JP2000172991A - 車載型車両誘導装置及び通信サーバシステム並びに運送車両誘導システム - Google Patents

車載型車両誘導装置及び通信サーバシステム並びに運送車両誘導システム

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JP2000172991A
JP2000172991A JP10350048A JP35004898A JP2000172991A JP 2000172991 A JP2000172991 A JP 2000172991A JP 10350048 A JP10350048 A JP 10350048A JP 35004898 A JP35004898 A JP 35004898A JP 2000172991 A JP2000172991 A JP 2000172991A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運送用の複数の車両から通信サーバシステム
へ正確な現在位置情報を送信させて通信サーバシステム
で適切な配車が行えると共に、各車両のナビゲーション
システムに通信サーバシステムから配車情報を自動的に
送り込み、運転者の入力を不要にして運送作業を効率化
する運送車両誘導システムを提供する。 【解決手段】 現在位置を地図と共に示すナビゲーショ
ンシステム10、及び外部に対し情報を送受信する車両
通信手段20がそれぞれ車両50に配設されると共に、
配車基地としての通信サーバシステム30が設けられ、
通信サーバシステム30が配車情報を各車両50に送信
し、ナビゲーションシステム10が配車情報を自動的に
取得して経路情報を表示することから、ナビゲーション
システム10への入力操作が不要となり、運転者の作業
負担を軽減し、且つ運転者に対し操作方法等の教育・指
導が不要となってコスト削減が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動中の車両を目
的地まで誘導する車載型車両誘導装置、及び車両に目的
地等の情報を与える通信サーバシステム、並びにこれら
を用いて運送作業で移動中の車両をスムーズ且つ迅速に
目的地まで誘導できる運送車両誘導システムに関する。
【0002】
【従来の技術】荷物の集荷、配送を行う運送業で用いら
れる運送用の車両には、近年、担当地域の地理に精通し
ていなくても正確且つ短時間で集配が行えるよう、車両
の運転者に位置情報及び目的地までの経路情報を走行中
提示して目的地へ正確且つ短時間に誘導するナビゲーシ
ョンシステムが搭載されるようになっている。
【0003】このナビゲーションシステムは、車両の現
在位置を測定する測位手段として主にGPS(Global P
ositioning System;全地球測位システム)を用いて、こ
のシステムを搭載した車両の現在位置情報を取得し、こ
の位置情報を車両内の地図データベースとしての記憶装
置に格納された地図情報と照合し、現在位置周辺所定範
囲の地図を表示画面上に表示すると共に、この地図上に
車両の現在位置を表示するものである。必要に応じて目
的地の位置情報(緯度、経度など)を操作用の端末から
入力すると、この目的地の位置情報が前記地図データベ
ースと照合され、目的地までの経路情報が地図上に表示
される仕組みである。あらかじめ運転者が目的地の位置
情報を手又は音声入力すると、走行中にナビゲーション
システムにより現在位置把握が行われつつ、目的地まで
の経路を記した地図が表示画面に表示されて車両を目的
地へ誘導できるようになっている。
【0004】また、運送業においては、前記ナビゲーシ
ョンシステムに加えて、複数の運送用車両と無線通信回
線を介して結ばれた配車基地で、各車両に多数の集配地
点や集配荷物品目等をそれぞれ適切に割当てる作業配分
(配車)を行い、これに基づく各車両毎の発着・中継地
点や運送内容等の指示情報を前記配車基地から無線通信
回線を経由して複数の車両各々に音声又はファクシミリ
情報として送信し、各車両の運転者に伝達して各車両が
効率よく運送作業を行えるようにする配車システムも従
来から導入されていた。この配車システムでは、配車基
地は各車両の運転者からの現在位置等の情報を無線通信
回線を経由して音声又はファクシミリ情報として受信し
て、複数の車両の概略位置や作業状況を把握することも
できた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のナビゲーション
システム及び配車システムは以上のように構成されてい
たことから、ナビゲーションシステムを搭載した各車両
へ配車システムによって発着・中継地点の情報を送って
も、そのつど車両側で運転者によるナビゲーションシス
テムの端末操作が必要であり、運転者の作業量が増えて
負担が大きいと共に、新規に集配業務に就く運転者に対
しては端末の操作方法等の教育・指導が必須であり、こ
れら教育等に所定のコストがかかるという課題を有して
いた。
【0006】また、ナビゲーションシステムの操作時に
は、運転者は車両を停止させてから目的地点の位置情報
