JP2000169001A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2000169001A
JP2000169001A JP10345648A JP34564898A JP2000169001A JP 2000169001 A JP2000169001 A JP 2000169001A JP 10345648 A JP10345648 A JP 10345648A JP 34564898 A JP34564898 A JP 34564898A JP 2000169001 A JP2000169001 A JP 2000169001A
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Japan
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paper
paper feed
roller
timing
sheet
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JP10345648A
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English (en)
Inventor
Hideji Yoneoka
秀治 米岡
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙ローラにより用紙を画像形成処理部に搬
送する給紙装置において、用紙の種類に拘わらず所望と
するタイミングにて給紙ローラの駆動開始および駆動停
止を行うことができるようにする。 【解決手段】 記憶手段44に用紙の種類および印刷速
度と給紙ローラの駆動開始および駆動停止のタイミング
との関係を表すテーブルを記憶しておき、このテーブル
を参照して用紙の種類および印刷速度に応じて、給紙ロ
ーラの駆動開始のタイミングおよび駆動停止のタイミン
グを設定する。そして設定されたタイミングに基づいて
制御装置40により給紙機構45の駆動を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機あるいは孔
版印刷機などの画像形成装置に用いられる給紙装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機あるいは孔版印刷機などの画像形
成装置に組み込まれる給紙装置は、一般に、給紙台上に
載置された複数枚の用紙を回転駆動する給紙ローラによ
り一枚ずつ取り出してレジストローラへ搬送し、この用
紙をレジストローラによって版胴あるいは複写用感光体
ドラムなどの画像形成処理部へ搬送するように構成され
ている。このような給紙装置は例えば特公昭58−75
82号公報に開示されており、レジストローラにより所
定の時期に用紙が画像形成処理部へ供給されるよう、ま
た搬送過程における用紙の斜め送りによる用紙の傾きを
解消するために、レジストローラの回転開始以前に用紙
の先端がレジストローラに到着してもなお少しの間は給
紙ローラの駆動が行われるようになっている。したがっ
て、このような給紙装置では給紙ローラにより給紙台か
らレジストローラへ搬送された用紙は、レジストローラ
によって画像形成処理部へ搬送されるまでの間、給紙ロ
ーラとレジストローラとの間にてその搬送方向に弛み湾
曲を生じる。適度の弛み湾曲は搬送過程における斜め送
りにより生じた用紙の傾きを解消するために有用であ
る。
【0003】上述したような給紙装置においては、一般
に給紙ローラは電磁クラッチを介して駆動源に連動連結
されており、一枚の用紙の取り出す毎に電磁クラッチが
接続されて、予め定められた一定角度だけ給紙ローラが
回転駆動されるようになっている。このため、積み重ね
られた用紙の種類や印刷スピードによる摩擦抵抗の相
違、紙自身が持つ腰の強さの相違などによって給紙ロー
ラによる用紙の搬送量に変化が生じることがある。例え
ば、給紙ローラとの摩擦抵抗が大きく比較的搬送の程度
がよい更紙にあうように給紙ローラの回転角を設定し、
そのままの状態で厚紙の給紙を行うと、給紙ローラとの
スリップ、ガイド板との接触による抵抗増などの原因に
