JP6570957B2 - 機械構造体の幾何誤差同定方法と当該幾何誤差同定方法を使用した数値制御方法、数値制御装置及びマシニングセンタ - Google Patents

機械構造体の幾何誤差同定方法と当該幾何誤差同定方法を使用した数値制御方法、数値制御装置及びマシニングセンタ Download PDF

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Description

本発明は、直線軸と回転軸で構成された機械構造体としてのマシニングセンタなどの数値制御工作機械の幾何誤差同定方法と、当該幾何誤差同定方法を使用した数値制御方法、数値制御装置及びマシニングセンタに関する。
マシニングセンタとして、3軸マシニングセンタや5軸マシニングセンタが知られている。5軸マシニングセンタは、3軸マシニングセンタの直線3軸に回転2軸を加えたものである。この5軸マシニングセンタ(以下、マシニングセンタを「MC」又は「マシン」と略す)は多くの種類・型式があるが、一般的には、立形3軸MCのX軸(左右)、Y軸(前後)、Z軸(上下)の直線3軸に、C軸(テーブル回転)とA軸(チルト)の回転2軸を加えたものや、C軸(テーブル回転)とB軸(主軸ヘッド)の回転2軸を加えたものがよく使用されている。
5軸MCはインペラやブレードのような3次元複雑形状の加工が行える反面、3軸MCに比べて多軸となる関係で加工精度の維持・管理が難しいという問題がある。5軸の間で幾何誤差(MC本体に元々存在する誤差)があると、ワークや工具の取り付け状態を如何に精密に調整しても、ワークに加工誤差が生じてしまう。
前記幾何誤差は、各軸の真直度、直角度、平行度、ピッチ誤差、原点位置等の誤差を含み、例えば5軸MCの製造・組立時に発生するA、C回転軸とX、Y、Z並進軸との平行度や、A、C回転軸間の回転中心の不一致が誤差となる。この幾何誤差は、誤差の差分もしくはその倍の大きさでワークの加工誤差として顕在化することがある。このため、幾何誤差を正確に同定し、NCプログラム作成時に当該幾何誤差を補償するように機械情報として入力することが求められている。
従来、5軸MCの幾何誤差を同定したり、当該誤差に基づいてNCプログラムの座標系を修正したりする技術として、例えば特許文献1−7に記載の技術がある。
特許文献1(特開2001−269839号公報)の技術は、B’軸を固定した状態でC軸部材をC軸回りに回転させ、所定旋回角度毎の主軸先端位置を測定し、測定データから、重回帰分析によりC軸部材の旋回平面を決定し、当該旋回平面の法線ベクトルをC軸方向のベクトルとして、マシンの幾何誤差を補償するようにNCプログラムの座標系を変更している。
特許文献2(特開2004−272887号公報)の技術は、特許文献1の技術を改良したもので、主軸回転中心が本来の位置から乖離・傾斜している場合でも、それによる加工誤差を補償するようにしている。
特許文献3(特開2009−104317号公報)の技術は、変形誤差推定値、位置決め誤差推定値、及び、熱変位推定値を、幾何誤差の一部としてマシンの幾何誤差に取り込み、幾何誤差補償演算手段により幾何誤差の補償値を演算し、サーボ指令値に反映させるようにしている。
特許文献4(特開2012−79358号公報)の技術は、エラーマップを作成して誤差を精度よく補正するようにしている。
特許文献5(特開2005−61834号公報)の技術は、回転軸の傾き誤差と位置誤差を測定する際、回転テーブル上に被測定治具を複数配置することで、回転テーブルの位置決め回数を減少させ、測定時間を短縮化している。
特許文献6(特開2011−38902号公報)の技術は、回転テーブルの円周上の12カ所に被測定治具を等間隔で配置し、被測定治具の各位置を測定し、各位置を通る円を円弧近似法により近似し、これにより回転軸と並進軸の幾何誤差を同定している。