入力を行う必要があり、停車により道路の渋滞及び事故
を招くことがあるという課題を有していた。
【0007】さらに、配車システムで配車基地局から各
車両へ指示情報を発信しても、確実に車両に配車の指示
が達したかは運転者の応答を待たなければならず、仮に
運転者が車を離れている場合には配車の指示が確実に伝
わらないおそれがあるという課題を有した。
【0008】加えて、ナビゲーションシステムと配車シ
ステムとが互いにリンクしておらず、ナビゲーションシ
ステムで得られる正確な現在位置情報が配車システムを
通じて配車基地に直接送られることもないため、配車基
地においては運転者との無線交信や予定到着時間等によ
り走行中の車両位置を特定することとなり、車両の現在
位置把握は困難で且つ手間がかかり、顧客からの突発的
な集配要求等があっても走行中の車両に対応させること
ができず、よりコスト高な外部業者へ依頼せざるを得な
くなって運送業務の効率化が図れないという課題を有し
ていた。
【0009】本発明は前記課題を解消するためになされ
たもので、目的地までの経路を運転者に示して移動中の
車両を目的地まで誘導する車載型車両誘導装置、及び配
車の情報に基づいて車両に目的地等の情報を送信する通
信サーバシステム、並びに、これらを用いて、各車両か
ら通信サーバシステムへ正確な現在位置情報を送信させ
て通信サーバシステムで適切な配車が行えると共に、各
車両のナビゲーションシステムに通信サーバシステムか
ら目的地等に関する情報を自動的に送り込み、各車両に
おける運転者による情報入力操作を不要にして運送作業
を効率化する運送車両誘導システムを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る車載型車両
誘導装置は、現在位置を取得する測位手段、地図情報が
格納された地図データベース、及び文字や画像情報を表
示可能で且つ運転者から視認可能な表示画面をそれぞれ
有し、前記測位手段から取得した現在位置情報と前記地
図データベースの地図情報とを照合して車両の現在位置
を周辺の地図と共に前記表示画面に表示するナビゲーシ
ョンシステムと、前記ナビゲーションシステムの測位手
段で得た車両の現在位置情報を少なくとも含む車両側取
得情報を無線通信回線を通じて外部に送信すると共に、
外部から送信される情報を無線通信回線を通じて受信す
る車両通信手段とを備え、前記車両通信手段が受信した
目的地の位置情報と前記地図データベースの地図情報と
を照合し、車両の現在位置から目的地までの経路情報を
前記表示画面に表示するものである。
【0011】このように本発明においては、車両現在位
置を取得して周辺の地図と共に示すナビゲーションシス
テム、及びナビゲーションシステムから得た現在位置情
報を外部に送信し且つ外部から情報を受信する車両通信
手段がそれぞれ運送用の車両に配設され、外部から目的
地及び中継地点といった配車の情報を車両通信手段が受
取った場合、ナビゲーションシステムが情報を基に自動
的に目的地までの経路情報を表示することにより、運転
者が車両を目的地までスムーズに運行できると共に、運
転者によるナビゲーションシステムへの情報入力操作が
減り、運転者の作業負担を軽減できる。
【0012】また、本発明に係る通信サーバシステム
は、一又は複数の車両の車両通信手段にあらかじめ運送
の目的地及び中継地点の位置情報を初期値として無線通
信回線を通じて送信すると共に、前記車両の現在位置情
報を前記車両通信手段から無線通信回線を通じて随時受
信して車両の運行状況を把握しつつ、所定の車両の目的
地及び/又は中継地点を変更又は追加する必要が生じた
場合には、新たな目的地及び/又は中継地点の位置情報
を無線通信回線を通じて前記所定の車両の車両通信手段
に送信するものである。このように本発明においては、
一又は複数の車両へ配車の情報を送信する配車基地とし
ての通信サーバシステムが、随時車両から現在位置情報
を入手しつつ目的地及び中継地点といった配車の情報を
各車両に送信することにより、複数の車両の位置や作業
状況を正しく把握した上で配車指示を行えると共に、配
車の指示を確実に車両側に伝えられる。
【0013】また、本発明に係る運送車両誘導システム
は、前記請求項1に記載の車載型車両誘導装置が一又は
複数の運送用の車両に配設され、前記請求項2に記載の
通信サーバシステムが、前記一又は複数の車両の車両通
信手段に対し運送の目的地及び中継地点の位置情報を無
線通信回線を通じて送信すると共に、前記各車両のナビ
ゲーションシステムにおける車両の現在位置情報を前記
車両通信手段から無線通信回線を通じて受信し、前記各
車両のナビゲーションシステムが、前記車両通信手段が
受信した前記通信サーバシステムからの目的地及び中継
地点の位置情報と前記地図データベースの地図情報とを
照合し、車両の現在位置から目的地までの経路情報を前
記表示画面に表示するものである。
【0014】このように本発明においては、車両現在位
置を取得して周辺の地図と共に示すナビゲーションシス
テム、及びナビゲーションシステムから得た現在位置情
報を外部に送信し且つ外部から情報を受信する車両通信
