JP2000212433A - 熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成形品Info
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Abstract
ーテル系樹脂が本来有する優れた特性をバランス良く兼
ね備え、優れた耐熱性を有し、しかも成形性、低吸水
性、耐衝撃性等の特性に優れた熱可塑性樹脂組成物なら
びにそれからなる成形品を提供する。 【解決手段】 テレフタル酸単位を60〜100モル%
含むジカルボン酸単位と、1,9−ノナンジアミン単位
および/または2−メチル−1,8−オクタンジアミン
単位を60〜100モル%含むジアミン単位とからなる
ポリアミド系樹脂と、ポリフェニレンエーテル系樹脂を
含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物ならびに
それからなる成形品。
Description
系樹脂およびポリフェニレンエーテル系樹脂を含有する
熱可塑性樹脂組成物および該熱可塑性樹脂組成物からな
る成形品に関する。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、極
めて優れた耐熱性を有しており、かつ成形性、低吸水
性、耐衝撃性等の特性に優れることから、自動車部品、
工業材料、産業資材、電気/電子部品、家庭用品その他
の広範な用途に極めて有効に使用することができる。
代表される結晶性ポリアミドは、その優れた特性と溶融
成形の容易さから、衣料用、産業資材用繊維、あるいは
汎用のエンジニアリングプラスチックとして広く用いら
れているが、一方では、耐熱性不足、吸水による寸法安
定性不良等の問題点も指摘されている。特に近年の表面
実装技術(SMT)の発展に伴うリフローハンダ耐熱性
を必要とする電気・電子分野、あるいは年々耐熱性への
要求が高まる自動車のエンジンルーム部品等において
は、従来のポリアミドでの使用が困難となってきてお
り、より耐熱性、吸水による寸法安定性、機械特性、物
理化学特性に優れたポリアミドへの要求が高まってい
る。
ル酸と1,6−ヘキサンジアミンを主成分とする半芳香
族ポリアミドが種々提案され、一部は実用化されてい
る。しかしながら、テレフタル酸と1,6−ヘキサンジ
アミンからなるポリアミド(以下、PA6Tと略称す
る)は、ポリマーの分解温度を超える370℃付近に融
点があるため、溶融重合、溶融成形が困難であり、実用
に耐えるものではない。そのため実際には、アジピン
酸、イソフタル酸等のジカルボン酸成分、あるいはナイ
ロン6等の脂肪族ポリアミドを30〜40モル%共重合
することにより、実使用可能温度領域、すなわち280
〜320℃程度にまで低融点化した組成で用いられてい
るのが現状である。このように多量の第3成分(場合に
よっては第4成分)を共重合することは、確かにポリマ
ーの低融点化には有効であり、成形性は向上するもの
の、高温下での剛性または熱変形温度等の耐熱性が低下
し、実質的な問題解決のレベルまでには達していない。
耐熱性に優れ、化学的性質、物理的性質、電気的性質等
にも優れているが、軟化点が高いために溶融成形が困難
であり、成形温度を高くすると樹脂の分解を生ずる等の
問題点がある。そのため、スチレン系樹脂を配合して溶
融成形性を改善することが行われているが、得られる成
形品の耐熱性や耐薬品性が低下し、ポリフェニレンエー
テル系樹脂自体が有する本来の特性が損なわれ易いとい
う欠点がある。
ジアミンを主成分とし、かつ第3成分を共重合した半芳
香族ポリアミドとポリフェニレンエーテル系樹脂とをブ
レンドして、両者の特性を備える熱可塑性樹脂組成物を
製造することが試みられている(特開平04−1360
73号公報、特開平05−339494号公報等)。
6−ヘキサンジアミンを主成分とする半芳香族ポリアミ
ドとポリフェニレンエーテル系樹脂からなる熱可塑性樹
脂組成物では、低吸水性や成形性は改善されてはいるも
のの、高温下での剛性または熱変形温度等の耐熱性の点
で未だ十分とは言えない。
香族ポリアミドおよびポリフェニレンエーテル系樹脂が
本来有する優れた特性をバランス良く兼ね備え、優れた
耐熱性を有し、しかも成形性、低吸水性、耐衝撃性等の
特性に優れた熱可塑性樹脂組成物およびそれからなる成
形品を提供することである。
題を解決するために鋭意検討した結果、特定のポリアミ
ド系樹脂およびポリフェニレンエーテル系樹脂を含有す
る熱可塑性樹脂組成物が、両者の優れた特性を損なうこ
となく、極めて優れた耐熱性を有し、かつ成形性、低吸
