JP2000259058A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000259058A
JP2000259058A JP11064344A JP6434499A JP2000259058A JP 2000259058 A JP2000259058 A JP 2000259058A JP 11064344 A JP11064344 A JP 11064344A JP 6434499 A JP6434499 A JP 6434499A JP 2000259058 A JP2000259058 A JP 2000259058A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙に記録される画像の劣化が抑制された画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 中間転写ベルト1のエッジ1bのラテラ
ル方向の位置を検出する2つのエッジセンサ13,14
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナー像を所定の
用紙上に定着することによりその用紙上に画像を形成す
る画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像形成装置の高速化、小型化等
が望まれ、トナー像が形成される感光体や、その感光体
に形成されたトナー像の転写を受ける被転写体等にベル
トを用いた画像形成装置の要請が高まっている。この画
像形成装置のベルトに無端状ベルトを用いる場合、画像
品質劣化が少ない、画像生産性がよい等の面から、一般
にシームレスベルトが用いられるが、製造コストやベル
トの生産性の面を優先して、シームをもつベルトも用い
られている。ところが、シームをもつベルト、特にシー
ム部の段差が大きいベルトは、そのベルトのシームが、
そのベルトを張設するロールや、そのベルトをクリーニ
ングするクリーナブレードを通過する際に、ベルト自体
が衝撃を受けてそのベルトの位置がインパルス的に変動
する。このため、その変動の影響が画像に現れ、画像劣
化が生じやすい。特に、カラー画像形成装置では、用紙
に印刷される画像に色ずれや色むらが発生し、画像品質
が著しく低下するという問題が生じる。
【0003】このような問題を解決するために、特開平
6−59588号公報には、ベルトを張設するロールに
シームの形状に合わせた溝を設け、そのシームがそのロ
ールを通過する際にそのロールの溝に嵌まり込むように
した構成の画像形成装置が提案されているが、ベルトの
シームがロールの溝に嵌まり込むように、そのベルトの
回転とロールの回転とを同期させることが難しく、やは
り、画像劣化が生じる恐れがある。
【0004】また、実開平4−027475号公報に
は、ベルト位置の変動を抑制するために、シームが徐々
にロールを通過するようにそのシームをベルトの進行方
向に対して斜めに設け、シームがロールを通過するとき
にベルトが受ける衝撃を和らげるようにした構成の画像
形成装置が考案されている。この画像形成装置では、ベ
ルトの進行方向についてはそのベルトの位置の変動を減
らすことはできるが、一方、ベルトの進行方向に対し直
角方向(ベルトの幅方向)については、やはりベルトの
位置の変動が発生し(以下、ベルトが幅方向に変動しな
がら移動することを、ベルトの蛇行と呼ぶ)、画像劣化
が生じる恐れがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、ベルトの
幅方向の位置を連続的に測定することにより、シームの
影響によるそのベルトのインパルス的な変動を検出し、
感光体にトナー像を形成するときに、その変動分を修正
する方法が考えられるが、単にベルトの位置を測定する
だけでは、その測定された位置情報に、そのベルトが蛇
行することによる位置情報の他に、そのベルトの端部自
体の形状(エッジプロファイル)による位置情報が含ま
れてしまい、シームによるベルト位置の変動のみを検出
することが困難である。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、用紙に記録さ
れる画像の劣化が抑制された画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の画像形成装置は、トナー像を形成するトナー像形成
手段を備え、そのトナー像形成手段により形成されたト
ナー像を、所定の経路に沿って進行するベルト上に担持
させ、そのトナー像を最終的に所定の用紙上に定着する
ことによりその用紙上に画像を形成する画像形成装置に
おいて、上記所定の経路上の互いに異なる位置に配置さ
れた、上記ベルトのいずれか一方の、かつ相互に同一の
エッジの、そのベルトの幅方向に関する位置を検出する
複数の検出器と、上記複数の検出器それぞれによる検出
により得られた複数の信号に基づいて上記ベルトの幅方
向の位置を求めるベルト位置演算部とを有するベルト位
置検出手段を備え、上記トナー像形成手段が、上記ベル