手段がそれぞれ運送用の車両に配設されると共に、前記
車両に配車の情報を送信する配車基地としての通信サー
バシステムが設けられ、前記通信サーバシステムが随時
車両から現在位置情報を入手しつつ目的地及び中継地点
といった配車の情報を各車両に送信し、ナビゲーション
システムが情報を基に自動的に目的地までの経路情報を
表示することにより、通信サーバシステムからの情報受
信時に運転者によるナビゲーションシステムへの情報入
力操作が不要となり、運転者の作業負担を大幅に軽減
し、且つ運転者が車両を停止させる必要もなくなって停
車が原因の道路渋滞や事故をなくせると共に、運転者を
介さないナビゲーションシステムへの情報伝達で運転者
が車を離れていても配車の指示を確実に車両側に伝えら
れる。また、新規に集配業務に就く運転者に対して端末
の操作方法等の教育・指導を行わなくて済み、これら教
育等のコストを削減できる。
【0015】また、本発明に係る運送車両誘導システム
は必要に応じて、前記通信サーバシステムが、複数の車
両を対象に目的地及び中継地点の位置情報の初期値をそ
れぞれ送信し、前記複数の車両による目的地及び中継地
点の初期値に基づく運送作業の間に、突発的に一又は複
数の所定地点への集配要求を受けた場合に、複数の車両
の現在位置から前記一又は複数の所定地点を通る経路の
探索を行い、複数の車両のうち最適経路を実現可能とな
る所定の車両に対し、前記一又は複数の所定地点を前記
所定の車両の新たな目的地及び/又は中継地点として追
加して位置情報を送信するものである。
【0016】このように本発明においては、通信サーバ
システムに突発的な集配要求が入った場合に、通信サー
バシステムで複数の車両の現在位置から集配要求地点を
通る経路の探索を行い、最適経路を実現可能な車両を導
き、この車両に追加して位置情報を送信することによ
り、正確な現在位置情報を基に通信サーバシステムで正
確に走行中の車両位置を特定して、顧客からの突発的な
要求等があってもそのつど最も短い時間で且つ初期値に
よる経路から大きく外れずに要求地点をまわれる車両を
正しく選んで作業を行わせることが可能となり、運送業
務におけるあらゆる作業要求に柔軟且つ確実に対応で
き、受注を増やせると共に、車両の実車率(全体行程に
おける積荷積載状態で走った割合)及び積載率を向上さ
せられ、運送業務全体の効率化が図れる。
【0017】また、本発明に係る運送車両誘導システム
は必要に応じて、前記通信サーバシステムが、前記複数
の車両の現在位置から前記一又は複数の所定地点を通る
経路の探索を行うと共に、前記集配要求に係る一又は複
数の制約条件について複数の車両の適否を判断し、複数
の車両のうち前記集配要求の各条件に適合し且つ最適経
路を実現可能となる所定の車両に対し、前記一又は複数
の所定地点を新たな目的地及び/又は中継地点として追
加して位置情報を送信するものである。
【0018】このように本発明においては、通信サーバ
システムへの突発的な集配要求に対し、通信サーバシス
テムで複数の車両の現在位置から集配要求地点を通る経
路の探索を行うと共に、集配要求に係る制約条件につい
て各車両が適するか否かを判断し、集配要求の各条件に
合った上で最適経路を実現できる車両を導き、この車両
に追加して位置情報を送信することにより、正確な現在
位置情報を基に通信サーバシステムで正確に走行中の車
両位置を特定して、顧客からの突発的な要求等があって
もそのつど最も要求に適して効率よく対応できる車両を
正しく選んで作業を行わせることが可能となり、運送業
務におけるあらゆる作業要求に柔軟且つ確実に対応で
き、受注を増やせると共に、車両の実車率及び積載率を
向上させられ、運送業務全体の効率化が図れる。
【0019】また、本発明に係る運送車両誘導システム
は必要に応じて、前記無線通信回線が携帯電話網である
と共に、前記通信サーバシステムが必要に応じて車両通
信手段を呼出して回線接続を確立し、車両側取得情報の
受信並びに情報送信を行えるものである。このように本
発明においては、携帯電話網を無線通信回線として利用
し、通信サーバシステム側から必要な時に車両通信手段
側との通信回線を開いて情報の送受信が行えることによ
り、通信サーバシステムで情報が必要となった場合に車
両側の運転者の応答を待たずに情報の送受信が行え、通
信回線が常時接続状態でなくても必要な情報が必要な時
に得られ、通信コストを低減できる。
【0020】
【本発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図
1〜図6に基づいて説明する。この図1は本実施形態に
係る運送車両誘導システムのブロック図、図2は本実施
形態に係る運送車両誘導システムの通信サーバシステム
における配車情報表示イメージ図、図3は本実施形態に
係る運送車両誘導システムの通信サーバシステムにおけ
る車両状況表示イメージ図、図4は本実施形態に係る運
送車両誘導システムの車両誘導処理フローチャート、図
5は本実施形態に係る運送車両誘導システムの通信サー
バシステムにおける車両絞り込み条件表示イメージ図、
図6は本実施形態に係る運送車両誘導システムの表示画
