JP2000316438A - 両軸受リールの制動装置 - Google Patents

両軸受リールの制動装置

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JP2000316438A
JP2000316438A JP11133199A JP13319999A JP2000316438A JP 2000316438 A JP2000316438 A JP 2000316438A JP 11133199 A JP11133199 A JP 11133199A JP 13319999 A JP13319999 A JP 13319999A JP 2000316438 A JP2000316438 A JP 2000316438A
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braking
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reel
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Kenichi Kawasaki
憲一 川崎
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Original Assignee
Shimano Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 両軸受リールの遠心ブレーキ機構において、
制動力の調整作業を容易かつ精度良く行えようにする。 【解決手段】 遠心ブレーキ機構23は、スプール12
を制動する機構であって、回転部材66と、複数の制動
部材68と、固定部材67と、連結ピン24と、制動力
調整機構69とを備えている。回転部材は、軸受収納部
64aに回転自在かつ軸方向に移動不能に支持される。
複数の制動部材は、回転部材に移動自在に装着され遠心
力により移動する。固定部材は、回転部材の軸方向に移
動自在にかつ回転不能にブレーキケース64に装着さ
れ、軸方向に移動することにより制動力を調整する。連
結ピンは、スプール軸16に回転部材を回転不能かつ軸
方向移動自在に連結する。制動力調整機構は、固定部材
を軸方向に移動させて制動部材が固定部材に接触するこ
とにより生じる制動力を調整するための部材である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制動装置、特に、
両軸受リールのスプールを制動する両軸受リールの制動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】主にルアーフィッシングに用いられるベ
イトリールと呼ばれる両軸受リールでは、キャスティン
グ時にスプールの回転速度が糸繰り出し速度より速くな
るバックラッシュが生じないように、制動力をスプール
に作用させることが一般に行われている。この種の制動
装置としてスプールの回転により生じる遠心力を利用し
てスプールを制動する遠心制動機構と、スプール軸の両
端を挟持することによりスプール軸を機械的に制動する
キャスティングコントロール機構とを有するものが知ら
れている。
【0003】この種の制動装置の遠心制動機構におい
て、リール本体の外側から制動力を調整可能なものが、
特開平10−304798号公報に開示されている。こ
の遠心制動機構は、スプールに連動して回転する回転部
材と、回転部材に放射状に配置された複数の制動部材
と、制動部材の先端に接触可能な固定部材と、制動力調
整機構とを備えている。複数の制動部材は、回転部材に
弦方向に沿う軸回りに揺動自在に装着され遠心力により
スプール軸芯を通る面内で揺動する。固定部材は、スプ
ール軸方向に移動自在にかつ回転不能にリール本体に装
着され、遠心力により揺動した制動部材に接触可能であ
る。制動力調整機構は、固定部材をスプール軸方向に往
復移動させて制動部材が固定部材に接触することにより
生じる制動力を調整するための機構である。
【0004】前記従来の遠心制動機構では、スプールが
回転すると、制動部材に遠心力が作用して制動部材がス
プール軸外方に向けて揺動する。そして固定部材に接触
してスプールが制動される。制動力調整機構により固定
部材を軸方向に移動させると、固定部材に制動部材が接
触するときの揺動角度に応じてモーメントが変化し制動
力を調整できる。
【0005】一方、キャスティングコントロール機構
は、スプール軸の両端を挟むように配置された1対の摩
擦プレートと、摩擦プレートによる挟持力を調節するた
めにリール本体に螺合して設けられたキャップとを備え
ている。このキャスティングコントロール機構では、キ
ャップを回すことによりスプール軸を一方の摩擦プレー
トにより他方の摩擦プレート側に押圧してスプール軸を
制動している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の制動装置で
は、キャスティングコントロール機構によって制動力を
調整するとスプール軸がわずかに移動する。スプール軸
が移動すると、それに連れて遠心制動機構の回転部材も
制動部材とともに軸方向に移動する。制動部材が軸方向
に移動すると、リール本体に移動自在に装着された固定
部材との間隔が移動前と異なる間隔になり制動部材の揺
動角度が変化する。このため、キャスティングコントロ
ール機構によって制動力を調整すると、固定部材を軸方
向の同じ位置に配置しても遠心制動機構の制動力が変動
することがある。このように、前記従来の遠心制動機構
では、スプール軸が移動すると制動力を精度良く調整す
ることができないおそれがある。
【0007】本発明の課題は、両軸受リールの制動装置
において、制動力の調整作業を容易かつ精度良く行えよ
うにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る両軸受リー
ルの制動装置は、両軸受リールのリール本体に装着され
たスプールを制動する装置であって、回転部材と、複数
の制動部材と、固定部材と、連結手段と、制動力調整手
段とを備えている。回転部材は、リール本体に回転自在
かつ軸方向に移動不能に支持された部材である。複数の
制動部材は、回転部材に移動自在に装着され遠心力によ
