JPH0341391B2 - - Google Patents

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JPH0341391B2
JPH0341391B2 JP57163960A JP16396082A JPH0341391B2 JP H0341391 B2 JPH0341391 B2 JP H0341391B2 JP 57163960 A JP57163960 A JP 57163960A JP 16396082 A JP16396082 A JP 16396082A JP H0341391 B2 JPH0341391 B2 JP H0341391B2
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strut
robot
parts
tightening device
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Publication of JPH0341391B2 publication Critical patent/JPH0341391B2/ja
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D65/00Designing, manufacturing, e.g. assembling, facilitating disassembly, or structurally modifying motor vehicles or trailers, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23PMETAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; COMBINED OPERATIONS; UNIVERSAL MACHINE TOOLS
    • B23P2700/00Indexing scheme relating to the articles being treated, e.g. manufactured, repaired, assembled, connected or other operations covered in the subgroups
    • B23P2700/50Other automobile vehicle parts, i.e. manufactured in assembly lines
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2202/00Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
    • B60G2202/30Spring/Damper and/or actuator Units
    • B60G2202/31Spring/Damper and/or actuator Units with the spring arranged around the damper, e.g. MacPherson strut
    • B60G2202/312The spring being a wound spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/90Maintenance
    • B60G2206/91Assembly procedures
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60G2206/01Constructional features of suspension elements, e.g. arms, dampers, springs
    • B60G2206/90Maintenance
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    • B60G2206/90Maintenance
    • B60G2206/93Tools used for adjustments
    • B60G2206/931McPherson strut positioning tool

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、車両部品の自動組付方法及びその装
置に係り、特に、車体の所定部位にボルト、ナツ
ト等の締結具を介して車両部品を組付けるように
した車両部品の自動組付方法及びその装置に関す
る。
従来、自動車の組立ラインにおいて、例えば、
車両部品としてのストラツト型フロントサスペン
シヨンのストラツトアツシー(以下ストラツトと
いう。)の組付作業は一般に作業者によるもので
あつた。即ち、一人の作業者が車体の位置決め孔
にストラツトの上部を嵌合させてストラツトを位
置決め保持し、この状態で他の作業者がナツト等
の締結具締付装置を所定位置に配置すると共に、
車体のボルト挿通孔を貫通したストラツトの組付
ボルトにナツトを締付けるという作業になつてい
た。ところが、上記ストラツトの組付作業は、上
記ストラツトが比較的重量物であることも加わつ
て作業者にとつて極めて煩わしいものであり、こ
のストラツトの組付作業を自動化したいという要
請が強くなつてきている。
そこで、このようなストラツトの組付作業を自
動化する方法として工業用ロボツトを用いたもの
が考えられる。この方法は、例えば、ライン上の
車体を所定位置で位置決めし、一方のロボツトで
ストラツトを把持、搬送すると共に、他方のロボ