ト位置検出手段により得られた上記ベルトの幅方向の位
置に応じて修正されたトナー像を形成するものであるこ
とを特徴とする。
【0008】ここで、本発明の画像形成装置は、上記ベ
ルトに接触する接触部を有する接触部材を備えるととも
に、上記ベルトがシームを有するものであり、上記複数
の検出器は、上記所定の経路に関し互いに隣り合う検出
器の距離が、上記接触部の、上記ベルトの進行方向に関
する長さと、上記ベルトが有するシームの、上記ベルト
の進行方向に関する長さとの和よりも長くなるように配
置されたものであることが好ましい。
【0009】また、本発明の画像形成装置は、上記ベル
ト位置演算部が、上記複数の検出器それぞれで得られる
複数の信号のうち、ペアを構成する2つの信号の位相を
合わせる位相調整手段と、位相が調整された後の2つの
信号の差分を求める差分演算手段とを備えたものである
ことが好ましい。
【0010】ここで、本発明の画像形成装置は、上記ベ
ルト位置演算部が、上記ベルトが上記所定の経路を複数
回移動する間の、上記差分演算手段で得られた差分の平
均的な値を求める平均演算手段を備えたものであること
が好ましい。
【0011】さらに、本発明の画像形成装置は、上記複
数の検出器のうちの少なくともいずれか1つの検出器か
ら出力された信号に基づいて、上記ベルトの、そのベル
トの幅方向の位置を制御するステアリング部を備えたこ
とが好ましい。
【0012】ここで、本発明の画像形成装置は、上記ス
テアリング部が、上記複数の検出器のうちの少なくとも
いずれか1つの検出器から出力された信号に基づいて、
上記ベルトのエッジの形状を記憶する記憶モードを有す
るものであり、上記複数の検出器は、上記記憶モード実
行時に上記ベルトのエッジ位置を検出ものであることが
好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態の画像形成装
置を示す概略構成図である。
【0015】この画像形成装置は、トナー像の転写を受
ける中間転写ベルト1を備えている。この中間転写ベル
ト1はシームを有する無端状のベルトである。また、こ
の中間転写ベルト1は、駆動ロール2、ステアリングロ
ール3、バックアップロール4、およびアイドラーロー
ル5,6,7により所定の張力で張設されている。この
駆動ロール2により、中間転写ベルト1は矢印方向(以
下、プロセス方向と呼ぶ)Pに循環移動する。また、ス
テアリングロール3は、中間転写ベルト1の幅方向(図
1が示されている紙面の垂直方向。以下、ラテラル方向
と呼ぶ)の位置を調整するためのロールである。
【0016】図2は、中間転写ベルトのシーム部の平面
図、図3は、図2において、シーム部をA−A方向から
見た断面図である。
【0017】図3に示すように、この中間転写ベルト1
のシーム部1aは、接着剤100で接着されている。こ
のシーム部1aは、図2に示すように、中間転写ベルト
1のラテラル方向Rに対して約4°の角度を持たせてあ
る。これにより、シーム部1aが駆動ロール2やステア
リングロール3等の中間転写ベルト1を張設するロール
を通過する際に生じるプロセス方向Pのインパルス的な
変動が減少する。
【0018】図1に戻って説明を続ける。
【0019】また、この画像形成装置は、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)の各色に対応した4つの画像形成ユニット8,
9,10,11を備えている。これら4つの画像形成ユ
ニット8,9,10,11は、中間転写ベルト1の移動
経路上の、駆動ロール2よりも下流側かつアイドラーロ
ール5よりも上流側におけるプロセス方向Pに並ぶよう
に配置されている。
【0020】各画像形成ユニット8,9,10,11そ
れぞれは、表面にトナー像が形成される感光体ドラム8
a,9a,10a,11aを備えている。これら各感光
体ドラム8a,9a,10a,11aは、画像形成装置
本体フレーム(図示せず)に、一次転写位置T1を経由
しながら矢印D方向に回転自在に支持されている。各感
光体ドラム8a,9a,10a,11aに形成されたト
ナー像は、一次転写位置T1において中間転写ベルト1
に転写される。さらに、各画像形成ユニット8,9,1
0,11それぞれは、各感光体ドラム8a,9a,10
a,11aの表面をレーザビーム等で露光走査するラス
タ走査器8b,9b,10b,11bを有している。ま
た、各感光体ドラム8a,9a,10a,11aの周囲
には、そのドラム回転方向Dに、クリーナ8f,9f,
10f,11f、帯電器8c,9c,10c,11c、
および現像器8d,9d,10d,11dが順に配設さ
れており、中間転写ベルト1を介在させて、各感光体ド
ラム8a,9a,10a,11aとの間に一次転写ロー
ル8e,9e,10e,11eが配設されている。
【0021】また、中間転写ベルト1の移動経路上の、
駆動ロール2よりも下流側かつ一次転写ロール8eより
も上流側には、中間転写ベルト1の裏面に設けられたマ
ーク(図示せず)を検知するベルトホームセンサ12が
配置されている。さらに、中間転写ベルト1の移動経路
