JP2000236578A - 携帯電話システム - Google Patents

携帯電話システム

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JP2000236578A
JP2000236578A JP11035409A JP3540999A JP2000236578A JP 2000236578 A JP2000236578 A JP 2000236578A JP 11035409 A JP11035409 A JP 11035409A JP 3540999 A JP3540999 A JP 3540999A JP 2000236578 A JP2000236578 A JP 2000236578A
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JP
Japan
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specific area
mobile phone
call
unit
base station
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Abandoned
Application number
JP11035409A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Nagata
良浩 永田
Takayoshi Semasa
孝義 瀬政
Hitoshi Fujimoto
仁志 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鳴動による迷惑を防止するとともに、これを
小型、軽量、省電力、低価格で実現し、迷惑防止と共に
利便性を向上することを目的とする。 【解決手段】 複数の無線基地局が受け持つサービスエ
リア内の予め定められた特定エリアを受け持つ上記無線
基地局は、上記特定エリアであることを示す特定エリア
情報を含む上記信号を生成する特定エリア信号生成部を
有し、上記携帯電話端末は、着呼があったときに鳴動動
作して聴覚による呼出を行う又は無鳴動動作して触覚又
は視覚による呼出を行う呼出部と、無線基地局から送信
された信号から特定エリアであることを検出する特定エ
リア情報検出部と、当該特定エリア情報検出部で特定エ
リアであることが検出されたときに上記呼出部の動作を
無鳴動動作に設定する呼出切替部とを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、PHS(Person
al Handy-phone System;簡易型携帯電話)に代表され
る携帯電話システムに関するもので、特に、着呼があっ
た場合に鳴動したり、また、声を出して応答すると不都
合のある、劇場、列車内などにおいて不都合が起こらな
いように動作する携帯電話システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、PHSをはじめとする携帯電話端
末が急速に普及している。このため、列車内での通話な
どにより、周囲に迷惑がかかる不具合が生じてきてい
る。また、劇場などで着呼があった場合に携帯電話端末
が鳴動して、他に迷惑がかかるなどの不具合も想定され
る。
【0003】この様な不具合を防ぐには、その都度、使
用者が携帯電話端末の電源を切るか、又は無鳴動にセッ
トしなければならない。しかし、電源を切った場合は、
他からこの携帯電話端末に電話がかかってきたとして
も、当の携帯電話端末には全く伝わらず、電話があった
こともわからない事になる。また、列車内や劇場など
で、その都度、使用者が無鳴動に切り替えるのは手間で
あり、もし切り替え忘れた場合、着呼による鳴動で周囲
に迷惑がかかることが起こり得る。
【0004】そこで、これらの問題に対応するものとし
て、例えば、特開平10−23112号公報に示された
携帯電話端末のシステムがある。図10は、特開平10
−23112号公報に示された従来の携帯電話端末(無
線移動局)のシステムの構成を示すシステム構成図であ
り、また、図11は、この携帯電話端末システムにおけ
る携帯電話端末の構成を示した構成図である。特定エリ
ア200に、呼出鳴動禁止エリアを示す呼出鳴動禁止信
号を送信する専用送信機400を設け、携帯電話端末1
00に上記呼出鳴動禁止信号を受信する専用受信機11
0を設けた構成となっている。
【0005】次に動作について説明する。上記の構成に
よれば、携帯電話端末100は、あらかじめ定められた
呼出鳴動禁止エリア200内に移動すると、専用受信器
110により、そのエリアの呼出鳴動禁止信号を送信す
る専用送信機400から送信された呼出鳴動禁止信号を
受信する。そして、上記呼出鳴動禁止信号の受信に応じ
て、制御部により呼出鳴動を行わない無鳴動状態にセッ
トする。すなわち、携帯電話端末100は、呼出鳴動禁
止信号の有無により呼出鳴動禁止エリア内か呼出鳴動禁
止エリア外かを判定し、呼出鳴動禁止エリア内と判定し
たとき自動的に無鳴動状態となる。
【0006】また、携帯電話端末100に呼出があった
ときには、携帯電話端末100は基地局300に対して
呼出鳴動禁止エリア内に在圏していることを応答通知す
る。また、呼出鳴動禁止エリア内に在圏中であることを
表示部に示すとともに、発信者の電話番号等の呼出情報
を記憶し、利用者に通知する。その後、呼出鳴動禁止エ
リア外への移動すると、鳴動状態へ自動復帰する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯電話システムでは、呼出鳴動禁止エリアに、通常の
無線基地局の他に呼出鳴動禁止信号を送信する専用の送
信機を設け、さらに、携帯電話端末内に、この呼出鳴動
禁止信号を受信するための専用の受信機を設ける必要が
あることから、専用の送信機の設備コストの上昇や保守
の増加、また、携帯電話端末自体の部品の増加により、
小型化、軽量化、省電力化、低価格化の要求に相反する
という問題点があった。また、発信者については、携帯
電話端末が呼出鳴動禁止エリアにあるために通信するこ
