JP2000212526A - 粘着シ―ト - Google Patents

粘着シ―ト

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JP2000212526A
JP2000212526A JP11015860A JP1586099A JP2000212526A JP 2000212526 A JP2000212526 A JP 2000212526A JP 11015860 A JP11015860 A JP 11015860A JP 1586099 A JP1586099 A JP 1586099A JP 2000212526 A JP2000212526 A JP 2000212526A
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美 崇 二 須
Takeshi Kondo
藤 健 近
Kazuyoshi Ebe
部 和 義 江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実質的にエージングなしで製造でき、ウエハ
裏面の研摩時に、ウエハ表面の回路パターンを切削屑な
どから保護するために用いられる、粘着剤がウエハ表面
に残存したとしても、水で洗浄することによって容易に
残留粘着剤を除去することができるようなウエハ表面保
護シートを提供すること。 【解決手段】 本発明に係る粘着シートは、基材と、
その上に形成された粘着剤層とからなり、該粘着剤層
が、(a)カルボキシル基含有重合性モノマーと、
(b)該モノマーと共重合可能な他のモノマーとからな
るカルボキシル基含有共重合体と、中和剤と、エネルギ
ー線重合性化合物との混合物をエネルギー線硬化してな
る粘着剤組成物からなることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘着シートに関
し、さらに詳しくはウエハの裏面の研摩中に、ウエハ表
面の回路パターンを切削屑などから保護するために用い
られるウエハ表面保護用粘着シートに好適に用いられる
粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン、ガリウムヒ素などの半導体ウ
エハの表面には、エッチングあるいはリフトオフ法など
によってパターンが形成される。次いで表面にパターン
が形成されたウエハは、通常、その表面に粘着シートが
貼着された状態で、その裏面にグラインダーなどにより
研摩処理が加えられる。パターンが形成されたウエハの
裏面に研摩を加える目的は、第1にエッチング工程時に
ウエハ裏面に酸化物被膜が形成されることがあるため、
この酸化物被膜を除去することにあり、第2にパターン
が形成されたウエハの厚みを調節することにある。
【0003】ところで、表面にパターンが形成されたウ
エハの裏面に研摩処理を加えるに際しては、生ずる研摩
屑を除去するため、そして研摩時に発生する熱を除去す
るために、精製水によりウエハ裏面を洗いながらウエハ
の裏面研摩処理を行なっている。このようなウエハの裏
面研摩処理を行なうに際して、研磨屑からウエハ表面に
形成されたパターンを保護するためにウエハ表面に粘着
シート(表面保護シート)が貼付される。このようにし
てウエハ裏面の研摩処理が終了した後、粘着シートはウ
エハ表面から剥離されるが、この際どうしてもパターン
が形成されたウエハ表面に粘着剤の一部が付着してしま
うことがあった。このため、ウエハ表面に付着した粘着
剤を洗浄除去する必要があった。このようなウエハ表面
に付着残存した粘着剤を除去するために、従来は有機溶
剤による洗浄が行われていたが、環境保全等の問題か
ら、現在では精製水による洗浄が主流になっている。し
たがって、このような表面保護シートの粘着剤には、水
による洗浄が可能な粘着剤が用いられるようになってき
ている。
【0004】このような粘着剤組成物として、本発明者
らは既に特開平10−226776号公報において、
「(A)(a)カルボキシル基含有重合性モノマーと、
(b)該モノマーと共重合可能な他のモノマーとを溶液
重合により重合することにより得られるカルボキシル基
含有共重合体と、(B)中和剤と、(C)架橋剤とから
なることを特徴とする粘着剤組成物。」を提案してい
る。
【0005】このような粘着剤組成物は、ウエハ回路面
に悪影響を及ぼす可能性のある界面活性剤や、粘着剤に
糊残りを起こさせるおそれのある水溶性ポリマーを使用
せずに親水性、水膨潤性を達成している。
【0006】上記公報においては架橋剤として、エポキ
シ系、イソシアナート系、メチロール系、キレート系あ
るいはアジリジン系の架橋剤が例示されている。これら
架橋剤は、上記カルボキシル基含有共重合体(A)の側
鎖に存在する官能基と反応し、共重合体(A)に架橋構
造を与える。しかし、この架橋反応は、中和剤による反
応阻害のためか、極めて遅く、実用可能な物性にするま
で、長時間のエージングを必要としていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
従来技術に鑑みてなされたものであって、製造期間を短
縮でき、ウエハ裏面の研摩時に、ウエハ表面の回路パタ
ーンを切削屑などから保護するために用いられるウエハ
表面保護シートを提供することを目的としている。
【0008】また本発明は、粘着剤がウエハ表面に残存