上には、中間転写ベルト1の、図1が示される紙面の表
面側のエッジ(図2に示すエッジ1bに相当)の位置
を、その中間転写ベルト1のラテラル方向R(図1が示
される紙面の垂直方向。図2参照)に関して検出する2
つのエッジセンサ13,14が配置されている。この2
つのエッジセンサ13,14のうちの一方のエッジセン
サ13は、中間転写ベルト1の移動経路上の、アイドラ
ーロール5よりも下流側かつステアリングロール3より
も上流側に配置され、もう一方のエッジセンサ14は、
一次転写ロール8eよりも下流側かつ一次転写ロール9e
よりも上流側に配置されている。
【0022】図4は、エッジセンサ13,14の一例で
ある接触型センサを示す概略構成図である。
【0023】尚、これら2つのエッジセンサ13,14
は、互いに同一構造を有するため、ここでは、一方のエ
ッジセンサ13のみを取り上げて説明する。
【0024】エッジセンサ13は接触子13bを備えて
おり、その接触子13bは、その中間部位に設けられた
支軸13cを中心としてZ方向に回動自在に支持されて
いる。その接触子13bの一端13dは、スプリング1
3aにより、約0.1Nの圧接力で中間転写ベルト1の
一方のエッジ1bに圧接した状態に保たれている。ま
た、接触子13bの他端13eに対向する位置には、接
触子13bのZ方向の変位を検出する変位センサ13f
が配置されている。
【0025】中間転写ベルト1がプロセス方向Pに移動
すると、その中間転写ベルト1の蛇行(ラテラル方向R
の移動)や、その中間転写ベルト1のエッジ1b自体の
形状により、エッジセンサ13の接触子13bが支軸1
3cを中心としてZ方向に変位する。このとき、中間転
写ベルト1のエッジ1bのラテラル方向Rの変位量に応
じて、そのエッジセンサ13の接触子13bのZ方向の
変位量が変化する。この変位量の変化に応じて変位セン
サ13fから出力される信号が変動し、これにより、中
間転写ベルト1のエッジ1bのラテラル方向Rに関する
エッジ位置が連続的に検出される。
【0026】図5は、エッジセンサ13の別の例である
非接触型センサを示す概略構成図である。
【0027】エッジセンサ13は、中間転写ベルト1の
エッジ1bを間において、LED(Light Emi
tting Diode)13gと、そのLED13g
から発せられ、中間転写ベルト1のエッジ1bの横を通
過した光の光量を検出する光量センサ13hが配置され
ている。このエッジセンサ13は、中間転写ベルト1が
プロセス方向Pに移動すると、その中間転写ベルト1の
蛇行や、その中間転写ベルト1のエッジ1b自体の形状
により、LED13gから発せられ中間転写ベルト1の
エッジ1bの横を通過する光の光量が変化する。従っ
て、中間転写ベルト1のラテラル方向Rに関する位置を
連続的に検出することができる。
【0028】このエッジセンサ13,14それぞれによ
り検出された信号は、後述するベルト位置演算部28
(図6参照)に入力される。このベルト位置演算部28
は、位相調整手段25、差分演算手段26、および平均
演算手段27から構成されており、エッジセンサ13,
14それぞれによる検出により得られた信号に基づい
て、中間転写ベルト1のラテラル方向Rの位置を求める
ものである。本実施形態の画像形成装置は、この求めら
れたラテラル方向Rの位置に応じて画像信号を修正し、
その修正された画像信号に基づいて各感光体ドラム8
a,9,10a,11aにトナー像を形成する。このよ
うに、エッジセンサ13,14それぞれによる検出によ
り得られた信号に基づいて中間転写ベルト1のラテラル
方向Rの位置を求め、この求められたラテラル方向Rの
位置に応じて画像信号を修正し、その修正された画像信
号に基づいて各感光体ドラム8a,9,10a,11a
にトナー像を形成する様子については後に詳しく述べ
る。
【0029】再度図1に戻って説明を続ける。
【0030】この画像形成装置において、画像が形成さ
れる用紙15は図示せぬ給紙カセットに収容され、その
給紙カセットの用紙繰出側に設けられたピックアップロ
ール16により一枚ずつ繰り出される。繰り出された用
紙15は、所定数設けられたロール対17により図中破
線で示す経路を辿って二次転写位置T2に搬送される。
その二次転写位置T2には、中間転写ベルト1を介して
バックアップロール4と対向するように、二次転写ロー
ル41が配置されている。この二次転写ロール41は、
一次転写位置T1で中間転写ベルト1に転写されその中
間転写ベルト1の回転により二次転写位置T2に搬送さ
れたトナー像を、二次転写位置T2に搬送された用紙1
5に転写するロールである。また、定着器19は、用紙
15に転写されたトナー像を、その用紙15に定着する
ものである。
【0031】続いて、上記構成からなる画像形成装置
が、中間転写ベルト1のラテラル方向Rの位置を検出
し、その検出した中間転写ベルト1の位置に基づいてカ
ラー画像を形成する様子について説明する。
【0032】図6は、2つのエッジセンサで検出される
信号の経路が具体的に示された、画像形成装置の概略構
成図である。
【0033】この画像形成装置はステアリングアーム2
