JP2000353325A - フォーカス位置調整方法 - Google Patents

フォーカス位置調整方法

Info

Publication number
JP2000353325A
JP2000353325A JP16489099A JP16489099A JP2000353325A JP 2000353325 A JP2000353325 A JP 2000353325A JP 16489099 A JP16489099 A JP 16489099A JP 16489099 A JP16489099 A JP 16489099A JP 2000353325 A JP2000353325 A JP 2000353325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
focus position
signal
focus
recording medium
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16489099A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Nagaoka
淳二 長岡
Kazuo Momoo
和雄 百尾
Hiroshi Kayama
博司 香山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16489099A priority Critical patent/JP2000353325A/ja
Publication of JP2000353325A publication Critical patent/JP2000353325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置において、データの最適フォ
ーカス位置とアドレスの最適フォーカス位置には一般に
異なるため、一方に対し最適なフォーカス位置設定を行
うと、他方のフォーカスマージンが損なわれる。 【解決手段】 データの最適フォーカス位置とアドレス
の最適フォーカス位置の中間にフォーカス位置を設定す
ることにより、データとアドレスの双方に対しマージン
が確保できるフォーカス位置設定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー等の光源
を利用して光学的に記録媒体上に信号を記録し、この記
録された信号を再生する光学式記録再生装置に関するも
のであり、特に記録媒体上に照射されている光ビームの
収束状態が一定になるように制御するフォーカス制御の
目標位置であるフォーカス位置の調整方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のフォーカス位置調整方法では、例
えば特公昭61−14575号公報に記載されてるよう
に、予め記録された調整用の信号を検出し、その検出し
た信号が最大になるように調整するものがある。図7は
このような従来のフォーカス調整装置の構成を示すブロ
ック図である。以下これを用いて従来のフォーカス調整
装置およびそのフォーカス位置の調整方法について説明
する。
【0003】1は光源、2は光変調器、3は光ビームを
作成するピンホール板、4は中間レンズ、5は半透明
鏡、6は光源1から発生する光ビーム、7は回転可能な
素子に取り付けられた全反射鏡、8は収束手段の一例で
ある収束レンズ、9は収束レンズ8を上下に移動させる
移動手段である駆動装置、10は予め調整用の信号が記
録されている記録媒体、20は記録媒体10を透過した
光ビーム6の透過光、11は信号検出用の分割光検出
器、12a、12bはプリアンプ、13は差動増幅器、
14はトラッキング制御のために全反射鏡7を回転させ
る素子の駆動回路である。また、15は光ビーム6が記
録媒体10によって反射された反射ビーム、16は分割
光検出器、17a,17bはプリアンプ、18は差動増
幅器、19は駆動装置9の駆動回路である。
【0004】この装置におけるフォーカス位置調整につ
いて説明する。収束レンズ8へ光軸をずらして入射させ
た光ビーム6を記録媒体10上へ収束させ、その反射ビ
ームを半透明鏡5により分離して分割光検出器16上へ
照射する。このとき光ビーム6は収束レンズ8へ光軸を
ずらして入射させているので記録媒体10の上下動に応
じて反射ビーム15の位置が移動する。そこで、この反
射ビーム15の移動を分割光検出器16で検出し、差動
増幅器18より出力されるフォーカス誤差信号に応じて
収束レンズ8を駆動装置9により駆動して、光ビームが