したとしても、水で洗浄することによって容易に残留粘
着剤を除去することができるようなウエハ表面保護シー
トを提供することを目的としている。
【0009】さらに本発明は実質的にエージングなし
で、実用可能な物性を発揮するウエハ貼着用粘着シート
を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る粘着シート
は、基材と、その上に形成された粘着剤層とからなり、
該粘着剤層が、(a)カルボキシル基含有重合性モノマ
ーと、(b)該モノマーと共重合可能な他のモノマーと
からなるカルボキシル基含有共重合体と、中和剤と、エ
ネルギー線重合性化合物との混合物をエネルギー線硬化
してなる粘着剤組成物からなることを特徴としている。
【0011】ここで、上記カルボキシル基含有重合性モ
ノマーと共重合可能な他のモノマー(b)としては、下
記式にて示される化合物が好ましく用いられる。
【0012】
【化2】
【0013】(式中、X1、X2およびX3はそれぞれ独
立に水素またはメチル基であり、R1は炭素数2〜12
の二価の炭化水素基であり、R2は炭素数1〜10の炭
化水素基であり、nは1〜10である。) また、前記エネルギー線重合性化合物としては、分子内
にエネルギー線重合性炭素−炭素二重結合を少なくとも
1つ有する重量平均分子量100〜50000の化合物
が好ましく用いられる。また、エネルギー線重合性化合
物は親水性であることが好ましい。
【0014】本発明に係る粘着シートは、ウエハ加工に
好ましく用いられる。
【0015】本発明に係る粘着シートの粘着剤層は、粘
着ポリマー自体に親水性を付与させているため、水洗浄
性に優れる。また該粘着剤組成物では、水溶性ポリマー
と(メタ)アクリル系ポリマーのポリマーブレンドを行
わずに、水溶性(水膨潤性)を付与しているため、粘着
シート剥離時の糊残りが極めて少ない。
【0016】また本発明においては、瞬時に反応するエ
ネルギー線重合性化合物により架橋構造を形成している
ため、実質的にエージングなしに実用に供することがで
き、しかも長期保存が可能な粘着シートを提供できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明に係る粘着シートは、基材
と、この上に形成された特定の粘着剤組成物からなる粘
着剤層とからなる。
【0018】基 材 基材としては、特に限定はされないが、たとえば、ポリ
エチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテ
ンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペン
テンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共
重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタ
ンフィルム、エチレン酢ビフィルム、アイオノマー樹脂
フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体フィ
ルム、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体
フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフ
ィルム等ならびに、これらの架橋フィルムが用いられ
る。さらにこれらの積層フィルムであってもよい。さら
に必要に応じ、上記フィルムを着色したフィルム、フッ
素樹脂フィルム等を用いることができる。また、これら
のフィルムは押し出し製膜によってもよいし、キャスト
製膜によってもよい。
【0019】粘着剤組成物 本発明で用いる粘着剤組成物は、カルボキシル基含有共
重合体(A)と、中和剤(B)と、エネルギー線重合性
化合物(C)との混合物をエネルギー線硬化してなる。
【0020】カルボキシル基含有共重合体(A) カルボキシル基含有共重合体(A)は、(a)カルボキ
シル基含有重合性モノマーと、(b)該モノマーと共重
合可能な他のモノマーとからなり、好ましくはこれらモ
ノマーを溶液重合により重合することにより得られる。
【0021】カルボキシル基含有重合性モノマー(a)
は、重合性の炭素−炭素二重結合と、カルボキシル基と
を有するモノマーである。このようなモノマーとして
は、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸、モノアルキル
イタコン酸、モノアルキルマレイン酸、モノアルキルフ
マル酸などが用いられる。これらの中でも、本発明にお
いては、特にアクリル酸、メタクリル酸が好ましく用い
られる。このようなカルボキシル基含有重合性モノマー
は、一種単独で、または二種以上を組み合わせて用いる
ことができる。
【0022】上記カルボキシル基含有重合性モノマーと
共重合可能な他のモノマー(b)としては、重合性の炭
素−炭素二重結合を1個以上有する化合物であれば、特
に制限されることなく種々のモノマーが用いられうる
が、特に下記式にて示される化合物が好ましい。
【0023】
【化3】
【0024】式中、X1、X2およびX3はそれぞれ独立
に水素またはメチル基であり、好ましくは水素である。
【0025】nは、1〜10であり、好ましくは1〜4
である。
【0026】R1は炭素数2〜12の二価の炭化水素基