より、その厚紙がレジストローラまで確実に到達しない
場合や、到達したとしてもその後の弛み湾曲を形成する
に十分な搬送量を得られないなどの不都合が生じる。
【0004】このため、給紙する用紙の種類に関するデ
ータを入力手段より入力し、このデータに基づいて給紙
ローラの駆動量(駆動時間)を設定することにより、用
紙の種類に拘わらず確実に給紙搬送を行えるようにした
給紙装置が提案されている(例えば特許番号第2728
463号公報)。また、給紙する用紙の種類のみなら
ず、印刷スピードにも基づいて給紙ローラの駆動量を設
定するようにした給紙装置も提案されている(特開平1
0−35910号公報)。これらの給紙装置において
は、用紙がレジストローラへ到達したことを検出するた
めのペーパセンサにより用紙が検出されると電磁クラッ
チへの通電を開始して給紙ローラを駆動し、用紙の種類
や印刷スピードに基づいて設定された駆動量だけ給紙ロ
ーラが駆動すると電磁クラッチへの通電を停止して給紙
ローラの駆動を停止することにより、用紙の搬送を制御
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した特許番号第2
728463号公報、特開平10−35910号公報に
記載された給紙装置によれば、用紙の種類や印刷スピー
ドの装置による給紙不良の問題を解決することができ
る。しかしながら、これらの給紙装置においては、予め
定められた数種類の用紙のみに対応した駆動量しか設定
することができないため、市場に存在するあらゆる用紙
全てに対して最適な給紙性能を提供することができず、
選択肢にない用紙を給紙した場合に給紙不良を起こすお
それがある。この場合、あらゆる用紙に対応可能なよう
に全用紙種類に対応した駆動量を予め記憶しておくこと
により給紙不良の問題を解決することができるが、全て
の用紙に対応する駆動量を記憶しておくことは、給紙装
置に搭載されたメモリの容量やコストの問題から現実的
には不可能である。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、用紙に応じて最適な給紙ローラの駆動量を設定でき
る給紙装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による給紙装置
は、給紙台上に載置された複数枚の用紙を回転駆動され
る給紙ローラにより一枚ずつ取り出してレジストローラ
へ搬送し、該用紙を前記レジストローラにより所定の時
期に画像形成処理部へ搬送する給紙装置において、前記
給紙ローラの駆動開始および駆動停止のタイミングのう
ち少なくとも一方を所望とするタイミングに設定可能な
設定手段と、該設定手段により設定されたタイミングに
基づいて、前記給紙ローラの駆動を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とするものである。
【0008】なお、本発明による給紙装置においては、
前記設定手段は、前記用紙の種類、および予め設定され
た調整量に応じて前記タイミングを設定可能な手段であ
ることが好ましい。
【0009】また、本発明による給紙装置においては、
前記設定手段は、前記用紙の種類、予め設定された調整
量、および印刷速度に応じて前記タイミングを設定可能
な手段であることが好ましい。
【0010】ここで、「予め設定された調整量」とは、
例えば前記タイミングを任意の値ではなく、用紙の種類
や印刷速度などに応じて複数段階に設定可能とした場合
に、各段階毎に設定されたタイミングを微調整するため
の量のことをいう。例えば、前記調整量を、給紙ローラ
およびレジストローラ間における用紙の弛み量を調整す
るために、0を基準とした5段階の数値「−2,−1,
0,1,2[mm]」に設定した場合には、これらの数
値の中から選択して設定すればよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、設定手段において給紙
ローラの駆動開始および駆動停止のタイミングのうち少
なくとも一方が所望とするタイミングに設定され、制御
手段においてこの設定値に基づいて給紙ローラの駆動が
制御される。このように、設定手段において給紙ローラ
