JP2000327629A - フェニル酢酸誘導体、ベンゾニトリル誘導体、およびその製造方法 - Google Patents

フェニル酢酸誘導体、ベンゾニトリル誘導体、およびその製造方法

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JP2000327629A
JP2000327629A JP11136708A JP13670899A JP2000327629A JP 2000327629 A JP2000327629 A JP 2000327629A JP 11136708 A JP11136708 A JP 11136708A JP 13670899 A JP13670899 A JP 13670899A JP 2000327629 A JP2000327629 A JP 2000327629A
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compound
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benzonitrile derivative
cyano
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English (en)
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Ikuyo Ikeno
育代 池野
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般式(1): 【化1】 (X1〜X4:水素原子、ハロゲン原子、アルキル基また
はアルコキシル基)で表されるフェニル酢酸誘導体、一
般式(2): 【化2】 (X1〜X4:上記と同一、R1〜R2:シアノ基またはC
OOR3(R3:アルキル基))で表されるベンゾニトリ
ル誘導体(A)、一般式(3): 【化3】 (X1〜X4:上記と同一)で表されるベンゾニトリル誘
導体(B)、およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 一般式(4): 【化4】 と一般式(5): 【化5】 で表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反応させ
てベンゾニトリル誘導体(A)を製造する。このベンゾ
ニトリル誘導体(A)を酸触媒の存在下に反応させてフ
ェニル酢酸誘導体を製造する。また、このベンゾニトリ
ル誘導体(A)を酸触媒の存在下に反応させて一般式
(3)のベンゾニトリル誘導体(B)を製造し、さらに
このベンゾニトリル誘導体(B)を酸触媒の存在下に反
応させてフェニル酢酸誘導体を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェニル酢酸誘導
体、ベンゾニトリル誘導体およびその製造方法、詳しく
は2−(4−カルボキシ−2,3,5,6−テトラフル
オロフェニル)酢酸などに代表される新規なフェニル酢
酸誘導体、2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラ
フルオロフェニル)マロン酸ジエチル、2−(4−シア
ノ−2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)酢酸な
どに代表される新規なベンゾニトリル誘導体、およびこ
れら化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】後記の一般式(1)、(2)および
(3)で表される化合物は、その構造から、医薬品、抗
菌剤、農薬などとして、あるいは医薬品、抗菌剤、農薬
などを製造するための中間体などとして利用されること
が期待されるものである。これら化合物はいまだ知られ
ていない新規な物質である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は新規な化学物
質およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式
(1):
【0005】
【化10】
【0006】(式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシル基
である)で表されるフェニル酢酸誘導体である。
【0007】また、本発明は、一般式(2):
【0008】
【化11】
【0009】(式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシル基
であり、R1〜R2はそれぞれ独立してシアノ基またはC
OOR3(ここで、R3はアルキル基である)である)で
表されるベンゾニトリル誘導体(A)である。
【0010】また、本発明は、一般式(4):
【0011】
【化12】
【0012】(式中、X1〜X4は上記と同一である)で
表される化合物と一般式(5):
【0013】
【化13】
【0014】(式中、R1〜R2は上記と同一である)で
表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反応させる
ことを特徴とする上記一般式(2)のベンゾニトリル誘
導体(A)の製造方法である。
