JP2000281094A - チュ−ブ容器 - Google Patents

チュ−ブ容器

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JP2000281094A
JP2000281094A JP11091238A JP9123899A JP2000281094A JP 2000281094 A JP2000281094 A JP 2000281094A JP 11091238 A JP11091238 A JP 11091238A JP 9123899 A JP9123899 A JP 9123899A JP 2000281094 A JP2000281094 A JP 2000281094A
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layer
resin layer
resin
tube container
film
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JP11091238A
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Yasuharu Sugiyama
康晴 杉山
Kiyoshi Toda
清志 戸田
Chizuko Oshina
千鶴子 大科
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の無駄を防止し、かつ、表面に美麗な印
刷模様を有し、更に、バリア性基材として、無機酸化物
の蒸着膜を有する樹脂のフィルム等を使用するも、その
無機酸化物の蒸着膜に熱の作用によるクラック等の発生
がなく、また、低加重ストレスクラックの発生もなく、
バリア性基材として、その機能を充分に発揮し、内容物
の保護機能、充填包装適性等に優れたチュ−ブ容器を提
供するものである。 【解決手段】 少なくとも、表面樹脂層、中間層、およ
び、内面樹脂層を順次に積層させた構成からなる積層材
であり、更に、該積層材の両端部の最外層である表面樹
脂層面と最内層である内面樹脂層面を重ね合わせ、その
対向面をヒ−トシ−ルして筒状胴部を構成し、更に、該
筒状胴部の一方の開口部に、肩部、口部からなる頭部を
設けたラミネ−トチュ−ブ容器の表面樹脂層面に、フレ
キソ印刷方式による印刷絵柄層を設けたことを特徴とす
るチュ−ブ容器に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チュ−ブ容器に関
し、更に詳しくは、表面に美麗な印刷模様を有し、更
に、酸素ガス、水蒸気等に対するバリア性、耐内容物性
等に優れ、例えば、練り歯磨き、食品、化粧品、医薬
品、その他等の内容物の充填包装に適するチュ−ブ容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラミネ−トチュ−ブ容器等のチュ−ブ容
器は、通常、少なくとも、表面樹脂層、中間層、およ
び、内面樹脂層を順次に積層して積層材を製造し、次い
で、該積層材を使用し、その両端部の表面樹脂層と内面
樹脂層との面を重ね合わせてその対向面をヒ−トシ−ル
して筒状胴部を製造し、しかる後、該筒状胴部の一方の
開口部に口部、肩部等からなる頭部を形成し、更に、こ
れにキャップを螺合させ、他方、上記の筒状胴部の他方
の開口部から内容物を充填し、しかる後その開口部を密
閉シ−ルして底部シ−ル部を形成して、ラミネ−トチュ
−ブ容器等のチュ−ブ容器からなる包装製品を製造して
いる。ところで、上記のようなチュ−ブ容器において
は、通常、所望の絵柄模様と共に、品名、製造者、販売
者、製造年月日、その他等の所定の事項を表示する印刷
絵柄層が形成されている。而して、上記の印刷絵柄層
は、一般的に、チュ−ブ容器を構成する表面樹脂層を形
成する樹脂フィルム等の原反フィルムの裏面に、予め、
グラビア印刷方式等により形成され、しかる後、これ
と、中間層、および、内面樹脂層等を構成する材料とを
積層して積層材を製造し、しかる後、該積層材を使用し
て、ラミネ−トチュ−ブ容器等のチュ−ブ容器が製造さ
れている。また、上記のラミネ−トチュ−ブ容器等のチ
ュ−ブ容器においては、中間層を構成する材料として、
例えば、酸素ガス、水蒸気等の透過を防止するために、
アルミニウム箔、あるいは、無機酸化物の蒸着膜を有す
る樹脂のフィルム等のバリア性基材が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
チュ−ブ容器において、チュ−ブ容器を構成する表面樹
脂層を形成する樹脂フィルム等の原反フィルムの裏面
に、予め、グラビア印刷方式等により印刷絵柄層を形成
する場合には、樹脂フィルム等の原反フィルムに印刷絵
柄層を形成し、次いで、中間層、内面樹脂層等を構成す
る素材と積層し、更に、筒状胴部、頭部等を形成してチ
ュ−ブ容器を製造することから、例えば、積層時、筒状
胴部形成時、あるいは、頭部形成時等において、不良品
を製造すると、大量の原反フィルム等が無駄になるとい
う問題点がある。更に、チュ−ブ容器を構成する表面樹
脂層を形成する樹脂フィルム等の原反フィルムの裏面
に、予め、印刷絵柄層を形成する場合には、それを使用
したチュ−ブ容器を全て消費しないかぎり、次の新形
態、新製品等からなるチュ−ブ容器に移行することがで
きないという問題点もある。また、上記のチュ−ブ容器
において、中間層を構成する素材として、無機酸化物の
蒸着膜を有する樹脂のフィルムを使用する場合には、該
無機酸化物の蒸着膜がガラス質であることから、該無機
酸化物の蒸着膜にクラックを発生し易く、例えば、積層
材を製造する際の加熱加圧、あるいは、ラミネ−トチュ
−ブ容器を構成する筒状胴部を製造する際の積層材の両
端部の表面樹脂層と内面樹脂層の面を重ね合わせてその
対向面をヒ−トシ−ルする時の加熱加圧、あるいは、筒
状胴部の他方の開口部から内容物を充填後該開口部を密
閉シ−ルする時の加熱加圧等により、無機酸化物の蒸着
膜を有する樹脂のフィルムの無機酸化物の蒸着膜に熱収
縮によるクラックを発生し、バリア性が著しく低下する
という問題点がある。更に、無機酸化物の蒸着膜を有す
る樹脂のフィルムにおいて、通常、無機酸化物の蒸着膜
としては、酸化珪素の蒸着膜が使用されるが、このもの
は、その膜自体が無色透明ではなく、若干、黄色を呈し
ていることから、印刷した場合に意匠性に劣り、また、
その商品性にも欠けるという問題点がある。このため、
その代替え膜として、酸化アルミニウムの蒸着膜が考え
られるが、このものは、透明性は、酸化珪素の蒸着膜よ
りも優れるが、ガスバリア性、特に、水蒸気透過度が悪
く、練歯磨き等においては、重量減少が大きいという問
題点がある。また、上記のようなチュ−ブ容器において
は、スタンディングチュ−ブ等のように直接店頭に陳列
される場合、包装製品の搬送時に積み重ねにより、いわ
ゆる、低加重ストレスクラックが発生し、陳列時に、底
部シ−ル部から内容物が徐々に漏れ出すという問題点も
ある。また、上記のアルミニウム箔等のバリア性基材を
使用するものは、透明性に欠けて内容物を視認し得ない
という問題点があり、更に、アルミニウム箔が、環境破
壊の元凶であり、使用後のチュ−ブ容器の廃棄処理適正
に欠けるという問題点もある。そこで本発明は、材料の
無駄を防止し、かつ、表面に美麗な印刷模様を有し、更
に、バリア性基材として、無機酸化物の蒸着膜を有する
樹脂のフィルム等を使用するも、その無機酸化物の蒸着
膜に熱の作用によるクラック等の発生がなく、また、低
加重ストレスクラックの発生もなく、バリア性基材とし
て、その機能を充分に発揮し、内容物の保護機能、充填
包装適性等に優れたチュ−ブ容器を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決すべく鋭意研究した結果、フレキソ印刷
方式、および、その構造中に、バリア性、保香性等を有
する機能性樹脂層を内包する多層積層ヒ−トシ−ル材層
に着目し、まず、少なくとも、表面樹脂層、中間層、お
よび、内面樹脂層を順次に積層して積層材を製造し、而
して、該積層材を製造するに際し、特に、内面樹脂層と
して、バリア性、保香性等を有する機能性樹脂層を内包
する多層積層ヒ−トシ−ル材層を使用して積層材を製造
し、次いで、該積層材から筒状胴部を製造し、更に、該
筒状胴部を使用し、その一方の開口部に、口部、肩部等
からなる頭部を形成してチュ−ブ容器を製造し、しかる
後、該チュ−ブ容器の表面に、フレキソ印刷方式を使用
してフレキソ印刷による所望の印刷絵柄層を形成し、次
いで、該チュ−ブ容器の他方の開口部から、例えば、練
り歯磨き等の内容物を充填包装して包装製品を製造した
ところ、使用する材料の無駄を防止し、かつ、その表面
に美麗な印刷絵柄層を有し、更に、積層材の製造時の
熱、あるいは、容器の製造時の熱、更に、内容物を充填
し開口部をヒ−トシ−ルする時の熱等により酸化珪素の
薄膜を有する樹脂のフィルムの酸化珪素の薄膜にクラッ
クの発生等を防止することができ、更に、内容物への異
臭の移行等も防止することができ、また、低加重ストレ
スクラックに対しても充分な耐性を有し、内容物の漏洩
等も認められず、また、デラミ等の現象もなく、内容物
の保香性、保存性等に優れ、例えば、練り歯磨き、食
品、化粧品、医薬品、その他等の内容物の充填包装に有
用なチュ−ブ容器を製造し得ることを見出して本発明を
完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、少なくとも、表面樹
脂層、中間層、および、内面樹脂層を順次に積層させた
構成からなる積層材であり、更に、該積層材の両端部の
最外層である表面樹脂層面と最内層である内面樹脂層面
とを重ね合わせ、その対向面をヒ−トシ−ルして筒状胴
部を構成し、更に、該筒状胴部の一方の開口部に、肩
部、口部からなる頭部を設けたラミネ−トチュ−ブ容器
の表面樹脂層面に、フレキソ印刷方式による印刷絵柄層
を設けたことを特徴とするチュ−ブ容器に関するもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】上記の本発明について以下に更に
