JPH076262Y2 - スラブ構造 - Google Patents
スラブ構造Info
- Publication number
- JPH076262Y2 JPH076262Y2 JP1988026848U JP2684888U JPH076262Y2 JP H076262 Y2 JPH076262 Y2 JP H076262Y2 JP 1988026848 U JP1988026848 U JP 1988026848U JP 2684888 U JP2684888 U JP 2684888U JP H076262 Y2 JPH076262 Y2 JP H076262Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flat
- slab
- floor
- concentrated
- beams
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、スラブ構造に関するものである。
（従来の技術） 従来から、例えば第７図に示すように複数階の重量倉庫
として、１階は鉄骨鉄筋コンクリート造で、上階をアン
ボンド・フラットスラブ式鉄筋コンクリート造とし、２
階の床スラブＳをスラブ下方に梁B,B1を突出させた在来
工法により施工し、上階の床スラブSaをフラットスラブ
にしているものがある。
として、１階は鉄骨鉄筋コンクリート造で、上階をアン
ボンド・フラットスラブ式鉄筋コンクリート造とし、２
階の床スラブＳをスラブ下方に梁B,B1を突出させた在来
工法により施工し、上階の床スラブSaをフラットスラブ
にしているものがある。
（考案が解決しようとする課題） この従来例によると、２階の床スラブＳはスラブ下方に
縦横に配設してある梁B,B1が突出しているため、この梁
の突出した長さ分だけ、有効階高が低く、そして梁型枠
を組立る必要から型枠の量と手間の増大を招く欠点があ
る。
縦横に配設してある梁B,B1が突出しているため、この梁
の突出した長さ分だけ、有効階高が低く、そして梁型枠
を組立る必要から型枠の量と手間の増大を招く欠点があ
る。
本考案の目的は、従来例に比較して有効階高を高くで
き、施工の能率化と省力化を図ることができるスラブ構
造を提供することにある。
き、施工の能率化と省力化を図ることができるスラブ構
造を提供することにある。
（課題を解決するための手段） 本考案の特徴は、床を偏平梁付きフラットスラブ２構造
とし、一方向の柱５相互間には、上記フラットスラブ厚
さ内にPC鋼線31のみを集中配線した集中配線部３を配設
し、上記方向と直交する他方向の柱５間には、キャピタ
ル６と同厚の鉄骨41入りの偏平梁４が設けてあるところ
にある。
とし、一方向の柱５相互間には、上記フラットスラブ厚
さ内にPC鋼線31のみを集中配線した集中配線部３を配設
し、上記方向と直交する他方向の柱５間には、キャピタ
ル６と同厚の鉄骨41入りの偏平梁４が設けてあるところ
にある。
（作用） 偏平梁４は、集中配線部３と交差する方向の耐震能力が
小さくなるのを抑制する作用をしている。偏平梁４は、
PC鋼線が集中した集中配線部３と異なり、地震時の繰り
返えし力に抵抗できるため、水平抵抗力の必要な方向
（例えば耐力壁がない）に適用すると、より有効であ
る。
小さくなるのを抑制する作用をしている。偏平梁４は、
PC鋼線が集中した集中配線部３と異なり、地震時の繰り
返えし力に抵抗できるため、水平抵抗力の必要な方向
（例えば耐力壁がない）に適用すると、より有効であ
る。
（実施例） 第１図において、建物１は、１階をSRC造で施工し、上
階を従来例と同様に施工してあり、２階の床を本考案の
特徴を示す偏平梁付きフラットスラブ２としてある。
階を従来例と同様に施工してあり、２階の床を本考案の
特徴を示す偏平梁付きフラットスラブ２としてある。
ここで、偏平梁付きフラットスラブ２の具体的構造を、
第２〜５図を参照して説明する。
第２〜５図を参照して説明する。
偏平梁付きフラットスラブ２の厚さ内には、１方向（第
２図上下方向）の柱５…相互間に集中配線部３を設け、
この配線部と直交する他方向の柱５間には偏平梁４を設
けてあり、偏平梁成は、柱５の頭部に形成されたキャピ
タル６の厚さと等しくなっている。
２図上下方向）の柱５…相互間に集中配線部３を設け、
この配線部と直交する他方向の柱５間には偏平梁４を設
けてあり、偏平梁成は、柱５の頭部に形成されたキャピ
タル６の厚さと等しくなっている。
集中配線部３は、各キャピタル６と直交するように柱５
…の１スパン毎に配設してあり、１方向に平行に配線し
た複数のPC鋼線31,…からなる。
…の１スパン毎に配設してあり、１方向に平行に配線し
た複数のPC鋼線31,…からなる。
他方向の偏平梁４は、第3,4図に示すように梁内部にＨ
形鋼梁鉄骨41を配設してあり、これはキャピタル６内で
Ｈ形鋼柱鉄骨51と直交している。
形鋼梁鉄骨41を配設してあり、これはキャピタル６内で
Ｈ形鋼柱鉄骨51と直交している。
キャピタル６内には、第3,5図に示すように柱鉄骨51に
対して上記梁鉄骨41に直交するようにＨ形鋼補強鉄骨７
を設けてある。この補強鉄骨の上フランジ71のみを集中
配線部３の配線方向に沿ってスラブ２内に通してあり、
これを鉄骨建方用に利用する。なお、フランジであるプ
レートに代えてアングルでもよい。