【0015】また、本発明は、上記一般式(2)のベン
ゾニトリル誘導体(A)を酸触媒の存在下に反応させる
ことを特徴とする上記一般式(1)のフェニル酢酸誘導
体の製造方法である。
【0016】また、本発明は、一般式(3):
【0017】
【化14】
【0018】(式中、X1〜X4は上記と同一である)で
表されるベンゾニトリル誘導体(B)である。
【0019】また、本発明は、上記一般式(2)で表さ
れるベンゾニトリル誘導体(A)を酸触媒の存在下に反
応させることを特徴とする上記一般式(3)のベンゾニ
トリル誘導体(B)の製造方法である。
【0020】また、本発明は、上記一般式(2)のベン
ゾニトリル誘導体(B)を酸触媒の存在下に反応させる
ことを特徴とする上記一般式(1)のフェニル酢酸誘導
体の製造方法である。
【0021】また、本発明は、上記一般式(4)で表さ
れる化合物と一般式(5)で表される化合物とを塩基性
化合物の存在下に反応させて上記一般式(2)のベンゾ
ニトリル誘導体(A)を製造し、次いでこのベンゾニト
リル誘導体(A)を酸触媒の存在下に反応させることを
特徴とする上記一般式(1)のフェニル酢酸誘導体の製
造方法である。
【0022】さらに、本発明は、上記一般式(4)で表
される化合物と一般式(5)で表される化合物とを塩基
性化合物の存在下に反応させて上記一般式(2)のベン
ゾニトリル誘導体(A)を製造し、次いでこのベンゾニ
トリル誘導体(A)を酸触媒の存在下に反応させること
を特徴とする上記一般式(3)のベンゾニトリル誘導体
(B)の製造方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明のフェニル酢酸誘導体は一
般式(1)で表されるものであり、一般式(1)におい
て、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原
子、アルキル基またはアルコキシル基である。ハロゲン
原子としてはフッ素原子が好ましい。また、アルキル基
およびアルコキシル基としては、それぞれ、炭素数1〜
6のアルキル基(例えば、メチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基およびt−ブチル基)、および炭素数1〜6のアルコ
キシル基(例えば、メトキシ基、エトキシ基、n−プロ
ポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブ
トキシ基およびt−ブトキシ基)が好ましい。なかで
も、X1〜X4のうち少なくとも一つがフッ素原子である
化合物が好ましい。一般式(1)で表されるフェニル酢
酸誘導体の代表例を挙げると次のとおりである。
【0024】2−(4−カルボキシ−2,3−ジフルオ
ロフェニル)酢酸 2−(4−カルボキシ−2,5−ジフルオロフェニル)
酢酸 2−(4−カルボキシ−2,6−ジフルオロフェニル)
酢酸 2−(4−カルボキシ−2,3,5−トリフルオロフェ
ニル)酢酸 2−(4−カルボキシ−2,3,6−トリフルオロフェ
ニル)酢酸 2−(4−カルボキシ−3−メチル−2,5,6−トリ
フルオロフェニル)酢酸 2−(4−カルボキシ−3−メトキシ−2,5,6−ト
リフルオロフェニル)酢酸 2−(4−カルボキシ−2,3,5,6−テトラフルオ
ロフェニル)酢酸 ベンゾニトリル誘導体(A)は一般式(2)で表される
ものであり、この一般式(2)において、X1〜X4は前
記と同意義であり、R1、R2はそれぞれ独立してシアノ
基またはCOOR3(ここで、R3はアルキル基である)
である。アルキル基としては、炭素数1〜6、特に炭素
数1〜4のアルキル基が好ましい。なかでも、R1、R2
がともにCOOR3か、あるいはシアノ基である化合物
が好ましい。
【0025】一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘
導体(A)の代表例を挙げると次のとおりである。
【0026】2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフ
ェニル)マロン酸ジメチル 2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジエチル 2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジプロピル 2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジイソプロピル 2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジブチル 2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジイソブチル 2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジt−ブチル 2−(4−シアノ−2,5−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジメチル 2−(4−シアノ−2,6−ジフルオロフェニル)マロ
ン酸ジメチル 2−(4−シアノ−2,3,5−トリフルオロフェニ