り移動する部材である。固定部材は、回転部材の軸方向
に移動自在にかつ回転不能にリール本体に装着され、軸
方向に移動することにより遠心力により移動した制動部
材に異なる摩擦状態で接触可能な部材である。連結手段
は、スプールと連動する連動部材に回転部材を回転不能
かつ軸方向移動自在に連結する手段である。制動力調整
手段は、固定部材を軸方向に移動させて制動部材が固定
部材に接触することにより生じる制動力を調整するため
の部材である。
【0009】この制動装置では、スプールが回転する
と、スプール軸やスプール自身を含む連動部材がスプー
ルに連動して回転し、連結手段により連動部材に回転不
能に連結された回転部材がスプールに連動して回転す
る。回転部材が回転すると、制動部材が遠心力により固
定部材に向けて移動する。そして、制動部材が固定部材
に接触すると、制動部材と固定部材との摩擦により制動
力が回転部材に作用しスプールが制動される。このと
き、固定部材の軸方向の位置によって、固定部材と制動
部材との摩擦状態が異なる状態になり制動力が変化す
る。したがって、固定部材を制動力調整手段により回転
部材の軸方向に移動させることにより、制動力の調整作
業を簡単に行える。また、回転部材は、リール本体に回
転自在かつ軸方向移動不能に装着され、連動部材に対し
て連結手段により軸方向移動自在に連結されているの
で、スプール軸などの連動部材が連動部材のガタやキャ
スティングコントロール機構の操作等により軸方向に移
動しても、回転部材は軸方向に移動せず、固定部材を移
動させない限り固定部材との間隔は変動しない。このた
め、連動部材が移動しても設定された制動力は変動せ
ず、制動力の調整作業を精度良く行える。
【0010】発明2に係る両軸受リールの制動装置は、
発明1に記載の装置において、スプールは、連動部材と
してのスプール軸に回転不能に連結されており、連結手
段は、スプール軸に設けられ、回転部材をスプール軸に
回転不能かつ軸方向移動自在に連結する。この場合に
は、スプールが回転するとスプール軸が回転するととも
に連結手段を介して回転部材し、制動部材が固定部材に
接触してスプールが制動される。このとき、スプール軸
が軸方向に移動しても回転部材は連結手段によりスプー
ル軸に軸方向移動自在に連結さているので軸方向に移動
しない。このため、スプール軸のガタやキャスティング
コントロール機構の操作によってスプール軸が移動して
も制動力は変動しない。
【0011】発明3に係る両軸受リールの制動装置は、
発明1又は2に記載の装置において、固定部材は、回転
部材の外周側に回転部材と同芯に配置された先拡がり円
錐形状の制動面を内周面に有し、制動部材は、制動面の
内周側に放射状に配置され互いに異なる移動限界位置ま
で移動自在に回転部材に装着され遠心力により前記制動
面に接触可能である。この場合には、固定部材を軸方向
に移動させると、固定部材の制動面が先拡がり円錐形状
であるため、固定部材を回転部材に接近させるにつれて
制動部材と制動面との接触円の直径が小さくなり、制動
面に対する制動部材の移動距離が短くなる。このため、
移動限界位置が回転部材に近い制動部材であっても制動
面に接触できるようになり、接触可能な制動部材の数が
徐々に増加し制動力が大きくなる。逆に固定部材を回転
部材から離反させると制動力が徐々に小さくなる。この
とき、連動部材が軸方向に移動しても、回転部材は移動
しないので固定部材と回転部材との距離は変化せず、接
触円の直径を変化しない。このため、連動部材が軸方向
に移動しても制動力は変化しない。
【0012】発明4に係る両軸受リールの制動装置は、
発明3に記載の装置において、制動部材は、制動面に実
質的に直交する方向に移動自在に回転部材に装着されて
いる。この場合には、制動部材が制動面に実質的に垂直
に当接するので、遠心力の制動面に垂直な分力が制動の
ための摩擦を発生させる垂直抗力となるので、遠心力が
効率よく制動力に変換される。
【0013】発明5に係る両軸受リールの制動装置は、
発明3又は4に記載の装置において、固定部材は、リー
ル本体にスプールの軸方向に移動自在かつ回転不能に支
持される支持部と、支持部と一体で形成され制動面が設
けられた円錐形状の内周面を有する本体部とを有し、制
動力調整手段は、リール本体に移動自在に装着され、リ
ール本体の外部に露出するつまみ部と、つまみ部の移動
を本体部のスプールの軸方向への移動に変換する変換機
構とを有する。この場合には、外部に露出したつまみ部
を移動させると、リール本体に支持された固定部材の本
体部が軸方向に移動するので、制動力をリール本体の外
部から簡単に調整できる。
【0014】発明6に係る両軸受リールの制動装置は、
発明1又は2に記載の装置において、制動部材は、回転
部材に回転部材の周方向に間隔を隔てて放射状に配置さ
れ弦方向に沿う軸回りに揺動自在に装着され、その重心
位置は、揺動中心よりスプール側に配置されており、固
定部材は、制動部材の先端部に接触可能でありかつ回転
部材の回転軸に略直交する環状の制動面を有している。
この場合には、スプールが回転すると、回転部材に揺動
自在に装着された制動部材の先端部が固定部材に向かっ
て揺動し、固定部材に接触してスプールが制動される。
この制動力は、固定部材に接触したときの制動部材の揺
動角度によって決定される。このとき、連動部材が回転
軸方向に移動しても回転部材はその移動に影響されない
ので、接触時の揺動角度が変化しない。このため、制動
力の調整作業を容易かつ精度良く行える。
【0015】発明7に係る両軸受リールの制動装置は、
発明1から6のいずれかに記載の装置において、連動部
材を挟持することによりスプールを制動するキャスティ
ングコントロール機構をさらに備える。この場合には、
キャスティングコントロール機構の操作により連動部材
が軸方向に移動しても制動部材の制動力が変動しない。
【0016】
【発明の実施の形態】〔全体構成〕図1は、本発明の一
実施形態が装着された両軸受リールの平面図である。図
に示す両軸受リールは、主にルアーフィッシングに用い
られるベイトリールであり、リール本体1と、リール本
体1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、
ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用
