompanyのWO95/30011、 1995年11月9日付で公開されたThe Procter & Gamble CompanyのWO95 /29979にも記載されている。 本発明による組成物は、インヒビター対プロテアーゼのモル比が1:1より大 きな、好ましくは約1.1:1より大きな、更に好ましくは約1.2:1より大 きな液体洗濯洗剤組成物がある。 プロテアーゼ活性 本発明の目的にとり、洗濯洗剤組成物中および洗濯洗浄液中のプロテアーゼ活 性を調べることが必要である。これらの測定は下記のように行える。(1)組成物中 界面活性剤含有ベース処方物のサンプル1mlを適量のプロテアーゼおよびイ ンヒビターとミックスする。インヒビターおよびプロテアーゼを約10分間混合 した後、20mg/ml基質(サクシニル‐Ala‐Ala‐Pro‐Phe‐p‐ ニトロアニリン)10μlを加える。サンプルをミックスして、分光光度計に入 れる。410nmの光学密度を20分間にわたりモニターする(おそらく光路に ある気泡数減少のせいで、初期に光学密度は下がる)。光学密度の上昇は最後の 10分間に比較的直線的であり、この増加速度を測定する。 インヒビターの不在下におけるプロテアーゼ活性も同様の技術を用いて測定す る。しかしながら、全量のプロテアーゼが加えられたならば、基質の消費が速す ぎて有意の測定が行えなくなるであろう。したがって、プロテアーゼなしに界面 活性剤を含有したベース処方製品を用いて、製品レベル1%のプロテアーゼを加 える。速度を上記のように測定して、値を比較する。 本発明による組成物は、プロテアーゼインヒビターないときの活性の1%未満 、好ましくは約0.8%未満のプロテアーゼ活性を組成物中で有する。(2)洗浄液中 適量のプロテアーゼおよびインヒビターとミックスされた界面活性剤含有ベー ス処方物の溶液1mlを調製する(インヒビターおよびプロテアーゼを10分間 以上混合する)。次いで、サンプル100μlを6グレイン(grain)/ガロン水 64mlとミックスすることによりサンプルを希釈し、その後このサンプル溶液 1000μlを20mg/mlサクシニル‐Ala‐Ala‐Pro‐Phe‐p‐ ニトロアニリン10μlでアッセイする。プロテアーゼ活性は410nmで光学 密度の増加として測定する。インヒビターなしのコントロールサンプルを用いて 、全量のプロテアーゼについて調べる。好ましい組成物はこの試験法によると少 くとも40%のプロテアーゼ活性を呈する。 本発明による組成物は、約100より大きく、好ましくは約200より大きく 、更に好ましくは約400より大きい、洗浄液中の遊離プロテアーゼの%対洗濯 洗剤組成物中の遊離プロテアーゼの%の比率を有する。 洗浄界面活性剤-有効量の、典型的には約1〜95重量%、好ましくは約8〜 70%の洗浄界面活性剤が、本発明で更にもう1つの必須成分である。洗浄界面 活性剤はアニオン性、ノニオン性、カチオン性、両性、双極性およびそれらの混 合物からなる群より選択できる。本明細書に開示された他の補助成分と一緒に、 洗浄界面活性剤のタイプおよび量を選択することにより、本洗剤組成物は洗濯ク リーニングの関係で用いられるように処方できる。したがって、用いられる具体 的な界面活性剤は様々である。 本発明の効果は、ある洗浄ビルダーおよび界面活性剤のような、酵素に対して 不利な成分を含有した組成物で特に顕著である。これらにはアルキルエーテルサ ルフェート直鎖アルキルベンゼンスルホネート、アルキルサルフェートなどのよ うなアニオン性界面活性剤がある(それらに限定されない)。適切な界面活性剤 は以下に記載されている。 アニオン性界面活性剤-利用できるアニオン性界面活性剤の1タイプは、アル キルエステルスルホネートからなる。これらは再生可能な非石油資源で作られる ことから望ましい。アルキルエステルスルホネート界面活性剤成分の製造は技術 文献に開示された公知方法に従い行える。例えば、C8‐C20カルボン酸の直鎖 エステルは"The Journal of the American Oil Chemists Society",52(1975),pp .323-329に従い気体SO3でスルホン化することができる。適切な出発物質には 、獣脂、パームおよびココナツ油などから誘導されるような天然脂肪物質がある 。 特に洗濯用途向けに好ましいアルキルエステルスルホネート界面活性剤には、 下記構造式のアルキルエステルスルホネート界面活性剤がある: R3‐CH(SO3M)‐C(O)‐OR4 上記式中R3はC8‐C20ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそれらの 組合せであり、R4はC1‐C6ヒドロカルビル、好ましくはアルキル、またはそ れらの組合せであり、Mは可溶性塩形成カチオンである。適切な塩には、ナトリ ウム、カリウムおよびリチウム塩のような金属塩と、置換または非置換アンモニ ウム塩、例えばメチル‐、ジメチル‐、トリメチル‐および四級アンモニウムカ チオン、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチルピペリジニウムと、ア ルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミンおよびト リエタノールアミンから誘導されるカチオンがある。好ましくはR3はC10‐C1 6 アルキルであり、R4はメチル、エチルまたはイソプロピルである。R3がC14 ‐C16アルキルであるメチルエステルスルホネートが特に好ましい。 アルキルサルフェート界面活性剤が本発明で使用上重要なアニオン性界面活性 剤のもう1つのタイプである。広範囲の温度、洗浄濃度および洗浄時間にわたる 良好な脂肪/油クリーニング性を含め、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド(下記参照 )と併用されたときに優れた全体的クリーニング能力を発揮することに加えて、 アルキルサルフェートの溶解と、液体洗剤処方物で改善された処方性が得られ、 これらの界面活性剤は式ROSO3Mの水溶性塩または酸であって、ここでRは 好ましくはC10‐C24ヒドロカルビル、好ましくはC10‐C20アルキル部分を有 するアルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12‐C18アルキルま たはヒドロキシアルキルであり、MはHまたはカチオン、例えばアルカリ金属カ チオン(例えばナトリウム、カリウム、リチウム)、置換または非置換アンモニ ウムカチオン、例えばメチル‐、ジメチル‐およびトリメチル‐アンモニウムと 、四級アンモニウムカチオン、例えばテトラメチルアンモニウムおよびジメチル ピペリジニウムと、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア ミンのようなアルカノールアミンから誘導されるカチオン、およびそれらの混合 物 などである。