JP2000215688A - 半導体試験装置及び半導体試験方法 - Google Patents

半導体試験装置及び半導体試験方法

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JP2000215688A
JP2000215688A JP1552899A JP1552899A JP2000215688A JP 2000215688 A JP2000215688 A JP 2000215688A JP 1552899 A JP1552899 A JP 1552899A JP 1552899 A JP1552899 A JP 1552899A JP 2000215688 A JP2000215688 A JP 2000215688A
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輝彦 船倉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモ
リに対して、確実に過消去防止しながら試験をおこなう
ことができる半導体試験装置及び試験方法を得る。 【解決手段】 消去動作毎(ステップS62)に全アド
レスを走査し、エラーアドレス、エラーデータをキャッ
チメモリに取り込む(ステップS253)。消去動作毎
にエラー情報(エラーアドレス,エラーデータ)をもと
に、全メモリセルにデータを書き込む再書き込み処理を
行う。書き込みデータはアドレス信号118とエラーア
ドレス信号181との比較により、一致,不一致で書き
込むデータを変更する(ステップS257〜S26
7)。そして、不一致の場合、当該アドレスのメモリセ
ルに“0”を書き込み(ステップS261)、一致した
場合、パスしたメモリセルには“0”を書き込むととも
に、フェイルしたメモリセルには“1”を仮想的に書き
込む(ステップS260)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの再書き
込みが必要な半導体メモリや、全メモリセルのうち不良
セルを含んでいるが、規定数以上が正常であるため良品
とみなしている半導体メモリ(以下、「MGM」(Most
ly Good Memory)と称す。)の試験を効率的に行うため
の試験方法、ならびに前記試験方法を実現するための回
路を備えた半導体試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】<フラッシュメモリの特徴>フラッシュ
メモリは、電源を切っても記憶されたデータを保持す
る、いわゆる不揮発性メモリに属するメモリであり、記
憶されたデータを電気的に消去することが可能である。
【0003】フラッシュメモリは、メモリセルのしきい
値を変化させることで各々のセルに“0”と“1”を記
憶させており、その消去は一回の消去動作では完了せ
ず、消去動作を繰り返しながら徐々にしきい値を下げて
いくことで行う。また、その消去動作の繰り返し回数
(以降、「リトライ回数」と称す。)には制限があるた
め、消去試験では、所定の制限回数内で全セルの消去が
完了したかを確認する必要がある。なお、NOR型のフ
ラッシュメモリの原理、動作メカニズムについては、例
えば「三菱半導体データブック1997・三菱アプリケ
ーションノートP4−8〜P4−15 三菱電機半導体
営業企画部発行」(先行技術文献1)に開示されてい
る。
【0004】NOR型のフラッシュメモリでは、記憶さ
れたデータを消去する場合、一括消去という方法が取ら
れているが、これはメモリの全セルを消去する方法であ
り、特定セルのデータを消去するものではない。このこ
とから、消去完了の確認はメモリの各アドレス毎に実施
するものの、消去リトライ回数は、アドレスに関係な
く、その時点での総リトライ回数を確認しながら試験を
行う必要がある。消去試験の手順(以降、テストフロー
と称す。)については、例えば「三菱半導体データブッ
ク1997・三菱アプリケーションノートP4−18,
19」(先行技術文献2)に開示されており、また、同
様に、書き込み試験のテストフローについては、例えば
「三菱半導体データブック1997・三菱アプリケーシ
ョンノートP4−16,17」(先行技術文献3)に開
示されている。
【0005】<従来の試験装置および試験方法>フラッ
シュメモリの試験を行う従来の試験パターン発生部およ
び書き込みや消去のリトライ動作などを制御するコント
ローラ部の回路は、多少の相違はあるが、図34及び図
35に示すように構成されていた。図34及び図35の
構成は、被試験メモリ8が2つ被試験メモリ8a,8b
である場合を示している。
【0006】試験装置は、試験周期タイミングである周
期クロック信号1、信号の同期を取るための同期クロッ
ク信号2、信号を遅延させるための遅延クロック信号
3、試験パターンの変化のタイミングであるイベントク
ロック信号4および判定タイミングであるストローブ信
号5を発生するクロック発生回路6と、動作時発生する
試験パターンを記述したプログラムを格納するインスト
ラクションメモリ7と、インストラクションメモリ7か
らのプログラムを解読し、被試験メモリ8(8a,8
b)をアクセスするアドレスパターン9(9a,9b)
を発生するアドレス発生回路10を有している。
【0007】さらに、半導体試験装置は、インストラク
ションメモリ7からのプログラムを解読し、被試験メモ
リ8に印加するデータパターン11(11a,11b)や
被試験メモリ8から出力されるデータ12(12a,1
2b)を判定するためのデータパターン13(13a,
13b)を発生するデータ発生回路14と、被試験メモ
リ8に印加するコントロールパターン15を発生する制
御信号発生回路16と、インストラクションメモリ7に
対し、アクセスするアドレス17を発生するプログラム
カウンタ18とを有している。
【0008】加えて、半導体試験装置は、アドレス発生
回路10,データ発生回路14および制御信号発生回路
16(16a,16b)から出力される各種パターン
と、クロック発生回路6からのイベントクロック信号4
のタイミングで被試験メモリ8に印加する入力信号19
を生成する信号波形形成回路20(20a,20b)を
有している。
【0009】また、クロック発生回路6からのストロー
ブ信号5のタイミングで被試験メモリ8の出力データ1
2とデータ発生回路14からのデータパターン13との
比較を行い、その判定結果であるエラー信号21(21
a,21b),22(22a,22b)をマッチコント
ローラ部23Pに印加し、マッチコントローラ部23P
からのリセット信号24により、エラー信号21,22
を解除する判定回路25をさらに備えている。マッチコ
ントローラ部23Pは、クロック信号1,2に同期し
て、インストラクションメモリ7からのマッチ制御信号
26によりリトライ動作などを実行する。なお、信号2
7〜信号31については、図36及び図37にて説明す
る。
【0010】図36及び図37は、マッチコントローラ
部23Pの回路構成である。なお、図36及び図37上
で外部入力信号となっている信号の一部は図34及び図
35では図示されていないものも含まれるが、図34及
び図35上では便宜上、図示省略したにすぎず、実際に
は存在する。
【0011】マッチコントローラ部23Pにおける周期
遅延回路33はDフリップフロップ501及びANDゲ
ート502により構成され、図41に示すように、マッ
チ制御信号26を周期クロック信号1で1周期分遅延さ
せて制御遅延クロック信号32を生成する。パイプライ
ン回路34は、周期遅延回路33の出力信号32を受
け、同期クロック信号2をトリガとして遅延させた信号
35をANDゲート503の一方入力に与える。AND
ゲート503の他方入力には同期クロック信号2が与え
られるため、ANDゲート503から同期クロック信号
2によりパルス変換した信号36が出力される。参考ま
でに制御遅延クロック信号32と信号36との関係を図
42に示す。この信号36に同期してマッチコントロー
ラ部23Pは動作するため、マッチコントローラ部23
Pによるマッチ制御は1周期遅れで有効となる。
【0012】また、クロックストップラッチ回路45
(45a,45b)は、エラー信号21(21a,21
b)と信号36とを入力としたANDゲート508(5
08a,508b)の出力をセット入力Sに受けること
により、エラー信号21が“1”(パス判定)のとき、
クロック一時ストップ信号37(37a,37b)を
“1”にするとともに、プログラムカウンタ18の示す
実行アドレス17の切換信号27となる信号38(38
a,38b)を“0”にする。
【0013】また、クロックストップラッチ回路45は
ANDゲート507の出力信号44(44a,44b)
をリセット入力Rに受ける。周期遅延回路40(AND
ゲート504,Dフリップフロップ505及びANDゲ
ート506から構成される)は、信号39,マッチ制御
信号26の双方が“1”のとき、周期クロック信号1に
同期して“1”となる制御遅延クロック信号41を出力
し、制御遅延クロック信号41をパイプライン回路42
で遅延させた信号43がANDゲート507の一方入力
となる。ANDゲート507の他方入力は同期クロック
信号2となるため、信号43が同期クロック信号2によ
りパルス変換されたリセット信号44(44a,44
b)により、クロックストップラッチ回路45はクロッ
ク一時ストップ状態を解除する。
【0014】ループカウンタ49(49a,49b)
は、エラー信号21がインバータ509を介した信号と
信号36とを入力するANDゲート510(510a,
510b)の出力を同期信号としてリトライ回数を計数
する。一方、レジスタ回路46はインストラクションメ
モリ7からのリトライ制限回数29を周期クロック信号
1に同期して保持している。
【0015】したがって、ループカウンタ49は、エラ
ー信号21が“0”(フェイル判定)のとき、信号36
に同期してリトライ回数を計数し、その計数値とレジス
タ回路46の出力値47と一致すると、カウンタエラー
信号48(48a,48b)を“1”にする。
【0016】エラーラッチ回路52(52a,52b)
は、セット入力Sに受けるカウンタエラー信号48が
“1”のとき、クロックストップ信号50(50a,5
0b)を“1”に、実行アドレス17の切換信号27と
なる信号51(51a,51b)を“0”にする。
【0017】また、ANDゲート520(520a,5
20b)は信号50(50a,50b)及び信号36を
入力し、その出力をリセット信号24(24a,24
b)として出力する。インバータ521は実行アドレス
切換信号27を反転させた信号39を出力する。
【0018】したがって、判定回路25(図34及び図
35参照)で状態が保持されているエラー信号21は、
信号50が“0”、信号36が“1”のときリセット信
号24(24a,24b)が“1”となりリセットされ
るが、信号50が“1”のときリセット信号24が
“0”となりリセットが禁止される。
【0019】信号38及び信号50を入力するORゲー
ト511(511a,511b)の出力がストップ信号
30(30a,30b)となり、信号38及び信号51
を入力するORゲート512(512a,512b)の
出力が信号53(53a,53b)となり、ORゲート
512a,512bの出力を入力とするORゲート51
3出力が実行アドレス切換信号27となる。
【0020】したがって、実行アドレス切換信号27
は、全被試験メモリの信号53が“0”(信号38,信
号51の双方が“0”)のときアクティブ状態
(“0”)となり、マッチ制御信号26の制御のもと、
プログラムカウンタ18において計数されているアドレ
スとインストラクションメモリ7からのアドレス28の
切換を実施する。
【0021】クロック(一時)ストップ信号30は、入
力信号19の発生および判定回路25での判定動作を禁
止する信号であり、信号37と信号50のどちらかが
“1”のときアクティブ状態(“1”)となる。クロッ
ク一時ストップとは、フラッシュメモリなどの複数個同
時試験において、リトライ動作中、パス判定となった被
試験メモリの入力信号の発生や判定回路の動作を他の被
試験メモリのリトライ動作が終了するまで一時的に禁止
することであり、クロックストップとは、リトライ制限
回数を越えてしまった被試験メモリの入力信号の発生や
判定回路の動作を試験が終了するまで完全に禁止するこ
とである。クロック(一時)ストップ機能には各被試験
メモリの全信号に禁止がかけられるものや、特定の制御
信号に禁止がかけられるものなどがある。
【0022】信号31は試験ストップ起動信号31a及
び停止信号31bからなり、ANDゲート514は試験
ストップ起動信号31a及び周期クロック信号1を入力
し、ANDゲート515は停止信号31b及び周期クロ
ック信号1を入力し、ANDゲート514及び515の
出力をそれぞれセット入力S及びリセット入力に受ける
状態保持回路(RSフリップフロップ)55のQ出力信
号56が、同期クロック信号2を同期信号とするパイプ
ライン回路57を介して信号58となり、ANDゲート
519の一方入力となる。
【0023】一方、ANDゲート516は信号50a,
50bを入力し、ANDゲート517はエラー信号22
a,22bを入力し、ANDゲート516及びANDゲ
ート517の出力がORゲート518に入力され、OR
ゲート518の出力がANDゲート519の他方入力と
なる。そして、ANDゲート519の出力がストップ信
号59となる。
【0024】なお、全被試験メモリがフェイル判定とな
った場合の試験の強制終了については、インストラクシ
ョンメモリ7からの試験ストップ起動信号31aが
“1”、停止信号31bが“0”のとき周期クロック信
号1に同期して信号54aが“1”(信号54bは
“0”)となり、状態保持回路55の出力信号56がア
クティブ状態(“1”)となり、信号56をパイプライ
ン回路57により遅延させた信号58が“1”となるた
め、全被試験メモリの信号22が“1”、または全被試
験メモリの信号50が“1”のとき、ストップ信号59
がアクティブ状態(“1”)となり、試験が終了する
(信号59はクロック発生回路1の動作禁止信号とな
る。)。一方、信号31aが“0”、信号31bが
“1”のとき、このストップ機能は無効となる。
【0025】図38は、NOR型のフラッシュメモリの
消去試験(複数個同時試験)のテストフローを示すフロ
ーチャートであり、図39は、図38と同一条件での書
き込み試験のテストフローを示すフローチャートであ
る。図38及び図39、各々、上述した先行技術文献
2,先行技術文献3のテストフローに試験装置の処理
(図38ではステップS68の処理、図39ではステッ
プS84の処理)を追加したものである。
【0026】図38を参照して、ステップS60で先頭
番地のアドレス設定を行い、ステップS61で各DUT
(Device Under Test;被試験デバイス(半導体メモ
リ))毎のループカウンタX=0に初期化し、ステップ
S62で消去モードを設定し、消去時間等を設定する。
その後、ステップS63でDUT毎のループカウンタを
カウントアップ(X=X+1)し、ステップS64で消
去ベリファイモードを設定し、アドレス及び待ち時間等
を設定する。