の駆動開始および駆動停止のタイミングのうち少なくと
も一方を所望とするタイミングに設定可能としたため、
用紙の種類や印刷速度に拘わらず給紙ローラの駆動を適
切に制御することができ、これにより給紙不良を防止す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態について説明する。
【0013】図1から図3は本発明の実施形態による給
紙装置の構成を示す図である。給紙装置は印刷機内に設
けられており、給紙台1には、その上部に複数枚の用紙
Pが積層載置され、図示されていない駆動装置によって
この給紙台1は、図1にて上下方向へ駆動されるように
なっている。給紙台1における用紙送り出し方向に見て
最前部、すなわち図1における給紙台1の右側には、前
部障壁板2が立設されており、前部障壁板2は給紙台1
上に載置された用紙Pの前端縁の位置決めを行うように
なっている。前部障壁板2の上方にはゴムあるいはゴム
類似品により形成された給紙ローラ3が設けられてい
る。この給紙ローラ3は支持軸4によって一対の側板5
間に回転自在に支持されている。支持軸4は、その一端
部が給紙ローラ3へ動力の伝達をON/OFFするため
の電磁クラッチ6の従動側と接続されており、また電磁
クラッチ6の駆動側とは伝動ベルト7と駆動連結され、
電磁クラッチ6に通電された状態、つまりクラッチの従
動側と駆動側が係合状態にあるときにのみ図1に見て反
時計回り方向Aへ回転駆動されるようになっている。
【0014】この回転駆動のタイミングは、図3に示す
ような給紙クラッチセンサ50によって制御されてい
る。この給紙クラッチセンサ50は、一部にスリット5
1aを有する円板51が、給紙信号の出力により回転駆
動される。給紙ローラ3は電磁クラッチ6が係合状態に
あるときに図1で見て反時計回り方向Aへ回転駆動され
る。
【0015】一方、前部障壁板2の上端部には、給紙ロ
ーラ3に対向して紙捌きパッドホルダ8が設けられてい
る。紙捌きパッドホルダ8は、ブラケット9によって給
紙ローラ3の径方向に対し移動自在に支持され、圧縮コ
イルバネ10のバネ力により給紙ローラ3の外周面へ向
けて付勢されている。紙捌きパッドホルダ8の上面、す
なわち給紙ローラ3の外周面に対向する面部には紙捌き
パッド11が取付けられており、この紙捌きパッド11
は、ゴムあるいはゴム類似品、またはコルクなどの比較
的摩擦係数が大きい材料により形成され、給紙ローラ3
の外周面に対向している。
【0016】次に、給紙ローラ3より用紙送り出し方向
(矢印C)に見て前方、すなわち版胴25とこれに対応
するプレスローラ26とにより構成された画像形成処理
部側には下部案内板2aと上部案内板12とにより給紙
通路13が形成されている。この給紙通路13は、給紙
ローラ3より印刷機を構成する画像形成処理部へ向けて
延設されており、その終端近傍部には上下一対のローラ
14,15から構成されるレジストローラ16が設けら
れている。ローラ14,15の各々の外周面は互いに接
触し、ローラ14は図示されていない駆動装置により図
1にて時計回り方向Bへ間欠的に回転駆動されるように
なっている。
【0017】上部案内板12は、給紙ローラ3とレジス
トローラ16との間において用紙Pに対して図1に示さ
れているようにその搬送方向Cに弛み湾曲が生じること
を許容すべく上方へ弓なりに湾曲しており、給紙通路1
3はレジストローラ16の手前において図1にて上下方
向に広がっている。また、レジストローラ16を構成す
るローラ14,15の接触部直前には、給紙台1から給
紙搬送されてきた用紙Pがレジストローラ16に向けて
通過したことを検出することによりレジストローラ16
に到達したことを検出して給紙ローラ3の駆動をOFF
するタイミングを得るためのペーパセンサ17が設けら
れている。
【0018】図4は本実施形態による給紙装置の制御装
置の構成を示す概略ブロック図である。図4に示すよう
に制御装置40は、マイクロプロセッサなどにより構成
されるCPU41を有しており、このCPU41は、R
OM42に格納されているプログラムおよび設定情報に
基づいて装置内の各機構を制御する。また、CPU41
には、印刷機の操作パネル20から入力された印刷枚数
