JP2000343127A - 曲げ加工装置 - Google Patents
曲げ加工装置Info
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- JP2000343127A JP2000343127A JP11152676A JP15267699A JP2000343127A JP 2000343127 A JP2000343127 A JP 2000343127A JP 11152676 A JP11152676 A JP 11152676A JP 15267699 A JP15267699 A JP 15267699A JP 2000343127 A JP2000343127 A JP 2000343127A
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- JP
- Japan
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- die
- punch
- bending
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- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単なクラウニング手段により通り精度を向
上させて均一な曲げ加工を行うことのできる曲げ加工装
置を提供する。 【解決手段】 パンチＰを装着した上部テーブル９Ｕと
ダイＤを装着した下部テーブル９Ｌを相対的に上下移動
させることによりパンチＰとダイＤの協働でワークＷに
曲げ加工を行う際に、種々の情報に基づいて制御装置２
１により求められた変形量だけクラウニング手段１９に
より上部テーブル９Ｕまたは下部テーブル９Ｌを凸に変
形させ、前記パンチＰとダイＤの間隔を均一に調整す
る。このとき、制御装置２１により得られた回転角だけ
サーボモータ３３が偏心軸４３を回転させることによ
り、上部テーブル９Ｕまたは下部テーブル９Ｌの中央部
を凸に変形させる。
上させて均一な曲げ加工を行うことのできる曲げ加工装
置を提供する。 【解決手段】 パンチＰを装着した上部テーブル９Ｕと
ダイＤを装着した下部テーブル９Ｌを相対的に上下移動
させることによりパンチＰとダイＤの協働でワークＷに
曲げ加工を行う際に、種々の情報に基づいて制御装置２
１により求められた変形量だけクラウニング手段１９に
より上部テーブル９Ｕまたは下部テーブル９Ｌを凸に変
形させ、前記パンチＰとダイＤの間隔を均一に調整す
る。このとき、制御装置２１により得られた回転角だけ
サーボモータ３３が偏心軸４３を回転させることによ
り、上部テーブル９Ｕまたは下部テーブル９Ｌの中央部
を凸に変形させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンパクトでシ
ンプルなクラウニング手段を用いて均一で高精度の曲げ
加工を行うことのできる曲げ加工装置に関するものであ
る。
ンプルなクラウニング手段を用いて均一で高精度の曲げ
加工を行うことのできる曲げ加工装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】図１１（Ａ），（Ｂ）には、プレスブレ
ーキ１０１の一例が示されている。なお、プレスブレー
キ１０１は従来より知られているので、詳細な説明は省
略して概略を説明する。
ーキ１０１の一例が示されている。なお、プレスブレー
キ１０１は従来より知られているので、詳細な説明は省
略して概略を説明する。
【０００３】このプレスブレーキ１０１では、左右のフ
レーム１０３Ｌ、１０３Ｒが立設されており、フレーム
１０３Ｌ、１０３Ｒの上部前面には、下端面にパンチＰ
を装着した上部テーブル１０５Ｕが昇降自在に設けられ
ている。
レーム１０３Ｌ、１０３Ｒが立設されており、フレーム
１０３Ｌ、１０３Ｒの上部前面には、下端面にパンチＰ
を装着した上部テーブル１０５Ｕが昇降自在に設けられ
ている。
【０００４】また、フレーム１０３Ｌ、１０３Ｒの下部
前面には、上端面にダイＤを装着した下部テーブル１０
５Ｌが設けられている。すなわち図１１（Ｂ）を参照す
るに、フレーム１０３Ｌ、１０３Ｒに固定された前後の
支持板１０７Ｆ、１０７Ｒの間には、下部テーブル１０
５Ｌが中央部のみ上下移動可能に設けられており、この
下部テーブル１０５Ｌは左右両端部において支点ピン１
０９により支持板１０７Ｆ、１０７Ｒに支持されてい
る。
前面には、上端面にダイＤを装着した下部テーブル１０
５Ｌが設けられている。すなわち図１１（Ｂ）を参照す
るに、フレーム１０３Ｌ、１０３Ｒに固定された前後の
支持板１０７Ｆ、１０７Ｒの間には、下部テーブル１０
５Ｌが中央部のみ上下移動可能に設けられており、この
下部テーブル１０５Ｌは左右両端部において支点ピン１
０９により支持板１０７Ｆ、１０７Ｒに支持されてい
