JP2000158500A - 射出成形機の型締装置及び型締め方法 - Google Patents

射出成形機の型締装置及び型締め方法

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JP2000158500A JP10334761A JP33476198A JP2000158500A JP 2000158500 A JP2000158500 A JP 2000158500A JP 10334761 A JP10334761 A JP 10334761A JP 33476198 A JP33476198 A JP 33476198A JP 2000158500 A JP2000158500 A JP 2000158500A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 型厚の異なる複数の金型を使用して型締めを
行う場合にも、型締力を一定とするための調整を容易か
つ迅速に行うことができる射出成形機の型締装置を提供
する。 【解決手段】 予め設定部21によって、ロータリーテ
ーブル10の上面に取り付けられる下側の金型8、9の
型厚と、これら金型に加える型締力を設定し、この設定
値をもとに、CPU22(演算部)によって下側の金型
8、9のそれぞれについて、設定された型締力が生じる
クロスヘッド14の位置を導出し、制御部25により制
御されたサーボモーター16によってトグルリンク機構
4のクロスヘッド14の貫通めねじ孔13に螺合される
スクリュシャフト15を回転させてクロスヘッド14を
型締め完了位置まで移動させて型締めを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の型締
装置及び型締め方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形機に用いられるトグル式
の型締装置1として、図1(a)に示されるように、略
平版形状をなす可動ダイプレート2と、可動ダイプレー
ト2の下方に所定距離離間して配される略平版形状の固
定ダイプレート3と、固定ダイプレート3の下方に配さ
れるトグルリンク機構4とが、複数本のタイバー5によ
って連結されてなる型締装置1が知られている。なお、
図1(a)は、型締装置1の型締め完了時の状態を表し
ている。このトグル式の型締装置1において、可動ダイ
プレート2はタイバー5に対して固定状態に連結される
もので、その下面には上側の金型6が取り付けられる。
【0003】固定ダイプレート3は、タイバー5に対し
て相対的に移動自在にして連結されるものである。また
その上面には、金型搬入手段7として、上面に下側の金
型8、9が取り付けられるロータリーテーブル10が配
される。ロータリーテーブル10は、略円盤形状をな
し、その中心に前記タイバー5のうちの一本が挿通され
ることによって、固定ダイプレート3の上面に当該ロー
タリーテーブル10の一部が重なるように、かつ中心に
挿通されるタイバー5を軸にして回転可能に連結される
ものである。またその上面には、下側の金型8、9が、
ロータリーテーブル10の中心を挟んだ両側に取り付け
られる。
【0004】トグルリンク機構4は、その一端を構成す
る略平版形状の底版11によってタイバー5と固定状態
に連結され、他端が固定ダイプレート3の下面に接続さ
れている。トグルリンク機構4は、前記底版11と複数
のリンク4a、4a、4aからなるトグルリンク機構本
体と、トグルリンク機構4を伸張、屈曲操作する操作子
であり、かつタイバー5の軸と平行な貫通めねじ孔13
が形成されるクロスヘッド14と、外周部に設けられた
おねじ部をクロスヘッド14の貫通めねじ孔13に螺合
されるスクリュシャフト15と、スクリュシャフト15
を回転させるためのモーター(図示せず)とからなる。
【0005】なお、トグルリンク機構4は、クロスヘッ
ド14が固定ダイプレート3側に移動されることによっ
て屈曲され、クロスヘッド14が底版11側に移動する
ことによって伸張されるように構成されている。次に、
このように構成される射出成形機の型締装置1の型締め
動作について説明する。まず、金型搬入手段7であるロ
ータリーテーブル10によって、下側の金型8、9のう
ちいずれか一方を、可動ダイプレート2に取り付けられ
る上側の金型6の下方、つまり型締め位置に搬入する。
ここでは、例として下側の金型8を型締め位置に配置す
る。
【0006】次に、トグルリンク機構4において、クロ
