JP2000281983A - キャリアテープ用カバーテープ及びテープ状搬送体 - Google Patents

キャリアテープ用カバーテープ及びテープ状搬送体

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JP2000281983A
JP2000281983A JP11090261A JP9026199A JP2000281983A JP 2000281983 A JP2000281983 A JP 2000281983A JP 11090261 A JP11090261 A JP 11090261A JP 9026199 A JP9026199 A JP 9026199A JP 2000281983 A JP2000281983 A JP 2000281983A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーテープの透明性を阻害することなく、
良好な帯電防止効果が得られるキャリアテープ用カバー
テープを提供する。 【解決手段】 本発明のカバーテープ4は、キャリアテ
ープ2との対向面に表面抵抗率が20〜500Ω/□の
金属蒸着層18を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型電子部品など
を搬送するためのキャリアテープ用カバーテープに関
し、特に、帯電防止効果を高めるための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、回路基板への電子部品の実装効率
を高めるために、電子部品をテープ状搬送体に一定ピッ
チで収容しておき、部品実装装置では、このテープ状搬
送体から電子部品を自動的に取り出して実装に供する技
術が広範に使用されている。
【0003】このようなテープ状搬送体は、長手方向に
一定ピッチで部品収容用の凹部(ポケット)が形成され
たキャリアテープと、前記凹部に部品を納めた後にキャ
リアテープに貼り付けられ凹部を塞ぐカバーテープとか
ら構成されており、実装装置へ搬入する際には部品を各
凹部に一つづつ収容した状態でリールに巻き取ってお
き、実装装置では、リールからテープ状搬送体を繰り出
しつつ、キャリアテープからカバーテープを剥がしてい
き、キャリアテープの凹部から部品を自動的に取り出す
形態で使用される。
【0004】ところで、キャリアテープからカバーテー
プを剥がす際には、両者に帯電が生じることは避けられ
ず、実装速度が向上するほど、その帯電量は大きくなる
傾向がある。これらが帯電すると、本来、キャリアテー
プのポケットに残って実装装置へ搬送されるべき電子部
品が、カバーテープに付着して実装装置へ搬送されなか
ったり、帯電が激しい場合には、キャリアテープとカバ
ーテープ間で放電が生じて電子部品が電気的に損傷する
こともあった。
【0005】このような問題を改善するため、従来から
様々な帯電防止策が提案されている。例えば、カバーテ
ープのキャリアテープへの接着面に、界面活性剤を練り
混んだ層を設け、空気中の水分による除電を図ったもの
が提案されている。また、特開平9−267450号公
報には、ヒートシール型のカバーテープにおいて、ヒー
トシール層に酸化錫系、酸化亜鉛系、酸化インジウム系
などの導電性微粒子を混入したものが提案されている。
さらに、特開平10−278966号公報には、カバー
テープの粘着面に、誘電分極を生じる化学物質を含有す
る静電機能層を形成し、この静電機能層が帯電をうち消
す向きで誘電分極を起こさせる技術が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
にカバーシートの貼り付け面を構成する層に界面活性剤
を添加した場合、カバーシートを剥がす場所での湿度が
低い場合には、十分な除電効果が得られず、湿度依存性
が高いという問題があった。
【0007】また、カバーシートの貼り付け面を構成す
る層に導電性微粒子を添加した場合、カバーシートを通
して部品が確認できるようにカバーシートの透明性を維
持するには、導電性微粒子の添加量を大きくできず、十
分な帯電防止効果が得られない問題があった。例えば、
特開平9−267450号公報では、表面抵抗率が10
5〜1012Ω/□が望ましいと明記されているが、本発
明者らが実際に実験を行った結果、このように高い表面
抵抗率では十分に静電気を逃すことができなかった。
【0008】また、特開平10−278966号公報の
ように誘電分極により帯電をうち消す構成でも、十分な
帯電防止効果を得ることは困難だった。そもそもカバー
テープ剥離による帯電量は一定ではなく、様々なパラメ
ーターによって広範に変化するものであるから、常にそ
れを過不足無く相殺するような誘電分極を発生させるこ
とは困難である。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、カバーテープの透明性を阻害することなく、良好
