JP2000234617A - 軸受け構造 - Google Patents

軸受け構造

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JP2000234617A
JP2000234617A JP11037522A JP3752299A JP2000234617A JP 2000234617 A JP2000234617 A JP 2000234617A JP 11037522 A JP11037522 A JP 11037522A JP 3752299 A JP3752299 A JP 3752299A JP 2000234617 A JP2000234617 A JP 2000234617A
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dynamic pressure
bearing
shaped flange
disk
magnet member
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JP11037522A
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Shoji Takahashi
昇司 高橋
Toyoji Asahina
豊次 朝比奈
Shingo Ono
真悟 小野
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転軸が短くても、ラジアル方向、スラスト
方向ともに安定して支持することができ、また、回転軸
の振れを効果的に抑制することができる、動圧による軸
受け構造の提供。 【解決手段】 回転軸18に円盤形フランジ27を一体
に設け、回転軸18を受ける固定側部材との間に、回転
軸18の軸線と直交する円盤形フランジの上面と下面を
スラスト受け面とするスラスト軸受け部と、円盤形フラ
ンジの外周面をラジアル受け面とするラジアル軸受け部
とで動圧軸受けを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カード型磁気記
録装置のディスク駆動モータ等のように、回転軸の軸方
向寸法を大きくとることができない回転装置に好適な軸
受け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、記録媒体としてディスクを利用
するカード型磁気記録装置は、ディスクを回転するため
のモータを必要とするが、PCMCIA規格タイプ2に準拠し
た寸法のカード型磁気記録装置はケース外形の厚さがわ
ずかに5.0mmであって、この寸法内にモータを組み
込まねばならず、その回転軸の軸方向寸法はわずかに
2.5mm程度である。しかもこの種のモータは回転が
なめらかで回転抵抗の少ないこと、軸の振れなどがなく
回転が安定していること、耐久性のあることが要求され
る。
【0003】また、記録媒体上でのデータ取り扱い精度
が高くなるに従って、ディスクを駆動するモータに高い
回転精度が要求されるようになっている。因みに前記の
PCMCIA規格タイプ2に準拠したカード型磁気記録装置が
使用しているモータでボール軸受け等のころがり軸受け
を組み込んだものは、回転中に直径方向で0.3〜0.
8μmの回転軸の振れがあるが、これを動圧軸受けの構
造にすると回転軸の振れを0.01〜0.05μmに抑
制することができ、ディスクの回転をさらに安定なもの
とすることができる。さらに、ボール軸受け等のころが
り軸受けを組み込むのは寸法上で困難が多く、ころがり
軸受けの場合、回転中に小さな油粒が飛散してディスク
を汚染するおそれもある。このため、ディスクを駆動す
るこの種モータの軸受け構造として、磁性流体(微粉末
状の磁石を油などの流体に混入したもの)を作動流体と
する動圧軸受けの利用が提案されている。動圧軸受け
は、軸の回転にともなう軸受け空間の圧の高まりで回転
軸を浮き上がらせて支持するので、回転軸の摩擦抵抗が
少なく、耐久性があり、モータの起動特性や前記のよう
に回転精度が良好である。また、作動流体としての磁性
流体は永久磁石や電磁石で軸受け空間に封入されてお
り、稼働中に油粒が飛散することも少ない。なお、動圧
軸受けとしては、磁性流体以外の液体や気体を用いるも
のがあり、カード型磁気記録装置に限らず、それぞれに
適正な箇所で利用することができる。ところで、一般的
な動圧軸受は、回転軸の軸方向に沿う力を受けるスラス
ト軸受け部と、周方向に沿う力を受けるラジアル軸受け
部とが別途に設けられており、また、回転軸の振れを防
ぐためにラジアル軸受け部を軸方向の2箇所に配置して
いる(例えば、実開昭64−18625号公報、特開平
