JP2000206009A - 微細物体の自動探索装置 - Google Patents

微細物体の自動探索装置

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JP2000206009A
JP2000206009A JP11006648A JP664899A JP2000206009A JP 2000206009 A JP2000206009 A JP 2000206009A JP 11006648 A JP11006648 A JP 11006648A JP 664899 A JP664899 A JP 664899A JP 2000206009 A JP2000206009 A JP 2000206009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細物体の探索条件を容易に再現性よく設定
でき、探索作業の信頼性と効率を向上させることができ
る微細物体の自動探索装置を提供すること。 【解決手段】 試料中の微細物体の画像データに基づい
て、探索条件に合致した探索目的の微細物体を特定する
微細物体の自動探索装置において、試料中の微細物体を
カメラ18で撮像した画像データに基づいて微細物体を
探索する探索処理部51と、探索条件を設定する探索条
件設定部53と、探索条件を記憶する探索条件記憶部5
4と、撮像された画像や探索条件に関するデータを表示
するモニタ49とを備え、探索条件を過去に使用され記
憶された探索条件に基づいて、モニタ49の画面上で設
定・編集するようにした。これにより、微細物体の探索
条件を再現性よく設定して探索結果の信頼性と探索作業
の効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生化学分野等にお
いて試料溶液中の微生物や動植物細胞などの微細物体を
自動的に探索する微細物体の自動探索装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】生化学分野等における各種操作のプロセ
スでは、試料中に存在する多数の微生物または動植物細
胞等の微細物体の中から、特定の微細物体を探索・識別
する操作が行われる。従来は熟練した専門家が、顕微鏡
視野内にて微細物体を観察・識別するという手作業的な
方法によって探索が行われていた。この探索時には、識
別の基準となる探索条件が用いられるが、従来の探索操
作においてはこの探索条件は必ずしも明確でなく、専門
家の記憶に依存するかまたはサンプル写真を参照するな
ど、いわばあいまいな形の探索条件が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の方法では、探索条件が明確な形で設定されないことに
起因して、同一対象について探索を繰り返して行う場合
においても設定条件の再現性に欠け、探索結果の信頼性
が低いとともに、探索作業の効率もきわめて悪いもので
あった。
【0004】そこで本発明は、微細物体の探索条件を容
易に再現性よく設定することができ、探索作業の信頼性
と効率を向上させることができる微細物体の自動探索装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の微細物体
の自動探索装置は、試料中の微細物体を撮像して得られ
た画像データに基づいて、予め設定された探索条件に合
致した探索目的の微細物体を特定する微細物体の自動探
索装置であって、試料中の微細物体を撮像する撮像手段
と、撮像で得られた画像データに基づいて微細物体を探
索する探索処理部と、前記探索条件を設定する探索条件
設定部と、探索条件を記憶する探索条件記憶部と、撮像
された画像や探索条件に関するデータを表示する表示手
段とを備えた。
【0006】請求項2記載の微細物体の自動探索装置
は、請求項1記載の微細物体の自動探索装置であって、
前記探索条件を前記表示手段の画面上で編集する探索条
件編集処理部を備えた。 本発明によれば、試料中の微
細物体を撮像して得られた画像データに基づいて微細物
体を探索する探索処理部と、探索条件を設定する探索条
件設定部とを備えることにより、微細物体の探索条件を
再現性よく設定して探索結果の信頼性と探索作業の効率
を向上させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の微細
物体の自動探索装置の斜視図、図2は同微細物体の自動
探索装置の側面図、図3は同微細物体の自動探索装置の
構成を示すブロック図、図4は同微細物体の自動探索装
置の処理機能を示す機能ブロック図、図5、図6、図
7、図8は同微細物体の自動探索装置の表示画面を示す
図、図9、図10は同微細物体の自動採取のフロー図で
ある。
【0008】まず図1、図2を参照して微細物体の自動
探索装置が組み込まれた自動採取装置の構造について説
明する。図1において微細物体の自動採取装置は、基台
1上に設けられた本体部2および制御用のパソコン3か
ら構成されている。本体部2はカバーケース2a内に以