な帯電防止効果が得られるキャリアテープ用カバーテー
プを提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るキャリアテープ用カバーテープでは、
キャリアテープとの対向面に表面抵抗率が20〜500
Ω/□の金属蒸着層を有することを特徴としている。な
お、前記金属蒸着層の表面には、Si酸化物、Ti酸化
物、Zr酸化物、Sn酸化物、Y酸化物、インジウム錫
酸化物、およびMg酸化物から選択される1種または2
種以上の材質からなる酸化防止膜が形成されていてもよ
い。また、前記金属蒸着層は、カバーテープの長手方向
に複数の領域に区画されており、隣接する各領域は、金
属蒸着膜からなるヒューズ部により相互に導通されてい
てもよい。また、前記金属蒸着膜は、キャリアテープの
長手方向に延びる平行な縞模様をなしていてもよい。
【0011】一方、本発明に係る第1のテープ状搬送体
は、部品収容用のポケットが長手方向に間隔をあけて一
面に形成された帯状のキャリアテープと、前記ポケット
を塞ぐように前記キャリアテープに貼り付けられる帯状
のカバーテープとを具備するテープ状搬送体であって、
前記カバーテープは、キャリアテープとの対向面に表面
抵抗率が20〜500Ω/□の金属蒸着層を有すること
を特徴とする。
【0012】また、本発明に係る第2のテープ状搬送体
は、部品収容用のポケットが長手方向に間隔をあけて一
面に形成された帯状のキャリアテープと、前記ポケット
を塞ぐように前記キャリアテープに貼り付けられる帯状
のカバーテープとを具備し、前記カバーテープは、帯状
のカバーテープ本体と、前記ポケットとの対向位置にお
いて前記カバーテープ本体に固定された、前記カバーテ
ープよりも細幅で帯状の金属蒸着フィルムとを具備し、
前記キャリアテープには、隣接するポケット同士の間の
仕切り壁に、前記金属蒸着フィルムを収容し得る凹部が
形成されていることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1および図2は
本発明の第1実施形態に係るテープ状搬送体1を示す平
面図および側面図である。このテープ状搬送体1は、部
品収容用のポケット(凹部)6が長手方向に間隔をあけ
て多数形成された帯状のキャリアテープ2と、ポケット
6を塞ぐようにキャリアテープ2に貼り付けられる帯状
のカバーテープ4とから構成され、ポケット6に電子部
品Wを一つずつ入れた後、カバーテープ4を貼り付けて
ポケット6を塞ぐことにより使用される。
【0014】キャリアテープ2は、一定幅の帯状をな
し、その上面(図2の状態での上下を言う。以下同様)
の幅方向中央部に矩形状のポケット6が一定間隔をあけ
て形成され、下面ではポケットに対応する部分が突出し
ている。また、キャリアテープ2の幅方向両端部には、
それぞれ送り穴8が形成され、これら送り穴8に送り機
構が係合することにより、正確な搬送が可能となってい
る。なお、本発明では、ポケット6および送り穴8の形
状等は何ら限定されず、必要に応じて適宜変更してよい
のは勿論である。
【0015】キャリアテープ2の材質は限定されない
が、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリスチレ
ン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニ
ル、ポリアクリロニトリル、ABS樹脂の単層または積
層フィルムが使用可能である。キャリアテープ2の寸法
やポケット6の大きさは何ら限定されないが、一般的に
使用されている寸法を例示すれば、テープ幅が5〜12
0mm程度、テープ厚さが12〜50μm程度、ポケッ
ト6の寸法が1〜90mm×1〜90mm×0.5〜3
mm程度である。
【0016】本発明の主特徴は、カバーテープ4の構造
にある。この実施形態のカバーテープ4は、図4に示す
ように、一定幅の帯状をなすカバーテープ本体20の下
面にそれよりも幅が狭い金属蒸着フィルム22を固定し
たものであり、カバーテープ本体20はプラスチックフ
ィルム12と粘着層14とから構成され、金属蒸着フィ
ルム22は粘着層14に貼り付けられたプラスチックフ
ィルム16と、このプラスチックフィルム16の下面に
金属を蒸着して形成された金属蒸着膜18とから構成さ
れている。
【0017】この実施形態では、カバーテープ本体20
の幅は、キャリアテープ2の幅よりも小さく、かつ、ポ
ケット6の幅よりも大きくされている。これにより、ポ
ケット6は開口部を気密的に封止される一方、送り穴8
は塞がれないようになっている。ただし、本発明はこの
構成に限定されず、必要に応じて適宜変形して構わな
い。
【0018】この実施形態の金属蒸着フィルム22の幅
は、カバーテープ本体20の幅よりも小さく、さらに、
ポケット6の幅よりも僅かに小さくされている。また、
この実施形態のキャリアテープ2では、ポケット6同士