【0027】次に、ステップS65で、DUT毎にリト
ライ回数(1000回)のチェックを行い、リトライ回
数が1000回に達していればステップS66でフェイ
ルDUTを試験から除外する。このとき、フェイルDU
Tのクロックは試験終了までストップされ、フェイルD
UTはエラーリセットせず、擬似的にパスさせる。一
方、リトライ回数が1000回に達していなければステ
ップS67で消去完了の有無がチェックされ、消去未完
了の場合、ステップS62に戻る。以下、消去完了する
までステップS62〜S66の処理が繰り返される。一
方、消去が完了しいればステップS68に移行する。
【0028】ステップS68で、試験対象DUT全てが
パスしたか否かを検証し、全てパスすればステップS7
0に移行し、1つでもパスしなければステップS69で
バスDUTはクロック一時ストップした後ステップS6
2に戻り、ステップS68で試験対象DUTが全てパス
するまで、ステップS62〜S69が繰り返される。
【0029】ステップS70で、ステップS66同様、
フェイルDUTを試験から除外した後、ステップS71
で全てのDUTが試験から除外されたか否かを検証し、
全て除外された場合は直ちに処理を終了し、そうでない
場合はステップS72でクロック一時ストップを解除
後、ステップS73で最終アドレスか否かを確認し、最
終アドレスであれば処理を終了し、そうでなければステ
ップS74で次のアドレスにインクリメントした後、ス
テップS64に戻る。以上が消去試験フローである。
【0030】図39を参照して、ステップS80で先頭
番地のアドレス設定を行い、ステップS81で各DUT
毎のループカウンタX=0に初期化し、ステップS82
で書き込みモードの設定し、ステップS83で書き込み
データ、書き込みデータ及び書き込み時間等を設定す
る。その後、ステップS84でDUT毎のループカウン
タをカウントアップ(X=X+1)し、ステップS85
で書き込みベリファイモードに設定し、待ち時間等を設
定する。
【0031】次に、ステップS86で、DUT毎にリト
ライ回数(25回)のチェックを行い、リトライ回数が
25回に達していればステップS87に移行し、達して
いなければステップS88に移行する。ステップS87
では試験対象DUTが全てフェイルの判断されれば直ち
に処理を終了し、そうでないときステップS91に移行
する。
【0032】ステップS88で書き込み完了の有無がチ
ェックされ、書き込み未完了の場合、ステップS82に
戻る。以降、書き込み完了するまでステップS82〜S
86の処理が繰り返される。一方、書き込みが完了しい
ればステップS89に移行する。
【0033】ステップS89で、試験対象DUT全てが
パスしたか否かを検証し、全てパスすればステップS9
2に移行し、1つでもパスしなければステップS90で
バスDUTはクロック一時ストップした後ステップS8
2に戻り、ステップS89で試験対象DUTが全てパス
するまで、ステップS82〜S90の処理を繰り返す。
【0034】ステップS91で、フェイルDUTを試験
から除外する。このとき、フェイルDUTのクロックは
試験終了までストップされ、フェイルDUTはエラーリ
セットせず、擬似的にパスさせる。そして、ステップS
92でクロック一時ストップを解除する。
【0035】その後、ステップS93で最終アドレスか
否かを確認し、最終アドレスであれば処理を終了し、そ
うでなければステップS94で次のアドレスにインクリ
メントした後、ステップS81に戻る。
【0036】上述した消去試験及び書き込み試験のトフ
ロー群の各ステップの処理を実施する主要回路について
は、ステップS60,S73,S74,S80,S9
3,S94がアドレス発生回路10に、ステップS6
1,S63,S65,S81,S84,S86がレジス
タ回路46およびループカウンタ47に、ステップS6
2,S64,S82,S85が制御信号発生回路16
に、ステップS73がデータ発生回路14に、その他の
ステップは、判定回路25,クロックストップラッチ回
路43およびエラーラッチ回路50による動作各々対応
している。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】<フラッシュメモリの
試験における問題点>NOR型のフラッシュメモリは、
データ消去前に全セルに“0”データを書き込み、しき
い値を高くする必要がある。これを実施しなければ、消
去動作後にメモリセルのしきい値が低くなりすぎ、この
状態から回復できない過消去状態に陥ることがある。こ
の過消去による不良がフラッシュメモリの歩留まり低下
の要因となっていた。
【0038】前述したフラッシュメモリの消去試験で
は、各々の被試験メモリ内においても各メモリセルの消
去スピードが異なるために消去リトライ中に消去完了し
たメモリセルと未完了のメモリセルとが混在すること
と、フラッシュメモリの消去方法が一括消去であること
から、消去動作毎に消去が完了している(しきい値の低
い)セルに対する過消去を防止しながら試験を進める必
要がある。しかし、従来のフラッシュメモリには、消去
が完了したメモリセルのみに対する過消去禁止機能は備
えられていない。また、図34及び図35並びに図36
及び図37に示すように、従来の試験装置では消去が完
了した被試験メモリに対するクロック一時ストップによ
る禁止機能は存在するが、これは各々の被試験メモリ全
体に対する禁止機能であり、特定のメモリセルに対し禁
止がかけられなかった。
【0039】<MGMの試験> (MGM概要)MGMとは、全メモリセルのうち、不良
セルを含んでいるが、規定数以上が正常であるため良品
とみなしている半導体メモリのことであり、ハードディ
スクに使用されるフラッシュメモリなどで採用されてい
る。
【0040】ハードディスクでは、データ記憶管理方式
としてセクタ方式が取られているため、これに対しフラ
ッシュメモリを適用する場合、同一の方式でデータを管
理する必要がある。図40は、フラッシュメモリの一つ
であるAND型のフラッシュメモリの内部構成図を開示
していあるが、このメモリは、各セクタ毎に存在するコ
ントロール領域にそのセクタの良,不良情報を書き込み
この情報を識別することで使用可能なセクタを選択して
いる。よって、フラッシュメモリをMGMとして判定す
る場合、その正常なセクタ数、または不良セクタ数を計
数し、セクタ数が規定数以上であるかどうかを判定する
ことになる。
【0041】<MGMの試験における問題点>前述のよ
うな試験を実現する手段として、従来の半導体メモリ試
験装置では、試験中に各アドレス毎のエラー情報を不良
ビットメモリ装置(半導体メモリ試験装置に内蔵、ある
いは外部装置)などに取り込み、試験後、不良ビットメ
モリ装置の解析機能によりエラー数を計数し、各被試験
メモリのエラー情報を生成、半導体メモリ試験装置のエ
ラー情報と合成していた。
【0042】このように、不良ビットメモリ装置のエラ
ー情報は、クライアントである半導体メモリ試験装置の
試験中に即時に反映されないため、MGMの試験におけ
るオーバーヘッド時間を増加させていた。
【0043】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体記
憶装置に対して、確実に過消去防止しながら試験をおこ
なうことができる半導体試験装置を得ることを目的とす
る。
【0044】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の半導体試験装置は、被試験半導体メモリに所定の
動作の実行を指示する制御信号を付与する制御信号発生
手段と、前記被試験半導体メモリの前記所定の動作実行
後の良/不良判定を、前記被試験半導体メモリに付与さ
れるアドレス単位に行うことが可能な判定手段と、試験
用アドレスを前記被試験半導体メモリに順次与えて、前
記判定手段による不良判定時の前記試験用アドレスであ
る不良アドレス及びその時の出力データである不良デー
タを含む不良アドレス情報を記憶する不良情報記憶手段
とを備えている。
【0045】請求項2記載の半導体試験装置は、生成ア
ドレスを順次生成するアドレス生成手段をさらに備え、
前記不良情報記憶手段は、前記被試験半導体メモリに対
する試験用アドレスとして、前記生成アドレスあるいは
前記不良アドレスを選択する試験用アドレス選択部を有
している。
【0046】請求項3記載の半導体試験装置において、
前記被試験半導体メモリは複数の被試験半導体メモリを
含み、前記不良アドレス情報は取り込んだ不良アドレス
の数を指示する不良総数情報を含み、前記不良アドレス
情報は前記複数の被試験半導体メモリに対応した複数の
不良アドレス情報を含み、前記不良情報記憶手段は、各
々が前記複数の不良アドレス情報を記憶する複数の不良
情報記憶部を有し、前記複数の不良情報記憶部はそれぞ
れ、前記不良総数情報を記憶する不良総数情報記憶機能
と、前記試験用アドレスの出力時に、前記不良総数情報
に基づき前記試験用アドレスの出力の終了を判断して、
試験動作の停止/非停止を指示する試験動作停止信号及
び試験内容の切換の有無を指示する試験内容切換信号を
生成する制御信号出力機能とをさらに有し、前記半導体
試験装置は、前記複数の被試験半導体メモリのうち、試
験動作の停止を指示した前記試験動作停止信号に対応す
る被試験半導体メモリに対する試験を停止する試験制御
手段と、前記試験内容切換信号の指示内容に基づき、前
記被試験半導体メモリの試験用データを生成する試験用
データ生成手段とをさらに備えている。
【0047】請求項4記載の半導体試験装置において、
前記被試験半導体メモリは複数の被試験半導体メモリを
含み、前記不良アドレス情報は取り込んだ不良アドレス
の数を指示する不良総数情報を含み、前記不良アドレス
情報は前記複数の被試験半導体メモリに対応した複数の
不良アドレス情報を含み、前記不良情報記憶手段は、各
々が前記複数の不良アドレス情報を記憶する複数の不良
情報記憶部を有し、前記複数の不良情報記憶部はそれぞ
れ、前記試験用アドレスの出力時に、前記生成アドレス
と前記不良アドレスとの比較結果に基づき、試験動作の
停止/非停止を指示する試験動作停止信号及び試験内容
の切換の有無を指示する試験内容切換信号を生成する制
御信号出力機能をさらに有し、前記半導体試験装置は、
前記複数の被試験半導体メモリのうち、試験動作の停止
を指示した前記試験動作停止信号に対応する被試験半導
体メモリに対する試験を停止する試験制御手段と、前記
試験内容切換信号の指示内容に基づき、前記被試験半導
体メモリの試験用データを生成する試験用データ生成手
段とをさらに備えている。
【0048】請求項5記載の半導体試験装置は、アドレ
ス単位に第1のデータを生成する第1のデータ生成手段
をさらに備え、前記不良情報記憶手段は、不良アドレス
単位で、前記第1のデータと前記不良データとを演算し
て試験用の第2のデータを得るデータ演算部と、前記第
1のデータ及び前記第2のデータのうち、一方のデータ
を試験用データとして選択して前記被試験半導体メモリ
に与える試験用データ付与部とを含んでいる。
【0049】請求項6記載の半導体試験装置において、
前記不良情報記憶手段は、前記生成アドレスと前記不良
アドレスとの比較結果に基づき選択信号を出力する選択
信号出力部をさらに含み、前記データ演算部は、前記選
択信号に基づく演算内容で前記第2のデータを得てい
る。
【0050】請求項7記載の半導体試験装置において、
前記被試験半導体メモリは複数の被試験半導体メモリを
含み、前記不良アドレス情報は取り込んだ不良アドレス
の数を指示する不良総数情報を含み、前記不良アドレス
情報は前記複数の被試験半導体メモリに対応した複数の
不良アドレス情報を含み、前記不良情報記憶手段は、各
々が前記複数の不良アドレス情報を記憶する複数の不良
情報記憶部を有し、前記複数の不良情報記憶部はそれぞ
れ、前記不良総数情報を記憶する不良総数情報記憶機能
と、不良制限数を規定した不良制限情報及び前記不良総
数情報を受け、前記不良アドレスの数と前記不良制限数
とを比較して、前記不良アドレスの数が不良制限数以上
の場合に試験動作の強制停止を指示する試験動作強制停
止信号を生成する強制制御信号出力機能とを有し、前記
半導体試験装置は、前記試験動作強制停止信号を受け、
該試験動作強制停止信号が試験動作の強制停止を指示し
た時、複数の被試験半導体メモリすべてに対する試験を
停止する試験制御手段をさらに備えている。
【0051】この発明に係る請求項8記載の半導体試験
方法は、請求項1記載の半導体試験装置を用いた被試験
半導体メモリに対し試験動作を行う半導体試験方法であ
って、(a)前記所定の動作を消去動作に設定し、前記被
試験半導体メモリの全アドレスを“1”に設定する消去
動作を実行するステップと、(b)前記ステップ(a)実行直
後の前記被試験半導体メモリの前記不良アドレス情報を
前記不良情報記憶手段に記憶させるとともに、前記所定
の動作を書き込み動作に設定し全アドレスを対象として
“0”を書き込む再書き込み動作を行うステップとを備
え、前記再書き込み動作に際し、前記所定のアドレスが
前記不良アドレスである場合に、前記不良データに基づ
き消去不良のビットには例外的に“0”の書き込みを行
っている。
【0052】請求項9記載の半導体試験方法において、
前記ステップ(b)は、(b-1)前記ステップ(a)実行直後の
前記被試験半導体メモリの前記不良アドレス情報を前記
不良情報記憶手段に記憶させるステップと、(b-2)前記
所定の動作を書き込み動作に設定し、全アドレスに対し
て前記再書き込み動作を行うステップと、(b-3)前記ス
テップ(b-1)の直後に行い、前記被試験半導体メモリの
全アドレスの消去が正常に完了しているか否かを判断
し、完了している場合は消去試験を終了し、1つのアド
レスでも完了していない場合は前記ステップ(a)を再び
実行させるステップとを含み、前記ステップ(b-1)は、
1回目の実行時に、前記被試験半導体メモリの全アドレ
スを対象として行い、2回目以降の実行時に、前記被試
験半導体メモリの全アドレスのうち、直近の前記不良ア
ドレス情報で指示される前記不良アドレスのみを対象と
して行っている。
【0053】請求項10記載の半導体試験方法におい
て、前記ステップ(b-3)は、被試験半導体メモリの全ア
ドレスの消去が正常に完了していないと判断した回数が
所定回数に達する場合にも消去試験を終了している。
【0054】請求項11記載の半導体試験方法におい
て、前記被試験半導体メモリは複数の被試験半導体メモ
リを含み、前記不良アドレス情報は取り込んだ不良アド
レスの数を指示する不良総数情報を含み、前記不良アド
レス情報は前記複数の被試験半導体メモリに対応した複
数の不良アドレス情報を含み、前記ステップ(a)及び(b)
の前記消去試験の処理は前記複数の被試験半導体メモリ
毎にそれぞれ独立に行われ、前記複数の被試験半導体メ
モリそれぞれの前記ステップ(b)における前記ステップ
(b-3)によって前記消去試験が終了された後にそれぞれ
行われ、(c)前記不良総数情報に基づき、前記複数の被
試験半導体メモリのうち対応する被試験半導体メモリの
良否を判定し、不良と判定した場合に、前記複数の被試
験半導体メモリの前記消去試験の処理を全て強制的に停
止させるステップをさらに備えている。
【0055】請求項12記載の半導体試験方法におい
