JP2000173277A - 不揮発性半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびそのリフレッシュ方法

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JP2000173277A JP35017898A JP35017898A JP2000173277A JP 2000173277 A JP2000173277 A JP 2000173277A JP 35017898 A JP35017898 A JP 35017898A JP 35017898 A JP35017898 A JP 35017898A JP 2000173277 A JP2000173277 A JP 2000173277A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来提案されている不揮発性メモリのリフレ
ッシュ方法は、リフレッシュに要する時間が非常に長く
なってしまうという課題があった。 【解決手段】 同一列にある複数のメモリセルのドレイ
ンが接続されたデータ線毎に読出しデータを保持可能な
ラッチ回路を設けるとともに、同一ワード線に接続され
た同一行の複数メモリセルのコントロールゲートに読出
しレベルよりも所定量高いレベルと所定量低いレベルの
電圧を印加してそれぞれデータの読出しを行なって、上
記2つのレベル間にしきい値のあるメモリセルを検出し
該メモリセルのデータをワード線単位で書き戻すように
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体記憶装置
さらには不揮発性半導体記憶装置における記憶情報のリ
フレッシュ(書戻し)方式に適用して特に有効な技術に
関し、例えば複数の記憶情報を電気的に一括消去可能な
不揮発性記憶装置(以下、単にフラッシュメモリとい
う)に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリは、コントロールゲー
トおよびフローティングゲートを有する不揮発性記憶素
子をメモリセルに使用しており、1個のトランジスタで
メモリセルを構成することができる。かかるフラッシュ
メモリにおいては、書き込み動作では、図17に示すよ
うに不揮発性記憶素子のドレイン領域を例えば3V(ボ
ルト)程度にし、コントローゲートCGが接続されたワ
ード線を−13V程度にすることにより、トンネル電流
によりフローティングゲートFGから電荷を引き抜い
て、しきい値電圧が低い状態(論理“0”)にする。消
去動作では、図18に示すように、ウェル領域,ドレイ
ン領域,ソース領域を0V程度にし、コントローゲート
CGを16Vのような高電圧にしてトンネル電流を発生
させてフローティングゲートFGに負電荷を注入してし
きい値を高い状態(論理“1”)にする。
【0003】これによって、メモリセルは書込みデータ
に応じてしきい値の高いものと低いものとにされる。し
かし、書込みによってメモリセルのしきい値を正確に所
定の値に制御することは困難であり、図1(A)に示す
ように、それぞれ目標とするしきい値電圧を中心とする
正規分布をなす。つまり、書込み後のメモリセルのしき
い値は、同図に示すように、2つの正規分布に分かれ
る。そして、読み出し時にはワード線を介してメモリセ
ルのコントロールゲートを、高いしきい値と低いしきい
値の中間の電圧VRWに設定して電流が流れるか流れな
いかを検出して、例えば電流が流れるメモリセルの記憶
データは“0”、電流が流れないメモリセルの記憶デー
タは“1”と判定する。このときドレインは1V、ソー
スは0Vのような電位に設定される。このようにして1
つのメモリセルに1ビットのデータを記憶させることが
できる。
【0004】なお、ここではメモリセルのしきい値の高
い状態を消去状態(記憶データ“1”)に対応させ、メ
モリセルのしきい値の低い状態を書込み状態(記憶デー
タ“0”)に対応させているが、逆にされることもあ
る。以下、メモリセルのしきい値の高い状態が消去状態
(記憶データ“1”)に対応されているものとして説明
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、不揮発性メ
モリにおいては、各メモリセルの情報電荷はそのままに
しておくと徐々に抜けて行くリテンション不良や、ワー
ド線またはデータ線を共通にする隣接ビットへの書込み
や読出し動作によってフローティングゲートへ電荷が出
入りするいわゆるディスターブが生じることが知られて
いる。このようにメモリセルの電荷が自然減少したりデ
ィスターブで変動したりした場合、許容範囲内であれば
問題ないが許容値を超えて変動すると、つまり図1
(A)において高いしきい値の分布M3に属していたメ
モリセルのしきい値が読出し電圧VRW以下になった
り、低いしきい値の分布M1に属していたメモリセルの
しきい値が読出し電圧VRW以上になると、データの破
壊とみなされてしまう。そこで、従来、不揮発性メモリ
では、メモリセルのデータを書き戻すいわゆる「リフレ
ッシュ」に関する技術が提案されている。かかる不揮発
性メモリのリフレッシュに関する発明としては、特願平
7−37397号などがある。
【0006】また、近年、不揮発性メモリセルのフロー
ティングゲートに注入する電荷の量を制御することによ
り、しきい値を例えば1V,2V,3V‥‥のように段
階的に変化させ、それぞれのしきい値に複数ビットの情
報を対応させて記憶するいわゆる多値メモリと呼ばれる
ものが提案されている。図1(B)に1つのメモリセル
を4つのしきい値状態に分けて記憶を行なう(本明細書
ではこれを4値と称する)場合のしきい値の分布状態を
示す。データを読み出すときには、各しきい値の分布の
谷の部分に相当する電圧を読出し電圧VRW1,VRW
2,VWR3に設定してワード線を介してメモリセルの
コントロールゲートに印加して行なう。
【0007】このような多値メモリにおいて留意すべき
ことは、書込み電圧を2値のメモリに比べて高くするこ
とは消費電力や素子の耐圧との関係で困難であるため、
しきい値の分布全体は2値の場合とほぼ同一範囲とな
り、従って個々の分布は2値の場合よりもシャープにす
る必要があるということである。その結果、多値メモリ
においては2値メモリに比べてより一層しきい値の変動
によるデータ破壊が起こり易くなるので、リフレッシュ
動作の必要性がますます高くなる。
【0008】しかしながら、従来提案されている不揮発
性メモリのリフレッシュ方法は、リフレッシュしようと
するメモリセルのデータを一旦チップ外部に読み出さな
くてはならないとともに、数セル単位でリフレッシュを
行なうようにしているため、リフレッシュに要する時間
が非常に長くなってしまうという問題点がある。特に、
多値メモリの場合には、一度の書込み動作でメモリセル
を所望のしきい値に移行させることが困難であり、2値
メモリに比べてビット当たりの書込み所要時間が長くな
るため、リフレッシュに要する時間は各段に長くなって
しまうおそれがある。
【0009】この発明の目的は、ディスターブやリテン
ションによる記憶データの破壊が生じにくい不揮発性半
導体記憶装置を提供することにある。
【0010】この発明の他の目的は、リフレッシュに要
する時間が短くてすむ不揮発性半導体記憶装置を提供す
ることにある。
【0011】この発明の前記ならびにほかの目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかにな
るであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0013】すなわち、しきい値が2以上の状態をとる
ことにより1ビット以上のデータを記憶する複数の記憶
素子がマトリックス状に配置された不揮発性半導体記憶
装置において、同一列の複数の記憶素子のドレインが接
続されたデータ線毎に読出しデータを保持可能なラッチ
回路を設けるとともに、同一ワード線に接続された同一
行の複数の記憶素子のコントロールゲートに読出しレベ
ルよりも所定量高いレベルと所定量低いレベルの電圧を
印加してそれぞれデータの読出しを行なって、上記2つ
のレベル間にしきい値のある記憶素子を検出し該記憶素
子のデータをワード線単位で書き戻すようにしたもので
ある。
【0014】上記した手段によれば、しきい値が許容範
囲を超えた記憶素子に関してはデータの書き戻しが行な
われるためデータの破壊が防止されるとともに、ワード
線単位で書き戻しが行なわれるためリフレッシュに要す
る時間が短くて済む。
【0015】また、上記通常読出しレベルよりも所定量
高いレベルを用いた読出しによって得られたデータの反
転データと上記通常読出しレベルよりも所定量低いレベ
ルを用いた読出しによって得られたデータの論理和をと
って上記2つのレベル間にしきい値のある記憶素子を検
出するようにする。これによって、比較的容易に書き戻
しを必要とする記憶素子を検出することができる。
【0016】さらに、上記複数のデータ線にはそれぞれ
対応するラッチ回路の保持データに応じて選択的に当該