る。
【０００５】さらに、下部テーブル１０５Ｌの中央部下
側には、曲げ加工時におけるダイＤの通り精度を向上さ
せるために、クラウニング用油圧シリンダ１１１が設け
られている。
側には、曲げ加工時におけるダイＤの通り精度を向上さ
せるために、クラウニング用油圧シリンダ１１１が設け
られている。
【０００６】一方、前記左右のフレーム１０３Ｌ、１０
３Ｒの間に架設された上部フレーム１０３Ｕには、前記
上部テーブル１０５Ｕを昇降させるために左右の油圧シ
リンダ１１３Ｌ、１１３Ｒが設けられている。
３Ｒの間に架設された上部フレーム１０３Ｕには、前記
上部テーブル１０５Ｕを昇降させるために左右の油圧シ
リンダ１１３Ｌ、１１３Ｒが設けられている。
【０００７】上記構成により、ダイＤとパンチＰとの間
に加工するワークＷを位置決めし、左右の油圧シリンダ
１１３Ｌ、１１３Ｒにより上部テーブル１０５Ｕを下降
させて、ダイＤとパンチＰとの協働によりワークＷに曲
げ加工を行う。この際、クラウニング用油圧シリンダ１
１１によりダイＤを装着した下部テーブル１０５Ｌの中
央部を持ち上げてダイＤの通り精度を向上させ、所定の
曲げ角度が得られるようにしている。
に加工するワークＷを位置決めし、左右の油圧シリンダ
１１３Ｌ、１１３Ｒにより上部テーブル１０５Ｕを下降
させて、ダイＤとパンチＰとの協働によりワークＷに曲
げ加工を行う。この際、クラウニング用油圧シリンダ１
１１によりダイＤを装着した下部テーブル１０５Ｌの中
央部を持ち上げてダイＤの通り精度を向上させ、所定の
曲げ角度が得られるようにしている。
【０００８】しかしながら、このように油圧シリンダ１
１３Ｌ、１１３Ｒを用いたプレスブレーキ１０１にあっ
ては、加工に際して予めワーク情報や製品情報等から所
定の曲げ角度を得るためにＤ値（刃間距離）の計算をし
ても、油圧シリンダ１１３Ｌ、１１３Ｒの作動油の温度
上昇に伴う上部テーブル１０５Ｕやフレーム１０３Ｌ、
１０３Ｒ等の変形により、均一で高精度の曲げ角度を得
ることが困難である。
１３Ｌ、１１３Ｒを用いたプレスブレーキ１０１にあっ
ては、加工に際して予めワーク情報や製品情報等から所
定の曲げ角度を得るためにＤ値（刃間距離）の計算をし
ても、油圧シリンダ１１３Ｌ、１１３Ｒの作動油の温度
上昇に伴う上部テーブル１０５Ｕやフレーム１０３Ｌ、
１０３Ｒ等の変形により、均一で高精度の曲げ角度を得
ることが困難である。
【０００９】そこで、図１２に示されてプレスブレーキ
１１５のように、上部フレーム１０３Ｕに熱影響の少な
い図示省略のＡＣサーボモータによりボールネジを回転
させて、上部テーブル１０５Ｕを昇降させるボールネジ
ユニット１１７を設けたものがある。このようなプレス
ブレーキ１１５においては、ボールネジユニット１１７
により上部テーブル１０５Ｕを昇降させて、ダイＤとパ
ンチＰとの協働によりワークＷに曲げ加工を行う。
１１５のように、上部フレーム１０３Ｕに熱影響の少な
い図示省略のＡＣサーボモータによりボールネジを回転
させて、上部テーブル１０５Ｕを昇降させるボールネジ
ユニット１１７を設けたものがある。このようなプレス
ブレーキ１１５においては、ボールネジユニット１１７
により上部テーブル１０５Ｕを昇降させて、ダイＤとパ
ンチＰとの協働によりワークＷに曲げ加工を行う。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たボールネジユニット１１７を用いたプレスブレーキ１
１５においては、油圧シリンダ１１３Ｌ、１１３Ｒを用
いたプレスブレーキ１０１のような熱影響を受けないも
のの、プレスブレーキ１１５が大型化すると上部テーブ
ル１０５Ｕを昇降させるためのボールネジユニット１１
７の軸数が増加する（図１２参照、例えばここでは４
個）。このため、各ボールネジユニット１１７を制御し
てパンチＰとダイＤの間隔を一定に保つ必要があり、装
置が複雑化するという問題がある。
たボールネジユニット１１７を用いたプレスブレーキ１
１５においては、油圧シリンダ１１３Ｌ、１１３Ｒを用
いたプレスブレーキ１０１のような熱影響を受けないも
のの、プレスブレーキ１１５が大型化すると上部テーブ
ル１０５Ｕを昇降させるためのボールネジユニット１１
７の軸数が増加する（図１２参照、例えばここでは４
個）。このため、各ボールネジユニット１１７を制御し
てパンチＰとダイＤの間隔を一定に保つ必要があり、装
置が複雑化するという問題がある。
【００１１】この発明の目的は、以上のような従来の技
術に着目してなされたものであり、簡単なクラウニング
手段により通り精度を向上させて均一な曲げ加工を行う
ことのできる曲げ加工装置を提供することにある。
術に着目してなされたものであり、簡単なクラウニング
手段により通り精度を向上させて均一な曲げ加工を行う
ことのできる曲げ加工装置を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項１による発明の曲げ加工装置は、パンチを