2を備えている。このステアリングアーム22はその中
間部位を支軸24にて回動自在に支持されている。ま
た、このステアリングアーム22の一端22aには、ス
テアリングロール3の一端が回動自在に接続され、他端
22bには、ステアリングモータ21の回転軸に固定さ
れた偏心カム23が圧接されている。また、この画像形
成装置はステアリングモータ21の駆動を制御するステ
アリング制御部20を備えている。このステアリング制
御部20は、エッジセンサ13から出力されたベルトエ
ッジ信号に基づいて、中間転写ベルト1のエッジ1b
(図4、図5参照)の形状を記憶し、エッジプロファイ
ルを学習するエッジラーンモードと、ステアリングモー
タ21の駆動を制御してステアリングロール3を制御す
ることにより中間転写ベルト1の蛇行(walk)を修
正する蛇行修正モードとを有している。その蛇行修正モ
ードの実行により中間転写ベルト1の蛇行が修正される
が、このステアリング制御部20は、この蛇行修正モー
ドの実行に先立ってエッジラーンモードを実行する。こ
のエッジラーンモードの実行にあたっては、ステアリン
グロール3を固定した状態(つまり、ステアリングロー
ル3の制御は行わない状態)で駆動ロール2を回転さ
せ、中間転写ベルト1をプロセス方向Pに移動させる。
この中間転写ベルト1の移動中に、エッジセンサ13,
14それぞれで、中間転写ベルト1のエッジ1b(図
4、図5参照)の、その中間転写ベルト1のラテラル方
向Rに関する位置を検出する。後述する図8(a)、図
8(b)それぞれに、エッジセンサ13,14それぞれ
により検出された、中間転写ベルト1のエッジ1bのラ
テラル方向Rに関するエッジ位置を表すベルトエッジ信
号A,Bを示す。これらベルトエッジ信号A,Bは、中
間転写ベルト1が2周している間に得られた信号であ
る。それらエッジセンサ13,14のうちのエッジセン
サ13で検出れたベルトエッジ信号Aは、図6に示すス
テアリング制御部20と位相調整手段25との双方に入
力され、もう一方のエッジセンサ14で検出されたベル
トエッジ信号Bは位相調整手段25にのみ入力される。
また、そのステアリング制御部20には、中間転写ベル
ト1が移動することにより、エッジセンサ13からのベ
ルトエッジ信号Aの他に、その中間転写ベルト1の裏面
のマークがベルトホームセンサ12の配置位置を通過し
た旨を表すベルトホーム信号が入力される。このベルト
ホームセンサ12により、中間転写ベルト1の裏面のマ
ークが検出されると、ステアリング制御部20は、エッ
ジセンサ13が出力したベルトエッジ信号A(図8
(a)参照)を連続的にサンプリングする。このとき、
ステアリング制御部20は、そのサンプリングしたベル
トエッジ信号Aに基づいて、中間転写ベルト1のエッジ
1bの形状を記憶し、エッジラーンモードが終了する。
その後、ステアリング制御部20は蛇行修正モードを開
始し、エッジセンサ13から順次出力されるベルトエッ
ジ信号を、エッジラーンモード時に記憶したベルトエッ
ジ信号Aと比較し、その比較結果を表す信号をステアリ
ングモータ21に向けて出力する。このステアリングモ
ータ21は、その比較結果を表す信号に応じた角度だけ
回転する。このステアリングモータ21の回転量によ
り、ステアリングロール3の傾斜角度が制御され、中間
転写ベルト1の蛇行修正が行われる。
【0034】図7は、その中間転写ベルトの蛇行が修正
される様子の説明図である。
【0035】図7(a),(b),(c)それぞれに
は、左から順に、ステアリングロール3の正面図、ステ
アリングアーム22の正面図、および、偏心カム23が
取り付けられたステアリングモータ21の側面図が示さ
れている。
【0036】図7(a)には、偏心カム23が所定の角
度で停止し、その停止角度に対応してステアリングロー
ル3がほぼ水平(傾きがほぼゼロ)に保持された状態が
示されている。尚、このステアリングロール3は、一端
3bをピボット(固定)とし他端3aをステアリングア
ーム22により移動させる片持ち方式で支持されてい
る。
【0037】この状態から、図7(b)に示すように、
ステアリングモータ21の回転により偏心カム23が反
時計廻りに回転すると、その偏心カム23の偏心量に応
じてステアリングアーム22がθ1方向に回動する。こ
れにより、ステアリングロール3の一端3aが上方に移
動し、その移動量に応じた角度だけステアリングロール
3が傾く。これにより、中間転写ベルト1は、ステアリ
ングロール3の一端3a側に移動する。
【0038】これに対して、図7(c)に示すように、
ステアリングモータ21の回転により偏心カム23が時
計廻りに回転すると、その偏心カム23の偏心量に応じ
てステアリングアーム22がθ2方向に回動し、今度は
逆に、ステアリングロール3の一端3aがステアリング
アーム22によって押し下げられる。従って、中間転写
ベルト1は、ステアリングロール3の一端3aとは反対
側の他端3b側に移動する。
【0039】このように、本実施形態の画像形成装置で
は、ステアリング制御部20が、エッジラーンモード実