であり、好ましくはエチレン、n-プロピレン、iso-プロ
ピレン、n-ブチレン、iso-ブチレン、tert-ブチレン、s
ec-ブチレン、n-ペンチレン等の炭素数2〜5のアルキ
レン基である。
【0027】これらの中でも、R1としては特に、エチ
レン、n-プロピレン、iso-プロピレン、n-ブチレン、te
rt-ブチレンが好ましい。
【0028】R2は炭素数1〜10の炭化水素基であ
り、好ましくはメチル、エチル、n-プロピル、iso-プロ
ピル、n-ブチル、iso-ブチル、tert-ブチル、sec-ブチ
ル、n-ペンチル、iso-ペンチル、ネオペンチル、n-ヘキ
シル等の炭素数1〜6のアルキル基である。
【0029】これらの中でも、R2としては特に、エチ
ル、n-プロピル、iso-プロピル、n-ブチル、iso-ブチ
ル、tert-ブチルが好ましい。
【0030】したがって、本発明において用いられるモ
ノマー(b)としては、特に2-メトキシエチル(メタ)
アクリレート、2-エトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、3-メトキシブチル(メタ)アクリレート、2-ブトキ
シエチル(メタ)アクリレート、メトキシジエチレング
リコール(メタ)アクリレート、エトキシジエチレング
リコール(メタ)アクリレート等のアルコキシ基含有
(メタ)アクリル酸エステルが特に好ましい。
【0031】このようなアルコキシ基含有(メタ)アク
リル酸エステルは、一種単独で、または二種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0032】さらに、モノマー(b)としては、上記ア
ルコキシ基含有(メタ)アクリル酸エステルの他にも、
アルキル基の炭素数が1〜18である(メタ)アクリル
酸エステル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、
N,N−ジメチルアクリルアマイド、N,N−ジエチル
アクリルアマイド、N,N−ジメチルアミノプロピルア
クリルアマイド、N,N−ジエチルアミノプロピルアク
リルアマイド N,N−ジ−n−ブトキシメチルアクリ
ルアマイド、アクリロイルモルホリン、酢酸ビニル、ス
チレン、アクリロニトリル、グリシジル(メタ)アクリ
レート、メチロールアクリルアマイド、ビニルピロリド
ン、ビニルメチルエーテル、無水マレイン酸、エチレン
オキサイド、(メタ)アクリル酸グリコシルオキシエチ
ル等を用いることもできる。これらをアルコキシ基含有
(メタ)アクリル酸エステルと組み合わせて用いること
が特に好ましく、この場合、アルコキシ含有(メタ)ア
クリル酸エステルと、他の重合性モノマーとの比(重量
比)は、好ましくは1/20〜99/1程度である。
【0033】本発明で用いるカルボキシル基含有共重合
体(A)中におけるカルボキシル基含有重合性モノマー
(a)と、(a)と共重合可能なモノマー(b)との比
((a)/(b)重量比)は、好ましくは1/500〜
1/4、特に好ましくは1/100〜1/10である。
またカルボキシル基含有共重合体(A)の重量平均分子
量は、好ましくは5万〜150万であり、特に好ましく
は10万〜100万である。
【0034】本発明で用いるカルボキシル基含有共重合
体(A)は、上記したカルボキシル基含有重合性モノマ
ー(a)と、該モノマーと共重合可能な他のモノマー
(b)とを所定の比となるように共重合することに得ら
れる。この共重合は好ましくは溶液重合にて行われる。
【0035】溶液重合は、上記モノマー(a)と(b)
との混合物に、酢酸エチル等の溶媒とアゾビスイソブチ
ロニトリル等の重合開始剤を適量添加し、窒素気流下室
温で30分程度撹拌した後、40〜100℃で4〜5時
間程度反応させて行う。このような溶液重合によれば、
乳化重合に比して、乳化剤や増粘剤が不要になるため、
不純物イオンを低減でき、また重合条件の制御および得
られる重合体の組成変更を容易に行えるという利点があ
る。さらに、溶液重合による重合体は、乳化重合による
重合体に比して、剪断方向の作用に強いという驚くべき
効果も得られる。
【0036】上記のカルボキシル基含有共重合体(A)
は、1種単独で用いることもできるし、また2種以上を
組み合わせて用いることもできる。
【0037】中和剤(B) 中和剤(B)は、上記のカルボキシル基含有共重合体
(A)中のカルボキシル基の一部または全部を中和し、
カルボキシル基含有共重合体(A)に親水性あるいは水
溶性を付与するために用いられる。中和剤(B)として
は、ウエハに悪影響を及ぼすイオン性不純物のことを踏
まえると、分子中に金属、ハロゲンを含まない化合物を
用いるのが好ましく、種々の塩基性化合物が使用されう
るが、本発明においては、特にアミン類、置換アミン類
が好ましく用いられ、これらの中でも、水溶性アミン化
合物が好ましい。
【0038】このようなアミン化合物としては、具体的
にはアンモニア、アルカリ性を示すアンモニウム塩およ
びモノエチルアミン、モノエタノールアミンなどの1級
アミン、ジエチルアミン、ジエタノールアミンなどの2
級アミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、
N,N,N’−トリメチルエチレンジアミン、N−メチ
ルジエタノールアミン、N,N−ジエチルヒドロキシル