詳しく説明する。まず、本発明にかかるチュ−ブ容器の
構成について図面を用いて説明すると、図1、図2およ
び図3は、本発明にかかるチュ−ブ容器を形成する積層
材についてその層構成の二三例を示す概略的断面図であ
り、図4は、図1に示す積層材を使用して製造した本発
明にかかるチュ−ブ容器の構成を示す概略的半断面図で
ある。
【0007】まず、本発明にかかるチュ−ブ容器を形成
する積層材Aとしては、図1に示すように、外側から、
少なくとも、表面樹脂層1、中間層2、および、内面樹
脂層3を順次に積層した構成からなることを基本構造と
するものである。本発明にかかるチュ−ブ容器を形成す
る積層材について、更に具体的に例示すると、図2に示
すように、少なくとも、表面樹脂層1、中間層2、およ
び、内面樹脂層3を順次に積層した構成からなり、更
に、該内面樹脂層3が、少なくとも、機能性樹脂層4、
および、第1のヒ−トシ−ル性樹脂層5の2層積層ヒ−
トシ−ル材層6aからなる積層材A1 を使用することが
できる。更に、本発明においては、図3に示すように、
少なくとも、表面樹脂層1、中間層2、および、内面樹
脂層3を順次に積層した構成からなり、更に、該内面樹
脂層3が、少なくとも、第2のヒ−トシ−ル性樹脂層5
a、機能性樹脂層4、および、第1のヒ−トシ−ル性樹
脂層5の3層積層ヒ−トシ−ル材層6bからなる積層材
2 を使用することができる。而して、上記に例示した
積層材は、その二三を例示したものであり、本発明は、
上記に例示した構成からなる積層材に限定されるもので
はなく、種々の形態の積層材を使用することができる。
例えば、図示しないが、各層間には、用途、充填する内
容物等によって、更に別の材料からなる層を設けること
ができ、また、その積層順序としては、任意に積層する
ことができるものである。
【0008】次に、本発明において、上記のようなチュ
−ブ容器を形成する積層材を使用して、本発明にかかる
チュ−ブ容器を製造する一例を挙げれば、図4は、上記
の図1に示すチュ−ブ容器を形成する積層材Aを使用し
て製造した本発明にかかるチュ−ブ容器の構成を示す概
略的半断面図である。本発明においては、図4に示すよ
うに、まず、上記の図1に示すチュ−ブ容器を形成する
積層材Aを丸めて、該積層材Aの両端部の最外層である
表面樹脂層面と最内層である内面樹脂層面とを重ね合わ
せ、その重合端部を溶着して溶着部11を形成して筒状
胴部12を製造し、而して、該筒状胴部12をチュ−ブ
容器を構成する胴部とするものである。次いで、本発明
においては、上記の筒状胴部12の一方の開口部の上部
に、チュ−ブ容器を構成する肩部13、口部14等から
なる頭部15を常法に従って形成し、しかる後、筒状胴
部12の表面に、フレキソインキ組成物を使用し、フレ
キソ印刷方式により、文字、図形、記号、絵柄等のフレ
キソ印刷絵柄層16を形成するものである。而して、本
発明においては、上記の図4に示すように、上記で形成
した頭部15の口部14に密閉するキャップ17を取り
付けて、本発明にかかるチュ−ブ容器Rを製造するもの
である。なお、上記で製造したチュ−ブ容器Rは、筒状
胴部12の他方の開口部より、例えば、練り歯磨き等の
内容物18を適量分だけ充填包装し、しかる後、該開口
部を溶着して底溶着部19を形成して、内容物18を充
填包装したチュ−ブ包装体Raを製造することができ
る。上記に挙げた例は、本発明のチュ−ブ容器の一例を
例示したにしか過ぎないものであり、これによって本発
明は限定されるものではない。
【0009】次に、本発明において、上記のような積層
材、チュ−ブ容器等を構成する材料について説明する。
まず、本発明において、表面樹脂層、および、内面樹脂
層を構成する材料としては、前述のように、積層材を丸
めてその重合端部を溶着して筒状胴部を製造することか
ら、加熱により溶融して相互に融着することができるヒ
−トシ−ル性を有する樹脂を使用して構成することが好
ましく、特に、表面樹脂層を構成する材料としては、フ
レキソ印刷方式により、フレキソ印刷による印刷絵柄層
を形成し得るヒ−トシ−ル性を有する樹脂を使用するこ
とが望ましいものである。具体的には、上記のヒ−トシ
−ル性を有する樹脂としては、例えば、低密度ポリエチ
レン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖
状(線状)低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン
−メタクリル酸メチル共重合体、エチレン−プロピレン
共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテンポリマ
−、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタク
リル酸共重合体、ポリエチレンまたはポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂を不飽和カルボン酸を使用して
酸変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル系樹脂、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル系樹脂、その他等の樹脂を使用することができる。而
して、上記のヒ−トシ−ル性を有する樹脂は、例えば、
フィルムないしシ−ト、あるいは、その樹脂を含む組成
物によるコ−ティング膜の状態で使用することができ
る。その膜もしくはフィルムないしシ−トの厚さとして
は、10μmないし200μm位、好ましくは、15μ
mないし100μm位が望ましい。
【0010】更に、本発明においては、上記の表面樹脂
層、内面樹脂層等を構成する材料として、特に、メタロ
セン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体を使用することができる。上記のメタロセン触
媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体
としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモ
キサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とア
ルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタ
ロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−α・オレ
フィン共重合体を使用することができる。メタロセン触
媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触
媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることか
らシングルサイト触媒とも呼ばれているものである。具
体的には、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、
三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、
米国、エクソン・ケミカル(EXXON CHEMIC
AL)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米
国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMICAL)社製
の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品
名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタロセン触媒
を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体を
使用することができる。
【0011】更に、本発明において、内面樹脂層を構成
する材料としては、多層積層ヒ−トシ−ル材層を使用す
ることが望ましく、具体的には、前述のように、少なく
とも、機能性樹脂層、および、第1のヒ−トシ−ル性樹
脂層の2層積層ヒ−トシ−ル材層(図2参照)、あるい
は、第2のヒ−トシ−ル性樹脂層、機能性樹脂層、およ
び、第1のヒ−トシ−ル性樹脂層の3層積層ヒ−トシ−
ル材層(図3参照)等を使用することができる。而し
て、本発明において、本発明にかかる多層積層ヒ−トシ
−ル材層を構成する第1、または、第2のヒ−トシ−ル
性樹脂層を形成する材料としては、押し出し成形が可能
であり、かつ、熱によって溶融し相互に融着し得るもの
であればよく、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密
度ポリエチレン、ポリプロピレ、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレ
ン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重
合体、メチルペンテンポリマ−、ポリエチレン若しくは
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
−ル酸、イタコン酸、その他等の不飽和カルボン酸で変
性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、その
他等の樹脂の1種ないしそれ以上からなる樹脂を使用す
ることができる。なお、本発明において、上記のような
樹脂を使用して第1と第2のヒ−トシ−ル性樹脂層を形
成する際に、同種の樹脂、あるいは、異種の樹脂を組み
合わせて形成することができ、具体的には、例えば、第
1のヒ−トシ−ル性樹脂層と第2のヒ−トシ−ル性樹脂
層とを、同種のポリエチレン系樹脂を使用して形成して
もよく、また、第1のヒ−トシ−ル性樹脂層と第2のヒ