記録媒体10上で所定の収束状態になるようにフォーカ
ス制御する。
【0005】次にこの装置のフォーカス位置の調整方法
について説明する。記録媒体10は特定の周波数の信号
がスパイラル状に予め記録されている。記録媒体10を
回転させた状態で、光ビームを照射しかつフォーカス制
御をかけると、分割光検出器11の和信号を出力する和
回路21には再生信号出力が得られ、この再生信号出力
は記録媒体10上の光ビームのスポット径により異な
り、スポット径が略最小となったときに再生信号出力が
最大振幅となる。
【0006】図8は記録媒体10上の光ビーム6のスポ
ットのビーム径を変化させたときのフォーカス位置の移
動と再生信号振幅の関係を示したものであり、X軸は光
ビームのフォーカス位置が記録媒体10上の最適な位置
にあるときを零として上下に移動した移動量を示し、Y
軸は和回路21の信号出力の最大値を示している。光ビ
ーム6の収束点が正しく記録媒体10上にあるときには
スポット25の径は最小となり、したがって和回路21
の出力は最大となる。和回路21の出力はエンベロープ
検波回路26、ピークホールド回路27を介して電圧指
示装置28に入力されている。よって従来は和回路21
の出力である再生信号の振幅が最大になるように、すな
わち電圧指示装置28の指示値が最大になるように反射
ビーム15と分割光検出器16との位置関係を分割光検
出器16上の境界線と垂直な方向にマイクロメータ35
で動かして、最適なフォーカス位置になるよう調整して
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このフォーカス位置調
整方法においては、データの再生可能範囲とアドレスの
再生可能範囲が、共に広くなるようフォーカス位置を調
整することが要求されている。ところが、一般的にデー
タとアドレスで最適なフォーカス位置は異なっており、
データの再生可能範囲を最大にするとアドレスの再生可
能範囲が狭くなり、逆にアドレスの再生可能範囲を最大
にするとデータの再生可能範囲が狭くなる場合があっ
た。本発明は、データの再生可能範囲とアドレスの再生
可能範囲が、共に広くなるようフォーカス位置を調整す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、データの再生最適点とアドレスの再生最適
点の間にフォーカス位置を調整するように構成したもの
である。
【0009】これにより、データの再生可能範囲とアド
レスの再生可能範囲が、共に広くなるようフォーカス位
置が調整されたフォーカス調整方法が得られる。
【0010】本発明の請求項1に記載の発明は、光ビー
ムを記録媒体に向けて収束する収束手段と、前記収束手
段により収束された光ビームの収束点を前記記録媒体面
と略垂直な方向に移動する移動手段と、前記記録媒体上
の前記光ビームの収束状態に対応したフォーカス誤差信
号を発生する収束状態検出手段と、前記収束状態検出手
段の信号に応じて前記移動手段を駆動し、前記記録媒体
上に照射されている前記光ビームの収束状態が常に一定
になるように制御するフォーカス制御手段と、前記光ビ
ームが前記記録媒体を透過した透過光あるいは前記記録
媒体より反射した反射光により前記記録媒体上に記録さ
れている信号を検出する信号検出手段と、前記信号検出
手段の信号に基づいて、前記フォーカス制御手段が目標
とする前記記録媒体上の前記光ビームの収束状態を可変
できるフォーカス位置調整手段を有し、前記信号検出手
段により検出した前記記録媒体のデータ領域のデータ信
号最適状態となるフォーカス位置を第1のフォーカス位
置とし、前記信号検出手段により検出した前記記録媒体
のアドレス領域のアドレス信号最適状態となるフォーカ
ス位置を第2のフォーカス位置とし、前記第1、第2の
フォーカス位置の間にフォーカス位置を設定するもので
あり、データの再生可能範囲とアドレスの再生可能範囲
が、共に広くなるようフォーカス位置を設定できるとい
う作用を有する。
【0011】請求項2に記載の発明は、アドレス信号最
適状態が、アドレス再生可能なフォーカス位置範囲の中
点となるよう調整するものであり、フォーカス位置変動
に対するアドレスの再生可能範囲が最大となるフォーカ
ス位置を求められるという作用を有する。
【0012】請求項3に記載の発明は、データ信号最適
状態が、データ信号のジッターが最小となるよう調整す
るものであり、データの再生状態が最も安定となるフォ
ーカス位置を求められるという作用を有する。
【0013】請求項4に記載の発明は、データ信号最適
