JP2000288965A - 測定装置および機械の誤差補正方法 - Google Patents

測定装置および機械の誤差補正方法

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JP2000288965A JP11094387A JP9438799A JP2000288965A JP 2000288965 A JP2000288965 A JP 2000288965A JP 11094387 A JP11094387 A JP 11094387A JP 9438799 A JP9438799 A JP 9438799A JP 2000288965 A JP2000288965 A JP 2000288965A
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哲也 松下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータによってエンドエフェクタの
位置及び姿勢を制御する機械のエンドエフェクタの位置
及び姿勢の測定装置、及びその誤差を補正する誤差補正
方法を提供する。 【解決手段】 測定基準となる基台1の上に3つ以上の
自在継手固定部材2が取り付けられ、夫々の自在継手固
定部材2には自在継手として鋼球3が固定され、自在継
手固定部材9には自在継手としての鋼球5が固定され、
他の部材に支えられた被測定物7に自在継手固定部材4
が取り付けられ、測長装置6は鋼球B3と鋼球5の間に
取り付けられている。このような測定装置を用いて、エ
ンドエフェクタの位置及び姿勢の測定値を基に機械にお
ける機構の幾何学的誤差を推定して補正し、エンドエフ
ェクタの位置及び姿勢の誤差を補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の位置も
しくは位置及び姿勢を測定することができる測定装置
と、アクチュエータによりエンドエフェクタの位置及び
姿勢を制御する機械のエンドエフェクタの位置もしくは
位置及び姿勢の誤差の補正方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】工作機械やロボットなどアクチュエータに
よって、主軸、工具、ハンド、その他(以下まとめてエ
ンドエフェクタという)の位置及び姿勢を制御する機械
において、その機構の幾何学的な誤差をゼロにする、あ
るいは測定することは非常に困難であり、その誤差の影
響によりエンドエフェクタの位置及び姿勢には誤差が含
まれていた。このエンドエフェクタの位置及び姿勢の誤
差を補正するために、特開平4−211806号では、
複数の既知の基準点を有する治具にロボットのエンドエ
フェクタを位置合わせし、ロボットに付設した位置検出
器によりその時の位置を検出し、検出した位置と予め測
定されている基準位置とのずれより前記ロボットの機構
の幾何学的な誤差を推定して、この誤差を補正すること
により前記エンドエフェクタの位置及び姿勢の誤差を補
正している。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかし、前記ロボッ
トのエンドエフェクタの位置及び姿勢の誤差の補正にお
いては、前記治具を高精度に製作する必要があり、又、
前記ロボットのエンドエフェクタを前記治具に高精度に
位置合わせすることが難しいという問題があった。ま
た、前記エンドエフェクタのような他の部材に支えられ
た被測定物の位置及び姿勢を測定するコンパクトな測定
装置がなかった。
【0004】本発明は従来技術の有するこのような問題
点に鑑みなされたものであり、その第1の目的は、他の
部材に支えられた被測定物の位置もしくは位置及び姿勢
の測定をすることができる高精度でコンパクトな測定装
置を提供することである。
【0005】また、本発明の第2の目的は、アクチュエ
ータによってエンドエフェクタの位置及び姿勢を制御す
ることができる機械において、エンドエフェクタと本機
固定部の距離あるいはエンドエフェクタの位置もしくは
位置及び姿勢の測定をすることができる測定装置による
測定値に基づいて、前記機械の機構の幾何学的誤差を推
定して補正し、前記エンドエフェクタの位置及び姿勢の
誤差を補正する誤差補正方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、第1の自在継手と、前記第1の
自在継手を取り付け可能な第1固定部材と、3つ以上の
前記第1固定部材を取り付けた基台と、第2の自在継手
と、被測定物へ取り付けられ前記第2の自在継手を取り
付け可能な第2固定部材と、前記第1固定部材を介し基
台に取付けられた3つ以上の第1の自在継手と前記第2
固定部材を介し被測定物に取付けられた第2の自在継手
の間に取り付けられる測長装置とを備えたものである。
【0007】請求項2の発明は、第1の自在継手と、前
記第1の自在継手を取り付け可能な第1固定部材と、基
台に載置され前記第1固定部材を取り付け可能で平面上
を任意に位置決め可能なテーブルと、前記テーブルを位
置決め駆動する駆動装置と、前記テーブルの位置を検出
する検出装置と、第2の自在継手と、被測定物へ取り付
けられ前記第2の自在継手を取り付け可能な第2固定部
材と、前記第1固定部材を介しテーブルに取付けられた
第1の自在継手と前記第2固定部材を介し被測定物に取
付けられた第2の自在継手の間に取り付けられる測長装
置とを備えたものである。
【0008】請求項3の発明は、第1の自在継手と、前
記第1の自在継手を取り付け可能な第1固定部材と、3
つ以上の前記第1固定部材を取り付けた基台と、第2の
自在継手と、被測定物へ取り付けられ前記第2の自在継
手を3つ以上取り付け可能な第2固定部材と、前記第1
固定部材を介し基台に取付けられた3つ以上の第1の自
在継手と前記第2固定部材を介し被測定物に取付けられ