スヘッド14の貫通めねじ孔13に螺合されるスクリュ
シャフト15を、その軸を中心にしてモーター(図示せ
ず)によって回転させる。これによってスクリュシャフ
ト15に形成されるおねじ部を貫通めねじ孔13の内面
に形成されるめねじに作用させ、クロスヘッド14を底
版11側に移動させる。これによってトグルリンク機構
4が伸張され、トグルリンク機構4によって固定ダイプ
レート3の底面がトグルリンク機構4に対して相対的に
押されてタイバー5が固定ダイプレート3からトグルリ
ンク機構4側に引き出される。同時に、可動ダイプレー
ト2がその下方、つまりロータリーテーブル10及び固
定ダイプレート3の配される側に引き寄せられ、可動ダ
イプレート2の下面に取り付けられる上側の金型6と、
ロータリーテーブル10の上面に取り付けられる下側の
金型8とが当接される。
【0007】なお、この段階で、可動ダイプレート2は
その下面に取り付けられる上側の金型6がロータリーテ
ーブル10の上面の下側金型8と当接されて、以後は下
方への移動が制限される。しかし、トグルリンク機構4
は、予め可動ダイプレート2と底版11との間の距離が
調節されることによって、この段階でも完全には伸びき
らず、若干屈曲された状態になっている。このため、こ
の状態からさらにクロスヘッド14を底版11側に移動
させてトグルリンク機構4を伸びきらせると、タイバー
5にさらに引っ張り力が加わってタイバー5が引き伸ば
される。そしてこのタイバー5の伸びによって生じたタ
イバー5の引張力によってこれら可動ダイプレート2と
固定ダイプレート3が相対的に押し合わせられ、型締め
が行われる。
【0008】なお、このように構成されるトグル式の型
締装置1の金型搬入手段7として、固定ダイプレート3
の上面にその長さ方向にスライド自在に配される長方形
の平版からなり、その上面に、その長さ方向に沿って複
数の金型を固定して、その長さ方向にスライドすること
によって金型を移動させ、型締めされる金型の入れ替え
を行うスライドテーブルを用いるものも知られている。
また、上記のトグル式の型締装置1において、可動ダイ
プレート2と固定ダイプレート3の配置を入れ替えたも
ので、トグルリンク機構4によって可動ダイプレート2
が固定ダイプレート3に押し付けられることで型締めが
行われる型締装置も知られている。
【0009】従来のトグル式の型締装置1は、トグルリ
ンク機構4を伸びきらせることによってタイバー5を引
き伸ばし、これによって生じるタイバー5の引張力を型
締力として利用するもので、その構造上、トグルリンク
機構4が伸びきった時に最大の型締力が生じるようにな
っている。そのため、複数の金型を用いて型締めを行う
際に、これら金型の型厚が異なる場合には、型締めされ
る金型の型厚によって異なる型締力が加わる。なお、こ
のように型厚の異なる複数の金型を用いて型締めを行う
場合、通常は、型厚の薄い方の金型の下、またはこれら
複数の金型それぞれの下にシムを敷き、これら複数の金
型の型厚の差をなくした状態で型締めが行われる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のトグル式の型締
装置1のように、型締めに複数の下側の金型8、9を使
用する場合には、これら複数の下側8、9の金型の型厚
を完全に等しくすることは極めて難しく、大抵の場合、
これら複数の下側の金型8、9の型厚には若干の差が生
じてしまう。そのため、これら型厚の異なる下側の金型
8、9のそれぞれを型締めした場合、トグルリンク機構
4を伸び切らせた状態での可動ダイプレート2と固定ダ
イプレート3との間の距離に差が生じ、タイバー5の伸
び量に差が生じる。これによってこれら下側の金型8、
9をそれぞれ型締めした際に生じる型締力に差が生じて
しまう。すなわち、型締装置1に生じる型締力は、タイ
バー5の初期状態からの伸び量と、タイバー5の縦弾性
係数とから定められる。
【0011】ここで、金型の型厚の違いによって生じる
型締力の差を具体的に説明するため、図1(a)、図1
(b)に、それぞれ型厚の異なる下側の金型8、9を型
締めしてトグルリンク機構4を伸びきらせた場合の型締
装置1の様子を示す。なお、下側の金型8の型厚をT
1、下側の金型9の型厚をT2とし(T1<T2)、こ
れらT1とT2との差を△Tとする。また、これらそれ
ぞれの場合におけるタイバー5の長さをL1、L2とす
る。なお、L1<L2であり、これらL1とL2との差
をL3とする。
