JPH11316259A - 半導体試験装置およびこれを用いた半導体試験方法 - Google Patents

半導体試験装置およびこれを用いた半導体試験方法

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JPH11316259A
JPH11316259A JP10120821A JP12082198A JPH11316259A JP H11316259 A JPH11316259 A JP H11316259A JP 10120821 A JP10120821 A JP 10120821A JP 12082198 A JP12082198 A JP 12082198A JP H11316259 A JPH11316259 A JP H11316259A
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memory
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JP10120821A
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Yoshiaki Odashiro
佳 哲 小田代
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常に書込まれるまでの書込み回数にばらつ
きがあるフラッシュメモリについて、単純な構成で効率
の良い試験を行う半導体試験装置およびこれを用いた半
導体試験方法を提供する。 【解決手段】 DUT3内のメモリセルのアドレスをパ
ターンメモリ21Nに、テストデータと期待値データと
をパターンメモリ21Mに予め格納し、第1回の試験で
は、SQPG11からメモリアドレスパターンを生成し
てパターンメモリ21N,Mに供給してDUT3への書
込と読出を行う。書込不良のメモリセルがある場合は、
各ピンの論理比較器23の出力の論理和をとるOR回路
14から出力されるトータルピンフェイル信号STFをW
E信号としてフェイルメモリ13a,13bに書込不良
が発生した試験のメモリアドレス値をフェイルアドレス
データとして格納する。フェイルメモリ13a,13b
からフェイルアドレスをパターンメモリ21N,Mに供
給し、書込不良が発生したメモリセルについてのみ、再
試験を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体試験装置お
よびこれを用いた半導体試験方法に係り、特に、フラッ
シュメモリを備えた半導体試験装置およびこれを用いた
半導体試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】様々な半導体記憶装置のうち、フラッシ
ュメモリは、不揮発性の書込み・読出し可能メモリとし
て注目され、より一層の高集積度化等が今後とも期待さ
れている。しかしながら、このフラッシュメモリは、デ
ータ書込み処理において、正常に書込まれるまでの書込
み回数にばらつきがあるという欠点を有している。この
ため、フラッシュメモリの半導体試験においては、1回
の書込み/読出しの試験で不合格(フェイル:fai
l)が発生したメモリセル群に対して再度の書込み/読
出し試験を行う必要がある。
【0003】フラッシュメモリを備えた半導体装置に関
する従来の技術における試験方法について図面を参照し
ながら説明する。
【0004】図9、図10は、いわゆるマッチ機能を使
用した半導体試験方法によるフラッシュメモリの書込み
(WT:Write)/読出し(RD:Read)の動作を示
す模式図であり、それぞれ、図9はメモリセルを1個ず
つ試験した場合、図10は2個のメモリセルを並列に試
験することにより、スループットの向上を図る場合にお
ける動作を示す。
【0005】まず、メモリセルを1個ずつ試験した場合
の動作について、図9を参照しながら説明する。
【0006】同図に示すように、メモリセルのアドレス
(以下、セルアドレスという)、WT/RD信号、WT
/RDデータ、パス(Pass:合格)/フェイルの判定
は、いずれもテストサイクル信号に同期している。各セ
ルアドレスに対応するメモリセルについて、WT動作/
RD動作を順次繰り返し、書込みが正常に行われたこと
を検出した後、次のメモリアドレスのメモリセルに移行
する。
【0007】図9に示す例では、メモリアドレス#0番
地は1回、#1番地は3回、#2番地は2回のWT/R
D動作で正常に書込みが行われている。
【0008】このように、メモリセルに対するWT/R
D動作の回数は、メモリセル毎に異なっているため、試
験は、書込不良のメモリセルが1個でもあるうちは、予
め定めた規定の回数まで繰り返す。さらに、規定の回数
分のWT/RD動作を行っても、正常に書込みができな
かったメモリセルを不良セルとして判断する。
【0009】次に、2個並列に試験を行った場合を図1
0を参照しながら説明する。同図において、DUT1、
DUT2は、それぞれ異なる被試験体(DUT:evic
e nder est)であるフラッシュメモリを備えた半導
体記憶装置である。DUT1、DUT2は、共通のセル
アドレスを有している。しかしながら、同図に示すよう
に、WT/RD信号、WT/RDデータ、パス/フェイ
ルの判定結果は、DUT毎に異なる動作をする。図10
の例では、DUT1がセルアドレス#0番地で1回、#
1番地で3回にて正常な書込みが行われているのに対
し、DUT2では、#0番地で3回、#1番地で2回に
て正常に書込みが行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、半導体試験装
置では、DUT毎に異なるセルアドレスのパターン信号
を発生させることができない。従って、図10に示す例
では、対になった2つのDUTの一方がパスとなって
も、他方がフェイルである限り次のアドレスに移行する
ことができないので、セルアドレスパターンの発生は、
WT/RD回数の多かったDUTに制約されることにな
る。即ち、並列試験を行うことにより、半導体試験のス
ループットを上げようとしても、最も書込回数の多いD
UTに制約されるため、顕著な効果を奏することができ
ないという問題点があった。
【0011】次に、上述したマッチ機能を使用しない場
合の他の半導体試験方法について説明する。
【0012】まず、全メモリセル(メモリアドレス)に
対して“1”を書込み、次に全メモリセルに対するデー
タ読出しと、期待値“1”とを比較する読出試験を行
う。その結果がフェイルである場合、再度全メモリセル
に“1”を書込み、全メモリセルに対して読出試験を繰
返して行う。最終的に読出試験がパス、即ち、全メモリ
セルについてパスになるまで、または、フェイルのメモ
リセルがあったとしても、全メモリセルについて規定の
回数まで書込/読出動作を繰返すこととなる。
【0013】この方法では、前述の並列試験における制
約は、大きな問題となり得ないが、全メモリセルに対し
てWT/RD動作を繰り返すため、総テストサイクル数
が大幅に増える傾向にあった。さらに、1回あるいは少
数回のWT動作で正常に書込めたメモリセルに対しても
繰返し書込動作を行うため、メモリセルに対して余計な
ストレスをかけることになるという問題点があった。こ
のため、この手法は実際のテストにおいて、あまり利用
されていないのが実情である。
【0014】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、フラッシュメモリのように、正常
に書込まれるまでの書込回数にばらつきがある半導体記
憶装置を備えた半導体装置に対して、単純な構成で効率
の高い試験を行うことができる半導体試験装置およびこ