面への文字情報及び地図情報表示状態説明図である。
【0021】前記各図において本実施の形態に係る運送
車両誘導システムは、現在位置を取得する測位手段10
a、地図情報が格納された地図データベース10b、及
び文字・画像情報を表示可能で且つ運転者から視認可能
な表示画面10cをそれぞれ有して複数の運送用の車両
50にそれぞれ配設されてなり、前記測位手段10aか
ら取得した現在位置情報と前記地図データベース10b
の地図情報とを照合して車両50の現在位置を周辺の地
図と共に前記表示画面10cに表示するナビゲーション
システム10と、前記複数の車両50にそれぞれ配設さ
れ、車両側取得情報を無線通信回線としての携帯電話網
を通じて外部に送信すると共に、外部から送信される情
報を携帯電話網を通じて受信する車両通信手段としての
携帯電話20と、あらかじめ前記複数の車両50の携帯
電話20に運送の目的地及び中継地点の位置情報を初期
値として携帯電話網を通じて各々送信すると共に、各車
両50の現在位置情報を前記携帯電話20から携帯電話
網を通じて随時受信して各車両50の運行状況を把握し
つつ、所定の車両50の目的地及び/又は中継地点を変
更又は追加する必要が生じた場合には、新たな目的地及
び/又は中継地点の位置情報を携帯電話網を通じて前記
所定の車両50の携帯電話20に送信する通信サーバシ
ステム30とを備える構成である。
【0022】前記ナビゲーションシステム10は、前記
従来の場合と同様、車両50の現在位置を測定する測位
手段10aとしてGPSを用いて車両50の現在位置情
報を取得し、この現在位置情報を地図データベース10
bの地図情報と照合し、表示画面10c上に車両50の
現在位置及び現在位置周辺所定範囲の地図を表示するこ
とに加えて、新たな機能として、通信サーバシステム3
0から送信された目的地や中継地点の位置情報(緯度、
経度など)を含む様々な配車指示データを自動的に取込
み、目的地や中継地点の位置情報を地図情報と照合し、
目的地までの経路を表示画面10cの地図上に表示して
車両の誘導を行うものである。このナビゲーションシス
テム10から運転者への情報伝達機能は、目的地や中継
地点の住所、電話番号、経路距離等といった情報をまず
文字情報として表示画面10cに表示したり、車両に備
えるプリンタ(図示を省略)で紙に印刷したりする文字
情報表示機能と、文字情報の後に運転者の操作無しで自
動的に現在位置から目的地までの経路を表示画面10c
の地図上に表示していくルート表示機能の二つからなっ
ている。なお、ナビゲーションシステム10に対して
は、従来同様に運転者が目的地や中継地点の位置情報を
手又は音声で入力することもできる。
【0023】前記通信サーバシステム30は、携帯電話
網を介して車両50のナビゲーションシステム10とデ
ータ通信できるコンピュータであり、あらかじめ管理者
による入力操作により、管理対象である複数の車両50
についてそれぞれ運送作業を効率的に進める配車のため
の情報を登録されると共に、各車両50に対し様々なデ
ータの送受信を行って配車の指令を各車両50に与える
ものである。通信サーバシステム30には、前記配車の
情報を格納する配車情報ファイル30a及び各車両50
の作業状況を格納する作業情報ファイル30bが備えら
れている。この通信サーバシステム30では、車両把握
機能として、通信サーバシステム30側から携帯電話網
を通じて各車両50の携帯電話20を呼出して自動的に
回線接続を確立し、携帯電話20により車両側取得情
報、すなわち、ナビゲーションシステム10から得た現
在位置情報(緯度、経度)、及び運転者から得た車両状
況情報(実車、空車、積載率などの荷室状態)等を送信
させ、この送信された各情報を受信して各車両毎に整理
して前記作業情報ファイル30bに格納し、各車両の位
置及び状態を把握できる仕組みを有する。また、配車指
示データ送信機能として、各車両50から得た諸情報を
基に絞り込んだ所定の車両50に無線通信回線を通じて
配車指示データ、すなわち、目的地及び中継地点の位置
情報(緯度、経度)並びに諸情報(住所、電話番号)、
目的地までの経路情報、経路付加情報(高速道路利用の
場合の所要時間変化等の条件、経路の混雑状態)、音声
情報等を送信する仕組みも備える。また、通信サーバシ
ステム30は、前記各情報を必要に応じてコンピュータ
の表示手段(図示を省略)の画面上に表示でき、管理者
による情報確認を可能にしている。
【0024】前記通信サーバシステム30側と車両50
側との携帯電話網を介した回線接続には、携帯電話20
と共に、通信サーバシステム30と携帯電話20の間、
及びナビゲーションシステム10と携帯電話20の間で
各種データと電話回線用アナログ信号との相互変換を行
う所定のデータ交換用インターフェース40が用いられ
る。運転者と通信サーバシステム30の管理者との従来
同様の会話による交信においては、携帯電話20がその
まま利用される。通信サーバシステム30側から必要な
時に車両50側との回線接続を確立して情報の送受信が
行えることから、通信サーバシステム30で情報が必要
となった場合に運転者の応答を待たずに情報の送受信が