て、前記ステップ(b)は、(b-1)指定アドレスを得るステ
ップと、(b-2)前記被試験半導体メモリの前記指定アド
レスが前記不良アドレスであるか否かを認識し、前記不
良アドレスの場合に前記不良データを前記不良情報記憶
手段から得るステップと、(b-3)前記所定の動作を書き
込み動作に設定し、前記指定アドレスに“0”を書き込
む再書き込みを行うステップとを備え、前記ステップ(b
-1)〜(b-3)の処理は前記指定アドレスをインクリメント
しながらアドレス単位で繰り返して行われ、(b-4)前記
ステップ(b-1)〜(b-3)の繰り返し処理の終了直後に行
い、前記被試験半導体メモリの全アドレスの消去が正常
に完了している場合は試験を終了させ、そうでない場合
は前記ステップ(a)を再び実行させるステップをさらに
備えている。
【0056】この発明に係る請求項13記載の半導体試
験方法は、請求項1記載の半導体試験装置を用いた被試
験半導体メモリに対して試験動作を行う半導体試験方法
であって、前記不良アドレス情報は取り込んだ不良アド
レスの数を指示する不良総数情報を含み、前記半導体試
験装置は前記不良アドレスの情報を前記被試験半導体メ
モリ自体に書き込む不良アドレス情報メモリ書き込み動
作を行う機能をさらに有し、(a)前記所定の動作を書き
込み動作に設定し、前記被試験半導体メモリの全アドレ
スに所定のデータを書き込む書き込み動作を実行するス
テップと、(b)前記ステップ(a)実行直後の前記被試験半
導体メモリの前記不良アドレス情報を前記不良情報記憶
手段に記憶させるステップと、(c)前記不良総数情報に
基づき、前記被試験半導体メモリの良否を判定し、良と
判定した場合に、前記不良アドレス情報メモリ書き込み
動作を実行するステップとを備えている。
【0057】
【発明の実施の形態】<発明の原理>本発明の原理とな
る解決ポイントを以下に示す。
【0058】1.フラッシュメモリ試験における過消去
防止 (1) 全てのセルをデータ“1”にする消去動作の実
施前に、消去が完了しているメモリセルに対してデータ
の再書き込みを行いしきい値の高い状態にする。これに
より、一括消去による過消去の発生を防止できる。
【0059】・データの再書き込み (A)消去が完了しているメモリセルに対して、データ
“0”を書き込む。ただし、この再書き込みについて
は、通常のVPP電圧(約12V)での書き込みは実施
しない。なぜなら、完全にデータ“0”を書き込むと、
消去リトライ動作中に消去が完了せず、不良と判定され
る可能性があるからである。このため、消去が完了して
いるメモリセルには、消去状態よりは、やや高めのしき
い値となるようにデータ“0”を書き込むようにし、1
回で消去が確実に完了するレベルにおさえる必要があ
る。これには、VPP電圧を通常の書き込み時より低く
設定したり、書き込みスピードを下げることなどで対応
可能であるが、この方法は周知の技術であるため、詳細
な説明は省略する。
【0060】(B)消去が未完了のメモリセルに対して
は、データ“1”を書き込む。ただし、この再書き込み
については、便宜上実施するものであり、実際にはデー
タ“1”(消去状態を示す)の書き込みは存在しない。
なお、この動作はメモリセルには影響を与えずに“0”
の書き込みを行いためのものである。
【0061】(2) 上記項目(1)を実現する手段と
して、各アドレスの消去ベリファイ毎に発生するエラー
の情報(エラーアドレスおよび被試験メモリのデータI
/O(ビット)単位で識別可能なエラーデータ)を取り
込み記憶する記憶手段を備え、上記記憶手段の出力デー
タを利用し、再書き込みするデータを生成する。また、
アドレス発生回路からの試験アドレスパターンとエラー
アドレスとの比較により、消去完了および未完了の各々
のメモリセルに対する書き込みデータを切り換える。
【0062】<MGM試験> (1)不良数の計数と、この計数値と規定値の比較によ
り、エラー情報を生成する。
【0063】(2)上記エラー情報を、前述のマッチコ
ントローラ部に入力し、クロックストップ機能や、試験
の強制終了機能などの制御信号の発生に利用する。
【0064】以下、本発明の実施の形態1の回路構成を
図に従って説明する。以降の図において、図34及び図
35並びに図36及び図37と同一部分、または相当部
分には同一符号を付し、説明を適宜省略する。
【0065】<実施の形態1>この発明における実施の
形態1の半導体試験装置の回路構成を図1〜図18に示
す。これらの構成は、被試験メモリ8が2つ被試験メモ
リ8a,8bである場合を想定して図示されている。
【0066】(図1及び図2の説明)図1及び図2にお
いて、エラーキャッチメモリ部90はクロック発生回路
1からの周期クロック信号1、同期クロック信号2およ
び遅延クロック信号3に同期して、判定回路25からの
被試験メモリ8のデータI/O(ビット)毎のエラー信
号91と、エラー信号91を被試験メモリ8毎にI/O
に縮退したエラー信号92を取り込み、様々な処理を行
う回路である。
【0067】エラーキャッチメモリ部90はアドレス発
生回路10より、試験アドレスパターン9をエラー信号
92をトリガとして取り込み、被試験メモリ8毎のエラ
ーアドレスを順次記憶する。このエラーアドレスは、被
試験メモリ8の試験アドレスパターン(アドレス信号9
3(93a,93b))として使用可能である。また、
エラー信号92をトリガとして、エラー信号91により
取り込まれたエラー情報は、データ発生回路14からの
試験データパターン11との相互演算が可能であり、演
算機能により生成されたデータは被試験メモリ8の試験
入力データパターン(データ信号94(94a,94
b))および試験判定データパターン(データ信号95
(95a,95b))として使用できる。また、信号1
3も従来どおり、試験判定データパターンとして使用可
能である。
【0068】エラーキャッチメモリ部90は、インスト
ラクションメモリ7からの制御信号群96の制御のもと
で、エラー情報を試験パターンに使用する場合に内部の
記憶手段に取り込まれた全エラー情報の出力完了時に発
生する信号97、または不良数が規定数以上の場合に発
生する信号98をプログラムカウンタ18に出力する。
【0069】プログラムカウンタ18は、信号97,9
8および制御信号群99により、プログラムカウンタ1
8において計数されているアドレスとインストラクショ
ンメモリ7からのアドレス28の切換を実施する。
【0070】また、同様に、不良数が規定数以上の場合
に発生するエラー信号100(100a,100b)お
よび各種クロック一時ストップ信号101(101a,
101b)は、マッチコントローラ部23に入力され、
マッチコントローラ部23の制御信号となる。マッチコ
ントローラ部23におけるクロック(一時)ストップ機
能の使用許可および禁止はインストラクションメモリ7
からの制御信号102により制御される。なお、マッチ
コントローラ部23の回路構成は図3及び図4に示して
いる。
【0071】(図3及び図4の説明)図3及び図4にお
いて、マッチコントローラ部23における特徴は、次の
とおりである。エラー信号100をセット入力Sに受け
るエラーラッチ回路104(104a,104b)は、
エラー信号100が“1”のとき、エラー信号103
(103a,103b)をアクティブ状態(“1”)に
する。
【0072】エラーラッチ回路104のQ出力はORゲ
ート305(305a,305b)の一方入力となり、
ORゲート305の他方入力が信号50となる。そし
て、ORゲート305の出力がANDゲート516の一
方入力となる。
【0073】また、ORゲート301(301a,30
1b)は、エラー信号103及び信号38(38a,3
8b)を入力し、ORゲート302(302a,302
b)は、エラー信号103及びクロック一時ストップ信
号101(101a,101b)を入力し、ORゲート
303(303a,303b)はORゲート302,3
03の出力を入力し、その出力がANDゲート304
(304a,304b)の一方入力となる。
【0074】ANDゲート306はクロックストップ起
動制御信号102a及び周期クロック信号1を入力し、
ANDゲート307は停止信号102b及び周期クロッ
ク信号1を入力し、ANDゲート306及び307の出
力をそれぞれセット入力S及びリセット入力Rに受ける
状態保持回路(RSフリップフロップ)107のQ出力
信号108がANDゲート304の他方入力となる。
【0075】したがって、エラー信号103が“1”の
とき、ORゲート303の出力である信号105が強制
的に“1”になることで、クロックストップ信号30を
アクティブ状態(“1”)にする。エラーキャッチメモ
リ部90からのクロック一時ストップ信号101が
“1”のときも同様に作用する。
【0076】また、クロックストップ機能は、インスト
ラクションメモリ7からのクロックストップ起動制御信
号102aが“1”、停止信号102bが“0”のとき
周期クロック信号1に同期して、信号106aが
“1”、信号106bが“0”となり、状態保持回路1
07の出力信号108をアクティブ状態(“1”)にす
ることで、クロックストップ信号30を“1”とする。
信号106aが“0”、信号106bが“1”のとき、
クロックストップ機能は無効となる。試験ストップ機能
については、エラー信号103が“1”のとき、全被試
験メモリの信号109が“1”になった場合、信号59
をアクティブ状態(“1”)にし、試験をストップさせ
る。
【0077】なお、他の構成は図36及び図37で示し
た従来のマッチコントローラ部23Pの回路構成と同様
である。
【0078】(図5の説明)図5は、エラーキャッチメ
モリ部90の内部回路構成を示す回路構成図である。図
5において、エラーキャッチメモリ部90は、アドレス
発生回路10からの論理的な試験アドレスパターンを被
試験メモリの物理アドレスに対応した試験パターンに変
換するためのアドレススクランブル回路110を備えて
いる。この回路110は、論理アドレス信号9のうち物
理アドレス変換の対象となるアドレス信号を選択するス
クランブル対象アドレス選択回路111(Xアドレス用
111x,Yアドレス用111y)と、この選択された
アドレス信号112(Xアドレス用112x,Yアドレ
ス用112y)をメモリアドレスとして変換データを記
憶するスクランブルメモリ回路113(Xアドレス用1
13x,Yアドレス用113y)と、その物理アドレス
変換されたアドレス信号114(Xアドレス用114
x,Yアドレス用114y)と論理アドレス信号9とを
アドレスのビット単位に選択可能なスクランブルアドレ
ス選択回路115(Xアドレス用115x,Yアドレス
用115y)とを備えている(アドレススクランブル回
路110はアドレス発生回路9に内蔵しても良い)。
【0079】このアドレススクランブル回路110によ
り、被試験メモリをメモリセル干渉など物理アドレスパ
ターンで試験したときのエラーアドレスを取り込むこと
ができる。
【0080】図40はセクタ方式の概念を説明するする
説明図である。同図に示すように、セクタアドレス単位
に割り付けられたセクタ(512バイト)毎に良否(○
×)がビット単位のデータI/OのテーブルDT11〜
DT13において管理される。なお、各セクタアドレス
において全てのビットアドレスが正常な場合に使用可能
セクタとみなされる。
【0081】図40で説明したAND型フラッシュメモ
リのセクタ方式に対応して、回路110の出力アドレス
信号116のうち、セクタアドレスを選択するセクタア
ドレス選択回路117を備えている。
【0082】セクタアドレス選択回路117は、AND
型フラッシュメモリがビットアドレスに関係なく、セク
タアドレスで良,不良を選択しているため、試験パター
ンのセクタアドレスのみを選択し、この選択されたアド
レス信号118をエラー発生時にエラーアドレスとして
キャッチメモリ回路119(119a,119b)に取
り込むためのものである。
【0083】キャッチメモリ回路119(119a,1
19b)は、前述のような、エラー信号91,92、試
験アドレス信号118、試験入力データ信号11,試験
判定データ信号13および、制御信号生成回路123か
ら得られるキャッチメモリの制御信号124〜140に
基づき様々な処理を実行する本発明の主要回路である。
なお、制御信号生成回路123はインストラクションメ
モリ7からの制御信号群96に基づき上記制御信号を出
力する。
【0084】キャッチメモリ回路119a,119bか
ら出力される出力信号120a,120bを入力するN
ORゲート311の出力は信号122としてキャッチメ
モリ回路119a,119bに帰還するとともに、イン
バータ312を介して信号97として出力される。ま
た、キャッチメモリ回路119a,119bから出力さ
れる出力信号121a,121bを入力するANDゲー
ト313の出力は信号98として出力される。なお、キ
ャッチメモリ回路119の出力信号120,121,1
22については後述する。
【0085】(図6〜図9の説明)図6〜図9は、キャ
ッチメモリ回路119の制御信号生成回路123の回路
構成である。同図において、周期遅延回路321は、周
期遅延回路33同様にクロック信号1,2による周期遅
延動作を行う。また、本発明の特徴部以外である細かな
構成要素についての説明は適宜省略し、特徴部のみ説明
する。
【0086】キャッチメモリ回路119には、エラー情
報の取り込みと同時に前回取り込んだエラー情報を出力
可能であり、これを実現する手段としてキャッチメモリ
回路を2バンク備えている。このため、各バンクの取り
込み用(または、出力用)の選択を制御するための信号
を回路123で生成している。
【0087】バンク切換回路141は、CPU142か
らのバンク切換モード情報143およびバンク切換初期
情報144(144A,144B)を書き込み信号14
5にて、各々ラッチ回路146,147(147A,1
47B)に保持させる。バンク切換モード情報143が
“0”のとき、信号148が“0”となり、ANDゲー
ト149(149A,149B)において、制御信号群
96からのバンク個別の制御は禁止される。このとき、
バンク切換初期情報144Aを“1”、144Bを
“0”とした場合、ラッチ回路147Aの出力信号15
0Aが“1”、ラッチ回路147Bの出力信号150B
が“0”となり、バンクAを取り込み用、バンクBを出
力用とした初期設定ができる。(その逆の場合も設定可
能)前記初期設定で、試験パターンを実行中に、制御信
号群96からのバンク切換制御信号151のアクティブ
毎(“1”)に信号150の状態が“1”→“0”→
“1”→“0”(または、“0”→“1”→“0”→
“1”)と遷移するため自動的にバンク切換が可能とな
る。
【0088】ちなみに信号152は書き込み用のバンク
をバンクAにするための制御信号である。キャッチメモ
リ部書き込み信号発生回路153では、回路141から
のバンク切換信号154A(154B)が“1”のと
き、信号155A(155B)が、選択回路156にて
選択され取り込み(書き込み)モード)となり、バンク
A(バンクB)のメモリの書き込み信号124A,12
5A(124B,125B)およびキャッチメモリ回路
のアドレスカウンタの切換信号126A(126B)を