の間の仕切り壁部26の高さが、フランジ部24の高さ
よりも金属蒸着フィルム22の厚さ分Dだけ、低く設定
されている。これにより、キャリアテープ2にカバーテ
ープ4を貼り付けた際に、仕切り壁部26のフィルム幅
方向両端部において、金属蒸着フィルム22の厚さの影
響を受けずに、フランジ部24と粘着層14との接着が
より完全に行える利点を有する。
【0019】カバーテープ本体20を構成するプラスチ
ックフィルム12の材質は限定されないが、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエステル、他のポリエ
ステル、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ナイロ
ンなどのポリアミド、ポリカーボネートなどで形成され
た一軸または二軸延伸フィルムが使用できる。プラスチ
ックフィルム12の厚さは限定されないが、好ましくは
12〜50μmとされ、より好ましくは12〜25μm
とされる。あまり厚いとポケット6の気密性を阻害する
おそれがあり、薄すぎるとカバーテープ本体20に金属
蒸着フィルム22を貼り付ける工程が難しくなるおそれ
がある。
【0020】粘着層14は、押しつけられると粘着する
感圧性粘着剤、または加熱により固化して粘着力を発揮
するヒートシール剤のいずれから構成されていてもよ
い。ただし、いずれの場合にも、プラスチックフィルム
16はあらかじめ接着されていなければならず、カバー
テープ4を使用する際には、キャリアテープ2のフラン
ジ部24にむら無く容易に粘着し、かつ、均一な力で剥
がれるものでなければならない。
【0021】粘着層14として使用可能な感圧性粘着剤
としては、アクリル系粘着剤、酢酸ビニル系粘着剤、ポ
リエステル系粘着剤、ウレタン系粘着剤などが挙げられ
る。また、粘着層14として使用可能なヒートシール剤
としては、ポリエステル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、
ウレタン系樹脂、エチレン−ビニルエステル共重合体、
エチレン−不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−オレ
フィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂や、(メタ)
アクリル系樹脂、スチレン系ブロックポリマー、合成ゴ
ムや天然ゴムなどのジエンポリマーなどから選択される
1種または2種以上が挙げられる。粘着層14の厚さは
限定されないが、一般には0.5〜2μm程度が好まし
い。薄すぎると粘着力が不足し、あまり厚いと粘着部か
らはみ出すためである。
【0022】プラスチックフィルム16の材質は限定さ
れないが、プラスチックフィルム12と同様の材質でよ
い。但し、プラスチックフィルム16の厚さはプラスチ
ックフィルム12よりも薄いことが好ましく、限定はさ
れないが、例えば2〜50μm、より好ましくは6〜2
5μmとされる。カバーテープ4の腰の強さを適正にす
るためには、プラスチックフィルム12,16の合計厚
さは20〜40μmであることが好ましい。
【0023】金属蒸着膜18は、アルミニウム、金、
銀、銅、亜鉛またはこれらの合金などから選択される金
属をプラスチックフィルム16上に蒸着することにより
得られたものであり、その厚さは、表面抵抗率が20〜
500Ω/□、より好ましくは40〜400Ω/□、さ
らに好ましくは80〜200Ω/□となる厚さに設定さ
れる。表面抵抗率が20Ω/□未満であると、金属蒸着
膜18が厚すぎてカバーテープ4を通しての視認性が不
十分となるだけでなく、金属蒸着膜18が電磁障害を受
けやすくなるという問題を生じる。また、500Ω/□
を越えると、本発明者らの実験では除電性能が不十分と
なることが判明している。
【0024】前述した金属の中でも、金属蒸着膜18と
して特に好ましいのはアルミニウムであり、その場合に
は、形成が容易である、蒸着コストが安い、並びにカバ
ーテープ4の透明度が良好であるという効果が得られ
る。アルミニウムの場合、表面抵抗率が20〜500Ω
/□となる厚さは、質量膜厚として20〜150オング
ストローム程度である。
【0025】金属蒸着膜18の露出面には、金属蒸着膜
18の腐食を防止するために、Si酸化物、Ti酸化
物、Zr酸化物、Sn酸化物、Y酸化物、インジウム錫
酸化物、Mg酸化物から選択される1種または2種以上
からなる酸化防止層が形成されていてもよい。その中で
も特に、コストおよび耐食性の点からSiOx(1≦x
<2)が好適であり、xの値は1〜1.7であるといっ
そう好適である。特に金属蒸着膜18がアルミニウムで
形成されている場合には、SiOx製の酸化防止層によ
る酸化防止効果が良好である。
【0026】酸化防止層の蒸着量は限定されるものでは
ないが、好ましくは0.1〜10mg/m2 、さらに好
ましくは0.2〜3mg/m2 とされる。蒸着量が0.