のスタードラグ3とを備えている。ハンドル2は、板状
のアーム部2aと、アーム部2aの両端に回転自在に装
着された把手2bとを有するダブルハンドル形のもので
ある。ハンドル2のアーム部2aの外側面はつなぎ目が
ない滑らかな面で構成されており、釣り糸が絡みにくい
構造となっている。
【0017】図2に示すように、リール本体1は、フレ
ーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバ
ー6及び第2側カバー7と、フレーム5の前部に開閉自
在に装着された前カバー10とを有している。フレーム
5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置さ
れた1対の側板8,9と、これらの側板8,9を連結す
る複数の連結部11とを有している。
【0018】ハンドル2側の第2側カバー7はネジによ
り側板9に着脱自在に固定されている。ハンドル2と逆
側の第1側カバー6は、フレーム5の側板8に着脱自在
に装着されている。第1側カバー6は、外方に凸に湾曲
した椀状のカバー本体6aと、カバー本体6aにネジ止
めされたブレーキケース64を有している。ブレーキケ
ース64については後で詳細に説明する。
【0019】フレーム5内には、図2に示すように、ス
プール12と、スプール12内に釣り糸を均一に巻くた
めのレベルワインド機構15と、サミングを行う場合の
親指の当てとなるサムレスト17とが配置されている。
フレーム5と第2側カバー7との間には、ハンドル2か
らの回転力をスプール12及びレベルワインド機構15
に伝えるためのギア機構18と、クラッチ機構13と、
サムレスト17の操作に応じてクラッチ機構13の係脱
を行うためのクラッチ係脱機構19と、ドラグ機構21
と、キャスティングコントロール機構22とが配置され
ている。また、フレーム5と第1側カバー6との間に
は、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための
遠心ブレーキ機構23が配置されている。
【0020】〔スプール部分の構成〕スプール12は、
両側部に皿状のフランジ部12aを有しており、両フラ
ンジ部12aの間に筒状の糸巻き胴部12bを有してい
る。また、スプール12は、糸巻き胴部12bの内周側
中央部に一体で形成された筒状のボス部12cを有して
おり、ボス部12cを貫通するスプール軸16にたとえ
ばセレーション結合により回転不能に固定されている。
この固定方法はセレーション結合に限定されず、キー結
合やスプライン結合等の種々の結合方法を用いることが
できる。
【0021】スプール軸16は、図3に示すように、側
板9を貫通して第2側カバー7の外方に延びている。そ
の延びた一端は、第2側カバー7に形成されたボス部2
9に軸受35bにより回転自在に支持されている。また
スプール軸16の他端は、遠心ブレーキ機構23内で軸
受35aにより回転自在に支持されている。これらの軸
受35a,35bはシールドボールベアリングである。
スプール軸16は、スプール12が固定される中央部の
大径部分16aと、その両端に形成された2つの小径部
分16b,16cとを有している。
【0022】大径部分16aは、スプール12の糸巻き
胴部12bの内部空間内に配置されており、その中央部
外周面にはスプール12を固定するためのセレーション
16dが形成されている。大径部分16aの図3右端に
はクラッチ機構13を構成する平行な面取り部16eが
形成されている。左側の小径部分16cの外周側には、
遠心ブレーキ機構23の回転部材66が回転自在かつ軸
方向移動自在に装着されており、回転部材66は、軸受
35aによりブレーキケース64に支持されている。小
径部分16cの図3右端には回転部材66を連結するた
めの連結ピン24が装着されている。連結ピン24は、
小径部分16cの右端部を直径方向に貫通しており、回
転部材66をスプール軸16に対して回転不能かつ軸方
向移動自在に連結している。この結果、スプール軸16
の他端は、回転部材66を介して軸受35aに回転自在
に支持されている。
【0023】右側の小径部分16bには、ピニオンギア
32が軸方向に移動自在に支持されている。小径部分1
6bの先端部は軸受35bによりボス部29に回転自在
に支持されている。なお、スプール軸16の両端は回転
抵抗の増加を抑えるために球状面になっている。レベル
ワインド機構15は、図2に示すように、1対の側板
8,9間に固定されたガイド筒25と、ガイド筒25内
に回転自在に支持されたウォームシャフト26と、ライ
ンガイド27とを有している。ウォームシャフト26の
端部には、ギア機構18を構成するギア28aが固定さ
れている。またウォームシャフト26には螺旋状溝26
aが形成されており、ラインガイド27がこの螺旋状溝
26aに噛み合っている。このため、ギア機構18を介
してウォームシャフト26が回転させられることによ
り、ラインガイド27はガイド筒25に沿って往復動す
る。このラインガイド27内に釣り糸が挿通されて釣り
糸がスプール12に均一に巻き付けられる。
【0024】ギア機構18は、ハンドル軸30に固定さ
れたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状
のピニオンギア32と、前述のウォームシャフト26端
部に固定されたギア28aと、ハンドル軸30に回転不
能に固定され、ギア28aに噛み合うギア28bとを有
している。ピニオンギア32は、図3に示すように、側
板9の外方に配置され中心にスプール軸16が貫通する
筒状部材であり、スプール軸16に軸方向に移動自在に
装着されている。ピニオンギア32は、図3右端側外周
部に形成されメインギア31に噛合する歯部32aと、
他端側に形成された噛み合い部32bと、歯部32aと
噛み合い部32bとの間に形成されたくびれ部32cと
を有している。噛み合い部32bは、ピニオンギア32
の端面に形成された小判状の凹穴からなり、そこにスプ
ール軸16の大径部分16aの端部に形成された面取り
部16eが係止される。ここではピニオンギア32が外
方に移動してその噛み合い部32bの凹穴とスプール軸
16の面取り部16eとが離脱すると、ハンドル軸30
からの回転力はスプール12に伝達されない。この噛み
合い部32bの凹穴と面取り部16eとによりクラッチ