アクティブ状態(“1”)にする。一方、信号発生回路
153はバンク切換信号154A(154B)が“0”
のとき、信号154A(154B)が、選択回路156
にて選択され読み出しモードとなり、バンクA(バンク
B)のメモリの書き込み信号124A,125A(12
4B,125B)およびキャッチメモリ回路のアドレス
カウンタの切換信号126A(126B)をノンアクテ
ィブ状態(“0”)にする。
【0089】なお、回路157は、メモリ回路への書き
込み信号をエラー信号の入力タイミングに合わせるため
に備えられたパイプライン回路である。同様に回路15
8においても、信号148,150による制御が行われ
る。この回路158では、キャッチメモリ回路119か
らの出力アドレスをアドレス信号118か、キャッチメ
モリ回路に記憶されたエラーアドレスにするかを選択す
る機能を備えている。信号148が“0”の場合の選択
方法は次のとおりで、制御信号群96からのバンク個別
の制御は禁止される。(詳細は図11で説明する)。
【0090】(1)制御信号160が“0”の場合、制
御信号160を入力するANDゲート162(162
A,162B)により、アドレス選択信号127A,1
27Bとも“0”となり、アドレス信号11の選択を指
示する。
【0091】(2)制御信号160が“1”の場合、信
号150の値によりアドレスを選択する。
【0092】・信号150Aが“1”、信号150Bが
“0”の場合、アドレス選択信号127Aが“1”、1
27Bが“0”となり、バンクAからのエラーアドレス
の選択を指示する。 ・信号150Aが“0”、信号150Bが“1”の場
合、アドレス選択信号127Aが“0”、127Bが
“1”となり、バンクBからのエラーアドレスの選択を
指示する。
【0093】また、回路158は、キャッチメモリ回路
119でデータ演算に使用するエラーデータを、データ
ラッチ回路に保持されているエラーデータか、キャッチ
メモリ回路に記憶されたエラーデータにするかを選択す
る機能も備えている。信号148が“0”の場合の選択
方法は次のとおりであり、制御信号群96からのバンク
個別の独立した制御は禁止される。(詳細は図12で説
明する)。
【0094】(1)制御信号161が“0”の場合、制
御信号161を入力するANDゲート163により、エ
ラーデータ選択信号128A,Bとも“0”となり、エ
ラーラッチ回路の出力データの選択を指示する。
【0095】(2)制御信号161が“1”の場合、信
号150の値によりエラーデータを選択する。
【0096】信号150Aが“1”、信号150Bが
“0”の場合、エラーデータ選択信号128Aが
“1”、128Bが“0”となり、バンクAからのエラ
ーデータの選択を指示する。信号150Aが“0”、信
号150Bが“1”の場合、エラーデータ選択信号12
8Aが“0”、128Bが“1”となり、バンクBから
のエラーデータの選択を指示する。
【0097】その他、制御信号生成回路123では、制
御信号群96に一つである制御信号164と周期クロッ
ク信号1をANDゲート322に受ける。ANDゲート
322の出力をクロック入力Cとした制限回数ラッチ回
路165はANDゲート322の出力に同期して制限回
数データ29を保持し、制限回数データ129を出力す
る。なお、回路123は信号130から140を生成し
ているが、これらの信号については、図10から図12
で詳細に説明する。
【0098】(図10の説明)図10は、キャッチメモ
リ回路119a(119b)の内部回路構成を示す回路
構成図である。キャッチメモリ回路119は、エラー発
生時(エラー信号92aがアクティブ状態)、アドレス
信号118を取り込むエラーアドレスキャッチメモリ回
路166(166A,166B)と、回路166を制御
するエラーアドレス制御回路167と、エラー発生時に
エラー信号91を取り込むエラーデータキャッチメモリ
回路168(168A,168B)と、回路168を制
御するエラーデータ制御回路169と、回路168,1
69に対するメモリアドレスカウンタ、クロック(一
時)ストップ制御およびある条件でプログラムカウンタ
18における実行アドレス17の変更を実施する回路を
備えた制御回路170で構成されている。エラーアドレ
スキャッチメモリ回路166及びエラーデータキャッチ
メモリ回路168はそれぞれ前述のように同時書き込
み,読み出しを実現するため、各メモリ回路にはA,B
の2バンクのメモリが備えられている。また、各回路に
入力されるエラー信号92(エラー信号171(171
A,171B))については、回路170からのエラー
マスク信号172(172A,172B)が“0”のと
き、ANDゲート173(173A,173B)を介す
ることにより禁止がかけられる。その他の信号について
は、図11〜図18において説明する。
【0099】(図11の説明)図11は、エラーアドレ
ス制御回路167の内部構成を示す回路構成図である。
回路167は、図6〜図9で説明したバンク切換信号1
24、アドレス選択信号127を制御信号として動作す
る。信号148(図6〜図9参照)が“0”の場合の選
択方法は次のとおりである。なお、アドレス選択回路1
79は制御入力(S1,S2)が(0,0)の場合にデ
ータ入力D0を、(1,0)の場合にデータ入力D1
を、(0,1)の場合にデータ入力D2を、(1,1)
の場合にデータ入力D3を、出力Y(出力アドレス信号
181)として出力する回路である。
【0100】(1)制御信号160(図6〜図9参照)
が“0”の場合、アドレス選択信号127A,127B
とも“0”となり、アドレス選択回路179においてア
ドレス信号118が選択される。
【0101】(2)制御信号160が“1”の場合 信号127Aが“1”、信号127Bが“0”のとき、
バンクAからのエラーアドレス信号180A(174
A)が選択される。 信号127Aが“0”、信号127Bが“1”のとき、
バンクBからのエラーアドレス信号180B(174
B)が選択される。
【0102】アドレス選択回路179の出力アドレス信
号181を、パイプライン回路182αにより同期クロ
ック信号2に基づく同期を取り、試験アドレス信号をパ
イプライン回路182αの出力信号183とアドレスス
クランブル回路110(図5参照)からのアドレス信号
116から選択回路184にて選択し、その選択信号を
パイプライン回路182βでさらに同期クロック信号2
に基づく同期を取り、被試験メモリ8の試験アドレス信
号93を出力する。
【0103】このとき、試験アドレス信号93aをエラ
ーアドレスキャッチメモリ回路166に取り込むための
アドレス信号として、アドレス信号93を遅延クロック
信号3による遅延回路185によりエラーマスク信号1
72の入力タイミングに整合させたアドレス信号186
を使用する。
【0104】このアドレス信号186は、回路187A
及び187Bのうち、書き込み、読み出し切換回路18
9の制御信号124A,124Bが“1”である信号を
入力する方の回路187(187Aあるいは187B)
を通過し、エラーアドレスキャッチメモリ回路166に
書き込まれる。バンク切換信号124が“0”である方
の回路187は逆にエラーアドレスキャッチメモリ回路
166からのエラーアドレス信号174を取り込む。
【0105】また、アドレス信号118とエラーアドレ
ス信号181との比較によるクロックストップ処理およ
び試験データ信号切換のためのビット比較一致信号17
5の生成のために、ビット比較回路188も備えてい
る。回路188の出力信号190αは、ANDゲート3
31の一方入力となり、ANDゲート332は信号19
0βを受け、ANDゲート331,332の他方入力と
して制御信号138を受ける。ANDゲート331,3
32の出力をORゲート333が受け、ORゲート33
の出力がビット比較一致信号175となる。
【0106】エラー信号92a及び制御信号138を入
力に受けるANDゲート334の出力は切換回路(Dフ
リップフロップ)189のクロック入力Cに付与され、
切換回路189の反転Q出力バーQからの信号が信号1
90βとなる。切換回路189はデータ入力Dが“1”
に固定され、リセット入力Rに制御信号131を受け
る。
【0107】したがって、回路188の出力信号190
αは、制御信号138が“0”のとき有効となり、制御
信号138が“1”のときは、無効となる。制御信号1
38が“1”のときは、エラー信号92aによりエラー
情報を保持する状態保持回路189の反転出力である信
号190βが選択される。
【0108】回路189の状態はリセット入力Rに受け
る制御信号131により初期化される(信号190βが
“1”となる。)。なお、制御信号131はアドレス発
生回路10より出力される信号であり、アドレス変更時
にアクティブ状態となる。
【0109】(図12の説明)図12は、エラーデータ
制御回路169の回路構成図である。回路169は、図
6〜図9で説明したバンク切換信号124,アドレス選
択信号128を制御信号として動作する。信号148
(図6〜図9参照)が“0”の場合の選択方法は次のと
おりである。なお、アドレス選択回路193は制御入力
(S1,S2)が(0,0)の場合にデータ入力D0
を、(1,0)の場合にデータ入力D1を、(0,1)
の場合にデータ入力D2を、(1,1)の場合にデータ
入力D3を、出力Y(出力データ信号194)として出
力する。
【0110】(1)制御信号161が(図6〜図9)が
“0”の場合、エラーデータ選択信号128A,128
Bとも“0”となり、エラーラッチ回路191の出力デ
ータが選択される。なお、回路191は、エラー信号9
2a及び制御信号138を入力するANDゲート341
の出力をクロック入力Cとしており、制御信号138が
“1”のとき、エラー信号92aに同期してエラー信号
91をラッチする(制御信号138が“0”のときは禁
止される。)。また、回路191の状態はリセット入力
にRに受ける制御信号131により初期化(“0”)さ
れる。
【0111】(2)制御信号161が“1”の場合 ・信号128Aが“1”、信号128Bが“0”のと
き、バンクAからのエラーデータ信号192A(信号1
76Aを受けるI/Oバッファ208Aの出力)が選択
される。 ・信号128Aが“0”、信号128Bが“1”のと
き、バンクBからのエラーデータ信号192B(信号1
76Bを受けるI/Oバッファ208Bの出力)が選択
される。
【0112】エラーデータ選択回路193の出力データ
信号194は、パイプライン回路195により同期を取
る(出力信号196)。また、選択回路197は選択制
御信号SC1に基づき、試験入力データ信号11および
試験判定データ信号13のうち、どちらか一方を選択し
出力データ信号198として出力する。この選択回路1
97の出力データ信号198と信号196とをビット単
位で演算可能な演算選択回路199にて演算処理する。
【0113】選択回路201は、データ切換信号177
が“0”のとき、演算選択信号139Aを、“1”のと
き信号139Bを出力信号202として選択する。な
お、演算選択信号139A及び139Bは3ビット幅の
信号であり、命令「MA/EAa,b」のa,bの相当
する。そして、選択回路201の出力信号202をパイ
プライン回路203にて信号196,198と同期を取
った信号が演算選択回路199の選択信号200とな
る。選択信号200に基づく演算選択回路199の演算
内容は表1に示すとおりである。
【0114】
【表1】
【0115】このように、演算選択回路199は演算及
び選択機能を有しているため、様々な仕様に合わせてデ
ータを加工することができる。
【0116】また、選択回路205αは、選択制御信号
SC11に基づき、試験入力データ信号11と出力デー
タ信号204とのうちいずれかを選択して出力信号20
6αとして出力する。出力信号206αはパイプライン
回路207αで同期をとられ試験入力データ信号94a
として出力される。
【0117】一方、選択回路205βは、選択制御信号
SC12に基づき、試験判定データ信号13と出力デー
タ信号204とのうちいずれかを選択して出力信号20
6βとして出力する。出力信号206βはパイプライン
回路207βで同期をとられ試験判定データ信号95a
として出力される。
【0118】なお、選択制御信号SC1,SC11及び
SC12として、予めCPU142がアクセス可能にア
ドレス指定されたラッチのラッチデータ等が考えられ、
CPU142が適宜ラッチに書き込みを行うことより、
選択回路197,選択回路201α,201βの切換指
示を行うことができる。
【0119】(図13〜図18の説明)図13〜図18
は、制御回路170の内部構成を示す回路図である。制
御回路170において、キャッチメモリアドレスカウン
タ回路209(209A,209B)は、エラーアドレ
スキャッチメモリ回路166およびエラーデータキャッ
チメモリ回路168のメモリアドレス信号174(17
4A,174B)を生成する回路であり、回路209A
はバンクA(回路166A,168A)に、回路209
BはバンクB(回路166B,168B)に各々対応し
ている。回路209の動作は次のとおりである。
【0120】(1)バンク切換信号124Aが“1”、
124Bが“0”の場合 (キャッチメモリアドレスカウンタ回路209A)バン
ク切換信号124Aが“1”により、バンク切換信号1
24をインバータ351を介して受けるANDゲート2
10で、読み出し時のカウンタ加算信号130の制御が
禁止され、ANDゲート211でエラー信号171Aが
有効とされ、ANDゲート211,212の出力をOR
ゲート353を介して受けるANDゲート355からア
ドレスカウント信号212として出力される。これによ
り、エラー発生時、カウンタ回路213にて、エラー数
が計数(+1)される。この計数値がメモリアドレス信
号174Aであり、書き込み用メモリアドレス信号とな
る。
【0121】また、計数値がカウンタ回路213の最大
値となった場合のキャリー出力信号214、または他の
回路からのカウンタマスク信号215が“1”のとき、
信号214及び215を受けるORゲート352の出力
がインバータ354を介してANDゲート355に入力
されるため、アドレスカウント信号212が“0”固定
されて計数は禁止される。このとき、ORゲート352
の出力がNORゲート356に与えられるため、NOR
ゲート356の出力であるエラーマスク信号172Aが
“0”となり、ANDゲート173A(図10参照)に
おいてエラー信号171Aに禁止をかける。
【0122】制御信号133が“0”ならば、制御信号
133がインバータを介してNORゲート356に与え
られるため、NORゲート356の出力である信号17
2Aが強制的に“0”になる。
【0123】(キャッチメモリアドレスカウンタ回路2
09B)バンク切換信号124Bが“0”により、AN
Dゲート211で、エラー信号171Bの制御が禁止さ
れ、ANDゲート210で、読み出し時のカウンタ加算
信号130がカウント信号212となる。これにより、
信号130の立ち上がり毎、カウンタ回路213で計数
(+1)する。この計数値がメモリアドレス信号174
Bであり、読み出し用のメモリアドレス信号となる。
