JP2000237975A - 加振装置 - Google Patents

加振装置

Info

Publication number
JP2000237975A
JP2000237975A JP11042302A JP4230299A JP2000237975A JP 2000237975 A JP2000237975 A JP 2000237975A JP 11042302 A JP11042302 A JP 11042302A JP 4230299 A JP4230299 A JP 4230299A JP 2000237975 A JP2000237975 A JP 2000237975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
output
rod
casing
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11042302A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Sakamoto
幸男 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP11042302A priority Critical patent/JP2000237975A/ja
Publication of JP2000237975A publication Critical patent/JP2000237975A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンを所定の往復動範囲に保持しつつ所
望の周期で振動させることにより、加振装置としての操
作性や汎用性の向上を図る。 【解決手段】 ケーシング1内で振動するピストン12
のロッド15には小径軸部24を設け、この小径軸部2
4と近接センサ26によりピストン12等の位置を検出
する位置検出部23を構成する。そして、反転回路35
は、カウンタ30からタイマ信号が出力されたとき、ま
たは近接センサ26から検出信号が出力されたときに反
転する矩形波信号をドライバ回路36に出力し、切換弁
17を駆動する。これにより、ピストン12を小径軸部
24の長さ寸法に応じた往復動範囲に保持しつつ周期設
定スイッチ31によって所望の周期で振動させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば土木・建設
機械等に装備され、振動を加えることにより地固め作
業、杭の打込み・引抜き作業または破砕作業等を行うた
めに好適に用いられる加振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、土木・建設機械にあっては、例
えば地盤を固める地固め作業、杭等の打込み・引抜き作
業または破砕作業を行う場合に、作業装置の先端側等に
振動発生装置として加振装置を取付けることが知られて
いる(例えば、特開平8−281571号公報、特開平
8−184042号公報等)。
【0003】これら各種の従来技術のうち、特開平8−
281571号公報に示される加振装置は、軸方向に延
びるシリンダが設けられたケーシングと、該ケーシング
のシリンダ内に往復動可能に設けられシリンダ内に第
1,第2の油室を画成するピストンと、該ピストンに固
着して設けられ少なくとも軸方向の一端側が前記ケーシ
ング外に突出したロッドと、前記ケーシングに設けられ
油圧源から前記各油室に給排される圧油の方向を切換え
ることにより前記ピストンとロッドとを往復動させる切
換弁とから構成されている。
【0004】この場合、ケーシングのシリンダとロッド
の外周側との間には、ピストンの摺動位置に応じて切換
弁を切換制御するサーボ弁が設けられている。そして、
このサーボ弁は、例えば第2の油室から第1の油室に向
けてピストンが摺動変位し一方のストロークエンドに達
したときに、第2の油室をタンクポートに連通させるよ
うに切換弁を切換制御し、これによってピストンは第1
の油室に供給される圧油の圧力により一方のストローク
エンドから他方のストロークエンド(第1の油室側から
第2の油室側)に向けて摺動変位する。
【0005】また、ピストンが一方のストロークエンド
から他方のストロークエンドまで摺動変位したときに
は、サーボ弁が第2の油室をポンプポートに連通させる
ように切換弁を切換制御し、第1,第2の油室は共にポ
ンプポートに連通される。しかし、ピストンは第1の油
室よりも第2の油室側の方が大きな受圧面積を有してい
るから、これらの受圧面積差によりピストンは第2の油
室側から第1の油室側へと一方のストロークエンドに向
けて摺動変位する。
【0006】従って、ピストンは両側のストロークエン
ド間で摺動変位を繰返すことにより、ケーシングのシリ
ンダ内で往復動を繰返し、この往復動がロッドを介して
作業具に伝えられることにより、作業具は高速で振動し
地固め作業または破砕作業等を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、ピストンの往復動ストロークが両側のスト
ロークエンド間の寸法により一義的に決められているた
め、ピストンからロッドを介して作業具に伝達し得る振
幅も、それぞれの加振装置毎に予め決められた一定のス
トローク長に限られている。この結果、加振装置の振動
周波数(または振動周期)も、ピストンの往復動ストロ
ークと、油圧源から供給される作動油の最大流量等とに
よって定められる一定の大きさとなる。
【0008】しかし、加振装置を用いて、例えば杭の打
込み・引抜き作業を行う場合には、地盤に対する抵抗を
小さくして作業効率を向上させるため、作業具の振幅を
小さくして振動周波数を高くすることが要求される。ま
た、地固め作業、破砕作業等を行う場合には、作業具の
振幅を大きくして衝撃を高めることが要求される。
【0009】このため、従来技術にあっては、杭の打込