【0012】従来の型締装置1による型締め方法では、
下側の金型8、9のうち、どちらの金型の型厚を基準に
して型締装置1の調整を行っても、その型厚の差△Tに
よってタイバー5の伸び量に差が生じることから、型締
め完了時に生じる型締力に差が出てしまう。このよう
に、使用する金型によって型締力に差が生じると、射出
成形される製品の品質にばらつきが生じるだけでなく、
型締力の不足によって製品にバリが発生したり、過剰な
型締力によって金型が破損したり、ガス逃げ不良によっ
て製品にヤケが発生するなどの成形不具合が生じる。
【0013】従来は、このような下側の金型8、9の型
厚T1、T2の差△Tを解消するため、型厚の薄い方の
下側の金型8の下に、または下側の金型8、9の両方の
下に、型厚調整用のシムを挟むことによってこれら下側
の金型8、9の見かけ上の型厚が同一となるように調節
していた。しかし、これら金型の型厚の差△Tは金型の
組み合わせごとに異なるため、複数の金型を使用する場
合には、金型ごとにシムを作成する必要があった。ま
た、シムに要求される強度及び形状の寸法精度は金型と
同等以上であることが要求されるので、シムを製作する
だけでも大変な手間とコストがかかっていた。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、型厚の異なる金型を使用した場合にも、シム等の特
別な治具を利用することなく、これら金型に対して容易
かつ確実に同一の型締力を加えることができるよう図ら
れた射出成形機の型締装置及び型締め方法を提供するこ
とを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の射出成形
機の型締装置においては、それぞれ片面に金型が取り付
けられ、かつそれぞれの前記金型が取り付けられる面
を、互いに平行かつ向かい合わせにして配される略平版
形状の可動ダイプレート及び固定ダイプレートと、前記
可動ダイプレートをその金型が取り付けられる面に垂直
な方向に移動操作することにより、該可動ダイプレート
と固定ダイプレートとを相対的に押し合わせて型締めを
行うトグルリンク機構とが、タイバーによって連結され
てなる射出成形機の型締装置において、前記トグルリン
ク機構を伸張、屈曲操作する操作子であるクロスヘッド
の、型締め完了時における位置を、型締めされる金型の
型厚に応じて調節する制御装置を備えることを特徴とす
る。
【0016】これにより、制御装置によって型締めされ
る金型の型厚に応じて型締め完了時におけるトグルリン
ク機構のクロスヘッドの位置を調節して、タイバーの伸
びを加減することができ、タイバーの縦弾性によって生
じる型締力の大きさの調整を行うことができる。
【0017】請求項2記載の射出成形機の型締装置にお
いては、前記トグルリンク機構が、外周部に設けられた
おねじ部を前記クロスヘッドの中央に設けられる貫通め
ねじ孔に螺合されるスクリュシャフトを有し、前記制御
装置が、型締めされる金型の型厚と、型締めの際の型締
力を設定するための設定部と、該設定部によって設定さ
れた前記型締めされる金型の型厚と型締力から、前記金
型の型締めを行った場合に、前記設定された型締力が生
じる、前記クロスヘッドの型締め完了位置を導出する演
算部と、前記スクリュシャフトを、その軸を中心にして
回転させるサーボモーターと、前記演算部によって導出
された演算値を基に、該サーボモーターの制御を行う制
御部とからなることを特徴とする。
【0018】これにより、設定部によって設定された型
締めされる金型の型厚及び型締めの際の型締力の設定値
から、演算部によって型締めされる金型それぞれについ
て設定した型締力が生じるクロスヘッドの位置が導出さ
れ、制御部により制御されるサーボモーターによってス
クリュシャフトの回転をコントロールし、これによって
トグルリンク機構のクロスヘッドを、演算部によって導
出された位置に移動させ、型締めされる金型に設定され
た型締力を加えることができる。
【0019】請求項3記載の射出成形機の型締装置にお
いては、前記制御装置が、前記演算部によって導出され
た、前記型締めされる金型の型厚に応じた前記クロスヘ
ッドの型締め完了位置を記憶しておく記憶部を備えてい
ることを特徴とする。これにより、設定部によって型締
めされる金型の型厚と型締めの際の型締力を設定するこ
とで、型締めされる金型の型厚と型締力をもとに、演算
部によって導出された、金型の型厚に応じたクロスヘッ
ドの型締め完了位置が記録されるので、一度設定を行え