10−96421号公報)が、回転軸が短いと製作が困
難でコスト高となる上、2カ所の支持点が近接するので
軸の振れを十分に抑止しがたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、回転軸が
短くても、ラジアル方向、スラスト方向ともに安定して
支持することができ、また、回転軸の振れを効果的に抑
制することができる、動圧による軸受け構造の提供を課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】軸体とこれを軸支する固
定側部材とで動圧による軸受け構造を構成する。動圧を
得るために動圧空間に充填する流体は液体の他、気体の
場合がある。回転軸に円盤形フランジを一体に設けて軸
体とし、この部分と固定側部材との間で実質的な動圧軸
受けを構成する。すなわち、回転軸の軸線と直交する円
盤形フランジの上面と下面をスラスト受け面としてスラ
スト軸受け部を構成する一方、円盤形フランジの外周面
をラジアル受け面としたラジアル軸受け部を構成する。
この構成であると、回転軸は実質的に円盤形フランジで
支持され、また、円盤形フランジは回転軸の長さとは無
関係にその上下面を比較的径の大きなものとすることが
できるので、回転軸の振れを有効に抑止することができ
る。すなわち、回転軸の軸方向と直交する方向に広がる
円盤形フランジの上下面が大きいと、回転軸をスラスト
方向で安定して支持することができる上、フランジ周縁
部に作用する力の回転軸心に対するモーメントが大きく
なるので、わずかな力で回転軸の振れが抑制され、ラジ
アル方向でも回転軸の支持が安定する。また、円盤形フ
ランジの上下面で回転軸の振れが効果的に抑制される結
果、ラジアル方向の支持面はわずかでよく、2カ所に支
持部を設ける必要もないので、回転軸を短くすることが
できる。
【0006】動圧軸受けは作動流体として磁性流体を用
いたものとすることがある。そして、磁性流体を磁力で
動圧空間に封入しておくために、厚み方向に着磁された
ドーナツ状の磁石部材を用いて円盤形フランジの外周面
から上下面を経由する磁気回路を形成する。このため、
回転軸を磁性体で構成し、一方、円盤形フランジは非磁
性体で構成し、ドーナツ状の磁石部材の上下面にヨーク
体を取り付ける。この構成は動圧空間の作動流体が磁力
と遠心力で強力に封入される構造なので、油粒の発生が
ほとんどなく、また、回転軸を短くできることから、カ
ード型磁気記録装置などに使用される厚み寸法の小さな
薄いモータのローター軸を支持する軸受け構造として好
適である。
【0007】磁石部材の厚みを、円盤形フランジの厚み
より、上下の動圧空間分だけ大きく構成することがあ
る。この構成によれば、上下のヨーク体を平板の素材か
ら単に打ち抜いただけのものとしても、磁石部材に重ね
ることで円盤形フランジの上下面との間に適正な動圧空
間を形成することができる。上下のヨーク体に対する加
工が少なく、構造を簡単に、また、製品を低コストとす
ることができる。磁石部材の内周面を、ラジアル軸受け
部における磁性流体と直接に接触する面とすることがあ
る。磁石部材を軸体と対向する直接の部材として利用す
ることで、部品点数の低減と組立手数の低減をはかるこ
とができる。また、磁石部材と回転軸との間に形成され
る磁気回路が短くなり、磁石部材の磁力を有効に利用す
ることができる。なお、動圧軸受けは動圧空間を挟んで
対向する面に動圧溝を設けることが多いが、この場合
は、硬い磁石部材への加工を避けて円盤形フランジ側に
動圧用溝を形成する。
【0008】一方、磁石部材の内周面に合成樹脂や真鍮
など非磁性材のリング部材を設け、該リング部材の内周
面をラジアル軸受け部において磁性流体と接触する面と
することがある。この構成により、ラジアル軸受け部に
おいて、固定部側にも簡単に動圧用溝を形成できる。硬
い磁石部材に変えてリング部材の内周面を精密に加工す
ることで、動圧空間をより精密に、また、簡単に形成す
ることができる。スラスト軸受け部の面積をラジアル軸
受け部の面積よりも大きくすると、回転軸の振れを抑制
する機能をさらに強化することがある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態として、
カード型磁気記録装置1(図2)におけるディスク駆動
モータ2の軸受け構造3(図1)について説明する。な
お、説明の都合上、矩形をしたカード型磁気記録装置1
を情報機器に装着する姿勢としたときの厚み方向を
〔上〕〔下〕方向とし、このカード型磁気記録装置1を
他の情報機器へ装着する側(コネクタ側)を〔前〕、デ
ィスク形記録媒体のカートリッジを装着する側を〔後〕