装着した上部テーブルとダイを装着した下部テーブルを
相対的に上下移動させることによりパンチとダイの協働
でワークに曲げ加工を行う曲げ加工装置であって、前記
上部テーブルまたは下部テーブルのほぼ中央部を凸方向
に変形させるべく設けられたクラウニング手段と、前記
ワークに関する情報、製品情報、加工情報等に基づいて
前記凸方向の変形量を算出すると共に前記クラウニング
手段を制御する制御装置と、を備えてなることを特徴と
するものである。
めに、請求項１による発明の曲げ加工装置は、パンチを
装着した上部テーブルとダイを装着した下部テーブルを
相対的に上下移動させることによりパンチとダイの協働
でワークに曲げ加工を行う曲げ加工装置であって、前記
上部テーブルまたは下部テーブルのほぼ中央部を凸方向
に変形させるべく設けられたクラウニング手段と、前記
ワークに関する情報、製品情報、加工情報等に基づいて
前記凸方向の変形量を算出すると共に前記クラウニング
手段を制御する制御装置と、を備えてなることを特徴と
するものである。
【００１３】従って、パンチを装着した上部テーブルと
ダイを装着した下部テーブルを相対的に上下移動させる
ことによりパンチとダイの協働でワークに曲げ加工を行
う際に、種々の情報に基づいて制御装置により求められ
た変形量だけクラウニング手段により上部テーブルまた
は下部テーブルを凸に変形させ、前記パンチとダイの間
隔を均一に調整する。
ダイを装着した下部テーブルを相対的に上下移動させる
ことによりパンチとダイの協働でワークに曲げ加工を行
う際に、種々の情報に基づいて制御装置により求められ
た変形量だけクラウニング手段により上部テーブルまた
は下部テーブルを凸に変形させ、前記パンチとダイの間
隔を均一に調整する。
【００１４】請求項２による発明の曲げ加工装置は、請
求項１記載の曲げ加工装置において、前記クラウニング
手段が、回転することにより前記上部テーブルまたは下
部テーブルを凸方向に変形させるための偏心軸と、この
偏心軸を回転させるためのサーボモータと、を備えてな
ることを特徴とするものである。
求項１記載の曲げ加工装置において、前記クラウニング
手段が、回転することにより前記上部テーブルまたは下
部テーブルを凸方向に変形させるための偏心軸と、この
偏心軸を回転させるためのサーボモータと、を備えてな
ることを特徴とするものである。
【００１５】従って、サーボモータが偏心軸を所定角度
だけ回転させることにより、上部テーブルまたは下部テ
ーブルの中央部をを所定量だけ持ち上げて凸方向に変形
させる。
だけ回転させることにより、上部テーブルまたは下部テ
ーブルの中央部をを所定量だけ持ち上げて凸方向に変形
させる。
【００１６】請求項３による発明の曲げ加工装置は、請
求項１または２記載の曲げ加工装置において、前記制御
装置が、種々の情報を入力する入力手段と、入力された
情報を適宜記憶しておくメモリと、入力されあるいはメ
モリに記憶されている情報に基づいて前記上部テーブル
または下部テーブルの凸変形量を算出すると共に前記偏
心軸の回転角を算出する演算部と、を備えてなることを
特徴とするものである。
求項１または２記載の曲げ加工装置において、前記制御
装置が、種々の情報を入力する入力手段と、入力された
情報を適宜記憶しておくメモリと、入力されあるいはメ
モリに記憶されている情報に基づいて前記上部テーブル
または下部テーブルの凸変形量を算出すると共に前記偏
心軸の回転角を算出する演算部と、を備えてなることを
特徴とするものである。
【００１７】従って、制御装置では、入力手段により入
力されメモリに記憶された種々の情報に基づいて、演算
部が上部テーブルまたは下部テーブルの変形量を算出
し、さらに偏心軸の回転角度を算出し、サーボモータを
制御してクラウニングを行う。
力されメモリに記憶された種々の情報に基づいて、演算
部が上部テーブルまたは下部テーブルの変形量を算出
し、さらに偏心軸の回転角度を算出し、サーボモータを
制御してクラウニングを行う。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【００１９】図２および図３には、この発明に係る曲げ
加工装置としてのプレスブレーキ１の全体が示されてい
る。このプレスブレーキ１では、中央前部に切欠きＧを
有する左右のフレーム３Ｌ、３Ｒが土台５に立設されて
いる。このフレーム３Ｌ、３Ｒの上部前方（図３中左
側）には、下端部に複数の中間板７を介してパンチＰを
装着するラムとしての上部テーブル９Ｕが上下移動自在
に設けられている。
加工装置としてのプレスブレーキ１の全体が示されてい
る。このプレスブレーキ１では、中央前部に切欠きＧを
有する左右のフレーム３Ｌ、３Ｒが土台５に立設されて
いる。このフレーム３Ｌ、３Ｒの上部前方（図３中左
側）には、下端部に複数の中間板７を介してパンチＰを