ば、金型を入れ替えた場合にも、その都度設定を行うな
どの面倒なしに型締めを行うことができる。
【0020】請求項4記載の射出成形機の型締装置にお
いては、前記固定ダイプレートが、複数の金型が搭載さ
れかつこれら複数の金型の一つを、前記固定ダイプレー
ト上の型締め位置に択一的に搬入する金型搬入手段を有
し、前記制御装置が、前記金型搬入手段に搭載されてい
る複数の金型のうち、どの金型が、型締めが行われる型
締め位置にあるかを判別するためのセンサーを有してい
ることを特徴とする。これにより、現在型締め位置にあ
る金型がどの金型であるかを判別することで、クロスヘ
ッドを、予めその金型の型厚から求めておいた最適な自
動的に移動させることができるので、金型の型厚の違い
に対する型締装置の調整作業を自動化することができ
る。
【0021】請求項5記載の射出成形機の型締装置にお
いては、前記金型搬入手段が、略円盤状をなし、その上
面に複数の金型が取り付けられるロータリーテーブルか
らなり、前記センサーが、固定ダイプレートに取り付け
られ、前記ロータリーテーブルが回転することによって
該ロータリーテーブルの一部に設けられた突起部により
押圧操作されて前記ロータリーテーブルの回転を検出す
るリミットスイッチからなることを特徴とする。これに
より、ロータリーテーブルが回転することで突起部によ
ってリミットスイッチが押圧操作され、これによってロ
ータリーテーブルの回転が検出されるので、現在ロータ
リーテーブル上に取り付けられる金型のうち、どの金型
が型締め位置にあるかを判別することができる。
【0022】請求項6記載の射出成形機の型締め方法に
おいては、射出成形機に用いられるトグル式の型締装置
を構成するトグルリンク機構に設けられ、該トグルリン
ク機構を伸張、屈曲操作する操作子であるクロスヘッド
の、型締め完了時における位置を調節することによっ
て、前記トグルリンク機構が伸張することによって生じ
る型締力が、型締めされる金型の型厚によらずに常に一
定になるように、前記型締めされる金型の型厚に応じて
前記トグルリンク機構の伸張する長さを調節することを
特徴とする。これにより、型締めを行う金型の型厚に応
じて型締め完了時におけるトグルリンク機構のクロスヘ
ッドの位置を調節することで、型締めを行う金型の型厚
の差によって生じる型締力の差をトグルリンク機構によ
って吸収することができる。また、従来のように、シム
を用いて金型の型厚を調整する方法に比べ手間とコスト
がかからず、型締力の調整を容易かつ迅速に行うことが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る射出成形機の
型締装置及び型締め方法の実施の形態について説明す
る。トグル式の型締装置1,1aは、図2(a)に示さ
れるように従来のトグル式の型締装置1とほぼ同様の構
成からなるもので、トグル式の型締装置1,1aには、
トグルリンク機構4の、型締め完了時におけるクロスヘ
ッド14の位置を、型締めする下側の金型8、9の型厚
T1、T2に応じて調節するための制御装置20(図2
では図示せず)が備えられる(図6参照)。なお、本実
施の形態では、ロータリーテーブル10の上面の片側半
分をA面、残りの半分をB面と称して区別する。
【0024】制御装置20は、型締めする下側の金型
8、9の型厚T1、T2及び型締めの際に加える型締力
Yとを設定するための設定部21と、設定部21により
設定された各設定値をもとに、これら下側の金型8、9
のそれぞれについて型締めを行った場合に型締力Yが生
じるトグルリンク機構4のクロスヘッド14の位置、す
なわち型締め完了位置を導出する演算部であるCPU2
2と、CPU22(演算部)によって導出された下側の
金型8、9のそれぞれについてのクロスヘッド14の型
締め完了位置を記憶しておく記憶部23と、これら下側
の金型8、9のうち、どちらが型締め位置にあるかを判
別するためのセンサー24と、スクリュシャフト15を
回転させるサーボモーター16と、サーボモーター16
の制御を行う制御部25とからなる。
【0025】設定部21は、ロータリーテーブル10の
上面に取り付けられる下側の金型8、9のうち、ロータ
リーテーブル10のA面に取り付けられる方の金型の型
厚を設定するA面金型厚さ設定器21aと、下側の金型
8、9のうち、B面に取り付けられる方の金型の型厚を
設定するB面金型厚さ設定器21bと、これら金型に加
える型締力Yを設定する型締力設定器21cとからな
る。