などを随時記憶するRAM43が接続されている。さら
に、印刷機本体の電源がOFFされても、後述するよう
に設定された給紙ローラON/OFFの設定内容を記憶
可能な記憶手段44が接続されている。また、制御装置
40には、給紙装置を構成する給紙機構45の他、印刷
機の画像形成処理部70を構成する版胴駆動機構46、
製版機構47、着版・排版機構48および排紙機構49
が接続されており、これらの機構の駆動が制御装置40
により制御される。
【0019】給紙機構45は、上述したペーパセンサ1
7、電磁クラッチ6、給紙ローラをONするタイミング
を得るための給紙クラッチセンサ50、および用紙Pが
セットされた給紙台1を給紙位置へセットするための給
紙台上下機構55と、給紙台1にセットされた用紙Pの
サイズを検知するための用紙サイズセンサ56とから構
成される。
【0020】なお、CPU41、ROM42、記憶手段
44およびCPU41に接続される操作パネル20が本
発明における設定手段および制御手段を構成する。
【0021】図5は、印刷機の操作パネル20の構成を
示す図である。操作パネル20には、テンキー21、枚
数LED22、液晶パネルなどからなる表示器23、カ
ーソルキー24、確定キー34、スタートキー35、ス
トップキー27、製版/印刷キー28、製版・印刷モー
ドLED29,30、給紙台1にセットされている用紙
の種類を設定する用紙種類設定キー31、給紙を開始す
るタイミングを調整するための給紙ON設定キー32、
給紙を終了するタイミングを調整するための給紙OFF
設定キー33、印刷速度を設定するための増速キー3
6、減速キー37、および印刷速度の設定値を表示する
ための印刷速度表示LED38が設けられている。
【0022】テンキー21は、0〜9の数字キーにより
構成され、印刷枚数などの設定を行う際に押動操作され
る。
【0023】枚数LED22は、テンキー21により設
定された印刷枚数を表示している。枚数LED22の表
示値は、印刷機による印刷動作により印刷済用紙が排出
されるのに同期して設定値から1ずつ減算表示される。
【0024】表示器23は、ジャムなどのエラーが発生
した場合のエラー表示、給紙機構45により検出された
印刷済用紙Pの用紙サイズおよび用紙種類設定キー31
により設定されている用紙種類を表示する。
【0025】カーソルキー24は、表示器23に表示さ
れた選択画面においてカーソルを移動させるためのもの
である。
【0026】確定キー34は、カーソルキー24により
選択された項目を確定させるためのものである。
【0027】スタートキー35は、印刷機の動作を実行
させるために押下され、ストップキー27は、印刷機の
動作を停止するために押下される。
【0028】製版/印刷キー28は、製版動作/印刷動
作の切り替えを行うためのものであり、切り替えられた
動作に応じて製版・印刷モードの設定を示すLED2
9,30が点灯する。
【0029】用紙種類設定キー31は、給紙台1にセッ
トされている用紙Pの種類を選択するための選択画面を
表示するために押下される。
【0030】給紙ON設定キー32および給紙OFF設
定キー33は、用紙種類設定キー31により選択されて
いる用紙種類に応じた給紙ON、OFFのタイミングを
調整するための調整画面を呼び出すために押下される。
【0031】本実施形態においては、印刷速度は5段階
あり、増速キー36を1度押下する毎に1段階ずつ印刷
速度が高速になり、減速キー37を1度押下する毎に1
段階ずつ印刷速度が低速になる。なお、設定されている
印刷速度は、印刷速度表示LED38において5段階の
うちで該当するLEDを点灯することにより確認するこ
とができる。
【0032】図6から図10は表示器23の表示状態を
示す図である。図6は、用紙種類設定キー31を押下し
たときに表示器23に表示される用紙選択画面である。
用紙種類設定キー31が押下された時点で、選択されて
いる用紙種類が反転表示される。そして、カーソルキー
24を押下することにより、反転表示される用紙種類が
変更される。そして、確定キー34が押下された時点で
選択されている用紙種類が新たに選択された用紙種類と
なる。
【0033】図7および図8は給紙ローラ3のONタイ
