JP2000285367A - 車両運行システムおよび車両運行方法 - Google Patents

車両運行システムおよび車両運行方法

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JP2000285367A
JP2000285367A JP11094421A JP9442199A JP2000285367A JP 2000285367 A JP2000285367 A JP 2000285367A JP 11094421 A JP11094421 A JP 11094421A JP 9442199 A JP9442199 A JP 9442199A JP 2000285367 A JP2000285367 A JP 2000285367A
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Yoshiro Seki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】定時性および柔軟性を併せ持つ運行効率の高い
車両運行システムおよび車両運行方法を提供する。 【解決手段】専用道路4と、専用道路4上に設置され、
専用道路4および一般道路2間の車両相互乗入れ用の複
数の駅部5とを有し、専用道路4上で複数の車両3を自
動走行可能な車両運行システム1。複数の車両3の内、
一方を専用道路4上において定時的かつ自動的に隊列走
行する定時運行車両3Aとして割当て、他方を一般道路
2上において乗客の要求に応じてマニュアル運転で走行
し、かつ専用道路上も自動走行するデマンド運行車両3
Bとして割当てるとともに、定時運行車両3Aと要求運
行車両3Bとの割当比率を所定のタイミングで変更可能
な中央管制装置16の演算処理部16aを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、専用道路上で車両
を自動走行可能な車両運行システムおよび車両運行方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】電車・列車等の機械的に連結された複数
の車両から成る車両群を、予め敷設された専用の走行ラ
イン(軌道、レール)上において、予め作成されたダイ
ヤグラム(ダイヤ)に従って定時的、すなわち、一定の
時刻通りに走行させる車両運行システム(以下、定時運
行システムと呼ぶ)では、定時性を確保した安定した輸
送サービスを提供することができる。
【0003】また、バス等の自動車を都市内の一般路線
(一般道路)上においてマニュアルで走行させることに
より、都市内の異なるエリアに在住の乗客を、その要求
(デマンド)に応じた多様な目的地まで運ぶ車両運行シ
ステム(以下、要求(デマンド)運行システムと呼ぶ)
では、乗客のニーズに応じたきめの細かい輸送サービス
を提供することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定時運
行システムにおいては、常に固定されたダイヤに従って
列車等の車両を定時的に走行させているため、その定時
運行システムに対する需要(乗客)に応じて車両を走行
させることができず、柔軟性の乏しい運行システムとな
っていた。
【0005】また、デマンド運行システムでは、一般道
路の交通事情に応じて頻繁に遅れが発生するため、定時
性が悪化するという問題が生じていた。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、定時運行システムの定時性という利点およ
びデマンド運行システムの柔軟性という利点を併せ持つ
運行効率の高い車両運行システムおよび車両運行方法を
提供することをその目的とする。
【0007】特に、本発明は、定時性および柔軟性を有
する車両運行システムおよび車両運行方法において、定
時性に基づく乗客輸送サービスを複数の車両の内の一方
に、乗客のデマンドに応じた柔軟な乗客輸送サービスを
複数の車両の内の他方にそれぞれ分担して割り当てるこ
とにより、定時性および柔軟性という相反する利点を相
殺することなく両立することを可能にした車両運行シス
テムおよび車両運行方法を提供することをその目的とす
る。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上述した目的を達成するた
めの第1の発明によれば、専用道路と、この専用道路上
に設置され、その専用道路および一般道路間の車両相互
乗入れ用の複数の区間とを有し、前記専用道路上で複数
の車両を自動走行可能な車両運行システムであって、前
記複数の車両の内、一方を前記専用道路上において定時
的かつ自動的に隊列走行する定時運行車両として割当
て、他方を前記一般道路上において乗客の要求に応じて
マニュアル運転で走行し、かつ専用道路上も自動走行す
る要求運行車両として割当てるとともに、前記定時運行