水性、耐衝撃性等の特性にも優れていることを見出し
て、本発明を完成した。
ボン酸単位と、1,9−ノナンジアミン単位および/ま
たは2−メチル−1,8−オクタンジアミン単位を60
〜100モル%含むジアミン単位とからなるポリアミド
系樹脂と、ポリフェニレンエーテル系樹脂を含有するこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (2)1,9−ノナンジアミン単位と2−メチル−1,8
−オクタンジアミン単位のモル比が100:0〜20:
80である上記(1) 記載の熱可塑性樹脂組成物。 (3)ポリアミド系樹脂とポリフェニレンエーテル系樹脂
の重量比が95:5〜5:95である上記 (1)記載の熱
可塑性樹脂組成物。 (4)ポリアミド系樹脂の極限粘度が、0.6〜2.0d
l/gである上記 (1)記載の熱可塑性樹脂組成物。 (5)上記 (1)〜(4) のいずれかに記載の熱可塑性樹脂組
成物からなる成形品。
する。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、特定のポリアミ
ド系樹脂(I) とポリフェニレンエーテル系樹脂(II)を含
有するものである。
酸単位を主体とするジカルボン酸単位(a) と、1,9−
ノナンジアミン単位および/または2−メチル−1,8
−オクタンジアミン単位を主体とするジアミン単位(b)
からなる。
酸単位が、60モル%以上、好ましくは75モル%以
上、より好ましくは90モル%以上である。テレフタル
酸単位が60モル%未満の場合、本発明の熱可塑性樹脂
組成物の耐熱性が低下する。
単位(a) としては、マロン酸、ジメチルマロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、2−メチルアジピン
酸、トリメチルアジピン酸、ピメリン酸、2,2−ジメ
チルグルタル酸、3,3−ジエチルコハク酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、スベリン酸等の脂肪族ジカルボン
酸;1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,4−シ
クロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸;イ
ソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7
−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカル
ボン酸、1,4−フェニレンジオキシジ酢酸、1,3−
フェニレンジオキシジ酢酸、ジフェン酸、ジフェニルメ
タン−4,4−ジカルボン酸、ジフェニルスルホン−
4,4−ジカルボン酸、4,4−ビフェニルジカルボン
酸等の芳香族ジカルボン酸から誘導される単位が挙げら
れる。これらの単位を1種もしくは2種以上含んでもよ
い。上記単位の中でも、芳香族ジカルボン酸から誘導さ
れる単位が好ましい。さらに、トリメリット酸、トリメ
シン酸、ピロメリット酸等の多価カルボン酸から誘導さ
れる単位を、溶融成形が可能な範囲内で含んでいてもよ
い。
ジアミン単位および/または2−メチル−1,8−オク
タンジアミン単位が60モル%以上、好ましくは75モ
ル%以上、より好ましくは90モル%以上である。1,
9−ノナンジアミン単位および/または2−メチル−
1,8−オクタンジアミン単位が60モル%未満の場
合、本発明の熱可塑性樹脂組成物の耐熱性、低吸水性、
耐衝撃性が低下する。また、1,9−ノナンジアミン単
位と2−メチル−1,8−オクタンジアミン単位のモル
比は、好ましくは100:0〜20:80、より好まし
くは100:0〜60:40、特に好ましくは100:
0〜80:20である。1,9−ノナンジアミン単位と
2−メチル−1,8−オクタンジアミン単位を併用する
と、本発明の熱可塑性樹脂組成物の成形性、耐衝撃性が
より優れるので好ましい。
−1,8−オクタンジアミン単位以外の他のジアミン単
位(b) としては、エチレンジアミン、プロピレンジアミ
ン、1,4−ブタンジアミン、1,6−ヘキサンジアミ
ン、1,8−オクタンジアミン、1,10−デカンジア
ミン、1,12−ドデカンジアミン、3−メチル−1,
5−ペンタンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、2,4,4−トリメチル−1,
6−ヘキサンジアミン、5−メチル−1,9−ノナンジ
アミン等の脂肪族ジアミン;シクロヘキサンジアミン、