状態が、データ信号振幅が最大となるよう調整するもの
であり、データ信号最適状態を検出する回路を比較的簡
単な構成で実現できるという作用を有する。
【0014】請求項5に記載の発明は、信号検出手段か
らのデータ信号のジッターが所定の値をとるフォーカス
位置を第3、第4のフォーカス位置とした時、第1のフ
ォーカス位置が、第3、第4のフォーカス位置の略中点
にするものであり、フォーカス位置変動に対するデータ
の再生可能範囲が最大となるフォーカス位置を正確に求
められるという作用を有する。
【0015】請求項6に記載の発明は、信号検出手段か
らのデータ信号振幅が所定の値をとるフォーカス位置を
第5、第6のフォーカス位置とした時、第1のフォーカ
ス位置が、第5、第6のフォーカス位置の略中点にする
ものであり、フォーカス位置変動に対するデータの再生
可能範囲が略最大となるフォーカス位置を比較的簡単な
回路構成で実現できるという作用を有する。
【0016】請求項7に記載の発明は、アドレス信号最
適状態が、色収差による光ビームの収束点の位置変動量
に一定の係数倍した量だけ前記収束点の位置変動が発生
する方向とは逆の方向にフォーカス位置をずらして設定
したものであり、データ記録動作時のアドレス再生も含
めて、フォーカス位置変動に対するアドレスの再生可能
範囲が最大となるフォーカス位置を求められるという作
用を有する。
【0017】請求項8に記載の発明は、第1のフォーカ
ス位置と第2のフォーカス位置をアドレス再生可能なフ
ォーカス位置範囲とデータ再生可能なフォーカス位置範
囲の互いに重なり合うフォーカス位置範囲の両端のフォ
ーカス位置で置き換えたものであり、アドレスとデータ
の両方とも再生可能なフォーカス位置範囲の略中心に確
実にフォーカス位置調整できるという作用を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明の
フォーカス位置の調整装置の構成を示すブロック図であ
る。従来のフォーカス制御装置と同様の部分はその説明
を省略する。
【0019】従来例と同様、記録媒体110からの反射
ビーム115は分割光検出器116に入射する。分割光
検出器116の出力はそれぞれ収束状態検出手段である
フォーカス誤差検出回路201と信号検出手段である記
録信号検出回路202へ導かれる。フォーカス誤差検出
回路201は、例えば従来例のプリアンプ17a、17
b、差動増幅器18より構成されている。フォーカス誤
差検出回路201の出力は後述する合成回路206、駆
動回路119、駆動装置109へ導かれ、フォーカス制
御手段を構成する。フォーカス制御の動作は従来例と同
様のため省略する。
【0020】記録媒体110上に光ビーム106を照射
しかつフォーカス制御をかけて記録媒体110上に予め
記録された所定の周波数の信号を再生すると、分割光検
出器116の出力は記録信号検出回路202に入力さ
れ、調整用の再生信号が得られる。この再生信号出力は
信号振幅検出回路203とアドレス読み取り回路204
に入力され、それぞれの出力は共にフォーカス位置調整
手段である演算処理回路205に入力されている。演算
処理回路205は信号振幅検出回路203またはアドレ
ス読み取り回路204からの入力によって光ビーム10
6の記録媒体110上の収束状態を可変することができ
る。
【0021】演算処理回路205はフォーカス位置を移
動するため、予め設定された調整データを所定の電圧に
変換し合成回路206に入力する。合成回路206はそ
の調整データに対応する電圧をフォーカス制御系に加え
て所定の間隔でステップ的にフォーカス位置を移動し、
記録媒体110上の光ビーム106の収束状態を変化さ
せる。
【0022】次に前述した演算処理回路205によるフ
ォーカス位置の調整方法について図2を用いて詳しく説
明する。図2は調整時の記録媒体110に対する光ビー
ム6のフォーカス位置と再生信号信号振幅との関係およ
び、アドレス読み取りできるフォーカス位置の範囲を示
した例であり、X軸は演算処理回路205の出力値、つ
まり光ビーム106のフォーカス位置を示し、Y軸は信
号振幅検出回路203の出力値を示している。
【0023】演算処理回路205は予め設定された値を
合成回路206に出力し、所定の間隔でフォーカス位置
を可変していきながら信号振幅検出回路203の出力最
大となる点Aのフォーカス位置に調整するための演算処
理回路205の出力値xaをデータ信号最適状態の第1
のフォーカス位置とし、アドレス読み取りエラーが発生
し出す点B、点Cのそれぞれのフォーカス位置に調整す
るための演算処理回路205の出力値xb、xcの中点