み・引抜き作業等を行う場合と地固め作業等を行う場合
とで、それぞれの作業内容に応じて専用の加振装置を予
め用意しておく必要があり、装置の汎用性が乏しく用途
が限られてしまうという問題がある。
【0010】また、油圧源から供給される作動油の流量
は、例えば加振装置に加わる反力等の負荷量によって変
化し易いため、同一の加振装置でも負荷量に応じて振動
周波数が異なる場合があり、特別な流量制御機構等を設
けない限りは、各種の土木作業において加振装置を所望
の振動周波数で安定的に振動させるのが難しくなり、加
振装置の複雑化、コストアップを招くという問題もあ
る。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、作業内容に応じて振動
周期を容易に変更でき、変更した振動周期を簡単な機構
で安定して保持できると共に、広い用途に汎用性をもっ
て対処できるようにした加振装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、軸方向に延びるシリンダが設けられた
ケーシングと、該ケーシングのシリンダ内に往復動可能
に設けられシリンダ内に第1,第2の油室を画成するピ
ストンと、該ピストンに固着して設けられ少なくとも軸
方向の一端側が前記ケーシング外に突出したロッドと、
前記ケーシングに設けられ油圧源から前記各油室に給排
される圧油の方向を切換えることにより前記ピストンと
ロッドとを往復動させる切換弁とからなる加振装置に適
用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ピストンとロッドとが往復動するときの位
置を検出する位置検出手段と、予め定められた時間毎に
タイマ信号を出力するタイマ手段と、該タイマ手段から
出力されるタイマ信号と前記位置検出手段から出力され
る検出信号のいずれをも出力するオア出力手段と、該オ
ア出力手段から出力されたオア出力信号を受け、前記切
換弁を駆動するための駆動信号を出力する駆動信号出力
手段とを設けたことにある。
【0014】このように構成することにより、ピストン
を往復動させるため予め定められた時間が経過する毎に
タイマ手段からタイマ信号を出力できる。また、ピスト
ンが所定の往復動範囲から外れそうになったときには、
この状態を位置検出手段により検出して検出信号を出力
できる。そして、オア出力回路と駆動信号出力手段と
は、これらのタイマ信号または検出信号を用いてピスト
ンの往復動作を逆向きに切換える駆動信号を切換弁に出
力でき、ピストンを所定の往復動範囲内に保持しつつタ
イマ手段による設定周期で往復動(振動)させることが
できる。
【0015】また、請求項2の発明は、前記位置検出手
段を、前記ピストンの往復動範囲を定めるため前記ロッ
ドに設けられた被検出部と、前記ケーシングに設けられ
該被検出部を検出するセンサ手段とにより構成してい
る。
【0016】これにより、ロッドと共に往復動する被検
出部をセンサ手段によって検出でき、ピストンが所定の
往復動範囲から外れそうになったときには、この状態を
被検出部の有無によって検出できる。従って、センサ手
段により被検出部を検出可能な範囲内でピストンを往復
動させることができる。
【0017】さらに、請求項3の発明は、前記被検出部
は前記ロッドの軸方向に対して予め定められた長さ寸法
を有し、前記被検出部の長さ寸法は前記ピストンが前記
シリンダ内を往復動するときのストローク長よりも短く
形成している。
【0018】これにより、被検出部の長さ寸法を用いて
ピストンの往復動範囲を機械構造上のストローク長より
も短く設定でき、ピストンが振動中にケーシング等に突
当たるのを防止することができる。
【0019】また、請求項4の発明は、前記タイマ手段
を、クロックパルスを発生する発振回路と、該発振回路
によるクロックパルスが入力されたときに該クロックパ
ルスを計数し予め定められた所望の時間毎にタイマ信号
を出力するカウンタとにより構成している。
【0020】これにより、カウンタは発振回路から入力
されるクロックパルスを計数でき、例えばこのクロック
パルスが所望の閾値と等しくなる毎に、カウンタからタ
イマ信号を周期的に出力することができる。
【0021】さらに、請求項5の発明は、前記駆動信号
出力手段を、前記オア出力手段からオア出力信号が入力
される毎に高レベルと低レベルとの間で反転した矩形波
信号を出力する反転回路により構成している。
【0022】これにより、反転回路は、ピストンの往復
動作を逆向きに切換えるためにオア出力手段からオア出
力信号が入力される毎に、高レベルと低レベルとの間で
反転する矩形波信号を駆動信号として切換弁に出力する
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
加振装置を、径方向寸法の異なる2本のロッドを用いた
場合を例に挙げ、図1ないし図6に従って詳細に説明す
る。ここで、図1ないし図4は本発明による第1の実施
の形態を示している。
【0024】1は加振装置のケーシングで、該ケーシン
グ1には、軸方向に延びるシリンダ2と、該シリンダ2
よりも小径のロッド摺動穴3とが穿設されている。そし
て、シリンダ2は、軸方向の一端側が後述のブッシュ1
4により閉塞され、他端側がロッド摺動穴3と連通して
いる。そして、シリンダ2は、これらのブッシュ14と
ロッド摺動穴3との間に位置して後述のピストン12と
ほぼ等しい穴径と、ピストン12の機械構造上のストロ
ーク長にほぼ等しい軸方向の長さ寸法L1 とを有してい
る。また、ケーシング1にはスプール摺動穴4が穿設さ
れ、該スプール摺動穴4とシリンダ2との間には油路
5,6が形成されている。
【0025】7はケーシング1に設けられたポンプポー
トで、該ポンプポート7は連通路8を介して後述の油室
Aに常時連通している。また、ポンプポート7は、タン
ク9と共に油圧源を構成する油圧ポンプ10に接続され
ている。さらに、11はケーシング1に設けられたタン
クポートで、該タンクポート11はスプール摺動穴4と