メチルシクロヘキサンジアミン、イソホロンジアミン等
の脂環式ジアミン;p−フェニレンジアミン、m−フェ
ニレンジアミン、キシレンジアミン、4,4−ジアミノ
ジフェニルメタン、4,4−ジアミノジフェニルスルホ
ン、4,4−ジアミノジフェニルエーテル等の芳香族ジ
アミンから誘導される単位が挙げられる。これらの単位
を1種もしくは2種以上含んでもよい。
単位を60〜100モル%含むジカルボン酸単位と、
1,9−ノナンジアミン単位および/または2−メチル
−1,8−オクタンジアミン単位を60〜100モル%
含むジアミン単位とからなるポリアミド系樹脂を用いる
ことにより、PA6Tを用いた場合と比較して、熱可塑
性樹脂組成物の耐熱性、吸水性、耐衝撃性が向上する。
の末端基の好ましくは10%以上、より好ましくは40
%以上、特に好ましくは70%以上が末端封止剤により
封止されている。末端封止率が10%以上であれば、本
発明の熱可塑性樹脂組成物の溶融成形時の粘度変化が小
さく、得られる成形品の外観、耐熱水性等の物性が優れ
るので好ましい。末端の封止率は、ポリアミド系樹脂
(I) に存在しているカルボキシル基末端、アミノ基末端
および末端封止剤によって封止された末端の数をそれぞ
れ測定し、下記の式(1)により求める。各末端基の数
は、 1H−NMRにより、各末端基に対応する特性シグ
ナルの積分値より求めるのが精度、簡便さの点で好まし
い。
ド分子の数の2倍に等しい)を表し、Bはカルボキシル
基末端およびアミノ基末端の合計数を表す。〕
ミノ基またはカルボキシル基と反応性を有する単官能性
の化合物であれば特に制限はないが、反応性および封止
末端の安定性等の点から、モノカルボン酸またはモノア
ミンが好ましく、取扱いの容易さ等の点から、モノカル
ボン酸がより好ましい。その他、無水フタル酸等の酸無
水物、モノイソシアネート、モノ酸ハロゲン化物、モノ
エステル類、モノアルコール類等も使用できる。
酸としては、アミノ基との反応性を有するものであれば
特に制限はないが、例えば、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、ラウリン酸、ト
リデシル酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、ピバリン酸、イソブチル酸等の脂肪族モノカルボン
酸;シクロヘキサンカルボン酸等の脂環式モノカルボン
酸;安息香酸、トルイル酸、α−ナフタレンカルボン
酸、β−ナフタレンカルボン酸、メチルナフタレンカル
ボン酸、フェニル酢酸等の芳香族モノカルボン酸、ある
いはこれらの任意の混合物を挙げることができる。これ
らの中でも、反応性、封止末端の安定性、価格等の点か
ら、酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、
カプリル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、安息香酸が特に好ま
しい。
しては、カルボキシル基との反応性を有するものであれ
ば特に制限はないが、例えば、メチルアミン、エチルア
ミン、プロピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミ
ン、オクチルアミン、デシルアミン、ステアリルアミ
ン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミ
ン、ジブチルアミン等の脂肪族モノアミン;シクロヘキ
シルアミン、ジシクロヘキシルアミン等の脂環式モノア
ミン;アニリン、トルイジン、ジフェニルアミン、ナフ
チルアミン等の芳香族モノアミン、あるいはこれらの任
意の混合物を挙げることができる。これらのなかでも、
反応性、高沸点、封止末端の安定性および価格等の点か
ら、ブチルアミン、ヘキシルアミン、オクチルアミン、
デシルアミン、ステアリルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、アニリンが特に好ましい。
ポリアミドを製造する方法として知られている任意の方
法を用いて製造することができる。例えば、酸クロライ
ドとジアミンを原料とする溶液重合法あるいは界面重合
法、ジカルボン酸とジアミンを原料とする溶融重合法、
固相重合法、溶融押出機重合法等の方法により重合可能
である。以下に、本発明者らの研究による好適なポリア
ミド系樹脂の製造方法を示す。
を最初にジアミンおよびジカルボン酸に一括して添加
し、ナイロン塩を製造した後、200〜250℃の温度
において濃硫酸中30℃における極限粘度[η]が0.