れを用いた半導体試験方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の手段に
より上記課題の解決を図る。即ち、本発明(請求項1)
によれば、半導体装置を試験するためのテストデータと
合否の判定基準となる期待値データとを第1の記憶手段
に格納する第1の記憶過程と、この第1の記憶手段から
上記テストデータを引出して上記半導体装置の各セルご
とに書込み、各セルごとに被書込データを読出して上記
期待値データと比較する第1の書込・比較過程と、この
第1の書込・比較過程により上記被書込データと上記期
待値データとが一致しない場合に、不一致が発生した前
回試験の上記第1の記憶手段のアドレスを第2の記憶手
段に格納する第2の記憶過程と、上記第2の記憶手段に
格納された上記アドレスに基づいて再度の書込と比較と
を行う再度の書込・比較過程と、上記再度の書込・比較
過程を不一致が発生する限り所定回数繰返す反復過程
と、上記所定回数に達した場合に、上記半導体装置を不
良品と判定する判定過程とを備えた半導体試験方法が提
供される。
【0016】また、本発明(請求項2)によれば、被試
験体である半導体装置の試験対象となる半導体領域のア
ドレスであるセルアドレスデータを予め格納する第1の
記憶装置と、上記各半導体領域に書込むテストデータを
上記セルアドレスデータに対応して予め格納する第2の
記憶装置と、上記セルアドレスデータと上記テストデー
タとを上記半導体装置に出力する出力手段と、試験の合
否の判定基準となる期待値データを上記テストデータに
対応して予め格納する第3の記憶装置と、上記第1ない
し第3の記憶装置に格納されたデータのアドレスである
メモリアドレスを生成するメモリアドレス生成手段と、
上記半導体装置の上記セルアドレスに係る半導体領域か
ら出力される信号である読出信号を受取る入力手段と、
この上記入力手段から供給された上記読出信号と、これ
に対応する上記期待値データとを照合して試験の合否を
判定し、不合格である場合にフェイル信号を出力する合
否判定手段と、このフェイル信号に基づいて試験結果を
格納するフェイルメモリとを備えた半導体試験装置を用
いた半導体試験方法において、上記メモリアドレス生成
手段から生成されたメモリアドレスを用いて上記第1お
よび第2の記憶装置から上記アドレスデータと上記テス
トデータをそれぞれ引出して上記テストデータを上記半
導体装置へ書込む過程と、上記メモリアドレス生成手段
から生成されたメモリアドレスを用いて上記第1の記憶
装置から上記セルメモリアドレスを引出して上記半導体
装置から読出信号を読出す過程と、上記メモリアドレス
生成手段から生成されたメモリアドレスを用いて上記第
3の記憶装置から上記期待値データを引き出して上記読
出信号と照合する合否判定過程と、上記合否判定手段が
不合格と判定した試験における上記メモリアドレスであ
るフェイルアドレスデータを上記フェイルメモリに格納
する過程とを有する第1回試験過程と、上記フェイル信
号が出力される限り、上記フェイルメモリから上記フェ
イルアドレスデータを引き出して上記第1ないし第3の
記憶手段に供給し、上記半導体領域のうち、上記不合格
に係る領域のみを予め定めた規定回数まで再度繰返して
試験する再試験過程と、規定回数に達した場合は、上記
半導体装置を不良品と判定する判定過程とを備えた半導
体試験方法が提供される。
【0017】また、本発明(請求項3)によれば、半導
体装置を試験するためのテストデータと試験の合否の判
定基準となる期待値データとを格納する第1の記憶手段
と、この第1の記憶手段のアドレスを生成するアドレス
生成手段と、このアドレス生成手段から供給されるアド
レスに基づいて、上記半導体装置の各セルに上記テスト
データを書込み、上記セルの被書込データを読出して上
記期待値データと比較する比較手段と、上記被書込デー
タと上記期待値データとが一致しない場合に、不一致が
発生した前回の試験における上記アドレスをフェイルア
ドレスとして格納する第2の記憶手段と、上記第1およ
び第2の記憶手段と上記比較手段とを制御し、上記フェ
イルアドレスに基づいて、上記セルのうち、不一致が発
生したセルについてのみ再度の書込、読出および比較を
所定回数まで繰返して行う再試験手段と、所定回数に達
した場合に上記半導体装置を不良品と判定する判定手段
とを備えた半導体試験装置が提供される。
【0018】また、本発明(請求項4)によれば、被試
験体である半導体装置の試験対象となる半導体領域のア
ドレスであるセルアドレスを格納する第1の記憶手段
と、上記半導体領域を試験するためのテストデータと合
否の判定基準となる期待値データとを上記セルアドレス
に対応して格納する第2の記憶手段と、上記第1および
第2の記憶手段におけるアドレスであるメモリアドレス
を生成して、上記第1および第2の記憶手段に供給し、
上記セルアドレスと、上記テストデータおよび上記期待
値データとをそれぞれ出力させる第1のメモリアドレス
生成手段と、上記第1の記憶手段から供給された上記セ
ルアドレスに係る上記半導体領域に対して、上記第2の
記憶手段から供給される上記テストデータを書き込む書
込手段と、上記第1の記憶手段から供給された上記セル
アドレスに基づいて、上記書込手段により書込まれた上
記半導体領域のデータを読出データとして読出す読出手
段と、上記第2の記憶手段から供給された上記期待値デ
ータと、上記読出手段から供給された上記読出データと
を照合して上記半導体領域について試験の合否を判定
し、不合格である場合にフェイル信号を出力する合否判
定手段と、上記第1のメモリアドレス生成手段から供給
された上記不合格に係るメモリアドレスを上記フェイル
信号に基づいてフェイルアドレスデータとして格納する
フェイルメモリと、上記フェイルアドレスデータが格納
されるべき上記フェイルメモリのアドレスをフェイルメ
モリアドレスとして上記フェイル信号に基づいて生成し
て上記フェイルメモリに供給するフェイルメモリアドレ
ス生成手段と、上記半導体装置に対する第1回の試験に
おいては、上記第1のメモリアドレス生成手段と上記第
1および第2の記憶装置とを接続し、上記不合格に係る
半導体領域に対する再度の試験においては、上記フェイ
ルメモリと上記第1および第2の記憶装置とを接続する
接続制御手段とを備え、上記フェイルメモリは、上記再
度の試験においては、上記フェイルメモリアドレス生成
手段が生成するフェイルメモリアドレスに基づいて上記
フェイルアドレスデータを生成して上記第1および第2
の記憶手段に供給する第2のメモリアドレス生成手段と
なる半導体試験装置が提供される。
【0019】また、上記第1の記憶手段は、上記セルア
ドレスの一部を格納し、上記第2の記憶手段は、上記テ
ストデータと上記期待値データの一部を格納し、上記セ
ルアドレスデータの残部をなすパターンアドレスと、上
記テストデータおよび上記期待値データの残部をなすパ
ターンデータとを生成するパターン生成手段と、上記第
1の記憶手段から出力される上記セルアドレスの一部と
上記パターンアドレスとを合成して上記書込手段と上記
読出手段に供給する第1の合成手段と、上記第2の記憶
手段から出力される上記テストデータの一部と上記パタ
ーンデータを合成して上記書込手段に供給し、上記期待
値データの一部と上記パターンデータとを合成して上記
合否判定手段に供給する第2の合成手段と、上記フェイ
ル信号に基づいて上記パターンアドレスを格納するとと
もに、上記再度の試験において上記フェイルメモリアド
レス生成手段から供給される上記フェイルメモリアドレ
スに基づいて、上記第1の合成手段に上記パターンアド
レスを供給する第3の記憶手段と、上記フェイル信号に
基づいて上記パターンデータを格納するとともに、上記
再度の試験において上記フェイルメモリアドレス生成手