データ線をプリチャージ可能なプリチャージ手段が結合
され、上記通常読出しレベルよりも所定量高いレベルを
用いた読出しによって上記ラッチ回路に保持されたデー
タを上記プリチャージ手段を用いてデータ線に反転転写
して上記ラッチ回路に取り込んでデータを反転し、該反
転データを用いて上記プリチャージ手段を駆動してデー
タ線をプリチャージした後、上記通常読出しレベルより
も所定量低いレベルの電圧を印加してそれぞれデータの
読出しを行なって、上記2つのレベル間にしきい値のあ
る記憶素子を検出するようにする。これによって、記憶
データを外部に読み出すことなくかつ比較的簡単な回路
を用いて容易に書き戻しを必要とする記憶素子を検出す
ることができる。
【0017】また、上記記憶素子は第1と第2の2つの
しきい値状態をとることにより1ビットのデータを記憶
する記憶素子であり、上記2つのレベル間にしきい値の
ある記憶素子が検出された場合に、上記通常読出しレベ
ルを用いた読出しによって得られたデータを上記ラッチ
回路に保持しておいて、当該ワード線に接続されている
すべて記憶素子のしきい値を変化させた後、上記ラッチ
回路に保持されているデータを用いて対応する記憶素子
のしきい値を上記と逆の方向へ変化させるようにする。
これによって、2値記憶の不揮発性半導体記憶装置にお
いて、記憶データを外部に読み出すことなく書き戻しを
行なうことができる。
【0018】さらに、上記の方法に従って上記ラッチ回
路および上記プリチャージ手段を制御してデータの書き
戻しを行なわせる制御回路を不揮発性半導体記憶装置に
内蔵させる。これによって、外部装置に負担をかけるこ
となくリフレッシュを行なうことができる不揮発性半導
体記憶装置が得られる。
【0019】また、上記制御回路は外部から所定のコマ
ンドコードが入力されたときに記憶素子の書き戻しを開
始するように構成する。これによって、外部からいつで
もリフレッシュを行なわせることができるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を一例として1つの
記憶素子に2値を記憶するフラッシュメモリに適用した
場合についてその実施例を図面を用いて説明する。
【0021】図2にはメモリアレイ10と周辺回路の具
体例を示す。なお、本実施例では、メモリアレイが2つ
のマットで構成され、2つのマット間に各マット内のデ
ータ線DLに接続され読出し信号の増幅およびラッチを
行なうセンス&ラッチ回路(以下センスラッチと称し、
図にはSLと記す)が配置されており、図2にはそのう
ち片方(上側)のメモリマットの具体例が示されてい
る。なお、WLはワード線、MCは不揮発性記憶素子か
らなるメモリセルである。
【0022】図2に示すように、各メモリマットは、列
方向に配列され各々ソースおよびドレインが共通接続さ
れた並列形態のn個のメモリセル(フローティングゲー
トを有するMOSFET)MC1〜MCnからなるメモ
リ列MCCが行方向(ワード線WL方向)および列方向
(データ線DL方向)にそれぞれ複数個配設されてい
る。各メモリ列MCCは、n個のメモリセルMC1〜M
Cnのドレインおよびソースがそれぞれ共通のローカル
ドレイン線LDLおよび共通のローカルソース線LSL
に接続され、ローカルドレイン線LDLは選択スイッチ
MOSFET Qs1を介してデータ線DLに、またロー
カルソース線LSLは選択スイッチMOSFET Qs2
を介して接地点に接続可能にされている。
【0023】ワードドライブ回路W−DRIVERはド
ライバ回路DR1〜DR4を有する。各ドライバ回路D
R1〜DR4は電源端子t1及びt2を有し、対応する
ワード線WL11,WL1n,WL21,WL2nに結
合される。消去電圧E、書込み防止電圧PP、読み出し
電圧VRW,VRW(h),VRW(l)、書き込みベリファ
イ電圧VWW、消去ベリファイ電圧WEW、書込み電圧
P及び接地電位Vssは、図4に示されている電源系回
路37において生成され、アドレスデコーダX−DEC
に供給される。アドレスデコーダX−DECは供給され
た前記電圧を選択し、各ドライバ回路DR1〜DR4の
電源端子t1及び電源端子t2に供給する。電源端子t
1には消去電圧E、書込み防止電圧PP、通常の読み出
し電圧VRW、リフレッシュ用の読み出し電圧VRW
(h),VRW(l)、書き込みベリファイ電圧VWW及び消
去ベリファイ電圧WEWが選択的に供給される。また、
電源端子t2には書き込み電圧P及び接地電位Vssが
選択的に供給される。
【0024】メモリ列MCC及び選択スイッチMOSF
ET Qs1,Qs2は半導体基板上の同一のウェル領域W
ELL内に形成され、データ消去時にはワード線に消去
電圧(=16V)のような電圧を印加することで、ワー
ド線単位で一括消去が可能にされている。なお、データ
消去時には消去ワード線を含むブロックのスイッチMO
SFET Qs1,Qs2がオン状態にされて選択ブロック
のメモリセルのソースおよびドレインに0Vの電圧が印
加されるように構成されている。
【0025】一方、データ書込み時には、選択されるメ
モリセルが接続されたワード線に書き込み電圧P(=−
11V)のような負電圧が印加されるとともに、選択さ
れるメモリセルに対応したデータ線DLが5Vのような
電位にされかつ選択メモリセルが接続されたローカルド
レイン線LDL上のスイッチMOSFET Qs1がオン
状態とされ、ドレインに5Vが印加される。ただし、こ
のときローカルソース線LSL上の選択スイッチMOS
FET Qs2はオフ状態とされている。
【0026】また、通常のデータ読出し時には選択され
るメモリセルが接続されたワード線に読み出し電圧VR
Wが、リフレッシュ動作時にはVRWよりもΔV高い読
出し電圧VRW(h),VRWよりもΔV低い読出し電圧
VRW(l)が印加されるとともに、選択されるメモリセ
ルに対応したデータ線DLが1Vのような電位にプリチ
ャージされかつ選択メモリセルが接続されたローカルド
レイン線LDL上の選択スイッチMOSFET Qs1が
オン状態とされる。そして、このときローカルソース線
LSL上の選択スイッチMOSFET Qs2もオン状態
とされ、接地点に接続される。
【0027】上記データ線DLの一端(メモリアレイの
中央側)には読出し時にデータ線のレベルを検出すると
ともに書込み時に書込みデータに応じた電位を与えるセ
ンスアンプや転送用MOSFET、プリチャージMOS
FET等からなるセンスラッチ回路SLがそれぞれ接続
され、データ線DLの他端にはデータ線DLの電位を接
地電位にリセットするためのショート用MOSFET
Qrがそれぞれ接続されている。この実施例のメモリア
レイは2つのマットで構成されているため、センスラッ
チ回路SLの反対側すなわち図の下側にも上記と同様の
メモリマットが配置されており、そのメモリアレイ内の
各データ線DLが対応するセンスラッチ回路SLの他方
の入出力端子に接続されている。以下、上側のマットを
構成する素子、配線に付された符号にはUまたはu、下
側のマットを構成する素子、配線に付された符号にはD
またはdを付記して区別する。
【0028】図3には上記センスラッチ回路SLの具体
的回路例を示す。
【0029】図3に示すごとく、センスラッチ回路SL
はPチャネルMOSFETとNチャネルMOSFETか
らなる2つのCMOSインバータの入出力端子が交差結
合されたフリップフロップ回路FFを備えている。そし
て、上記フリップフロップFFの一方の入出力ノードN
uに一方のメモリマット内のデータ線DLuがスイッチ
MOSFET Qtuを介して接続されている。また、
フリップフロップFFの他方の入出力ノードNdには他
方のメモリマット内のデータ線DLdがデータスイッチ
MOSFET Qtdを介して接続されている。なお、
回路はフリップフロップFFを挟んで対称であるので、
以下、左側のデータ線DLu側の構成について説明す
る。
【0030】上記センスラッチ回路SLの左側の入出力
端子Nuにはディスチャージ用のMOSFETQduが
接続されている。また、各データ線DLuにはプリチャ
ージ用のMOSFET Qp1,Qp2が接続され、このう
ちQp1はMOSFET Qcを介して電源電圧Vccが供
給される端子に接続され、Qcのゲートはフリップフロ
ップFFの入出力ノードNuに接続されその保持データ
に応じてオン、オフされ、PCUが1V+Vth(しき
い値電圧)のような電位にされることにより、FFの保
持データが“1”のときに対応するデータ線を1Vにプ
リチャージする。また、プリチャージMOSFET Q
p2はそのゲート制御信号RPCUが1.0V+Vthの
ような電位にされることによりデータ線を1.0Vに、
RPCUが0.5V+Vthのような電位にされること
によりデータ線を0.5Vにプリチャージする。
【0031】なお、上記センスラッチ回路SLの入出力
端子NuにはカラムスイッチMOSFET(Yゲート)
Qyを介して、他端がデータ切り替え回路に接続された
コモン入出力線CI/Oに接続可能にされている。ま
た、上記センスラッチ回路SLのフリップフロップFF
の入出力ノードNuにはオール“0”判定用のMOSF
ET Qaのゲートが接続されており、センスラッチS
