JP2003309499A - 携帯型情報機器 - Google Patents

携帯型情報機器

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JP2003309499A
JP2003309499A JP2003046233A JP2003046233A JP2003309499A JP 2003309499 A JP2003309499 A JP 2003309499A JP 2003046233 A JP2003046233 A JP 2003046233A JP 2003046233 A JP2003046233 A JP 2003046233A JP 2003309499 A JP2003309499 A JP 2003309499A
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JP
Japan
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antenna
wireless communication
unit
portable information
antennas
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JP2003046233A
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Toshiyuki Masaki
俊幸 正木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の無線通信方式に適合する複数のアンテ
ナを搭載することができる無線通信アンテナを内蔵した
携帯型情報機器を提供する。 【解決手段】 本発明は、携帯型情報機器の本体と、携
帯型情報機器の本体に取り付けられた表示部と、表示部
に設けられた複数の無線通信用ダイバーシティアンテナ
と、表示部に設けられ、複数の無線通信用ダイバーシテ
ィアンテナ間のうち、少なくとも1つの無線通信用ダイ
バーシティアンテナ間に設けられた無線通信用アンテナ
とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信アンテナ
を内蔵した携帯型情報機器に関し、特に、無線通信アン
テナを内蔵したノート型パーソナルコンピュータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、無線通信アンテナを内蔵した
ノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートPCと
いう)が開発されている。例えば、特開平8−7893
1号公報に開示されたノートPCは、ノートPCの液晶
ディスプレイの背面側に2つのスロットアンテナを取り
付けることでコンパクトなアンテナ内蔵型ノートPCを
実現している。また、ダイバーシティの方式として2つ
のアンテナを実装する無線LANのダイバーシティ方式
を採用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術である特開平8−78931号公報に開示された技術
によれば、誘電材料のケースを用いることにより小型化
を図っているが、面積的に大きい為に液晶ディスプレイ
の筺体部の背面側にアンテナを実装する構造になる。し
たがって、液晶ディスプレイの背面側には強く放射する
が、表示面側の放射は少ないという問題があった。
【0004】一方、近年、新たに近距離無線通信方式Bl
uetoothが開発され、今後、複数の無線通信方式を具備
するために、多くのアンテナを実装する必要がある。
【0005】例えば、同じ2.4GHz帯の無線LAN
802.11bとBluetoothの組み合わせや、
将来的には5GHz帯の無線LAN802.11aとB
luetoothの組合わせなどが考えられる。
【0006】しかしながら、従来より市場で販売されて
いる無線通信機能を有するノートPCは、単一の無線L
AN通信機能や単一のPHS通信機能などを内蔵してい
るのみである。
【0007】したがって、従来のノートPCに、これら
複数の無線通信機能に適合したアンテナを実装しようと
するとアンテナ間の干渉やダイバーシティ方式アンテナ
