JP2000228003A - 磁気抵抗効果センサ及び該センサの製造方法 - Google Patents
磁気抵抗効果センサ及び該センサの製造方法Info
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Abstract
び反強磁性体層との間で良好な交換結合を発生させるこ
とができるMRセンサ及び該MRセンサの製造方法を提
供する。 【解決手段】 第1の反強磁性体層、第1の反強磁性体
層との交換結合によりバイアス磁界が印加される第1の
強磁性体層(ピンド層)、及び第1の強磁性体層上に非
磁性体層を介して積層され、印可される信号磁界に応答
して磁化方向が変化する第2の強磁性体層(フリー層)
を有するMR積層体を形成するステップと、形成したM
R積層体上に保護層を積層するステップと、保護層の少
なくとも一部を除去すると共にフリー層の両端部を所定
深さまで除去するステップと、フリー層の少なくとも両
端部上にこのフリー層の磁区を制御するための交換結合
用の第2の反強磁性体層を形成するステップとを備えて
おり、上述の除去するステップを、第1の反強磁性体層
の磁化方向制御用の熱処理前に行う。
Description
等の巨大磁気抵抗効果(GMR)又はスピントンネル磁
気抵抗効果(TMR)を利用した磁気抵抗効果(MR)
センサ及びこのMRセンサの製造方法に関する。この種
のMRセンサは、種々の磁気検出に用いられるが、その
代表的な例として、例えばハードディスク装置(HD
D)等の磁気記録再生装置用の磁気ヘッドに用いられ
る。
及び高出力の磁気ヘッドが要求されており、このような
要求に答えるものとして、GMRを呈するセンサの1つ
であるスピンバルブを利用したMRセンサを備えた薄膜
磁気ヘッドが提案されている(特公平8−21166号
公報、特開平6−236527号公報)。
性金属層で磁気的に分離してサンドイッチ構造とし、そ
の一方の強磁性体層に反強磁性体層を積層することによ
ってその界面で生じる交換バイアス磁界をこの一方の強
磁性体層(ピンド(pinned)層)に印加するよう
にしたものである。交換バイアス磁界を受けるピンド層
と受けない他方の強磁性体層(フリー(free)層)
とでは磁化反転する磁界が異なるので、非磁性金属層を
挟むこれら2つの強磁性体層の磁化の向きが平行、反平
行と変化し、これにより電気抵抗率が大きく変化するの
でGMRが得られる。
非磁性金属層を挟むこれら2つの強磁性体層(ピンド層
及びフリー層)の磁化のなす角度によって定まる。フリ
ー層の磁化方向は磁気記録媒体からの漏洩磁界の方向に
容易に向く。一方、ピンド層の磁化方向は反強磁性体層
との交換結合により一方向(ピンニングされる方向、ピ
ンド方向)に制御される。
フリー層は、磁壁の移動がない状態で磁化変化する必要
がある。これは、磁壁移動を伴う磁化変化は、磁壁移動
を伴わない磁化変化に比べて応答が遅く、不可逆である
ことからバルクハウゼンノイズと呼ばれるノイズ成分と
なってしまうからである。このため、ハードマグネット
によってフリー層にバイアス磁界(縦バイアス磁界)を
印加し、磁壁移動を抑制することが一般的に行われてい
る。
ると、フリー層への縦バイアス磁界の影響でピンド方向
の変動や、フリー層自身の磁気特性の変動が発生し、そ
の結果、出力の劣化が発生するという問題がある。この
ため、縦バイアス磁界は、磁区制御に要する必要最小限
の値に抑える必要がある。
介した反強磁性体層による縦バイアス磁界により磁区構
造を安定化し、センサ動作時における磁壁移動を抑制す
る方法が提案されている(特開平8−45032号公
報)。反強磁性体層によって縦バイアス磁界を発生させ
るこの方法によれば、フリー層の端部のみにバイアス磁
界を印加することが可能なので、ハードマグネットバイ
アス方式に較べて積層体全体に印加される磁界が小さく
なる。その結果、センサの高温状態での使用時における
出力劣化が小さくなる。
の第2の反強磁性体層を有するこの種のスピンバルブM
Rセンサにおいては、特に、基板上に第1の反強磁性体
層、ピンド層、非磁性金属層及びフリー層をこの順序で
積層してスピンバルブ積層体を形成し、さらにその上
に、保護層を積層した後、フリー層の両端部を露出させ
てその上に強磁性体層を介して縦バイアス磁界印加用の
第2の反強磁性体層を設けたスピンバルブMRセンサに
おいては、フリー層の両端部をミリング等により露出さ
せるべくミリングする際に、保護層を構成する材料の元
素がフリー層中に拡散してしまい、縦バイアス磁界のた
めの交換結合がその界面で阻害される恐れがある。
するために、MR素子の表面をクリーニングする技術は
公知である。例えば、特開平7−210834号公報、
特開平7−244821号公報には、MR素子を所定の
形状にパターニングした後、縦バイアス磁界用の反強磁
性体層を形成する際に、磁気的な結合を取るためにMR
素子の表面に生じる酸化皮膜を除去することが開示され
ている。
ピンバルブMRセンサ等のGMRセンサに関するもので
はなく、また、フリー層中への他の層の元素の拡散によ
る障害を解決するものではない。しかも、表面のクリー
ニングを製造工程中のどの時点で行うかの明確な開示も
無い。
界用の強磁性体層及び反強磁性体層との間で良好な交換
結合を発生させることができるMRセンサ及び該MRセ
ンサの製造方法を提供することにある。
反強磁性体層、第1の反強磁性体層との交換結合により
バイアス磁界が印加される第1の強磁性体層(ピンド
層)、及び第1の強磁性体層上に非磁性体層を介して積
層され、印可される信号磁界に応答して磁化方向が変化
する第2の強磁性体層(フリー層)を有するMR積層体
を形成するステップと、形成したMR積層体上に保護層
を積層するステップと、保護層の少なくとも一部を除去
すると共にフリー層の両端部を所定深さまで除去するス
テップと、フリー層の少なくとも両端部上にこのフリー
層の磁区を制御するための交換結合用の第2の反強磁性
体層を形成するステップとを備えており、上述の除去す
るステップを、第1の反強磁性体層の磁化方向制御用の
熱処理前に行うMRセンサの製造方法が提供される。
生させるための交換結合用の第2の反強磁性体層を形成
する際に、フリー層の両端部を所定深さまで除去するよ
うにしており、しかも、その除去する工程をMR積層体
の第1の反強磁性体層の磁化方向制御用の熱処理前に行
っている。フリー層の両端部を所定深さまで除去するこ
とにより、保護層を除去する際に生じたその保護層の成
分元素がフリー層内に拡散した部分を確実に除去でき、
フリー層と縦バイアス磁界用の第2の反強磁性体層との
間に良好な交換結合を与えることができる。