機構13が構成される。
【0025】サムレスト17は、図2に示すように、1
対の側板8,9間の後部でスプール12の後方に配置さ
れており、クラッチ操作レバーを兼ねている。フレーム
5の側板8,9には長孔(図示せず)が形成されてお
り、サムレスト17がこの長孔に移動自在自在に支持さ
れている。このため、サムレスト17は長孔に沿って上
下方向にスライドする。
【0026】クラッチ係脱機構19は、図3に示すよう
に、クラッチヨーク40を有している。クラッチ係脱機
構19は、サムレスト17の回動によりクラッチヨーク
40をスプール軸16の軸芯と平行に移動させる。ま
た、ハンドル軸30が糸巻き取り方向に回転すると自動
的にクラッチ機構13がオンするようにクラッチヨーク
40を移動させる。クラッチヨーク40は、スプール軸
16の外周側に配置されており、2本のピン41(一方
のみ図示)によってスプール軸16の軸心と平行に移動
可能に支持されている。なお、スプール軸16はクラッ
チヨーク40に対して相対回転が可能である。すなわ
ち、スプール軸16が回転してもクラッチヨーク40は
回転しないようになっている。またクラッチヨーク40
はその中央部にピニオンギア32のくびれ部32cに係
合する係合部40aを有している。またクラッチヨーク
40を支持する各ピン41の外周で、クラッチヨーク4
0と第2側カバー7との間にはスプリング42が配置さ
れており、クラッチヨーク40はスプリング42によっ
て常に内方(クラッチ係合側)に付勢されている。
【0027】このような構成において、通常状態では、
ピニオンギア32は内方のクラッチ係合位置に位置して
おり、その噛み合い部32bとスプール軸16の面取り
部16eとが係合してクラッチオン状態となっている。
一方、クラッチヨーク40によってピニオンギア32が
外方に移動した場合には、噛み合い部32bと面取り部
16eとの係合が外れクラッチオフ状態となる。
【0028】ドラグ機構21は、図2に示すように、メ
インギア31に押圧される摩擦プレート45と、スター
ドラグ3の回転操作によって摩擦プレート45をメイン
ギア31に所定の力で押圧するための押圧プレート46
とを有している。キャスティングコントロール機構22
は、図3に示すように、スプール軸16の両端を挟むよ
うに配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレー
ト51によるスプール軸16の挟持力を調節するための
キャップ52とを有している。左側の摩擦プレート51
は、ブレーキケース64内に装着されている。キャップ
52は、ボス部29の外周面に螺合している。このキャ
スティングコントロール機構22では、キャップ52を
たとえば時計回りに回すと、キャップ52が図3左側に
前進してスプール軸16がキャップ52側の摩擦プレー
ト51により押圧されて図3左側に僅かに移動し、1対
の摩擦プレート51の挟持力が強くなってスプール12
に対する制動力が大きくなる。キャップ52を反時計回
りに回すと、キャップ52が図3右側に後退してスプー
ル軸16がブレーキケース64側の摩擦プレート51の
弾性により図3左側に僅かに移動し、1対の摩擦プレー
ト51の挟持力が弱くなってスプール12に対する制動
力が小さくなる。
【0029】〔遠心ブレーキ機構の構成〕遠心ブレーキ
機構23は、図3に示すように、第1側カバー6を構成
するブレーキケース64の内部に収納されている。ブレ
ーキケース64は、リール本体1を構成する有底短筒状
の部材であり、カバー本体6aにたとえば2本のネジ7
5a,75bにより固定されている。ブレーキケース6
4は、側板8に形成されたスプール12通過用の円形の
開口8aの周囲でバヨネット構造14により側板8に着
脱自在に装着されている。この結果、第1側カバー6が
側板8に着脱自在になる。ブレーキケース64の底部中
心には、内方に突出する筒状の軸受収納部64aが形成
されている。軸受収納部64aに、スプール軸16及び
遠心ブレーキ機構23の回転部材66を回転自在に支持
するための軸受35aが収納され、その軸方向中間部に
形成された底面にキャスティングコントロール機構22
の摩擦プレート51が装着されている。
【0030】遠心ブレーキ機構23は、軸受収納部64
aに回転自在かつ軸方向に移動不能に支持された回転部
材66と、回転部材66に装着された複数の制動部材6
8と、制動部材68に異なる摩擦状態で接触可能な固定
部材67と、連結ピン24と、制動部材68が固定部材
67に接触することにより生じる制動力を調整するため
の制動力調整機構69とを備えている。
【0031】回転部材66は、軸受収納部64aに軸受
35aを介して回転自在かつ軸方向移動不能に支持され
ている。回転部材66は、スプール軸16に連結ピン2
4により回転不能かつ軸方向移動自在に連結された回転
部71と、回転部71に放射状に配置された、たとえば
6本のガイド軸72とを有している。回転部71は、ス
プール軸16の小径部分16cの外周側に回転自在かつ
軸方向移動自在に装着された筒状部71aと、筒状部7
1aの図3右端外周部に回転不能かつ軸方向移動不能に
装着されたガイド取付部71bとを有している。筒状部
71aの図3左端に、軸受35aが装着されている。筒
状部71aの中間部には、軸受35aの内輪とガイド取
付部71bとに挟まれた大径部が形成されており、右端
には、連結ピン24に係止される1対の係止溝71cが
形成されている。この係止溝71cの軸方向長さは連結
ピン24の直径より長くかつ係止溝71cの底部と連結
ピン24との間には軸方向に隙間が形成されている。こ
のため、回転部材66は、スプール軸16に対して軸方
向に移動自在である。回転部材66は、このように連結
ピン24によりスプール軸16に対して回転不能かつ軸
方向移動自在に連結され、かつ軸受収納部64aに回転
自在かつ軸方向移動不能に支持されている。このため、
回転部材66は、スプール12に連動して回転する。し
かし、スプール軸16が軸方向に移動しても回転部材6
6が軸方向に移動することはない。
【0032】ガイド取付部71bは、内周側が筒状部7
1aに回転不能かつ軸方向移動不能に装着された円板部
71dと、円板部71dの外周側から軸受収納部64a
の外周側に向けて延び、延びた先端にガイド軸72が内
部に放射状に立設された軸取付部71eとを有してい
