JP2000291151A - ユニット住宅の躯体 - Google Patents

ユニット住宅の躯体

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JP2000291151A
JP2000291151A JP11098886A JP9888699A JP2000291151A JP 2000291151 A JP2000291151 A JP 2000291151A JP 11098886 A JP11098886 A JP 11098886A JP 9888699 A JP9888699 A JP 9888699A JP 2000291151 A JP2000291151 A JP 2000291151A
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JP
Japan
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spacers
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adjacent
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JP11098886A
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English (en)
Inventor
Kimihisa Nakano
公央 仲野
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接するユニット間を容易かつ正確に確保す
ることができるユニット住宅の躯体を提供する。 【解決手段】 各ユニット11の柱21と床梁23との
交差部に、スペーサ24が備えられている。スペーサ2
4には、上向きスペーサ24aと下向きスペーサ24b
との二種類があり、それぞれ上下方向に傾斜する斜面2
5a,25bを有している。それらの斜面25a,25
bが接触することにより、スペーサ24でユニット11
間の間隔が確保される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のユニット
を組合わせて構成するユニット住宅の躯体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ユニット住宅を建築する場合、予め工場
で組み立てられた複数のユニットを、建築現場で連結す
ることになる。各ユニットは、隣接するユニットと狭い
所定間隔を空けて設置される。ところが、このユニット
住宅では、各ユニットの寸法誤差や、建築現場で設置す
る際の設置誤差等により、柱の配列に食い違いが発生す
る場合もある。そして、各ユニット毎にクレーンを使っ
て位置決め作業をおこなう場合、微妙な位置調整が難し
かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対処するため
に、例えばユニットを布基礎上に設置する場合のユニッ
トの位置決め手段として、所定の間隔を空けて配置され
た突起を有するプレートを用いていた。そして、そのプ
レートを布基礎上に設置しておき、隣接するユニットの
孔を、それぞれ一方の突起に対して嵌合することによ
り、ユニットを位置決めしてユニット間隔を保持してい
た。
【0004】しかしながら、以上のような方法では、プ
レートを所定の位置に正確に設置する必要があるばかり
でなく、ユニットの孔と突起との位置合わせが難しく面
倒である。すなわち、ユニットを正確に位置決めして、
ユニット間の間隔を確保するためには、ユニットの孔お
よび突起の径をほとんど同一にする必要があり、それら
の位置合わせおよび嵌合には、高い作業精度が要求され
る。そして、このような作業を、クレーンでユニットを
吊下しながらおこなうことは、非常に手間がかかるとい
う問題があった。
【0005】この発明は、上記のような従来技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、隣接するユニット間の間隔を所定の値に
保持することを容易におこなうことができるユニット住
宅の躯体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明においては、複数
のユニットを組合わせて構成するユニット住宅の躯体で
あって、隣接するユニット躯体間の間隔を保持するため
のスペーサをユニット躯体に設けたことを特徴とする。
【0007】このような本発明においては、隣接するユ
ニットの躯体間の間隔を保持するためにスペーサを設け
ているため、孔と突起との位置合わせのような面倒な作
業を要することなく、前記スペーサにより隣接するユニ
ットの間隔を所定の値に容易に確保することができる。
【0008】上記構成において、スペーサをユニットの
躯体の下部に設ければ、例えば、クレーンでユニットを
吊り下げながら設置作業をおこなう場合に、そのスペー
サの位置を確認したりするのに好適である。
【0009】この際、スペーサを柱と梁との交差部に設
ければ、スペーサがユニットの端部に位置することにな
ってその確認が容易になる。しかも、スペーサには隣接
するスペーサとの接触により大きな荷重が作用するが、
柱と梁との交差部は、耐荷重強度が高いために、ユニッ
トの変形等を生じることなく、その荷重に充分耐えるこ
とができる。
【0010】さらに、スペーサを隣接する他の躯体のス
ペーサと接して、それらのスペーサにより躯体間の間隔
を保持するようにすれば、ユニット同士を、スペーサに
より正確に所望の間隔に保持することができる。
