JP2000332558A - 増幅回路ユニットおよび増幅回路 - Google Patents

増幅回路ユニットおよび増幅回路

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JP2000332558A
JP2000332558A JP11143769A JP14376999A JP2000332558A JP 2000332558 A JP2000332558 A JP 2000332558A JP 11143769 A JP11143769 A JP 11143769A JP 14376999 A JP14376999 A JP 14376999A JP 2000332558 A JP2000332558 A JP 2000332558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動入力信号の直流電位オフセットに起因し
た差動出力信号の直流電位オフセットを瞬時に補償で
き、応答性が良好なこと。 【解決手段】 正相、逆相の信号を入力して増幅する差
動増幅回路A11と、該差動増幅回路の正相、逆相の入
力信号のそれぞれのピーク値を検出する第1のピーク検
出回路A12及び第2のピーク検出回路A13と、該第
1、第2のピーク検出回路で検出したピーク値を基にし
て上記差動増幅回路A11の差動入力信号の直流電位オ
フセットに起因して生じる差動出力信号の直流電位オフ
セットを補償するオフセット補償回路A14とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、差動入力信号の直
流電位オフセットに起因して生じる差動出力信号の直流
電位オフセットを瞬時に減少させる増幅回路ユニット、
およびその増幅回路ユニットを複数段用いた増幅回路に
関するもので、本増幅回路ユニット、および増幅回路は
特にバースト光信号を受信する光受信回路に適用され
る。
【0002】
【従来の技術】図17は従来の増幅回路ユニットを示す
図である。Vddは高電位電源端子、Vssは低電位電
源端子、INeは正相入力端子、INoは逆相入力端
子、OUTeは正相出力端子、OUToは逆相出力端子
である。本増幅回路ユニットC1は、特性の揃った第1
のトランジスタTc1と第2のトランジスタTc2のそ
れぞれのエミッタを共通の第1の定電流源Ic1に接続
し、それぞれのコレクタに第1の負荷抵抗Rc1、第2
の負荷抵抗Rc2を接続し、それぞれのベースを前記正
相入力端子INe、逆相入力端子INoに接続し、第1
のトランジスタTc1と第1の負荷抵抗Rc1の接続
点、第2のトランジスタTc2と第2の負荷抵抗Rc2
の接続点より増幅された逆相、正相の信号を出力する差
動増幅回路C11と、該差動増幅回路C11の逆相、正
相の出力信号のそれぞれのピーク値を検出する第1のピ
ーク検出回路C12と第2のピーク検出回路C13と、
特性の揃った第3のトランジスタTc3と第4のトラン
ジスタTc4のそれぞれのエミッタを共通の第2の定電
流源Ic2に接続し、それぞれのベースを前記第1のピ
ーク検出回路C12と第2のピーク検出回路C13の出
力端子に接続し、それぞれのコレクタを前記差動増幅回
路C11の第1のトランジスタTc1と第1の負荷抵抗
Rc1の接続点、第2のトランジスタTc2と第2の負
荷抵抗Rc2の接続点に接続したオフセット補償回路C
14と、トランジスタTc5と定電流源Ic3により構
成され、前記差動増幅回路C11の正相出力を取り出す
出力バッファ回路C15と、トランジスタTc6と定電
流源Ic4により構成され、前記差動増幅回路C11の
逆相出力を取り出す出力バッファ回路C16とから構成
されている。
【0003】オフセット補償回路C14を構成するトラ
ンジスタTc3のベースには差動増幅回路C11の正相
出力信号Vc1のピーク値が入力され、トランジスタT
c4のベースには差動増幅回路C11の逆相出力信号V
c2のピーク値が入力されるため、トランジスタTc
3、Tc4のコレクタ電流はVc1のピーク値とVc2
のピーク値に応じて変化する。
【0004】いま、差動増幅回路C11において、トラ
ンジスタTc1のコレクタの直流電位がトランジスタT
c2のコレクタの直流電位より高い状態を想定する。こ
のとき、ピーク検出回路C12の出力電位はピーク検出
回路C13の出力電位よりも高くなる。よって、オフセ
ット補償回路C14のトランジスタTc3のコレクタ電
流が、トランジスタTc4のコレクタ電流よりも多くな
るため、差動増幅回路C11のトランジスタTc2のコ
レクタの直流電位とトランジスタTc1のコレクタの直
流電位のオフセットが補償されるようになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、バー