車両と前記要求運行車両との割当比率を所定のタイミン
グで変更可能な割当変更手段を備えている。
【0009】第1の発明において、前記定時運行車両お
よび前記要求運転車両は、自車両の走行制御を行う走行
制御手段をそれぞれ備えており、前記割当変更手段は、
前記一般道路上の需要が増大した際に、前記専用道路上
の少なくとも1つの定時運行車両の走行制御手段に対し
て、当該定時運行車両の割当を前記定時運行用から前記
要求運行用に切り換えるための指令を送信する手段と、
前記専用道路上の需要が増大した際に、前記一般道路上
の少なくとも1つの要求運行車両の走行制御手段に対し
て、当該要求運行車両の割当を前記要求運行用から前記
定時運行用に切り換える指令を送信する手段とを備えて
いる。
【0010】第1の発明において、前記要求運行車両
は、前記一般道路から前記専用道路へ進入する駅部およ
び当該専用道路上の目的駅部を含む専用道路走行要求を
送信する送信手段を備えており、送信された専用道路走
行要求に応じて、専用道路上の前記要求運行車両の進入
駅部から目的駅部までの走行要求ルート内に障害となる
定時運行車両が存在するか否判断する判断手段と、この
判断手段により、障害となる定時運行車両が前記走行要
求ルート内に存在すると判断された場合、前記要求運行
車両に対して専用道路の走行ダイヤを送信する走行ダイ
ヤ送信手段とを備え、前記要求運行車両は、送信されて
きた走行ダイヤに従って前記走行要求ルートを走行する
ように構成されている。
【0011】上述した目的を達成するための第2の発明
によれば、一般道路に接続された専用道路と、この専用
道路上に設置され、その専用道路および一般道路間の車
両相互乗入れ用の複数の区間とを有し、前記専用道路上
で複数の車両を自動走行可能なシステムに適用される車
両運行方法であって、前記複数の車両を、前記専用道路
上において定時的かつ自動的な隊列走行用の車両、およ
び前記一般道路上において乗客の要求に応じたマニュア
ル走行し、かつ専用道路上も自動走行する車両に分割
し、分割した車両を対応する道路上でそれぞれ走行させ
るステップと、前記定時的隊列走行用の車両および前記
マニュアル走行用の車両の分割比率を所定のタイミング
で変更して前記専用道路上で走行する車両の台数および
前記一般道路上で走行する車両の台数を調整するステッ
プとを備えている。
【0012】
【発明の実施形態】本発明に係る車両運行システムおよ
び車両運行方法の実施の形態について、添付図面を参照
して説明する。
【0013】図1は、本発明の実施の形態に係る車両運
行システムのインフラ施設を模式的に示す図である。
【0014】図1によれば、車両運行システム1は、例
えば市、町、村等の都市内エリア(市街地等)内の複数
の一般路線(一般道路)2上を走行する複数の車両の
内、バスやトラック等の特定の車両3を専用に走行させ
るための専用路線(道路)4と、各一般道路2および専
用道路4間を車両3が相互乗入れできるようにそれぞれ
立体的に接続する複数の区間としての駅部5とを備えて
いる。
【0015】複数の駅部5は、上記市、町、村等の複数
の都市にそれぞれ設置されており、専用道路4は、これ
ら複数の都市間を結ぶように敷設されている。
【0016】また、車両運行システム1において、専用
道路4は、図1に示すように単線方式であり、この単線
方式の専用道路4の各駅部5、5間には、専用道路4上
を走行する車両3をすれ違わせるための複数の区間とし
てのすれ違い部7が適当な間隔を空けてそれぞれ設置さ
れており、専用道路4上を対向方向に向かって走行して
いる車両3は、駅部5あるいはすれ違い部7ですれ違う
ようになっており、単線方式の専用線上において双方向
運転を可能にしている。
【0017】そして、本実施形態の車両運行システム1
においては、定時運行サービスおよびデマンド(要求)
運行サービスという相反するサービスを、専用道路4上
を走行可能な複数の車両3で分担させるとともに、定時
運行サービスを担う車両3Aとデマンド運行サービスを
担う車両3Bとの分担比率を、時間帯や一般道路・専用
道路の交通需要等に応じた所定のタイミングで変動させ
ることが可能になっている。
【0018】すなわち、本実施形態の車両運行システム
1において、車両3Aが定時運行サービス用に割り当て
られている場合には、この車両3Aを、図1に示すよう
に、専用道路4上のみにおいて非機械的かつ電子的に着
脱自在に連結して隊列を組むように定時的に自動走行
(自動隊列方向、プラトーン走行)させることにより、
専用道路4上において定時性を重視した定時運行サービ
スを提供するようになっている。
【0019】上記定時運行サービス用に割り当てられた
車両群(以下、定時運行車群3AGと記載する)におい
ては、乗務員は、走行方向に沿った先頭車両に乗込んで
いる。
【0020】また、車両3Bがデマンド運行サービス用
に割り当てられている場合には、車両3Bは、乗務員