【0011】また、前記ユニット住宅の躯体において、
スペーサが、隣接する他のスペーサの斜面に沿う斜面を
有し、それらの両斜面の面接触により前記間隔が保持で
きるようにすれば、斜面の案内作用により、ユニットを
隣接する他のユニットに対して所要の間隔を保つ位置に
導くことができる。
【0012】さらに、前記斜面を上下方向に傾斜させれ
ば、ユニットをクレーン等で降ろすのみで、前述した斜
面の案内作用により所要のユニット間隔を確保できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、この
実施形態のユニット住宅を構成する各ユニット11は、
四隅に立設配置される四本の柱21と、隣接する柱の上
端部間を相互に連結する四本の天井梁22と、隣接する
柱の下端部間を相互に連結する四本の床梁23とによ
り、直方体状の骨組み構造で構成されている。なお、直
方体状の骨組みを構成する各部材は鋼製である。
【0014】図2に示すように、各ユニット11の柱2
1を構成する各側面のうち、隣接するユニット11に面
する側の各面には、スペーサ24が備えられている。こ
のスペーサ24は柱21と床梁23との交差部に溶接に
より固定されている。
【0015】図3に示すように、スペーサ24には、上
向きスペーサ24aと下向きスペーサ24bとの二種類
があり、それぞれ45度の角度で上下方向に傾斜する長
方形状の斜面25a,25bを有している。上向きスペ
ーサ24aは、前記斜面25aが上方を向くように、側
面直角三角形である。下向きスペーサ24bは、前記上
向きスペーサ24aと同形状であるが、上向きスペーサ
24aに対して上下反転している。
【0016】すなわち、隣接するユニット11における
対向するスペーサ24a、24bは、下向き斜面25b
が上向き斜面25aに沿うようになっている。また、各
スペーサ24a、24bは、その下端が各ユニット11
の下端と同じ水平位置になるように設置されている。こ
のようにして、両斜面25a,25bの面接触により、
隣接するユニット11が所定間隔Dを空けて保持される
ことになる。
【0017】さて、図4(a)に示すように、布基礎1
2上に載置されたひとつのユニット11aに対して、隣
接するユニット11bを図示しないクレーンで吊りなが
ら、前記ユニット11aに対して近接した状態で下降さ
せる。そして、図4(b)に示すように、すでに載置さ
れているユニット11aの上向きスペーサ24aの斜面
25aに対して、ユニット11bの下向きスペーサ24
bの斜面25bを当接させることにより、両スペーサ2
4a,24bの斜面25a,25bの案内作用により、
ユニット11bはユニット11aに対して所定間隔Dを
空けた位置に導かれ、布基礎12上に位置決めされると
ともに上下位置も自ずと決まる。
【0018】次に、上記実施形態によって発揮される効
果について説明する。 ・ 隣接するユニット11間の間隔を保持するためのス
ペーサ24がユニット11に設けられているため、前述
した従来構成とは異なり、孔と突起との位置合わせのよ
うな面倒な作業は不要である。従って、隣接するユニッ
ト11の間隔を所定の値に容易に確保することができ、
ユニット11の設置作業が極めて容易でる。
【0019】・ スペーサ24がユニット11の柱21
の下部に設けられているため、クレーン等でユニット1
1を吊り下げながら設置作業をおこなう場合に、作業者
がそのスペーサ24の位置を確認したりするのに好適で
あり、ユニット11の設置作業を容易にすることに貢献
できる。
【0020】・ スペーサ24が柱21と床梁23との
交差部に設けられているため、スペーサ24がユニット
11の端部に位置することになって、作業者によるスペ
ーサ24の位置の確認が容易になる。
【0021】・ スペーサ24には、隣接する他のスペ
ーサ24との接触により大きな荷重が作用するが、スペ
ーサ24が設けられている柱21と床梁23との交差部
は、耐荷重強度が高い。このため、ユニット11に対し
てスペーサ24の部分で、スペーサ24の相互接触によ
り大きな荷重が作用しても、ユニット11の変形等を生
じることがなく、荷重に充分耐えることができる。
【0022】・ 隣接するユニット11における対向す
るスペーサ24a、24bは、下向き斜面25bが上向
き斜面25aに沿うようになっている。そして、それら
の両斜面25a,25bの面接触により、隣接するユニ
ット11の所定間隔Dが保持される。従って、斜面25
a,25b間の面接触に基づく案内作用により、ユニッ
ト11を隣接する他のユニット11に対して所定間隔D
を保つ位置に正確かつ簡単に導くことができ、ユニット
11の設置作業が一層容易になる。
【0023】・ 加えて、前記両斜面25a,25bが
上下方向に傾斜されているため、ユニット11をクレー
ン等で降ろすのみで、前述した斜面25a,25bの案
内作用により所定間隔Dを自ずと確保でき、ユニット設
置作業が極めて容易になる。
【0024】なお、前記実施形態を次のように変更して
構成することもできる。 ・ 前記実施形態では、両スペーサ24a,24bを、
上下方向に傾斜する長方形状の斜面25a,25bを有
する形状とした。これを、図5に示すように、幅が所定
間隔Dで形成される直方体を構成する各面のうち、1頂
点Pを共有するとともに、頂点Paを含まない各対角線
で切断してできる2片(図中、斜面25a,25bに斜
線を付す。)を、それぞれスペーサ24a,24bとす
ること。従って、1頂点Pと、頂点Paを含まない対角
線との間の切断面が、案内面としての斜面25a,25
bになる。この斜面25a,25bは、横方向にも傾斜
しているため、ユニット11を横方向へも案内して、そ