ル)マロン酸ジメチル 2−(4−シアノ−2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)マロン酸ジメチル 2−(4−シアノ−3−メチル−2,5,6−トリフル
オロフェニル)マロン酸ジメチル 2−(4−シアノ−3−メトキシ−2,5,6−トリフ
ルオロフェニル)マロン酸ジメチル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジメチル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジエチル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジプロピル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジイソプロピル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジブチル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジイソブチル 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)マロン酸ジt−ブチル 一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘導体(A)は
前記の一般式(4)で表される化合物と一般式(5)で
表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反応させる
ことにより得られる。
【0027】出発原料である一般式(4)で表される化
合物において、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、
ハロゲン原子、アルキル基またはアルコキシル基であ
る。ハロゲン原子としてはフッ素原子が好ましい。ま
た、アルキル基およびアルコキシル基としては、それぞ
れ、炭素数1〜6のアルキル基(例えば、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、イソブチル基およびt−ブチル基)、および炭素数
1〜6のアルコキシル基(例えば、メトキシ基、エトキ
シ基、n−プロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブト
キシ基、イソブトキシ基およびt−ブトキシ基)が好ま
しい。なかでも、X1〜X4のうち少なくとも一つがフッ
素原子である化合物が好ましい。
【0028】一般式(4)の化合物の代表例を挙げると
次のとおりである。
【0029】2,3,4−トリフルオロベンゾニトリル 2,4,5−トリフルオロベンゾニトリル 3,4,5−トリフルオロベンゾニトリル 2,3,4,5−テトラフルオロベンゾニトリル 2,3,4,6−テトラフルオロベンゾニトリル 2−メチル−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾニ
トリル 2−メトキシ−3,4,5,6−テトラフルオロベンゾ
ニトリル ペンタフルオロベンゾニトリル これらのなかでも、ペンタフルオロベンゾニトリルが好
適に用いられる。
【0030】もう一つの出発原料である一般式(5)で
表される化合物において、R1〜R2はそれぞれ独立して
シアノ(CN)基またはCOOR3(ここで、R3はアル
キル基である)である。アルキル基としては、炭素数1
〜6、特に炭素数1〜4のアルキル基が好ましい。
【0031】一般式(5)の化合物の代表例としては、
マロン酸ジメチルエステル、マロン酸ジエチルエステ
ル、マロン酸ジn−プロピルエステル、マロン酸ジイソ
プロピルエステル、マロン酸ジn−ブチルエステル、マ
ロン酸ジイソブチルエステル、マロン酸ジt−ブチルエ
ステル、マロノニトリル、シアノ酢酸メチル、シアノ酢
酸エチルなどを挙げることができる。これらのうち、マ
ロン酸ジメチルエステルおよびマロン酸ジエチルエステ
ルが好適に用いられる。
【0032】一般式(4)で表される化合物と一般式
(5)で表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反
応させて一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘導体
(A)を製造する。この塩基性化合物としては、アルカ
リ金属の水素化物、アルカリ土類金属の水素化物、アル
カリ金属の炭酸塩、アルカリ土類金属の炭酸塩、アルカ
リ金属のアルコラート、アルカリ土類金属のアルコラー
ト、アミン類、環状アミン類およびピリジン類から選ば
れる少なくとも一種を使用することができる。
【0033】塩基性化合物の代表例としては、水素化ナ
トリウム、水素化カリウム、水素化カルシウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラー
ト、ナトリウムプロピラート、ナトリウムイソプロピラ
ート、ナトリウムブチラート、ナトリウムイソブチラー
ト、ナトリウムt−ブチラート、カリウムメチラート、
カリウムエチラート、カリウムプロピラート、カリウム
イソプロピラート、カリウムブチラート、カリウムイソ
ブチラート、カリウムt−ブチラート、マグネシウムメ
チラート、マグネシウムエチラート、マグネシウムプロ