行時に学習したエッジプロファイルと、蛇行修正モード
実行時に検出した中間転写ベルト1のエッジ1bのラテ
ラル方向Rの位置とを比較し、その比較結果に基づいて
ステアリングモータ21を駆動してステアリングロール
3の傾斜角度を制御することにより、中間転写ベルト1
の蛇行を修正している。また、本実施形態の画像形成装
置では、ステアリング制御部20がエッジラーンモード
を実行している間に、エッジセンサ13,14が検出し
たベルトエッジ信号A,Bは、上述したように位相調整
手段25に入力される。その後、用紙15にカラー画像
が形成される。以下に、エッジセンサ13,14がベル
トエッジ信号A,Bを検出から、中間転写ベルト1のラ
テラル方向Rの位置を求め、用紙15にカラー画像が形
成されるまでの様子について、図8、図9とともに、必
要に応じて図1〜図7を参照しながら説明する。
【0040】図8は、中間転写ベルトのラテラル方向の
位置を求める説明図、図9は、カラー画像を形成すると
きに実行されるフローチャートである。
【0041】尚、本実施形態の画像形成装置では、中間
転写ベルト1が、駆動ロール2、ステアリングロール
3、転写ロール4、およびアイドラーロール5,6,7
それぞれを通過することによりラテラル方向Rの変動が
生じるが、以下の説明では、理解を容易にするために、
ラテラル方向Rの変動については、代表して駆動ロール
2を通過するときに生じるラテラル方向Rの変動のみを
取り上げて説明する。
【0042】2つのエッジセンサ13,14(図6参
照)で、中間転写ベルト1のエッジ1bの、その中間転
写ベルト1のラテラル方向Rに関する位置が検出される
と(ステップS1)、エッジセンサ13,14それぞれ
で得られたベルトエッジ信号A,B(図8(a),
(b)参照)が、図6に示す位相調整手段25に入力さ
れる。図8(a),(b)において、実線はベルトエッ
ジ信号A,Bを示し、破線は、中間転写ベルト1のシー
ム部1aが駆動ロール2を通過することによりその中間
転写ベルト1が蛇行したときの、その中間転写ベルト1
のエッジ1bの形状に埋もれた中間転写ベルト1自体の
ラテラル方向Rの変動分a,bを示す。位相調整手段2
5は、エッジセンサ13で得られたベルトエッジ信号A
と、エッジセンサ14で得られたベルトエッジ信号Bと
の位相が合うように、ベルトエッジ信号Bのシフトを行
う(ステップS2)。図8(c)に、ベルトエッジ信号
Bをシフトした後のベルトエッジ信号B’を示す。位相
調整手段25では、ベルトエッジ信号A,Bの位相を合
わせるために、図8(b)に示すベルトエッジ信号Bを
時間軸の正方向にシフト量Tだけシフトしている。この
シフト量Tは、エッジセンサ13,14の間の距離をシ
ーム部1a(図2参照)が進むのに要する時間であり、
シフト量T=L/Vである。ここで、Lはエッジセンサ
13,14間の距離(図6参照)、Vはベルトの移動速
度である。
【0043】図6に示す位相調整手段25によりベルト
エッジ信号Bのシフトが行われると、差分演算手段26
により、ベルトエッジ信号Aと、ベルトエッジ信号B’
との差分が求められる(ステップS3)。図8(d)
に、その差分を表す差分信号Cを示す。ベルトエッジ信
号Aと、ベルトエッジ信号B’との差分を求めることに
より、中間転写ベルト1のエッジ1bのエッジプロファ
イルが打ち消しあい、差分信号Cには、中間転写ベルト
1のシーム部1aが駆動ロール2を通過することにより
その中間転写ベルト1が蛇行したときの、その中間転写
ベルト1自体のラテラル方向Rの変動分のみが残る。こ
のとき、ベルトエッジ信号B’はベルトエッジ信号Bを
シフト量Tだけシフトすることにより得られた信号であ
ることから、差分信号Cには、ベルトエッジ信号Aに埋
もれている中間転写ベルト1自体のラテラル方向Rの2
つの変動分a(図8(a)参照)に対応する2つの変動
信号C1に加えて、これら2つの変動信号C1それぞれ
から時間Tだけ進んだ位置に、ベルトエッジ信号Bに埋
もれている中間転写ベルト1自体のラテラル方向Rの2
つの変動分b(図8(b)参照)に対応する2つの変動
信号C2が含まれる。つまり、中間転写ベルト1のシー
ム部1aが駆動ロール2を通過するときに生じるその中
間転写ベルト1自体のラテラル方向の変動分が、中間転
写ベルト1が1周する毎に二つ表示されることになる
(図8(d)には、中間転写ベルト1が2周しているこ
とから、変動分が全部で4つ示されている)。ところ
が、図8(a),(b)それぞれに示すように、中間転
写ベルト1のシーム部1aが駆動ロール2を通過するこ
とによるその中間転写ベルト1自体のラテラル方向の変
動は、実際には、中間転写ベルト1が1周する間に1回
しか起こらない。従って、中間転写ベルト1が1周する
毎に表示される1つの変動信号C1および1つの変動信
号C2のうち、一方の変動信号は余分な変動信号であ
る。そこで、変動信号C2は除去され(ステップS
4)、図8(e)に示すように、2つの変動信号C1の
みが残る。その後、図6に示す平均演算手段27で、2
つの変動信号C1を加算して平均することにより2つの
変動信号C1の平均的な値が求められる(ステップS