下に説明する各部を配置して構成されている。
【0009】カバーケース2aの内部には基台5が配設
されている。基台5の端部にはサイドフレーム5aが立
設されており、サイドフレーム5aの上部には上部フレ
ーム5bが固着されている。サイドフレーム5aの側面
には、第1のXYテーブル6が配設されており、第1の
XYテーブル6には透光性を有する試料テーブル7が装
着されている。試料テーブル7は、微生物や動植物細胞
などの微細物体を含んだ液状試料を入れた透光性を有す
る試料容器8を支持している。
【0010】上部フレーム5bには透過照明9(第1の
照明部)が配設されており、透過照明9は、ミラー14
で反射された照明光を試料容器8上に照射する。試料容
器8の下方の基台5の底部には対物レンズ19とカメラ
18が配設されている。カメラ18は対物レンズ19を
通して試料容器8内の微細物体を撮像する。また基台5
の側部には蛍光照明10(第2の照明部)が配設されて
おり、蛍光照明10はハーフミラー15を介して試料容
器8の下方から照明光を照射する。カメラ18は、透過
照明9または蛍光照明10によって照明された試料容器
8を撮像する。
【0011】基台5の側部には、赤外線レーザ光源11
(第1のレーザ装置)および紫外線レーザ光源12(第
2のレーザ装置)が配設されている。赤外線レーザ光源
11から照射された赤外線レーザ光は走査光学系13を
経てハーフミラー17によって上方に反射され、対物レ
ンズ19で集光されて試料容器8に下方から入射する。
走査光学系13を駆動することにより、赤外線レーザ光
の照射位置は試料容器8中で水平方向に移動する。した
がって、走査光学系13はレーザ光移動手段となってい
る。なお、走査光学系13を用いる代わりに、第1のX
Yテーブル6を駆動することにより、赤外線レーザ光を
試料容器8に対して水平方向に相対的に移動させるよう
にしても良い。この場合には、第1のXYテーブル6が
レーザ光移動手段となる。
【0012】試料容器8の試料液体中の微細物体に赤外
線レーザ光を照射することにより、微細物体は赤外線レ
ーザ光の光圧によりトラップされ、捕捉される。走査光
学系13によって(または第1のXYテーブルを駆動す
ることにより)赤外線レーザ光を走査させることによ
り、試料容器8内の捕捉対象の微細物体に対物レンズ1
9によって集光された赤外線レーザ光を照射してこれを
トラップし、非接触にて任意の位置に移動させることが
できる。赤外線レーザ光源11および対物レンズ19
は、微細物体をレーザ光によってトラップするいわゆる
レーザピンセットであり、微細物体を捕捉する捕捉手段
となっている。
【0013】紫外線レーザ光源12から照射された紫外
線レーザ光はハーフミラー16によって反射され、対物
レンズ19で集光されながら試料容器8に下方から入射
する。この紫外線レーザ光は試料中の微細物体を局部的
に破壊する加工用途に適しており、紫外線レーザ光を加
工対象の微細物体に照射することにより微細物体の切断
などの加工を行うことができる。紫外線レーザ光源12
は加工手段となっている。
【0014】試料容器8の上方には、試料供給ピペット
21が導設されており、試料供給ピペット21はXYZ
テーブル22によって移動可能となっている。試料供給
ピペット21は、分注機構25に接続されており、分注
機構25には配管26,27,28を介して試料タンク
29、洗浄用の希釈液タンク30、廃液タンク31が接
続されている。分注機構25の吸入・吐出機構を用いる
ことにより、試料タンク29および希釈液タンク30か
ら吸入した試料、希釈液を、試料供給ピペット21の先
端から選択的に試料容器8に吐出する。試験後に試料容
器8に残存する余分の試料や洗浄に用いられた後の希釈
液は、分注機構25により吸引されて廃液タンク31に
回収される。
【0015】試料容器8の近傍には、XYZテーブル2
4によって移動可能な採取用のマイクロピペット23
が、先端の吸入口を試料容器8の液体中に浸入させる姿
勢で配設されている。マイクロピペット23は分注機構
25に接続されており、分注機構25の吸入・吐出機能
を用いることにより、試料容器8中の試料に含まれマイ
クロピペット23の吸入口近傍に位置する微細物体を吸
入・移送し、分注ノズル36の先端部から吐出して容器
に採取することができる。したがって、マイクロピペッ
ト23、分注機構25および分注ノズル36は微細物体
を採取する採取手段となっている。
【0016】分注機構25の下方には、第2のXYテー
ブル32が配設されている。第2のXYテーブル32上
にはマイクロプレート支持部であるプレートホルダ33
が装着されており、プレートホルダ33の上面には、複
数の微細物体の容器であるウェル35を備えたマイクロ
プレート34が載置されている。第2のXYテーブル3
2を駆動して、分注ノズル36の直下に位置するマイク
ロプレート34を水平移動させることにより、任意のウ
ェル35に分注ノズル36から吐出される微細物体を収
容することができる。
【0017】次に図3を参照して、微細物体の操作装置