典型的には、C12-16のアルキル鎖は低い洗浄温度(例えば約50 ℃以下)で好ましく、C16-18アルキル鎖は高い洗浄温度(例えば約50℃以上 )で好ましい。 アルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤が有用なアニオン性界面活性 剤のもう1つのカテゴリーである。これらの界面活性剤は典型的には式 RO(A)mSO3Mの水溶性塩または酸であって、ここでRは非置換C10‐C24 アルキルまたはC10‐C24アルキル部分を有するヒドロキシアルキル基、好まし くはC12‐C20アルキルまたはヒドロキシアルキル、更に好ましくはC12‐C18 アルキルまたはヒドロキシアルキルであり、Aはエトキシまたはプロポキシ単位 であり、mはゼロより大きく、典型的には約0.5〜約6、更に好ましくは約0 .5〜約3であり、MはHまたはカチオン、例えば金属カチオン(例えばナトリ ウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム等)、アンモニウムまた は置換アンモニウムカチオンである。アルキルエトキシル化サルフェートとアル キルプロポキシル化サルフェートが本発明では考えられる。置換アンモニウムカ チオンの具体例には、メチル、ジメチル、トリメチル‐アンモニウムおよび四級 アンモニウムカチオン、例えばテトラメチルアンモニウム、ジメチルピペリジニ ウムと、アルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミ ンおよびトリエタノールアミンから誘導されるカチオンと、それらの混合物があ る。例示される界面活性剤はC12‐C18アルキルポリエトキシレート(1.0) サルフェート、C12‐C18アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェー ト、C12‐C18アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェートおよびC12 ‐C18アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェートであり、Mは便宜上 ナトリウムおよびカリウムから選択される。他のアニオン性界面活性剤‐洗浄目的にとり有用な他のアニオン性界面活性剤 も本組成物中に含有させることができる。これらには、石鹸の塩(例えばナトリ ウム、カリウム、アンモニウムおよび置換アンモニウム塩、例えばモノ、ジおよ びトリエタノールアミン塩を含む)、C9‐C20直鎖アルキルベンゼンスルホネ ート、C8‐C22-級または二級アルカンスルホネート、C8‐C24オレフィンス ルホネート、例えば英国特許明細書第1,082,179号明細書に記載された ようにアルカリ土類金属シトレートの熱分解産物のスルホン化により製造される スルホン化ポリカルボン酸、アルキルグリセロールスルホネート、脂肪アシルグ リセロールスルホネート、脂肪オレイルグリセロールサルフェート、アルキルフ ェノールエチレンオキシドエーテルサルフェート、パラフィンスルホネート、ア ルキルホスフェート、アシルイソチオネートのようなイソチオネート、N‐アシ ルタウレート、メチルタウリドの脂肪酸アミド、アルキルサクシナメートおよび スルホサクシネート、スルホサクシネートのモノエステル(特に飽和および不飽 和C12‐C18モノエステル)、スルホサクシネートのジエステル(特に飽和およ び不飽和C6‐C14ジエステル)、N‐アシルサルコシネート、アルキルポリグ ルコシドのサルフェートのようなアルキル多糖のサルフェート(ノニオン性非サ ルフェート化合物は以下で記載されている)、分岐一級アルキルサルフェートと 、式RO(CH2CH2O)kCH2COO-+(RはC8‐C22アルキルであり、 kは0〜10の整数であり、Mは可溶性塩形成カチオンである)のようなアルキ ルポリエトキシカルボキシレート、およびイセチオン酸でエステル化されて水酸 化ナトリウムで中和された脂肪酸がある。トール油中に存在するか、またはそれ から誘導される、ロジン、水素添加ロジンと、樹脂酸および水素添加樹脂酸のよ うな、樹脂酸および水素添加樹脂酸も適切である。更に、例が"Surface Active Agents and Detergents"(Vol.I and II,Schwartz,Perry and Berch)に示されて いる。様々なこのような界面活性剤は、1975年12月30日付で発行された Laughlinらの米国特許第3,929,678号明細書の第23欄58行目〜第2 9欄23行目でも一般的に開示されている(参考のため本明細書に組み 込まれる)。 ノニオン性洗剤界面活性剤‐適切なノニオン性洗剤界面活性剤は、参考のため 本明細書に組み込まれた1975年12月30日付で発行されたLaughlinらの米 国特許第3,929,678号明細書の第13欄14行目〜第16欄6行目でも 一般的に開示されている。有用なノニオン性界面活性剤の例示非制限クラスは以 下に掲載されている。 アルキルフェノールのポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリブチレンオキ シド縮合物。一般的に、ポリエチレンオキシド縮合物が好ましい。これらの化合 物には、直鎖または分岐鎖配置で炭素原子約6〜約12のアルキル基を有するア ルキルフェノールとアルキレンオキシドとの縮合産物がある。好ましい態様にお いて、エチレンオキシドは、アルキルフェノール1モル当たり約5〜約25モル のエチレンオキシドに相当する量で存在する。このタイプの市販ノニオン性界面 X‐100およびX‐102がある。これらの化合物はアルキルフェノールアル コキシレート(例えば、アルキルフェノールエトキシレート)と通常称される。 ‐脂肪族アルコールと約1〜約25モルのエチレンオキシドとの縮合産物。脂肪 族アルコールのアルキル鎖は直鎖または分岐、一級または二級であり、通常約8 〜約22の炭素原子を有している。炭素原子約10〜約20のアルキル基を有す るアルコールと、アルコール1モル当たり約2〜約18モルのエチレンオキシド との縮合産物が特に好ましい。このタイプの市販ノニオン性界面活性剤の例には 、 9(C11‐C15直鎖二級アルコールとエチレンオキシド9モルとの縮合産物)、 6モルとの、狭い分子量分布の縮合産物);Shell Chemical Companyから販売さ15直鎖アルコールとエチレンオキシド4モルとの縮合産物);The Procter & レンオキシド9モルとの縮合産物)がある。