の効果が低減するという問題があった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、複数の無線通信方式に適合する複数のアンテナ
を搭載することができる無線通信アンテナを内蔵した携
帯型情報機器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明によ
れば、本体と、前記本体に回動可能に取り付けられた表
示部と、前記表示部に設けられ、少なくとも2以上のア
ンテナからなるダイバーシティアンテナと、このダイバ
ーシティアンテナに接続され、ダイバーシティ機能を用
いた第1の無線通信方式にて通信を行なう第1の無線通
信手段と、前記少なくとも2以上のアンテナのうちの1
つに接続され、前記第1の通信方式とは異なる第2の通
信方式で通信を行なう第2の無線通信手段と、前記第1
の無線通信手段と前記第2の無線通信手段とを切り換え
る切換手段とを具備することを特徴とする携帯型情報機
器、である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態に係る無線通信アンテナを内蔵したノートP
Cについて説明する。
【0011】<第1の実施の形態>本実施の形態におい
ては、2.4GHz帯の802.11bの無線LAN
と、BluetoothとをノートPCに搭載する場合
について説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施の形態にかか
るノートPCに組み込まれるアンテナのアンテナ基板を
示す図である。
【0013】同図に示すように、アンテナ基板Aは、片
面ガラスエポキシ基板1、片面ガラスエポキシ基板1上
に取り付けられたチップアンテナ2、整合用のインダク
タ3、本体側のモジュールと同軸ケーブルにて接続する
為の同軸コネクタ4から成り立っている。チップアンテ
ナ2は、整合用のインダクタ4及び同軸コネクタ4を介
して同軸ケーブルに接続されている。
【0014】ガラスエポキシ基板1のGNDパターン5
の形状は、安定した帯域を確保する為にその全周囲長が
周波数帯域の0.8波長から1.25波長になる様にす
る。ここでは、GNDパターン5の形状を縦20[m
m]、横45[mm]の長方形形状と、同軸コネクタ4
周辺の縦に約5[mm]突出したその他の部分とで構成
している。
【0015】本実施の形態においては、上記チップアン
テナ2が、無線LAN用アンテナ及びBluetoot
h用アンテナとなる。
【0016】図2は、ノートPCの液晶パネルの背面に
取り付けられた図1に示したアンテナ基板を示す斜視図
である。また、図3は、図2に示したアンテナ基板を搭
載した表示部の断面図である。なお、図1と同一部分に
は、同一符号を付して説明する。
【0017】図2及び図3に示すように、アンテナ基板
Aは、液晶パネル11の背面側であって、かつアンテナ
基板Aに設けられたチップアンテナ2が液晶パネル11
の上部に位置するように取り付けられている。ここで
は、液晶パネル11の上端と、チップアンテナ2との間
隔を3[mm」としている。
【0018】このようにチップアンテナ2を配置するこ
とにより、液晶パネル11の全面側と背面側との放射特
性が偏らないようにすることができる。また、液晶パネ
ルを含む表示部の厚さを薄くすることができる。
【0019】アンテナ基板Aは、携帯型情報機器の表示
部の筐体12に形成された固定部13a、13bによっ
て、筐体12に固定される。なお、本実施の形態におい
ては、アンテナ基板Aを筐体に形成された固定部13
a、13bによって固定されている場合を示している
が、アンテナ基板Aの筐体12への固定方法はこれに限
られるものではない。アンテナ基板Aが、液晶パネル1
1の背面側であって、アンテナ基板Aに設けられたチッ
プアンテナ2が液晶パネル11の上部に位置するように
筐体12へ固定されればよい。
【0020】図4は、無線LAN802.11bのダイ
バーシティ方式の2つのアンテナと、Bluetoot
h用アンテナとの実装位置を説明するための図である。
なお、図1乃至図3と同一部分には同一符号を付して説
明する。
【0021】同図に示すように、ノートPCの本体33
にヒンジ25によって回動可能に取り付けられた表示部
30の液晶パネル11の背面側の筐体12には、アンテ
ナ基板A−1〜A−3が取り付けられている。
【0022】ここで、アンテナ基板A−1、A−2は、
