JP2000220607A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

建設機械の油圧駆動装置

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JP2000220607A
JP2000220607A JP11025161A JP2516199A JP2000220607A JP 2000220607 A JP2000220607 A JP 2000220607A JP 11025161 A JP11025161 A JP 11025161A JP 2516199 A JP2516199 A JP 2516199A JP 2000220607 A JP2000220607 A JP 2000220607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動油温度の変化にかかわらず安定したリリ
ーフ圧を確保することができる建設機械の油圧駆動装置
の提供。 【解決手段】 原動機1によって駆動される油圧ポンプ
2、パイロットポンプ3と、油圧ポンプ2から供給され
る圧油によって作動するアクチュエータ7と、油圧ポン
プ2からアクチュエータ7に供給される圧油の流れを制
御する流量制御弁8と、この流量制御弁8のストローク
量を制御する操作手段6と、油圧ポンプ2の最大吐出圧
を規定する可変リリーフ弁9とを備えるとともに、作動
油温度を検出する温度センサ13を備え、可変リリーフ
弁9を制御するリリーフ圧制御手段が、温度センサ13
で検出された作動油温度に基づいて制御信号を出力する
コントローラ11と、このコントローラ11から出力さ
れる制御信号に応じて駆動する電磁比例弁5とから成る
構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
建設機械の油圧駆動装置に係り、特に油圧ポンプの最大
吐出圧を規定する可変リリーフ弁と、この可変リリーフ
弁のリリーフ圧を制御するリリーフ圧制御手段とを備え
た建設機械の油圧駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、特開平8−6
0704号公報に示されるものがある。図5は、この公
報に示される従来技術に相応する構成を示す回路図であ
る。
【0003】この図5に示す従来技術は、油圧ポンプ2
0と、この油圧ポンプ20を駆動する原動機21と、油
圧ポンプ20から吐出される圧油によって作動する複数
のアクチュエータ22,23と、油圧ポンプ20からア
クチュエータ22,23に供給される圧油の流れを制御
する複数の流量制御弁を含むコントロールバルブ24
と、上述のアクチュエータ22,23を操作する操作手
段26,27と、これらの操作手段26,27の操作に
応じて上述の流量制御弁を切換えるためのパイロット圧
を供給するパイロットポンプ33とを備えている。
【0004】また、油圧ポンプ20の吐出管路に連通す
る管路35に設けられ、油圧ポンプ20の最大吐出圧を
規定する可変リリーフ弁28と、この可変リリーフ弁2
8の制御室28aと上述したパイロットポンプ33の間
に設けた電磁比例弁29と、この電磁比例弁29を制御
する制御信号を出力するコントローラ30と、コントロ
ールバルブ24に含まれる流量制御弁の切換え操作を検
出し、検出信号をコントローラ30に出力する圧力スイ
ッチ31とを備えている。なお、同図5中、34はタン
クである。
【0005】上述した電磁比例弁29、コントローラ3
0、及び圧力スイッチ31は、可変リリーフ弁28のリ
リーフ圧を制御するリリーフ圧制御手段を構成してい
る。
【0006】この図5に示す従来技術では、操作手段2
6,27が操作されず、コントロールバルブ24に含ま
れる流量制御弁が中立保持されるときは、圧力スイッチ
31からコントローラ30に検出信号が入力されず、こ
れに伴いコントローラ30から電磁比例弁29を駆動す
る制御信号が出力されず、当該電磁比例弁29は同図5
に示す下段の切換位置に保たれる。これにより可変リリ
ーフ弁28の制御室28aは電磁比例弁29を介してタ
ンクに連通する。この状態では可変リリーフ弁28の開
口量は、制御室28a側のばねの力と、油圧ポンプ20
の吐出圧による力とがバランスする開口量となる。すな