−トシ−ル性樹脂層とを、異種のポリエチレン系樹脂と
エチレン−酢酸ビニル共重合体、または、ポリエチレン
系樹脂とエチレン−メタクリル酸共重合体とを使用して
形成することもできる。
【0012】ところで、本発明においては、上記のよう
な樹脂の中でも、特に、線状低密度ポリエチレンを使用
することが好ましいものである。上記の線状低密度ポリ
エチレンは、粘着性を有することから破断の伝搬が少な
く耐衝撃性を向上させるという利点があるものであり、
また、内層は常時内容物に接触していることから、耐環
境ストレスクラッキング性の劣化を防止するためにも有
効なものである。また、本発明においては、線状低密度
ポリエチレンに、他の樹脂をブレンドすることもでき、
例えば、エチレン−ブテン共重合体等をブレンドするこ
とにより、若干、耐熱性に劣り高温環境下ではシ−ル安
定性が劣化する傾向があるものの、引き裂き性が向上
し、易開封性に寄与するという利点がある。更に、本発
明において、上記のようなヒ−トシ−ル性を有する樹脂
としての線状低密度ポリエチレンとしては、具体的に
は、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オ
レフィン共重合体を使用することができる。上記のメタ
ロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチ
ルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン
錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわ
ち、メタロセン触媒を使用して重合してなるエチレン−
α・オレフィン共重合体を使用することができる。メタ
ロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチ
サイト触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であ
ることからシングルサイト触媒とも呼ばれているもので
ある。具体的には、三菱化学株式会社製の商品名「カ−
ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリ
ュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXXON CH
EMICAL)社製の商品名「エクザクト(EXAC
T)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW CHEMIC
AL)社製の商品名「アフィニティ−(AFFINIT
Y)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタ
ロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体を使用することができる。本発明において、上
記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オ
レフィン共重合体を使用する場合には、袋体を製造する
ときに、低温ヒ−トシ−ル性が可能であるという利点を
有するものである。
【0013】次にまた、本発明において、本発明にかか
る多層積層ヒ−トシ−ル材層を構成する機能性樹脂層を
形成する材料としては、酸素ガス、水蒸気等に対するバ
リア性、および/または、充填包装する内容物中に含ま
れる香料成分等の吸着が少なく保香性等に富み、更に、
変味、異臭等を生じない性質を有し、かつ、押し出し成
形が可能である樹脂を使用することができ、具体的に
は、例えば、ポリアクリル系樹脂、ポリメタクリル系樹
脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリメタクリロニト
リル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系
樹脂、ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂若しくはその
エチレン成分および/またはテレフタレ−ト成分の一部
を他のジまたはたその以上の多価アルコ−ル成分または
ジカルボン酸成分で共重合ないし変性した樹脂あるいは
ポリエチレンナフタレ−ト系樹脂等のポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体
のケン化物、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、その他等の樹
脂を使用することができる。而して、本発明において
は、上記の樹脂の中でも、保香性を有すると共に酸素ガ
スあるいは水蒸気等に対するバリア性を有する樹脂を使
用することが望ましく、具体的には、例えば、エチレン
−酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリアミド系樹脂、
ポリアクリロニトリル系樹脂、または、ポリエステル系
樹脂等からなる保香性、バリア性等に富む樹脂を使用す
ることが望ましいものである。
【0014】次に、本発明において、上記のような材料
を使用して本発明にかかる多層積層ヒ−トシ−ル材層の
製造法について説明すると、その製造法としては、例え
ば、性質の異なる樹脂を多層フィルム化する成形方法、
例えば、Tダイ法、インフレ−ション法、多層共押し出
しラミネ−ト法等を採用するものである。具体的には、
フィ−ドブロック法、マルチマニホ−ルド法等の多層T
ダイキャスト成形法、あるいは、多層インフレ−ション
成形法、更には、多層共押し出しラミネ−ト成形法等の
成形方法を使用して、本発明にかかる多層積層ヒ−トシ
−ル材層を製造することができる。本発明においては、
例えば、ポリエチレン系樹脂からなる第1のヒ−トシ−
ル性樹脂層/酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる接着
性樹脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物か
らなる機能性層/酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる
接着性樹脂層/ポリエチレン系樹脂からなる第2のヒ−
トシ−ル性樹脂層等の3種5層積層体、あるいは、ポリ
エチレン系樹脂からなる第1のヒ−トシ−ル性樹脂層/
酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる接着性樹脂層/エ
チレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物からなる機能性
樹脂層/酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる接着性樹
脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物からな
る機能性樹脂層/酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる
接着性樹脂層/ポリエチレン系樹脂からなる第2のヒ−
トシ−ル性樹脂層等の3種7層積層体等を製造すること
ができるものである。
【0015】また、本発明においては、フィ−ドブロッ
ク法、マルチマニホ−ルド法等の多層Tダイキャスト成
形法、あるいは、多層インフレ−ション成形法、更に
は、多層共押し出しラミネ−ト成形法等の成形方法を使
用して、例えば、ポリエチレン系樹脂からなる第1のヒ
−トシ−ル性樹脂層/酸変性ポリオレフィン系樹脂から
なる接着性樹脂層/エチレン−酢酸ビニル共重合体のケ
ン化物からなる機能性樹脂層等の3種3層積層体、ある
いは、ポリエチレン系樹脂からなる第1のヒ−トシ−ル
性樹脂層/酸変性ポリオレフィン系樹脂からなる接着性
樹脂層/ナイロン系樹脂からなる機能性樹脂層等の3種
3層積層体等を製造することができる。次に、本発明に
おいて、上記のような本発明にかかる多層積層ヒ−トシ
−ル材層を構成する各層の厚さとしては、例えば、第1
または第2のヒ−トシ−ル性樹脂層の厚さとしては、約
1〜200μm位、好ましくは、5〜100μm位が望
ましく、また、機能性樹脂層としては、約1〜100μ
m位、好ましくは、5〜50μm位が望ましく、更に、
第1または第2のヒ−トシ−ル性樹脂層と機能性樹脂層
との各層間の接着性樹脂層としては、約1〜100μm
位、好ましくは、5〜50μm位が望ましい。
【0016】次に、本発明において、中間層を構成する
材料としては、例えば、チュ−ブ容器を構成する基本素
材としての、機械的、物理的、化学的、その他等におい
て優れた性質を有し、特に、強度を有して強靱であり、
かつ耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用
することができる。具体的には、例えば、ポリエステル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセ
タ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、その他等の強靱な樹脂の
フィルムないしシ−ト、その他等を使用することができ
る。而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとして
は、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向
に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用する
ことができる。そのフィルムの厚さとしては、5μmな
いし100μm位、好ましくは、10μmないし50μ
m位が望ましい。なお、本発明においては、上記のよう
な基材フィルムには、例えば、文字、図形、記号、絵
柄、模様等の所望の印刷絵柄を通常の印刷法で表刷り印