しかし、これら特許文献1−6の技術では、マシンの幾何誤差を高精度に同定しようとすると、測定点が多くなって測定時間が長くかかる。また測定時間を短縮するために被測定治具を増やすと、その取り付けに手間がかかって生産性が低下する。
そこで本願出願人は、特許文献7(特開2014−75031号公報)により、少ない測定点数で精度よくマシンの幾何誤差を同定可能な技術を提案した。
特開2001−269839号公報 特開2004−272887号公報 特開2009−104317号公報 特開2012−79358号公報 特開2005−61834号公報 特開2011−38902号公報 特開2014−75031号公報
しかしながら、特許文献7の技術は下記(1)(2)の誤差がないことを前提としているため、当該誤差が無視できない場合はマシンの幾何誤差の同定精度が低下するという課題がある。
(1)C軸回転テーブル上の基準球の中心座標について初期値(普通はC軸回転テーブルの回転角0°、A軸の回転角0°)における計測値の誤差(以下「初期値誤差」と呼称する)
(2)A軸又はC軸の回転軸の割出角度の誤差(以下「割出誤差」と呼称する)
そこで本発明の目的は、初期値誤差と割出誤差の影響を抑えつつ、少ない測定点で精度よくマシンの幾何誤差を同定する方法を提供し、また、当該幾何誤差同定方法を使用した数値制御方法、数値制御装置及びマシニングセンタを提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明は、所定角度で組み合わせた回転2軸を含む機械構造体の幾何誤差を同定する幾何誤差同定方法であって、当該幾何誤差同定方法は、前記機械構造体の原点を基準とし、前記回転2軸を1回以上所定角度で回転させることにより、前記機械構造体の被測定点を前記原点から離れた少なくとも4つの異なる複数の位置に移動させ、当該被測定点の、複数の移動先での機械座標ベクトルと、複数の移動先での幾何誤差の影響を含まない理論機械座標ベクトルとの差分ベクトルDを演算し、前記回転2軸の幾何誤差を未知数として複数の移動先における当該幾何誤差の影響を表すベクトルを誤差ベクトルEとしたとき、前記回転2軸の割出誤差を除去するため、前記回転2軸のいずれか一方が回転する時の前記被測定点の回転軌跡を含む回転面に対して垂直であって前記被測定点及び前記回転軌跡の中心を通る垂直面に、前記差分ベクトルD及び誤差ベクトルEをそれぞれ投射することで得られた射影ベクトルD’及び射影ベクトルE’を使用して、前記射影ベクトルE’を説明変数として前記射影ベクトルD’を従属変数とする線形回帰式で前記射影ベクトルD’を表し、当該線形回帰式の偏差を最小化することにより回帰係数を算出し、当該回帰係数から前記幾何誤差を同定するようにしたことを特徴とする幾何誤差同定方法である。なお、前記「機械座標ベクトル」は、機械座標を表す位置ベクトルを略したものである。
本発明は以上のように、誤差ベクトルEに対応した射影ベクトルE’を説明変数とし差分ベクトルDに対応した射影ベクトルD’を従属変数とする線形回帰式の偏差を最小化することで回帰係数を推定し、この回帰係数からマシンの幾何誤差を同定するようにしたので、割出誤差の影響を抑えつつ幾何誤差を少ない測定点で高精度かつ短時間で求めることができる。
本発明の実施形態に係る5軸MCとその数値制御装置の概略図である。 5軸MCのC軸、A軸回りの概念図である。 (a)〜(c)は直角度誤差の影響を説明するための図である。 (a)(b)は割出誤差の影響を説明するための図である。 差分ベクトルの射影ベクトルを使用して誤差の影響を除去する方法を説明するための図である。 誤差ベクトルの射影ベクトルを使用して誤差の影響を除去する方法を説明するための図である。 基準球の移動先の中心座標を算出するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る幾何誤差同定方法の実施形態を示すフローチャートである。
