JP2000255274A - 自動車用グラスラン - Google Patents

自動車用グラスラン

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Publication number
JP2000255274A
JP2000255274A JP11064442A JP6444299A JP2000255274A JP 2000255274 A JP2000255274 A JP 2000255274A JP 11064442 A JP11064442 A JP 11064442A JP 6444299 A JP6444299 A JP 6444299A JP 2000255274 A JP2000255274 A JP 2000255274A
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JP
Japan
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lip
vehicle
molding
wall
glass
Prior art date
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Pending
Application number
JP11064442A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Chifu
直人 池冨
Hideki Takahashi
英樹 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP11064442A priority Critical patent/JP2000255274A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モールの取り付けのバラツキに関係なく、ド
アガラスによるカバーリップの噛み込みを確実に防止す
る。 【解決手段】 外周リップ21の車外側壁24外面のう
ちの、下部壁23との連接点aよりも上方側にモール2
6の接触する凹状部27を設け、この凹状部27の少な
くとも一部を薄肉に形成する。モール26から外周リッ
プ21の車外側壁24に押圧力が入力されると、車外側
壁24の凹状部27付近がその押圧力によって車内方向
に変形し、カバーリップ25は車内方向に変位しなくな
る。このため、モール26の取付けのバラツキがあって
もカバーリップ25はほとんど変位することが無く、ド
アガラス22によるカバーリップ25の噛み込みも生じ
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降するドアガラ
スの周縁部とドアサッシュの間をシールする自動車用グ
ラスランに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用グラスランとして、図3,図4
に示すようなものが従来より案出されている。
【0003】このグラスラン1は、ドアサッシュ2のフ
ランジ部3に取り付けられるグラスラン基部4に、ドア
ガラス5の車室内側の周縁部をシールするためのサイド
リップ6と、ドアガラス5の外周端面をシールするため
の中空状の外周リップ7が延設されており、このうちの
外周リップ7はグラスラン基部4から車外側に向かって
所定量膨出して、その下部壁8にドアガラス5の外周端
面が密接するようになっている。そして、外周リップ7
の車外側壁9の下端には比較的低い突起状断面のカバー
リップ10が延設されており、最上昇したドアガラス5
の車外側周縁部をこのカバーリップ10で覆うことによ
り、外観品質の向上と走行時におけるドアガラス5の吸
出し防止を図るようになっている。
【0004】また、このグラスランは、ドアサッシュ2
に取り付けられた状態において、ドアサッシュ2の車外
側端部に別設された金属製若しくは樹脂製のモール11
によって車外側壁9の略上半部が密接状態で覆われ、そ
れによってグラスランのゴム素材面が車外側に大きく露
出しないように工夫されている。
【0005】尚、この関連技術は、例えば、実開平6-
42360号公報等に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のグラスラン
の場合、通常、ドアガラスの建付けのバラツキを考慮し
てドアガラスが車外側に最大に変位したときにも、カバ
ーリップがドアガラスとオーバーラップしないように、
つまり、ドアガラスの上昇時にドアガラスの端面とカバ
ーリップが干渉することのないように設計されている。
【0007】しかし、実際には、上記グラスランはモー
ルの下縁が車外側壁に密接するようにドアサッシュに組
み付けられるため、ドアサッシュに対するモールの取り
付けのバラツキによって図5に示すようにカバーリップ
の先端部が車室内方向に不規則に変位してしまい、この
モールの取り付けのバラツキとドアガラスの建付けのバ
ラツキが重なったときには、図6に示すようにカバーリ