タンク9とを連通している。
【0026】12はシリンダ2内に往復動可能に挿嵌さ
れたピストンで、該ピストン12はシリンダ2内を第
1,第2の油室A,Bに画成し、油室Aは油路5を通じ
てスプール摺動穴4と連通可能となっている。また、油
室Bは油路6を通じてスプール摺動穴4に常時連通する
と共に、後述の切換スプール18により油室A(ポンプ
ポート7)またはタンクポート11に対して択一的に連
通される。
【0027】ここで、ピストン12は、後述するロッド
13,15の横断面積差によって油室A側よりも油室B
側で受圧面積が大きく形成され、例えば油室A側では受
圧面積Sを有し、油室B側では受圧面積(2×S)を有
している。このため、図1に示すように油室Aのみがポ
ンプポート7に連通したときには、ピストン12が矢示
C1 方向に摺動変位し、これに対して図2に示す如く油
室A,Bの両方がポンプポート7に連通したときには、
ピストン12が油室A,B間の受圧面積差により矢示C
2 方向に摺動変位する。
【0028】これにより、ピストン12は、後述のタイ
マ回路28により可変に設定される振動周期Tと、この
振動周期Tに対応したストロークXとをもってロッド1
3,15と一体に振動し、後述する小径軸部24の寸法
L2 によって定められる一定の範囲内で往復動する構成
となっている。
【0029】13はピストン12の一側端面に固着され
た大径のロッドで、該ロッド13はケーシング1のシリ
ンダ2内に筒状のブッシュ14を用いて摺動可能に支持
され、その一端側はケーシング1から外部に突出してい
る。そして、ロッド13の突出端側には作業具(図示せ
ず)が取付けられる。
【0030】15はピストン12の他側端面に固着され
た小径のロッドで、該ロッド15は、ケーシング1のロ
ッド摺動穴3と、ケーシング1の他側端面に固着された
筒体16とを用いて摺動可能に支持され、その他端側は
外部に突出している。また、ロッド15の長さ方向中間
部には小径軸部24が設けられている。
【0031】17はケーシング1内に設けられた電磁パ
イロッド式の切換弁で、該切換弁17は、スプール摺動
穴4内に摺動可能に挿嵌された切換スプール18と、ス
プール摺動穴4を一端側で閉塞し、該切換スプール18
との間にばね室19を画成する蓋体20と、該蓋体20
と切換スプール18との間に装着されたスプリング21
と、切換スプール18の他端側でケーシング1に設けら
れた電磁アクチュエータ22等とから構成されている。
【0032】ここで、切換スプール18には、油路5,
6間を連通,遮断する切換ランド18Aと、油路6とタ
ンクポート11との間を連通,遮断する切換ランド18
Bと、ばね室19とタンクポート11とを連通する連通
路18Cとが設けられている。また、電磁アクチュエー
タ22には、後述の反転回路35により駆動されるプッ
シュロッド22A(図2参照)が設けられている。
【0033】そして、切換スプール18は、常時はスプ
リング21により図1中の矢示D1方向に付勢されるこ
とによって初期位置に保持され、電磁アクチュエータ2
2の作動時には、プッシュロッド22Aによりスプリン
グ21に抗して矢示D2 方向に押動されることで図2中
の切換位置へと摺動変位する。これにより、切換弁17
は、図3に示す如く初期位置(イ)で油室Aのみをポン
プポート7に連通させ、切換位置(ロ)では油室A,B
の両方をポンプポート7に連通させる。
【0034】23はピストン12等が往復動するときの
位置を検出する位置検出手段としての位置検出部で、該
位置検出部23は、後述の小径軸部24および近接セン
サ26によって構成されている。
【0035】24はロッド15の外周側に設けられた被
検出部としての小径軸部24で、該小径軸部24は、ロ
ッド15の外周側を軸方向に一定の寸法L2 分だけ削取
ることによってロッド15よりも細径に形成され、その
軸方向両側に位置するロッド15の部位は径方向に突出
した段部25,25となっている。
【0036】ここで、小径軸部24は、ピストン12を
寸法L2 の往復動範囲に定めるものであり、この寸法L
2 は下記数1の式に示す如くシリンダ2の長さ寸法L1
よりも短く形成されている。
【0037】
【数1】L2 <L1
【0038】また、小径軸部24の寸法L2 は、後述の
如くピストン12のストロークの最大値Xmax よりも大
きくなるように、例えば10〜12mm程度の寸法に設
定されている。そして、ピストン12が振動中にこの寸
法L2 により定められた往復動範囲から外れそうになっ
たときには、近接センサ26により段部25が検出さ
れ、これによってピストン12は寸法L2 の往復動範囲
内に保持される。
【0039】また、この寸法L2 の具体的な設定方法に
ついて例示すると、まずピストン12がストロークXを
もって1回だけ往復動するときには、ポンプポート7か
ら油室Aに供給される作動油の流量Qを、ピストン12
のストロークXと、受圧面積Sとを用いて下記数2の式
の如く表すことができる。
【0040】
【数2】Q=2×S×X
【0041】そして、前記数2の式の両辺にピストン1
2の振動周波数Fを乗算すれば、左辺となる(Q×F)
は油圧ポンプ10の最大流量Qmax に相当するので、下
記数3の式を導出することができる。
【0042】
【数3】Qmax =2×S×X×F
【0043】また、ピストン12の振動周波数Fと振動
周期Tとの間には、下記数4の式のような関係が成立す
る。
【0044】
【数4】
【0045】従って、前記数3および数4の式によりピ
ストン12のストロークXに関して下記数5の式を導出
することができる。
【0046】
【数5】
【0047】これに対し、ピストン12が運転者による
設定周期で振動するときには、そのストロークが小径軸
部24の寸法L2 によって規制されるのを避ける必要が
ある。このため、小径軸部24の寸法L2 は、下記数6
の式に示す如く、ピストン12が駆動され得るストロー
クXよりもある程度大きく形成されている。
