JP2020016043A - 小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組立作業性を向上させた、床を備えた小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造を提供する。【解決手段】 床を備えた小屋裏ユニット5の製造方法である。この小屋裏ユニット5の製造方法は、壁パネル10を連結する壁パネル連結工程と、壁パネル連結工程後に、天井パネル20を壁パネル10に取り付ける天井パネル取付工程と、天井パネル取付工程後に、屋根パネル30を壁パネル10に取り付ける屋根パネル取付工程と、屋根パネル取付工程後に、床パネル40を壁パネル10に取り付ける床パネル取付工程と、を含む。【選択図】図16

Description

本発明は、床を備えた小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造に関するものである。
従来、屋根と天井との間に小屋裏を設けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、たる木や桁側屋根継梁等が組まれた屋根枠組に屋根面材を取着してなる屋根パネルと、天井根太や桁側天井継梁等が組まれた天井枠組に天井面材を取着してなる天井パネルとが、互いに離隔状態で上下に相対向配置されてなると共に、トラス構造に組み込まれた斜材及び垂直材を介して、接合一体化されてなる天井付き屋根ユニットが開示されている。
特開平9−013570号公報
しかしながら、特許文献1の天井付き屋根ユニットは、床を備えていない。そのため、例えば小屋裏を小屋裏収納空間とする場合、床を天井付き屋根ユニットに取り付ける必要があり、組立作業性が悪い、という問題がある。
そこで、本発明は、組立作業性を向上させた、床を備えた小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の小屋裏ユニットの製造方法は、床を備えた小屋裏ユニットの製造方法であって、壁パネルを連結する壁パネル連結工程と、前記壁パネル連結工程後に、天井パネルを前記壁パネルに取り付ける天井パネル取付工程と、前記天井パネル取付工程後に、屋根パネルを前記壁パネルに取り付ける屋根パネル取付工程と、前記屋根パネル取付工程後に、床パネルを前記壁パネルに取り付ける床パネル取付工程と、を含むことを特徴とする。
ここで、本発明の小屋裏ユニットの製造方法は、前記天井パネル取付工程では、前記天井パネルを直下から支持する仮支持具を使用してもよい。
また、本発明の小屋裏ユニットの製造方法は、前記床パネルには、前記床パネル取付工程の前に、内装材が取り付けられてもよい。
また、本発明の小屋裏ユニットの製造方法は、前記床パネルの側面には、前記床パネルの外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有するスペーサを備え、前記床パネル取付工程では、前記壁パネルは、前記床パネルの上方から、前記スペーサを介して、前記床パネルの前記側面に取り付けられてもよい。
また、本発明の小屋裏ユニットの床構造は、床パネルと、壁パネルとを備える小屋裏ユニットの床構造であって、前記床パネルの側面と、前記壁パネルの内壁との間に、前記床パネルの外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有するスペーサを備えてもよい。
このように構成された本発明の小屋裏ユニットの製造方法では、壁パネルを連結する壁パネル連結工程と、前記壁パネル連結工程後に、天井パネルを前記壁パネルに取り付ける天井パネル取付工程と、前記天井パネル取付工程後に、屋根パネルを前記壁パネルに取り付ける屋根パネル取付工程と、前記屋根パネル取付工程後に、床パネルを前記壁パネルに取り付ける床パネル取付工程と、を含むことで、床パネル取付工程の前に、天井パネル取付工程と屋根パネル取付工程を実施することができる。そのため、天井パネル取付工程と屋根パネル取付工程において、天井パネルの下方のスペースを有効活用して、小屋裏ユニットの組立作業性を向上させることができる。
また、本発明の小屋裏ユニットの製造方法では、前記天井パネル取付工程では、前記天井パネルを直下から支持する仮支持具を使用することで、工場のフロアに仮支持具を配置することができるため、天井パネル取付工程の作業性を向上させることができる。
