JP2000255955A - 乗客コンベヤー装置 - Google Patents

乗客コンベヤー装置

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JP2000255955A
JP2000255955A JP11055286A JP5528699A JP2000255955A JP 2000255955 A JP2000255955 A JP 2000255955A JP 11055286 A JP11055286 A JP 11055286A JP 5528699 A JP5528699 A JP 5528699A JP 2000255955 A JP2000255955 A JP 2000255955A
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Japan
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driving device
transmission mechanism
main frame
passenger conveyor
manual handle
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JP11055286A
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Daisuke Chimura
大介 千村
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/02Driving gear
    • B66B23/028Driving gear with separate drive chain or belt that engages directly the carrying surface chain

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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 手動による試運転が容易にできる乗客コンベ
ヤー装置を得る。 【解決手段】 無端状の踏板鎖2を主枠1の長手に沿っ
て配置し、また踏板鎖2を駆動する駆動装置3を主枠1
の長手中間に設ける。さらに、手動ハンドル27を配備
した一側を主枠1の端部に配置し、他側を駆動装置3の
回転体に係合して、試運転時に手動ハンドル27の人為
操作によって駆動装置3を回転する伝動機構29を設け
る。また、手動ハンドル27の回転を断続する電磁クラ
ッチ30を、伝動機構29の駆動装置側回転部と駆動装
置3の回転体の間に装備する。これによって、乗客コン
ベヤーの試運転時に電磁クラッチ30を付勢し、駆動装
置3と伝動機構29との間の伝動を接続する。そして、
作業員の手動ハンドル27操作により踏板鎖が低速で移
動するので能率良く試運転できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、駆動装置が主枠
の長手中間部に設けられて、要時に手動による試運転が
行われるエスカレーター、移動歩道等の乗客コンベヤー
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10及び図11は、従来の乗客コンベ
ヤー装置を示す図で、図10は要部を概念的に示す側面
図、図11は図10のA部を拡大して示す平面図であ
る。図において、1は主枠、2は踏板鎖で、主枠1の長
手に沿う往路及び帰路を形成して無端状に形成され主枠
1に設けられている。3は主枠1に設けられて踏板鎖2
の往路及び帰路の間に配置された駆動装置で、減速機
4、巻掛伝動機構によって減速機4の入力軸に連結され
た電動機5、電磁ブレーキ6及び踏板鎖2に係合された
出力回転体7によって構成されている。
【0003】8は伝動機構で、電動機5に隣接して設け
られた支持体9、支持体9に枢持された定置歯車10、
定置歯車10と電動機5の出力軸の間に設けられたVベ
ルト機構11、支持体9にクラッチ装置12を介して装
備されて常時はクラッチ装置12のばね13によって定
置歯車10から離れた位置に保持される変位歯車14、
一端が変位歯車14に連結され他端は主枠1端部の支持
板15に枢持された撓み軸16及び撓み軸16を被覆す
る保護管17によって構成されている。
【0004】18は撓み軸16の支持板15側の端部に
要時に装着される手動ハンドルで、人為操作によって押
し付けることにより、撓み軸16を介してクラッチ装置
12のばね13の付勢力に抗して変位歯車14を変移さ
せて定置歯車10に係合させる。19は足踏みスイッチ
で、支持板15に設けられて電磁ブレーキ6に電気的に