スト状のデータ信号を用いる光通信方式が検討されてお
り、光受信回路部として、データ入力開始時の高速応答
性が要求されている。
【0006】しかしながら、上述した従来の増幅回路ユ
ニットを光受信回路に用いた場合、フィードバック型の
オフセット補償を行っていることから、データ入力開始
時の応答性が十分に得られないという問題があった。
【0007】本発明は、上記課題を解決すべく、差動入
力信号の直流電位オフセットに起因した差動出力信号の
直流電位オフセットを瞬時に補償することができ、か
つ、応答性が良好な増幅回路ユニット及び増幅回路を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】出力信号のオフセット補
償を行い、且つデータ入力開始時の高速応答性を達成す
るために、本発明に係る増幅回路ユニットは、正相、逆
相の信号が入力され増幅する差動増幅回路と、前記差動
増幅回路に入力される正相、逆相の入力信号のピーク値
をそれぞれ検出するピーク検出回路と、前記ピーク検出
回路で検出されたピーク値に基づき前記差動増幅回路の
差動出力に生じる直流電位のオフセットを補償するオフ
セット補償回路とを備えたものであり、このような回路
構成により、差動入力信号の直流電位オフセットに起因
した差動出力信号の直流電位オフセットを補償でき、且
つデータ入力開始時の高速応答特性が実現できることと
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の増幅回
路ユニットは、正相、逆相の信号が入力され増幅する差
動増幅回路と、前記差動増幅回路に入力される正相、逆
相の入力信号のピーク値をそれぞれ検出するピーク検出
回路と、前記ピーク検出回路で検出されたピーク値に基
づき前記差動増幅回路の差動出力に生じる直流電位のオ
フセットを補償するオフセット補償回路とを備えてな
る。また、請求項2記載の増幅回路ユニットの如く、特
性の揃った第1のトランジスタと第2のトランジスタの
それぞれのエミッタ又はソースを共通にする第1の定電
流源に接続し、それぞれのコレクタ又はドレインに第1
の負荷、第2の負荷を直接、又はカスコード接続したト
ランジスタを介して接続した基本構造を有し、前記第1
のトランジスタ、第2のトランジスタのそれぞれのベー
ス又はゲートに正相、逆相信号を入力し、前記第1のト
ランジスタのコレクタ又はドレイン端子、前記第2のト
ランジスタのコレクタ又はドレイン端子より増幅された
正相、逆相信号を出力する差動増幅回路と、前記差動増
幅回路の正相、逆相の入力信号のそれぞれのピーク値を
検出する第1のピーク検出回路及び第2のピーク検出回
路と、特性の揃った第3のトランジスタと第4のトラン
ジスタのそれぞれのエミッタ又はソースを共通の第2の
定電流源に接続し、それぞれのベース又はゲートを前記
第1のピーク検出回路と第2のピーク検出回路の出力端
子に接続し、それぞれのコレクタ又はドレインを前記差
動増幅回路の第2のトランジスタのコレクタ又はドレイ
ン端子、前記第1のトランジスタのコレクタ又はドレイ
ン端子に接続したオフセット補償回路とを備えた構成と
することが出来る。このような構成により、差動入力信
号の直流電位オフセットに起因した差動出力信号の直流
電位オフセットを補償でき、且つデータ入力開始時の高
速応答特性を実現できるという作用を有する。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載された増幅回路ユニットを複数段縦続接続してな
ることを特徴とする増幅回路であり、各段の増幅回路ユ
ニットにおける集積回路製造時の素子バラツキの発生に
起因する出力オフセット電圧を、次段の増幅回路ユニッ
トで補償することにより、最小受信感度を改善して広い
入力ダイナミックレンジを実現できるという作用を有
し、かつ請求項1、2記載の発明の増幅回路ユニットと
同様の作用を有する。
【0011】請求項4に記載の増幅回路ユニットは、正
相、逆相の信号が入力され増幅する差動増幅回路と、前
記差動増幅回路に入力される正相、逆相の入力信号のピ
ーク値をそれぞれ検出するピーク検出回路と、前記ピー
ク検出回路で検出されたピーク値に基づき前記差動増幅
回路の差動出力に生じる直流電位のオフセットを補償す
るオフセット補償回路と、前記ピーク検出回路は、リセ
ット信号端子を有し、リセット信号の印加に基づき、前
記正相、及び逆相側それぞれで入力電位と出力電位とを
略同電位にリセット可能に構成したことを特徴とする。
また、請求項5記載のように、特性の揃った前記第1の
トランジスタと前記第2のトランジスタのそれぞれのエ