装着するラムとしての上部テーブル９Ｕが上下移動自在
に設けられている。
【００２０】また、フレーム３Ｌ、３Ｒの上部前面に
は、前述の上部テーブル９Ｕを上下移動させるラム駆動
手段である左右のボールネジユニット１１Ｌ、１１Ｒが
設けられている。このボールネジユニット１１Ｌ、１１
Ｒでは、駆動モータ１３により図示省略のボールネジを
回転駆動して上部テーブル９Ｕを上下移動させる。
は、前述の上部テーブル９Ｕを上下移動させるラム駆動
手段である左右のボールネジユニット１１Ｌ、１１Ｒが
設けられている。このボールネジユニット１１Ｌ、１１
Ｒでは、駆動モータ１３により図示省略のボールネジを
回転駆動して上部テーブル９Ｕを上下移動させる。
【００２１】一方、左右のフレーム３Ｌ、３Ｒの下部前
面には前後（図３中左右）の支持板１５Ｆ、１５Ｒが設
けられており、上端部にダイＤを装着する下部テーブル
９Ｌが前後の支持板１５Ｆ、１５Ｒの上部に挟まれてい
る。また、下部テーブル９Ｌの左右両端（図１中左右両
端）は、前記支持板１５Ｆ、１５Ｒと一体的に貫通して
フレーム３Ｌ、３Ｒに固定される支点ピン１７Ｌ、１７
Ｒによりに支持されている。
面には前後（図３中左右）の支持板１５Ｆ、１５Ｒが設
けられており、上端部にダイＤを装着する下部テーブル
９Ｌが前後の支持板１５Ｆ、１５Ｒの上部に挟まれてい
る。また、下部テーブル９Ｌの左右両端（図１中左右両
端）は、前記支持板１５Ｆ、１５Ｒと一体的に貫通して
フレーム３Ｌ、３Ｒに固定される支点ピン１７Ｌ、１７
Ｒによりに支持されている。
【００２２】従って、下部テーブル９Ｌにおける左右両
端部は支点ピン１７Ｌ、１７Ｒによりフレーム３Ｌ、３
Ｒに対して上下方向に固定されているが、中央部分では
若干の上下変形が可能となっている。
端部は支点ピン１７Ｌ、１７Ｒによりフレーム３Ｌ、３
Ｒに対して上下方向に固定されているが、中央部分では
若干の上下変形が可能となっている。
【００２３】また、支持板１５Ｆ、１５Ｒの中央部にお
いて下部テーブル９Ｌの下側に接するように、前述の左
右の支点ピン１７Ｌ、１７Ｒを支点として下部テーブル
９Ｌの中央部を持ち上げるために詳細を後述するクラウ
ニング手段１９が設けられている。
いて下部テーブル９Ｌの下側に接するように、前述の左
右の支点ピン１７Ｌ、１７Ｒを支点として下部テーブル
９Ｌの中央部を持ち上げるために詳細を後述するクラウ
ニング手段１９が設けられている。
【００２４】なお、図２中左側のフレーム３Ｌの左側に
は、前述の駆動モータ１３やクラウニング手段１９を制
御するための制御装置２１が設けられている。
は、前述の駆動モータ１３やクラウニング手段１９を制
御するための制御装置２１が設けられている。
【００２５】上記構成により、加工時には、クラウニン
グ手段１９により下部テーブル９Ｌの中央部を持ち上げ
ることによりダイＤの通り精度を向上させて、均一な曲
げ加工を行うようにする。
グ手段１９により下部テーブル９Ｌの中央部を持ち上げ
ることによりダイＤの通り精度を向上させて、均一な曲
げ加工を行うようにする。
【００２６】図３を参照するに、左右のフレーム３Ｌ、
３Ｒの切欠きＧ位置には、ワークＷの曲げ位置をパンチ
ＰおよびダイＤの位置に合わせるためのバックゲージ装
置２３が設けられている。このバックゲージ装置２３で
は、ワークＷを突き当てる突当て２５が複数個（図２で
は２個）支持部材２７に沿って間隔調整自在に設けられ
ている。さらに、この支持部材２７は、リンク機構２９
により前後方向に移動・位置決め可能となっている。
３Ｒの切欠きＧ位置には、ワークＷの曲げ位置をパンチ
ＰおよびダイＤの位置に合わせるためのバックゲージ装
置２３が設けられている。このバックゲージ装置２３で
は、ワークＷを突き当てる突当て２５が複数個（図２で
は２個）支持部材２７に沿って間隔調整自在に設けられ
ている。さらに、この支持部材２７は、リンク機構２９
により前後方向に移動・位置決め可能となっている。
【００２７】上記構成により、加工するワークＷの前端
を、所定位置に位置決めされている突当て２５に当接し
て位置決めし、駆動モータ１３によりボールネジユニッ
ト１１Ｌ、１１Ｒを作動させて上部テーブル９Ｕを上下
移動させ、パンチＰとダイＤの協働によりワークＷに所
定の曲げ加工を行う。
を、所定位置に位置決めされている突当て２５に当接し
て位置決めし、駆動モータ１３によりボールネジユニッ
ト１１Ｌ、１１Ｒを作動させて上部テーブル９Ｕを上下
移動させ、パンチＰとダイＤの協働によりワークＷに所
定の曲げ加工を行う。
【００２８】次に、図１に基づいて、クラウニング手段
１９について説明する。このクラウニング手段１９で
は、箱状のブラケット３１を介してＡＣサーボモータ３
３が前述の後側の支持板１５Ｒの背面に取り付けられて
いる。
１９について説明する。このクラウニング手段１９で
は、箱状のブラケット３１を介してＡＣサーボモータ３