とができず不快感を覚えるという問題もあった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、劇場、列車内などの公共の場
で、着呼があった場合に鳴動により他に迷惑をかけるこ
とを防止するとともに、これを小型、軽量、省電力、低
価格で実現することを目的とする。また、着信があった
ことを受信者(携帯電話端末の使用者)にわからしめ、
かつ、発信者にも受信者の状況がわかるようにして発信
者の不快感を減らす等、迷惑防止と共に利便性を向上す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯電話
システムは、複数の無線基地局と、当該複数の無線基地
局と信号を通信する携帯電話端末とを備える携帯電話シ
ステムであって、上記複数の無線基地局が受け持つサー
ビスエリア内の予め定められた特定エリアを受け持つ上
記無線基地局は、上記特定エリアであることを示す特定
エリア情報を含む上記信号を生成する特定エリア信号生
成部を有し、上記携帯電話端末は、着呼があったときに
鳴動動作して聴覚による呼出を行う又は無鳴動動作して
触覚又は視覚による呼出を行う呼出部と、上記特定エリ
アを受け持つ無線基地局から送信された上記特定エリア
情報を含む信号から特定エリアであることを検出する特
定エリア情報検出部と、当該特定エリア情報検出部で特
定エリアであることが検出されたときに上記呼出部の動
作を無鳴動動作に設定する呼出切替部とを有するもので
ある。
【0010】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
携帯電話端末は、上記呼出部の動作の状態が記憶される
呼出状態記憶部を有し、上記呼出切替部は、上記特定エ
リア情報検出部で特定エリアであることが検出されたと
きに上記呼出部の動作の状態を上記呼出状態記憶部に記
憶させるとともに上記呼出部の動作を無鳴動動作に設定
し、上記特定エリア情報検出部で特定エリアであること
が検出されなくなったときに上記呼出状態記憶部に記憶
されていた元の状態に上記呼出部の動作を戻すように構
成されるものである。
【0011】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
携帯電話端末は、発信者からの音声情報を録音する留守
録部と、上記特定エリア情報検出部で特定エリアである
ことが検出されたときに上記留守録部の動作を稼動状態
に設定する留守録切替部とを有するものである。
【0012】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
携帯電話端末は、上記留守録部の動作の状態が記憶され
る留守録状態記憶部を有し、上記留守録切替部は、上記
特定エリア情報検出部で特定エリアであることが検出さ
れたときに上記留守録部の動作の状態を上記留守録状態
記憶部に記憶させるとともに上記留守録部の動作を稼動
状態に設定し、上記特定エリア情報検出部で特定エリア
であることが検出されなくなったときに上記留守録状態
記憶部に記憶されていた元の状態に上記留守録部の動作
の状態を戻すように構成されるものである。
【0013】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
携帯電話端末は、着呼があったときに発信者からの発信
者情報を検出し、記憶する発信者情報管理部と、上記特
定エリア情報検出部で特定エリアであることが検出され
ている場合に、上記発信者情報管理部への発信者情報の
記憶が完了したサービスチャネル確立後に回線を切断す
る回線制御部とを有するものである。
【0014】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
特定エリアを受け持つ無線基地局は、文字情報のメッセ
ージを発生する文字メッセージ発生部を有し、上記特定
エリアに存在する上記携帯電話端末に着呼があったとき
に上記文字メッセージ発生部で発生された上記携帯電話
端末に着呼があったことを示す文字メッセージを当該携
帯電話端末に対して送信するように構成され、上記携帯
電話端末は、当該携帯電話端末に送信された文字メッセ
ージを検出し、記憶する文字メッセージ部と、当該文字
メッセージ部に記憶された文字メッセージを表示する表
示部とを有するものである。
【0015】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
特定エリアを受け持つ無線基地局は、音声情報のメッセ
ージを発生する音声メッセージ発生部を有し、上記特定
エリアに存在する上記携帯電話端末に着呼があったとき
に上記音声メッセージ発生部で発生された上記携帯電話
端末が特定エリアに存在することを示す音声メッセージ
を当該携帯電話端末に発信した発信者に対して送信する
ように構成されるものである。
【0016】次の発明に係る携帯電話システムは、上記
複数の無線局と上記携帯電話端末に発信する発信者との
間で通信を行う無線交換局を備え、上記無線交換局は、
上記特定エリアに存在する上記携帯電話端末に着呼があ
ったときに上記携帯電話端末が特定エリアに存在するこ
とを示す音声メッセージを上記発信者に対して送信する
ように構成されるものである。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を説明する。図1は、実施の形態1の携帯電話シ
ステムの構成を示したシステム構成図である。図1にお
いて、2は、上記携帯電話システムのサービスエリア内
に予め定められた特定エリアである。この特定エリアと
は、例えば、劇場、列車内などの公共の場であり、着呼
のための鳴動を無鳴動に切り替えるべきエリアである。
3は、上記特定エリア2を受け持つ無線基地局であり、
特定エリアであることを示す特定エリア情報を含む信号
を送信する。1は、この携帯電話システムを構成する複
数の無線基地局と無線通信し、該携帯電話システムのサ
ービスエリアを移動すると共に、上記無線基地局3から
送信された信号に含まれる特定エリア情報に応じて動作
を切り替える携帯電話端末である。
【0018】4は、上記サービスエリア内の上記特定エ
リア2以外の通常エリアである。5は、上記通常エリア