ピラート、マグネシウムイソプロピラート、マグネシウ
ムブチラート、マグネシウムイソブチラート、マグネシ
ウムt−ブチラート、カルシウムメチラート、カルシウ
ムエチラート、カルシウムプロピラート、カルシウムイ
ソプロピラート、カルシウムブチラート、カルシウムイ
ソブチラート、カルシウムt−ブチラート、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、1−メチルピロリジン、1
−メチルピペリジン、1,4−ジメチルピペラジン、4
−(ジメチルアミノ)ピリジン、1,8−ジアザビシク
ロ[5.4.0]ウンデセン、1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタンなどを挙げることができる。こ
れらのうち、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水素化ナ
トリウム、水素化カルシウム、ナトリウムメチラート、
ナトリウムエチラート、ナトリウムt−ブチラート、カ
リウムメチラート、カリウムエチラートおよびカリウム
t−ブチラートが好適に用いられる。
【0034】上記反応の機構は必ずしも明らかではない
が、例えば一般式(5)で表される化合物としてマロン
酸ジエチルを、また塩基性化合物として炭酸カリウムを
用いる場合、カリウムがマロン酸ジエチルのメチレン基
の水素原子と置換し、さらに一般式(4)の化合物のフ
ッ素原子(パラ位)と置換して、フッ化カリウム(K
F)として離脱しながら置換反応が進行するものと考え
られている。なお、本発明はこのような理論的考察によ
り限定されるものではない。
【0035】塩基性化合物の使用量は、一般式(4)で
表される化合物1モルに対し、通常、0.1〜10モル
であり、好ましくは0.5〜1.5モルである。塩基性
化合物の不存在下では反応は進行せず、また10モル以
上を使用してもそれに見合った更なる収率の向上などは
得られない。
【0036】上記反応は、通常、有機溶媒中で行う。有
機溶媒としては、いずれの有機溶媒も使用できるが、な
かでも非プロトン性極性有機溶媒が好適に用いられる。
その代表例としては、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、テトラメチル尿素などを挙げることができる。
なお、塩基性化合物としてアルコラートを用いる場合に
は、アルコール溶媒が好適に用いられる。その代表例と
しては、メタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール、ブタノール、イソブタノール、t−ブタ
ノール、エチレングリコールなどを挙げることができ
る。
【0037】反応温度は、通常、0〜200℃であり、
好ましくは20〜100℃である。200℃を超える温
度にすると分解が起こるおそれがある。
【0038】一般式(4)で表される化合物と一般式
(5)で表される化合物との割合については、通常、両
者を等モル量で反応させるが、必要に応じてその割合を
適宜変更してもよい。
【0039】反応終了後は、必要に応じて熟成する。反
応ないしは熟成終了後、反応液を冷却することにより反
応により副生されたフッ化カリウムなどの副生物を折出
させた後、これら折出物をろ過して分離する。ろ液中に
は一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘導体(A)
が含まれているので、このろ液をそのまま次の反応に供
しても、あるいはろ液から回収し、必要に応じて精製し
た後、次の反応に供してもよい。
【0040】ろ液からの一般式(2)で表されるベンゾ
ニトリル誘導体(A)の回収、精製方法には特に制限は
なく、例えば、ろ液をそのまま濃縮するか、あるいは内
容物を溶解し得る非水溶性溶媒を添加し、塩酸などの酸
からなる酸性水溶液で洗浄し、必要に応じて乾燥した
後、濃縮すればよい。もちろん、再結晶により化合物の
純度を高めることもできる。
【0041】一般式(1)で表されるフェニル酢酸誘導
体は一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘導体
(A)を酸触媒の存在下に反応させることにより得られ
る。この反応により、一般式(2)で表されるベンゾニ
トリル誘導体(A)のシアノ基および−CHR12が加
水分解・脱炭酸されて、それぞれ、COOHおよびCH
2COOHに変換される。この酸触媒としては、上記の
ような加水分解・脱炭酸反応に一般に用いられている酸
触媒を用いることができ、その代表例としては、硫酸、
塩酸、硝酸、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸などを挙げることができる。これらは単
独でも、2種以上適宜混合して使用することもできる。
これらのうち、硫酸が好適に用いられる。
【0042】酸触媒の使用量は、一般式(2)で表され
るベンゾニトリル誘導体(A)1モルに対し、通常、
0.01〜50モルであり、好ましくは0.1〜20モ
ルである。
【0043】上記反応は、通常、水および/または有機
溶媒中で行う。有機溶媒の代表例としては、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、テトラメチル尿素などを挙
げることができる。