以下、本発明の幾何誤差の同定方法を、機械構造体としての5軸MCの回転2軸(A軸とC軸)の幾何誤差同定方法に適用した実施形態について説明する。
(5軸MCの概略)
図1は、5軸MCの主軸回りの要部と、5軸MCを制御するための数値制御装置(ブロック図)10を示している。同図で1はフレーム、2は主軸、3はテーブル、4はトラニオン、5はサドルである。数値制御装置10の構成自体は従来の数値制御装置と変わらないが、幾何誤差を補正するためのソフトウェアがROMに格納される。
数値制御装置10のプロセッサCPUが、ROMに格納されたシステムプログラムをバスを介して読み出し、装置全体を制御する。一時的な計算データや表示データはRAMに格納される。表示器/MDIユニット20を介してオペレータが入力した各種データもRAMに格納される。図中、31〜36はモータ、37はポジションコーダである。モータ31〜36は、X軸並進用、Y軸並進用、Z軸並進用、A軸回転用、C軸回転用、主軸用の計6個である。
(幾何誤差の同定方法の原理)
図2に、5軸MCのC軸とA軸回りを概略的に示す。C軸とA軸を各1回以上所定回転角度で回転させることで、テーブル3上の被測定点を5軸MCの機械座標系の原点から離れた少なくとも4つの異なる複数の位置に移動させる。そして幾何誤差のデータ(後述する誤差ベクトルEのX、Y、Z方向の各成分)を得るために、テーブル3上の被測定点の移動位置を機械座標系で測定する。
テーブル3はC軸回りに回転可能であり、かつ、A軸回りに傾斜可能である。テーブル3上の被測定点は、この実施形態では図2のようにC軸テーブル3に固定された基準球6で与えられる。基準球6の中心座標が被測定点である。原点はテーブル3の初期位置で設定する。この初期位置は任意であるが、通常は水平でC軸回りに回転角0°とする。
C軸とA軸を各1回以上所定回転角度で回転させる際のC軸とA軸の「所定回転角度」は任意であり、5軸MCの表示器/MDIユニット20から数値制御装置10に設定する。この移動において、C軸、A軸は必ず1回は回転させる。基準球6を移動させる場合、一度の移動でC軸とA軸の両方を回転させてもよいし、いずれか一方のみを回転させてもよい。
本発明の実施形態に係る幾何誤差同定方法は、被測定点としての基準球6の中心の移動先の機械座標ベクトルと、幾何誤差の影響を含まない基準球6の中心の理論機械座標ベクトルとの差分ベクトルDを演算する。そして、この差分ベクトルDを、回転2軸(C軸とA軸)の幾何誤差を未知数として複数の移動先における幾何誤差の影響を表すベクトルを誤差ベクトルEとしたとき、誤差ベクトルEを説明変数として差分ベクトルDを従属変数とする線形回帰式で表す。この線形回帰式の偏差を最小化することにより回帰係数を算出し、当該回帰係数から幾何誤差を同定する。これが本発明の幾何誤差同定方法の原理である。
(幾何誤差の同定精度に対する初期値誤差と割出誤差の影響の除去)
特許文献7の技術ではタッチセンサなどを用いて基準球6の中心位置(機械座標位置)を測定する。これは本発明の幾何誤差同定方法でも基本的に同じである。タッチセンサは主軸に取り付けられているので、測定された基準球6の中心位置(機械座標位置)は直交3軸(X軸、Y軸、Z軸)間の直角度誤差や各軸のピッチ誤差の影響を受ける。
詳しくは図3A(a)に示すように、旋回中心Oを中心として基準球6を回転させた場合を考えると、基準球6の軌跡は円軌跡になる。この基準球6の軌跡を図3A(a)の破線で示した直角度誤差のない機械座標上で表すと、図3A(b)の破線円形となる。
一方、図3A(a)の実線で示した直角度誤差のある機械座標上では、基準球6の軌跡は図3A(b)のように斜め45°方向に傾斜した太実線楕円となるほか初期値Er1が生ずる。ただし、基準球6の実際の軌跡の回転中心と、直角度誤差のある機械座標での基準球6の軌跡の回転中心は、同じ旋回中心Oで一致する。
