JPH10283644A - 焦点制御装置および方法、光ディスク装置 - Google Patents

焦点制御装置および方法、光ディスク装置

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JPH10283644A
JPH10283644A JP9084090A JP8409097A JPH10283644A JP H10283644 A JPH10283644 A JP H10283644A JP 9084090 A JP9084090 A JP 9084090A JP 8409097 A JP8409097 A JP 8409097A JP H10283644 A JPH10283644 A JP H10283644A
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JP
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signal
focus
objective lens
optical disk
recording medium
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Isao Ichimura
功 市村
Fumisada Maeda
史貞 前田
Kenji Yamamoto
健二 山本
Kiyoshi Osato
潔 大里
Toshio Watanabe
俊夫 渡辺
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高開口数の対物レンズを用いた光学系の残留
焦点誤差(オフセット)量を最適化して、動作中の焦点
誤差を常に許容範囲内に収める。 【解決手段】 光学系100によりスピンドルモータ2
0に回転駆動される光ディスク10から読み出された再
生RF信号は、RF信号増幅部30で増幅され、振幅検
出部40でその振幅が検出される。検出された振幅は制
御部50に送られる。制御部50はこの振幅に基づいて
調整部70に制御信号を送る。一方、フォーカス誤差検
出部60は、光ディスク10からの反射光を検出するた
めの光学系100の光検出器出力に所定の演算を施し、
光学系100の焦点制御を行うための誤差信号を発生す
る。そして、調整部70は、フォーカス誤差検出部60
からの誤差信号と制御部50からの制御信号に基づい
て、光学系100の光学ピックアップの焦点制御を行う
ための制御量を光学系100に戻す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを収束し
て記録媒体の信号記録面で合焦するように制御する焦点
制御装置および焦点制御方法、収束された光ビームを光
ディスクの信号記録面に照射して信号を記録再生する光
ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】収束された光ビームを光ディスクの信号
記録面に照射して信号を記録再生する光ディスク装置で
は、光ディスクからの反射光を光学系で集光し、その合
焦状態を検出することにより焦点制御を行うフォーカス
サーボが用いられている。合焦状態の検出方法として
は、非点収差法やナイフエッジ法が代表的である。
【0003】非点収差法は、円筒レンズなどの非点収差
を発生する光学素子により光ビームに非点収差を発生さ
せ、光ディスクの信号記録面が焦点面からずれると反射
された光ビームの断面形状が円形から楕円形に変化する
ことを利用して焦点誤差を検出するものである。また、
ナイフエッジ法は、光ディスクで反射された収束光の光
路幅にナイフエッジを配置して、光ディスクの信号記録
面が焦点面からずれると光点像が受光素子を移動するこ
とを検出して焦点誤差を検出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、0.6を超え
る高開口数の対物レンズを用いる光学系では、その焦点
深度が浅くなるため、フォーカスサーボに許容される焦
点誤差(デフォーカス許容値)が極めて小さくなる。対
物レンズの焦点深度は(λ/NA)2 で与えられるた
め、例えば、光学系100(レーザ光の波長λ=640
nm、対物レンズの開口数NA=0.8)の焦点深度
は、コンパクトディスク(CD)用の光学系(λ=78
0nm、NA=0.45)の焦点深度に対して約1/5
と大幅に減少してしまう。このため、フォーカスサーボ
により合焦制御される光ビームの焦点と記録媒体の信号
記録面とのずれ量の定常偏差である残留焦点誤差(オフ
セット)量を最適化して、動作中の焦点誤差を常に許容
範囲内に収める制御が必要になる。
【0005】また、高記録密度化を図るために、グルー
ブ(Groove)と呼ばれる案内溝の部分とランド(Land)
部の両方を用いたり、2層以上の記録層を用いて信号を
記録再生する光ディスクでは、より精密な焦点制御が必
要とされる。
【0006】フォーカスサーボのオフセット量を決める
要素の一つは、光学系の組立誤差である。そこで従来
は、光学ピックアップの組み立て時にオフセット量を粗
調整しておき、フォーカスサーボにより焦点残留誤差を
許容値以下に抑えていた。このため、高開口数の対物レ
ンズを用いる従来の光学ピックアップでは、ゲインおよ
び帯域に余裕がある強力な2軸アクチュエータを用いな
ければならなかった。
【0007】例えば、回転駆動される光ディスクの面振
れ量が±40μmであり、その基本周波数が回転に同期
して60Hzであるとする。このとき、オフセット量を
許容値に対して十分小さく抑えるためには、上記の基本
周波数において40〜50dBものサーボゲインが必要
になる。
【0008】しかし、このような強力な2軸アクチュエ
ータを用いる焦点制御には、光学ピックアップのサイズ
や消費電力が大きくなるという問題がある。また、前述
したグルーブ部とランド部との両方を用いたり、2層以
上の記録層を用いて信号を記録再生する光ディスクで
は、最適なフォーカスサーボのオフセット量が同一のデ
ィスク上の記録位置により異なるという問題も生じる。
【0009】本発明は、このような問題を解決するため
に行われたものであり、0.6以上の高開口数の対物レ
ンズを用いる光学系において、従来の対物レンズ移動用
アクチュエータを用いてフォーカスサーボのオフセット
量を最適値に自動調整する焦点制御装置および焦点制御
方法を提供することを目的とする。さらに、上記の焦点
制御方法を適用して、通常のROMディスクの再生はも
ちろん、グルーブ部またはランド部に信号を記録する光
ディスクの記録再生、およびランド部とグルーブ部の両
方に信号を記録する高記録密度の光ディスクの記録再生
を行うことができる光ディスク装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに提案する本発明の焦点制御装置は、光ビームを収束
して記録媒体の信号記録面で合焦するように制御する焦
点制御装置において、光ビームを収束する開口数が0.
