JP2000221388A - 光束径可変型対物レンズおよびこれを用いた光学装置 - Google Patents

光束径可変型対物レンズおよびこれを用いた光学装置

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JP2000221388A
JP2000221388A JP11021382A JP2138299A JP2000221388A JP 2000221388 A JP2000221388 A JP 2000221388A JP 11021382 A JP11021382 A JP 11021382A JP 2138299 A JP2138299 A JP 2138299A JP 2000221388 A JP2000221388 A JP 2000221388A
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objective lens
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Takamitsu Nomura
能光 野村
Kaneyoshi Yagi
謙宜 八木
Masato Kawabata
正人 川端
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波長選択性を有する回折部または反射部を対
物レンズ周辺領域に設け、光束径を絞りたい波長の光に
ついてのみこの回折部または反射部において、光を側方
に回折させ、または光を光源側に戻すことにより、レン
ズ形状をそれ程複雑にすることなく、照射光の光束径を
変化させる。 【構成】 レンズ表面上に、回折格子を有さない第1の
領域11と断面矩形状の回折格子を有する第2の領域1
2が配されている。この第2の領域12は、断面矩形状
の回折格子を直線状に配列してなる。また、回折格子の
厚み(高さ)hは、CD−Rに用いられる波長780nmの
光に対して±1次回折光の割合を大幅に大とするととも
に、DVDに用いられる波長635nmの光に対して0次回
折光の割合を略100%とするような値に設定されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光源からの光ビーム
に対し、その使用波長に応じて光束径を変化せしめる単
レンズからなる光束径可変型対物レンズおよびこれを用
いた光学装置に関し、特に、照射光の使用波長が異なる
複数の光ディスクの各々について信号再生を可能とする
光束径可変型対物レンズおよびこれを用いた、光ピック
アップ装置等の光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】光デ
ィスクは、記録密度が大きく大容量であること、さらに
はランダムアクセスに優れていること等から種々の記録
媒体として使用されている。
【0003】したがって、光ディスクの種類としては用
途あるいは利用分野に応じてCD(コンパクトディス
ク)、CD−R(追記型コンパクトディスク)、DVD
(デジタルビデオディスク)、LD(レーザディスク)
等数多くのものが知られている。
【0004】このような各種の光ディスクに対し信号の
再生を行なう光ピックアップ装置は、光ディスクの種類
に拘わらず略同様の構成とされているため、一つの光ピ
ックアップ装置を用いて各種光ディスクの信号再生を可
能とする、いわゆるコンパチブルプレーヤ装置を構成す
れば光ディスクの種類に応じて各プレーヤ装置をそろえ
る必要がなくなり、便利である。
【0005】ところで、この場合各記録媒体に対する開
口数NAの値は規格で定められており、例えば、DVD
の開口数が0.6と明るさが必要であるのに対し、CD−
Rの開口数は0.45と明るさが押さえられたものとなって
いる。
【0006】したがって、同一の対物レンズを用いて上
記両者の記録、再生を行なおうとすると両者の記録、再
生操作の間でピックアップ光学系の開口数を切り替える
必要が生じる。
【0007】開口数の大小の切替えは、光束径を変化さ
せることによるものが一般的であるが、例えば、上記両
者の記録、再生の操作切替のタイミングに同期して液晶
シャッタを駆動し、このシャッタを通過する光束の径を
変化させるようにした場合には、その液晶シャッタを、
対物レンズとは別体で光路上に設けることになるからピ
ックアップ光学系のコンパクト化という要請に反し、ま
たその光学調整も面倒となり、さらには、液晶シャッタ
を通過し得る光は、偏光とする必要があるから、この照
射光の振動方向を考慮して設計を行なう必要があり、設
計の自由度が制限されるという問題もある。
【0008】そこで、上述した2つの光記録媒体におい
ては、DVDについては、記録密度の向上を図るため、
例えば635nm程度の可視光を使用することとなっている
のに対し、CD−Rについては、可視光領域の光に対し
て感度を有さないため、780nm程度の近赤外光を使用す
る必要があることに着目し、最近になって、この照射光
の波長の相違を利用してこれら2つの照射光の光束径を
変化させる手法が開示されている。
【0009】すなわち、このような照射光の使用波長の
相違を利用したものとして、レンズ面が互いに異なった
曲率を有する複数の領域を同心円状に設けることにより