【0048】
【数6】L2 >X
【0049】この場合、小径軸部24の寸法L2 は、ピ
ストン12が駆動され得るストロークXの最大値Xmax
に対して例えば2倍の余裕代を考慮すると、下記数7の
式のように定められる。
【0050】
【数7】L2 >Xmax ×2
【0051】そして、例えば加振装置の設計仕様等によ
り要求される振動周期Tの最大値Tmax が20ms程
度、即ち振動周波数Fが50Hz 程度であるとする。一
方、油圧ポンプ10の最大流量Qmax =30リットル/
min (=0.5×10-33 /sec )、ピストン12の
受圧面積S=10cm2 であるとすれば、これらを前記数
5の式に代入することによって、ピストン12の振動周
期Tと共に大きくなるストロークの最大値Xmax を下記
数8の式の如く演算することができる。
【0052】
【数8】
【0053】従って、小径軸部24の寸法L2 は、この
ストロークの最大値Xmax を前記数7の式に代入するこ
とにより、例えばXmax =10mmを下限値として算出
することができる。これにより、ピストン12の振動中
にストロークXが最大値Xmax にほぼ等しくなった場合
でも、その往復動作は小径軸部24の寸法L2 の範囲内
に納まる構成となっている。
【0054】26はケーシング1の筒体16に設けられ
たセンサ手段としての近接センサで、該近接センサ26
は、例えば小径軸部24(段部25)の有無を誘導電流
の変化により非接触状態で検出する高周波型の近接スイ
ッチ等からなり、小径軸部24に対面して配置されてい
る。そして、ピストン12の振動中に段部25が近接セ
ンサ26の位置に達すると、近接センサ26から後述の
エッジ検出器32に検出信号S0 が出力される。
【0055】27はピストン12等の振動状態を制御す
るためのコントローラで、該コントローラ27は、図3
に示す如く、後述のタイマ回路28、オア出力回路3
4、反転回路35等によって構成されている。
【0056】28はタイマ手段としてのタイマ回路で、
該タイマ回路28は、一定の微小時間毎に図4中のクロ
ックパルスPC を発生する発振回路29と、該発振回路
29によるクロックパルスPC を計数し、タイマ信号S
T を出力するカウンタ30とから構成されている。
【0057】ここで、カウンタ30は複数の出力端子Z
1 ,Z2 ,Z3 ,…,Zn を有し、それぞれの出力端子
Z1 〜Zn に対応して予め定められた閾値N1 ,N2 ,
N3,…,Nn を記憶している。そして、例えばクロッ
クパルスPC を閾値Ni (i=1,2,3,…,n)個
分だけ計数したときには、この閾値Ni に対応する出力
端子Zi からタイマ信号ST が出力される。また、カウ
ンタ30は、オア出力回路34からオア出力信号SR が
出力されると、初期状態にリセットされる。
【0058】31は加振装置の運転者等により操作され
る周期設定スイッチで、該周期設定スイッチ31はカウ
ンタ30の出力端子Z1 〜Zn のうちいずれか1個の端
子とオア出力回路34の入力側とを選択的に接続するも
のである。
【0059】これにより、タイマ回路28は、出力端子
Z1 〜Zn に対応して予め定められた複数種類の時間t
1 ,t2 ,t3 ,…,tn (t1 <t2 <t3 <…<t
n )を計測し、これらの時間t1 〜tn のうち周期設定
スイッチ31により設定された所望の時間毎にタイマ信
号ST をオア出力回路34へと出力する。即ち、例えば
周期設定スイッチ31を出力端子Z3 にセットしたとき
には、図4に示す如く、タイマ信号ST が時間t3 毎に
オア出力回路34へと出力される。
【0060】そして、コントローラ27は、後述の如く
周期選択スイッチ31を用いてピストン12の振動周期
Tを予め定められた振動周期T1 ,T2 ,T3 ,…,T
n の範囲で可変に設定し、これらの振動周期T1 〜Tn
は、時間t1 〜tn の2倍の時間長として下記数9の式
により定められるものである。
【0061】
【数9】 Ti =ti ×2 (i=1,2,3,…,n)
【0062】この場合、時間t1 〜tn のうち最小の時
間t1 は、例えば切換弁17の応答速度の限界等により
定められる最小の振動周期T1 =5msとして、前記数
9の式により振動周期T1 の1/2となる2.5ms程
度の値として定められている。また、最大の時間tn
は、最大の振動周期Tn を設計仕様上の最大値Tmax
(20ms)程度とするために10ms程度の値に設定
されている。
【0063】32は近接センサ26の出力側にアンプ3
3を介して接続されたエッジ検出器で、該エッジ検出器
32は近接センサ26から出力される検出信号S0 の立
上がりエッジを検出し、この検出時にエッジ検出信号S
1 を出力する。
【0064】34はカウンタ30とエッジ検出器32の
出力側に接続されたオア出力手段としてのオア出力回路
で、該オア出力回路34は、カウンタ30からタイマ信
号ST が出力されるか、または近接センサ26から検出
信号S0 (エッジ検出信号S1 )が出力されたときに、
カウンタ30と反転回路35に対してオア出力信号SR
を出力する。
【0065】35は後述のドライバ回路36と共に駆動
信号出力手段を構成する反転回路で、該反転回路35
は、図3、図4に示す如く、例えばフリップフロップ回
路等を有し、オア出力信号SR を受けると、このオア出
力信号SR が入力される毎に信号値が高レベル「H」と
低レベル「L」との間で反転する矩形波信号SP を出力
する。
【0066】36は例えばパワートランジスタ等により
構成されたドライバ回路で、該ドライバ回路36は、反
転回路35から出力される矩形波信号SP を増幅変換す
ることによって切換弁17の電磁アクチュエータ22に
駆動信号SD を出力し、電磁アクチュエータ22を駆動
するものである。
【0067】本実施の形態による加振装置は上述の如き
構成を有するもので、次にその作動について説明する。