行え、低コストで必要な情報が必要な時に得られる仕組
みとなっている。
【0025】次に、前記構成に基づく運送車両誘導シス
テムによる車両の誘導処理について説明する。前提とし
て、当日分の集配計画に基づいてあらかじめ設定された
配車情報が各車両50のナビゲーションシステム10に
既に登録され、目的地及び中継地点の位置情報の初期値
に基づく経路誘導が行える状態となっており、このナビ
ゲーションシステム10の誘導に従って各車両50は運
送作業を行っている。そして、通信サーバシステム30
においては、作業前の段階で、各車両の種類、積載可能
重量、及び各種車載装置の有無等といった車両固有の情
報と共に、各車両50の前記配車情報が配車情報ファイ
ル30aにあらかじめ登録されている(図2参照)。各
車両50による運送作業開始後は、通信サーバシステム
30が所定時間毎に各車両50の携帯電話20を呼出し
て自動的に回線を接続し、各車両50の携帯電話20に
アクセスしてナビゲーションシステム10からの現在位
置情報をはじめとする車両側取得情報を送信させ、送信
された情報を受信して取得し、そのつど、各車両50の
作業状況として作業情報ファイル30bに記録していく
(図3参照)。
【0026】各車両50の移動中、ナビゲーションシス
テム10における車両現在位置の把握に基づいて、あら
かじめ位置情報を登録した目的地や中継地点への到着、
あるいは出発の際には、携帯電話20が通信サーバシス
テム30と回線接続してこれら到着又は出発の状況を発
信し、これを受信した通信サーバシステム30で時刻を
取得し、こうした車両毎の到着又は出発時刻を積荷の有
無や積荷の種類等の情報と共に車両の作業履歴として記
録していく。なお、この他に車両50側のナビゲーショ
ンシステム10に時刻確認手段を配設し、所定の目的地
や中継地点に到着あるいは出発した時刻を取得し、ナビ
ゲーションシステム10から到着あるいは出発時刻情報
として通信サーバシステム30に発信してもよい。
【0027】このような配車情報の初期値に基づく各車
両50の作業中に、様々な事情でいずれかの車両50の
目的地及び/又は中継地点に変更・追加が要求される場
合には、通信サーバシステム30においてその車両50
の現在位置から新たな目的地までの最適経路探索を行っ
て、新たな目的地及び最適な経路をなす中継地点の位置
情報を車両50に送信すると共に配車情報ファイル30
aに登録されている配車情報の初期値を更新する。
【0028】特に、初期の配車情報に基づく各車両の作
業中に、顧客からのスポット集配要求が通信サーバシス
テム30に入った場合について、図4に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、通信サーバシステム3
0が、顧客からの受注情報、すなわち、集荷又は配送先
の位置情報や、荷物の種類や量といった荷物情報、積載
にあたっての制約条件等の情報を配車指示のための情報
として取得し(ステップ101)、これを各車両のあら
かじめ登録されている前記固有情報及び初期配車情報か
ら判別できるこの時点での車両の積載状況等の情報と照
合し、集配に係る条件に合致する車両の絞り込み(図5
参照)を行う(ステップ102)。
【0029】さらに、通信サーバシステム30は、絞り
込んだ車両50について、各車両50の目的地及び中継
地点の位置情報の初期値を参照すると共に、前記同様に
各車両50のナビゲーションシステム10から現在位置
情報を取得して(ステップ103)、集配要求で新たに
与えられた目的地又は中継地点に近いか、もしくは近付
こうとしている車両50を全て割出し(ステップ10
4)、これら各車両の現在位置から前記初期情報に基づ
く残りの中継地点並びに新たに加わった中継地点を通っ
て最終的な目的地に至る経路をそれぞれ探索するシミュ
レーションを実行して、それぞれの車両における最短誘
導経路を導く(ステップ105)。経路を導いた各車両
50の中から最短時間で且つ初期値による経路から大き
く外れずに全集配要求地点に行ける経路を実現可能な車
両を選び出し、集配要求に対応して作業を行う車両とす
る(ステップ106)。
【0030】この後、車両の初期の目的地及び中継地点
で決められた経路に新たな目的地及び中継地点を加えて
調整した新たな経路情報を含む配車指示データを通信サ
ーバシステム30の配車情報ファイル30aにおける配
車情報の初期値と置換え(ステップ107)、同時に、
通信サーバシステム30は車両50の携帯電話20を呼
出して自動的に回線接続を確立し、この配車指示データ
を送信する(ステップ108)。
【0031】車両50側では、携帯電話20を通じてナ
ビゲーションシステム10が新たな配車指示データを受
信して取得する(ステップ109)。ナビゲーションシ
ステム10は、配車指示データを自動的に取込み、まず
目的地や中継地点の住所、電話番号、経路距離等といっ
た情報をまず文字情報(図6(A)参照)として表示画
面10cに表示し(ステップ110)、その後、測位手
段10aを用いて取得した車両50の現在位置情報を地
図データベース10bの地図情報と照合し、表示画面1