【0026】CPU22(演算部)は、設定部21によ
って設定された下側の金型8、9の型厚T1、T2か
ら、ロータリーテーブル10のA面とB面のどちらに取
り付けられる金型が型厚の厚い方の金型であるかを判断
し、厚い方の金型である場合には、これら下側の金型
8、9の設定された型厚T1、T2の差△Xから、薄い
方の下側の金型を用いてトグルリンク機構4を伸びきら
せたときに得られる型締力Yと同等の型締力を得るとき
の、型締装置1の可動ダイプレート2のストローク量の
位置、具体的にはタイバー5の高さのずれ△Lを算出す
る。また、この△Lの値を、トグルリンク機構4が伸び
きった時の位置からのクロスヘッド14のストローク量
dと型締め完了位置からの可動ダイプレート2のストロ
ーク量Xとの関係式d=f(X)に代入して、下側の金
型9を型締力Yで型締めする際のトグルリンク機構4の
クロスヘッド14のストローク量d3を導出する。な
お、その求め方については、後で詳しく述べる。
【0027】センサー24は、固定ダイプレート3に取
り付けられるリミットスイッチ27からなるもので、こ
のリミットスイッチ27は、ロータリーテーブル10が
回転することによってロータリーテーブル10のA面の
周縁部に設けられた突起部26により押圧操作されて、
ロータリーテーブル10の回転を検出するものである。
ここで、図6に制御装置20の制御の流れを表わすブロ
ック図を示す。
【0028】次に、このように構成される射出成形機の
型締装置1,1aの型締め動作について説明する。ま
ず、下側の金型8、9のうち、どちらを用いて型締めを
行っても型締力が不足しないようにする。そのため、型
厚の薄い方の金型である下側の金型8を用いて通常通り
の型締めを行った場合に設定した型締力Yが生じるよ
う、型締装置1,1aの調整を行う。続いて、設定部2
1のA面金型厚さ設定器21a、B面金型厚さ設定器2
1bによって、ロータリーテーブル10の上面に取り付
けられる下側の金型8、9のうち、ロータリーテーブル
10のA面に取り付けられる一方の金型の型厚T1と、
B面に取り付けられる他方の金型の型厚T2を設定す
る。なお、本実施の形態では、A面に下側の金型8を、
B面に下側の金型9を取り付けてある。また、型締力設
定器21cによってこれら下側の金型8、9を型締めす
る際の型締力Yを設定する。
【0029】次に、CPU22(演算部)によって、設
定部21によって設定された各設定値をもとに、下側の
金型9を型締めした際に設定した型締力Yが生じるトグ
ルリンク機構4のクロスヘッド14の型締め完了位置を
導出する。下側の金型9を用いて型締めを行った際の型
締め完了位置の導出、つまりトグルリンク機構4の伸び
きり位置からのストローク量d3(図2参照)の導出は
以下のように行われる。
【0030】図3は、可動ダイプレート2の型締め完了
位置からのストローク量Xと型締力Yとの関係を表すグ
ラフを示す。なお、このグラフは、可動ダイプレート2
の型締め完了位置からのストローク量Xからタイバー5
の伸び量を算出し、この伸び量とタイバー5の縦弾性係
数とから型締力Yを求めたものである。ここで、(イ)
は下側の金型8を用いて型締めを行った場合のグラフを
表し、(ロ)は下側の金型9を用いて型締めを行った場
合のグラフを表す。また、グラフの横軸において、X
1、X2はそれぞれ、下側の金型8、9のそれぞれを用
いて型締めを行った場合において、上側の金型6とこれ
ら下側の金型8、9とが離間された時点、つまり下側の
金型8、9を用いた場合のそれぞれの型閉じ位置におけ
る可動ダイプレート2のストローク量を示す。このグラ
フから、厚い方の金型を用いて型締めを行う場合に、薄
い方の金型を用いてトグルリンク機構4を伸びきらせた
時に得られる型締力Yと同等の型締力を得るには、可動
ダイプレート2の位置を型締め完了位置の手前△Lの箇
所に止めることが必要であることがわかる。
【0031】次に、この△Lの値を、トグルリンク機構
4が伸びきった時の位置からのクロスヘッド14のスト
ローク量dと、型締め完了位置からの可動ダイプレート
2のストローク量Xとの関係式d=f(X)に代入する
ことで、下側の金型9を型締力Yで型締めする際のトグ
ルリンク機構4のクロスヘッド14のストローク量d3
を導出する。これを表したものが図4である。すなわ
ち、図4は、型締装置1の型締力Yと、トグルリンク機
構4が伸びきった時の位置からのクロスヘッド14のス
トローク量dとの関係を表わすグラフである。
【0032】このグラフは、トグルリンク機構4の伸び