【0068】まず、加振装置の運転時には、運転者等が
周期設定スイッチ31を操作することによってピストン
12の振動周期Tを振動周期T1 〜Tn のうち所望の周
期に設定する。この場合、例えば周期設定スイッチ31
をカウンタ30の出力端子Z3 にセットしたときには、
図4に示す如く、この出力端子Z3 から一定の時間t3
毎にタイマ信号ST が出力されると、このタイマ信号S
T に対応してオア出力回路34からオア出力信号SR が
反転回路35に出力される。この結果、反転回路35か
らドライバ回路36に出力される矩形波信号SP の値
は、時間t3 毎に「H」または「L」へと周期的に反転
し、ドライバ回路36から電磁アクチュエータ22に出
力される駆動信号SD も時間t3 毎に反転する矩形波状
の出力信号となる。
【0069】そして、矩形波信号SP の値が「L」であ
るときには、切換弁17がスプリング21の付勢力によ
って図3中の初期位置(イ)となるため、油圧ポンプ1
0から吐出される圧油はポンプポート7を通じて油室A
に供給され、油室Bは油路6、スプール摺動穴4、タン
クポート11等を通じてタンク9に連通される。これに
より、ピストン12は図1中の矢示C1 方向に摺動変位
する。
【0070】また、矩形波信号SP の値が「H」となっ
たときには、電磁アクチュエータ22が作動して切換弁
17が切換位置(ロ)となるため、油室Aに供給される
圧油は油路5,6、スプール摺動穴4等を通じて油室B
にも供給され、ピストン12は油室A,B間の受圧面積
差により矢示C2 方向に摺動変位する。
【0071】この結果、矩形波信号SP の値が時間t3
毎に「H」と「L」との間で反転すると、ピストン12
は振動周期T3 (=t3 ×2)で振動するようになり、
この振動はロッド13に設けた作業具にも伝えられる。
従って、運転者等は周期設定スイッチ31をカウンタ3
0の出力端子Z1 〜Zn のうち任意の出力端子Zi にセ
ットすることにより、ピストン12を振動周期T1 〜T
n のうち所望の振動周期Ti で振動させることができ
る。
【0072】ここで、本実施の形態による加振装置は、
前記数5〜数7等の式を用いて小径軸部24の寸法L2
を定めることにより、例えば運転者が最大の振動周期T
n を選択することによってピストン12のストロークX
が最大値Xmax にほぼ等しくなった状態でも、その往復
動作は寸法L2 の範囲内に納まる構成となっている。
【0073】しかし、例えば地面等からの反力の変化、
油圧管路の抵抗値の変化、圧油の脈動変化等が原因とな
ってピストン12に位置ずれが生じた場合には、ピスト
ン12を比較的小さな周期で振動させている場合でも、
その往復動作が寸法L2 の範囲から外れることがある。
【0074】この場合、ピストン12が往復動範囲から
外れそうになったときには、段部25が近接センサ26
によって検出され、このとき近接センサ26から検出信
号S0 が出力されると、その立上がりエッジに対応して
エッジ検出器32からエッジ検出信号S1 がオア出力回
路34に出力される。
【0075】この結果、オア出力回路34はオア出力信
号SR を反転回路35に出力し、これによって矩形波信
号SP は、カウンタ30による時間t3 よりも短い時間
tsが経過した時点で信号値が反転すると共に、ピスト
ン12は所定の往復動範囲から外れることなく往復動作
の方向が逆向きに切換わる。また、このときのオア出力
信号SR によってカウンタ30がリセットされるので、
カウンタ30は初期状態からクロックパルスPC の計数
を開始する。これにより、ピストン12は位置ずれが補
正された状態となり、その後にも時間t3 で振動し続け
る。
【0076】かくして、本実施の形態では、位置検出部
23、近接センサ26、タイマ回路28、オア出力回路
34、反転回路35等を設ける構成としたので、加振装
置の運転者等は作業内容に応じて周期設定スイッチ31
を操作するだけで、タイマ回路28からタイマ信号を必
要な時間間隔で出力でき、このタイマ信号を用いてピス
トン12(作業具)の振動周期を所望の大きさに設定で
きると共に、その振動周期およびストロークの変更を容
易に行うことができる。
【0077】これにより、例えば地固め作業、破砕作業
等を行う場合には、作業具の振動周期およびストローク
を長くして衝撃を高めることができる。また、例えば鋼
矢板や杭の打込み・引抜き作業を行う場合には、作業具
の振動周期およびストロークを小さくして振動周波数を
高くすることができ、地盤に対する抵抗を小さくして作
業効率を向上させることができる。
【0078】しかも、位置検出部23を、ロッド15に
設けた小径軸部24と、該小径軸部24を検出する近接
センサ26とから構成したので、ロッド15と共に振動
する小径軸部24を用いて近接センサ26によりピスト
ン12の位置を検出することができる。即ち、例えば地
面等からの反力の変化、圧油の脈動の変化等が原因とな
ってピストン12に位置ずれが生じた場合でも、ピスト
ン12の往復動差が寸法L2 の範囲から外れるのを近接
センサ26により検出でき、その検出信号S0を用いて
ピストン12の往復動作を逆方向へと速やかに切換える
ことができる。
【0079】これにより、ピストン12の位置ずれを確
実に補正でき、その往復動作を予め定められた寸法L2
の範囲内に安定して保持することができる。そして、こ
の寸法L2 を前記数1の式に示すようにシリンダ2の長
さ寸法L1 よりも短く形成したので、ピストン12が振
動中にケーシング1やブッシュ14等に突当たるのを防
止でき、運転中の騒音低下、耐久性の向上等を図ること
ができる。
【0080】従って、本実施の形態によれば、作業内容
に応じてピストン12の振動周期を容易に変更でき、変
更した振動周期を簡単な機構で安定して保持できると共
に、例えば地固め作業、破砕作業または矢板や杭の打込
み・引抜き作業等に対する加振装置の汎用性や操作性を
向上させることができる。
【0081】この場合、タイマ回路28を発振回路29