6を超える非球面2群対物レンズと、上記対物レンズに
より収束される光ビームを記録媒体の信号記録面で合焦
するように制御する合焦制御手段と、上記合焦制御され
た光ビームの焦点と記録媒体の信号記録面とのオフセッ
ト量を上記記録媒体から再生される信号に応じて調整す
るオフセット調整手段とを備えることを特徴とするもの
である。
【0011】上記の課題を解決するために提案する本発
明の焦点制御方法は、光ビームを対物レンズで収束して
記録媒体の信号記録面で合焦するように制御する焦点制
御方法において、対物レンズにより収束される光ビーム
を記録媒体の信号記録面で合焦するように制御する合焦
制御工程と、上記対物レンズを光軸方向の所定の範囲内
で周期的に移動させて、その範囲の両端における記録媒
体からの再生信号の各振幅を検出する再生信号振幅検出
工程と、上記検出された各振幅の差に応じて上記対物レ
ンズにより収束される光ビームの焦点と記録媒体の信号
記録面とのオフセット量を調整するオフセット調整工程
とを有することを特徴とするものである。
【0012】また、上記の課題を解決するために提案す
る本発明の光ディスク装置は、収束された光ビームを光
ディスクの信号記録面に照射して信号を記録再生する光
ディスク装置において、光ビームを収束する開口数が
0.6を超える非球面2群対物レンズと、上記対物レン
ズにより収束される光ビームを記録媒体の信号記録面で
合焦するように制御する合焦制御手段と、上記合焦制御
された光ビームの焦点と記録媒体の信号記録面とのオフ
セット量を上記記録媒体から再生される信号に応じて調
整するオフセット調整手段と備えることを特徴とするも
のである。
【0013】上記の焦点制御装置、焦点制御方法によれ
ば、高開口数の対物レンズを用いる光学系において、従
来の対物レンズ移動用アクチュエータを用いてフォーカ
スサーボのオフセット量を最適値に自動調整できる。ま
た、上記の光ディスク装置によれば、ランド部とグルー
ブ部の両方に信号を記録したり、2層以上の記録層に信
号を記録する高記録密度の光ディスクの記録再生を行う
ことができる光ディスク装置を提供できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の焦点制御装置、
焦点制御方法および光ディスク装置の好ましい実施の形
態について図面を参照しながら説明する。
【0015】図1は、本発明の光ディスク装置におい
て、上記の光ビームの焦点制御を行いながら信号を再生
するための部分の基本的な構成を示すブロック図であ
る。
【0016】光ディスク10は、スピンドルモータ20
により回転駆動されながら光学系100により信号が記
録再生される記録媒体である。この光ディスク10は、
具体的には、CD−ROMなどの読出専用の光ディスク
や、グルーブ部とランド部のいずれか一方のみに信号を
記録する光ディスク、ランド部とグルーブ部の両方に信
号を記録する光ディスクなどである。
【0017】光学系100は、光ディスク10から信号
を読み出して再生RF信号を出力するための再生系と、
光ディスク10が記録可能な記録媒体である場合には信
号を記録するための記録系から構成される。通常は、こ
れらが一体に構成された光学ピックアップとされる。
【0018】また、光学系100は、光ディスク10に
照射されるレーザ光の焦点制御を行うためのフォーカス
誤差信号や、位置制御を行うためのトラッキング誤差信
号も出力する。なお、この光学系100については具体
的に後述する。
【0019】RF信号増幅部30は、光学系100によ
り読み出された再生RF信号を所定のレベルに増幅する
ためのものである。このRF信号増幅部30からの出力
は再生RF信号として図示していない後段の信号系に供
給されると共に、光学系100の焦点制御を行うための
信号として振幅検出部40にも供給される。
【0020】振幅検出部40は、RF信号増幅部30で
増幅された再生RF信号の振幅を検出するためのもので
ある。この振幅検出部40の出力は制御部50に送られ
る。
【0021】制御部50は、サーボ信号に基づいて光学
系100の焦点制御を行うとともに、振幅検出部40か
らの出力に基づいてフォーカスサーボのオフセット調整
を行うためのものであり、調整部70に制御信号を送
る。この制御部50は、例えば、光ディスク装置全体の
動作を制御するためのCPUの一部として構成される。
【0022】上記のRF信号増幅部30,振幅検出部4
0,制御部50は、後述の合焦制御手段による残留焦点
誤差(オフセット)量を最適値に調整するためのオフセ
ット調整手段を構成している。
【0023】フォーカス誤差検出部60は、光学系10
0内の、光ディスク10からの反射光を検出する光検出
器からの出力に所定の演算を施し、光学系100の焦点
制御を行うためのフォーカス誤差信号を発生するための
ものである。
【0024】調整部70は、フォーカス誤差検出部60
からのフォーカス誤差信号に基づいて、光学系100の