る。軸取付部71eは、厚肉円板状の部材であり、図4
に示すようにガイド軸72の立設部分の周囲には、径方
向の長さが異なる6つの規制空間90a〜90fが形成
されている。規制空間90a〜90fの中心部にガイド
軸72が放射状に配置され、規制空間90a〜90fの
外周側には、制動部材68が移動可能な開口91が形成
されている。
【0033】複数の制動部材68は、基端側に鍔部68
aを有する円筒状の部材であり、回転部材66のガイド
軸72に径方向に移動自在に装着され遠心力により径方
向外方に移動する。鍔部68aは、図5に示すように、
制動部材68が遠心力により径方向外方に移動したと
き、規制空間90a〜90fの開口91部分に係止さ
れ、それ以上の径方向外方への移動を規制するために設
けられている。この結果、制動部材68はそれぞれ異な
る距離径方向外方に移動可能である。制動部材68の先
端部には、固定部材67に装着されたブレーキライナー
70に接触する接触面68bが形成されている。接触面
68bは、ブレーキライナー70に沿う傾斜面となって
いる。
【0034】なお、規制空間90aの開口91までの径
方向の長さは、図5に示すように、固定部材67が最も
回転部材66から離反した後退位置にあるとき外周側に
移動した制動部材68の先端がブレーキライナー70に
当接不能な長さに設定されている。また、規制空間90
fの長さは、固定部材67が前進位置にあるとき外周側
に移動した制動部材68の先端がブレーキライナー70
に当接可能な長さに設定されている。そして、中間の規
制空間90b〜90eの長さは、たとえばその間で等間
隔に短くなるように設定されている。
【0035】固定部材67は、回転部材66の外周側に
配置された筒部67aと、筒部67aの内周側に一体形
成され、軸受収納部64aに軸方向移動自在に支持され
る支持部67bとを有する筒状の部材である。筒部67
aの内周面には、スプール12に向かって先拡がりのテ
ーパ面を有するブレーキライナー70が着脱可能に装着
されている。筒部67aの外周面の先端部には、係止突
起67cが径方向に突出している。係止突起67cは、
ブレーキケース64の内周面に軸方向に沿って形成され
た係止溝64bに係止されている。この結果、固定部材
67は、ブレーキケース64、つまりリール本体1に対
して回転不能となっている。支持部67bは、軸受収納
部64aに軸方向移動自在に装着されている。支持部6
7bの外側側面には、制動力調整機構69を構成するカ
ム突起92が形成されている。カム突起92は、円弧状
の突起であり、その突出量が周方向の一方向に沿って徐
々に大きくなっている。
【0036】制動力調整機構69は、固定部材67を前
後(スプール軸方向)に移動させるための機構であり、
ブレーキケース64に回転自在に支持されたつまみ部8
0と、つまみ部80の回転を固定部材67の前後進運動
に変換する変換機構81とを有している。つまみ部80
は、第1側カバー6から一部が外部に露出しており、リ
ール本体1の外部から操作可能である。つまみ部80
は、たとえば図示しない位置決め機構により7段階に回
動位置が位置決めされる。すなわち、制動解除位置と6
つの制動位置である。つまみ部80の右端面において、
カム突起92に対向する位置には、変換機構81を構成
する円弧状のカム突起93が形成されている。カム突起
93は、その突出量が周方向の他方向に沿って徐々に大
きくなり、カム突起92と逆の突出形状になっている。
このカム突起93に固定部材67のカム突起92の先端
が当接している。変換機構81は、この両カム突起9
2,93と、リターンバネ94とから構成されている。
リターンバネ94は、支持部67bと軸受収納部64a
の外周面に軸方向に移動不能に固定された鍔部64cと
の間で軸受収納部64aの外周側に圧縮状態で配置され
ており、固定部材67を図3左側(後退位置側)に付勢
している。
【0037】この制動力調整機構69では、つまみ部8
0を一方向に回転させると、カム突起93にカム突起9
2が乗り上げ固定部材67が図3右方に前進する。逆に
他方向に回転させると、固定部材67がリターンバネ9
4により付勢されて後退する。ここで、ブレーキライナ
ー70が先拡がりのテーパ面で構成されているので、固
定部材67の軸方向の移動によりブレーキライナー70
と制動部材68との接触円の直径が変化する。これによ
り、制動部材68がブレーキライナー70に接触するま
での移動距離が変化し、ブレーキライナー70に接触可
能な制動部材68の数が変化し、制動力をリール本体1
の外部から簡単に調整できる。
【0038】ここではたとえば、つまみ部80を制動解
除位置に操作して固定部材67を後退位置に配置すると
全ての制動部材68がブレーキライナー70に接触でき
ず、制動力はスプール12に作用しない。この状態を図
3の中心線の下側で示すとともに図5に実線で示す。そ
してつまみ部80を回動させて固定部材67を徐々に前
進させ回転部材66に接近させると、制動部材68がブ
レーキライナー70に接触しかつ固定部材67の前進量
に応じて接触する制動部材68の数が増加する。この結
果、遠心ブレーキ機構23の制動力が徐々に増加する。
そして、図3の中心線の上側及び図5に破線で示すよう
に、前進位置に到達すると全ての制動部材68がブレー
キライナー70に接触可能になり制動力が最大になる。
【0039】ここで遠心力は回転速度の二乗に比例して
大きくなるので、遠心ブレーキ機構23における固定部
材67の各位置での制動力は回転速度の二乗に比例して
大きくなる。このつまみ部80の調整によって得られた
遠心ブレーキ機構23の制動力は、キャスティングコン
トロール機構22によって制動力を変更しても変動しに
くい。これは、回転部材66が、スプール軸16に回転
不能に直接固定されているのではなく、連結ピン24を
介して回転不能かつ軸方向移動自在にに連結されている
とともに、リール本体1に回転自在かつ軸方向移動不能
に支持されているからである。すなわち、スプール軸1
6がキャスティングコントロール機構22の調整により
軸方向に移動すると、連結ピン24は軸方向に移動する
が、回転部材66は移動しない。その結果、つまみ部8
0によって調整された固定部材67と回転部材66との
間隔はスプール軸16が移動しても変動しない。このた
め、遠心ブレーキ機構23の制動力は、キャスティング