【0044】反応温度は、通常、0〜300℃であり、
好ましくは50〜200℃である。反応終了後は、必要
に応じて熟成する。反応ないしは熟成終了後、反応溶媒
が水の場合は、例えば、反応液を冷却することにより目
的物を折出させた後、ろ過によって回収する。得られた
化合物は、必要に応じて、水などで洗浄、精製してもよ
い。あるいは、反応液に非水溶性溶媒を添加して目的物
を抽出し、抽出液を、必要に応じて水で洗浄し、乾燥し
た後、濃縮すればよい。また、反応溶媒が有機溶媒の場
合は、必要に応じて水で洗浄し、乾燥した後、濃縮すれ
ばよい。
【0045】本発明の一般式(1)で表されるフェニル
酢酸誘導体は、一般式(3)で表されるベンゾニトリル
誘導体(B)を酸触媒の存在下に反応させることによっ
て得られる。
【0046】ベンゾニトリル誘導体(B)は一般式
(3)で表されるものであり、この一般式(3)におい
て、X1〜X4は前記と同意義である。
【0047】一般式(3)で表されるベンゾニトリル誘
導体(B)の代表例を挙げると次のとおりである。
【0048】2−(4−シアノ−2,3−ジフルオロフ
ェニル)酢酸 2−(4−シアノ−2,5−ジフルオロフェニル)酢酸 2−(4−シアノ−2,6−ジフルオロフェニル)酢酸 2−(4−シアノ−2,3,5−トリフルオロフェニ
ル)酢酸 2−(4−シアノ−2,3,6−トリフルオロフェニ
ル)酢酸 2−(4−シアノ−3−メチル−2,5,6−トリフル
オロフェニル)酢酸 2−(4−シアノ−3−メトキシ−2,5,6−トリフ
ルオロフェニル)酢酸 2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフ
ェニル)酢酸 一般式(3)で表されるベンゾニトリル誘導体(B)
は、一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘導体
(A)を酸触媒の存在下に反応させて得られる。この反
応により、一般式(2)で表されるベンゾニトリル誘導
体(A)の−CHR12が加水分解・脱炭酸されてCH
2COOHに変換される。この酸触媒としては、上記の
ような加水分解・脱炭酸反応に一般に用いられている酸
触媒を用いることができ、その代表例としては、硫酸、
塩酸、硝酸、ギ酸、酢酸、メタンスルホン酸、p−トル
エンスルホン酸などを挙げることができる。これらは単
独でも、2種以上適宜混合して使用することもできる。
これらのうち、塩酸が好適に用いられる。
【0049】酸触媒の使用量は、一般式(2)で表され
るベンゾニトリル誘導体(A)1モルに対し、通常、
0.01〜50モルであり、好ましくは0.1〜20モ
ルである。
【0050】上記反応は、通常、水および/または有機
溶媒中で行う。有機溶媒の代表例としては、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、テトラメチル尿素などを挙
げることができる。
【0051】反応温度は、通常、0〜300℃であり、
好ましくは50〜200℃である。反応終了後は、必要
に応じて熟成する。反応ないしは熟成終了後、反応溶媒
が水の場合は、例えば、反応液を冷却することにより目
的物を折出させた後、ろ過によって回収する。得られた
化合物は、必要に応じて、水などで洗浄、精製してもよ
い。あるいは、反応液に非水溶性溶媒を添加して目的物
を抽出し、抽出液を、必要に応じて水で洗浄し、乾燥し
た後、濃縮すればよい。また、反応溶媒が有機溶媒の場
合は、必要に応じて水で洗浄し、乾燥した後、濃縮すれ
ばよい。
【0052】次に、一般式(3)で表されるベンゾニト
リル誘導体(B)から一般式(1)で表されるフェニル
酢酸誘導体の製造方法を説明する。
【0053】一般式(1)で表されるフェニル酢酸誘導
体は一般式(3)で表されるベンゾニトリル誘導体
(B)を酸触媒の存在下に反応させることにより得られ
る。この反応により、一般式(3)で表されるベンゾニ
トリル誘導体(B)のシアノ基が加水分解されて、CO
OHに変換される。この酸触媒としては、上記のような
加水分解反応に一般に用いられている酸触媒を用いるこ
とができ、その代表例としては、硫酸、塩酸、硝酸、ギ
酸、酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸
などを挙げることができる。これらは単独でも、2種以
上適宜混合して使用することもできる。これらのうち、
硫酸が好適に用いられる。
【0054】酸触媒の使用量は、一般式(3)で表され
るベンゾニトリル誘導体(B)1モルに対し、通常、
0.01〜50モルであり、好ましくは0.1〜20モ
ルである。
【0055】上記反応は、通常、水および/または有機
溶媒中で行う。有機溶媒の代表例としては、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、テトラメチル尿素などを挙
げることができる。
【0056】反応温度は、通常、0〜300℃であり、
好ましくは50〜200℃である。反応終了後は、必要
に応じて熟成する。反応ないしは熟成終了後、反応溶媒
が水の場合は、例えば、反応液を冷却することにより目
的物を折出させた後、ろ過によって回収する。得られた
化合物は、必要に応じて、水などで洗浄、精製してもよ
い。あるいは、反応液に非水溶性溶媒を添加して目的物