(運転手等)のマニュアル運転により、主に都市内エリ
アの一般道路2上におけるバス停間およびバス停〜各駅
部5間等、乗客の乗車希望場所(近傍のバス停または駅
部)から目的場所(近傍のバス停または駅部)まで専用
道路4を経由してノンストップ、すなわち、専用道路4
上の目的駅部以外の駅部5およびすれ違い部7には非停
車で走行するようになっており、柔軟性かつ高速性を重
視した運行サービスを提供している。なお、上記デマン
ド運行サービス用に割り当てられた車両をデマンド(要
求)運行車両3Bと記載する。
【0021】ここで、上述した定時運行サービスおよび
デマンド運行サービスを複数の車両3に分担させること
ができる車両運行システム1のハードウエア構成につい
て、図2を用いて説明する。
【0022】すなわち、車両運行システム1は、図2に
示すように、各車両3(3A、3B)に搭載された車両
自動運転用の車両制御ユニット10と、専用道路4上に
一定間隔毎に連続的に埋設された車両自動操舵用の磁気
ネイル11、専用道路4上の駅部5およびすれ違い部7
に対応する所定位置に埋設された路車間通信用のループ
コイル12および各ループコイル12の近傍に設置され
各ループコイル12を介して専用道路4上の車両3から
送信された走行情報{自車両識別番号(自車両ID)、
現在の走行位置および最終目的地(目的駅)のID(以
下、目的駅IDとする)等}を受信し、かつ専用道路4
上の車両3に対してループコイル12して走行制御指令
(出発指令、停止指令、速度制御指令等)や運行サービ
ス切換信号を送信するためのローカルコントローラ13
を有する走行制御ユニット15とを備えている。
【0023】また、車両運行システム1は、走行制御ユ
ニット15により受信された走行情報に基づいて、ロー
カルコントローラ13を介して専用道路4上の各車両3
の走行制御処理を行う中央管制装置16を備えている。
【0024】車両制御ユニット10は、図2に示すよう
に、専用道路4上を定時運行(プラトーン走行)してい
る自車両(定時運行車両として割り当てられた自車両)
に対して走行方向に沿った前方の車両と通信可能な車車
間通信機20と、専用道路4上のループコイル12に対
してスポット通信可能な路車間通信機21と、専用道路
4上において磁気ネイル11が発する磁界を検出する磁
気センサ22と、車車間通信機20、路車間通信機21
および磁気センサ22にバス23を介して通信可能に接
続され、自車両の絶対位置認識処理および走行制御処理
を行う車両制御装置24と、自車両ID、目的駅IDお
よび自車両の進行方向等の走行情報を保持して管理する
管理装置25とを備えている。
【0025】車両制御装置24は、CPUおよびメモリ
を有した演算処理回路を有しており、メモリに記憶され
た処理プログラムに基づいて、前方車両の車車間通信機
20から送信され自車両の車車間通信機20を介して受
信された前方車両の走行情報に基づいて、自車両および
前方車両との間隔を制御して衝突等を回避しながら、専
用道路標定速度(例えば時速70km程度)でプラトー
ン走行を行う機能と、ループコイル12から送信され路
車間通信機21を介して受信された走行制御信号および
運行サービス切換信号に基づいて、自車両の走行駆動制
御{マニュアル運転・自動運転切換制御、速度制御(加
減速制御等)、自動操舵制御、停止制御、専用道路4に
対する合流制御および専用道路4から一般道路2への分
岐制御等}を行う機能と、磁気ネイル11から発せられ
磁気センサ22を介して検出された磁界に基づいて自車
両の走行距離および走行位置(絶対位置)を求める機能
とをそれぞれ備えている。
【0026】さらに、車両制御装置24は、自車両の走
行情報をループコイル12を介してローカルコントロー
ラ13に送信する機能を備えており、ローカルコントロ
ーラ13は、送信された走行情報を中央管制装置16に
送信するようになっている。
【0027】そして、車両制御ユニット10は、一般道
路2上をデマンド運行(マニュアル走行)している自車
両(デマンド運行車両として割り当てられた自車両)お
よび中央管制装置16間の通信手段として、例えばマニ
ュアル操作により演算処理部16aに対して無線(携帯
電話回線等)で情報を送信し、かつ中央管制装置16か
ら無線で送信された上記運行サービス切換信号等の情報
を受信可能な通信装置26を備えている。
【0028】中央管制装置16は、無線による情報送受
信用インタフェースおよびCPU等を有する演算処理部
16aと、この演算処理部16aの処理実行用のプログ
ラムを記憶するとともに、演算処理部16aの処理実行
中の一時的なデータを記憶するためのメモリ16bとを
有している。
【0029】演算処理部16aは、メモリ16bに記憶
された専用道路4上の定時運行車群3AGの運行ダイヤ
に従って、走行制御信号をローカルコントローラ13お
よびループコイル12を介して上記各定時運行車群3A
Gにそれぞれ送信する処理と、定時運行車群3AGの内