ツトで締結具締付装置を搬送し、上記ストラツト
を車体に自動組付けするようにしたものである。
この場合、夫々のロボツトは予め定められたテイ
ーチング動作軌跡に沿つてストラツト及び締結具
締付装置を所定位置に搬送するようになつてい
る。ところが、このような方法において、ライン
上の車体の停止位置精度は現在の制御技術からし
ても比較的低いものであり、夫々のロボツトのテ
イーチング動作に基づいて搬送されてくるストラ
ツト及び締結具締付装置は一般的には車体側の組
付位置からずれてしまう。このため、上記ストラ
ツトを車体に組付けるには、車体側の組付位置に
ストラツト及び締結具締付装置を夫々位置決めし
なければならないが、ストラツト、締結具締付装
置の位置決めを別々に行うと、その分、ストラツ
ト、締結具締付装置の位置決めに要する時間が嵩
み、これに伴つてストラツトの組付作業時間を短
縮化し得ないという問題を含むほか、ストラツ
ト、締結具締付装置の位置決めロボツトに行なわ
せようとすると、そのための制御装置が必要不可
欠となり、その分、ストラツトの自動組付装置が
複雑化するという問題もあつた。
尚、このような不具合は、ストラツトの組付け
の場合に限られるものではなく、その他の車両部
品の組付けについても同様に生ずるものである。
本発明は以上の観点に立つて為されたものであ
つて、その目的とするところは、自動車の組立ラ
インにおいて車体の停止位置精度が比較的低いこ
とを是認した上で、車体側の組付位置に対する車
両部品及び締結具締付装置の位置決めを短時間で
容易に行うことができ、しかも前記位置決めのた
めにロボツトを制御するという手間を省きながら
車両部品の自動組付を可能とした車両部品の自動
組付方法及びその装置を提供することにある。
そして、本発明に係る車両部品の自動組付方法
の基本的構成は、ロボツトに取付けた把持ハンド
で車両部品を把持、搬送して車体に取付けると共
に、別のロボツトに取付けた締結具締付装置で前
記車両部品を車体に締付けるに際し、両ロボツト
の動作精度に基づいて、車体に持ち来たした前記
車両部品と車体に持ち来たした前記締結具締付装
置との位置関係を出し、その後前記位置関係を維
持したままロボツトに対し車両部品及び締結具締
付装置を浮動状態にして車体との位置関係を出す
ようにしたものである。そして又、本発明に係る
車両部品の自動組付方法を実施するために使用さ
れる自動組付装置の基本的構成は、車両部品を把
持する把持ハンドを一方のロボツトに取付けると
共に、締結具締付装置を支持装置を介して他方の
ロボツトに取付け、上記車両部品及び締結具締付
装置を固定若しくは浮動状態で支持するように把
持ハンド及び支持装置を夫夫構成すると共に、上
記支持装置には車両部品に係合する係合部材と車
体に形成された位置決め部に自己求心的に係合す
るガイド部材とを設け、把持ハンド及び支持装置
を固定状態にし且つ両ロボツトの動作精度に基づ
いて車両部品に係合部材を係合させることによ
り、車両部品と締結具締付装置との両者を予め位
置決めし、次いで、把持ハンド及び支持装置を浮
動状態にして車体の位置決め部にガイド部材を係
合させることにより、車体、車両部品及び締結具
締付装置の三者を位置決めするようにしたもので
ある。
以下、添付図面に示す車両部品の自動組付装置
の実施例に基づいて、本発明に係る車両部品の自
動組付方法およびその装置を詳細に説明する。
第1図は車両部品としてのストラツトの自動組
付工程の概略を示す斜視説明図である。第1図に
おいて、車体Bは、コンベア1上に載置されて移
動しストラツト組付位置に達したときに位置決め
されるようになつており、前記コンベア1に近接
した作業場にはストラツトPの自動組付装置が設
置されている。この自動組付装置は、ストラツト
Pを把持する把持ハンドHを一方のロボツトRa
に取付けると共に、締結具としてのナツトを締付
けるナツト締付装置Nを支持装置Sを介して他方
のロボツトRbに取付け、夫夫のロボツトRa,Rb
のテイーチング情報に基づいて、ストラツトP及
びナツト締付装置Nを所定位置に搬送した後、ス
トラツトタワー2上面の位置決め孔3にストラツ
トPのアツパケース4を嵌合させると共に、スト
ラツトタワー2上面のボルト挿通孔5を前記アツ
パケース4に立設された組付ボルト6を貫通させ
且つこの組付ボルト6にナツト7を締付けること
により、ストラツトPを車体Bに組付けるように
してある。尚、第1図中、8は組付けるストラツ
トPを仮保持するための仮置台、9はナツト締付
装置Nにナツト7を供給するナツト供給装置であ
る。
この実施例において、上記ストラツトPを把持
する把持ハンドHは、第1図乃至第5図に示すよ
うに、ロボツトRaの多関節アーム10に固定さ
れる本体11と、この本体11に設けられ上記ス
トラツトPの軸部Psを車体取付面(ストラツト
タワー2上面)と平行な平面において浮動可能に
把握する一対のクランプ部材12と、このクラン
プ部材12を固定するロツク部材13とで構成さ
れている。
上記本体11は、第3図及び第4図に示すよう
に、板状のベースプレート14の下面にロボツト
Raの多関節アーム10と連結される取付ブラケ
ツト19を取付ける一方、上記ベースプレート1
4の孔14aにはロボツトRaのアーム10と同
軸にストラツトPの一端を支持する支持シヤフト
15を上下方向に摺動自在に取付け、この支持シ
ヤフト15の下端にストツパ部15aを設けると
共に、支持シヤフト15の上端フランジ15bと
ベースプレート14との間にスプリング16を介
装して前記支持シヤフト15を常時上方に付勢す
るようにしてある。そして、上記ベースプレート
14には上記支持シヤフト15と平行に支住17