ミッタ又はソースを共通の第1の定電流源に接続し、そ
れぞれのコレクタ又はドレインに第1の負荷、第2の負
荷を直接、又はカスコード接続したトランジスタを介し
て接続した基本構造を有し、前記第1のトランジスタ、
第2のトランジスタのそれぞれのベース又はゲートに正
相、逆相信号を入力し、第1のトランジスタのコレクタ
又はドレイン端子、第2のトランジスタのコレクタ又は
ドレイン端子より増幅された正相、逆相信号を出力する
差動増幅回路と、前記差動増幅回路の正相、逆相の入力
信号のそれぞれのピーク値を検出する第1のピーク検出
回路と第2のピーク検出回路と、特性の揃った第3のト
ランジスタと第4のトランジスタのそれぞれのエミッタ
又はソースを共通の第2の定電流源に接続し、それぞれ
のベース又はゲートを前記第1のピーク検出回路と第2
のピーク検出回路の出力端子に接続し、それぞれのコレ
クタ又はドレインを前記差動増幅回路の第2のトランジ
スタのコレクタ又はドレイン端子、第1のトランジスタ
のコレクタ又はドレイン端子に接続したオフセット補償
回路とを備え、前記第1、第2のピーク検出回路は、そ
の外部にリセット信号端子を有し、このリセット端子に
印加される信号によって、第1のピーク検出回路の入力
電位と出力電位、第2のピーク検出回路の入力電位と出
力電位とが略同電位となるように構成してもよい。上記
構成によれば、請求項1記載の発明の増幅回路ユニット
と同様の作用を有し、かつレベルの大きいバースト信号
の直後にレベルの小さいバースト信号が入力される場合
においてもデータ入力開始時の高速応答が可能であると
いう作用を有する。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項4、また
は5に記載された増幅回路ユニットを複数段縦続接続
し、各増幅回路ユニットのリセット信号端子間に遅延回
路を設け、1段目の増幅回路ユニットのリセット信号端
子を全増幅回路ユニットのリセット信号端子としたこと
を特徴とする増幅回路であり、請求項4,5記載の発明
の増幅回路ユニットが有する高速応答の作用に加え、請
求項3記載の発明の増幅回路ユニットが有する入力ダイ
ナミックレンジ確保の作用を有する。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1、2、
4、5のいずれかに記載の増幅回路ユニットの出力側
に、ヒステリシス特性を有する比較器を接続したことを
特徴とする増幅回路ユニットであり、同符号連続期間や
無信号入力期間において出力が不確定とならないという
作用を有し、かつ請求項1、2、4、5に記載の増幅回
路ユニットと同様の作用を有する。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項3又は6
のいずれかに記載の増幅回路の出力側に、ヒステリシス
特性を有する比較器を接続したことを特徴とする増幅回
路であり、同符号連続期間や無信号入力期間において出
力が不確定とならないという作用を有し、かつ請求項3
又は6に記載の増幅回路と同様の作用を有する。
【0015】以下、本発明に係る増幅回路ユニットおよ
びその増幅回路ユニットを用いた増幅回路の好適な実施
形態を図面に基づいて説明する。
【0016】なお、以下の各実施の形態ではバイポーラ
トランジスタを用いた構成を例に説明するが、これに限
らず電界効果トランジスタを用いても構成でき、同様の
作用効果を得ることが出来る。
【0017】(第1実施形態)図1は本発明の第1実施
形態における基本増幅回路(増幅回路ユニット)A1の
一構成例を示す回路図である。増幅回路ユニットA1
は、差動増幅回路A11、第1,第2のピーク検出回路
A12,A13、オフセット補償回路A14、出力バッ
ファ回路A15により大略構成されている。また、Vd
dは高電位電源端子、Vssは低電位電源端子、INe
は正相入力端子、INoは逆相入力端子、OUTeは正
相出力端子、OUToは逆相出力端子である。
【0018】差動増幅回路A11は、特性の揃った第1
のトランジスタTa1と第2のトランジスタTa2を有
する。それぞれのエミッタは、共通の第1の定電流源I
a1を介して低電位電源端子Vssに接続される。それ
ぞれのコレクタは、第1の負荷抵抗Ra1、第2の負荷
抵抗Ra2を介して高電位電源端子Vddに接続され
る。また、それぞれのベースは、前記正相入力端子IN
e、逆相入力端子INoに接続される。この差動増幅回
路A11は、第1のトランジスタTa1と第1の負荷抵
抗Ra1の接続点、第2のトランジスタTa2と第2の
負荷抵抗Ra2の接続点から増幅された逆相、正相の信
号をそれぞれ出力する。第1,第2の負荷抵抗はRa1
=Ra2である。
【0019】第1のピーク検出回路A12は、入力端子