とカウンタ30により構成し、例えばフリップフロップ
回路等を備えた反転回路35を用いる構成としたので、
LSI等からなるマイクロコンピュータ等を用いて複雑
な回路装置を構成することなく、汎用IC等の比較的単
純な素子を用いてコントローラ27を構成でき、その簡
素化、コストダウンを図ることができる。
【0082】また、小径軸部24を非接触状態で検出す
る高周波数型の近接センサ26を用いることにより、振
動中のロッド15に接触することなく、その外周側に設
けられた小径軸部24を検出でき、耐久性、信頼性を向
上させることができる。
【0083】次に、図5は本発明による第2の実施の形
態を示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0084】41は本実施の形態による加振装置のロッ
ドで、該ロッド41は第1の実施の形態のロッド15と
ほぼ同様に構成されている。しかし、ロッド41の外周
側には、被検出部となる細幅なリング状マグネット4
2,42が予め定められた寸法分だけ軸方向に離間して
設けられている。そして、ロッド41は、ケーシング1
のロッド摺動穴3と、ケーシング1に固着された筒体4
3とによって摺動可能に支持されている。
【0085】44はケーシング1の筒体43に設けられ
たセンサ手段としての磁気センサで、該磁気センサ44
はホール素子等からなる検出部(図示せず)を有し、マ
グネット42の有無を磁気的に検出するものである。そ
して、磁気センサ44は、マグネット42と共に位置検
出部45を構成している。
【0086】これにより、ピストン12が振動するとき
には、マグネット42が磁気センサ44によって検出さ
れると、磁気センサ44からコントローラ27に検出信
号が出力されることにより、ピストン12の往復動作が
逆方向に切換えられる。この結果、ピストン12は2個
のマグネット42間の寸法により定められる範囲内で往
復動する構成となっている。
【0087】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
被検出部としてピストン12の往復動範囲の両端側に細
幅なマグネット42,42を設ける構成としたので、磁
気センサ44によってマグネット42を確実に検出でき
ると共に、ロッド41の強度を向上させることができ
る。
【0088】次に、図6は本発明による第3の実施の形
態を示し、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0089】51は本実施の形態による加振装置のロッ
ドで、該ロッド51は第1の実施の形態のロッド15と
ほぼ同様に構成されているものの、その内部には被検出
部となる貫通孔52,52が径方向に穿設され、これら
の貫通孔52は予め定められた寸法分だけ軸方向に離間
している。そして、ロッド51は、ケーシング1のロッ
ド摺動穴3、筒体53等によって摺動可能に支持されて
いる。
【0090】54はケーシング1の筒体53に設けられ
たセンサ手段としてのフォトカプラで、該フォトカプラ
54は、発光部54Aから発射された光線等を貫通孔5
2を介して受光部54Bにより検出し、貫通孔52の有
無を光学的に検知するものである。そして、フォトカプ
ラ54は貫通孔52と共に光学式位置検出部55を構成
している。
【0091】これにより、ピストン12が振動するとき
には、貫通孔52がフォトカプラ54によって検出され
ると、受光部54Bから検出信号が出力されることによ
ってピストン12の往復動作が逆向きに切換えられ、ピ
ストン12は2個の貫通孔52間の寸法により定められ
る範囲内で往復動する。
【0092】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。そして、特に本実施の形態では、
ロッド51に2個の貫通孔52を穿設するだけでよくな
り、フォトカプラ54によって貫通孔52を確実に検出
できると共に、ロッド51の強度をさらに向上させるこ
とができる。
【0093】なお、前記各実施の形態では、センサ手段
として近接センサ26、磁気センサ44、フォトカプラ
54等を用いる構成としたが、本発明はこれに限らず、
例えば超音波式センサ、リミットスイッチ式センサ等を
用いる構成としてもよい。
【0094】また、前記各実施の形態では、ピストン1
2の軸方向両側にロッド13,15を設け、これらのロ
ッド13,15の両方がケーシング1外に突出する構成
としたが、本発明はこれに限らず、例えば特開平8−1
84042号公報等に記載されているように、ピストン
12の軸方向一側のみにロッドを設け、ケーシング外に
突出するこのロッドの突出端側に作業具を設ける構成と
してもよい。この場合、位置検出手段は、このロッドと
ケーシングとの間に設ける構成とすればよい。
【0095】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、位置検出手段、タイマ手段、オア出力手段および
駆動信号出力手段を設ける構成としたので、運転者等は
作業内容に応じてタイマ手段によりピストンの振動周期
を所望の大きさに設定でき、例えば地固め作業、破砕作
業または矢板や杭の打込み・引抜き作業等に対する加振
装置の汎用性や操作性を向上させることができる。しか
も、位置検出手段を用いてピストンを所定の往復動範囲
内に保持でき、その位置ずれ等を確実に補正できると共
に、ピストンが振動中にケーシング等に突当たるのを防
止でき、運転中の騒音低下、耐久性の向上等を図ること
ができる。
【0096】また、請求項2の発明によれば、位置検出
手段を、被検出部と、センサ手段とから構成したので、
ロッドと共に振動する被検出部を用いてセンサ手段によ
りピストンの位置を検出でき、これらの被検出部とセン
サ手段とを用いてピストンを所定の往復動範囲内に保持
することができる。そして、ピストンの位置ずれ等を確
実に補正でき、ピストンが振動中にケーシング等に突当
たるのを防止できると共に、運転中の騒音低下、耐久性