ップの先端部がドアガラスの先端に噛み込まれる不具合
を招く。そして、カバーリップの噛み込みが生じると、
車外からの見栄えが低下するばかりでなく、そのことが
風漏れや水漏れの発生原因となり易い。
【0008】そこで本発明は、モールの取り付けのバラ
ツキに関係なく、ドアガラスによるカバーリップの噛み
込みを確実に防止することのできる自動車用グラスラン
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、ドアサッ
シュに取り付けられるグラスラン基部と、このグラスラ
ン基部から車外側に膨出形成され、ドアガラスの上昇時
にその下部壁でドアガラスの外周端面をシールする中空
状の外周リップと、この外周リップの車外側壁の下端に
延設されて最上昇したドアガラスの車外側周縁部を覆う
カバーリップとを備え、前記外周リップの車外側壁略上
半部が、ドアサッシュに取り付けられたモールの下縁に
密接して覆われる自動車用グラスランにおいて、外周リ
ップの車外側壁外面のうちの、下部壁との連接点よりも
上方側にモールの接触する凹状部を設けると共に、この
凹状部の少なくとも一部を薄肉に形成した。
【0010】この発明の場合、外周リップの車外側壁の
凹状部が下部壁との連接点よりも上方側に位置されてい
ることから、組付け時にモールがこの凹状部に接触する
と、モールによる押圧力はカバーリップ部分をほとんど
変位させることなく、凹状部付近を車内方向に変形させ
る。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、車外側壁の凹状部の上下位置に
ノッチを設けるようにした。この発明の場合、モールの
押圧力による車外側壁の変形がノッチによってより容易
になる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図
1,図2に基づいて説明する。
【0013】図面において、15は、本発明にかかるグ
ラスランであり、16は、ドアサッシュ17のフランジ
部18にウエルト19によって挟着される断面略U字状
のグラスラン基部、20は、このグラスラン基部16の
U字底部から車外側斜め上方に延設されたサイドリッ
プ、21は、グラスラン基部16のU字先端部から車外
側に向かって延設された中空状の外周リップである。サ
イドリップ20はドアガラス22の車内側の周縁部にそ
の先端縁で密接し、外周リップ21は同ガラス22の外
周端面にその下部壁23部分で密接するようになってい
る。
【0014】ここで、外周リップ21は車外側壁24が
下部壁23と略直交して設けられており、その車外側壁
24の下端には、ドアガラス22が最上昇したときに同
ガラス22の車外側の周縁部を覆うカバーリップ25が
延設されている。また、車外側壁24の外面の略上半部
はドアサッシュ17に取り付けられた金属製のモール2
6によって覆われるが、車外側壁24の外面のうちの、
下部壁23との連接点aよりも上方側のモール下端の密
接する略中央の領域には、緩やかな曲面を持った凹状部
27が形成されている。そして、この凹状部27は少な
くともその一部、この例ではほぼ全域が肉薄(図中厚み
T参照。)に形成されている。また、車外側壁24の下
部壁23との連接点a付近と、上部壁28との連接点b
付近には夫々中空部内に臨むにノッチ29,30が形成
されている。
【0015】このグラスラン15は以上のような構成で
あるため、ドアガラス22が最上昇した状態において
は、サイドリップ20がドアガラス22の車内側の周縁
部に、外周リップ21が同ガラス22の外周端面に夫々
密接すると共に、カバーリップ25の先端部がドアガラ
ス22の車外側の周縁部を覆い隠す。
【0016】そして、このグラスラン15は従来のもの
と同様にドアガラス22の建付けのバラツキを考慮して
カバーリップ25の位置等が設定されているが、さら
に、外周リップ21の車外側壁24外側面のうちの、下
部壁23との連接点aよりも上方側に凹状部27を設
け、この凹状部27の少なくとも一部を薄肉に設定して
あるため、モール26の取付けにバラツキがあってもカ
バーリップ25の先端が車内方向に大きく変位すること
はない。
【0017】即ち、モール26の取付け位置が基準位置
から車内方向にずれると、グラスラン15の外周リップ
21の車外側壁24がモール26の下端によって車内方
向に押圧されることとなるが、このとき、車外側壁24
は連接点aよりも上方側の凹状部27でモール26から
の押圧力を受けるため、その押圧力はカバーリップ25
を変位させる前に車外側壁24の略中央部を図1中の鎖
線で示すように車内方向に変形させる。したがって、カ
バーリップ25はモール26の取付けのバラツキの影響
を大きく受けることがなく、その先端部は常時基準位置
近くに位置されることとなる。
【0018】以下の表1,表2は、従来のグラスランと
本発明にかかるグラスラン15について、ドアガラス2
2の建付けのバラツキとモール26の取付けのバラツキ
に対する、ドアガラス22−カバーリップ25間のクリ
アランスC(図2参照。)の関係を調べた試験結果であ