た3つ以上の第2の自在継手の間に取り付けられる測長
装置とを備えたものである。
【0009】請求項4の発明は、第1の自在継手と、前
記第1の自在継手を取り付け可能な第1固定部材と、基
台に載置され前記第1固定部材を取り付け可能で平面上
を任意に位置決め可能なテーブルと、前記テーブルを位
置決め駆動する駆動装置と、前記テーブルの位置を検出
する検出装置と、第2の自在継手と、被測定物へ取り付
けられ前記第2の自在継手を3つ以上取り付け可能な第
2固定部材と、前記第1固定部材を介しテーブルに取付
けられた第1の自在継手と前記第2固定部材を介し被測
定物に取付けられた3つ以上の第2の自在継手の間に取
り付けられる測長装置とを備えたものである。
【0010】請求項5の発明は、第1の自在継手と、前
記第1の自在継手を取り付け可能な第1固定部材と、3
つ以上の前記第1固定部材を取り付けた基台と、第2の
自在継手と、被測定物へ回転割出し可能に取り付けられ
前記第2の自在継手を回転中心軸に対して偏心させて取
り付け可能な第2固定部材と、前記第1固定部材を介し
基台に取付けられた3つ以上の第1の自在継手と前記第
2固定部材を介し被測定物に取付けられた第2の自在継
手の間に取り付けられる測長装置とを備えたものであ
る。
【0011】請求項6の発明は、第1の自在継手と、前
記第1の自在継手を取り付け可能な第1固定部材と、基
台に載置され前記第1固定部材を取り付け可能で平面上
を任意に位置決め可能なテーブルと、前記テーブルを位
置決め駆動する駆動装置と、前記テーブルの位置を検出
する検出装置と、第2の自在継手と、被測定物へ回転割
出し可能に取り付けられ前記第2の自在継手を回転中心
軸に対して偏心させて取り付け可能な第2固定部材と、
前記第1固定部材を介しテーブルに取付けられた第1の
自在継手と前記第2固定部材を介し被測定物に取付けら
れた第2の自在継手の間に取り付けられる測長装置とを
備えたものである。
【0012】請求項7の発明は、基台と、基台に対し移
動位置決め可能に設けられたエンドエフェクタとの指令
値と実際の位置との誤差を補正する方法であって、前記
エンドエフェクタを任意の複数の位置に位置決めしエン
ドエフェクタ上の1点と基台上の1点との距離を測定
し、任意の複数の位置における2点間の距離の測定値と
指令値との差が最も小さくなるように前記機構の幾何学
的誤差を推定し、この幾何学的誤差を補正値とすること
により、エンドエフェクタの位置及び姿勢の誤差を補正
するものである。
【0013】請求項8の発明は、基台と、基台に対し移
動位置決め可能に設けられたエンドエフェクタとの指令
値と実際の位置との誤差を補正する方法であって、前記
エンドエフェクタを任意の複数の位置に位置決めしエン
ドエフェクタ上の1点と基台上の3点との距離をそれぞ
れ測定し、測定値に基づいて前記任意の複数の位置にお
けるエンドエフェクタの位置を求め、前記任意の複数の
位置全てにおいて求めたエンドエフェクタの基台に対す
る位置と指令位置との差が最も小さくなるように前記機
構の幾何学的誤差を推定し、この幾何学的誤差を補正値
とすることにより、エンドエフェクタの位置及び姿勢の
誤差を補正するものである。
【0014】請求項9の発明は、基台と、基台に対し移
動位置決め可能に設けられたエンドエフェクタとの指令
値と実際の位置との誤差を補正する方法であって、前記
エンドエフェクタを任意の複数の位置に位置決めし、エ
ンドエフェクタ上の3点に対する基台上の3点各々との
距離をそれぞれ測定し、測定値に基づいて前記任意の複
数の位置におけるエンドエフェクタの位置と姿勢を求
め、前記任意の複数の位置全てにおいて求めた位置と姿
勢とエンドエフェクタの指令値とより前記機構の幾何学
的誤差を推定し、この幾何学的誤差を補正値とすること
により、エンドエフェクタの位置及び姿勢の誤差を補正
するものである。
【0015】
【発明の実施形態】以下、本発明を具現化した実施の一
形態を図面を基に説明する。図1は第1の実施形態を示
す測定装置の1例の斜視図であり、測定基準OBに対する
被測定物7の基準OHの位置を測定する測定装置を示す。
【0016】測定基準OBとなる基台1の上に3つの自
在継手固定部材2a、2b、2cが取り付けられ、それ
ぞれの自在継手固定部材2a、2b、2cには鋼球3
a、3b、3cが固定されている。図示しない部材に支
えられた被測定物7に自在継手固定部材4が取り付けら
れ、自在継手固定部材4には鋼球5が固定されている。
測長装置6はいわゆるダブルボールバーのような測定装
置であり、両端に磁気を帯び、鋼球3a、3b、3cの
何れか1ヶ及び鋼球5を受ける部材を有し、鋼球3a、
3b、3cの何れか1ヶと鋼球5の間に磁力によって取
り付けられる。鋼球3a、3b、3c及び鋼球5は自在
継手として機能し、磁力によって取り付けられた測長装
置6は球の中心点を中心としてあらゆる方向に傾くこと
ができる。
【0017】続いて第1の実施形態での測定方法を説明
する。基台1の上に3つの自在継手固定部材2a、2
b、2c及び鋼球3a、3b、3cを取り付け、測定基
準OBに対する鋼球3a、3b、3cの中心点の位置を
予め測定等により既知にしておく。更に、被測定物7に
自在継手固定部材4及び鋼球5を取り付け、被測定物7
の基準OHに対する鋼球5の中心点の位置を予め測定等
により既知にしておく。
【0018】まず鋼球3aと鋼球5の間に測長装置6を
取り付け、鋼球3aと鋼球5の中心点間距離を測定す
る。位置が既知の3点とある別の点との距離を夫々測定
しその点の位置を特定する3点測量の要領で、上記測定
を各々別の鋼球3b、3cに対して繰返し行い、鋼球3
bと鋼球5の中心点間距離及び鋼球3cと鋼球5の中心
点間距離を測定する。測定した鋼球3a、3b、3cと
鋼球5のそれぞれの中心点間距離、測定基準OBに対する
鋼球3a、3b、3cの中心点の位置及び被測定物7の
基準OHに対する鋼球5の中心点の位置から測定基準OBに