を抽出し、抽出液を、必要に応じて水で洗浄し、乾燥し
た後、濃縮すればよい。また、反応溶媒が有機溶媒の場
合は、必要に応じて水で洗浄し、乾燥した後、濃縮すれ
ばよい。
【0057】一般式(1)、(2)および(3)で表さ
れるフェニル酢酸誘導体、ベンゾニトリル誘導体(A)
およびベンゾニトリル誘導体(B)は医薬品、抗菌剤な
ど、あるいはこれらの中間体として有用なものである。
【0058】
【発明の効果】本発明の方法によれば、一般式(1)、
(2)および(3)で表されるフェニル酢酸誘導体、ベ
ンゾニトリル誘導体(A)およびベンゾニトリル誘導体
(B)を簡便な方法により高収率で製造することができ
る。
【0059】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
【0060】実施例1 <ベンゾニトリル誘導体(A)の製造>十分に窒素置換
した4つ口フラスコに、フルオロベンゾニトリルとして
のペンタフルオロベンゾニトリル19.559gを仕込
み、ジメチルホルムアミド100mlを加え溶解させ
た。さらに、マロン酸ジエチル16.221g、塩基性
化合物としての炭酸カリウム27.595gを仕込ん
だ。攪拌下62℃に加熱し、4時間反応させた。
【0061】反応終了後放冷し、析出した結晶をろ過し
た。ろ液に1N−塩酸を加え、エーテルで抽出した。抽
出液を水で洗浄し、更に飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナト
リウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ別した後、ろ液
を濃縮し、33.424gの油状物を得た。この結晶を
19F−NMRで分析したところ、2−(4−シアノ−
2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)マロン酸ジ
エチルが91.4%の純度で含まれていた。
【0062】1H−NMR(CDCl3):1.29(6
H、t),4.29(4H,q),5.03(1H,
s)19 F−NMR(CDCl3)(標準物質:トリフルオロ
酢酸):−60.8(2F,m),−56.1(2F,
m) M/e=333 実施例2 <ベンゾニトリル誘導体(A)からフェニル酢酸誘導体
の製造>3つ口フラスコに、実施例1で得られた2−
(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ
ル)マロン酸ジエチル29.805gと68%硫酸水溶
液215.46gとを仕込んだ。この混合物を攪拌下1
10℃に加熱し、8時間反応させた。
【0063】反応終了後放冷し、水を加え、ジエチルエ
ーテルで抽出した。抽出液に飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液を加え抽出した。水層を1N−塩酸で酸性にし、ジ
エチルエーテルで抽出した。抽出液を硫酸ナトリウムで
乾燥した。硫酸ナトリウムをロ別した後、ろ液を濃縮
し、結晶を13.711g得た。この結晶を19F−NM
Rで分析したところ、2−(4−カルボキシ−2,3,
5,6−テトラフルオロフェニル)酢酸が98.3%の
純度で含まれていた。
【0064】1H−NMR(アセトン−d6):3.9
3(2H,s),8.9(2H,b)19 F−NMR(アセトン−d6):−67.7(2F,
m),−66.8(2F,m) 実施例3 <ベンゾニトリル誘導体(A)からベンゾニトリル誘導
体(B)の製造>3つ口フラスコに、実施例1で得られ
た2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフルオロ
フェニル)マロン酸ジエチル20.176g、酢酸2
4.466gおよび塩酸27.810gを仕込んだ。こ
の混合物を撹拌下109℃に加熱し、溶媒を留去しなが
ら3.5時間反応させた。
【0065】反応終了後放冷し、水を加え、ジイソプロ
ピルエーテルで抽出した。抽出液を水で洗浄した後、硫
酸ナトリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムをろ別し、ろ
液を濃縮して結晶を得た。この結晶にヘキサンを加え、
吸引ろ過し、ケーキを減圧下乾燥したところ結晶を1
0.499g得た。この結晶を19F−NMRで分析した
ところ、2−(4−シアノ−2,3,5,6−テトラフ
ルオロフェニル)酢酸が94.1%の純度で得られた。
【0066】1H−NMR(アセトン−d6):3.9
9(2H,s),8.4−11(1H,b)19 F−NMR(アセトン−d6):−65.5(2F,
m),−60.5(2F,m) M/e=233 実施例4 <ベンゾニトリル誘導体(B)からフェニル酢酸誘導体
の製造>3つ口フラスコに、2−(4−シアノ−2,
3,5,6−テトラフルオロフェニル)酢酸2.150
gを、63%硫酸水溶液15.679gを仕込んだ。こ
の混合物を撹拌下120℃に加熱し、4時間反応させ
た。
【0067】反応終了後放冷し、水を加え、ジエチルエ
ーテルで抽出した。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し
た。硫酸ナトリウムをろ別し、ろ液を濃縮し、結晶を
2.245g得た。この結晶を19F−NMRで分析した