アミン、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセタ
ールなどの3級アミン、ジアミン、ポリエチレンイミン
などの1分子中に複数のNを有するアミノ化合物、ピリ
ジンなどの環式アミノ化合物などのごときアルカリ性を
示す有機アミノ化合物が用いられる。
【0039】本発明のおいては、特にトリエタノールア
ミン、N,N−ジメチルホルムアミドジエチルアセター
ルが好ましく用いられる。
【0040】これらの中和剤は、1種単独で、または2
種以上を組み合わせて用いることができる。
【0041】中和剤(B)は、前記のカルボキシル基含
有共重合体(A)のカルボキシル基1モルに対して、好
ましくは0.0001〜1モル、特に好ましくは0.0
01〜0.5モルの割合で用いられる。
【0042】エネルギー線重合性化合物(C) 本発明で用いられるエネルギー線重合性化合物(C)
は、分子内にエネルギー線重合性炭素−炭素二重結合を
少なくとも1つ、好ましくは2〜15有し、その重量平
均分子量(Mw)は好ましくは100〜50000、さ
らに好ましくは300〜30000、特に好ましくは4
00〜20000であり、エネルギー線照射によって重
合しうる化合物である。また重量平均分子量(Mw)と
炭素−炭素二重結合数との比(Mw/二重結合数)は、
好ましくは30/1〜20000/1、さらに好ましくは40/1〜100
00/1、特に好ましくは50/1〜4000/1の範囲にある。この
範囲の比であれば、エネルギー線硬化後の粘着力が低下
しすぎず、表面保護シートとして使用可能となる。
【0043】このようなエネルギー線重合性化合物
(C)としては、たとえば特開昭60−196,956
号公報および特開昭60−223,139号公報に開示
されているようなエネルギー線重合性化合物が広く用い
られ、具体的には、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、
ペンタエリスリトールトリアクリレート、ペンタエリス
リトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトール
モノヒドロキシペンタアクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサアクリレートあるいは1,4−ブチレング
リコールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ
アクリレート、さらにはポリエチレングリコールジアク
リレート、ポリエステルアクリレート、ウレタンアクリ
レート、エポキシアクリレートなどのオリゴマー類など
が用いられる。
【0044】本発明のエネルギー線重合性化合物(C)
は、さらに親水性を示すものが好ましく、特にエネルギ
ー線重合性化合物(C)の単独の硬化物の吸水率が1%
以上のものが好ましく、さらに好ましくは2〜1000
%である。このようなエネルギー線重合性化合物(C)
を使用することにより、本発明の粘着シートは、水膨潤
性が高まり純水による洗浄が容易となる。
【0045】このようなエネルギー線重合性化合物
(C)の具体例として、分子内に少なくとも1個の水酸
基を含有する(メタ)アクリル酸エステルと、有機ポリ
イソシアナート類と、1個の水酸基を含有するポリエチ
レングリコールモノアルキルエーテルとの反応生成物が
好適に用いられる。
【0046】ここで、ポリエチレングリコールモノアル
キルエーテルは、H−(OCH2CH2n−OR(式中
Rは低級アルキル基であり、nは3〜40の整数を示
す)であらわされる化合物である。
【0047】このような特に好ましいウレタンアクリレ
ート化合物の詳細は、特開平6−287260号公報等
に記載されている。
【0048】本発明で用いる粘着剤組成物におけるエネ
ルギー線重合性化合物(C)の配合割合は、前記成分
(A)100重量部に対して、好ましくは1〜200重
量部、さらに好ましくは5〜150重量部、特に好まし
くは10〜120重量部である。
【0049】このようなエネルギー線重合性化合物は、
エネルギー線照射により瞬時に重合し、粘着剤層に架橋
構造を付与するため、実質的にエージングなしで粘着シ
ートが製造できる。またエネルギー線重合性化合物の重
合反応は瞬時に完結し、その後は安定であるため長期に
わたって粘着シートを保存しておくことができる。さら
にエネルギー線重合性化合物の配合割合を調節すること
で、粘着剤層の凝集力や接着力を容易に制御できる。
【0050】光重合開始剤(D) さらに、上記粘着剤組成物には、必要に応じ、光重合開
始剤(D)を混入することができる。光重合開始剤を混
入することにより、光照射による重合硬化時間ならびに
光照射量を少なくすることができる。
【0051】このような光重合開始剤としては、具体的
には、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエ
チルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベン
ジルジフェニルサルファイド、テトラメチルチウラムモ
ノサルファイド、アゾビスイソブチロニトリル、ジベン
ジル、ジアセチル、β−クロールアンスラキノンなどが
挙げられる。
【0052】光重合開始剤(D)の使用量は、前記エネ
ルギー線重合性化合物(C)100重量部に対して、好
ましくは0.05〜15重量部、さらに好ましくは0.