ミングおよびOFFタイミングの設定画面である。図7
および図8には弛み調整量が表示されており、カーソル
キー24を押下することにより値を変更することがで
き、確定キー34を押下すると、変更された給紙ON弛
み調整量および給紙OFF弛み調整量に基づいて、後述
するように給紙ローラ3のON、OFFのタイミングが
設定される。
【0034】図9および図10は表示器23に表示され
るエラーの例である。
【0035】次いで、本実施形態の動作について説明す
る。図11は用紙種類を設定する動作を示すフローチャ
ートである。まず、操作パネル20上の用紙種類設定キ
ー31を押下することにより図6に示す用紙種類選択画
面が表示器23に表示される(ステップF111)。用
紙種類選択画面上には、選択可能な用紙種類が表示さ
れ、その時点で選択されている用紙種類の表示は反転表
示となっている。この状態においてカーソルキー24を
押下することにより使用する用紙種類を選択し、確定キ
ー34を押下すると選択された用紙種類に該当するデー
タがレジスタPKに保存される。なお、レジスタPKの
値は、標準:0、薄紙:1、厚紙:2、ユーザ:3とす
る。したがって、標準が選択されれば(ステップF11
2)レジスタPK=0とされ(ステップF113)、薄
紙が選択されれば(ステップF114)レジスタPK=
1とされ(ステップF115)、厚紙が選択されれば
(ステップF116)レジスタPK=2とされ(ステッ
プF117)、ユーザが選択されれば(ステップF11
8)レジスタPK=3とされる(ステップF119)。
ここで、「ユーザ」という用紙種類は、その印刷機を使
用するユーザが頻繁に使用する用紙のために、給紙タイ
ミングを調整して登録するためのものである。
【0036】なお、ここでは用紙種類を操作パネル20
にて設定しているが、給紙カセットに用紙種類を判別す
るための機構を設けたり、給紙ユニットの用紙による構
造の相違を識別可能な機構を設けて用紙の種類を設定し
てもよい。
【0037】図12は給紙ON弛み調整量設定動作を示
すフローチャートである。操作パネル20上の給紙ON
設定キー32を押下すると、その時点で設定されている
用紙種類PKに対応する給紙ON弛み調整量がレジスタ
Qon(PK)より呼び出され、レジスタTcに格納さ
れる(ステップF121)。ここで、レジスタQon
(PK)は印刷機の電源をOFFにしても情報を記憶可
能な記憶手段44に記憶されており、以前に設定した給
紙ON弛み調整量に関する情報を次に電源ONした後に
も使用することが可能となっている。次に、図7に示す
設定画面が表示される(ステップF122)。設定画面
には、登録されている給紙ON弛み調整量が表示されて
いる。ここで、給紙ON弛み調整量を、カーソルキー2
4により変化させて選択する。給紙ON弛み調整量は、
−3,−2,−1,0,1,2,3の7段階になってお
り、カーソルキー24を操作することにより1段階ずつ
変化させることができる。すなわち、右側のカーソルキ
ー24を押下すると(ステップF123)レジスタTc
が1増加し(ステップF124)、左側のカーソルキー
24を押下すると(ステップF125)レジスタTcが
1減少する(ステップF126)。そして、カーソルキ
ー24により給紙ON弛み調整量を変化させた時点で確
定キー34が押下されると(ステップF127)、その
時点で設定されているレジスタTcの値を給紙ON弛み
調整量としてレジスタQon(PK)に再セットする
(ステップF128)。
【0038】図13は、給紙OFF弛み調整量設定動作
を示すフローチャートである。給紙OFF弛み調整量の
設定についても、給紙ON弛み調整量の設定と同様に、
給紙OFF設定キー33を押下すると、その時点で設定
されている用紙種類PKに対応する給紙OFF弛み調整
量がレジスタQoff(PK)より呼び出され、レジス
タTcに格納される(ステップF131)。ここで、レ
ジスタQoff(PK)は記憶手段44に記憶されてお
り、以前に設定した給紙OFF弛み調整量に関する情報
を次に電源ONした後にも使用することが可能となって
いる。次に、図8に示す設定画面が表示される(ステッ
プF132)。設定画面には、登録されている給紙OF
F弛み調整量が表示されている。ここで、給紙OFF弛