開口数が互いに異なる光束を射出できるようにした単レ
ンズ(特開平9-145994号公報)が知られている。
【0010】しかしながら、このような公報記載の従来
技術によってはレンズ面形状が複雑になるため、レンズ
成形用の金型が高価なものとなってしまい、レンズ製造
前のイニシャルコストが高価となってしまう。
【0011】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
レンズ面形状をそれ程複雑にせず、レンズ成形用金型の
製造コストを高価なものとすることなく、使用波長に応
じて照射光の光束径を変化させることができる光束径可
変型対物レンズおよびこれを用いた光学装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の光束径可変型対
物レンズは、光束中に配される波長選択性を有する光束
径可変型対物レンズであって、中央部分を構成する第1
の領域と、該中央部分の外側に位置する第2の領域とを
有し、前記第1の領域は互いに異なる2つの波長λ1、
λ2の光に対して回折作用または反射作用を有さず、前
記第2の領域は該2つの波長λ1、λ2の光のうち一方
の光のみに対して回折作用または反射作用を有する回折
部または反射部を形成されてなることを特徴とするもの
である。
【0013】前記回折部としては、一方向に連続する断
面矩形状の凸部を所定ピッチで配列されてなる回折格子
とすることが可能である。また、前記反射部としては、
レンズ表面にコーティングされたダイクロイック反射膜
を形成することにより構成することが可能である。
【0014】一方、本発明の光束径可変型対物レンズを
用いた光学装置は、上述したいずれかの光束径可変型対
物レンズを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用および発明の効果】本発明の光束径可変型対物レ
ンズおよび光学装置においては、波長選択性を有する回
折部もしくは反射部をレンズ周辺領域に設け、光束径を
絞りたい波長の光についてのみこの回折部もしくは反射
部において光を所定の集束方向に集束させないようにし
ている。
【0016】したがって、この光束径可変型対物レンズ
に照射される光のうち、光束径を絞る必要のない波長の
光に対してはそのままの光束径で透過させることにより
光学系のNAを大きな値に維持し、一方、光束径を絞り
たい波長の光に対しては、レンズ中央領域に照射された
光束部分のみをそのまま透過させることにより光束径を
絞り、光学系のNAが小さな値となるようにしている。
【0017】これにより、NAの大きさを切り替える必
要が生じる、例えばDVDとCD−Rの共用光ピックア
ップ装置において、各光記録媒体に使用される光の波長
が各々異なることに着目してなされた本発明を適用する
ことが極めて有効である。すなわち、従来の光ピックア
ップ装置の構成を略そのまま利用し、通常の対物レンズ
に代えて本発明の構成簡易な光束径可変型対物レンズを
挿入するだけで各光記録媒体に対応したNAに切り替え
ることが可能であるから、前述した従来技術に比べてレ
ンズ成形用金型の製造が容易であって製造コストを低減
でき、その実用上の価値は極めて高いものがある。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。
【0019】まず、図1を用いて本発明の実施形態に係
る光束径可変型対物レンズを用いた光ピックアップ装置
について説明する。
【0020】この光ピックアップ装置では、LD電源1
Aからの電力供給により半導体レーザ1B、1Cから出
力されたレーザ光2がハーフミラー3により反射され、
コリメータレンズ4により平行光とされ、光束径可変型
対物レンズ5により集束光とされて光ディスク6の記録
領域6A上に照射される。なお、半導体レーザ1Bは、
CD−R(追記型光ディスク)用の、波長780nmの近赤
外域のレーザ光を出力する光源であり、半導体レーザ1
Cは、DVD(ディジタルビデオディスク)用の、例え
ば波長635nmの可視域のレーザ光を出力する光源であ
り、ハーフミラー1Dを介していずれかの半導体レーザ
1B、1Cから出力されたレーザ光2がハーフミラー3
に照射されるようになっている。また、LD電源1Aと
半導体レーザ1B、1Cとの間には切替スイッチ1Eが
配されており、この切替スイッチ1Eの操作によりいず
れかの半導体レーザ1B、1Cに電力が供給されるよう
になっている。
【0021】上記記録領域6Aには信号情報を担持した
ピットがトラック状に配列されるようになっており、こ
の記録領域6Aからの上記レーザ光2の再生反射光は信
号情報を担持した状態で対物レンズ5およびコリメータ
レンズ4を介してハーフミラー3に入射し、このハーフ
ミラー3を透過して4分割のフォトダイオード7に入射
する。このフォトダイオード7では分割された4つのダ
イオード位置の各受光量を演算してデータ信号、および
フォーカスとトラッキングの各エラー信号を得る。
【0022】なお、ハーフミラー3は光ディスク6から
の戻り光の光路に対して45°傾いた状態で挿入されてい
るのでシリンドリカルレンズと同等の作用をなし、この
ハーフミラー平面板3を透過した光ビームは非点収差を
有することとなり、4分割のフォトダイオード7上にお
けるこの戻り光のビームスポットの形状に応じてフォー