1mg/m2 未満では耐蝕性向上の効果が得られず、1
0mg/m2 より厚くてもコストがかかるのみでそれ以
上の改善は見られない。酸化防止層の蒸着方法は、真空
蒸着法であっても高周波マグネトロンスパッタ法等のス
パッタ法であってもよい。
【0027】酸化防止層の厚さがこの程度にまで薄い
と、無機酸化物蒸着膜は緻密な膜ではなく多孔膜になる
ため、金属蒸着膜18の表面を電気的に絶縁することは
なく、酸化防止層を形成しない場合と比較しても除電性
能はほとんど変わらないにも拘わらず、高い酸化防止効
果が得られる。酸化防止層が多孔膜であっても耐蝕性向
上効果が得られる理由は、金属蒸着膜18の表面の結合
エネルギーの大きな箇所(キンク、ステップ等)に絶縁
体が選択的に結合し、金属酸化物の生成・生長を防止す
るためであると考えられる。
【0028】上記構成からなるカバーテープ4を備えた
テープ状搬送体1によれば、カバーテープ本体20の裏
面に金属蒸着フィルム22を固定し、ポケット6と対向
する位置に金属蒸着膜18を配置しているから、図3に
示すようにキャリアテープ2からカバーテープ4を剥離
する際に、カバーテープ4およびキャリアテープ2が帯
電したとしてもその静電気を金属蒸着膜18を通して逃
すことができ、図3に示すようにカバーテープ4の剥離
面に電子部品Wが吸い付けられてしまうことが防止でき
る。また、カバーテープ4に溜まった電荷がキャリアテ
ープ2との間で放電し、電子部品Wを損傷することも防
止できる。それにも拘わらず、金属蒸着膜18は薄いた
めにカバーテープ4の透明性を損なわず、テープ状搬送
体1に収容された電子部品Wの確認作業を阻害すること
はない。
【0029】金属蒸着膜18に生じた電荷を除去する方
法としては、テープ状搬送体1を巻き取っているリール
側で金属蒸着膜18をアースに接続してもよいし、剥が
したカバーテープ4を巻き取る側で金属蒸着膜18をア
ースに接続してもよいし、いずれかの箇所で除電針など
を金属蒸着膜18に接続してもよいし、いずれかの箇所
で交流コロナ放電を利用した除電器を用いて金属蒸着膜
18に異極性のイオンを供給してこれを中和する方法を
採ってもよい。
【0030】なお、カバーテープ4が帯電するメカニズ
ムとしては、キャリアテープ2からの剥離時に生じる剥
離帯電のほかに、テープ状搬送体1がリールに巻き取ら
れて回転されている間に電子部品Wがポケット6の内壁
面を摩擦することによって生じる摩擦帯電も含まれると
考えられている。本発明は、このような帯電に対しても
効果的に除電が行える。
【0031】[実施形態2]図5は、本発明の実施形態
2を示している。実施形態1では、カバーテープ本体2
0の下面に、金属蒸着膜18を形成したプラスチックフ
ィルム16が貼り付けられていたが、この実施形態2で
はプラスチックフィルム16を省き、粘着層14の下面
に直接、金属蒸着膜18を形成したことを特徴としてい
る。このような構成によれば、プラスチックフィルム1
6の厚さによって粘着層14とキャリアテープ2との接
着が阻害されない利点を有する。したがって、キャリア
テープ2の仕切り壁部26をフランジ部24よりも一段
低くする必要がなくなる。他の構成は実施形態1と同様
でよい。
【0032】[実施形態3]図6は、本発明の実施形態
3を示している。この実施形態3では、プラスチックフ
ィルム12と粘着層14との間に、単層または多層構造
の中間層30を形成したことを特徴としている。この中
間層30は、カバーテープ4をキャリアテープ2に対し
て貼り付けたときに、粘着層14とフランジ部24とを
隙間無く接合するためのクッションの役目を果たすもの
である。
【0033】また、中間層30の材質を選択し、粘着層
14と中間層30との接合力を、粘着層14とフランジ
部24との接合力よりも弱めておくことにより、カバー
テープ4を剥がす際に、粘着またはヒートシールされた
粘着層14の粘着部またはヒートシール部が中間層30
から剥離するようにしてもよい。この場合、粘着力また
はヒートシール力はいくら強くても、一定の力でカバー
テープ4が剥離できるようになる。
【0034】中間層30の具体的な材質としては、ポリ
エステル、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合
体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリ
ル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン・プロ
ピレンゴム、ポリプロピレンなどが例示できる。他の構
成は実施形態1と同様でよい。
【0035】[実施形態4]図7は、本発明の実施形態
4を示している。この実施形態4では、プラスチックフ
ィルム12の下面に金属蒸着膜18を直接形成し、金属
蒸着膜18の下面のフランジ部24と対向する部分に、
粘着層14を形成したことを特徴とする。粘着層14
は、粘着剤、ホットメルト剤、ヒートシール剤、その他
の接着剤のいずれであってもよい。このような構成によ
れば、製造コストが安いという利点を有する。他の構成
は実施形態1と同様でよい。
【0036】また、実施形態4では、金属蒸着膜18の
蒸着条件もしくはプラスチックフィルム12の材質を選
択し、金属蒸着膜18とプラスチックフィルム12との
接合強度を、粘着層14とフランジ部24との接合力よ
りも弱めておくことにより、カバーテープ4を剥がす際
に、粘着層14とそれに付着した金属蒸着膜18が、プ
ラスチックフィルム12から剥離するようにしてもよ
い。この場合、粘着層14の粘着力またはヒートシール
力はいくら強くても、一定の力でカバーテープ4が剥離
できるようになる。
【0037】実施形態4の変形として、プラスチックフ
ィルム12の下面に中間層30を設け、この中間層30
の下面のポケット列と対向する幅方向中央部分に帯状の
金属蒸着膜18を形成するとともに、中間層30の下面
のフランジ部24と対向する両側部分に粘着層14を形
成する構成としてもよい。この場合、中間層30のクッ
ション効果により、カバーテープ4をキャリアテープ2
に対して貼り付けたときに、粘着層14とフランジ部2
4との密着性を高めることができる。また、中間層30
の材質を選択し、粘着層14と中間層30との接合力
を、粘着層14とフランジ部24との接合力よりも弱め
ておくことにより、カバーテープ4を剥がす際に、粘着
またはヒートシールされた粘着層14の粘着部またはヒ
ートシール部が中間層30から剥離するようにしてもよ
い。
【0038】[実施形態5]図8は、本発明の実施形態
5を示している。この実施形態5では、カバーテープ4
に設けられた金属蒸着膜18が、カバーテープ4の長手
方向に複数の領域18Aに区画されており、隣接する各
領域18Aは、同じ金属蒸着膜18からなるヒューズ部
34により相互に導通されていることを特徴とする。具
体的には、この実施形態5では、テープ長手方向の一定
間隔ごとに、金属蒸着膜18の幅方向に延びて向かい合
う複数対のマージン32を形成し、各対のマージン32
の間にヒューズ部34を残した構成となっている。他の
部分は実施形態1と同様でよい。また、実施形態5のカ
バーテープ4は、いずれの実施形態にも組み合わせ可能
である。
【0039】このようなヒューズ部34を形成すると、
金属蒸着膜18に電荷が異常に蓄積され、テープ長手方
向に大電流が瞬間的に流れた場合に、いずれかのヒュー
ズ部34が溶断して損害の発生を局部に限定することが
できる。また、金属蒸着膜18に外部(例えばリール
側、もしくは実装装置側)から何らかの異常な高電流が
流れ込んだ場合にも、ヒューズ部34が溶断して損害発
生を抑制することができる。
【0040】領域18Aの長さは限定されないが、一般
には30mm程度から1m程度が好ましい。あまり領域
18Aが長すぎるとヒューズ部34を形成した効果が薄
れる一方、短すぎると製造コストがかかるばかりで、効
果はそれ以上向上しないためである。
【0041】ヒューズ部34の長さ(テープ長さ方向)
は限定されないが、一般には0.2〜3mm程度である
とよい。より好ましくは0.4〜0.8mmである。ヒ
ューズ部34があまり長いとマージン32の面積が増え
て除電効果に影響を与えるおそれがあり、あまり短いと
形成が難しいためである。また、ヒューズ部34の幅
(テープ幅方向)は限定されないが、一般には0.2〜
3mm程度が好ましく、より好ましくは0.3〜0.7
mm程度である。あまり幅が大きいと異常電流が流れた
場合にも溶断しにくくなり、幅が小さすぎると悪影響を
起こさない程度の微弱電流でも溶断するからである。
【0042】なお、マージン32を形成する方法として
は、レーザー法、オイルマージン法、テープマージン法
などが考えられる。レーザー法は、金属蒸着膜18を帯
状に蒸着した後、この金属蒸着膜18にレーザー光を走
査しながら照射し、照射部分の金属蒸着膜18を蒸発さ