性体層の磁化方向制御用の熱処理前に行うことにより、
熱処理による拡散の進行を抑制できるから保護層の成分
元素がフリー層内に拡散する度合を最小限に抑えること
ができ、フリー層をさほど深くまで除去しないで良いこ
ととなる。これは、フリー層の膜厚が今後ますます薄く
なることとあいまって、製造工程を著しく容易にする。
従って、フリー層と縦バイアス磁界用の反強磁性体層と
の間に良好な交換結合を容易にかつ確実に与えることが
できる。
合の所定深さとは、フリー層中に拡散した保護層材料の
元素により交換結合が阻害されない程度となる深さであ
ることが好ましい。
い。この場合、保護層を、Cu、Al、Rh、Ru、P
t、RuRhMn、PtMn、PtMnRh及びTiW
から選ばれた1つの単層膜で形成することがより好まし
い。
すると、従来のごとくTaの単層膜で構成していた場合
に比して、イオンミリングによって保護層の成分元素が
フリー層内に拡散する度合を著しく小さくできるので、
フリー層をさほど深くまでミリング除去しないで良いこ
ととにつながり、ミリング後のフリー層の厚みが大きく
取れることを意味している。従って、フリー層の膜厚が
今後ますます薄くなっても、製造工程が非常に容易とな
る。その結果、フリー層と縦バイアス磁界用の第2の反
強磁性体層との間に良好な交換結合を容易にかつ確実に
与えることができる。
い。この場合、保護層を、Ta/PtMn、Ta/C
u、Ta/Al、Ta/Ru、TiW/Cu、TiW/
Rh及びTiW/Ruから選ばれた1つの2層膜で形成
することがより好ましい。
すると、従来のごとくTaの単層膜で構成していた場合
に比して、イオンミリングによって保護層の成分元素が
フリー層内に拡散する度合を著しく小さくできるので、
フリー層をさほど深くまでミリング除去しないで良いこ
ととにつながり、ミリング後のフリー層の厚みが大きく
取れることを意味している。従って、フリー層の膜厚が
今後ますます薄くなっても、製造工程が非常に容易とな
る。その結果、フリー層と縦バイアス磁界用の第2の反
強磁性体層との間に良好な交換結合を容易にかつ確実に
与えることができる。
はスピントンネルMR積層体であることが好ましい。
体層、第1の反強磁性体層との交換結合によりバイアス
磁界が印加される第1の強磁性体層(ピンド層)、及び
第1の強磁性体層上に非磁性体層を介して積層されてお
り、印可される信号磁界に応答して磁化方向が変化する
第2の強磁性体層(フリー層)を有するMR積層体と、
MR積層体のフリー層の両端部上に積層されており、こ
のフリー層の磁区を制御するための交換結合用の第2の
反強磁性体層と、MR積層体上に積層された保護層とを
備えており、保護層が、Cu、Al、Rh、Ru、P
t、RuRhMn、PtMn、PtMnRh及びTiW
から選ばれた1つの単層膜で形成されているか、又はT
a/PtMn、Ta/Cu、Ta/Al、Ta/Ru、
TiW/Cu、TiW/Rh及びTiW/Ruから選ば
れた1つの2層膜で形成されているMRセンサが提供さ
れる。
層膜で構成すると、従来のごとくTaの単層膜で構成し
ていた場合に比して、イオンミリングによって保護層の
成分元素がフリー層内に拡散する度合を著しく小さくで
きるので、フリー層をさほど深くまでミリング除去しな
いで良いこととにつながり、ミリング後のフリー層の厚
みが大きく取れることを意味している。従って、フリー
層の膜厚が今後ますます薄くなっても、製造工程が非常
に容易となる。その結果、フリー層と縦バイアス磁界用
の第2の反強磁性体層との間に良好な交換結合を容易に
かつ確実に与えることができる。
又はスピントンネルMR積層体であることが好ましい。
て、薄膜磁気ヘッドのスピンバルブMRセンサ部分の層
構成を概略的に示す断面図であり、磁気ヘッドの浮上面
(ABS)方向から見た断面を表している。
下地膜を介して形成されている下部シールド層、11は
その上に積層されている下部絶縁層、12は下部絶縁層
11上に積層されているスピンバルブMR積層体をそれ
ぞれ示している。
第1の反強磁性体層120と、第1の反強磁性体層との
交換結合によりバイアス磁界が印加される第1の強磁性
体層(ピンド層)121と、ピンド層121上に積層さ
れた非磁性金属層122と、非磁性金属層122上に積
層されており、印可される信号磁界に応答して磁化方向
が変化する第2の強磁性体層(フリー層)123とから
構成されている。
ピンバルブMR積層体12のフリー層123のトラック
幅方向の両端部123aの表面に密着積層されており、
このフリー層123の磁区を制御するための第3の強磁
性体層及び交換結合用の第2の反強磁性体層、15は第
2の反強磁性体層14上に積層されたリード導体層、1
6はスピンバルブMR積層体12上に積層された保護層
(キャップ層)をそれぞれ示している。
(5nm)、第1の反強磁性体層120としてPtMn
(20nm)、ピンド層121としてCo(2nm)、
非磁性金属層122としてCu(2.5nm)、フリー
層123としてCo(1nm)及びNiFe(8n
m)、第3の強磁性体層13としてNiFe(25n
m)、及び第2の反強磁性体層14としてRuRhMn
(10nm)が使用されている。さらに、キャップ層1
6としては、Cu、Al、Rh、Ru、Pt、RuRh
Mn、PtMn、PtMnRh及びTiWから選ばれた
1つの材料による単層膜(5nm)、又はTa/PtM
n、Ta/Cu、Ta/Al、Ta/Ru、TiW/C
u、TiW/Rh及びTiW/Ruから選ばれた1つの
2層膜(2.5nm/2.5nm)等が用いられる。な
お、本明細書中において、元素間の「/」なる表示は、
両元素が上下に積層されていることを表している。例え
ば「Ta/PtMn」なる記載は、Ta層とPtMn層
とがTa層が上になるように積層されていることを表し
ている。従って、上述の全ての2層膜において、Ta又
はTiWが上側の層(フリー層に接触しない側の層)と
なっている。
t%、Mn48〜53at%なる組成(最も好ましくは
Pt48at%、Mn52at%なる組成)のPtM
n、Pt33〜52at%、Mn45〜57at%、R
h0〜17at%なる組成(最も好ましくはPt40a
t%、Mn51at%、Rh9at%なる組成)のPt
MnRh、又はRu0〜20at%、Rh0〜20at
%、Mn75〜85at%なる組成(最も好ましくはR
u3at%、Rh15at%、Mn82at%なる組
成)のRuRhMnを用いることにより、この材料によ
るターゲットを第1の反強磁性体層120及び第2の反
強磁性体層14の両方の共用することができる。これら
の組成は、種々の文献や特許公報等により既に公知であ
る「厚膜領域」で強磁性体と大きな交換結合が得られる