わち、可変リリーフ弁28が開き気味の状態となり、油
圧ポンプ20の最大吐出圧は所定の低い値に保たれる。
【0007】このような状態から、アクチュエータ2
2,23を作動させるために操作手段26,27を操作
すると、コントロールバルブ24に含まれる流量制御弁
の切換え操作が圧力スイッチ31で検出され、検出信号
がコントローラ30に入力される。これによりコントロ
ーラ30から制御信号が電磁比例弁29の制御部に出力
される。これにより電磁比例弁29は同図5に示す上段
の切換位置に切換えられ、可変リリーフ弁28の制御室
28aが電磁比例弁29を介してパイロットポンプ33
に連通する。したがって、パイロットポンプ33のパイ
ロット圧が、電磁比例弁29を介して可変リリーフ弁2
8の制御室28aに与えられ、可変リリーフ弁28は閉
じ気味となる。これにより油圧ポンプ20の最大吐出圧
は上昇し、所定の高い値に変更される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した従来
技術では、可変リリーフ弁28のリリーフセット圧が作
動油温度により変化してしまうという問題がある。すな
わち作動油温度が低くなると当該作動油温度の粘度が上
がり、可変リリーフ弁28が設けられている管路35の
圧損が増加してリリーフ圧が上昇する傾向にあり、逆
に、作動油温度が高くなると当該作動油温度の粘度が下
がり、上述の管路35の圧損が減少してリリーフ圧が下
降する傾向にある。このように従来技術では、リリーフ
セット圧が作動油温度により変化してしまい、高温時に
はリリーフ圧が低くなって所望のアクチュエータの作動
力が得られず、低温時にはリリーフ圧が高くなり、当該
油圧駆動装置を形成する機器の損傷を招きやすい。
【0009】本発明は、上記した従来技術における実状
に鑑みてなされたもので、その目的は、作動油温度の変
化にかかわらず安定したリリーフ圧を確保することがで
きる建設機械の油圧駆動装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、油圧ポンプと、及
びパイロットポンプと、これらの油圧ポンプ及びパイロ
ットポンプを駆動する原動機と、上記油圧ポンプから供
給される圧油によって作動するアクチュエータと、上記
油圧ポンプから上記アクチュエータに供給される圧油の
流れを制御する流量制御弁と、この流量制御弁のストロ
ーク量を制御する操作手段と、上記油圧ポンプの最大吐
出圧を規定する可変リリーフ弁と、この可変リリーフ弁
のリリーフ圧を制御するリリーフ圧制御手段とを備えた
建設機械の油圧駆動装置において、作動油温度を検出す
る温度検出手段を備えるとともに、上記リリーフ圧制御
手段が上記温度検出手段で検出された作動油温度に基づ
いて上記可変リリーフ弁のリリーフ圧を制御するものか
ら成る構成にしてある。
【0011】このように構成した請求項1に係る発明に
よれば、温度検出手段が、作動油温度が例えば常温時に
比べて低温であることを検出すると、リリーフ圧制御手
段は、可変リリーフ弁を常温時に比べて開き気味に制御
する。これにより、低温で粘性の高くなった作動油によ
ってリリーフ圧が高くなりがちなのが高くならないよう
に抑さえられ、常温時と同程度の大きさのリリーフ圧に
保つことができる。また逆に、温度検出手段が、作動油
温度が例えば常温時に比べて高温であることを検出する
と、リリーフ圧制御手段は、可変リリーフ弁を常温時に
比べて閉じ気味に制御する。これにより、高温で粘性の
低くなった作動油によってリリーフ圧が低くなりがちな
のが低くならないように抑えられ、常温時と同程度の大
きさのリリーフ圧に保つことができる。
【0012】このように本発明の請求項1に係る発明に
よれば、作動油温度が常温時等の温度に比べて高い温度
に変化したとき、あるいは低い温度に変化したときのい
ずれにあってもその常温時等におけるのと同等のリリー
フ圧を保つことができ、常に安定したリリーフ圧を確保
することができる。
【0013】また、本発明の請求項2に係る発明は、請
求項1に係る発明において、上記温度検出手段を上記可
変リリーフ弁の上流側であって、当該可変リリーフ弁の
近傍位置に配置した構成にしてある。
【0014】このように構成した請求項2に係る発明に
よれば、可変リリーフ弁に流入する直前の作動油の温度
に基づいてリリーフ圧を制御することができるので、よ