の値xdを求め、アドレス信号最適状態の第2のフォー
カス位置とする。このようにして求めたデータ信号最適
状態の第1のフォーカス位置の値xaとアドレス信号最
適状態の第2のフォーカス位置の値xdとの間の略中点
の値xhにフォーカス位置を調整する。このようにフォ
ーカス位置調整することにより、アドレス再生に対して
のマージンの狭い方の量xb−xhは、データ信号最適
状態のフォーカス位置の値xaに調整した場合のアドレ
ス再生に対してのマージンの狭い方の量xb−xaより
も大きくなり、またデータ再生に対してのマージンの狭
い方の量xh−xfは、アドレス信号最適状態のフォー
カス位置の値xdに調整した場合のデータ再生に対して
のマージンの狭い方の量xd−xfよりも大きくなる。
これにより、データの再生可能範囲とアドレスの再生可
能範囲が、共に広くなるようフォーカス位置を調整する
ことができたことになる。また、この実施形態では、デ
ータ信号最適状態を検出する回路は信号振幅の検出回路
であるため、比較的簡単な回路構成で実現することがで
きる。
【0024】信号振幅検出回路203の出力最大となる
点Aの代わりに、信号振幅検出回路203の出力値がA
の振幅値の一定の割合だけ小さい値となるようにフォー
カス位置を調整するための演算処理回路205の出力値
xe、xfの中点の値xa1を求め、このxa1をデー
タ信号最適状態の第1のフォーカス位置の値として用
い、アドレス信号最適状態の第2のフォーカス位置の値
xdとの間の略中間の値xh1を求め、最適なフォーカ
ス位置の調整データとして設定することもできる。この
ようにフォーカス位置調整することにより、図2におけ
るフォーカス位置の値xaの近傍での信号振幅値が平坦
な場合や信号振幅の減衰量がフォーカス位置変動の方向
により異なる場合でも安定にデータ信号最適状態を検出
することができる。
【0025】更に、信号再生時の光ビーム出力と信号記
録時の光ビーム出力の差により、記録から再生への切り
替え時に光ビーム出力の変化量に対応して光ビームの波
長変動が発生し、光ビームの収束点の位置が変化する
(以下この現象を色収差と称す)場合がある。従って、
色収差が発生する光学式記録再生装置においては、デー
タの記録動作終了直後にアドレス再生を行う際、色収差
による収束点の位置変化にフォーカス制御手段が追従す
るまでの間フォーカス位置ずれが発生し、色収差の発生
する方向に対してはアドレスの再生可能範囲が、色収差
の発生する量だけ少なくなってしまう。そこで、色収差
の量に対応して、色収差によるフォーカス位置ずれが例
えば図3のX軸の負方向に発生する場合色収差の発生す
る方向とは逆の方向即ち正の方向にフォーカス位置を移
動した値xd1をアドレス信号最適状態のフォーカス位
置として用い、データ信号最適状態のフォーカス位置の
値xaまたは、xa1との間の略中間の値xh2を求
め、最適なフォーカス位置として設定することもでき
る。このようにフォーカス位置調整することにより、デ
ータの記録動作時のアドレス再生も含めて、フォーカス
位置変動に対するアドレスの再生可能範囲が最大となる
フォーカス位置の調整を行うことができる。
【0026】次に、図4(A)においてデータの読み取
りエラーが発生し出す点E1、点F1のそれぞれのフォ
ーカス位置に調整するための演算処理回路205の出力
値がxe1、xf1で、アドレス読み取りエラーが発生
し出す点B、点Cのそれぞれのフォーカス位置に調整す
るための演算処理回路205の出力値がxb、xcのと
き、データ再生可能なフォーカス位置範囲xe1からx
f1間の値とアドレス再生可能なフォーカス位置範囲x
bからxc間の値で互いに重なり合うフォーカス位置範
囲の両端のフォーカス位置xbとxf1を求め、このx
bとxf1の略中間の値を最適なフォーカス位置の調整
データxh3として設定することもできる。このように
フォーカス位置調整することにより、確実にデータとア
ドレスの両方同時に再生可能なフォーカス位置範囲の略
中間にフォーカス位置を調整することができる。また、
アドレス再生可能なフォーカス位置範囲とデータ再生可
能なフォーカス位置範囲のうち一方が他方に含まれるよ
うな場合においては、例えば図4(B)は、アドレス再
生可能なフォーカス位置範囲がデータ再生可能なフォー
カス位置範囲に含まれる場合であるが、この場合はアド
レス再生可能なフォーカス位置範囲がデータとアドレス
の両方同時に再生可能なフォーカス位置範囲に一致し、
フォーカス位置xbとxcの略中間の値を最適なフォー
カス位置の調整データxh3として設定することによ
