JP2000330026A - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

共焦点顕微鏡

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JP2000330026A
JP2000330026A JP11136479A JP13647999A JP2000330026A JP 2000330026 A JP2000330026 A JP 2000330026A JP 11136479 A JP11136479 A JP 11136479A JP 13647999 A JP13647999 A JP 13647999A JP 2000330026 A JP2000330026 A JP 2000330026A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の表示システムを変えることなく、測定
範囲の拡大及び分解能の向上の両方又は一方を実現する
ことが可能な共焦点顕微鏡を提供する。 【解決手段】 受光素子19から第1A/Dコンバータ
41を経て得られた共焦点画像の画素ごとの8ビット輝
度データiは、処理装置46の第1領域回路51を経て
輝度メモリMiに記憶され、画像信号生成回路59及び
合成回路56によって表示用画像信号とされ、表示装置
47に出力される。一方、受光量(輝度)が最大になる
ときの画素ごとの20ビット高さデータhは高さメモリ
57に記憶される。有効範囲選択回路58は、高さデー
タhの最大20ビット分の範囲のうち、輝度信号に変換
して表示出力すべき8ビット分の有効範囲を選択し、そ
の範囲内の高さデータhを8ビットデータh’に変換し
て画像信号生成回路59に渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象物の二次
元画像情報だけでなく、測定対象物の表面の高さ又は深
さ情報を含む三次元情報の取得が可能な共焦点顕微鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】共焦点顕微鏡は、測定の対象物に単色光
(通常はレーザ光)を照射し、対象物からの反射光又は
透過光を対物レンズを含む光学系を通して受光素子で受
光する。通常、受光素子の手前にはピンホールが設けら
れ、対象物の測定面における対物レンズの焦点と、ピン
ホールにおける受光側の焦点とが共焦点を形成するよう
に光学系(共焦点光学系)が形成される。このような構
成によれば、対物レンズの焦点と対象物(すなわち対象
物を載置したステージ)との光軸方向での相対距離を変
化させたときに受光量が最大になる相対距離を求めるこ
とにより、対象物の表面高さ(深さ)の分布データを得
ることができる。対物レンズの焦点と対象物との光軸方
向での相対距離を変化させる方法には、対象物を光軸方
向に変位させる以外に、屈折率が変化するレンズを用い
て、対物レンズの焦点を光軸方向に変化させる方法等が
ある。
【0003】また、対象物をレーザ光で走査することに
より走査範囲全域にわたって対象物の高さデータが得ら
れる。一次元の走査によれば一次元のラインに沿って高
さデータが得られ、二次元の走査をすれば、二次元平面
全域での高さデータ、すなわち対象物の三次元情報を得
ることができる。レーザ光による対象物の走査は、対象
物を固定してレーザ光を偏向させる方法でもよいし、レ
ーザ光を固定して対象物を変位させる方法でもよい。
【0004】上記のようにして得られた高さデータの分
布は、輝度信号のような画像情報に変換して視覚的に表
示することができる。例えば、1画素当たり8ビットで
構成される高さデータをそのまま8ビットの輝度データ
としてモニタ画面に表示する。この結果、対象物の表面
の高さが高い箇所は明るく、低い箇所は暗く、あるいは
その逆に、いわば等高線のように画面上に表示されるこ
とになる。これは、測定された対象物の表面高さの変化
を視覚的に分かりやすく表示するための一方法である。
高さデータの分布を輝度信号ではなく、例えば色差信号
に変換し、対象物の表面高さの変化を色相の変化として
表示することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、高さデ
ータの分布を輝度信号(又は色差信号)のような画像信
号に変換して画面に表示する場合、最も簡単な方法では
一画素当たりの高さデータを構成するビット数と輝度デ
ータを構成するビット数とを合わせる必要がある。上記
の従来の構成では、1画素当たり8ビットで構成される
高さデータをそのまま8ビットの輝度データとして用い
ている。
【0006】一方、限られたビット数で高さデータを構
成する場合、高さデータのダイナミックレンジ(最大値
と最小値との差)及びその分解能はトレードオフの関係
にある。例えば8ビットデータの場合、区別し得るレベ
ルは256ステップであり、ダイナミックレンジすなわ
ち測定範囲を広くしようとすれば1ステップ当たりのレ
ベル差(分解能)が荒くなり、逆に分解能を細かくしよ
うとすれば測定範囲が狭くなってしまう。
【0007】したがって、測定範囲を広げ、かつ、分解
能を細かくするには、1画素当たりの高さデータ及び画
像データのビット数を多くする必要がある。しかしなが
ら、画像データの1画素当たりのビット数を増加すれ
ば、フレームメモリの容量を大幅に増加する必要があり
装置全体のコストに大きく影響する。そればかりでな
く、表示システムの大幅な設計変更を伴うことになる。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、従来の表示システムを変える
ことなく、測定範囲の拡大及び分解能の向上の両方又は
一方を実現することが可能な共焦点顕微鏡を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による共焦点顕微
鏡の第1の構成は、対象物に光を照射する光源と対象物
からの反射光又は透過光を対物レンズを含む光学系を通
して受光する受光素子とを含む共焦点光学系、対象物を
光で走査するための走査機構、対物レンズの焦点と対象
物との光軸方向での相対距離を変化させる変位機構、受
光素子の受光量が最大になるときの相対距離を対象物の
表面の高さデータとして求める処理装置、走査機構によ
る走査範囲内の複数の画素に関して求められた高さデー
タの分布を記憶するメモリ、及び、メモリから読み出し
た高さデータの分布を画像信号に変換して表示する表示
装置とを備えた共焦点顕微鏡において、高さデータの1
画素当たりのビット数が変換後の画像データの1画素当
たりのビット数より大きいことを特徴とする。
【0010】上記のような構成によれば、高さデータの
分布を記憶するメモリの容量のみを増加し、画像データ