対する被測定物7の基準OHの位置を求める。なお、測定
精度を向上させるために上述の測定を3回に限らず4回
以上行い平均をとるなどしてもよい。
【0019】図2は第2の実施形態を示す測定装置の1
例の斜視図であり、測定基準OBに対する被測定物7の基
準OHの位置を測定する測定装置を示すもので、同一の
構成には同一の番号を付し説明を省略する。
【0020】第2の実施形態では、測定基準OBとなる
基台1の上にサドル13が摺動可能に載置されモータ1
1によりX軸方向に移動し、その位置が位置検出器12
により検出される。更にサドル上にはテーブル8が摺動
可能に載置されモータ14によりY軸方向に移動し、そ
の位置が位置検出器15により検出される。自在継手固
定部材2はテーブル8に取り付けられ、その先端に鋼球
3が固定されている。従って、鋼球3及び自在継手固定
部材2は、モータ11によるサドル13の移動及びモー
タ14によるテーブル8の移動によりXY平面内の任意
の位置に位置決めすることができる。測長装置6は鋼球
3と自在継手固定部材4を介して被測定物7に取り付け
られた鋼球5との間に磁力によって取り付けられる。
【0021】続いて第2の実施形態での測定方法を説明
する。テーブル8上に自在継手固定部材2及び鋼球3を
取り付け、テーブル8が特定の位置に位置決めされた時
の測定基準OBに対する鋼球3の中心点の位置を予め測定
及び位置検出器12、15により既知にしておく。被測
定物7に自在継手固定部材4及び鋼球5を取り付け、被
測定物7の基準OHに対する鋼球5の中心点の位置を予め
測定等により既知にしておく。
【0022】次に、モータ11及びモータ14によりサ
ドル13及びテーブル8を移動させテーブル上の鋼球3
を任意の位置に位置決めし、測定基準OBに対する鋼球3
の中心点の位置を位置検出機12、15により検出す
る。その後、鋼球3と鋼球5の間に測長装置6を取り付
け、鋼球3と鋼球5の中心点間距離を測定する。同様に
して鋼球3を移動させ、任意の3ヶ所の位置で測定基準
OBに対する鋼球3の中心点の位置及び鋼球3と鋼球5の
中心点間距離を測定する。測定した3ヶ所の位置におけ
る鋼球3と鋼球5のそれぞれの中心点間距離、測定基準
OBに対する3ヶ所の位置における鋼球3の中心点の位置
及び既知である被測定物7の基準OHに対する鋼球5の中
心点の位置から測定基準OBに対する被測定物7の基準OH
の位置を求める。
【0023】図3は第3の実施形態を示す測定装置の1
例の斜視図であり、測定基準OBに対する被測定物7の基
準OHの位置及び被測定物7の姿勢を測定する測定装置を
示すもので、同一の構成には同一の番号を付し説明を省
略する。
【0024】第3の実施形態では、被測定物7に3つの
鋼球5a、5b、5cが固定された自在継手固定部材9
が取り付けられている。続いて第3の実施形態での測定
方法を説明する。基台1の上に3つ以上の自在継手固定
部材2a、2b、2c及び鋼球3a、3b、3cを取り
付け、測定基準OBに対する鋼球3a、3b、3cの中心
点の位置を予め測定等により既知にしておく。更に、被
測定物7に鋼球5a、5b、5cを固定した自在継手固
定部材9を取り付け、被測定物7の基準OHに対する鋼球
5a、5b、5cの中心点の位置を予め測定等により既
知にしておく。
【0025】次に、鋼球5aと鋼球3aの間に測長装置
6を取り付け、鋼球5aと鋼球3aの中心点間距離を測
定する。上記測定を各々別の鋼球3b、3cに対して繰
返し行い、鋼球5aと鋼球3bの中心点間距離及び鋼球
5aと鋼球3cの中心点間距離を測定する。測定した鋼
球5aと鋼球3a、3b、3cのそれぞれの中心点間距
離及び測定基準OBに対する鋼球3a、3b、3cの中心
点の位置から測定基準OBに対する鋼球5aの中心点の位
置を求める。同様に、測長装置6を鋼球5b、5cに取
付け上記測定を各々行い、測定基準OBに対する鋼球5
b、5cの中心点の位置を求める。求めた3つの鋼球5
a、5b、5cの中心点の位置及び既知である被測定物
7の基準OHに対する鋼球5a、5b、5cの中心点の位
置から、被測定物7の基準OHの位置と姿勢を求めること
ができる。
【0026】また、上述の測定方法とは別の方法を以下
に説明する。図4は、基台1に取付けられた6つの鋼球
3と被測定物7に取付けられた3つの鋼球5との中心点
の位置関係を6自由度パラレルメカニズムと想定し示し
たものである。図4において、固定節TBにある対偶B
1、B2、B3、B4、B5、B6は基台1に取付けら
れた6つの鋼球3の中心点であり、可動節TPにある対
偶P1、P2、P3は被測定物7に取付けられた3つの
鋼球5の中心点であり、節L1、L2、L3、L4、L
5、L6は夫々測長装置6で測定した鋼球3と鋼球5と
の中心点間距離である。節L1、L2、L3、L4、L
5、L6の長さから、パラレルメカニズムの順機構変換
を行うことにより移動節TPの位置と傾きを求めること
ができる。したがって、被測定物7の基準OHと自在継手
固定部材9と3つの鋼球5a、5b、5cとの位置関係
から、被測定物7の位置及び姿勢を特定することができ
る。
【0027】なお、図4において固定節TBの対偶を対
偶B1からB6の6つであるとしたが3つでもよく、移
動節TPの対偶を対偶P1からP3の3つであるとした
が6つでもよい。
【0028】図5は、基台に取付けられた6つの鋼球と
被測定物に取付けられた6つの鋼球との中心点間距離か
ら測定基準OBに対する被測定物7の基準OHの位置及び被
測定物7の姿勢を測定する測定装置の1例の斜視図であ
る。6つの鋼球3a、3b、3c、3d、3e、3fと
鋼球5a、5b、5c、5d、5e、5fの中心点の関
係は空間6自由度パラレルメカニズムであるため、測長
装置6a、6b、6c、6d、6e、6fにより夫々の
鋼球の中心点間距離を測定し、この測定値を基にパラレ
ルメカニズムの順機構変換を行うことにより、被測定物