このカテゴリーのノニオン性界面活 性剤は通常“アルキルエトキシレート”と称される。 プロピレンオキシドとプロピレングリコールとの縮合により形成される疎水性 ベースとエチレンオキシドとの縮合産物。これら化合物の疎水性部分は好ましく は約1500〜約1800の分子量を有して、非水溶性を示す。この疎水性部分 へのポリオキシエチレン部分の付加は全体的に分子の水溶性を増加させる傾向が あり、産物の液性はポリオキシエチレン含有率が縮合産物の全重量の約50%の ところまでに留められ、これは約40モル以内のエチレンオキシドとの縮合に相 当する。このタイプの化合物の例には、BASFから販売されている、ある種の プロピレンオキシドとエチレンジアミンとの反応から得られる産物とエチレン オキシドとの縮合産物。これら産物の疎水性部分はエチレンジアミンと過剰プロ ピレンオキシドとの反応産物からなり、通常約2500〜約3000の分子量を 有する。この疎水性部分は、縮合産物が約40〜約80重量%のポリオキシエチ レンを含んで、約5000〜約11,000の分子量を有する程度まで、エチレ ンオキシドと縮合される。このタイプのノニオン性界面活性剤の例には、BAS 半極性ノニオン性界面活性剤は、炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部 分と炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシアルキル基からなる群よ り選択される2つの部分とを有した水溶性アミンオキシド;炭素原子約10〜約 18の1つのアルキル部分と炭素原子約1〜約3のアルキル基およびヒドロキシ アルキル基からなる群より選択される2つの部分とを有した水溶性ホスフィンオ キシド;炭素原子約10〜約18の1つのアルキル部分と炭素原子約1〜約3の アルキルおよびヒドロキシアルキル部分からなる群より選択される部分とを有し た水溶性スルホキシドを含めた、特定カテゴリーのノニオン性界面活性剤である 。 半極性ノニオン性洗剤界面活性剤には、下記式を有するアミンオキシド界面活 性剤がある: R3(OR4xN(O)(R52 上記式中R3は約8〜約22の炭素原子を有するアルキル、ヒドロキシアルキル 、アルキルフェニル基またはそれらの混合である;R4は約2〜約3の炭素原子 を有するアルキレンまたはヒドロキシアルキレン、またはそれらの混合である; xは0〜約3である;各R5は約1〜約3の炭素原子を有するアルキルまたはヒ ドロキシアルキル基、または約1〜約3のエチレンオキシド基を有するポリエチ レンオキシド基である。R5基は、例えば酸素または窒素原子を介して互いに結 合されて、環構造を形成していてもよい。 これらのアミンオキシド界面活性剤には、特にC10‐C18アルキルジメチルア ミンオキシドと、C8‐C12アルコキシエチルジヒドロキシエチルアミンオキシ ドがある。 約6〜約30の炭素原子、好ましくは約10〜約16の炭素原子をもつ疎水基 と、約1.3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜 約2.7の糖単位をもつ多糖、例えばポリグリコシド親水基とを有する、 1986年1月21日付で発行されたLlenadoの米国特許第4,565,647 号明細書に開示されたアルキル多糖。5または6つの炭素原子を有する還元糖も 使用でき、例えばグルコース、ガラクトースおよびガラクトシル部分がグルコシ ル部分の代わりに使用できる(場合により、疎水基が2、3、4位などに結合さ れて、グルコシドまたはガラクトシドに対するものとしてグルコースまたはガラ クトースを与える)。例えば、追加糖単位の1つの位置と先の糖単位の2、3、 4および/または6位との間に、糖間結合が存在していてもよい。 場合により、望ましくはないが、疎水部分と多糖部分とを結合させるポリアル キレンオキシド鎖が存在してもよい。好ましいアルキレンオキシドはエチレンオ キシドである。典型的な疎水基には、約8〜約18、好ましくは約10〜約16 の炭素原子を有する、飽和または不飽和、分岐または非分岐のアルキル基がある 。好ましくは、アルキル基は直鎖飽和アルキル基である。アルキル基は約3以内 のヒドロキシ基を含み、および/またはポリアルキレンオキシド鎖は約10以内 、好ましくは5未満のアルキレンオキシド部分を含むことができる。適切なアル キル多糖はオクチル、ノニル、デシル、ウンデシルドデシル、トリデシル、テト ラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、ヘプタデシルおよびオクタデシル、ジ ‐、トリ‐、テトラ‐、ペンタ‐およびヘキサグルコシド、ガラクトシド、ラク トシド、グルコース、フルクトシド、フルクトースおよび/またはガラクトース である。適切な混合物では、ココナツアルキル、ジ‐、トリ‐、テトラ‐および ペンタグルコシドと、タローアルキルテトラ‐、ペンタ‐およびヘキサグルコシ ドを含有している。 好ましいアルキルポリグリコシドは下記式を有している: R2O(Cn2nO)t(グリコシル)x 上記式中R2はアルキル、アルキルフェニル、ヒドロキシアルキル、ヒドロキシ アルキルフェニルおよびそれらの混合からなる群より選択され、ここでアルキル 基は約10〜約18、好ましくは約12〜約14の炭素原子を有する;nは2ま たは3、好ましくは2である;tは0〜約10、好ましくは0である;xは約1 .3〜約10、好ましくは約1.3〜約3、最も好ましくは約1.3〜 約2.7である。グリコシルは、好ましくはグルコースから誘導される。これら の化合物を製造するためには、アルコールまたはアルキルポリエトキシアルコー ルが最初に形成され、その後グルコースまたはグルコース源と反応させてグルコ シド(1位に結合)を形成させる。追加グリコシル単位も、それらの1位と先の グリコシル単位の2、3、4および/または6位、好ましくは主に2位との間で 結合させてよい。 下記式を有する脂肪酸アミド界面活性剤: R6−C(O)−N(R72 上記式中R6は約7〜約21(好ましくは約9〜約17)の炭素原子をもつアル キル基であり、各R7は水素、C1‐C4アルキル、C1‐C4ヒドロキシアルキル および−(C24O)xH(xは約1〜約3である)からなる群より選択される 。 好ましいアミドは、C8‐C20アンモニアアミド、モノエタノールアミド、ジ エタノールアミドおよびイソプロパノールアミドである。 カチオン性界面活性剤‐カチオン性洗浄界面活性剤も本発明の洗剤組成物に含 有させることができる。