【0124】また、計数値がカウンタ回路213の最大
値となった場合に出力されるキャリー信号214、また
はカウンタマスク信号215が“1”のとき、計数は禁
止される。このとき、エラーマスク信号172Bが
“1”となり、ANDゲート173B(図10参照)に
おいて、エラー信号173Bに禁止をかける。
【0125】制御信号133が“0”ならば、強制的に
信号172Bを“1”にする。
【0126】制御信号124Aが“1”、124Bが
“0”の場合、制御信号126Aが“1”、126Bが
“0”となり、選択回路216にて、信号174Aが書
き込み用アドレス信号217,信号174Bが読み出し
用アドレス218として選択される。なお、カウンタ回
路213は制御信号131によってリセットされる。
【0127】(2)制御信号124Aが“0”、124
Bが“1”の場合 上記した(1)と同様に、信号174Aが読み出し用、
信号174Bが書き込み用アドレス信号となり、選択回
路216にて、信号174Aが読み出し用アドレス21
8,信号174Bが書き込み用アドレス信号217とし
て選択される。
【0128】次に、選択回路216の出力信号217,
218について説明する。エラー信号92aはANDゲ
ート371の一方入力となり、CPU142の所定の出
力がインバータ372を介して得られるマスク信号21
9がANDゲート371の他方入力となる。このAND
ゲート371の出力であるラッチ同期信号220に同期
して書き込みアドレスを示す信号217が状態保持回路
221に取り込まれる(マスク信号219は非試験メモ
リに対する制御回路の動作を禁止するもので試験実行中
は固定である)。
【0129】状態保持回路221は、エラーの発生毎に
信号217の状態を保持する。よって、最終エラー発生
時の書き込み用メモリアドレス値(エラー発生数)を回
路221に保持することが可能となる。書き込み終了
後、その出力信号222を、制御信号137(制御信号
群96より生成)により、状態保持回路221の後段に
ある最終アドレス保持回路223で保持させた後、状態
保持回路221を初期化する。なお、制御信号137は
インバータ群373及びORゲート374を介して状態
保持回路221のリセット入力Rに与えられ、ORゲー
ト374の他方入力にCPU142からの強制リセット
信号249が付与される。
【0130】最終アドレス保持回路223に保持された
最終アドレス信号224は、前回書き込み用メモリとし
て使用していたキャッチメモリ回路を読み出し用として
使用する場合に、そのキャッチメモリ回路に記憶されて
いるエラー数に相当することになるため、信号218と
信号224のビット比較回路225での一致検出によ
り、そのキャッチメモリ回路のアドレス加算の制御が可
能となる。また、同様に、キャッチメモリ回路からエラ
ー情報を読み出し中に、同時にエラー数による良否判定
を実施する場合、制限回数データ129と信号218と
のビット比較回路226での一致検出により、前記試験
に対する制御が可能となる。
【0131】さらに、図11で説明したアドレス信号1
18とエラーアドレス信号181とのビット比較による
一致信号175を取り込み様々な機能を制御している。
以下に、これら一致検出に関係する回路について説明す
る。
【0132】(1)一致信号227に関する回路 一致信号227は最終アドレス信号224の示す値が
“0”の場合にORゲート390を介してアクティブ状
態(“0”)になる信号である。(エラー情報の書き込
み動作後“0”の場合、エラーが全く発生していない状
態とみなすことができる)。
【0133】一致信号227が“0”のとき、制御信号
137の立ち上がりで状態保持回路228に“1”が保
持される。なお、制御信号137はインバータ群375
及びORゲート376を介して状態保持回路228の反
転クロック入力Cに与えられ、ORゲート376の他方
入力は一致信号227である。
【0134】この状態で、制御信号136の立ち上がり
と立ち下がりにて(1周期分の遅延が発生することにな
る)、この状態が状態保持回路229βを介して状態保
持回路229αにより出力され、信号230が“1”と
なる。これにより、最終的に、ORゲート377,AN
Dゲート368及びパイプライン回路365を介して得
られるクロック一時ストップ信号101aがアクティブ
状態(“1”)となり、マッチコントローラ部23にて
クロックストップ動作が実施される。また、制御信号1
36の立ち上がりで、状態保持回路229βにより信号
231が“1”となり、ORゲート361を介して得ら
れるカウンタマスク信号215によって回路209に禁
止がかけられる。
【0135】信号230の状態は、ORゲート379を
介して受ける制御信号132の立ち上がりで初期化
(“0”)される。
【0136】(2)一致信号232に関する回路 一致信号232は、信号218と信号224が一致した
とき“0”となる。一致信号232はインバータ380
を介してANDゲート381の一方入力となる。AND
ゲート381の他方入力は一致信号227となり、AN
Dゲート381の出力が状態保持回路233βにラッチ
される。したがって、一致信号232は一致信号227
が“1”の場合にのみ有効とある(エラー情報の書き込
み動作後、信号224の状態が“0”でない)。
【0137】一致信号232が“0”の状態で、制御信
号136の立ち上がりと立ち下がりにて(1周期分の遅
延が発生することになる)、その状態の反転値が状態保
持回路233αにより出力され、信号234が“1”と
なる。このとき、クロックストップ選択回路235で、
信号140Aが“1”、信号140Bが“1”であった
場合、信号234が選択される。ORゲート377,A
NDゲート368及びパイプライン回路365を介して
最終的にクロック一時ストップ信号101がアクティブ
状態(“1”)となり、マッチコントローラ部23にて
クロック一時ストップ動作が実施される。
【0138】また、制御信号136の立ち上がりで、状
態保持回路233βにより信号237が“1”となり、
ORゲート361を介して得られるカウンタマスク信号
215によって回路209に禁止がかけられる。
【0139】信号234の状態は、信号122が“1”
の状態で、制御信号136の立ち上がりと立ち下がりに
て(1周期分の遅延が発生することになる)、状態保持
回路236αから出力される信号238が“1”とな
り、ORゲート382を介して状態保持回路233α,
233βのリセット入力Rに付与されことにより初期化
(“0”)される。また、制御信号131が“1”のと
きもORゲート382を介して状態保持回路233α,
233βのリセット入力Rに付与されことにより初期化
される。なお、状態保持回路236α,236βのリセ
ット入力RにはORゲート388の出力が与えられる。
なお、ORゲート388の入力として、強制リセット信
号249、制御信号131及びインバータ群389の出
力信号が付与され、インバータ群389の入力は状態保
持回路236αのQ出力をうける。
【0140】一致信号232はANDゲート362,3
63を介して最終的にプログラムカウンタ18におけ
る、実行アドレス切換信号120として出力され、全被
試験メモリの信号120が“0”のとき、信号97が
“0”となる(図5参照)。このとき、制御信号136
が“1”であれば、実行アドレス17が変更される。制
御信号136に相当する信号はプログラムカウンタ18
の制御信号群99にも含まれており、制御信号136が
アクティブになれば、制御信号群99中の制御信号13
6に相当する信号もアクティブになる。すなわち、制御
信号136に相当する信号がエラーキャッチメモリ部9
0及びプログラムカウンタ18に入力される。
【0141】(3)一致信号175(図11参照)に関
する回路(その1) アドレス信号118とエラーアドレス信号181とが一
致した場合についてである。このとき、一致信号175
は“0”となる。
【0142】一致信号175が“0”の状態で、制御信
号134の立ち上がりと立ち下がりにて(1周期分の遅
延が発生することになる)、前記状態の反転値(インバ
ータ383を介して得られる)が状態保持回路239β
を介して状態保持回路239αより出力され、信号24
0が“1”となる。このとき、クロックストップ選択回
路235で、信号140Aが“0”、信号140Bが
“1”であった場合、信号240が選択され、ORゲー
ト377,ANDゲート368及びパイプライン回路3
65を介して最終的にクロック一時ストップ信号101
がアクティブ状態(“1”)となり、マッチコントロー
ラ部23にてクロック一時ストップ動作が実施される。
【0143】アドレス信号118とエラーアドレス信号
181とが一致した場合にクロック一時ストップ信号1
01をアクティブにする機能を有する上記ビット比較一
致信号175に関する回路は以下のような利用が考えら
れる。
【0144】例えば、AND型フラッシュメモリのMG
M試験を行うに際し、エラーセクタアドレスを試験対象
から外したい場合がある。このような場合に、クロック
ストップ選択回路235によって信号240を選択し、
アドレス信号118とエラーアドレス信号181が一致
した場合はクロック一時ストップ信号101をアクティ
ブにして試験対象から外し、アドレス信号118とエラ
ーアドレス信号181とが不一致の場合にのみ試験対象
とすることができる。
【0145】また、制御信号134の立ち上がりで、状
態保持回路239βの出力信号241が、ANDゲート
364を介して演算選択データ切換信号177として出
力される(初期値は“0”である)。
【0146】したがって、一致信号175が“0”のと
き、信号177は“1”となり、データ切換を行う。ま
た、ORゲート384を介して制御信号131が状態保
持回路239β及び239αのリセット入力Rに付与さ
れるため、制御信号131が“1”のとき、信号240
は初期化(“0”)される。
【0147】(4)一致信号175に関する回路(その
2) アドレス信号118とエラーアドレス信号181が不一
致の場合についてである。このとき、一致信号175は
“1”となる。
【0148】一致信号175が“1”の状態で、制御信
号134の立ち上がりと立ち下がりにて(1周期分の遅
延が発生することになる)、前記状態が状態保持回路2
42βを介して状態保持回路242αにより出力され、
信号243が“1”となる。このとき、クロックストッ
プ選択回路235にて、信号140Aが“1”、信号1
40Bが“0”であった場合、信号243が選択され、
ORゲート377,ANDゲート368及びパイプライ
ン回路365を介して最終的にクロック一時ストップ信
号101がアクティブ状態(“1”)となり、マッチコ
ントローラ部23にてクロック一時ストップ動作が実施
される。
【0149】アドレス信号118とエラーアドレス信号
181とが不一致の場合にクロック一時ストップ信号1
01をアクティブにする機能を有する上記ビット比較一
致信号175に関する回路(その2)は以下のような利
用が考えられる。
【0150】例えば、AND型フラッシュメモリのMG
M試験を行うに際し、エラーセクタアドレスのみを試験
対象としたい場合がある。このような場合に、クロック
ストップ選択回路235によって信号243を選択し、
アドレス信号118とエラーアドレス信号181が不一
致の場合はクロック一時ストップ信号101をアクティ
ブにして試験対象から外し、アドレス信号118とエラ
ーアドレス信号181とが一致した場合にのみ試験対象
とすることができる。
【0151】また、制御信号134の立ち上がりで、状
態保持回路242βにより出力信号244が“1”とな
り、ORゲート361を介して得られるカウンタマスク
信号215によって回路209に禁止がかけられる。
【0152】また、ORゲート384を介して制御信号
131が状態保持回路242β及び242αのリセット
入力Rに付与されるため、制御信号131が“1”のと
き、信号243,244は初期化(“0”)される。
【0153】(5)一致信号245に関する回路 一致信号245は、信号218と信号129が一致した
とき“0”となる。
【0154】一致信号245が“0”の状態で、制御信
号135の立ち上がりと立ち下がりにて(1周期分の遅
延が発生することになる)、前記状態の反転値(一致信
号245がインバータ385を介した値)が状態保持回
路246βを介して状態保持回路242αより出力さ
れ、信号247が“1”となる。よって、最終的にパイ
プライン回路366を介して得られるエラー信号100
がアクティブ状態(“1”)となり、マッチコントロー
ラ部23にてエラー情報の保持、クロックストップ動作
および試験の強制終了などに作用する。
【0155】また、ANDゲート386を介して得られ
る制御信号135の立ち上がりで、状態保持回路246
βにより出力信号248が“1”となり、ORゲート3
61を介して得られるカウンタマスク信号215によっ
て回路209に禁止がかけられる。
【0156】また、ORゲート387を介して強制リセ
ット信号249が状態保持回路246β及び246αの
リセット入力Rに付与されるため、CPU142からの
強制リセット信号249が“1”のとき、信号247は
初期化(“0”)される。
【0157】一致信号245はANDゲート367を介
して最終的にプログラムカウンタ18における、実行ア
ドレス切換信号121として出力され、1個の被試験メ
モリの信号120が“0”のとき、信号98が“0”と
なる。このとき、制御信号135が“1”であれば、実
行アドレス17が変更される。制御信号135に相当す
る信号はプログラムカウンタ18の制御信号群99にも
含まれる。
【0158】(図19〜図23の説明)以上が、実施の
形態1の回路構成の動作と説明であるが、次に、実施の
形態1の回路による過消去防止のためのデータ再書き込
み処理を取り入れたテストフローを示すフローチャート
を図19〜図22に、図19〜図22に相当する試験パ
ターンプログラムを図23に示しており、双方、同一処
理には同一符号を付している。また、図23に使用する
命令群は表2〜表11で説明しており、表2〜表6は命
令の機能を示しており、表7〜表11は、表2〜表6と
同様に、図1〜図18で説明した回路、信号をもとにそ
の動作を説明している。
【0159】
【表2】
【0160】
【表3】
【0161】
【表4】
【0162】
【表5】
【0163】
【表6】
【0164】
【表7】
【0165】
【表8】
【0166】
【表9】
【0167】
【表10】
【0168】
【表11】
【0169】なお、表2〜表6において、(*)は各種
機能の初期状態を示しており、「有効ビット」は、当該
命令による作用が有効となる周期(ビット)のことであ
る。「クロック一時ストップ」はある条件に一致したD
UTのクロックを一時的にストップすることを意味し、
「クロックストップ」はある条件に一致したDUTのク
ロックを試験終了までストップすることを意味し、「ク
ロック(一時)ストップ」の機能は、クロックストップ
機能を指示する命令(MA/EA等)の記述ビットの次
のビットから起動される(1周期遅れる)。比較一致試
験機能を指示する命令(ECA/ELA等)はエラーキ
ャッチメモリの読み出し時のメモリアドレスカウンタの
