JP2000304873A - 時計の脱進機 - Google Patents

時計の脱進機

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JP2000304873A
JP2000304873A JP2000098062A JP2000098062A JP2000304873A JP 2000304873 A JP2000304873 A JP 2000304873A JP 2000098062 A JP2000098062 A JP 2000098062A JP 2000098062 A JP2000098062 A JP 2000098062A JP 2000304873 A JP2000304873 A JP 2000304873A
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wheel
roller
teeth
escapement
balance
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JP2000098062A
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Ludwig Oechslin
ルートヴィヒ・エックスリン
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Ulysse Nardin SA
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Ulysse Nardin SA
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】軸対称のホィールとピニオンの円形部材、力の
モーメント、周速および慣性だけが作用する、理論的に
非常に単純な衝動ホィール脱進機と呼ばれる新しい脱進
機を提供。 【解決手段】脱進機10は、互いに噛み合った第1ホィ
ール6および第2ホィール7を含む。これらのホィール
の一方は歯車列で駆動される。共通の心棒1に取り付け
られた第1ローラ9および第2ローラ11がテンプを支
持している。ホィール6、7および第1ローラ9は、テ
ンプの振動を維持するために第1ローラが第1および第
2ホィールによって交互に加えられる直接衝動を受け取
ることができるようにする手段を備えている。第2ロー
ラ11は、第1および第2ホィールを交互にロックする
ように構成されたロックおよび揺動部材を駆動する手段
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計の歯車列とテ
ンプとの間に配置される脱進機に関する。
【0002】
【従来の技術】時計製造において周知の主な脱進機につ
いて以下に説明する。脱進機はほとんどの時計の駆動力
をバレルからガンギ車に伝達するホィールとピニオンの
セットからなる歯車列と調速機構との間に配置されてい
る。脱進機の機能がテンプまたは振り子である調速機構
の振動を維持することであることは周知である。周知の
脱進機の利点および欠点と、そのような欠点から生じる
時計の作動に関する結果を以下に説明する。
【0003】ほとんどすべての時計に使用されるスイス
レバー脱進機は、どてピンによって動きが制限されるフ
ォークを有する2個のパレット石と協働するガンギ車を
有する。フォークは、テンプ部材に取り付けられたロー
ラによって担持された衝動ピンと協働する。このシステ
ムは、テンプの振動で2個のパルスを与え、自己起動形
である。当該技術分野の専門家には、衝動ピンがフォー
クの突起の裏側に衝突する可能性があるどて越えの現象
を防止するために、テンプが自由振動弧に沿って回転す
る間、フォークをどてピンに押しつけておく引き部材と
呼ばれる安全装置を使用することが周知である。引き部
材の作用はパレット石のロッキング面の傾斜に変換さ
れ、これによって解除時にガンギ車が跳ね返る。この跳
ね返りは、テンプを制動し、したがって動力を消耗させ
るという欠点を有する。また、テンプは直接的にガンギ
車を介するのではなく、パレットを介してパルスを受け
取ることにも注目する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】デテント脱進機は高価
で繊細であり、主にクロノメーターに使用される。それ