の所定の車両3A(例えば、走行方向に沿った先頭車
両、あるいは後尾車両)に対して、時間帯や一般道路・
専用道路の交通需要等に応じた所定のタイミングで定時
運行サービスからデマンド運行サービスに切り換えるた
めの運行サービス切換信号を送信する処理と、一般道路
2上を走行しているデマンド運行車両3Bに対して、時
間帯や一般道路・専用道路の交通需要等に応じた所定の
タイミングでデマンド運行サービスから定時運行サービ
スに切り換えるための運行サービス切換信号を送信する
処理と、閉塞区間(隣接する駅部・すれ違い部間)にお
いて所定の定時運行車群3AGが走行している間は、他
の車群3、あるいは一般道路2上において定時運行サー
ビスに切換られた定時運行車両3Aをその閉塞区間へ進
入させない処理(閉塞制御処理)とを行うようになって
いる。
【0030】次に、本実施形態の車両運行システム1の
全体動作および特徴について説明する。
【0031】定時運行車両として割り当てられた複数の
定時運行車群3AGは、中央管制装置16(その演算処
理部16a)の運行ダイヤに従った走行制御信号に基づ
く走行制御ユニット15および車両制御装置24の走行
制御処理により、図1に示すように、専用道路4上の
み、すなわち、一般道路2に対して進出することなく標
定速度で走行しており、定時性が確保された定時運行サ
ービスを提供することができる。
【0032】また、専用道路4上を走行している複数の
定時運行車群3AGは、中央管制装置16、走行制御ユ
ニット15および車両制御装置24の閉塞制御に基づく
走行制御処理により、前方の車群に衝突することなく安
全に走行するようになっている。
【0033】特に、本実施形態における定時運行車群3
AGには、その走行方向に沿った先頭車両3Aにのみ乗
務員が乗っており、この定時運行車群3AGは通常時に
おいては、専用道路4上のみを走行するようになってい
るため、乗務員を専用道路4上の各駅部5で乗り降りさ
せる必要がなくなる。
【0034】一方、デマンド運行車両として割り当てら
れたデマンド運行車両3Bは、一般道路2上をマニュア
ル運転により、乗客の乗車希望場所〜目的場所、例え
ば、需要の多い市街地等に設置されたバス停〜駅部5間
をダイレクトに接続して走行するようになっている。
【0035】そして、デマンド運行車両3Bは、例えば
一般道路上の乗車希望場所(例えば,上記市街地の停留
所)から、この乗車希望場所に近い駅部5を介して専用
道路4上へ乗入れ、専用道路4上の目的場所(例えば、
専用道路4上の所定の駅部)まで、途中のすれ違い部や
駅部に停車することなく、例えば専用道路標定速度程度
で高速に走行することができる。
【0036】すなわち、乗車希望場所である停留所を出
たデマンド運行車両3Bは、マニュアル運転により専用
道路4の所定の駅部(図3において、駅部5Aとして示
す)に向かって走行している。
【0037】このとき、デマンド運行車両3Bが進入予
定駅部5Aから所定距離離れた位置に到着すると、その
車両3Bをマニュアル運転している運転手は、通信装置
26を操作して、専用道路4への進入駅部(進入駅部5
A)および目的駅部(図3中5Bで表す)を含む専用道
路走行要求Dを入力する。入力された専用道路走行要求
Dは、通信装置26の処理により中央管制装置16に送
信される(図3参照)。
【0038】このとき、中央管制装置16の演算処理部
16aは、送信された専用道路走行要求Dに応じた割り
込み処理により、専用道路4上の全定時運行車群3AG
の現在位置情報を各車群3AGから路車間通信機21、
ローカルコントローラ13等を介して読み込み(図4;
ステップS1)、デマンド運行車両3Bが進入駅部5A
から目的駅部5Bまでの走行ルートを標定速度で走行し
た場合に、障害となる定時運行車群3AGが存在するか
否か判断する(ステップS2)。
【0039】このステップS2の判断の結果YES(障
害となる定時運行車群3Aが存在)の場合には、演算処
理部16aは、例えば減速制御用の走行制御指令や、専
用道路4上において定時運行車両群3Aの走行を妨げな
いような運行ダイヤ情報Pをデマンド運行車両3Bの車
両制御装置24に送信して(ステップS3)、ステップ
S2の判断処理に戻る。ステップS3の減速制御用の走
行制御指令、あるいは運行ダイヤ情報Pに基づく車両制
御装置24の処理により、デマンド運行車両3Bの走行
速度が例えば減速され、進入駅部5Aに対する進入タイ
ミングが調整される。すなわち、専用道路4上の定時運
行車群3Aの走行が優先され、それらを妨げないよう
に、デマンド運行車両3Bの進入時刻が設定される。
【0040】一方、ステップS2の判断の結果NO(障
害となる定時運行車群3Aが存在しない)の場合には、
演算処理部16aは、デマンド運行車両3Bに対する専
用道路4の走行を許可する指令をデマンド運行車両3B
に送信して処理を終了する(ステップS4)。
【0041】ステップS4の専用道路走行許可指令に基