光学ピックアップの焦点制御を行うための制御量を、対
物レンズを移動させるアクチュエータの駆動信号として
光学系100に戻すためのものである。光学系100で
は、この制御量に応じて光学ピックアップのレンズを位
置制御して焦点制御を行う。
【0025】上記のフォーカス誤差検出部60と調整部
70がこの光ディスク装置の合焦制御手段を構成してい
る。
【0026】図2は、上述した光学系100の具体的な
構成例を示している。この構成例では、光ディスク10
が記録可能な光磁気ディスクである場合を想定して記録
用磁気ヘッド101を備えているが、他の各部は、相変
化型光ディスク、追記型光ディスク、読み出し専用の光
ディスクなどの種々の光ディスクにも共通に用いられる
ものである。
【0027】LD(レーザダイオード)110は、光デ
ィスク10に記録されている信号を読み出すためのレー
ザ光源であり、ここでは発振波長が640nmのものを
用いている。なお、使用するレーザ光の波長は、必要に
応じて選択されるものである。LD110から出射した
レーザ光は、コリメータレンズ111、回折格子11
2、ビームスプリッタ113を介し、対物レンズ10
6、先玉レンズ104で収束されて光ディスク10に照
射される。また、光ディスク10が記録可能な光ディス
クである場合には、このLD100からのレーザ光によ
り信号の記録が行われる。
【0028】一方、光ディスク10からの反射光は、そ
のp偏光成分の一部(例えば30%程度)とs偏光成分
の全部が、ビームスプリッタ113によりビームスプリ
ッタ116以降の再生信号光路に導かれる。そして、ビ
ームスプリッタ116からの光の一部は、レンズ11
7,118を介してサーボ信号用PD(フォトダイオー
ド)119に導かれる。
【0029】サーボ信号用フォトダイオード119は、
受光面が4つの素子(A,B,C,D)に分割されてお
り、各素子は受光強度に応じた信号をそれぞれ出力する
ものである。このサーボ信号用フォトダイオード119
と、その出力信号を用いて誤差信号を得る方法について
は後述する。
【0030】また、ビームスプリッタ116からの光の
大部分は、1/2波長板120を介して偏光ビームスプ
リッタ121に導かれる。そして偏光ビームスプリッタ
120により2つに偏光分離された光は、レンズ12
2,123およびレンズ125,126を介してRF信
号用フォトダイオード124および127でそれぞれ検
出されてRF信号となる。そして、フォトダイオード1
24および127からの2つのRF出力を差動増幅した
ものがRF再生信号となる。
【0031】APC(Automatic Power Control)用フ
ォトダイオード115は、レーザダイオード110から
出力されるレーザ光の強度をモニタするためのものであ
り、ビームスプリッタ113で分離されたレーザダイオ
ード110からの光の一部がレンズ114で収束されて
入射する。そして、この入射光の強度が一定になるよう
に光ディスク10上でのレーザ光の強度が制御される。
【0032】記録用磁気ヘッド101は、光ディスク1
0が記録可能な光磁気ディスクである場合に、信号を記
録するためのものである。信号の記録時には、レーザダ
イオード110からのレーザ光により記録膜の一部を加
熱して保磁力を低下させて、記録用磁気ヘッド101か
らの磁界により磁気記録を行う。ここでは、レーザダイ
オード110からのレーザ光を変調して記録する光変調
方式を想定しているが、記録用磁気ヘッドから印加され
る磁界を変調して記録する磁界変調方式を用いることも
できる。
【0033】図3は、光学系100の、レーザダイオー
ド110からのレーザ光を収束して光ディスク10の信
号記録面で合焦させる対物レンズの詳細を示している。
単レンズで得られる最大の開口数は0.6〜0.7程度
であることから、光学系100では、先玉レンズ104
と対物レンズ106とから構成される2群レンズを用い
ている。この2群レンズは、開口数が0.6を超える高
開口数の2群対物レンズとして非球面2群レンズを用い
た光ディスク光学系用対物レンズユニットとして構成さ
れている。
【0034】先玉レンズ104は、対物レンズ106と
光ディスク10との間に配置され、従来から用いられて
いる2軸電磁アクチュエータ107と一体化されたレン
ズホルダ105に搭載された第1のレンズである。ま
た、対物レンズ106は、上記の2軸アクチュエータ1
07に搭載された第2のレンズであり、本実施の形態で
使用されるものの開口数は約0.45である。
【0035】この第1のレンズである先玉レンズ104
は、第2のレンズである対物レンズ106と対をなして
2群対物レンズを構成する。先玉レンズ104と対物レ
ンズ106とから構成される2群レンズは、対物レンズ
106からの収束光が先玉レンズ104に入射する際に
生じるパワー(光を曲げる力)により、入射光の開口数
に対して約1.8の倍率が掛かるため、このレンズユニ