きった時の位置からのクロスヘッド14のストローク量
dと可動ダイプレート2の型締め完了位置からのストロ
ーク量Xとの関係が、トグルリンク機構4のリンク比に
より関係式d=f(X)で表わされることから、この関
係式と可動ダイプレート2のストローク量Xと型締力Y
との関係とを用いて求められるものである。ここで、曲
線(ハ)は下側の金型8を用いて型締めを行った場合の
グラフを表し、曲線(ニ)は下側の金型9を用いて型締
めを行った場合のグラフを表す。また、グラフの横軸に
おいて、d1、d2はそれぞれ、下側の金型8、9のそ
れぞれを用いて型締めを行った場合の型閉じ位置におけ
るクロスヘッド14のストローク量を示す。このグラフ
からも、下側の金型を型締力Yで型締めするには、トグ
ルリンク機構4のクロスヘッド14のストローク量をd
3に定めるのが良いことがわかる。
【0033】続いて、記憶部23によって、CPU22
(演算部)によって導出された、ロータリーテーブル1
0のA面、B面のそれぞれに取り付けられる下側の金型
8、9に対するクロスヘッド14の型締め完了位置を記
憶しておく。次に、センサー24を構成するリミットス
イッチ27によってロータリーテーブル10の回転を把
握する。これによってロータリーテーブル10のA面、
B面のうち、どちらの面が固定ダイプレート3の型締め
位置に搬入されているかを判断し、現在型締め位置にあ
る金型が下側の金型8、9のうちどちらであるかを判別
する。
【0034】そして、制御部25によってサーボモータ
ー16の動作を制御して、トグルリンク機構4のクロス
ヘッド14の貫通めねじ孔13に螺合されるスクリュシ
ャフト15の回転を制御する。これによって、スクリュ
シャフト15の外周部に設けられたおねじ部をクロスヘ
ッド14の貫通めねじ孔13に作用させ、クロスヘッド
14を、下側の金型8、9のうち、現在型締め位置にあ
る金型に対する型締め完了位置まで移動させて型締めを
行う。なお、一度下側の金型9を型締めした際のクロス
ヘッド14の型締め完了位置を導出した後は、記憶部2
3に記憶されているクロスヘッド14の型締め完了位置
を参照することによって、その都度型締め完了位置を導
出することなく型締めを行う。
【0035】ここで、図2に、このように構成される射
出成形機のトグル式の型締装置1,1aによって下側の
金型8、9のそれぞれについて型締めを行った際の、型
締装置1,1aの型締め完了時の様子を示す。なお、図
2(a)は下側の金型8を型締めした状態の型締装置
1,1aを示し、図2(b)は下側の金型9を型締めし
た状態の型締装置1,1aを示す。このように、下側の
金型9を用いて型締めを行った場合のトグルリンク機構
4のクロスヘッド14の型締め完了位置を、下側の金型
8を用いて型締めを行った場合におけるトグルリンク機
構4のクロスヘッド14の型締め完了位置からd3だけ
変位させることで、下側の金型8、9の型厚の差によっ
て生じる型締め位置からの可動ダイプレート2のストロ
ーク量の差△Lだけ、トグルリンク機構4を屈曲させ
る。このようにして、下側の金型8、9のいずれを型締
めした際にも、タイバー5の長さをともにL1として、
これら下側の金型8、9のそれぞれに加えられる型締力
がともにYとなるよう調節する。
【0036】このように構成される射出成形機の型締装
置1,1aによれば、型締めを行う下側の金型8、9の
型厚の差によって生じる型締力の差を制御装置20によ
ってトグルリンク機構4のクロスヘッド14の型締め完
了時の位置を調節することによって吸収することができ
るので、従来のようにシムを用いてこれら下側の金型
8、9の型厚を調整する方法に比べ手間とコストをかけ
ずに、これら下側の金型8、9のそれぞれに加えられる
型締力を一定とするための調整を容易かつ迅速に行うこ
とができる。また、一旦設定部21によって型締めを行
う下側の金型8、9の型厚と、これれらを型締めする際
の型締力を設定すると、この設定をもとにCPU22
(演算部)によって導出されたクロスヘッド14の型締
め完了位置が記憶部23に記憶され、また、センサー2
4によって現在ロータリーテーブル10上に取り付けら
れる下側の金型8、9のうち、どちらが型締め位置にあ
るかを判別することができるので、型締力の調整を自動
で行うことができ、これら下側の金型8、9のそれぞれ
に加えられる型締力を一定とするための調整を容易かつ
迅速に行うことができる。
【0037】また、このように行われる射出成形機の型