が立設されており、この支柱17の支持シヤフト
15側には一対の回り止めプレート18が突設さ
れていて、ストラツトPの軸部Psに突設した固
定用ブラケツトPbが嵌挿されるようになつてい
る。そして又、上記支柱17の上部前後両側には
一対の円筒部20が形成されており、各円筒部2
0内にはボールブツシユ21を介して支持ロツド
22が軸方向に摺動自在に取付けられていて、こ
の支持ロツド22の下端にはストツパ部22aが
設けられると共に、支持ロツド22の上部にはク
ランプ部材12の取付ブラケツト23が取付けら
れ、この取付ブラケツト23と前記円筒部20と
の間にスプリング24が介装されて前記支持ロツ
ド22が常時上方に付勢されるようになつてい
る。
又、上記クランプ部材12は、第5図に示すよ
うに、上記取付ブラケツト23に枢軸25で軸着
され且つ上記ベースプレート14と平行な平面に
おいて開閉する一対の可動アーム26と、これら
の可動アーム26の相対向する部位に夫々一対の
フローテイング機構27を介して取付けられスト
ラツトPの軸部Psに当接する当接板28とから
成る。このタイプにおいて、上記可動アーム26
及び当接板28は夫々拡開したコ字形形状を有し
て対称的に配置されており、夫々のフローテイン
グ機構27は、可動アーム26と当接板28の拡
開部分間に設けられ、ストラツトPの軸部Psの
半径方向に向かつて90゜毎に配置されている。そ
して、上記フローテイング機構27は、可動アー
ム26の取付孔29内に嵌装固定された球面軸受
30と、この球面軸受30に中空の球面軸31を
介して枢支されるスリーブ32と、このスリーブ
32を貫通して摺動可能に装着された摺動体33
と、当接板28の取付孔34内に嵌挿固定された
球面軸受35と、この球面軸受35に中空の球面
軸36aを介して枢支され且つ上記摺動体33の
先端に連結固定される連結体36と、上記摺動体
33の先端に取付けたワツシヤ37と上記スリー
ブ32に一体的に設けたフランジ32aとの間に
介装され且つ前記摺動体33をストラツトPの軸
心Poに向かつて付勢するスプリング38と、上
記摺動体33の一端に設けられスリーブ32の一
端に当接させて摺動体33の移動量を規制するス
トツプワツシヤ39とで構成されている。尚、第
5図中40,41は球面軸受30,35を固定す
るための止めリング、42はスリーブ32を固定
するためのナツトである。又、上記取付ブラケツ
ト23にはクランプ部材12を駆動する一対のエ
アシリンダ43が取付けられており、夫々のエア
シリンダ43のピストンロツド43aが可動アー
ム26の基端に連結され、ピストンロツド43a
の進退移動に応じて上記可動アーム26が開閉す
るようになつている。そして、上記可動アーム2
6の相対向する側には夫々ボルトストツパ44が
突設されており、このボルトストツパ44は取付
ブラケツト23に設けたストツパ片45に当接し
て可動アーム26の閉位置を規制するようになつ
ている。
更に、上記ロツク部材13は、夫々の可動アー
ム26の外側に取付けられたピストンロツド46
aがストラツトPの半径方向に進退する一対のエ
アシリンダ46と、可動アーム26に開設されエ
アシリンダ46のピストンロツド46aが挿入さ
れる挿通孔47と、この挿通孔47内にベアリン
グ48を介して嵌挿され且つピストンロツド46
aに連結されるアダプタ49とから成り、ピスト
ンロツド46a突出時にはアダプタ49が当接板
28の可動アーム26側面に当接し、この当接板
28をストラツトPの軸部Psに圧接させるもの
であつて、クランプ部材12を固定支持するよう
になつている。
又、この実施例において、ナツト締付装置Nの
支持装置Sは、第1図と第6図乃至第10図に示
すように、ロボツトRbの多関節アーム50に固
定される平板状のベースプレート51と、このベ
ースプレート51に設けられストラツトPの車体
取付面(ストラツトタワー2の上面)と平行な平
面において浮動可動に支持される可動プレート5
2と、この可動プレート52を任意の位置で固定
するロツク部材53と、上記可動プレート52を
常態位置で固定するロツク機構53′と、上記可
動プレート52に設けられ上記把持ハンドHで把
持されたストラツトPのアツパケース4の係合孔
54に係合する係合部材55と、上記可動プレー
ト52に設けられストラツトタワー2上面の位置
決め孔3に自己求心的に係合するガイド部材56
とから成り、上記可動プレート52上にナツト締
付装置Nが取付けられている。
上記ベースプレート51の下面には、第7図に
示すように、ロボツトRbのアーム50に連結す
る取付ブラケツト57が取付けられており、ベー
スプレート51の上面にはフローテイング機構5
8を介して可動プレート52が取付けられてい
る。このフローテイング機構58は、第7図及び
第10図に示すように、可動プレート52を四点
支持するものであつて、各フローテイング機構5
8の具体的構成は、ベースプレート51の孔部5
1aにベアリング59を介して嵌挿される回転シ
ヤフト60と、この回転シヤフト60の先端に連
結固定されるケース体61と、このケース体61
内をベースプレート51と平行な平面において摺
動する摺動シヤフト62と、この摺動シヤフト6
2の先端に一端が連結固定され且つ他端が可動プ
レート52の孔部52aにベアリング63を介し
て嵌挿される連結シヤフト64とで構成されてお
り、上記可動プレート52は、ベースプレート5
1と平行な位置関係を保ちながら任意の方向に移
動するようになつている。そして、62aはコイ
ルばねであつてナツト締付装置Nを傾斜させても
ある程度自己調芯作用を行うものであり、可動プ
レート52上の重心を考慮してそれぞれ力が調整