ところ、2−(4−カルボキシ−2,3,5,6−テト
ラフルオロフェニル)酢酸が99%の純度で得られた。
【0068】1H−NMR(アセトン−d6):3.9
3(2H,s),8.9(2H,b)19 F−NMR(アセトン−d6):−67.7(2F,
m),−66.8(2F,m)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 255/54 C07C 255/54 255/57 255/57 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシル基である)で表
    されるフェニル酢酸誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式(2): 【化2】 (式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシル基であり、R1
    〜R2はそれぞれ独立してシアノ基またはCOOR3(こ
    こで、R3はアルキル基である)である)で表されるベ
    ンゾニトリル誘導体(A)。
  3. 【請求項3】 一般式(4): 【化3】 (式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシル基である)で表
    される化合物と一般式(5): 【化4】 (式中、R1〜R2はそれぞれ独立してシアノ基またはC
    OOR3(ここで、R3はアルキル基である)である)で
    表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反応させる
    ことを特徴とする請求項2のベンゾニトリル誘導体
    (A)の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2のベンゾニトリル誘導体(A)
    を酸触媒の存在下に反応させることを特徴とする請求項
    1のフェニル酢酸誘導体の製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式(3): 【化5】 (式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシル基である)で表
    されるベンゾニトリル誘導体(B)。
  6. 【請求項6】 請求項2のベンゾニトリル誘導体(A)
    を酸触媒の存在下に反応させることを特徴とする請求項
    5のベンゾニトリル誘導体(B)の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項5のベンゾニトリル誘導体(B)
    を酸触媒の存在下に反応させることを特徴とする請求項
    1のフェニル酢酸誘導体の製造方法。
  8. 【請求項8】 一般式(4): 【化6】 (式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシル基である)で表
    される化合物と一般式(5): 【化7】 (式中、R1〜R2はそれぞれ独立してシアノ基またはC
    OOR3(ここで、R3はアルキル基である)である)で
    表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反応させて
    請求項2のベンゾニトリル誘導体(A)を製造し、次い
    でこのベンゾニトリル誘導体(A)を酸触媒の存在下に
    反応させることを特徴とする請求項1のフェニル酢酸誘
    導体の製造方法。
  9. 【請求項9】 一般式(4): 【化8】 (式中、X1〜X4はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基またはアルコキシル基である)で表
    される化合物と一般式(5): 【化9】 (式中、R1〜R2はそれぞれ独立してシアノ基またはC
    OOR3(ここで、R3はアルキル基である)である)で
    表される化合物とを塩基性化合物の存在下に反応させて
    請求項2のベンゾニトリル誘導体(A)を製造し、次い
    でこのベンゾニトリル誘導体(A)を酸触媒の存在下に
    反応させることを特徴とする請求項5のベンゾニトリル
    誘導体(B)の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003080615A1 (de) * 2002-03-21 2003-10-02 Basf Aktiengesellschaft Fungizide triazolopyrimidine, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung zur bekämpfung von schadpilzen sowie sie enthaltende mittel
US6891071B2 (en) 2002-10-04 2005-05-10 Corning Incorporated Halogenated styrene compounds and very low-loss polymers made therefrom

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