３が前述の後側の支持板１５Ｒの背面に取り付けられて
いる。
【００２９】このＡＣサーボモータ３３の駆動軸３５に
は、ベアリング３７によりフレーム３Ｌ、３Ｒに回転支
持されているジョイント３９を介して回転軸４１が水平
方向に設けられている。この回転軸４１の先端（図１中
左側端）には、中央部４３Ｃの中心が回転軸４１の回転
中心ＣＬから偏心量αだけ偏心した偏心軸４３が取り付
けられている。また、偏心軸４３の前部４３Ｆおよび後
部４３Ｒは、軸受け４５Ｆ、４５Ｒを介して前後の支持
板１５Ｆ、１５Ｒに回転自在に支持されている。
は、ベアリング３７によりフレーム３Ｌ、３Ｒに回転支
持されているジョイント３９を介して回転軸４１が水平
方向に設けられている。この回転軸４１の先端（図１中
左側端）には、中央部４３Ｃの中心が回転軸４１の回転
中心ＣＬから偏心量αだけ偏心した偏心軸４３が取り付
けられている。また、偏心軸４３の前部４３Ｆおよび後
部４３Ｒは、軸受け４５Ｆ、４５Ｒを介して前後の支持
板１５Ｆ、１５Ｒに回転自在に支持されている。
【００３０】偏心軸４３の中央部４３Ｃにはベアリング
４７が取り付けられており、このベアリング４７は下部
テーブル９Ｌの下端面に取り付けられている焼入れプレ
ート４９を介して回転自在に接触している。
４７が取り付けられており、このベアリング４７は下部
テーブル９Ｌの下端面に取り付けられている焼入れプレ
ート４９を介して回転自在に接触している。
【００３１】上記構成により、ＡＣサーボモータ３３に
より回転軸４１を所定角度だけ回転させると、偏心軸４
３は支持板１５Ｆ、１５Ｒに支持されて回転する。この
ため、偏心軸４３の中央部４３Ｃは偏心量αだけ偏心し
て回転し、中央部４３Ｃに取り付けられているベアリン
グ４７が上下移動して、下部テーブル９Ｌを２・αだけ
上下移動させる。
より回転軸４１を所定角度だけ回転させると、偏心軸４
３は支持板１５Ｆ、１５Ｒに支持されて回転する。この
ため、偏心軸４３の中央部４３Ｃは偏心量αだけ偏心し
て回転し、中央部４３Ｃに取り付けられているベアリン
グ４７が上下移動して、下部テーブル９Ｌを２・αだけ
上下移動させる。
【００３２】一方、下部テーブル９Ｌの左右両端部は支
点ピン１７Ｌ、１７Ｒによりフレーム３Ｌ、３Ｒに固定
されて上下移動しないため、下部テーブル９Ｌの中央部
のみが２・αの範囲内で上下に変形することになる（図
４参照）。
点ピン１７Ｌ、１７Ｒによりフレーム３Ｌ、３Ｒに固定
されて上下移動しないため、下部テーブル９Ｌの中央部
のみが２・αの範囲内で上下に変形することになる（図
４参照）。
【００３３】従って、図５（Ａ）中破線で示されている
ように、ワークＷの幅が大きくて上下テーブル９Ｕ、９
Ｌに均等な荷重が作用する場合にはクラウニング手段１
９により下部テーブル９Ｌの中央部を持ち上げてパンチ
ＰとダイＤの間隔が一定となるようにする（図５（Ｂ）
参照）。
ように、ワークＷの幅が大きくて上下テーブル９Ｕ、９
Ｌに均等な荷重が作用する場合にはクラウニング手段１
９により下部テーブル９Ｌの中央部を持ち上げてパンチ
ＰとダイＤの間隔が一定となるようにする（図５（Ｂ）
参照）。
【００３４】また、図６（Ａ）に示されているように、
ワークＷの幅が小さくて集中的な荷重が作用する場合に
も、同様にして下部テーブル９Ｌの中央部を上下変形さ
せることにより、パンチＰとダイＤの間隔が一定となる
ようにする（図６（Ｂ）参照）。これにより、通り精度
を向上させて均一な曲げ加工を可能にする。
ワークＷの幅が小さくて集中的な荷重が作用する場合に
も、同様にして下部テーブル９Ｌの中央部を上下変形さ
せることにより、パンチＰとダイＤの間隔が一定となる
ようにする（図６（Ｂ）参照）。これにより、通り精度
を向上させて均一な曲げ加工を可能にする。
【００３５】次に、上述したプレスブレーキ１における
クラウニング動作について説明する。
クラウニング動作について説明する。
【００３６】図７には制御装置２１の構成の要部が示さ
れている。この制御装置２１では、中央処理装置である
ＣＰＵ５１に、種々のデータを入力するキーボードのご
とき入力手段５３、種々のデータを表示するためのＣＲ
Ｔのごとき出力手段５５、および曲げ加工時における例
えば下部テーブル９Ｌに作用する加圧力を検出する圧力
センサ５７が接続されている。
れている。この制御装置２１では、中央処理装置である
ＣＰＵ５１に、種々のデータを入力するキーボードのご
とき入力手段５３、種々のデータを表示するためのＣＲ
Ｔのごとき出力手段５５、および曲げ加工時における例
えば下部テーブル９Ｌに作用する加圧力を検出する圧力
センサ５７が接続されている。
【００３７】また、加工プログラムや入力手段５３から
入力されたデータ等を記憶しておくメモリ５９や、加工
に必要な種々の計算を行う演算部６１が設けられてい
る。また、ＣＰＵ５１には上部テーブル９Ｕを上下移動