されている。尚、第7図中、65はベアリング押
え板、66はカラーである。
又、上記ロツク部材53は、第7図及び第8図
に示すように、二個所に設けられていて夫々フロ
ーテイング機構58を構成する回転シヤフト60
の回転を拘束するマグネツトブレーキで構成され
ており、このマグネツトブレーキは、ベースプレ
ート51の下面に固定され上記回転シヤフト60
が貫通する円筒状のマグネツト本体67と、この
マグネツト本体67の下面に対向して設けられ回
転シヤフト60の先端に連結固定されたカツプリ
ング68とからなるものであり、マグネツト本体
67非通電時には上記カツプリング68はマグネ
ツト本体67から0.2mm程度離間配置されていて、
上記回転シヤフト60は自由に回転できるのに対
し、マグネツト本体67通電時には当該マグネツ
ト本体67にカツプリング68が吸引されて回転
シヤフト60の回転が拘束されるようになつてお
り、これに伴つて、ケース体61、摺動シヤフト
62及び連結シヤフト64の位置が一義的に決定
されることになり、可動プレート52が所定位置
で固定されるようになつている。
更に、上記ベースプレート51と可動プレート
52との間には可動プレート52を常態位置で固
定するロツク機構53′が設けられており、この
ロツク機構53′は、第8図に示すように、可動
プレート52の略中央部前後にベースプレート5
1側に向かつて拡開する一対のロケート孔69を
開設すると共に、ベースプレート51の略中央前
後には上記ロケート孔69に嵌合するロケートピ
ン70を進退可能に取付けてなるものである。即
ち、上記ベースプレート51の中央部にはブラケ
ツト71を介してボルト71aによりエアシリン
ダ72が上下方向でピストンロツド72aを進退
移動させるように取付けられており、このピスト
ンロツド72aにはアダプタ73を介してロケー
トピン70の支持プレート74が前後方向に延び
て取付けられていて、この支持プレート74に前
記ロケートピン70が固定されている。そして、
上記アダプタ73はエアシリンダ72に固定した
略円筒状のガイドブラケツト75内に摺動可能に
嵌合し、しかも支持プレート74の前後に固定し
た回り止めプレート76はガイドブラケツト75
の前後を切削してなる平面状の当接面75aに常
時当接しているので、支持プレート74は回転す
ることなく進退移動することになり、ロケートピ
ン70は、ロケート孔69に対応した位置におい
て進退移動可動に位置決めされている。そして
又、上記ロケートピン70は、ロケート孔69に
嵌合する円錐台部とこの円錐台部の上面に突設さ
れた円柱部とで構成されており、エアシリンダ7
2のピストンロツド72aが突出作動したときに
はロケートピン70の円錐台部がロケート孔69
に密嵌し、可動プレート52がベースプレート5
1に対する常態位置に保持される一方、エアシリ
ンダ72のピストンロツド72aが後退移動した
ときにはロケートピン70の円柱部がロケート孔
69に遊嵌する状態になり、ロケートピン70と
ロケート孔69との間の隙間内において可動プレ
ート52のフローテイング量が設定されるように
なつている。尚、上記支持プレート74には可動
プレート52に当接するアジヤストボルト85が
設けられており、ロケートピン70の位置調整が
行なわれるようになつている。
更に又、上記ガイド部材56は、第7図に示す
ように、可動プレート52にガイド取付ブラケツ
ト77を介して取付けられ且つ上下方向に摺動可
能に設けられた摺動シヤフト78と、この摺動シ
ヤフト78の下端に取付けられ且つストラツトタ
ワー2の位置決め孔3に嵌合する逆円錐台状のガ
イドテーパ部79aを備えたガイド79と、この
ガイド79とガイド取付プラケツト77との間に
介装され前記ガイド79を常時下方に向けて付勢
するスプリング80とで構成されている。尚、摺
動シヤフト78の上端にはストツプワツシヤ81
が取付けられている。
又、上記ガイド部材56のガイド79には、第
7図に示すように、下方に開口した中空部79b
が形成されており、この中空部79b内には先端
に逆円錐台状の係合テーパ部82言い換えれば、
ストラツトPの係合孔54への係合部を有する係
合部材55がガイド部材56と同軸に組込まれて
おり、この係合部材55は、その上端に設けたス
トツプワツシヤ83を中空部79b内の段部79
cに係止させて上下方向に進退可能に設けられて
いて、前記段部79cと係合テーパ部82との間
にスプリング84を介装することにより常時下方
に向かつて付勢されている。そして、上記係合部
材55の係合テーパ部82はガイド部材56のガ
イド79より常時下方に突出した位置に配置され
ている。
又、この実施例において、上記ナツト締付装置
Nは、第7図及び第9図に示すように、車体のボ
ルト挿通孔5に対応して設けられていて、一つの
固定式ナツトランナ90と一対の可動式ナツトラ
ンナ91,91とで構成されており、固定式ナツ
トランナ90は、保持ブラケツト92を介して可
動プレート52に直接固定される一方、可動式ナ
ツトランナ91,91は、前記固定式ナツトラン
ナ90に対して前後方向に対称的に配置され、可
動プレート52の左右方向に摺動する摺動プレー
ト93上に保持ブラケツト94を介して固定され
ている。尚、前記摺動プレート93のスライド機
構95は、可動プレート52上に固定されたイン
ナケース95aと、このインナケース95aに摺
動可能に嵌合し且つ摺動プレート93に固定され
たアウタケース95bとから成る。そして、上記
摺動プレート93は、可動プレート52に取付ブ
ラケツト96を介して取付けたエアシリンダ97
のピストンロツド97aに連結され、ピストンロ