とする。上下左右あるいは前後はあくまでも相対的な位
置関係を示すもので、上下が前後となることもある。
【0010】カード型磁気記録装置1は、ケース体4と
上下のカバー5,6を備え、ケース体4は枠7とフレー
ムプレート8(図3)とで構成されている。枠7とフレ
ームプレート8は合成樹脂の枠7が成形されるとき一体
化される(アウトサート成形)。ケース体4のフレーム
プレート8上面にはディスク駆動モータ2、ヘッド体
9、イジェクト機構10などが配置され、下面側には、
絶縁シート11を介して回路基板12が取り付けられ
る。符号13は回路基板12の前端に取り付けた外部コ
ネクタで、カード型磁気記録装置1を他の情報機器のス
ロットへ装着し接続するためのものである。なお、ケー
ス体4の後端は開口していて、ディスクカセット14を
脱着できるようになっている。この開口は下カバー6の
後端に起倒自在に取り付けたシャッター15で閉鎖され
る。ディスクカセット14は、内部にディスク形記録媒
体16を回転が可能なように内包しており、カード型磁
気記録装置1へ装着するとこのカセットのシャッターが
開いて内部のディスク記録媒体16がヘッド体9のヘッ
ドと対向するようにになっている。
【0011】ディスク駆動モータ2は、ディスク記録媒
体16を駆動回転するためのもので、厚さ2.5mmの
平板状ステータ17と回転軸18を備えたローター19
及び軸受け20を備え(図3)、フレームプレート8上
面のモータ取り付け凹部21(図4)に取り付けられ
る。ステータ17は、中央にローター19を納める開口
部22を設けた磁性体のリング状枠23に、ステータコ
イル24を放射状に配置した構造であり、ローター19
は、周縁部19aの下面にステータコイル24と対向し
てローター磁石25を備えている。なお、この実施形態
において、ローター19は周縁部19aをステンレス鋼
(SUS416)で形成し、中央部19bを非磁性のス
テンレス鋼(SUS303)で形成している。
【0012】軸体18は磁性材の回転軸26に真鍮(非
磁性材)の円盤形フランジ27を一体に装着した構造と
なっており円盤形フランジ27の上面と下面及び外周面
にヘリングボーンと呼ばれる動圧用溝28が形成されて
いる(図5,6)。軸受け20は、ドーナツ状の磁石部
材29と上ヨーク体30及び下ヨーク体31を備える。
これらは下部でフレームプレート8のモータ軸取付け孔
32(図4)に固定され、軸体18に対して固定側部材
となっている。磁石部材29は希土類焼結磁石で形成さ
れている。磁石部材29は、厚み方向に着磁され、ドー
ナツ状の内側面が軸体18における円盤形フランジ27
の外形よりも4〜5μm大きな径となるように研磨など
によって正確に成形され、また、厚み寸法が円盤形フラ
ンジ27の厚み寸法よりも4〜5μm大きくなるように
研磨などによって正確に成形されている。上ヨーク体3
0は磁性材の板材をリング状に打ち抜いて形成したもの
で、磁石部材29の上面に取り付けられて内縁が磁石部
材29の内縁よりも内側に張り出す寸法とされている。
下ヨーク体31は円盤形で磁石部材29の下面に取り付
けられている。
【0013】軸体18と軸受け20は、下ヨーク体31
にリング状の磁石部材29を接着によって固定した後、
軸体18を上方から載置し、さらにその上方から上ヨー
ク体30を装着してこれを磁石部材29の上面に接着し
固定することで組み付ける。組み付け後の状態で、上ヨ
ーク体30の内縁は円盤形フランジ27の上面にまで延
出している。下ヨーク体31は円盤であり、リング状磁
石部材29の内側領域にまで存在しているから、円盤形
フランジ27の下面にまで延出しているといえる。ま
た、円盤形フランジ27の上下面と上下ヨーク体30,
31との間、及び円盤形フランジ27の外周面と磁石部
材29の内周面との間に間隔が4〜5μmの動圧空間が
形成される。
【0014】この状態で、軸受け20の上部から、回転
軸26と上ヨーク30における内周面の間隙を通じて磁
性流体を圧入すると同時に、下ヨーク31に一時的に設
けた小孔から吸引して、磁性流体を動圧空間に充填す
る。充填後に吸引に用いた小孔を半田などで封鎖し、軸
体18の回転軸26にローター19を取り付ける。な
お、ローター19の中央部19bは軸体18の円盤形フ
ランジ27を完全に覆う外径を有する。また、厚み方向
に着磁されたドーナツ状の磁石部材29の磁力線は、断
面において上ヨーク30、回転軸26及び下ヨーク31
を経路とする円盤形フランジ27と軸受け20間の動圧
空間を内側に包み込む磁気回路を形成する(図7)。こ
れによって、円盤形フランジ27の上下面と上下ヨーク
体30,31との間が、磁性流体を磁力により封じたス