4を受け持つ無線基地局であり、この無線基地局が特定
エリアにないことを示す非特定エリア情報を含む信号を
送信する。6は、公衆網を経由して伝送された発信者か
らの情報を受信し、通信先の携帯電話端末1が存在する
エリアを受け持つ無線基地局3に送信するとともに、無
線基地局3を経由して伝送された携帯電話端末1からの
情報を受信し、上記公衆網を経由して発信者に送信する
無線交換局である。
【0019】このように、本実施の形態1の携帯電話シ
ステムは、携帯電話端末1の移動先の特定エリア2に
は、例えば、従来技術にあるような呼出鳴動禁止エリア
を示す呼出鳴動禁止信号を送信する専用の送信機はな
く、他の通常エリア4に基地局5が在るのと同じよう
に、基地局3のみがある構成となっている。
【0020】図2は、上記無線基地局3、5の内部構成
を示す構成図である。図2において、31は、上記無線
交換局6と信号の送受信を行う回線I/Fである。32
は、この無線基地局の受け持つエリアが特定エリアであ
るか否かを示す信号を生成する信号生成部であり、特定
エリア情報を含む信号を生成する特定エリア信号生成部
と非特定エリア情報を含む信号を生成する非特定エリア
信号生成部とを兼ねている。また、ここでは、上記特定
エリア情報又は非特定エリア情報を含む信号として、一
定時間間隔毎に送信される基地局識別符号、基地局情報
等のデータを含む報知信号を生成する。33は、上記携
帯電話端末1と信号の送受信を行う無線部である。34
は、通信状態に応じて、上記回線I/F31、信号生成
部32、無線部33を制御する制御部である。
【0021】図3は、上記無線基地局3から送信される
報知信号の例を示す概念図である。図3において、4、
2、62などの数字は各データが占めるビット数を表
す。図3に示すように、特定エリア情報又は非特定エリ
ア情報として、報知信号にこの無線基地局が受け持つエ
リアが特定エリアであるか否かを示す特定エリア表示ビ
ットSBを設け、0/1により特定エリアであるか、特
定エリアでないかを示す。すなわち、上記特定エリア表
示ビットSBが1の場合は特定エリアであることを示す
特定エリア情報を含む信号となり、上記特定エリア表示
ビットSBが0の場合は特定エリアでないことを示す非
特定エリア情報を含む信号となる。
【0022】図4は、上記携帯電話端末1の内部構成を
示す構成図である。図4において、11は、上記無線基
地局と信号の送受信を行う無線部である。12は、マイ
クロコンピュータからなるCPUと、携帯電話端末1全
体を制御するソフトウェアプログラム及び情報を格納
し、演算等で作業用に使用するメモリと入出力信号の入
出力制御を行うI/Oを含む制御部である。13は、入
力した信号を音声信号にしてレシーバ14に出力し、マ
イクロホン15から入力される音声信号を処理する音声
入出力部である。16は、電話番号等のデータをキー入
力するキー入力部である。17は、電話番号、制御情
報、メッセージ等を表示する表示部である。18は、着
呼があったときに鳴動動作して聴覚による呼出を行う又
は無鳴動動作して触覚又は視覚による呼出を行う呼出部
である。無鳴動動作の場合は、例えば、振動、発光など
により呼出を行う。
【0023】このように、本実施の形態1の携帯電話シ
ステムにおける携帯電話端末1は、例えば、従来技術に
あるような呼出鳴動禁止エリアを示す呼出鳴動禁止信号
を受信する専用の受信機はない構成となっている。
【0024】図5は、上記携帯電話端末1の機能構成を
示す機能構成図である。ただし、本発明に関する主要部
分のみを示し、図4と同一部分に同一符号を付して説明
を省略する。図5において、21は、無線基地局から送
信された上記特定エリア情報を含む信号から特定エリア
であることを検出する特定エリア情報検出部であり、こ
こでは報知信号に含まれる特定エリア情報又は非特定エ
リア情報から特定エリアであるか否かを検出する。22
は、上記特定エリア情報検出部21で特定エリアである
ことが検出されたときに、上記呼出部18の動作の状態
を呼出状態記憶部23に記憶させるとともに上記呼出部
18の動作を無鳴動動作に設定し、特定エリアであるこ
とが検出されなくなったときに、上記呼出部18の動作
を上記呼出状態記憶部23に記憶されていた元の状態に
戻す呼出切替部である。
【0025】28は、着呼があったときに発信者の電話
番号等の発信者情報を検出し、記憶する発信者情報管理
部である。24は、上記特定エリア情報検出部21で特
定エリアであることが検出されている場合に、上記発信
者情報管理部28への発信者情報の記憶が完了したサー
ビスチャネル確立後に回線を切断する回線制御部であ
る。
【0026】25は、予め設定された留守録機能が稼動
している旨の音声コメントを発生すると共に、携帯電話
端末1に向けて発信された発信者からの音声情報を録音
する留守録部である。26は、上記特定エリア情報検出
部21で特定エリアであることが検出されたときに、上
記留守録部25の動作の状態(稼動/停止)を留守録状
態記憶部27に記憶させるとともに上記留守録部25の
動作を稼動状態に設定し、特定エリアであることが検出
されなくなったときに、上記留守録部25の動作を上記
留守録状態記憶部27に記憶されていた元の状態に戻す
留守録切替部である。29は、携帯電話端末1に向けて
発信された文字情報のメッセージを検出し、記憶する文
字メッセージ部である。
【0027】次に、動作について説明する。まず、無線
基地局3及び無線基地局5は、例えば、図3に示すよう
な受け持つエリアが特定エリアであるか否かを示す特定
エリア情報又は非特定エリア情報を含む報知信号を信号
生成部32で生成し、一定時間間隔毎に送信する。この
とき特定エリア2を受け持つ上記無線基地局3は、特定
エリア表示ビットSBを1にして特定エリア情報を含む
信号を生成し、上記特定エリア2以外の通常エリア4を
受け持つ上記無線基地局5は、特定エリア表示ビットS
Bを0にして非特定エリア情報を含む信号を生成する。
【0028】上記無線基地局3に待ち受けた携帯電話端
末1は、上記無線基地局3から送信された報知信号を受
信する。すると、上記携帯電話端末1内部の特定エリア
情報検出部21が上記受信された報知信号に含まれる特