ット全体の開口数は約0.8になる。
【0036】この光学系100において、先玉レンズ1
04と対物レンズ106から構成される2群レンズは、
2軸アクチュエータ107に一体化されて搭載されてい
るため、従来の光ディスク装置に用いられている焦点制
御やトラック制御などをそのまま応用することが可能で
ある。
【0037】また、高開口数の対物レンズを用いて光学
系を構成した場合には、光ディスクの基板の厚さが従来
通り(例えば0.6mm)であると、光ディスクの傾き
により生じるコマ収差に対する許容度が著しく低下して
しまう。このため、開口数が0.6を超える2群対物レ
ンズを用いて光ディスクに信号を記録再生するために
は、光ディスク基板(カバーガラス)の厚さを従来の
0.6mmよりも薄くしなければならない。特に、本実
施の形態のように、対物レンズの開口数が0.8程度に
なると、光ディスク基板をより薄くする必要が生じてく
る。
【0038】具体的には、本実施の形態における光ディ
スク10のカバーガラス10c厚さは0.1mmであ
る。また、高開口数の2群レンズでは、一般に対物レン
ズの作動距離(Woeking Distance;WD)が小さくなる
ため、本実施の形態では、エアギャップ103が約10
0μmと極めて狭くなっている。
【0039】図4は、光学系100のサーボ信号用フォ
トダイオード119の受光面の代表的な構成を模式的に
示している。このフォトダイオード119は、前述した
非点収差法により、光ディスク10からの反射光を受光
して焦点誤差を検出するためのものである。
【0040】フォトダイオード119の受光面は、4つ
の受光素子(A,B,C,D)に分割されており、各受
光素子は受光強度に応じた信号をそれぞれ出力する。そ
して、フォーカス誤差検出部60で、上記の4つの受光
素子からの各出力信号に対して簡単な演算を施すことに
より、焦点誤差に対応する誤差信号を得ることができ
る。
【0041】具体的には、上記の4つの受光素子のうち
の素子Aからの出力をA,素子Bからの出力をB,素子
Cからの出力をC,素子Dからの出力をDとすると、光
ディスクに照射された光ビームの焦点誤差を示す誤差信
号FEは、次の(1)式で与えられる。なお、これらの
各出力は、各受光素子からの出力電流に対して電流−電
圧変換を施して得る電圧である。
【0042】 FE=(A+C)−(B+D) (1) この誤差信号FEは、例えば、光ディスクが合焦位置よ
りも離れているときには正の値になり、合焦位置よりも
近づいているときには負の値になる、いわゆるS字曲線
を描く。したがって、従来の光ディスク装置では、この
誤差信号FEの値が零になるように対物レンズの光軸方
向の位置を連続的に制御してフォーカスサーボを実現し
ている。なお、この誤差信号FEを用いた制御について
は後述する。
【0043】図5は、上述したサーボ信号用フォトダイ
オード119から得られるサーボ信号を用いて光学系1
00の合焦制御を行うための信号を示している。
【0044】図5(a)は、フォトダイオード119の
各受光素子からの出力に対して、(1)式の演算を施し
て得られるフォーカス誤差信号FEを示している。この
誤差信号FEは、前述したように、例えば、光ディスク
10が合焦位置よりも遠いときには正の値になり、光デ
ィスクが合焦位置よりも近いときには負の値になるS字
型の連続波形(いわゆるS字曲線)を描く。なお、誤差
信号FEの極性は、上記の極性とは逆にすることもでき
る。
【0045】図5(b)は、上記のフォトダイオード1
19からの出力A,出力B,出力C,出力Dを全て加算
した信号である検出器和信号SUMを示している。
【0046】また、図5(c)は、誤差信号FEが存在
し、かつ検出器和信号SUMが予め設定された値(検出
レベル)以上であるときに合焦状態を示す信号として出
力される合焦ゲート信号を示している。合焦制御手段
は、この合焦ゲート信号を検出するとサーボループを閉
じて引き込み動作を行うことにより焦点制御を行う。
【0047】次に、本発明の焦点制御方法および光ディ
スク装置について説明する。
【0048】以下では、まず本発明の光ディスク装置の
具体的な実施の形態について示し、その光ディスク装置
の構成を参照しながら本発明の焦点制御方法の実施の形
態を説明する。
【0049】図6は、図5に示した合焦制御用の信号を
用いて、合焦制御およびフォーカスサーボのオフセット
調整を行う、本発明の光ディスク装置の一構成例を示す
ブロック図である。なお、図1に示した各部と同一の構
成を有する部分については、図6においても同一の指示
符号を付して説明を省略する。
【0050】光学系100により光ディスク10から読
み出された再生RF信号は、RF信号ヘッドアンプ31
とサーボアンプ61に入力される。
【0051】RF信号ヘッドアンプ31は、光学系10
0からの再生RF信号を、後段で処理するために必要な
所定のレベルに増幅するものである。ここで増幅された