づく車両制御装置24の処理により、デマンド運行車両
3Bは、進入駅部5Aから専用道路4へ進入し、途中の
すれ違い部7、駅部5に対して停車せずに(ノンストッ
プで)、表定速度で目的駅部5Bまで高速に走行し、そ
の目的駅部5Bを介して一般道路2へ進出することがで
きる。
【0042】以上述べたように、本実施形態によれば、
専用道路4上を走行する定時運行車両群3AGは、一般
道路2を走行するデマンド運行車両3Bとは関係なく、
定時運行車両として割り当てられた複数の車両3Aのみ
でプラトーン走行しているため、例えば、一般道路2を
走行してくる車両を駅部5で合流させてプラトーン走行
させるシステムと比べて、次に述べる利点を有する。
【0043】すなわち、デマンド運行車両は、一般道路
2を走行してくるため、ピーク時に限らず、オフピーク
時においても、例えば乗客の乗り降り、交差点での信号
待ち、事故渋滞、天候不順渋滞等の理由から頻繁に遅れ
る。
【0044】したがって、このように頻繁に遅れる一般
道路上のデマンド運行車両と合流して専用道路上の車群
をプラトーン走行させるためには、合流駅部において、
遅れた車両を待たなければならず、定時性を悪化させる
ことになる。
【0045】また、定時性を維持するためには、遅れた
車両を待たずに専用道路上の車群をプラトーン走行させ
る必要があるが、遅れた車両の乗客は、その車両が次の
車群に合流するまでの間さらに待たされることになる。
【0046】さらに、定時性を維持するため、一般道路
上を遅れて走行してきた車両を待たずに車群をプラトー
ン走行させた場合、結果として車群の隊列長さ(プラト
ーン長さ)を予定よりも短くすることになり、輸送でき
る乗客数が低減してピーク時の需要を捌くことができな
い可能性がある。
【0047】しかしながら、本実施形態の車両運行シス
テム1によれば、専用道路4上を走行する定時運行車群
3AGを、一般道路2上を走行するデマンド運行車両3
Bを待つことなく一定のプラトーン長さで自動走行させ
ることができるため、定時性を十分に確保することがで
き、乗客輸送サービスを高く維持することができる。
【0048】また、プラトーン長さを減らすことなく一
定に保つことができるため、ピーク時において需要が増
大した場合でも十分に対処することができる。
【0049】さらに、一般道路2を走行してくるデマン
ド運行車両を駅部5で合流させてプラトーン走行させる
システムにおいては、駅員や乗務員の省力化およびこの
省力化による低コスト化を実現するために、専用道路4
上の車両をプラトーン化することが必要であり、このプ
ラトーン化には、合流駅部での乗降車タイミングを、プ
ラトーンを構成する各車両毎に揃える必要がある。した
がって、一般道路2上を走行してきた車両に対して、プ
ラトーン編成に基づく乗降車タイミング一致のための時
間調整を合流駅部で行う必要が生じる。
【0050】このため、例えば、専用道路4上の限られ
た駅部でしか停車しない{停車駅部間で通過する駅部
(通過駅部)が存在する}急行プラトーン走行を行う場
合において、その急行プラトーンに合流できないタイミ
ングで専用道路4へ進入したデマンド車両は、上記急行
プラトーン走行を行う予定であるにもかかわらず、強制
的に通過駅部で停車させられることになり、乗客の乗車
駅部および目的駅部間を高速接続することが難しくなる
恐れがある。
【0051】しかしながら、本実施形態の車両運行シス
テム1によれば、デマンド運行車両3Bを、専用道路4
上において標定速度で目的駅部5Bまでノンストップ走
行させることができるため、乗客の乗車駅部および目的
駅部間を容易に高速接続することが可能になる。
【0052】さらに、一般道路2を走行してくるデマン
ド運行車両を駅部5で合流させてプラトーン走行させる
システムにおいては、例えば専用道路4を走行していた
車群を構成する各車両は、対応する目的駅部に到達する
と、デマンド運行車両として順次切り離され、切り離さ
れたデマンド運行車両は、一般道路2に沿って都市内エ
リアへマニュアル運転で走行するようになっている。
【0053】このようなシステムの場合、乗務員省力化
および低コスト化の観点から、専用道路4上の自動走行
させる車群を構成する全ての定時運行車両に対して乗務
員を配置してはおらず、例えば走行方向に沿った先頭の
車両等に乗務員を配置している。
【0054】したがって、専用道路4上の車群から切り
離された各デマンド運行車両に対して、運転手等の乗務
員を乗込ませて、マニュアル運転させることが必要であ
る。
【0055】また、一般道路2上を走行して専用道路4
に進入してきたデマンド運行車両からは、専用道路4上
の車群とプラトーン接続をする際において、上記乗務員
省力化の観点から、乗務員を降ろす必要がある。
【0056】しかしながら、上述した乗務員の乗り降り
には、相当の時間を要することになり、高速輸送の実現
に悪影響を与える恐れがある。また、インターチェンジ