が前記正相入力端子INeに接続され、第2のピーク検
出回路A13は、入力端子が前記逆相入力端子INoに
接続される。
【0020】オフセット補償回路A14は、特性の揃っ
た第3のトランジスタTa3と第4のトランジスタTa
4を有する。それぞれのエミッタは、共通の第2の定電
流源Ia2を介して低電位電源端子Vssに接続され
る。それぞれのベースは、第1のピーク検出回路A12
と第2のピーク検出回路A13の出力端子に接続され
る。それぞれのコレクタは、差動増幅回路A11の第2
のトランジスタTa2と第2の負荷抵抗Ra2の接続
点、第1のトランジスタTa1と第1の負荷抵抗Ra1
の接続点に接続される。
【0021】出力バッファ回路A15は、トランジスタ
Ta5のベースが差動増幅回路A11の第2のトランジ
スタTa2と第2の負荷抵抗Ra2の接続点に接続され
る。コレクタは、高電位電源端子Vddに接続され、エ
ミッタは第3の定電流源Ia3を介して低電位電源端子
Vss、及び正相出力端子OUTeに接続されている。
【0022】出力バッファ回路A16は、トランジスタ
Ta6のベースが差動増幅回路A11の第1のトランジ
スタTa1と第1の負荷抵抗Ra1の接続点に接続され
る。コレクタは、高電位電源端子Vddに接続し、エミ
ッタは第4の定電流源Ia4を介して低電位電源端子V
ss、及び逆相出力端子OUToに接続される。
【0023】図1に示した差動増幅回路A11におい
て、負荷抵抗Ra1には定電流源Ia1の半分の電流に
正相入力端子INeに入力した電圧信号a1と逆相入力
端子INoに入力した電圧信号b1の差に比例した電流
iαが加算された電流が流れる。また、負荷抵抗Ra2
には定電流源Ia1の半分の電流に正相入力端子INe
に入力した電圧信号a1と逆相入力端子INoに入力し
た電圧信号b1の差に比例した電流iαが減算された電
流が流れる。
【0024】よって、オフセット補償回路A14を接続
しない場合、図2(a)に示すような直流電位オフセッ
トを有する差動入力信号a1、b1が正相入力端子IN
eと逆相入力端子INoに入力された場合、差動増幅回
路A11の出力電圧信号e1、f1は図2(b)に示す
ように直流電位オフセットを生じる。
【0025】図1に示したオフセット補償回路A14
は、負荷抵抗Ra2に定電流源Ia2の半分の電流にピ
ーク検出回路A12によって検出された電圧信号a1の
ピーク値c1とピーク検出回路A13によって検出され
た電圧信号b1のピーク値d1の差に比例した電流iβ
を加算した電流を流し、負荷抵抗Ra1に定電流源Ia
2の半分の電流にピーク検出回路A12によって検出さ
れた電圧信号a1のピーク値c1とピーク検出回路A1
3によって検出された電圧信号b1のピーク値d1の差
に比例した電流iβが減算した電流を流す。これによ
り、前記差動増幅回路A11の出力信号e1、f1の直
流電位オフセットを補償することが可能となる。
【0026】図3は、オフセット補償回路A14が接続
された構成における各部の電圧信号波形である。図3
(a)には直流電位オフセットを有する差動入力信号a
1、b1と各々のピーク値を検出した電圧信号c1、d
1が示されている。図3(b)にはオフセット補償回路
により直流電位オフセットの補償された出力信号e1、
f1が示されている。このように、第1実施形態によれ
ば、差動入力信号の直流電位オフセットに起因した差動
出力信号の直流電位オフセットを補償でき、且つフィー
ドフォワード型の回路構成であることから、データ入力
開始時の高速応答特性が実現できる効果を有する。図4
は、第1実施形態における図1記載の回路構成をブロッ
ク図化したものである。
【0027】(第2実施形態)第1実施形態で説明した
増幅回路ユニットA1は、差動入力信号の直流電位オフ
セットに起因した差動出力信号の直流電位オフセットを
補償することが可能であるが、フィードフォワード型の
構成としているため、集積回路製造時の素子バラツキに
起因する差動出力信号の直流電位オフセットまでは補償
することができない。
【0028】図5は上記課題を解決するための第2実施
形態における増幅回路の回路図である。図5における増
幅回路は、本発明の第1実施形態(図1)の増幅回路ユ
ニットA1と同様の構成の増幅回路ユニットA1〜An
をn段縦続接続した構成である。
【0029】本発明の第2実施形態では、第1実施形態
と同様の効果に加えて、前段の増幅回路ユニットの集積
回路製造時の素子バラツキに起因する差動出力信号の直
流電位オフセットを縦続接続された次段の回路で補償す
ることができるようになり、最小受信感度を改善して広
い入力ダイナミックレンジを実現できるという効果を有
する。また、縦続接続したことにより、一段当たりの所