0c上に車両50の現在位置及び現在位置周辺所定範囲
の地図を表示すると共に、配車指示データにおける目的
地や中継地点の位置情報を地図情報と照合し、目的地ま
での経路を表示画面10cの地図上に重ねて表示する
(ステップ111)。
【0032】運転者は表示画面10c上に表示された誘
導経路(図6(B)参照)に従って新たな目的地までの
運行操作を行う。運転者は目的地指定等でナビゲーショ
ンシステム10に対する操作を行わずに済む。
【0033】このように、本実施の形態に係る運送車両
誘導システムにおいては、複数の車両50に配車の情報
を送信する配車基地としての通信サーバシステム30が
随時車両50側から車両側取得情報を入手しつつ目的地
及び中継地点といった配車の情報を各車両50に送信
し、各車両50に搭載されたナビゲーションシステム1
0が情報を基に自動的に目的地までの経路情報を示すこ
とから、通信サーバシステム30からの情報受信時に運
転者によるナビゲーションシステム10への情報入力操
作が不要となり、運転者の作業負担を大幅に軽減し、且
つ運転者が車両50を停止させる必要もなくなって停車
が原因の道路渋滞や事故をなくせると共に、運転者を介
さないナビゲーションシステム10への情報伝達で運転
者が車を離れていても配車の指示を確実に車両50側に
伝えられる。また、新規に集配業務に就く運転者に対し
て端末の操作方法等の教育・指導を行わなくて済み、こ
れら教育等のコストを削減できる。さらに、通信サーバ
システム30への突発的な集配要求に対しても、通信サ
ーバシステム30で複数の車両50の現在位置から集配
要求地点を通る経路の探索を行うと共に、集配要求に係
る制約条件について各車両50が適するか否かを判断
し、集配要求の各条件に合った上で最適経路を実現でき
る車両50を導き、この車両50に追加して位置情報を
送信することから、車両50に最も効率よく作業を行わ
せることができ、車両の実車率及び積載率を向上させら
れ、運送業務全体の効率化が図れる。
【0034】なお、前記実施形態に係る運送車両誘導シ
ステムにおいては、ナビゲーションシステム10への位
置情報入力は自動で行え、運転者の入力操作を必要とし
ない構成としているが、これに限らず、運転者に、情報
が車両50に達したことを通信サーバシステム30側に
知らせるための所定の確認操作、例えば音声入力又は簡
単な端末操作を行わせる構成とすることもでき、通信サ
ーバシステム30で運転者が送信情報を確認しているか
否かを把握して、未確認の場合には情報を確認するまで
指示を続けるなどの対策を行うことができ、配車情報の
周知徹底が図れる。
【0035】また、前記実施形態に係る運送車両誘導シ
ステムにおいて、前記ナビゲーションシステム10の情
報伝達機能としては、目的地や中継地点の住所、電話番
号、経路距離等といった情報を文字情報として表示画面
10cに表示したり、また、現在位置から目的地までの
経路を表示画面10cの地図上に表示したりするように
なっているが、この他、音声情報出力機能として、文字
情報として表示する情報を同時に読上げ音声として出力
したり、現在位置から目的地までの誘導を音声出力によ
る言葉の呼びかけで行ったりすることもでき、運転者の
理解度を一層高められると共に、表示画面10cを見る
頻度を減らせることとなり、運転中の危険度を低減でき
る。さらに、ナビゲーションシステム10の表示画面1
0cの表示領域を分割し、文字情報や地図情報の表示と
並行してこれらを表示していない部分で操作説明や現在
の表示内容説明など他の情報を文字又は画像で表示する
構成とすることもでき、他情報表示のために文字情報や
地図情報の画面を切替えずに済み、表示画面10cを参
照する運転者にとまどいを与えずに各情報を確実に伝達
できる。
【0036】また、前記実施形態に係る運送車両誘導シ
ステムにおいては、車両50側だけでなく、通信サーバ
システム30側にも携帯電話20及びデータ交換用イン
ターフェース40が配設される構成としているが、これ
に限らず、携帯電話網と相互接続されている加入電話網
又はISDNに通信サーバシステム30を接続可能とす
るモデム等のデータ交換装置を配設し、無線通信回線の
一部を加入電話網又はISDNに置換える構成とするこ
ともでき、加入電話網又はISDNを経ることで車両5
0の携帯電話20との通信がより安定且つ低コストで行
えることとなる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車両現在
位置を取得して周辺の地図と共に示すナビゲーションシ
ステム、及びナビゲーションシステムから得た現在位置
情報を外部に送信し且つ外部から情報を受信する車両通
信手段がそれぞれ運送用の車両に配設され、外部から目
的地及び中継地点といった配車の情報を車両通信手段が
受取った場合、ナビゲーションシステムが情報を基に自
動的に目的地までの経路情報を表示することにより、運
転者が車両を目的地までスムーズに運行できると共に、
運転者によるナビゲーションシステムへの情報入力操作
が減り、運転者の作業負担を軽減できるという効果を奏
する。