ツド97aの進退移動に応じて左右方向に摺動す
るようになつている一方、摺動プレート93の下
面に固定したストツパプレート98を保持ブラケ
ツト92に設けたアジヤストボルト99に当接さ
せることにより、摺動プレート93の停止位置が
規制されている。このため、摺動プレート93の
停止位置に応じて可動式ナツトランナ91の配設
位置が変化することになり、車種により異なるナ
ツトの締付け位置の変化に対応できるようになつ
ている。即ち、実施例で示すように、車体のボル
ト挿通孔5が三ケ所である車種については、可動
ナツトランナ91,91を第7図及び第9図に示
すように配設すればよく、又、車体のボルト挿通
孔5が二ケ所であるような車種については、可動
式ナツトランナ91,91を第7図及び第9図に
おいて左方へ移動させて配設し、可動式ナツトラ
ンナ91,91のみを用いてナツトの締付けを行
なえばよいのである。
又、上記固定式及び可動式のナツトランナ9
0,91の回転軸には、第7図に示すように、
夫々カツプリング100が固定されると共に、こ
のカツプリング100の下端にはジヨイント10
1が固定されており、カツプリング100とジヨ
イント101の孔部には連結シヤフト102が上
下方向に摺動可能で且つ回り止めされた状態で取
付けられている。そして、連結シヤフト102の
下部にはナツト保持ソケツト103が嵌装されて
おり、このソケツト103内には喰わえこんだナ
ツトに圧接する板バネ104が設けられている。
そして又、上記ジヨイント101の下面と連結シ
ヤフト102に設けたフランジ102aとの間に
はスプリング105が介装されており、連結シヤ
フト102は常時下方に向かつて付勢されてい
る。
従つて、この実施例に係るストラツトの自動組
付装置によれば、第1図に示すように、先ず、ロ
ボツトRaは、仮置台8上に載置されるストラツ
トPを把持ハンドHで把持した後、コンベア1で
移送されてくる車体Bと干渉しない位置で待機す
る。この工程においては、先ず、第2図及び第5
図に示すように、図示外の制御装置からの指令信
号により、把持ハンドHのエアシリンダ43のピ
ストンロツド43aが突出作動してクランプ部材
12が開放状態に設定される。次いで、ロボツト
Raは、把持ハンドHを仮置台8のストラツトP
上方に移動させ、しかも本体11を下方に向けて
配置した後、把持ハンドHを降下させ、支持シヤ
フト15にストラツトPの底部が当接し且つスプ
リング16がストラツトPの自重と釣合う位置で
停止する。この後、図示外の制御装置からの指令
信号によつて、エアシリンダ43のピストンロツ
ド43aが後退作動してクランプ部材12が閉動
作し、当接板28がストラツトPの軸部Psに当
接する。そして、ロツク部材13を構成するエア
シリンダ46のピストンロツド46aが突出作動
することから、アダプタ49が当接板28の外側
面に当接して当接板28がストラツトPの軸部
Psに圧接されることになり、ストラツトPはク
ランプ部材12によつて確実に把握される。この
状態において、第11図及び第12図に示すよう
に、ロボツトRaのアーム10が所定角度、例え
ば30゜回転する。このとき、把持ハンドHの回り
止めプレート18内にストラツトPの固定用ブラ
ケツトPbが嵌挿されてアーム10の回転力がス
トラツトPに伝達されることになるが、ストラツ
トPのアツパケース4に立設した組付ボルト6
は、仮置台8に開設した位置決めスリツト106
に嵌合した状態にあるので、組付ボルト6が位置
決めスリツト106内を移動している間はストラ
ツトP全体が回転するが、組付ボルト6が位置決
めスリツト106の端部に当接した後はストラツ
トPの軸部Psのみが回転しアツパケース4は空
回りすることになる。このため、上記組付ボルト
6とロボツトRaとの相対位置関係が一義的に定
まることになり、この状態において、ロボツト
Raは、ストラツトPを仮置台8から抜きとり、
所定位置に待機する。尚、第11図及び第12図
中、110はストラツトPのアツパケース4部が
嵌合するように仮置台8に設けられた嵌合孔、1
11はストラツトPの軸部Psを挾持するクリツ
プである。
一方、ロボツトRbは、第1図に示すように、
ナツト締付装置Nにナツト7を供給した後、コン
ベア1で移送されてくる車体と干渉しない位置で
待機する。この工程においては、第6図に示すよ
うに、先ず、図示外の制御装置から車種選択指令
信号が発せられ、可動式ナツトランナ91,91
が適宜移動し車種に応じた位置に配置され、次い
で、第8図に示すエアシリンダ72のピストンロ
ツド72aが突出作動してロケートピン70がロ
ケート孔69に密嵌し、ロボツトRbに対するナ
ツト締付装置Nの位置決めが為される。この後、
ロボツトRbは、ナツト締付装置Nをナツト供給
装置9に搬送してナツト締付装置Nのソケツト1
03にナツト7を保持させ、この状態において、
所定位置に待機する。
次に、車体Bが所定位置に停止すると、図示外
の制御装置から車体停止完了信号が発せられ、第
13図に示すように、ロボツトRaは、ストラツ
トタワー2の下方位置に組付ボルト6が上方に向
くようストラツトPを搬送して停止する一方、ロ
ボツトRbは、ストラツトタワー2の上方位置に
ナツト締付装置Nを搬送して停止する。この状態
において、ストラツトPとナツト締付装置Nと
は、ロボツトRa,Rbの動作精度に基づいて相対
応する位置に夫々配置されているが、車体Bの停
止位置精度はロボツトRa,Rbの動作精度に比べ
て低いので、ストラツトPの位置決め孔3はスト
ラツトP及びナツト締付装置Nの位置に対して一
般に車体の前後方向にずれている。この後、ロボ
ツトRbは、第13図及び第14図に示すように、