させる駆動モータ１３やクラウニング手段１９のＡＣサ
ーボモータ３３が接続されている。
入力されたデータ等を記憶しておくメモリ５９や、加工
に必要な種々の計算を行う演算部６１が設けられてい
る。また、ＣＰＵ５１には上部テーブル９Ｕを上下移動
させる駆動モータ１３やクラウニング手段１９のＡＣサ
ーボモータ３３が接続されている。
【００３８】上記構成により、板厚、曲げ長さ、材質等
のワーク情報、曲げ角度やフランジ寸法等の製品情報、
パンチＰやダイＤの位置（例えば図８に示されているよ
うなセンターからの偏心位置Ｘ等）等の加工情報等を入
力手段５３により入力し、必要に応じてメモリ５９に記
憶する。
のワーク情報、曲げ角度やフランジ寸法等の製品情報、
パンチＰやダイＤの位置（例えば図８に示されているよ
うなセンターからの偏心位置Ｘ等）等の加工情報等を入
力手段５３により入力し、必要に応じてメモリ５９に記
憶する。
【００３９】演算部６１がこれらのデータに基づいて、
曲げ加工に用いられてる加圧力に対する機械系のたわみ
やフレーム３Ｌ、３Ｒの変形量δ１を求め（図９参
照）、さらに上部テーブル９Ｕおよび下部テーブル９Ｌ
のたわみδ２、δ３（図１０参照）を求める。
曲げ加工に用いられてる加圧力に対する機械系のたわみ
やフレーム３Ｌ、３Ｒの変形量δ１を求め（図９参
照）、さらに上部テーブル９Ｕおよび下部テーブル９Ｌ
のたわみδ２、δ３（図１０参照）を求める。
【００４０】そして、得られたたわみδ２およびδ３を
打ち消してパンチＰとダイＤの間隔を一定とすべく、ク
ラウニング手段１９のＡＣサーボモータ３３により偏心
軸４３を回転させて、下部テーブル９Ｌの中央部を持ち
上げる。この際の偏心軸４３の回転角度は、偏心軸４３
の偏心量αに基づいて演算部６１が演算する。そして、
ＡＣサーボモータ３３とボールネジユニット１１Ｌ、１
１Ｒの駆動モータ１３を連動させて曲げ加工を行う。
打ち消してパンチＰとダイＤの間隔を一定とすべく、ク
ラウニング手段１９のＡＣサーボモータ３３により偏心
軸４３を回転させて、下部テーブル９Ｌの中央部を持ち
上げる。この際の偏心軸４３の回転角度は、偏心軸４３
の偏心量αに基づいて演算部６１が演算する。そして、
ＡＣサーボモータ３３とボールネジユニット１１Ｌ、１
１Ｒの駆動モータ１３を連動させて曲げ加工を行う。
【００４１】以上の結果から、曲げ加工時におけるパン
チＰとダイＤの間隔を簡単でコンパクトなクラウニング
手段１９により一定に保持することができるので、高精
度で均一な曲げ加工を行うことができる。また、長尺の
ワークＷについても曲げ加工を高精度に行うことができ
る。
チＰとダイＤの間隔を簡単でコンパクトなクラウニング
手段１９により一定に保持することができるので、高精
度で均一な曲げ加工を行うことができる。また、長尺の
ワークＷについても曲げ加工を高精度に行うことができ
る。
【００４２】また、クラウニング量は微小であるため、
偏心軸４３を用いることにより小型のモータによりクラ
ウニングを行うことができる。このため、油圧シリンダ
を用いた場合のような油漏れを考慮する必要がない。
偏心軸４３を用いることにより小型のモータによりクラ
ウニングを行うことができる。このため、油圧シリンダ
を用いた場合のような油漏れを考慮する必要がない。
【００４３】なお、この発明は前述の発明の実施の形態
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の実施の形態においてはクラウニング手段１９を下部テ
ーブル９Ｌに設けた場合について説明したが、上部テー
ブル９Ｕに設けるようにすることも可能である。
に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、
その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述
の実施の形態においてはクラウニング手段１９を下部テ
ーブル９Ｌに設けた場合について説明したが、上部テー
ブル９Ｕに設けるようにすることも可能である。
【００４４】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１の発明に
よる曲げ加工装置では、パンチを装着した上部テーブル
とダイを装着した下部テーブルを相対的に上下移動させ
ることによりパンチとダイの協働でワークに曲げ加工を
行う際に、種々の情報に基づいて制御装置により求めら
れた変形量だけクラウニング手段により上部テーブルま
たは下部テーブルを凸に変形させ、前記パンチとダイと
の間隔を均一に調整するので、安定して均一な曲げ加工
を高精度に行うことができる。
よる曲げ加工装置では、パンチを装着した上部テーブル
とダイを装着した下部テーブルを相対的に上下移動させ
ることによりパンチとダイの協働でワークに曲げ加工を
行う際に、種々の情報に基づいて制御装置により求めら