の制御系の構成を説明する。カメラ18、第1の照明部
9および第2の照明部10は、CPU43の指示に従っ
て試料容器8内の微細物体を撮像する。
【0018】分注コントローラ41は、分注機構25の
動作を制御する。走査光学系コントローラ42は走査光
学系13を制御することにより、トラップ用の赤外線レ
ーザ光を試料容器8内で移動させる。CPU43は制御
手段であり、記憶手段であるRAM44、ROM45、
ファイル装置46に格納されたプログラムやデータに基
づいて各種の処理や演算を実行する。RAM44はCP
U43の処理演算時にデータを一時的に格納するための
メモリである。ROM45は、各種の処理や動作に必要
なプログラムを記憶する。
【0019】ファイル装置46は、プログラムや各種の
データ、例えばカメラ18で撮像された微細物体の画像
や、これらの微細物体の分類結果などを格納する。記憶
媒体ドライブ装置47は、必要なプログラムやデータの
外部記憶媒体への書き込み・読み取りを行う。外部記憶
媒体48はフロッピーディスクなどの記憶媒体であり、
データ保管用として用いられる。表示モニタ49は表示
装置であり、操作・入力時の画面表示や、撮像された微
細物体の画像を表示する。
【0020】入力部50はキーボードやマウスなどのポ
インティングデバイスであり、操作コマンドやデータの
入力を行うほか、表示モニタ49に表示された微細物体
の中から採取対象を作業者の操作により指示するととも
に、この微細物体が収容されるマイクロプレートのウェ
ルを同じく作業者の操作により画面上で指示する。すな
わち、入力部50は指示手段となっている。なお指示手
段としては、この他にタッチパネル、ジョイスティック
等を用いることができる。
【0021】次に図4を参照して微細物体の自動探索装
置の処理機能について説明する。図4において、表示処
理部52、探索処理部51、探索条件設定部53、探索
条件編集処理部55、捕捉動作処理部56、採取動作処
理部57は、CPU43によって実行される処理機能で
ある。以下、上記処理機能の内容について説明する。
【0022】探索処理部51は、カメラ18によって撮
像された画像データを画像処理して得られた視野内の各
微細物体の情報に基づき、目的とする微細物体を特定す
る探索処理を行う。探索条件設定部53は探索処理に用
いられる探索条件を設定する。ここで探索条件とは、目
的とする微細物体を特定する基準となる条件であり、基
準画像として記憶された画像との一致度に基づくもの、
寸法・形状・色彩に基づくもの、さらには視野内での微
細物体の移動速度や軌跡などの運動パターンに基づいて
設定される条件など、画像情報に基づいて設定可能な各
種の探索条件が設定する。探索条件の設定は、入力部5
0から直接入力する方法や、下記に説明する探索条件記
憶部54に記憶された探索条件を読み出す方法などによ
って行われる。
【0023】探索条件記憶部54は、既に過去において
用いられた探索条件や、探索条件編集処理部55によっ
て新たに編集された探索条件、入力部50から入力され
た探索条件を記憶する。これらのデータは、RAM4
4、ROM45、ファイル装置46によって記憶され
る。探索条件編集処理部55は探索条件編集手段であ
り、目的とする微細物体を特定する探索条件を編集す
る。この編集は、探索条件を構成する要素項目、すなわ
ち画像、色、形状、運動などの個別の条件を組み合わせ
ることにより行われる。
【0024】捕捉動作処理部56は、探索処理によって
目的の微細物体として特定された微細物体に、第1のレ
ーザ装置11の赤外線レーザ光を照射することにより光
学的にトラップする捕捉動作を行う。この捕捉動作は、
走査光学系13、第1のレーザ装置11、第2のレーザ
装置12、第2のXYテーブル6を制御することによっ
て行われる。
【0025】採取動作処理部57は上記処理によって捕
捉された微細物体を試料容器8からマイクロピペット2
3を用いて採取し、採取された微細物体をマイクロプレ
ート34に分注する処理を行う。この採取動作は、第2
のXYテーブル24および分注コントローラ42を制御
することによって行われる。
【0026】前記探索条件設定処理や探索条件編集処理
は、表示処理部52によって表示モニタ49に表示され
る画面上で行われるようになっている。以下この画面上
での処理操作について図5、図6、図7を参照して説明
する。図5に示す表示画面60は、自動採取装置の起動
時に表示モニタ49に表示されるメインメニューを示す
ものである。表示画面60内には、選択ボタン61,6
2,63,64が表示され、各選択ボタンを操作するこ
とにより、それぞれ自動運転、マニュアル操作、探索条
件編集/設定およびファイル管理の選択を行うことがで
きる。
【0027】選択ボタン61により自動運転を選択する
と、容器内の試料から目的とする微細物体を自動的に探
索・捕捉・採取するモードが選択される。選択ボタン6
2によりマニュアル操作を選択すると、前記各操作を表
示モニタ49に表示される微細物体の画像を観察しなが
