JP2000312718A - プロテクター付き医療用針 - Google Patents
プロテクター付き医療用針Info
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- JP2000312718A JP2000312718A JP11123512A JP12351299A JP2000312718A JP 2000312718 A JP2000312718 A JP 2000312718A JP 11123512 A JP11123512 A JP 11123512A JP 12351299 A JP12351299 A JP 12351299A JP 2000312718 A JP2000312718 A JP 2000312718A
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- JP
- Japan
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- protector
- needle
- hub
- needle tube
- tube
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- Pending
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- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】プロテクターの装着の際に誤刺することがな
く、かつ針管がプロテクター内で安定した状態で固定さ
れ、さらに針先の遊びを無くしたプロテクター付き医療
用針を提供する。 【解決手段】固定部２２がハブ４を固定することによっ
て発生する針先３１をプロテクター内壁に押し付ける力
と、プロテクター内壁から針先への反発力との相互作用
によって針管がプロテクター２内で強固に固定されとど
もに、針先の遊びもなくすことができる。
く、かつ針管がプロテクター内で安定した状態で固定さ
れ、さらに針先の遊びを無くしたプロテクター付き医療
用針を提供する。 【解決手段】固定部２２がハブ４を固定することによっ
て発生する針先３１をプロテクター内壁に押し付ける力
と、プロテクター内壁から針先への反発力との相互作用
によって針管がプロテクター２内で強固に固定されとど
もに、針先の遊びもなくすことができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロテクターを有
する医療用針に関する。
する医療用針に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、使用後の針を誤刺せずにプロテク
ター内に収納するため、プロテクターの基端を屈曲可能
な連結部を介してハブ等に固定し、連結部を屈曲させて
長手方向に設けられた溝を介して針全体を同時に収納す
るプロテクター付き医療用針がいくつも開示されてい
る。しかし、これらはプロテクター内での針、特に針先
のの固定が不十分な場合に、プロテクター内に針を収納
した後に針先が溝から突出するおそれがある。
ター内に収納するため、プロテクターの基端を屈曲可能
な連結部を介してハブ等に固定し、連結部を屈曲させて
長手方向に設けられた溝を介して針全体を同時に収納す
るプロテクター付き医療用針がいくつも開示されてい
る。しかし、これらはプロテクター内での針、特に針先
のの固定が不十分な場合に、プロテクター内に針を収納
した後に針先が溝から突出するおそれがある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、屈曲
可能な連結部を介してハブ等に固定されたプロテクター
を有する医療用針において、針をプロテクターに挿入後
少なくとも針先がプロテクターから突出しないプロテク
ター付き医療用針を提供することにある。
可能な連結部を介してハブ等に固定されたプロテクター
を有する医療用針において、針をプロテクターに挿入後
少なくとも針先がプロテクターから突出しないプロテク
ター付き医療用針を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、鋭利な先端を有する針管と、一端に前記針管の基
端を支持し、かつ他端にチューブが嵌着するハブと、前
記針管の先端を覆うことができる長さを有するととも
に、長手方向に少なくとも前記針管の長さ及び幅を有す
る溝を設け、かつ基端が屈曲可能な連結部を介して前記
ハブに固定されているプロテクターを有する医療用針に
おいて、前記プロテクターには、前記溝を介して前記針
管が挿入された後、前記針管の先端を前記プロテクター
の内壁に押し当てた状態で、前記針管または前記ハブの
一部に当接する固定部が設けられているプロテクター付
き医療用針である。本発明の医療用針としては、具体的