段から供給される上記フェイルメモリアドレスに基づい
て、上記第2の合成手段に上記パターンデータを供給す
る第4の記憶手段とをさらに備え、上記接続制御手段
は、第1回の試験においては、上記パターン生成手段と
上記第1および第2の合成手段とを接続し、上記再度の
試験においては、上記第3の記憶手段および上記第1の
合成手段並びに上記第4の記憶手段および上記第2の合
成手段を接続するものでも良い。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態のいく
つかについて図面を参照しながら説明する。なお、以下
の各図において、同一の部分には、同一の参照番号を付
してその説明は省略する。
【0021】まず、本発明にかかる半導体試験装置の第
1の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0022】図1ないし図4は、本実施形態に係る半導
体試験装置10の部分回路図であり、それぞれ同一のハ
ードウエアを示しているが、それぞれ半導体試験中にお
ける動作を示している。即ち、図1は初回の書込み時、
図2は初回の読出し時、図3は再書込み時、図4は再読
出し時の動作を示す。いずれの図中にも接続選択手段で
あるMUX(Multiplexer)が含まれており、その選択
の状態は破線にて示す。破線のないものは非接続、即
ち、出力端子に信号が出力されないものとする。まず、
本実施形態に係る半導体試験装置10の構成の概略につ
いて図1を参照しながら説明する。
【0023】図1に示す半導体試験装置10は、テスト
データのパターンを生成するとともに、不合格のフェイ
ル情報の格納等を行う本体部1と、本体部1から供給さ
れたパターンデータに基づいて、セルアドレスをDUT
3に入力するセルアドレス入力ピンであるテスタピン2
Nと、本体部1から供給されたパターンアドレスに基づ
いて、テストデータである書込データをDUT3に入力
するとともに、DUT3から出力された読出信号を受け
て、書込データに対応した期待値データと比較して試験
の合否を判定し、不合格である場合にフェイル信号を出
力する論理比較ピンであるテスタピン2Mとを備えてい
る。なお、以下の図1ないし図8において、論理比較ピ
ンは、テスタピン2M,62Mのみを記載したが、メモ
リセルを備えた半導体装置の試験においては、DUT3
のメモリセルのデータ幅のビット数に対応した数量の論
理比較ピンを用いる必要があるが、説明の簡略化のため
以下の図面においては省略する。
【0024】本体部1は、後述するパターンメモリ21
N,Mにおけるテストデータのアドレスであるメモリア
ドレスパターンを生成するシーケンシャルパターン発生
器(equential attern enerator 以下、単にSQ
PGという)11と、テスタピン2Mから供給されたピ
ンフェイル信号SPFと他の図示しない論理比較ピンの出
力との論理和を演算してトータルフェイル信号STFとし
て出力するOR回路14と、このトータルフェイル信号
TFをカウントイネーブル信号SCEとしてフェイルメモ
リアドレスa,bを発生するフェイルメモリアドレス発
生器(以下、FMアドレス発生器という)12a,b
と、トータルフェイル信号STFをライトイネーブル信号
WEとして、FMアドレス発生器12a,bから供給さ
れたフェイルメモリアドレスa,bに該当するメモリ領
域に、SQPG11から供給されたメモリアドレスデー
タをフェイルの発生に応答してフェイルセルアドレスと
して格納する2つのフェイルメモリ13a,13bとを
備えている。
【0025】また、テスタピン2Nは、DUT3の各メ
モリセルのアドレスであるセルアドレスデータを格納し
たパターンメモリ21Nと、このパターンメモリ21N
から引出されたデータの信号波形を図示しないタイミン
グ発生器から供給されるタイミングエッジによりNRZ
on-eturn-to-ero)等の所定の波形モードに整
形する波形生成器22Nと、整形されたセルアドレスデ
ータをDUT3へ出力する出力ドライバ25Nとを備え
ている。
【0026】また、テスタピン2Mは、DUT3の各メ
モリセルに書き込むべき書込みデータと、この書き込み
データに対応した期待値データとを異なる記憶領域に格
納したパターンメモリ21Mと、このパターンメモリ2
1Mから引出されたデータの信号波形を所定の波形モー
ドに整形する波形生成器22Mと、整形された書込デー
タをDUT3へ出力する出力ドライバ25Mと、DUT
3からの出力信号を受ける入力ドライバ26Mと、これ
らの出力ドライバ25Mおよび入力ドライバ26MとD
UT3との接続を選択的に切替えるFETスイッチ27
Mと、パターンメモリ21Mから引出された期待値デー
タを合否判定の基準となる期待値として、DUT3から
の出力信号との比較を行う論理比較器23Mとを備えて
いる。
【0027】各素子間の接続関係は、以下の通りであ
る。SQPG11は、MUX37,38をそれぞれ介し
てパターンメモリ21Nとパターンメモリ21Mに接続
されるとともに、MUX35を介してフェイルメモリ1
3a,bに接続される。パターンメモリ21Nは、波形
生成器22Nに接続され、波形生成器22Nは、出力ド
ライバ25Nを介してDUT3に接続されている。
【0028】ここで、パターンメモリ21Nに格納され
たセルアドレスデータは、本実施形態においては、3ビ
ットで構成されているので、パターンメモリ21Nと波
形生成器22Nは、3本の配線で接続されている。ま
た、パターンメモリ21Mは、波形生成器22Mと論理
比較器23Mに接続されている。パターンメモリ21M
に格納された書込データと期待値データも、本実施形態
において、メモリアドレスデータと同様に、いずれも3
ビットで構成されているので、パターンメモリ21Mと
波形生成器22Mは、3本の配線で接続されている。波
形生成器22Mは、出力ドライバ25MとFETスイッ
チ27Mとを介してDUT3に接続され、また、DUT
3は、入力ドライバ26Mを介して論理比較器23Mと
接続されている。論理比較器23Mは、他の論理比較器
とともに本体部1のOR回路14の入力側に接続されて
いる。
【0029】OR回路14の出力側は、MUX34を介
してフェイルメモリ13a,13bに接続されるととも
に、MUX33を介してFMアドレス発生器12a,1
2bに接続されている。さらに、FMアドレス発生器1
2a,12bとSQPG11のクロック入力端子は、図
示しないクロック生成手段に接続されて、システムクロ
ック(SYSCLK)であるテストサイクル信号が入力
される。
【0030】MUX33は、OR回路14から出力され
る、後述するトータルフェイル信号STFをFMアドレス
発生器12aまたは12bに選択的に供給し、MUX3
4も上記トータルフェイル信号STFをフェイルメモリ1
3aまたは13bに選択的に供給する。MUX35,3
6は、フェイルメモリ13a−13b間、または、MU
X37および38を選択してフェイルメモリ13a,1
3bに格納されたフェイルセルアドレスデータを供給す
る。MUX37,38は、SQPG11が生成するセル
アドレスデータと、フェイルメモリ13aまたは13b
から供給されるフェイルセルアドレスデータのいずれか
を選択してパターンメモリ21Nおよび21Mに供給す
る。
【0031】MUX33〜38の各データセレクタ端子
は、図示しないテスタコントローラに接続され、これに
より、上述の接続関係が制御される。
【0032】次に、本実施形態に係る半導体試験装置1
0の動作を本発明に係る半導体試験方法の第1の実施の
形態として説明する。
【0033】試験の流れとしては、最初に全メモリセル
に対してデータ“1”を書込み、次に、期待値を“1”
として全メモリセルより読出試験を行う。基本的にこの
