JP2000210887A - ロボットハンド装置 - Google Patents

ロボットハンド装置

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JP2000210887A
JP2000210887A JP11016353A JP1635399A JP2000210887A JP 2000210887 A JP2000210887 A JP 2000210887A JP 11016353 A JP11016353 A JP 11016353A JP 1635399 A JP1635399 A JP 1635399A JP 2000210887 A JP2000210887 A JP 2000210887A
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JP
Japan
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chucks
robot
rib
horizontal
robot body
Prior art date
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Pending
Application number
JP11016353A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Miyazaki
靖弘 宮崎
Shigeru Yamamoto
山本  茂
Satoshi Kawahara
聡 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被加工物側の押し当て面に変形や位置ずれな
どの誤差がある場合であっても、その誤差を吸収して板
状ワークを所定の姿勢、位置に正確に供給することがで
きるロボットハンド装置を提供する。 【解決手段】 水平及び垂直方向に駆動移動可能なロボ
ット本体1に、直交する二辺を有する板状ワーク10を
それの厚み方向の両側から挟持可能な一対のチャック
3,3を装着してなり、この一対のチャック3,3とロ
ボット本体1との間に、チャック3,3をロボット本体
1に対して水平方向の一定範囲内で弾性に抗して変位可
能とする第1圧縮バネ6と、チャック3,3をロボット
本体1に対して垂直方向の一定範囲内で弾性に抗して変
位可能とする第2圧縮バネ8とを介装している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地中に排水
管路を形成するための推進管の挿口部外周に円環状フラ
ンジ及びフランジ補強用のリブを自動溶接する場合など
に用いられるロボットハンド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロボットハンド装置を用いて、
上記した推進管にフランジ・リブを自動溶接するにあた
っては、板状ワークであるリブを一対のチャックでその
厚み方向の両側から挟持した上、このチャックを水平方
向に移動させることにより、リブの一辺を管外周の所定
位置に嵌合し仮止めされているフランジ面に押し当て、
次に、その押し当て状態のままでチャックを垂直方向に
移動させることにより、リブの他辺を管の外周面に押し
当てるといった順序でリブを所定溶接位置に供給した
後、所定の溶接が行われる。
【0003】ところで、従来から用いられていたロボッ
トハンド装置は、水平及び垂直方向に駆動移動可能なロ
ボット本体に、上述したリブのごとき直交する二辺を有
する板状ワークをそれの厚み方向の両側から挟持可能な
一対のチャックを一体移動可能に固定的に取り付けて構
成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に、ロボット本体に一対のチャックが固定的に取り付け
られた従来のロボットハンド装置では、ロボット本体を
予め設定した量だけ水平方向及び垂直方向に移動させる
ことで、これと一体に移動するチャックを介して板状ワ
ークをその二辺がフランジ及び管などの被加工物の垂直
面及び水平面に押し当てられるように供給するものであ
るから、例えば被加工物の垂直面や水平面が変形した
り、位置ずれしたりするなどの誤差を有している場合、
板状ワークの一辺と垂直面及び水平面との間に隙間が生
じたり、押し当て力が強すぎて仮止めした位置が変動し
たり、さらには変形したりするなどの不具合が発生する
という問題があった。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、被加工物側の押し当て面に変形や位置ずれなどの誤
差がある場合であっても、その誤差を吸収して板状ワー
クを所定の姿勢、位置に正確に供給することができるロ
ボットハンド装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明に係るロボットハンド装置は、水平及び
垂直方向に駆動移動可能なロボット本体に、直交する二
辺を有する板状ワークをそれの厚み方向の両側から挟持
可能な一対のチャックを装着してなるロボットハンド装
置において、一対のチャックとロボット本体との間に、
チャックをロボット本体に対して水平方向の一定範囲内
で弾性に抗して変位可能とする第1弾性体と、垂直方向
の一定範囲内で弾性に抗して変位可能とする第2弾性体
とを介装していることを特徴とするものである。
【0007】上記した構成の本発明によれば、ロボット
本体の水平及び垂直方向の移動量を予め誤差を見込んで
大き目に設定しておくことによって、被加工物側の押し
当て面に変形や位置ずれなどの誤差があっても、その誤
差に相当する板状ワークの過剰移動成分を第1弾性体及
び第2弾性体が吸収することになり、板状ワークの二辺
を被加工物の垂直面や水平面に隙間なく押し当てること
が可能であり、また、それら面に過剰な押し付け力を加
えることなく、所定どおりの姿勢、位置に板状ワークを
自動供給することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は、推進管の挿口部へのフランジ・リ
ブ自動溶接装置に付随するリブ(板状ワーク)の自動供
給に使用されるロボットハンド装置の全体側面図であ
る。
【0010】このリブ自動供給用ロボットハンド装置
は、図示省略した水平駆動機構及び垂直駆動機構を介し
て図1の矢印xで示す水平方向及び図1の矢印yで示す
垂直方向に駆動移動可能なロボット本体1の下端部に、
互いに直交する二辺10a,10bと斜辺10cを有す
る略二等辺三角形状のリブ10をその厚み方向の両側か
ら挟持・挟持解除するようにエアーアクチュエータ2を
介して開閉駆動可能に構成された一対のチャック3,3