値を示している。
【0170】図19〜図23の要点は次のとおりであ
る。
【0171】(1)消去動作毎(ステップS62)に複
数の被試験メモリ8の全アドレスを走査し、エラーアド
レス、エラーデータをキャッチメモリに取り込む(ステ
ップS253)。
【0172】(2)消去動作毎にエラー情報(エラーア
ドレス,エラーデータ)をもとに、複数の被試験メモリ
8の全メモリセルにデータを書き込む。
【0173】書き込みデータはアドレス信号118とエ
ラーアドレス信号181との比較により、一致,不一致
で書き込むデータを変更する(ステップS257〜S2
67の再書き込みサブルーチン)。
【0174】不一致:当該アドレスの全メモリセルに
“0”を書き込む。(ステップS261)。
【0175】一致:パスしたメモリセルには“0”を書
き込むとともに、フェイルしたメモリセルには“1”を
仮想的に書き込む(ステップS260)。
【0176】データI/O(ビット)毎に識別可能なエ
ラー情報を取り込んでいるため各々の書き換えが可能で
ある。
【0177】図23で示すパターンプログラムは、被試
験メモリの各ピンに印加する試験信号のパターンを示す
ピンパターン270と、試験周期など、タイミング条件
のグループを示すタイミンググループ番号271と、表
2〜表6などに示す命令群を記述しているマイクロイン
ストラクション部で構成されている。なお、アドレス1
7は、プログラムカウンタ18の示すアドレス17に相
当する。
【0178】以下、図19〜図22を参照して実施の形
態1による消去試験テストフローを説明する。まず、ス
テップS250で、クロックストップA(CSTPAO
N)の選択(信号140)、エラー情報取り込み許可
(信号133)及びアドレスを先頭番地に設定する。
【0179】そして、ステップS61で各DUT(被試
験メモリ8)毎のループカウンタX=0に初期化し、ス
テップS62で消去モードを設定し、消去時間等を設定
する。
【0180】その後、ステップS251で、バンク切換
初期化(信号152)とアドレスカウンタ回路213を
初期化する。なお、ステップS251の処理は最初の1
回のみ行われる。
【0181】次に、ステップS64で消去ベリファイモ
ードを設定し、アドレス及び待ち時間等を設定する。
【0182】そして、ステップS67で消去完了の有無
がチェックされ、完了の場合は何もせずステップS73
に移行し、未完了の場合はステップS253で、キャッ
チメモリ回路119にエラーアドレス、エラーデータを
取り込み、アドレスカウンタ回路213(キャッチメモ
リ回路119のメモリアドレスを示す)をインクリメン
トした後、ステップS73に移行する。試験対象のDU
Tのうち少なくとも1ビットの不良ビットを有する消去
不良アドレスが存在すれば、そのアドレスがエラーアド
レスとして、上記不良ビットを特定する情報がエラーデ
ータとしてそれぞれ取り込まれる。すなわち、エラーア
ドレスはDUTの同一アドレスのビット間で共有され
る。
【0183】そして、ステップS73でアドレス信号1
18が最終アドレスか否かを確認し、最終アドレスであ
ればステップS63に移行し、そうでなければステップ
S74で次のアドレスにインクリメントした後、ステッ
プS64に戻る。
【0184】なお、ステップS73、S74の処理は再
書き込みサブルーチン実行後はエラーアドレスについて
行われる。
【0185】次に、ステップS63でDUT毎のループ
カウンタをカウントアップ(X=X+1)し、ステップ
S256で全アドレスにおいて消去が完了したかを判定
し、一部でも完了していなければ、ステップS65に移
行し、完了していればステップS268に移行する。
【0186】ステップS268はステップS268A及
びステップS268Bからなり、ステップS268Aで
試験対象DUTが全てパスしたか否かが検証され、全て
パスした場合は全DUTパスと認定して処理を終了し、
そうでない場合はステップS268BでパスDUTは試
験終了までクロックをストップし、消去動作が行われな
いようにして待機する。
【0187】ステップS65で、DUT毎にリトライ回
数(1000回)のチェックを行い、リトライ回数が1
000回に達していればステップS269に移行し、達
していなければステップS257〜ステップS267か
らなる再書き込みサブルーチンに移行する。
【0188】ステップS269で、全てのDUTがフェ
イルであれば全DUTフェイルと認定して処理を終了
し、そうでなければ一部DUTパスと認定して処理を終
了する。
【0189】以下、再書き込みサブルーチンの処理につ
いて述べる。
【0190】まず、ステップS257でアドレスを先頭
位置に設定し、ステップS258で最終アドレス信号2
24のラッチ、エラーデータ出力許可(信号161)、
エラーアドレス出力禁止(信号160)、メモリバンク
切換(信号151)、カウンタ回路213の初期化等の
処理を行う。
【0191】そして、ステップS259で、アドレス信
号118とエラーアドレス信号181とを比較し、両者
が一致(消去不良アドレス)すればステップS260の
データ再書き込み処理を行い、不一致(消去良好アドレ
ス)であればステップS261の再書き込みを行う。
【0192】ステップS261で、全I/O(ビット)
に“0”の再書き込みを行った後、ステップS265に
移行する。
【0193】一方、ステップS260で、エラー情報に
基づき、パスI/O(ビット)のDUTに“0”の再書
き込みを行い、フェイルI/OのDUTに“1”の仮想
再書き込みを行う。
【0194】そして、ステップS262で、アドレスカ
ウンタ回路213をインクリメントし、ステップS26
3でエラーアドレスが終了したか否かをチェックし、終
了していればステップS264でカウンタ回路213を
停止させた後に、終了していなければ直接にステップS
265に移行する。
【0195】ステップS265で、最終アドレスか否か
をチェックし最終アドレスでなければステップS266
で次アドレスに変更した後、ステップS259に戻る。
以降ステップS265で最終アドレスと判定されるま
で、ステップS259〜S264の処理を繰り返す。
【0196】ステップS265で最終アドレスと判定さ
れるとステップS267でクロックストップD(CST
PDON)選択(信号140)、エラーアドレス出力許
可(信号160)、アドレスカウンタ回路213の初期
化する。を行ってサブルーチンを終了し、ステップS6
2に復帰する。
【0197】再書き込みサブルーチン実行後のステップ
S62〜ステップS73の処理は図22に示すようにエ
ラーアドレス信号181に基づく処理が実行することに
より、全アドレスを走査する場合に比べて試験時間を大
幅な短縮を図っている。あうなわち、図19で示したス
テップS62〜ステップS73の処理は最初の1回のみ
実行される。
【0198】まず、ステップS62で消去モードを設定
し、消去時間等を設定する。
【0199】次に、ステップS64で消去ベリファイモ
ードを設定し、アドレス及び待ち時間等を設定する。
【0200】そして、ステップS67で消去完了の有無
がチェックされ、完了の場合は直接ステップS73に移
行し、未完了の場合はステップS253で、キャッチメ
モリ回路119にエラーアドレス、エラーデータを取り
込み、書き込み用アドレスカウンタ回路213をインク
リメントした後、ステップS73に移行する。
【0201】ステップS73でエラーアドレスが終了し
たか否かをチェックし、終了していればステップS63
に移行し、終了していなければステップS74で、読み
出し用のアドレスカウンタ回路213(ステップS25
3のインクリメントは書き込み用のアドレスカウンタ回
路213に対して行っている)をインクリメントし次の
エラーアドレスに変更した後、ステップS64に戻る。
【0202】(実施の形態1の効果)図1〜図18で示
した回路と、図19〜図22で示した実施の形態1の消
去試験フローを用いることで、正常に消去されたビット
には“0”の再書き込みを確実に行うことによりNOR
型のフラッシュメモリの過消去防止が可能であり、消去
不良のビットには“0”の再書き込みを行わないことに
よりメモリの歩留まり向上に貢献できる。
【0203】また、前述のような回路構成により、エラ
ー情報のみならず、正常に消去が行われた各種信号の状
態を記憶する手段としても使用可能で、ロジック信号解
析装置(ロジックアナライザ)など解析システムを容易
に構築でき、その活用分野は広範囲にわたるといえる。
【0204】<実施の形態2> (図24及び図25並びに図26の説明)図1〜図18
で示した実施の形態1の回路構成で、キャッチメモリ回
路119を使用しないエラーラッチ回路191(図12
参照)による過消去防止のためのデータ再書き込み処理
を取り入れたテストフローを図24及び図25のフロー
チャートに、図24及び図25に相当する試験パターン
プログラムを図26に示しており、双方、同一処理には
同一符号を付している。図24及び図25と図19〜図
23の同一処理にも同一符号を付している。また、使用
されている命令群は、表2〜表6及び表7〜表11で示
しているものである。図24及び図25並びに図26の
要点は次のとおりである。
【0205】(1)消去動作毎(ステップS62)に、
その時点のアドレスでの判定結果(エラー信号)をエラ
ーラッチ回路191でラッチする(ステップS27
5)。
【0206】(2)消去動作毎に上記エラー信号をもと
に、その時点のアドレスが示す、全メモリセルにデータ
を書き込む(ステップS276)。書き込みデータは次
のとおりである。
【0207】パスしたメモリセルには“0”を書き込
む。(回路191出力の“0”を使用)。フェイルした
メモリセルには“1”を書き込む。(回路191出力の
“1”を使用)。データI/O(ビット)毎にエラー信
号を取り込んでいるため各々の書き換えが可能である。
【0208】以下、図24及び図25参照して実施の形
態2による消去試験フローを説明する。まず、ステップ
S273で、クロックストップAの選択(信号14
0)、エラーデータ出力許可(信号161)、エラーラ
ッチ許可(信号138)及びアドレスを先頭番地に設定
する。
【0209】そして、ステップS61で各DUT毎のル
ープカウンタX=0に初期化し、ステップS62で消去
モードを設定し、消去時間等を設定する。続いて、ステ
ップS63でDUT毎のループカウンタをカウントアッ
プ(X=X+1)する。
【0210】次に、ステップS65で、DUT毎にリト
ライ回数(1000回)のチェックを行い、リトライ回
数が1000回に達していればステップS269に移行
し、達していなければステップS274に移行する。
【0211】そして、ステップS274で、制御信号1
31によるエラーラッチ回路191の初期化及びデータ
切換動作を行い、次に、ステップS64で消去ベリファ
イモードを設定し、アドレス及び待ち時間等を設定す
る。
【0212】ステップS67で、消去完了の有無がチェ
ックされ、消去未完了の場合、ステップS275Aを、
消去が完了してればステップS275Bを経由してステ
ップS276に移行する。
【0213】ステップS275Aで、エラー情報が格納
されたエラーラッチ回路191によるエラーデータをラ
ッチする。一方、ステップS275Bではステップ初期
化されたエラーラッチ回路191の初期データ(データ
I/Oがパス)をラッチする。
【0214】そして、ステップS276でパスI/Oに
は“0”の再書き込みを行うとともに、フェイルI/O
には“1”の仮想的再書き込みを行う。
【0215】その後、ステップS73で最終アドレスか
否かを確認し、最終アドレスであれば処理をステップS
278に移行し、そうでなければステップS74で次の
アドレスにインクリメントした後、ステップS63に戻
る。
【0216】ステップS278で、全アドレスの消去完
了の確認を行い、全アドレス消去が完了しておればステ
ップS268に移行し、完了していなければステップS
279でアドレスを先頭アドレスに戻した後、ステップ
S62に戻る。
【0217】ステップS268におけるステップS26
8Aで試験対象DUTが全てパスしたか否かが検証さ
れ、全てパスした場合は全DUTパスと認定して処理を
終了し、そうでない場合はステップS268BでパスD
UTは試験終了までクロックをストップし、消去動作が
行われないようにして待機する。
【0218】一方、ステップS65リトライ回数に達し
ているとステップS269に移行する。ステップS26
9で、全てのDUTがフェイルであれば全DUTフェイ
ルと認定して処理を終了し、そうでなければ一部DUT
パスと認定して処理を終了する。
【0219】(実施の形態2の効果)図1〜図18で示
した回路と、実施の形態2の消去試験フローを用いるこ
とで、NOR型のフラッシュメモリの過消去防止が可能
であり、前記メモリの歩留まり向上に貫献できる。
【0220】また、アドレス単位に消去不良アドレスの
判定及び再書き込み処理を行っているため、エラーラッ
チ回路191は1アドレスの不良アドレス情報を格納す
るだけで済ますことができる分、回路構成の簡略化を図
ることができる。
【0221】再書き込みデータとしてエラー情報をその
まま利用できるため、キャッチメモリ回路119なしで
も過消去防止機能が実現可能であり、H/W(ハードウ
ェア)の価格を低減できる効果も奏する。
【0222】<実施の形態3>図27及び図28は、図
1〜図18で示した実施の形態1の回路構成で、ビット
比較回路226(図13〜図18)によるMGM試験の
方法についてのフローチャート及び説明図である。図1
9〜図21で示した実施の形態1の消去試験フローの全
処理後、図27の実施の形態3のテストフローを追加実
施する。
【0223】また、そのパターンプログラムを図28に
示す。図27,図28の要点は、ビット比較回路225
により、最終アドレス信号224とアドレス信号218
を比較しながら、信号218を変更(+1ずつ加算)し
ていき、アドレス信号218と制限回数データ129と
の一致を検出するもので、被試験メモリのうち、1個で
も一致すれば試験を終了するものである(ステップS2
88)。
【0224】このとき、一致した被試験メモリは、エラ
ー信号100を発生し、マッチコントローラ部23に
て、MGMの対象外(フェイルDUTと判断)すること
ができる。また、このような構成にすることで、一致を
走査しながら、被試験メモリのエラーが発生しているメ
モリセルに対し何らかの情報を書き込むことも可能であ
る。
【0225】以下、図27を参照して実施の形態3によ
るMGM試験フローを説明する。まず、ステップS10
0で、実施の形態1の消去試験フロー(但し、ステップ
S269を除く)を行う。
【0226】そして、ステップS280で、不良制限数
の設定(例えば、500甲斐)、クロックストップDの
選択(信号140)、バンク切換(信号152)及びア
ドレスカウンタ回路213の初期化を行う。
【0227】次に、ステップS281で、全試験対象D
UTにおいて、アドレス信号218と最終アドレス信号
224とが一致しているか否かをチェックし、一致して
おればステップS285に、一つでも一致していなけれ
ばステップS282に移行する。
【0228】ステップS282で、アドレス信号218