コントロール機構22によって制動力を変更しても変動
しにくい。
【0040】〔リールの動作〕通常の状態では、クラッ
チヨーク40はスプリング42によって内方(図3左
方)に押されており、これによりピニオンギア32は、
係合位置に移動させられている。この状態ではピニオン
ギア32の噛み合い部32bとスプール軸16の面取り
部16eとが噛み合ってクラッチオン状態となってお
り、ハンドル2からの回転力は、ハンドル軸30、メイ
ンギア31、ピニオンギア32及びスプール軸16を介
してスプール12に伝達され、スプール12が糸巻き取
り方向に回転する。このとき、遠心ブレーキ機構23の
制動部材68に遠心力が作用し制動部材68が径方向外
方に移動するが、スプール12の回転速度が遅いため、
制動力はそれほど大きくならず、ハンドル2の回転の邪
魔になることはない。もし制動力を抑える必要があるの
であれば、つまみ部80により固定部材67を後退位置
に配置すればよい。この結果、全ての制動部材68がブ
レーキライナー70に当接できず、スプール12に遠心
ブレーキ機構23による制動力が作用しない。
【0041】キャスティングを行う場合には、バックラ
ッシュを抑えるためにつまみ部80により制動力を調整
する。つまみ部80を回転させて固定部材67を徐々に
前進させると、制動部材68がブレーキライナー70に
接触しかつ前進量に応じてその接触可能な制動部材68
の数が増加する。この結果、遠心ブレーキ機構23の制
動力が徐々に増加する。そして、前進位置に到達すると
全ての制動部材68がブレーキライナー70に接触可能
になり制動力が最大になる。
【0042】続いて、サムレスト17を下方に押す。こ
こでは、サムレスト17は、側板8,9の長孔に沿って
下方の離脱位置に移動する。そしてサムレスト17の移
動により、クラッチヨーク40が外方に移動し、クラッ
チヨーク40に係合したピニオンギア32も同方向に移
動させられる。この結果、ピニオンギア32の噛み合い
部32bとスプール軸16の面取り部16eとのかみあ
いが外れ、クラッチオフ状態となる。このクラッチオフ
状態では、ハンドル軸30からの回転はスプール12及
びスプール軸16に伝達されず、スプール12は自由回
転状態になる。クラッチオフ状態として、サムレスト1
7においた親指でスプール12をサミングしながらスプ
ール軸16が鉛直面に沿うようにリールを軸方向に傾け
て釣り竿を振ると、ルアーが投げられスプール12が糸
繰り出し方向に勢いよく回転する。
【0043】このような状態では、スプール12の回転
によりスプール軸16が糸繰り出し方向に回転し、その
回転が回転部材66に伝達される。回転部材66が回転
すると、制動部材68がブレーキライナー70に摺接し
て遠心ブレーキ機構23によりスプール12が制動され
バックラッシュを防止できる。また、万一スプール12
でバックラッシュが生じても第1側カバー6がバヨネッ
ト構造14により簡単に着脱できるので、バックラッシ
ュを容易に解消できる。
【0044】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、ガイド軸72a〜72fを
径方向に沿って放射状に配置したが、図6に示すよう
に、ブレーキライナー70に直交するように放射状に配
置してもよい。また、移動距離の規制をガイド軸により
行ってもよい。図6に示すように、遠心ブレーキ機構2
3は、ブレーキケース64の内部に収納されている。ブ
レーキケース64の底部中心には、外方及び内方に突出
する筒状の軸受収納部64aが形成されている。ここ
に、スプール軸16を支持する軸受35aが収納され、
その底面にキャスティングコントロール機構22の摩擦
プレート51が装着されている。また、軸受収納部64
aの先端には筒状の回転支持部65がネジ止めされてい
る。回転支持部65は、段付き筒状の部材であり、制動
力調整機構69を構成するリターンバネ83の一端を係
止するための鍔部65aが外周部に形成されている。回
転支持部65の先端側(図3右側)外周には、1対の軸
受65bを介して遠心ブレーキ機構23の回転部材66
が回転自在かつ軸方向移動不能に支持されている。この
結果、回転部材66は、リール本体1に回転自在かつ軸
方向移動不能に支持されることになる。
【0045】遠心ブレーキ機構23は、回転支持部65
に回転自在かつ軸方向移動不能に支持された回転部材6
6と、ブレーキケース64に前後移動自在に装着され内
周面に先拡がりの円錐形状のブレーキライナー70が設
けられた固定部材67と、ブレーキライナー70の内周
側に周方向に間隔を隔てて放射状に配置されたたとえば
6個の制動部材68と、固定部材67をスプール軸方向
に移動させるための制動力調整機構69とを有してい
る。
【0046】回転部材66は、スプール軸16に連結ピ
ン24により回転不能かつ軸方向移動自在に連結された
回転部71と、ブレーキライナー70に実質的に直交す
るように放射状に回転部71に配置された、たとえば6
本のガイド軸72a〜72fとを有している。回転部7
1は、変形筒状の部材であり、その左端部外周面には、
ブレーキライナー70から所定の間隔を隔てて同芯の円
錐形状のコーン面71fが形成されている。また、右端
部には、連結ピン24に係止される係止溝71cが形成
されている。ガイド軸72a〜72fは、図7及び図8
に示すように、このコーン面71fに放射状に立設され
ている。回転部材66は、このように連結ピン24によ
りスプール軸16に対して回転不能かつ軸方向移動自在
に連結され、かつ回転支持部65に回転自在かつ軸方向
移動不能に支持されている。このため、回転部材66
は、スプール12に連動して回転する。しかし、スプー
ル軸16が軸方向に移動しても回転部材66が軸方向に
移動することはない。
【0047】6本のガイド軸72a〜72fは、図7及
び図8に示すように、その軸長さがそれぞれ異なり、た
とえばガイド軸72aが一番長くそれから順に短くなり
ガイド軸72fが一番短い。各ガイド軸72a〜72f
の基端部は、コーン面71fに固定されている。各ガイ
ド軸72a〜72fの先端部には、制動部材68の外周
側への移動を異なる移動限界位置に規制するための太径
のストッパ部73が形成されている。ここで、ガイド軸
72aの長さは、図8に示すように、固定部材67が最