には、ハブに一対の翼を有する翼付留置針や、シリンジ
の先端に接続する注射針などがあげられる。
明は、鋭利な先端を有する針管と、一端に前記針管の基
端を支持し、かつ他端にチューブが嵌着するハブと、前
記針管の先端を覆うことができる長さを有するととも
に、長手方向に少なくとも前記針管の長さ及び幅を有す
る溝を設け、かつ基端が屈曲可能な連結部を介して前記
ハブに固定されているプロテクターを有する医療用針に
おいて、前記プロテクターには、前記溝を介して前記針
管が挿入された後、前記針管の先端を前記プロテクター
の内壁に押し当てた状態で、前記針管または前記ハブの
一部に当接する固定部が設けられているプロテクター付
き医療用針である。本発明の医療用針としては、具体的
には、ハブに一対の翼を有する翼付留置針や、シリンジ
の先端に接続する注射針などがあげられる。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図１は、本発明の実施形態の一例である翼付
留置針１の正面図、図２はその平面図である。翼付留置
針１は、プロテクター２が屈曲可能な連結部５を介して
ハブ４に接合されている。プロテクター２は、中空状の
筒体であって、長手方向に延びかつ少なくとも針管３と
同じ長さ及び幅を有し中空内に連通する溝２１、および
中空内に固定部２２が設けられている。
説明する。図１は、本発明の実施形態の一例である翼付
留置針１の正面図、図２はその平面図である。翼付留置
針１は、プロテクター２が屈曲可能な連結部５を介して
ハブ４に接合されている。プロテクター２は、中空状の
筒体であって、長手方向に延びかつ少なくとも針管３と
同じ長さ及び幅を有し中空内に連通する溝２１、および
中空内に固定部２２が設けられている。
【０００６】プロテクター２は、長方体の中空体であっ
て、その長手方向の一面の壁を削除し溝２１が形成さ
れ、溝２１に向かって延びる固定部２２が設けられてい
る。固定部２２は、本実施形態では、溝２１の側面の一
方から延びるが、これに限定する必要はなく、溝２１を
挟む側面の双方から中空内に向かって延びる一対のもの
であってもよい。固定部２２は、針管３を収納した際に
強固な固定力を得るため、針先３１より太い針管の基端
付近またはハブ４を固定するようプロテクター２の基端
付近に設けることが望ましい。その形状はプロテクター
の断面である図３に示すような溝２１に斜面を向けた楔
形が望ましい。針管３を収納する際に針管の基端付近ま
たはハブ４を容易かつ強固に固定できるためである。な
お、固定部２２は針管３をプロテクター内に挿入した際
に溝２１から針管３、特に針先３１が突出しないように
固定するのみではなく、針先３１をプロテクター２の内
壁に押し当てことができる大きさ、形状でなければなら
ない。
て、その長手方向の一面の壁を削除し溝２１が形成さ
れ、溝２１に向かって延びる固定部２２が設けられてい
る。固定部２２は、本実施形態では、溝２１の側面の一
方から延びるが、これに限定する必要はなく、溝２１を
挟む側面の双方から中空内に向かって延びる一対のもの
であってもよい。固定部２２は、針管３を収納した際に
強固な固定力を得るため、針先３１より太い針管の基端
付近またはハブ４を固定するようプロテクター２の基端
付近に設けることが望ましい。その形状はプロテクター
の断面である図３に示すような溝２１に斜面を向けた楔
形が望ましい。針管３を収納する際に針管の基端付近ま
たはハブ４を容易かつ強固に固定できるためである。な
お、固定部２２は針管３をプロテクター内に挿入した際
に溝２１から針管３、特に針先３１が突出しないように
固定するのみではなく、針先３１をプロテクター２の内
壁に押し当てことができる大きさ、形状でなければなら
ない。
【０００７】本発明においてプロテクター及び固定部
は、上述した効果が得られる大きさ、形状であれば、特
に大きさ、形状を限定する必要はなく、プロテクターと
しては円筒体、円錐体などがあげられ、固定部としては
凸状などや、あるいは部材として設けずプロテクター内
に内径を狭くした部位を設けるなどによっても得られ
る。
は、上述した効果が得られる大きさ、形状であれば、特
に大きさ、形状を限定する必要はなく、プロテクターと
しては円筒体、円錐体などがあげられ、固定部としては
凸状などや、あるいは部材として設けずプロテクター内
に内径を狭くした部位を設けるなどによっても得られ
る。
【０００８】プロテクター２および固定部２２は、針管
の基端付近またはハブがプロテクター内に収納される際
に固定部あるいはプロテクターの固定部付近がある程度
撓み、かつ針先が刺通できない程度の硬度を有する同一
材料で一体成形されることが望ましく、具体的には、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート、アクリル−ブタジエン−スチ
レン（ＡＢＳ）などがあげられる。なお、撓み具合いや