と最終アドレス信号224とが一致しているDUTのク
ロックを一時ストップし、最終アドレス信号224が
“0”のDUTはクロックストップする。
【0229】そして、ステップS283で、試験対象D
UTのうち1個でも、アドレス信号218が制限回数デ
ータ129に達していれば、ステップS287でエラー
信号100をマッチコントローラ部23に入力し保持さ
せ、全試験対象DUTの試験処理を強制的に終了させ、
達していなければステップS284で次アドレスに変更
した後、ステップS281に戻る。
【0230】ステップS287を実行することにより、
複数の試験対象DUTが1つの試験対象DUTでも不要
が存在すれば機能しない構成の場合、速やかに他の試験
対象DUTの試験処理を終了させて、効率的な試験を行
うことができる。
【0231】一方、ステップS285でクロック一時ス
トップを解除した後、ステップS286でクロックスト
ップを解除して処理を終了する。
【0232】(実施の形態3の効果)図1〜図18で示
した回路と、実施の形態3のMGM試験フローを用いる
ことにより、不良ビットメモリ装置など、解析装置の解
析結果に依存せず、高速に判定が可能である。
【0233】<実施の形態4> (図29及び図30の説明と効果)実施の形態3に示し
たMGM試験のフローを利用して、単にMGMの良否判
定を行いたい場合に、ビット比較回路226(図13〜
図18参照)に置き換えて、最終アドレス信号224と
制限回数データ29の比較によるマグニチュードコンパ
レータ回路(大小比較回路)を用いれば、1周期での判
定が可能となり、さらなる試験の高速化が図れる(図1
5のステップS288のみ)。
【0234】すなわち、図29のステップS288にお
いて、試験対象DUTのうち1個でも、最終アドレス信
号224が制限回数データ29に達していれば、ステッ
プS287でエラー信号100をマッチコントローラ部
23に入力し保持させ処理を終了し、達していなければ
直ちに終了する。
【0235】このときのELA/ELCは最終アドレス
信号224と制限回数データ29との大小比較を実施す
る命令である。回路構成は制御信号135をELA/E
LCに対応させ、前述のように回路226を大小比較回
路に変更することで実現できる(ただし、この実施の形
態では、一致信号121に対する制御は行わない)。
【0236】<実施の形態5> (図31及び図32並びに図33の説明)図40のセク
タ方式を採用しているメモリのMGM試験を実施の形態
1に示した回路構成で実施する。実施の形態5のMGM
試験フローを図31及び図32のフローチャートに、図
31及び図32に相当する試験パターンプログラムを図
33の説明図に示しており、双方、同一処理には同一符
号を付している。
【0237】図31及び図32並びに図33で示される
実施の形態5の要点は、次のとおりである。
【0238】(1)全ビットのメモリセルを走査し、書
き込みエラーが発生しているアドレス信号118のみを
キャッチメモリ回路119に取り込む。セクタ選択回路
117にて、セクタアドレス(Xアドレス)のみを選択
した状態で試験を実施する(ステップS290〜S29
4)。
【0239】(2)キャッチメモリ回路119に取り込
まれたエラーアドレス数と不良制限数の大小比較を実施
(実施の形態5の回路使用)することにより、良否判定
を行い、不良DUTはクロックストップにより試験対象
外とする(ステップS295〜S297)。
【0240】(3)エラーが発生しているセクタアドレ
スのコントロール領域にエラーフラグを書き込む。この
とき、エラーセクタアドレスのみを走査する(ステップ
S298〜S301)。
【0241】以下、図31及び図32を参照して実施の
形態5によるMGM試験フローを説明する。まず、ステ
ップS289で、エラーデータ出力許可(制御信号16
1)、エラーデータ出力選択(命令PRMD)、エラー
情報取り込み許可(制御信号133)及びアドレスの先
頭番地設定を行う。
【0242】そして、ステップS290で自動書き込み
モードを設定し、ステップS291で自動書き込みデー
タ・アドレス設定及び自動書き込み時間の設定を行う。
【0243】その後、ステップS292で書き込みベリ
ファイを行いながら、書き込み不良アドレスをキャッチ
メモリ回路119に書き込むステータスポーリング判定
を行う。
【0244】次に、ステップS293で、最終セクタア
ドレスか否かを判定し、最終セクタアドレスであればス
テップS295に移行し、そうでなければステップS2
94で次のセクタアドレスに変更した後、ステップS2
90に戻る。
【0245】ステップS295で、不良制限数ELCを
設定するとともに、最終アドレス信号224をラッチし
て不良セクタ数ELAを得る。
【0246】そして、ステップS296で、不良セクタ
数ELAと不良制限数ELCとを比較して、ELA>E
LCであればステップS297に移行し、そうでなけれ
ばステップS298に移行する。このときのELA/E
LCは最終アドレス信号224と制限回数データ29と
の大小比較を実施する命令である。回路構成(図13〜
図18参照)は制御信号135をELA/ELCに対応
させ、前述のように回路226を大小比較回路に変更す
ることで実現できる。
【0247】ステップS297において、不良セクタ数
ELAが不良制限数ELCを越えたDUTをクロックス
トップして試験対象外として、フェイルDUTと認定し
て処理を終了する。
【0248】ステップS298で、エラーデータ出力許
可(信号161)、エラーアドレス出力禁止(信号16
0)、メモリバンク切換(信号151)、カウンタ回路
213の初期化等の処理を行う。
【0249】そして、ステップS299で、不良セクタ
にエラーフラグを書き込んだ後、ステップS300で、
アドレス信号118と最終アドレス信号224とが一致
したか否かを判定し、一致していればパスDUTを認定
して処理を終了し、一致していなければステップS30
1でアドレスカウンタ回路213をインクリメントして
セクタアドレスを更新した後、ステップS299に戻
る。ステップS299〜S301の処理は上記大小比較
回路226により実行アドレス切換信号121を切換る
ことにより、インストラクションメモリ7に格納された
所定のプログラムを起動させ、エラーキャッチメモリ部
90からのエラー(セクタ)アドレスの情報を被試験メ
モリ8のコントロール領域に書き込ませることにより実
現できる。
【0250】その結果、試験対象DUTは、エラーフラ
グが書き込まれたセクタアドレスの使用を回避すること
ができ、良好なセクタアドレスのみを用いた正常動作が
可能となる。
【0251】(実施の形態5の効果)図1〜図18で示
した実施の形態1による回路を用いて、実施の形態5の
MGM試験のテストフローを実施することにより、セク
タ方式を採用しているAND型フラッシュメモリ試験な
どに対し、不良ビットメモリ装置など、解析装置の解析
結果に依存せず、高速に判定が可能となる。
【0252】
【発明の効果】以上説明したように、この発明における
請求項1記載の半導体試験装置における不良情報記憶手
段は、不良アドレスで及び不良データを含む不良アドレ
ス情報を記憶するため、不良アドレス情報に基づき、被
試験半導体メモリの不良アドレスに対して固有の動作を
行うことができる。
【0253】例えば、所定の動作が消去動作後の再書き
込み動作の場合、被試験半導体メモリの不良アドレスに
対し、固有の再書き込み動作を行わせることができる。
【0254】また、不要アドレス情報は不良データを含
むため、上記被試験半導体メモリの不良アドレスの入出
力データのビット数に応じたメモリセルが割り当てられ
る場合、不良アドレスを入出力データのビット間で共有
し、不良データに基づきどのビットが不良であるかを正
確に認識することができる。
【0255】請求項2記載の半導体試験装置の不良情報
記憶手段は、被試験半導体メモリに対する試験用アドレ
スとして、生成アドレスあるいは不良アドレスを選択す
る試験用アドレス選択部を有するため、必要に応じて不
良アドレスのみを所定の動作の検証対象にすることがで
きる。
【0256】例えば、所定の動作が消去及び再書き込み
動作後のさらなる消去動作の場合、被試験半導体メモリ
の前回の消去動作時の不良アドレスのみに対し、判定手
段により良/不良を判定させることができる。
【0257】請求項3記載の半導体試験装置において、
複数の不良情報記憶部はそれぞれ、不良総数情報を記憶
する不良総数情報記憶機能と、試験用アドレスの出力時
に、不良総数情報に基づき試験用アドレスの出力の終了
を判断して、試験動作の停止/非停止を指示する試験動
作停止信号及び試験内容の切換の有無を指示する試験内
容切換信号を生成する制御信号出力機能とをさらに有
し、半導体試験装置は、複数の被試験半導体メモリのう
ち、試験動作の停止を指示した試験動作停止信号に対応
する被試験半導体メモリに対する試験を停止する試験制
御手段と、試験内容切換信号の指示内容に基づき、被試
験半導体メモリの試験用データを生成する試験用データ
生成手段とをさらに備えている。
【0258】したがって、複数の被試験半導体メモリそ
れぞれに対して、試験用アドレスの出力の終了の有無に
基づき、試験を中断したり、試験データの生成内容を変
更したりすることができる。
【0259】請求項4記載の半導体試験装置において、
複数の不良情報記憶部はそれぞれ、試験用アドレスの出
力時に、生成アドレスと不良アドレスとの比較結果に基
づき、試験動作の停止/非停止を指示する試験動作停止
信号及び試験内容の切換の有無を指示する試験内容切換
信号を生成する制御信号出力機能とをさらに有し、半導
体試験装置は、複数の被試験半導体メモリのうち、試験
動作の停止を指示した試験動作停止信号に対応する被試
験半導体メモリに対する試験を停止する試験制御手段
と、試験内容切換信号の指示内容に基づき、被試験半導
体メモリの試験用データを生成する試験用データ生成手
段とをさらに備えている。
【0260】したがって、複数の被試験半導体メモリそ
れぞれに対し、生成アドレスと不良アドレスとの比較結
果によって、試験を中断したり、試験データの生成内容
を変更したりすることができる。
【0261】請求項5記載の半導体試験装置における試
験用データ付与部は第1のデータ生成部で生成される第
1のデータ及びデータ演算部で得られる第2のデータの
うち、一方のデータを試験用データとして選択して被試
験半導体メモリに与えるため、多様な試験用データを被
試験半導体メモリに与えて試験を行うことができる。
【0262】請求項6記載の半導体試験装置における試
験用データ選択部は生成アドレスと不良アドレスとの比
較結果により決定される選択信号に基づき、演算内容を
変えて試験用の第2のデータをするため、生成アドレス
と不良アドレスとの比較結果に応じた演算内容で試験用
の第2のデータを得ることができる。
【0263】請求項7記載の半導体試験装置において、
複数の不良情報記憶部はそれぞれ、不良総数情報を記憶
する不良総数情報記憶機能と、不良制限数を規定した不
良制限情報及び不良総数情報を受け、不良アドレスの数
と不良制限数とを比較して、不良アドレスの数が不良制
限数以上の場合に試験動作の強制停止を指示する試験動
作強制停止信号を生成する強制制御信号出力機能とを有
し、半導体試験装置は、試験動作強制停止信号を受け、
該試験動作強制停止信号が試験動作の強制停止を指示し
た時、複数の被試験半導体メモリすべてに対する試験を
停止する試験制御手段をさらに備えている。
【0264】したがって、複数の被試験半導体メモリの
うち、1つでも不良制限数を越える不良アドレス数を有
する被試験半導体メモリが存在することを認識すれば、
複数の被試験半導体メモリ全体の試験を強制的に停止さ
せることができる。
【0265】この発明に係る請求項8記載の半導体試験
方法において、再書き込み動作に際し、所定のアドレス
が不良アドレスである場合に、不良データに基づき消去
不良のビットには例外的に“0”の書き込みを行わなわ
ず、他のビットには“0”の再書き込みを行うため、正
常に消去が行われたビットに対する過消去を確実に防止
しながら、被試験半導体メモリの歩留まりを向上させる
ことができる。
【0266】請求項9記載の半導体試験方法において、
ステップ(b-1)は、2回目以降の実行時に、被試験半導
体メモリの全アドレスのうち、直近の不良アドレス情報
で指示される不良アドレスのみを対象として行うため、
対象アドレスを絞り込む分、試験時間の短縮を図ること
ができる。
【0267】請求項10記載の半導体試験方法におい
て、ステップ(b-3)は、被試験半導体メモリの全アドレ
スの消去が正常に完了していないと判断した回数が所定
回数に達する場合にも消去試験を終了するため、消去が
正常に行えない不良アドレスを含む被試験半導体メモリ
を認識して消去試験を終了することができる。
【0268】請求項11記載の半導体試験方法におい
て、複数の被試験半導体メモリそれぞれのステップ(b-
3)の消去試験終了後にそれぞれ行われるステップ(c)
は、不良総数情報に基づき、複数の被試験半導体メモリ
のうち対応する被試験半導体メモリの良否を判定し、不
良と判定した場合に、複数の被試験半導体メモリの消去
試験処理を全ての強制的に停止させる。
【0269】したがって、複数の被試験半導体メモリ
が、1つの被試験半導体メモリでも不良が存在すれば機
能しない構成の場合、速やかに他の被試験半導体メモリ
の消去試験処理を終えることにより、効率的な試験を行
うことができる。
【0270】この発明における請求項12記載の半導体
試験方法は、ステップ(b-1)の不良アドレス判定処理 及
びステップ(b-2)の再書き込み処理を指定アドレスを順
次イクリンメントしながら、アドレス単位で連続して行
うため、不良情報記憶手段は1アドレスの不良アドレス
情報を格納するだけで済ますことができる分、回路構成
の簡略化を図ることができる。
【0271】この発明における請求項13記載の半導体
試験方法において、ステップ(c)で、不良総数情報に基
づき、被試験半導体メモリの良否を判定し、良と判定し
た場合に、被試験半導体メモリに不良アドレスの情報を
書き込む不良アドレス情報メモリ書き込み動作を実行す
るため、被試験半導体メモリ自体に不良アドレスの存在
を認識させることにより、良好なアドレスのみを用いた
被試験半導体メモリの正常な利用が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態で用いられる半導体試
験装置の全体構成を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施の形態で用いられる半導体試
験装置の全体構成を示す回路図である。
【図3】 マッチコントローラ部の詳細を示す回路図で
ある。
【図4】 マッチコントローラ部の詳細を示す回路図で
ある。
【図5】 エラーキャッチメモリ部の詳細を示す回路図
である。
【図6】 制御信号生成回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図7】 制御信号生成回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図8】 制御信号生成回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図9】 制御信号生成回路の詳細を示す回路図であ