せてマージン32とする方法である。ヒューズ部34に
対応する部分は、あらかじめ遮光体でマスクしておけば
よい。オイルマージン法は、フィルム基材のマージン3
2を形成すべき部分にフッ素系オイルを微量付着させた
うえ、金属蒸着膜18を蒸着することにより、フッ素系
オイルで蒸着が妨げられる現象を利用した方法である。
テープマージン法は、フィルム基材のマージン32を形
成すべき部分に細いテープを当ててマスクしつつ蒸着を
行う方法である。
【0043】[実施形態6]図9は実施形態6を示して
いる。この実施形態6では、ヒューズ部34をカバーテ
ープ4の一側縁に沿って形成したことを特徴としてい
る。このような構成によれば、電子部品Wと直接接触し
ない領域18Aの縁部に沿って電流が流れる利点を有す
る。また、実施形態5に比較して製造コストも若干安く
なる。他の部分は実施形態1と同様でよい。また、この
実施形態のカバーテープ4は、他のいずれの実施形態に
も組み合わせ可能である。
【0044】[実施形態7]図10は実施形態7を示
し、この実施形態7では、カバーテープ4の幅方向中央
部で金属蒸着膜18を厚くし、幅方向両端部で金属蒸着
膜18を薄くしたことを特徴とする。このように金属蒸
着膜18の中央部に厚肉部18Dを形成すると、電子部
品Wと直接接触する中央部での除電効果が高められる。
薄肉部18Cと厚肉部18Dのそれぞれの厚さは限定さ
れないが、具体的には厚肉部18Dを20〜100Ω/
□、薄肉部18Cで200〜500Ω/□程度にするこ
とが好ましい。他の部分は実施形態1と同様でよい。ま
た、この実施形態のカバーテープ4は、他のいずれの実
施形態にも組み合わせ可能である。
【0045】[実施形態8]図11は実施形態8を示
し、この実施形態8では、カバーテープ4の幅方向中央
部で金属蒸着膜18を薄くし、幅方向両端部で金属蒸着
膜18を厚くしたことを特徴とする。このように金属蒸
着膜18の中央部に薄肉部18Cを形成すると、カバー
テープ4の長手方向に流れる電流が、電子部品Wから離
れた、表面抵抗率の低い厚肉部18Dを主に流れるた
め、電子部品Wが異常電流の影響を受ける可能性を低下
できるという利点が得られる。薄肉部18Cと厚肉部1
8Dのそれぞれの厚さは限定されないが、具体的には厚
肉部18Dを20〜100Ω/□、薄肉部18Cで20
0〜500Ω/□程度にすることが好ましい。他の部分
は前出の実施形態と同様でよい。また、この実施形態の
カバーテープ4は、他の実施形態にも組み合わせ可能で
ある。
【0046】[実施形態9]図12は実施形態9を示
し、この実施形態9では、カバーテープ4の幅方向中央
部で金属蒸着膜18を厚くし、幅方向両端部で金属蒸着
膜18を薄くし、さらに幅方向中央部にヒューズ部34
を形成したことを特徴とする。このように金属蒸着膜1
8の中央部に厚肉部18Dおよびヒューズ部34を形成
すると、電子部品Wと直接接触する中央部での除電効果
が高められるうえ、万一金属蒸着膜18に沿って異常電
流が流れた場合にも、ヒューズ部34が溶断して損害を
低減できる。他の部分は前出の実施形態と同様でよい。
また、この実施形態のカバーテープ4は、他の実施形態
にも組み合わせ可能である。
【0047】実施形態9の変形として、カバーテープ4
の幅方向中央部で金属蒸着膜18を薄くし、幅方向両端
部で金属蒸着膜18を厚くし、さらに幅方向中央部にヒ
ューズ部34を形成してもよい。このように金属蒸着膜
18の中央部に薄肉部18Cおよびヒューズ部34を形
成すると、ヒューズ部34を異常電流に対して鋭敏にす
ることができる。他の部分は前出の実施形態と同様でよ
い。また、この変形実施形態のカバーテープ4は、他の
実施形態にも組み合わせ可能である。
【0048】[実施形態10]図13は実施形態10を
示し、この実施形態10は、カバーテープ4の一側縁部
に沿う狭い帯状の部分で金属蒸着膜18を薄くし、ポケ
ット6をカバーする他側縁部側の領域では金属蒸着膜1
8を厚くし、さらに薄肉部18Cにヒューズ部34を形
成したことを特徴とする。この構成によれば、厚肉部1
8Dによって電子部品Wの除電効果を高めつつ、ヒュー
ズ部34は薄肉部18C内にあるからヒューズ効果を鋭
敏にすることができる。他の部分は前出の実施形態と同
様でよい。また、この変形実施形態のカバーテープ4
は、他の実施形態にも組み合わせ可能である。
【0049】実施形態10の変形として、カバーテープ
4の一側縁部に沿う狭い帯状の部分で金属蒸着膜18を