は、ロッキング石と呼ばれる宝石の上に載る尖った歯を
有するホィールで形成されている。この宝石は、テンプ
に取り付けられた安全ローラによって担持された解放パ
レットの作動範囲内に延出した延長部分を有するデテン
トと呼ばれるばねによって担持されている。テンプが振
動する毎に、パレットがホィールのロックを解除する。
ホィールの歯はロッキング石を離れ、同軸的で小ローラ
に取り付けられた衝動ローラによって担持された衝動パ
レットに作用する別の歯がテンプに衝動を与える。この
システムには、ロック解除中に跳ね返りがまったくな
く、直接衝動を有するという利点がある。しかし、この
システムは、テンプが自由弧を描く時で、そのような時
に時計に衝撃が加えられると、どて越えを起こしやすい
という欠点を有する。その場合、時計が停止するであろ
う。また、この脱進機は振動中にテンプに1回の衝動を
与え、これによってシステムの効率がわずかに低下する
と言える。最後になるが、構造的にこのシステムは自己
起動形ではなく、これも欠点である。
【0005】シリンダ脱進機は、テンプを取り付けたシ
リンダと協働するガンギ車を含む。シリンダは、小さい
研磨鋼管によって形成され、それの開口にガンギ車の歯
が連続的にはまることができる。シリンダの2端部は、
シリンダピボットを担持した鋼プラグで閉鎖されてい
る。このシステムは、直接衝動を提案していることから
好都合である。さらに、これは自己起動形であり、その
構造からどて越えが完全に避けられる。しかし、このシ
ステムには、自由弧でガンギ車の歯の先端が常にシリン
ダの内側または外側シェルを擦り、これが動力を消耗さ
せるという重大な欠点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記システムの利点を保
ちながらそれらの欠点を回避するために、本発明は、衝
動ホィール脱進機と呼ばれる新しい脱進機を提供してい
る。この新しい脱進機は、互いに噛み合った第1および
第2衝動ホィールを含み、これらのホィールの一方を歯
車列で駆動し、さらに、テンプを固定した共通の心棒に
取り付けられた第1および第2ローラを含み、第1およ
び第2ホィールおよび第1ローラは、テンプの振動を維
持するために第1ローラが第1および第2ホィールによ
って交互に加えられる直接衝動を受け取ることができる
ようにする手段を備えており、第2ローラは、第1およ
び第2ホィールを交互にロックするように構成されたロ
ックおよび揺動部材を駆動する手段を備えていることを
特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、一例として添付図面に示さ
れている実施形態によって本発明を詳細に説明する。
【0008】図1〜図4は、本発明の脱進機の連続した
4段階の平面図である。脱進機10は周知のようにして
時計の歯車列とテンプとの間に配置されている。歯車列
またはシステムは、駆動力をバレルからガンギ車に伝達
するホィールおよびピニオンのアセンブリであると定義
する。図1では、歯車列がその最後のホィール8および
関連のピニオン36で示されている。ホィール8は、第
1ガンギ車すなわち衝動ホィール6をそれに固定された
ピニオン35によって駆動する。第1ホィール6は第2
ガンギ車すなわち衝動ホィール7と噛み合っている。こ
こで、ホィール8は第1ホィール6の代わりに第2ホィ
ール7を駆動することもできることに注意されたい。図
1〜図4はまた、テンプ(図示せず)を固定した共通の
心棒1に取り付けられた第1および第2ローラ9および
11を示している。図示のように、第1および第2ホィ
ール6、7および第1ローラ9は、テンプの振動を維持
するために第1ローラ9が第1および第2ホィール6お
よび7によって交互に加えられる直接衝動を受け取る手
段を備えている。同様に、図示のように、第2ローラ1
1は、第1および第2ホィール6および7を交互にロッ
クするように構成されたロックおよび揺動部材12を駆
動する手段を備えている。
【0009】上記段落は、新しい脱進機の最も幅広い意
味での定義である。この定義に従った特別な実施形態を
ここで検討するが、この実施形態は図1〜図4、および
図1および図3の平面の断面図である図5〜図7に示さ
れている。
【0010】図1〜図4は、第1および第2衝動ホィー
ル6および7が同一の歯列および同一直径を有すること