も回転部材66から離反した後退位置にあるとき外周側
に移動した制動部材68の先端がブレーキライナー70
に当接不能であり、かつ固定部材67が最も回転部材6
6に接近した前進位置にあるとき先端がブレーキライナ
ー70に接触しない長さに設定されている。また、ガイ
ド軸72fの長さは、固定部材67が前進位置にあると
き外周側に移動した制動部材68の先端がブレーキライ
ナー70に当接可能な長さに設定されている。そして、
中間のガイド軸72b〜72eの長さは、たとえばその
間で等間隔に短くなるように設定されている。
【0048】各制動部材68は、筒状の部材であり、遠
心力によりブレーキライナー70に接触可能である。制
動部材68は、ガイド軸72a〜72fにそれぞれ軸方
向に移動自在に装着されている。制動部材68の内周面
には、ガイド軸72a〜72fに支持される小径部68
cと、ストッパ部73に支持される大径部68dとが形
成されている。小径部68cの内径は、ガイド軸72a
〜72fより大きくストッパ部73より小さい。大径部
68dの内径は、ストッパ部73より大きい。このた
め、制動部材68の外周側への移動が異なる移動限界位
置に規制される。
【0049】固定部材67は、図6に示すように、回転
部材66の軸方向に前後移動自在にかつ回転不能にブレ
ーキケース64の軸受収納部64aの外周部に装着され
ている。なお、図6では、上側部分が後退位置に配置さ
れ下側部分が前進位置に配置された状態を示している。
固定部材67は、先拡がり円錐形状の筒部67aと、軸
受収納部64aに支持される支持部67bとを有してい
る。これらの各部は一体形成されている。筒部67a
は、回転部材66の外周側に回転部材66と同芯に配置
されており、この筒部67aの内周面にブレーキライナ
ー70が固定されている。支持部67bは、リング状の
部材であり、その内周面にはたとえばセレーション歯が
形成され、軸受収納部64aの外周面に形成されたセレ
ーション歯に噛み合っている。支持部67bの外側面に
は、円弧状のカム突起92が形成されている。このよう
な構成により、固定部材67がブレーキケース64に前
後移動自在かつ回動不能に支持される。
【0050】制動力調整機構69は、固定部材67を前
後(スプール軸方向)に移動させるための機構であり、
軸受収納部64aに回転自在に支持されたつまみ部80
と、つまみ部80の回転を固定部材67の前後進運動に
変換する変換機構81とを有している。つまみ部80
は、第1側カバー6から外部に露出しており、リール本
体1の外部から操作可能である。つまみ部80の右端面
には、変換機構81を構成するカム溝82が形成されて
いる。カム溝82は、円弧状に形成されており,その深
さが回転角度で異なり、たとえば、つまみ部80が一方
向に回転すると徐々に浅くなる。このカム溝82に固定
部材67のカム突起92の先端が当接している。変換機
構81は、このカム溝82と、カム突起92と、リター
ンバネ83とから構成されている。リターンバネ83
は、鍔部65aと固定部材67の支持部67bと間で軸
受収納部64aの外周側に圧縮状態で配置されており、
固定部材67を図3左側(後退位置側)に付勢してい
る。
【0051】この制動力調整機構69では、つまみ部8
0を一方向に回転させると、カム溝82にカム突起92
が乗り上げ固定部材67が図3右方に前進する。逆に他
方向に回転させると、固定部材67がリターンバネ83
により付勢されて後退する。ここで、ブレーキライナー
70が先拡がりの円錐形状面で構成されているので、固
定部材67の軸方向の移動によりブレーキライナー70
と制動部材68との接触円の直径が変化する。これによ
り、制動部材68がブレーキライナー70に接触するま
での移動距離が変化し、ブレーキライナー70に接触可
能な制動部材68の数が変化し、制動力をリール本体1
の外部から簡単に調整できる。
【0052】ここではたとえば、制動力調整機構69に
より固定部材67を後退位置に配置すると全ての制動部
材68がブレーキライナー70に接触できず、制動力は
スプール12に作用しない。そしてつまみ部80を回転
させて固定部材67を徐々に前進させ回転部材66に接
近させると、制動部材68がブレーキライナー70に接
触しかつ固定部材67の前進量に応じて接触する制動部
材68の数が増加する。この結果、遠心ブレーキ機構2
3の制動力が徐々に増加する。そして、前進位置に到達
すると全ての制動部材68がブレーキライナー70に接
触可能になり制動力が最大になる。
【0053】(b) 前記実施形態では、各制動部材6
8の移動限界位置を全て異ならせて制動力をつまみ部8
0の回動量に比例して変化させたが、一部の制動部材の
移動限界位置を同じ位置に設定し、つまみ部の回動量に
応じて制動力を急激に変化させてもよい。 (c) 前記実施形態では、連結手段として連結ピン2
4を用いたが、回転部材66を連動部材であるスプール
軸16に回転不能かつ軸方向移動自在に連結する手段で
あれば連結手段はどのような手段でもよい。
【0054】(d) 前記実施形態では、制動部材68
をガイド軸72に移動自在に装着し遠心力により径方向
外方に移動させたが、図9に示すように、制動部材86
を回転部材66に揺動自在に装着してもよい。この実施
形態では、回転部材66を、回転部71と、回転部71
に制動部材86を揺動自在に装着するための揺動部87
とで構成し、制動部材86を回転部材66に揺動自在に
装着している。揺動部87は、回転部71の周方向に間
隔を隔てて配置され弦方向に沿う軸回りに制動部材86
を揺動自在に装着する。制動部材86は、レバー状をな
し、先端部86aがスプール軸方向外方に向けて湾曲し
ている。制動部材86の重心位置Gは、揺動中心Sより
スプール12側に配置されている。固定部材67は、制
動部材86の先端部86aに接触可能であり、かつ回転
部材66の回転軸芯に直交する環状のブレーキライナー
70aを有している。回転部材66が回転支持部65に
回転自在かつ軸方向移動不能に支持されている構成、及
び回転部材66がスプール軸16に回転不能かつ軸方向
移動自在に連結されている構成は前記実施形態と同様で
ある。
【0055】このような構成の遠心ブレーキ機構23で
は、スプール12が回転して制動部材86に遠心力が作
用すると、制動部材86の先端部86aがブレーキライ