1〜10重量部、特に好ましくは0.5〜8重量部であ
る。
【0053】その他の成分(E) また、上記粘着剤組成物には、必要に応じ、さらに本発
明の目的を損なわない範囲で、粘着剤の粘着力、凝集
力、タック、分子量、分子量分布、弾性率、ガラス転移
点、親水性、耐水性等の調整のため、水溶性多価アルコ
ールなどの親水性可塑剤、粘着付与性樹脂、顔料、染
料、消泡剤、防腐剤などを添加することもできる。この
ような他の成分は、それぞれの成分を添加する目的によ
り様々であるが、成分(A)〜(C)の合計100重量
部に対して、好ましくは0.01〜20重量部程度の割
合で用いられる。
【0054】エネルギー線照射前の粘着シートを保管す
る場合は、粘着剤の前駆体の混合物が保管、運搬の間、
流動、変形しない程度の凝集力となるように少量の汎用
の架橋剤を加えてもよい。汎用の架橋剤としては、たと
えばエポキシ系、イソシアナート系、メチロール系、キ
レート系あるいはアジリジン系の架橋剤を例示できる。
汎用の架橋剤を添加する場合、その使用量はカルボキシ
ル基含有共重合体(A)100重量部に対して0.01
〜2.0重量部、好ましくは0.05〜1.0重量部で
ある。この程度の使用量であれば、エネルギー線照射後
の粘着シートの物性や水洗浄性に影響を及ぼさない。
【0055】粘着剤組成物の製造 本発明で用いる粘着剤組成物は、上記成分(A)〜
(C)ならびに所望により添加される他の成分を適宜に
混合し、これをエネルギー線硬化することにより形成さ
れるが、好ましくは、カルボキシル基含有共重合体
(A)と中和剤(B)との混合を行った後に、エネルギ
ー線重合性化合物(C)を添加し、しかる後にエネルギ
ー線硬化する。この場合、他の成分の添加は、いずれの
段階で行ってもよい。
【0056】カルボキシル基含有共重合体(A)と中和
剤(B)との混合は、たとえば、中和剤(B)をそのま
ま、あるいは溶剤(アルコール、アセトン等)で希釈
し、室温下でカルボキシル基含有共重合体(A)に加
え、その後、5〜40℃にて25分以上撹拌することに
より行われる。
【0057】さらにエネルギー線重合性化合物(C)を
そのまま、あるいは溶剤(トルエン、酢酸エチル、イソ
プロピルアルコール等)で希釈し、上記で得られた混合
物に室温下で配合し、5〜40℃にて5分以上撹拌する
ことにより粘着剤の前駆体となる混合物が得られる。こ
の混合物を基材上に塗布後、エネルギー線硬化を行なう
ことで粘着剤層を形成する粘着剤組成物が得られる。
【0058】かくして得られる粘着剤組成物は、溶剤型
でかつ界面活性剤を一切用いていない水溶性(水膨潤
性)の粘着剤組成物である。この粘着剤組成物は、粘着
ポリマー自体に親水性を付与させているため、水洗浄性
に優れ、しかも粘着シート剥離時の剥離帯電圧が非常に
小さい。また本発明の粘着剤組成物では、水溶性ポリマ
ーと(メタ)アクリル系ポリマーのポリマーブレンドを
行わずに、水溶性(水膨潤性)を付与しているため、粘
着シート剥離時の糊残りが極めて少ない。
【0059】粘着シート 本発明に係る粘着シートは、上記粘着剤組成物からなる
粘着剤層と、基材とからなる。
【0060】本発明の粘着シートは、上記粘着剤の前駆
体である混合物をロールコーター、ナイフコーター、グ
ラビアコーター、ダイコーター、リバースコーターなど
一般に公知の方法にしたがって前述した各種の基材上に
適宜の厚さで塗工して乾燥させ、エネルギー線を照射し
て、エネルギー線重合性化合物の重合により粘着剤層に
架橋構造を付与することで製造できる。
【0061】エネルギー線の照射は前記の塗工、乾燥し
た直後であってもよいし、しばらく保管した後行っても
よい。
【0062】エネルギー線としては、具体的には、紫外
線、電子線等が用いられる。また、その照射量は、粘着
剤の組成およびエネルギー線の種類によって様々であ
り、たとえば紫外線を用いる場合には、40〜200W
/cm程度が好ましく、電子線を用いる場合には、10〜
1000krad程度が好ましい。このようなエネルギー線
の照射により、エネルギー線重合性化合物同士が重合
し、粘着剤層中に架橋構造が形成され、適度な凝集力を
有する粘着剤層となる。
【0063】このようにして形成される粘着剤層の粘着
力(対SUS304)は、好ましくは30〜500g/
25mm、さらに好ましくは50〜300g/25m
m、特に好ましくは80〜200g/25mmの範囲に
ある。
【0064】さらに、該粘着剤層は、エネルギー線照射
により架橋構造を付与した後であっても親水性を維持
し、水との接触により有限に膨潤する。膨潤のメカニズ
ムは必ずしも明らかではないが、エネルギー線重合性化