【0038】また、本発明によれば、一又は複数の車両
へ配車の情報を送信する配車基地としての通信サーバシ
ステムが、随時車両から現在位置情報を入手しつつ目的
地及び中継地点といった配車の情報を各車両に送信する
ことにより、複数の車両の位置や作業状況を正しく把握
した上で配車指示を行えると共に、配車の指示を確実に
車両側に伝えられるという効果を有する。
【0039】また、本発明によれば、車両現在位置を取
得して周辺の地図と共に示すナビゲーションシステム、
及びナビゲーションシステムから得た現在位置情報を外
部に送信し且つ外部から情報を受信する車両通信手段が
それぞれ運送用の車両に配設されると共に、前記車両に
配車の情報を送信する配車基地としての通信サーバシス
テムが設けられ、前記通信サーバシステムが随時車両か
ら現在位置情報を入手しつつ目的地及び中継地点といっ
た配車の情報を各車両に送信し、ナビゲーションシステ
ムが情報を基に自動的に目的地までの経路情報を表示す
ることにより、通信サーバシステムからの情報受信時に
運転者によるナビゲーションシステムへの情報入力操作
が不要となり、運転者の作業負担を大幅に軽減し、且つ
運転者が車両を停止させる必要もなくなって停車が原因
の道路渋滞や事故をなくせると共に、運転者を介さない
ナビゲーションシステムへの情報伝達で運転者が車を離
れていても配車の指示を確実に車両側に伝えられるとい
う効果を有する。また、新規に集配業務に就く運転者に
対して端末の操作方法等の教育・指導を行わなくて済
み、これら教育等のコストを削減できるという効果を有
する。
【0040】また、本発明によれば、通信サーバシステ
ムに突発的な集配要求が入った場合に、通信サーバシス
テムで複数の車両の現在位置から集配要求地点を通る経
路の探索を行い、最適経路を実現可能な車両を導き、こ
の車両に追加して位置情報を送信することにより、正確
な現在位置情報を基に通信サーバシステムで正確に走行
中の車両位置を特定して、顧客からの突発的な要求等が
あってもそのつど最も短い時間で且つ初期値による経路
から大きく外れずに要求地点をまわれる車両を正しく選
んで作業を行わせることが可能となり、運送業務におけ
るあらゆる作業要求に柔軟且つ確実に対応でき、受注を
増やせると共に、車両の実車率及び積載率を向上させら
れ、運送業務全体の効率化が図れるという効果を有す
る。
【0041】また、本発明によれば、通信サーバシステ
ムへの突発的な集配要求に対し、通信サーバシステムで
複数の車両の現在位置から集配要求地点を通る経路の探
索を行うと共に、集配要求に係る制約条件について各車
両が適するか否かを判断し、集配要求の各条件に合った
上で最適経路を実現できる車両を導き、この車両に追加
して位置情報を送信することにより、正確な現在位置情
報を基に通信サーバシステムで正確に走行中の車両位置
を特定して、顧客からの突発的な要求等があってもその
つど最も要求に適して効率よく対応できる車両を正しく
選んで作業を行わせることが可能となり、運送業務にお
けるあらゆる作業要求に柔軟且つ確実に対応でき、受注
を増やせると共に、車両の実車率及び積載率を向上させ
られ、運送業務全体の効率化が図れるという効果を有す
る。
【0042】また、本発明によれば、携帯電話網を無線
通信回線として利用し、通信サーバシステム側から必要
な時に車両通信手段側との通信回線を開いて情報の送受
信が行えることにより、通信サーバシステムで情報が必
要となった場合に車両側の運転者の応答を待たずに情報
の送受信が行え、通信回線が常時接続状態でなくても必
要な情報が必要な時に得られ、通信コストを低減できる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る運送車両誘導システ
ムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る運送車両誘導システ
ムの通信サーバシステムにおける配車情報表示イメージ
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る運送車両誘導システ
ムの通信サーバシステムにおける車両状況表示イメージ
図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る運送車両誘導システ
ムの車両誘導処理フローチャートである。
【図5】本発明の一実施形態に係る運送車両誘導システ
ムの通信サーバシステムにおける車両絞り込み条件表示
イメージ図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る運送車両誘導システ
ムの表示画面への文字情報及び地図情報表示状態説明図
である。
【符号の説明】
10 ナビゲーションシステム 10a 測位手段 10b 地図データベース 10c 表示画面 20 携帯電話 30 通信サーバシステム 30a 配車情報ファイル 30b 作業情報ファイル 40 データ交換用インターフェース 50 車両
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月9日(1998.12.