の1画素当たりのビット数は従来どおりとして、従来の
表示システムを変えることなく、測定範囲の拡大及び分
解能の向上を実現することができる。あるいは、測定範
囲の拡大又は分解能の向上が他方の犠牲なしに実現す
る。
【0011】例えば、高さデータが8ビット(256ス
テップ)で構成されている場合は、0.1μm単位で2
5.6μmの測定範囲であるが、高さデータが20ビッ
ト(1,048,576ステップ)で構成されている場
合は、0.01μm単位で約10mmの測定範囲が可能
になる。なお、高さデータの分布を画像信号としてモニ
タ画面に表示させるときに必要なビット数は限られてお
り、8ビットもあれば十分である。
【0012】好ましくは、複数ビットで構成された高さ
データの全ステップ範囲のうち、画像データに変換され
る有効範囲を選択する有効範囲選択回路を更に備えてい
る。これにより、上記構成によって増加した高さデータ
全ステップ範囲(例えば20ビット分の1,048,5
76ステップ)のうちの一部の範囲(例えば8ビット分
の256ステップ)を、最終的にモニタ画面に表示させ
る画像データの範囲として選択することができる。
【0013】更に好ましくは、有効範囲選択回路が、高
さデータを処理することにより、自動的に適切な有効範
囲を選択する。例えば、有効範囲選択回路は、ピークホ
ールド処理により高さデータの最大値を求め、その最大
値を上限とする領域を、画像データに変換すべき有効範
囲として選択する。あるいは、ヒストグラム処理によっ
て、高さデータの分布の中央領域を、画像データに変換
すべき有効範囲として選択するように有効範囲選択回路
を構成してもよい。
【0014】本発明による共焦点顕微鏡の第2の構成
は、対象物に光を照射する光源と対象物からの反射光又
は透過光を対物レンズを含む光学系を通して受光する受
光素子とを含む共焦点光学系、対象物を光で走査するた
めの走査機構、対物レンズの焦点と対象物との光軸方向
での相対距離を変化させる変位機構、受光素子の受光量
が最大になるときの相対距離及び最大受光量の少なくと
も一方を求める処理装置、及び、測定開始から測定終了
までに要する測定時間を概算し出力する測定時間出力手
段を備えていることを特徴とする。
【0015】上記の構成によれば、装置のオペレータ
は、測定を開始する前に測定に要する時間を知ることが
できる。オペレータは、出力された測定時間を参考にし
て、測定条件を変えるといった対応をとることが可能に
なる。特に、上記の第1の構成によって高さデータの1
画素当たりのビット数を増加して測定範囲を広げ、又は
分解能を高めた場合、測定時間が従来より多くかかるこ
とが考えられるので、測定に要する時間を測定開始前に
オペレータに知らせることは有意義である。測定時間を
出力する方法としては、モニタ画面に表示する方法の
他、LED等のバーグラフ表示を用いる方法、音声で出
力する方法等、種々の出力方法が可能である。
【0016】具体的な構成として、共焦点顕微鏡が、相
対距離を変化させる範囲と、その範囲内における測定ピ
ッチとを含む測定パラメータを設定する設定手段を備
え、測定時間出力手段が、測定パラメータと走査の周期
とに基づいて、全走査範囲における相対距離及び最大受
光量の少なくとも一方を求める測定に要する測定時間を
概算し出力することが好ましい。
【0017】例えば、高さデータが8ビット(256ス
テップ)の場合、1ステップごとの走査周期が0.2秒
かかるとすれば、8ビットの範囲をフルに使用しても測
定時間は約51秒である。しかし、高さデータが20ビ
ット(1,048,576ステップ)になると、20ビ
ットをフルに使用した場合は、測定時間は約58時間に
もなる。測定パラメータとして、例えば、相対距離を変
化させる範囲(測定範囲)が1mm、測定ピッチが0.
1μmに設定された場合、測定時間出力手段は、これら
の測定パラメータ及び走査周期(例えば0.2秒)に基
づいて、測定時間(0.2秒×1mm/0.1μm=2
000秒(約33分))を算出し出力する。オペレータ
は、出力された測定時間を参考にして、測定時間を短縮
したい場合は、測定範囲を狭め、又は測定ピッチを荒く
するといった具合に測定パラメータを設定し直すことが
できる。
【0018】また、測定時間出力手段が、全走査範囲に
おける相対距離及び最大受光量の少なくとも一方を求め
る測定に要する測定時間を概算し、測定時間と測定開始
時点からの経過時間との差を測定完了までの残り時間と
して算出し出力することも好ましい。この構成によれ
ば、オペレータは測定完了までの残り時間を知ることが
でき、この情報は他の作業の段取り等のために有意義な
情報となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0020】図1に、本発明に係る共焦点顕微鏡の概略
構成を示す。本発明の共焦点顕微鏡は、共焦点光学系1
と、非共焦点光学系2とを備えている。
【0021】まず、共焦点光学系1について説明する。
共焦点光学系1は、試料wに単色光(好ましくはレーザ
光)を照射するための光源10、第1コリメートレンズ
11、偏光ビームスプリッタ12、1/4波長板13、
水平偏向装置14a、垂直偏向装置14b、第1リレー
レンズ15、第2リレーレンズ16、対物レンズ17、
結像レンズ18、ピンホール板PH、第1受光素子19
等を含んでいる。
【0022】光源10には、例えば赤色レーザ光を発す
る半導体レーザが用いられる。レーザ駆動回路44によ
って駆動される光源10から出たレーザ光は、第1コリ
メートレンズ11を通り、偏光ビームスプリッタ12で
光路を曲げられ、1/4波長板13を通過する。この
後、水平偏向装置14a及び垂直偏向装置14bによっ
て水平(横)方向及び垂直(縦)方向に偏向された後、
第1リレーレンズ15及び第2リレーレンズ16を通過
し、対物レンズ17によって試料ステージ30上に置か
れた試料wの表面に集光される。
【0023】水平偏向装置(第1の偏向機構)14a及
び垂直偏向装置(第2の偏向機構)14bは、それぞれ
ガルバノミラーで構成され、レーザ光を水平及び垂直方
向に偏向させることにより、試料wの表面をレーザ光で
走査する。説明の便宜上、水平方向をX方向、垂直方向
をY方向ということにする。試料ステージ30は、ステ
ージ制御回路40によりZ方向(光軸方向)に駆動され
る。つまり、試料ステージ30及びステージ制御回路4
0は、対物レンズ17の焦点と試料(対象物)wとの光
軸方向での相対距離を変化させる変位機構を構成してい
る。
【0024】ただし、対物レンズ17の焦点と試料wと
の光軸方向での相対距離を変化させる変位機構は、他の
構成で実現することもできる。例えば、試料ステージ3
0の位置は固定とし、対物レンズ17をZ軸方向に駆動