接続されて、押圧されると電磁ブレーキ6の電磁石を付
勢し制動作用を解除する。20は踏板で、多数が踏板鎖
2に連結されて駆動装置3による踏板鎖2の駆動によっ
て主枠1内を循環移動する。
【0005】従来の乗客コンベヤー装置は上記のように
構成され、駆動装置3により踏板鎖2が駆動されて踏板
20が主枠1内を循環移動して乗客を搬送する。また、
乗客コンベヤーの据付時や保守時には、次に述べるよう
に手動によって踏板20を低速移動させる試運転が行わ
れる。すなわち、試運転時には主枠1の端部において作
業員が図10に示すように手動ハンドル18を撓み軸1
6の支持板15側の端部に嵌合する。
【0006】そして、手動ハンドル18を押し付けると
撓み軸16を介してクラッチ装置12のばね13の付勢
力に抗して変位歯車14が変位して定置歯車10に係合
する。また、この状態で足踏みスイッチ19を踏むと電
磁ブレーキ6の電磁石が付勢されて制動作用が解除され
る。次いで、作業員が手動ハンドル18を回転させる
と、この回転が伝動機構8を介して電動機5に伝動され
て駆動装置3により踏板鎖2が駆動されて踏板20が低
速で移動する。
【0007】また、図12及び図13は、他の従来の乗
客コンベヤー装置を示す図で、図12は要部を概念的に
示す側面図、図13は図12のB部を拡大して示す平面
図である。図において、前述の図10及び図11と同符
号は相当部分を示す。
【0008】8は伝動機構で、減速機4に隣接して設け
られた支持体21、支持体21に枢持された中間軸2
2、減速機4の入力軸と中間軸22の間に設けられた第
一巻掛け伝動機構23、主枠1端部に枢着された端部軸
24、中間軸22と端部軸24の間に設けられた第二巻
掛け伝動機構25、第二巻掛け伝動機構25の条体の長
手中間に配置さた振れ止め具26及び端部軸24に固定
された手動ハンドル27によって構成されている。
【0009】上記のように構成された従来の乗客コンベ
ヤー装置において、通常時において第一巻掛け伝動機構
23の巻掛条体が撤去されていて、駆動装置3により踏
板鎖2が駆動されて踏板20が主枠1内を循環移動して
乗客を搬送する。また、乗客コンベヤーの据付時や保守
時には、次に述べるように手動によって踏板20を低速
移動させる試運転が行われる。
【0010】すなわち、試運転時には第一巻掛け伝動機
構23の巻掛条体が減速機4の入力軸と中間軸22の間
に装着されて、主枠1の端部において作業員が手動ハン
ドル27を回転させると、この回転が伝動機構8を介し
て減速機4に伝動されて駆動装置3により踏板鎖2が駆
動されて踏板20が低速で移動する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の図
10及び図11に示す乗客コンベヤー装置では、試運転
時に手動ハンドル18を押し付けてクラッチ装置12の
ばね13を圧縮した状態で手動ハンドル18を回転する
必要がある。このため、作業に余計な労力を要し、また
長い撓み軸16を回転させるので捩じりモーメントによ
る捩じれ角が大きくなり、手動ハンドル18と変位歯車
14の回転が同期せず操作性が悪いという問題点があっ
た。
【0012】また、上記のような従来の図12及び図1
3に示す乗客コンベヤー装置では、試運転時に第一巻掛
け伝動機構23の巻掛条体を装着し、試運転終了時に第
一巻掛け伝動機構23の巻掛条体を撤去する手数を要す
る。また、第一巻掛け伝動機構23の巻掛条体の着脱作
業のために踏板20の着脱作業が必要であるために煩雑
な手数が掛かるという問題点があった。
【0013】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、手動による試運転が容易にでき
る乗客コンベヤー装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る乗客コン
ベヤー装置においては、無端状に構成されて多数の踏板
が連結され乗客コンベヤーの主枠の長手に沿う往路及び
帰路を形成して配置された踏板鎖と、主枠の長手中間に
設けられて踏板鎖に係合して踏板鎖を駆動する駆動装置
と、手動ハンドルを配備した一側が主枠の端部に配置さ
れ他側は駆動装置の回転体に係合され、乗客コンベヤー
の試運転時に手動ハンドルの人為操作によって駆動装置
を回転させる伝動機構と、この伝動機構の駆動装置側回
転部と駆動装置の回転体の間に装備されて手動ハンドル
の回転を断続する電磁クラッチとが設けられる。
【0015】また、この発明に係る乗客コンベヤー装置
においては、主枠端部の伝動機構の一側と対向する位置
に配置されて電磁クラッチに接続された操作スイッチが
設けられる。
【0016】また、この発明に係る乗客コンベヤー装置
においては、試運転スイッチと、この試運転スイッチの