刷あるいは裏刷り印刷等が施されていてもよい。
【0017】次にまた、本発明において、上記の中間層
を構成する材料としては、例えば、紙層を構成する各種
の紙基材を使用することができ、具体的には、本発明に
おいて、紙基材としては、賦型性、耐屈曲性、剛性等を
持たせるものであり、例えば、強サイズ性の晒または未
晒の紙基材、あるいは純白ロ−ル紙、クラフト紙、板
紙、加工紙等の紙基材、その他等を使用することができ
る。上記において、紙層を構成する紙基材としては、坪
量約80〜600g/m2位のもの、好ましくは、坪量
約100〜450g/m2 位のものを使用することが望
ましい。勿論、本発明においては、紙層を構成する紙基
材と、上記に挙げた基材フィルムとしての各種の樹脂の
フィルムないしシ−ト等を併用して使用することができ
る。
【0018】更にまた、本発明において、上記の中間層
を構成する材料としては、例えば、酸素ガス、水蒸気等
に対するバリア性素材、太陽光等に対する遮光性素材、
あるいは、内容物に対する保香性等を有する素材等を使
用することができる。具体的には、上記のバリア性素材
としては、例えば、酸化珪素、酸化アルミニウム等の無
機酸化物の蒸着薄膜を有する樹脂のフィルムないしシ−
トを使用することができる。例えば、真空蒸着法、スパ
ッタリング法、イオンプレ−ティング法クラスタ−イオ
ンビ−ム法等の物理気相成長法(Physical V
apor Deposition法、PVD法)、ある
いは、プラズマ化学気相成長法、熱化学気相成長法、光
化学気相成長法等の化学気相成長法(Chemical
VaporDeposition法、CVD法)等を
利用して、樹脂のフィルムの上に、酸化珪素、酸化アル
ミニウム等の無機酸化物の蒸着薄膜を形成した樹脂のフ
ィルムないしシ−トを使用することができる。更に、具
体的に説明すると、上記のPVD法では、例えば、巻き
取り式蒸着機を使用し、真空チャンバ−の中で、巻き出
しロ−ルから出た樹脂のフィルムを蒸着チャンバ−の中
に入れ、ここで、るつぼで熱せられた蒸着源を蒸発さ
せ、更に、必要ならば、酸素吹き出し口より酸素等を噴
出させながら、冷却したコ−ティングドラム上の樹脂の
フィルムの上に、マスクを介して酸化アルミニウム、酸
化珪素等の無機酸化物の蒸着膜を成膜化し、次いで蒸着
薄膜を形成した樹脂のフィルムを巻き取りロ−ルに巻き
取ることによって、本発明にかかる無機酸化物の蒸着薄
膜を有する樹脂のフィルムを製造することができる。一
方、上記のCVD法では、蒸着チャンバ−内に配置され
た巻き出しロ−ルから繰り出した樹脂のフィルム面に、
蒸着チャンバ−内の冷却、電極ドラム周面上において、
蒸着原料揮発供給装置から供給されるモノマ−ガスとし
ての有機珪素化合物、酸素ガス、不活性ガスからなる混
合ガスを導入し、プラズマによって酸化珪素の蒸着薄膜
を形成した樹脂のフィルムを製造することができる。而
して、本発明においては、上記のような酸化アルミニウ
ム、酸化珪素等の無機酸化物の蒸着薄膜を有する樹脂の
フィルムにおいて、酸素ガス、あるいは、水蒸気等が透
過することを阻止し、これらに対するバリア−性基材と
しての機能を奏するものである。
【0019】上記において、無機酸化物の蒸着薄膜の厚
さとしては、十分なバリア−性を得るために、通常、5
0Å〜3000Å位であることが好ましく、特に、本発
明においては、100Å〜2000Å位が望ましい。更
に詳しくは、上記のPVD法においては、酸化アルミニ
ウムの蒸着薄膜の膜厚としては、200Å〜1000Å
位、好ましくは、300Å〜500Å位が望ましく、ま
た、上記のCVD法においては、酸化珪素の蒸着薄膜の
膜厚としては、50Å〜500Å位、好ましくは、10
0Å〜300Å位が望ましい。なお、上記において、総
じて、無機酸化物の蒸着薄膜の厚さが、2000Åを超
えると、無機酸化物の蒸着薄膜にクラック等が入りやす
くなり、そりによりバリア−性が低下するという危険性
があると共に、材料コストが高くなるという問題点であ
るので好ましくはなく、また、100Å未満であると、
その機能を奏することが困難になることから好ましくな
いものである。また、上記の無機酸化物の蒸着薄膜を支
持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステル
フィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィル
ム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−
ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フ
ィルム、その他等を使用することができる。上記の樹脂
のフィルムの表面は、予め、蒸着膜の密着性を高めるた
めに、例えば、蒸着プライマ−等をコ−ティングするこ
とができ、その他、所要の前処理を任意に施すことは可
能である。なお、本発明において、上記のCVD法によ
る蒸着原料としては、有機珪素化合物やその誘導体を使
用することができる。
【0020】また、本発明において、バリア性素材、あ
るいは、保香性等を有する素材等としては、例えば、ポ
リ塩化ビニリデン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリア
ミド系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニ
ルがおよそ79〜92wt%)を完全ケン化したエチレ
ン含有率25〜50モル%のエチレン−ビニルアルコ−
ル共重合体、ポリビニルアルコ−ル、ポリアクリロニト
リル、その他等のガスバリア−性に富む樹脂のフィルム
ないしシ−ト、あるいは、コ−ティング膜を使用するこ
とができる。
【0021】更にまた、本発明において、バリア性素材
としては、いわゆる、ゾルゲル製膜による無機・有機ハ
イブリット膜を使用することができる。具体的には、例
えば、一般式、M(0R)n (ただし、式中、Mは、金
属元素を表し、その具体例として、Si、Al、Sr、
Ba、Pb、Ti、Zr、La、Na等を挙げられ、R
は、メチル、エチル、プロピル、ブチル等の炭素数が1
〜8個のアルキル基を表す。)で表される金属アルコキ
シドの一種ないし2種以上を使用し、これに、例えば、
ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体
のケン化物等の水溶性樹脂、あるいは、親水性樹脂等を
添加し、更に、水、アルコ−ル等の溶剤で充分に混練し
てコ−ト液を生成し、また、その中に共存している化合
物が加水分解反応および縮重合反応等を起こし、あるい
は、この反応の過程、または、反応終了後に、有機物や
触媒を添加し、高分子量化してゾル状のコ−ト液を得る
ことができる。而して、上記のゾル状のコ−ト液を酸化
アルミニウムの蒸着膜の上に、インライン、あるいは、
オフラインでコ−ティングし、次いで、該コ−ト層を7
0〜200℃位の温度範囲で加熱すると、非結晶性のセ
ラミック質の透明な薄膜を製造することができ、これを
ゾルゲル製膜による無機・有機ハイブリット膜として使
用することができるものである。
【0022】上記において、反応系に添加する有機物と
しては、例えば、アルコ−ル、アルデヒド、カルボン
酸、アミド、アミン、イソシアネ−ト、その他等の化学
反応性に富む官能基を有する低ないし高分子物を使用す
ることができる。また、上記において、触媒としては、
有機酸、有機塩基、無機酸、無機塩基、金属酸化物等を
使用することができる。上記のゾルゲル製膜による無機
・有機ハイブリット膜は、上記の無機酸化物の蒸着薄膜
を有する樹脂のフィルムの無機酸化物の蒸着薄膜面に設
けられて、その無機酸化物の蒸着薄膜の保護と共に酸素
ガス、水蒸気等に対するバリア性基材として作用し、そ
の無機酸化物の蒸着薄膜を有する樹脂のフィルムのバリ
ア性と相乗し、極めて高度のバリア性基材として作用す
るものである。上記において、コ−ティング法として
は、例えば、グラビアコ−ト、ロ−ルコ−ト、リバ−ス
コ−ト、ナイフコ−ト、その他等の方法で行うことがで
きる。また、上記のゾルゲル製膜による無機・有機ハイ
ブリット膜の膜厚としては、1000Å〜50μm位の
ものを使用することができる。なお、本発明において、
上記のゾルゲル製膜化においては、例えば、イソシアネ
−ト化合物等の硬化剤を使用することもできる。
【0023】次にまた、本発明においては、中間層を構
成する材料としては、例えば、太陽光等の光を遮光する
性質を有する遮光性素材、あるいは、水蒸気、水等を透
過しない性質等を有する耐水性素材を使用することがで
き、これは、単体の基材でもよく、あるいは二種以上の
基材を組み合わせてなる複合基材等であってもよい。具
体的には、例えば、水蒸気、水等のバリア−性を有する
耐水性素材としては、例えば、低密度ポリエチレン、中
密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用する
ことができ、また、遮光性素材としては、例えば、樹脂
に顔料等の着色剤、更に、その他等の所望の添加剤を加
えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の
着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することがで
きる。これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わ
せて使用することができる。上記のフィルムないしシ−
トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし
300μm位、更には、10μmないし100μm位が
望ましい。
【0024】ところで、通常、ラミネ−トチュ−ブ容器
は、物理的にも化学的にも過酷な条件におかれることか
ら、かかる容器を構成する積層材には、厳しい包装適性
が要求され、変形防止強度、落下衝撃強度、耐ピンホ−
ル性、耐熱性、密封性、品質保全性、作業性、衛生性、