の向上等を図ることができる。
【0097】さらに、請求項3の発明によれば、被検出
部の長さ寸法をピストンのストローク長よりも短く形成
する構成としたので、ピストンの往復動差を被検出部の
長さ寸法によって定められた範囲内に保持することによ
り、ピストンが振動中にケーシング等に突当たるのを防
止することができる。
【0098】また、請求項4の発明によれば、タイマ手
段を、発振回路と、カウンタとから構成したので、例え
ばカウンタにより複数種類の時間を計測でき、この計測
結果を用いてピストンの振動周期を所望の大きさに設定
することができる。また、汎用IC等の比較的単純な素
子を用いて振動制御用の回路を構成でき、その簡素化、
コストダウンを図ることができる。
【0099】さらに、請求項5の発明によれば、駆動信
号出力手段を、オア出力信号が入力される毎に高レベル
と低レベルとの間で反転した矩形信号を出力する反転回
路により構成したので、例えばフリップフロップ回路等
を備えた汎用IC等の比較的単純な素子を用いて振動制
御用の回路を構成でき、その簡素化、コストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による加振装置を示
す縦断面図である。
【図2】ピストンを図1とは異なる位置まで摺動変位さ
せた状態を示す加振装置の縦断面図である。
【図3】加振装置の回路構成を示す全体構成図である。
【図4】クロックパルス、タイマ信号、センサ検出信
号、エッジ検出信号、オア出力信号、矩形波信号および
駆動信号を示す特性線図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による加振装置のロ
ッド端部側を示す要部拡大図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態による加振装置のロ
ッド端部側を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 シリンダ 12 ピストン 15,41,51 ロッド 16,43,53 筒体(ケーシング) 17 切換弁 23,45,55 位置検出部(位置検出手段) 24 小径軸部(被検出部) 26 近接センサ(センサ手段) 28 タイマ回路(タイマ手段) 29 発振回路 30 カウンタ 34 オア出力回路(オア出力手段) 35 反転回路(駆動信号出力手段) 42 マグネット(被検出部) 44 磁気センサ(センサ手段) 52 貫通孔(被検出部) 54 フォトカプラ(センサ手段) A,B 油室

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向に延びるシリンダが設けられたケ
    ーシングと、該ケーシングのシリンダ内に往復動可能に
    設けられシリンダ内に第1,第2の油室を画成するピス
    トンと、該ピストンに固着して設けられ少なくとも軸方
    向の一端側が前記ケーシング外に突出したロッドと、前
    記ケーシングに設けられ油圧源から前記各油室に給排さ
    れる圧油の方向を切換えることにより前記ピストンとロ
    ッドとを往復動させる切換弁とからなる加振装置におい
    て、 前記ピストンとロッドとが往復動するときの位置を検出
    する位置検出手段と、予め定められた時間毎にタイマ信
    号を出力するタイマ手段と、該タイマ手段から出力され
    るタイマ信号と前記位置検出手段から出力される検出信
    号のいずれをも出力するオア出力手段と、該オア出力手
    段から出力されたオア出力信号を受け、前記切換弁を駆
    動するための駆動信号を出力する駆動信号出力手段とを
    設けたことを特徴とする加振装置。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は、前記ピストンの往
    復動範囲を定めるため前記ロッドに設けられた被検出部
    と、前記ケーシングに設けられ該被検出部を検出するセ
    ンサ手段とにより構成してなる請求項1に記載の加振装
    置。
  3. 【請求項3】 前記被検出部は前記ロッドの軸方向に対
    して予め定められた長さ寸法を有し、前記被検出部の長
    さ寸法は前記ピストンが前記シリンダ内を往復動すると
    きのストローク長よりも短く形成してなる請求項2に記
    載の加振装置。
  4. 【請求項4】 前記タイマ手段は、クロックパルスを発
    生する発振回路と、該発振回路によるクロックパルスが
    入力されたときに該クロックパルスを計数し予め定めら
    れた所望の時間毎にタイマ信号を出力するカウンタとに
    より構成してなる請求項1,2または3に記載の加振装
    置。
  5. 【請求項5】 前記駆動信号出力手段は、前記オア出力
    手段からオア出力信号が入力される毎に高レベルと低レ
    ベルとの間で反転した矩形波信号を出力する反転回路に
    より構成してなる請求項1,2,3または4に記載の加
    振装置。
JP11042302A 1999-02-19 1999-02-19 加振装置 Pending JP2000237975A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11042302A JP2000237975A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 加振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11042302A JP2000237975A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 加振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000237975A true JP2000237975A (ja) 2000-09-05