合物の重合により形成される三次元マトリクス中で、カ
ルボキシル基含有共重合体(A)と中和剤(B)とから
なる親水性重合体が水との接触により水分子を取り込み
膨張するためと考えられる。
【0065】このように、本発明の粘着シートにおける
粘着剤層は、エネルギー線により架橋した後でも親水性
を有するため、硬化後に被着体表面に粘着剤が残留した
としても、簡単な水洗浄によって残留粘着剤を除去する
ことができる。
【0066】粘着剤層の厚さは、用途によって様々であ
るが、通常は10〜50μm、好ましくは20〜40μ
m程度であり、粘着剤層の厚さが薄くなると表面保護機
能が低下するおそれがある。また、基材の厚さは、通常
は50〜500μm、好ましくは80〜300μm程度
であり、基材の厚さが薄くなると表面保護機能が低下す
るおそれがある。
【0067】本発明に係る粘着シートの形状は、テープ
状、ラベル状などあらゆる形状をとりうる。
【0068】また粘着剤を形成した後、必要に応じ粘着
剤層に離型シートを貼り合わせてもよい。
【0069】このような本発明に係る粘着シートは、各
種電子部品等の表面保護に好ましく用いられる。
【0070】すなわち、上記のような各成分を含む粘着
剤は、水と接触した場合に膨潤して優れた水封性を示
し、粘着剤層と被着体表面との間に研摩屑、切削屑等が
入り込むことがなく、被着体表面を充分に保護すること
ができる。しかも所要の加工工程終了後には、被着体を
粘着剤層から容易に剥離することができ、このため剥離
時にウエハが破損することもない。またこの際の剥離帯
電圧も非常に小さいため、電子部品の性質に悪影響を与
えることもない。その上被着体表面に粘着剤が付着残存
したとしても容易に水で洗い落すことができる。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る粘着シートの粘着剤層は、
溶剤型でかつ界面活性剤を一切用いていない水溶性(水
膨潤性)の粘着剤組成物からなる。この粘着剤組成物
は、粘着ポリマー自体に親水性を付与させているため、
水洗浄性に優れる。また該粘着剤組成物では、水溶性ポ
リマーと(メタ)アクリル系ポリマーのポリマーブレン
ドを行わずに、水溶性(水膨潤性)を付与しているた
め、粘着シート剥離時の糊残りが極めて少ない。
【0072】また本発明においては、瞬時に反応するエ
ネルギー線重合性化合物(C)により架橋構造を形成し
ているため、実質的にエージングなしで粘着シートを製
造でき、しかも長期保存が可能な粘着シートを提供でき
る。
【0073】
【実施例】以下本発明を実施例により説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。
【0074】なお、以下の実施例および比較例におい
て、「残留パーティクル」、「水洗浄性」、「耐水
性」、「粘着力」、「不純物イオン」および「吸水率」
は次のようにして評価した。残留パーティクル測定 実施例および比較例で作成した粘着シートを、5インチ
シリコンウエハに貼付し、1時間放置後、粘着シートを
剥離した。このときウエハ表面に残留した粒径0.27
μmφ以上のパーティクルの数をレーザー表面検査装置
(LS5000、日立電子エンジニアリング製)により
測定した。表中の判定基準は以下のとおりである。 良:<100、可:100〜200、不可:>200水洗浄性 実施例および比較例で作成した粘着剤のみを厚さ50μ
mに塗布乾燥し、これを20mm角に切断してミラーウエ
ハに貼付した。常温で純水中に浸漬し、剥離までの時間
を測定した。表中の判定基準は以下のとおりである。 良:<10分、可:10〜30分、不可:>30分耐水性 実施例および比較例で作成した粘着シートを20mm角に
切断してミラーウエハに貼付した。常温で純水中に浸漬
し、剥離までの時間を測定した。表中の判定基準は以下
のとおりである。 良:>30時間、可:30〜15時間、不可:<15時
粘着力 実施例あるいは比較例において得られた粘着シートを2
3℃、65%RHの雰囲気下で、SUS304(鏡面仕
上げ)に2kgゴムローラーを往復させることにより貼り
付け、20分間放置した後、万能型引張試験機(株式会
社オリエンテック製、商品名:TENSILON / UTM-4-100)
を用いて剥離速度300mm/分でJIS−Z0237に
準じて180°剥離粘着力(g/25mm)を測定した。表
中の判定基準は以下のとおりである。 良:50〜300、可:30〜50または300〜50
0、不可:>500または<30不純物イオン 粘着シート100cm2を純水50mlに浸し、100℃に
て30分間抽出する。その後、抽出した水に含まれる陽