7の基準OHと6つの鋼球5の位置関係から、被測定物7
の位置及び姿勢を特定することができる。
【0029】又、対偶を3つにした場合は、片側の節が
2本の二又自在継手を用いる。図6は二又自在継手の1
例としての二又球面自在継手である。節21がソケット
22に取り付けられ、ソケット22と蓋23の間にはめ
込まれている半球24に節26が取り付けられ、半球2
5に節27が取り付けられている。この構成により、半
球24と半球25は夫々が持つ平面に垂直で且つ夫々の
持つ円の中心点を通る軸を中心にして互いに回転運動す
ることができ、ソケット22内であらゆる方向に傾くこ
とができる。尚、二又自在継手はここで挙げた球面継手
に限るものではなく、回転軸受けを組み合わせたものな
どでもよい。
【0030】図7は第4の実施形態を示す測定装置の1
例の斜視図であり、測定基準OBに対する被測定物7の基
準OHの位置及び被測定物7の姿勢を測定する測定装置を
示すもので、同一の構成には同一の番号を付し説明を省
略する。第4の実施形態では、第2の実施形態に対し、
被測定物7に3つの鋼球5a、5b、5cが固定された
自在継手固定部材9が取り付けられる点が異なる。テー
ブル8上に自在継手固定部材2及び鋼球3を取り付け、
テーブル8が特定の位置に位置決めされた時の測定基準
OBに対する鋼球3の中心点の位置を予め測定及び位置検
出器12、15により既知にしておく。更に、被測定物
7に鋼球5a、5b、5cを固定した自在継手固定部材
9を取り付け、被測定物7の基準OHに対する鋼球5a、
5b、5cの中心点の位置を予め測定等により既知にし
ておく。
【0031】次に、第2の実施形態と同様、モータ11
及びモータ14によりテーブル8上に取り付けた鋼球3
を移動させ、任意の3ヶ所の位置で測定基準OBに対する
鋼球3の中心点の位置及び鋼球3と鋼球5aの中心点間
距離を測定し、測定基準OBに対する鋼球5aの中心点の
位置を求める。同様に、測長装置6を鋼球5b、5cに
取付け上記測定を各々行い、測定基準OBに対する鋼球5
b、5cの中心点の位置を求める。求めた3つの鋼球5
a、5b、5cの中心点の位置及び既知である被測定物
7の基準OHに対する鋼球5a、5b、5cの中心点の位
置から、被測定物7の基準OHの位置と姿勢を求めること
ができる。
【0032】また、テーブル8を移動させることにより
3ヶ所に位置決めさせた鋼球3と被測定物7に取り付け
た3つの鋼球5a、5b、5cの中心点の位置の関係を
空間6自由度パラレルメカニズムと想定し、測長装置6
を用いて測定した3ヶ所の鋼球3と鋼球5a、5b、5
cの中心点間距離を基に、パラレルメカニズムの順機構
変換を行うことにより、被測定物7の位置及び姿勢を特
定することができる。
【0033】図8は第5の実施形態を示す測定装置の1
例の斜視図であり、測定基準OBに対する被測定物7の基
準OHの位置及び被測定物7の姿勢を測定する測定装置を
示すもので、同一の構成には同一の番号を付し説明を省
略する。第5の実施形態では、被測定物7に鋼球5が固
定された自在継手固定部材10が取り付けられるが、第
3の実施形態に対し、自在継手固定部材10もしくは被
測定物7が角度割り出し可能な回転機構を持ち、自在継
手固定部材10は或る回転中心軸に対して回転し、任意
の角度で位置決めできる点が異なる。基台1の上に3つ
以上の自在継手固定部材2a、2b、2c及び鋼球3
a、3b、3cを取り付け、測定基準OBに対する鋼球3
a、3b、3cの中心点の位置を予め測定等により既知
にしておく。更に、被測定物7に鋼球5を固定した自在
継手固定部材10を取り付け、被測定物7の基準OHに対
する鋼球5の中心点の位置を予め測定等により既知にし
ておく。自在継手固定部材10の基準と回転中心軸の関
係を予め既知にしておくことにより、任意の角度に位置
決めした際にも鋼球5の中心点位置は既知となる。な
お、鋼球5は自在継手固定部材10には回転中心軸に対
して偏心させて固定されている。
【0034】まず、自在継手固定部材10を任意の角度
に位置決めし、測長装置6により鋼球5と3つの鋼球3
a、3b、3cの中心点間距離を測定し、測定基準OBに
対する鋼球5の中心点の位置を求める。次に、自在継手
固定部材10を上記と異なる任意の角度に位置決めし同
様の測定を行い、測定基準OBに対する鋼球5の中心点の
位置を求めることを繰返す。以上より求めた3つの角度
の位置における鋼球5の中心点の位置及び既知である被
測定物7の基準OHに対する鋼球5の中心点の位置から、
被測定物7の基準OHの位置と姿勢を求めることができ
る。
【0035】また、基台1の上に取り付けられた3つ以
上の鋼球3a、3b、3cと被測定物7に取り付けられ
3つの角度に位置決めさせた鋼球5の中心点の位置の関
係を空間6自由度パラレルメカニズムと想定し、測長装
置6を用いて測定した鋼球3a、3b、3cと3ヶ所の
鋼球5の中心点間距離を基に、パラレルメカニズムの順
機構変換を行うことにより、被測定物7の位置及び姿勢
を特定することができる。
【0036】図9は第6の実施形態を示す測定装置の1
例の斜視図であり、測定基準OBに対する被測定物7の基
準OHの位置及び被測定物7の姿勢を測定する測定装置を
示すもので、同一の構成には同一の番号を付し説明を省
略する。第6の実施形態では、被測定物7に鋼球5が固
定された自在継手固定部材10が取り付けられるが、第
4の実施形態に対し、自在継手固定部材10もしくは被
測定物7が角度割り出し可能な回転機構を持ち、自在継
手固定部材10は或る回転中心軸に対して回転し、任意
の角度で位置決めできる点が異なる。テーブル8上に自
在継手固定部材2及び鋼球3を取り付け、テーブル8が
特定の位置に位置決めされた時の測定基準OBに対する鋼
球3の中心点の位置を予め測定及び位置検出器12、1
5により既知にしておく。更に、被測定物7に鋼球5を
固定した自在継手固定部材10を取り付け、被測定物7