ナツト締付装置Nを下降させ、ガイド部材56の
ガイドテーパ面79aが位置決め孔3縁のフラン
ジ3aに接近した位置で停止する一方、ロボツト
Raは、ストラツトPを所定位置まで上昇させる。
このとき、支持装置Sの係合部材55は、車体の
位置決め孔3を通過した位置にあり、ストラツト
Pのアツパケース4の係合孔54に前記係合部材
55の係合テーパ部82が嵌合し、係合部材55
はスプリング84に抗してやや上方に押し上げら
れ、この状態でロボツトRaは停止する。これに
より、ストラツトPとナツト締付装置Nとの位置
決めが完了する。このとき、ナツトランナ90,
91のソケツト103に保持されたナツト7は、
車体のボルト挿通孔5からずれた位置にある。
この後、車体、ストラツトP及びナツト締付装
置Nの三者の位置決めが行なわれる。この工程に
おいては、先ず、図示外の制御装置から発せられ
るストラツトPと係合部材55との係合完了信号
により、第5図に示すように、把持ハンドHのロ
ツク部材13のロツク状態が解除される。即ち、
エアシリンダ46のピストンロツド46aが後退
作動し、アダプタ49がクランプ部材12の当接
板28に非当接の状態になり、ストラツトPはフ
ローテイング機構27によつて半径方向及び上下
方向に浮動支持されることになる。一方、前記制
御装置からの係合完了信号により、第8図に示す
ように、支持装置Sのロツク機構53′のロツク
状態が解除される。即ち、エアシリンダ72のピ
ストンロツド72aが後退作動してロケートピン
70が第8図に示す位置から後退することにな
り、ロケート孔69にはロケートピン70の円柱
部が遊嵌した状態になることから、可動プレート
52は、ロケートピン70とロケート孔69との
隙間範囲において第7図及び第10図に示すフロ
ーテイング機構58により面方向に浮動支持され
ることになる。この後、第13図及び第15図に
示すように、ロボツトRbがナツト締付装置Nを
下降させると、これに伴つてガイド部材56も下
降していく。このとき、このガイド79のガイド
テーパ部79aが車体の位置決め孔3縁のフラン
ジ3aに当接する。この状態から更に、ガイド部
材56が下降していくと、第13図及び第16図
に示すように、ガイド79のガイドテーパ部79
aがスプリング80の作用により前記フランジ3
aに摺接することになるので、前記ガイド79は
自己求心的に移動しながら位置決め孔3に嵌合
し、この状態でロボツトRbは停止する。この間、
ガイド取付ブラケツト77を介してガイド部材5
6を支持する可動プレート52には、前記ガイド
79の自己求心運動の方向と同一の方向に力が働
くことになるが、可動プレート52はフローテイ
ング機構58によりベースプレート51に浮動支
持されているので、可動プレート52は各コイル
ばね62aを圧縮あるいは伸長しつつガイド79
の移動に追従して移動することになる。一方、ガ
イド79の自己求心運動に伴つて係合部材55も
移動することになるが、この係合部材55はスプ
リング84の作用によつてストラツトPに押しつ
けられており、しかもストラツトPは、第5図に
示すクランプ部材12によつて半径方向及び上下
方向に浮動支持されているので、ストラツトP
は、係合部材55の移動に追従して移動する。こ
のとき、ストラツトPを上方に付勢するスプリン
グ16,24のバネ係数は、ガイド部材56と係
合部材55を付勢するスプリング80,84のそ
れよりも大きいものに設定されているので、スト
ラツトP自体の上下方向の移動はほとんどなく、
その分係合部材55の上下方向の移動もほとんど
なく、ただ、スプリング84がガイド部材56の
下方への移動代に応じて撓むことになる。これら
の動作により、車体B、ストラツトP及びナツト
締付装置Nの三者の相対位置関係が定まり、ナツ
ト締付装置Nを構成するナツトランナ90,91
の各ソケツト103は、ストラツトタワー2の各
ボルト挿通孔5に対応し且つストラツトタワー2
上面に近接した位置に配置される。この後、第7
図及び第10図に示すように、ロボツトRbが停
止した信号を受けて、制御装置からロツク部材5
3の作動指令信号が発せられ、この指令信号によ
りロツク部材53であるマグネツトブレーキが働
き、フローテイング機構58の回転シヤフト60
の回転が拘束され、これに伴つて、ケース体6
1、摺動シヤフト62及び連結シヤフト64の動
きが拘束されることになり、可動プレート52は
ベースプレート51に固定されることになる。こ
れにより、ナツト締付装置Nは車体Bに対して完
全に位置決めされ、一方、ストラツトPは、係合
部材55を介した状態で車体Bに対して位置決め
される。
この状態が完了すると、第13図及び第17図
に示すように、ロボツトRaはストラツトPを車
体組付け位置まで上昇させる。このとき、ストラ
ツトPの各組付ボルト6が車体の各ボルト挿通孔
5から例えば2゜の角度分だけ位相を予めずらした
ものに設定されているとすると、上記組付ボルト
6はストラツトタワー2上部下面に当接する。こ
の間、ストラツトPを上方に付勢するスプリング
16,24とガイド部材56、係合部材55を付
勢するスプリング80,84との関係から、ロボ
ツトRaは、第17図aに示すように、ストラツ
トPを上昇させて、先ず、係合部材55をスプリ
ング84の付勢力に抗して押し上げてガイド部材
56に当接させ、次に、第17図bに示すよう
に、係合部材55とガイド部材56とを一体的に
押し上げてストラツトPの組付ボルト6をストラ
ツトタワー2の上部下面に当接させる。この状態
において、ロボツトRaは更に組付ボルト6の軸
長程度上昇するが、ストラツトPの上昇移動は車
体によつて拘束されているので、第2図及び第3