要利得を減らす事が可能になり、更に、各段の基本増幅
回路の要求精度を大幅に緩和することが可能となる。
【0030】(第3実施形態)図6は第2実施形態(図
1)の増幅回路ユニットA1を用いた光受信回路の一構
成例を示す回路図である。受光素子PD(フォトダイオ
ード)は光信号hνを電流信号Iinに変換し、この電
流信号Iinを差動出力型前置増幅回路1へ出力する。
【0031】差動出力型前置増幅回路1は、電流信号I
inを正相、逆相の電圧信号に変換し増幅する。差動出
力型前置増幅回路1の出力端は増幅回路ユニットA1の
入力端子INe、INoに接続され、増幅回路ユニット
A1の出力端子OUTe、OUToは比較器2の入力端
に接続される。比較器2は増幅回路ユニットA1により
増幅され出力された直流電位が等しく互いに逆相の関係
にある電圧信号の電圧値を比較し、論理の識別が可能な
パルス信号データ列を出力する。
【0032】図7は、図6に示した光受信回路におけ
る、増幅回路ユニットA1の各部の信号波形と比較器2
の出力信号波形gを示す図である。差動増幅回路A11
は信号波形a1、b1を入力として出力信号e1、f1
を出力する。入力信号波形a1、b1のピーク値Va1
p、Vb1pがピーク検出回路A12、A13よって検
出・保持され、オフセット補償回路A14へ出力され
る。ピーク検出回路A12、A13の出力波形がc1、
d1である。
【0033】オフセット補償回路A14は、ピーク検出
回路A12、A13の出力c1、d1の差を基に、差動
入力信号a1、b1の直流電位オフセットに起因して生
じる差動出力信号e1、f1の直流電位オフセットを補
償するように働き、差動出力信号e1、f1の直流電位
をほぼ同電位とする。差動出力信号e1、f1は、さら
にバッファリングされた後、比較器2によって電圧値を
比較され、論理の識別が可能なパルス信号データ列波形
gとなる。信号波形gに示したVHは、2値レベル論理
「0/1」の「1」に相当し、VLは、論理「0」に相
当する。
【0034】図8は図6の光受信回路において、レベル
の大きいバースト信号の後に短い間隔を空けてレベルの
小さいバースト信号が入力された場合の各部の信号波形
を示した波形図である。ピーク検出回路A12がレベル
の大きいバースト信号のピーク値を保持しているため、
その直後に来るレベルの小さいバースト信号を再生でき
ず、データが消失してしまうという問題が発生すること
を示している。
【0035】図9は前記課題を解決するための本発明の
第3実施形態における増幅回路ユニットB1の回路図で
ある。増幅回路ユニットB1は、前記増幅回路ユニット
A1のピーク検出回路A12とA13の外部に共通のリ
セット信号端子Vresetを有しする。なお、図中に
おいては、増幅回路ユニットB1の各構成部は、Bで記
載した(ピーク検出回路B12,B13等)。そして、
このリセット端子Vresetに印加される信号によっ
て、ピーク検出回路B12の入力信号と出力信号とがほ
ぼ同電位になり、ピーク検出回路B13の入力信号と出
力信号もほぼ同電位にできる。
【0036】図10は図9に示した本発明の第3実施形
態における増幅回路ユニットB1を用いた光受信回路の
一構成例を示す回路図である。図11は、図10に示し
た光受信回路において、レベルの大きいバースト信号の
後に短い間隔を空けてレベルの小さいバースト信号が入
力された場合の増幅回路ユニットB1の各部の信号波形
と比較器2の出力信号波形oを示す図である。
【0037】差動増幅回路B11は、信号波形h1、i
1を入力として出力信号l1、p1を出力する。入力信
号波形h1、i1のピーク値がピーク検出回路B12、
B13よって検出・保持され、オフセット補償回路B1
4へ出力される。ピーク検出回路B12、B13の出力
波形はj1、k1である。ピーク検出回路B13におい
て、まず、レベルの大きい前バースト信号のピーク値V
i1p1が検出・保持されるが、バースト信号間の無信
号入力期間において、リセット端子Vresetにリセ
ット信号r1を入力しピーク検出回路B13の入力信号
電圧と出力信号電圧を等しくすることで、レベルの小さ
い次バースト信号のピーク値Vi1p2が正確に検出・
保持することが可能となる。
【0038】図11上では入力信号波形h1のピーク値
は前バーストと次バーストでは変化していないが、電源
電圧変動や光送出部におけるバイアス光が変動すること
も考えられるため、ピーク検出回路B12は、ピーク検
出回路B13と同様に、入力信号電圧と出力信号電圧を
等しくする必要がある。オフセット補償回路B14はこ
のj1、k1の差を基に、差動入力信号h1、i1の直
流電位オフセットに起因して生じる差動出力信号l1、
p1の直流電位オフセットを補償するように働き、差動