カスのエラー量が決定されることとなる。なお、上記コ
リメータレンズ4は状況に応じて省略することも可能で
あり、さらに半導体レーザ1B、1Cとハーフミラー3
との間にグレーティングを挿入して3ビームによりトラ
ッキングエラーを検出することも可能である。
【0023】この光ピックアップ装置ではCD−RとD
VDのいずれの光ディスク6についても信号の記録再生
が可能となるように構成されている。
【0024】また、CD−Rは幾何学的厚みが1.2 mm
に規格統一されており、また、DVDは幾何学的厚みが
0.6 mmのものに規格統一されているが、これらいずれ
の光ディスク6についても確実にフォーカシングがなさ
れるようになっている。なお、CD−R,DVDは共に
PC(ポリカーボネート;屈折率n=1.514)からな
る保護板を有している。
【0025】ところで、上述したCD−RとDVDでは
光学系に要求される開口数NAが異なっており、前者が
0.45、後者が0.6となるように設定されている。このた
め、本光ピックアップ装置のように同一の対物レンズ5
を使用する場合にはCD−RとDVDのいずれを記録再
生するかによって、その記録媒体に応じたNAに切り替
える必要がある。
【0026】そこで、上記光ピックアップ装置において
は、CD−Rの記録再生を行う際にのみ光源からのレー
ザ光の光束径を絞ることのできる光束径可変型対物レン
ズ5をコリメータレンズ4の後段に配し、記録再生する
光ディスク6の種類に応じて光学系のNAを切り替える
ようにしている。
【0027】すなわち、この光束径可変型対物レンズ5
は図2に示すように、光軸上の点Оを中心とした中央円
形部分からなる第1の領域11と、その周辺部分からな
る第2の領域12により構成されている。この第1の領
域11はいずれの波長の光もそのまま透過させる領域で
あり、一方第2の領域12は波長635nmの光をそのまま
透過させるとともに波長780nmの光の大部分を側方に回
折させる、波長選択性を有する回折格子が設けられた領
域である。
【0028】この光束径可変型対物レンズ5の作用を図
3を用いて説明する。すなわち、図3(A)に示される
ようにCD−R26が所定位置(ターンテーブル上)に
配されてその記録再生が行われる場合には、半導体レー
ザ1Bからの波長780nmのレーザ光2が略平行とされた
状態で光束径可変型対物レンズ5に入射することになる
が、入射するレーザ光2の径は、この光束径可変型対物
レンズ5の第1の領域11の径よりも大きく設定されて
いるので、光束周辺部分は光束径可変型対物レンズ5の
第2の領域12に入射することになる。
【0029】この光ビームのうち第1の領域11に入射
した中央部分光束2Aはそのままこの光束径可変型対物
レンズ5を透過するが、第2の領域12に入射した周辺
部分光束2Bは、この第2の領域12の回折格子の作用
により両側方に回折される。したがって、CD−R26
の記録領域26Aにおいて記録再生に有効に寄与するレ
ーザ光2は、光束径可変型対物レンズ5の第1の領域1
1に入射した部分のみであり、実質的にビーム径が絞ら
れたことになり、開口数NAが小さくなる。
【0030】なお、波長780nmの光に対する上記第2の
領域12における回折作用は、0次回折光の割合より
も、±1次の回折光の割合を大幅に大とするものであ
る。
【0031】これに対し、図3(B)に示すように、D
VD36が所定位置(ターンテーブル上)に配されてそ
の記録再生が行われる場合には、半導体レーザ1Cから
の波長635nmのレーザ光2が略平行光とされた状態で光
束径可変型対物レンズ5に入射することになるが、入射
する光ビーム2の径が、この光束径可変型対物レンズ5
の第1の領域11の径よりも大きく設定されていても、
第2の領域12の回折格子はこの波長635nmの光に対し
て回折作用を有さない(0次回折光の割合が略100
%)ので、周辺部分光束2Bは中央部分光束2Aと同様
にこの光束径可変型対物レンズ5をそのまま透過するこ
ととなり、光ビーム2の径は変化することなくDVD3
6の記録領域36Aに集束せしめられる。
【0032】なお、波長635nmのレーザ光に対する上記
第2の領域12における回折作用は、0次回折光の割合
を略100%とし、±1次以上の高次回折光の割合を略
0とするものである。
【0033】図4は、上述した光束径可変型対物レンズ
5の断面構造を示すものであり、レンズ表面上に、回折
格子12Aを有さない第1の領域11と断面矩形状の回
折格子12Aを有する第2の領域12が示されている。
【0034】この第2の領域12は、図示する断面矩形
状の回折格子12Aを直線状に配列してなるもので、そ
のピッチは回折現象が生じ、かつ、製造性が良好となる
範囲に設定されており、例えば10〜20μmとされ
る。
【0035】また、回折格子12Aの厚み(高さ)h
は、CD−Rに用いられる波長780nmの光に対して±1
次の回折光の割合を大幅に大とするとともに、DVDに
用いられる波長635nmの光に対して0次回折光の割合を
略100%とするような値に設定されている。
【0036】また、上記回折格子12Aはレンズ表面上
に2酸化チタン(TiO)を蒸着することにより形成
されている。なお、2酸化チタンの屈折率は波長635nm
の光に対して2.349であり、波長780nmの光に対しては2.