再生RF信号は、図示していない後段の信号系に供給さ
れると共に、光学系100の焦点制御を行うための信号
としてエンベロープ検出部41にも供給される。
【0052】エンベロープ検出部41は、RF信号ヘッ
ドアンプ31で増幅された再生RF信号に対してエンベ
ロープ検波を行い、その振幅を検出するためのものであ
る。このエンベロープ検出部41の出力はCPU50に
送られる。
【0053】CPU50は、光ディスク装置全体の動作
を制御するための制御部であり、光学系100の焦点制
御を行うための機能も備えている。エンベロープ検出部
41からの出力は、CPU50のA/D変換部でA/D
変換された後に、所定の制御手順に基づいて処理され、
光学系100の焦点制御やトラッキング制御用の制御信
号を出力する。なお、この制御手順については後述す
る。
【0054】この光ディスク装置においては、上記のR
Fヘッドアンプ31,エンベロープ検出部41,CPU
50は、後述の合焦制御手段による残留焦点誤差(オフ
セット)量を最適値に調整するためのオフセット調整手
段に相当する。
【0055】一方、サーボヘッドアンプ61は、光学系
100内の、光ディスク10からの反射光を検出するサ
ーボ信号用フォトダイオード119からの出力を、後段
で処理するために必要な所定のレベルに増幅するもので
ある。ここで増幅されたフォトダイオード119からの
出力であるサーボ信号は、フォーカス誤差検出部62と
トラッキング誤差検出部63に送られる。
【0056】フォーカス誤差検出部62は、サーボヘッ
ドアンプ61で増幅されたフォトダイオード119から
の出力に所定の演算を施し、光学系100の焦点制御を
行うための誤差信号を発生するためのものである。ここ
で施される演算は、具体的には前述の(1)式で与えら
れるようなものである。
【0057】そして、位相補償部71では、フォーカス
誤差検出部62からの誤差信号と、CPU50から送ら
れるフォーカスバイアスプリセット値やフォーカスバイ
アス調整値などの制御信号に対して、アクチュエータ1
07の位相遅れ等に応じた位相補償が行われる。位相補
償部71の出力に対して、増幅部72で必要な増幅が行
われ、光学系100に戻される。
【0058】また、トラッキング誤差検出部63は、サ
ーボヘッドアンプ61で増幅されたフォトダイオード1
19からの出力にトラッキング制御に必要な処理を施
し、光学系100の焦点制御を行うための誤差信号を発
生するためのものである。
【0059】そして、トラッキング誤差検出部63から
の誤差信号には、位相補償部73で位相補償が施され、
増幅部74で必要な増幅が行われた後に光学系100に
戻される。
【0060】この光ディスク装置においては、上記のサ
ーボヘッドアンプ61,フォーカス誤差検出部62,ト
ラッキング誤差検出部63,位相補償部71,73,増
幅部72,74が合焦制御手段を構成している。
【0061】上記の光ディスク装置のオフセット調整手
段は、光ディスク10から読み出される再生RF信号の
振幅が最大になるようにフォーカスサーボのオフセット
量を制御する。この場合には、フォーカスサーボが作動
している状態で対物レンズの位置(オフセット量)を故
意に変化させながら再生RF信号をエンベロープ検波部
41で再生RF信号をエンベロープ検波して、再生RF
信号の振幅が最大になるように2軸アクチュエータ10
7を位置制御する。
【0062】なお、本実施の形態においては、焦点制御
用の誤差信号を得るために非点収差法を用い、またトラ
ック制御用の誤差信号を得るために作動プッシュプル
(Differential Push−Pull;DPP )法を用いてい
る。
【0063】次に、本発明の焦点制御方法の実施の形態
について、図6に例示の光ディスク装置の構成および前
述した光学系100の構成を参照しながら説明する。
【0064】図7は、図6の光ディスク装置において、
光学系100の対物レンズを搭載したアクチュエータ1
07を光軸方向に周期的に移動させながら、フォーカス
サーボのオフセット量の最適値を検出する動作を説明す
るためのものである。
【0065】図7(a)は、増幅部72から供給される
アクチュエータ107の駆動信号の波形の一例を示して
いる。この例のように、アクチュエータ107が正弦波
状の駆動電流により駆動されると、対物レンズと光ディ
スク100との間隔、すなわちフォーカスサーボのオフ
セット量も正弦波状に変化する。なお、この駆動信号の
周波数は、フォーカスサーボループが有効なゲインをも
つ周波数帯域よりも十分低い周波数であり、例えば数1
0Hz〜1kHz程度である。なお、フォーカスオフセ
ット量を最適化するための情報は、対物レンズを光軸方
向の任意の範囲を1回移動させることにより得られる
が、周期的に繰り返して移動させることによりS/Nが
高い制御信号をえることができる。また、この駆動信号
によりアクチュエータ107が移動する距離は、±0.