硬度はプロテクター及び固定部の肉厚でも調整できる。
の基端付近またはハブがプロテクター内に収納される際
に固定部あるいはプロテクターの固定部付近がある程度
撓み、かつ針先が刺通できない程度の硬度を有する同一
材料で一体成形されることが望ましく、具体的には、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート、アクリル−ブタジエン−スチ
レン（ＡＢＳ）などがあげられる。なお、撓み具合いや
硬度はプロテクター及び固定部の肉厚でも調整できる。
【０００９】ハブ４は、ハブ基端４２付近に屈曲可能な
連結部５を介してプロテクター２が接合されている。ま
た、ハブ先端４１に針管３が固定され、ハブ基端４２に
はチューブ６が嵌着され、さらに一対の翼４３が固定さ
れている。なお、本発明においては、上述した形状に限
定する必要はなく、連結部５の位置などは限定されず、
また翼付き留置針としての使用でなければ翼４３は不要
であり、ハブ基端４２にはチューブではなくシリンジの
ノズル部分などを嵌着することもできる。ハブの材料は
特に限定する必要なはく、また、プロテクター、連結
部、及びハブを同一材料によって一体成形してもよい。
連結部５を介してプロテクター２が接合されている。ま
た、ハブ先端４１に針管３が固定され、ハブ基端４２に
はチューブ６が嵌着され、さらに一対の翼４３が固定さ
れている。なお、本発明においては、上述した形状に限
定する必要はなく、連結部５の位置などは限定されず、
また翼付き留置針としての使用でなければ翼４３は不要
であり、ハブ基端４２にはチューブではなくシリンジの
ノズル部分などを嵌着することもできる。ハブの材料は
特に限定する必要なはく、また、プロテクター、連結
部、及びハブを同一材料によって一体成形してもよい。
【００１０】接続部５は、本実施形態においては、プロ
テクターの基端部に設けられた一対の凸部を、ハブに設
けられた土台５１に設けられた孔または凹部５２に嵌め
込んで形成したヒンジ状のものである。プロテクターの
基端部を嵌め込んだ部位を支点にプロテクターが回転す
るように屈曲するものである。しかし、接続部５は、こ
の形状に限定する必要はなく、屈曲可能でプロテクター
とハブを接合できるものであればよく、可撓性を有する
材料や肉薄部を介してプロテクターとハブを一体的に成
形したものであってもよい。
テクターの基端部に設けられた一対の凸部を、ハブに設
けられた土台５１に設けられた孔または凹部５２に嵌め
込んで形成したヒンジ状のものである。プロテクターの
基端部を嵌め込んだ部位を支点にプロテクターが回転す
るように屈曲するものである。しかし、接続部５は、こ
の形状に限定する必要はなく、屈曲可能でプロテクター
とハブを接合できるものであればよく、可撓性を有する
材料や肉薄部を介してプロテクターとハブを一体的に成
形したものであってもよい。
【００１１】次に翼付留置針１による針管３の固定方法
について説明する。被使用者の血管に留置後に引き抜い
た針管３に、接続部５を屈曲させながら、溝２１から針
管３を挿入するようにして、プロテクター２を覆い被せ
る。この時、一旦、ハブ４と固定部２２が当接するによ
って、針管３がプロテクター２に覆い被されることが妨
げられるが、針管３あるいはハブ４をプロテクター２内
に強く押し込むことによって、針管３がプロテクター２
内に挿入されると同時にハブ４が固定部２２によってプ
ロテクター２に固定される。
について説明する。被使用者の血管に留置後に引き抜い
た針管３に、接続部５を屈曲させながら、溝２１から針
管３を挿入するようにして、プロテクター２を覆い被せ
る。この時、一旦、ハブ４と固定部２２が当接するによ
って、針管３がプロテクター２に覆い被されることが妨
げられるが、針管３あるいはハブ４をプロテクター２内
に強く押し込むことによって、針管３がプロテクター２
内に挿入されると同時にハブ４が固定部２２によってプ
ロテクター２に固定される。
【００１２】なお、ハブ４が固定部２によってプロテク
ター２に固定された時、図４に示すように、針先３１は
プロテクター２に内壁に当接した状態となる。これによ
って、固定部２２がハブ４を固定することによって発生
する針先３１をプロテクター内壁に押し付ける力と、プ
ロテクター内壁から針先３１への反発力によりハブ４と
固定部２２の楔形のプロテクター内壁との垂直部分との
係止力が強固なものとなり、すなわち針先３１を押し付
ける力と針先３１への反発力との相互作用によって針管
３がプロテクター２内で安定した状態で固定される。さ
らに、針先３１の遊びを無くすこともできる。
ター２に固定された時、図４に示すように、針先３１は
プロテクター２に内壁に当接した状態となる。これによ
って、固定部２２がハブ４を固定することによって発生
する針先３１をプロテクター内壁に押し付ける力と、プ
ロテクター内壁から針先３１への反発力によりハブ４と
固定部２２の楔形のプロテクター内壁との垂直部分との