部を構成する専用道路上の各駅部において、一般道路2
へ出ていく車両の台数と、専用道路4へ進入してくる車
両の台数とが均衡していないと、各駅部において予備乗
務員を大量に確保するか、あるいは乗務員を駅間移動さ
せなければならず、かえって、乗務員省力化および低コ
スト化を阻害する恐れがある。
【0057】これに対して、本実施形態の車両運行シス
テム1によれば、定時運行車群として割り当てられた専
用道路4の車群3AGには、その先頭車両3Aのみに乗
務員が乗込んでおり、乗務員の乗り降りを行う必要がな
い。また、デマンド運行車両として割り当てられた車両
3Bも運転手等の乗務員が常時乗込んでおり、乗務員の
乗り降りを行う必要はない。
【0058】したがって、乗務員省力化およびこの乗務
員省力化に伴う低コスト化ならびに乗客輸送サービスの
高速化が図れる。
【0059】そして、本実施形態の車両運行システム1
によれば、定時運行車群として割り当てられた車群3A
Gにおける所定の車両(例えば車群の先頭車両、あるい
は後尾車両)3A1を、時間帯、一般道路2の交通需
要、専用道路4の交通需要等に応じた所定のタイミング
でデマンド運行車両3B1に切り換えることができる。
【0060】すなわち、中央管制装置16の演算処理部
16aは、現在時刻が予め設定された時間帯(一般道路
2上の需要が増大する時間帯)に入った際、あるいは一
般道路2上のデマンド運行車両3Bから通信装置26を
介して一般道路2上の需要が大きくなったことを表す交
通需要情報が送信されてくるか、その現在時刻が設定時
間帯に入ったタイミング、交通需要送信タイミングおよ
び交通需要増大タイミング等に応じた割り込み処理によ
り、演算処理部16aは、専用道路4上の定時運行車群
として割り当てられた車群3AGにおける例えば先頭車
両3A1の車両制御装置24に対して、通信用ループコ
イル12や路車間通信機21を介して運行サービス切換
信号C1を送信する(図5参照)。
【0061】このとき、専用道路4上の先頭車両3A1
における運行サービス切換信号C1に応じた車両制御装
置24の処理により、車群3AGにおける先頭車両3A
1は、車群3AGから分離して走行して一般道路2上へ
進出し、デマンド運行車両3Bとして一般道路2上を走
行するようになっている。
【0062】同様に、中央管制装置16の演算処理部1
6aは、現在時刻が予め設定された時間帯(専用道路4
上の需要が増大する時間帯)に入った際、あるいは専用
道路4上の定時運行車両3Aから路車間通信機21や通
信用ループコイル12を介して専用道路4上の需要が大
きくなったことを表す交通需要情報が送信されてくる
と、その現在時刻が設定時間帯に入ったタイミング、あ
るいは交通需要送信タイミングに応じた割り込み処理に
より、演算処理部16aは、一般道路2上のデマンド運
行車両として割り当てられた車両3B1の車両制御装置
24に対して、通信装置26を介して運行サービス切換
信号C2を送信する(図6参照)。
【0063】このとき、一般道路2上のデマンド運行車
両3B1における運行サービス切換信号に応じた車両制
御装置24の処理により、車両3B1は、駅部5を介し
て専用道路4へ進入し、定時運行車両3Aとして定時運
行車群3AGに合流してプラトーン走行するようになっ
ている。
【0064】すなわち、本実施形態によれば、一般道路
2上の需要が増大する時間帯や専用道路4上の需要が増
大する時間帯に応じたタイミング、専用道路4上の車両
3Aや一般道路2上の車両3Bから送信された交通需要
情報に基づくタイミング等の所定のタイミングに応じ
て、定時運行サービス用に割り当てた車両とデマンド運
行サービスに割り当てた車両との比率を変化させること
ができる。
【0065】したがって、一般道路2や専用道路4上の
需要の増大に対応して、需要増大した路線のサービスを
行う車両の台数を増大させることができ、乗客輸送サー
ビスを大幅に向上させることができる。
【0066】なお、本実施形態においては、専用道路
を、駅部およびすれ違い部を有する単線としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、ネットワーク化さ
れた自動専用道路網(単線・複線混在)についても本発
明の車両運行システムを適用可能である。
【0067】また、本実施形態では、専用道路上の複数
の所定の区間を、駅部およびすれ違い部としたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、車両の待機部や車
両の分流・合流部なども含まれる。
【0068】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の車両運行
システムおよび車両運行方法によれば、自動走行可能な
複数の車両の内の一方の車両に対して定時性を確保する
定時運行サービスを担わせ、他方の車両に対して乗客の