10〜0.60dl/gのプレポリマーを製造する。次
いで、これをさらに固相重合するかあるいは溶融押出機
を用いて重合を行うことにより、容易にポリアミド系樹
脂(I) を得ることができる。
好ましくは0.10〜0.60dl/gの範囲内にある
と、後重合の段階においてカルボキシル基とアミノ基の
モルバランスのずれや重合速度の低下が少なく、さらに
分子量分布の小さな、各種性能や成形性に優れたポリア
ミド系樹脂(I) が得られる。重合の最終段階を固相重合
により行う場合、減圧下または不活性ガス流通下に行う
のが好ましく、重合温度が200〜280℃の範囲内で
あれば、重合速度が大きく、生産性に優れ、着色やゲル
化を有効に押さえることができるので好ましい。重合の
最終段階を溶融押出機により行う場合、重合温度が37
0℃以下であるとポリアミドの分解がほとんどなく、劣
化の無いポリアミド系樹脂(I) が得られるので好まし
い。
て、例えば、触媒として、リン酸、亜リン酸、次亜リン
酸や、それらの塩またはそのエステル、具体的にはカリ
ウム、ナトリウム、マグネシウム、バナジウム、カルシ
ウム、亜鉛、コバルト、マンガン、錫、タングステン、
ゲルマニウム、チタン、アンチモン等の金属塩やアンモ
ニウム塩;エチルエステル、イソプロピルエステル、ブ
チルエステル、ヘキシルエステル、イソデシルエステ
ル、オクタデシルエステル、デシルエステル、ステアリ
ルエステル、フェニルエステル等を添加することができ
る。
の条件下で測定した極限粘度[η]が、好ましくは0.
6〜2.0dl/g、より好ましくは0.7〜1.9d
l/g、特に好ましくは0.8〜1.8dl/gであ
る。極限粘度が0.6dl/g未満の場合、本発明の熱
可塑性樹脂組成物の機械的性質が損なわれ、逆に2.0
dl/gを超えると、本発明の熱可塑性樹脂組成物の流
動性が低下し、成形性が悪化するため好ましくない。
構成成分であるポリフェニレンエーテル系樹脂(II)は、
下記の一般式;
れぞれ独立して、水素、ハロゲン、無置換または置換さ
れた1価の炭化水素基、シアノ基、アルコキシ基、フェ
ノキシ基またはニトロ基を表す。)で表される繰り返し
単位を主として含む重合体である。
およびR4 において、ハロゲンとしては、例えば、塩
素、臭素等が挙げられる。無置換または置換された1価
の炭化水素基としては、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチル、
ヘキシル、ヘプチル、オクチル等の炭素数1〜10のア
ルキル基;クロロメチル、シアノエチル等の置換アルキ
ル基;アリル基等の不飽和炭化水素基;フェニル、ベン
ジル、メチルベンジル、トリル、ナフチル、クロロフェ
ニル、ブロモフェニル等の非置換または置換された1価
の芳香族炭化水素基等が挙げられる。アルコキシ基とし
ては、例えば、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられ
る。
るポリフェニレンエーテル系樹脂(II)の具体例として
は、例えば、ポリ−1,4−フェニレンエーテル、ポリ
−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル、ポ
リ−2,6−ジエチル−1,4−フェニレンエーテル、
ポリ−2,6−ジプロピル−1,4−フェニレンエーテ
ル、ポリ−2−メチル−6−アリル−1,4−フェニレ
ンエーテル、ポリ−2,6−ジメトキシ−1,4−フェ
ニレンエーテル、ポリ−2,6−ジクロロメチル−1,
4−フェニレンエーテル、ポリ−2,5−ジメチル−
1,4−フェニレンエーテル、ポリ−2,3,5,6−
テトラメチル−1,4−フェニレンエーテル、ポリ−
2,6−ジブロモメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル、ポリ−2,6−ジクロロ−1,4−フェニレンエー
テル、ポリ−2,3,6−トリメチル−1,4−フェニ
レンエーテル、ポリ−2,3,5,6−テトラフロロ−
1,4−フェニレンエーテル、ポリ−2,6−ジフェニ
ル−1,4−フェニレンエーテル、ポリ−2,3−ジト
リル−1,4−フェニレンエーテル等が挙げられ、中で
も、耐熱性、耐衝撃性の点から、ポリ−2,6−ジメチ