することにより、その焦点を変化させ、もって、焦点と
試料wとの光軸方向での相対距離を変化させることも可
能である。あるいは、対物レンズ17と試料wとの間に
屈折率が変化するレンズを挿入することにより、対物レ
ンズ17の焦点と試料wとの光軸方向での相対距離を変
化させる構成も可能である。なお、試料ステージ30
は、手動操作によってX方向及びY方向に変位可能であ
る。
【0025】試料wで反射されたレーザ光は、上記の光
路を逆に辿る。すなわち、対物レンズ17、第2リレー
レンズ16及び第1リレーレンズ15を通り、水平偏向
装置14a及び垂直偏向装置14b(ガルバノミラー)
を介して1/4波長板13を再び通る。この結果、レー
ザ光は偏光ビームスプリッタ12を透過し、結像レンズ
18によって集光される。集光されたレーザ光は、結像
レンズ18の焦点位置に配置されたピンホール板PHの
ピンホールを通過して第1受光素子19に入射する。第
1受光素子19は、例えばフォトマルチプライヤ又はフ
ォトダイオードで構成され、受光量を電気信号に変換す
る。受光量に相当する電気信号は、出力アンプ及びゲイ
ン制御回路(図示せず)を介して第1A/Dコンバータ
41に与えられ、ディジタル値に変換される。
【0026】上記のような構成の共焦点光学系1によ
り、試料wの高さ(深さ)情報を得ることができる。以
下に、その原理を簡単に説明する。
【0027】上述のように、試料ステージ30がステー
ジ制御回路40によってZ方向(光軸方向)に駆動され
ると、対物レンズ17の焦点と試料wとの光軸方向での
相対距離が変化する。そして、対物レンズ17の焦点が
試料wの表面(被測定面)に結ばれたときに、試料wの
表面で反射されたレーザ光は上記の光路を経て結像レン
ズ18で集光され、ほとんどすべてのレーザ光がピンホ
ール板PHのピンホールを通過する。したがって、この
ときに、第1受光素子19の受光量が最大になる。逆
に、対物レンズ17の焦点が試料wの表面(被測定面)
からずれている状態では、結像レンズ18によっての集
光されたレーザ光はピンホール板PHからずれた位置に
焦点を結ぶので、一部のレーザ光しかピンホールを通過
することができない。その結果、第1受光素子19の受
光量は著しく低下する。
【0028】したがって、試料wの表面の任意の点につ
いて、試料ステージ30をZ方向(光軸方向)に駆動し
ながら第1受光素子19の受光量を検出すれば、その受
光量が最大になるときの試料ステージ30のZ方向位置
(対物レンズ17の焦点と試料wとの光軸方向での相対
距離)を高さ情報として一義的に求めることができる。
【0029】実際には、試料ステージ30を1ステップ
移動するたびに水平偏向装置14a及び垂直偏向装置1
4bによって試料wの表面を走査して第1受光素子19
の受光量を得る。試料ステージ30を測定範囲の下端か
ら上端までZ方向に移動させたとき、走査範囲内の複数
の点(画素)について、図2に示すようにZ方向位置に
応じて変化する受光量データが得られる。この受光量デ
ータに基づいて、最大受光量とそのときのZ方向位置が
各点(画素)ごとに得られる。したがって、試料wの表
面高さのXY平面での分布が得られる。この処理は、マ
イクロコンピュータを用いた処理装置46によって実行
される。
【0030】得られた表面高さの分布は、例えば高さデ
ータを輝度データに変換することにより、明るさの分布
として表示装置47のモニタ画面に表示される。あるい
は、高さデータを色差データに変換することにより、高
さの分布を色の分布として表示してもよい。あるいは、
指定した測定ラインに沿う表面高さの変化を断面形状と
して画面に表示することも可能である。
【0031】また、走査範囲内の複数の点について得ら
れた受光量を輝度データとする輝度信号から、試料wの
表面画像(白黒画像)が得られる。各点(画素)におけ
る最大受光量を輝度データとして輝度信号を生成すれ
ば、被写界深度の深い画像、すなわち、表面高さの異な
る各点でピントの合った画像が得られる。また、任意の
注目画素で最大受光量が得られた高さ(Z方向での位
置)に固定した場合は、他の画素の受光量は著しく小さ
くなるので、その注目画素の周辺のみが明るく、注目画
素から離れるにしたがって急激に輝度が低下する画像が
得られる。
【0032】つぎに、非共焦点光学系2について説明す
る。非共焦点光学系2は、試料wに白色光(カラー画像
撮影用の照明光)を照射するための白色光源20、第2
コリメートレンズ21、第1のハーフミラー22、第2
のハーフミラー23、第2受光素子としてのカラーCC
D24等を含んでいる。また、非共焦点光学系2は共焦
点光学系1の対物レンズ17を共用し、両光学系1,2
の光軸は一致している。
【0033】白色光源20には例えば白色ランプが用い
られるが、特に専用の光源を設けず、自然光又は室内光
を利用してもよい。白色光源20から出た白色光は、第
2コリメートレンズ21を通り、第1ハーフミラー22
で光路を曲げられ、対物レンズ17によって試料ステー
ジ30上に置かれた試料wの表面に集光される。
【0034】試料wで反射された白色光は、対物レンズ
17、第1ハーフミラー22、第2リレーレンズ16を
通過し、第2ハーフミラー23で反射されてカラーCC
D24に入射して結像する。カラーCCD24は、共焦
点光学系1のピンホール板PHのピンホールと共役又は
共役に近い位置に設けられている。カラーCCD24で
撮像されたカラー画像は、CCD駆動回路43によって
読み出され、そのアナログ出力信号は第2A/Dコンバ
ータ42に与えられ、ディジタル値に変換される。この
ようにして得られたカラー画像は、試料wの観察用の拡
大カラー画像として表示装置47のモニタ画面に表示さ
れる。
【0035】上述のように、本実施形態の共焦点顕微鏡
は、共焦点光学系による試料の高さ(深さ)の分布の測
定及び表示、共焦点画像の表示、非共焦点光学系による
カラー画像の撮像及び表示、その他種々の機能を備えて
いる。共焦点光学系で得られた被写界深度の深い白黒画
像と非共焦点光学系で得られた通常のカラー画像とを組
み合わせて、被写界深度の深いカラー画像(カラー共焦
点画像)を生成し、表示することもできる。
【0036】図3は、処理装置46の内部構成のうち、
共焦点光学系から得られた輝度データ(受光量データ)
と、非共焦点光学系から得られたカラー画像データから
表示用画像信号を生成する部分のブロック図である。
【0037】処理装置46は、第1領域回路51、第2
領域回路52、輝度変換回路53、相関器54等を備え
ている。第1及び第2の領域回路51,52は、共焦点
光学系1による撮像領域と非共焦点光学系による撮像領
域の共通領域を映像領域A0として選択する。そして、
第1領域回路51は、映像領域A0内の各画素につい
て、第1受光素子19から第1A/Dコンバータ41を