1μm程度である。
【0066】図7(b)は、図7(a)のような駆動信
号によりアクチュエータ107が駆動されて対物レンズ
が移動したときの再生RF信号のエンベロープの変化を
示している。フォーカスサーボのオフセット量が最適で
あれば、焦点が光ディスク10の信号記録面を中心にし
て変化するため、再生RF信号の振幅(エンベロープ)
が最大になる。一方、対物レンズがディスクに最も近づ
いた点t1 と最も遠ざかった点t2 では、再生RF信号
のエンベロープが極小になる。
【0067】ここで、対物レンズが移動する範囲の両端
であるt1 点の振幅A(1)とt2点の振幅A(2)と
が異なる場合には、正弦波の中心値がフォーカスオフセ
ット量の最適値からずれていることを意味する。
【0068】この判別は、焦点が、光ディスク10の信
号記録面よりも離れているか、または近づいているかを
判断するものであり、振幅A(1)と振幅A(2)の大
小関係が誤差信号の極性に対応する。従って、このこと
を利用して、t1 点の振幅A(1)とt2 の振幅A
(2)とが等しくなるようにオフセット量を調整すれ
ば、光学系100のフォーカスオフセット量を最適化で
きる。
【0069】図6の光ディスク装置の光学系100のデ
フォーカス許容値は、実験結果から約±0.8μmであ
る。このデフォーカス許容値に対して、上記の方法によ
れば、約100msでフォーカスオフセット量を最適値
に調整できる。
【0070】なお、上述したフォーカスオフセット量の
調整時には、対物レンズの作動距離WDが短いために、
先玉レンズ104と光ディスク10との間のエアギャッ
プ103も約100μmと非常に小さいことを考慮し
て、対物レンズユニットが光ディスク10に向かって移
動しているときにフォーカス引き込み動作を行うように
構成して、前玉レンズ104と光ディスク10が衝突す
ることを防ぐようにする。このために、誤差信号FEの
極性を参照して、光ディスク10が合焦位置よりも離れ
ているか近づいているかの判断も行う必要がある。
【0071】なお、本実施の形態では、フォーカスサー
ボのオフセット量が最適値になったときに再生RF信号
の振幅が最大になることを利用しているが、再生信号の
ジッタ(Jitter)値が最小になることを利用することも
できる。
【0072】また、本発明の焦点制御方法および光ディ
スク装置は、記録密度を高めるためにランド部とグルー
ブ部の両方に信号を記録する光ディスクの記録再生にも
好適である。
【0073】図8は、ランド部とグルーブ部を有する光
ディスクの一部を示している。グルーブ部82は光ディ
スクに渦巻状に形成される案内溝であり、ランド部81
はグルーブが形成されていない部分である。一般に、ラ
ンド部81に記録された信号とグルーブ部82に記録さ
れた信号との間の干渉(クロストーク)を避けるため
に、これらの幅はほぼ等しくされる。また、グルーブ部
82の深さはλ/6程度である。
【0074】光ディスク10が、ランド部81とグルー
ブ部82の両方に信号を記録した光ディスクである場合
には、まずランド部81において予め設定(プリセッ
ト)されたフォーカスオフセット量を用いて前述の手順
によりフォーカスサーボの引き込み動作を行なう。そし
て、その後さらに上記の方法によってフォーカスサーボ
のオフセット量を微調整する。これは、ランド部81に
対するオフセット量の最適値とグルーブ部に対するオフ
セット量の最適値とは異なるためである。
【0075】また、記録再生トラックをランド部81か
らグルーブ部82に切り換える場合には、プリセットさ
れたフォーカスバイアス値を用いてグルーブ部82にト
ラックジャンプした後に、同様にフォーカスサーボのオ
フセット量の微調整を行なう。
【0076】なお、光磁気ディスクなどの記録可能な光
ディスクに信号を記録する場合には、フォーカスサーボ
のオフセット調整を信号記録前にも行う必要がある。こ
のとき、未記録の媒体を用いる場合には、プリフォーマ
ットされているアドレス信号や同期引き込み用のSyn
cマークなどを流用して、これらの再生信号の振幅が最
大になるようにフォーカスのオフセット量を最適化す
る。
【0077】図9は、以上説明したフォーカスサーボの
オフセット量を最適化する手順を示すフローチャートで
ある。
【0078】ステップST1では、光ディスクに記録さ
れている信号が、ランド部に記録されているかグルーブ
部に記録されているかを検出する。このとき、前述した
ようにフォーカスサーボの引き込みを行い、サーボルー
プがオン状態で2軸アクチュエータ107に駆動電流を
印加して対物レンズを光軸方向に移動させて、光ディス
ク10からの再生信号の品質が最良になる位置を検出す
る。
【0079】この動作は、光ディスクからの反射光が、
目的の信号記録面からの反射光であることを確認するた