動作を繰り返して半導体試験が実行される。
【0034】まず、図1を参照しながら、DUT3の全
メモリに対し、データ“1”の最初の書込みを行う方法
について説明する。
【0035】まず、同図に示すように、MUX37,3
8を図示しないテスタコントローラにより制御してテス
タピン2N,2Mのパターンメモリ21N,21MとS
QPG11とを接続する。次に、SQPG11よりメモ
リアドレスパターンを発生させ、このメモリアドレスパ
ターンにより各パターンメモリ21N,21Mをアクセ
スする。パターンメモリ21Nからは、DUT3に供給
するセルアドレスが引出され、このセルアドレス信号を
波形生成器22Nにより所定の波形モードに整形した
後、出力ドライバ25Nからセルアドレスデータ<A0
>をDUT3に出力する。
【0036】また、SQPG11からメモリアドレスパ
ターンの供給を受けたパターンメモリ21Mからは、書
込データが引出され、この書込データ信号が波形生成器
22Mへ供給される。波形生成器22Mにより所定の波
形モードに整形された書込データは、出力ドライバ25
Mから書込データ<D0>としてFETスイッチ27M
を介してDUT3へ出力され、これにより、DUT3の
セルアドレス<A0>のフラッシュメモリにデータ
“1”が書込まれる。なお、本実施形態では、説明の簡
略化のため、セルアドレスとして<A0>、書込データ
として<D0>のみを記述したが、実際のメモリではそ
れぞれ複数ビットの構成となり、例えば、書込データビ
ットには、FETスイッチ27Mを制御する信号が含ま
れており、この制御信号によりFETスイッチ27M
は、ONとなる。また、パターンメモリ21Mには、書
込データとしてデータ“1”が全メモリセルに対して書
込まれるようなテストパターンが予め格納されている。
【0037】次に、図2を用いて、全メモリセルに対し
て期待値“1”で読出試験を行う方法について説明す
る。
【0038】まず、図示しないテスタコントローラによ
り、MUX33,34,35を制御してSQPG11と
フェイルメモリ13a、OR回路14とフェイルメモリ
13a、OR回路14とFMアドレス発生器12aとを
接続する。MUX37,38の接続関係は図1の書込時
と同一のままとする。
【0039】次に、SQPG11からメモリアドレスパ
ターンを発生させ、MUX37,38をそれぞれ介して
テスタピン2N,2Mの各パターンメモリ21N,21
Mをそれぞれアクセスするとともに、このメモリアドレ
スパターンをMUX35を介してフェイルメモリ13a
に供給する。
【0040】これにより、パターンメモリ21Nから
は、上述の書込時と同様に、セルアドレス<A0>が出
力される。この一方、パターンメモリ21Mからは、期
待値データ<H>が出力され、合否判定手段である論理
比較器23Mへ供給される。なお、前述した書込時と同
様に、パターンメモリ21Mから出力される期待値デー
タには、FETスイッチ27Mの制御信号が含まれてお
り、波形生成器22Mおよび出力ドライバ25Mを介し
てFETスイッチ27Mに供給され、FETスイッチ2
7Mは、オフとなる。
【0041】テスタピン2Nのパターンメモリ21Nか
ら出力されたセルアドレス<A0>は、波形生成器22
Nにより所定の波形モードに整形され、出力ドライバ2
5NからDUT3に出力される。このセルアドレス信号
を受けてDUT3のアドレス<A0>のフラッシュメモ
リからは、読出データ<D0>が出力され、テスタピン
2Mの入力ドライバ26Mを介して論理比較器23Mに
供給される。論理比較器23Mは、このDUT3の出力
<D0>を予め供給された期待値“H”で論理比較す
る。この論理比較は、メモリセル毎(セルアドレス毎)
にリアルタイムで行われる。
【0042】読出信号<D0>と期待値“H”が一致し
ないことにより、比較結果がフェイルとなる場合には、
論理比較器23Mによりピンフェイル信号SPFが出力さ
れる。ピンフェイル信号SPFは、OR回路14に入力
し、図示しないその他の論理比較ピンのピンフェイル信
号との論理和が取られ、トータルフェイル信号STFとし
てOR回路14から出力される。このトータルフェイル
信号STFは、フェイルメモリ13a,13bのアドレス
発生用カウンタであるFMアドレス発生器12a,12
bのカウントイネーブル信号SCEa,bとして、また、
フェイルメモリ13a,13bへの書込制御信号S
WEa,bとして使用する。ここで、FMアドレス発生器
12a,12bと、フェイルメモリ13a,13bは、
それぞれ2バンク構成とし、どちらのバンクを選択する
かは、上述したとおり、前段のMUX33,34を用い
て制御する。フェイルメモリ13aへの書込データは、
SQPG11より発生されたメモリアドレスパターンの
アドレス値とし、トータルフェイル信号STFに従って、
メモリアドレスパターンのうち、フェイルが発生した時
点のアドレス値を格納する。この結果、トータルフェイ
ル信号STFを書込制御信号として用いられ、フェイルメ
モリ13aには、SQPG11から供給されたメモリア
ドレスパターンのうち、フェイルが発生した時点のメモ
リアドレス値(以下、フェイルアドレスデータという)
のみが格納されることとなる。
【0043】次に、図3を用いて、再書込みの方法につ
いて説明する。まず、MUX36〜38を図示しないテ
スタコントローラにより制御し、図3に示すように、フ
ェイルメモリ13aとパターンメモリ21N,21Mと
を接続する。
【0044】次に、テストサイクル信号SYSCLKを
FMアドレス発生器12aに入力してこれをインクリメ
ントし、FMアドレスaをフェイルメモリ13aに供給
する。
【0045】これにより、フェイルメモリ13aから、
図2に示す読出時に格納されたフェイルアドレスデータ
が読み出され、MUX36、37を経由してテスタピン
2Nのパターンメモリ21Nをアクセスするとともに、
MUX36、38を経由してテスタピン2Mのパターン
メモリ21Mをアクセスする。パターンメモリ21N,
21Mからは、前回の書込み時に書込みがされなかった
アドレスデータと書込データがそれぞれ出力される。こ
れにより、DUT3に対してフェイルセルのみへの再書
込みを行うことができる。この一方、図2に示す読出試
験にてパスとなったメモリセルへの書込みは行われな
い。
【0046】次に、図4を用いて再読出しの方法につい
て説明する。まず、MUX33〜35を図示しないテス
タコントローラにより制御して、OR回路14とFMア
ドレス発生器12bおよびフェイルメモリ13bとを接
続し、また、フェイルメモリ13aとフェイルメモリ1
3bとを接続する。
【0047】次に、図3に示す再書込みと同様にして、
フェイルメモリ13aからフェイルアドレスデータを読
出して、これによりパターンメモリ21Nをアクセス
し、フェイルセルのみのセルアドレスデータを発生させ
てDUT3に入力し、このメモリセル<A0>からの読
出データ<D0>をテスタピン2Mで受ける。また、フ
ェイルメモリ13aから読出したフェイルアドレスデー
タにより、パターンメモリ21Mをアクセスし、フェイ
ルセルのみの期待値データ“H”を発生させて論理比較
器23Mに供給する。
【0048】次に、テスタピン2Mの論理比較器23M
にて読出しデータ<D0>と期待値データ“H”との論
理比較を行い、この結果、再度フェイルであればピンフ
ェイル信号SPFを出力し、OR回路14に入力する。こ
のOR回路14の出力であるトータルフェイル信号STF
をMUX33,34を経由させた後、FMアドレス発生
器のカウントイネーブル信号SCE、フェイルメモリ13
のライトイネーブル信号SWEとして使用する点は、初回
の読出し時と同様であるが、再読出しの場合には、それ