厚くし、ポケット6をカバーする他側縁部側の領域では
金属蒸着膜18を薄くし、さらに厚肉部18Dにヒュー
ズ部34を形成した公正も実施可能である。この構成に
よれば、電子部品Wと接触しない厚肉部18Dに集中的
に電流を流すことができ、しかも、ヒューズ効果が得ら
れる利点を有する。他の部分は前出の実施形態と同様で
よい。また、この変形実施形態のカバーテープ4は、他
の実施形態にも組み合わせ可能である。
【0050】[実施形態11]図14は実施形態11を
示し、この実施形態11は、カバーテープの長手方向方
向にのびる縞模様となるように、金属蒸着膜18を形成
したことを特徴とする。このような構成によれば、金属
蒸着膜18に生じた静電気がテープの幅方向に拡散しな
い利点を有する。他の部分は前出の実施形態と同様でよ
い。また、この変形実施形態のカバーテープ4は、他の
実施形態にも組み合わせ可能である。
【0051】
【実施例】[実験1]図4の実施形態1に相当するキャ
リアテープ用カバーテープを実際に作成し、除電効果お
よび透明性を比較した。図4中のプラスチックフィルム
16として、厚さ12μmのポリエチレンテレフタレー
トフィルムを使用し、その上にアルミニウムを蒸着して
金属蒸着膜18を各種の厚さに形成した。こうして得ら
れた金属蒸着フィルム22を、ポリエチレンテレフタレ
ートからなる厚さ25μmのプラスチックフィルム12
にアクリル系粘着層14を介して接着し、カバーテープ
4を得た。このカバーテープ4をポリエステル製のキャ
リアテープ2に貼り付けて部品実装工程で使用したとこ
ろ、表1の結果が得られた。
【0052】
【表1】
【0053】「膜厚」は金属蒸着膜の質量膜厚を示して
いる。「透明性」は作業員の目視によるものであり、テ
ープ状搬送体1内の電子部品Wがはっきり見えるものを
○、視認性がやや劣るものを△、視認困難なものを×と
した。「光線透過率」は波長530nmのハロゲンラン
プの光に対する透過率を示した。「除電効果」は剥離し
たカバーテープ4に電子部品Wが付着したものを×、一
部付着したものを△、静電気の影響が全く見られなかっ
たものを○とした。
【0054】[実験2]金属蒸着膜を有しない従来のカ
バーテープ、および金属蒸着膜を有する本発明のカバー
テープを用意し、コロナ放電電極によりそれぞれを帯電
させ、電位の減衰を確認した。従来品としては、ポリ塩
化ビニル、ポリスチレン、またはポリエチレンテレフタ
レートからなる厚さ25μmのプラスチックフィルムを
使用した。一方、本発明品としては、上記従来品の上に
アルミニウムを蒸着して金属蒸着膜を80Ω/□または
300Ω/□の厚さに形成したものを使用した。
【0055】測定手順は以下の通りである。まず、ター
ンテーブル式電位減衰測定装置のターンテーブルの外周
部上に、各カバーテープをそれぞれ固定し(金属蒸着膜
を有するものは金属蒸着膜を外向きとした)、カバーテ
ープの上方に配置したコロナ放電電極によりカバーテー
プを帯電させた。次に、ターンテーブルを半回転させ、
カバーテープに対向配置されている電位測定プローブに
よりカバーテープ表面の表面電位を30秒間に亘って経
時的に測定した。コロナ放電電極の電位を正にした場合
と、負にした場合のそれぞれについて実験を行った。
【0056】測定結果を図15〜図17に示す。(−)
とあるのは、表面電位が負になるように帯電させた場合
であり、(+)とあるのは、表面電位が正になるように
帯電させた場合を示している。いずれの場合にも、カバ
ーテープ本体の材質に関係なく、金属蒸着膜を有する本
発明品では表面電位が0のままであり、帯電が生じなか
った。一方、従来品では、30秒経過後であっても帯電
したままだった。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のキャリア
テープ用カバーテープおよびテープ状搬送体によれば、
カバーテープのキャリアテープとの対向面に表面抵抗率
が20〜500Ω/□の金属蒸着層を蒸着したものであ
るから、キャリアテープからカバーテープを剥離する際
に、カバーテープおよびキャリアテープが帯電したとし
てもその静電気を金属蒸着膜を通して逃すことができ、
カバーテープに電子部品が吸い付けられたり、溜まった
電荷が放電し、電子部品を損傷することも防止できる。
それにも拘わらず、金属蒸着膜は薄いためにカバーテー
プの透明性を損なわず、テープ状搬送体に収容された電