ル−1,4−フェニレンエーテルが最も好ましい。
熱性、耐衝撃性等の点から、23℃のクロロホルム中で
測定した極限粘度が0.1〜0.8dl/gであること
が好ましい。
エーテル系樹脂(II)は、上記したポリフェニレンエーテ
ル系樹脂からなる骨格に対して、他の重合体を50重量
%以下、好ましくは30重量%以下の割合で、グラフト
重合および/または混合により変性したポリフェニレン
エーテル系樹脂であってもよい。この変性に用いられる
重合体としては、ビニル系重合体、ゴム質重合体、ポリ
オレフィン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリスル
フォン等の1種または2種以上が挙げられる。中でも、
ビニル系重合体、ゴム質重合体、ポリオレフィンが好ま
しい。
芳香族ビニル系単量体、α,β−不飽和酸エステル系単
量体およびシアン化ビニル系単量体から選ばれる1種以
上を重合してなる重合体が挙げられる。芳香族ビニル系
単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレ
ン、β−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、α,β−ジメチル
スチレン、2,5−ジメチルスチレン、3,5−ジメチ
ルスチレン、2,4,6−トリメチルスチレン、p−エ
チルスチレン、p−イソプロピルスチレン、p−t−ブ
チルスチレン、p−クロロスチレン、2,5−ジクロロ
スチレン、p−ブロモスチレン、p−フロロスチレン、
p−メトキシスチレン、p−アセトキシスチレン、p−
シアノスチレン等が挙げられ、中でも、スチレンおよび
/またはα−メチルスチレンが最も好ましい。α,β−
不飽和酸エステル系単量体としては、例えば、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、エタクリル酸メチル等が
挙げられ、中でもメタクリル酸メチルが最も好ましい。
シアン化ビニル系単量体としては、例えば、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等が挙げられる。
タジエン、イソプレン、ピペリレン、クロロプレン等の
ジエン化合物の1種または2種以上を用いてなるジエン
系ゴム、スチレン/ブタジエン共重合体、アクリロニト
リル/ブタジエン共重合体、スチレン/ブタジエンブロ
ック共重合体、スチレン/イソプレンブロック共重合
体、エチレン/プロピレン/ジエン共重合体、エピクロ
ロヒドリンゴム、エチレン/アクリル酸共重合体、エチ
レン/酢酸ビニル共重合体、イソブチレン/イソプレン
共重合体等が挙げられる。これらは1種または2種以上
使用され得る。
ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられる。
ポリアミド系樹脂(I) とポリフェニレンエーテル系樹脂
(II)の重量比は、好ましくは95:5〜5:95、より
好ましくは90:10〜10:90、特に好ましくは8
5:15〜15:85の範囲内にある。ポリフェニレン
エーテル系樹脂(II)の含有量が上記範囲よりも少ない
場合には熱可塑性樹脂組成物の耐熱性が低下し、また多
い場合には熱可塑性樹脂組成物の成形性が低下するおそ
れがある。
じて、ガラス繊維、炭素繊維、ホウ素繊維、アラミド繊
維、液晶ポリエステル繊維等の繊維状充填剤や、シリ
カ、シリカアルミナ、アルミナ、タルク、グラファイ
ト、二酸化チタン、二硫化モリブデン、ポリテトラフル
オロエチレン等の粉末状充填剤を1種もしくは2種以上
含有してもよい。これらの充填剤は通常、本発明の組成
物100重量部に対し1〜100重量部を配合して使用
すると、力学特性と成形性のバランスが取れるので好ま
しい。
記の添加剤の他に、必要に応じて、従来から公知の銅系
安定剤、ヒンダードフェノール系酸化防止剤、ヒンダー
ドアミン系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、チオ系酸化
防止剤、着色剤、紫外線吸収剤、光安定化剤、帯電防止
剤、可塑剤、滑剤、結晶核剤、難燃剤あるいは他種ポリ
マー等も含有してもよい。