要求に応えて柔軟性を確保する要求運行サービスを担わ
せることにより、互いに相反する定時性および柔軟性と
いう利点を、役割分担されたそれぞれの車両(定時運行
車両、要求運行車両)により互いに悪影響を与えること
なく実現することができる。
【0069】この結果、乗客輸送効率(運行効率)、乗
客の満足度および乗客輸送速度をそれぞれ向上させるこ
とができ、かつ乗務員の省力化および低コスト化が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両運行システムの
インフラ施設を模式的に示す図。
【図2】図1に示す車両運行システムのハードウエア構
成を示す図。
【図3】デマンド運行車両が専用道路を介して走行する
際の動作処理を説明するための図。
【図4】デマンド運行車両を専用道路を介して走行させ
る際の中央管制装置の演算処理部の処理の一例を示す概
略フローチャート。
【図5】定時運行車両をデマンド運行車両に割当て変更
する場合の動作処理を説明するための図。
【図6】デマンド運行車両を定時運行車両に割当て変更
する場合の動作処理を説明するための図。
【符号の説明】
1 車両運行システム 2 一般道路 3 車両 4 専用道路 5 駅部 7 すれ違い部 10 車両制御ユニット 11 レーン検知用磁気ネイル 12 通信用ループコイル 13 ローカルコントローラ 15 走行制御ユニット 16 中央管制装置 16a 演算処理部 16b メモリ 20 車車間通信機 21 路車間通信機 22 磁気センサ 23 バス 24 車両制御装置 25 管理装置 26 通信装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決する為の手段】上述した目的を達成するた
めの第1の発明によれば、専用道路と、この専用道路に
おいて、当該専用道路および一般道路間の車両相互乗入
れ用の複数の区間とを有し、前記専用道路上で複数の車
両が自動走行可能な車両運行システムであって、前記道
路上で運行する複数の車両の内、その一部を、前記専用
道路上のみにおいて乗客に公開された運行スケジュール
を守りかつ自動的に隊列走行する定時運行車両として割
当て、他の一部を、前記一般道路上においてマニュアル
運転で走行し、かつ専用道路上も自動走行し、さらに乗
客の要求に応じて一般道路上の運行スケジュールや運行
経路を変更することがありうる要求運行車両として割当
てるとともに、この要求運行車両は、一般道路を走行中
もしくは専用道路へ進入時に、前記専用道路における走
行予定経路を最低限含む専用道路走行要求を車両運行シ
ステムに送信する手段を備え、車両運行システムは、デ
ータベースもしくは車両との相互通信により、前記専用
道路を走行中の車両の運行スケジュールと現在位置とを
確認し、この確認結果に応じて定時運行車両の運行スケ
ジュールを妨げないよう要求運行車両の自動走行を行な
わせる手段を備え、前記定時運行車両と前記要求運行車
両のそれぞれを少なくとも一台を同時に運用し、前記専
用道路上の乗降駅部に停車した車両が定時運行車両か要
求運行車両かを乗客に告知する手段を備え、乗客が定時
運行サービスか要求運行サービスかを選択利用可能に構
成している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】第1の発明において、前記定時運行車両と
要求運行車両との割当比率を、所定のタイミングで変更
可能な割当変更手段と、割当の変更された車両に割当を
通知する割当通知手段とを備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】上述した目的を達成するための第2の発明
によれば、専用道路と、この専用道路において、当該専
用道路および一般道路間の車両相互乗入れ用の複数の区
間とを有し、前記専用道路上で複数の車両が自動走行可
能な車両運行方法であって、前記道路上で運行する複数
の車両の内、その一部を、前記専用道路上のみにおいて
乗客に公開された運行スケジュールを守りかつ自動的に
隊列走行する定時運行車両として割当てるステップと、
他の一部を、前記一般道路上においてマニュアル運転で
走行し、かつ専用道路上も自動走行し、さらに乗客の要
求に応じて一般道路上の運行スケジュールや運行経路を
変更することがありうる要求運行車両として割当てるス
テップと、この要求運行車両が一般道路を走行中もしく
は専用道路へ進入時に、前記専用道路における走行予定
経路を最低限含む専用道路走行要求を車両運行システム
に送信するステップと、前記車両運行システムを介して
データベースもしくは車両と相互通信することにより、
前記専用道路を走行中の車両の運行スケジュールと現在
位置とを確認し、この確認結果に応じて定時運行車両の
運行スケジュールを妨げないよう要求運行車両の自動走
行を行なわせるステップと、前記定時運行車両と前記要
求運行車両のそれぞれを少なくとも一台を同時に運用す