無線LAN802.11bのダイバーシティ方式の無線
LAN用アンテナ2−1、2−2を搭載したアンテナ基
板である。また、アンテナ基板A−3は、Blueto
oth用アンテナ2−3を搭載した基板である。
【0023】すなわち、無線LAN802.11bのダ
イバーシティ方式のアンテナ2−1、2−2の間にBl
uetooth用アンテナ2−3が配置される。アンテ
ナ基板A−1〜A−3の実装の方法は、図3に示した通
りである。
【0024】液晶ディスプレイ11の上部の無線LAN
用アンテナ2−1と無線LAN用アンテナ2−2間の距
離は、ダイバーシティの効果を得る為に3/4λ以上で
(2n+1)/4λ(n=1,2,3…)を満たすこと
を考慮すると、A4版ノート型パーソナルコンピュータ
の場合は、n=2,n=3,n=4が望ましい。同様に
B5版ノート型パーソナルコンピュータの場合は、n=
2,n=3が望ましい。
【0025】本実施の形態では、n=2の場合である約
150mmの距離で2つの無線LAN用アンテナ2−
1、2−2間を離している。近距離無線通信Bluet
oothにおいては、低コストの無線通信機能である為
に無線LANのようなダイバーシティの機能は無いので
1つのBluetooth用アンテナ2−3を実装す
る。Bluetooth用アンテナ2−3の無指向性を
実現する為には、できるだけ筺体の中央に配置すること
が望ましい。したがって、2つの無線LAN用アンテナ
32,33の間にBluetooth用アンテナ34を
配置する構造とする。
【0026】さらに、それぞれ無線LAN用無線通信モ
ジュール31、Bluetooth用無線通信モジュー
ル32を本体33に内蔵し、ヒンジ25を通してそれぞ
れのアンテナ基板A−1〜A−3上の同軸コネクタ4−
1〜4−3に同軸ケーブル21〜23により接続する。
このような構成にすることにより、厚みのあるモジュー
ル部分を本体内に内蔵でき、その結果、表示部の薄型化
を実現できる。
【0027】図5は、本発明の実施の形態に係るノート
PCのハードウェア構成を示す図である。なお、図5に
おいては、本実施の形態の特徴部分だけを示しており、
ノートPCの本来的な機能であるキーボードコントロー
ラ、ディスプレイコントローラなどは示していない。
【0028】同図に示すように、表示部の液晶パネル背
面側に取り付けられた無線LAN用アンテナ2−1、2
−2は、同軸コネクタ4−1〜4−2に接続された同軸
ケーブル21、22を介して無線LAN用無線通信モジ
ュール31に接続される。
【0029】一方、表示部の液晶パネル背面側に取り付
けられたBluetooth用アンテナ2−3は、同軸
コネクタ4−3に接続された同軸ケーブル23を介して
Bluetooth用無線通信モジュール32に接続さ
れる。
【0030】上記無線LAN用無線通信モジュール31
及びBluetooth用無線通信モジュール32は、
CPUバス43に接続されている。また、CPUバス4
3には、ノートPC全体の制御を司るためのCPU45
及び、無線LAN用アンテナ2−1、2−2、Blue
tooth用アンテナ2−3からの受信データ、無線L
AN用アンテナ2−1、2−2、Bluetooth用
アンテナ2−3への送信データを格納するためのメモリ
44が接続されている。
【0031】図6は、無線LAN用モジュールを示すブ
ロック図である。
【0032】同図に示すように、無線LAN用無線通信
モジュール31は、比較部51、RF部52、水晶発信
部53及びベースバンド処理部54を具備している。
【0033】比較部51は、無線LAN用アンテナ2−
1、無線LAN用アンテナ2−2から同軸ケーブル2
1、22を介して入力される2つの信号のレベルの比較
を行ない、信号レベルの高い方の信号をRF部52に出
力する。また、RF部52から出力される高周波信号を
無線LAN用アンテナ2−1及び無線LAN用アンテナ
2−2に出力する。
【0034】RF部52は、比較部51から出力される
高周波信号を水晶発信部53からの発信周波数に基づい
て、ベースバンド信号にダウンコンバートする。また、
ベースバンド処理部54から出力されるベースバンド信
号を、水晶発信部53からの発信周波数に基づいて、高
周波信号にコンバートする。
【0035】ベースバンド処理部54は、RF部52か
ら出力されたベースバンド信号をA/D変換して、ノー
トPCのCPU45によって処理可能なデジタル信号に