299である。
【0037】また、光束径可変型対物レンズ5に入射す
る際における、上述した2つの波長のレーザ光2のビー
ム径は両者が第1の領域11の径よりも大きく設定され
ていればよく、両者の径の大小は適宜設定し得る。
【0038】なお、本発明の光束径可変型対物レンズと
しては上述した実施形態のものに限られず種々の態様の
変更が可能であり、例えば、回折格子の形成材料として
は、その他の種々の材料、例えば金属、金属酸化物さら
には誘電体等の非金属を使用可能である。また、レンズ
と回折格子をプラスッチックにより一体成型することも
可能である。
【0039】また、この回折格子の形成手法としては蒸
着に限られるものではなく、スパッタリング、メッキ、
ロールコーティング等の種々の手法を用いることができ
る。さらに、この回折格子の形状としては、断面矩形状
のものに限られるものではなく、例えば、断面階段状の
ものを用いることが可能である。
【0040】また、上記実施形態においては、光束径可
変型対物レンズの表面周辺部領域(第2の領域)に波長
選択性を有する回折部を設けているが、この回折部に代
えて所定の波長の光束(上記実施形態ではCD用の780n
mの光)についてのみ反射せしめる反射部を該表面周辺
部領域に設けるようにしてもよい。この反射部の態様と
しては、例えば、蒸着によりレンズ表面に形成したダイ
クロイック金属反射膜があるが、光源側に大部分の入射
光束を戻すことができれば、その他の種々の態様のもの
とすることが可能であり、蒸着に代えてスパッタリン
グ、メッキ、ロールコーティング等の種々の膜形成手法
を用いることも可能である。
【0041】また、上述した実施形態のものでは、回折
部もしくは反射部をレンズの光ディスク側の表面に設け
ているが、レンズの光源側の表面に設けるようにしても
よい。
【0042】また、光ピックアップ装置に適用した場合
にも、記録、再生対象となる光記録媒体としてはDVD
とCD−Rに限られず、使用波長域およびNAの仕様が
互いに異なる2つの光記録媒体を共通の光ピックアップ
装置で記録、再生する場合に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光束径可変型対物レン
ズを適用した光ピックアップ装置を示す概略図
【図2】図1に示す光束径可変型対物レンズの各領域の
形状を示す断面図
【図3】図1に示す光束径可変型対物レンズの作用を説
明するための概略図
【図4】図1に示す光束径可変型対物レンズの形状を示
す断面図
【符号の説明】
1A LD電源 1B、1C 半導体レーザ 1D、3 ハーフミラー 4 コリメータレンズ 5 対物レンズ 6 光ディスク 6A、26A、36A 記録領域 11 第1の領域 12 第2の領域 12A 回折格子 26 CD−R 36 DVD
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 正人 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内 Fターム(参考) 2H087 KA13 LA01 LA21 LA25 PA01 PA17 PB01 RA46 5D119 AA04 AA41 BA01 CA16 DA01 DA05 EC45 EC47 FA05 FA08 JA44 JA46 JB02 9A001 BB03 JJ07 KK16 KK54

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光束中に配される波長選択性を有する光
    束径可変型対物レンズにおいて、 中央部分を構成する第1の領域と、該中央部分の外側に
    位置する第2の領域とを有し、前記第1の領域は互いに
    異なる2つの波長λ1、λ2の光に対して回折作用また
    は反射作用を有さず、前記第2の領域は該2つの波長λ
    1、λ2の光のうち一方の光のみに対して回折作用また
    は反射作用を有する回折部または反射部を形成されてな
    ることを特徴とする光束径可変型対物レンズ。
  2. 【請求項2】 前記回折部は、一方向に連続する断面矩
    形状の凸部を所定ピッチで配列されてなる回折格子であ
    ることを特徴とする請求項1記載の光束径可変型対物レ
    ンズ。
  3. 【請求項3】 前記反射部は、レンズ表面にコーティン
    グされたダイクロイック膜であることを特徴とする請求
    項1記載の光束径可変型対物レンズ。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のうちいずれか1項記載
    の光束径可変型対物レンズを備えたことを特徴とする光
    学装置。
JP11021382A 1999-01-29 1999-01-29 光束径可変型対物レンズおよびこれを用いた光学装置 Pending JP2000221388A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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