特許文献7の技術による幾何誤差の同定方法では、基準球6の軌跡が円軌跡で、かつ初期値誤差がないという仮定で幾何誤差の同定が行われる。すなわち図3A(c)に太実線円形で示すように、基準球6の軌跡が初期値(初期値誤差=0と仮定)を通る円軌跡になるように幾何誤差の同定が行われる。実際は初期値誤差と直角度誤差があるので、特許文献7の技術では幾何誤差の同定精度が低下することになる。
また、図3B(a)のように割出誤差Er2があると、同じ円軌跡上にある基準球6でも、機械座標ベクトルと、幾何誤差の影響を含まない理論機械座標ベクトルとの差分ベクトルDに、割出誤差Er2が含まれてしまう。特許文献7の技術による幾何誤差の同定方法では、割出誤差Er2の影響を幾何誤差の影響として同定が行われるため、図3B(b)に示すように幾何誤差の同定精度が低下する。
そこで本発明の実施形態では、
(1)特許文献7の同定対象である幾何誤差の計算に初期値誤差も含めて幾何誤差の同定を行う。
(2)割出誤差の影響を除去するために、基準球の中心座標の誤差(計算値と計測値の差=後述する差分ベクトルDj)について回転方向成分を除いて幾何誤差の同定を行う。
ここで(2)の割出誤差の影響の除去のため、図4Aに示すように射影ベクトルDj’を用いる。すなわち、旋回中心Oを中心に旋回する基準球6の旋回平面P1に対して、基準球6の中心座標と旋回中心Oを通る垂直な垂直面P2を想定し、当該垂直面P2に差分ベクトルDjの射影(正射影)ベクトルDj’を作る。同様に図4Bに示すように誤差ベクトルEの射影ベクトルE’も作り、これらを幾何誤差の同定に用いる。なお、図4で「6」は基準球の計算位置、「6’」は計測位置を示す。初期値誤差と割出誤差の影響の具体的な除去方法は以下に述べる通りである。
回転2軸(C軸とA軸)の幾何誤差は、表1に示すように、4つの回転誤差δ1〜δ4と4つの並進誤差δ5〜δ8からなる。
本発明の実施形態に係る幾何誤差同定方法では、回転2軸により基準球6を移動させて各移動位置でその中心座標を測定する場合、各測定点で誤差ベクトルEのX、Y、Z方向の3つの成分が得られるので、4つの移動位置で4回測定すれば未知数としての8個の幾何誤差δ1〜δ8と3個の初期値誤差(初期値誤差のXYZ成分)を同定するのに必要なデータが得られる。
(被測定点の測定)
被測定点の測定は、図2(A)(B)のように、被測定治具としての基準球6の位置(機械座標位置)を、タッチセンサ7で測定することで行う。タッチセンサ7は主軸2に取り付けて使用する。基準球6を、図2(A)のようにA軸回りに回転するテーブル3の上の任意の位置に固定し、図2(B)の破線で示すように主軸2を操作することにより、この基準球6の表面の少なくとも4カ所に、タッチセンサ7のプローブ7aを当接させる。
基準球6の4つの移動位置でそれぞれXYZの3方向の測定値を得ることで合計12個の測定値が得られる。これら12個の測定値から、前述した8個の幾何誤差δ1〜δ8と、初期位置(C軸とA軸の回転角度=0°)での3個の初期値誤差の合計11個の未知数を同定する。
図2(B)では、プローブ7aを基準球6に5回当接させた状態を示している。破線がプローブ7aの移動軌跡である。当接したときの主軸2の位置(機械座標位置)から、基準球6の中心座標を5軸MCで計算する。なお、位置測定センサはタッチセンサ以外の例えばレーザセンサ等の非接触センサを使用することも可能である。
基準球6の測定は、図2(C)のように、最初にテーブル3の初期位置(C軸とA軸の回転角度=0°の原点位置)で測定する。得られた測定データが初期位置の機械座標ベクトルである。この初期位置で測定した後、図2(D)のようにテーブル3を任意方向に任意角度傾斜させ、この状態で基準球6の中心座標Pjをタッチセンサ7で測定する。