また、本発明の小屋裏ユニットの製造方法では、前記床パネルには、前記床パネル取付工程の前に、内装材が取り付けられることで、床パネルに取り付けられた内装材を汚すことなく、工場で小屋裏ユニットを組み立てることができ、作業の効率化を図ることができる。
また、本発明の小屋裏ユニットの製造方法では、前記床パネルの側面には、前記床パネルの外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有するスペーサを備え、前記床パネル取付工程では、前記壁パネルは、前記床パネルの上方から、前記スペーサを介して、前記床パネルの前記側面に取り付けられることで、壁パネルを傾斜部に沿わして、床パネルに取り付けることができる。そのため、壁パネルを、床パネルの所望の位置に、容易に配置することができ、取付作業性を向上させることができる。
さらに、本発明の小屋裏ユニットの床構造は、床パネルと、壁パネルとを備える小屋裏ユニットの床構造であって、前記床パネルの側面と、前記壁パネルの内壁との間に、前記床パネルの外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有するスペーサを備えることで、壁パネルを床パネルに取り付ける際に、スペーサの傾斜部をガイドとして機能させることができる。そのため、床パネルの壁パネルへの取付作業性を向上させることができる。
実施例1のユニット建物の構成を示す側面図である。 実施例1の小屋裏ユニットの壁パネルの構成を示す分解斜視図である。 実施例1の小屋裏ユニットの天井パネルの構成を示す分解斜視図である。 実施例1の小屋裏ユニットの屋根パネルの構成を示す斜視図である。 実施例1の小屋裏ユニットの床パネルの構成を示す斜視図である。 実施例1の床パネルに取り付けられたスペーサの構成を示す斜視図である。 実施例1の壁パネルと床パネルの取付構造を示す断面図である。 実施例1の壁パネルと天井パネルの取付構造を示す断面図である。 実施例1の天井パネル取付工程で使用する第1ジグを示す斜視図である。 実施例1の天井パネル取付工程で使用する第2ジグを示す斜視図である。 実施例1の天井パネル取付工程を示す断面図である。 実施例1の天井パネル取付工程を示す分解斜視図である。 実施例1の天井パネル取付工程を示す分解斜視図である。 実施例1の屋根パネル取付工程を示す分解斜視図である。 実施例1の屋根パネル取付工程を示す斜視図である。 実施例1の床パネル取付工程を示す分解斜視図である。 実施例1の床パネル取付工程を説明する断面図である。 実施例1の床パネル取付工程を説明する断面図である。
以下、本発明による小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造を実現する実施形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造は、例えば、工場で予め製造された建物ユニットを建築現場へ搬送して、建築現場で複数の建物ユニットを並べて組み立てることによって構築する木造枠組壁構法のユニット建物に適用される。
[ユニット建物の構成]
図1は、実施例1のユニット建物の構成を示す側面図である。以下、図1に基づいて、実施例1のユニット建物の構成を説明する。
ユニット建物1は、図1に示すように、基礎2の上に、下階の建物ユニット3が設置され、下階の建物ユニット3の上に上階の建物ユニット4が設置され、上階の建物ユニット4の上に小屋裏ユニット5と屋根ユニット6が設置されるものとなっている。
建物ユニット3,4は、枠組に面材が取り付けられた床パネルと壁パネルとからなる。壁パネルは、床パネルの側縁に沿って取り付けられる。
[小屋裏ユニットの構成]
図2は、実施例1の小屋裏ユニットの壁パネルの構成を示す分解斜視図である。図3は、実施例1の小屋裏ユニットの天井パネルの構成を示す分解斜視図である。図4は、実施例1の小屋裏ユニットの屋根パネルの構成を示す斜視図である。図5は、実施例1の小屋裏ユニットの床パネルの構成を示す斜視図である。図6は、実施例1の床パネルに取り付けられたスペーサの構成を示す斜視図である。以下、図1〜図6に基づいて、実施例1の小屋裏ユニット5の構成を説明する。なお、ユニット建物1の長手方向を桁方向Xとし、ユニット建物1の長手方向と直交する方向を妻方向Yとし、上下の方向を上下方向Zとする。
小屋裏ユニット5は、図1に示すように、床パネル40と、床パネル40の側面(外縁)に取り付けられる壁パネル10と、壁パネル10に取り付けられる天井パネル20と、天井パネル20より上方に設けられる屋根パネル30と、を備える。床パネル40と、壁パネル10と、天井パネル20とで囲まれた空間は、小屋裏収納空間Vとなる。