図に示すように、ストラツトP自体が上昇するこ
とはなく、把持ハンドHの本体11に設けた支持
シヤフト15及び支持ロツド22が夫々ストラツ
トPの軸方向に向かつて且つスプリング16,2
4の付勢力に抗して移動することになる。この結
果、ストラツトPの組付ボルト6はスプリング1
6,24の付勢力によつてストラツトタワー2の
上部下面に圧接した状態になつている。この後、
ロボツトRaの先端軸が第17図cに示す矢印A
方向に所定角度例えば4゜回転すると、これに伴つ
てストラツトPも矢印A方向に回転する。このと
き、ストラツトPの組付ボルト6はストラツトタ
ワー2の上部下面に摺接しながら移動し、第17
図dに示すように、車体のボルト挿通孔5の位置
に合致したとき、第17図eに示すように、組付
ボルト6はスプリング16,24の付勢力によつ
てボルト挿通孔5を貫通する。この場合、ストラ
ツトPは、組付ボルト6とボルト挿通孔5との位
相差(この実施例では2゜)より多く回転すること
になるが、組付ボルト6がボルト挿通孔5に貫通
した後はストラツトPのアツパケース4の回転は
拘束されることになるので、ストラツトPの軸部
Psのみが空回りすることになる。この状態にお
いて、ボルト挿通孔5を貫通した組付ボルト6
は、第17図eに示すように、ナツトランナ9
0,91の各ソケツト103に喰わえ込まれたナ
ツト7の下面に当接し、このソケツト103をス
プリング105の付勢力に抗して上方へ押し上げ
る。そして、各ソケツト103が上方へ所定量押
し上げられると、図示外のリミツトスイツチ等が
働き、組付ボルト6がボルト挿通孔5に貫通した
状態にあることを示すナツト締付準備完了信号が
制御装置に送られる。
この後、制御装置からの指令信号によつて、ナ
ツト締付装置Nである各ナツトランナ90,91
の回転軸が回転し、第18図に示すように、ソケ
ツト103内のナツト7が組付ボルト6に締付け
られ、ナツト7の締付けが規定トルク以上になつ
たときナツト締付判定装置(図示せず)によりナ
ツトランナ90,91の回転軸の回転が停止す
る。このとき、組付ボルト6は、ナツト7の締付
けに伴つて上方へ引き上げられていくので、ナツ
ト7の締付けが規定トルクに達したときには、ス
トラツトPは車体の所定位置へ確実に組付けられ
ることになる。
そして、制御装置からナツト締付完了信号が発
せられると、第5図に示すように、把持ハンドH
のクランプ部材12が開いてストラツトPの軸部
Psの把持状態が解除された後、ロボツトRaは、
組付けたストラツトPと干渉しないように把持ハ
ンドHを後退させ、元位置へ復帰して次の工程に
備える。これと同時に、第7図に示すように、支
持装置Sのロツク部材53であるマグネツトブレ
ーキへの通電が遮断され、可動プレート52が浮
動状態に戻つた後、ロボツトRbは第19図に示
すようにナツト締付装置Nを上昇させ、元位置に
復帰して次の工程に備える。このとき、可動プレ
ート52が浮動状態にあるので、ロボツトRbが
上昇したとしても支持装置Sの各部に無理な負荷
がかかる懸念は全くない。この段階において、第
19図に示すように、一つのストラツトPの組付
工程が完了する。
尚、上記実施例にあつては、把持ハンドHの本
体11は、ストラツトPの下端を支持シヤフト1
5で支持するようにしているが、この支持シヤフ
ト15は特に必要なものではなく、クランプ部材
12のみを用いてストラツトPを把持するように
してもよい。又、上記クランプ部材12は、可動
アーム26と当接板28との間にフローテイング
機構27を介接してなるものであるが、必ずしも
これに限定されるものではなく、一対のクランプ
アームをフローテイング機構を介して本体11に
直接取付ける等適宜設計変更して差支えない。更
に、上記実施例では、フローテイング機構27
は、ストラツトPをその半径方向及び軸方向に浮
動支持するものであるが、少くとも半径方向にの
み浮動支持するものであれば、適宜設計変更して
差支えない。更に又、クランプ部材12を固定す
るロツク手段についても実施例で示すロツク部材
13に限定されないことは勿論である。又、支持
装置Sのフローテイング機構58、ロツク手段に
ついても、実施例で示したものに限定されるもの
ではなく、適宜設計変更してよい。そして又、上
記実施例では、上記支持装置Sのガイド部材56
及び係合部材55は同軸に設けられており、スト
ラツトSの位置決め孔3にガイド部材56が係合
するようになつているが、必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、例えば、第20図に示すよう
に、ガイド部材56と係合部材55とを別軸に設
け、ストラツトSの位置決め孔3とは別異にガイ
ド部材56が自己求心的に係合する位置決め孔や
位置決め凹部107等の位置決め部を形成しても
よい。又、上記係合部材55は、ストラツトPの
アツパケース4の係合孔54に係合するようにな
つているが、必ずしもこれに限定されるものでは
なく、例えば、第21図に示すように、ストラツ
トPのアツパケース4に係合突部108を設ける
一方、係合部材55の先端には前記係合突部10
8が係合する係合凹部109を設ける等、適宜設
計変更できることは勿論である。又、上記実施例
では、車両部品としてストラツトPを例に挙げて
説明しているが、その他の車両部品の組付けにつ
いて本発明を適用できることは勿論である。この
場合、車両部品側に予めウエルドナツト等が設け
られているときには、ナツト締付装置Nに代えて
ボルト締付装置をロボツトRbに取付ければよい。
以上説明してきたように、本発明に係る車両部
品の自動組付方法及びその装置によれば、ロボツ
トに取付けた把持ハンドで車両部品を把持、搬送