る。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】これらの表1,表2から明らかなように、
従来のグラスランにおいては、ドアガラス22が基準位
置から車外側に2mm変位した状態でモール26が車内側
に0.5mm〜1mm変位して取付けられたときと、ドアガ
ラス22が基準位置から車外側に1mm〜1.5mm変位し
た状態でモール26が車内側に1mm変位して取付けられ
たときにドアガラス22によるカバーリップ25の噛み
込みが生じたが、本願にかかるグラスラン15において
はいずれの条件下においてもカバーリップ25の噛み込
みは生じない。
【0022】尚、この実施の形態の場合、外周リップ2
1の車外側壁24のうちの、下部壁23側の連接点aと
上部壁28側の連接点bの付近に夫々ノッチ29,30
を設けるようにしているため、モール26からの押圧力
がカバーリップ25部分に伝達されにくく、このことも
カバーリップ25の変位抑制に寄与している。
【0023】したがって、本発明にかかるこのグラスラ
ン15を採用した場合には、ドアガラス22によるカバ
ーリップ25の噛み込みを確実に防止し、この噛み込み
による外観の見栄えの低下や、走行時の風漏れ、水漏れ
等を無くすことが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
外周リップの車外側壁外面のうちの、下部壁との連接点
よりも上方側にモールの接触する凹状部を設けると共
に、この凹状部の少なくとも一部を薄肉に形成したた
め、モールによる押圧力が入力されたときに、凹状部付
近が車内方向に変形してカッバーリップが車内方向に大
きく変位するのを確実に防止することができ、そのた
め、モールの取り付けのバラツキによってモールによる
車外側壁の押圧力が増大した場合であっても、カバーリ
ップがドアガラスに噛み込まれる不具合が生じなくな
る。したがって、この発明によれば、カバーリップの噛
み込みによる見栄えの低下や、ガラス周縁部からの風漏
れ、水漏れ等を確実に防止することができる。
【0025】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、さらに車外側壁の凹状部の上下
位置にノッチを設けるようにしたため、モールの押圧力
による車外側壁の変形が容易になり、ドアガラスによる
カバーリップの噛み込みをより確実に防止することが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す図3のA−A線に沿
う断面に対応の断面図。
【図2】同実施の形態を示す部分断面図。
【図3】車両の側面図。
【図4】従来の技術を示す図3のA−A線に沿う断面に
対応の断面図。
【図5】同技術を示す部分断面図。
【図6】同技術を示す部分断面図。
【符号の説明】
15…グラスラン 16…グラスラン基部 17…ドアサッシュ 21…外周リップ 22…ドアガラス 23…下部壁 24…車外側壁 25…カバーリップ 26…モール 27…凹状部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアサッシュに取り付けられるグラスラ
    ン基部と、このグラスラン基部から車外側に膨出形成さ
    れ、ドアガラスの上昇時にその下部壁でドアガラスの外
    周端面をシールする中空状の外周リップと、この外周リ
    ップの車外側壁の下端に延設されて最上昇したドアガラ
    スの車外側周縁部を覆うカバーリップとを備え、前記外
    周リップの車外側壁略上半部が、ドアサッシュに取り付
    けられたモールの下縁に密接して覆われる自動車用グラ
    スランにおいて、 外周リップの車外側壁外面のうちの、下部壁との連接点
    よりも上方側にモールの接触する凹状部を設けると共
    に、この凹状部の少なくとも一部を薄肉に形成したこと
    を特徴とする自動車用グラスラン。
  2. 【請求項2】 前記車外側壁の凹状部の上下位置にノッ
    チを設けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用
    グラスラン。
JP11064442A 1999-03-11 1999-03-11 自動車用グラスラン Pending JP2000255274A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100472656B1 (ko) * 2002-06-29 2005-03-08 현대자동차주식회사 자동차의 도어 몰딩
KR100892694B1 (ko) 2006-11-17 2009-04-15 현대자동차주식회사 차량용 도어 프레임

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KR100472656B1 (ko) * 2002-06-29 2005-03-08 현대자동차주식회사 자동차의 도어 몰딩
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