JPH0344789Y2 - - Google Patents

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JPH0344789Y2
JPH0344789Y2 JP21487U JP21487U JPH0344789Y2 JP H0344789 Y2 JPH0344789 Y2 JP H0344789Y2 JP 21487 U JP21487 U JP 21487U JP 21487 U JP21487 U JP 21487U JP H0344789 Y2 JPH0344789 Y2 JP H0344789Y2
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Japan
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wire
boom top
wire rope
hook
detection switch
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JP21487U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クレーンのフツクをブームトツプか
ら吊り下げているワイヤロープの端末をブームト
ツプに固定する構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、クレーンにおいては、第7図に示すよう
に、フツク1をブームトツプ3に設けられたブー
ムトツプシーブにより案内される巻上げ用ワイヤ
ロープ2によつて、ブームトツプ3から吊り下げ
ており、巻上げ用ワイヤロープ2の巻過ぎによる
事故の発生を防止するためブームトツプ3の一方
の側板4に巻過検出スイツチ5が取付けられてい
る。この巻過検出スイツチ5には種々の附属部品
が設けられ、例えばスイツチの作動腕6に連結さ
れたワイヤー7の下端に巻過検出用ウエイト8が
取付けられ、この巻過検出用ウエイト8は掛合腕
9によつてワイヤロープ2に掛合されてワイヤロ
ープ2により案内されて上下動されるよう構成さ
れ、フツク1が第7図に示す位置より巻上げられ
る際、巻過検出用ウエイト8がフツク上部のウエ
イト受け12上に支持されてフツク1とともに上
昇され、これによりスイツチ作動腕6に作用して
いた引下げ力がなくなり、巻過検出スイツチ5が
作動して巻過ぎを警報するよう構成されている。
また、ブームトツプ3にはワイヤロープ端末固定
装置が設けられ、ワイヤロープ2の端末2aはブ
ームトツプ3の側板4に巻過検出スイツチ5より
下方位置で取付けられているワイヤソケツト10
に通され、ワイヤクリツプ11によつてワイヤソ
ケツト10から脱出しないよう固定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したように、巻過警報装置が設けられてい
ることによつて、通常は巻過警報が作動する範囲
での作動は行われないが、作業の内容によつては
どうしてもフツクをブームトツプ近くまで巻上げ
なければならない場合がある。
しかしながら、上述した従来の構造では、フツ
クをブームトツプ近くまで巻上げる場合には、巻
過検出用ウエイト8およびフツク上部ウエイト受
け12がワイヤソケツト10にぶつかり、巻過検
出用ウエイト8の掛合腕9、ワイヤクリツプ1
1、ワイヤロープ、特に、ワイヤロープ端末2
a、フツク上部ウエイト受け12等が変形した
り、破損したりするという問題があつた。
本考案の目的は、上述した問題を解決しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案によれば、上述した問題を解決するた
め、第1図および第2図に示すようにブームトツ
プ3に設けられたブームトツプシーブ15により
案内されるワイヤロープ2によつてフツク1がブ
ームトツプ3から吊り下げられ、ブームトツプに
巻過検出スイツチおよびワイヤロープ端末固定装
置のワイヤソケツト10が設けられたクレーンに
おいて、ワイヤー端末固定装置のワイヤソケツト
10が前記巻過検出スイツチ5の上方位置でブー
ムトツプ3の一方の側板に固着され、ワイヤロー
プ端末部を前記巻過検出スイツチ5の側方を経て
ワイヤソケツト10に案内するよう湾曲した円弧
状案内溝13を有するロープ案内14が巻過検出
スイツチ5の側方位置でブームトツプ3に固着さ
れていることを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、上述した構成としたことによ
つて、フツク1が第1および2図に示す位置から
第3および5図に示す位置に巻き上げられる際、
ワイヤロープ端末部分は固定のロープ案内を経て
上方の固定のワイヤソケツト10に固定されてお
り、ブームトツプ3の両側板4の下端にフツク上
端1a上のウエイト受け12がぶつかる際、ワイ
ヤロープ2、特にその端末2aならびにワイヤソ
ケツト10、ワイヤクリツプ11等が両側板4の
下端とフツク上端1aおよびウエイト受け12と
の間にはさまれることがない。したがつて、これ
らの部品の変形、破損を防止することができる。
(実施例) 第1〜4図は、本考案によるワイヤロープ端末
固定装置の1実施例を示している。この実施例で
は、図面に示すように、ブームトツプ3の両側に
溶接等によつてそれぞれ固着された一対の側板4
が設けられ、これらの側板4間にブームトツプシ
ーブ15がシーブピン16によつて回転自在に支
承されている。
巻過検出スイツチ5は一方の側板4にブラケツ
ト17により固着されており、ワイヤロープ2の
端末2aをブームトツプ3に固定するためのワイ
ヤソケツト10が巻過検出スイツチ5の上方位置
で傾斜されて側板4に溶接等によつて固着され、
ワイヤソケツト10にワイヤロープ端末2aを案
