JP2000353438A - カール状のワイヤハーネスの製造方法およびカールチューブ本体 - Google Patents
カール状のワイヤハーネスの製造方法およびカールチューブ本体Info
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Abstract
ハーネスを簡単、かつ低コストに製造することができる
とともに、線状のワイヤハーネスの一部分を簡単にカー
ル状にすることができるようにしてカール状のワイヤハ
ーネスを有するワイヤハーネスの部品点数および製造工
程を大幅に削減して製造コストを低減することができる
カール状のワイヤハーネスの製造方法およびカールチュ
ーブ本体を提供するものである。 【解決手段】 10回巻かれたカールチューブ本体11から
必要な巻き数のカールチューブ13を切断した後、カール
チューブ13に分岐ハーネス12aを挿通することにより、
分岐ハーネス12aをカールチューブ13のカール形状に沿
わせてカール状に形成する。
Description
ハーネスの製造方法およびカールチューブ本体に関し、
詳しくは、車両に適用され、車体パネルと該パネルに対
して開閉自在に設けられたガラスハッチ等の間に介装さ
れるカール状のワイヤハーネスの製造方法およびカール
チューブ本体に関する。
搭載されており、これらの電気部品はワイヤハーネスに
よって接続されている。また、自動車には、ドア、トラ
ンク、ハッチバックのように開閉可能な部材が備えられ
ており、これら開閉可能な部材と車体側に接続されたワ
イヤハーネスは移動量が多くなっている。
クドアに対して単独に開閉可能なガラスハッチを備えた
ものが登場しており、このガラスハッチは、バックドア
の開閉量に比べてその開閉量が大きいため、ワイヤハー
ネスの移動量も多く、かつ、ガラスハッチの外部に設け
られたワイパー等にワイヤハーネスを接続する必要があ
ることから、図3に示すようなカールコードを使用して
いる。
1の後部に開閉自在に設けられたバックドア2には単独
で開閉可能なガラスハッチ3が設けられている。また、
このガラスハッチ3にはワイパー4が設けられており、
このワイパー4とバックドア2の間にはカールコード5
を有するワイヤハーネス6、7が介装され、車体1側の
ワイヤハーネス6は車体1内に設けられた電気部品に接
続されている。
機によって特殊な被覆電線を金属の棒に巻き付けて加熱
することにより、カール状に成形されており、この成形
に際して、例えば、図4(a)に示すように5回巻きの
カールコードa、図4(b)に示すように8回巻きのカ
ールコードbが成形されるようになっている。そして、
このようなカールコードa、bは車種によって予め巻き
数が設定されている。
ハーネス6、7にあっては、車体1側に設けられたワイ
ヤハーネス6の端部に取付けられたコネクター6aにカ
ールコード5の端部に設けられたコネクター5aを接続
することにより、ワイヤハーネス6とカールコード5を
電気的に接続するようになっている。また、ガラスハッ
チ3側のカールコード5とワイパーの間に設けられたワ
イヤハーネス7の端部にもカールコード5の端部に設け
られたコネクター5bに接続されるコネクター7aが設
けられている。
うなカールコード5にあっては、車種によって設定され
た巻き数を有するカールチューブを専用の成形機によっ
てその都度形成しなければならないため、カールチュー
ブの製造が面倒であるという問題があった。
を別々に製造して車載する際にコネクター5aと6bお
よび5bと7aを接続するようになっていたため、ワイ
ヤハーネス6およびカールコード5の部品点数および製
造工数が増大してワイヤハーネス6およびカールコード
5の製造コストが増大するという問題もあった。
のワイヤハーネスを簡単、かつ低コストに製造すること
ができるとともに、線状のワイヤハーネスの一部分を簡
単にカール状にすることができるようにしてカール状の
ワイヤハーネスを有するワイヤハーネスの部品点数およ
び製造工程を大幅に削減して製造コストを低減すること
ができるカール状のワイヤハーネスの製造方法およびカ
ールチューブ本体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、N回(但し、Nは2以上の
自然数)巻かれたカールチューブ本体を準備し、該カー
ルチューブ本体から所定の巻き数のカールチューブを切
断した後、該カールチューブに少なくとも1本以上の電
線を挿通することにより、該電線を該カールチューブの
カール形状に沿わせてカール状に形成することを特徴と
している。
ブ本体から必要な巻き数のカールチューブを切断するこ
とにより、必要な巻き数のカールチューブを専用の成形
機を使用することなしに簡単に得ることができる。
1本以上の電線を挿通することにより、該電線を該カー
ルチューブのカール形状に沿わせてカール状に形成する
ことができるため、従来のようにワイヤハーネスとカー
ル状のワイヤハーネス(以下、カールコードという)を
別々に製造してコネクター同士で連結する必要がない。
に製造することができるととも、カールコードを有する
ワイヤハーネスの部品点数および製造工程を大幅に低減
して製造コストを低減することができる。
るために、請求項1記載の発明において、前記ワイヤハ
ーネスにカールチューブを挿通した後、カールチューブ
の両端部をワイヤハーネスに固定するようにしたことを
特徴としている。
本以上の電線を挿通した後、カールチューブの両端部を
カールチューブの延在方向中心部側に寄せるようにして
カールチューブの両端部をワイヤハーネスに固定する
と、カールコードの巻き径を簡単に変更することができ
る。
るために、請求項1または2記載のカール状のワイヤハ
ーネスの製造方法に用いられるカールチューブ本体であ
って、N回(但し、Nは2以上の自然数)巻かれたこと
を特徴としている。
ブ本体から必要な巻き数のカールチューブを切断するこ
とにより、必要な巻き数のカールチューブを専用の成形
機を使用することなしに簡単に得ることができる。
