JP2000202791A - 微細物体の採取装置 - Google Patents

微細物体の採取装置

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JP2000202791A
JP2000202791A JP664999A JP664999A JP2000202791A JP 2000202791 A JP2000202791 A JP 2000202791A JP 664999 A JP664999 A JP 664999A JP 664999 A JP664999 A JP 664999A JP 2000202791 A JP2000202791 A JP 2000202791A
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Takayuki Hatase
貴之 畑瀬
Teruaki Nishinaka
輝明 西中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M41/00Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
    • C12M41/30Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration
    • C12M41/36Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of concentration of biomass, e.g. colony counters or by turbidity measurements

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 採取時の識別を高い信頼性で行うことができ
る微細物体の採取装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 容器に収納された液体中の微細物体を探
索・識別して採取する微細物体の採取装置において、液
体中の微細物体を撮像するカメラ18と、撮像された画
像を表示する表示モニタ49と、微細物体の画像を記憶
する記憶手段と、記憶手段に記憶された採取対象の微細
物体のサンプル画像を前記表示装置に表示する表示処理
部51とを備え、採取作業時には表示されたサンプル画
像と探索画面内の微細物体の画像とを対比しながら識別
を行う。これにより、サンプル画像との比較を正確に行
って微細物体の識別を高い信頼性で効率よく行うことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体中の微細物体
を探索・識別して採取する微細物体の採取装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】生化学分野等における各種操作のプロセ
スでは、液状試料中に存在する微生物や動植物などの多
数の微細物体の中から、特定の微細物体を探索・識別し
て採取する操作が行われる。従来は熟練した専門家が、
顕微鏡視野内で微細物体を観察・識別し、識別された微
細物体をマイクロピペットを操作して採取するという手
作業的な方法が一般に用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この採取作業において
は、液体中の多数の微細物体の中から目的とする採取対
象を正確に識別することがまず求められる。しかしなが
ら、従来の微細物体の採取方法においては、識別の基準
は専ら作業者の記憶に頼るか、または微細物体のサンプ
ル写真などを補助的に参照する方法が殆どであった。こ
のため記憶に頼る場合においては、採取作業中に次第に
記憶中のイメージが表示画面中の微細物体の画像に影響
されて変化し、採取作業の開始時と終了時とでは基準が
大幅にずれる場合が多かった。
【0004】またサンプル写真などを用いる場合には、
表示モニタ上の画面と画質が全く異るため基準として用
いるには不適切であり、識別時の比較・判定が難しく正
確な識別が困難であった。このように従来の微細物体の
採取においては、識別時の基準として用いられる対比手
段が不適切で、識別結果の信頼性が低いという問題点が
あった。
【0005】そこで本発明は、採取時の識別を高い信頼
性で行うことができる微細物体の採取装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の微細物体
の採取装置は、容器に収納された液体中の微細物体を探
索・識別して採取する微細物体の採取装置であって、液
体中の微細物体を撮像するカメラと、このカメラで撮像