ナー70aに向けて揺動しブレーキライナー70aに接
触してスプール12が制動される。このときの制動力
は、制動部材86の重心Gから揺動軸芯Sまでの最短距
離と重心Gに作用する遠心力とにより決定されるモーメ
ントと、揺動中心Sからブレーキライナー70aの制動
部材86の接触位置までの最短距離とに依存する。この
ため、前記実施形態によって得られる制動力よりは弱い
ものになる。また、制動力の調整は、固定部材67を軸
方向に移動させることにより、重心Gを揺動軸芯Sに対
して移動させることにより行う。このため、連続的に制
動力を変化させることができるが、その変化の度合いは
比較的小さい。
【0056】このような実施形態においても、回転部材
66と固定部材67との間隔が、スプール軸16が軸方
向に移動しても変動しないので、前記実施形態と同様な
効果が得られる。 (e) 前記実施形態では、スプール軸16に連結ピン
24を介して回転部材を連結したが、スプール12に連
結手段を介して直接連結してもよい。
【0057】(f) 前記実施形態では、連結手段が常
に連結状態に維持されたが、連結手段を連結状態と連結
解除状態とに切り換えできるように構成してもよい。こ
の場合には、遠心ブレーキ機構の制動状態がどのように
設定されていても、連結解除するだけで瞬時に制動力を
解除できるとともに、連結するだけで元の制動力に復帰
できる。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、固定部材の軸方向の
位置によって、制動部材と固定部材との摩擦状態が異な
る状態になり制動力を変化させることができるので、固
定部材を制動力調整手段により回転部材の軸方向に移動
させるだけで制動力の調整作業を簡単に行える。また、
回転部材は、リール本体に回転自在かつ軸方向移動不能
に装着され、連動部材に対して連結手段により軸方向移
動自在に連結されているので、スプール軸などの連動部
材が軸方向に移動しても、回転部材は軸方向に移動せ
ず、固定部材を移動させない限り固定部材との間隔は変
動しない。このため、連動部材が移動しても設定された
制動力は変動せず、制動力の調整作業を精度良く行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの
平面図。
【図2】その断面平面図。
【図3】そのスプール周辺部の断面拡大図。
【図4】遠心ブレーキ機構の回転部材の正面図。
【図5】制動部材の配置を示す模式図。
【図6】他の実施形態の図3に相当する図。
【図7】他の実施形態の図4に相当する図。
【図8】他の実施形態の図5に相当する図。
【図9】さらに他の実施形態の図3に相当する図。
【符号の説明】
1 リール本体 12 スプール 16 スプール軸 22 キャスティングコントロール機構 23 遠心ブレーキ機構 24 連結ピン 64 ブレーキケース 65 回転支持部 66 回転部材 67 固定部材 68,86 制動部材 69 制動力調整機構 70,70a ブレーキライナー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両軸受リールのリール本体に装着されたス
    プールを制動する両軸受リールの制動装置であって、 前記リール本体に回転自在かつ軸方向に移動不能に支持
    された回転部材と、 前記回転部材に移動自在に装着され遠心力により移動す
    る複数の制動部材と、 前記回転部材の軸方向に移動自在にかつ回転不能に前記
    リール本体に装着され、軸方向に移動することにより遠
    心力により移動した前記制動部材に異なる摩擦状態で接
    触可能な固定部材と、 前記スプールと連動する連動部材に前記回転部材を回転
    不能かつ軸方向移動自在に連結する連結手段と、 前記固定部材を前記軸方向に移動させて前記制動部材が
    前記固定部材に接触することにより生じる制動力を調整
    するための制動力調整手段と、を備えた両軸受リールの
    制動装置。
  2. 【請求項2】前記スプールは、前記連動部材としてのス
    プール軸に回転不能に連結されており、 前記連結手段は、前記スプール軸に設けられ、前記回転
    部材を前記スプール軸に回転不能かつ軸方向移動自在に
    連結する、請求項1に記載の両軸受リールの制動装置。
  3. 【請求項3】前記固定部材は、前記回転部材の外周側に
    前記回転部材と同芯に配置された先拡がり円錐形状の制
    動面を内周面に有し、 前記制動部材は、前記制動面の内周側に放射状に配置さ
    れ互いに異なる移動限界位置まで移動自在に前記回転部
    材に装着され遠心力により前記制動面に接触可能であ
    る、請求項1又は2に記載の両軸受リールの制動装置。
  4. 【請求項4】前記制動部材は、前記制動面に実質的に直
    交する方向に移動自在に前記回転部材に装着されてい
    る、請求項3に記載の両軸受リールの制動装置。
  5. 【請求項5】前記固定部材は、 前記リール本体に前記スプールの軸方向に移動自在かつ
    回転不能に支持される支持部と、 前記支持部と一体で形成され前記制動面が設けられた円
    錐形状の内周面を有する本体部とを有し、 前記制動力調整手段は、 前記リール本体に移動自在に装着され、前記リール本体
    の外部に露出するつまみ部と、 前記つまみ部の移動を前記本体部の前記スプールの軸方
    向への移動に変換する変換機構とを有する、請求項3又
    は4に記載の両軸受リールの制動装置。
  6. 【請求項6】前記制動部材は、前記回転部材に前記回転
    部材の周方向に間隔を隔てて放射状に配置され弦方向に
    沿う軸回りに揺動自在に装着され、その重心位置は、揺
    動中心より前記スプール側に配置されており、 前記固定部材は、前記制動部材の先端部に接触可能であ
    りかつ回転部材の回転軸に略直交する環状の制動面を有
    している、請求項1又は2に記載の両軸受リールの制動
    装置。
  7. 【請求項7】前記連動部材を挟持することにより前記ス
    プールを制動するキャスティングコントロール機構をさ
    らに備える、請求項1から6のいずれかに記載の両軸受
    リールの制動装置。
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