を示している。この歯列は、長歯(ホィール6では13
で示され、ホィール7では14で示されている)と短歯
(ホィール6では15で示され、ホィール7では16で
示されている)からなり、図示の実施形態ではそれぞれ
の長歯の数が5個であり、その長歯の間に短歯が4個ず
つ配置されている。すなわち、所定の数の短歯が長歯で
分離されている。もちろん、これらの歯の数は制限的な
ものではないが、いずれも限定された数ではある。テン
プ(図示せず)の内側端部を固定した心棒1に固定され
た第1ローラ9は第1および第2ラグ17および18を
有している。第1ラグ17は、第1ホィール6の長歯1
3aによって加えられる衝動を受け取って、心棒1によ
って支持されているテンプ(図示せず)を図1に示され
ている第1方向Aに駆動するように構成されている。同
様に、第2ラグ18は、第2ホィール7の長歯14aに
よって加えられる衝動を受け取ってテンプを図3に示さ
れているように第1方向Aの逆の第2方向Bに駆動する
ように構成されている。図1〜図4はまた、心棒1に取
り付けられた第2ローラ11がディスク19を含み、そ
れから指形部材20が延出していることを示している。
この指形部材20はロックおよび揺動部材12(図3を
参照)を、第1ホィール6をその長歯13の1つでロッ
クするための第1方向Eに、次にこの方向Eの逆で、第
2ホィール7をその長歯14の1つでロックするための
第2方向Fに交互に駆動することができる。第1ロック
状態が図4に示されており、第2ロック状態が図2に示
されている。
【0011】次に、ロックおよび揺動部材12の実施形
態を説明する。図1〜図4に示されているように、この
揺動部材12は、心棒2回りに回動するディスク21で
形成されている。このディスク21に2個の歯22およ
び23が切り込まれ、その間に第2ローラ11の指形部
材20が貫入して揺動部材を回動させることができる。
揺動部材12のディスク21は、それぞれ図4および図
2に示されているように、第1および第2ホィール6お
よび7の長歯13および14が交互に当接するカムすな
わちキャッチ33を担持している。
【0012】新しい脱進機の実施形態およびこの脱進機
を形成する様々な部材によって達成される機能を以上に
説明したので、次にそれの完全な1作動サイクルを記載
することによって実際の作動形態を説明する。このサイ
クルの重要な4段階を示す図1〜図4を順次検討する。
【0013】第1段階(図1) ぜんまいが完全に緩んでいると仮定する。本機構は休止
位置にある。ホィール6の長歯13aがキャッチ33か
ら解放されている。第2ローラ11の指形部材20が、
揺動部材12を形成するディスク21の歯22および2
3の間に係合している。第1ローラ19のラグ17が第
1ホィール6の歯13aを受け取る位置にある。この状
態から、ぜんまいを巻くと、第1ホィール6が矢印Mの
方向に回転し始め、これによって第2ホィール7が矢印
Nの方向に駆動される。長歯13aが矢印Mの方向に回
転し始め、ラグ17に出会って第1および第2ローラ
9、11を矢印Aの方向に回転させ、これがテンプに直
接衝動を与えて、テンプの第1振りを開始する。
【0014】第2段階(図2) 第2ローラ11の回転が揺動部材12を反時計回り方向
Fに駆動したため、そのキャッチ33が第2ホィール7
の長歯14aの経路に入っている。このため、ホィール
7がロックされ、これによってホィール6もロックされ
る。第1振りの終点に達した時、テンプの回転方向が逆
転する。そこで、第2振りが矢印Bの方向に開始され、
これによって第1および第2ローラ9、11が同一方向
に駆動される。
【0015】第3段階(図3) 矢印Bの方向に回転することによって、第2ローラ11
の指形部材20が揺動部材12の歯22および23間に
貫入し、これの作用によって揺動部材がそれに連結され
たキャッチ33と共に矢印Eの方向に回転する。その時
にこのキャッチに当接している長歯14aが今度は進行
し続けることができるようになり、第1ローラ9のラグ
18に出会ってテンプに次の衝動を与える。
【0016】第4段階(図4) 衝動が受け取られた後、第2ローラ11は矢印Bの方向
に進行し続け、揺動部材12を時計回り方向に駆動する
ため、そのキャッチ33がその時に第1ホィール6の長
歯13bの経路に入っている。このため、今度はホィー
ル6がロックされ、これによってホィール7もロックさ
れる。テンプの次の振りでロックが解除され、サイクル