定エリア表示ビットSBから、上記報知信号を送信した
無線基地局の受け持つエリアが特定エリアであるか否か
を検出する。ここでは、無線基地局3が送信した報知信
号の特定エリア表示ビットは1になっているので特定エ
リアであることが検出される。
【0029】上記特定エリア情報検出部21で特定エリ
アであることが検出されると、呼出切替部22は、現在
の上記呼出部18の動作の状態を呼出状態記憶部23に
記憶させるとともに上記呼出部18の動作を無鳴動動作
に設定する。呼出部18の動作の状態とは、例えば、複
数種類の音色a、b、cのいずれかにより着信を知らせ
る鳴動動作の状態、又は、振動、発光などにより着信を
知らせる無鳴動動作の状態などである。
【0030】続いて、この携帯電話端末1がこの特定エ
リア2から出てゆき、他の通常エリア4を受け持つ無線
基地局5に待ち受けた場合、上記携帯電話端末1は、こ
の無線基地局5から送信された報知信号を受信する。す
ると、上記携帯電話端末1内部の特定エリア情報検出部
21が上記受信された報知信号に含まれる特定エリア表
示ビットSBから、上記報知信号を送信した無線基地局
の受け持つエリアが特定エリアであるか否かを検出す
る。ここでは、上記無線基地局5から送信されてた報知
信号の特定エリア表示ビットは0になっているので特定
エリアでないことが検出される。
【0031】上記特定エリア情報検出部21で特定エリ
アでないことが検出されると、呼出切替部22は、呼出
部18の動作を上記呼出状態記憶部23に記憶されてい
た無鳴動動作の状態に切り替える以前の元の状態に戻
す。
【0032】したがって、例えば、使用者により携帯電
話端末1が音色bで呼出を行うようにセットされていた
場合、上記使用者が上記携帯電話端末1を携帯して予め
定められた電車内や劇場内等の特定エリア2に移動する
と、当該特定エリア2を受け持つ無線基地局3から送信
された報知信号に含まれる特定エリア表示ビットSBか
ら特定エリアであることが検出され、音色bで呼出を行
うようにセットされている呼出部18の制御状態が呼出
状態記憶部23に記憶される。そして、無鳴動動作で呼
出を行うように切り替えられる。よって、使用者の手間
を掛けることなく自動的に無鳴動動作に切り替えられ、
特定エリアで着信があった場合でも無鳴動で着呼を知ら
せることができ、他に迷惑を掛けることを防ぐことがで
きる。
【0033】また、その後、使用者が上記携帯電話端末
1を携帯して特定エリア2を出て、通常エリア4に入る
と、当該通常エリア4を受け持つ無線基地局5から送信
された報知信号に含まれる特定エリア表示ビットSBか
ら特定エリアでないことが検出され、上記呼出状態記憶
部23に記憶された元の状態に戻される。よって、特定
エリアから再び通常エリアに移動した場合にも、使用者
の手間を掛けることなく自動的に元の状態に切り替える
ことができる。
【0034】次に、特定エリア2を受け持つ無線基地局
3に待ち受けていた上記携帯電話端末1に対して着呼が
あった場合の動作について説明する。
【0035】上記携帯電話端末1は、上記無線基地局3
から送信された着呼信号に応答し、上記無線基地局3と
の間で着信処理時の制御信号のやりとりを行う。図6
は、呼出制御時の上記携帯電話端末1と無線基地局3と
の間の大まかなやりとり示す概念図である。この際、上
記携帯電話端末1では、前述のように、上記無線基地局
3から送信された報知信号に含まれる特定エリア表示ビ
ットSBによって特定エリアであることが検出されてい
るため、呼出部18は無鳴動動作を数秒程度行って使用
者に着呼があったことを知らせる。また、発信者情報管
理部28が受信した信号から発信者の電話番号等の発信
者情報を検出し、記憶した後、サービスチャネルが確立
したら、回線制御部24が、特定エリア情報検出部21
で特定エリアであることが検出されたことに応じて回線
を切断する。
【0036】サービスチャネル確立とは、例えば、PH
Sの規格ではサービスを提供するために必要な容量のチ
ャネルとされており、無線基地局と携帯電話端末との間
で行われる着信処理において、認証応答が終了し、使用
者が電話を受ける(使用者が声により応答する)直前の
状態である。
【0037】特定エリア2内では使用者が声により応答
することは、周辺の迷惑になることが明らかである。す
なわち、使用者が応答することができない状態であるた
め、無鳴動であっても、長時間呼出を続けることは無駄
であことから、使用者には、着呼があったことがのみが
わかれば良い。発信者の情報(発信者の番号など)を記
憶した後回線を切断することにより、長時間呼出を続け
ることがないとともに、使用者は後に発信者の情報を確
認することができる。
【0038】次に、特定エリア2を受け持つ無線基地局
3に待ち受けていた上記携帯電話端末1に対して着呼が
あったときに、留守録機能を動作させる場合について説
明する。
【0039】前述のように、上記携帯電話端末1が特定
エリア2を受け持つ無線基地局3に待ち受けていた場
合、当該携帯電話端末1内部の特定エリア情報検出部2
1で、上記無線基地局3から送信された報知信号に含ま
れる特定エリア表示ビットSBによって特定エリアであ
ることが検出される。すると、留守録切替部26は、現
在の留守録部25の動作の状態(稼動/停止)を留守録
状態記憶部27に記憶させるとともに上記留守録部25
の動作を稼動状態に設定する。
【0040】すなわち、携帯電話端末1においては、着
呼があった場合、着呼応答を無線基地局3に対して行っ
た後、無鳴動動作を行い、引き続いて留守録部25を稼
動する。留守録部25が稼動すると、当該携帯電話端末
1からその旨の音声コメントが発信者に流れ、これによ
って、発信者には、当該携帯電話端末1の留守録部25
が稼動したことがわかり、発信者は音声でメッセージを
当該携帯電話端末1に送ることができる。また、当該携
帯電話端末1においては、後ほどそのメッセージを聞く
ことで、電話の内容が確認できる。このような動作をさ
せることによって、本来の目的である、当該携帯電話端
末1の使用者が留守録部25の設定を変更しなくても、
自動的に留守録部25が稼動され、周囲に対して呼出音
による迷惑かけることが防げるだけでなく、後でかけ直