テーブル3を回転させる方向と回転角度は任意であるが、当該方向と角度は5軸MCの数値制御装置10で管理されている。テーブル3を傾斜させるだけでなく、同時にC軸回りに任意方向に任意角度回転させて基準球6の中心座標Pjを測定してもよいし、テーブル3を傾斜させないでC軸回りに任意方向に任意角度回転させて基準球6の中心座標Pjを測定してもよい。
このように基準球6を任意に移動させて2回目の測定を行う。得られた測定データから第1移動位置での第1の機械座標ベクトルを得る。同様に、テーブル3を任意方向に任意量回転させ、初期位置及び既測定位置を除く位置で3回目、4回目、5回目の測定を行い、第2移動位置での第2の機械座標ベクトルと、第3移動位置での第3の機械座標ベクトルと、第4移動位置での第4の機械座標ベクトルを得る。こうして得られた第1〜第4の機械座標ベクトルが、幾何誤差の影響を有する測定値である。なお、測定点は等間隔で設定する必要はなく、精度を上げるため、幾何誤差の影響がある程度大きいと思われる任意の測定点で測定すればよい。
(幾何誤差の影響がない理論機械座標ベクトルと、幾何誤差が影響する機械座標ベクトル)
図2(C)(D)のように、テーブル3上の任意の位置は、ワーク座標系のベクトルPwと、機械座標系のベクトルPmで表すことができる。ワーク座標系はテーブル上に設定された座標系であり、機械座標系は5軸MCの直線3軸(X、Y、Z)で構成された座標系である。
本発明の実施形態に係る幾何誤差同定方法は誤差を機械座標で表すので、幾何誤差を含む回転2軸の運動を座標回転行列で記述することとする。ここで、ワーク座標系ベクトルPwと機械座標系ベクトルPmは、以下の式(1)(2)のように表すことができる。
また、A軸の旋回を表す座標回転マトリックスをMA、C軸の回転を表す座標回転マトリックスをMCとすると、それぞれ以下の式(3)(4)のように表わされる。
前記δ1〜δ8の8個の幾何誤差の影響を表す座標変換マトリックスは、それぞれ以下の式(5)(6)で表される。ここでMeAがA軸に関する幾何誤差の座標変換マトリックスであり、MeCがC軸に関する幾何誤差の座標変換マトリックスである。
次に、初期値誤差を表2のように変数δ9〜δ11で表すと、座標変換マトリックスMepは次式(7)で表わされる。
幾何誤差の影響がなく初期値誤差もない場合の理論機械座標ベクトルPm0は次式(8)で表され、幾何誤差と初期値誤差が影響する場合の機械座標ベクトルPmは次式(9)で表される。
式(9)のMepが式(7)の初期値誤差の座標変換マトリックスである。ここで、1つの幾何誤差δiが影響する場合の機械座標ベクトルをPmiとし、例えばδ1だけが影響する場合の機械座標ベクトルをPm1とすると、当該Pm1は次式(10)で表される。
ここで、MeAは次式(11)の通りである。
(幾何誤差の同定)
初期角度(C軸とA軸の回転角度=0°)における基準球6の中心座標からワーク座標ベクトルPwを求める。このワーク座標ベクトルPwを用いて、j番目の測定点における基準球6の理論機械座標ベクトルPm0jと、幾何誤差δiが影響する場合の機械座標ベクトルPmijは、式(7)(8)から、それぞれ次式(12)(13)で表される。
これより、j番目の測定点における、基準球6の中心位置を表す機械座標ベクトルPjと、理論機械座標ベクトルP0jの差分ベクトルDjは、次式(14)で表される。
また、j番目の測定点における幾何誤差δiの影響を表す誤差ベクトルEijは次式(15)で表される。
(割出誤差の影響の除去)
次に割出誤差の影響を除去するために、差分ベクトルDj及び幾何誤差δiの影響Eijについて、基準球の旋回方向成分を除いて幾何誤差の同定を行う。以下、図4Aを参照して説明する。
旋回中心O(X0、Y0、Z0)から基準球6の中心座標(Xm0j、Ym0j、Zm0j)を表すベクトルVjを次式(16)で表す。