Lの保持データが“1”であると対応するMOSFET
Qaがオンされて電流が流れるため、この電流を検出
することで全てのセンスラッチSLの保持データが
“0”であるか否か判定することができる。各データ線
DLuの判定用MOSFET Qaのドレインは共通結
合されて後述の判定回路15に接続される。図示しない
が、センスラッチ回路SLの右側の入出力ノードNdお
よびデータ線DLdにも、左側と同様な素子Qp1,Q
p2,Qc,Qy,Qaが接続されている。
【0032】図4には、上記メモリアレイ10および周
辺回路並びに制御回路を同一半導体チップ上に備えたフ
ラッシュメモリの全体の構成例が示されている。
【0033】この実施例のフラッシュメモリは、特に制
限されないが、外部のCPU等から与えられるコマンド
をデコードするコマンドデコーダ31と、該コマンドデ
コーダ31のデコード結果に基づいて当該コマンドに対
応した処理を実行すべくメモリ内部の各回路に対する制
御信号を順次形成して出力する制御回路(シーケンサ)
32とを備えており、コマンドが与えられるとそれを解
読して自動的に対応する処理を実行するように構成され
ている。上記制御回路32は、例えばマイクロプログラ
ム方式のCPUの制御部と同様に、コマンド(命令)を
実行するのに必要な一連のマイクロ命令郡が格納された
ROM(リードオンリメモリ)からなり、コマンドデコ
ーダ31がコマンドに対応したマイクロ命令群の先頭ア
ドレスを生成して制御回路32に与えることにより、マ
イクロプログラムが起動されるように構成されている。
【0034】図4において、図2および図3と同一符号
が付されている回路部分は同一の機能を有する回路であ
る。すなわち、10は2つのメモリマットMAT−U,
MAT−Dで構成されたメモリアレイ、11は変換され
た書込みデータや読出しデータをデータ線毎に保持する
前記センスラッチ回路SLからなるセンスラッチ列であ
る。メモリアレイ10には、各メモリマットMAT−
U,MAT−Dに対応してそれぞれX系のアドレスデコ
ーダ13a,13bと、該デコーダ13a,13bのデ
コード結果に従って各メモリマット内の1本のワード線
WLを選択レベルに駆動するワードドライブ回路14
a,14bが設けられている。
【0035】特に制限されないが、この実施例のメモリ
アレイ10では、上記ワードドライブ回路が各メモリマ
ットの両側および中央に配置されている。図3や図4に
は示されていないが、Y系のアドレスデコーダ回路およ
びこのデコーダによって選択的にオン、オフされて入出
力データ切替え回路20からのデータを対応するセンス
ラッチに転送させるカラムスイッチは、センスラッチ列
11と一体的に構成されている。図4では、このY系デ
コーダ回路とカラムスイッチとセンスラッチ回路とが、
1つの機能ブロックY−DEC&SLで示されている。
【0036】この実施例のフラッシュメモリには、上記
各回路の他、書込み時や消去時にセンスラッチ列11の
データに基づいて書込みまたは消去が終了したか判定し
て上記制御回路32に知らせ書込みシーケンスまたは消
去シーケンスを終了させる書込・消去判定回路33や、
内部の動作に必要なタイミングクロックを形成してメモ
リ内の各回路に供給するクロック発生回路34、メモリ
内部の状態を反映するとともに外部に対して外部からア
クセスが可能か否かを示すレディ/ビジィ信号R/Bを
信号を形成して出力したり内部回路をテストする機能を
備えたステイタス&テスト系回路35、メモリアレイ1
0から読み出された信号を増幅するメインアンプ回路3
6、電源系回路37、外部から入力されるアドレス信号
や書込みデータ信号およびコマンドを取り込んで内部の
所定の回路に供給するとともに読出しデータ信号を外部
へ出力するための入出力バッファ回路38、外部から入
力される制御信号を取り込んで制御回路32その他内部
の所定の回路に供給したり上記入出力バッファ回路38
を制御する制御信号入力バッファ&入出力制御回路3
9、アドレス制御系回路40、メモリアレイ内に不良ビ
ットがあった場合に予備メモリ行と置き換えるための冗
長回路41等が設けられている。
【0037】この実施例のフラッシュメモリは、アドレ
ス信号と書込みデータ信号およびコマンド入力とで外部
端子(ピン)I/Oを共用している。そのため、入出力
バッファ回路38は、上記制御信号入力バッファ&入出
力制御回路39からの制御信号に従ってこれらの入力信
号を区別して取り込み所定の内部回路に供給する。ま
た、上記電源系回路37は、基板電位等の基準となる電
圧を発生する基準電源発生回路や外部から供給される電
源電圧Vccに基づいて書込み電圧、消去電圧、読出し電
圧、ベリファイ電圧等チップ内部で必要とされる電圧を
発生するチャージポンプ等からなる内部電源発生回路、
メモリの動作状態に応じてこれらの電圧の中から所望の
電圧を選択してメモリアレイ10に供給する電源切り替
え回路、これらの回路を制御する電源制御回路等からな
る。
【0038】上記アドレス制御系回路40は、外部から
入力されるアドレス信号を取り込んでカウントアップす
るアドレスカウンタACNTや、データ転送時にYアド
レスを自動的に更新したりデータ消去時等に自動的にX
アドレスを発生するアドレスジェネレータAGEN、入
力アドレスと不良アドレスとを比較してアドレスが一致
したときに選択メモリ行または列を切り換える救済系回
路等からなる。
【0039】外部のCPU等からこの実施例のフラッシ
ュメモリに入力される制御信号としては、例えばリセッ
ト信号RESやチップ選択信号CE、書込み制御信号W
E、出力制御信号OE、コマンドもしくはデータ入力か
アドレス入力かを示すためのコマンドイネーブル信号C
DE、システムクロックSC等がある。
【0040】図5には上記フラッシュメモリを記憶装置
として使用したシステムの構成例が示されている。かか
るシステムは電源をオフしてもフラッシュメモリ内にデ
ータが保持されるので、例えば携帯用電話機等の制御シ
ステムに好適である。図5において、100はフラッシ
ュメモリ、110は主としてフラッシュメモリ100の
データ読出しやデータ書込み、データ消去等の制御を実
行するワンチップマイコン、120はフラッシュメモリ
のデータ書込み時にエラー訂正符号を生成したりデータ
読出し時にリードデータをチェックしてエラーを訂正し
たりするECC(エラーコレクティングコード)回路、
130はEEPROM等からなりフラッシュメモリ11
0のデータ書換え回数をテーブル形式で記憶する管理テ
ーブルメモリ、140は標準バス150を介して図外の
マイクロプロセッサから供給される書込みデータを一時
蓄えるためのライトバッファ、160は上記ワンチップ
マイコン110とメモリ100,130、ECC回路1
20との間を接続するローカルバス、170は該ローカ
ルバス160と上記標準バス150との間の信号のイン
タフェースを行なうバスインタフェース回路である。
【0041】以下、実施例のフラッシュメモリの読出
し、書込み、消去、リフレッシュの各動作について説明
する。なお、以下の各動作において、選択メモリセルに
は、次の表1に示すような関係のゲート電圧Vg、ドレ
イン電圧Vdおよびソース電圧Vsが印加される。
【0042】
【表1】 (1)読出し動作(read) 先ず、図6を用いて本実施例のフラッシュメモリのデー
タ読出し動作を簡単に説明する。データの読出しは、標
準バス150より標準バスインターフェイス部170を
介してフラッシュメモリ100に対して読出しコマンド
とアドレスが入力されることにより開始される。
【0043】この実施例では、読出しコマンドが入力さ
れると、入力アドレスに応じて選択マット側のいずれか
のワード線を、読出しレベルVRWに立ち上げる。次
に、信号SiDにより選択MOSFET Qs1をオン
させてローカルデータ線LDLをデータ線DLに接続さ
せ、選択側のマット(ここでは上側マット内のメモリセ
ルを選択する場合を考える)のすべてのデータ線DLu
を例えば1.0Vのような電位にプリチャージする。こ
のプリチャージは、信号RPCUによりプリチャージM
OSFET Qp1をオンさせることで行なう。また、
このとき非選択側データ線DLdは0.5Vのような電
位にハーフプリチャージされ、選択側のデータ線電位と
非選択側データ線電位との比較でデータが検出されるよ
うになっている。
【0044】次に、信号SiSにより選択MOSFET
Qs2をオンさせる。すると、選択されたワード線に
接続された1行分のメモリセルの読出しが行なわれる。
これによって、しきい値が高いメモリセルには電流が流
れず、しきい値の低いメモリセルには電流が流れるた
め、しきい値に応じてデータ線DLuのレベルが1Vま
たは0Vとなる。その後、信号TRU,TRDによって
スイッチMOSFETQtu,Qtdがオンされてデー
タ線DLu,DLdの電位が対応するフリップフロップ
FFに伝達され、フリップフロップFFの電源電圧SL
Pが供給されることによりフリップフロップFFが読み
出されたデータの増幅およびラッチを行なう。その後、
信号TRU,TRDによってスイッチMOSFET Q
tu,Qtdがオフされてデータ線DLu,DLdとフ