を装着してなるものである。
【0011】この一対のチャック3,3及びアクチュエ
ータ2を支持する枠部材4側に固定させた筒部4aとロ
ボット本体1側の中間支持枠5側に固定させた水平軸部
5aとを水平方向に相対摺動可能に嵌合させるととも
に、両者4a,5aの対向面間にチャック3,3及びア
クチュエータ2を中間支持枠5に対して水平方向の一定
範囲内で弾性に抗して変位可能とする第1弾性体として
の圧縮バネ6が介在されている。
【0012】また、ロボット本体1下端部の支持枠7に
固定させた筒部7aと中間支持枠5側に固定させた垂直
軸部5bとを垂直方向に相対摺動可能に嵌合させるとと
もに、両者7a,5bの対向面間に中間支持枠5、枠部
材4、チャック3,3及びアクチュエータ2を支持枠7
に対して垂直方向の一定範囲内で弾性に抗して変位可能
とする第2弾性体としての圧縮バネ8が介在されてい
る。
【0013】次に、上記の如く構成されたリブ自動供給
用ロボットハンド装置を用いて、図2に示すように、推
進管Pの挿口部外周の所定位置(溶接予定位置)に外嵌
されピン(図示省略)の差し込みにより仮止固定された
円環状フランジ11と推進管Pの外周面との直交する箇
所に略二等辺三角形状のリブ10を供給し溶接するリブ
ハンドリング動作について説明する。
【0014】まず、アクチュエータ2を介して一対のチ
ャック3,3を駆動閉塞させて該一対のチャック3,3
でリブ10をその厚み方向の両側から挟持させた図2の
状態で、ロボット本体1の水平方向及び垂直方向の駆動
移動量を予め大きめに設定する。この状態で、ロボット
本体1及びチャック3,3を図2の矢印xで示す水平方
向に設定量だけ移動させることにより、リブ10の垂直
辺10aをフランジ11の垂直面に押し当てる。このと
き、推進管Pが自重で楕円状に変形したり、フランジ1
1自体の管Pに対する仮止位置がずれるなどしてフラン
ジ11の位置、姿勢に誤差があっても、その誤差に相当
するリブ10の過剰な水平移動成分が第1圧縮バネ6の
弾性圧縮変形により吸収され、リブ10の垂直辺10a
をフランジ11の垂直面に隙間なく押し当てることが可
能である。
【0015】続いて、上記した押し当て状態のままでロ
ボット本体1及びチャック3,3を図3の矢印yで示す
垂直方向に設定量だけ移動させることにより、リブ10
の水平辺10bを推進管Pの外周面に押し当てる。この
ときも、推進管Pの自重による楕円状変形などによって
外周面が多少傾いたり、位置ずれするなどして管Pの外
周面に誤差があっても、その誤差に相当するリブ10の
過剰な垂直移動成分が第2圧縮バネ8の弾性圧縮変形に
より吸収され、リブ10の水平辺10bを推進管Pの外
周面に隙間なく押し当てることが可能である。
【0016】以上の順序動作でリブ10がフランジ11
と推進管Pの外周面との直交する箇所に所定どおり供給
された後、フランジ11及びリブ10を推進管Pの外周
面に対して溶接することにより、所定のフランジ付推進
管(製品)が得られる。
【0017】なお、上記実施の形態では、ロボットハン
ド装置を、推進管の挿口部へのフランジ・リブ自動溶接
装置に付随するリブの自動供給に使用する場合について
説明したが、リブ以外、少なくとも直交する二辺を有す
るいかなる板状ワークのハンドリングに使用してもよ
い。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、板状ワ
ークをその互いに直交する二辺が被加工物側の二つの面
に押し当てられるように供給する際、被加工物側の二つ
の押し当て面に変形や位置ずれなどの誤差があることを
想定して、予めロボット本体の水平及び垂直方向の移動
量を予め誤差を見込んで大き目に設定して用いることに
より、被加工物側の押し当て面に位置や姿勢の誤差があ
っても、その誤差に相当する板状ワークの過剰移動成分
を第1弾性体及び第2弾性体で吸収させて板状ワークの
二辺を被加工物の二つの面に隙間なく押し当てることが
できる。また、それら面に過剰な押し付け力を加えるこ
ともなく、所定どおりの姿勢、位置に板状ワークを自動
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロボットハンド装置を推進管の挿
口部へのフランジ・リブ自動溶接装置に付随するリブの
自動供給に使用する場合の全体側面図である。
【図2】同ロボットハンド装置によるリブの水平方向へ
の供給動作を説明する概略側面図である。
【図3】同ロボットハンド装置によるリブの垂直方向へ
の供給動作を説明する概略側面図である。
【符号の説明】
1 ロボット本体 3 チャック 6 第1圧縮バネ(第1弾性体) 8 第2圧縮バネ(第2弾性体) 10 リブ(板状ワーク) P 推進管(被加工物)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 聡 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 3F060 AA05 FA11 HA13 3F061 AA01 BA03 BD01 BE23 BE36

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平及び垂直方向に駆動移動可能なロボ
    ット本体に、直交する二辺を有する板状ワークをそれの
    厚み方向の両側から挟持可能な一対のチャックを装着し
    てなるロボットハンド装置において、 一対のチャックとロボット本体との間に、チャックをロ
    ボット本体に対して水平方向の一定範囲内で弾性に抗し
    て変位可能とする第1弾性体と、垂直方向の一定範囲内
    で弾性に抗して変位可能とする第2弾性体とを介装して
    いることを特徴とするロボットハンド装置。
JP11016353A 1999-01-26 1999-01-26 ロボットハンド装置 Pending JP2000210887A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015133391A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 平田機工株式会社 移載方法、保持装置及び移載システム
CN106217400A (zh) * 2016-08-18 2016-12-14 南通通机股份有限公司 一种新型机器人抓手

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015133391A (ja) * 2014-01-10 2015-07-23 平田機工株式会社 移載方法、保持装置及び移載システム
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