らマニュアルにて行うモードが選択される。選択ボタン
63により探索条件編集/設定を選択すると、表示画面
が図6、図7に示す編集設定画面に切り換わり、探索条
件の編集や設定を行うことができる。選択ボタン64に
よりファイル管理を選択すると、探索条件として記憶さ
れている内容の確認や削除、再入力などのファイル管理
作業を行うことができる。
【0028】次に図6を参照して探索条件設定処理につ
いて説明する。図6において表示画面60は、探索条件
設定/編集画面に切り換わっており、表示枠65には既
に登録され探索条件記憶部54に記憶された探索条件が
表示される。表示枠65の表示欄65a,65b,65
c,65dには、それぞれ当該探索処理において探索条
件として設定されているか否かを示す設定マーク、探索
条件に付される条件番号、探索対象の微細物体名を表わ
す条件名称および探索条件を構成する要素として用いら
れている項目を示す適用項目がそれぞれ表示される。
【0029】操作ボタン66を操作すると、記憶された
探索条件を順次読み出して新たなページとして表示さ
せ、また既に表示されたページを再び表示させる。そし
て当該探索処理において探索条件として用いるべき探索
条件を見出したならば、表示欄65aに設定マークを入
力する。これによりその探索条件は当該探索処理時の探
索条件として設定され、表示欄64に設定件数としてカ
ウントされる。
【0030】また、既に登録され記憶されている探索条
件の他に新たな探索条件を登録する場合には、操作ボタ
ン68を操作して新規登録を選択する。これにより、表
示画面上での新規登録が可能となる。操作ボタン69を
操作すると、メインメニュー画面(図5)に戻る。そし
て操作ボタン67を選択することにより、図7に示す探
索条件編集画面が表示される。
【0031】この探索条件編集処理は、過去に登録され
た探索条件を構成する要素としての要素項目を組み合わ
せて、または更に新たな要素項目を付加して新たな探索
条件として編集するものである。図7は、図6に示す条
件番号NO.001の探索条件を編集した際の画面を例
示している。編集に際しては、まず入力枠70,72に
それぞれ条件番号および条件名称を入力する。次に適用
項目欄73〜77に示す色、形状、寸法、運動、画像の
中から、探索条件を構成する要素として採用する項目を
選択し、それぞれの欄に入力する。各適用項目欄には参
照表示を選択する操作ボタンが設けられており(色入力
欄73の操作ボタン73a参照)、参照表示を選択する
ことにより、既に登録された要素条件の具体例が表示さ
れる。参照表示中に採用すべき該当する要素項目がある
場合には、当該表示をクリックすることにより、新たな
探索条件編集用の要素項目として入力される。
【0032】コメント欄78には、当該探索条件に関す
る付記事項などを適宜入力する。図7に示す例では、適
用項目のうち、色、寸法、画像のみが設定され、形状、
運動については未設定であり、図6に示す条件番号00
1と符合している。組合せ条件欄79には、独立した探
索条件として登録されている複数の探索条件を組み合わ
せて新たな探索条件を編集する場合に、該当する条件番
号を入力する。例えば図6に示す条件番号004は、既
に登録された条件番号012および008の論理積とし
て構成されるものである。
【0033】このようにして、新たな探索条件が編集さ
れ、この探索条件を登録する場合には操作ボタン80を
操作して登録を選択する。これにより当該探索条件が登
録されるとともに入力枠71には登録日が自動入力され
る。そして操作ボタン81を選択することにより、図6
に示す表示画面に戻る。
【0034】なお、図7に示す探索条件編集画面を用い
て新たな探索条件を編集する際に、既登録条件を部分的
に変更することにより、新たな探索条件とすることもで
きる。すなわち、新たに設定しようとする探索条件の類
似探索条件に該当する探索条件編集画面を表示させ、変
更項目や追加項目のみを入力し、その後新しい条件番号
を入力することにより、独立した新たな探索条件が登録
される。
【0035】以上説明したように、探索処理に際して既
に探索条件として使用され登録された条件に基づいて探
索条件を設定することにより、反復して行われる探索操
作時の探索条件の再現性を確保することができるととも
に、複雑な探索条件の編集・設定作業を効率よく行うこ
とができる。
【0036】次に、この微細物体の自動探索装置によっ
て行われる自動探索および探索された微細物体の採取操
作について図8および図9、図10を参照して説明す
る。この自動採取処理は、図6に示すメインメニュー画
面上で自動運転を選択することによりスタートする。こ
れにより、表示モニタ49には図8に示す画面が表示さ
れる。
【0037】図8において、表示画面60には、撮像さ
れた微細物体90の画像を表示する画像枠85、画像枠
85内で自動探索される微細物体に関するデータの表示
欄86および探索され採取された微細物体が収容される
マイクロプレート87およびウェル87aを示す画像が
表示される。表示欄86には、物体名称欄96a、色、