る。
【図10】 キャッチメモリ回路の詳細を示す回路図で
ある。
【図11】 エラーアドレス制御回路の詳細を示す回路
図である。
【図12】 エラーデータ制御回路の詳細を示す回路図
である。
【図13】 制御回路の詳細を示す回路図である。
【図14】 制御回路の詳細を示す回路図である。
【図15】 制御回路の詳細を示す回路図である。
【図16】 制御回路の詳細を示す回路図である。
【図17】 制御回路の詳細を示す回路図である。
【図18】 制御回路の詳細を示す回路図である。
【図19】 実施の形態1の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図20】 実施の形態1の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図21】 実施の形態1の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図22】 実施の形態1の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図23】 実施の形態1の試験方法のプログラム例を
示す説明図である。
【図24】 実施の形態2の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図25】 実施の形態2の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図26】 実施の形態2の試験方法のプログラム例を
示す説明図である。
【図27】 実施の形態3の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図28】 実施の形態3の試験方法のプログラム例を
示す説明図である。
【図29】 実施の形態4の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図30】 実施の形態4の試験方法のプログラム例を
示す説明図である。
【図31】 実施の形態5の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図32】 実施の形態5の試験方法を示すフローチャ
ートである。
【図33】 実施の形態5の試験方法のプログラム例を
示す説明図である。
【図34】 従来の半導体試験装置の全体構成を示す回
路図である。
【図35】 従来の半導体試験装置の全体構成を示す回
路図である。
【図36】 従来のマッチコントローラ部の詳細を示す
回路図である。
【図37】 従来のマッチコントローラ部の詳細を示す
回路図である。
【図38】 従来のフラッシュメモリの消去方法を示す
フローチャートである。
【図39】 従来のフラッシュメモリの書き込み方法を
示すフローチャートである。
【図40】 セクタ方式を示す説明図である。
【図41】 制御遅延クロック信号の生成例を示すタイ
ミング図である。
【図42】 制御遅延クロック信号に基づく信号の生成
例を示すタイミング図である。
【符号の説明】
7 インストラクションメモリ、8 被試験メモリ、1
0 アドレス発生回路 10、14 データ発生回路、18 プログラムカウン
タ、25 判定回路、90 エラーキャッチメモリ部、
119 キャッチメモリ回路、123 制御信号生成回
路、167 エラーアドレス制御回路、169 エラー
データ制御回路、170 制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 船倉 輝彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2G032 AA07 AE08 AE10 AE11 AG03 AH07 5B025 AE05 AE09 5L106 AA10 DD22 DD24 9A001 BB03 BB05 LL05

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被試験半導体メモリに所定の動作の実行
    を指示する制御信号を付与する制御信号発生手段と、 前記被試験半導体メモリの前記所定の動作実行後の良/
    不良判定を、前記被試験半導体メモリに付与されるアド
    レス単位に行うことが可能な判定手段と、 試験用アドレスを前記被試験半導体メモリに順次与え
    て、前記判定手段による不良判定時の前記試験用アドレ
    スである不良アドレス及びその時の出力データである不
    良データを含む不良アドレス情報を記憶する不良情報記
    憶手段と、を備えた半導体試験装置。
  2. 【請求項2】 生成アドレスを順次生成するアドレス生
    成手段をさらに備え、 前記不良情報記憶手段は、 前記被試験半導体メモリに対する試験用アドレスとし
    て、前記生成アドレスあるいは前記不良アドレスを選択
    する試験用アドレス選択部を、有する請求項1記載の半
    導体試験装置。
  3. 【請求項3】 前記被試験半導体メモリは複数の被試験
    半導体メモリを含み、前記不良アドレス情報は取り込ん
    だ不良アドレスの数を指示する不良総数情報を含み、前
    記不良アドレス情報は前記複数の被試験半導体メモリに
    対応した複数の不良アドレス情報を含み、 前記不良情報記憶手段は、各々が前記複数の不良アドレ
    ス情報を記憶する複数の不良情報記憶部を有し、 前記複数の不良情報記憶部はそれぞれ、 前記不良総数情報を記憶する不良総数情報記憶機能と、 前記試験用アドレスの出力時に、前記不良総数情報に基
    づき前記試験用アドレスの出力の終了を判断して、試験
    動作の停止/非停止を指示する試験動作停止信号及び試
    験内容の切換の有無を指示する試験内容切換信号を生成
    する制御信号出力機能とをさらに有し、 前記半導体試験装置は、 前記複数の被試験半導体メモリのうち、試験動作の停止
    を指示した前記試験動作停止信号に対応する被試験半導
    体メモリに対する試験を停止する試験制御手段と、 前記試験内容切換信号の指示内容に基づき、前記被試験
    半導体メモリの試験用データを生成する試験用データ生
    成手段と、をさらに備える、請求項2記載の半導体試験
    装置。
  4. 【請求項4】 前記被試験半導体メモリは複数の被試験
    半導体メモリを含み、前記不良アドレス情報は取り込ん
    だ不良アドレスの数を指示する不良総数情報を含み、前
    記不良アドレス情報は前記複数の被試験半導体メモリに
    対応した複数の不良アドレス情報を含み、 前記不良情報記憶手段は、各々が前記複数の不良アドレ
    ス情報を記憶する複数の不良情報記憶部を有し、 前記複数の不良情報記憶部はそれぞれ、 前記試験用アドレスの出力時に、前記生成アドレスと前
    記不良アドレスとの比較結果に基づき、試験動作の停止
    /非停止を指示する試験動作停止信号及び試験内容の切
    換の有無を指示する試験内容切換信号を生成する制御信
    号出力機能をさらに有し、 前記半導体試験装置は、 前記複数の被試験半導体メモリのうち、試験動作の停止
    を指示した前記試験動作停止信号に対応する被試験半導
    体メモリに対する試験を停止する試験制御手段と、 前記試験内容切換信号の指示内容に基づき、前記被試験
    半導体メモリの試験用データを生成する試験用データ生
    成手段と、をさらに備える、請求項2記載の半導体試験
    装置。
  5. 【請求項5】 アドレス単位に第1のデータを生成する
    第1のデータ生成手段をさらに備え、 前記不良情報記憶手段は、 不良アドレス単位で、前記第1のデータと前記不良デー
    タとを演算して試験用の第2のデータを得るデータ演算
    部と、 前記第1のデータ及び前記第2のデータのうち、一方の
    データを試験用データとして選択して前記被試験半導体
    メモリに与える試験用データ付与部とを含む、請求項1
    記載の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】 前記不良情報記憶手段は、 前記生成アドレスと前記不良アドレスとの比較結果に基
    づき選択信号を出力する選択信号出力部をさらに含み、 前記データ演算部は、前記選択信号に基づく演算内容で
    前記第2のデータを得る、請求項5記載の半導体試験装
    置。
  7. 【請求項7】 前記被試験半導体メモリは複数の被試験
    半導体メモリを含み、前記不良アドレス情報は取り込ん
    だ不良アドレスの数を指示する不良総数情報を含み、前
    記不良アドレス情報は前記複数の被試験半導体メモリに
    対応した複数の不良アドレス情報を含み、 前記不良情報記憶手段は、各々が前記複数の不良アドレ
    ス情報を記憶する複数の不良情報記憶部を有し、 前記複数の不良情報記憶部はそれぞれ、 前記不良総数情報を記憶する不良総数情報記憶機能と、 不良制限数を規定した不良制限情報及び前記不良総数情
    報を受け、前記不良アドレスの数と前記不良制限数とを
    比較して、前記不良アドレスの数が不良制限数以上の場
    合に試験動作の強制停止を指示する試験動作強制停止信
    号を生成する強制制御信号出力機能とを有し、 前記半導体試験装置は、 前記試験動作強制停止信号を受け、該試験動作強制停止
    信号が試験動作の強制停止を指示した時、複数の被試験
    半導体メモリすべてに対する試験を停止する試験制御手
    段をさらに備える、請求項1記載の半導体試験装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の半導体試験装置を用いた
    被試験半導体メモリに対し試験動作を行う半導体試験方
    法であって、 (a)前記所定の動作を消去動作に設定し、前記被試験半
    導体メモリの全アドレスを“1”に設定する消去動作を
    実行するステップと、 (b)前記ステップ(a)実行直後の前記被試験半導体メモリ
    の前記不良アドレス情報を前記不良情報記憶手段に記憶
    させるとともに、前記所定の動作を書き込み動作に設定
    し全アドレスを対象として“0”を書き込む再書き込み
    動作を行うステップとを備え、 前記再書き込み動作に際し、前記所定のアドレスが前記
    不良アドレスである場合に、前記不良データに基づき消
    去不良のビットには例外的に“0”の書き込みを行わな
    いことを特徴とする、半導体試験方法。
  9. 【請求項9】 前記ステップ(b)は、 (b-1)前記ステップ(a)実行直後の前記被試験半導体メモ
    リの前記不良アドレス情報を前記不良情報記憶手段に記
    憶させるステップと、 (b-2)前記所定の動作を書き込み動作に設定し、全アド
    レスに対して前記再書き込み動作を行うステップと、 (b-3)前記ステップ(b-1)の直後に行い、前記被試験半導
    体メモリの全アドレスの消去が正常に完了しているか否
    かを判断し、完了している場合は消去試験を終了し、1
    つのアドレスでも完了していない場合は前記ステップ
    (a)を再び実行させるステップとを含み、 前記ステップ(b-1)は、1回目の実行時に、前記被試験
    半導体メモリの全アドレスを対象として行い、2回目以
    降の実行時に、前記被試験半導体メモリの全アドレスの
    うち、直近の前記不良アドレス情報で指示される前記不
    良アドレスのみを対象として行うことを特徴とする、請
    求項8記載の半導体試験方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(b-3)は、被試験半導体
    メモリの全アドレスの消去が正常に完了していないと判
    断した回数が所定回数に達する場合にも消去試験を終了
    する、請求項9記載の半導体試験方法。
  11. 【請求項11】 前記被試験半導体メモリは複数の被試
    験半導体メモリを含み、前記不良アドレス情報は取り込
    んだ不良アドレスの数を指示する不良総数情報を含み、
    前記不良アドレス情報は前記複数の被試験半導体メモリ
    に対応した複数の不良アドレス情報を含み、 前記ステップ(a)及び(b)の前記消去試験の処理は前記複
    数の被試験半導体メモリ毎にそれぞれ独立に行われ、 前記複数の被試験半導体メモリそれぞれの前記ステップ
    (b)における前記ステップ(b-3)によって前記消去試験が
    終了された後にそれぞれ行われ、 (c)前記不良総数情報に基づき、前記複数の被試験半導
    体メモリのうち対応する被試験半導体メモリの良否を判
    定し、不良と判定した場合に、前記複数の被試験半導体
    メモリの前記消去試験の処理を全て強制的に停止させる
    ステップをさらに備える、請求項10記載の半導体試験
    方法。
  12. 【請求項12】 前記ステップ(b)は、 (b-1)指定アドレスを得るステップと、 (b-2)前記被試験半導体メモリの前記指定アドレスが前
    記不良アドレスであるか否かを認識し、前記不良アドレ
    スの場合に前記不良データを前記不良情報記憶手段から
    得るステップと、 (b-3)前記所定の動作を書き込み動作に設定し、前記指
    定アドレスに“0”を書き込む再書き込みを行うステッ
    プとを備え、前記ステップ(b-1)〜(b-3)の処理は前記指
    定アドレスをインクリメントしながらアドレス単位で繰
    り返して行われ、 (b-4)前記ステップ(b-1)〜(b-3)の繰り返し処理の終了
    直後に行い、前記被試験半導体メモリの全アドレスの消
    去が正常に完了している場合は試験を終了させ、そうで
    ない場合は前記ステップ(a)を再び実行させるステップ
    をさらに備える、半導体試験方法。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の半導体試験装置を用い
    た被試験半導体メモリに対して試験動作を行う半導体試
    験方法であって、前記不良アドレス情報は取り込んだ不
    良アドレスの数を指示する不良総数情報を含み、前記半
    導体試験装置は前記不良アドレスの情報を前記被試験半
    導体メモリ自体に書き込む不良アドレス情報メモリ書き
    込み動作を行う機能をさらに有し、 (a)前記所定の動作を書き込み動作に設定し、前記被試
    験半導体メモリの全アドレスに所定のデータを書き込む
    書き込み動作を実行するステップと、 (b)前記ステップ(a)実行直後の前記被試験半導体メモリ
    の前記不良アドレス情報を前記不良情報記憶手段に記憶
    させるステップと、 (c)前記不良総数情報に基づき、前記被試験半導体メモ
    リの良否を判定し、良と判定した場合に、前記不良アド
    レス情報メモリ書き込み動作を実行するステップと、を
    備える半導体試験方法。
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