旋回中心Oを中心に旋回する基準球6の旋回平面をP1、基準球6の中心座標と旋回中心Oを通る旋回平面P1に垂直な垂直面をP2とすると、基準球の旋回方向は、垂直面P2に対して垂直なベクトルをUjとして次式(17)で表すことができる。
ここでNjはA軸またはC軸の軸方向を表すベクトル(旋回平面P1に垂直なベクトル)である。Vjは前述の基準球6の中心座標(Xm0j、Ym0j、Zm0j)を表すベクトルである。
差分ベクトルDjの旋回方向成分D”jには幾何誤差と割出誤差Er2が含まれる。したがって、次式(18)により差分ベクトルDjから旋回方向成分D”jを除いたD’jを算出し、このD’jを使用して幾何誤差の同定を行えば、割出誤差Er2の影響を除去することができる。
ここでD’jは、差分ベクトルDjの垂直面P2への正射影ベクトルであり、旋回方向成分D”jは差分ベクトルDjの垂直面P2に垂直なベクトルUjへの正射影ベクトルである。差分ベクトルDjと旋回方向成分D”jのなす角をφとすると、D’jは次式(19)で表すことができる。
また、差分ベクトルDjと垂直面P2に垂直なベクトルUjの内積は次式(20)で表すことができる。
これにより、旋回方向成分D”jの大きさは次式(21)で表される。
ここで、垂直面P2に垂直なベクトルの単位ベクトルは次式(22)で表されるので、旋回方向成分D”jは式(23)で表される。
したがって、垂直面P2への正射影ベクトルD’jは次式(24)で計算される。
旋回方向成分D”jには割出誤差Er2以外にも幾何誤差の旋回方向成分が含まれている。そのため正射影ベクトルD’jを用いて幾何誤差の同定を行うには、幾何誤差δiの影響Eijについても旋回方向成分を除去する必要がある。そこで図4Bに示した幾何誤差δiの影響Eijの垂直面P2への正射影ベクトルE’ijを用いて次式(25)で幾何誤差を同定することができる。
差分ベクトルDjに対応する射影ベクトルDj’を従属変数、幾何誤差δiの影響に対応する射影ベクトルEij’を説明変数として、射影ベクトルDj’を次式(26)の線形回帰モデルで表す。
ここで、K1、K2・・Kは回帰係数であって、当該回帰係数は幾何誤差の影響に対応する射影ベクトルEij’の重みを表す未知変数である。末尾のεが偏差である。
1個の幾何誤差が基準となる大きさ(単位幾何誤差、例えば並進単位幾何誤差0.001mm、回転単位幾何誤差0.001rad)である場合について、XYZ3方向の影響を算出し、測定点ごとにXYZ3方向のデータを得る。同様に他の幾何誤差についても測定点ごとに影響を算出することで、次式(27)の関係が得られる。
式(27)について、偏差εを最小化することにより回帰係数K1、K2・・Kiを決定(推定)する。ここでは最小二乗法を用いて回帰係数K1、K2・・Kiを決定するが、偏差εを最小化する方法は最小二乗法に限られない。そしてこの回帰係数K1、K2・・Kiから幾何誤差を同定する。
この実施形態では、前述のように4つの回転誤差δ1〜δ4の単位幾何誤差を0.001rad、4つの並進誤差δ5〜δ8の単位幾何誤差を0.001mmとする。表3のように、回帰係数に単位幾何誤差を掛けたものが求める幾何誤差である。単位幾何誤差は任意の大きさでよいが、実際の幾何誤差に比べて著しく大きいか著しく小さいと計算誤差が大きくなる。このため、前記単位幾何誤差は実際の幾何誤差とオーダー的に揃えておくのがよい。
回帰係数を決定する際には、必要に応じて適当な検定(例えばt検定)を行い、その有意性を判断してもよい。表3の例では、決定係数R2=0.988(R:相関係数)という結果が得られており、線形回帰式を用いて差分ベクトルDの98.8%が説明できる。
このように、線形回帰式により説明できる差分ベクトルDの誤差の割合を、決定係数R2から知ることができる。決定係数R2が予め定めた閾値(例えば0.8)よりも小さい場合には、測定点数を増やして再度測定するなどの対応を行えばよい。最後に、基準となる大きさとして設定した並進誤差0.001mm、回転誤差0.001radを回帰係数に掛合せる。この掛け合わせた値が同定した幾何誤差である。