操作によって電磁クラッチ及び駆動装置の電磁ブレーキ
が制御される試運転用電気回路とが設けられる。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は要部を概
念的に示す側面図、図2は図1のC部を拡大して示す平
面図、図3は図1の乗客コンベヤー装置の通常運転状態
を示す電磁クラッチ箇所の拡大断面図、図4は図1の乗
客コンベヤー装置の試運転状態を示す図3相当図であ
る。
【0018】図において、1は主枠、2は踏板鎖で、主
枠1の長手に沿う往路及び帰路を形成して無端状に形成
されて主枠1に設けられている。3は主枠1に設けられ
て踏板鎖2の往路及び帰路の間に配置された駆動装置
で、減速機4、巻掛伝動機構によって減速機4の入力軸
28に連結された電動機5、電磁ブレーキ6及び踏板鎖
2に係合された出力回転体7によって構成されている。
【0019】29は伝動機構で、減速機4に隣接して設
けられた支持体21、支持体21に枢持された中間軸2
2、減速機4の入力軸28と中間軸22の間に設けられ
たローラチェーンを主要部とする第一巻掛け伝動機構2
3、主枠1端部に枢着された端部軸24、中間軸22と
端部軸24の間に設けられたベルトを主要部とする第二
巻掛け伝動機構25、第二巻掛け伝動機構25の条体の
長手中間に配置さた振れ止め具26及び端部軸24に固
定された手動ハンドル27によって構成されている。
【0020】19は足踏みスイッチからなる試運転スイ
ッチで、主枠1端部に設けられた支持板15に装着され
て電磁ブレーキ6に電気的に接続されて電磁ブレーキ6
を制御、すなわち押圧されると電磁ブレーキ6の電磁石
を付勢し制動作用を解除する。20は踏板で、多数が踏
板鎖2に連結されて駆動装置3による踏板鎖2の駆動に
よって主枠1内を循環移動する。
【0021】30は電磁クラッチで、駆動装置3の台板
31に装着されて減速機4の入力軸28と第一巻掛け伝
動機構23の入力軸28側回転軸32の間に配置され、
回転軸32を枢持した電磁石体33、入力軸28に板ば
ね34を介して保持されたアーマチュア35、回転軸3
2に固定されて一側が電磁石体33と対面し他側はアー
マチュア35と対面して配置されたフェーシング36に
よって構成されて、伝動機構29の手動ハンドル27か
らの回転を断続する。37は主枠1に設けられて電磁ク
ラッチ30に接続された操作スイッチである。
【0022】上記のように構成された乗客コンベヤー装
置において、通常時は操作スイッチ37によって電磁ク
ラッチ30が消勢されて、図3に示すように駆動装置3
の入力軸28と第一巻掛け伝動機構23の入力軸28側
回転軸32との間の伝動が遮断される。そして、駆動装
置3により踏板鎖2が駆動されて踏板20が主枠1内を
循環移動して乗客を搬送する。また、乗客コンベヤーの
据付時や保守時には、次に述べるように手動によって踏
板20を低速移動させる試運転が行われる。
【0023】すなわち、試運転時には操作スイッチ37
が操作されて電磁クラッチ30が付勢されアーマチュア
35が吸引されて、図4に示すように駆動装置3の入力
軸28と第一巻掛け伝動機構23の入力軸28側回転軸
32との間の伝動が接続される。次いで、主枠1の端部
において作業員が試運転スイッチ19を踏むと電磁ブレ
ーキ6の電磁石が付勢されて制動作用が解除される。
【0024】そして、作業員が手動ハンドル27を回転
させると、この回転が伝動機構29を介して駆動装置3
の入力軸28に伝動されて駆動装置3により踏板鎖2が
駆動されて踏板20が低速で移動する。このように、簡
易な作業によって少ない労力により、また手動ハンドル
27と駆動装置3の入力軸28の回転を同期させて、操
作性の良い手動による試運転を容易に行うことができ
る。
【0025】したがって、乗客コンベヤー装置の試運転
作業を能率化することができる。なお、試運転終了後は
操作スイッチ37によって電磁クラッチ30が消勢され
て、駆動装置3の入力軸28と第一巻掛け伝動機構23
の入力軸28側回転軸32との間の伝動が遮断される。
【0026】また、図1〜図4の実施の形態において、
第一巻掛け伝動機構23の回転軸32及び電磁クラッチ
30を、駆動装置3の減速機4の出力軸及び電動機5の
出力軸のいずれか、すなわち駆動装置3の回転体のいず
れかと対応させて設けた構成によっても図1〜図4の実
施の形態における作用を得ることができる。なお、電磁
クラッチ30等を、電動機5の出力軸と対応させた構成
の場合には、手動ハンドル27の回転トルクが小さくな
り試運転作業を容易化することができる。
【0027】実施の形態2.図5は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、図5は要部を概念的に示す