された画像を表示する表示装置と、前記微細物体の画像
を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された採取
対象の微細物体のサンプル画像を前記表示装置に表示す
る表示処理部とを備えた。
【0007】請求項2記載の微細物体の採取装置は、請
求項1記載の微細物体の採取装置であって、前記表示処
理部は、前記カメラで撮像された画像と記憶手段に記憶
されたサンプル画像を前記表示装置に同時に表示させる
ようにした。
【0008】本発明によれば、採取対象の微細物体のサ
ンプル画像を表示させることにより、微細物体の識別を
高い信頼性で行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の微細
物体の採取装置の斜視図、図2は同微細物体の採取装置
の側面図、図3は同微細物体の採取装置の構成を示すブ
ロック図、図4は同微細物体の採取装置の処理機能を示
す機能ブロック図、図5は同微細物体の採取方法のフロ
ー図、図6、図7、図8、図9、図10は同微細物体の
採取装置の表示画面を表わす図である。
【0010】まず図1、図2を参照して微細物体の採取
装置の構造について説明する。図1において微細物体の
採取装置は、基台1上に設けられた本体部2および制御
用のパソコン3から構成されている。本体部2はカバー
ケース2a内に以下に説明する各部を配置して構成され
ている。
【0011】カバーケース2aの内部には基台5が配設
されている。基台5の端部にはサイドフレーム5aが立
設されており、サイドフレーム5aの上部には上部フレ
ーム5bが固着されている。サイドフレーム5aの側面
には、第1のXYテーブル6が配設されており、第1の
XYテーブル6には透光性を有する試料テーブル7が装
着されている。試料テーブル7は、液体を含んだ試料を
入れた透光性を有する試料容器8を支持している。試料
中には、微細物や動植物細胞などの微細物体が含まれて
いる。
【0012】上部フレーム5bには透過照明9(第1の
照明部)が配設されており、透過照明9は、ミラー14
で反射された照明光を試料容器8上に照射する。試料容
器8の下方の基台5の底部には対物レンズ19とカメラ
18が配設されている。カメラ18は対物レンズ19を
通して試料容器8内の微細物体を撮像する。また基台5
の側部には蛍光照明10(第2の照明部)が配設されて
おり、蛍光照明10はハーフミラー15を介して試料容
器8の下方から照明光を照射する。カメラ18は、透過
照明9または蛍光照明10によって照明された試料容器
8を撮像する。
【0013】基台5の側部には、赤外線レーザ光源11
(第1のレーザ装置)および紫外線レーザ光源12(第
2のレーザ装置)が配設されている。赤外線レーザ光源
11から照射された赤外線レーザ光は走査光学系13を
経てハーフミラー17によって上方に反射され、対物レ
ンズ19で集光されて試料容器8に下方から入射する。
走査光学系13を駆動することにより、赤外線レーザ光
の照射位置は試料容器8中で水平方向に移動する。した
がって、走査光学系13はレーザ光移動手段となってい
る。なお、走査光学系13を用いる代わりに、第1のX
Yテーブル6を駆動することにより、赤外線レーザ光を
試料容器8に対して水平方向に相対的に移動させるよう
にしても良い。この場合には、第1のXYテーブル6が
レーザ光移動手段となる。
【0014】試料容器8の試料液体中の微細物体に赤外
線レーザ光を照射することにより、微細物体は赤外線レ
ーザ光の光圧によりトラップされ、捕捉される。走査光
学系13によって(または第1のXYテーブルを駆動す
ることにより)赤外線レーザ光を走査させることによ
り、試料容器8内の捕捉対象の微細物体に対物レンズ1
9によって集光された赤外線レーザ光を照射してこれを
トラップし、非接触にて任意の位置に移動させることが
できる。赤外線レーザ光源11および対物レンズ19
は、微細物体をレーザ光によってトラップするいわゆる
レーザピンセットであり、微細物体を捕捉する捕捉手段
となっている。
【0015】紫外線レーザ光源12から照射された紫外
線レーザ光はハーフミラー16によって反射され、対物
レンズ19で集光されながら試料容器8に下方から入射
する。この紫外線レーザ光は試料中の微細物体を局部的
に破壊する加工用途に適しており、紫外線レーザ光を加
工対象の微細物体に照射することにより微細物体の切断
などの加工を行うことができる。紫外線レーザ光源12
は加工手段となっている。
【0016】試料容器8の上方には、試料供給ピペット
21が導設されており、試料供給ピペット21はXYZ
テーブル22によって移動可能となっている。試料供給
ピペット21は、分注機構25に接続されており、分注
機構25には配管26,27,28を介して試料タンク