Family

ID=12632240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11042302A Pending JP2000237975A (ja) 1999-02-19 1999-02-19 加振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000237975A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008526534A (ja) * 2005-01-05 2008-07-24 サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア 圧力流体作動打撃装置の制御方法および打撃装置
EP1964647A3 (en) * 2001-05-09 2013-02-20 Sandvik Mining and Construction Oy Method for controlling operating cycle of impact device, and impact device
EP3492660A4 (en) * 2016-07-27 2020-07-01 Daemo Engineering Co., Ltd. HYDRAULIC HAMMER AND CONSTRUCTION MACHINE THEREFOR

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1964647A3 (en) * 2001-05-09 2013-02-20 Sandvik Mining and Construction Oy Method for controlling operating cycle of impact device, and impact device
JP2008526534A (ja) * 2005-01-05 2008-07-24 サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア 圧力流体作動打撃装置の制御方法および打撃装置
JP4801094B2 (ja) * 2005-01-05 2011-10-26 サンドビク マイニング アンド コンストラクション オサケ ユキチュア 圧力流体作動打撃装置の制御方法および打撃装置
EP3492660A4 (en) * 2016-07-27 2020-07-01 Daemo Engineering Co., Ltd. HYDRAULIC HAMMER AND CONSTRUCTION MACHINE THEREFOR
US10857658B2 (en) 2016-07-27 2020-12-08 Daemo Engineering Co., Ltd. Hydraulic percussion device and construction apparatus having the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7075292B2 (en) Apparatus for determining free piston position and an apparatus for controlling free piston position
US5497555A (en) Electromagnetic percussion device
US10857658B2 (en) Hydraulic percussion device and construction apparatus having the same
RU2606136C2 (ru) Ударный инструмент
US20220152655A1 (en) Device for generating percussive pulses or vibrations for a construction machine
WO2006109772A1 (ja) 電動ハンマ
EP3227057B1 (de) Handwerkzeugmaschine und steuerungsverfahren dafür
KR102090038B1 (ko) 건설 기계용 타격 펄스 또는 진동을 발생 장치 및 방법
AU2002253203A1 (en) Method for controlling operating cycle of impact device, and impact device
JP2000237975A (ja) 加振装置
JP4898780B2 (ja) 打撃装置
KR102379351B1 (ko) 유압식 타격 기기 및 이를 포함하는 건설 장비
US6857857B2 (en) Reciprocating machines
CN202086108U (zh) 一种具有振动感知功能的摇椅摇摆机构
JPWO2021117404A5 (ja)
RU2706043C1 (ru) Гидромолот с функцией вычисления времени эксплуатации
DE102013215033A1 (de) Membranpumpe mit elektrischem Schwingungserreger
JP4624658B2 (ja) 往復動モータを用いたダイヤフラムポンプユニット
CN111098412B (zh) 电锤
JP3523586B2 (ja) 振動発生装置の振動制御装置
JPS5968444A (ja) 掘削機の油圧制御方法
KR102379349B1 (ko) 유압식 타격 기기 및 이를 포함하는 건설 장비
KR20170110877A (ko) 그라우트 펌프 및 이를 포함하는 그라우트 주입 시스템
JP2006289553A (ja) 電動ハンマ
JPWO2018221107A1 (ja) 打撃作業機