リップフロップFFとの接続が遮断される。図6におい
て、TRU,TRDなる符号は、信号TRUとTRDの
両方の信号が変化することを表わしている。
【0045】なお、フリップフロップFFにラッチされ
た読出しデータは、その後信号YGiがハイレベルにさ
れることによりオンされるカラムスイッチMOSFET
Qyを介して入出力切替え回路20に送られチップ外
部へ出力される。
【0046】(2)書込み動作(program) 次に、図7を用いて本実施例のフラッシュメモリのデー
タ書込み動作を説明する。
【0047】この実施例では、書込みに際しては、標準
バス150より標準バスインターフェイス部170を介
してフラッシュメモリ100に対して書込みコマンドと
アドレスが、またライトバッファ140を介して書込み
データが与えられる。また、書込みに際して標準バスイ
ンターフェイス部170よりフラッシュメモリ100に
対して、チップ選択信号CEおよび書込み制御信号WE
が供給される。フラッシュメモリ100はこのチップ選
択信号CEおよび書込み制御信号WEに従って、ローカ
ルバス160を介して標準バスインターフェイス部17
0より書込みコマンドとアドレスを受け取る。
【0048】フラッシュメモリ100は、書込みコマン
ドが入力されると、ライトバッファ140を介して書込
みデータを取り込む。この書込みデータは、入出力バッ
ファ39、入出力データ切替え回路20を介してセンス
ラッチ回路11に供給されて保持される。続いて、書込
み開始コマンドがフラッシュメモリ100に与えられる
ことにより、メモリセルに対するデータの書込み動作が
開始される。図7には、書込み動作時のメモリアレイ内
の各部の信号の波形が示されている。以下、この波形図
を参照しながら選択メモリセルに対する具体的な書込み
動作を説明する。
【0049】先ず、Yデコーダからのカラム選択信号に
よってオンされたカラムスイッチMOSFET Qyを
介して入出力切替え回路20から書込みデータが入力さ
れ対応するセンスラッチ回路SLのフリップフロップF
Fに保持される。すると、書込みデータ“1”を保持す
るフリップフロップFFは選択側(ここでは上側(U)
のメモリマットが選択されているものとする)のノード
Nuが0Vにされ、書込みデータ“0”を保持するフリ
ップフロップFFは選択側の入出力ノードNuが3Vに
される。なお、書込みデータ取込み時には、信号TR
U,TRDによりスイッチMOSFET Qtu,Qt
dはオフされてデータ線DLu,DLdとフリップフロ
ップFFとは切り離されているとともに、書込み開始前
にリセット信号RESUによりショート用MOSFET
Qrがオンされ、データ線DLu(DLdも同様)は
0Vにされている。
【0050】次に、信号PCUが3V程度に上げられ
る。すると、プリチャージMOSFET Qp1がオン
される。このときフリップフロップFFの選択側の入出
力側ノードがハイレベル(3V)であるデータ線はMO
SFET Qcがオンされることにより3V−Vthの
電位にプリチャージされるが、フリップフロップFFの
選択側の入出力側ノードがロウレベル(0V)であるデ
ータ線はMOSFETQcがオフされたままであるたる
プリチャージされず0Vのままとなる。
【0051】続いて、信号TRU,TRDがハイレベル
にされる。すると、スイッチMOSFET Qtu,Q
tdがオンされてデータ線DLu,DLdとフリップフ
ロップFFとが接続される。これによって、3V−Vt
hの電位までプリチャージされていたデータ線は3Vま
で電位が上昇するが、プリチャージされていなかった側
のデータ線は0Vを維持したままとなる。その後、フリ
ップフロップFFの電源電圧SLPが4Vまで引き上げ
られる。また、このときまでに選択ワード線には−13
Vのような負電圧が印加される。
【0052】すると、書込みデータ“0”を保持するフ
リップフロップFFは選択側の入出力ノードNuが4V
にされるため、それに接続されたデータ線の電位は4V
まで上昇し、選択ワード線(−13V)に接続されたメ
モリセルのゲート・ドレイン間に17V(=4V+13
V)の電圧が印加され、フローティングゲートから電荷
が引き抜かれてしきい値が下げられる。一方、書込みデ
ータ“1”を保持するフリップフロップFFは選択側の
入出力ノードNuは0Vのままであるため、それに接続
されたデータ線の電位は上昇せず、選択ワード線(−1
3V)に接続されたメモリセルのゲート・ドレイン間に
は13Vの電圧しか印加されないので、フローティング
ゲートから電荷が引き抜かれず、しきい値は高いままで
ある。
【0053】以上のようにして書込みが終了すると、ス
イッチMOSFET Qtu,Qtdがオフされてセン
スアンプSLが切り離された状態で、各データ線DLの
他端に設けられているショート用MOSFET Qrが
全てオンされることで、全てのデータ線の電位が接地電
位(0V)に落とされる。つまり、データ線がリセット
される。その後、書込みベリファイが行なわれる。書込
みベリファイは基本的にはデータの読出しであり、図6
の波形図を参照しながら説明した前述の読出し動作と同
様な手順に従って実行される。書込みベリファイが通常
の読出し動作と異なるのは、センスアンプSLのフリッ
プフロップFFに直前の状態が保持されたまま読出し動
作に入る点と、ワード線の電位が通常の読出し動作時よ
りも低くされる点と、ベリファイ読出し後に書込みデー
タ“0”に対応したすべてのメモリセルについて書込み
が終了したか判定を行ない、終了していないメモリセル
に関しては再度書込みが実行される点にある。
【0054】ベリファイ読出しは先ず選択マット側のプ
リチャージ信号PCUをハイレベル(1V+Vth)に
してプリチャージMOSFET Qp1をオンさせるこ
とで行なわれる。ここで、書込みデータ“1”に対応し
たセンスラッチ回路SLのフリップフロップFFの選択
マット側の入出力ノードNuはロウレベル(0V)にさ
れたままである。そのため、Qp1がオンされてもこれ
と直列のMOSFETQcはオフであるので、対応する
データ線はプリチャージチャージされない。
【0055】また、非選択マット側のプリチャージMO
SFET Qp2のゲートに0.5V+Vthの信号R
PCDが印加されることで非選択側のデータ線DLdは
0.5Vの電位にされる。従って、この状態でTRU,
TRDをハイレベルに変化させてスイッチMOSFET
Qtu,Qtdをオンさせてデータ線をセンスラッチ
のフリップフロップFFに接続させ、電源電圧SLPを
立ち上げてセンス動作させても選択マット側の入出力ノ
ードNuは再度ロウレベル(0V)になる。
【0056】一方、書込みデータ“0”に対応したセン
スラッチ回路SLのフリップフロップFFの選択マット
側の入出力ノードNuはハイレベル(4V)である。そ
のため、信号PCUをハイレベル(1V+Vth)にし
てプリチャージMOSFETQp1をオンさせるとこれ
と直列のMOSFET Qcはオンされるので、対応す
るデータ線は1Vにプリチャージチャージされる。ま
た、非選択マット側のプリチャージMOSFET Qp
2のゲートに0.5V+Vthの信号RPCDが印加さ
れることで非選択側のデータ線DLdは0.5Vの電位
にされる。このとき、選択されたメモリセルのしきい値
が未書込みすなわち高い状態にあるとメモリセルはオン
されないため、この状態でTRU,TRDをハイレベル
に変化させてスイッチMOSFET Qtu,Qtdを
オンさせてデータ線をセンスラッチのフリップフロップ
FFに接続させ、電源電圧SLPを立ち上げてセンス動
作させると、選択マット側の入出力ノードNuは再度ハ
イレベル(4V)になる。
【0057】これに対し、選択されたメモリセルのしき
い値が書込み終了すなわち低い状態にあるとメモリセル
はオンされ、データ線がメモリセルを介してディスチャ
ージされるため、この状態で信号TRU,TRDをハイ
レベルに変化させてスイッチMOSFET Qtu,Q
tdをオンさせてデータ線をセンスラッチのフリップフ
ロップFFに接続させ、電源電圧SLPを立ち上げてセ
ンス動作させると、選択マット側の入出力ノードNuは
ロウレベル(0V)に反転する。
【0058】このようにして、一旦センスラッチ回路S
LのフリップフロップFFの選択マット側の入出力ノー
ドNuがロウレベル(0V)になると、書込みデータ
“1”に対応したセンスラッチ回路SLのフリップフロ
ップFFの選択マット側の入出力ノードと同じ状態にな
るので、次にこのフリップフロップFFのデータを使用
して前述のような書込み動作を行なってもメモリセルの
フローティングゲートから電荷が引き抜かれず、しきい
値はそれ以上下がらないようになる。
【0059】また、一旦センスラッチ回路SLのフリッ
プフロップFFの選択マット側の入出力ノードNuがロ
ウレベル(0V)になると、ベリファイ時に選択マット
側のプリチャージ信号PCUをハイレベル(1V+Vt
h)にしてプリチャージMOSFET Qp1をオンさ
せてもこれと直列のMOSFET Qcはオフであるの
で、対応するデータ線はプリチャージチャージされな
い。また、非選択マット側のプリチャージMOSFET