(壁パネルの構成)
壁パネル10は、図2に示すように、桁側に対向して配置される一対の桁側壁パネル11と、妻側に対向して配置される一対の妻側壁パネル12と、を備える。
桁側壁パネル11は、上弦材11aと、下弦材11bと、上弦材11aと下弦材11bとを接続する束材11cと、束材11cに取り付けられる壁面材11dと、で形成される。
上弦材11aは、桁側壁パネル11の上端を形成する。下弦材11bは、桁側壁パネル11の下端を形成する。
束材11cは、上下方向Zに延在する複数の縦束材と、斜め方向に延在する複数の斜め束材とでトラス状に形成される。
壁面材11dは、例えば石膏ボードで形成される。壁面材11dは、小屋裏収納空間Vに面するように、束材11cに取り付けられる。壁面材11dには、壁面材11d間の段差をなくすためのパテ処理が施されている。
妻側壁パネル12は、上枠材12aと、下枠材12bと、上枠材12aと下枠材12bとを接続する縦材12cと、縦材12cに取り付けられる壁面材12dと、縦材12cを下方で補強する下側補強材12eと、縦材12cを上方で補強する上側補強材12fと、で形成される。
上枠材12aは、妻側壁パネル12の上端を形成する。下枠材12bは、妻側壁パネル12の下端を形成する。
縦材12cは、複数設けられ、上枠材12aと下枠材12bとの間に架け渡される。壁面材12dは、例えば石膏ボードで形成される。壁面材12dは、小屋裏収納空間Vに面するように、縦材12cに取り付けられる。壁面材12dには、壁面材12d間の段差をなくすためのパテ処理が施されている。
下側補強材12eは、妻側壁パネル12の下側で、各縦材12c間に架け渡される。上側補強材12fは、妻側壁パネル12の上側で、各縦材12c間に架け渡される。
(天井パネルの構成)
天井パネル20は、図3に示すように、水平に配置された水平天井パネル21と、水平天井パネル21に対して傾斜した傾斜天井パネル22,23と、を備える。
水平天井パネル21は、水平天井パネル21の縁部に配置された4つの枠材21aと、枠材21a間に架け渡された複数の補強材21bと、枠材21aと補強材21bとに取り付けられた天井面材21cと、を備える。
4つの枠材21aは、互いに連結されて枠組を形成する。対向する2つの枠材21a間には、複数の補強材21bが架け渡される。
天井面材21cは、例えば石膏ボードで形成される。天井面材21cは、小屋裏収納空間Vに面するように、枠材21aと補強材21bとに取り付けられる。天井面材21cには、天井面材21c間の段差をなくすように、パテ処理が施されている。
傾斜天井パネル22と傾斜天井パネル23は、水平天井パネル21の桁側に対向するように配置される。なお、傾斜天井パネル22と、傾斜天井パネル23とは、水平天井パネル21に垂直な面に対して、対称形状であるため、傾斜天井パネル22について説明し、傾斜天井パネル23については、対応する拡張符号(23a〜23d)を付して詳細な記載を省略する。
傾斜天井パネル22は、傾斜天井パネル22の縁部に配置された4つの枠材22aと、枠材22a間に架け渡された複数の補強材22bと、枠材22aと補強材22bとに取り付けられた天井面材22cと、枠材22aに取り付けられた引っ掛け部22dと、を備える。
4つの枠材22aは、互いに連結されて枠組を形成する。対向する2つの枠材22a間には、複数の補強材22bが架け渡される。
天井面材22cは、例えば石膏ボードで形成される。天井面材22cは、小屋裏収納空間Vに面するように、枠材22aと補強材22bとに取り付けられる。天井面材22cには、天井面材22c間の段差をなくすように、パテ処理が施されている。
引っ掛け部22dは、矩形の板状に形成される。引っ掛け部22dは、天井面材22cの上端部に形成された枠材22aに、例えば2つ取り付けられる。引っ掛け部22dは、傾斜天井パネル22の外縁から飛び出して形成される。
(屋根パネル)
屋根パネル30は、図4に示すように、桁方向Xに延在する棟木31と、棟木31に取り付けられる垂木32と、垂木32の上面に取り付けられる野地板33と、垂木32に取り付けられる吊木34と、で構成される。
垂木32は、屋根の勾配に沿った傾斜した姿勢で、桁方向Xに並んで複数配置される。垂木32の一方の端部は、棟木31に固定される。