内するためのロープ案内14が巻過検出スイツチ
5の側方位置で側板4に溶接等によつて同様に固
着されている。
ロープ案内14は円弧角度が120〜180°の円弧
形状を有し、その外周部の曲率半径はブームトツ
プシーブ15とほぼ同径で、外周部にはワイヤロ
ープ端末2aを案内保持するための円弧状案内溝
13が設けられている。ロープ案内14の取付位
置はその曲率中心軸線がブームトツプジーブ15
の中心軸線すなわちシーブピン16の軸線と一致
し、ワイヤソケツト側端14aすなわち、ロープ
案内14の上端での円弧状案内溝13の接線aが
傾斜したワイヤソケツト10の入口10aの方向
に一致するよう指向され、ロープ案内上端14a
がワイヤソケツト10の入口10aとの間にワイ
ヤクリツプ11が取付けられるに十分な間隔で入
口10aから離間されているよう適切に選定する
のが好ましい。さらに、クレーンのブームが最大
ブーム角度に起された際に、ワイヤロープがワイ
ヤソケツトから、屈折することなしに、真直ぐに
垂下され、また、クレーンによる荷の前引き作業
を考慮して、吊荷の前後方向の振れに際しても、
ワイヤロープがロープ案内14の円弧状案内溝1
3の曲面で常に接するよう円弧状ロープ案内14
の取付位置および円弧長さを適切に選定するのが
好ましい。
ワイヤロープ2はブームトツプシーブ15とフ
ツクシーブ18との間に通され、そのワイヤロー
プ端末部はフツクシーブ17からブームトツプ3
上のロープ案内14の円弧状案内溝13内を経て
ワイヤソケツト10に通された後、ワイヤクリツ
プ11によつてロープ端末2aが繋止されてブー
ムトツプ3に固定されている。
第5図および第6図は本考案の変形例を示して
おり、図中、第1〜4図につき説明したと同様の
部分を同じ符号で示している。
本例では、シーブピン16にu字形保護部材2
0が回転自在に取付けられてブームの起伏に関係
なく自重によりu字形の底部の平板20aが常に
フツク上面と平行にブーム先端とフツク上面との
間に位置してフツクの巻過ぎに際してブームトツ
プ側板下端にフツク上端がぶつかるのを防止する
よう構成されている。
このように構成することによつて、特殊なクレ
ーン作業時、点検時等において発生するフツクの
巻上過ぎによりフツク上端1aがブームトツプシ
ーブ15にぶつかつたり、ウエイト8を介して巻
過検出スイツチ5にぶつかつたりしてこれらおよ
び附属部品が破損され、あるいは、ワイヤロープ
ガ切断されたりすることを防止することができ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、特殊なクレーン作業時、点検
時等において発生するフツクの巻上げ過ぎによる
ワイヤロープ、巻過検出スイツチその他の部品の
損傷を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるワイヤロープ端末固定装
置を取付けたブームトツプ部分の正面図、第2図
は第1図に示すブームトツプ部分の側面図、第3
図および第4図はフツク巻上げ過ぎ時における第
1図および第2図示のブームトツプ部分の状態を
示す説明図、第5図は本考案の変形例を示すブー
ムトツプ部分の正面図、第6図は第5図に示すブ
ームトツプ部分の側面図、第7図は従来の巻過検
出スイツチを具えるブームトツプ部分の側面図で
ある。 1……フツク、2……ワイヤロープ、3……ブ
ームトツプ、4……側板、5……巻過検出スイツ
チ、6……スイツチ作動腕、7……ワイヤー、8
……巻過検出用ウエイト、9……掛合腕、10…
…ワイヤソケツト、11……ワイヤクリツプ、1
2……ウエイト受け、13……円弧状案内溝、1
4……ロープ案内、15ブームトツプシーブ、1
6……シーブピン、17……ブラケツト、18…
…フツクシーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブームトツプ3に設けられたブームトツプシー
    ブ15により案内さるワイヤロープ2によつてフ
    ツク1がブームトツプ3から吊り下げられ、ブー
    ムトツプに巻過検出スイツチおよびワイヤロープ
    端末固定装置のワイヤソケツト10が設けられた
    クレーンにおいて、前記ワイヤロープ端末固定装
    置の前記ワイヤソケツト10が前記巻過検出スイ
    ツチ5の上方位置でクレーントツプ3の一方の側
    板に固着され、ワイヤロープ端末部を前記巻過検
    出スイツチ5の側方を経てワイヤソケツト10に
    案内するよう湾曲した円弧状案内溝13を有する
    ロープ案内14が巻過検出スイツチ5の側方位置
    でブームトツプ3に固着されていることを特徴と
    するクレーンのワイヤロープ端末固定装置。
JP21487U 1987-01-07 1987-01-07 Expired JPH0344789Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21487U JPH0344789Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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JP21487U JPH0344789Y2 (ja) 1987-01-07 1987-01-07

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JPS63166592U JPS63166592U (ja) 1988-10-31
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JPS63166592U (ja) 1988-10-31

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