変換する。また、CPUバス43を介して送られてきた
デジタルデータをD/A変換してアナログ信号に変換
し、RF部52に送信する。
【0036】図7は、Bluetooth用モジュール
を示すブロック図である。
【0037】同図に示すように、Bluetooth用
無線通信モジュール32は、RF部61、水晶発信部6
2及びベースバンド処理部63を具備している。
【0038】RF部61は、Bluetooth用アン
テナ2−3からの高周波信号を水晶発信部62からの発
信周波数に基づいて、ベースバンド信号にダウンコンバ
ートする。また、ベースバンド処理部63から出力され
るベースバンド信号を、水晶発信部62からの発信周波
数に基づいて、高周波信号にコンバートする。
【0039】ベースバンド処理部63は、RF部61か
ら出力されたベースバンド信号をA/D変換して、ノー
トPCのCPU45によって処理可能なデジタル信号に
変換する。また、CPUバス43を介して送られてきた
デジタルデータをD/A変換してアナログ信号に変換
し、RF部61に送信する。
【0040】従って、本実施の形態のノートPCにおい
ては、下記のように動作する。
【0041】まず、無線LAN用アンテナ2−1、2−
3からデータを送信する場合には、CPU45は、送信
データをメモリ44に格納した後、メモリ44に格納さ
れた送信データをCPUバス34を介して無線LAN用
無線通信モジュール31に送る。
【0042】無線LAN用モジュール内においては、送
信データをベースバンド処理部54によってD/A変換
してベースバンドのアナログの送信データに変換してR
F部52に出力する。RF部52は、水晶発信部53か
らの発信周波数に基づいて、ベースバンドの送信データ
を無線LAN通信に用いられる高周波の送信データに変
換し、比較部51に出力する。
【0043】比較部51は、RF部52からの高周波の
送信データを同軸ケーブル21、22を介して無線LA
N用アンテナ2−1、2−2に出力する。これにより、
無線LAN用アンテナ2−1、2−2から送信データが
送信される。
【0044】一方、無線LAN用アンテナ2−1,2−
2からデータを受信する場合には、まず、無線LAN用
アンテナ2−1,2−2からの2つの信号が比較部51
に入力される。
【0045】比較部51は、2つの無線LAN用アンテ
ナ2−1,2−2からの信号が入力されると、信号レベ
ルの高い信号を選択し、RF部52に出力する。RF部
52は、比較部51から出力された信号を水晶発信部5
2からの発信周波数に基づいて、ベースバンド信号にダ
ウンコンバートして、ベースバンド処理部54に出力す
る。
【0046】ベースバンド処理部54は、RF部52か
ら出力された信号をA/D変換して、ノートPCのCP
U45によって処理可能なデジタル信号に変換し、CP
Uバスに出力する。CPUパスに出力された受信信号は
メモリ44も格納される。
【0047】次に、Bluetooth用アンテナ2−
3からデータを送信する場合について説明する。
【0048】この場合、まず、CPU45は、送信デー
タをメモリ44に格納した後、メモリ44に格納された
送信データをCPUバス34を介してbluetoot
h用無線通信モジュール32に送る。
【0049】bluetooth用無線通信モジュール
32内においては、送信データをベースバンド処理部6
3によってD/A変換してベースバンドのアナログの送
信データに変換してRF部61に出力する。RF部61
は、水晶発信部62からの発信周波数に基づいて、ベー
スバンドの送信データをBluetooth無線通信に
用いられる高周波の送信データに変換し、同軸ケーブル
23を介してbluetooth用アンテナ2−3に出
力する。これにより、bluetooth用アンテナ2
−3から送信データが送信される。
【0050】一方、bluetooth用アンテナ2−
3からのデータを受信する場合には、まず、bluet
ooth用アンテナ2−3からの信号がRF部61に入
力される。
【0051】RF部61は、bluetooth用アン
テナ2−3からの信号を水晶発信部62からの発信周波
数に基づいて、ベースバンド信号にダウンコンバートし
て、ベースバンド処理部63に出力する。
【0052】ベースバンド処理部63は、RF部61か
ら出力された信号をA/D変換して、ノートPCのCP
U45によって処理可能なデジタル信号に変換し、CP