組成領域である。
ブMRセンサの製造工程を説明するフローチャートであ
り、図3はその各製造工程における層構成を示す断面図
である。
すように、図示しない基板上に下地膜を介して下部シー
ルド層10及び下部絶縁層11を形成する。
(B)に示すように、下部絶縁層11上に、第1の反強
磁性体層120、ピンド層121、非磁性金属層122
及びフリー層123からなるスピンバルブMR積層体1
2を成膜する。
(C)に示すように、スピンバルブMR積層体12上に
キャップ層16を成膜する。
0の規則化熱処理を行っていたが、本発明では、この熱
処理を行うことなく、図2のステップS4及び図3の
(D)に示すように、フリー層123の両端部123a
に対応する部分が開口しているフォトレジストパターン
17を形成した後、イオンミリング等のドライエッチン
グを行ってキャップ層16の両端部を全て除去すると共
にフリー層123の両端部123aを所定の深さまで除
去する。この場合の所定深さとは、イオンミリングによ
りフリー層123中に拡散した保護層16の材料の元素
が交換結合を阻害しない程度となる深さである。
(E)に示すように、フリー層123の両端部123a
の所定深さまでミリングされて露出している表面に密着
するように、第3の強磁性体層13、第2の反強磁性体
層14及びリード導体層15をそれぞれ積層形成する。
(F)に示すように、リフトオフ処理を行って、フォト
レジストパターン17と、その上に積層されている第3
の強磁性体層13、第2の反強磁性体層14及びリード
導体層15とを除去する。
に、スピンバルブMR積層体12の第1の反強磁性体層
120の規則化熱処理を行うと共に、第2の反強磁性体
層14の規則化熱処理を行う。
層123の磁区を制御する縦バイアスを発生するための
交換結合用の第2の反強磁性体層14を形成する前に、
フリー層123の両端部を所定深さまで除去している。
その結果、保護層16を除去する際に生じたその保護層
16の成分元素の拡散した部分を確実に除去でき、フリ
ー層123と縦バイアス磁界用の第3の強磁性体層13
及び第2の反強磁性体層14との間に良好な交換結合を
与えることができる。
MR積層体12の第1の反強磁性体層120の磁化方向
制御用の規則化熱処理を行う前に行っているので、熱処
理による拡散の進行を抑制できるから保護層16の成分
元素がフリー層123内に拡散する度合を最小限に抑え
ることができる。これは、フリー層123をさほど深く
までミリング除去しないで良いこととにつながり、ミリ
ング後のフリー層123の厚みが大きく取れることを意
味している。その結果、フリー層123の膜厚が今後ま
すます薄くなっても、製造工程が非常に容易となる。従
って、フリー層123と縦バイアス磁界用の第3の強磁
性体層13及び第2の反強磁性体層14との間に良好な
交換結合を容易にかつ確実に与えることができる。
u、Al、Rh、Ru、Pt、RuRhMn、PtM
n、PtMnRh及びTiWから選ばれた1つの材料に
よる単層膜、又はTa/PtMn、Ta/Cu、Ta/
Al、Ta/Ru、TiW/Cu、TiW/Rh及びT
iW/Ruから選ばれた1つの2層膜を用いることによ
り、イオンミリングによってその成分元素がフリー層1
23内に拡散する度合を著しく小さくできるので、フリ
ー層123をさほど深くまでミリング除去しないで良い
こととにつながり、ミリング後のフリー層123の厚み
が大きく取れることを意味している。従って、フリー層
123の膜厚が今後ますます薄くなっても、製造工程が
非常に容易となる。その結果、フリー層123と縦バイ
アス磁界用の第3の強磁性体層13及び第2の反強磁性
体層14との間に良好な交換結合を容易にかつ確実に与
えることができる。
スピンバルブMRセンサについて、フリー層123のミ
リング深さを変えた場合のサンプルを作成し、交換結合
による縦バイアス磁界を測定した結果を説明する。
の第2の反強磁性体層を有するこの種のスピンバルブM
Rセンサにおいて、交換結合による縦バイアス磁界の大
きさとバルクハウゼンノイズの発生率(バルクハウゼン
ノイズの発生数/測定数)との関係を実際に調べると、
表1のごとくなる。
示すように、ウエハ内にあるトラック幅6μm×MRハ
イト6μmのサイズのスピンバルブMR積層体テストピ
ース40に対して、スポット径3μmのレーザー光41
を照射し、カー効果をMH−LOOP測定により評価す
ることで求めた。スピンバルブMR積層体40の層構成
は、Ta(5nm)/NiFe(8nm)/Co(1n
m)/Cu(2.5nm)/Co(2nm)/PtMn
(20nm)/Ta(5nm)であり、縦バイアス磁界
発生部42の層構成は、NiFe(25nm)/RuR
hMn(10nm)である。因みに、実素子の場合のサ
イズはこれとは異なり、トラック幅1.0μm、MRハ
イト1.2μmである。
界が、30Oe以上を示したウエハから抽出したサンプ
ルのバルクハウゼンノイズ発生率は、5%以下であり、
それ以上にバイアス磁界を強くしてもバルクハウゼンノ
イズ発生率は変化しなかった。従って、テストパターン
のバイアス磁界が30Oe以上になるようなミリング条
件が必要となることが分かる。
ンバルブMR積層体の層構成として、キャップ層(5n
m)/NiFe(8nm)/Co(1nm)/Cu
(2.5nm)/Co(2nm)/PtMn(20n
m)/Ta(5nm)であり、縦バイアス磁界発生部の
層構成は、第3の強磁性体層13としてNiFe(25
nm)、第2の反強磁性体層としてRuRhMn(10
nm)の構成である。
膜を用いた場合である。表2〜表4は、フリー層である
NiFe層のミリング深さ(フリー層表面からの)と、
テストピース中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関
係を示しており、表2は成膜直後にイオンミリングを行
った場合、表3は250℃−5時間の熱処理を行った後
にイオンミリングを行った場合、表4は300℃−5時
間の熱処理後にイオンミリングを行った場合について示
している。特に、表2及び表4には、オージェ分光によ
り求めたミリングされた表面におけるNiFeに対する
Taの組成比(オージェ強度)がNiFe層のミリング
深さに対応して示されている。
フリー層を4nm以上エッチングして初めて縦バイアス
磁界が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe
以下となることは、前述したようにバルクハウゼンノイ
ズ発生率が5%以下となることであるから、バルクハウ
ゼンノイズ発生率を5%以下とし、オージェ強度比を1