側面図である。なお、図5の他は前述の図1〜図4の実
施の形態と同様に乗客コンベヤー装置が構成されてい
る。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示
す。
【0028】38は伝動機構29の要部を構成し伝動機
構29の端部軸24に固定された第一かさ歯車、39は
伝動機構29の要部を構成し支持板15に枢持された鉛
直軸40に固定されて第一かさ歯車38とかみ合う第二
かさ歯車、18は要時に鉛直軸40の上端に装着される
手動ハンドルである。
【0029】上記のように構成された乗客コンベヤー装
置においても、通常時は操作スイッチ37によって電磁
クラッチ30が消勢されて、駆動装置3の入力軸28と
第一巻掛け伝動機構23の入力軸28側回転軸32との
間の伝動が遮断される。そして、駆動装置3により踏板
鎖2が駆動されて踏板20が主枠1内を循環移動して乗
客を搬送する。
【0030】また、乗客コンベヤーの据付や保守の試運
転時には、操作スイッチ37により駆動装置3の入力軸
28と第一巻掛け伝動機構23の回転軸32との間の伝
動が接続される。また、鉛直軸40に手動ハンドル18
が装着されて、試運転スイッチ19により電磁ブレーキ
6の制動作用が解除され、手動ハンドル27を回転させ
ることによって踏板20が低速で移動する。
【0031】したがって、詳細な説明を省略するが図5
の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様
な作用が得られる。また、図5の実施の形態において試
運転時に、図5に示すように作業員が主枠1外での作業
によって手動ハンドル27を回転操作するので、手動ハ
ンドル27を容易に回転することができ作業性が向上す
る。
【0032】実施の形態3.図6も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、図6は要部を概念的に示す
側面図である。なお、図6の他は前述の図1〜図4の実
施の形態と同様に乗客コンベヤー装置が構成されてい
る。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示
す。
【0033】41は伝動機構で、端部軸24の回転体と
回転軸32の回転体に巻掛けられたローラチェンからな
る巻掛条体42、主枠1に枢持されて巻掛条体42の両
側にそれぞれ配置されて巻掛条体42の張力を調整する
遊び車43及び端部軸24に固定された手動ハンドル2
7によって構成されている。
【0034】上記のように構成された乗客コンベヤー装
置においても、通常時は操作スイッチ37によって電磁
クラッチ30が消勢されて、駆動装置3の入力軸28と
第一巻掛け伝動機構23の入力軸28側回転軸32との
間の伝動が遮断される。そして、駆動装置3により踏板
鎖2が駆動されて踏板20が主枠1内を循環移動して乗
客を搬送する。
【0035】また、乗客コンベヤーの据付や保守の試運
転時には、操作スイッチ37により駆動装置3の入力軸
28と伝動機構41の回転軸32との間の伝動が接続さ
れる。そして、試運転スイッチ19により電磁ブレーキ
6の制動作用が解除され、手動ハンドル27を回転させ
ることによって踏板20が低速で移動する。
【0036】したがって、詳細な説明を省略するが図6
の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様
な作用が得られる。また、図6の実施の形態において、
伝動機構41が簡易に構成されるので製造費を節減する
ことができる。また、巻掛条体42がローラチェンによ
って構成されるので、ベルトからなる巻掛条体が設けら
れた場合の滑りが生じることがなく、試運転時の作業性
が向上する。
【0037】実施の形態4.図7も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す図で、図7は要部を概念的に示す
側面図である。なお、図7の他は前述の図1〜図4の実
施の形態と同様に乗客コンベヤー装置が構成されてい
る。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示
し、37は操作スイッチで、主枠1端部に設けられて伝
動機構29の端部軸24と対向する位置に配置され電磁
クラッチ30に接続されている。
【0038】上記のように構成された乗客コンベヤー装
置においても、通常時は操作スイッチ37によって電磁
クラッチ30が消勢されて、駆動装置3の入力軸28と
第一巻掛け伝動機構23の入力軸28側回転軸32との
間の伝動が遮断される。そして、駆動装置3により踏板
鎖2が駆動されて踏板20が主枠1内を循環移動して乗
客を搬送する。
【0039】また、乗客コンベヤーの据付や保守の試運