吊木34は、各垂木32に取り付けられる。吊木34は、水平天井パネル21と、傾斜天井パネル22,23とに固定されて、水平天井パネル21と、傾斜天井パネル22,23とを上方から吊り支える。野地板33は、垂木32の上面に取り付けられる。野地板33には、防水シートを取り付けてもよい。
(床パネル)
床パネル40は、床パネル40の縁部に配置された4つの枠材40aと、枠材40a間に架け渡された複数の補強材40bと、枠材40aと補強材40bとに取り付けられた床面材40cと、枠材40aの外周面に取り付けられたスペーサ50と、を備える。
4つの枠材40aは、互いに連結されて枠組を形成する。対向する2つの枠材40a間には、複数の補強材40bが架け渡される。
床面材40cは、例えば石膏ボードで形成される。床面材40cは、小屋裏収納空間Vに面するように、枠材40aと補強材40bとに取り付けられる。床面材40cには、床面材40c間の段差をなくすように、パテ処理が施されている。また、床面材40cには、フローリングやカーペット等の内装材40dが取り付けられている。
スペーサ50は、床パネル40を囲むように、4つの枠材40aの外周面に設けられる。すなわち、スペーサ50は、床パネル40の側面に設けられる。
スペーサ50の下端部50aは、床パネル40の枠材40aの下端に揃えられて、枠材40aに取り付けられる。スペーサ50の上端には、スペーサ50の内壁面から外壁面に向かって、斜め下方に傾斜する傾斜部50bが形成される。すなわち、傾斜部50bは、床パネル40の外側に向かって斜め下方に傾斜する。スペーサ50の傾斜部50bは、上下方向Zで、床パネル40の枠材40aの高さより、低く形成される。
(壁パネルと床パネルの取付構造)
図7は、実施例1の壁パネル10と床パネル40の取付構造を示す断面図である。以下、図7に基づいて、実施例1の壁パネルと床パネルの取付構造を説明する。なお、壁パネル10と床パネル40の取付構造は、桁側壁パネル11と妻側壁パネル12とで同様の構造となるため、桁側壁パネル11と床パネル40の取付構造について説明する。
桁側壁パネル11の下弦材11bは、スペーサ50を介して、床パネル40の枠材40aに、例えば、釘Sによって取り付けられる。スペーサ50は、厚み(幅)Wを有する。そのため、スペーサ50の上方であって、床パネル40の側面と、桁側壁パネル11の内壁面との間には、幅Wの隙間Gが形成される。
壁面材11dの下端部は、隙間Gに収容される。このため、床面材40cを壁面材11dに突付けすることができ、床面材40cと壁面材11dとの見切り部を綺麗に見せることができる。
(壁パネルと天井パネルの取付構造)
図8は、実施例1の壁パネル10と天井パネル20の取付構造を示す断面図である。以下、図8に基づいて、実施例1の壁パネル10と天井パネル20の取付構造を説明する。なお、傾斜天井パネル22と、傾斜天井パネル23とは、同様の取付構造となるため、傾斜天井パネル22について説明する。
傾斜天井パネル22の引っ掛け部22dが、水平天井パネル21の枠材21aの上面に引っ掛けられる。傾斜天井パネル22の上端の枠材22aは、水平天井パネル21の枠材21aに、例えば釘Sによって、固定される。
傾斜天井パネル22の下端の枠材22aは、桁側壁パネル11に、例えば釘Sによって、固定される。
水平天井パネル21の天井面材21cと、傾斜天井パネル22の天井面材22cとの合わせ部には、気密テープTが貼り付けられる。傾斜天井パネル22の天井面材22cと、桁側壁パネル11の壁面材11dとの合わせ部には、気密テープTが貼り付けられる。
[小屋裏ユニットの組立方法]
図9は、実施例1の天井パネル取付工程で使用する第1ジグを示す斜視図である。図10は、実施例1の天井パネル取付工程で使用する第2ジグを示す斜視図である。図11は、実施例1の天井パネル取付工程を示す断面図である。図12は、実施例1の天井パネル取付工程を示す分解斜視図である。図13は、実施例1の天井パネル取付工程を示す分解斜視図である。図14は、実施例1の屋根パネル取付工程を示す分解斜視図である。図15は、実施例1の屋根パネル取付工程を示す斜視図である。図16は、実施例1の床パネル取付工程を示す分解斜視図である。図17は、実施例1の床パネル取付工程を説明する断面図である。図18は、実施例1の床パネル取付工程を説明する断面図である。以下、図2,図9〜図18に基づいて、実施例1の小屋裏ユニットの組立方法を説明する。
(壁パネル連結工程)
壁パネル連結工程では、図2に示すように、桁側壁パネル11の側部と、妻側壁パネル12の側部とを、例えば釘によって、連結する。