り、同様に確実にデータとアドレスの両方同時に再生可
能なフォーカス位置範囲の略中間にフォーカス位置を調
整することができる。
【0027】(実施の形態2)図5は本発明の別の実施
形態であるフォーカス位置の調整装置の構成を示すブロ
ック図である。ジッター測定回路207以外は、実施の
形態1の構成を示すブロック図と同じであるので説明を
省略する。ジッター測定回路207はデータ領域の再生
信号のジッターを測定し、その値に対応する値を演算処
理回路205に入力している。演算処理回路205はジ
ッター測定回路207またはアドレス読み取り回路20
4からの入力によって光ビーム6の記録媒体10上の収
束状態を可変することができる。以下実施の形態1の信
号振幅検出回路203の出力の代わりにジッター測定回
路207の出力を用いることにより、実施の形態1同様
に記録媒体110上の光ビーム106の収束状態を最適
な状態にすることができる。
【0028】図6は調整時の記録媒体110に対する光
ビーム106のフォーカス位置と再生信号ジッター値と
の関係および、アドレス読み取りできるフォーカス位置
の範囲を示した例であり、X軸は演算処理回路205の
出力値を示し、Y軸はジッター測定回路207の出力値
を示している。
【0029】演算処理回路205によるフォーカス位置
の調整方法については、実施の形態1の信号振幅検出回
路203の出力最大となる点に対して実施の形態2のジ
ッター測定回路207の出力値最小となる点を、また実
施の形態1の信号振幅検出回路203の出力値が振幅最
大の点Aの振幅値の一定の割合だけ小さい値となる点に
対して実施の形態2のジッター測定回路207の出力値
が最小の点Aの値の一定の割合だけ大きい値となる点を
対応させることにより、実施の形態1同様に説明できる
ので、詳しい調整方法の説明は省略する。このように、
データ信号最適状態のフォーカス位置を求める手段とし
てデータのジッター測定回路を用いることにより、ジッ
ターは信号振幅よりも、よりデータ再生性能との相関性
が強いので、正確にデータの再生状態が最も安定となる
フォーカス位置またはデータの再生可能範囲が最大とな
るフォーカス位置を求めることができる。
【0030】さらに本実施形態は予め調整用の信号が記
録された記録媒体を使用しているが、調整用ではなく他
の目的のために記録されている信号を適当に処理して調
整用の信号の代わりに用いても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、データの
再生可能範囲とアドレスの再生可能範囲が、共に広くな
るよう光ビームの収束位置を調整できるという有利な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるフォーカス位置の
調整装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態によるフォーカス位置の
調整方法による動作を説明するためのフォーカス位置の
移動量と、再生信号振幅及びアドレス読み取り範囲の関
係を示した特性図
【図3】本発明の一実施の形態による色収差に対するフ
ォーカス位置の調整方法による動作を説明するためのフ
ォーカス位置の移動量と、再生信号振幅及びアドレス読
み取り範囲の関係を示した特性図
【図4】本発明の一実施の形態によるフォーカス位置の
調整方法によるデータとアドレスの共通再生可能領域を
求める動作を説明するためのフォーカス位置の移動量
と、再生信号振幅及びアドレス読み取り範囲の関係を示
した特性図 (A)は、アドレス再生可能なフォーカス位置範囲とデ
ータ再生可能なフォーカス位置範囲のうち一方が他方に
含まれない場合を示す図 (B)は、アドレス再生可能なフォーカス位置範囲がデ
ータ再生可能なフォーカス位置範囲に含まれる場合を示
す図
【図5】本発明の別の実施の形態によるフォーカス位置
の調整装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の別の実施の形態によるフォーカス位置
の調整方法による動作を説明するためのフォーカス位置
の移動量と、再生信号ジッター及びアドレス読み取り範
囲の関係を示した特性図
【図7】従来のフォーカス制御装置の構成を示すブロッ
ク図
【図8】従来の装置の動作を説明するための光ビームの
スポットのビーム径を変化させたときのフォーカス位置
と再生信号振幅との関係を示した特性図
【符号の説明】