出力信号l1、p1の直流電位をほぼ同電位とする。差
動出力信号l1、p1は、さらにバッファリングされた
後、比較器2によって電圧値を比較され、論理の識別が
可能なパルス信号データ列波形oとなる。
【0039】各バースト期間において作動出力信号l1
とp1の直流レベルは等しく、レベルの大きいバースト
信号の後に短い間隔を空けて入力されるレベルの小さい
バースト信号を再生することが可能となっている。この
第3実施形態が第1実施形態同様の効果を有しているこ
とはいうまでもない。
【0040】(第4実施形態)図12は本発明の第4実
施形態における増幅回路の回路図である。図12におけ
る増幅回路は図9記載の本発明の第3実施形態の増幅回
路ユニットB1と同様の構成の増幅回路ユニットB1〜
Bnがn段縦続接続された構成である。
【0041】各増幅回路ユニットのリセット信号端子間
には、遅延回路D1〜Dn−1が付加され、1段目の増
幅回路ユニットB1のリセット信号端子を全体のリセッ
ト信号端子Vresetとしている。ここで、全段を同
時にリセットすると、各段の回路の出力が同時に変化す
るため、2段目以降の回路では前段出力の応答特性の影
響を受け、正しくリセットが行われない可能性がある。
【0042】そのため、遅延回路D1〜Dn−1を挿入
することにより、初段から順次リセット動作を施し、各
段が正しく初期状態にリセットできるよう構成したもの
である。この第4実施形態における図12に示した多段
接続増幅回路では、図5記載の本発明の第2実施形態と
同様の効果を有し、かつ図9記載の第3実施形態と同様
の効果を有する。
【0043】(第5実施形態)図6に示した光受信回路
では図7に示した出力信号gにおいて、信号未受信期間
に出力が不確定となることがわかる。又、図10に示し
た光受信回路では図11に示した出力信号oにおいて、
信号未受信期間とリセット後の無信号入力期間に出力が
不確定となることがわかる。これらの不確定出力は後段
に接続される回路に悪影響を及ぼすことが考えられる。
又、図14に示すようにデータ期間においても同符号
(図示の例ではLレベル信号)が連続した場合には、ピ
ーク値をホールドしているキャパシタの電荷が放電され
て出力が不確定となる時期が生じ、データに誤りが発生
することが考えられる。これらの現象は図5、図12記
載の多段接続増幅回路を用いた場合でも同様に生じる。
【0044】第5実施形態は、これらの不具合を解消す
るための構成を付加してなる。この第5実施形態は図1
記載の第1実施形態、図5記載の第2実施形態、図9記
載の第3実施形態、図12記載の第4実施形態の出力端
(出力端子OUTe、OUTo前段、例えば比較器2)
に図13に示す入出力特性を持った比較器を接続して構
成される。
【0045】図15は図10に示した光受信回路の比較
器2に図13に示したヒステリシス特性を持たせた場合
の信号波形l1、p1と比較器2の出力信号波形oを示
したものである。時間t1は図13の状態a又は状態
d、時間t2は状態d、時間t3は状態a、時間t4は
状態b、時間t5は状態dに相当し、出力信号波形o
は、信号未受信期間はHレベル又はLレベルに固定さ
れ、無信号期間はリセット後もLレベルに固定されると
いう効果を有する。
【0046】図16は図6又は図10に示した光受信回
路にの比較器2に図13に示したヒステリシス特性を持
たせた場合のLレベル信号連続時の信号波形l1、p1
と比較器2の出力信号波形oを示したものである。時間
t1は図13の状態a又は状態d、時間t2は状態d、
時間t3は状態a、時間t4は状態b、時間t5は状態
dに相当し、出力信号波形oは、Lレベル信号連続時に
おいてもLレベルに固定され、データに誤りが発生しな
いという効果を有する。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1,2記載の増幅回路ユニットによれば、差動入力信号
の直流電位オフセットに起因した差動出力信号の直流電
位オフセットを補償でき、且つデータ入力開始時の高速
応答特性を実現できる効果が得られる。
【0048】請求項3記載の増幅回路は、増幅回路ユニ
ットを複数段縦続接続して構成され、各段の増幅回路ユ
ニットにおける集積回路製造時の素子バラツキの発生に
起因する出力オフセット電圧を、次段の増幅回路ユニッ
トで補償することにより、最小受信感度を改善して広い
入力ダイナミックレンジを実現できる効果を得ることが
出来る。
【0049】請求項4、5に記載の増幅回路ユニット
は、上記増幅回路ユニットの構成に加えてピーク検出回
路をリセット可能とし、正相、及び逆相側それぞれで入
力電位と出力電位とを略同電位にリセット可能に構成し
たため、上記増幅回路の効果に加えて、レベルの大きい