(幾何誤差同定方法のフローチャート)
以上で説明した幾何誤差同定方法は、フローチャートに示すと図5、図6のようになる。このフローチャートの内容が図1の数値制御装置10のROMに格納されている。図5は、基準球6を原点からj回移動させ、j番目の移動先における中心座標Pjを算出するまでのフローチャートである。S1でj=0とされ、S2で回転2軸が所定の設定角度(θA=Aj、θC=Cj)に位置決めされる。S3で基準球6の中心座標Pjが測定され、S4で基準球6の中心座標Pjがメモリに保存される。
S5で基準球6の1回目の移動〜j回目の移動までの全ての中心座標Pjの測定点を算出したか否かが判定され、全ての中心座標Pjの測定点がまだ算出されていない場合、S6でj=j+1とされ、S2にリターンする。そしてS2で被測定点(基準球6の中心)の次の移動のために回転2軸を所定の設定角度(θA=Aj、θC=Cj)に位置決めする。S5でj回目の移動までの全ての中心座標Pjの測定点が算出されたと判定されると、フローを終了する。
図6は、前述した測定点の測定データに基づいて、幾何誤差を同定するまでのフローチャートである。まず、S1で初期角度(C軸とA軸の回転角度=0°)における基準球6の中心座標から、ワーク座標ベクトルPwが算出され、S2でj=0とされる。S3で理論機械座標ベクトルPmojが算出され、S4で差分ベクトルDjが算出される。S5で全ての測定点を算出したか否かが判定され、全ての測定点をまだ算出していない場合は、S6でj=j+1とされ、S3にリターンする。S5で全ての測定点を算出したと判定されると、S7でi=1とされ、S8でj=0とする。
次に、S9で理論機械座標ベクトルPmojを算出し、S10で機械座標ベクトルPmijが算出される。次にS11で幾何誤差の影響を表す誤差ベクトルEijが算出され、S12で全ての測定点を算出したかどうかが判定される。全ての測定点を算出していない場合、S13でj=j+1とし、S9にリターンする。S12で全ての測定点を算出したと判定されると、S14ですべての幾何誤差の影響を算出したかどうかが判定される。すべての幾何誤差の影響を算出していない場合、S15でi=i+1とされ、S8にリターンする。
S14ですべての幾何誤差の影響を算出したと判定されると、S16で回帰係数K1…Kiが最小二乗法で決定される。そしてS17で決定係数R2が所定の閾値(例えば0.8)よりも大きいか否かが判定される。決定係数R2が所定の閾値以下の場合、S18で測定点が追加され、S19で再測定が行われる。測定点の追加はS18で1箇所追加すればよいが、決定係数R2の大きさと所定の閾値との格差に応じて、2箇所以上の測定点を一度に追加してもよい。
(本発明の実施形態による同定精度の検証)
回転軸に割出誤差を意図的に発生させて、特許文献7の技術と本発明の技術で幾何誤差の同定精度を比較した(表4A〜表4C)。条件1は適正な割出角度で基準球を計測した場合であり、条件2はA軸の−30°〜−75°の範囲で0.05°の割出誤差を意図的に発生させた場合である。なお、2つの条件では割出誤差以外の幾何誤差は同じにした。
表4Aは基準球の中心座標の計測結果を示したものである。この表4Aの条件1と条件2を比較すると、A軸の−30°〜−75°の範囲ではY方向とZ方向の計測結果に0.1mm程度の差異が生じている(黒枠部分)。
表4Aの計測結果に基いて、特許文献7の技術と本発明の技術で同定した幾何誤差を表4Bと表4Cに示す。特許文献7の技術では、A軸の並進誤差の同定結果が2つの条件で大きく異なっており、割出誤差の影響が表れている。一方、本発明の技術では2つの条件で同定結果に大きな違いは見られない。また、初期値における基準球の中心座標の誤差がY軸方向に0.002mmあり、特許文献7の技術では同定できていなかったA軸のZ軸周りの回転誤差yが0.000013radあることがわかる。