ぞれFMアドレス発生器12bおよびフェイルメモリ1
3bに対するカウントイネーブル信号SCE、ライトイネ
ーブル信号SWEとして使用する。
【0049】ここで、フェイルメモリ13bへの書込み
データとして、フェイルメモリ13aのデータを読出し
てMUX36,35を経由して入力する。この結果、フ
ェイルメモリ13bには、再読出した結果のフェイルア
ドレスデータのみを格納することができる。
【0050】その後は、以上の手順に従い、各MUXを
制御しながらフェイルの発生したメモリセルについての
み、再書込み・再読出しを繰り返していく。繰り返しの
回数は、全てのメモリセルに対して結果パスが検出され
るか、予め設定された規定回数まで達するかの条件が満
たされるまで繰り返す。規定回数まで達してもなおかつ
フェイルが発生しているDUT3は、テストフェイルと
して処理する。
【0051】本実施形態による半導体試験方法では、フ
ェイルが発生したメモリセルに対するメモリアドレスパ
ターンのアドレス値をフェイルアドレスデータとしてフ
ェイルメモリ13a,13bに格納し、このフェイルア
ドレスデータをパターンメモリ21a,21bに供給し
て再度の試験を行うので、フェイルが発生したメモリセ
ルに対してのみ再試験を繰り返し行うことができる。こ
れにより、総テストサイクルを最小限に押さえることが
できる。
【0052】また、複数個同時に試験を行う場合でも、
DUT3ごとにフェイルアドレスデータを格納すること
ができる上、フェイルメモリ13a,13bに格納され
たフェイルアドレスデータへは、テストサイクル信号の
みでアクセスできるため、DUT3を一括して制御でき
るので、図10に示す従来技術のように、同時測定にお
けるオーバーヘッドを生じることがない。また、マッチ
機能を使用しないため、前述したダミーサイクルの発生
やテスト周波数の低減等のオーバーヘッドが解消し、総
試験時間も最小限に抑制することができる。
【0053】さらに、フェイルが発生したメモリセルに
ついてのみ再試験を行い、初回の試験でパスと判断され
たメモリセルについては再試験を行わないため、DUT
3に対して不要なストレスを与えることなく、効率の高
い試験を行うことができる半導体試験方法が提供され
る。
【0054】また、本実施形態に係る半導体試験装置1
0によれば、フェイルが発生したメモリセルの前回書込
み時のメモリアドレスパターンのアドレス値をフェイル
アドレスデータとして格納し、また、このフェイルアド
レスデータを再試験のためのメモリアドレスパターンと
して使用するフェイルメモリ13a,13bを備えてい
るので、フェイルが発生したメモリセルに対してのみ再
試験を繰り返すことができる。これにより、DUT3に
対して不要なストレスを与えることなく、効率の高い試
験を行うことができる半導体試験装置が提供される。
【0055】次に、本発明に係る半導体試験装置の第2
の実施の形態について図5ないし図8を参照しながら説
明する。
【0056】本実施形態に係る半導体試験装置30は、
アルゴリズミックパターン発生器(Algorithmic att
ern enerator:以下、単にALPGという)15を備
えた点に特徴がある。第1の実施形態と同様に、図5な
いし図8は、いずれも同一ハードウエアを示しており、
それぞれ試験中における動作を示している。即ち、図5
は初回書込み時、図6は初回読出し時、図7は再書込み
時、さらに、図8は再読出し時の動作を示す。
【0057】まず、本実施形態に係る半導体試験装置3
0の構成について図5を参照しながら説明する。
【0058】図5に示す半導体試験装置30は、図1な
いし図4に示す半導体試験装置10の構成に加え、セル
アドレスデータ、書込データおよび期待値データそれぞ
れの一部となるパターン信号を生成するALPG15
と、MUX39,40とを本体部61に備え、また、こ
のALPG15が生成するパターン信号を格納するピン
フェイルメモリ24Na,24Nb,24Ma,24M
bと、MUX51〜57と、ALPG15が生成するパ
ターン信号とパターンメモリ21N,21Mから出力さ
れるデータとをそれぞれ合成するOR回路16N,16
Mをテスタピン62N,62Mにそれぞれ備えている。
【0059】これらの素子の接続関係は次の通りであ
る。即ち、ALPG15の入力側は、図示しないシステ
ムクロック制御手段に接続されてテストサイクル信号S
YSCLKの供給を受ける。ALPG15の出力側の一
端は、MUX55を介してOR回路16Nの入力の一端
に接続されるとともに、MUX55,57および53を
介してピンフェイルメモリ24Naおよび24Nbに接
続されている。ALPG15の出力側の他端は、MUX
56を介してOR回路16Mの入力の一端に接続される
とともに、MUX56、論理比較器23M、MUX54
を介してピンフェイルメモリ24Maおよび24Mbに
接続される。
【0060】OR回路16Nは、入力の他端がパターン
メモリ21Nに接続され、出力が波形生成器22Nに接
続されている。同様に、OR回路16Mも入力の他端が
パターンメモリ21Mに接続され、出力が波形生成器2
2Mに接続されている。
【0061】ピンフェイルメモリ24Na,24Nb
は、FMアドレス発生器12a,12bにそれぞれ接続
されるとともにMUX39を介してOR回路14に接続
される。また、ピンフェイルメモリ24Na,24Nb
は、MUX51,55,57,53を介して相互に接続
されるとともに、それぞれMUX51,55、MUX5
3,57を介してOR回路16Nに接続されている。
【0062】ピンフェイルメモリ24Ma,24Mb
は、FMアドレス発生器12a,12bにそれぞれ接続
されるとともにMUX40を介してOR回路14に接続
されている。また、ピンフェイルメモリ24Ma,24
Mbは、MUX52,56、論理比較器23M、MUX
54を介して相互に接続されるとともに、それぞれMU
X52,56、MUX54,論理比較器23Mを介して
OR回路16Mに接続されている。
【0063】ALPG15は、本実施形態においては、
セルアドレスデータ、書込データおよび期待値データの
いずれについても、最下位の1ビットのデータを生成す
る。この一方、SQPG11は、複数ビットのデータを
生成するが、その最下位ビットは、本実施形態において
すべて0である。このため、OR回路16N,16Mで
論理和をとると、最下位のビットは、常にALPG15
が生成したデータとなる。
【0064】次に、本実施形態に係る半導体試験装置3
0の動作を本発明に係る半導体試験方法の第2の実施の
形態として説明する。
【0065】試験の流れは、第1の実施形態と同じであ
り、最初に全メモリセルに対してデータ“1”を書込
み、次に、期待値を“1”として全メモリセルより読出
試験を行う。
【0066】最初に、図5を用いて、全メモリセルに対
してデータ“1”を書込む動作について説明する。
【0067】まず、図示しないテスタコントローラによ
り、MUX37,38を制御してSQPG11とパター
ンメモリ21N,21Mを接続するとともに、MUX5
5,56を制御して、ALPG15と波形生成器22
N,22Mの前段に備えられたOR回路16N,16M
とをそれぞれ接続する。
【0068】次に、図示しないシステムクロック発生器
からテストサイクル信号を生成し、SQPG11とAL
PG15に供給する。これにより、SQPG11からメ
モリアドレスパターンが生成され、MUX37,38を
それぞれ介してテスタピン62N,62Mのパターンメ
モリ21N,21Mにメモリアドレスパターンが供給さ
れる。同時にALPG15からセルアドレスデータパタ
ーン<A0’>、データパターン<D0’>が生成さ
れ、各テスタピンに供給される。
【0069】テスタピン62Nでは、パターンメモリ2