カチオン性界面活性剤には、アルキルジメチルアンモニ ウムハロゲナイドのようなアンモニウム界面活性剤と、下記式を有する界面活性 剤がある: 〔R2(OR3y〕〔R4(OR3y25+- 上記式中R2はアルキル鎖中に約8〜約18の炭素原子を有するアルキルまたは アルキルベンジル基である;各R3は‐CH2CH2‐、 ‐CH2CH(CH3)‐、‐CH2CH(CH2OH)‐、 ‐CH2CH2CH2‐およびそれらの混合からなる群より選択される;各R4はC1 ‐C4アルキル、C1‐C4ヒドロキシアルキル、ベンジル、2つのR4基を連結 させることにより形成された環構造、 ‐CH2CHOHCHOHCOR6CHOHCH2OH(R6は約1000以下の分 子量を有するヘキソースまたはヘキソースポリマーである)およびyが0でない とき水素からなる群より選択される;R5はR4と同様であるか、またはR2+R5 の炭素原子の総数が約18以下であるアルキル鎖である;各yは0〜約10であ って、y値の合計は0〜約15である;Xは適合しうるアニオンである。 本発明で有用な他のカチオン性界面活性剤は、参考のため本明細書に組み込ま れる1980年10月14日付で発行されたCambreの米国特許第4,228,0 44号明細書にも記載されている。他の界面活性剤‐両性界面活性剤も本発明の洗剤組成物中に配合できる。これ らの界面活性剤は、二級または三級アミンの脂肪族誘導体、あるいはヘテロ環式 二級および三級アミンの脂肪族誘導体として広く記載することができるが、脂肪 族基は直鎖でもまたは分岐鎖でもよい。脂肪族置換基の1つは少くとも約8つの 炭素原子、典型的には約8〜約18の炭素原子を有し、少くとも1つはアニオン 性水溶性基、例えばカルボキシ、スルホン酸、硫酸基を有している。両性界面活 性剤の例については、1975年12月30日付で発行されたLaughlinらの米国 特許第3,929,678号明細書の第19欄18〜35行目参照。 双極性界面活性剤も本洗剤組成物中に配合できる。これらの界面活性剤は、二 級および三級アミンの誘導体、ヘテロ環式二級および三級アミンの誘導体、ある いは四級アンモニウム、四級ホルホニウムまたは三級スルホニウム化合物の誘導 体として広く記載することができる。双極性界面活性剤の例については、 1975年12月30日付で発行されたLaughlinらの米国特許第3,929,6 78号明細書の第19欄38行目〜第22欄48行目参照。両性および双極性界 面活性剤は、1種以上のアニオン性および/またはノニオン性界面活性剤と通常 併用される。ポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤‐本発明の液体洗剤組成物は、酵素増 強量のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤も含有してよい。“酵素増強”と は、組成物中に配合させて洗剤組成物の酵素クリーニング性能を改善しうるポリ ヒドロキシ脂肪酸アミドの量を組成物の処方者が選択しうることを意味する。一 般的に、常用レベルの酵素では、約1重量%のポリヒドロキシ脂肪酸アミドの配 合が酵素性能を高める。 本洗剤組成物は、重量ベースで約1%のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性 剤、好ましくは約3〜約30%ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを典型的に含む。ポ リヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤成分は下記構造式の化合物からなる: R2−C(O)−N(R1)−Z 上記式中R1はH、C1‐C4ヒドロカルビル、2‐ヒドロキシエチル、2‐ヒド ロキシプロピルまたはそれらの混合、好ましくはC1‐C4アルキル、更に好まし くはC1またはC2アルキル、最も好ましくはC1アルキル(即ち、メチル)であ る;R2はC5‐C31ヒドロカルビル、好ましくは直鎖C7‐C19アルキルまたは アルケニル、更に好ましくは直鎖C9‐C17アルキルまたはアルケニル、最も好 ましくは直鎖C11‐C15アルキルまたはアルケニル、またはそれらの混合である ;Zは直鎖ヒドロカルビル鎖とその鎖に直接結合された少くとも3つのヒドロキ シルとを有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそのアルコキシル化(好 ましくは、エトキシル化またはプロポキシル化)誘導体である。Zは好ましくは 還元アミノ化反応で還元糖から誘導され、更に好ましくはZはグリシチルである 。適切な還元糖にはグルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラ クトース、マンノースおよびキシロースがある。原料として、高デキストロース コーンシロップ、高フルクトースコーンシロップおよび高マルトースコーンシロ ップも、上記の個別な糖以外に利用できる。これらのコーンシロップはZについ て糖成分の混合であってもよい。他の適切な原料を排除する意味では決して ないことが理解されるべきである。Zは好ましくは‐CH2‐(CHOH)n‐C H2OH、‐CH(CH2OH)‐(CHOH)n-1−CH2OH、 ‐CH2‐(CHOH)2(CHOR’)(CHOH)−CH2Hおよびそれらの アルコキシル化誘導体からなる群より選択され、ここでnは3〜5の整数であり 、R’はHあるいは環式または脂肪族単糖である。最も好ましいのは、nが4で あるグリシチル、特に‐CH2‐(CHOH)4‐CH2OHである。 R’には、例えばN‐メチル、N‐エチル、N‐プロピル、N‐イソプロピル 、N‐ブチル、N‐2‐ヒドロキシエチルまたはN‐2‐ヒドロキシプロピルが ある。 R2‐CO‐N<には、例えばコカミド、ステアラミド、オレアミド、ラウラ ミド、ミリストアミド、カプリカミド、パルミトアミド、タローアミドなどがあ る。 Zには、1‐デオキシグルシチル、2‐デオキシフルクチチル、1‐デオキシ マルチチル、1‐デオキシラクチチル、1‐デオキシガラクチチル、1‐デオキ シマンニチル、1‐デオキシマルトトリオチチルなどがある。 ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの製造方法は当業界で知られている。一般的に、 それらは、還元アミノ化反応でアルキルアミンを還元糖と反応させて対応N‐ア ルキルポリヒドロキシアミンを形成させ、その後縮合/アミド化ステップでN‐ アルキルポリヒドロキシアミンを脂肪脂肪族エステルまたはトリグリセリドと反 応させて、N‐アルキル、N‐ポリヒドロキシ脂肪酸アミド産物を形成させるこ とにより作られる。