経て入力された輝度データiを輝度メモリMiに記憶さ
せる。一方、第2領域回路52は、映像領域A0内の各
画素について、カラーCCD24からCCD駆動回路4
3及び第2A/Dコンバータ42を経て入力された赤
(R)、緑(G)、青(B)の色強度データrm,g
m,bmをRメモリMr、GメモリMg、BメモリMb
にそれぞれ記憶させる。
【0038】輝度変換回路53は、下記の演算式(1)
〜(3) にしたがって、各画素についての色強度デー
タrm,gm,bmの輝度情報を、輝度データiの輝度
情報に置換して、変換色強度データro,go,boを
求め、それらを第2のRメモリMr’、GメモリM
g’、BメモリMb’にそれぞれ記憶させる。
【0039】 Ro=I・Rm/(Rm+Gm+Bm) …(1)
【0040】 Go=I・Gm/(Rm+Gm+Bm) …(2)
【0041】 Bo=I・Bm/(Rm+Gm+Bm) …(3) 但し、Iは輝度データiの輝度情報であり、Rm,G
m,Bmはそれぞれ色強度データrm,gm,bmの輝
度(強度)情報である。また、Ro,Go,Boは変換
色強度データro,go,boの輝度(強度)情報であ
る。
【0042】上記の処理は、前述の映像領域A0の各画
素について行われる。輝度メモリMiと輝度変換回路5
3との間に設けられた相関器54は、輝度データiの画
素群と色強度データrm,gm,bmの画素との対応関
係を求める働きをする。つまり、輝度データiの解像度
と色強度データrm,gm,bmの解像度との相違を相
関器54が調整する。
【0043】図4(A)及び(B)は、輝度データiの
画素と色強度データrm,gm,bmの画素との対応関
係の例を示している。図4(A)が輝度データiの64
画素分の領域を示しており、これと同じ色強度データr
m,gm,bmの領域は図4(B)に示すように16画
素で構成されている。この場合、色強度データrm,g
m,bmの1画素は輝度データiの4画素(画素群)に
対応する。例えば、色強度データrm,gm,bmの1
つの画素aは輝度データiの4つの画素1,2,9,1
0に対応する。
【0044】また、図1を用いて説明したように、共焦
点光学系1は、水平偏向装置14a及び垂直偏向装置1
4bによってレーザ光を偏向させ、試料wの表面を二次
元走査する。この偏向角度を変えることにより走査範囲
を拡大又は縮小すると、結果として表示装置のモニタ画
面全体に表示される共焦点画像が縮小又は拡大される。
つまり、光学倍率変換が行われる。この場合も、相関器
54が拡大・縮小倍率に基づいて共焦点画像とカラー画
像とを対応付ける。
【0045】例えば、図4(A)に示す輝度データ(共
焦点画像データ)64画素分の画像領域が、中央の太線
で囲まれた領域を拡大したものであるとする。一方、図
4(A)に示す色強度データ(カラー画像データ)16
画素分の領域については、拡大倍率は固定であり、光学
倍率変換は行われない。この場合、例えば、色強度デー
タrm,gm,bmの1つの画素fは輝度データiの1
6個の画素1〜4,9〜12,17〜20,25〜28
に対応することになる。
【0046】相関器54は、色強度データの1画素(例
えば画素a)に対応する輝度データiの画素群(例えば
画素1〜4)の輝度の平均を求め、これを輝度変換回路
53に渡す。これにより、輝度変換回路53は、前述の
ようにして、各画素についての色強度データrm,g
m,bmの輝度を、1対1で対応する輝度データiの輝
度に置換することができる。あるいは、色強度データの
画素aを輝度データiの画素1〜4に対応させて4つの
画素a1〜a4(a1〜a4の色強度はそれぞれaの色
強度に等しい)に分けた上で、それぞれ対応する輝度デ
ータiの輝度に置換することも可能である。
【0047】このようにして、輝度変換回路53から出
力され、第2のRメモリMr’、GメモリMg’、Bメ
モリMb’にそれぞれ記憶された変換色強度データr
o,go,boは、D/Aコンバータ55によって時系
列信号に変換される。この信号は、合成回路56によっ
て同期信号が付加され、表示用画像信号である複合カラ
ー映像信号となる。この複合カラー映像信号が表示装置
47に与えられ、試料wのカラー共焦点画像がモニタ画
面に表示されることになる。
【0048】図5は、処理装置46の内部構成のうち、
共焦点光学系から得られた輝度データ(受光量データ)
又は高さデータhから表示用画像信号を生成する部分の
ブロック図である。図3に示したブロック図の構成要素
分と同じ構成要素も重複して記載している。
【0049】処理装置46は、図3に示した構成要素に
加えて、高さメモリ57及び有効範囲選択回路58を備
えている。高さメモリ57には、第1受光素子19の受
光量(輝度信号i)が最大になるときの高さデータが各
画素ごとに記憶される。つまり、前述のように、処理装
置46がステージ制御回路40を介して試料ステージ3
0のZ軸方向位置を変化させたときの受光量(輝度信号
i)の変化に基づいて求めた最大受光量に対応するZ軸
方向位置が高さデータとして記憶される。
【0050】この高さデータhは、本実施例では20ビ
ットで構成されている。高さ測定の分解能を高めながら
十分なダイナミックレンジ(測定範囲)を確保するため
に20ビット(1,048,576ステップ)で構成し
た。この結果、例えば、0.01μm単位で約10mm
の測定範囲が可能になる。一方、輝度データiは8ビッ
トで構成されている。共焦点画像を表示するための輝度
データの分解能及びダイナミックレンジは8ビット(2
56ステップ)あれば十分であり、コスト上昇を抑える
ために、従来どおり8ビットとした。
【0051】有効範囲選択回路58は、20ビットで構
成される高さデータhの全ステップ範囲(1,048,
576ステップ)のうちの8ビット分に相当する256
ステップの範囲を有効ビット範囲として選択し、その8
ビット分の高さデータh’を画像信号生成回路59に与
える。有効範囲選択回路58は、外部から指定された有
効範囲を選択するように構成してもよいが、本実施形態
では後述のように、高さデータのピークホールド処理を
行い、自動的に適切な有効範囲を選択する。
【0052】画像信号生成回路59は、有効範囲選択回
路58から与えられた各画素ごとの8ビットの高さデー
タを各画素ごとの輝度データとして輝度信号(画像信
号)を生成する。あるいは、第1受光素子19から第1
A/Dコンバータ41及び第1領域回路51を経て輝度
メモリに記憶された各画素ごとの輝度データを用いて輝
度信号を生成する。生成された輝度信号は、合成回路5
6で同期信号が付加されて表示用画像信号とされ、表示
装置47に出力される。この結果、表示装置47のモニ
タ画面には、試料wの表面高さの分布が明るさの分布に
変換されて表示される。あるいは、各画素における輝度