0%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があることが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を6nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とし、オージェ強度比を10%以
下とするには、フリー層を7nm以上エッチングする必
要があることが分かる。
ば明らかのように、フリー層のイオンミリングを熱処理
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができない。ただし、本実施例のように、キャップ層
として従来技術であるTaの単層膜を用いると、成膜直
後にイオンミリングした場合にも、必要となるミリング
深さは比較的大きくなる。
である。表5〜表7は、フリー層であるNiFe層のミ
リング深さ(フリー層表面からの)と、テストピース中
央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示してお
り、表5は成膜直後にイオンミリングを行った場合、表
6は250℃−5時間の熱処理を行った後にイオンミリ
ングを行った場合、表7は300℃−5時間の熱処理後
にイオンミリングを行った場合について示している。表
5及び表7にも、オージェ分光により求めたミリングさ
れた表面におけるNiFeに対するCuの組成比(オー
ジェ強度)がNiFe層のミリング深さに対応して示さ
れている。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とし、オージェ強度比を10%
以下とするには、フリー層を3nm以上エッチングすれ
ばよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とし、オージェ強度比を10%以
下とするには、フリー層を5nm以上エッチングする必
要があることが分かる。
ば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技術に
比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とし、
オージェ強度比を10%以下とするために必要となるミ
リング深さがより小さくなる。
較すれば明らかのように、フリー層のイオンミリングを
熱処理後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深
さを大きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得るこ
とができず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下と
することができないが、成膜直後に行えば必要となるミ
リング深さは比較的小さい。
である。表8〜表10は、フリー層であるNiFe層の
ミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピース
中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示してお
り、表8は成膜直後にイオンミリングを行った場合、表
9は250℃−5時間の熱処理を行った後にイオンミリ
ングを行った場合、表10は300℃−5時間の熱処理
後にイオンミリングを行った場合について示している。
なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の場合
とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載され
ていない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を5nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
ば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技術に
比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とする
ために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
である。表11〜表13は、フリー層であるNiFe層
のミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピー
ス中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示して
おり、表11は成膜直後にイオンミリングを行った場
合、表12は250℃−5時間の熱処理を行った後にイ
オンミリングを行った場合、表13は300℃−5時間
の熱処理後にイオンミリングを行った場合について示し
ている。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び
2の場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には
記載されていない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を5nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を6nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
ば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技術に
比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とする
ために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
である。表14〜表16は、フリー層であるNiFe層
のミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピー
ス中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示して
おり、表14は成膜直後にイオンミリングを行った場
合、表15は250℃−5時間の熱処理を行った後にイ
オンミリングを行った場合、表16は300℃−5時間
の熱処理後にイオンミリングを行った場合について示し
ている。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び
