JP2000335277A - 車両用運転補助システム - Google Patents

車両用運転補助システム

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JP2000335277A
JP2000335277A JP11150622A JP15062299A JP2000335277A JP 2000335277 A JP2000335277 A JP 2000335277A JP 11150622 A JP11150622 A JP 11150622A JP 15062299 A JP15062299 A JP 15062299A JP 2000335277 A JP2000335277 A JP 2000335277A
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Masayasu Iwasaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両走行中に携帯電話が着信、発信等の通信
状態になった際には、自動的に車間距離警報装置4を動
作させ、運転操作の安全性を向上する。 【解決手段】 制御部1には、携帯電話の通信状態を検
出する通信状態検出部2と、スピーカ3と、車間距離が
所定値以下になった場合には警報を発する車間距離警報
装置4が接続される。車間距離警報装置4は、操作スイ
ッチ5、車間距離を検出するためのレーザレーダ6、警
報部7および警報制御部8から構成される。通信状態検
出部2は携帯電話の発信電波を監視し、発信、着信、ま
たは通話状態になり、携帯電話からの発信電波が強くな
ると、通信信号を制御部1へ出力する。制御部1は通信
信号が入力されると、スピーカ3により車間距離警報装
置4を作動させることを運転者へ報知した後、車間距離
警報装置4を作動させる。また携帯電話による通信状態
が終了すると、車間距離警報装置4の作動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車内に置かれた移
動通信装置が、発信、着信または通信状態になった際
に、運転補助装置の動作を制御する車両用運転補助シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、運転中に移動通信装置を使用する
際の安全性を向上するために、車間距離制御型定速走行
装置等の運転補助システムの有効利用方の研究が進めら
れている。特開平10−67254号公報には、車両と
先行車または前方障害物との間の距離を計測し、車間距
離が衝突の危険のある所定距離より小さくなった場合に
は、警報を発する車間距離警報装置と、先行車に追従し
て予め設定された追従車間距離設定値を保ちながら定速
走行を行う車間距離制御型定速走行装置を備え、車間距
離警報装置および車間距離制御型定速走行装置を作動さ
せて走行中に、移動通信装置が使用された場合には、警
報を発する距離は変えずに、追従車間距離設定値を増加
させて定速走行を行うことにより、警報が発せられる頻
度を低減し、運転者が走行中に移動通信装置により通信
を行う場合の使い勝手を向上させる運転補助システムが
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、運転者から移動通信装置を使用する場合、す
なわち運転者から電話をかける場合や、電話がかかって
くる予定のある場合には、予め車間距離制御型定速走行
装置を作動させておくことにより、電話の使い勝手を向
上できるが、運転者の予期しない時に電話がかかってき
た場合や、車間距離制御型定速走行装置を作動させてい
なかった場合には、効果を得られないという問題があっ
た。
【0004】また、車間距離制御型定速走行装置を作動
させて走行中に電話を使用する場合に、先行車追従走行
を行う際の追従車間距離設定値が大きく設定され、警報
の発生頻度を低減しているが、そのため通話に集中しす
ぎる恐れがあった。本発明は、このような従来の問題点
に鑑み、走行中に移動通信装置の着信または発信が行わ
れた場合には、自動的に運転補助装置を作動させること
ができ、また、車両走行中に移動通信装置による通話に
集中しすぎることを防止できる車両用運転補助システム
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の本発明では、車内に置かれた移動通
信装置の通信状態を検出する通信状態検出部と、車両の
周囲状況を検知し、周囲状況に応じた運転補助を行う運
転補助装置と、通信状態検出部により、移動通信装置が
通信状態であることが検出された場合には、運転補助装
置を作動させる制御部を有するものとした。
【0006】請求項2記載の本発明では、車内に置かれ