して車体に取付けると共に、別のロボツトに取付
けた締結具締付装置で前記車両部品を車体に締付
けるに際し、両ロボツトの動作精度に基づいて、
車体に持ち来たした前記車両部品と車体に持ち来
たした前記締結具締付装置との位置関係を出し、
その後、前記位置関係を維持したままロボツトに
対し車両部品及び締結具締付装置を浮動状態にし
て車体との位置関係を出すようにしたので、自動
車の組立ラインにおいて車体の停止位置精度が比
較的低いとしても、車体を基準に車両部品及び締
結具締付装置を短時間で容易に位置決めすること
ができ、しかも前記位置決めのためにロボツトを
制御するという必要もなくなる。このため、車両
部品の組付作業時間の短縮化を図りながら、しか
も組付装置を不必要に複雑にすることなく、車両
部品の自動組付を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両部品(ストラツト)
の自動組付装置の一実施例を示す全体斜視図、第
2図は車両部品を把持する把持ハンドの一例を示
す斜視図、第3図はその一部破断正面図、第4図
はその一部破断右側面図、第5図はその一部破断
平面図、第6図は締結具(ナツト)締付装置を支
持する支持装置の一例を示す斜視図、第7図はそ
の一部破断正面図、第8図はその一部破断右側面
図、第9図はその平面図、第10図は第7図中
−線一部切欠断面図、第11図は車両部品の仮
置台の一例を示す斜視図、第12図は仮置台上の
車両部品を把持する把持ハンドの状態を示す断面
図、第13図は車両部品組付前における車体、車
両部品及び締結具締付装置の相対位置関係を示す
断面説明図、第14図は車両部品の組付工程の第
一ステツプを示す要部断面説明図、第15図及び
第16図は車両部品の組付工程の第二ステツプを
示す要部断面説明図、第17図a乃至eは車両部
品の組付工程の第三ステツプを示す要部断面説明
図(但し、第17図c及びdは第17図bの矢印
C方向からの矢視図)、第18図は車両部品の組
付工程の第四ステツプを示す要部断面説明図、第
19図は車両部品の組付完了時の状態を示す要部
断面説明図、第20図はガイド部材による位置決
めの変形例を示す要部断面説明図、第21図は係
合部材の変形例を示す要部断面説明図である。 B……車体、H……把持ハンド、N……ナツト
締付装置(締結具締付装置)、P……ストラツト
(車両部品)、Ra,Rb……ロボツト、S……支持
装置、3……位置決め孔(位置決め部)、6……
組付ボルト、7……ナツト(締結具)、11……
本体、12……クランプ部材、13……ロツク部
材(ロツク手段)、16,24……スプリング
(付勢手段)、26……可動アーム、27……フロ
ーテイング機構、28……当接板、32……スリ
ーブ、33……摺動体、36……連結体、38…
…スプリング、51……ベースプレート(ベース
部材)、52……可動プレート(可動部材)、53
……ロツク部材(ロツク手段)、53′……ロツク
機構(ロツク手段)、55……係合部材、56…
…ガイド部材、58……フローテイング機構、6
0……回転シヤフト、61……ケース体、62…
…摺動シヤフト、64……連結シヤフト、69…
…ロケート孔、70……ロケートピン、79a…
…ガイドテーパ部、90,91……ナツトラン
ナ、107……位置決め凹部(位置決め部)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ロボツトに取付けた把持ハンドで車両部品を
    把持、搬送して車体に取付けると共に、別のロボ
    ツトに取付けた締結具締付装置で前記車両部品を
    車体に締付けるに際し、車体に持ち来した前記車
    両部品と車体に持ち来した前記締結具締付装置と
    の位置関係を出し、その後位置関係を維持したま
    まロボツトに対し車両部品及び締結具締付装置を
    浮動状態にして、車体との位置関係を出すように
    したことを特徴とする車両部品の自動組着付方
    法。 2 車体の所定部位に車両部品を締結具を介して
    組付けるようにした車両部品の自動組付装置にお
    いて、上記車両部品を把持する把持ハンドを一方
    のロボツトに取付けると共に、締結具を締付ける
    締結具締付装置を支持装置を介して他方のロボツ
    トに取付け、上記把持ハンドを、ロボツトに固定
    される本体と、この本体に設けられ上記車両部品
    を浮動可能に把持するクランプ部材と、上記車両
    部品の動きを拘束するようにクランプ部材を固定
    するロツク手段とで構成する一方、上記支持装置
    を、ロボツトに固定されるベース部材と、上記ベ
    ース部材に浮動可能に支持され且つ締結具締付装
    置が固定される可動部材と、上記可動部材を前記
    ベース部材に固定解除するロツク手段と、上記可
    動部材に設けられ上記把持ハンドで把持された車
    両部品に係合する係合部材と、上記可動部材に設
    けられ車体に形成した位置決め部に自己求心的に
    係合するガイド部材とで構成し、上記クランプ部
    材及び可動部材を固定状態にすると共に車両部品
    に上記係合部材を係合させて車両部品と締結具締
    付装置との両者を予め位置決めし、次いで、上記
    クランプ部材及び可動部材を浮動状態にすると共
    に上記車体の位置決め部にガイド部材を係合させ
    て車体、車両部品及び締結具締付装置の三者を位
    置決めするようにしたことを特徴とする車両部品
    の自動組付装置。
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