ラスト軸受け部34となり円盤形フランジ27の外周面
と磁石部材29の内周面側との間が、磁性流体を磁力に
より封じたラジアル軸受け部34となって、動圧軸受け
が構成される。
【0015】ステータ17に電力が供給されるとロータ
ー19は回転を始め、所定の回転数(2900〜300
0rpm)で動圧空間の流体圧が高まって軸体18は軸
受け20に対して浮上した状態で回転する。動圧が高ま
ったり、外部空間の気圧が低くなることがあっても磁性
流体は磁力で動圧空間に封入されており、通常の状態で
は油粒が発生することはない。また、軸体18は広い面
積を持った円盤形フランジ27の上下面でスラストが支
持されると同時に軸体18の振れが効率的に抑止される
ので、軸方向の寸法が小さいにも関わらず、ローター1
9は安定して回転する。さらに、磁石部材29の内周面
が直接に磁性流体と接触する、すなわち、磁石部材29
と軸体18との間に他の部材が介在しない構造なので、
磁石部材29と回転軸26との間に形成される磁気回路
が短く、磁石部材29の磁力を有効に利用することがで
きる。
【0016】図8は、第2の実施形態を示し、リング状
の磁石部材29の内周面に、磁石部材29と同じ上下寸
法の非磁性材のリング部材33を取り付け、このリング
部材33の内周面と円盤形フランジ27の外周面との間
に動圧空間を形成して、磁性流体を用いたラジアル軸受
け部35を形成してある。リング部材33に柔らかい素
材を採用して軸受け20側であるリング部材33の内周
面に動圧用溝28を形成することができる。図9は、第
3の実施形態を示し、リング状磁石部材29の厚みが円
盤形フランジ27の厚みより小さい。その分、上下ヨー
ク体30,31の厚みを大きくし、円盤形フランジ27
と対向する部分を切削によって薄くし、この切削によっ
て動圧空間を形成している。この構成によれば、正確な
動圧空間を形成するために素材として硬い磁石部材29
を研磨するよりも、比較的加工しやすい上下ヨーク体3
0,31を切削することによって、容易に動圧空間を得
ることができる。
【0017】以上、実施例について説明したが、 回転
軸26はカード型磁気記録装置1のモータ軸に限らず、
また、動圧空間に充填する作動流体は磁性流体に限らな
い。磁性材としては、例えばSUS430,軟鋼等があ
り、非磁性材としては、SUS330,合成樹脂,真
鍮、リン青銅等がある。スラスト軸受け部34における
動圧用溝28は、上下ヨーク体30,31の円盤形フラ
ンジ27との対向面に形成することもできる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、動圧軸
受けにおいて、比較的大きな面積の円盤形フランジがス
ラスト荷重の受け面になると同時に、回転軸の振れを抑
制するので、ラジアル方向の荷重を受ける箇所を回転軸
の軸方向に沿って分離する必要がなく、回転軸の軸方向
寸法が小さい場合にも軸の振れが少なく安定した回転を
得ることができる。また、円盤形フランジの上下面をス
ラスト受面とし、円盤形フランジの外周面をラジアル軸
受面とするので、回転軸にスラスト軸受用部材とラジア
ル軸受用部材を別個に設ける必要がなく、軸受けの構造
を簡単にし、かつ、回転軸の軸方向寸法を小さくするこ
とができる。
【0019】請求項2に記載の構成によれば、動圧軸受
けにおいて、回転軸の軸方向寸法が小さい場合にも軸の
振れが少なく安定した回転を得ることができるととも
に、動圧空間の作動流体が磁力で封入されているので、
油粒の飛散がほとんどなく、例えば、カード型磁気記録
装置のような厚み寸法が小さな装置のディスク駆動モー
タの軸受けとして優れた軸受け構造となる。請求項3,
4に記載の構成によれば、磁性流体による動圧軸受けを
簡素な構造にし、また、各部品のコストが低くなるの
で、製品のコストを低減することができる。請求項5に
記載の構成によれば、磁性流体による動圧軸受けの構造
が簡素であると共に、磁石部材と円盤形フランジを取り
付けている回転軸間の磁気回路が短いので、この回路に
包み込まれるスラスト軸受け部とラジアル軸受け部の磁
気流体を磁力で封じる機能が高い。
【0020】請求項6に記載の構成によれば、リング部
材の内周面に動圧用溝を形成するなど、本来、磁石部材
に施す加工をリング部材に施して、加工の困難な磁石部
材の加工を避け、製品コストを低減することができる。
請求項7に記載の構成によれば、回転軸の振れをより効
果的に抑制することができる。請求項8に記載の構成に
よれば、動圧空間の作動流体圧を高め、動圧による軸受
け構造を確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク駆動モータの軸受け部分を示す断面図