29、洗浄用の希釈液タンク30、廃液タンク31が接
続されている。分注機構25の吸入・吐出機構を用いる
ことにより、試料タンク29および希釈液タンク30か
ら吸入した試料、希釈液を、試料供給ピペット21の先
端から選択的に試料容器8に吐出する。試験後に試料容
器8に残存する余分の試料や洗浄に用いられた後の希釈
液は、分注機構25により吸引されて廃液タンク31に
回収される。
【0017】試料容器8の近傍には、XYZテーブル2
4によって移動可能な採取用のマイクロピペット23
が、先端の吸入口を試料容器8の液体中に浸入させる姿
勢で配設されている。マイクロピペット23は分注機構
25に接続されており、分注機構25の吸入・吐出機能
を用いることにより、試料容器8中の試料に含まれマイ
クロピペット23の吸入口近傍に位置する微細物体を吸
入・移送し、分注ノズル36の先端部から吐出して容器
に採取することができる。したがって、マイクロピペッ
ト23、分注機構25および分注ノズル36は微細物体
を採取する採取手段となっている。
【0018】分注機構25の下方には、第2のXYテー
ブル32が配設されている。第2のXYテーブル32上
にはマイクロプレート支持部であるプレートホルダ33
が装着されており、プレートホルダ33の上面には、複
数の微細物体の容器であるウェル35を備えたマイクロ
プレート34が載置されている。第2のXYテーブル3
2を駆動して、分注ノズル36の直下に位置するマイク
ロプレート34を水平移動させることにより、任意のウ
ェル35に分注ノズル36から吐出される微細物体を収
容することができる。
【0019】次に図3を参照して、自動採取装置の制御
系の構成を説明する。カメラ18,第1の照明部および
第2の照明部10は、CPU43の指示に従い試料容器
8内の微細物体を撮像する。分注コントローラ41は、
分注機構25の動作を制御する。走査光学系コントロー
ラ42は走査光学系13を制御することにより、トラッ
プ用の赤外線レーザ光を試料容器8内で移動させる。C
PU43は制御手段であり、記憶手段であるRAM4
4、ROM45、ファイル装置46に格納されたプログ
ラムやデータに基づいて各種の処理や演算を実行する。
RAM44はCPU43の処理演算時にデータを一時的
に格納するためのメモリである。ROM45は、各種の
処理や動作に必要なプログラムを記憶する。
【0020】ファイル装置46は、プログラムや各種の
データ、例えばカメラ18で撮像された微細物体の画像
や、これらの微細物体の分類結果などを格納する。記憶
媒体ドライブ装置47は、必要なプログラムやデータの
外部記憶媒体への書き込み・読み取りを行う。外部記憶
媒体48はフロッピーディスクなどの記憶媒体であり、
データ保管用として用いられる。表示モニタ49は表示
装置であり、操作・入力時の画面表示や、撮像された微
細物体の画像を表示する。
【0021】入力部50はキーボードやマウスなどのポ
インティングデバイスであり、操作コマンドやデータの
入力を行うほか、表示モニタ49に表示された微細物体
の中から採取対象を作業者の操作により指示するととも
に、この微細物体が収容されるマイクロプレートのウェ
ルを同じく作業者の操作により画面上で指示する。すな
わち、入力部50は指示手段となっている。なお、指示
手段としてはこの他に、タッチパネル、ジョイスティッ
ク等を用いることもできる。
【0022】次に図4を参照して微細物体の採取装置の
処理機能について説明する。図4において、表示処理部
51、画像処理部52、サンプル画像設定処理部55、
捕捉操作処理部56、採取操作処理部57はCPU43
によって実行される処理機能である。またサンプル画像
記憶部53および物体画像記憶部54は記憶手段として
のRAM44、ROM45、ファイル装置46に記憶さ
れる内容を示している。
【0023】次に上記処理機能、記憶内容について説明
する。カメラ18によって撮像された試料の画像データ
は画像処理部52によって画像処理され、画像処理結果
は物体画像記憶部54に記憶されるとともに、表示処理
部51によって表示処理されて表示モニタ49に表示さ
れる。物体画像記憶部54は、新たに撮像された微細物
体の画像データや既に過去に撮像された微細物体の画像
データのみならず、別途他装置によって得られた微細物
体画像データなど、外部から入力された微細物体の画像
データも併せて記憶する。
【0024】サンプル画像設定処理部55は、入力部5
0からの入力に従って物体画像記憶部54に記憶された
微細物体の画像から微細物体のサンプル画像となるべき
画像を選択し、サンプル画像に設定する処理を行う。こ
こでサンプル画像とは、試料中の多数の微細物体の中か
ら採取目的の微細物体を探索する際に用いられる基準画