Qp2のゲートに0.5V+Vthの信号RPCDが
印加されることで非選択側のデータ線DLdは0.5V
の電位にされる。従って、この状態でTRU,TRDを
ハイレベルに変化させてスイッチMOSFET Qt
u,Qtdをオンさせてデータ線をセンスラッチのフリ
ップフロップFFに接続させ、電源電圧SLPを立ち上
げてセンス動作させても選択マット側の入出力ノードN
uは再度ロウレベル(0V)になる。
【0060】次に、書込みの終了判定について説明す
る。前述したように、上記各センスラッチ回路SLのフ
リップフロップFFの入出力ノードNu,Ndにはそれ
ぞれソースが接地点に接続されたオール“0”判定用の
MOSFET Qaのゲートが接続されており、フリッ
プフロップFFの選択マット側の入出力ノードがハイレ
ベルであると対応するMOSFET Qaがオンされて
電流が流れる。全てのMOSFET Qaのドレイン
は、共通結合されて図8に示すような書込み終了判定回
路15に接続されている。
【0061】そして、複数のセンスアンプSLのうち1
つでもフリップフロップFFの選択側マットの入出力ノ
ードがハイレベルであると対応するMOSFET Qa
がオンされて電流が流れるため、書込み終了判定回路1
5からハイレベルの信号NGが出力されるとともに、全
てのセンスアンプSLのフリップフロップFFの選択側
マットの入出力ノードがロウレベルになると書込み終了
判定回路15の出力信号NGがロウレベルになるように
構成されている。これによって、例えば書込み終了判定
回路15からの信号NGを受ける制御回路32は、書込
みが完了したことを知り、書込みモードを終了すること
ができる。
【0062】ここで、図8に示されている書込み終了判
定回路15についてより詳細に説明する。
【0063】図8に示されている書込み終了判定回路1
5は、データ線にそれぞれゲート端子が接続された前記
判定用MOSFET Qaの共通ドレイン端子がゲート
端子に接続された電圧―電流変換用のnチャネルMOS
FET Q1と、電源電圧Vccと接地点との間にMO
SFET Q1と直列形態に接続されたpチャネルMO
SFET Q2,Q3と、Q1とQ2との接続ノードn
1にゲート端子が接続されたMOSFET Q4と、Q
1とQ2との接続ノードn2にゲート端子が接続された
MOSFET Q5と、該MOSFET Q5と直列形
態をなすpチャネルMOSFET Q6と、Q5とQ6
の接続ノードn3に接続された出力用のインバータIN
Vなどから構成されている。
【0064】そして、上記MOSFET Q4とQ5は
ソース端子が共通接続されて上記MOSFET Qaの
共通ドレイン端子に接続されている。また、MOSFE
TQ2とQ6はそのゲート端子に電源電圧Vccが印加
されることにより常時オン状態とされ抵抗素子として機
能するようにされている。さらに、上記ノードn1およ
びn2と接地点との間には、それぞれゲート端子に回路
の活性化信号/SETが印加されたnチャネルMOSF
ET Q7,Q8が接続されている。上記活性化信号/
SETは、上記pチャネルMOSFET Q3のゲート
端子にも入力されており、/SETがハイレベルである
とMOSFET Q3がオフ状態とされ、検出用のMO
SFET Q1のドレイン電流が遮断される書込み終了
判定回路15は非活性化される。また、このときnチャ
ネルMOSFET Q7,Q8はオン状態とされるた
め、ノードn1,n2は接地電位にされ、MOSFET
Q4,Q5がオフされる。これによって、出力インバー
タINVはロウレベルの信号NGを出力する。
【0065】一方、上記活性化信号/SETがロウレベ
ルになると、MOSFET Q3がオンされ、検出用の
MOSFET Q1にドレイン電流が流されるようにな
るため書込み終了判定回路15は非活性化される。ま
た、このときnチャネルMOSFET Q7,Q8はオ
フ状態とされるため、ノードn1,n2はQ1〜Q3に
流れる電流に応じた電位にされる。従って、このときメ
モリマット内のいずれか1つ以上のセンスアンプ回路S
L内のフリップフロップFFの選択側マットの入出力ノ
ードの電位がハイレベルであればQ4,Q5にドレイン
電流が流れようとし、検出用のMOSFET Q1のゲ
ート電圧が下がってQ1〜Q3の貫通電流が減少してノ
ードn2の電位が上がり、MOSFET Q5のドレイ
ン電流が増加する。これによって、ノードn3の電位が
下がり、出力インバータINVはハイレベルの信号NG
を出力する。
【0066】これに対し、書込み終了判定回路15が活
性化されたときにメモリマット内の全てのセンスアンプ
回路SL内のフリップフロップFFの選択側マットの入
出力ノードの電位がロウレベルであればQ4,Q5には
ドレイン電流が流れないため、検出用のMOSFET
Q1のゲート電圧が上がってQ1〜Q3の貫通電流が増
加してノードn2の電位が下がり、MOSFET Q5
のドレイン電流が減少する。これによって、ノードn3
の電位が上がり、出力インバータINVはロウレベルの
信号NGを出力する。つまり、全てのメモリセルに対す
る書込みが終了すると、書込み終了判定回路15の出力
信号NGがロウレベルに変化されることとなる。
【0067】(3)消去動作(erase) 次に、本実施例のフラッシュメモリの消去動作を説明す
る。メモリセルの消去は、標準バス150より標準バス
インターフェイス部170を介してフラッシュメモリ1
00に対して消去コマンドとアドレスが入力されること
により開始される。複数のワードにわたって消去を行な
う場合にはアドレスはアドレス制御系回路40が自動的
に発生するように構成されている。
【0068】消去動作の手順は、基本的には書込みとほ
ぼ同様であり、メモリセルに印加される電圧が書込み時
とはほぼ逆なる。すなわち、選択ワード線を介してメモ
リセルのコントロールゲートに16Vのような電圧が印
加され、ローカルソース線LSLおよびローカルドレイ
ン線DLDを介してメモリセルのソースおよびドレイン
に0Vのような低い電圧が印加されることにより、フロ
ーティングゲートに電荷が注入され、ワード線を共通に
する全てのメモリセルのしきい値が同時に高い状態にさ
れる。
【0069】消去動作においても所定時間の消去電圧印
加後にベリファイ動作が行なわれる。この消去ベリファ
イは基本的にはデータの読出しであり、図6の波形図を
参照しながら説明した前述の読出し動作と同様な手順に
従って実行される。消去ベリファイが通常の読出し動作
と異なるのは、ワード線の電位が通常の読出し動作時よ
りも低くされる点と、ベリファイ読出し後にすべてのメ
モリセルについて消去が終了したか判定を行ない、終了
していないメモリセルに関しては再度消去が実行される
点にある。
【0070】消去が終了したメモリセルのデータ線DL
はベリファイ読出し後にハイレベルになるのに対し、消
去が終了していないメモリセルのデータ線DLはベリフ
ァイ読出し後にロウレベルになる。従って、データ線の
電位をセンスラッチ回路SLで増幅した直後はフリップ
フロップFFの選択マット側の入出力ノードはハイレベ
ルとなり非選択マット側の入出力ノードはロウレベルと
なる。そこで、この実施例では、非選択マット側の書込
み終了判定回路15を使用して消去の完了を判定するよ
うにしている。
【0071】すなわち、選択ワード線に接続されている
全てのメモリセルの消去が終了すると、ベリファイ後に
フリップフロップFFの非選択マット側の入出力ノード
は全てロウレベルになり、これらのノードに接続されて
いる判定用のMOSFETQaは全てオフ状態になるの
で、非選択マット側の書込み終了判定回路15の出力信
号NGは、図8の説明で述べたように、ロウレベルにな
るため、制御回路32は消去が完了したことを知ること
ができる。
【0072】メモリセルのしきい値を低くする動作(こ
の実施例では書込み)においては、高電圧を印加する時
間が長すぎるとしきい値が下がりすぎてワード線が非選
択レベル(0V)でもオンされてしまういわゆるデプリ
ート不良が発生するので、1回の書込み時間をあまり長
くすることができない。これに対し、しきい値を高くす
る動作は多少高くなりすぎても特に2値のフラッシュメ
モリでは支障はないので、書込み動作のときのように、
消去未終了のメモリセルに対してのみ高電圧を選択的に
印加する必要はなく、全てのメモリセルに再度消去電圧
を印加することができる。ただし、後述のセンスアンプ
の保持データ反転動作機能を用いて消去未終了のメモリ
セルに対してのみ再度高電圧を選択的に印加することも
可能である。
【0073】(4)リフレッシュ動作 次に、図10および図11のフローチャート並びに図1
2および図13の波形図を用いて本実施例のフラッシュ
メモリのリフレッシュ動作について説明する。リフレッ
シュは標準バス150より標準バスインターフェイス部
170を介してフラッシュメモリ100に対してリフレ
ッシュコマンドが入力されることにより開始される。リ
フレッシュには、全メモリセルを対象とするものと、ア
ドレス範囲を指定した一部のメモリセルを対象とするも
のの2つが用意されている。
【0074】全メモリセルを対象とするリフレッシュの