2の場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には
記載されていない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を5nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
ば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技術に
比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とする
ために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
である。表17〜表19は、フリー層であるNiFe層
のミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピー
ス中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示して
おり、表17は成膜直後にイオンミリングを行った場
合、表18は250℃−5時間の熱処理を行った後にイ
オンミリングを行った場合、表19は300℃−5時間
の熱処理後にイオンミリングを行った場合について示し
ている。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び
2の場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には
記載されていない。
フリー層を4nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を6nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を6nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
ば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技術に
比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とする
ために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
いた場合である。表20〜表22は、フリー層であるN
iFe層のミリング深さ(フリー層表面からの)と、テ
ストピース中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係
を示しており、表20は成膜直後にイオンミリングを行
った場合、表21は250℃−5時間の熱処理を行った
後にイオンミリングを行った場合、表22は300℃−
5時間の熱処理後にイオンミリングを行った場合につい
て示している。なお、オージェ強度比は、前述の実施例
1及び2の場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの
表には記載されていない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を5nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を6nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来
技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下
とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
場合である。表23〜表25は、フリー層であるNiF
e層のミリング深さ(フリー層表面からの)と、テスト
ピース中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示
しており、表23は成膜直後にイオンミリングを行った
場合、表24は250℃−5時間の熱処理を行った後に
イオンミリングを行った場合、表25は300℃−5時
間の熱処理後にイオンミリングを行った場合について示
している。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及
び2の場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表に
は記載されていない。
フリー層を2nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を2nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来
技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下
とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
いた場合である。表8〜表10は、フリー層であるNi
Fe層のミリング深さ(フリー層表面からの)と、テス
トピース中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を
示しており、表26は成膜直後にイオンミリングを行っ
た場合、表27は250℃−5時間の熱処理を行った後
にイオンミリングを行った場合、表28は300℃−5
時間の熱処理後にイオンミリングを行った場合について
示している。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1
及び2の場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表
には記載されていない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来
技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下
とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
90(Tiが10at%、Wが90at%)(5nm)
の単層膜を用いた場合である。表29〜表31は、フリ
ー層であるNiFe層のミリング深さ(フリー層表面か
らの)と、テストピース中央部分でのバイアス磁界の大
きさとの関係を示しており、表29は成膜直後にイオン
ミリングを行った場合、表30は250℃−5時間の熱
処理を行った後にイオンミリングを行った場合、表31