バースト信号の直後にレベルの小さいバースト信号が入
力される場合においてもデータ入力開始時の高速応答が
可能となる効果を有する。
【0050】請求項6に記載の増幅回路ユニットによれ
ば、上記増幅回路ユニットを複数段縦続接続し、各増幅
回路ユニットのリセット信号端子間に遅延回路を設け、
1段目の増幅回路ユニットのリセット信号端子を全増幅
回路ユニットのリセット信号端子とした構成であり、増
幅回路ユニットが有する高速応答の作用に加えて、入力
ダイナミックレンジを確保できる効果を併せて有する。
【0051】請求項7に記載の増幅回路ユニットによれ
ば、上記増幅回路ユニットの効果に加えて増幅回路ユニ
ットの出力側に、ヒステリシス特性を有する比較器を接
続した構成であり、同符号連続期間や無信号入力期間が
生じても出力が不確定とならない効果を有する。また、
請求項8に記載の増幅回路によれば、上記増幅回路の効
果に加えて、同符号連続期間や無信号入力期間において
出力が不確定とならない効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における増幅回路ユニッ
トの一構成例を示す回路図
【図2】図1に示した第1実施形態における増幅回路ユ
ニットの動作を説明するための、オフセット補償回路の
ない場合の差動増幅回路の入出力信号波形を示す波形図
【図3】図1に示した第1実施形態における増幅回路ユ
ニットの動作を説明するための、オフセット補償回路の
ある場合の差動増幅回路の入出力信号波形を示す波形図
【図4】本発明の第1実施形態における増幅回路ユニッ
トの構成ブロックを示す回路図
【図5】本発明の第2実施形態における増幅回路を示す
回路図
【図6】図1に示した第1実施形態における増幅回路ユ
ニットを用いた光受信回路の一構成例を示す回路図
【図7】図6に示した第1実施形態における増幅回路ユ
ニットを用いた光受信回路の各部の信号波形を示す波形
【図8】図7に示した第1実施形態における増幅回路ユ
ニットを用いた光受信回路において、入力信号レベルが
瞬時に小さくなった場合の問題点を説明するための説明
【図9】本発明の第3実施形態における増幅回路ユニッ
トを示す回路図
【図10】図9に示した第3実施形態における増幅回路
ユニットを用いた光受信回路の一構成例を示す回路図
【図11】図10に示した第3実施形態における増幅回
路ユニットを用いた光受信回路の各部の信号波形を示す
波形図
【図12】本発明の第4実施形態における増幅回路を示
す回路図
【図13】本発明の第5実施形態における増幅回路に用
いられる比較器の入出力特性を示す図
【図14】図1に示した第1実施形態における増幅回路
ユニットを用いた光受信回路及び図9に示した第3実施
形態における増幅回路ユニットを用いた光受信回路にお
いて同符号が入力された場合の問題点を説明するための
説明図
【図15】図10に示した光受信器の比較器に図13に
示した入出力特性を持たせた場合の動作を説明するため
の波形図
【図16】図6、図10に示した光受信器の比較器に図
13に示した入出力特性を持たせた場合の、同符号入力
時の動作を説明するための波形図
【図17】従来の増幅回路ユニットを示す回路図
【符号の説明】 1 差動出力型前置増幅回路 2 比較器 PD 受光素子(フォトダイオード) Vdd 高電位電源端子 Vss 低電位電源端子 INe 正相入力端子 INo 正相入力端子 OUTe 正相出力端子 OUTo 逆相出力端子 Vreset リセット入力端子 A1〜An、B1〜Bn、C1 増幅回路ユニット A11〜An1、B11〜Bn1、C11 差動増幅
回路 A12〜An2、B12〜Bn2、C12 ピーク検
出回路 A13〜An3、B13〜Bn3、C13 ピーク検
出回路 D1〜Dn−1 遅延回路 Ra1、Ra2、Rc1、Rc2 負荷抵抗 Ia1〜Ia4、Ic1〜Ic4 定電流源 Ta1〜Ta6、Tc1〜Tc6 トランジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正相、逆相の信号が入力され増幅する差
    動増幅回路と、 前記差動増幅回路に入力される正相、逆相の入力信号の
    ピーク値をそれぞれ検出するピーク検出回路と、 前記ピーク検出回路で検出されたピーク値に基づき前記
    差動増幅回路の差動出力に生じる直流電位のオフセット
    を補償するオフセット補償回路と、 を備えたことを特徴とする増幅回路ユニット。
  2. 【請求項2】 特性の揃った第1のトランジスタと第2
    のトランジスタのそれぞれのエミッタ又はソースを共通
    の第1の定電流源に接続し、それぞれのコレクタ又はド
    レインに第1の負荷、第2の負荷を直接、又はカスコー