場合には、図9(A)に示すようにリフレッシュコマン
ド(チップ)が入力されることにより開始される。アド
レスはアドレス制御系回路40が自動的に発生するよう
に構成されている。一方、一部のメモリセルを対象とす
るリフレッシュの場合には、図9(B)に示すように、
リフレッシュコマンドに続いて開始アドレスと終了アド
レスとが入力されることにより開始される。この場合に
も中間のアドレスは、アドレス制御系回路40により自
動的に発生される。上記2種類のリフレッシュは、コマ
ンドコードを代えることで区別しても良いし、図9
(B)に示すように、コマンド入力後に書込み制御信号
/WEを変化させることで区別するようにしてもよい。
【0075】リフレッシュコマンドが入力されると図9
に示されているフローに従った制御が制御回路32によ
って開始される。先ず最初のワード線の電位が立ち上が
り、データの読出しが行なわれる(ステップS1)。こ
のときのワード線の選択レベルは通常の読出し時のレベ
ルVRWよりも少し高いVRW(h)である。リフレッ
シュ時の読出しの手順は、図6を用いて説明した前述の
通常読出し動作とほぼ同じで、プリチャージ方式であ
る。ただし、読み出されたデータはセンスラッチ回路S
Lに保持されたままで、外部には出力されない。
【0076】ここで、選択されたメモリセルのしきい値
がVRW(h)よりも高かった場合にはデータ線はハイ
レベルのままであり、センスラッチ回路SLのフリップ
フロップFFの選択マット側の入出力ノードNuまたは
Ndはハイレベルを保持する。一方、選択されたメモリ
セルのしきい値がVRW(h)よりも低かった場合には
データ線はロウレベルに変化し、センスラッチ回路SL
のフリップフロップFFの選択マット側の入出力ノード
NuまたはNdはロウレベルを保持することとなる。つ
まり、図1(A)においてしきい値範囲M3にあるメモ
リセルに接続されたデータ線はハイレベルであり、しき
い値範囲M1およびM2にあるメモリセルに接続された
データ線はロウレベルとなる。以下、上側(U側)のメ
モリマットが選択される場合について説明する。
【0077】次に、センスラッチ回路SLにおいて、フ
リップフロップFFの保持データの反転が行なわれる
(ステップS2)。図12(A)にはこのデータ反転時
におけるデータ“1”の反転の様子が、また図12
(B)にはデータ“0”の反転の様子が示されている。
データ反転は、先ず信号TRU,TRDをロウレベルに
してスイッチMOSFET Qtu,Qtdをオフさせ
た状態で、選択マット側の信号RPCUを1V+Vth
に立ち上げてプリチャージMOSFET Qp2をオン
させてデータ線DLuを1Vにプリチャージした後、信
号PCUを立ち上げてMOSFET Qp1をオンさせ
る。
【0078】すると、フリップフロップFFの保持デー
タに応じて選択マット側の入出力ノードNuがハイレベ
ル(保持データ“1”)のときはMOSFET Qcが
オンされ、選択マット側の入出力ノードNuがロウレベ
ル(保持データ“0”)のときはMOSFET Qcが
オフされる。しかもこのときMOSFET Qcのドレ
イン側の電源供給端子UPCには通常の読出しおよびス
テップS1での読出し時のVccの代わりにVssが供
給されている。そのため、オンされたMOSFET Q
cに対応されたデータ線はVssにディスチャージされ
る。また、オフされたMOSFET Qcに対応された
データ線はディスチャージされずにプリチャージレベル
である1Vを保持する。
【0079】次に、電源電圧SLPを立ち下げてフリッ
プフロップFFを非活性化させるとともに、信号PCU
を立ち下げてMOSFET Qp1をオフさせた後、非
選択マット側の信号RPCDを0.5V+Vthに立ち
上げてMOSFET Qp2をオンさせ、非選択マット
側のデータ線DLdを0.5Vにプリチャージさせる。
その後、信号TRU,TRDをハイレベルにしてスイッ
チMOSFET Qtu,Qtdをオンさせてデータ線
DLu,DLdのレベルをフリップフロップFFの入出
力ノードNu,Ndに伝達し、電源電圧SLPを立ち上
げてフリップフロップFFを活性化させる。すると、デ
ータ線のレベル差が増幅されてフリップフロップFFの
入出力ノードNu,Ndの電位は反転動作前と逆の電位
関係となる。
【0080】上記ステップS2の反転動作が終了する
と、反転されたデータを使用したデータ線の選択プリチ
ャージ(ステップS3)とそれに続いて読出し(ステッ
プS4)が行なわれる。このステップS4での読出し時
のワード線の選択レベルは通常の読出し時のレベルVR
Wよりも少し低いVRW(l)である。また、ステップ
S3のプリチャージの際にはMOSFET Qcのドレ
イン側の電源供給端子UPCに通常の読出し時と同じ電
源電圧Vccが供給される。
【0081】図13(A)にはこの選択プリチャージ時
における選択マット側の入出力ノードNuがハイレベル
であるものに対応したデータ線の変化の様子が、また図
13(B)には選択マット側の入出力ノードNuがハイ
レベルであるものに対応したデータ線の変化の様子が示
されている。選択プリチャージは、先ず信号TRU,T
RDをロウレベルにしてスイッチMOSFET Qt
u,Qtdをオフさせた状態で、選択マット側の信号P
CUを1V+Vthに立ち上げてMOSFETQp1を
オンさせるとともに、非選択マット側の信号RPCDを
0.5V+Vthに立ち上げてMOSFET Qp2を
オンさせ、非選択マット側のデータ線DLdを0.5V
にプリチャージさせる。
【0082】すると、フリップフロップFFの保持デー
タに応じて選択マット側の入出力ノードNuがハイレベ
ル(保持データ“1”)のときはMOSFET Qcが
オンされ、選択マット側の入出力ノードNuがロウレベ
ル(保持データ“0”)のときはMOSFET Qcが
オフされる。しかもこのときMOSFET Qcのドレ
イン側の電源供給端子UPCにはVccが供給されてい
るため、オンされたMOSFET Qcに対応されたデ
ータ線は1Vにプリチャージされる。また、オフされた
MOSFET Qcに対応されたデータ線はプリチャー
ジされずに0Vを保持する。
【0083】次に、電源電圧SLPを立ち下げてフリッ
プフロップFFを非活性化させるとともに、ワード線を
立ち上げる。すると、プリチャージされたデータ線に接
続されかつ選択されたメモリセルのしきい値がVRW
(l)よりも高かった場合にはデータ線はハイレベルの
ままであり、選択されたメモリセルのしきい値がVRW
(l)よりも低かった場合にはデータ線はロウレベルに
変化する。また、選択ワード線に接続されたメモリセル
であってもステップS3の選択プリチャージでプリチャ
ージされなかったデータ線は、それに接続されているメ
モリセルのしきい値のいかんにかかわらず電位は0Vの
ままである。
【0084】その後、信号TRU,TRDをハイレベル
にしてスイッチMOSFET Qtu,Qtdをオンさ
せてデータ線DLu,DLdのレベルをフリップフロッ
プFFの入出力ノードNu,Ndに伝達し、電源電圧S
LPを立ち上げてフリップフロップFFを活性化させ
る。すると、データ線のレベル差が増幅されてフリップ
フロップFFの入出力ノードNu,Ndの電位はデータ
線のレベルに応じた電位となり、信号TRU,TRDを
ロウレベルに変化させてスイッチMOSFETQtu,
Qtdをオフさせることで、フリップフロップFFの入
出力ノードNu,Ndの電位が保持される。
【0085】上記のようにして通常の読出し時より高い
VRW(h)で読み出したデータを反転して選択プリチ
ャージを行なった後、通常の読出し時より低いVRW
(l)で読み出しを行なうと、最後にセンスラッチ回路
SLのフリップフロップFFの選択マット側の入出力ノ
ードNuにハイレベルが保持されているメモリセルは、
図1(A)においてしきい値範囲M2にあるメモリセル
のみとなる。
【0086】そこで、次に、センスラッチ回路SLのフ
リップフロップFFの選択マット側の入出力ノードNu
にハイレベルが保持されているものがあるか否かを調べ
ることで、リフレッシュが必要な、図1(A)において
しきい値範囲M2にあるメモリセルの有無を判定する
(ステップS5)。なお、この判定は、図8の判定回路
を利用することにより容易に実行することができる。す
なわち、前述したように、図8の回路はデータ読出し動
作後にフリップフロップFFの選択マット側の入出力ノ
ードNuにハイレベルが保持されているものが1つでも
あると回路の出力信号NGがハイレベルになるため、信
号NGを監視することでリフレッシュが必要なメモリセ
ルがあるか否か判定することができる。
【0087】ステップS5でリフレッシュが必要なメモ
リセルがないと判定されると次にワード線についてステ
ップS1〜S5の動作を繰り返し、リフレッシュが必要
なメモリセルがある判定されると次のステップS6へ移
行してリフレッシュ動作を行なう。このリフレッシュ動
作は図11に示されている手順に従って行なわれる。
【0088】先ずステップS61でリフレッシュを要す
るメモリセルの読出しをワード線単位で行なう。この読
出しは、図6を用いて説明した前述の通常読出し動作と