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドを含有した組成物の製造方法は 、例えば1959年2月18日付で公開されたThomas Hedley & Co.,Ltd.のG. B.特許明細書第809,060号、1960年12月20日付で発行されたE. R.Wilsonの米国特許第2,965,576号、1955年3月8日付で発行され たAnthony M.Schwartzの米国特許第2,703,798号、1934年12月2 5 日付で発行されたPiggottの米国特許第1,985,424号明細書に開示され ており、それら各々が参考のため本明細書に組み込まれる。 第二の酵素‐本発明で好ましい組成物は、性能増強量の洗剤適合性第二の酵素 を更に含む。“洗剤適合性”とは、洗浄界面活性剤および洗浄ビルダーのような 、液体洗剤組成物の他成分との適合性を意味する。これらの第二の酵素は、好ま しくはリパーゼ、アミラーゼ、セルラーゼおよびそれらの混合物からなる群より 選択される。“第二の酵素”という用語には前記タンパク質分解酵素を含まず、 そのため第二の酵素を有した各組成物は少くとも1種のタンパク質分解酵素を含 めて少くとも2種類の酵素を含有している。組成物に用いられる第二の酵素の量 は、酵素のタイプに応じて変わる。一般的に、約0.0001〜0.3、更に好 ましくは約0.001〜0.1重量%のこれら第二の酵素が用いられることが好 ましい。同種の酵素(例えば、リパーゼ)または2種以上の酵素(例えば、セル ラーゼおよびリパーゼ)の混合物も用いてよい。精製または非精製形の酵素が用 いられる。 液体洗剤組成物で使用に適したいかなる脂肪分解酵素もこれらの組成物に用い ることができる。本発明で使用に適したリパーゼ酵素には細菌および真菌起源の ものがある。 適切な細菌リパーゼには、参考のため本明細書に組み込まれる英国特許第1, 372,034号明細書に開示されたPseudomonas stutzeri ATCC 19.154のようなPseudomonas属の微生物により生産されるものがある。適 切なリパーゼには、微生物Pseudomonas fluorescent IAM1057により生産 されたリパーゼの抗体と陽性の免疫交差反応を示すものがある。このリパーゼお よびその精製方法は、1978年2月24日付で公開された日本特許出願第53 ‐20487号明細書に記載されている。このリパーゼは商品名Lipase P"Aman o"として日本、名古屋のAmano Pharmaceutical Co.Ltd.から市販されており、以 下"Amano-P"と称される。このようなリパーゼは、Ouchterlony (Acta.Med.Scan.,133,page s76-79(1950))による標準および周知の免疫拡散操 作を用いると、Amano-P抗体と陽性の免疫交差反応を示すはずである。これらの リパーゼと、Amano-Pとの免疫交差反応の方法も、参考のため本明細書に組み込 まれる1987年11月17日付で公開されたThomらの米国特許第4,707, 291号明細書に記載されている。その典型例は、Amano-Pリパーゼ、リパーゼ ex Pseudomonas fragi FERMP1339(商品名Amano-Bで市販)、リパーゼex Pseud omonas nitroreducens var.lipolyticum FERM P 1338(商品名Amano-CESで市販 )、リパーゼex Chromobacter viscosum、例えば日本、田方の東洋醸造社から市 販のChromobacter viscosum var.lipolyticum NRRLB 3673;USAU.S.Biochemi cal Corp.およびオランダのDisoynth Co.からのChromobacter viscosumリパー ゼ;リパーゼex Pseudomonas gladioliである。 適切な真菌リパーゼには、Humicola lanuginosaおよびThermomyces lanuginos usにより生産されうるものがある。Humicola lanuginosaからの遺伝子をクロー ニングして、欧州特許出願第0258068号明細書(Novo Industri A/S)に記 載されたようなAspergillus oryzaeでその遺伝子を発現させること ゼが最も好ましい。 約10〜18000、好ましくは約60〜6000リパーゼ単位/g(LU/ g)のリパーゼがこれらの組成物に用いられる。リパーゼ単位とはpHスタット で1分間当たりに1mmolの滴定しうる脂肪酸を生じるリパーゼの量のことであり 、その際にpHは9.0であり、温度は30℃であり、基質は5mmol/l Tris 緩衝液中13mmol/lCa++および20mmol/lNaClの存在下における3.3w t%のオリーブ油および3.3%のアラビアガムのエマルジョンである。 本発明の好ましい組成物は、組成物中におけるリパーゼの半減期が90°F( 約32℃)で少くとも1月であるように、組成物中でプロテアーゼ活性を阻害し て いる。 液体洗剤組成物で使用に適したいかなるセルラーゼもこれらの組成物に用いる ことができる。本発明で使用に適したセルラーゼ酵素には、細菌または真菌起源 のものを含む。好ましくは、それらは5〜9.5の至適pHを有している。約0 .0001〜0.1重量%のセルラーゼが使用できる。 適切なセルラーゼは、参考のため本明細書に組み込まれる1984年3月6日 付で発行されたBarbesgaardらの米国特許第4,435,307号明 細書に開示されており、そこではHumicola insolensから生産された真菌セルラ ーゼを開示している。適切なセルラーゼはGB‐A‐2,075,028、GB‐ A‐2,095,275およびDE‐OS‐2,247,832にも開示されてい る。 このようなセルラーゼの例は、Humicola insolensの株(Humicola grisea var.thermoidea)、特にHumicola株DSM1800により生産されるセルラーゼ と、Bacillus Nの真菌またはAeromonas属に属するセルラーゼ212生産真菌に より生産されるセルラーゼと、海洋軟体動物(Dolabella Auricula Solander)の 肝膵から抽出されるセルラーゼである。 液体洗剤組成物で使用に適したいかなるアミラーゼもこれらの組成物に使用で きる。アミラーゼには、例えばB.licheniformisの特定株から得られるアミラー ゼがあり、英国特許明細書第1,296,839号(Novo)で更に詳細に記載さ れている。デンプン分解タンパク質には、例えばRapidaseR,International Bio ‐Synthetics,Inc.およびTermamylR,Novo Industriesがある。 