すことなく発信者のメッセージを確認することができ、
さらに利便性を向上させることができる。
【0041】また、その後、上記携帯電話端末1がの特
定エリア2から出てゆき、通常エリア4を受け持つ無線
基地局5に待ち受けると、当該無線基地局5から送信さ
れた報知信号を受信し、特定エリア情報検出部21によ
り特定エリアでないことを検出する。すると、上記留守
録切替部26は、上記留守録部25の動作を上記留守録
状態記憶部27に記憶されていた元の状態に戻す。
【0042】このように、特別エリアから再び通常エリ
アに移動した場合にも、当該通常エリアを受け持つ無線
基地局から送信された報知信号に含まれる特定エリア表
示ビットSBから特定エリアでないことが検出され、留
守録状態記憶部に記憶された元の状態に戻されるので、
使用者の手間を掛けることなく自動的に元の留守録機能
の動作状態に切り替えることができる。
【0043】以上のように本実施の形態1の携帯電話シ
ステムによれば、無線基地局は、受け持つエリアが特定
エリアであるかないかを示す特定エリア情報又は非特定
エリア情報を含む報知信号を送信するように構成され、
携帯電話端末は、受信した上記報知信号から特定エリア
であることを検出したときに、呼出部の動作を無鳴動動
作に設定するように構成されることにより、携帯電話端
末は自動的に無鳴動動作に設定されるので、例えば、劇
場、列車内などの公共の場で着呼があった場合に使用者
の手間を掛けることなく、着呼による鳴動で他に迷惑を
掛けることを防ぐことができる。また、従来技術のよう
な呼出鳴動禁止信号を通信する専用送信器及び専用受信
器が不要であるので小型、軽量、省電力、低価格で実現
することができる。
【0044】また、携帯電話端末は、呼出部の動作を設
定する際に元の制御状態を記憶し、特定エリアから通常
エリアに移動した際に、上記記憶しておいた元の状態に
戻すように構成されることにより、携帯電話端末は呼出
部の動作を自動的に元の状態に戻すことができるので、
使用者の利便性を向上することができる。
【0045】また、携帯電話端末は、受信した上記報知
信号から特定エリアであることを検出したときに着信が
あった場合、発信者の発信者情報を記憶した後に回線を
切断するように構成されることにより、特定エリア内で
長時間呼出を続けることを防止することができるととも
に、使用者は後に発信者の情報を確認することができ、
使用者の利便性を向上することができる。
【0046】また、携帯電話端末は、受信した上記報知
信号から特定エリアであることを検出したときに着信が
あった場合、留守録部を稼動させるように構成されるこ
とにより、携帯電話端末は自動的に留守録部が稼動され
るので、例えば、劇場、列車内などの公共の場で着呼が
あった場合に使用者の手間を掛けることなく、着呼によ
る鳴動で他に迷惑を掛けることを防ぐことができるだけ
でなく、後でかけ直すことなく発信者のメッセージを確
認することができ、利便性を向上させることができる。
【0047】また、携帯電話端末は、留守録部を稼動さ
せる際に元の動作状態を記憶し、特定エリアから通常エ
リアに移動した際に、上記記憶しておいた動作状態に戻
すように構成されることにより、携帯電話端末は留守録
部を動作を自動的に元の状態に戻すことができるので、
使用者の利便性を向上することができる。
【0048】また、通常の携帯電話システムで用いられ
る無線基地局から送信される報知信号に特別エリア表示
ビットを設け、特別エリア情報を含む信号として用いる
ことによって、例えば、当該信号を生成するソフトウェ
アプログラムおよび当該信号から情報を抽出するソフト
ウェアプログラムを変更するのみで着呼による鳴動で他
に迷惑を掛けることを防ぐことができ、従来技術のよう
な呼出鳴動禁止信号を通信する専用送信器及び専用受信
器は不要であるので小型、軽量、省電力、低価格で実現
することができる。
【0049】なお、本実施の形態1では、特定エリア情
報を含む信号は、無線基地局が待ち受け時の携帯電話端
末に対して送信する報知信号である場合について説明し
たが、携帯電話端末に着呼があったときに無線基地局が
携帯電話端末に対して送信する着信処理時の制御信号、
例えば、図6の無線基地局から携帯電話端末に送出され
る呼設定の信号であっても同様の効果を得ることができ
る。
【0050】この場合、上記無線基地局の信号生成部
は、特定エリア情報を含む着信処理時の制御信号を生成
するように構成される。また、上記携帯電話端末の特定
エリア情報検出部は、上記無線基地局から送信された着
信処理時の制御信号に含まれる特定エリア情報から特定
エリアであるか否かを検出するように構成される。
【0051】また、本実施の形態1では、無線基地局か
ら送信される信号に特定エリアであるか否かを示す特定
エリア表示ビットを設け、特定エリアを受け持つ無線基
地局は特定エリア情報を含む信号を送信し、通常エリア
を受け持つ無線基地局は非特定エリア情報を含む信号を
送信する場合について説明したが、少なくとも、上記特
定エリアを受け持つ無線基地局が特定エリア情報を含む
信号を送信すればよく、上記通常エリアを受け持つ無線
基地局は、非特定エリア情報を含む信号を送信するもの
でなくても、本実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。
【0052】実施の形態2.図7は、本実施の形態2に
おける無線基地局3の内部構成を示す構成図である。図
7において、図2と同一部分に同一符号を付し、説明を
省略する。35は、文字情報のメッセージを発生する文
字メッセージ発生部である。36は、音声情報のメッセ
ージを発生する音声メッセージ発生部である。
【0053】動作について説明する。特定エリア2内に
ある携帯電話端末1に着呼があったときに、当該特定エ
リア2を受け持つ無線基地局3では、制御部34の指示
により文字メッセージ発生部35で特定エリア内で着呼
があった旨を示す文字情報のメッセージ、例えば、「ゲ
キジョウナイデ、チャクシンアリ」等のショートメッセ
ージを発生し、上記携帯電話端末1に送信する。
【0054】一方、携帯電話端末1では、上記無線基地
局3から送信された文字情報のメッセージを受信する
と、文字メッセージ部29が上記文字情報のメッセージ