イオンおよび陰イオンの量をイオンクロマトアナライザ
ーIC500P(横河電機社製)を用い測定し、シート
単位重量当たりに換算した。表中の判定基準は以下のと
おりである。 良:<0.5ppm、可:0.5〜1ppm、不可:>1ppm吸水率 実施例または比較例で使用するエネルギー線重合性化合
物(C)100重量部に光重合性化合物(D)(後述の
イルガキュア184)4重量部を加え、薄膜化して照度
160W/cmの紫外線を10cmの高さよりラインスピー
ド5m/分で500mJ/cm2で照射し硬化膜を作成し
た。この硬化膜を25℃のイオン交換水に24時間浸漬
し、吸水前後の重量比から吸水率(%)を算出した。
【0075】また、表中の略号は以下のとおりである。 [カルボキシル基含有共重合体(A)] A1:2-メトキシエチルアクリレート80重量部とメタ
クリル酸メチル10重量部と、アクリル酸3重量部とヒ
ドロキシエチルアクリレート7重量部との共重合体(重
量平均分子量35万) A2:ブチルアクリレート91重量部とアクリル酸9重
量部との共重合体(重量平均分子量55万) [中和剤(B)] トリエタノールアミン [エネルギー線重合性化合物(C)] C1:ヘキサメチレンジイソシアナート三量体(商品
名:コロネートHX、日本ポリウレタン(株)製)34
3.5部、ヒドロキシプロピルアクリレート166.3
部、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル19
0.3部の反応生成物(80%酢酸エチル溶液)(重量
平均分子量:4500、4官能、吸水率4.0%) C2:ヘキサメチレンジイソシアナート三量体(商品
名:コロネートHX、日本ポリウレタン(株)製)22
5.8部、ペンタエリスリトールトリアクリレート34
9.1部、ポリエチレングリコールモノメチルエーテル
190.3部の反応生成物(80%酢酸エチル溶液)
(重量平均分子量:7000、7官能、吸水率2.0
%) C3:分子量400〜500、官能基数2、吸水率5.
6%のエポキシアクリレート(商品名:ビームセットA
Q7、荒川化学(株)社製) C4:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(分
子量578、6官能、吸水率0.1%未満) C5:ヘキサメチレンジイソシアナート52.8部、ペ
ンタエリスリトール10.7部、2-ヒドロキシエチルア
クリレート36.5部の反応生成物(80%酢酸エチル
溶液)(重量平均分子量2000〜3000、6官能、
吸水率0.1%未満) [光重合開始剤(D)] イルガキュア−184(商品名、チバ・ガイギー社製:
1-ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン) [その他(E)] エポキシ系架橋剤(商品名、テトラッドC:三菱ガス化
学社製)
【0076】
【実施例1】[親水性粘着剤組成物の製造]カルボキシ
ル基含有共重合体(A1)100重量部(固形分)に対
し、1.25重量部の中和剤(B)を配合し充分に攪拌
した。
【0077】次に共重合体(A1)100重量部(固形
分)に対し、50重量部のエネルギー線重合性化合物
(C1)、および化合物(C1)100重量部に対し、
4重量部の光重合開始剤(D)を加え、充分に攪拌し、
親水性粘着剤の前駆体を得た。 [粘着シートの製造]上記で得られた粘着剤前駆体を、
厚さ110μmのポリエチレンフィルムのコロナ処理面
上に乾燥後の塗布厚が20μmになるように塗布した。
【0078】続いて直後に、塗布面に、照度160w/
cmの紫外線を10cmの高さよりラインスピード5m
/分で500mJ/cm2で照射し、親水性粘着シート
を得た。
【0079】この粘着シートを用いて「残留パーティク
ル」、「水洗浄性」、「耐水性」、「粘着力」および
「不純物イオン」の評価を行った。結果を表2に示す。
【0080】
【実施例2〜6】粘着剤の組成を表1のように変更した
以外は、実施例1と同様の操作を行い親水性粘着シート
を得た。結果を表2に示す。
【0081】
【実施例7】粘着剤の組成を表1のように変更し、ポリ
エチレンフィルムに塗布乾燥した後、1週間室温で保管
して、紫外線を照射した以外は実施例1と同様の操作を
行い親水性粘着シートを得た。結果を表2に示す。
【0082】
【比較例1】エネルギー線重合性化合物および光重合開
始剤を用いずに、カルボキシル基含有共重合体(A1)
100重量部に対し、1.9重量部のエポキシ系架橋剤
(E)を加え、充分に攪拌し、親水性粘着剤前駆体を得
た。
【0083】上記で得られた粘着剤前駆体を厚さ110
μmのポリエチレンフィルムのコロナ処理面上に乾燥後