データ(受光量)をつないだ共焦点画像(白黒画像)が
表示される。詳しくは後述するように、指定した測定ラ
インに沿っての高さ変化、つまり断面形状を表示するこ
ともできる。
【0053】図6は、有効範囲選択回路58の具体構成
の一例を示すブロック図である。20ビットの高さデー
タのピーク値がピークホールド回路71にて求められ、
第1演算回路72にa入力として与えられる。一方、高
さデータの現在値はb入力として第1演算回路72に与
えられる。第1演算回路72は、a−b=xの値を算出
する。xの値が255(16進のFF)を越える場合は
x=0に置き換える。このxの値は第2演算回路73に
与えられ、第2演算回路73は255−X=h’を算出
する。このようにして、0〜255(16進の00〜F
F)の値をとり得る8ビットの高さデータh’が有効範
囲の高さデータとして算出され、出力される。
【0054】図7は、有効範囲選択回路58の別の構成
例を示している。この例では、20ビットの高さデータ
hの設定された測定範囲(最大1,048,576ステ
ップ)が256ステップ(8ビット)ずつのグループに
分割され、各グループに属する高さデータhの個数nが
ヒストグラム処理部75によって求められる。この結果
からnの値が最大のグループを有効範囲として範囲選択
部76が選択し、ビット変換部77が、このグループに
属する高さデータhを8ビット(0〜255ステップ)
の高さデータh’に変換して出力する。
【0055】図8は、高さデータhの分布の例と、その
ときに上記の2種類の有効範囲選択回路58によって選
択される有効範囲(高さデータh’)を示している。こ
のように、ピークホールドやヒストグラム処理、又は他
の公知技術を用いた有効範囲選択回路58により、最大
20ビット分の測定範囲の高さデータhのうち、輝度信
号等の画像信号に変換してモニタ画面に表示する8ビッ
ト分の有効範囲のデータh’が自動的に選択され、画像
信号生成回路59に与えられる。この結果、輝度メモリ
Mi、画像信号生成回路59等の構成は従来通り8ビッ
ト処理の構成を踏襲しながら、高さデータhの測定範囲
の拡大、解像度の向上を実現することができる。
【0056】つぎに、本実施形態の共焦点顕微鏡の代表
的な動作モードについて説明する。これらの動作モード
には、被写界深度の深いカラー画像を得る共焦点画像モ
ードA、及び被写界深度の浅いカラー画像を得る共焦点
画像モードB、試料wの表面の高さ(深さ)を所定の領
域にわたって測定し、高さ分布を輝度信号に変換して表
示する三次元形状測定モード、及び、試料wの断面形状
を指定した測定ラインに沿って測定し表示する断面形状
測定モードが含まれる。これらの動作モードは、処理装
置46に接続された操作パネル48を用いて、表示装置
47に表示されるガイダンス表示にしたがって行われ
る。
【0057】図9に、共焦点画像モードAのフローチャ
ートを示す。まず、ステップ#101において、被写界
深度の深いカラー画像を得たい測定領域を指定する。こ
の指定操作は、表示装置47のモニタ画面に試料wの非
共焦点光学系による拡大カラー画像が表示されている状
態で行う。操作パネル48のカーソルキー又はマウスを
操作することにより、拡大カラー画像に重畳表示された
矩形を移動し、拡大又は縮小する。このようにして、矩
形で囲まれた任意の測定領域を指定することができる。
【0058】上記のようにして測定領域が指定されると
(ステップ#101)、水平偏向装置14a及び垂直偏
向装置14bによって、試料wの表面の指定された測定
領域を走査するように、レーザ光がXY方向(水平方向
及び垂直方向)に偏向される(ステップ#102)。
【0059】マイクロコンピュータで構成された処理装
置46は、測定領域内の各画素の受光量及びZ方向位置
(高さ)を前述の輝度メモリ(図3のMi)及び高さメ
モリ(図5の57)に記憶する(ステップ#103)。
各画素の受光量は、前述のように、第1受光素子19か
らの信号を第1A/Dコンバータ41でディジタル値に
変換したデータである。
【0060】つぎに、試料ステージ30を1ピッチ(1
ステップ)上昇させる(ステップ#104)。なお、測
定開始時に、試料ステージ30の初期位置は測定範囲の
下端位置にセットされている。
【0061】続いて、試料wの表面を測定領域内でXY
方向に再び走査する(ステップ#105)。処理装置4
6は、このときに得られる各画素の新たな受光量を輝度
メモリに記憶されている各画素の光量と比較する(ステ
ップ#106)。新たな受光量が記憶光量より大きけれ
ば、受光量及びZ方向位置の記憶データを更新する(ス
テップ#107)。新たな受光量が記憶光量より小さい
場合は何もせずにステップ#108に進む。
【0062】ステップ#108において、処理装置46
は、試料ステージ30のZ方向位置を測定範囲の上端位
置と比較する。上端位置より低ければステップ#104
に戻る。こうして、試料ステージ30のZ方向位置が測
定範囲の上端位置に達するまで、ステップ#104〜#
108の処理を繰り返す。
【0063】試料ステージ30のZ方向位置が測定範囲
の上端位置に達した時点で、輝度メモリ及び高さメモリ
には、測定領域内の各画素について、最大受光量とその
ときのZ方向位置のデータが記憶されている。各画素の
最大受光量を各画素の輝度データとして輝度信号を生成
すれば、前述のように、各点(画素)でピントが合った
被写界深度の深い白黒画像が得られる。したがって、輝
度信号とカラー画像信号とを組み合わせて生成された表
示用画像信号により、被写界深度の深いカラー共焦点画
像が得られる(ステップ#109)。このカラー共焦点
画像を表示装置47のモニタ画面に表示して(ステップ
#110)、共焦点画像モードAの処理が終了する。
【0064】図10に、共焦点画像モードBのフローチ
ャートを示す。このモードは、試料wの指定したポイン
トのみが明るくピントが合っており、その周辺は急激に
暗くなる被写界深度の浅いカラー共焦点画像を得るモー
ドである。まず、ステップ#201において、ピントを
合わせるX,Y位置を指定する。この指定操作は、共焦
点モードAと同様に、操作パネル48のカーソルキー又
はマウスを用いて、表示装置47のモニタ画面上で行
う。
【0065】X,Y位置が指定されると(ステップ#2
01)、処理装置46は、試料ステージ30のZ方向位
置を初期化(下端に移動)すると共に受光量を輝度メモ
リに記憶する(ステップ#202)。受光量は、前述の
ように、第1受光素子19からの信号を第1A/Dコン
バータ41でディジタル値に変換したデータである。
【0066】つぎに、試料ステージ30を1ピッチ(1
ステップ)上昇させ(ステップ#203)、このときに
得られる新たな受光量を輝度メモリに記憶されている光
量と比較する(ステップ#204)。新たな受光量が記