締装置1,1aの型締め方法によれば、型締めを行う下
側の金型8、9の型厚に応じて型締め完了時におけるト
グルリンク機構4のクロスヘッド14の位置を調節する
ことで、型締めを行う下側の金型8、9の型厚の差をト
グルリンク機構4によって吸収することができ、これに
よってこれら下側の金型8、9のそれぞれに加えられる
型締力を一定とするための調整を容易かつ迅速に行うこ
とができる。
【0038】なお、上記実施の形態では、ロータリーテ
ーブル10のA面、B面に取り付けた下側の金型8、9
のそれぞれの型厚を設定部21により設定し、また記憶
部23によって、CPU22(演算部)により導出され
たこれら金型の型締め完了時におけるトグルリンクのク
ロスヘッド14の位置をそれぞれ記憶する例を用いた。
しかし、これに限られることなく、予めロータリーテー
ブル10のA面、B面のうち、下側の金型9が取り付け
られる面を決定しておき、下側の金型9の型厚のみを設
定することで、下側の金型9の型締めの際にはCPU2
2(演算部)により導出された位置までトグルリンク機
構4のクロスヘッド14を移動させて型締めを行い、下
側の金型8を型締めする際にはトグルリンク機構4を伸
び切らせるだけで型締めを行っても構わない。ただし、
この場合には、ロータリーテーブル10の下側の金型9
を取り付ける面を間違えないよう注意する必要がある。
【0039】なお、上記実施の形態では、金型搬入手段
7としてロータリーテーブル10を用いた例を示した
が、これに限られることなく、平版状のスライドテーブ
ルを用いても構わない。なお、上記実施の形態では、ト
グル式の型締装置1,1aを縦型射出成形機に用いられ
る縦型の型締装置とした例を用いたが、これに限られる
ことなく、横型の型締装置であっても良く、また縦型、
横型の射出成形機のいずれに用いられても構わない。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の射出成形機の型締装置に
よれば、制御装置によって型締めされる金型の型厚に応
じて型締め完了時におけるトグルリンク機構のクロスヘ
ッドの位置を調節して、タイバーの伸びを加減すること
ができ、タイバーの引張力によって生じる型締力の大き
さの微調整を行うことができるので、型厚調整用のシム
を用いることなく、金型に加えられる型締力を一定とす
るための調整を容易かつ迅速に行うことができる。また
シムの製作費を削減することができ、型締装置にかかる
費用を削減することができる。
【0041】請求項2記載の射出成形機の型締装置によ
れば、設定部によって型締めされる金型の型厚と、型締
めの際の型締力を設定することで、型締めされる金型に
応じて、設定した型締力が生じるクロスヘッドの位置が
演算部によって導出され、型締めの際に、制御部により
制御されるサーボモーターによってスクリュシャフトの
回転をコントロールし、これによってトグルリンク機構
のクロスヘッドを、演算部によって導出された位置に移
動させることにより、型締めされる金型に、設定した型
締力を加えるための調整を容易かつ迅速に行うことがで
きる。
【0042】請求項3記載の射出成形機の型締装置によ
れば、設定部によって型締めされる金型の型厚と、型締
めの際の型締力を設定することで、型締めされる金型の
型厚と型締力をもとにして、演算部によって導出され
た、金型の型厚に応じたクロスヘッドの型締め完了位置
が記録されるので、一度設定を行えば、金型を入れ替え
た場合にも、その都度設定を行うなどの面倒なしに型締
めを行うことができ、型締力の調整作業の省力化を図る
ことができ、金型に加えられる型締力を一定とするため
の調整を容易かつ迅速に行うことができる。
【0043】請求項4または5記載の射出成形機の型締
装置によれば、型締めに用いる複数の金型のうち、どの
金型が型締め位置にあるかを判別することができ、現在
型締め位置にある金型に応じて、制御部によって金型の
型厚の違いに対する型締力の調整を自動的に行って型締
力の調整作業の省力化を図ることができるので、金型に
加えられる型締力を一定とするための調整を容易かつ迅
速に行うことができる。
【0044】請求項6記載の射出成形機の型締め方法に
よれば、型締めを行う金型の型厚に応じて型締め完了時
におけるトグルリンク機構のクロスヘッドの位置を調節
することで、型締めを行う金型の型厚の差によって生じ
る型締力の差をトグルリンク機構によって吸収すること
ができるので、従来のように、シムを用いて金型の型厚
を調整する方法に比べ手間とコストがかからず、型締力