た移動通信装置の通信状態を検出する通信状態検出部
と、車両の周囲状況を検知して、周囲状況に応じた運転
補助を行う通常モード、または車両の周囲状況を検知し
周囲状況に応じかつ通常モードで行われる運転補助機能
を運転者に運転への意識を高める方向へ変更した運転補
助を行う通信モードで運転補助を行う運転補助装置と、
通信状態検出部により移動通信装置が通信状態であるこ
とが検出された場合には、運転補助装置を通信モードで
作動させる制御部を有するものとした。
【0007】請求項3記載の本発明では、制御部は、運
転補助装置を通信モードで作動させる前に運転補助装置
が通常モードで作動していた場合には、通信モードでの
作動が終了した時に、通常モードで再度作動させるもの
とした。
【0008】請求項4記載の本発明では、運転補助装置
は、車両と車両前方に存在する物体までの距離を検知
し、検知した距離に応じて警報を発する車間距離警報装
置であり、通常モードにおいては、検知した距離が第1
の所定値以下であった場合には距離に応じた警報を発
し、通信モードにおいては、検知した距離が第1の所定
値より大きい第2の所定値以下であった場合には距離に
応じた警報を発するものとした。
【0009】請求項5記載の本発明では、運転補助装置
は、先行車との車間距離を検知し、車間距離に応じて走
行速度を制御する先行車追従型オートクルーズ装置であ
り、通常モードでは、先行車との車間距離を検知し、先
行車との車間距離を一定に保つように自車の走行速度を
制御し、通信モードでは、先行車との車間距離を検知
し、先行車が減速した場合には先行車との車間距離を一
定に保つように減速し、先行車が加速した場合でも、加
速は行わないものとした。
【0010】請求項6記載の本発明では、通信状態検出
部は、通信強度に基づいて、運転席近傍に置かれた移動
通信装置が通信状態となったか否かを判定し、運転席近
傍に置かれた移動通信装置が通信状態となった場合に通
信状態であると検出するものとした。
【0011】請求項7記載の本発明では、通信状態検出
部は、通信強度に基づいて、運転席近傍以外に置かれた
移動通信装置が着信状態となったか否かを判定し、着信
した場合、着信してから所定時間の間は、通信強度に係
らず、通信状態であると検出するものとした。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、移動通
信装置が着信、発信または通話等の通信状態になった場
合には、自動的に運転補助装置が動作するので、運転者
の予期しない時に移動通信装置に着信があった場合や、
運転車が運転補助装置を作動させていなかった時に移動
通信装置が通信状態になった場合でも、運転補助装置が
動作するので、確実に使い勝手を向上させることができ
る。
【0013】請求項2記載の発明においては、移動通信
装置が通信状態になった場合には、通常の走行中に使用
される通常モードより運転補助機能を運転者に運転への
意識を高める方向へ変更した運転補助を行う通信モード
で、運転補助装置が自動的に作動するので、車両走行中
に移動通信装置を使用する際に、運転者が通話へ集中し
すぎることが防止される。
【0014】請求項3記載の発明においては、移動通信
装置が通信状態になる前に運転補助装置が動作していた
場合には、通信状態では通信モードで運転補助装置を作
動させ、通信状態を終了した場合には、通常モードで運
転補助装置を再度作動させることにより、請求項2の効
果に加えて、移動通信装置による通信を終了した後に
は、通常モードでの作動を継続することができる。
【0015】請求項4記載の発明においては、通常モー
ドでは、車両と車両前方に存在する物体の距離を検知
し、その距離が第1の所定値以下であった場合には警報
を発し、通信モードでは、車両と車両前方に存在する物
体の距離を検知し、その距離が第1の所定値より大きい
第2の所定値以下であった場合には警報を発することに
より、移動通信装置使用中は、車間距離が通常より長い
段階で警報が発せられ、警報の発生する頻度が増大する
ので、通話に集中しすぎることが防止される。
【0016】請求項5記載の発明において、通常モード
では、先行車との車間距離を検知し、先行車との車間距
離を一定に保つように走行速度を制御し、通信モードで
は、先行車との車間距離を検知し、先行車が減速した場
合には一定の車間距離を保って減速し、加速は行わない
ことにより、運転者自身が加速制御を行わなければなら
ないので、通話に集中しすぎることが防止される。
【0017】請求項6記載の発明では、運転席近傍に置
かれた移動通信装置が通信状態となった場合に通信状態
であると検出することにより、同乗者が移動通信装置を
使用しているにも係らず、運転補助装置が自動的に動作