み調整量を、カーソルキー24により変化させて選択す
る。給紙OFF弛み調整量は、−3,−2,−1,0,
1,2,3の7段階になっており、カーソルキー24を
操作することにより、1段階ずつ変化させることができ
る。すなわち、右側のカーソルキー24を押下すると
(ステップF133)レジスタTcが1増加し(ステッ
プF134)、左側のカーソルキー24を押下すると
(ステップF135)レジスタTcが1減少する(ステ
ップF136)。そして、確定キー34が押下されると
(ステップF137)、その時点で設定されているレジ
スタTcの値を給紙OFF弛み調整量としてレジスタQ
off(PK)に再セットする(ステップF138)。
【0039】図14は印刷速度設定動作を示すフローチ
ャートである。印刷速度は増速キー36が押下されると
(ステップF161)、レジスタVにセットされている
印刷速度がV=5であるか否かを判断し(ステップF1
62)、V=5に設定されているとき以外はV+1を新
たにレジスタVにセットする(ステップF163)。ま
た、増速キー36ではなく減速キー37が押下される
と、レジスタVにセットされている印刷速度がV=1で
あるか否かを判断し(ステップF164)、V=1に設
定されているとき以外はV−1を新たにレジスタVにセ
ットする(ステップF165)。
【0040】図15は印刷動作を示すフローチャートで
ある。まず、テンキー21により印刷枚数がセットされ
(ステップF141)、スタートキー35が押下される
と(ステップF142)、その時点でセットされている
用紙種類PK、印刷速度VおよびレジスタQon(P
K)の値に基づいて、給紙ON遅延時間を下記の表1に
示す給紙ローラONタイミングテーブルから選択してレ
ジスタPinにセットする(ステップF143)。同様
に、用紙種類PK、印刷速度VおよびレジスタQoff
(PK)の値に基づいて、給紙OFF遅延時間を下記の
表2に示す給紙ローラOFFタイミングテーブルから選
択し、レジスタPoutにセットする(ステップF14
4)。そしてこのようにセットされたレジスタPinお
よびPoutの設定値を用いて、給紙動作(ステップF
145)、排紙動作(ステップF146)、版胴動作
(ステップF147)および排紙台動作(ステップF1
48)が、印刷枚数が0になるまで(ステップF14
9)繰り返し実行される。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】ここで、表1に示す給紙ローラONタイミ
ングテーブルについて説明する。給紙ローラONタイミ
ングテーブルは予めROM42に格納されている。そし
て、操作パネル20により設定された用紙種類PK、印
刷速度Vおよびレジスタ(給紙ON弛み調整量)Qon
(PK)により、給紙ローラONタイミングテーブルか
ら給紙ON遅延時間が選択される。給紙ON遅延時間
は、給紙クラッチセンサ50がONされてから電磁クラ
ッチ6をONするまでの遅延時間[ms]である。この
際、給紙ON弛み調整量Qon(PK)を+1に設定す
ると、給紙ローラ3とレジストローラ16との間の用紙
Pの弛み量が標準より1mm増える設定値となってい
る。また、給紙ON弛み調整量Qon(PK)を−1に
設定すると、給紙ローラ3とレジストローラ16との間
の用紙Pの弛み量が標準より1mm減る設定値となって
いる。
【0044】また、電磁クラッチ6がONされると、版
胴25を駆動しているモータの駆動を給紙ローラ3に伝
達して給紙ローラ3を駆動する。ここで、印刷速度を変
化させると給紙ローラ3の駆動速度も変化するため、印
刷速度の変化に拘わらず常に同一の弛み量を得るために
は、印刷速度が変化する毎に電磁クラッチ6がONする
までの遅延時間を変化させる必要がある。このため、給
紙ローラONタイミングテーブルにおいて、給紙ON弛
み調整量Qon(PK)が同一でも、印刷速度に応じて
異なる遅延時間が設定されている。したがって、給紙O
N弛み調整量Qon(PK)が同一であれば、いかなる
印刷速度であっても用紙Pの弛み量が同一となるように
調整されることとなる。
【0045】一方、表2に示す給紙ローラOFFタイミ
ングテーブルについても、給紙ローラONタイミングテ