憶光量より大きければ、受光量及びZ方向位置の記憶デ
ータを更新する(ステップ#205)。新たな受光量が
記憶光量より小さい場合は何もせずにステップ#206
に進む。
【0067】ステップ#206において、処理装置46
は、試料ステージ30のZ方向位置を測定範囲の上端位
置と比較する。上端位置より低ければステップ#203
に戻る。こうして、試料ステージ30のZ方向位置が測
定範囲の上端位置に達するまで、ステップ#203〜#
206の処理を繰り返す。
【0068】試料ステージ30のZ方向位置が測定範囲
の上端位置に達した時点で、輝度メモリ及び高さメモリ
には、指定されたXY位置の画素について、最大受光量
とそのときのZ方向位置のデータが記憶されている。
【0069】続いて、上記のZ方向位置に試料ステージ
30を固定し(ステップ#207)、水平偏向装置14
a及び垂直偏向装置14bを用いてレーザ光をXY方向
(水平方向及び垂直方向)に偏向することにより、試料
wの表面をレーザ光で走査する(ステップ#208)。
このとき、走査範囲内の各画素の受光量を輝度メモリに
記憶する(ステップ#209)。
【0070】このようにして得られた各画素の受光量を
各画素の輝度データとして輝度信号を生成すると、前述
のように、指定されたXY位置の画素はピントが合って
いるので最大輝度となるが、その位置から離れるにした
がって急激に輝度が低下する白黒画像が得られる。した
がって、この白黒画像の輝度信号とカラー画像信号とを
組み合わせて生成された表示用画像信号により、被写界
深度の極端に浅いカラー共焦点画像が得られる(ステッ
プ#210)。このカラー共焦点画像を表示装置47の
モニタ画面に表示して(ステップ#211)、共焦点画
像モードBの処理が終了する。
【0071】なお、上記の共焦点画像モードBの変形例
として、ステップ#201〜#206における処理を省
略してもよい。つまり、ピントを合わせる位置(X,
Y)の指定と、この位置での高さ(Z方向位置)測定の
処理を省略し、手動で試料ステージをZ方向に移動させ
るだけでもよい。
【0072】図11に、三次元形状測定モードのフロー
チャートを示す。この測定モードでは、試料wの表面の
高さ(深さ)を所定の二次元領域にわたって測定し、高
さ分布を輝度信号に変換してモニタ画面に表示する。ま
ず、ステップ#301において、測定領域を指定する。
この操作は、共焦点モードAと同様に操作パネル48の
カーソルキー又はマウスを用いて、表示装置47のモニ
タ画面に表示された試料wの拡大カラー画像上で、矩形
領域を指定することによって行われる。
【0073】この三次元形状測定モードにおいても、前
述の相関器54の働きにより、モニタ画面に表示されて
いる非共焦点光学系の拡大カラー画像の画素と、共焦点
光学系によって測定される試料wの高さデータの画素と
が対応付けられる。したがって、非共焦点光学系による
拡大カラー画像の解像度と共焦点光学系による高さデー
タの解像度とが異なる場合であっても、モニタ画面に表
示された非共焦点光学系の拡大カラー画像上で指定した
測定領域に正確に合致する領域の高さ分布が共焦点光学
系の測定により得られる。
【0074】測定領域が指定されると(ステップ#30
1)、水平偏向装置14a及び垂直偏向装置14bによ
って、試料wの表面の指定された測定領域を走査するよ
うに、レーザ光がXY方向(水平方向及び垂直方向)に
偏向される(ステップ#302)。
【0075】マイクロコンピュータで構成された処理装
置46は、測定領域内の各画素の受光量及びZ方向位置
(高さ)を輝度メモリ(図3のMi)及び高さメモリ
(図5の57)に記憶する(ステップ#303)。各画
素の受光量は、前述のように、第1受光素子19からの
信号を第1A/Dコンバータ41でディジタル値に変換
したデータである。
【0076】つぎに、試料ステージ30を1ピッチ(1
ステップ)上昇させる(ステップ#304)。なお、測
定開始時に、試料ステージ30の初期位置は測定範囲の
下端位置にセットされている。
【0077】続いて、試料wの表面を測定領域内でXY
方向に再び走査する(ステップ#305)。処理装置4
6は、このときに得られる各画素の新たな受光量をメモ
リに記憶されている各画素の光量と比較する(ステップ
#306)。新たな受光量が記憶光量より大きければ、
受光量及びZ方向位置の記憶データを更新する(ステッ
プ#307)。新たな受光量が記憶光量より小さい場合
は何もせずにステップ#308に進む。
【0078】ステップ#308において、処理装置46
は、試料ステージ30のZ方向位置を測定範囲の上端位
置と比較する。上端位置より低ければステップ#304
に戻る。こうして、試料ステージ30のZ方向位置が測
定範囲の上端位置に達するまで、ステップ#304〜#
308の処理を繰り返す。
【0079】試料ステージ30のZ方向位置が測定範囲
の上端位置に達した時点で、メモリには、測定領域内の
各画素について、最大受光量とそのときのZ方向位置の
データが記憶されている。各画素のZ方向位置の分布を
輝度データの分布として、輝度信号を生成する(ステッ
プ#309)。この結果、モニタ画面には、試料wの表
面高さの分布が明るさの分布としていわば等高線のよう
に表示される(ステップ#310)。なお、Z方向位置
の分布を色差信号に変換することにより、試料wの表面
高さの分布を色の分布として表示してもよい。
【0080】図12に、断面形状測定モードのフローチ
ャートを示す。この測定モードでは、指定した測定ライ
ンに沿って試料wの断面形状を測定し表示する。まず、
ステップ#401において、Y方向の位置を決定する。
本実施形態の共焦点顕微鏡では、測定ラインはX方向に
延びる直線である。したがって、Y方向の位置を指定す
ることによって測定ラインが指定される。具体的には、
操作パネル48のカーソルキー等を用いて、つぎのよう
な手順で測定ラインが指定される。
【0081】図13に示すように、表示装置47のモニ
タ画面に、非共焦点光学系1のカラーCCD24から得
られた試料wの拡大カラー画像60が表示されている。
この表示例は、半導体集積回路のベアチップの表面パタ
ーンを簡素化して描いたものである。測定範囲(高さデ
ータの最大値と最小値との差)、測定ピッチ(1ステッ
プ当たりの高さ)等の測定条件を設定すると、横方向の
測定ライン61が試料wの拡大カラー画像60に重畳表
示される。操作パネル48のカーソルキー又はマウスを
操作することにより、測定ライン61を画面上で上下方
向(Y方向)に移動させる。例えば、破線62で示す位
置に測定ライン61を移動してY方向位置を指定する。
【0082】この断面形状測定モードにおいても、前述
の相関器54の働きにより、モニタ画面に表示されてい
る非共焦点光学系の拡大カラー画像の画素と、共焦点光