(第1の実施形態)
【図2】カード型磁気記録装置の分解斜視図
【図3】ディスク駆動モータを分解して示す斜視図
【図4】フレームプレートの斜視図
【図5】軸体の平面図
【図6】軸体の側面図
【図7】軸受け部を拡大して示す断面図
【図8】軸受け部を拡大して示す断面図(第2の実施形
態)
【図9】軸受け部を拡大して示す断面図(第3の実施形
態)
【符号の説明】
1 カード型磁気記録装置 2 ディスク駆動モータ 3 軸受け構造 4 ケース体枠 5 上カバー 6 下カバー 7 枠 8 フレームプレート 9 ヘッド体 10 イジェクト機構 11 絶縁シート 12 回路基板 13 外部コネクタ 14 ディスクカセット 15 シャッター 16 ディスク形記録媒体 17 ステータ回転部 18 軸体 19 ローター 20 軸受け 21 モータ取付け凹部 22 開口部 23 リング状枠 24 ステータコイル 25 ローター磁石 26 回転軸 27 円盤形フランジ 28 動圧用溝 29 磁石部材 30 上ヨーク体 31 下ヨーク体 32 モータ取付け孔 33 リング部材 34 スラスト軸受け部 35 ラジアル軸受け部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 真悟 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 Fターム(参考) 3J011 AA04 AA07 AA10 AA11 AA20 BA08 CA02 DA01 JA02 JA03 KA04 LA05 MA02 MA12 PA02 QA01 RA04 SB20 SC01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸26にその軸線と回転面が直交す
    る円盤形フランジ27を一体に設けて軸体18とし、軸
    体18を受ける固定側部材との間に、円盤形フランジ2
    7の上面と下面をスラスト受け面とするスラスト軸受け
    部34と、円盤形フランジ27の外周面をラジアル受け
    面とするラジアル軸受け部35とを設け、これらで動圧
    軸受けを構成してあることを特徴とした軸受け構造。
  2. 【請求項2】 軸体18とこれを受ける固定側部材との
    間に動圧軸受けを構成する構造であって、軸体18は、
    磁性材の回転軸26にその軸線と回転面が直交する非磁
    性材の円盤形フランジ27を一体に取り付けてあり、固
    定側部材は、厚み方向に着磁されたドーナツ状の磁石部
    材29とこの磁石部材29の上面及び下面に各々取り付
    けられて円盤形フランジ27の上面と下面にまで延出す
    る上ヨーク体30及び下ヨーク体31からなり、円盤形
    フランジ27の上下面と上下ヨーク体30,31間の動
    圧空間に磁性流体を磁力により封じてスラスト軸受け部
    34とし、円盤形フランジ27の外周面と磁石部材29
    の内周面側間の動圧空間に磁性流体を磁力により封じて
    ラジアル軸受け部35とし、これらで動圧軸受けを構成
    してあることを特徴とした軸受け構造。
  3. 【請求項3】 磁石部材29の厚み寸法を円盤形フラン
    ジ27の厚み寸法より上下の動圧空間分だけ大きくして
    あることを特徴とする請求項2に記載の軸受け構造。
  4. 【請求項4】 上下のヨーク体30,31は、磁石部材
    29と円盤形フランジ27とを覆う領域において略均一
    の厚みを有していることを特徴とする請求項2または3
    に記載の軸受け構造。
  5. 【請求項5】 磁石部材29の内周面を磁性流体が直接
    に接触する面としてあることを特徴とする請求項2〜4
    のいずれか1つに記載の軸受け構造。
  6. 【請求項6】 磁石部材29の内周面に非磁性材のリン
    グ部材33を設け、その内周面を磁性流体接触面として
    あることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1つに記
    載の軸受け構造。
  7. 【請求項7】 スラスト軸受け部34の面積をラジアル
    軸受け部35の面積よりも大きくしてあることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか1つに記載の軸受け構造。
  8. 【請求項8】 円盤形フランジ27の外周面に動圧用溝
    28が形成されていることを特徴とする請求項1〜7の
    いずれか1つに記載の軸受け構造。
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