ーブルと同様に、ROM42に格納されている。そし
て、操作パネル20により設定された用紙種類PK、印
刷速度Vおよびレジスタ(給紙時間OFF弛み調整量)
Qoff(PK)により、給紙ローラOFFタイミング
テーブルから給紙OFF遅延時間が選択される。給紙O
FF遅延時間は、給紙クラッチセンサ50がOFFされ
てから電磁クラッチ6をOFFするまでの遅延時間[m
s]である。このとき、給紙OFF弛み調整量Qoff
(PK)を+1に設定すると、給紙ローラ3とレジスト
ローラ16との間の用紙の弛み量が標準より1mm増え
る設定値となっている。また、給紙OFF弛み調整量Q
off(PK)を−1に設定すると、給紙ローラ3とレ
ジストローラ16との間の用紙Pの弛み量が標準より1
mm減る設定値となっている。
【0046】また、給紙ローラONタイミングテーブル
と同様に、給紙ローラOFFタイミングテーブルは、印
刷速度の変化に拘わらず常に同一の弛み量を得るため
に、給紙OFF弛み調整量Qoff(PK)が同一で
も、印刷速度に応じて異なる遅延時間が設定されてい
る。したがって、給紙OFF弛み調整量Qoff(P
K)が同一であれば、いかなる印刷速度であっても用紙
Pの弛み量が同一となるように調整されることとなる。
【0047】図16は給紙動作を示すフローチャートで
ある。まず給紙台1に用紙Pがあることを確認し(ステ
ップF151)、給紙台1に用紙Pがないことを確認し
たら表示器23に図9に示すように用紙無しエラーを表
示し(ステップF160)、印刷動作の中断作業を行う
(ステップF163)。給紙台1に用紙Pがあれば次に
給紙クラッチセンサ50がONされたことを確認して
(ステップF152)、上述したようにレジスタPin
にセットされた給紙ON遅延時間のタイマーをスタート
させる(ステップF153)。そして、設定された時間
経過後(ステップF154)、電磁クラッチ6に通電を
開始して電磁クラッチ6をONとする(ステップF15
5)。これにより、電磁クラッチ6の駆動側の駆動力が
従動側に伝達され、給紙ローラ3が図1中矢線A方向に
回転駆動される。この給紙ローラ3の回転に伴って給紙
台1上の最上位置の用紙Pがピックアップされ、レジス
トローラ16へ向けて(図1矢印C方向)下部案内板2
a上に沿って給紙・搬送される。
【0048】給紙された用紙Pの先端がレジストローラ
16のローラ14および15の接触部の近傍に到達し、
ペーパセンサ17により用紙Pが搬送されてきたことが
検出される、すなわちペーパセンサ17がONすると
(ステップF156)、上述したようにレジスタPou
tにセットされた給紙OFF遅延時間のタイマーをスタ
ートさせる(ステップF157)。このときはまだロー
ラ14が回転駆動されておらず停止しているため用紙P
の先端はこれ以上進むことが阻止されている。そして、
設定された時間経過後(ステップF158)、電磁クラ
ッチ6をOFFする(ステップF159)。
【0049】これにより、給紙ローラ3は、用紙Pがレ
ジストローラ16に達した後も引き続き図1に見て反時
計回り方向Aへ回転駆動され、これによって用紙Pはレ
ジストローラ16と給紙ローラ3との間において上部案
内板12の湾曲部12aに案内されつつ上方へ盛り上が
った弛み湾曲を生じるようになる。すなわち、給紙ロー
ラ3の駆動量は、用紙Pの種類毎に最適に設定されたデ
ータに基づいて制御されるため、その用紙Pを給紙・搬
送するのに適した状態を常に維持することができる。ま
た、このデータをさらに最適な状態に設定を変更・登録
することが容易であるため、印刷機の仕様環境に応じて
より最適なデータをセットすることが可能となる。
【0050】なお、ステップF156においてペーパセ
ンサ17に用紙Pが搬送されてくる前に、給紙クラッチ
センサ50がOFFしたことを確認した場合は(ステッ
プF161)、用紙Pが正常に搬送できない状況にある
ため、表示器23に給紙エラー表示を行い(ステップF
162)、印刷動作の中断作業を行う(ステップF16
3)。
【0051】なお、上記実施形態においては、版胴を駆
動するモータからの動力を電磁クラッチ6により伝達さ
せることにより給紙ローラ3を駆動しているが、給紙ロ