約0.0001〜0.55、好ましくは約0.0005〜0.1重量%のアミ ラーゼが使用できる。 カルシウム‐本組成物は場合によりカルシウムイオン源を含んでいてもよい。 酢酸カルシウム、ギ酸カルシウム、キシレンスルホン酸カルシウムおよびプロピ オン酸カルシウムを含めて、いかなる水溶性カルシウム塩も、カルシウムイオン 源として使用できる。亜鉛およびマグネシウムイオンのような二価イオンが、カ ルシウムイオンに全部または一部置き換わってもよい。このように、本液体洗剤 組成物において、カルシウムイオン源は別な二価イオン源でも一部代用しうる。 本発明で有用なカルシウムは酵素に近づきやすい。したがって、好ましい組成 物では金属イオン封鎖剤、例えば組成物中で可溶性なカルシウム錯体を形成しう るポリ酸を実質的に含まない。しかしながら、ポリ酸またはポリ酸の混合物のよ うな少量の金属イオン封鎖剤であれば、使用できる。酵素に近づきやすいカルシ ウムとは、酵素成分にとり有効に利用しうる量のカルシウムイオンとして定義さ れる。実施観点から、酵素に近づきやすいカルシウムとは、例えば20℃で 1.5以上のカルシウムとの錯体形成の平衡定数を有する貯蔵金属イオン封鎖剤 の不在下における、組成物中の可溶性カルシウムである。 ホウ酸‐本組成物は、(ホウ酸に基づき計算して)約0.25〜約10重量% 、好ましくは約0.5〜約5%、更に好ましくは約0.75〜約3%のホウ酸ま たは組成物中でホウ酸を形成しうる化合物も場合により含有する。ホウ酸が好ま しいが、酸化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金属ボレート(例えば、ナトリ ウムオルト、メタ、ピロボレート、ナトリウムペンタボレート)のような他の化 合物も適切である。置換ホウ酸(例えば、フェニルボロニン酸、ブタンボロニン 酸およびp‐ブロモフェニルボロニン酸)もホウ酸の代わりに使用できる。 本発明の組成物は、炭素、水素および酸素原子のみを含んだポリオール、特に ジオールも含有することができる。それらは、好ましくは約2〜約6つのヒドロ キシ基を含んでいる。例には、プロピレングリコール(特に、1,2‐プロパン ジオールが好ましい)、エチレングリコール、グリセロール、ソルビトール、マ ンニトール、グルコースおよびそれらの混合物がある。ポリオールは、組成物の 通常約1〜約15重量%、好ましくは約1.5〜約10%、更に好ましくは約2 〜約7%である。任意成分‐洗剤ビルダーも、特に洗濯組成物向けの本組成物中に、場合により 含有させることができる。無機および有機ビルダーが使用できる。存在するとき 、組成物は典型的には少くとも約1%のビルダーを含み、それは無機でもまたは 有機ビルダーでもよい。液体洗濯処方物は、好ましくは約3〜約30重量%、更 に好ましくは約5〜20%の洗剤ビルダーを含む。 無機洗剤ビルダーには、ポリホスフェート(トリポリホスフェート、ピロホス フェートおよびガラス質ポリマーメタホスフェートで例示される)、ホスホネー ト、フィチン酸、シリケート、カーボネート(ビカーボネートおよびセスキカー ボネートを含む)、サルフェートおよびアルミノシリケートのアルカリ金属、ア ンモニウムおよびアルカノールアンモニウム塩があるが、それらに限定されない 。ボレートビルダーと、洗剤貯蔵または洗浄条件下でボレートを生じうるボレー ト形成物質を含有したビルダー(以下、包括して“ボレートビルダー”)も使用 できる。好ましくは、非ボレートビルダーは、約50℃未満、特に約40℃未満 の洗浄条件下で使用予定の本発明の組成物に用いられる。 シリケートビルダーの例は、アルカリ金属シリケート、特に1.6:1〜 3.2:1範囲のSiO2:Na2O比を有するものと、参考のため本明細書に組 み込まれる1987年5月12日付で発行されたH.P.Rieckの米国特許第4,6 64,839号明細書に記載された積層ナトリウムシリケートのような積層シリ ケートである。しかしながら、顆粒処方でクリスプニング(crispening)剤として 、酸素ブリーチ用の安定剤として、および起泡コントロール系の成分として働け る、例えばマグネシウムシリケートのような他のシリケートも有用である。 カーボネートビルダーの例は、1973年11月15日付で公開されたドイツ 特許出願第2,321,01号明細書に開示されたような、炭酸およびセスキ炭 酸ナトリウムと、それらと超微細炭酸カルシウムとの混合物を含めた、アルカリ 土類およびアルカリ金属カーボネートであり、その開示は参考のため本明細書 に組み込まれる。 アルミノシリケートビルダーが本発明で有用である。アルミノシリケートビル ダーはほとんどの現行市販重質顆粒洗剤組成物で非常に重要であり、液体洗剤処 方で重要なビルダー成分でもある。アルミノシリケートビルダーには下記実験式 を有するものがある: Mz(zAlO2・ySiO2) 上記式中Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまたは置換アンモニウムであ り、zは約0.5〜約2であり、yは1であり、この物質は無水アルミノシリケ ートg当たり少くとも約50mg相当のCaCO3硬度のマグネシウムイオン交 換能を有している。好ましいアルミノシリケートは下記式を有するゼオライトビ ルダーである: Naz〔(AlO2z(SiO2y〕・xH2O 上記式中zおよびyは少くとも6の整数であり、z対yのモル比は1.0〜約0 .5の範囲であり、xは約15〜約264の整数である。 有用なアルミノシリケートイオン交換物質が市販されている。これらのアルミ ノシリケートは構造上結晶でも非晶質でもよく、天然アルミノシリケートでもま たは合成で誘導してもよい。アルミノシリケートイオン交換物質の製造方法は、 参考のため本明細書に組み込まれる1976年10月12日付で発行された Krummelらの米国特許第3,985,669号明細書に開示されている。本発明 で有用な好ましい合成結晶アルミノシリケートイオン交換物質はゼオライトA、 ゼオライトP(B)およびゼオライトXという名称で市販されている。特に好ま しい態様において、結晶アルミノシリケートイオン交換物質は下記式を有してい る: Na12〔(AlO212(SiO212〕・xH2O 上記式中xは約20〜約30、特に約27である。この物質はゼオライトAとし て知られる。好ましくは、アルミノシリケートは直径約0.1〜10ミクロンの 粒度を有する。 ポリホスフェートの具体例は、アルカリ金属トリポリホスフェート、ナトリウ ム、カリウムおよびアンモニウムピロホスフェート、ナトリウム、カリウムおよ びアンモニウムピロホスフェート、ナトリウムおよびカリウムオルトホスフェー ト、ナトリウムポリメタホスフェート(重合度は約6〜約21である)と、フィ チン酸の塩である。 