を検出し、記憶するとともに、発信者情報管理部28が
発信者の電話番号等の発信者情報を検出し、記憶する。
また、前述のように、無線基地局3に対して着呼に対す
る応答を行い、呼出部18が無鳴動着信動作を行った
後、回線制御部24が回線を切断する。
【0055】このように、特定エリア内で着呼があった
旨を示す文字情報のメッセージを携帯端末1に送信する
ことで、当該携帯電話端末1の使用者に、特定エリア2
内(この場合、劇場内)で着呼があったことを知らしめ
ることができる。すなわち、前記の発信者の情報のみの
記憶の場合に比べ、携帯電話端末の使用者はどのような
状況での着信であるかを知ることができ、より使用者の
利便性を向上させることができる。
【0056】また、続いて上記無線基地局3は、上記携
帯電話端末1からの着呼応答を受けると、制御部34の
指示により音声メッセージ発生部36で携帯電話端末1
が特定エリア2内に存在する旨、又はその時点で携帯電
話端末1の使用者が電話で応対することができない旨を
示す音声情報のメッセージを発生し、発信者に向けて送
信する。
【0057】図8は、呼出制御時の発信者、無線交換局
(センタ)、無線基地局、携帯端末の間のやりとりを示
す概念図である。図8に示すように、発信者から発呼が
あると、無線交換局6から通信先の携帯電話端末1が存
在するエリアを担当する無線基地局3に呼出が行われ、
これを受けた無線基地局3から上記携帯電話端末1に着
呼信号が送信され呼出が行われる。該携帯電話端末1
は、特定エリア2に存在するため無鳴動着信動作を行
い、上記無線基地局3に対して着呼応答を行った後、回
線を切断する。
【0058】上記無線基地局3は、上記携帯電話端末1
からの着呼応答があると、それに呼応して、例えば、
「おかけになった電話は、現在劇場内にあり、音声での
応答はできません。あなたの電話番号を先方の電話に連
絡しました。」等の、あらかじめ定められた音声情報の
メッセージを内部の音声メッセージ発生部36で発生
し、無線交換局6を経由して発信者へ送信する。これに
よって、発信者側では、通話先の電話の状態が把握で
き、いくら電話をかけても繋がらないなどの不快感を覚
えることが少なくなり、サービス性が向上する。
【0059】以上のように、本実施の形態2の携帯電話
システムによれば、無線基地局は、文字情報のメッセー
ジを発生する文字メッセージ発生部を備え、特定エリア
内で着呼があった旨を示す文字情報のメッセージを生成
し、携帯電話端末に送信するように構成され、携帯電話
端末は、上記送信された文字情報のメッセージを検出し
記憶するように構成されることにより、携帯電話端末の
使用者はどのような状況での着信であるかを文字情報で
知ることができ、より使用者の利便性を向上させること
ができる。
【0060】また、無線基地局は、音声情報のメッセー
ジを発生する音声メッセージ発生部を備え、通信先の携
帯電話端末が特定エリア内に存在する旨、又はその時点
で携帯電話端末の使用者が電話で応対することができな
い旨を示す音声情報のメッセージを発生し、発信者に向
けて送信するように構成することにより、発信者側で
は、通話先の電話の状態が把握でき、いくら電話をかけ
ても繋がらないなどの不快感を覚えることが少なくな
り、サービス性を向上させることができる。
【0061】なお、本実施の形態2では、発信者に向け
て送信する音声情報のメッセージを無線基地局の音声発
生部で発生する場合について説明したが、無線交換局で
発生するように構成してもよい。この場合、通常、無線
交換局は音声発生部を備えているため、新たな装置を設
けることなく実現することができる。
【0062】図9は、無線交換局で音声情報のメッセー
ジを発生する場合における呼出制御時の発信者、無線交
換局(センタ)、無線基地局、携帯端末の間のやりとり
を示す概念図である。図9に示すように、発信者から発
呼があると、無線交換局から無線基地局に呼出が行わ
れ、これを受けた無線基地局から上記携帯電話端末に着
呼信号が送信され呼出が行われる。該携帯電話端末は、
特定エリアに存在するため無鳴動着信動作を行い、上記
無線基地局に対して着呼応答を行う。すると、無線基地
局から無線交換局に着呼応答が行われる。上記無線交換
局は、無線基地局からの着呼応答があると、それに呼応
して、あらかじめ定められた通信先の携帯電話端末が特
定エリア内に存在する旨の音声情報のメッセージを内部
の音声メッセージ発生部で発生し、発信者へ送信する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明の携帯電話シス
テムによれば、複数の無線基地局が受け持つサービスエ
リア内の予め定められた特定エリアを受け持つ上記無線
基地局は、上記特定エリアであることを示す特定エリア
情報を含む信号を生成する特定エリア信号生成部を有
し、上記携帯電話端末は、着呼があったときに鳴動動作
して聴覚による呼出を行う又は無鳴動動作して触覚又は
視覚による呼出を行う呼出部と、上記特定エリアを受け
持つ無線基地局から送信された上記特定エリア情報を含
む信号から特定エリアであることを検出する特定エリア
情報検出部と、当該特定エリア情報検出部で特定エリア
であることが検出されたときに上記呼出部の動作を無鳴
動動作に設定する呼出切替部とを有することにより、携
帯電話端末は自動的に無鳴動動作に設定されるので、例
えば、劇場、列車内などの公共の場で着呼があった場合
に使用者の手間を掛けることなく、着呼による鳴動で他
に迷惑を掛けることを防ぐことができる。また、従来技
術のような呼出鳴動禁止信号を通信する専用送信器及び
専用受信器が不要であるので小型、軽量、省電力、低価
格で実現することができる。
【0064】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記携帯電話端末は、上記呼出部の動作の状態が記
憶される呼出状態記憶部を有し、上記呼出切替部は、上
記特定エリア情報検出部で特定エリアであることが検出
されたときに上記呼出部の動作の状態を上記呼出状態記
憶部に記憶させるとともに上記呼出部の動作を無鳴動動
作に設定し、上記特定エリア情報検出部で特定エリアで