その他等の種々の条件が要求され、このために、本発明
においては、上記のような材料の他に、上記のような諸
条件を充足するその他の材料を任意に使用することがで
き、具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹
脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテ
ンポリマ−、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹
脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メ
タ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合
体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェン−ス
チレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリ
ビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセ
タ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−
ス、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トから
任意に選択して使用することができる。その他、例え
ば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することが
できる。本発明において、上記のフィルムないしシ−ト
は、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等の
いずれのものでも使用することができる。また、その厚
さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲か
ら選択して使用することができる。更に、本発明におい
ては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、
インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性
状の膜でもよい。
【0025】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して、本発明にかかるチュ−ブ容器を形成
する積層材を製造する方法について説明すると、かかる
方法としては、通常の包装材料を製造するときに使用す
るラミネ−トする方法、例えば、ウエットラミネ−ショ
ン法、ドライラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ
−ション法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し
出し成形法、共押し出しラミネ−ション法、インフレ−
ション法、その他等の任意の方法で行うことができる。
而して、本発明においては、上記のラミネ−トを行う際
に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の
前処理をフィルムに施すことができ、また、例えば、イ
ソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイミン
系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−コ−
ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリル
系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル系、
セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の公知
のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を任意に使用することが
できる。
【0026】ところで、上記のような積層材の製造法に
おいて、押し出しラミネ−トする際の接着性樹脂層を構
成する押し出し樹脂としては、例えば、ポリエチレン、
エチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、
ポリブテン、ポリイソブテン、ポエイソブチレン、ポリ
ブタジエン、ポリイソプレン、エチレン−メタクリル酸
共重合体、あるいはエチレン−アクリル酸共重合体等の
エチレンと不飽和カルボン酸との共重合体、あるいはそ
れらを変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、その他等を使用することが
できる。また、本発明において、ドライラミネ−トする
際の接着剤層を構成する接着剤としては、具体的には、
ドライラミネ−ト等において使用される2液硬化型ウレ
タン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエ
−テルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエス
テル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリ酢酸ビニル系
接着剤、エボキシ系接着剤、ゴム系接着剤、その他等を
使用することができる。
【0027】次に、本発明においては、本発明にかかる
チュ−ブ容器を製造するに際し、例えば、筒状胴部を製
造する際のヒ−トシ−ルする方法としては、例えば、バ
−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパル
スシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル、火炎シ−ル等
の公知の方法で行うことができる。
【0028】次に本発明においては、上記で製造したチ
ュ−ブ容器を形成する積層材を使用し、まず、それを丸
めてその重合端部を溶着して押し出しチュ−ブを構成す
る筒状胴部を製造し、次にその筒状胴部の上方に、例え
ば、高密度ポリエチレン等を射出成形法、圧縮成形法、
その他の成形法で成形溶着して肩部および口部等からな
る頭部を形成し、しかる後、上記の筒状胴部の表面に、
フレキソ印刷方式を用いて、フレキソインキを使用し、
文字、図形、記号、絵柄等からなるフレキソ印刷絵柄層
を印刷、形成し、次いで、頭部を構成する口部にキャッ
プを取り付けて、本発明にかかるチュ−ブ容器を製造す
ることができる。而して、本発明においては、上記で製
造したチュ−ブ容器の下端部の開口部から充填包装する
内容物を充填し、次いでその開口部をヒ−トシ−ルして
底溶着部を形成して、チュ−ブ包装体を製造することが
できる。上記において、充填包装する内容物としては、
例えば、練り歯磨き、化粧品、糊、練りがらし、練りわ
さび、クリ−ム、絵の具、軟膏、医薬品、その他等を挙
げることができる。上記において、チュ−ブ容器の肩
部、口部等からなる頭部を構成する材料として、上記の
ような高密度ポリエチレンの他に、更に、前述のメタロ
セン触媒を使用して重合したエチレン−α・オレフィン
共重合体等を使用することもできる。上記において、フ
レキソ印刷は、上記のように無地の筒状同部の表面に行
う代わりに、無地の積層材の表面に行うこともできるも
のである。
【0029】上記において、フレキソ印刷としては、凸
版印刷の一種であり、フレキシブルな樹脂またはゴム凸
版を用い、溶剤乾燥型のフレキソインキを用いて、文
字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷絵
柄層を印刷して形成するものである。また、上記のフレ
キソインキとしては、ゴム凸版等を比較的侵さない、ア
ルコ−ル系または水性のビヒクルを主体とした蒸発乾燥
型インキ、あるいは、紫外線硬化型インキ等を使用する
ことができるものである。而して、本発明においては、
フレキソ印刷方式を用いることにより、無地の状態で積
層材を製造し、更に、無地の状態で筒状同部を製造する
ことができ、而して、その無地の積層材あるいは筒状同
部の表面に直接印刷して、所望の印刷絵柄層を形成する
ことができるので、印刷不良等が発生しても、単に、少
量の積層材あるいは数本の筒状同部等を不良品とすれば
足りるので、不良品の発生を極力抑えることができると
いう利点を有するものである。すなわち、通常、プラス
チックフィルム等の原反フィルムに印刷して所望の印刷
絵柄層を形成し、しかる後、これに他のプラスチックフ
ィルム等を積層して、印刷絵柄付きの積層材を製造し、
次いで、該積層材から筒状同部等を製造しているが、印
刷不良品が、例えば、積層材、あるいは、筒状同部等に
おいて発見されると、すべての半製品等が不良品とな
り、製造プロセス、製造コスト等を著しく不利にするも
のであるが、本発明は、そのような問題点を解消し得る
という利点を有するものである。
【0030】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に具体
的に本発明を説明する。 実施例1 (1).片面にコロナ放電処理した厚さ80μmのシン
グルサイト系触媒により重合されたリニア低密度ポリエ
チレンフィルムを用意した。 (2).他方、片面にコロナ放電処理を施した厚さ80
μmの乳白色低密度ポリエチレンフィルムのコロナ放電
処理面と、片面に酸化珪素の蒸着薄膜を有する厚さ12
μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの
酸化珪素の蒸着薄膜面とを対向させ、その両者を、2液
硬化型のウレタン系接着剤を用いてドライラミネ−トし
て積層した。 (3).更に、高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.