1Nから出力されたセルアドレスデータとALPG15
から出力されたセルアドレスデータパターン<A0’>
がOR回路16Nで合成され、セルアドレスデータ<A
0>としてDUT3に供給される。
【0070】また、テスタピン62Mでは、パターンメ
モリ21Mから出力された書込データとALPG15か
ら出力されたデータパターン<D0’>がOR回路16
Mで合成され、書込データ<D0>としてDUT3に供
給され、DUT3の<A0>のアドレスのメモリセルに
データ“1”が書き込まれる。
【0071】次に、図6を用いて最初の読み出し時の動
作について説明する。まず、図示しないテスタコントロ
ーラにより、MUX39,40,53,54,57を制
御して、図6に示すように、ALPG15とピンフェイ
ルメモリ24Na,24Ma、ピンフェイルメモリ24
Na,24MaとOR回路14、OR回路14とフェイ
ルメモリ13a,FMアドレス発生器12aとを接続す
る。DUT3へ与えるセルアドレスデータ<A0>の発
生方法は、図5に示した書込時と同じである。
【0072】テスタピン62Mの論理比較器23Mは、
パターンメモリ21Mから供給された期待値データとA
LPG15から供給されたデータパターン<D0’>と
を合成して期待値<H>を生成し、この期待値<H>と
DUT3から出力された読出データとの比較を行い、結
果フェイルであればピンフェイル信号SPFを出力する。
このピンフェイル信号SPFは、OR回路14により他の
テスタピンの論理回路の出力との論理和が演算されてト
ータルフェイル信号STFとなる。
【0073】このトータルフェイル信号STFは、FMア
ドレス発生器12a,12bへのカウントイネーブル信
号SCE、フェイルメモリ13a,13bへのライトイネ
ーブル信号SWEとして用いられるほか、ピンフェイルメ
モリ24a,24bへのライトイネーブル信号SWEとし
ても使用される。これにより、フェイルメモリ13aに
はフェイルが発生したメモリアドレスパターンが書き込
まれ、ピンフェイルメモリ24NaにはMUX57,5
3を介して出力されたデータパターン<A0’>が入力
され、また、ピンフェイルメモリ24Maには、論理比
較器23Mにより折り返し出力されたデータパターン<
D0’>がMUX54を介して入力される。これによ
り、フェイルメモリ13aにはフェイルアドレスデー
タ、ピンフェイルメモリ24Na,24Maにはフェイ
ル発生時のデータパターン<A0’>、<D0’>がそ
れぞれ格納されることとなる。
【0074】次に、図7を用いて再書き込み時の動作に
ついて説明する。まず、図示しないテスタコントローラ
により、MUX37〜40,51,52,55,56を
制御してFMアドレス発生器12aとパターンメモリ2
1N,Mとを接続し、また、ピンフェイルメモリ24N
a,24MaとOR回路16N,16Mとをそれぞれ接
続する。
【0075】次に、FMアドレス発生器12aに図示し
ないシステムクロック生成器からテストサイクル信号S
YSCLKを入力してインクリメントし、フェイルメモ
リアドレスaを出力させる。フェイルメモリ13aから
は、図6の読み出し時に格納されたフェイルアドレスデ
ータが読み出され、MUX36,37、MUX36,3
8をそれぞれ経由してテスタピン62N,62Mのパタ
ーンメモリ21N,Mをそれぞれアクセスする。各テス
タピンのパターンメモリ21N,21Mからはフェイル
の発生したセルアドレスデータと書込データが読み出さ
れ、波形生成器22N,22M、へ入力される。これと
同時に、フェイルメモリアドレスaにより各テスタピン
のピンフェイルメモリ24Na,24Maがアクセスさ
れ、フェイル発生時の<A0’>、<D0’>が読み出
され波形生成器22N、22Mの各前段のOR回路16
N,16Mへそれぞれ入力される。このOR回路16
N,16Mにより、セルアドレスデータと<A0’>、
書込データと<D0’>とをそれぞれ合成し、DUT3
へ与えるセルアドレスデータ<A0>、書込データ<D
0>を生成する。これにより、フェイルの発生したメモ
リセルのみに再書き込みを行うことが可能になる。この
一方、すでにパスしたメモリセルへの再書き込みは行わ
ない。
【0076】次に、図8を用いて再読み出し時の動作に
ついて説明する。まず、図示しないテスタコントローラ
を用いてMUX33〜36,39,40,53,54,
57を制御してOR回路14とFMアドレス発生器12
b、フェイルメモリ13b、ピンフェイルメモリ24N
b,24Mbとを接続し、さらにピンフェイルメモリ2
4Naと24Nb間、24Maと24Mb間を接続す
る。次に、図7に示した再読み出し時と同様にして、フ
ェイルセルのみのメモリアドレスデータ、期待値データ
を発生させ、フェイルセルについてデータ読み出しが行
うほか、フェイルメモリ13aから出力したフェイルア
ドレスデータをMUX36,35を介してフェイルメモ
リ13bにも供給し、また、ピンフェイルメモリ24N
a,24Maから出力したパターンデータ<A0’>、
<D0’>を、それぞれMUX51,55,57,5
3、MUX52,56,論理比較器22M,MUX54
を介してピンフェイルメモリ24Nb,24Mbにそれ
ぞれ供給させる。
【0077】次に、テスタピン62Mの論理比較器23
Mでフェイルセルについて読み出した読出データと期待
値データとの論理比較を行い、この結果再度フェイルが
発生した場合にはピンフェイル信号SPFが出力される。
ピンフェイル信号SPFはOR回路14にて他のテスタピ
ンの出力との論理和がとられ、トータルフェイル信号S
TFとなる。この信号STFがカウントイネーブル信号SCE
となり、FMアドレス発生器12bがインクリメントさ
れ、フェイルメモリアドレスbが発生し、フェイルメモ
リ13bに供給される。また、トータルフェイル信号S
TFは、フェイルメモリ13bの書き込み制御信号となる
ほか、ピンフェイルメモリ24Nb,24Mbへの書込
み制御信号となる。これにより、フェイルメモリ13
b、ピンフェイルメモリ24Nb,24Mbには、再読
み出しの結果再びフェイルと判定されたメモリセルに関
するフェイルアドレスデータ、パターンデータ<A0’
>、<D0’>がそれぞれ格納される。
【0078】以後、同様にしてMUXを制御しながら、
前回の試験でフェイルが発生したメモリセルのみへの再
書き込み、再読み出しが繰り返していく。繰り返しの終
了条件は、上述の第1の実施の形態と同じである。
【0079】本実施形態による半導体試験方法によれ
ば、フェイルが発生したメモリセルに対してのみ再試験
を繰り返すので、前述の第1の実施の形態と同様に、D
UT3に対して不要なストレスを与えることなく、総テ
ストサイクルを最小限に押さえることができる。また、
複数個同時に試験を行う場合でも、同時測定におけるオ
ーバーヘッドを生じることがなく、最小限の試験時間で
効率のよい試験を行うことができる。
【0080】さらに、本実施形態においては、メモリア
ドレスパターン、書込データおよび期待値データの最下
位ビットは、ALPG15から出力させ、フェイルが発
生したメモリセルについても上記3種類のデータの最下
位ビットをピンフェイルメモリに格納して再度のテスト
を行うので、大容量のフラッシュメモリを試験する場合
であっても、パターンメモリ21の容量を拡大する必要
なく、効率の高い試験を行うことができる。
【0081】また、本実施形態に係る半導体試験装置3
0によれば、DUT3に対して不要なストレスを与える
ことなく、効率の高い試験を行うことができる上、メモ
リアドレスパターン、書き込みデータおよび期待値デー
タの最下位ビットを生成するALPG15と、フェイル
が発生した場合にこれらのデータの最下位ビットを格納
するピンフェイルメモリ24を備えているので、大容量