ホスホネートビルダー塩の例は、エタン‐1‐ヒドロキシ‐1,1‐ジホスホ ネートの水溶性塩、特にナトリウムおよびカリウム塩、メチレンジホスホン酸の 水溶性塩、例えば三ナトリウムおよび三カリウム塩、置換メチレンジホスホン酸 の水溶性塩、例えば三ナトリウムおよび三カリウムエチリデン、イソプロピリデ ン、ベンジルメチリデンおよびハロメチリデンホスホネートである。前記タイプ のホスホネートビルダー塩は、1964年12月1日付および1965年10月 19日付で発行されたDiehlの米国特許第3,159,581号および第3,2 13,030号;1969年1月14日付で発行されたRoyの米国特許第3,4 22,021号;1968年9月3日付および1969年1月14日付で発行さ れたQuimbyの米国特許第3,400,148号および第3,422,137号明 細書に開示されており、上記開示は参考のため本明細書に組み込まれる。 本発明の目的にとり好ましい有機洗剤ビルダーには様々なポリカルボキシレー ト化合物がある。本発明で用いられる“ポリカルボキシレート”とは、多数のカ ルボキシレート基、好ましくは少くとも3つのカルボキシレートを有した化合物 に関する。 ポリカルボキシレートビルダーは通常酸形で組成物に加えられるが、中和塩の 形で加えてもよい。塩形で利用される場合には、ナトリウム、カリウムおよびリ チウムのようなアルカリ金属、またはアルカノールアンモニウム塩が好ましい。 ポリカルボキシレートビルダーの中には、様々なカテゴリーの有用な物質が含 まれる。ポリカルボキシレートビルダーの1つの重要なカテゴリーには、エーテ ルポリカルボキシレートを含む。いくつかのエーテルポリカルボキシレートが洗 剤ビルダー用として開示されている。有用なエーテルポリカルボキシレートの例 には、1964年4月7日付で発行されたBergの米国特許第3,128,287 号および1972年1月18日付で発行されたLambertiらの米国特許第3,63 5,830号明細書に開示されているようなオキシジサクシネートがあり、双方 とも参考のため本明細書に組み込まれる。 本発明でビルダーとして有用なエーテルポリカルボキシレートの特別なタイプ には、下記一般式を有するものもある: CH(A)(COOX)‐CH(COOX)‐O‐ CH(COOX)‐CH(COOX)(B) 上記式中AはHまたはOHである;BはHまたは‐O‐CH(COOX)‐ CH2(COOX)である;XはHまたは塩形成カチオンである。例えば、上記 一般式においてAおよびBが双方ともHであるならば、その化合物はオキシジコ ハク酸およびその水溶性塩である。AがOHおよびBがHであるならば、その化 合物はタートレートモノコハク酸(TMS)およびその水溶性塩である。AがH およびBが‐O‐CH(COOX)‐CH2(COOX)であるならば、その化 合物はタートレートジコハク酸(TDS)およびその水溶性塩である。これらビ ルダーの混合物も本発明で使用上特に好ましい。約97:3〜約20:80のT MS対TDSの重量比にあるTMSおよびTDSの混合物が特に好ましい。これ らのビルダーは、1987年5月5日付でBushらに発行された米国特許第4,6 63,071号明細書に開示されている。 適切なエーテルポリカルボキシレートには、米国特許第3,923,679号 、第3,835,163号、第4,158,635号、第4,120,874号 お よび第4,102,903号明細書に記載されたような環式化合物、特に脂環式 化合物もあり、それらすべてが参考のため本明細書に組み込まれる。 他の有用な洗浄ビルダーには、下記構造で表されるエーテルヒドロキシポリカ ルボキシレートがある: HO‐〔C(R)(COOM)‐C(R)(COOM)‐O〕n‐H 上記式中Mは水素、または得られた塩が水溶性となるカチオン、好ましくはアル カリ金属、アンモニウムまたは置換アンモニウムカチオンであり、nは約2〜約 15(好ましくはnは約2〜約10、更に好ましくはnは平均で約2〜約4)で あり、各Rは同一であるかまたは異なり、水素、C1-4アルキルまたはC1-4置換 アルキルから選択される(好ましくはRは水素である)。 更に他のエーテルポリカルボキシレートには、無水マレイン酸とエチレンまた はビニルメチルエーテルとのコポリマー、1,3,5‐トリヒドロキシベンゼン ‐2,4,6‐トリスルホン酸およびカルボキシメチルオキシコハク酸がある。 有機ポリカルボキシレートビルダーには、ポリ酢酸の様々なアルカリ金属、ア ンモニウムおよび置換アンモニウム塩もある。例には、エチレンジアミン四酢酸 およびニトリロ三酢酸のナトリウム、カリウム、リチウム、アンモニウムおよび 置換アンモニウム塩がある。 メリット酸、コハク酸、オキシジコハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン‐1, 3,5‐トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸およびそれらの可溶 性塩のようなポリカルボキシレートも含まれる。 シトレートビルダー、例えばクエン酸およびその可溶性塩(特にナトリウム塩 )は、重質液体洗剤処方で特に重要なポリカルボキシレートビルダーであるが、 顆粒組成物でも使用できる。 他のカルボキシレートビルダーには、参考のため本明細書に組み込まれる 1973年3月28日付で発行されたDiehlの米国特許第3,723,322号 明細書に開示されたカルボキシル化炭水化物がある。 本発明の洗剤組成物では、参考のため本明細書に組み込まれる1986年1月 28日付で発行されたBushの米国特許第4,566,984号明細書に開示され た3,3‐ジカルボキシ‐4‐オキサ‐1,6‐ヘキサンジオエート類と関連化 合物も適している。有用なコハク酸ビルダーにはC5‐C20アルキルコハク酸と その塩がある。このタイプの特に好ましい化合物はドデセニルコハク酸である。 アルキルコハク酸は、典型的には下記一般式: R‐CH(COOH)CH2(COOH) 即ち、コハク酸の誘導体であり、上記式中Rは炭化水素、例えばC10‐C20、好 ましくはC12‐C16アルキルまたはアルケニルであるか、またはRはヒドロキシ ル、スルホ、スルホキシまたはスルホン置換基で置換されており、すべて上記特 許に記載されたとおりである。 サクシネートビルダーは、好ましくは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム およびアルカノールアンモニウム塩を含めた水溶性塩の形で用いられる。 サクシネートビルダーの具体例には、ラウリルサクシネート、ミリスチルサク シネート、パルミチルサクシネート、2‐ドデセニルサクシネート(好ましい) 、2‐ペンタデセニルサクシネート等がある。