転時には、操作スイッチ37により駆動装置3の入力軸
28と伝動機構41の回転軸32との間の伝動が接続さ
れる。そして、試運転スイッチ19により電磁ブレーキ
6の制動作用が解除され、手動ハンドル27を回転させ
ることによって踏板20が低速で移動する。
【0040】したがって、詳細な説明を省略するが図7
の実施の形態においても図1〜図4の実施の形態と同様
な作用が得られる。また、図7の実施の形態において、
操作スイッチ37が主枠1端部の伝動機構29端部軸2
4と対向する位置に配置されている。したがって、一人
の作業員によって容易に試運転スイッチ19、操作スイ
ッチ37及び手動ハンドル27を操作することができ、
試運転作業能率を向上することができる。
【0041】実施の形態5.図8及び図9も、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図8は要部を概念
的に示す側面図、図9は図8の装置の要部電気回路図で
ある。なお、図8及び図9の他は前述の図1〜図4の実
施の形態と同様に乗客コンベヤー装置が構成されてい
る。図において、図1〜図4と同符号は相当部分を示
し、19aは試運転スイッチ19の接点、44は電動機
5の運転リレー(図示しない)の常開接点、+−は電源
である。45は試運転スイッチ19の接点19a、電磁
クラッチ30及び電磁ブレーキ6が直列に接続された試
運転用電気回路である。
【0042】上記のように構成された乗客コンベヤー装
置においても、通常時は試運転スイッチ19が非操作状
態であって、接点19aは開放されているので電磁クラ
ッチ30が消勢されて、駆動装置3の入力軸28と第一
巻掛け伝動機構23の入力軸28側回転軸32との間の
伝動が遮断される。また、電動機5の運転により常開接
点44は閉成し、+−44−6−−の回路によって電磁
ブレーキ6が付勢されて制動作用が解除され、駆動装置
3により踏板鎖2が駆動されて踏板20が主枠1内を循
環移動して乗客を搬送する。
【0043】また、乗客コンベヤーの据付や保守の試運
転時には、電動機5が消勢されて常開接点44は開放す
る。そして、試運転スイッチ19の操作によって接点1
9aが閉成し、+−19a−30−6−−の回路、すな
わち試運転用電気回路45によって電磁クラッチ30及
び電磁ブレーキ6が付勢される。これにより、電磁クラ
ッチ30の付勢によって駆動装置3の入力軸28と伝動
機構41の回転軸32との間の伝動が接続され、また電
磁ブレーキ6の付勢により制動作用が解除される。
【0044】この状態で、手動ハンドル27を回転させ
ることによって踏板20が低速で移動する。したがっ
て、詳細な説明を省略するが図8及び図9の実施の形態
においても図1〜図4の実施の形態と同様な作用が得ら
れる。また、図8及び図9の実施の形態において、試運
転スイッチ19の操作によって電磁クラッチ30及び電
磁ブレーキ6が制御されて共に付勢される。このため、
試運転操作の手数が減少して試運転作業能率を向上する
ことができる。
【0045】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、無端状
に構成されて多数の踏板が連結され乗客コンベヤーの主
枠の長手に沿う往路及び帰路を形成して配置された踏板
鎖と、主枠の長手中間に設けられて踏板鎖に係合して踏
板鎖を駆動する駆動装置と、手動ハンドルを配備した一
側が主枠の端部に配置され他側は駆動装置の回転体に係
合され、乗客コンベヤーの試運転時に手動ハンドルの人
為操作によって駆動装置を回転させる伝動機構と、この
伝動機構の駆動装置側回転部と駆動装置の回転体の間に
装備されて手動ハンドルの回転を断続する電磁クラッチ
とを設けたものである。
【0046】これによって、乗客コンベヤーの据付時等
における試運転時に電磁クラッチが付勢されて、駆動装
置の回転体とこの回転体に対向した伝動機構の回転部と
の間の伝動が接続される。そして、作業員が手動ハンド
ルを回転させることにより伝動機構を介して駆動装置の
回転体が回転し、駆動装置により踏板鎖が駆動されて踏
板鎖に連結された踏板が低速で移動する。このように、
簡易な作業により、また少ない労力によって、また手動
ハンドルと駆動装置の回転を同期させて、操作性良く手
動による試運転を容易に行うことができ、試運転作業を
能率化する効果がある。
【0047】また、この発明は以上説明したように、主
枠端部における伝動機構の一側と対向する位置に配置さ
れて電磁クラッチに接続された操作スイッチを設けたも
のである。
【0048】これによって、乗客コンベヤーの据付時等
における試運転時に、主枠端部に設けられた操作スイッ
チにより電磁クラッチが付勢されて、駆動装置の回転体
とこの回転体に対向した伝動機構の回転部との間の伝動
が接続される。そして、作業員が手動ハンドルを回転さ