ーラ3を専用のモータにより駆動しているものに対して
も本発明を適用することができる。すなわち、版胴の回
転角度をエンコーダセンサなどにより検出し、ある給紙
タイミングの角度に到達した時点で、給紙ローラ3を駆
動するモータをON/OFFするような機構とすれば、
給紙モータ3をON/OFFするタイミングを本発明と
同様に任意に設定することができる。
【0052】また、上記実施形態においては、表1およ
び2に示すテーブルを参照して給紙ローラON/OFF
のタイミングをセットしているが、操作パネル20から
任意の値を入力して給紙ローラON/OFFのタイミン
グをセット可能なようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態による給紙装置の構成を示す側断面
【図2】本実施形態による給紙装置の平面図
【図3】給紙クラッチセンサの側面図
【図4】制御装置の構成を示す概略ブロック図
【図5】操作パネルの構成を示す図
【図6】用紙種類選択画面を示す図
【図7】給紙ローラのONタイミングの設定画面を示す
【図8】給紙ローラのOFFタイミングの設定画面を示
す図
【図9】エラー画面の例を示す図
【図10】エラー画面の例を示す図
【図11】用紙種類を設定する動作を示すフローチャー
【図12】給紙ONタイミング設定動作を示すフローチ
ャート
【図13】給紙OFFタイミング設定動作を示すフロー
チャート
【図14】印刷速度設定動作を示すフローチャート
【図15】印刷動作を示すフローチャート
【図16】給紙動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 給紙台 3 給紙ローラ 6 電磁クラッチ 16 レジストローラ 17 ペーパセンサ 20 操作パネル 40 制御装置 41 CPU 44 記憶手段
フロントページの続き Fターム(参考) 3F102 AA02 AA13 AB01 BB02 CB04 DA08 EA01 FA08 3F343 FA02 FB02 FB05 GA01 GB01 GC01 GD01 JA01 JD08 KA05 KA16 KB04 KB05 KB06 KB20 LC09 MA03 MA26 MA41 MB04 MB08 MB13 MB14 MB16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙台上に載置された複数枚の用紙を回
    転駆動される給紙ローラにより一枚ずつ取り出してレジ
    ストローラへ搬送し、該用紙を前記レジストローラによ
    り所定の時期に画像形成処理部へ搬送する給紙装置にお
    いて、 前記給紙ローラの駆動開始および駆動停止のタイミング
    のうち少なくとも一方を所望とするタイミングに設定可
    能な設定手段と、 該設定手段により設定されたタイミングに基づいて、前
    記給紙ローラの駆動を制御する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記設定手段は、前記用紙の種類、およ
    び予め設定された調整量に応じて前記タイミングを設定
    可能な手段であることを特徴とする請求項1記載の給紙
    装置。
  3. 【請求項3】 前記設定手段は、前記用紙の種類、予め
    設定された調整量、および印刷速度に応じて前記タイミ
    ングを設定可能な手段であることを特徴とする請求項1
    記載の給紙装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047048A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Canon Marketing Japan Inc 用紙給紙装置
JP2015016984A (ja) * 2013-07-16 2015-01-29 株式会社リコー 給紙装置、及び画像形成装置
JP2017165494A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 理想科学工業株式会社 給紙装置

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