の塗布厚が20μmになるように塗布し、100℃にて
1分間加熱し、室温に放冷後さらに21日間保管して親
水性粘着シートを得た。結果を表2に示す。
【0084】
【比較例2】実施例1において中和剤(B)を用いなか
った以外は、実施例1と同様の操作を行い粘着シートを
得た。結果を表2に示す。
【0085】また実施例1、実施例7および比較例1の
粘着シートの粘着力および残留パーティクルを、製造直
後、3日後、1週間後、2週間後、3週間後に測定し、
経時的に評価した。結果を表3に示す。
【0086】表3の結果より、本発明の親水性粘着シー
トは、すべての測定時間で残留パーティクル数および粘
着力の評価がともに良好であるため、比較例の粘着シー
トと異なり、製造直後より直ちに実用に供することので
きる状態であった。
【0087】
【表1】
【0088】
【表2】
【0089】
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 220/26 C08F 220/26 4J100 222/00 222/00 290/06 290/06 C09J 4/02 C09J 4/02 4/06 4/06 H01L 21/304 631 H01L 21/304 631 Fターム(参考) 4F100 AK04A AR00B AT00A BA02 CA30B CB05B GB41 JA07B JB05B JB14B JL13B 4J004 AA01 AA10 AA17 AB01 AB06 AB07 CA03 CA04 CA05 CA06 FA04 FA05 4J011 CA01 CA08 CC10 QA01 QA02 QA03 SA32 SA34 SA63 SA83 UA01 WA02 WA06 4J027 AC02 AC03 AC04 AC06 AJ02 BA04 BA06 CA25 CC03 CC05 CD09 4J040 DF011 DF012 DF041 DF042 DF051 DF052 DG001 DG002 DG011 DG012 DN061 DN062 EH012 FA141 FA142 FA261 FA262 FA271 FA272 FA281 FA282 FA291 FA292 GA07 HA216 HC01 HC22 JA09 JB07 JB08 JB09 KA10 LA01 NA20 4J100 AJ01P AJ02P AJ08P AJ09P AL08Q AL41P AL46P BA02Q BA04Q BA05Q BA06Q

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、その上に形成された粘着剤層と
    からなり、該粘着剤層が、 (a)カルボキシル基含有重合性モノマーと、(b)該
    モノマーと共重合可能な他のモノマーとからなるカルボ
    キシル基含有共重合体と、 中和剤と、 エネルギー線重合性化合物との混合物をエネルギー線硬
    化してなる粘着剤組成物からなることを特徴とする粘着
    シート。
  2. 【請求項2】 前記カルボキシル基含有重合性モノマー
    と共重合可能な他のモノマー(b)が、少なくとも下記
    式にて示される化合物を含むことを特徴とする請求項1
    に記載の粘着シート。 【化1】 (式中、X1、X2およびX3はそれぞれ独立に水素また
    はメチル基であり、R1は炭素数2〜12の二価の炭化
    水素基であり、R2は炭素数1〜10の炭化水素基であ
    り、nは1〜10である。)
  3. 【請求項3】 前記エネルギー線重合性化合物が、分子
    内にエネルギー線重合性炭素−炭素二重結合を少なくと
    も1つ有する重量平均分子量100〜50000の化合
    物であることを特徴とする請求項1または2に記載の粘
    着シート。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー線重合性化合物が親水性
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    粘着シート。
  5. 【請求項5】 ウエハ加工に用いられることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れかに記載の粘着シート。
  6. 【請求項6】 エネルギー線硬化後の粘着力が50〜3
    00g/25mmであることを特徴とする請求項1〜5の何
    れかに記載の粘着シート。
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