の基準OHに対する鋼球5の中心点の位置を予め測定等に
より既知にしておく。自在継手固定部材10の基準と回
転中心軸の関係を予め既知にしておくことにより、任意
の角度に位置決めした際にも鋼球5の中心点位置は既知
となる。なお、鋼球5は自在継手固定部材10には回転
中心軸に対して偏心させて固定されている。
【0037】まず、自在継手固定部材10を任意の角度
に位置決めし、次いで第4の実施形態と同様、モータ1
1及びモータ14により鋼球3を移動させ、任意の3ヶ
所の位置で測定基準OBに対する鋼球3の中心点の位置及
び鋼球3と鋼球5の中心点間距離を測定し、測定基準OB
に対する鋼球5の中心点の位置を求める。次に、自在継
手固定部材10を上記と異なる任意の角度に位置決めし
同様の測定を行い、測定基準OBに対する鋼球5の中心点
の位置を求めることを繰返す。以上より求めた3つの角
度の位置における鋼球5の中心点の位置及び既知である
被測定物7の基準OHに対する鋼球5の中心点の位置か
ら、被測定物7の基準OHの位置と姿勢を求めることがで
きる。
【0038】また、テーブル8を移動させることにより
3ヶ所に位置決めさせた鋼球3と被測定物7に取り付け
られ3つの角度に位置決めさせた鋼球5の中心点の位置
の関係を空間6自由度パラレルメカニズムと想定し、測
長装置6を用いて測定した3ヶ所の鋼球3と3ヶ所の鋼
球5の中心点間距離を基に、パラレルメカニズムの順機
構変換を行うことにより、被測定物7の位置及び姿勢を
特定することができる。
【0039】第1の実施形態から第6の実施形態に関し
て、自在継手固定部材2と基台1もしくはテーブル8は
一体でもよく、鋼球3は直接基台1もしくはテーブル8
に取り付けられてもよく、自在継手固定部材2と鋼球3
は一体でもよい。また、自在継手固定部材4もしくは自
在継手固定部材9もしくは自在継手固定部材10と鋼球
5は一体でもよい。さらに、測長装置6の両端もしくは
片端に鋼球3及び/もしくは鋼球5が予め固定されてい
てもよく、その場合、自在継手固定部材2及び/もしく
は自在継手固定部材4もしくは自在継手固定部材9もし
くは自在継手固定部材10は磁気を帯びた鋼球取り付け
部を有する。さらにまた、自在継手としてはあらゆる方
向に傾くものであればよく、鋼球と磁気を帯びた受け部
の組み合わせだけではなく、球面継手や回転継手を複数
組み合わせた継手でもよい。また、測長装置6としてダ
ブルボールバーを挙げたが、本発明はこれに制限される
ものではなく、リニアエンコーダ等により広い測長範囲
を有する測長装置などでもよい。また、基台1の上に3
つ以上の鋼球3a、3b、3cを取り付ける形態の測定
装置においては、図5に示すように複数個の測長装置を
用い、複数個の鋼球の中心間距離を同時に測定するよう
にしてもよい。
【0040】図10は請求項7から9の発明の誤差補正
方法に係わるアクチュエータによってエンドエフェクタ
の位置及び姿勢を制御する機械の1例としての空間6自
由度のスチュワートプラットフォーム型パラレルメカニ
ズム工作機械の斜視図である。工具取り付け部を有する
エンドエフェクタ32は自在継手33を介してボールね
じ34に取り付けられ、ボールねじ34は自在継手35
を介してフレーム37に取り付けられる。自在継手35
に取り付けられたサーボモータ36によってボールねじ
34のナットを回転させ、自在継手33と自在継手35
の間のボールねじ34の長さを変えることにより、エン
ドエフェクタ32の位置と姿勢を制御する。エンドエフ
ェクタ32に工具を取り付け、テーブル31に加工物を
乗せ加工を行う。テーブル31とフレーム37は固定さ
れているため、一体であると考えても良い。
【0041】このような機械には、エンドエフェクタ3
2の基準点に対する自在継手33の回転中心点の位置誤
差、自在継手35の回転中心点の位置誤差、自在継手3
3と自在継手35の間のボールねじ34の長さ誤差な
ど、設計値に対する幾何学的誤差(誤差パラメータ)が
あり、この誤差の影響により、指令に対してエンドエフ
ェクタ32の位置及び姿勢に誤差が含まれる。請求項7
から9の発明は、この誤差パラメータを推定し補正する
ことによってエンドエフェクタ33の位置及び姿勢の誤
差を補正する方法を提供するものである。
【0042】図11は第7の実施形態に用いる装置の一
例の斜視図であり、テーブル31に設けられた鋼球3の
中心とエンドエフェクタ32に設けられた鋼球5の中心
間の距離を測定する測定装置を示すもので、同一の構成
には同一の番号を付し説明を省略する。
【0043】測定基準OBとなるテーブル31の上に自
在継手固定部材41が取り付けられ、自在継手固定部材
41には鋼球3が固定されている。図示しない部材に支
えられたエンドエフェクタ32に自在継手固定部材4が
取り付けられ、自在継手固定部材4には鋼球5が固定さ
れている。測長装置6は両端に磁気を帯び、鋼球3と鋼
球5の間に磁力によって取り付けられる。鋼球3及び鋼
球5は自在継手として機能し、磁力によって取り付けら
れた測長装置6は球の中心点を中心としてあらゆる方向
に傾くことができる。
【0044】続いて第7の実施形態での測定方法を図1
2に基づき説明する。テーブル31の上に自在継手固定
部材41及び鋼球3を取り付け、測定基準OBに対する鋼
球3の中心点の位置を予め測定等により既知にしてお
く。更に、エンドエフェクタ32に自在継手固定部材4
及び鋼球5を取り付け、エンドエフェクタ32の基準O
Hに対する鋼球5の中心点の位置を予め測定等により既
知にしておく。
【0045】ステップS1において、鋼球3と鋼球5の
間に測長装置6を取り付け、鋼球3と鋼球5の中心点間
距離を測定する。上記測定をエンドエフェクタ32の位
置及び姿勢を変えて複数回繰返し行い、複数の鋼球3と
鋼球5の中心点間距離を測定する。
【0046】ステップS2において、複数の測定した鋼
球3と鋼球5の中心点間距離から、誤差パラメータを推