してしまうことが防止できる。
【0018】請求項7記載の発明では、運転席近傍以外
に置かれた移動通信装置に着信してから所定時間の間
は、通信状態であると検出することにより、運転者が保
持している移動通信装置にかぎらず、助手席等に置かれ
たバックの中に置かれた移動通信装置に着信した場合な
どでも、自動的に運転補助装置が作動するので、運転者
が移動通信装置をバックから取り出す時の安全性が向上
する。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例によ
り説明する。図1は、本発明の第1の実施例の構成を示
す図である。制御部1には、移動通信装置である携帯電
話の通信状態を検出する通信状態検出部2と、スピーカ
3と、車間距離が所定値以下になった場合には警報を発
する車間距離警報装置4が接続されている。車間距離警
報装置4は、車間距離警報装置4の起動および解除を行
う操作スイッチ5、車間距離を検出するためのレーザレ
ーダ6、警報音を発する警報部7および車間距離警報装
置の動作を制御する警報制御部8から構成されている。
【0020】車間距離警報装置4は、運転者が操作スイ
ッチ5をオンにした場合または後述する制御部1による
制御により作動する。車間距離警報装置4が作動する
と、レーザレーダ6は先行車との車間距離を検出し、警
報制御部8へ出力する。
【0021】レーザレーダ6はレーザ光を送出して先行
車を含む前方に存在する物体からの反射光を受光し、送
光から受光までの時間を計測することによって車間距離
を検出している。警報制御部8では、車間距離が40m
以下になると、警報部7からブザーを一回鳴らす。また
車間距離が30m以下になると、ブザーを連続して鳴ら
す。なお、車間距離警報装置4は発明の運転補助装置を
構成する。
【0022】次に、本システムの動作を説明する。ま
ず、図示省略したイグニションスイッチがオンされる
と、通信状態検出部2は携帯電話の発信電波を監視し、
発信、着信、または通話状態になり、携帯電話からの発
信電波が強くなると、通信信号を制御部1へ出力する。
【0023】以下、制御部1の動作を図2に示すフロー
チャートを用いて説明する。ステップ101では、通信
状態検出部2から通信信号が入力されているか否かを判
定する。通信信号が入力されていれば、ステップ102
へ進む。通信信号が入力されていなければ、ステップ1
01を所定時間間隔で繰り返す。ステップ102では、
車間距離警報装置4が作動しているか否かを判定する。
車間距離警報装置4が作動していれば、ステップ101
へ戻る。車間距離警報装置4が作動していなければ、ス
テップ103へ進む。
【0024】ステップ103では、車間距離警報装置4
を作動させることをスピーカ3から運転者へ報知する。
ステップ104では、車間距離警報装置4を作動させ
る。ステップ105では、通信状態検出部2から通信信
号が入力されているか否かを判定する。通信信号が入力
されていれば、ステップ105を所定時間間隔で繰り返
す。通信信号が入力されていなければ、ステップ106
へ進む。ステップ106では、携帯電話の使用が終了し
ているので、車間距離警報装置4の作動を停止させるこ
とをスピーカ3から運転者へ報知する。ステップ107
では、車間距離警報装置4を停止させ、ステップ101
へ戻る。
【0025】上記のような動作により、携帯電話が着
信、発信または通話等の通信状態になった場合には、自
動的に車間距離警報装置4が作動するので、運転者の予
期しない時に携帯電話に着信があった場合や、運転者が
車間距離警報装置4を作動させていなかった場合に携帯
電話が通信状態になった場合でも、車間距離警報装置4
が自動的に動作を開始するので、運転者が携帯電話を使
用する際には、常に車間距離警報装置4が作動し、確実
に使い勝手を向上できる。
【0026】なお、本実施例においては、運転補助装置
として車間距離警報装置4を用いたがこれに限られるも
のではなく、車両の周囲状況に応じて運転補助を行うも
のであればよく、例えば先行車を認識した場合には先行
車との車間距離を一定に保つ先行車追従型オートクルー
ズ装置や、走行レーンの白線を検知し、白線に添って走
行するようにステアリング角度を自動制御するレーンキ
ープ装置などを用いることができる。
【0027】図3は、本発明の第2の実施例の構成を示
す図である。制御部10には、携帯電話の通信状態を検
出する通信状態検出部11と、スピーカ3と、設定速度
に応じた定速走行と先行車を認識した場合には先行車と
の車間距離を一定に保つ先行車追従走行を組み合わせた
先行車追従型オートクルーズ装置12が接続されてい
る。
【0028】通信状態検出部11は、運転席前方の助手
席とは反対側に設置され、携帯電話から出力される電波