5)。これにより、駆動ロール2を通過するときに生じ
る中間転写ベルト1自体のラテラル方向の変動分のみが
求められる。尚、ここでは、ラテラル方向の変動分を求
めるために、2つの変動信号C1を加算して平均的な値
を求めているが、2つの変動信号C1それぞれに重付け
を行い、その重み付けされた2つの変動信号C1の平均
的な値を求めてもよい。このように、平均演算手段27
で、中間転写ベルト1が複数周回する間の、差分演算手
段26で得られた差分の平均的な値を求めることによ
り、中間転写ベルト1のラテラル方向の位置をより高精
度に求めることができる。また、中間転写ベルト1を複
数周回させずに1周だけさせて変動信号C1,C2それ
ぞれ1つづつからなる差分信号を得、それら変動信号C
1,C2のうちのいずれか一方の変動信号のみを残し
て、その残した方の変動信号をラテラル方向の変動分と
することにより、中間転写ベルト1のラテラル方向の位
置の算出時間の短縮化が図られる。尚、2つのエッジセ
ンサ13,14およびベルト位置演算部28とを合わせ
たものが、本発明にいうベルト位置検出手段に相当す
る。
【0044】ところで、本実施形態の画像形成装置が、
もし仮に、2つのエッジセンサ13,14のうち、いず
れか1つのエッジセンサしか備えていない場合、図8
(a)(b)に示すベルトエッジ信号A,Bのうち、い
ずれか一方のベルトエッジ信号のみしか得ることができ
ない。従って、中間転写ベルト1の蛇行による、中間転
写ベルト1自体のラテラル方向の変動分は、ベルトエッ
ジ信号に埋もれてしまい、中間転写ベルト1自体のラテ
ラル方向の変動分のみを検出することができない。これ
に対し、本実施形態の画像形成装置は、2つのエッジセ
ンサ13,14を備えているため、上述したように、中
間転写ベルト1自体のラテラル方向の変動分のみを検出
することができる。
【0045】さらに、本実施形態の画像形成装置では、
図6に示すように、中間転写ベルト1の移動経路上に関
し互いに隣り合うエッジセンサ13,14間の距離L
が、駆動ロール2の中間転写ベルト1への接触部の、中
間転写ベルト1の進行方向に関する長さGと、中間転写
ベルト1が有するシーム部1aの、その中間転写ベルト
1の進行方向に関する長さS(図2参照)との和G+S
よりも長くなるように配置されている。このように、エ
ッジセンサ13,14を配置することにより、図8
(c)に示すようにベルトエッジ信号Bをシフトさせた
ときに、ベルトエッジ信号Aの変動分と、ベルトエッジ
信号B’の変動分とが重なることが防止され、駆動ロー
ル2を通過するときに生じるラテラル方向の変動分を高
精度で求めることができる。
【0046】尚、本実施形態では、エッジセンサを2つ
備えているが、エッジセンサを3つ以上備え、それら3
つ以上のエッジセンサそれぞれによる検出により得られ
た複数の信号に基づいて中間転写ベルト1のラテラル方
向の位置を求めてもよい。
【0047】図6に示す平均演算手段27において、2
つの変動信号C1の平均的な値が求められ、中間転写ベ
ルト1自体のラテラル方向の変動分が求められると、画
像修正手段29において、画像を表す画像信号が、求め
られた中間転写ベルト1自体のラテラル方向の変動分に
応じて修正され(ステップS6)、その後、画像書込手
段30により画像の書込みが行われる。具体的には、ベ
ルトホームセンサ12から出力されたベルトホーム信号
を基準として、ラスタ走査器8b,9b,10b,11
b(図1参照)から、その修正された画像信号に基づい
て露光光が照射され、各感光体ドラム8a,9a,10
a,11a表面それぞれに静電潜像が書き込まれ(ステ
ップS7)、図9に示すフローチャートが終了する。そ
の後、各感光体ドラム8a,9a,10a,11aそれ
ぞれに形成された静電潜像が、現像器8d,9d,10
d,11dそれぞれにより現像され、各感光体ドラム8
a,9a,10a,11aそれぞれに、イエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。
【0048】このように、本実施形態の画像形成装置
は、中間転写ベルト1のエッジ1bの、その中間転写ベ
ルト1のラテラル方向に関する位置を、1つのエッジセ
ンサではなくて、その中間転写ベルト1が移動する経路
の互いに異なる位置に配置された2つのエッジセンサ1
3,14で検出している。これら2つのエッジセンサ1
3,14により、中間転写ベルト1のエッジ1bのラテ
ラル方向の変動は、その中間転写ベルト1のプロセス方
向Pに関し互いに異なる位置で検出される。従って、位
相調整手段25で、エッジセンサ14の検出により得ら
れたベルトエッジ信号B(図8(b)参照)をシフトし
てベルトエッジ信号Aとの位相合わせをし、差分演算手
段26で、ベルトエッジ信号Aと、ベルトエッジ信号
B’との差分を求めることにより、エッジセンサ13,
14で検出された中間転写ベルト1のエッジ1bの位置
から、その中間転写ベルト1のエッジ1bの形状の影響
を除くことができる。これにより、中間転写ベルト1の
蛇行によるその中間転写ベルト1自体のラテラル方向の