像である。探索時には表示モニタ49上に表示された試
料中の微細物体の画像から作業者が目視により目的とす
る微細物体の画像を識別して抽出することが行われる。
サンプル画像はこの識別時の基準となる画像であり、作
業者は表示された個々の微細物体の画像をサンプル画像
と対比し、それらの異同を判断する。サンプル画像のデ
ータはサンプル画像記憶部53から読み出され、表示処
理部51によって表示処理されて表示モニタ49に表示
される。
【0025】捕捉操作処理部56は、表示モニタ49の
画面上で識別された採取対象の微細物体をレーザピンセ
ットによって捕捉する操作を行う。この処理は、入力部
50からの入力指令に従って、走査光学系コントローラ
13、第1のレーザ装置11、第2のレーザ装置12、
第1のXYテーブルを制御することにより行われる。
【0026】採取操作処理部57は、レーザピンセット
によって捕捉された微細物体をマイクロピペット23に
よって吸引し、分注ノズル36から吐出してマイクロピ
ペット23によって吸引し、分注ノズル36から吐出し
てマイクロプレート34の所定のウェル35に収容する
操作を行う。この処理は、入力部50からの入力指令に
従って第2のXYテーブル32、XYZテーブル24お
よび分注コントローラ41を制御することにより行われ
る。
【0027】この微細物体の採取装置は上記の様に構成
され、以下採取方法について図5のフローに沿って図6
〜図10を参照しながら説明する。まず物体採取に先立
って分注機構25によって試料タンク29から微細物体
を含んだ試料を吸入し、試料供給ピペット21から吐出
させて試料容器8中に供給する。この後、図5のフロー
に移り、カメラ18により試料容器8中の試料を撮像
し、得られた微細物体の画像を表示モニタ49に表示す
る(ST1)。図6はこのとき表示される画面を示して
おり、画像枠60内にはカメラ18によって撮像された
採取対象の微細物体61A,61B,61Cを含む各種
の微細物体の顕微鏡画像が表示されている。このとき、
表示画面にはサンプル画像表示を選択する操作ボタン6
2が表示される。
【0028】操作ボタン62を選択すると、図7に示す
ように画像枠60が縮小されて既に設定されているサン
プル画像が表示される。図7の例では、3つのサンプル
画像枠64A,64B,64Cのうち、64A,64B
に微細物体61A,61Bに相当するサンプル画像が既
に設定され、これらの微細物体の名称などのデータ65
A,65Bが同時に表示されている。そしてサンプル画
像枠64Cには、設定されていない旨の表示がなされて
いる。
【0029】そこで、設定操作ボタン66を選択するこ
とにより、図8に示すサンプル画像設定画面70が表示
される。ここで、作業日、作業番号、作業者、採取物体
名の各入力枠71,72,73,74に微細物体61C
に該当する条件の入力を行う。この入力内容は、取り消
し操作ボタン75によって取り消すことができ、検索操
作ボタン76を操作することにより入力された条件に該
当するサンプル画像の検索が行われる。この検索は物体
画像記憶部54に記憶されたデータを検索対象範囲とし
て行われる。そして検索の結果、図9に示すようにサン
プル画像一覧表80が表示される。
【0030】サンプル画像一覧表80には、入力された
条件に該当する画像を特定するデータ82が検索結果欄
81に表示される。そしてこれらのデータのいずれかに
カーソル83を合わせることにより、サンプル画像枠8
4には当該データに対応する微細物体(図9の例では微
細物体61C)の画像が表示される。この表示された画
像を確認した結果サンプル画像として適切と判断された
ならば、サンプル設定を示す操作ボタン85を選択する
ことにより、当該画像がサンプル画像として設定され
る。更に他の条件で検索を継続する場合には、検索操作
ボタン86を、またサンプル画像設定を取り消す場合に
は取り消し操作ボタン87を選択する。
【0031】上記のサンプル設定処理操作により、図1
0に示すように未設定であったサンプル画像枠64Cに
は微細物体61Cのサンプル画像が表示され、また微細
物体61Cについてのデータ65Cも同時に表示され
る。そして、画像枠60内の微細物体にカーソル67を
合わせることにより、採取すべき微細物体の指示が行わ
れる。すなわち採取作業を行う際には、作業者は画面表
示されたサンプル画像と、探索する対象物体の画像とを
対比しながら採取対象に該当するか否かを判断する。な
お、サンプル画像消去ボタン62を操作することによ
り、サンプル画像を画面非表示とすることができ、図6
に示す画面に戻る。
【0032】再び図5のフローに戻り、上記のように表
示画面上で採取する物体を識別して指示し(ST2)、
指示が行われたことが確認されたならば(ST3)、画