り精度の高いリリーフ圧制御を実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械の油圧駆
動装置の実施形態を図に基づいて説明する。図1は本発
明の建設機械の油圧駆動装置の第1実施形態の構成を示
す回路図、図2は図1に示す第1実施形態に備えられる
コントローラにおいて設定される作動油温度と電磁比例
弁出力圧との相関関係を示す図、図3は図1に示す第1
実施形態に備えられるコントローラにおいて設定される
電磁比例弁出力圧と出力電流との相関関係を示す図であ
る。
【0016】本実施形態は、例えば油圧ショベルに備え
られるもので、図1に示すように、原動機1と、この原
動機1によって駆動する油圧ポンプ2及びパイロットポ
ンプ3と、油圧ポンプ2から吐出される圧油によって駆
動されるアクチュエータ7と、油圧ポンプ2からアクチ
ュエータ7に供給される圧油の流れを制御する流量制御
弁8と、油圧ポンプ2から吐出される圧油の最大圧を規
定する可変リリーフ弁9と、パイロットポンプ3から吐
出されるパイロット圧を規定するパイロットリリーフ弁
4と、上述した流量制御弁8のストローク量を制御する
操作手段6とを備えている。上述した流量制御弁8と可
変リリーフ9とは、他の図示しない複数のアクチュエー
タを制御する図示しない流量制御弁とともに、1つのコ
ントロールバルブブロック10内に設けてある。
【0017】また、パイロットポンプ3と可変リリーフ
弁9との間に配置した電磁比例弁5と、入出力部、記憶
部、演算部を有し、電磁比例弁5を駆動する制御信号を
出力するコントローラ11と、油圧ポンプ2及びパイロ
ットポンプ3に吸い込まれる作動油が貯留されるタンク
12と、このタンク12の位置に設けられ、タンク12
内の作動油の温度を検出し、検出信号をコントローラ1
1に出力する温度検出手段、すなわち温度センサ13と
を備えている。
【0018】なお、上述したコントローラ11の記憶部
には、図2に示す作動油温度と電磁比例弁出力圧との相
関関係、図3に示すコントローラ11において設定され
る電磁比例弁出力圧と出力電流との相関関係をそれぞれ
記憶させてある。ここで図2に示す相関関係は、作動油
温度の増加に伴って比例的に増加する電磁比例弁出力圧
の関係であり、図3に示す相関関係は、電磁比例弁出力
圧の増加に伴って比例的に増加する出力電流の関係であ
り、該当する出力電流が上述した電磁比例弁5を駆動す
る制御信号として出力される。
【0019】上述した電磁比例弁5及びコントローラ1
1は、温度センサ13で検出した作動油温度に基づいて
可変リリーフ弁9のリリーフ圧を制御するリリーフ圧制
御手段を構成している。
【0020】このように構成した第1実施形態にあって
は、温度センサ13が、タンク12内の作動油温度が例
えば常温時の温度tであることを検出すると、その検出
信号がコントローラ11の入力部を介して演算部に読み
込まれる。演算部では記憶部に記憶されている図2に示
す作動油温度と電磁比例弁出力圧との相関関係を呼び出
し、この相関関係と上述の検出信号の値すなわち温度t
とから、温度tに相応する電磁比例弁出力圧Pを求める
演算をおこなう。さらに演算部では図3に示す電磁比例
弁出力圧と出力電流との相関関係を呼び出し、この相関
関係と上述の電磁比例弁出力圧Pとから、電磁比例弁出
力圧Pに相応する出力電流iを求める演算をおこなう。
この出力電流iに相当する制御信号がコントローラ11
の出力部から電磁比例弁5の制御部に与えられる。これ
により電磁比例弁5が駆動して、その開口量が所定の第
1開口量に保持される。パイロットポンプ3から吐出さ
れるパイロット圧が、第1開口量に保持されている電磁
比例弁5を介して可変リリーフ弁9の制御部に与えられ
る。これにより可変リリーフ弁9が駆動し、この可変リ
リーフ弁9の開口量は、常温時の基準開口量に保持され
る。これにより油圧ポンプ2の最大吐出圧は、アクチュ
エータ7の駆動に際して所望の作動力が得られるととも
に、当該駆動装置の構成機器に損傷を与えない程度の大
きさの所定の基準吐出圧に保たれる。
【0021】この状態において、操作手段6を操作する
と、パイロットポンプ3のパイロット圧が流量制御弁8
の制御室に与えられ、この流量制御弁8が切換えられ
る。これにより、油圧ポンプ2から吐出される圧油が流
量制御弁8を介してアクチュエータ7に与えられ、この