の強さが所定値以上の場合に通信信号を制御部10へ出
力する。すなわち、運転席以外の場所で、同乗者が携帯
電話を使用した場合には、通信信号を制御部10へ出力
しないように構成されている。
【0029】先行車追従型オートクルーズ装置12は、
先行車追従型オートクルーズ装置12の起動と解除、ま
た自車の定速走行速度の設定を行う操作スイッチ13、
車間距離を検出するためのレーザレーダ14、先行車を
認識するためのCCDカメラ15、自車の走行速度を検
出する車速センサ16、スロットルバルブの開度を検出
するスロットルセンサ17、自車速度を制御するための
スロットルアクチュエータ18、自動変速機コントロー
ラ19、および各検出値に応じて自車速度を演算しスロ
ットルアクチュエータ18および自動変速機コントロー
タ19を制御するオートクルーズ制御部20から構成さ
れている。オートクルーズ制御部20には、フラグを設
定するための記憶部21が設けられている。
【0030】先行車追従型オートクルーズ装置12に
は、通常モードと通信モードの2つの制御モードが設定
されている。通常モードが設定され、かつ車速センサ1
6で検出した自車速度が30km/h以上の場合には以
下の制御が行われる。まず、先行車が検知されていない
場合またはレーザレーダ14およびCCDカメラ15に
より検出した先行車の走行速度が操作スイッチ13から
入力された自車の定速走行速度より高い場合には、定速
走行速度で自車が走行するように、スロットルアクチュ
エータ18および自動変速機コントローラ19を制御す
る。
【0031】先行車の走行速度が操作スイッチ13から
入力された自車の定速走行速度より遅い場合には、先行
車の走行速度に応じた所定車間距離を維持しながら先行
車と等速度で自車が走行するように、スロットルアクチ
ュエータ18および自動変速機コントローラ19を制御
する。
【0032】通信モードが設定された場合には、通常モ
ードにおける減速制御のみが行われる。すなわち、先行
車が減速し、自車が一旦減速された場合には、自動的に
加速されることはない。なお、先行車追従型オートクル
ーズ装置12は発明の運転補助装置を構成している。
【0033】次に、本実施例における動作を説明する。
図示省略されたイグニションスイッチがオンされると、
通信状態検出部11は携帯電話の発信電波を監視する。
運転席近傍に置かれた携帯電話が、発信、着信または通
話状態になり、携帯電話からの発信電波が所定値以上に
なると、通信信号を制御部10へ出力する。
【0034】以下、制御部10の動作を図4に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。ステップ201では、ま
ず記憶部21に記憶されているフラグを初期化して0と
する。ステップ202では、通信状態検出部11から通
信信号が入力されているか否かを判定する。通信信号が
入力されていれば、ステップ203へ進む。通信信号が
入力されていなければ、ステップ202を所定時間間隔
で繰り返す。
【0035】ステップ203では、先行車追従型オート
クルーズ装置12が作動しているか否かを判定する。先
行車追従型オートクルーズ装置12が作動していれば、
ステップ204へ進む。先行車追従型オートクルーズ装
置12が作動していなければ、ステップ205へ進む。
【0036】ステップ204では、記憶部21にフラグ
として1を設定する。ステップ205では、先行車追従
型オートクルーズ装置12を通信モードで作動させるこ
とをスピーカ3から運転者に報知する。ステップ206
では、先行車追従型オートクルーズ装置12を通信モー
ドで作動させる。
【0037】ステップ207では、通信状態検出部11
から通信信号が入力されているか否かを判定する。通信
信号が入力されていれば、ステップ207を所定時間間
隔で繰り返す。通信信号が入力されていなければ、ステ
ップ208へ進む。ステップ208では、記憶部21に
フラグとして1が記憶されているか否かを判定する。フ
ラグが1でなければ、ステップ209へ進む。フラグが
1であれば、ステップ211へ進む。
【0038】ステップ209では、先行車追従型オート
クルーズ装置12を停止させることをスピーカ3から運
転者へ報知する。ステップ210では、先行車追従型オ
ートクルーズ装置12を停止させ、ステップ202へ戻
る。ステップ211では、先行車追従型オートクルーズ
装置12を通常モードで作動させることをスピーカ3か
ら運転者に報知する。ステップ212では、先行車追従
型オートクルーズ装置12を通常モードで作動させる。
ステップ213では、記憶部21のフラグに0を設定
し、ステップ202へ戻る。
【0039】上記の動作により、まず、運転者が保持し
ている携帯電話が通信状態となった場合に通信状態であ