のフラッシュメモリについても、効率の高い半導体試験
を行うことができる半導体試験装置が提供される。
【0082】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限ることなく、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変形して適用することができ
る。上述の実施の形態では、論理比較器は、テスタピン
2M、62Mにのみ備えることとしたが、テスタピン2
N、62Nが備えていても問題はなく、特に、第2の実
施の形態においては、この論理比較器をMUX57に代
用することができる。この場合は汎用的な試験装置につ
いて本発明を適用することができ、単純な構成で高い効
率の半導体試験装置が提供される。
【0083】
【発明の効果】以上詳述したとおり、本発明は、以下の
効果を奏する。
【0084】即ち、本発明に係る半導体試験方法によれ
ば、フェイルが発生したメモリセルに対するメモリアド
レスパターンのアドレス値をフェイルアドレスデータと
してフェイルメモリに格納し、このフェイルアドレスデ
ータをパターンメモリに供給して再度の試験を行うの
で、フェイルが発生したメモリセルに対してのみ再試験
を繰り返し行うことができる。これにより、総テストサ
イクルを最小限に押さえることができる。
【0085】また、複数個同時に試験を行う場合でも、
DUTごとにフェイルアドレスデータを格納することが
できる上、フェイルメモリに格納されたフェイルアドレ
スデータへは、テストサイクル信号のみでアクセスでき
るため、DUTを一括して制御できる。従って、図10
に示す従来技術のように、同時測定におけるオーバーヘ
ッドを生じることがない。また、マッチ機能を使用しな
いため、前述したダミーサイクルの発生やテスト周波数
の低減等のオーバーヘッドが解消し、総試験時間も最小
限に抑制することができる。
【0086】さらに、フェイルが発生したメモリセルに
ついてのみ再試験を行い、初回の試験でパスと判断され
たメモリセルについては再試験を行わないため、DUT
に対して不要なストレスを与えることなく、効率の高い
試験を行うことができる半導体試験方法が提供される。
【0087】また、メモリアドレスパターン、書き込み
データおよび期待値データの最下位ビットをALPGに
出力させ、フェイルが発生したメモリセルについても上
記3種類のデータの最下位ビットをピンフェイルメモリ
に格納して再度のテストを行う場合は、大容量のフラッ
シュメモリを試験する場合であっても、パターンメモリ
の容量を拡大する必要なく、効率の高い試験を行うこと
ができる半導体試験方法が提供される。
【0088】また、本発明に係る半導体試験装置によれ
ば、フェイルが発生したメモリセルの前回書込み時のメ
モリアドレスパターンのアドレス値をフェイルアドレス
データとして格納し、また、このフェイルパターンアド
レスを再試験のためのメモリアドレスパターンとして使
用するフェイルメモリを備えているので、フェイルが発
生したメモリセルに対してのみ再試験を繰り返すことが
できる。これにより、DUTに対して不要なストレスを
与えることなく、効率の高い試験を行うことができる半
導体試験装置が提供される。
【0089】また、メモリアドレスパターン、書き込み
データおよび期待値データの最下位ビットを生成するA
LPGと、フェイルが発生した場合にこれらのデータの
最下位ビットを格納するピンフェイルメモリを備える場
合は、大容量のフラッシュメモリについても、効率の高
い半導体試験を行うことができる半導体試験装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る半導体試験装置の第1の実施の形
態を示す部分回路図である。
【図2】本発明に係る半導体試験方法の第1の実施の形
態を説明する部分回路図である。
【図3】本発明に係る半導体試験方法の第1の実施の形
態を説明する部分回路図である。
【図4】本発明に係る半導体試験方法の第1の実施の形
態を説明する部分回路図である。
【図5】本発明に係る半導体試験装置の第2の実施の形
態を示す部分回路図である。
【図6】本発明に係る半導体試験方法の第2の実施の形
態を説明する部分回路図である。
【図7】本発明に係る半導体試験方法の第2の実施の形
態を説明する部分回路図である。
【図8】本発明に係る半導体試験方法の第2の実施の形
態を説明する部分回路図である。
【図9】従来の技術における半導体試験方法により1個
のフラッシュメモリを測定した場合の書込/読出動作を
示す模式図である。
【図10】従来の技術における半導体試験方法により2
個のフラッシュメモリを並列に測定した場合の書込/読
出動作を示す模式図である。
【符号の説明】
1,61 本体部 2N,2M,62N,62M テスタピン 3 DUT 10,30 半導体試験装置 11 SQPG 12a,12b フェイルメモリアドレス発生器 13a,13b フェイルメモリ 14,16N,16M OR回路 15 ALPG 21N,21M パターンメモリ 22N,22M 波形生成器 23N,23M 論理比較器 24Na,24Nb,24Ma,24b ピンフェイル
メモリ 25N,25M 出力ドライバ 26M 入力ドライバ 27M FETスイッチ 33〜40,51〜57 MUX SPF ピンフェイル信号 STF トータルフェイル信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置を試験するためのテストデータ
    と合否の判定基準となる期待値データとを第1の記憶手
    段に格納する第1の記憶過程と、 前記第1の記憶手段から前記テストデータを引出して前
    記半導体装置の各セルごとに書込み、前記各セルごとに
    被書込データを読出して前記期待値データと比較する第
    1の書込・比較過程と、 前記第1の書込・比較過程により前記被書込データと前
    記期待値データとが一致しない場合に、不一致が発生し
    た前回試験の前記第1の記憶手段のアドレスを第2の記
    憶手段に格納する第2の記憶過程と、 前記第2の記憶手段に格納された前記アドレスに基づい
    て再度の書込と比較とを行う再度の書込・比較過程と、 前記再度の書込・比較過程を不一致が発生する限り所定
    回数繰返す反復過程と、 前記所定回数に達した場合に、前記半導体装置を不良品
    と判定する判定過程とを備えた半導体試験方法。
  2. 【請求項2】被試験体である半導体装置の試験対象とな
    る半導体領域のアドレスであるセルアドレスデータを予
    め格納する第1の記憶装置と、 前記各半導体領域に書込むテストデータを前記セルアド
    レスデータに対応して予め格納する第2の記憶装置と、 前記セルアドレスデータと前記テストデータとを前記半
    導体装置に出力する出力手段と、 試験の合否の判定基準となる期待値データを前記テスト
    データに対応して予め格納する第3の記憶装置と、 前記第1ないし第3の記憶装置に格納されたデータのア
    ドレスであるメモリアドレスを生成するメモリアドレス
    生成手段と、 前記半導体装置の前記セルアドレスに係る半導体領域か
    ら出力される信号である読出信号を受取る入力手段と、 前記入力手段から供給された前記読出信号と、これに対
    応する前記期待値データとを照合して試験の合否を判定
    し、不合格である場合にフェイル信号を出力する合否判
    定手段と、 前記フェイル信号に基づいて試験結果を格納するフェイ
    ルメモリとを備えた半導体試験装置を用いた半導体試験
    方法において、 前記メモリアドレス生成手段から生成されたメモリアド
    レスを用いて前記第1および第2の記憶装置から前記ア