アクチュエータ7が駆動し、所望の掘削作業等を実施す
ることができる。
【0022】また、温度センサ13が、タンク12内の
作動油温度が例えば常温時の温度tよりも低い温度t1
であることを検出すると、その検出信号がコントローラ
11の入力部を介して演算部に読み込まれる。演算部で
は記憶部に記憶されている図2に示す作動油温度と電磁
比例弁出力圧との相関関係を呼び出し、この相関関係と
上述の検出信号の値すなわち温度t1とから、温度t1
に相応する電磁比例弁出力圧P1(<P)を求める演算
をおこなう。さらに演算部では図3に示す電磁比例弁出
力圧と出力電流との相関関係を呼び出し、この相関関係
と上述の電磁比例弁出力圧P1とから、電磁比例弁出力
圧P1に相応する出力電流i1(<i)を求める演算を
おこなう。この出力電流i1に相当する制御信号がコン
トローラ11の出力部から電磁比例弁5の制御部に与え
られる。これにより電磁比例弁5が駆動して、その開口
量が前述した第1開口量よりも小さな第2開口量に保持
される。パイロットポンプ3から吐出されるパイロット
圧が、第2開口量に保持されている電磁比例弁5を介し
て可変リリーフ弁9の制御部に与えられる。すなわち、
パイロットポンプ3から電磁比例弁5を介して可変リリ
ーフ弁9の制御部に与えられるパイロット圧は、作動油
温度がtの常温時のときよりも小さくなる。これにより
可変リリーフ弁9がその開口量を、前述した常温時の基
準開口量よりも大きな開口量となるように駆動する。こ
のとき、作動油温度は低温のt1であることから常温時
における作動油温度tに比べて粘性が高くなり、リリー
フ圧が高くなる傾向にある。しかしながら、上述のよう
に可変リリーフ弁の開口量を常温時の基準開口量よりも
大きくしたことから、リリーフ圧が高くなりがちなのが
高くならないように抑さえられ、油圧ポンプ2の最大吐
出圧を前述した基準吐出圧と同等の圧に保つことができ
る。
【0023】また、温度センサ13が、タンク12内の
作動油温度が例えば常温時の温度tよりも高い温度t2
であることを検出すると、その検出信号がコントローラ
11の入力部を介して演算部に読み込まれる。演算部で
は記憶部に記憶されている図2に示す作動油温度と電磁
比例弁出力圧との相関関係を呼び出し、この相関関係と
上述の検出信号の値すなわち温度t2とから、温度t2
に相応する電磁比例弁出力圧P2(>P)を求める演算
をおこなう。さらに演算部では図3に示す電磁比例弁出
力圧と出力電流との相関関係を呼び出し、この相関関係
と上述の電磁比例弁出力圧P2とから、電磁比例弁出力
圧P2に相応する出力電流i2(>i)を求める演算を
おこなう。この出力電流i2に相当する制御信号がコン
トローラ12の出力部から電磁比例弁5の制御部に与え
られる。これにより電磁比例弁5が駆動して、その開口
量が前述した第1開口量よりも大きな第3開口量に保持
される。パイロットポンプ3から吐出されるパイロット
圧が、第3開口量に保持されている電磁比例弁5を介し
て可変リリーフ弁9の制御部に与えられる。すなわち、
パイロットポンプ3から電磁比例弁5を介して可変リリ
ーフ弁9の制御部に与えられるパイロット圧は、作動油
温度がtの常温時のときよりも大きくなる。これにより
可変リリーフ弁9がその開口量を、前述した常温時の基
準開口量よりも小さな開口量となるように駆動する。こ
のとき、作動油温度は高温のt2であることから常温時
における作動油温度tに比べて粘性が低くなり、リリー
フ圧が低くなる傾向にある。しかしながら、上述のよう
に可変リリーフ弁の開口量を常温時の基準開口量よりも
小さくしたことから、リリーフ圧が低くなりがちなのが
低くならないように抑さえられ、油圧ポンプ2の最大吐
出圧を前述した基準吐出圧と同等の圧に保つことができ
る。
【0024】このように構成した第1実施形態によれ
ば、作動油温度が常温時の温度tに比べて高い温度t2
に変化したとき、あるいは低い温度t1に変化したとき
のいずれにあってもその常温時の温度tと同等のリリー
フ圧を保つことができ、常に安定したリリーフ圧を確保
することができ、これにより作動油温度の変化に伴う油
圧ポンプ2の最大吐出圧の変動を防ぐことができ、作動
油温度の変化にかかわらず、アクチュエータ7の作動力
の確保と、当該油圧駆動装置を形成する機器の損傷の防
止の双方を同時に実現させることができる。