係止力が強固なものとなり、すなわち針先３１を押し付
ける力と針先３１への反発力との相互作用によって針管
３がプロテクター２内で安定した状態で固定される。さ
らに、針先３１の遊びを無くすこともできる。
【００１３】
【発明の効果】本発明のプロテクター付き医療用針は、
使用後に針先からプロテクターを針管に嵌めるものでは
ないためプロテクターの装着の際に誤刺することがな
く、かつ針先をプロテクターの内壁に押し当てた状態で
固定するため、押し付ける力と反発力との相互作用によ
って針管がプロテクター内で安定した状態で固定され、
さらに、針先の遊びを無くすこともできる。つまり、本
発明のプロテクター付き医療用針は、使用後安全に針管
を保護して処理することができる。
使用後に針先からプロテクターを針管に嵌めるものでは
ないためプロテクターの装着の際に誤刺することがな
く、かつ針先をプロテクターの内壁に押し当てた状態で
固定するため、押し付ける力と反発力との相互作用によ
って針管がプロテクター内で安定した状態で固定され、
さらに、針先の遊びを無くすこともできる。つまり、本
発明のプロテクター付き医療用針は、使用後安全に針管
を保護して処理することができる。
【図１】図１は、本発明のプロテクター付き医療用針の
実施の形態の一例である翼付留置針１の正面図である。
実施の形態の一例である翼付留置針１の正面図である。
【図２】図２は、翼付留置針１の平面図である。
【図３】図３は、翼付留置針１のプロテクター２の線分
Ａ−Ａ'の断面図である。
Ａ−Ａ'の断面図である。
【図４】図４は、プロテクター２内で針管３が固定され
ている状態の部分断面図である。
ている状態の部分断面図である。
１ 翼付留置針 ２ プロテクター ２１ 溝 ２２ 固定部 ３ 針管 ３１ 針先 ４ ハブ ４１ ハブ先端 ４２ ハブ基端 ４３ 翼 ５ 連結部 ６ チューブ
Claims (1)
- 【請求項１】鋭利な先端を有する針管と、一端に前記針
管の基端を支持し、かつ他端にチューブが嵌着するハブ
と、前記針管の先端を覆うことができる長さを有すると
ともに、長手方向に少なくとも前記針管の長さ及び幅を
有する溝を設け、かつ基端が屈曲可能な連結部を介して
前記ハブに固定されているプロテクターを有する医療用
針において、 前記プロテクターには、前記溝を介して前記針管が挿入
された後、前記針管の先端を前記プロテクターの内壁に
押し当てた状態で、前記針管または前記ハブの一部に当
接する固定部が設けられているプロテクター付き医療用
針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123512A JP2000312718A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | プロテクター付き医療用針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11123512A JP2000312718A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | プロテクター付き医療用針 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000312718A true JP2000312718A (ja) | 2000-11-14 |
Family
ID=14862453
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11123512A Pending JP2000312718A (ja) | 1999-04-30 | 1999-04-30 | プロテクター付き医療用針 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000312718A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021000262A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社Ｋｏｒｔｕｃ | 過酸化水素溶液に適したシリンジ及びキット |
-
1999
- 1999-04-30 JP JP11123512A patent/JP2000312718A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021000262A (ja) * | 2019-06-21 | 2021-01-07 | 株式会社Ｋｏｒｔｕｃ | 過酸化水素溶液に適したシリンジ及びキット |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060314 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060704 |