に制限されず、ポリアミド系樹脂(I) およびポリフェニ
レンエーテル系樹脂(II)を均一に混合させ得る方法であ
ればいずれでもよく、通常、前記2種類の重合体を必要
に応じて他の成分と共に溶融混練することによって製造
することができる。溶融混練は、単軸押出機、二軸押出
機、ニーダー、バンバリーミキサー等の混練機を使用し
て行うことができ、その際に使用する装置の種類や溶融
混練条件等は特に限定されないが、概ね300〜350
℃の範囲の温度で1〜30分間混練することにより、本
発明の熱可塑性樹脂組成物を得ることができる。
品を製造するに当たっては、何ら限定されるものではな
いが、目的とする成形品の種類、用途、形状等に応じ
て、ポリアミド系樹脂に対して一般に用いられている種
々の成形方法や成形装置が使用でき、例えば、射出成
形、押出成形、プレス成形、ブロー成形、カレンダー成
形、流延成形等の任意の成形法が例示され、これらの方
法を組み合わせてもよい。さらに、他のポリマーとの複
合成形をしてもよい。
料、産業資材、電気電子部品、機械部品、事務機器用部
品、家庭用品、シート、フイルム、繊維、その他の任意
の形状および用途の各種成形品を製造することができ
る。
るが、本発明はそれにより限定されない。以下の実施
例、比較例および参考例において、熱可塑性樹脂組成物
の試験片の作製、成形性の評価(溶融粘度の測定)、耐
熱性の評価(DTULの測定)、吸水率の測定および耐
衝撃性の測定(ノッチ付きIZOD衝撃値の測定)は次
のようにして行った。
レットを成形材料として用いて、日精樹脂工業株式会社
製の80トン射出成形機を使用して、シリンダー温度3
20℃および金型温度150℃の条件下で、吸水率測定
用の試験片(寸法:長さ×幅×厚さ=50mm×50m
m×3.2mm)、耐衝撃性試験用の試験片(寸法:長
さ×幅×厚さ=64mm×12.7mm×3.2m
m)、およびDTUL測定用の試験片(寸法:長さ×幅
×厚さ=128mm×12.7mm×6.2mm)をそ
れぞれ作製した。
レットを用いて、キャピログラフ(株式会社東洋精機製
作所製)で、320℃、121.6/秒の溶融粘度を測
定した。
準じて、加重ひずみ温度測定機(株式会社東洋精機製作
所製)を使用して、18.6kgfの加重下でDTUL
を測定した。
準じて、23℃の水中に24時間浸積させた後の吸水率
を測定した。
値)の測定 上記で作製した試験片を用いて、JIS K7110に
準じて、アイゾット衝撃試験器(株式会社東洋精機製作
所製)を使用して、ノッチ付アイゾット衝撃値を測定し
た。
ーテル系樹脂(II)およびポリアミド系樹脂(III) として
下記のものを使用した。ポリアミド系樹脂(I) ・PA9T:テレフタル酸をジカルボン酸単位とし、
1,9−ノナンジアミンをジアミン単位とするポリアミ
ド系樹脂 ・PA9MT:テレフタル酸をジカルボン酸単位とし、
1,9−ノナンジアミンおよび2−メチル−1,8−オ
クタンジアミンをジアミン単位とするポリアミド系樹脂ポリフェニレンエーテル系樹脂(II) ・ポリ−2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル/ポリスチレン組成物(日本ジーイープラスチックス
株式会社製「ノリル PPO534」)ポリアミド系樹脂(III) ・PA6IT:テレフタル酸およびイソフタル酸をジカ
ルボン酸単位とし、1,6−ヘキサンジアミンをジアミ
ン単位とするポリアミド系樹脂
(19.7モル)、ジアミン成分として1,9−ノナン
ジアミン3165.8g(20.0モル)、末端封止剤
として安息香酸73.27g(0.60モル)、次亜リ
ン酸ナトリウム一水和物6.5g(原料に対して0.1
重量%)および蒸留水6リットルを内容積20リットル
のオートクレーブに入れ、窒素置換した。100℃で3
0分間撹拌し、2時間かけて内部温度を210℃に昇温
した。この時、オートクレーブは22kg/cm2 まで
昇圧した。そのまま1時間反応を続けた後230℃に昇
温し、その後2時間、230℃に温度を保ち、水蒸気を
徐々に抜いて圧力を22kg/cm2 に保ちながら反応
させた。次に、30分かけて圧力を10kg/cm 2 ま
で下げ、更に1時間反応させて、極限粘度[η]が0.