Uバスに出力する。CPUパスに出力された受信信号は
メモリ44も格納される。
【0053】図8は、Bluetooth用アンテナ2
−3の放射特性を示す図、図9は無線LANアンテナ2
−1の放射特性を示す図、図10は無線LANアンテナ
2−2の放射特性を示す図である。
【0054】同図に示すように、Bluetooth用
アンテナ2−3の放射特性と2つの無線LAN用アンテ
ナ2−1、2−2の放射特性は、共に良好な特性が得ら
れている。特に、垂直偏波の放射特性はディップが無
く、ほぼ無指向性の特性が得られている。
【0055】次に、5GHz帯の無線LAN802.1
1a用アンテナと、Bluetooth用アンテナを内
蔵する場合について、図11を用いて説明する。この場
合は、周波数帯域が異なる為に同時使用が可能である。
なお、図4と同一部分には、同一符号を付して説明す
る。
【0056】3つのアンテナ同士はできるだけ離した方
が干渉を受け難い。無線LANのダイバーシティ効果を
十分得ることとアンテナ間の干渉を低減するために3/
4λ以上で(2n+1)/4λ(n=1,2,3…)を
満たすことを考慮するとA4版ノート型パーソナルコン
ピュータの場合は、n=4,n=5,…,n=9が望ま
しい。同様にB5版ノート型パーソナルコンピュータの
場合は、n=4,n=5,…,n=8が望ましい。
【0057】ここでは、液晶パネル11の上部にある無
線LAN用アンテナ71−1、71−2間の距離は、n
=5の場合である約160mmとしている。近距離無線
通信Bluetoothにおいては、低コストの無線通
信機能である為に無線LANのようなダイバーシティの
機能は無いので1つのBluetooth用アンテナ7
4を実装する。無指向性を実現する為には、できるだけ
筺体の中央に配置することが望ましい。したがって、図
11に示すように、2つの無線LAN用アンテナ71−
1、71−2の間にBluetooth用アンテナ71
−3を配置する。
【0058】2つの無線LAN用アンテナ71−1、7
1−2及びBluetooth用アンテナ71−3と、
無線LAN用無線通信モジュール31、Bluetoo
th用無線通信モジュール32との接続構成は、図5に
示した通りである。
【0059】また、無線用LAN用モジュール31及び
Bluetooth用モジュール32の内部構成は、図
6及び図7に示した構成と同様なので、ここではその説
明を省略する。
【0060】従って、本実施の形態のノートPCによれ
ば、2つのダイバーシティ方式の無線用LANアンテナ
の間にBluetooth用アンテナを配置することに
より、Bluetooth用無線アンテナの放射性能を
引き出すことができるとともに、2つのダイバーシティ
方式の無線用LANアンテナについてはフェージングの
影響を少なくすることができる。
【0061】また、上記無線用LANアンテナ及びBl
uetooth用アンテナを液晶パネルの上部に配置す
ることにより、ノートPCの表示部の薄型化を図ること
ができる。また、無線用LANアンテナ及びBluet
ooth用アンテナの液晶パネルの全面側及び背面側に
良好な放射特性を得ることができる。
【0062】さらに、無線用LANアンテナ及びBlu
etooth用アンテナのアンテナ基板に、総周囲長が
無線通信周波数の0.8波長〜1.25波長のGNDパ
ターンをアンテナ基板に形成することにより、良好な放
射特性を得ることができる。
【0063】さらに、本実施の形態によれば、無線LA
N用モジュール及びBluetooth用モジュールを
ノートPC本体に内蔵しているので、表示部を薄型化う
ることができる。
【0064】<第2の実施の形態>次に、本発明の第2
の実施の形態に係るノートPCについて説明する。
【0065】上述の第1の実施の形態においては、無線
LAN用アンテナと、Bluetooth用アンテナと
を別個に設けた場合について説明した。本実施の形態の
ノートPCの特徴は、無線LAN用アンテナとBlue
tooth用アンテナとを共用したことを特徴とする。
【0066】図12は、本発明の第2の実施の形態に係
るノートPCのハードウェア構成を示す図である。な
お、図5と同一部分には同一符号を付して説明する。ま
た、図12においては、図5と同様に、本実施の形態の
特徴部分だけを示しており、ノートPCの本来的な機能
であるキーボードコントローラ、ディスプレイコントロ
ーラなどは示していない。