基づいて説明する。
ハーネスの製造方法およびカールチューブ本体の一実施
形態を示す図である。
は比較的高剛性の樹脂からなるカールチューブ本体であ
り、このカールチューブ本体11は成形機によって10回巻
かれるように製造されている。なお、本実施形態ではカ
ールチューブ本体11として10回巻かれたものを例にして
いるが、カールチューブ本体11は10回に限らず、任意の
巻き数、すなわち、N回(Nは2以上の自然数)であれ
ば何巻きでも良い。
からなるワイヤハーネスであり、このワイヤハーネス12
は図3に示すような車体とガラスハッチの間に介装され
るものであり、このワイヤハーネス12の一部に本実施形
態のカールチューブ11が装着される。
から車種に応じた巻き数のカールチューブ(例えば、5
回巻き)13を切断した後(図3(a)参照)、このカー
ルチューブ13にワイヤハーネス(少なくとも1本以上の
電線)12から分岐された分岐ハーネス12aを挿通するこ
とにより、ワイヤハーネス12をカールチューブ11のカー
ル形状に沿わせてカール状に形成する(図3(b)参
照)。
ルチューブ11の延在方向中心部に寄せた後、カールチュ
ーブ11の両端部にテープ14を巻き付けてカールチューブ
11を分岐ハーネス12aに固定することにより、カールコ
ード15が製造される(図3(c)参照)。なお、カール
チューブ11の両端部にテープ14を巻き付ける代わりに、
収縮チューブ等で固定しても良い。
装着し、カールコード15をガラスハッチ側に取付けるこ
とにより、ワイヤハーネス12が車載される。
カールチューブ本体11から必要な巻き数のカールチュー
ブ13を切断することにより、必要な巻き数のカールチュ
ーブ13を専用の成形機を使用することなしに簡単に得る
ことができる。
ネス12aを挿通することにより、分岐ハーネス12aをカ
ールチューブ13のカール形状に沿わせてカール状に形成
することができるため、従来のようにワイヤハーネスと
カールコードを別々に製造してコネクター同士で連結す
る必要がない。
価に製造することができるとともに、カールコード15を
有するワイヤハーネス12の部品点数および製造工程を大
幅に低減して製造コストを低減することができる。
aを挿通した後、カールチューブ13の両端部をカールチ
ューブ13の延在方向中心部側に寄せるようにしてカール
チューブ13の両端部をテープ14で分岐ハーネス12aに固
定するようにしたため、カールコード15の巻き径を簡単
に変更することができる。
巻かれたカールチューブ本体から必要な巻き数のカール
チューブを切断することにより、必要な巻き数のカール
チューブを専用の成形機を使用することなしに簡単に得
ることができる。
1本以上の電線を挿通することにより、該電線を該カー
ルチューブのカール形状に沿わせてカール状に形成する
ことができるため、従来のようにワイヤハーネスとカー
ル状のワイヤハーネスを別々に製造してコネクター同士
で連結する必要がない。
に製造することができるととも、カールコードを有する
ワイヤハーネスの部品点数および製造工程を大幅に低減
して製造コストを低減することができる。
ーブに少なくとも1本以上の電線を挿通した後、カール
チューブの両端部をカールチューブの延在方向中心部側
に寄せるようにしてカールチューブの両端部をワイヤハ
ーネスに固定すると、カールコードの巻き径を簡単に変
更することができる。
かれたカールチューブ本体から必要な巻き数のカールチ
ューブを切断することにより、必要な巻き数のカールチ
ューブを専用の成形機を使用することなしに簡単に得る
ことができる。
方法およびカールチューブ本体の一実施形態を示す図で
あり、(a)はカールチューブ本体の外観図であり、
(b)はそのカールチューブが取付けられるワイヤハー
ネスの外観図である。
である。
体の後部に設けられたカールコードを示す図である。
コードを示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】N回(但し、Nは2以上の自然数)巻かれ
たカールチューブ本体を準備し、該カールチューブ本体
から所定の巻き数のカールチューブを切断した後、該カ
ールチューブに少なくとも1本以上の電線を挿通するこ
とにより、該電線を該カールチューブのカール形状に沿
わせてカール状に形成することを特徴とするカール状の
ワイヤハーネスの製造方法。 - 【請求項2】前記ワイヤハーネスにカールチューブを挿
通した後、カールチューブの両端部をワイヤハーネスに
固定するようにしたことを特徴とする請求項1記載のカ
ール状のワイヤハーネスの製造方法。 - 【請求項3】請求項1または2記載のカール状のワイヤ
ハーネスの製造方法に用いられるカールチューブ本体で
あって、N回(但し、Nは2以上の自然数)巻かれたこ
とを特徴とするカールチューブ本体。
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---|---|---|---|
JP16442399A JP3656463B2 (ja) | 1999-06-10 | 1999-06-10 | カール状のワイヤハーネスの製造方法およびカールチューブ本体 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102123887A (zh) * | 2008-08-19 | 2011-07-13 | 矢崎总业株式会社 | 线束 |
DE112010005431T5 (de) | 2010-03-30 | 2013-03-28 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Kabelbaum und Verfahren zum Herstellen desselben |
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1999
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