ると検出するので、同乗者が携帯電話を使用しているに
も係らず、通信信号が出力され、先行車追従型オートク
ルーズ装置12が通信モードで自動的に作動してしまう
ことが防止できる。
【0040】また、通常モードでは、先行車との車間距
離を検知し、先行車との車間距離を一定に保つように走
行速度を制御するが、携帯電話が通信状態になり通信モ
ードとなった場合には、先行車との車間距離を検知し、
車間距離が所定距離以下であった場合には減速するが、
先行車が加速しても加速制御は行わないので、運転者は
加速制御を自分で行わなければならないため、通話に集
中しすぎることが防止される。さらに、減速制御は通常
モードと同様におこなわれるため、先行車が減速した場
合でも、先行車との車間距離が所定値以下になることは
ない。
【0041】携帯電話が通信状態になる前に先行車追従
型オートクルーズ装置12が動作していた場合には、通
信状態では通信モードで先行車追従型オートクルーズ装
置12を作動させ、通信状態を終了した場合には、通常
モードで先行車追従型オートクルーズ装置12を再度作
動させることにより、車両走行中に携帯電話を使用する
際の安全性を向上させるとともに、携帯電話による通信
を終了した後には、通常モードによる先行車追従型オー
トクルーズ装置12の作動を継続させることができる。
【0042】なお、本実施例では、運転席近傍に置かれ
た携帯電話の電波が通信状態に変化した時に、通信状態
検出部から通信信号が出力されるように構成したが、通
信状態検出部の変形例として、運転席近傍以外の携帯電
話に着信してから所定時間の間は、通信信号を出力する
ようにしてもよい。上記の通信状態検出部を用いれば、
助手席等に置かれたバックの中に入っていいる携帯電話
に着信した場合などでも、自動的に先行車追従型オート
クルーズ装置が通信モードで作動するので、運転者が携
帯電話をバックから取り出す時等の安全性が向上する。
【0043】なお、本実施例においては、運転補助装置
として先行車追従型オートクルーズ装置12を用いたが
これに限られるものではなく、例えば、先行車との車間
距離に応じて警報を発する車間距離警報装置や、走行レ
ーンの白線を検知し、白線に添って走行するように、ス
テアリング角度を自動制御するレーンキープ装置などを
用いることができる。
【0044】車間距離警報装置では、通常モードでは、
車間距離が40m以下になった場合には、ブザーを一回
鳴らし、車間距離が30m以下になった場合には、ブザ
ーを連続して鳴らし、通信モードの場合には、車間距離
が80m以下になった場合にはブザーを一回鳴らし、車
間距離が50m以下になった場合には、ブザーを断続的
に鳴らし、車間距離が40m以下になった場合には、ブ
ザーを連続して鳴らす。
【0045】すなわち、携帯電話使用中は、通常モード
で警報が発せられる車間距離よりも大きい車間距離で警
報を発する通信モードで先行車追従型オートクルーズ装
置12が動作することにより、車間距離が通常より長い
段階で警報が発せられ、警報の発生する頻度が増大する
ので、通話に集中しすぎることが防止される。また、携
帯電話を使用しているために、警報に対する反応の遅れ
が生じても、安全な車間距離を確保できる。
【0046】なお、本実施例においては、運転補助装置
として先行車追従型オートクルーズ装置12を用いたが
これに限られるものではなく、車両の周囲状況に応じて
運転補助を行うものであればよく、例えば、走行レーン
の白線を検知し、白線に添って走行するようにステアリ
ング角度を自動制御するレーンキープ装置などを用いる
ことができる。
【0047】レーンキープ装置では、通常モードでは、
白線に添って走行するようにステアリング角度を自動制
御し、またステアリングに所定以上の操作力が加わると
レーンキープ制御を解除するように構成し、一方、通信
モードの場合には白線から車両が逸脱しそうになった場
合のみ、ステアリング角度を制御するように構成するこ
とにより、通信モードの場合には、基本的にステアリン
グを操作する必要があるので、携帯電話による通話に集
中しすぎることが防止される。また、通信モードにおい
ては、ステアリングに加わった操作力が通常モードで制
御が解除される操作力より小さい操作力で、通信モード
のみならず通常モードのステアリング制御が解除される
ので、通常モードに戻って更に強い操作力で解除する必
要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】制御部の動作の流れを説明するフローチャート
である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】制御部の動作の流れを説明するフローチャート
である。
【符号の説明】