【0025】図4は本発明の第2実施形態の構成を示す
図である。この第2実施形態では、温度センサ13を可
変リリーフ弁9の上流側であって、当該可変リリーフ弁
9の近傍に位置するコントロールバルブブロック10に
配置してある。その他の構成は前述した図1,2に示す
第1実施形態と同等である。
【0026】このように構成した第2実施形態は、前述
した第1実施形態と同様の作用効果を奏する他、特に、
可変リリーフ弁9に流入する直前の作動油の温度に基づ
いてリリーフ圧を制御することができるので、より精度
の高いリリーフ圧制御を実現でき、これに伴い油圧ポン
プ2の最大吐出圧をより安定した圧力に維持できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の各請求項に係る発明によれば、
作動油温度の変化にかかわらず安定したリリーフ圧を確
保することができ、これにより作動油温度の変化に伴う
油圧ポンプの最大吐出圧の変動を防ぐことができ、作動
油温度の変化にかかわらず、アクチュエータの作動力の
確保と、当該油圧駆動装置を形成する機器の損傷の防止
の双方を同時に実現させることができる。
【0028】また特に、請求項2に係る発明によれば、
可変リリーフ弁に流入する直前の作動油の温度に基づい
てリリーフ圧を制御することができるので、より精度の
高いリリーフ圧制御を実現でき、これに伴い油圧ポンプ
の最大吐出圧をより安定した圧力に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建設機械の油圧駆動装置の第1実施形
態の構成を示す回路図である。
【図2】図1に示す第1実施形態に備えられるコントロ
ーラにおいて設定される作動油温度と電磁比例弁出力圧
との相関関係を示す図である。
【図3】図1に示す第1実施形態に備えられるコントロ
ーラにおいて設定される電磁比例弁出力圧と出力電流と
の相関関係を示す図である。
【図4】本発明の第2実施形態の構成を示す図である。
【図5】従来の建設機械の油圧駆動装置の一例を示す回
路図である。
【符号の説明】
1 原動機 2 油圧ポンプ 3 パイロットポンプ 4 パイロットリリーフ弁 5 電磁比例弁 6 操作手段 7 アクチュエータ 8 流量制御弁 9 可変リリーフ弁 10 コントロールバルブブロック 11 コントローラ〔リリーフ圧制御手段〕 12 タンク 13 温度センサ(温度検出手段)〔リリーフ圧制御手
段〕
フロントページの続き (72)発明者 中村 剛志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 AB07 AC06 BA02 BA07 BB03 CA02 DA03 DA04 DB06 3H089 AA12 CC01 DA02 DA13 DB03 DB47 DB49 EE01 EE04 EE17 EE22 EE36 FF01 GG02 JJ02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原動機と、この原動機によって駆動され
    る油圧ポンプ、及びパイロットポンプと、上記油圧ポン
    プから供給される圧油によって作動するアクチュエータ
    と、上記油圧ポンプから上記アクチュエータに供給され
    る圧油の流れを制御する流量制御弁と、この流量制御弁
    のストローク量を制御する操作手段と、上記油圧ポンプ
    の最大吐出圧を規定する可変リリーフ弁と、この可変リ
    リーフ弁のリリーフ圧を制御するリリーフ圧制御手段と
    を備えた建設機械の油圧駆動装置において、 作動油温度を検出する温度検出手段を備えるとともに、
    上記リリーフ圧制御手段が上記温度検出手段で検出され
    た作動油温度に基づいて上記可変リリーフ弁のリリーフ
    圧を制御するものであることを特徴とする建設機械の油
    圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記温度検出手段を上記可変リリーフ弁
    の上流側であって、当該可変リリーフ弁の近傍位置に配
    置したことを特徴とする請求項1記載の建設機械の油圧
    駆動装置。
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