変動分のみが求められる。さらに、差分演算手段26で
は、2つの変動信号C1のみを残し、平均演算手段27
でそれら2つの変動信号C1の平均的な値を求め、画像
修正手段29でその求められた値に基づいて画像信号が
修正されている。画像書込手段30は、その画像修正手
段29で修正された画像信号に基づいて静電潜像を形成
している。従って、中間転写ベルト1のラテラル方向に
生じた変動の影響を見込んで、各感光体ドラム8a,9
a,10a,11aそれぞれにトナー像が形成される。
各感光体ドラム8a,9a,10a,11aそれぞれに
形成されたトナー像は、一次転写位置T1において中間
転写ベルト1に順次重ね転写(一次転写)され、これに
よってその中間転写ベルト1にカラーのトナー像が形成
される。その後、そのカラーのトナー像は中間転写ベル
ト1の走行により二次転写位置T2に搬送されるととも
に、その二次転写位置T2に用紙15も搬送される。二
次転写位置T2に搬送されたカラーのトナー像は、その
二次転写位置T2に配置された二次転写ロール41によ
り、用紙15に一括転写(二次転写)される。カラーの
トナー像が転写された用紙15は、用紙搬送系18によ
って定着器19に送られ、その定着器19により、その
用紙15に定着処理(加熱、加圧等)が施され、用紙1
5に転写されたカラーのトナー像がその用紙15に定着
する。定着処理(加熱、加圧等)がなされた用紙15
は、図示せぬトレイに排出される。上述したように、各
感光体ドラム8a,9a,10a,11aそれぞれに
は、中間転写ベルト1のラテラル方向に生じる変動の影
響を見込んでトナー像が形成されるため、用紙15に形
成される画像の劣化が抑制される。
【0049】また、本実施形態の画像形成装置は、ステ
アリング制御部20で、中間転写ベルト1の蛇行を修正
している。従って、中間転写ベルト1のラテラル方向の
ずれを小さく保つことができ、用紙15に記録される画
像の劣化がさらに効率よく抑制される。尚、本実施形態
の画像形成装置はステアリング制御部20を備えている
が、そのステアリング制御部20を備えずに、中間転写
ベルト1の蛇行を修正しない構成の画像形成装置を構成
しても、複数のエッジセンサを備え、それら複数のエッ
ジセンサそれぞれで中間転写ベルト1のラテラル方向の
位置を求めることにより、中間転写ベルト1のエッジプ
ロファイルを除去することができ、やはり、用紙15に
形成される画像の劣化が抑制される。
【0050】尚、本実施形態では、ステアリングロール
3を傾斜させて中間転写ベルト1の蛇行を修正するステ
アリングコントロール方式を採用した画像形成装置を取
り挙げて説明したが、例えば、中間転写ベルト1のエッ
ジにリブを備えて中間転写ベルトのラテラル方向の動き
を規制するベルトリブ方式を採用した画像形成装置や、
中間転写ベルト1のラテラル方向の動きをエッジガイド
部材で規制するエッジガイド方式を採用した画像形成装
置であっても、複数のエッジセンサを備えることによ
り、やはり、用紙に形成される画像の劣化が抑制され
る。
【0051】また、本実施形態では、感光体ドラムに形
成されたトナー像の転写を受ける被転写体にベルトを用
いた画像形成装置を取り挙げて説明したが、例えば、静
電潜像が形成される感光体や、用紙を搬送する用紙搬送
体にベルトを用いた画像形成装置であっても、それらベ
ルトのエッジのラテラル方向に関する位置を検出するエ
ッジセンサを複数備えることにより、やはり、用紙に形
成される画像の劣化が抑制される。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、用紙に記録される画像の劣化が抑制され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の画像形成装置を示す概略
構成図である。
【図2】中間転写ベルトの、シームを有する部分の平面
図である。
【図3】図2において、シームを有する部分をA−A方
向から見た断面図である。
【図4】エッジセンサの一例である接触型センサを示す
概略構成図である。
【図5】エッジセンサの別の例である非接触型センサを
示す概略構成図である。
【図6】2つのエッジセンサで検出される信号の経路が
具体的に示された、画像形成装置の概略構成図である。
【図7】中間転写ベルトのwalkが修正される様子の
説明図である。
【図8】中間転写ベルトのラテラル方向の位置を求める
説明図である。
【図9】カラー画像を形成するときに実行されるフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 中間転写ベルト 1a シーム部 1b エッジ 2 駆動ロール 3 ステアリングロール 3a,13e,22b 他端 3b,13d,22a 一端 4 バックアップロール 5,6,7 アイドラーロール 8,9,10,11 画像形成ユニット 8a,9a,10a,11a 感光体ドラム 8b,9b,10b,11b ラスタ走査器 8c,9c,10c,11c 帯電器 8d,9d,10d,11d 現像器 8e,9e,10e,11e 一次転写ロール 8f,9f,10f,11f クリーナ 12 ベルトホームセンサ 13,14 エッジセンサ 13a スプリング 13b 接触子 13c 支軸 13f 変位センサ 13g LED 13h 光量センサ 15 用紙 16 ピックアップロール 17 ロール対 18 用紙搬送系 19 定着器 20 ステアリング制御部 21 ステアリングモータ 22 ステアリングアーム 23 偏心カム 24 支軸 25 位相調整手段 26 差分演算手段 27 平均演算手段 28 ベルト位置演算部 29 画像修正手段 30 画像書込手段 41 二次転写ロール 100 接着剤
フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DE02 DE03 DE07 EB06 EE08 9A001 HH34 JJ35 KK31 KK32 KK37 KK42

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を形成するトナー像形成手段を
    備え、該トナー像形成手段により形成されたトナー像
    を、所定の経路に沿って進行するベルト上に担持させ、
    該トナー像を最終的に所定の用紙上に定着することによ
    り該用紙上に画像を形成する画像形成装置において、 前記所定の経路上の互いに異なる位置に配置された、前
    記ベルトのいずれか一方の、かつ相互に同一のエッジ
    の、該ベルトの幅方向に関する位置を検出する複数の検
    出器と、前記複数の検出器それぞれによる検出により得
    られた複数の信号に基づいて前記ベルトの幅方向の位置
    を求めるベルト位置演算部とを有するベルト位置検出手
    段を備え、 前記トナー像形成手段が、前記ベルト位置検出手段によ
    り得られた前記ベルトの幅方向の位置に応じて修正され
    たトナー像を形成するものであることを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ベルトに接触する接触部を有する接
    触部材を備えるとともに、前記ベルトがシームを有する
    ものであり、 前記複数の検出器は、前記所定の経路に関し互いに隣り
    合う検出器の距離が、前記接触部の、前記ベルトの進行
    方向に関する長さと、前記ベルトが有するシームの、前
    記ベルトの進行方向に関する長さとの和よりも長くなる
    ように配置されたものであることを特徴とする請求項1
    記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ベルト位置演算部が、前記複数の検
    出器それぞれで得られる複数の信号のうち、ペアを構成
    する2つの信号の位相を合わせる位相調整手段と、位相
    が調整された後の2つの信号の差分を求める差分演算手
    段とを備えたものであることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ベルト位置演算部は、前記ベルトが
    前記所定の経路を複数回移動する間の、前記差分演算手
    段で得られた差分の平均的な値を求める平均演算手段を
    備えたものであることを特徴とする請求項3記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の検出器のうちの少なくともい
    ずれか1つの検出器から出力された信号に基づいて、前
    記ベルトの、該ベルトの幅方向の位置を制御するステア
    リング部を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ステアリング部が、前記複数の検出
    器のうちの少なくともいずれか1つの検出器から出力さ
    れた信号に基づいて、前記ベルトのエッジの形状を記憶
    する記憶モードを有するものであり、 前記複数の検出器は、前記記憶モード実行時に前記ベル
    トのエッジ位置を検出ものであることを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000330453A (ja) * 1999-04-14 2000-11-30 Xerox Corp イメージ処理装置及びそのためのイメージ位置合わせ方法
JP2007114240A (ja) * 2005-10-18 2007-05-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009537027A (ja) * 2006-05-12 2009-10-22 イーストマン コダック カンパニー 横方向整列状態設定適正化方法及びその実施に適する印刷機
JP2013003302A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Ricoh Co Ltd 無端ベルト駆動装置、画像形成装置及びプログラム

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