対して上記梁鉄骨41に直交するようにＨ形鋼補強鉄骨７
を設けてある。この補強鉄骨の上フランジ71のみを集中
配線部３の配線方向に沿ってスラブ２内に通してあり、
これを鉄骨建方用に利用する。なお、フランジであるプ
レートに代えてアングルでもよい。
また、偏平梁４と平行に等間隔に配設したPC鋼線８があ
る。
る。
上例では、柱５の頭部付近に鉄骨41,7が位置しているた
め、パンチング耐力を増大させることができる。
め、パンチング耐力を増大させることができる。
本考案は、例えば第６図に示すような柱５の配置が不規
則な建物においても適用できる。この例では、１方向の
集中配線部３は柱の配置が不規則である分だけ屈曲する
ことになる。この例では、特に集合住宅等において、プ
ランが不規則で耐震壁が１方向に片寄っている建物に極
めて効果が高い。
則な建物においても適用できる。この例では、１方向の
集中配線部３は柱の配置が不規則である分だけ屈曲する
ことになる。この例では、特に集合住宅等において、プ
ランが不規則で耐震壁が１方向に片寄っている建物に極
めて効果が高い。
（考案の効果） 以上説明したように本考案によれば、従来例に比較して
有効階高を高くでき、スラブ下に偏平梁以外の梁を縦横
に設ける必要がないので、施工の能率化と省力化を図る
ことができる。また柱プランの不規則な建物にも、偏平
梁付きフラットスラブ構造が使用できる。
有効階高を高くでき、スラブ下に偏平梁以外の梁を縦横
に設ける必要がないので、施工の能率化と省力化を図る
ことができる。また柱プランの不規則な建物にも、偏平
梁付きフラットスラブ構造が使用できる。
第１図は断面図、 第２図は集中配線部と偏平梁との配置関係を示す平面
図、 第３図は柱梁部の拡大平面断面図、 第４図は第３図IV−IV線断面図、 第５図は第３図Ｖ−Ｖ線断面図、 第６図は集中配線部の配線の他の例を示す平面図、 第７図は従来例を示す断面図である。 ２……フラットスラブ、３……集中配線部、31……PC鋼
線、４……偏平梁、41……梁鉄骨。 ５……柱、６……キャピタル。
図、 第３図は柱梁部の拡大平面断面図、 第４図は第３図IV−IV線断面図、 第５図は第３図Ｖ−Ｖ線断面図、 第６図は集中配線部の配線の他の例を示す平面図、 第７図は従来例を示す断面図である。 ２……フラットスラブ、３……集中配線部、31……PC鋼
線、４……偏平梁、41……梁鉄骨。 ５……柱、６……キャピタル。
Claims (1)
- 【請求項１】床を偏平梁（４）付きフラットスラブ
（２）構造とし、 一方向の柱（５）相互間には、上記フラットスラブ厚さ
内にPC鋼線（31）のみを集中配線した集中配線部（３）
を配設し、 上記方向と直交する他方向の柱（５）間には、キャピタ
ル（６）と同厚の鉄骨（41）入りの偏平梁（４）が設け
てある ことを特徴とするスラブ構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988026848U JPH076262Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | スラブ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988026848U JPH076262Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | スラブ構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01131713U JPH01131713U (ja) | 1989-09-07 |
| JPH076262Y2 true JPH076262Y2 (ja) | 1995-02-15 |
Family
ID=31248843
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988026848U Expired - Lifetime JPH076262Y2 (ja) | 1988-03-02 | 1988-03-02 | スラブ構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH076262Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6210768B2 (ja) * | 2013-07-18 | 2017-10-11 | 株式会社竹中工務店 | 構造物 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59134261A (ja) * | 1983-01-19 | 1984-08-01 | 清水建設株式会社 | スラブ形成方法 |
| JPS6037352A (ja) * | 1983-08-10 | 1985-02-26 | 株式会社大林組 | 床構造 |
-
1988
- 1988-03-02 JP JP1988026848U patent/JPH076262Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01131713U (ja) | 1989-09-07 |
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