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森部 信之 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 株 式会社富士通九州システムエンジニ アリング内 (72)発明者 山口 智也 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 株 式会社富士通九州システムエンジニ アリング内 Fターム(参考) 5H180 AA15 BB04 BB05 CC12 FF04 FF13 FF22 FF27 FF32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を取得する測位手段、地図情報
    が格納された地図データベース、及び文字や画像情報を
    表示可能で且つ運転者から視認可能な表示画面をそれぞ
    れ有し、前記測位手段から取得した現在位置情報と前記
    地図データベースの地図情報とを照合して車両の現在位
    置を周辺の地図と共に前記表示画面に表示するナビゲー
    ションシステムと、 前記ナビゲーションシステムの測位手段で得た車両の現
    在位置情報を少なくとも含む車両側取得情報を無線通信
    回線を通じて外部に送信すると共に、外部から送信され
    る情報を無線通信回線を通じて受信する車両通信手段と
    を備え、 前記車両通信手段が受信した少なくとも目的地の位置情
    報と前記地図データベースの地図情報とを照合し、車両
    の現在位置から目的地までの経路情報を前記表示画面に
    表示することを特徴とする車載型車両誘導装置。
  2. 【請求項2】 一又は複数の車両の車両通信手段にあら
    かじめ運送の目的地及び中継地点の位置情報を初期値と
    して無線通信回線を通じて送信すると共に、前記車両の
    現在位置情報を前記車両通信手段から無線通信回線を通
    じて随時受信して車両の運行状況を把握しつつ、所定の
    車両の目的地及び/又は中継地点を変更又は追加する必
    要が生じた場合には、新たな目的地及び/又は中継地点
    の位置情報を無線通信回線を通じて前記所定の車両の車
    両通信手段に送信することを特徴とする通信サーバシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の車載型車両誘導装
    置が一又は複数の運送用の車両に配設され、 前記請求項2に記載の通信サーバシステムが、前記一又
    は複数の車両の車両通信手段に対し運送の目的地及び中
    継地点の位置情報を無線通信回線を通じて送信すると共
    に、前記各車両のナビゲーションシステムにおける車両
    の現在位置情報を前記車両通信手段から無線通信回線を
    通じて受信し、 前記各車両のナビゲーションシステムが、前記車両通信
    手段が受信した前記通信サーバシステムからの目的地及
    び中継地点の位置情報と前記地図データベースの地図情
    報とを照合し、車両の現在位置から目的地までの経路情
    報を前記表示画面に表示することを特徴とする運送車両
    誘導システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項3に記載の運送車両誘導シス
    テムにおいて、 前記通信サーバシステムが、複数の車両を対象に目的地
    及び中継地点の位置情報の初期値をそれぞれ送信し、前
    記複数の車両による目的地及び中継地点の初期値に基づ
    く運送作業の間に、突発的に一又は複数の所定地点への
    集配要求を受けた場合に、複数の車両の現在位置から前
    記一又は複数の所定地点を通る経路の探索を行い、複数
    の車両のうち最適経路を実現可能となる所定の車両に対
    し、前記一又は複数の所定地点を前記所定の車両の新た
    な目的地及び/又は中継地点として追加して位置情報を
    送信することを特徴とする運送車両誘導システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載の運送車両誘導シス
    テムにおいて、 前記通信サーバシステムが、前記複数の車両の現在位置
    から前記一又は複数の所定地点を通る経路の探索を行う
    と共に、前記集配要求に係る一又は複数の制約条件につ
    いて複数の車両の適否を判断し、複数の車両のうち前記
    集配要求の各条件に適合し且つ最適経路を実現可能とな
    る所定の車両に対し、前記一又は複数の所定地点を新た
    な目的地及び/又は中継地点として追加して位置情報を
    送信することを特徴とする運送車両誘導システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項3ないし5のいずれかに記載
    の運送車両誘導システムにおいて、 前記無線通信回線が携帯電話網であると共に、前記通信
    サーバシステムが必要に応じて車両通信手段を呼出して
    回線接続を確立し、車両側取得情報の受信並びに情報送
    信を行えることを特徴とする運送車両誘導システム。
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