25dl/gのプレポリマーを得た。これを、100
℃、減圧下で12時間乾燥し、2mm以下の大きさまで
粉砕した。これを230℃、0.1mmHg下にて、1
0時間固相重合し、融点が317℃、極限粘度[η]が
1.30dl/g、末端の封止率が90%であるポリア
ミドを得た。
ジアミン2849.2g(18.0モル)および2−メ
チル−1,8−オクタンジアミン316.58g(2.
0モル)を使用したこと以外は、製造例1と同様の方法
により重合を行い、融点が308℃、極限粘度[η]が
1.30dl/g、末端の封止率が90%であるポリア
ミドを得た。
酸2325.9g(14.0モル)およびイソフタル酸
996.8g(6.0モル)、ジアミン成分として1,
6−ヘキサンジアミン2324.2g(20.0モ
ル)、末端封止剤として安息香酸24.43g(0.2
0モル)を使用したこと以外は、製造例1と同様の方法
により重合を行い、融点が310℃、極限粘度[η]が
1.30dl/g、末端の封止率が90%であるポリア
ミドを得た。
ーテル系樹脂(II)を下記の表1に示す割合(重量部)で
予備混合した後、二軸押出機(株式会社日本製鋼所製
「TEX44C」)に供給してシリンダー温度320℃
の条件下に溶融混練して押し出し、冷却、切断してペレ
ットを製造した。このペレットを用いて上記した方法で
試験片を作製し、その成形性の評価(溶融粘度の測
定)、耐熱性の評価(DTULの測定)、吸水率の測定
および耐衝撃性の測定(ノッチ付きIZOD衝撃値の測
定)を上記した方法で行った。その結果を表1に示す。
系樹脂(II)を下記の表2に示す割合(重量部)で使用し
たこと以外は、実施例1と同様の方法により、ペレット
を製造した。このペレットを用いて上記した方法で試験
片を作製し、その成形性の評価(溶融粘度の測定)、耐
熱性の評価(DTULの測定)、吸水率の測定および耐
衝撃性の測定(ノッチ付きIZOD衝撃値の測定)を上
記した方法で行った。その結果を表2に示す。
1〜10の熱可塑性樹脂組成物は、ポリアミド系樹脂(I
II) およびポリフェニレンエーテル系樹脂(II)からなる
比較例1〜3の熱可塑性樹脂組成物に対して耐熱性、吸
水率および耐衝撃性に極めて優れている。
熱可塑性樹脂組成物は、極めて優れた耐熱性を有してお
り、かつ成形性、低吸水性、耐衝撃性等の特性に優れる
ことから、自動車部品、工業材料、産業資材、電気/電
子部品、家庭用品その他の広範な用途に極めて有効に使
用することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 テレフタル酸単位を60〜100モル%
含むジカルボン酸単位と、1,9−ノナンジアミン単位
および/または2−メチル−1,8−オクタンジアミン
単位を60〜100モル%含むジアミン単位とからなる
ポリアミド系樹脂と、ポリフェニレンエーテル系樹脂を
含有することを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項2】 1,9−ノナンジアミン単位と2−メチ
ル−1,8−オクタンジアミン単位のモル比が100:
0〜20:80であることを特徴とする請求項1記載の
熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項3】 ポリアミド系樹脂とポリフェニレンエー
テル系樹脂の重量比が95:5〜5:95であることを
特徴とする請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項4】 ポリアミド系樹脂の極限粘度が、0.6
〜2.0dl/gであることを特徴とする請求項1記載
の熱可塑性樹脂組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の熱可塑
性樹脂組成物からなる成形品。
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