【0067】同図に示すように、本実施の形態のノート
PCは、表示部30に無線LAN用アンテナ81と、無
線LAN用アンテナとペアでダイバーシティ方式の無線
アンテナを構成し、かつBluetooth用のアンテ
ナの役割をも有する共有アンテナ82とを具備してい
る。
【0068】なお、無線LAN用アンテナ81及び共有
アンテナ82は、第1の実施の形態と同様に、図2及び
図3に示したように、液晶パネルの背面側であって、ア
ンテナが液晶パネルの上部に位置するようにノートPC
の表示部に実装される。
【0069】また、ノートPC本体には、無線LAN用
無線通信モジュール31及びBluetooth用無線
通信モジュール32と、同軸ケーブル21、22との間
のアンテナスイッチ91、アンテナスイッチ91にアン
テナを切り換えるための制御信号を出力するためのアン
テナスイッチ制御回路92が設けられている。
【0070】無線LAN用アンテナ81と共有アンテナ
82とは、ペアでダイバーシティ方式のアンテナを構成
することから、アンテナ間の距離は、上述の第1の実施
の形態の無線用LANアンテナと同様に、無線用LAN
アンテナの無線通信周波数の波長をλとすると、3/4
λ以上で(2n+1)/4λ(n=1,2,3…)であ
る。
【0071】アンテナスイッチ制御回路92は、アプリ
ケーションプログラムなどのソフトウェアからの指示、
或いはノートPCに設けられたハードウェアスイッチか
らの指示に基づいて、無線用LANアンテナとして使用
する場合、すなわち、無線用LANアンテナ81及び共
用アンテナ82を無線LAN用無線通信モジュール31
に接続する場合を示す第1の制御信号、或いは、Blu
etoothアンテナとして使用する場合、すなわち、
共有アンテナ82をBluetooth用無線通信モジ
ュール32に接続する場合を示す第2の制御信号をアン
テナスイッチ91に出力する。
【0072】アンテナスイッチ91は、アンテナスイッ
チ制御回路92からの制御信号に基づいて、アンテナの
接続構成を切り換える。具体的には、アンテナスイッチ
91は、アンテナスイッチ制御回路92から第1の制御
信号を受信すると、LANアンテナ81及び共用アンテ
ナ82を無線LAN用無線通信モジュール31に接続す
る。一方、アンテナスイッチ制御回路92から第2の制
御信号を受信すると、共有アンテナ82をBlueto
oth用無線通信モジュール32に接続する。
【0073】したがって、本実施の形態のノートPCに
よれば、ダイバーシティ方式の無線用LANアンテナの
1つをblutooth用アンテナと共用することによ
り、アンテナの数を減らすことができ、その結果、コン
パクトで安価なノートPCを提供することができる。
【0074】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、複
数の無線通信方式に適合する複数のアンテナを搭載する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるノートPC
に組み込まれるアンテナのアンテナ基板を示す図。
【図2】ノートPCの液晶パネルの背面に取り付けられ
た図1に示したアンテナ基板を示す斜視図。
【図3】図2に示したアンテナ基板を搭載した表示部の
断面図。
【図4】無線LAN802.11bのダイバーシティ方
式の2つのアンテナと、Bluetooth用アンテナ
との実装位置を説明するための図。
【図5】本発明の実施の形態に係るノートPCのハード
ウェア構成を示す図。
【図6】無線LAN用モジュールを示すブロック図。
【図7】Bluetooth用モジュールを示すブロッ
ク図。
【図8】Bluetooth用アンテナ2−3の放射特
性を示す図。
【図9】無線LANアンテナ2−1の放射特性を示す
図。
【図10】無線LANアンテナ2−2の放射特性を示す
図。
【図11】5GHz帯の無線LAN802.11a用ア
ンテナと、Bluetooth用アンテナを内蔵する場
合を説明するための図。
【図12】本発明の第2の実施の形態に係るノートPC
のハードウェア構成を示す図。
【符号の説明】