めに行われるものである。一般に、光ディスクの表面は
数%程度の反射率を有しているために、対物レンズを光
ディスクに近づけて行くとディスク表面からの反射光が
最初に検出される。このため、上記の操作を行わない
と、光ディスクの表面に対してサーボループの引き込み
を行って合焦制御してしまう。また、DVD(デジタル
ビデオディスク)のように2層の信号記録層を有する光
ディスクでは、第1の記録層と第2の記録層のどちらに
対して合焦制御が行われているかを判断する必要がある
ためである。
【0080】ステップST2では、フォーカスサーボの
オフセット量を調整するための目標値であるフォーカス
バイアス値をプリセット値に設定する。また、アクチュ
エータ107に正弦波の駆動信号を印加して、光軸方向
に周期的に微動させる。
【0081】ステップST3では、アクチュエータ10
7に正弦波状の駆動信号を印加して、対物レンズを周期
的に微動させたときの再生RF信号の振幅(エンベロー
プ)の変化を検出する。この検出は、図7(b)に示し
たように、A(1)>A(2)であるか、A(1)<A
(2)であるかが判別される。そして、A(1)>A
(2)であるときにはステップST4に進み、A(1)
<A(2)であるときにはステップST6に進む。
【0082】ステップST4では、フォーカスバイアス
値を増加させる制御が行われる。これは、本実施の形態
においては、A(1)>A(2)であることが、光ディ
スクが合焦位置よりも離れていることに相当するからで
ある。
【0083】ステップST5では、A(1)=A(2)
になったかどうかが判断される。A(1)=A(2)で
あるときにはステップST8に進み、A(1)=A
(2)でない時には再びステップST3に戻る。
【0084】一方、ステップST6では、フォーカスバ
イアス値を減少させる制御が行われる。これは、本実施
の形態においては、A(1)<A(2)であることが、
光ディスクが合焦位置よりも近づいていることに相当す
るからである。
【0085】ステップST7では、A(1)=A(2)
になったかどうかが判断される。A(1)=A(2)で
あるときにはステップST8に進み、A(1)=A
(2)でない時には再びステップST3に戻る。
【0086】ステップST8では、A(1)=A(2)
とするフォーカスバイアス値を固定する。そして、アク
チュエータへの正弦波の印加を停止して通常の再生状態
になる。なお、ステップST1の操作を省略すると、グ
ルーブを有する光ディスクでは、A(1)=A(2)に
なった場合でもフォーカスオフセット量が最適でないこ
とがある。これは、非点収差法を用いて合焦制御を行う
場合に、平面でない光ディスクからの回折光の影響を受
けるためである。
【0087】以上の手順により、光学系100のフォー
カスサーボのオフセット量を最適値に調整できる。
【0088】なお、以上の説明では、光ディスクが光磁
気ディスクであるとして説明したが、本発明は、相変化
光ディスク、追記型光ディスクなど種々の光ディスクに
も適用可能であることはもちろんである。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、開口数が0.6を超え
る非球面2群対物レンズにより収束される光ビームの焦
点と記録媒体の信号記録面とのオフセット量を、上記記
録媒体から再生される信号に応じて調整するようにした
ため、従来の対物レンズ用アクチュエータを用いてフォ
ーカスサーボオフセット量を最適値に自動調整できる焦
点制御装置および方法を提供できる。
【0090】また、本発明によれば、グルーブ部とラン
ド部の両方を用いたり、複数の記録層を用いる高記録密
度の光ディスクの記録再生を行うことができる光ディス
ク装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク装置の光ビームの焦点制御
を行う部分の基本的な構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の光ディスク装置の光学系の構成例を示
す図である。
【図3】先玉レンズと対物レンズとから構成される2群
レンズの詳細を示す図である。
【図4】非点収差法において光ディスクからの反射光を
受光して焦点誤差を検出するために用いられる光検出器
の構造を示す図である。
【図5】焦点制御に用いられる信号を説明するための図
である。
【図6】本発明の光ディスク装置の一構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】対物レンズを光軸方向に周期的に移動させなが
ら、フォーカスサーボのオフセット量の最適値を検出す
る動作を説明するための図である。
【図8】光ディスクのグルーブ部とランド部について説
明するための図である。