1、10 制御部 2、11 通信状態検出部 3 スピーカ 4 車間距離警報装置 5、13 操作スイッチ 6、14 レーザレーダ 7 警報部 8 警報制御部 12 先行車追従型オートクルーズ装置 15 CCDカメラ 16 車速センサ 17 スロットルセンサ 18 スロットルアクチュエータ 19 自動変速機コントロータ 20 オートクルーズ制御部 21 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D044 AA35 AC03 AC26 AC39 AC51 AC59 AD04 AD17 AE11 AE21 3G093 AA01 AA05 BA04 BA23 CB10 DA06 DB05 DB16 DB18 EA09 EB03 FA06 FB05 5H180 AA01 BB05 CC03 CC04 CC14 CC24 FF13 LL01 LL04 LL06 LL09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車内に置かれた移動通信装置の通信状態
    を検出する通信状態検出部と、車両の周囲状況を検知
    し、周囲状況に応じた運転補助を行う運転補助装置と前
    記通信状態検出部により、前記移動通信装置が通信状態
    であることが検出された場合には、前記運転補助装置を
    作動させる制御部を有することを特徴とする車両用運転
    補助システム。
  2. 【請求項2】 車内に置かれた移動通信装置の通信状態
    を検出する通信状態検出部と、車両の周囲状況を検知し
    て、周囲状況に応じた運転補助を行う通常モード、また
    は車両の周囲状況を検知し周囲状況に応じかつ前記通常
    モードで行われる運転補助機能を運転者に運転への意識
    を高める方向へ変更した運転補助を行う通信モードで運
    転補助を行う運転補助装置と、前記通信状態検出部によ
    り前記移動通信装置が通信状態であることが検出された
    場合には、前記運転補助装置を通信モードで作動させる
    制御部を有することを特徴とする車両用運転補助システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記運転補助装置を通信
    モードで作動させる前に前記運転補助装置が通常モード
    で作動していた場合には、通信モードでの作動が終了し
    た時に、通常モードで再度作動させることを特徴とする
    請求項2記載の車両用運転補助システム。
  4. 【請求項4】 前記運転補助装置は、車両と車両前方に
    存在する物体までの距離を検知し、検知した距離に応じ
    て警報を発する車間距離警報装置であり、通常モードに
    おいては、前記距離が第1の所定値以下であった場合に
    は前記距離に応じた警報を発し、通信モードにおいて
    は、前記距離が第1の所定値より大きい第2の所定値以
    下であった場合には前記距離に応じた警報を発すること
    を特徴とする請求項2または3記載の車両用運転補助シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記運転補助装置は、先行車との車間距
    離を検知し、前記車間距離に応じて走行速度を制御する
    先行車追従型オートクルーズ装置であり、通常モードで
    は、先行車との車間距離を検知し、先行車との車間距離
    を一定に保つように自車の走行速度を制御し、通信モー
    ドでは、先行車との車間距離を検知し、先行車が減速し
    た場合には先行車との車間距離を一定に保つように減速
    し、加速は行わないことを特徴とする請求項2または3
    記載の車両用運転補助システム。
  6. 【請求項6】 前記通信状態検出部は、通信強度に基づ
    いて、運転席近傍に置かれた前記移動通信装置が通信状
    態となったか否かを判定し、運転席近傍に置かれた前記
    移動通信装置が通信状態となった場合に通信状態である
    と検出することを特徴とする請求項1、2、3、4また
    は5記載の車両用運転補助システム。
  7. 【請求項7】 前記通信状態検出部は、通信強度に基づ
    いて、運転席近傍以外に置かれた前記移動通信装置が着
    信状態となったか否かを判定し、着信した場合、着信し
    てから所定時間の間は、通信強度に係らず、通信状態で
    あると検出することを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5または6記載の車両用運転補助システム。
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