学系によって測定される試料wの高さデータの画素とが
対応付けられる。したがって、非共焦点光学系による拡
大カラー画像の解像度と共焦点光学系による高さデータ
の解像度とが異なる場合であっても、モニタ画面に表示
された非共焦点光学系の拡大カラー画像上で指定した測
定ラインに正確に沿った断面形状が共焦点光学系の測定
により得られる。
【0083】上記のようにして測定ラインのY方向位置
が決定されると(ステップ#401)、このY方向位置
データが部分偏向停止回路45に与えられる。部分偏向
停止回路45は、Y方向位置データにしたがって、垂直
偏向装置14bによるレーザ光の偏向を停止し、そのY
方向位置に固定する。具体的には、部分偏向停止回路4
5は、垂直偏向装置14bを構成するガルバノミラーに
与える交流電圧の振幅をゼロにすると共に、上記のY方
向位置データに対応する直流電圧を与える。これによ
り、垂直偏向装置14bを構成するガルバノミラーは所
定の角度で停止する。
【0084】この結果、光源10から発したレーザ光
は、水平偏向装置14aによって水平方向にのみ偏向さ
れ、指定された測定ラインに沿って試料wの表面をX方
向に走査する(ステップ#402)。
【0085】マイクロコンピュータで構成された処理装
置46は、測定ラインに沿う各画素の受光量及びZ方向
位置(高さ)を前述の輝度メモリ(図3のMi)及び高
さメモリ(図5の57)に記憶する(ステップ#40
3)。各画素の受光量は、前述のように、第1受光素子
19からの信号を第1A/Dコンバータ41でディジタ
ル値に変換したデータである。
【0086】つぎに、試料ステージ30を1ピッチ(1
ステップ)上昇させる(ステップ#404)。なお、測
定開始時に、試料ステージ30の初期位置は測定範囲の
下端位置にセットされている。
【0087】続いて、試料wの表面を指定された測定ラ
インに沿ってX方向に再び走査する(ステップ#40
5)。処理装置46は、このときに得られる各画素の新
たな受光量をメモリに記憶されている各画素の光量と比
較する(ステップ#406)。新たな受光量が記憶光量
より大きければ、受光量及びZ方向位置の記憶データを
更新する(ステップ#407)。新たな受光量が記憶光
量より小さい場合は何もせずにステップ#408に進
む。
【0088】ステップ#408において、処理装置46
は、試料ステージ30のZ方向位置を測定範囲の上端位
置と比較する。上端位置より低ければステップ#404
に戻る。こうして、試料ステージ30のZ方向位置が測
定範囲の上端位置に達するまで、ステップ#404〜#
408の処理を繰り返す。
【0089】試料ステージ30のZ方向位置が測定範囲
の上端位置に達すれば、測定結果を表示装置47のモニ
タ画面に表示して(ステップ#409)測定を終了す
る。メモリには、測定ラインに沿う各画素について、最
大受光量とそのときのZ方向位置のデータが記憶されて
おり、これが測定結果に相当する。各画素のZ方向位置
をつなぐと、測定ラインに沿う断面形状が得られる。そ
の結果、図13に示すように、測定ライン62に沿う断
面形状が輪郭線63としてモニタ画面に表示される。
【0090】つぎに、本発明の共焦点顕微鏡のもう1つ
の特徴である測定時間及び残り時間の出力機能について
説明する。前述のように、本発明の共焦点顕微鏡は、高
さデータを従来の8ビットから20ビットに増加したた
め、従来の共焦点顕微鏡より高分解能で広い範囲の測定
条件を設定することができる。このため、測定条件の設
定内容によっては測定時間が従来の共焦点顕微鏡より長
くなることが考えられる。そこで、処理装置46は、設
定された測定条件に基づいて、測定終了までにかかる測
定時間を算出し、表示装置47に表示させる機能を有す
る。また、測定開始後は、測定終了までの残り時間を表
示させる機能をも有する。
【0091】図14は、上記の機能の処理を示すフロー
チャートである。まず、オペレータによって操作パネル
48(設定手段)から測定条件が設定される(ステップ
#501)。この測定条件には、測定範囲r及び測定ピ
ッチpの値が含まれる。測定範囲rは試料ステージ30
をZ軸方向に変位させる範囲であり、測定ピッチpは試
料ステージ30をZ軸方向に変位させる際の1ピッチ
(距離)である。
【0092】処理装置46は、設定された測定範囲r及
び測定ピッチpと、走査周期tとに基づいて、測定時間
T=t(r/p)を算出する(ステップ#502及び#
503)。例えば、r=1mm、p=0.1μm、t=
0.2秒の場合、T=0.2秒×1mm/0.1μm=
2000秒(約33分)となる。そして、算出した測定
時間Tを表示装置47に表示させる(ステップ#50
4)。このとき、表示装置47には測定条件の設定のた
めの表示ウィンドウが表示されており、この表示ウィン
ドウ内の所定の場所に測定時間Tが表示される。
【0093】ステップ#505でオペレータは測定を開
始するか否か判断し、測定開始の確認をした場合は、ス
テップ#506に移行する。しかし、例えば測定時間が
長すぎる場合は、測定開始の確認をせずに、ステップ#
501へ戻り、測定条件の再設定を行うことができる。
【0094】測定が開始されると、処理装置46は経過
時間Tpをカウントし(ステップ#506)、残り時間
Tr=T−Tpを算出する。算出された残り時間Trは
モニタ画面の測定中の表示ウィンドウの所定の場所に表
示される。測定条件の設定のための表示ウィンドウと測
定中の表示ウィンドウが同じ場合は、測定開始前の測定
時間Tの表示を測定開始に伴って残り時間Trの表示に
切り換えてもよい。この残り時間Trの表示は、オペレ
ータにとって、測定関連作業又は他の作業の段取りのた
めに有意義な情報となる。
【0095】なお、上記の実施形態の説明において、考
えられる変形例についても適宜説明したが、本発明は、
その他にも、種々の変形例又は形態による実施が可能で
ある。例えば、光による試料の走査は、水平偏向及び垂
直偏向による二次元走査に限らず、種々の走査方法が提
案されている。例えば、シリンドリカルレンズを用いて
X方向に細長い光(スリット光)を生成し、これをY方
向に偏向すれば、二次元走査が可能である。
【0096】また、上記の実施形態の共焦点顕微鏡は反
射型の顕微鏡であるが、透過型の共焦点顕微鏡にも本発
明を適用することができる。透過型の顕微鏡の場合は、
試料の裏面から共焦点光学系のレーザ光及び非共焦点光
学系の白色光が照射される。共焦点光学系の光源はレー
ザに限らず、単色光源であればよい。非共焦点光学系の
光源は自然光又は室内光で代用することもできる。
【0097】また、上記の実施形態では、輝度データ
(画像データ)が8ビットで構成されているのに対して
高さデータが20ビットで構成されているが、本発明は
これに限らず、高さデータの1画素当たりのビット数が