    ド接続したトランジスタを介して接続した基本構造を有
    し、前記第1のトランジスタ、第2のトランジスタのそ
    れぞれのベース又はゲートに正相、逆相信号を入力し、
    前記第1のトランジスタのコレクタ又はドレイン端子、
    前記第2のトランジスタのコレクタ又はドレイン端子よ
    り増幅された正相、逆相信号を出力する差動増幅回路
    と、 前記差動増幅回路の正相、逆相の入力信号のそれぞれの
    ピーク値を検出する第1のピーク検出回路及び第2のピ
    ーク検出回路と、 特性の揃った第3のトランジスタと第4のトランジスタ
    のそれぞれのエミッタ又はソースを共通とする第2の定
    電流源に接続し、それぞれのベース又はゲートを前記第
    1のピーク検出回路と第2のピーク検出回路の出力端子
    に接続し、それぞれのコレクタ又はドレインを前記差動
    増幅回路の第2のトランジスタのコレクタ又はドレイン
    端子、前記第1のトランジスタのコレクタ又はドレイン
    端子に接続したオフセット補償回路と、 を備えたことを特徴とする増幅回路ユニット。
  3. 【請求項3】 前記請求項1又は2に記載の前記増幅回
    路ユニットを複数段縦続接続してなることを特徴とする
    増幅回路。
  4. 【請求項4】 正相、逆相の信号が入力され増幅する差
    動増幅回路と、 前記差動増幅回路に入力される正相、逆相の入力信号の
    ピーク値をそれぞれ検出するピーク検出回路と、 前記ピーク検出回路で検出されたピーク値に基づき前記
    差動増幅回路の差動出力に生じる直流電位のオフセット
    を補償するオフセット補償回路と、 前記ピーク検出回路は、リセット信号端子を有し、リセ
    ット信号の印加に基づき、前記正相、及び逆相側それぞ
    れで入力電位と出力電位とを略同電位にリセット可能に
    構成したことを特徴とする増幅回路ユニット。
  5. 【請求項5】 特性の揃った第1のトランジスタと第2
    のトランジスタのそれぞれのエミッタ又はソースを共通
    の第1の定電流源に接続し、それぞれのコレクタ又はド
    レインに第1の負荷、第2の負荷を直接、又はカスコー
    ド接続したトランジスタを介して接続した基本構造を有
    し、前記第1のトランジスタ、第2のトランジスタのそ
    れぞれのベース又はゲートに正相、逆相信号を入力し、
    前記第1のトランジスタのコレクタ又はドレイン端子、
    前記第2のトランジスタのコレクタ又はドレイン端子よ
    り増幅された正相、逆相信号を出力する差動増幅回路
    と、前記差動増幅回路の正相、逆相の入力信号のそれぞ
    れのピーク値を検出する第1のピーク検出回路と第2の
    ピーク検出回路と、 特性の揃った第3のトランジスタと第4のトランジスタ
    のそれぞれのエミッタ又はソースを共通にする第2の定
    電流源に接続し、それぞれのベース又はゲートを前記第
    1のピーク検出回路と第2のピーク検出回路の出力端子
    に接続し、それぞれのコレクタ又はドレインを前記差動
    増幅回路の前記第2のトランジスタのコレクタ又はドレ
    イン端子、前記第1のトランジスタのコレクタ又はドレ
    イン端子に接続したオフセット補償回路とを備え、 前記第1、第2のピーク検出回路は、その外部にリセッ
    ト信号端子を有し、このリセット端子に印加される信号
    によって、第1のピーク検出回路の入力電位と出力電
    位、第2のピーク検出回路の入力電位と出力電位とが略
    同電位となるように構成したことを特徴とする増幅回路
    ユニット。
  6. 【請求項6】 請求項4、または5に記載された増幅回
    路ユニットを複数段縦続接続し、各増幅回路ユニットの
    リセット信号端子間に遅延回路を設け、1段目の増幅回
    路ユニットのリセット信号端子を全増幅回路ユニットの
    リセット信号端子としたことを特徴とする増幅回路。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、4、5のいずれかに記載
    の増幅回路ユニットの出力側に、ヒステリシス特性を有
    する比較器を接続したことを特徴とする増幅回路ユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 請求項3又は6のいずれかに記載の増幅
    回路の出力側に、ヒステリシス特性を有する比較器を接
    続したことを特徴とする増幅回路。
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