せることにより伝動機構を介して駆動装置の回転体が回
転し、駆動装置により踏板鎖が駆動されて踏板鎖に連結
された踏板が低速で移動する。このように、簡易な作業
により、また少ない労力によって、また手動ハンドルと
駆動装置の回転を同期させて、操作性良く手動による試
運転を容易に行うことができ、試運転作業を能率化する
効果がある。また、主枠端部に設けられた操作スイッチ
により電磁クラッチが付勢されるので、一人の作業員に
よって容易に試運転することができ試運転作業を能率化
する効果がある。
【0049】また、この発明は以上説明したように、試
運転スイッチと、この試運転スイッチの操作によって電
磁クラッチ及び駆動装置の電磁ブレーキが制御される試
運転用電気回路とを設けたものである。
【0050】これによって、乗客コンベヤーの据付時等
における試運転時に、試運転スイッチの操作によって電
磁クラッチ及び電磁ブレーキが制御される。そして、電
磁クラッチの付勢により、駆動装置の回転体とこの回転
体に対向した伝動機構の回転部との間の伝動が接続され
る。また、電磁ブレーキの付勢により駆動装置の制動が
解除される。そして、作業員が手動ハンドルを回転させ
ることにより伝動機構を介して駆動装置の回転体が回転
し、駆動装置により踏板鎖が駆動されて踏板鎖に連結さ
れた踏板が低速で移動する。このように、簡易な作業に
よって、また少ない労力によって、また手動ハンドルと
駆動装置の回転を同期させて、操作性良く手動による試
運転を容易に行うことができ、試運転作業を能率化する
効果がある。また、試運転スイッチの操作によって電磁
クラッチ及び電磁ブレーキが共に制御される。このた
め、試運転操作の手数が減少して試運転作業能率を向上
する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図1で、乗客
コンベヤー装置の要部を概念的に示す側面図。
【図2】 図1のC部を拡大して示す平面図。
【図3】 図1の乗客コンベヤー装置の通常運転状態を
示す電磁クラッチ箇所の拡大断面図。
【図4】 図1の乗客コンベヤー装置の試運転状態を示
す図3相当図。
【図5】 この発明の実施の形態2を示す図で、乗客コ
ンベヤー装置の要部を概念的に示す側面図。
【図6】 この発明の実施の形態3を示す図で、乗客コ
ンベヤー装置の要部を概念的に示す側面図。
【図7】 この発明の実施の形態4を示す図で、乗客コ
ンベヤー装置の要部を概念的に示す側面図。
【図8】 この発明の実施の形態5を示す図で、乗客コ
ンベヤー装置の要部を概念的に示す側面図。
【図9】 図8の装置の要部電気回路図。
【図10】 従来の乗客コンベヤー装置を示す図で、要
部を概念的に示す側面図。
【図11】 図10のA部を拡大して示す平面図。
【図12】 他の従来の乗客コンベヤー装置を示す図
で、要部を概念的に示す側面図。
【図13】 図12のB部を拡大して示す平面図。
【符号の説明】
1 主枠、2 踏板鎖、3 駆動装置、6 電磁ブレー
キ、19 試運転スイッチ、20 踏板、27 手動ハ
ンドル、29 伝動機構、30 電磁クラッチ、37
操作スイッチ、45 試運転用電気回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無端状に構成されて多数の踏板が連結さ
    れ乗客コンベヤーの主枠の長手に沿う往路及び帰路を形
    成して配置された踏板鎖と、上記主枠の長手中間に設け
    られて上記踏板鎖に係合して上記踏板鎖を駆動する駆動
    装置と、手動ハンドルを配備した一側が上記主枠の端部
    に配置され他側は上記駆動装置の回転体に係合され、上
    記乗客コンベヤーの試運転時に上記手動ハンドルの人為
    操作によって上記駆動装置を回転させる伝動機構と、こ
    の伝動機構の駆動装置側回転部と上記回転体の間に装備
    されて上記手動ハンドルの回転を断続する電磁クラッチ
    とを備えた乗客コンベヤー装置。
  2. 【請求項2】 主枠端部の伝動機構の一側と対向する位
    置に配置されて電磁クラッチに接続された操作スイッチ
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベヤ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 試運転スイッチと、この試運転スイッチ
    の操作によって電磁クラッチ及び駆動装置の電磁ブレー
    キが制御される試運転用電気回路とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載の乗客コンベヤー装置。
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