は300℃−5時間の熱処理後にイオンミリングを行っ
た場合について示している。なお、オージェ強度比は、
前述の実施例1及び2の場合とほぼ類似の傾向を示すた
め、これらの表には記載されていない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
10W90の単層膜を用いれば、実施例1のごとくTa
の単層膜を用いた従来技術に比して、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするために必要となるミリング
深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
5nm)の2層膜を用いた場合である(Ta層が上
側)。表32〜表34は、フリー層であるNiFe層の
ミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピース
中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示してお
り、表32は成膜直後にイオンミリングを行った場合、
表33は250℃−5時間の熱処理を行った後にイオン
ミリングを行った場合、表34は300℃−5時間の熱
処理後にイオンミリングを行った場合について示してい
る。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の
場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載
されていない。
フリー層を3nm弱以上エッチングすれば縦バイアス磁
界が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以
下となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ
発生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼ
ンノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3n
m弱以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
を用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従
来技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以
下とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
m)の2層膜を用いた場合である(Ta層が上側)。表
35〜表37は、フリー層であるNiFe層のミリング
深さ(フリー層表面からの)と、テストピース中央部分
でのバイアス磁界の大きさとの関係を示しており、表3
5は成膜直後にイオンミリングを行った場合、表36は
250℃−5時間の熱処理を行った後にイオンミリング
を行った場合、表37は300℃−5時間の熱処理後に
イオンミリングを行った場合について示している。な
お、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の場合と
ほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載されて
いない。
フリー層を2nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を2nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技
術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下と
するために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
m)の2層膜を用いた場合である(Ta層が上側)。表
38〜表40は、フリー層であるNiFe層のミリング
深さ(フリー層表面からの)と、テストピース中央部分
でのバイアス磁界の大きさとの関係を示しており、表3
8は成膜直後にイオンミリングを行った場合、表39は
250℃−5時間の熱処理を行った後にイオンミリング
を行った場合、表40は300℃−5時間の熱処理後に
イオンミリングを行った場合について示している。な
お、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の場合と
ほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載されて
いない。
フリー層を3nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技
術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下と
するために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
m)の2層膜を用いた場合である(Ta層が上側)。表
41〜表43は、フリー層であるNiFe層のミリング
深さ(フリー層表面からの)と、テストピース中央部分
でのバイアス磁界の大きさとの関係を示しており、表4
1は成膜直後にイオンミリングを行った場合、表42は
250℃−5時間の熱処理を行った後にイオンミリング
を行った場合、表43は300℃−5時間の熱処理後に
イオンミリングを行った場合について示している。な
お、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の場合と
ほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載されて
いない。
フリー層を2nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を2nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技
術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下と
するために必要となるミリング深さがより小さくなる。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
nm)の2層膜を用いた場合である(TiW層が上
側)。表44〜表46は、フリー層であるNiFe層の
ミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピース
中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示してお
り、表44は成膜直後にイオンミリングを行った場合、
表45は250℃−5時間の熱処理を行った後にイオン
ミリングを行った場合、表46は300℃−5時間の熱
処理後にイオンミリングを行った場合について示してい
る。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の
場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載
されていない。
フリー層を2nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を2nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来
技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下
とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
nm)の2層膜を用いた場合である(TiW層が上
側)。表47〜表49は、フリー層であるNiFe層の
ミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピース
中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示してお
り、表47は成膜直後にイオンミリングを行った場合、
表48は250℃−5時間の熱処理を行った後にイオン
ミリングを行った場合、表49は300℃−5時間の熱
処理後にイオンミリングを行った場合について示してい
る。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の
場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載
されていない。
フリー層を3nm弱以上エッチングすれば縦バイアス磁
界が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以
下となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ
発生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼ
ンノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3n
m弱以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
すればよく、さらに、成膜して300℃−5時間の熱処
理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ
発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm以上エ
ッチングすればよいことが分かる。
用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来
技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下
とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
nm)の2層膜を用いた場合である(TiW層が上
側)。表50〜表52は、フリー層であるNiFe層の
ミリング深さ(フリー層表面からの)と、テストピース
中央部分でのバイアス磁界の大きさとの関係を示してお
り、表50は成膜直後にイオンミリングを行った場合、
表51は250℃−5時間の熱処理を行った後にイオン
ミリングを行った場合、表52は300℃−5時間の熱
処理後にイオンミリングを行った場合について示してい
る。なお、オージェ強度比は、前述の実施例1及び2の
場合とほぼ類似の傾向を示すため、これらの表には記載
されていない。
フリー層を2nm以上エッチングすれば縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を2nm
以上エッチングすればよいことが分かる。
オンミリングした場合、バルクハウゼンノイズ発生率を
5%以下とするには、フリー層を3nm以上エッチング
する必要があり、さらに、成膜して300℃−5時間の
熱処理後にイオンミリングした場合、バルクハウゼンノ
イズ発生率を5%以下とするには、フリー層を4nm以
上エッチングする必要があることが分かる。
用いれば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来
技術に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下
とするために必要となるミリング深さがより小さくな
る。
後に行うと、拡散が進んでしまうのでミリング深さを大
きく取らなければ充分な縦バイアス磁界を得ることがで
きず、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とするこ
とができないが、成膜直後に行えば必要となるミリング
深さは比較的小さい。
スピンバルブMRセンサに関するものであるが、本発明
のMRセンサは、類似の構成を有するが、非磁性体層に
膜厚の薄い絶縁体層を用いトンネル効果を利用したスピ
ントンネルMRセンサをも含むものである。
に示すものであって限定的に示すものではなく、本発明
は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することがで
きる。従って本発明の範囲は特許請求の範囲及びその均
等範囲によってのみ規定されるものである。
ば、フリー層の磁区を制御する縦バイアスを発生するた
めの交換結合用の第2の反強磁性体層を形成する際に、
フリー層の両端部を所定深さまで除去するようにしてお
り、しかも、その除去する工程をMR積層体の第1の反
強磁性体層の磁化方向制御用の熱処理前に行っている。
フリー層の両端部を所定深さまで除去することにより、
保護層を除去する際に生じたその保護層の成分元素がフ
リー層内に拡散した部分を確実に除去でき、フリー層と
縦バイアス磁界用の第2の反強磁性体層との間に良好な
交換結合を与えることができる。
性体層の磁化方向制御用の熱処理前に行うことにより、
熱処理による拡散の進行を抑制できるから保護層の成分