ほぼ同じで、プリチャージ方式である。ただし、読み出
されたデータはセンスラッチ回路SLに保持されたまま
で、外部には出力されない。この読出し動作によって、
しきい値が低いメモリセルから読み出されたデータを保
持するセンスラッチ回路SLの保持データは“1”すな
わちフリップフロップFFの選択マット側の入出力ノー
ドはロウレベルにされ、しきい値が低いメモリセルから
読み出されたデータを保持するセンスラッチ回路SLの
フリップフロップFFの選択マット側の入出力ノードは
ハイレベルにされる。
【0089】次に、当該ワード線に接続されているすべ
てメモリセルのしきい値を高くする消去動作を行なう
(ステップS62)。消去動作は、特に制限されない
が、スイッチMOSFET Qtuをオフさせた状態
で、選択ワード線を介してメモリセルのコントロールゲ
ートに16Vのような電圧を印加するとともに、ローカ
ルソース線LSLおよびローカルドレイン線DLDを介
してメモリセルのソースおよびドレインに0Vのような
低い電圧を印加することにより、フローティングゲート
に電荷を注入して、ワード線を共通にする全てのメモリ
セルのしきい値を同時に高い状態に移行させる。
【0090】その後、ステップS61の読出しでセンス
ラッチ回路SLに保持されているデータを用いてメモリ
セルへのデータの書戻しを行なうが、しきい値を下げよ
うとするメモリセルのコントロールゲートにはワード線
WLを介して−13Vを印加しドレインにはデータ線D
Lを介して4Vのような電圧を印加する必要がある。と
ころが、消去前にしきい値が低い状態にあったメモリセ
ルから読み出されたデータを保持するセンスラッチ回路
SLのフリップフロップFFの選択マット側入出力ノー
ドにはロウレベルが保持されており、これを用いて前述
の書込みシーケンスを利用して書込みを行なおうとする
と、通常の書込み時とはデータの“1”,“0”が逆で
ある。
【0091】そこで、この実施例では、書き戻し前にセ
ンスラッチ回路SLに保持されているデータの反転を行
なう(ステップS63)。このデータ反転は、図10の
フローチャートのステップS2で説明したデータ反転動
作と同一の手順に従って行なうことができる。また、こ
のデータ反転は、ステップS62の消去動作の前に行な
っておくようにすることも可能である。
【0092】上記データ反転終了後は、その時点でセン
スラッチ回路SLのフリップフロップFFに保持されて
いるデータを用いて書込み動作(ステップS64)を行
なってから書込みベリファイ(ステップS65)および
書込み終了判定(ステップS66)を行なう。この書込
み動作、書込みベリファイおよび書込み終了判定動作
は、図7を用いて説明した前述の通常書込み動作と同じ
であるので、説明は省略する。
【0093】上記リフレッシュ動作を実行することによ
り、図1(A)において、しきい値がM2の範囲に入っ
てしまったメモリセルのしきい値を元の正常なしきい値
範囲M1またはM3に戻してやることができる。ただ
し、しきい値がM2の範囲に入ってしまったメモリセル
であっても通常の読出しレベルVWRを超えてしまうよ
うな大きなしきい値の変化があったものは正常に書き戻
すことができないので、例えばシステムの電源投入時に
必ずリフレッシュを行なうなど、上記のような大きなし
きい値変化が生じる前にリフレッシュを行なうようにす
ると良い。
【0094】また、上記リフレッシュは書き換え動作で
あるので、リフレッシュを行なわない従来のフラッシュ
メモリに比べてデータの書き換え回数が増加することと
なる。従って、リフレッシュ機能を持たせることで、書
換え耐性が同一ならば見かけ上の書き換え可能回数が低
下することとなるので、リフレッシュ回数の管理も必要
となると考えられる。そこで、各ワード線毎に通常のメ
モリセルとは別個にリフレッシュが行なわれたことを示
すビットもしくはリフレッシュ回数ないしは書込み回数
を記憶する領域を設けるようにしても良い。
【0095】図14には本発明を適用した多値フラッシ
ュメモリの実施例を示す。この実施例においては、マッ
トの外側すなわちマットMAT−U,MAT−Dを挟ん
でセンスラッチ列11と反対側にそれぞれ読出しデータ
を一時保持するためのデータラッチ回路12a,12b
が配置されている。また、この実施例のフラッシュメモ
リにおいては、入出力データの変換を行なう演算機能が
入出力データ切替え回路20に設けられている。
【0096】表2には、1つのメモリセルに2ビット
(4値)のデータを記憶させる場合の上記入出力データ
切替え回路20におけるデータ変換例を示す。
【0097】
【表2】 表2に示されているように、書込みデータ“01”は3
ビットのデータ“010”に変換され、書込みデータ
“00”は3ビットのデータ“100”に変換され、書
込みデータ“10”は3ビットのデータ“001”に変
換され、書込みデータ“11”は3ビットのデータ“0
00”に変換される。そして、変換後“1”に相当する
ビットに対応するメモリセルにのみ書込み(しきい値の
スライド)がなされ、変換後“0”に相当するビットに
対応するメモリセルには書込みがなされないこととな
る。このようなデータ変換を行なうとともに以下のよう
なデータの転送制御を行なうことで、図3のような構成
を有するセンスラッチ回路SLを用いて効率よく書込み
を行なうことができる。
【0098】外部端子I/O0及びI/O1を介して上
記入出力データ切替え回路20に最初に入力された8ビ
ットの書込みデータは3ビットのデータに変換される。
変換されたデータはメモリアレイ10の両端(図では上
と下)に配置されているデータラッチ列12a,12b
とメモリアレイの中央に配置されているセンスラッチ列
11(前記SLに相当)の1番目のラッチ回路にそれぞ
れ転送され、保持される。また、外部端子I/O2及び
I/O3を介して供給された書込みデータもまた3ビッ
トのデータに変換され、メモリアレイ10の両端(図で
は上と下)に配置されているデータラッチ列12a,1
2bとメモリアレイの中央に配置されているセンスラッ
チ回路11の2番目のラッチ回路にそれぞれ転送され、
保持される。
【0099】以下同様に、外部端子I/O4及びI/O
5を介して供給された書込みデータもまた3ビットのデ
ータに変換され、データラッチ列12a,12bセンス
ラッチ列11の3番目のラッチ回路にそれぞれ転送さ
れ、保持される。外部端子I/O6及びI/O7を介し
て供給された書込みデータもまた3ビットのデータに変
換され、データラッチ列12a,12bとセンスラッチ
列11の4番目のラッチ回路にそれぞれ転送され、保持
される。次に入力された8ビットの書込みデータは、入
出力データ切替え回路20で変換されてデータラッチ回
路12a,12bとセンスラッチ回路11の5〜8番目
のビットにそれぞれ転送され、保持される。
【0100】上記動作を繰り返してデータラッチ列12
a,12bとセンスラッチ列11の全てのラッチ回路に
データが格納された時点で、メモリ内部に設けられてい
る制御回路32が書込みシーケンスを起動して、最初に
センスラッチ列11に保持されているデータ、次にデー
タラッチ列12aのデータ、その後に12bのデータの
順で書込みを実行する。この場合、データラッチ列12
a,12bのデータは一旦センスラッチ列11に転送さ
れてから書込みが行なわれる。なお、制御回路は外部の
CPU等から入力されるコマンドに従って制御を行なう
ように構成されている。これによって、1つのメモリセ
ルに2ビット(4値)を記憶させることができる。
【0101】さらに、本発明は、上記1ビット(2値)
または2ビット(4値)のほかに、3ビット以上のデー
タを1つのメモリセルに記憶させるようにした多値メモ
リにも適用することができる。表3に、1つのメモリセ
ルに記憶させるビット数と各メモリセルのしきい値に対
応される変換データとの関係の一例が示されている。
【0102】
【表3】 また、図15には、多値記憶方式におけるMOSFET
型記憶素子のゲート・ソース間電圧Vgsとドレイン電
流Idsとの関係が設定されるしきい値ごとに示されて
いる。同図より、図に示すVRE1,VRW2,……V
RWiのようにワード線の読出しレベルを設定して読出
しを行なうことにより、一定の判定電流レベルでデータ
線に流れる電流を判定するだけで選択メモリセルのしき
い値を識別することができることが分かる。
【0103】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例では、図16(c)のように、ローカルデータ
線LDLとローカルソース線LSLとの間に複数の不揮
発性素子からなるメモリセルMC1〜MCnが並列に接
続されて、ローカルデータ線LDLは選択MOSFET
Qs1を介してデータ線DLに、またローカルソース
線LSLは選択MOSFET Qs2を介して接地電位
のような低電圧端子に接続された構成を有するメモリマ
ットに適用した場合について説明したが、メモリマット
は、図16(a)のようにデータ線DLと共通ソース線
SLとの間に複数のメモリセルMC1〜MCnが並列に
接続され基体(ウェル)にVBBが印加されたものや、
図16(b)のように、選択MOSFET Qs1とQ