れた変形量だけクラウニング手段により上部テーブルま
たは下部テーブルを凸に変形させ、前記パンチとダイと
の間隔を均一に調整するので、安定して均一な曲げ加工
を高精度に行うことができる。
【００４５】請求項２の発明による曲げ加工装置では、
サーボモータが偏心軸を所定角度だけ回転させることに
より、上部テーブルまたは下部テーブルのほぼ中央部を
凸に変形させるので、簡単な装置により上部テーブルま
たは下部テーブルを所定量だけ持ち上げて凸方向に変形
させ、パンチとダイの間隔を均一に調整することができ
る。また、油圧シリンダのように油漏れを気にする必要
もなくなる。
サーボモータが偏心軸を所定角度だけ回転させることに
より、上部テーブルまたは下部テーブルのほぼ中央部を
凸に変形させるので、簡単な装置により上部テーブルま
たは下部テーブルを所定量だけ持ち上げて凸方向に変形
させ、パンチとダイの間隔を均一に調整することができ
る。また、油圧シリンダのように油漏れを気にする必要
もなくなる。
【００４６】請求項３の発明による曲げ加工装置では、
制御装置における入力手段により入力された種々の情報
に基づいて、演算部が上部テーブルまたは下部テーブル
の変形量を算出し、さらに偏心軸の偏心量に基づいて偏
心軸の回転角度を算出し、サーボモータを制御してクラ
ウニングを行うので、パンチとダイの間隔を均一に保持
することができる。
制御装置における入力手段により入力された種々の情報
に基づいて、演算部が上部テーブルまたは下部テーブル
の変形量を算出し、さらに偏心軸の偏心量に基づいて偏
心軸の回転角度を算出し、サーボモータを制御してクラ
ウニングを行うので、パンチとダイの間隔を均一に保持
することができる。
【図１】この発明に係るプレスブレーキに使用されるク
ラウニング手段を示す断面図である。
ラウニング手段を示す断面図である。
【図２】この発明に係るプレスブレーキを示す正面図で
ある。
ある。
【図３】図２中III−III位置における断面図である。
【図４】クラウニング手段により下部テーブルの中央部
を持ち上げた状態を示す正面図である。
を持ち上げた状態を示す正面図である。
【図５】（Ａ）は幅の大きなワークに対する上下テーブ
ルの変形を示す正面図であり、（Ｂ）はクラウニング手
段により変形を矯正した状態を示す正面図である。
ルの変形を示す正面図であり、（Ｂ）はクラウニング手
段により変形を矯正した状態を示す正面図である。
【図６】（Ａ）は幅の小さなワークに対する上下テーブ
ルの変形を示す正面図であり、（Ｂ）はクラウニング手
段により変形を矯正した状態を示す正面図である。
ルの変形を示す正面図であり、（Ｂ）はクラウニング手
段により変形を矯正した状態を示す正面図である。
【図７】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図８】パンチおよびダイが機械センターから偏心した
加工情報を示す説明図である。
加工情報を示す説明図である。
【図９】フレームの変形および変形量を示す説明図であ
る。
る。
【図１０】上下テーブルの変形および変形量を示す説明
図である。
図である。
【図１１】従来より一般的な油圧シリンダを用いたプレ
スブレーキを示す正面図である。
スブレーキを示す正面図である。
【図１２】従来より一般的な多数のボールネジユニット
を用いたプレスブレーキを示す正面図である。
を用いたプレスブレーキを示す正面図である。
１ プレスブレーキ（曲げ加工装置） ９Ｕ 上部テーブル ９Ｌ 下部テーブル １９ クラウニング手段 ２１ 制御装置 ３３ サーボモータ ４３ 偏心軸 ５３ 入力手段 ５９ メモリ ６１ 演算部 Ｗ ワーク Ｐ パンチ Ｄ ダイ
Claims (3)
- 【請求項１】 パンチを装着した上部テーブルとダイを
装着した下部テーブルを相対的に上下移動させることに
よりパンチとダイの協働でワークに曲げ加工を行う曲げ
加工装置であって、前記上部テーブルまたは下部テーブ
ルのほぼ中央部を凸方向に変形させるべく設けられたク
ラウニング手段と、前記ワークに関する情報、製品情
報、加工情報等に基づいて前記凸方向の変形量を算出す
ると共に前記クラウニング手段を制御する制御装置と、
を備えてなることを特徴とする曲げ加工装置。 - 【請求項２】 前記クラウニング手段が、回転すること
により前記上部テーブルまたは下部テーブルを凸方向に
変形させるための偏心軸と、この偏心軸を回転させるた
めのサーボモータと、を備えてなることを特徴とする請
求項１記載の曲げ加工装置。 - 【請求項３】 前記制御装置が、種々の情報を入力する
入力手段と、入力された情報を適宜記憶しておくメモリ
と、入力されあるいはメモリに記憶されている情報に基
づいて前記上部テーブルまたは下部テーブルの凸変形量
を算出すると共に前記偏心軸の回転角を算出する演算部
と、を備えてなることを特徴とする請求項１または２に