元素がフリー層内に拡散する度合を最小限に抑えること
ができ、フリー層をさほど深くまで除去しないで良いこ
ととなる。これは、フリー層の膜厚が今後ますます薄く
なることとあいまって、製造工程を著しく容易にする。
従って、フリー層と縦バイアス磁界用の反強磁性体層と
の間に良好な交換結合を容易にかつ確実に与えることが
できる。
u、Al、Rh、Ru、Pt、RuRhMn、PtM
n、PtMnRh及びTiWから選ばれた1つの単層膜
で形成されているか、又はTa/PtMn、Ta/C
u、Ta/Al、Ta/Ru、TiW/Cu、TiW/
Rh及びTiW/Ruから選ばれた1つの2層膜で形成
されていることにより、従来のごとくTaの単層膜で構
成していた場合に比して、イオンミリングによって保護
層の成分元素がフリー層内に拡散する度合を著しく小さ
くできるので、フリー層をさほど深くまでミリング除去
しないで良いこととにつながり、ミリング後のフリー層
の厚みが大きく取れることを意味している。従って、フ
リー層の膜厚が今後ますます薄くなっても、製造工程が
非常に容易となる。その結果、フリー層と縦バイアス磁
界用の第2の反強磁性体層との間に良好な交換結合を容
易にかつ確実に与えることができる。
スピンバルブMRセンサ部分の層構成を概略的に示す断
面図である。
サの製造工程を説明するフローチャートである。
構成を示す断面図である。
明する図である。
2)
フリー層を4nm以上エッチングして初めて縦バイアス
磁界が30Oe以上となる。縦バイアス磁界が30Oe
以上となることは、前述したようにバルクハウゼンノイ
ズ発生率が5%以下となることであるから、バルクハウ
ゼンノイズ発生率を5%以下とし、オージェ強度比を1
0%以下とするには、フリー層を4nm以上エッチング
する必要があることが分かる。
れば、実施例1のごとくTaの単層膜を用いた従来技術
に比して、バルクハウゼンノイズ発生率を5%以下とす
るために必要となるミリング深さがより小さくなる。
フリー層のエッチングが3nm未満でも縦バイアス磁界
が30Oe以下となる。縦バイアス磁界が30Oe以下
となることは、前述したようにバルクハウゼンノイズ発
生率が5%以下となることであるから、バルクハウゼン
ノイズ発生率を5%以下とするには、フリー層を3nm
弱以上エッチングすればよいことが分かる。
Claims (12)
- 【請求項1】 第1の反強磁性体層、該第1の反強磁性
体層との交換結合によりバイアス磁界が印加される第1
の強磁性体層、及び該第1の強磁性体層上に非磁性体層
を介して積層され、印可される信号磁界に応答して磁化
方向が変化する第2の強磁性体層を有する磁気抵抗効果
積層体を形成するステップと、該形成した磁気抵抗効果
積層体上に保護層を積層するステップと、該保護層の少
なくとも一部を除去すると共に前記第2の強磁性体層の
両端部を所定深さまで除去するステップと、該第2の強
磁性体層の少なくとも該両端部上に当該第2の強磁性体
層の磁区を制御するための交換結合用の第2の反強磁性
体層を形成するステップとを備えており、前記除去する
ステップを、前記第1の反強磁性体層の磁化方向制御用
の熱処理前に行うことを特徴とする磁気抵抗効果センサ
の製造方法。 - 【請求項2】 前記除去するステップが、前記第2の強
磁性体層中に拡散した前記保護層材料の元素により交換
結合が阻害されない深さまで当該第2の強磁性体層を除
去するものであることを特徴とする請求項1に記載の製
造方法。 - 【請求項3】 前記保護層を、単層膜で形成することを
特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。 - 【請求項4】 前記保護層を、Cu、Al、Rh、R
u、Pt、RuRhMn、PtMn、PtMnRh及び
TiWから選ばれた1つの単層膜で形成することを特徴
とする請求項3に記載の製造方法。 - 【請求項5】 前記保護層を、多層膜で形成することを
特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。 - 【請求項6】 前記保護層を、Ta/PtMn、Ta/
Cu、Ta/Al、Ta/Ru、TiW/Cu、TiW
/Rh及びTiW/Ruから選ばれた1つの2層膜で形
成することを特徴とする請求項5に記載の製造方法。 - 【請求項7】 前記磁気抵抗効果積層体が、スピンバル
ブ磁気抵抗効果積層体であることを特徴とする請求項1
から6のいずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項8】 前記磁気抵抗効果積層体が、スピントン
ネル磁気抵抗効果積層体であることを特徴とする請求項
1から6のいずれか1項に記載の製造方法。 - 【請求項9】 第1の反強磁性体層、該第1の反強磁性
体層との交換結合によりバイアス磁界が印加される第1
の強磁性体層、及び該第1の強磁性体層上に非磁性体層
を介して積層されており、印可される信号磁界に応答し
て磁化方向が変化する第2の強磁性体層を有する磁気抵
抗効果積層体と、該磁気抵抗効果積層体の前記第2の強
磁性体層の両端部上に積層されており、当該第2の強磁
性体層の磁区を制御するための交換結合用の第2の反強
磁性体層と、前記磁気抵抗効果積層体上に積層された保
護層とを備えており、前記保護層が、Cu、Al、R
h、Ru、Pt、RuRhMn、PtMn、PtMnR
h及びTiWから選ばれた1つの単層膜で形成されてい
ることを特徴とする磁気抵抗効果センサ。 - 【請求項10】 第1の反強磁性体層、該第1の反強磁
性体層との交換結合によりバイアス磁界が印加される第
1の強磁性体層、及び該第1の強磁性体層上に非磁性体
層を介して積層されており、印可される信号磁界に応答
して磁化方向が変化する第2の強磁性体層を有する磁気
抵抗効果積層体と、該磁気抵抗効果積層体の前記第2の
強磁性体層の両端部上に積層されており、当該第2の強
磁性体層の磁区を制御するための交換結合用の第2の反
強磁性体層と、前記磁気抵抗効果積層体上に積層された
保護層とを備えており、前記保護層が、Ta/PtM
n、Ta/Cu、Ta/Al、Ta/Ru、TiW/C
u、TiW/Rh及びTiW/Ruから選ばれた1つの
2層膜で形成されていることを特徴とする磁気抵抗効果
センサ。 - 【請求項11】 前記磁気抵抗効果積層体が、スピンバ
ルブ磁気抵抗効果積層体であることを特徴とする請求項
9又は10に記載のセンサ。 - 【請求項12】 前記磁気抵抗効果積層体が、スピント
ンネル磁気抵抗効果積層体であることを特徴とする請求
項9又は10に記載のセンサ。
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