るステップと、前記専用道路上の乗降駅部に停車した車
両が定時運行車両か要求運行車両かを乗客に告知し、乗
客が定時運行サービスか要求運行サービスかを選択利用
可能にするステップとを備えている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】第2の発明において、前記定時運行車両と
要求運行車両との割当比率を、所定のタイミングで変更
するステップと、割当の変更された車両に割当を通知す
るステップとを備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関根 智 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 (72)発明者 大場 義和 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 関 義朗 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 Fターム(参考) 5H180 AA27 CC18 FF01 FF13 FF17 FF40 LL01 LL04 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 専用道路と、この専用道路上に設置さ
    れ、その専用道路および一般道路間の車両相互乗入れ用
    の複数の区間とを有し、前記専用道路上で複数の車両を
    自動走行可能な車両運行システムであって、 前記複数の車両の内、一方を前記専用道路上において定
    時的かつ自動的に隊列走行する定時運行車両として割当
    て、他方を前記一般道路上において乗客の要求に応じて
    マニュアル運転で走行し、かつ専用道路上も自動走行す
    る要求運行車両として割当てるとともに、 前記定時運行車両と前記要求運行車両との割当比率を所
    定のタイミングで変更可能な割当変更手段を備えたこと
    を特徴とする車両運行システム。
  2. 【請求項2】 前記定時運行車両および前記要求運転車
    両は、自車両の走行制御を行う走行制御手段をそれぞれ
    備えており、 前記割当変更手段は、前記一般道路上の需要が増大した
    際に、前記専用道路上の少なくとも1つの定時運行車両
    の走行制御手段に対して、当該定時運行車両の割当を前
    記定時運行用から前記要求運行用に切り換えるための指
    令を送信する手段と、前記専用道路上の需要が増大した
    際に、前記一般道路上の少なくとも1つの要求運行車両
    の走行制御手段に対して、当該要求運行車両の割当を前
    記要求運行用から前記定時運行用に切り換える指令を送
    信する手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    車両運行システム。
  3. 【請求項3】 前記要求運行車両は、前記一般道路から
    前記専用道路へ進入する駅部および当該専用道路上の目
    的駅部を含む専用道路走行要求を送信する送信手段を備
    えており、 送信された専用道路走行要求に応じて、専用道路上の前
    記要求運行車両の進入駅部から目的駅部までの走行要求
    ルート内に障害となる定時運行車両が存在するか否判断
    する判断手段と、この判断手段により、障害となる定時
    運行車両が前記走行要求ルート内に存在すると判断され
    た場合、前記要求運行車両に対して専用道路の走行ダイ
    ヤを送信する走行ダイヤ送信手段とを備え、前記要求運
    行車両は、送信されてきた走行ダイヤに従って前記走行
    要求ルートを走行するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の車両運行システム。
  4. 【請求項4】 一般道路に接続された専用道路と、この
    専用道路上に設置され、その専用道路および一般道路間
    の車両相互乗入れ用の複数の区間とを有し、前記専用道
    路上で複数の車両を自動走行可能なシステムに適用され
    る車両運行方法であって、 前記複数の車両を、前記専用道路上において定時的かつ
    自動的な隊列走行用の車両、および前記一般道路上にお
    いて乗客の要求に応じたマニュアル走行し、かつ専用道
    路上も自動走行する車両に分割し、分割した車両を対応
    する道路上でそれぞれ走行させるステップと、前記定時
    的隊列走行用の車両および前記マニュアル走行用の車両
    の分割比率を所定のタイミングで変更して前記専用道路
    上で走行する車両の台数および前記一般道路上で走行す
    る車両の台数を調整するステップとを備えたことを特徴
    とする車両運行方法。
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