1,101 光源 2,102 光変調器 3,103 ピンホール板 4,104 中間レンズ 5,105 半透明鏡 6,106 光ビーム 7,107 全反射鏡 8,108 収束レンズ 9,109 駆動装置 10,110 記録媒体 11,111 分割光検出器 12a,12b,112a,112b プリアンプ 13,113 差動増幅器 14,114 駆動回路 15,115 反射ビーム 16,116 分割光検出器 17a,17b プリアンプ 18 差動増幅器 19,119 駆動回路 20,120 透過光 21 和回路 26 エンベロープ検波回路 27 ピークホールド回路 28 電圧指示装置 35 マイクロメータ 201 フォーカス誤差検出回路 202 記録信号検出回路 203 信号振幅検出回路 204 アドレス読み取り回路 205 演算処理回路 206 合成回路 207 ジッター測定回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香山 博司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D118 AA13 BC12 BF02 BF03 CA09 CA11 CC12 CC14 CD02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ビームを記録媒体に向けて収束する収束
    手段と、前記収束手段により収束された光ビームの収束
    点を前記記録媒体面と略垂直な方向に移動する移動手段
    と、前記記録媒体上の前記光ビームの収束状態に対応し
    たフォーカス誤差信号を発生する収束状態検出手段と、
    前記収束状態検出手段の信号に応じて前記移動手段を駆
    動し、前記記録媒体上に照射されている前記光ビームの
    収束状態が常に一定になるように制御するフォーカス制
    御手段と、前記光ビームが前記記録媒体を透過した透過
    光あるいは前記記録媒体より反射した反射光により前記
    記録媒体上に記録されている信号を検出する信号検出手
    段と、前記信号検出手段の信号に基づいて、前記フォー
    カス制御手段が目標とする前記記録媒体上の前記光ビー
    ムの収束状態を可変できるフォーカス位置調整手段を有
    し、前記信号検出手段により検出した前記記録媒体のデ
    ータ領域のデータ信号最適状態となるフォーカス位置を
    第1のフォーカス位置とし、前記信号検出手段により検
    出した前記記録媒体のアドレス領域のアドレス信号最適
    状態となるフォーカス位置を第2のフォーカス位置と
    し、前記第1、第2のフォーカス位置の間にフォーカス
    位置を設定することを特徴とするフォーカス位置調整方
    法。
  2. 【請求項2】アドレス信号最適状態が、アドレス再生可
    能なフォーカス位置範囲の中点である請求項1記載のフ
    ォーカス位置調整方法。
  3. 【請求項3】データ信号最適状態が、データ信号のジッ
    ターが最小である請求項1あるいは2記載のフォーカス
    位置調整方法。
  4. 【請求項4】データ信号最適状態が、データ信号振幅が
    最大である請求項1あるいは2記載のフォーカス位置調
    整方法。
  5. 【請求項5】信号検出手段からのデータ信号のジッター
    が所定の値をとるフォーカス位置を第3、第4のフォー
    カス位置とした時、第1のフォーカス位置が、第3、第
    4のフォーカス位置の略中点である請求項1あるいは2
    記載のフォーカス位置調整方法。
  6. 【請求項6】信号検出手段からのデータ信号振幅が所定
    の値をとるフォーカス位置を第5、第6のフォーカス位
    置とした時、第1のフォーカス位置が、第5、第6のフ
    ォーカス位置の略中点である請求項1あるいは2記載の
    フォーカス位置調整方法。
  7. 【請求項7】アドレス信号最適状態が、色収差による光
    ビームの収束点の位置変動量に一定の係数倍した量だけ
    前記収束点の位置変動が発生する方向とは逆の方向にフ
    ォーカス位置をずらして設定した請求項1から6いずれ
    か1項に記載のフォーカス位置調整方法。
  8. 【請求項8】第1のフォーカス位置と第2のフォーカス
    位置をアドレス再生可能なフォーカス位置範囲とデータ
    再生可能なフォーカス位置範囲の互いに重なり合うフォ
    ーカス位置範囲の両端のフォーカス位置で置き換えた請
    求項1あるいは7記載のフォーカス位置調整方法。