の横方向に位置決めをおこなうことができる。
【0025】・ 前記実施形態では、スペーサ24a,
24bの各斜面25a,25bは一平面として形成され
ていた。これを、図6(a),図6(b)に示すよう
に、両スペーサ24a,24bの各斜面25a,25b
のうち少なくとも一方においては、突出部27が形成さ
れるとともに、他方に突出部27が嵌合される凹部28
を形成すること。このように構成すれば、隣接するユニ
ット11間の所定間隔Dを保持することができるだけで
なく、隣接するユニット11間の位置ずれを確実に防止
できる。
【0026】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、隣接するユニットの躯体間の間隔を保持す
るためにスペーサを設けている。そのため、隣接するユ
ニットの間隔を確実かつ容易に保持できる。
【0027】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の効果に加えて、スペーサが各ユニットの下部に設けら
れているため、例えば、クレーンでユニットを吊り下げ
ながら設置作業をおこなう場合に好適である。
【0028】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2の効果に加えて、スペーサは各ユニットの柱と
梁との交差部に設けられているため、耐荷重機能が向上
する。
【0029】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜3のいずれかの効果に加えて、斜面の面接触により間
隔が保持されるため、ユニット間の間隔を正確に確保で
きる。
【0030】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
の効果に加えて、各スペーサの接触面は斜面であるた
め、ユニットを所要の位置に正確に導くことができる。
請求項6に記載の発明によれば、請求項5の効果に加え
て、前記斜面が上下方向に傾斜されているため、ユニッ
トを降ろすのみでその位置決めができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態のユニット住宅を構成するユニッ
トを示す斜視図。
【図2】 同じく、ユニットの設置状況を示す図。
【図3】 ユニット住宅の躯体に設けられたスペーサを
示す斜視図。
【図4】 ユニットの設置手順を示す図。
【図5】 本実施形態とは別のスペーサを示す斜視図。
【図6】 本実施形態とは別のスペーサを示す斜視図。
【符号の説明】
11…ユニット、21…柱、23…床梁、24…スペー
サ、24a…上向きスペーサ、24b…下向きスペー
サ、25a…上向きスペーサの斜面、25b…下向きス
ペーサの斜面。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のユニットを組合わせて構成するユ
    ニット住宅の躯体であって、 隣接するユニット躯体間の間隔を保持するためのスペー
    サをユニット躯体に設けたことを特徴とするユニット住
    宅の躯体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のユニット住宅の躯体に
    おいて、前記スペーサは、下部に設けられたことを特徴
    とするユニット住宅の躯体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のユニット住宅
    の躯体において、前記スペーサは、柱と梁との交差部に
    設けられたことを特徴とするユニット住宅の躯体。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のユニッ
    ト住宅の躯体において、スペーサは、隣接する他の躯体
    のスペーサと接して、それらのスペーサにより躯体間の
    間隔が保持されることを特徴としたユニット住宅の躯
    体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のユニット住宅の躯体に
    おいて、スペーサは、隣接する他のスペーサの斜面に沿
    う斜面を有し、それらの両斜面の面接触により前記間隔
    が保持されることを特徴としたユニット住宅の躯体。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のユニット住宅の躯体に
    おいて、前記斜面は上下方向に傾斜していることを特徴
    としたユニット住宅の躯体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101125967B1 (ko) * 2009-12-29 2012-03-19 재단법인 포항산업과학연구원 구조물 접합장치 및 이를 포함하는 모듈러 건축물
JP2020016043A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 積水化学工業株式会社 小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造

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JP2020016043A (ja) * 2018-07-24 2020-01-30 積水化学工業株式会社 小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造
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