あることが検出されなくなったときに上記呼出状態記憶
部に記憶されていた元の状態に上記呼出部の動作を戻す
ように構成されることにより、携帯電話端末は呼出部の
動作を自動的に元の状態に戻すことができるので、使用
者の利便性を向上することができる。
【0065】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記携帯電話端末は、発信者からの音声情報を録音
する留守録部と、上記特定エリア情報検出部で特定エリ
アであることが検出されたときに上記留守録部の動作を
稼動状態に設定する留守録切替部とを有することによ
り、携帯電話端末は自動的に留守録部が稼動されるの
で、例えば、劇場、列車内などの公共の場で着呼があっ
た場合に使用者の手間を掛けることなく、着呼による鳴
動で他に迷惑を掛けることを防ぐことができるだけでな
く、後でかけ直すことなく発信者のメッセージを確認す
ることができ、利便性を向上させることができる。
【0066】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記携帯電話端末は、上記留守録部の動作の状態が
記憶される留守録状態記憶部を有し、上記留守録切替部
は、上記特定エリア情報検出部で特定エリアであること
が検出されたときに上記留守録部の動作の状態を上記留
守録状態記憶部に記憶させるとともに上記留守録部の動
作を稼動状態に設定し、上記特定エリア情報検出部で特
定エリアであることが検出されなくなったときに上記留
守録状態記憶部に記憶されていた元の状態に上記留守録
部の動作の状態を戻すように構成されることにより、携
帯電話端末は留守録部を動作を自動的に元の状態に戻す
ことができるので、使用者の利便性を向上することがで
きる。
【0067】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記携帯電話端末は、着呼があったときに発信者か
らの発信者情報を検出し、記憶する発信者情報管理部
と、上記特定エリア情報検出部で特定エリアであること
が検出されている場合に、上記発信者情報管理部への発
信者情報の記憶が完了したサービスチャネル確立後に回
線を切断する回線制御部とを有することにより、特定エ
リア内で長時間呼出を続けることを防止することがで
き、使用者の利便性を向上することができる。
【0068】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記特定エリアを受け持つ無線基地局は、文字情報
のメッセージを発生する文字メッセージ発生部を有し、
上記特定エリアに存在する上記携帯電話端末に着呼があ
ったときに上記文字メッセージ発生部で発生された上記
携帯電話端末に着呼があったことを示す文字メッセージ
を当該携帯電話端末に対して送信するように構成され、
上記携帯電話端末は、当該携帯電話端末に送信された文
字メッセージを検出し、記憶する文字メッセージ部と、
当該文字メッセージ部に記憶された文字メッセージを表
示する表示部とを有することにより、携帯電話端末の使
用者はどのような状況での着信であるかを文字情報で知
ることができ、より使用者の利便性を向上させることが
できる。
【0069】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記特定エリアを受け持つ無線基地局は、音声情報
のメッセージを発生する音声メッセージ発生部を有し、
上記特定エリアに存在する上記携帯電話端末に着呼があ
ったときに上記音声メッセージ発生部で発生された上記
携帯電話端末が特定エリアに存在することを示す音声メ
ッセージを当該携帯電話端末に発信した発信者に対して
送信するように構成されることにより、発信者は、通話
先の電話の状態が把握でき、いくら電話をかけても繋が
らないなどの不快感を覚えることが少なくなり、サービ
ス性を向上させることができる。
【0070】また、次の発明の携帯電話システムによれ
ば、上記複数の無線局と上記携帯電話端末に発信する発
信者との間で通信を行う無線交換局を備え、上記無線交
換局は、上記特定エリアに存在する上記携帯電話端末に
着呼があったときに上記携帯電話端末が特定エリアに存
在することを示す音声メッセージを上記発信者に対して
送信するように構成されることにより、発信者は、通話
先の電話の状態が把握でき、いくら電話をかけても繋が
らないなどの不快感を覚えることが少なくなり、サービ
ス性を向上させることができるとともに、通常、無線交
換局は音声発生部を備えているため、新たな装置を設け
ることなく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の携帯電話システムの構成を示
したシステム構成図である。
【図2】 実施の形態1の無線基地局の内部構成を示す
構成図である。
【図3】 無線基地局から送信される報知信号の例を示
す概念図である。
【図4】 携帯電話端末の内部構成を示す構成図であ
る。
【図5】 携帯電話端末の機能構成を示す機能構成図で
ある。
【図6】 呼出制御時の携帯電話端末と無線基地局との
間やりとり示す概念図である。
【図7】 実施の形態2の無線基地局の内部構成を示す
構成図である。
【図8】 無線基地局でメッセージを発生する場合のや
りとりを示す概念図である。
【図9】 無線交換局でメッセージを発生する場合のや
りとりを示す概念図である。
【図10】 従来の携帯電話端末のシステムの構成を示
すシステム構成図である。
【図11】 従来の携帯電話端末システムにおける携帯
電話端末の構成を示した構成図である。
【符号の説明】
1 携帯電話端末 2 特定エリア 3 特定エリアの無線基地局 4 通常エリア 5 通常エリアの無線基地局 6 無線交換局 11 無線部 12 制御部 13 音声入出力部 14 レシーバ 15 マイクロホン 16 キー入力部 17 表示部 18 呼出部 21 特定エリア情報検出部 22 呼出切替部 23 呼出状態記憶部 24 回線制御部 25 留守録部 26 留守録切替部 27 留守録状態記憶部 28 発信者情報管
理部 29 文字メッセージ部 31 回線I/F 32 信号生成部 33 無線部 34 制御部 35 文字メッセー
ジ発生部 36 音声メッセージ発生部