918、メルトインデックス、MI=7.0)と、酸無
水物グラフト重合低密度ポリエチレン(接着性樹脂、密
度=0.91、メルトインデックス、MI=6.2)
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物(エチレ
ン含量38モル%、密度=1.17、メルトインデック
ス、MI=8.0)との3種類の樹脂を使用し、多層イ
ンフレ−ション法により多層フィルム化成形を行い、下
記の層構成からなる3種5層の多層積層ヒ−トシ−ル材
層を製造した。厚さ5μmの低密度ポリエチレン層/厚
さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン層
/厚さ5μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化
物層/厚さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエ
チレン層/厚さ5μmの低密度ポリエチレン層 (4).次に、上記の(1)のフィルムのコロナ放電処
理面に、2液硬化型のウレタン系接着剤をコ−ティング
後、低密度ポリエチレンを用いて、これを厚さ20μm
に溶融押し出しながら、上記の(2)で積層した乳白色
低密度ポリエチレンフィルム面を対向させて、その両者
を押し出しラミネ−トして積層した。 (5).次に、上記の(4)で積層した酸化珪素の蒸着
薄膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルム面に、2液硬化型のウレタン系接着剤をコ
−ティング後、低密度ポリエチレンを用いて、これを厚
さ20μmに溶融押し出しながら、上記の(3)の多層
積層ヒ−トシ−ル材層の一方の低密度ポリエチレン層面
を対向させて、その両者を押し出しラミネ−トして、積
層材を製造した。 (6).次に、上記で製造した積層材を使用し、まず、
該積層材を打ち抜き加工してブランク板を製造し、背貼
り部を、215℃、3秒間、3Kg/cm2 の熱溶着条
件で、内面が内面側になるように、ヒ−トシ−ルして、
直径35mm、高さ160mmのチュ−ブ容器の胴部と
なる円筒体を製造した。次いで、上記ので製造した円筒
体をチュ−ブ容器成形用のマンドレルに装着し、次に該
円筒体の一方の端部に、常法により円錐台形状の肩部と
それに連続する細首の口頸部からなる頭部を、高密度ポ
リエチレン98.0重量部に、乳白顔料を2.0重量%
添加した高密度ポリエチレン組成物を使用し、樹脂温度
245℃で圧縮成形法で成形した。更に、上記で頭部を
成形した後、円筒体の表面に、紫外線硬化型フレキソイ
ンキ組成物を使用し、フレキソ印刷法により、所望の印
刷絵柄層を形成して、本発明にかかるチュ−ブ容器を製
造した。次に、上記の頭部を有する円筒体の口頸部に、
キャップを螺旋し、次いで、円筒体の他方の開口部か
ら、市販の歯磨き150gを充填し、次いで、該円筒体
の開口部をヒ−トシ−ルして、チュ−ブ容器包装体を製
造した。
【0031】実施例2 上記の実施例1において、(3)の多層積層ヒ−トシ−
ル材層の代わりに、下記の(1)に示す多層積層ヒ−ト
シ−ル剤層を使用し、それ以外は、上記の実施例1と全
く同様にして、本発明にかかるチュ−ブ容器、および、
チュ−ブ容器包装体を製造した。 (1).高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.91
8、メルトインデックス、MI=7.0)と、酸無水物
グラフト重合低密度ポリエチレン(接着性樹脂、密度=
0.90、メルトインデックス、MI=4.4)とポリ
メタキシレンジアジパミド樹脂(芳香族系ナイロン樹
脂、三菱瓦斯化学工業株式会社製、商品名、MX−N
y、融点、Tm=240℃、メルトインデックス、MI
=7.0、相対粘度、2.1)との3種類の樹脂を使用
し、多層共押し出しラミネ−ト法により、共押し出し成
形して、下記の層構成からなる多層積層ヒ−トシ−ル材
層を製造した。厚さ5μmの低密度ポリエチレン層/厚
さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン層
/厚さ5μmのポリメタキシレンジアジパミド樹脂層/
厚さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン
層/厚さ5μmの低密度ポリエチレン層
【0032】実施例3 上記の実施例1において、(3)の多層積層ヒ−トシ−
ル材層の代わりに、下記の(1)に示す多層積層ヒ−ト
シ−ル剤層を使用し、それ以外は、上記の実施例1と全
く同様にして、本発明にかかるチュ−ブ容器、および、
チュ−ブ容器包装体を製造した。 (1).高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.92、
メルトインデックス、MI=0.6)と、酸無水物グラ
フト重合直鎖状低密度ポリエチレン(接着性樹脂、密度
=0.92、メルトインデックス、MI=3.5)と、
エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物(エチレン含
量38モル%、密度=1.17、メルトインデックス、
MI=1.6)と、メタロセン系α−オレフィン共重合
体ポリエチレン(密度=0.92、メルトインデック
ス、MI=2.0)との4種類の樹脂を使用し、多層イ
ンフレ−ション法により多層フィルム化成形を行い、下
記の層構成からなる4種5層の多層積層ヒ−トシ−ル材
層を製造した。厚さ20μmの低密度ポリエチレン層/
厚さ10μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレ
ン層/厚さ10μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体の
ケン化物層/厚さ10μmの酸無水物グラフト重合低密
度ポリエチレン層/厚さ30μmのメタロセン系α−オ
レフィン共重合体ポリエチレン層
【0033】実施例4 上記の実施例1において、(3)の多層積層ヒ−トシ−
ル材層の代わりに、下記の(1)に示す多層積層ヒ−ト
シ−ル剤層を使用し、それ以外は、上記の実施例1と全
く同様にして、本発明にかかるチュ−ブ容器、および、
チュ−ブ容器包装体を製造した。 (1).メタロセン系α−オレフィン共重合体ポリエチ
レン(密度=0.92、メルトインデックス、MI=
4.0)と、酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン
(接着性樹脂、密度=0.90、メルトインデックス、
MI=4.4)とポリメタキシレンジアジパミド樹脂
(芳香族系ナイロン樹脂、三菱瓦斯化学工業株式会社
製、商品名、MX−Ny、融点、Tm=240℃、メル
トインデックス、MI=7.0、相対粘度、2.1)と
の3種類の樹脂を使用し、多層Tダイキャスト法によ
り、キャスト成形して、下記の層構成からなる多層積層
ヒ−トシ−ル材層を製造した。厚さ30μmのメタロセ
ン系α−オレフィン共重合体ポリエチレン層/厚さ10
μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン層/厚
さ10μmのポリメタキシレンジアジパミド樹脂層/厚
さ10μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン
層/厚さ30μmのメタロセン系α−オレフィン共重合
体ポリエチレン層
【0034】実施例5 上記の実施例1において、(3)の多層積層ヒ−トシ−
ル材層の代わりに、下記の(1)に示す多層積層ヒ−ト
シ−ル剤層を使用し、それ以外は、上記の実施例1と全
く同様にして、本発明にかかるチュ−ブ容器、および、
チュ−ブ容器包装体を製造した。 (1).エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物(エ
チレン含量38モル%、密度=1.17、メルトインデ
ックス、MI=8.0)と、酸無水物グラフト重合低密
度ポリエチレン(接着性樹脂、密度=0.91、メルト
インデックス、MI=6.2)とメタロセン系α−オレ
フィン共重合体ポリエチレン(密度=0.92、メルト
インデックス、MI=9.0)との3種類の樹脂を使用
し、多層Tダイキャスト成形法により多層フィルム化成
形を行い、下記の層構成からなる3種3層の多層積層ヒ
−トシ−ル材層を製造した。厚さ10μmのエチレン−
酢酸ビニル共重合体のケン化物層/厚さ10μmの酸無
水物グラフト重合低密度ポリエチレン層/厚さ30μm
のメタロセン系α−オレフィン共重合体ポリエチレン層
【0035】実施例6 (1).片面にコロナ放電処理を施した厚さ80μmの
乳白色低密度ポリエチレンフィルムのコロナ放電処理面
と、片面に酸化珪素の蒸着薄膜を有する厚さ12μmの
2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの酸化珪
素の蒸着薄膜面とを対向させ、その両者を、2液硬化型
のウレタン系接着剤を用いてドライラミネ−トして積層
した。 (2).他方、片面にコロナ放電処理した厚さ80μm
のシングルサイト系触媒により重合されたリニア低密度
ポリエチレンフィルムのコロナ放電処理面に、2液硬化
型のウレタン系接着剤をコ−ティング後、低密度ポリエ
チレンを用いて、これを厚さ20μmに溶融押し出しな
がら、上記の(1)で積層した乳白色低密度ポリエチレ
ンフィルム面を対向させて、その両者を押し出しラミネ
−トして積層した。 (3).更に、高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.