(天井パネル取付工程)
天井パネル取付工程では、仮支持具としての第1ジグ91と第2ジグ92を使用する。第1ジグ91は、図9に示すように、上下方向Zに延在する本体91aと、本体91aの下端に取り付けられる土台91bと、本体91aの上端に取り付けられる支持部91cと、を備える。第1ジグ91は、工場のフロアに置かれて、水平天井パネル21を支持する。
第2ジグ92は、図10に示すように、上下方向Zに延在する取付面を有する板状の土台92aと、土台92aの取付面に固定される支持部92bと、を備える。第2ジグ92は、桁側壁パネル11の壁面材11dに仮固定され、傾斜天井パネル22,23を支持する。
天井パネル取付工程では、図11に示すように、壁パネル10で囲まれた空間であって、工場のフロアに、第1ジグ91を設置する。また、桁側壁パネル11の壁面材11dに第2ジグ92を仮固定する。次いで、図11及び図12に示すように、水平天井パネル21を、第1ジグ91の支持部91cに載置する。
次いで、図11及び図13に示すように、傾斜天井パネル22,23の上端にある引っ掛け部22d,23dを、水平天井パネル21の枠材21aに引っ掛けると共に、傾斜天井パネル22,23の下端を第2ジグ92の支持部92bに載置する。
次いで、傾斜天井パネル22,23の上端の枠材22a,23aを、水平天井パネル21の枠材21aに、例えば釘Sによって、固定する。傾斜天井パネル22,23の下端の枠材22a,23aを、桁側壁パネル11に、例えば釘Sによって、固定する。次いで、第1ジグ91と、第2ジグ92を撤去する。
(屋根パネル取付工程)
屋根パネル取付工程では、図14に示すように、垂木32の一方の端部を棟木31に固定し、他方の端部を上弦材11aに固定する。次いで、吊木34を水平天井パネル21と傾斜天井パネル22,23とに固定する。次いで、断熱材Fを水平天井パネル21と傾斜天井パネル22,23の上面に敷く。断熱材Fは、2層以上にしてもよい。次いで、図15に示すように、野地板33を垂木32の上面に取り付ける。これにより、小屋裏サブユニット5Aが形成される。
(床パネル取付工程)
床パネル取付工程では、図16に示すように、土台93に床パネル40を載置する。次いで、小屋裏サブユニット5Aをクレーンで吊上げて、床パネル40の上方に移動する。
次いで、図17に示すように、小屋裏サブユニット5Aを下降させる。この際、壁パネル10の内壁を、スペーサ50の傾斜部50bに沿わして、壁パネル10を床パネル40に対して、所望の位置に配置する。
次いで、図18に示すように、桁側壁パネル11の下弦材11bを、スペーサ50を介して、床パネル40の枠材40aに、釘Sによって取り付ける。以上の工程を経て、小屋裏ユニット5が組み立てられる。
次に、実施例1の小屋裏ユニット5の製造方法及び小屋裏ユニット5の床構造の作用を説明する。実施例1の小屋裏ユニット5の製造方法は、床を備えた小屋裏ユニット5の製造方法である。この小屋裏ユニット5の製造方法は、壁パネル10を連結する壁パネル連結工程と、壁パネル連結工程後に、天井パネル20を壁パネル10に取り付ける天井パネル取付工程と、天井パネル取付工程後に、屋根パネル30を壁パネル10に取り付ける屋根パネル取付工程と、屋根パネル取付工程後に、床パネル40を壁パネル10に取り付ける床パネル取付工程と、を含む(図2,図12〜図16)。
これにより、床パネル取付工程の前に、天井パネル取付工程と屋根パネル取付工程を実施することができる。そのため、天井パネル取付工程と屋根パネル取付工程において、天井パネル20の下方のスペースを有効活用することができる。その結果、小屋裏ユニット5の組立作業性を向上させることができる。
実施例1の小屋裏ユニット5の製造方法は、天井パネル取付工程では、天井パネル20を直下から支持する仮支持具(第1ジグ91)を使用する(図11)。
これにより、天井パネル取付工程では、天井パネル20の直下に床パネル40がまだ取り付けられていないことから、工場のフロアに仮支持具(第1ジグ91)を配置することができる。そのため、天井パネル取付工程の作業性を向上させることができる。
実施例1の小屋裏ユニット5の製造方法は、床パネル40には、床パネル取付工程の前に、内装材40dが取り付けられている(図5)。
これにより、床パネル40に取り付けられた内装材40dを汚すことなく、工場で小屋裏ユニット5を組み立てることができる。そのため、工事現場で内装材40dを取り付ける必要がなくなり、作業の効率化を図ることができる。