ラウリルサクシネートがこのグル ープの好ましいビルダーであり、1986年11月5日付で公開された欧州特許 出願第86200690.5/0,200,263号明細書に記載されている。 有用なビルダーの例には、ナトリウムおよびカリウムカルボキシメチルオキシ マロネート、カルボキシメチルオキシサクシネート、シス−シクロヘキサンヘキ サカルボキシレート、シス−シクロペンタンテトラカルボキシレート、水溶性ポ リアクリレート(約2000以上の分子量を有するこれらのポリアクリレートも 、分散剤として有効に利用できる)と、無水マレイン酸とビニルメチルエーテル またはエチレンとのコポリマーもある。 他の適切なポリカルボキシレートは、参考のため本明細書に組み込まれる 1979年3月13日付で発行されたCrutchfieldらの米国特許第4,144, 226号明細書に開示されたポリアセタールカルボキシレートである。これらの ポリアセタールカルボキシレートは、重合条件下で、グリオキシル酸のエステル および重合開始剤を一緒にすることにより製造できる。次いで、得られたポリア セタールカルボキシレートエステルは、アルカリ溶液中で急速な解重合に対して ポリアセタールカルボキシレートを安定化させるために化学的に安定な末端基に 結合され、対応塩に変換されて、界面活性剤に加えられる。 ポリカルボキシレートビルダーは、参考のため本明細書に組み込まれる 1967年3月7日付で発行されたDiehlの米国特許第3,308,067号明 細書にも開示されている。このような物質には、マレイン酸、イタコン酸および メチレンマロン酸のような脂肪族カルボン酸のホモおよびコポリマーの水溶性塩 がある。 当業界で知られる他の有機ビルダーも使用できる。例えば、長鎖ヒドロカルビ ルを有するモノカルボン酸およびその可溶性塩が利用できる。これらには“石鹸 ”と通常称される物質がある。C10‐C20の鎖長が典型的に利用される。ヒドロ カルビルは飽和でもまたは不飽和でもよい。 他の任意成分には、汚れ放出剤、キレート化剤、土汚れ除去/再付着防止剤、 ポリマー分散剤、ブリーチ、増白剤、起泡抑制剤、溶媒およびエステチック剤が ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チャールズ、ウィンストン、サウンダーズ アメリカ合衆国オハイオ州、フェアーフィ ールド、カールスバド、コート、5561 (72)発明者 ローレンス、アンソニー、スミス アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 プリングル、ドライブ、8701

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. a)有効量の洗浄界面活性剤 b)活性タンパク質分解酵素、および c)タンパク質、ペプチドおよびペプチド誘導体からなる群より選択されるプ ロテアーゼインヒビター を含んでなる液体洗濯洗剤組成物であって、 洗濯洗剤組成物中のプロテアーゼ活性はプロテアーゼインヒビターないときの 活性の1%未満であり、洗浄液中の遊離プロテアーゼの%対洗濯洗剤組成物中の 遊離プロテアーゼの%の比率は100より大きく、好ましくは200より大きく 、更に好ましくは400より大きい、 ことを特徴とする上記液体洗濯洗剤組成物。 2. プロテアーゼインヒビターが下記式を有するペプチド誘導体である: Z‐B‐NH‐CH(R)‐C(O)‐X (上記式中Bは1〜5つのアミノ酸部分からなるペプチド鎖である;Xは水素ま たはCF3である:Zはホスホルアミデート、スルフェンアミド、スルホンアミ ド、スルホン酸、ホスフィンアミド、スルファモイル誘導体、チオ尿素、チオカ ルバメート、ホスホネート、アミドホスフェート、カルバメートおよび尿素から なる群より選択されるNキャップ部分である;Rは直鎖または分岐C1‐C6非置 換アルキル、フェニルおよびC7−C9アルキルアリール部分からなる群より選択 される)、請求項1に記載の液体洗濯洗剤組成物。 3. a)8〜70%の洗浄界面活性剤 b)0.0001〜5%の活性タンパク質分解酵素 c)0.00001〜5%のプロテアーゼインヒビター を含んでなり、更にインヒビター対プロテアーゼの比率が1:1より大きい、好 ましくは1.1:1より大きい、更に好ましくは1.2:1より大きい、請求項 1または2に記載の液体洗濯洗剤組成物。 4. Nキャップz部分が(R”O)2(O)P‐、(SR”)2、 R”(O)2S‐、SO3H、(R”)2(O)P‐、R”O(O)2S‐、 (R”)2N(O)C‐、R”O(S)C‐、R”‐P(O)OH、 R”O(OH)(O)P‐、R”O(O)C‐およびR”NH(O)C‐からな る群より選択され、各R”が独立して直鎖または分岐C1‐C6非置換アルキル、 フェニル、C7−C9アルキルアリールおよびシクロアルキル部分からなる群より 選択され、シクロアルキル環がC4‐C8であって、O、NおよびSからなる群よ り選択される1以上のヘテロ原子を含んでいてもよく、好ましいR”がメチル、 エチルおよびベンジルからなる群より選択される、請求項1〜3のいずれか一項 に記載の液体洗濯洗剤組成物。 5. インヒビター:プロテアーゼの比率が1:1〜20:1、更に好ましく は2:1〜10:1の範囲内にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体 洗濯洗剤組成物。 6. タンパク質分解酵素がズブチリシン型プロテアーゼである、請求項1〜 5のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。 ゼA、プロテアーゼBおよびそれらの混合物からなる群より選択される、請求項 6に記載の液体洗剤組成物。 8. 有効量の1種以上の下記の第二の酵素:リパーゼ、アミラーゼ、セルラ ーゼおよびそれらの混合物を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液 体洗濯洗剤組成物。 9. 起泡増強剤、ビルダー、汚れ放出ポリマー、ポリアクリレートポリマー 、分散剤、染料移動阻止剤、色素、香料、加工助剤、増白剤およびそれらの混合 物 のうち1種以上を更に含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体洗濯洗剤 組成物。 10. 第二の酵素がリパーゼであって、組成物中におけるリパーゼの半減期 が90°Fで少くとも1月であるように組成物中のプロテアーゼ活性が阻害され ている、請求項8に記載の液体洗濯洗剤組成物。
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