918、メルトインデックス、MI=7.0)と、酸無
水物グラフト重合低密度ポリエチレン(接着性樹脂、密
度=0.91、メルトインデックス、MI=6.2)
と、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物(エチレ
ン含量38モル%、密度=1.17、メルトインデック
ス、MI=8.0)との3種類の樹脂を使用し、多層イ
ンフレ−ション法により多層フィルム化成形を行い、下
記の層構成からなる3種5層の多層積層ヒ−トシ−ル材
層を製造した。厚さ5μmの低密度ポリエチレン層/厚
さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン層
/厚さ5μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化
物層/厚さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエ
チレン層/厚さ5μmの低密度ポリエチレン層 (4).次に、上記の(2)で積層した酸化珪素の蒸着
薄膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルム面に、2液硬化型のウレタン系接着剤をコ
−ティング後、低密度ポリエチレンを用いて、これを厚
さ20μmに溶融押し出しながら、上記の(3)の多層
積層ヒ−トシ−ル材層の一方の低密度ポリエチレン層面
を対向させて、その両者を押し出しラミネ−トして積層
した。 (5).次いで、上記の(4)で積層した厚さ80μm
のシングルサイト系触媒により重合されたリニア低密度
ポリエチレンフィルム面にコロナ放電処理後、該コロナ
放電処理面に、紫外線硬化型フレキソインキ組成物を使
用し、フレキソ印刷法により、所望の印刷絵柄層を形成
して、積層材を製造した。 (6).次に、上記で製造した積層材を使用し、まず、
該積層材を打ち抜き加工してブランク板を製造し、背貼
り部を、215℃、3秒間、3Kg/cm2 の熱溶着条
件で、内面が内面側になるように、ヒ−トシ−ルして、
直径35mm、高さ160mmのチュ−ブ容器の胴部と
なる円筒体を製造した。次いで、上記ので製造した円筒
体をチュ−ブ容器成形用のマンドレルに装着し、次に該
円筒体の一方の端部に、常法により円錐台形状の肩部と
それに連続する細首の口頸部からなる頭部を、高密度ポ
リエチレン98.0重量部に、乳白顔料を2.0重量%
添加した高密度ポリエチレン組成物を使用し、樹脂温度
245℃で圧縮成形法で成形した。更に、上記で頭部を
成形した後、上記の頭部を有する円筒体の口頸部に、キ
ャップを螺旋し、次いで、円筒体の他方の開口部から、
市販の歯磨き150gを充填し、次いで、該円筒体の開
口部をヒ−トシ−ルして、チュ−ブ容器包装体を製造し
た。
【0036】実施例7 上記の実施例6において、(3)の多層積層ヒ−トシ−
ル材層の代わりに、下記の(1)に示す多層積層ヒ−ト
シ−ル剤層を使用し、それ以外は、上記の実施例1と全
く同様にして、本発明にかかるチュ−ブ容器、および、
チュ−ブ容器包装体を製造した。 (1).高圧法低密度ポリエチレン(密度=0.91
8、メルトインデックス、MI=7.0)と、酸無水物
グラフト重合低密度ポリエチレン(接着性樹脂、密度=
0.90、メルトインデックス、MI=4.4)とポリ
メタキシレンジアジパミド樹脂(芳香族系ナイロン樹
脂、三菱瓦斯化学工業株式会社製、商品名、MX−N
y、融点、Tm=240℃、メルトインデックス、MI
=7.0、相対粘度、2.1)との3種類の樹脂を使用
し、多層共押し出しラミネ−ト法により、共押し出し成
形して、下記の層構成からなる多層積層ヒ−トシ−ル材
層を製造した。厚さ5μmの低密度ポリエチレン層/厚
さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン層
/厚さ5μmのポリメタキシレンジアジパミド樹脂層/
厚さ5μmの酸無水物グラフト重合低密度ポリエチレン
層/厚さ5μmの低密度ポリエチレン層
【0037】実施例8 上記の実施例1において、(3)の多層積層ヒ−トシ−
ル材層の代わりに、下記の(1)に示す積層材を使用
し、それ以外は、上記の実施例1と全く同様にして、本
発明にかかるチュ−ブ容器、および、チュ−ブ容器包装
体を製造した。 (1).厚さ150μmの乳白色ポリエチレンフィル
ム、厚さ20μのアルミニウム箔、および、厚さ60μ
mのリニア低密度ポリエチレンフィルムを使用し、更
に、溶融押し出し樹脂として、エチレン−メタクリル酸
共重合体を使用し、押し出しラミネ−ション法により、
順次に積層して、下記の層構成からなる積層材を製造し
た。厚さ150μmの乳白色ポリエチレンフィルム/厚
さ30μmのエチレン−メタクリル酸共重合体層/厚さ
20μのアルミニウム箔/厚さ40μmのエチレン−メ
タクリル酸共重合体層/厚さ60μmのリニア低密度ポ
リエチレンフィルム
【0038】比較例1 (1).片面にコロナ放電処理した厚さ80μmのシン
グルサイト系触媒により重合されたリニア低密度ポリエ
チレンフィルムのコロナ放電処理面に、ポリウレタン系
樹脂をビヒクルの主成分とするグラビアインキを使用
し、グラビア印刷方式により所望の印刷絵柄層を印刷し
た。 (2).他方、片面にコロナ放電処理を施した厚さ80
μmの乳白色低密度ポリエチレンフィルムのコロナ放電
処理面と、片面に酸化珪素の蒸着薄膜を有する厚さ12
μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムの
酸化珪素の蒸着薄膜面とを対向させ、その両者を、2液
硬化型のウレタン系接着剤を用いてドライラミネ−トし
て積層した。 (3).次に、上記の(1)のフィルムの印刷絵柄層面
に、2液硬化型のウレタン系接着剤をコ−ティング後、
低密度ポリエチレンを用いて、これを厚さ20μmに溶
融押し出しながら、上記の(2)で積層した乳白色低密
度ポリエチレンフィルム面を対向させて、その両者を押
し出しラミネ−トして積層した。 (4).次に、上記の(3)で積層した酸化珪素の蒸着
薄膜を有する厚さ12μmの2軸延伸ポリエチレンテレ
フタレ−トフィルムの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルム面に、2液硬化型のウレタン系接着剤をコ
−ティング後、エチレン−メタクリル酸共重合体を用い
て、これを厚さ20μmに溶融押し出しながら、片面に
コロナ放電処理した厚さ80μmのリニア低密度ポリエ
チレンフィルムのコロナ放電処理面を対向させて、その
両者を押し出しラミネ−トして、積層材を製造した。
【0039】実験例 上記で製造した実施例1〜8、および、比較例1の各チ
ュ−ブ包装体を、37℃/45%RHの恒温恒湿器に3
ヶ月間保存した。次いで、下記に示す評価1〜3を行っ
た。 〔評価1〕まず、上記で製造した実施例1〜8、およ
び、比較例1の各チュ−ブ容器を形成する積層材につい
て、その酸素透過度および水蒸気透過度を以下の条件で
測定し、その結果を下記の表1に示す。酸素透過度は、
23℃/90%RHの条件で、米国モコン(MOCO
N)社製の酸素透過度測定機〔機種名、オクストラン
(OXTRAN)〕を使用して測定し、また、水蒸気透
過度は、40℃/90%RHの条件で、米国モコン(M