定する。その例を以下に述べる。誤差パラメータを変え
ることによりエンドエフェクタ32の位置及び姿勢が変
わることを表す式を式1とする。
【式1】X=h(E) ただし、 E;n(正の数)個の誤差パラメータ X;エンドエフェクタ32の位置及び姿勢
【0047】上述のようにエンドエフェクタ32の基準
とエンドエフェクタ32に取り付けられる測定装置上の
鋼球5の中心点との位置関係は既知にしてあるため、エ
ンドエフェクタ32の位置及び姿勢から鋼球5の中心点
の位置は式2にて求めることができる。
【式2】Y=h’(E) ただし、 Y;エンドエフェクタ32に取り付けられた測定装置に
おける鋼球5の中心点の位置
【0048】測定基準である鋼球3の中心点とエンドエ
フェクタ32に取り付けられた鋼球5の中心点との中心
間距離の測定値が計算値と同じであるとするならば式3
が成り立つ。
【式3】f(E)=m −(Y−0)=0 ただし、 m;k(正の数)番目の測定値(鋼球3と鋼球5との
中心間距離) Y;k(正の数)番目の測定時の、鋼球5の中心点の
指令位置 0;測定基準の位置(鋼球3の中心点の位置)
【0049】実際には誤差パラメータの影響で式3は0
にならない。そこで、全ての測定値に対して式4のFが
最小になるように、誤差パラメータEを数値計算で求め
る。数値計算としてはNewton-Raphson法などを用いる。
【式4】
【0050】上述のスチュワートプラットフォーム型の
パラレルメカニズム工作機械における誤差パラメータ
は、エンドエフェクタ32の基準点に対する自在継手3
3の回転中心点の誤差を含んだ位置、機械の基準点に対
する自在継手35の回転中心点の誤差を含んだ位置、自
在継手33と自在継手35の間のボールねじ34の長さ
であるとし、ボールねじ34、自在継手33、自在継手
35の1組について式5で表すことができる。
【式5】L=|B−M(P)| ただし、 i;1から6 P;エンドエフェクタ32の基準点に対する各自在継
手33の回転中心点の誤差を含んだ位置 X;エンドエフェクタ32の位置及び姿勢 M;ある点を指定した位置及び姿勢Xに移動させる演算
子 B;機械の基準点に対する各自在継手35の回転中心
点の誤差を含んだ位置 L;自在継手33と自在継手35の間のボールねじ3
4の誤差を含んだ長さ
【0051】尚、式5は非線形連立方程式になるため、
式5において、ある誤差パラメータの値におけるエンド
エフェクタ32の位置及び姿勢Xを求めるためには、Ne
wton-Raphson法などの数値計算で解法する。この計算は
式1に相当し、エンドエフェクタ32の基準点とエンド
エフェクタ32に取り付けられる測定装置上の鋼球5の
中心点との位置関係が既知なことから、式5のPを鋼
球P5の中心点に対する各自材継手33の回転中心点の
位置とすることにより式2に相当する鋼球5の中心点の
位置を求めることができる。エンドエフェクタ32の位
置及び姿勢を任意に変えて測定を行い、得られた測定値
を用いて式4を数値計算することにより、上述の誤差パ
ラメータを求めることができる。
【0052】ステップS3において、これら誤差パラメ
ータを補正することにより、エンドエフェクタ32の位
置及び姿勢の誤差が補正できる。なお、誤差補正対象機
械が姿勢を制御しない場合は位置の誤差のみの補正を行
うことができる。
【0053】次に図1又は図2に示した測定装置を用い
てエンドエフェクタ32の位置を測定し、誤差パラメー
タを推定し補正することによりエンドエフェクタ32の
位置及び姿勢の誤差の補正を行う第8の実施形態での補
正方法を図13に基づき説明する。
【0054】ステップS11、S12において、上述の
方法により、測定基準OBに対するエンドエフェクタ32
の位置及び姿勢を、エンドエフェクタ32の位置を変え
て複数回繰返し行い、測定する。
【0055】ステップS13において、複数の測定した
エンドエフェクタ32の位置から、誤差パラメータを推
定する。その例を以下に述べる。エンドエフェクタ32
の位置の測定値と式1におけるエンドエフェクタ32の
計算値が同じとするならば式6が成り立つ。
【式6】g(E)=T−X=0 ただし、 T;k(正の数)番目のエンドエフェクタ32の位置
の測定値 X;k(正の数)番目の測定時の、エンドエフェクタ
32の指令位置(位置の情報) 実際には誤差パラメータの影響で式6は0にならないた
め、全てのエンドエフェクタ32の位置の測定値に対し
て式7のGが最小になるように、誤差パラメータEを数
値計算で求める。
【式7】
【0056】ステップS14において、これら誤差パラ
メータを補正することにより、エンドエフェクタ32の
位置及び姿勢の誤差が補正できる。なお、誤差補正対象
機械が姿勢を制御しない場合は位置の誤差のみの補正を
行うことができる。
【0057】次に図3ないし図7に示した測定装置を用
いてエンドエフェクタ32の位置及び姿勢を測定し、誤
差パラメータを推定し補正することによりエンドエフェ
クタ32位置及び姿勢の誤差の補正を行う第9の実施形
態での補正方法を図14に基づき説明する。
【0058】ステップS21、S22において、上述の
方法により、測定基準OBに対するエンドエフェクタ32
の位置及び姿勢を、エンドエフェクタ32の位置を変え
て複数回繰返し行い、測定する。
【0059】ステップS23において、複数の測定した
エンドエフェクタ32の位置及び姿勢から、式1を用い
て未知数である誤差パラメータEの数に対して必要とな
るだけの数の連立方程式を解き、誤差パラメータを推定
する。その場合、必要となる式の数に対して解Xを用意
する必要がある。すなわち、必要となる数のエンドエフ
ェクタ32の位置及び姿勢の測定を行い、それら測定値
から演算を行う。上述のパラレルメカニズム工作機械で
は式5を用いるが、非線形連立方程式となるため数値計
算によって解法する。
【0060】ステップS24において、これら誤差パラ