以上のように本発明の技術では、割出誤差の影響を受けることなく、さらには必要に応じて初期値における基準球の中心座標の誤差も同時に同定することで、直線軸の直角度誤差やピッチ誤差の影響も受けることなく、回転軸の幾何誤差を正確に同定することができる。
以上、幾何誤差の同定方法について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば本発明は回転2軸を含む機械構造体一般に適用可能であり、適用対象は5軸MCに限定されない。また、回転2軸の角度は90°に限定されるものではなく、90度以外の組み合わせ角度についても当該角度に対応して座標回転行列を適宜変更することで本発明を適用可能である。すなわち、90度以外の組み合わせ角度の場合、各軸の運動を表す座標回転マトリックスの間に、2軸が交差する角度に応じた座標回転マトリックスを挿入することで、機械座標ベクトルを表すことができる。
1:フレーム
2:主軸
3:テーブル
4:トラニオン
5:サドル
10:数値制御装置

Claims (9)

  1. 所定角度で組み合わせた回転2軸を含む機械構造体の幾何誤差を同定する幾何誤差同定方法であって、当該幾何誤差同定方法は、
    前記機械構造体の原点を基準とし、前記回転2軸を1回以上所定角度で回転させることにより、前記機械構造体の被測定点を前記原点から離れた少なくとも4つの異なる複数の位置に移動させ、
    当該被測定点の、複数の移動先での機械座標ベクトルと、複数の移動先での幾何誤差の影響を含まない理論機械座標ベクトルとの差分ベクトルDを演算し、前記回転2軸の幾何誤差を未知数として複数の移動先における当該幾何誤差の影響を表すベクトルを誤差ベクトルEとしたとき、
    前記回転2軸の割出誤差を除去するため、前記回転2軸のいずれか一方が回転する時の前記被測定点の回転軌跡を含む回転面に対して垂直であって前記被測定点及び前記回転軌跡の中心を通る垂直面に、前記差分ベクトルD及び誤差ベクトルEをそれぞれ投射することで得られた射影ベクトルD'及び射影ベクトルE'を使用して、
    前記射影ベクトルE'を説明変数として前記射影ベクトルD'を従属変数とする線形回帰式で前記射影ベクトルD'を表し、当該線形回帰式の偏差を最小化することにより回帰係数を算出し、当該回帰係数から前記幾何誤差を同定するようにしたことを特徴とする幾何誤差同定方法。
  2. 前記幾何誤差に、前記被測定点の前記原点における座標の計測値の誤差である初期値誤差が含まれることを特徴とする請求項1の幾何誤差同定方法。
  3. 前記回転2軸の組み合わせ角度が90°であることを特徴とする請求項1又は2の幾何誤差同定方法。
  4. 前記機械構造体がマシニングセンタであって、前記回転2軸が、ワーク搭載用のテーブルを回転させるC軸と、前記テーブルを傾斜させるA軸であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項の幾何誤差同定方法。
  5. 前記機械構造体の前記被測定点に基準球を配置し、当該基準球の中心機械座標をマシニングセンタの主軸ヘッドに取り付けたタッチセンサで測定するようにしたことを特徴とする請求項4の幾何誤差同定方法。
  6. 請求項1から5のいずれか1の幾何誤差同定方法を使用したことを特徴とするマシニングセンタの数値制御方法。
  7. 請求項6の数値制御方法を使用したことを特徴とするマシニングセンタの数値制御装置。
  8. 請求項7の数値制御装置を有するマシニングセンタ。
  9. 前記幾何誤差同定方法で同定した幾何誤差に基づいて、NCプログラムを修正するようにしたことを特徴とする請求項8のマシニングセンタ。
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