【図9】本発明の焦点制御方法の手順を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
10 光ディスク、 20 スピンドルモータ、 30
RF信号ヘッドアンプ、 40 エンベロープ検波
部、 50 CPU、 61 サーボヘッドアンプ、
62 フォーカス誤差検出部、 63,66 位相補償
部、 64,67増幅部、 65 トラッキング誤差検
出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大里 潔 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡辺 俊夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを収束して記録媒体の信号記録
    面で合焦するように制御する焦点制御装置において、 光ビームを収束する開口数が0.6を超える非球面2群
    対物レンズと、 上記対物レンズにより収束される光ビームを記録媒体の
    信号記録面で合焦するように制御する合焦制御手段と、 上記合焦制御された光ビームの焦点と上記記録媒体の信
    号記録面とのオフセット量を上記記録媒体から再生され
    る信号に応じて調整するオフセット調整手段とを備える
    ことを特徴とする焦点制御装置。
  2. 【請求項2】 上記合焦制御手段は、非点収差法を用い
    ることを特徴とする請求項1記載の焦点制御装置。
  3. 【請求項3】 上記オフセット調整手段は、上記対物レ
    ンズを光軸方向の所定の範囲内で周期的に移動させて、
    その範囲の両端における記録媒体からの再生信号の各振
    幅に応じて上記オフセット量を調整することを特徴とす
    る請求項1記載の焦点制御装置。
  4. 【請求項4】 上記対物レンズは、正弦波状に移動する
    ことを特徴とする請求項3記載の焦点制御装置。
  5. 【請求項5】 光ビームを対物レンズで収束して記録媒
    体の信号記録面で合焦するように制御する焦点制御方法
    において、 対物レンズにより収束される光ビームを記録媒体の信号
    記録面で合焦するように制御する合焦制御工程と、 上記対物レンズを光軸方向の所定の範囲内で周期的に移
    動させて、その範囲の両端における記録媒体からの再生
    信号の各振幅を検出し、検出された再生信号の各振幅の
    差に応じて上記対物レンズにより収束される光ビームの
    焦点と記録媒体の信号記録面とのオフセット量を調整す
    るオフセット調整工程とを有することを特徴とする焦点
    制御方法。
  6. 【請求項6】 上記対物レンズは、開口数が0.6を超
    える非球面2群対物レンズであることを特徴とする請求
    項5記載の焦点調整方法。
  7. 【請求項7】 上記合焦制御工程では、非点収差法を用
    いることを特徴とする請求項5記載の焦点制御方法。
  8. 【請求項8】 上記オフセット調整工程において、対物
    レンズが正弦波状に移動することを特徴とする請求項5
    記載の焦点制御方法。
  9. 【請求項9】 上記再生信号振幅検出工程とオフセット
    調整工程とが複数回繰り返して行われることを特徴とす
    る請求項5記載の焦点制御方法。
  10. 【請求項10】 収束された光ビームを光ディスクの信
    号記録面に照射して信号を記録再生する光ディスク装置
    において、 光ビームを収束する開口数が0.6を超える非球面2群
    対物レンズと、 上記対物レンズにより収束される光ビームを記録媒体の
    信号記録面で合焦するように制御する合焦制御手段と、 上記合焦制御された光ビームの焦点と記録媒体の信号記
    録面とのオフセット量を上記記録媒体から再生される信
    号に応じて調整するオフセット調整手段と備えることを
    特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 上記合焦制御手段は、非点収差法を用
    いることを特徴とする請求項10記載の光ディスク装
    置。
  12. 【請求項12】 上記オフセット調整手段は、上記対物
    レンズを光軸方向の所定の範囲内で周期的に移動させ
    て、その範囲の両端における記録媒体からの再生信号の
    各振幅に応じて上記オフセット量を調整することを特徴
    とする請求項10記載の光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 上記対物レンズは、正弦波状に移動す
    ることを特徴とする請求項12記載の光ディスク装置。
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