記載の曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11152676A JP2000343127A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 曲げ加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11152676A JP2000343127A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 曲げ加工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000343127A true JP2000343127A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15545684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11152676A Pending JP2000343127A (ja) | 1999-05-31 | 1999-05-31 | 曲げ加工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000343127A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012143807A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Amada Co Ltd | 曲げ加工装置 |
| JP2013116490A (ja) * | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Amada Co Ltd | クラウニング用加圧装置およびプレスブレーキ |
| WO2015129576A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | 株式会社アマダホールディングス | 曲げ加工装置 |
| CN114682681A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-01 | 慕思健康睡眠股份有限公司 | 一种异形板加工模具及加工工艺 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05329549A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-14 | Amada Co Ltd | 折曲げ加工機の加工制御装置 |
| JPH0655219A (ja) * | 1992-08-07 | 1994-03-01 | Amada Co Ltd | ベンダーのクラウニング装置 |
| JPH10109115A (ja) * | 1996-10-03 | 1998-04-28 | Komatsu Ltd | 折曲げ機の制御装置 |
-
1999
- 1999-05-31 JP JP11152676A patent/JP2000343127A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05329549A (ja) * | 1992-06-03 | 1993-12-14 | Amada Co Ltd | 折曲げ加工機の加工制御装置 |
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| WO2015129576A1 (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-03 | 株式会社アマダホールディングス | 曲げ加工装置 |
| JP2015178131A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-10-08 | 株式会社アマダホールディングス | 曲げ加工装置 |
| CN114682681A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-01 | 慕思健康睡眠股份有限公司 | 一种异形板加工模具及加工工艺 |
| CN114682681B (zh) * | 2022-03-31 | 2023-05-12 | 慕思健康睡眠股份有限公司 | 一种异形板加工模具及加工工艺 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080520 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080711 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081202 |