画像データの1画素当たりのビット数より大きければよ
い。例えば、8ビットの画像データに対して、高さデー
タを12ビット、あるいは16ビットで構成してもよ
い。
【0098】また、測定時間の算出は、上記実施形態の
ような算出方法に限らない。必要に応じて他の要因を考
慮した補正係数を加味して測定時間を算出してもよい。
あるいは、測定条件と測定時間との関係を予め概算して
処理装置46内にテーブルとして記憶しておき、処理装
置46内はテーブルルックアップによって測定時間を求
めてもよい。
【0099】また、算出された測定時間及び残り時間
は、表示装置47に表示する代わりに、あるいは表示と
共に、LED等を用いたバーグラフ表示によって表示し
てもよい。また、表示に代えて、あるいは表示と共に、
音声出力によってオペレータに知らせることも可能であ
る。
【0100】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の共焦点
顕微鏡によれば、従来の表示システムを変えることな
く、測定範囲の拡大及び分解能の向上の両方又は一方を
実現することができる。また、測定範囲等の測定条件の
設定内容によっては測定時間が長くかかる場合に、測定
開始前に測定時間をオペレータに知らせ、必要に応じて
オペレータが測定条件を再設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る共焦点顕微鏡の概略構
成を示す図である。
【図2】共焦点光学系によって得られる受光量とZ方向
位置との関係を例示するグラフである。
【図3】処理装置内の輝度データとカラー画像データか
ら表示画像信号を生成する部分の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】輝度データの画素と色強度データの画素との対
応関係の例を示す図である。
【図5】処理装置内の輝度データ又は高さデータから表
示用画像信号を生成する部分のブロック図である。
【図6】有効範囲選択回路の具体構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図7】有効範囲選択回路の別の構成の例を示すブロッ
ク図である。
【図8】高さデータの分布の例と、そのときに2種類の
有効範囲選択回路によって選択される有効範囲を示すグ
ラフである。
【図9】共焦点画像モードAのフローチャートである。
【図10】共焦点画像モードBのフローチャートであ
る。
【図11】三次元形状測定モードのフローチャートであ
る。
【図12】断面形状測定モードのフローチャートであ
る。
【図13】断面形状測定モードにおけるモニタ画面の例
を示す図である。
【図14】測定時間及び残り時間の算出及び表示の処理
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 共焦点光学系 10 光源 14a 水平偏向装置(走査機構) 14b 垂直偏向装置(走査機構) 17 対物レンズ 19 受光素子 30 試料ステージ(変位機構) 40 ステージ制御回路(変位機構) 46 処理装置(測定時間出力手段、残り時間出力手
段) 47 表示装置 48 操作パネル(設定手段) 57 高さメモリ 58 有効範囲選択回路 w 試料(対象物)
フロントページの続き Fターム(参考) 2H052 AA08 AA13 AB24 AC04 AC05 AC14 AC15 AC27 AC34 AD06 AD18 AD31 AD34 AF06 AF14 AF21 AF25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対象物に光を照射する光源と前記対象物か
    らの反射光又は透過光を対物レンズを含む光学系を通し
    て受光する受光素子とを含む共焦点光学系、 前記対象物を前記光で走査するための走査機構、 前記対物レンズの焦点と前記対象物との光軸方向での相
    対距離を変化させる変位機構、 前記受光素子の受光量が最大になるときの前記相対距離
    を前記対象物の表面の高さデータとして求める処理装
    置、 前記走査機構による走査範囲内の複数の画素に関して求
    められた前記高さデータの分布を記憶するメモリ、及
    び、 前記メモリから読み出した高さデータの分布を画像信号
    に変換して表示する表示装置を備えた共焦点顕微鏡であ
    って、 前記高さデータの1画素当たりのビット数が変換後の画
    像データの1画素当たりのビット数より大きいことを特
    徴とする共焦点顕微鏡。
  2. 【請求項2】複数ビットで構成された前記高さデータの
    全ステップ範囲のうち、前記画像データに変換される有
    効範囲を選択する有効範囲選択回路を更に備えている請
    求項1記載の共焦点顕微鏡。
  3. 【請求項3】前記有効範囲選択回路が、前記高さデータ
    を処理することにより、自動的に適切な有効範囲を選択
    する請求項2記載の共焦点顕微鏡。
  4. 【請求項4】対象物に光を照射する光源と前記対象物か
    らの反射光又は透過光を対物レンズを含む光学系を通し
    て受光する受光素子とを含む共焦点光学系、 前記対象物を前記光で走査するための走査機構、前記対
    物レンズの焦点と前記対象物との光軸方向での相対距離
    を変化させる変位機構、 前記受光素子の受光量が最大になるときの前記相対距離
    及び最大受光量の少なくとも一方を求める処理装置、及
    び、 測定開始から測定終了までに要する測定時間を概算し出
    力する測定時間出力手段を備えている共焦点顕微鏡。
  5. 【請求項5】前記相対距離を変化させる範囲と、その範
    囲内における測定ピッチとを含む測定パラメータを設定
    する設定手段を備え、 前記測定パラメータと前記走査の周期とに基づいて、全
    走査範囲における前記相対距離及び最大受光量の少なく
    とも一方を求める測定に要する測定時間を概算し出力す
    る測定時間出力手段を備えている請求項4記載の共焦点
    顕微鏡。
  6. 【請求項6】前記相対距離を変化させる範囲と、その範
    囲内における測定ピッチとを含む測定パラメータを設定
    する設定手段を備え、 前記測定パラメータと前記走査の周期とに基づいて、全
    走査範囲における前記相対距離及び最大受光量の少なく
    とも一方を求める測定に要する測定時間を概算し、前記
    測定時間と測定開始時点からの経過時間との差を測定完
    了までの残り時間として算出し出力する残り時間出力手
    段を備えている請求項4記載の共焦点顕微鏡。
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