フロントページの続き (72)発明者 藤本 仁志 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5K024 AA02 AA06 AA65 AA78 BB07 CC11 DD04 FF00 GG03 GG10 5K027 AA11 BB01 CC08 EE15 FF03 FF21 HH14 KK03 5K067 AA21 BB04 DD19 DD53 EE02 EE10 EE23 FF23 FF27 FF28 FF32 FF40 GG12 HH12

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の無線基地局と、当該複数の無線基
    地局と信号を通信する携帯電話端末とを備える携帯電話
    システムにおいて、上記複数の無線基地局が受け持つサ
    ービスエリア内の予め定められた特定エリアを受け持つ
    上記無線基地局は、上記特定エリアであることを示す特
    定エリア情報を含む上記信号を生成する特定エリア信号
    生成部を有し、上記携帯電話端末は、着呼があったとき
    に鳴動動作して聴覚による呼出を行う又は無鳴動動作し
    て触覚又は視覚による呼出を行う呼出部と、上記特定エ
    リアを受け持つ無線基地局から送信された上記特定エリ
    ア情報を含む信号から特定エリアであることを検出する
    特定エリア情報検出部と、当該特定エリア情報検出部で
    特定エリアであることが検出されたときに上記呼出部の
    動作を無鳴動動作に設定する呼出切替部とを有すること
    を特徴とする携帯電話システム。
  2. 【請求項2】 上記携帯電話端末は、上記呼出部の動作
    の状態が記憶される呼出状態記憶部を有し、上記呼出切
    替部は、上記特定エリア情報検出部で特定エリアである
    ことが検出されたときに上記呼出部の動作の状態を上記
    呼出状態記憶部に記憶させるとともに上記呼出部の動作
    を無鳴動動作に設定し、上記特定エリア情報検出部で特
    定エリアであることが検出されなくなったときに上記呼
    出状態記憶部に記憶されていた元の状態に上記呼出部の
    動作を戻すように構成されることを特徴とする請求項1
    に記載の携帯電話システム。
  3. 【請求項3】 上記携帯電話端末は、発信者からの音声
    情報を録音する留守録部と、上記特定エリア情報検出部
    で特定エリアであることが検出されたときに上記留守録
    部の動作を稼動状態に設定する留守録切替部とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記
    載の携帯電話システム。
  4. 【請求項4】 上記携帯電話端末は、上記留守録部の動
    作の状態が記憶される留守録状態記憶部を有し、上記留
    守録切替部は、上記特定エリア情報検出部で特定エリア
    であることが検出されたときに上記留守録部の動作の状
    態を上記留守録状態記憶部に記憶させるとともに上記留
    守録部の動作を稼動状態に設定し、上記特定エリア情報
    検出部で特定エリアであることが検出されなくなったと
    きに上記留守録状態記憶部に記憶されていた元の状態に
    上記留守録部の動作の状態を戻すように構成されること
    を特徴とする請求項3に記載の携帯電話システム。
  5. 【請求項5】 上記携帯電話端末は、着呼があったとき
    に発信者からの発信者情報を検出し、記憶する発信者情
    報管理部と、上記特定エリア情報検出部で特定エリアで
    あることが検出されている場合に、上記発信者情報管理
    部への発信者情報の記憶が完了したサービスチャネル確
    立後に回線を切断する回線制御部とを有することを特徴
    とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の携帯電
    話システム。
  6. 【請求項6】 上記特定エリアを受け持つ無線基地局
    は、文字情報のメッセージを発生する文字メッセージ発
    生部を有し、上記特定エリアに存在する上記携帯電話端
    末に着呼があったときに上記文字メッセージ発生部で発
    生された上記携帯電話端末に着呼があったことを示す文
    字メッセージを当該携帯電話端末に対して送信するよう
    に構成され、上記携帯電話端末は、当該携帯電話端末に
    送信された文字メッセージを検出し、記憶する文字メッ
    セージ部と、当該文字メッセージ部に記憶された文字メ
    ッセージを表示する表示部とを有することを特徴とする
    請求項1から請求項5のいずれかに記載の携帯電話シス
    テム。
  7. 【請求項7】 上記特定エリアを受け持つ無線基地局
    は、音声情報のメッセージを発生する音声メッセージ発
    生部を有し、上記特定エリアに存在する上記携帯電話端
    末に着呼があったときに上記音声メッセージ発生部で発
    生された上記携帯電話端末が特定エリアに存在すること
    を示す音声メッセージを当該携帯電話端末に発信した発
    信者に対して送信するように構成されることを特徴とす
    る請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯電話シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 上記複数の無線局と上記携帯電話端末に
    発信する発信者との間で通信を行う無線交換局を備え、
    上記無線交換局は、上記特定エリアに存在する上記携帯
    電話端末に着呼があったときに上記携帯電話端末が特定
    エリアに存在することを示す音声メッセージを上記発信
    者に対して送信するように構成されることを特徴とする
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯電話シス
    テム。
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