が再開することができる。
【0017】図1〜図4は、第1および第2衝動ホィー
ル6、7の各々が24個の歯を備えて、そのうちの5個
が長歯13および14であり、2個の長歯の間に4個の
短歯15および16が挿入されていることを示してい
る。腕時計では一般的である毎秒8振り(すなわち毎時
288,000振り)を行うテンプを使用する場合、テ
ンプは毎秒4回振動する。以上の説明から、1回の振動
によってホィール6が360度を5個の長歯で割った角
度だけ、すなわち72度を1段階として前進することが
明らかである。その結果、ホィール6は毎秒4段階、す
なわち4x72=288度進み、最終的に1.25秒で
360度の回転を完了する。
【0018】図8は、図4に示されているVIIIゾー
ンの拡大図であり、長歯13bが揺動部材12のキャッ
チ33上に載る様子を特に示している。この図8は、長
歯13、14が交互に当接するキャッチ33の面34が
円弧をなし、その弧の半径Rが揺動部材12の回動中心
2を通っていることを明確に示している。
【0019】このため、揺動部材12が矢印Gの方向に
回転する間にキャッチ33が後退する時、ホィール6は
まったく跳ね返らない。結局、レバー脱進機の引き部材
による跳ね返りの問題が、ここに提案されている新しい
脱進機には存在しない。
【0020】図2に示されている揺動部材12に戻る
と、ディスク21に切り込まれた2個の歯22、23が
3個の空間を形成していることがわかるであろう。第1
ギャップが2個の歯22および23の間に位置してい
る。第2ローラ11の指形部材20がこのギャップ30
に貫入することによって、揺動部材が回動することがで
きる。第2および第3ギャップ31、32が歯22と2
3の両側に位置しており、それに第2ローラ11のディ
スク19が交互に部分的に貫入して、揺動部材が回動後
に移動できないようにする。このため、特に図2に示さ
れているように、第2ローラ11のディスク19が揺動
部材の歯23の後に形成されたギャップ32に部分的に
交互に入る。歯14aが揺動部材のキャッチ33でロッ
クされている状態では、時計に加わった衝撃の影響など
によってロック部材が誤って回転してはならないので、
この手段は重要である。
【0021】以上の説明を要約すると、提案されている
新しい脱進機は、従来の脱進機の利点をすべて有する一
方、その欠点を回避することができる。これは主に、従
来形状の回転ホィールとピニオンを専ら使用する一方、
レバー、ばねまたは傾斜面などの、適当な動的作動を妨
害する要素の使用を避けたことによるものである。その
結果、軸対称のホィールとピニオンの円形部材、力のモ
ーメント、周速および慣性だけが作用する、理論的に非
常に単純な新しい脱進機が得られる。このため、この形
式の構造によって、ロック解除(跳ね返り)時の動力損
失がなくなり、直接衝動を両方向に得ることができ、自
己起動性が維持され、構造的に作動安全性が保証される
(どて越えが防止させる)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従った脱進機の平面図であり、この
脱進機の第1作動段階を示している。
【図2】 図1と同一図面であるが、脱進機の第2作動
段階を示している。
【図3】 図1と同一図面であるが、脱進機の第3作動
段階を示している。
【図4】 図1と同一図面であるが、脱進機の第4作動
段階を示している。
【図5】 図1のV−V線に沿った断面図である。
【図6】 図3のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】 図3のVII−VII線に沿った断面図であ
る。
【図8】 図4のVIIIゾーンの拡大平面図である。
【符号の説明】
6 第1衝動ホィール、 7 第2衝動ホィール、 9
第1ローラ、10 脱進機、 11 第2ローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計の歯車列とテンプとの間に配置され
    る脱進機(10)であって、互いに噛み合った第1
    (6)および第2(7)衝動ホィールを含み、それらの
    ホィールの一方(6)を歯車列で駆動し、さらに、テン
    プに固着された共通の心棒(1)に取り付けられた第1
    (9)および第2(11)ローラを含み、前記第1