A、A−1〜A−3…アンテナ基板、 1…片面ガラスエポキシ基板、 2…チップアンテナ、 2−1、2−2…無線LAN用アンテナ、 2−3…Bluetooth用アンテナ、 3…整合用のインダクタ、 4、4−1〜4−3…同軸コネクタ、 5…GNDパターン、 11…液晶パネル、 12…筐体、 13a,13b…固定部、 21〜23…同軸ケーブル、 25…ヒンジ、 30…表示部、 31…無線LAN用無線通信モジュール、 32…Bluetooth用無線通信モジュール、 33…ノートPCの本体、 43…CPUバス、 44…メモリ、 45…CPU、 51…比較部、 52、61…RF部、 53、62…水晶発信部、 54、63…ベースバンド処理部、 71−1、71−2…無線LAN用アンテナ、 71−3…Bluetooth用アンテナ、 81…無線LAN用アンテナ、 82…共有アンテナ、 91…アンテナスイッチ、 92…アンテナ制御回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 前記本体に回動可能に取り付けられた表示部と、 前記表示部に設けられ、少なくとも2以上のアンテナか
    らなるダイバーシティアンテナと、 このダイバーシティアンテナに接続され、ダイバーシテ
    ィ機能を用いた第1の無線通信方式にて通信を行なう第
    1の無線通信手段と、 前記少なくとも2以上のアンテナのうちの1つに接続さ
    れ、前記第1の通信方式とは異なる第2の通信方式で通
    信を行なう第2の無線通信手段と、 前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段とを
    切り換える切換手段とを具備することを特徴とする携帯
    型情報機器。
  2. 【請求項2】 前記表示部は、液晶パネルと、前記液晶
    パネルを固定するための筐体とを具備し、 前記ダイバーシティアンテナを構成する少なくとも2以
    上のアンテナは、それぞれ複数のアンテナ基板に取りつ
    けられ、 前記複数のアンテナ基板は、前記液晶パネルの背面側の
    筐体に取り付けられ、かつ前記アンテナが前記液晶パネ
    ルの上部に所定間隔を存して位置するようにそれぞれ取
    り付けられていることを特徴とする請求項1記載の携帯
    型情報機器。
  3. 【請求項3】 前記複数のアンテナ基板は、その総周囲
    長が前記ダイバーシティアンテナの無線通信周波数の
    0.8波長から1.25波長の長さのグランドパターン
    をそれぞれ有することを特徴とする請求項2記載の携帯
    型情報機器。
  4. 【請求項4】 前記アンテナ基板は、前記携帯型情報機
    器の本体に設けられた第1の無線通信用モジュールと同
    軸ケーブルを介して接続するための同軸コネクタをそれ
    ぞれ具備し、前記アンテナは前記同軸コネクタに接続さ
    れていることを特徴とする請求項2記載の携帯型情報機
    器。
  5. 【請求項5】 前記第1の無線通信手段によって通信を
    行なう場合に、前記ダイバーシティアンテナを選択し、
    前記第2の無線通信手段によって通信を行なう場合に、
    前記少なくとも2以上のアンテナのうちの1つを選択す
    る手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載
    の携帯型情報機器。
  6. 【請求項6】 アンテナと、 このアンテナに接続され、第1の通信方式にて通信を行
    なう第1の無線通信手段と、 前記アンテナに接続され、前記第1の通信方式とは異な
    る第2の通信方式で通信を行なう第2の無線通信手段
    と、 前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段とを
    切り換える切換手段と、を具備することを特徴とする携
    帯型情報機器。
  7. 【請求項7】 本体と、 前記本体に回動可能に取り付けられた表示部と、 前記表示部に設けられたアンテナと、 このアンテナに接続され、第1の通信方式にて通信を行
    なう第1の無線通信手段と、 前記アンテナに接続され、前記第1の通信方式とは異な
    る第2の通信方式で通信を行なう第2の無線通信手段
    と、 前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段とを
    切り換える切換手段と、を具備することを特徴とする携
    帯型情報機器。
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