子部品の確認作業を阻害することはないという優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るテープ状搬送体の実施形態1を
示す平面図である。
【図2】 同実施形態の側面図である。
【図3】 同実施形態の効果の説明図である。
【図4】 同実施形態の断面拡大図である。
【図5】 本発明の実施形態2の断面拡大図である。
【図6】 本発明の実施形態3の断面拡大図である。
【図7】 本発明の実施形態4の断面拡大図である。
【図8】 本発明の実施形態5のカバーテープの平面図
である。
【図9】 本発明の実施形態6のカバーテープの平面図
である。
【図10】 本発明の実施形態7のカバーテープの平面
図である。
【図11】 本発明の実施形態8のカバーテープの平面
図である。
【図12】 本発明の実施形態9のカバーテープの平面
図である。
【図13】 本発明の実施形態10のカバーテープの平
面図である。
【図14】 本発明の実施形態11のカバーテープの平
面図である。
【図15】 本発明の効果を示すグラフである。
【図16】 本発明の効果を示すグラフである。
【図17】 本発明の効果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 テープ状搬送体 2 キャリアテープ 4 カバーテープ 6 ポケット 10 金属蒸着フィルム W 電子部品 12 プラスチックフィルム 14 粘着層 16 プラスチックフィルム 18 金属蒸着膜 20 カバーテープ本体 22 金属蒸着フィルム 24 フランジ部 26 仕切り壁部 30 中間層 32 マージン 34 ヒューズ部 18A 領域 18C 薄肉部 18D 厚肉部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアテープ用カバーテープであっ
    て、キャリアテープとの対向面に表面抵抗率が20〜5
    00Ω/□の金属蒸着層を有することを特徴とするキャ
    リアテープ用カバーテープ。
  2. 【請求項2】 前記金属蒸着層の表面には、Si酸化
    物、Ti酸化物、Zr酸化物、Sn酸化物、Y酸化物、
    インジウム錫酸化物、およびMg酸化物から選択される
    1種または2種以上の材質からなる酸化防止膜が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のキャリアテー
    プ用カバーテープ。
  3. 【請求項3】 前記金属蒸着層は、カバーテープの長手
    方向に複数の領域に区画されており、隣接する各領域
    は、金属蒸着膜からなるヒューズ部により相互に導通さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載のキャ
    リアテープ用カバーテープ。
  4. 【請求項4】 前記金属蒸着膜は、キャリアテープの長
    手方向に延びる平行な縞模様をなすことを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかのキャリアテープ用カバーテー
    プ。
  5. 【請求項5】 部品収容用のポケットが長手方向に間隔
    をあけて一面に形成された帯状のキャリアテープと、前
    記ポケットを塞ぐように前記キャリアテープに貼り付け
    られる帯状のカバーテープとを具備するテープ状搬送体
    であって、 前記カバーテープは、キャリアテープとの対向面に表面
    抵抗率が20〜500Ω/□の金属蒸着層を有すること
    を特徴とするテープ状搬送体。
  6. 【請求項6】 部品収容用のポケットが長手方向に間隔
    をあけて一面に形成された帯状のキャリアテープと、前
    記ポケットを塞ぐように前記キャリアテープに貼り付け
    られる帯状のカバーテープとを具備するテープ状搬送体
    であって、 前記カバーテープは、帯状のカバーテープ本体と、前記
    ポケットとの対向位置において前記カバーテープ本体に
    固定された、前記カバーテープよりも細幅で帯状の金属
    蒸着フィルムとを具備し、 前記キャリアテープには、隣接するポケット同士の間の
    仕切り壁に、前記金属蒸着フィルムを収容し得る凹部が
    形成されていることを特徴とするテープ状搬送体。
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