    (6)および第2(7)ホィールおよび前記第1ローラ
    (9)は、テンプの振動を維持するために前記第1ロー
    ラ(9)が第1(6)および第2(7)ホィールによっ
    て交互に加えられる直接衝動を受け取ることができるよ
    うにする手段を備えており、前記第2ローラ(11)
    は、前記第1(6)および第2(7)ホィールを交互に
    ロックするように構成されたロックおよび揺動部材(1
    2)を駆動する手段を備えていることを特徴とする脱進
    機。
  2. 【請求項2】 前記第1(6)および第2(7)衝動ホ
    ィールは、それぞれ複数の短歯(15、16)を分離し
    ている限定された数の長歯(13,14)で構成された
    同一の歯列を有しており、前記第1ローラ(9)は第1
    (17)および第2(18)ラグを含み、その第1ラグ
    (17)は前記第1ホィール(6)の長歯(13)によ
    って加えられる衝動を受け取ってテンプを第1方向
    (A)に駆動し、前記第2ラグ(18)は前記第2ホィ
    ール(7)の長歯(14)によって加えられる衝動を受
    け取ってテンプを前記第1方向の逆の第2方向(B)に
    駆動するように配置されており、前記第2ローラ(1
    1)はディスク(19)を含み、前記ロックおよび揺動
    部材(12)を、前記第1ホィール(6)をその長歯の
    1つ(13)でロックするための第1方向(E)、およ
    び該第1方向の逆で、前記第2ホィール(7)をその長
    歯の1つ(14)でロックするための第2方向(F)に
    交互に駆動することができる指形部材(20)が前記デ
    ィスクから延出していることを特徴とする請求項1記載
    の脱進機。
  3. 【請求項3】 前記ロックおよび揺動部材(12)は、
    心棒(2)の回りに回動するディスク(21)で形成さ
    れており、そのディスクに2個の歯(22,23)が切
    り込まれ、その間に前記第2ローラ(11)の前記指形
    部材(20)が貫入して前記揺動部材(20)を回動さ
    せることができ、前記ディスク(21)は、前記第1
    (6)および第2(7)ホィールの長歯(13,14)
    が交互に当接するキャッチ(33)を担持していること
    を特徴とする請求項2記載の脱進機。
  4. 【請求項4】 前記第1(6)および第2(7)衝動ホ
    ィールの各々が24個の歯を備えて、そのうちの5個が
    長歯(13,14)であり、2個の長歯の間に4個の短
    歯(15,16)が挿入されていることを特徴とする請
    求項2記載の脱進機。
  5. 【請求項5】 長歯(13,14)が交互に当接するキ
    ャッチ(33)の面(34)が円弧をなし、その弧の半
    径(R)が前記揺動部材(12)の回動中心(2)を通
    っていることを特徴とする請求項3記載の脱進機。
  6. 【請求項6】 前記揺動部材(12)を形成する前記デ
    ィスク(21)に切り込まれた前記2個の歯(22,2
    3)が3個のギャップを形成しており、第1ギャップ
    (30)が前記2個の歯(22,23)間に位置し、こ
    れに前記第2ローラ(11)の前記指形部材(20)が
    貫入することによって前記揺動部材(12)を回動させ
    ることができ、第2(31)および第3(32)ギャッ
    プが前記歯(22,23)の両側に位置し、前記揺動部
    材(12)が回動した後、該キャップに前記第2ローラ
    (11)の前記ディスク(19)が交互に部分的に入っ
    て前記揺動部材が移動できないようにすることができる
    ことを特徴とする請求項3記載の脱進機。
JP2000098062A 1999-03-31 2000-03-31 時計の脱進機 Pending JP2000304873A (ja)

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EP99106602.8 1999-03-31
EP99106602A EP1041459B1 (fr) 1999-03-31 1999-03-31 Echappement pour garde-temps

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