メータを補正することにより、エンドエフェクタ32の
位置及び姿勢の誤差が補正できる。
【0061】上記補正方法の説明においては、図10の
ような空間6自由度スチュワートプラットフォーム型パ
ラレルメカニズム工作機械を示したが、本発明に係わる
機械はこれに限るものではなく、ロボット、産業機械、
測定機、建設機械などでもよい。また、6自由度未満で
もよい。さらに、パラレルメカニズムとしてはスチュワ
ートプラットフォーム型に限らず、屈曲型、スライド型
でもよい。さらにまた、シリアルメカニズムでもよい。
【0062】
【発明の効果】以上記述したように第1もしくは2の何
れかの発明によれば、被測定物に取り付けられた自在継
手の回転中心点の位置を、測定基準である基台に取り付
けられた3つ以上の自在継手の回転中心点から3点測量
して演算することによって、被測定物の位置を特定する
ようにしたので、移動可能な被測定物の位置を高精度に
測定することができる。
【0063】また、第3から第6の何れかの発明によれ
ば、被測定物に取り付けられた3つ以上の自在継手の回
転中心点の位置を、測定基準である基台に取り付けられ
た3つ以上の自在継手の回転中心点からそれぞれ3点測
量して演算することによって、被測定物の位置及び姿勢
を特定することができる。
【0064】さらに、第7から第9の何れかの発明によ
れば、アクチュエータによりエンドエフェクタの位置及
び姿勢を制御する機械の機構における設計値に対する幾
何学的誤差を推定することにより、エンドエフェクタの
位置及び姿勢の誤差を補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態を示す測定装置の1例を示す斜
視図。
【図2】第2の実施形態を示す測定装置の1例を示す斜
視図。
【図3】第3の実施形態を示す測定装置の1例を示す斜
視図。
【図4】パラレルメカニズムの模式図。
【図5】第3の実施形態を示す測定装置の他の例を示す
斜視図。
【図6】二又自在継手の1例を示す。
【図7】第4の実施形態を示す測定装置の1例を示す斜
視図。
【図8】第5の実施形態を示す測定装置の1例を示す斜
視図。
【図9】第6の実施形態を示す測定装置の1例を示す斜
視図。
【図10】請求項7から9の発明の誤差補正の対象であ
る機械の1例としてのパラレルメカニズム工作機械を示
す。
【図11】第7の実施形態を示す測定装置の1例を示す
斜視図。
【図12】第7の実施形態における誤差補正方法の1例
を示すフローチャート。
【図13】第8の実施形態における誤差補正方法の1例
を示すフローチャート。
【図14】第9の実施形態における誤差補正方法の1例
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1・・基台、 2a、2b、2c・・自在継手固定部
材、 3a、3b、3c・・鋼球、 4・・自在継手固
定部材、 5a、5b、5c・・鋼球、 6・・測長装
置、 7・・被測定物、 8・・テーブル、 9・・自
在継手固定部材、10・・自在継手固定部材、 31・
・テーブル、 32・・エンドエフェクタ、 33・・
自在継手、 34・・ボールねじ、 35・・自在継
手、 36・・サーボモータ、 37・・フレーム、
41・・自在継手固定部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 昌夫 愛知県丹羽郡大口町下小口5丁目25番地の 1 オークマ株式会社大口工場内 Fターム(参考) 3F059 AA11 BA05 DA09 FB16 5H269 AB26 AB33 BB03 CC01 CC10 EE05 FF02 FF06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の自在継手と、前記第1の自在継手を
    取り付け可能な第1固定部材と、3つ以上の前記第1固
    定部材を取り付けた基台と、第2の自在継手と、被測定
    物へ取り付けられ前記第2の自在継手を取り付け可能な
    第2固定部材と、前記第1固定部材を介し基台に取付け
    られた3つ以上の第1の自在継手と前記第2固定部材を
    介し被測定物に取付けられた第2の自在継手の間に取り
    付けられる測長装置とを備え、前記3つ以上の第1の自
    在継手と第2の自在継手との距離を測定することにより
    基台に対する被測定物の位置を測定することを特徴とす
    る測定装置。
  2. 【請求項2】第1の自在継手と、前記第1の自在継手を
    取り付け可能な第1固定部材と、基台に載置され前記第
    1固定部材を取り付け可能で平面上を任意に位置決め可
    能なテーブルと、前記テーブルを位置決め駆動する駆動
    装置と、前記テーブルの位置を検出する検出装置と、第
    2の自在継手と、被測定物へ取り付けられ前記第2の自
    在継手を取り付け可能な第2固定部材と、前記第1固定
    部材を介しテーブルに取付けられた第1の自在継手と前
    記第2固定部材を介し被測定物に取付けられた第2の自
    在継手の間に取り付けられる測長装置とを備え、前記テ
    ーブルの移動により前記第1の自在継手を3ヶ所以上位
    置決めし、各位置における前記第1の自在継手と第2の
    自在継手との距離を測定することにより基台に対する被
    測定物の位置を測定することを特徴とする測定。
  3. 【請求項3】第1の自在継手と、前記第1の自在継手を
    取り付け可能な第1固定部材と、3つ以上の前記第1固
    定部材を取り付けた基台と、第2の自在継手と、被測定
    物へ取り付けられ前記第2の自在継手を3つ以上取り付
    け可能な第2固定部材と、前記第1固定部材を介し基台
    に取付けられた3つ以上の第1の自在継手と前記第2固
    定部材を介し被測定物に取付けられた3つ以上の第2の