像処理部52により目的の微細物体を認識し(ST
4)、認識した微細物体の画像は物体画像記憶部53に
記憶される(ST5)。この後レーザピンセットで目的
の微細物体を捕捉してマイクロピペット23による採取
位置へ移送する(ST6)。次いで第2のXYテーブル
32を駆動してマイクロプレート34を位置決めし(S
T7)、XYZテーブル24を駆動してマイクロピペッ
ト23の先端を採取位置へ移動する(ST8)。そして
マイクロピペット23で目的の微細物体を吸引して所定
のウェル35に吐出して採取作業を終了し、この後上述
の採取操作を所定の採取対象の微細物体について繰り返
す。
【0033】上記説明したように、微細物体の採取作業
において、画面表示された微細物体の画像を採取目的の
微細物体のサンプル画像と直接対比することにより、従
来行われていた作業者の記憶によって識別する方法や、
サンプル写真などを参照しながら識別する方法と比較
し、次のような優れた効果を得ることができる。
【0034】まず、表示画面上でサンプル画像は必要な
ときに随時表示させることができるため、常に視覚イメ
ージが鮮明に保たれ、イメージの経時変化による対比基
準のずれが発生せず、識別基準の変動がない。また、同
一条件で撮像された同種の画像同士を比較することか
ら、表示画面上の画像とサンプル写真などを比較する場
合に不可避の画質の相違に由来する対比の困難さがな
く、正しい異同判断を行うことができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、微細物体の採取時に採
取対象の微細物体のサンプル画像を、探索画面を表示す
る同一の表示装置に表示させるようにしたので、識別対
象とサンプル画面との対比を正確に行うことができ、微
細物体の識別を高い信頼性で効率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
斜視図
【図2】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
側面図
【図3】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
構成を示すブロック図
【図4】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
処理機能を示す機能ブロック図
【図5】本発明の一実施の形態の微細物体の採取方法の
フロー図
【図6】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
表示画面を表わす図
【図7】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
表示画面を表わす図
【図8】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
表示画面を表わす図
【図9】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置の
表示画面を表わす図
【図10】本発明の一実施の形態の微細物体の採取装置
の表示画面を表わす図
【符号の説明】
8 試料容器 18 カメラ 49 表示モニタ 51 表示処理部 52 画像処理部 53 サンプル画像記憶部 54 物体画像記憶部 55 サンプル画像設定処理部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器に収納された液体中の微細物体を探索
    ・識別して採取する微細物体の採取装置であって、液体
    中の微細物体を撮像するカメラと、このカメラで撮像さ
    れた画像を表示する表示装置と、前記微細物体の画像を
    記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された採取対
    象の微細物体のサンプル画像を前記表示装置に表示する
    表示処理部とを備えたことを特徴とする微細物体の採取
    装置。
  2. 【請求項2】前記表示処理部は、前記カメラで撮像され
    た画像と記憶手段に記憶されたサンプル画像を前記表示
    装置に同時に表示させることを特徴とする請求項1記載
    の微細物体の採取装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000206009A (ja) * 1999-01-13 2000-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 微細物体の自動探索装置
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