OCON)社製の水蒸気透過度測定機〔機種名、パ−マ
トラン(PERMATRAN)〕を使用して測定した。 〔評価2〕次にまた、上記で製造した実施例1〜8、お
よび、比較例1の各チュ−ブ容器について、その酸素透
過度および水蒸気透過度を以下の条件で測定し、その結
果を下記の表2に示す。酸素透過度は、23℃/90%
RHの条件で、米国モコン(MOCON)社製の酸素透
過度測定機〔機種名、オクストラン(OXTRAN)〕
を使用し、チュ−ブ容器の底部に測定機を装着して測定
し、また、水蒸気透過度は、チュ−ブ容器の開口部から
塩化カルシウム10gを入れ、しかる後その開口部をヒ
−トシ−ルして、チュ−ブ容器体を製造し、そのチュ−
ブ容器体を40℃/90%RHの恒温恒湿器に保管し、
重量増加量から水蒸気透過度を測定した。 〔評価3〕更にまた、上記で製造した実施例1〜8、お
よび、比較例1の各チュ−ブ容器について、そのラミネ
−ト強度および保香性の官能評価を以下の条件で測定
し、その結果を下記の表3に示す。ラミネ−ト強度は、
定速伸長型引っ張り試験機を用い、剥離速度50mm/
minにて測定した。また、保香性の官能評価は、パネ
ラ−による味覚試験にて評価した。
【0040】
【0041】
【0042】 上記の表3において、ラミネ−ト強度の強度残率の%
は、内容物充填前のラミネ−ト強度に対する保存後のラ
ミネ−ト強度の比率であり、また、保香性において、◎
は、内容物の香気が、ほとんど変化していないことを意
味し、×は、内容物の香気が、著しく減少していること
を意味するものである。
【0043】上記の結果より明らかなように、本発明に
かかるチュ−ブ容器を形成する積層材およびそれを使用
したチュ−ブ容器は、何れも、良好な結果を示し、充分
に実用に耐えるものであった。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、フレキソ印刷方式、および、その構造中に、バリア
性、保香性等を有する機能性樹脂層を内包する多層積層
ヒ−トシ−ル材層に着目し、まず、少なくとも、表面樹
脂層、中間層、および、内面樹脂層を順次に積層して積
層材を製造し、而して、該積層材を製造するに際し、特
に、内面樹脂層として、バリア性、保香性等を有する機
能性樹脂層を内包する多層積層ヒ−トシ−ル材層を使用
して積層材を製造し、次いで、該積層材から筒状胴部を
製造し、更に、該筒状胴部を使用し、その一方の開口部
に口部、肩部等からなる頭部を形成してチュ−ブ容器を
製造し、しかる後、該チュ−ブ容器の表面に、フレキソ
印刷方式を使用してフレキソ印刷による所望の印刷絵柄
層を形成し、次いで、該チュ−ブ容器の他方の開口部か
ら、例えば、練り歯磨き等の内容物を充填包装して包装
製品を製造して、使用する材料の無駄を防止し、かつ、
その表面に美麗な印刷絵柄層を有し、更に、積層材の製
造時の熱、あるいは、容器の製造時の熱、更に、内容物
を充填し開口部をヒ−トシ−ルする時の熱等により酸化
珪素の薄膜を有する樹脂のフィルムの酸化珪素の薄膜に
クラックの発生等を防止することができ、更に、内容物
への異臭の移行等も防止することができ、また、低加重
ストレスクラックに対しても充分な耐性を有し、内容物
の漏洩等も認められず、また、デラミ等の現象もなく、
内容物の保香性、保存性等に優れ、例えば、練り歯磨
き、食品、化粧品、医薬品、その他等の内容物の充填包
装に有用なチュ−ブ容器を製造し得ることができるとい
うものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるチュ−ブ容器を形成する積層材
の層構成の一例を示す概略的断面図である。
【図2】本発明にかかるチュ−ブ容器を形成する積層材
の層構成の一例を示す概略的断面図である。
【図3】本発明にかかるチュ−ブ容器を形成する積層材
の層構成の一例を示す概略的断面図である。
【図4】図1に示す積層材を使用して製造した本発明に
かかるチュ−ブ容器の構成を示す概略的半断面図であ
る。
【符号の説明】
1 表面樹脂層 2 中間層 3 内面樹脂層 4 機能性樹脂層 5 第1のヒ−トシ−ル性樹脂層 5a 第2のヒ−トシ−ル性樹脂層 6a 2層積層ヒ−トシ−ル材層 6b 3層積層ヒ−トシ−ル材層 11 溶着部 12 筒状胴部 13 肩部 14 口部 15 頭部 16 印刷絵柄層 17 キャップ 18 内容物 19 底溶着部 A 積層材 A1 積層材 A2 積層材 R ラミネ−トチュ−ブ容器 Ra チュ−ブ包装体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大科 千鶴子 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E065 BA02 BA12 BA16 BA28 BA35 BA40 BB03 CA09 DC01 DD05 EA04 GA01 GA02 4F100 AA20 AK01A AK01C AK01E AK06 AK42 AK51G AK63 AK69 AL07 AR00D AT00B BA04 BA05 BA07 BA10C BA10D BA13 CB02 DA02 EC03 EH23 EH66 EJ55 GB17 GB23 GB66 HB31D JD01E JK14 JL00E JL12C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、表面樹脂層、中間層、およ
    び、内面樹脂層を順次に積層させた構成からなる積層材
    であり、更に、該積層材の両端部の最外層である表面樹
    脂層面と最内層である内面樹脂層面とを重ね合わせ、そ
    の対向面をヒ−トシ−ルして筒状胴部を構成し、更に、
    該筒状胴部の一方の開口部に、肩部、口部からなる頭部
    を設けたラミネ−トチュ−ブ容器の表面樹脂層面に、フ
    レキソ印刷方式による印刷絵柄層を設けたことを特徴と
    するチュ−ブ容器。
  2. 【請求項2】 内面樹脂層が、多層積層ヒ−トシ−ル材
    層からなることを特徴とする上記の請求項1に記載する
    チュ−ブ容器。
  3. 【請求項3】 多層積層ヒ−トシ−ル材層が、少なくと
    も、機能性樹脂層、および、第1のヒ−トシ−ル性樹脂
    層の2層積層ヒ−トシ−ル材層からなることを特徴とす
    る上記の請求項2に記載するチュ−ブ容器。
  4. 【請求項4】 多層積層ヒ−トシ−ル材層が、少なくと
    も、第2のヒ−トシ−ル性樹脂層、機能性樹脂層、およ
    び、第1のヒ−トシ−ル性樹脂層の3層積層ヒ−トシ−
    ル材層からなることを特徴とする上記の請求項2に記載
    するチュ−ブ容器。
  5. 【請求項5】 多層積層ヒ−トシ−ル材層が、多層イン
    フレ−ション成形成膜、多層Tダイキャスト成形成膜、
    および、多層共押し出しラミネ−ト成形成膜からなるこ
    とを特徴とする上記の請求項2または3に記載するチュ
    −ブ容器。
  6. 【請求項6】 機能性樹脂層が、バリア性、および/ま
    たは、保香性を有する樹脂層からなることを特徴とする
    上記の請求項3、4または5に記載するチュ−ブ容器。
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