s2を介してデータ線DLと接地電位のような低電圧端
子との間に複数のメモリセルMC1〜MCnが直列に接
続されたものにも適用することが可能である。
【0104】さらに、各メモリセルに対する書込み方式
も、実施例のように、一旦消去を行なってしきい値を高
くした後に書込みパルスでしきい値を下げる方式に限定
されず、書込みパルスでしきい値を高くする方式等であ
っても良い。また、実施例では、データ“0”を保持す
るセンスラッチ回路に対応するメモリセルに書込みを行
なってしきい値を変化させているが、データ“1”を保
持するセンスラッチ回路に対応するメモリセルに書込み
を行なってしきい値を変化させるようにしても良い。
【0105】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である一括消
去型の不揮発性メモリであるフラッシュメモリに適用し
た場合について説明したが、この発明はそれに限定され
るものでなく、フローティングゲートを有するMOSF
ETを記憶素子とする不揮発性記憶装置一般さらには複
数のしきい値を有するメモリセルを備えた半導体装置に
広く利用することができる。
【0106】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0107】すなわち、この発明は、ディスターブやリ
テンションによる記憶データの破壊が生じにくい不揮発
性半導体記憶装置を得ることができる。
【0108】また、この発明は、リフレッシュに要する
時間が短い不揮発性半導体記憶装置を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】2値と4値の不揮発性記憶素子のしきい値の分
布を示す説明図である。
【図2】メモリアレイの具体例を示す回路図である。
【図3】センスラッチ回路の具体例を示す回路図であ
る。
【図4】本発明を適用した2値フラッシュメモリの一実
施例の概略を示す全体ブロック図である。
【図5】本発明を適用下フラッシュメモリの応用システ
ムの一例を示すブロック図である。
【図6】実施例のフラッシュメモリのデータ読出し時の
タイミングを示す波形図である。
【図7】実施例のフラッシュメモリのデータ書込み時の
タイミングを示す波形図である。
【図8】実施例のフラッシュメモリにおける書込み終了
判定回路の一実施例を示す回路図である。
【図9】実施例のフラッシュメモリのコマンド入力タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図10】実施例のフラッシュメモリにおけるリフレッ
シュ動作時のリフレッシュの要否の判定の手順の一例を
示すフローチャートである。
【図11】実施例のフラッシュメモリにおけるリフレッ
シュ動作の手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】リフレッシュ動作時のセンスラッチ回路の保
持データの反転動作のタイミングを示す波形図。
【図13】リフレッシュ動作時のデータ線の選択プリチ
ャージ動作のタイミングを示す波形図。
【図14】本発明を適用可能な多値フラッシュメモリの
一実施例の概略を示す全体ブロック図である。
【図15】4値のフラッシュメモリにおけるメモリセル
を構成するMOSFETのゲート・ソース間電圧とドレ
イン電流との関係を示す特性図である。
【図16】本発明を適用可能なフラッシュメモリのメモ
リセル列の他の構成例を示す回路図である。
【図17】実施例のフラッシュメモリに使用されるメモ
リセルの構造およびデータ書込み時の電圧状態を示す模
式図である。
【図18】実施例のフラッシュメモリに使用されるメモ
リセルの消去時の電圧状態を示す模式図である。
【符号の説明】
10 メモリアレイ 11 センスラッチ列 12a,12b データラッチ列 13 X系アドレスデコーダ 14 ワードドライブ回路 20 データ変換回路 21 バッファ部 22 データ変換部 32 制御回路 SL センスラッチ回路 DL データ線 WL ワード線 MC メモリセル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 しきい値が2以上の状態をとることによ
    り1ビット以上のデータを記憶する複数の記憶素子がマ
    トリックス状に配置されるとともに、同一列の複数の記
    憶素子のドレインが接続されたデータ線毎にラッチ回路
    が設けられ、該ラッチ回路は対応するデータ線と接続・
    切断可能に構成された不揮発性半導体記憶装置におい
    て、同一ワード線に接続された同一行の複数の記憶素子
    のコントロールゲートに通常読出しレベルよりも所定量
    高いレベルと所定量低いレベルの電圧を印加してそれぞ
    れデータの読出しを行なって、上記2つのレベル間にし
    きい値のある記憶素子を検出し該記憶素子のデータをワ
    ード線単位で書き戻すようにしたことを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置のリフレッシュ方法。
  2. 【請求項2】 上記通常読出しレベルよりも所定量高い
    レベルを用いた読出しによって得られたデータの反転デ
    ータと上記通常読出しレベルよりも所定量低いレベルを
    用いた読出しによって得られたデータの論理和をとって
    上記2つのレベル間にしきい値のある記憶素子を検出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記
    憶装置のリフレッシュ方法。
  3. 【請求項3】 上記複数のデータ線にはそれぞれ対応す
    るラッチ回路の保持データに応じて選択的に当該データ
    線をプリチャージ可能なプリチャージ手段が結合され、
    上記通常読出しレベルよりも所定量高いレベルを用いた
    読出しによって上記ラッチ回路に保持されたデータを上
    記プリチャージ手段を用いて対応するデータ線に反転転
    写して上記ラッチ回路に取り込んでデータを反転し、該
    反転データを用いて上記プリチャージ手段を駆動してデ
    ータ線をプリチャージした後、上記通常読出しレベルよ
    りも所定量低いレベルの電圧を印加してそれぞれデータ
    の読出しを行なって、上記2つのレベル間にしきい値の
    ある記憶素子を検出することを特徴とする請求項2に記
    載の不揮発性半導体記憶装置のリフレッシュ方法。
  4. 【請求項4】 上記記憶素子は第1と第2の2つのしき
    い値状態をとることにより1ビットのデータを記憶する
    記憶素子であり、上記2つのレベル間にしきい値のある
    記憶素子が検出された場合に、上記通常読出しレベルを
    用いた読出しによって得られたデータを上記ラッチ回路
    に保持しておいて、当該ワード線に接続されているすべ
    て記憶素子のしきい値を第1のしきい値の方向へ変化さ
    せた後、上記ラッチ回路に保持されているデータを用い
    て対応する記憶素子のしきい値を第2のしきい値の方向
    へ変化させるようにしたことを特徴とする請求項1、2
    または3に記載の不揮発性半導体記憶装置のリフレッシ
    ュ方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4に記載の方法
    に従って、上記ラッチ回路および上記プリチャージ手段
    を制御してデータの書き戻しを行なわせる制御回路を内
    蔵してなることを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記制御回路は外部から所定のコマンド
    コードが入力されたときに請求項1、2、3または4に
    記載の方法に従った記憶素子の書き戻しを開始すること
    を特徴とする請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001076496A (ja) * 1999-09-02 2001-03-23 Fujitsu Ltd 不揮発性メモリのデータ化け防止回路およびその方法
JP2009032347A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Mega Chips Corp 不揮発性半導体記憶装置
JP2010533929A (ja) * 2007-07-19 2010-10-28 マイクロン テクノロジー, インク. 疲労状態に基づく不揮発性メモリセルのリフレッシュ
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JP2016115354A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 インフィネオン テクノロジーズ アーゲーInfineon Technologies Ag 不揮発性メモリのリフレッシュ

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