実施例1の小屋裏ユニット5の製造方法は、床パネル40の側面には、床パネル40の外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部50bを有するスペーサ50を備え、床パネル取付工程では、壁パネル10は、床パネル40の上方から、スペーサ50を介して、床パネル40の側面に取り付けられる(図17及び図18)。
これにより、壁パネル10を傾斜部50bに沿わして、壁パネル10を床パネル40に取り付けることができる。そのため、壁パネル10を、床パネル40の所望の位置に、容易に配置することができる。その結果、壁パネル10の床パネル40への取付作業性を向上させることができる。
実施例1の小屋裏ユニット5の製造方法は、床パネル40を壁パネル10に取り付けた小屋裏ユニット5の床構造であって、床パネル40の側面と、壁パネル10の内壁との間に、床パネル40の外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部50bを有するスペーサ50を備える(図7)。
これにより、壁パネル10を床パネル40に取り付ける際に、スペーサ50の傾斜部50bをガイドとして機能させることができる。そのため、床パネル40の壁パネル10への取付作業性を向上させることができる。また、壁パネル10の内壁と、床パネル40の側面との間に、スペーサ50を配置することで、隙間Gを形成することができる。そのため、隙間Gに、壁面材11dの端部を収めることができる。
以上、本発明の小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造を実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、スペーサ50の上端に、スペーサ50の内壁面から外壁面に向かって、斜め下方に傾斜する傾斜部50bが形成される例を示した。しかし、スペーサとしては、スペーサの上面が傾斜面(傾斜部)を形成する断面三角形状に形成されてもよい。
実施例1では、本発明の小屋裏ユニットの製造方法及び小屋裏ユニットの床構造を、切妻屋根のユニット建物に適用する例を示した。しかし、本発明の小屋裏ユニットは、この態様に限定されず、寄棟屋根や、入母屋屋根や、型流れ屋根などに適用することができる。
1 ユニット建物
5 小屋裏ユニット
10 壁パネル
20 天井パネル
30 屋根パネル
40 床パネル
40d 内装材
50 スペーサ
50b 傾斜部
91 第1ジグ(仮支持具の一例)

Claims (5)

  1. 床を備えた小屋裏ユニットの製造方法であって、
    壁パネルを連結する壁パネル連結工程と、
    前記壁パネル連結工程後に、天井パネルを前記壁パネルに取り付ける天井パネル取付工程と、
    前記天井パネル取付工程後に、屋根パネルを前記壁パネルに取り付ける屋根パネル取付工程と、
    前記屋根パネル取付工程後に、床パネルを前記壁パネルに取り付ける床パネル取付工程と、を含む
    ことを特徴とする、小屋裏ユニットの製造方法。
  2. 前記天井パネル取付工程では、前記天井パネルを直下から支持する仮支持具を使用する
    ことを特徴とする、請求項1に記載の小屋裏ユニットの製造方法。
  3. 前記床パネルには、前記床パネル取付工程の前に、内装材が取り付けられている
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の小屋裏ユニットの製造方法。
  4. 前記床パネルの側面には、前記床パネルの外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有するスペーサを備え、
    前記床パネル取付工程では、前記壁パネルは、前記床パネルの上方から、前記スペーサを介して、前記床パネルの前記側面に取り付けられる
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか一項に記載の小屋裏ユニットの製造方法。
  5. 床パネルを壁パネルに取り付けた小屋裏ユニットの床構造であって、
    前記床パネルの側面と、前記壁パネルの内壁との間に、前記床パネルの外側に向かって斜め下方に傾斜する傾斜部を有するスペーサを備える
    ことを特徴とする、小屋裏ユニットの床構造。
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