大きさ、運動の特徴データをそれぞれ示す適用項目欄8
6b,86c,86dおよび当該微細物体が採取後に収
容されるウェル番号を示す収容先欄86eが設けられて
いる。選択ボタン88を操作すると探索操作を一時停止
することができ、選択ボタン89を選択することにより
探索操作を中断することができる。
【0038】以下、図9、図10のフローに沿って説明
する。図2において、まず分注機構25によって希釈液
タンク30から希釈液を吸入し、試料供給ピペット21
から吐出させて試料テーブル7上の試料容器8を洗浄す
る(ST1)。次いで、分注機構25によって試料タン
ク29から微細物体を含んだ試料を吸入し、試料供給ピ
ペット21から吐出させて試料容器8中に供給する(S
T2)。
【0039】この後、カメラ18により試料容器8中の
液体を含んだ試料を撮像し(ST3)、得られた画像の
中から探索条件に合致した微細物体のを画像処理により
検出する探索処理を行う(ST4)。すなわち、試料の
中から目的とする微細物体が図8に示すように色、大き
さ、運動の特徴データおよび画像に基づいて特定され
る。ここで、探索対象とされた試料中に目的の微細物体
を全く発見しないならば、最初のST1に戻り、新たな
試料について同様の処理を繰り返す。
【0040】また目的とする微細物体が発見された場合
には(ST5)、赤外線レーザ光線を微細物体に対して
照射することにより、識別された目的の微細物体をレー
ザピンセットによって光圧でトラップして捕捉し、マイ
クロピペット23の採取位置まで移送する(ST6)。
次に目的の微細物体を収容する所定のウェル、この例
ではウェル番号2−1が分注ノズル36の直下に位置す
るよう、第2のXYテーブル32を駆動してマイクロプ
レート34を位置決めする(ST7)。次いでXYZテ
ーブル24を駆動してマイクロピペット23の先端を採
取位置へ移動し(ST8)、分注機構25を駆動して、
捕捉された目的の微細物体をマイクロピペット23で吸
引して採取し、所定のウェル35(ウェル番号2−1)
内に吐出して収容する(ST9)。
【0041】この後、必要な数の微細物体を採取したか
否かが判断され(ST10)、未採取であればST3に
戻って以降のステップを繰り返し、また既に必要数の微
細物体が採取済みであれば、試料テーブル7を再び洗浄
して(ST11)、採取処理を終了する。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、試料中の微細物体を撮
像して得られた画像データに基づいて微細物体を探索す
る探索処理部と、探索条件を設定する探索条件設定部と
を備えたので、過去に用いられ登録された探索条件に基
づいて微細物体の探索条件を再現性よく設定することが
でき、探索結果の信頼性と探索条件設定作業の効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の側面図
【図3】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の処理機能を示す機能ブロック図
【図5】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の表示画面を示す図
【図6】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の表示画面を示す図
【図7】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の表示画面を示す図
【図8】本発明の一実施の形態の微細物体の自動探索装
置の表示画面を示す図
【図9】本発明の一実施の形態の微細物体の自動採取の
フロー図
【図10】本発明の一実施の形態の微細物体の自動採取
のフロー図
【符号の説明】
8 試料容器 18 カメラ 49 表示モニタ 50 入力部 51 探索処理部 52 表示処理部 53 探索条件設定部 54 探索条件記憶部 55 探索条件編集処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料中の微細物体を撮像して得られた画像
    データに基づいて、予め設定された探索条件に合致した
    探索目的の微細物体を特定する微細物体の自動探索装置
    であって、試料中の微細物体を撮像する撮像手段と、撮
    像で得られた画像データに基づいて微細物体を探索する
    探索処理部と、前記探索条件を設定する探索条件設定部
    と、探索条件を記憶する探索条件記憶部と、撮像された
    画像や探索条件に関するデータを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする微細物体の自動探索装置。
  2. 【請求項2】前記探索条件を前記表示手段の画面上で編
    集する探索条件編集手段を備えたことを特徴とする請求
    項1記載の微細物体の自動探索装置。
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