    自在継手の間に取り付けられる測長装置とを備え、前記
    3つ以上の第1の自在継手と3つ以上の第2の自在継手
    各々との距離を測定することにより基台に対する被測定
    物の位置及び姿勢を測定することを特徴とする測定装
    置。
  4. 【請求項4】第1の自在継手と、前記第1の自在継手を
    取り付け可能な第1固定部材と、基台に載置され前記第
    1固定部材を取り付け可能で平面上を任意に位置決め可
    能なテーブルと、前記テーブルを位置決め駆動する駆動
    装置と、前記テーブルの位置を検出する検出装置と、第
    2の自在継手と、被測定物へ取り付けられ前記第2の自
    在継手を3つ以上取り付け可能な第2固定部材と、前記
    第1固定部材を介しテーブルに取付けられた第1の自在
    継手と前記第2固定部材を介し被測定物に取付けられた
    3つ以上の第2の自在継手の間に取り付けられる測長装
    置とを備え、前記テーブルの移動により前記第1の自在
    継手を3ヶ所以上位置決めし、各位置における前記第1
    の自在継手と3つ以上の第2の自在継手との距離を測定
    することにより基台に対する被測定物の位置及び姿勢を
    測定することを特徴とする測定装置。
  5. 【請求項5】第1の自在継手と、前記第1の自在継手を
    取り付け可能な第1固定部材と、3つ以上の前記第1固
    定部材を取り付けた基台と、第2の自在継手と、被測定
    物へ回転割出し可能に取り付けられ前記第2の自在継手
    を回転中心軸に対して偏心させて取り付け可能な第2固
    定部材と、前記第1固定部材を介し基台に取付けられた
    3つ以上の第1の自在継手と前記第2固定部材を介し被
    測定物に取付けられた第2の自在継手の間に取り付けら
    れる測長装置とを備え、前記第2固定部材の回転移動に
    より前記第2の自在継手を3ヶ所以上に位置決めし、各
    位置における前記第2の自在継手と3つ以上の第1の自
    在継手との距離を測定することにより基台に対する被測
    定物の位置及び姿勢を測定することを特徴とする測定装
    置。
  6. 【請求項6】第1の自在継手と、前記第1の自在継手を
    取り付け可能な第1固定部材と、基台に載置され前記第
    1固定部材を取り付け可能で平面上を任意に位置決め可
    能なテーブルと、前記テーブルを位置決め駆動する駆動
    装置と、前記テーブルの位置を検出する検出装置と、第
    2の自在継手と、被測定物へ回転割出し可能に取り付け
    られ前記第2の自在継手を回転中心軸に対して偏心させ
    て取り付け可能な第2固定部材と、前記第1固定部材を
    介しテーブルに取付けられた第1の自在継手と前記第2
    固定部材を介し被測定物に取付けられた第2の自在継手
    の間に取り付けられる測長装置とを備え、前記第2固定
    部材の回転移動により前記第2の自在継手が3ヶ所以上
    に位置決めされた各位置において前記テーブルの移動に
    より3ヶ所以上に位置決めされた各位置における前記第
    1の自在継手と前記第2の自在継手との距離を測定する
    ことにより基台に対する被測定物の位置及び姿勢を測定
    することを特徴とする測定装置。
  7. 【請求項7】基台と、基台に対し移動位置決め可能に設
    けられたエンドエフェクタとの指令値と実際の位置及び
    姿勢との誤差を補正する方法であって、前記エンドエフ
    ェクタを任意の複数の位置及び姿勢に位置決めしエンド
    エフェクタ上の1点と基台上の1点との間の距離を測定
    し、任意の複数の位置及び姿勢における2点間の距離の
    測定値と指令値との差が最も小さくなるように前記機構
    の幾何学的誤差を推定し、この幾何学的誤差を補正値と
    することにより、エンドエフェクタの位置及び姿勢の誤
    差を補正することを特徴とする誤差補正方法。
  8. 【請求項8】基台と、基台に対し移動位置決め可能に設
    けられたエンドエフェクタとの指令値と実際の位置及び
    姿勢との誤差を補正する方法であって、前記エンドエフ
    ェクタを任意の複数の位置及び姿勢に位置決めしエンド
    エフェクタ上の1点と基台上の3点との距離をそれぞれ
    測定し、測定値に基づいて前記任意の複数の位置におけ
    るエンドエフェクタの位置を求め、前記任意の複数の位
    置全てにおいて求めたエンドエフェクタの基台に対する
    位置と指令位置との差が最も小さくなるように前記機構
    の幾何学的誤差を推定し、この幾何学的誤差を補正値と
    することにより、エンドエフェクタの位置及び姿勢の誤
    差を補正することを特徴とする誤差補正方法。
  9. 【請求項9】基台と、基台に対し移動位置決め可能に設
    けられたエンドエフェクタとの指令値と実際の位置及び
    姿勢との誤差を補正する方法であって、前記エンドエフ
    ェクタを任意の複数の位置に位置決めし、エンドエフェ
    クタ上の3点に対する基台上の3点各々との距離をそれ
    ぞれ測定し、測定値に基づいて前記任意の複数の位置に
    おけるエンドエフェクタの位置と姿勢を求め、前記任意
    の複数の位置全てにおいて求めた位置と姿勢とエンドエ
    フェクタの指令値とより前記機構の幾何学的誤差を推定
    し、この幾何学的誤差を補正値とすることにより、エン
    ドエフェクタの位置及び姿勢の誤差を補正することを特
    徴とする誤差補正方法。
JP09438799A 1999-03-31 1999-03-31 測定装置 Expired - Fee Related JP3443030B2 (ja)

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