JP16489099A 1999-06-11 1999-06-11 フォーカス位置調整方法 Pending JP2000353325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16489099A JP2000353325A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 フォーカス位置調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16489099A JP2000353325A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 フォーカス位置調整方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000353325A true JP2000353325A (ja) 2000-12-19

Family

ID=15801833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16489099A Pending JP2000353325A (ja) 1999-06-11 1999-06-11 フォーカス位置調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000353325A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054237B2 (en) 2001-06-27 2006-05-30 Teac Corporation Optical disk device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7054237B2 (en) 2001-06-27 2006-05-30 Teac Corporation Optical disk device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5828636A (en) Optical disk apparatus having optimized focus shift mechanism control
JPH08255359A (ja) 光ピックアップ装置及びその光出力制御方法
JP3574747B2 (ja) 光ピックアップ、情報再生装置及び情報記録装置
EP0820056B1 (en) Coma aberration correcting method and apparatus in optical pickup
US5862111A (en) Optical disk device which performs auto gain control process on servo signals which perform illuminating control of a light beam on the disk's recording surface
JP2003099970A (ja) 光ディスク装置及びフォーカス制御方法
CN100362580C (zh) 光学头装置、光记录装置及光记录方法
JP2000353325A (ja) フォーカス位置調整方法
JP2003109239A (ja) 光ディスク装置及び光ディスク処理方法
EP1930888B1 (en) Optical disk apparatus with tilt correction mechanism
JP2553656B2 (ja) 焦点制御装置
JP2553651B2 (ja) 焦点制御装置
JPH10283644A (ja) 焦点制御装置および方法、光ディスク装置
JP2751493B2 (ja) 焦点制御装置
JP2780445B2 (ja) フォーカス制御装置
JP2718154B2 (ja) 焦点位置の調整方法および焦点制御装置
JPH11273123A (ja) 光ヘッド装置
JP2644850B2 (ja) 焦点制御装置
US7342852B2 (en) Method and apparatus for differing focus between at least two dimensions
JP2965044B2 (ja) トラッキングエラー信号のオフセット補正装置
JP3931774B2 (ja) 欠陥検出装置
JPH0428020A (ja) フォーカス位置の調整方法および調整装置
JPH05151590A (ja) 焦点位置制御装置
JPS6038741A (ja) 光学的情報記録装置
JP2000090463A (ja) 光学的記録再生装置