    ドレスデータと前記テストデータをそれぞれ引出して前
    記テストデータを前記半導体装置へ書込む過程と、 前記メモリアドレス生成手段から生成されたメモリアド
    レスを用いて前記第1の記憶装置から前記セルメモリア
    ドレスを引出して前記半導体装置から読出信号を読出す
    過程と、 前記メモリアドレス生成手段から生成されたメモリアド
    レスを用いて前記第3の記憶装置から前記期待値データ
    を引き出して前記読出信号と照合する合否判定過程と、 前記合否判定手段が不合格と判定した試験における前記
    メモリアドレスであるフェイルアドレスデータを前記フ
    ェイルメモリに格納する過程とを有する第1回試験過程
    と、 前記フェイル信号が出力される限り、前記フェイルメモ
    リから前記フェイルアドレスデータを引き出して前記第
    1ないし第3の記憶手段に供給し、前記半導体領域のう
    ち、前記不合格に係る領域のみを予め定めた規定回数ま
    で再度繰返して試験する再試験過程と、 前記規定回数に達した場合は、前記半導体装置を不良品
    と判定する判定過程とを備えた半導体試験方法。
  3. 【請求項3】半導体装置を試験するためのテストデータ
    と試験の合否の判定基準となる期待値データとを格納す
    る第1の記憶手段と、 前記第1の記憶手段のアドレスを生成するアドレス生成
    手段と、 前記アドレス生成手段から供給されるアドレスに基づい
    て、前記半導体装置の各セルに前記テストデータを書込
    み、前記セルの被書込データを読出して前記期待値デー
    タと比較する比較手段と、 前記被書込データと前記期待値データとが一致しない場
    合に、不一致が発生した前回の試験における前記アドレ
    スをフェイルアドレスとして格納する第2の記憶手段
    と、 前記第1および第2の記憶手段と前記比較手段とを制御
    し、前記フェイルアドレスに基づいて、前記セルのう
    ち、不一致が発生したセルについてのみ再度の書込、読
    出および比較を所定回数まで繰返して行う再試験手段
    と、 前記所定回数に達した場合に前記半導体装置を不良品と
    判定する判定手段とを備えた半導体試験装置。
  4. 【請求項4】被試験体である半導体装置の試験対象とな
    る半導体領域のアドレスであるセルアドレスを格納する
    第1の記憶手段と、 前記半導体領域を試験するためのテストデータと合否の
    判定基準となる期待値データとを前記セルアドレスに対
    応して格納する第2の記憶手段と、 前記第1および第2の記憶手段におけるアドレスである
    メモリアドレスを生成して、前記第1および第2の記憶
    手段に供給し、前記セルアドレスと、前記テストデータ
    および前記期待値データとをそれぞれ出力させる第1の
    メモリアドレス生成手段と、 前記第1の記憶手段から供給された前記セルアドレスに
    係る前記半導体領域に対して、前記第2の記憶手段から
    供給される前記テストデータを書き込む書込手段と、 前記第1の記憶手段から供給された前記セルアドレスに
    基づいて、前記書込手段により書込まれた前記半導体領
    域のデータを読出データとして読出す読出手段と、 前記第2の記憶手段から供給された前記期待値データ
    と、前記読出手段から供給された前記読出データとを照
    合して前記半導体領域について試験の合否を判定し、不
    合格である場合にフェイル信号を出力する合否判定手段
    と、 前記第1のメモリアドレス生成手段から供給された前記
    不合格に係るメモリアドレスを前記フェイル信号に基づ
    いてフェイルアドレスデータとして格納するフェイルメ
    モリと、 前記フェイルアドレスデータが格納されるべき前記フェ
    イルメモリのアドレスをフェイルメモリアドレスとして
    前記フェイル信号に基づいて生成して前記フェイルメモ
    リに供給するフェイルメモリアドレス生成手段と、 前記半導体装置に対する第1回の試験においては、前記
    第1のメモリアドレス生成手段と前記第1および第2の
    記憶装置とを接続し、前記不合格に係る半導体領域に対
    する再度の試験においては、前記フェイルメモリと前記
    第1および第2の記憶装置とを接続する接続制御手段と
    を備え、 前記フェイルメモリは、前記再度の試験においては、前
    記フェイルメモリアドレス生成手段が生成するフェイル
    メモリアドレスに基づいて前記フェイルアドレスデータ
    を生成して前記第1および第2の記憶手段に供給する第
    2のメモリアドレス生成手段となる半導体試験装置。
  5. 【請求項5】前記第1の記憶手段は、前記セルアドレス
    の一部を格納し、 前記第2の記憶手段は、前記テストデータと前記期待値
    データの一部を格納し、 前記セルアドレスデータの残部をなすパターンアドレス
    と、前記テストデータおよび前記期待値データの残部を
    なすパターンデータとを生成するパターン生成手段と、 前記第1の記憶手段から出力される前記セルアドレスの
    一部と前記パターンアドレスとを合成して前記書込手段
    と前記読出手段に供給する第1の合成手段と、 前記第2の記憶手段から出力される前記テストデータの
    一部と前記パターンデータを合成して前記書込手段に供
    給し、前記期待値データの一部と前記パターンデータと
    を合成して前記合否判定手段に供給する第2の合成手段
    と、 前記フェイル信号に基づいて前記パターンアドレスを格
    納するとともに、前記再度の試験において前記フェイル
    メモリアドレス生成手段から供給される前記フェイルメ
    モリアドレスに基づいて、前記第1の合成手段に前記パ
    ターンアドレスを供給する第3の記憶手段と、 前記フェイル信号に基づいて前記パターンデータを格納
    するとともに、前記再度の試験において前記フェイルメ
    モリアドレス生成手段から供給される前記フェイルメモ
    リアドレスに基づいて、前記第2の合成手段に前記パタ
    ーンデータを供給する第4の記憶手段とをさらに備え、 前記接続制御手段は、第1回の試験においては、前記パ
    ターン生成手段と前記第1および第2の合成手段とを接
    続し、前記再度の試験においては、前記第3の記憶手段
    および前記第1の合成手段並びに前記第4の記憶手段お
    よび前記第2の合成手段を接続することを特徴とする請
    求項4に記載の半導体試験装置。
  6. 【請求項6】前記半導体装置の前記半導体領域のデータ
    幅に対応した数量の前記合否判定手段と、 前記複数の合否判定手段のうち、すくなくとも1の合否
    判定手段が前記フェイル信号を出力した場合にトータル
    フェイル信号を出力するトータルフェイル信号生成手段
    を備え、 前記フェイルメモリは、前記トータルフェイル信号に基
    づいて前記フェイルアドレスデータを格納し、 前記第3の記憶手段は、前記トータルフェイル信号に基
    づいて前記パターンアドレスを格納し、 前記第4の記憶手段は、前記トータルフェイル信号に基
    づいて前記パターンデータを格納し、 前記フェイルメモリアドレス生成手段は、前記トータル
    フェイル信号に基づいて前記フェイルメモリアドレスを
    生成して前記フェイルメモリと前記第3および第4の記
    憶手段に供給することを特徴とする請求項4または5の
    いずれかに記載の半導体試験装置。
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