の調整を容易かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術である射出成形機の型締装置1にお
いて、それぞれ型厚の異なる下側の金型8、9を型締め
した状態を示す側面図である。
【図2】 本発明の実施の形態である射出成形機の型締
装置1,1aにおいて、下側の金型8、9のそれぞれに
ついて型締めを行った際の、型締装置1,1aの型締め
完了時の状態を示す側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態である射出成形機の型締
装置1における型締装置1の型締力Yと可動ダイプレー
ト2の型締め完了位置からのストローク量Xとの関係を
表わすグラフである。
【図4】 本発明の実施の形態である射出成形機の型締
装置1における型締装置1の型締力Yとトグルリンク機
構4の伸びきり位置からのクロスヘッド14のストロー
ク量dとの関係を表わすグラフである。
【図5】 本発明の実施の形態である射出成形機の型締
装置1,1aにおいて、ロータリーテーブル10に設け
られたセンサーの配置の様子を示す上面図である。
【図6】 本発明の実施の形態における射出成形機の型
締装置1,1aに配される制御装置20の、制御の流れ
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 型締装置 2 可動ダイプレート 3 固定ダイプレート 4 トグルリンク機構 5 タイバー 6 上側の金型 8、9 下側の金型 10 ロータリーテー
ブル 11 底版 14 クロスヘッド 15 スクリュシャフト 16 サーボモーター 20 制御装置 21 設定部 22 CPU(演算部) 23 記憶部 24 センサー 25 制御部 26 突起部 27 リミットスイッ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ片面に金型が取り付けられ、か
    つそれぞれの前記金型が取り付けられる面を、互いに平
    行かつ向かい合わせにして配される略平版形状の可動ダ
    イプレート及び固定ダイプレートと、前記可動ダイプレ
    ートをその金型が取り付けられる面に垂直な方向に移動
    操作することにより、該可動ダイプレートと固定ダイプ
    レートとを相対的に押し合わせて型締めを行うトグルリ
    ンク機構とが、タイバーによって連結されてなる射出成
    形機の型締装置において、前記トグルリンク機構を伸
    張、屈曲操作する操作子であるクロスヘッドの、型締め
    完了時における位置を、型締めされる金型の型厚に応じ
    て調節する制御装置を備えることを特徴とする射出成形
    機の型締装置。
  2. 【請求項2】 前記トグルリンク機構が、外周部に設け
    られたおねじ部を前記クロスヘッドの中央に設けられる
    貫通めねじ孔に螺合されるスクリュシャフトを有し、 前記制御装置が、型締めされる金型の型厚と、型締めの
    際の型締力を設定するための設定部と、 該設定部によって設定された前記型締めされる金型の型
    厚と型締力から、前記金型の型締めを行った場合に、前
    記設定された型締力が生じる、前記クロスヘッドの型締
    め完了位置を導出する演算部と、 前記スクリュシャフトを、その軸を中心にして回転させ
    るサーボモーターと、 前記演算部によって導出された演算値を基に、該サーボ
    モーターの制御を行う制御部とからなることを特徴とす
    る請求項1記載の射出成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】 前記制御装置が、前記演算部によって導
    出された、前記型締めされる金型の型厚に応じた前記ク
    ロスヘッドの型締め完了位置を記憶しておく記憶部を備
    えていることを特徴とする請求項2記載の射出成形機の
    型締装置。
  4. 【請求項4】 前記固定ダイプレートが、複数の金型が
    搭載されかつこれら複数の金型の一つを、前記固定ダイ
    プレート上の型締め位置に択一的に搬入する金型搬入手
    段を有し、 前記制御装置が、前記金型搬入手段に搭載されている複
    数の金型のうち、どの金型が、型締めが行われる型締め
    位置にあるかを判別するためのセンサーを有しているこ
    とを特徴とする請求項3記載の射出成形機の型締装置。
  5. 【請求項5】 前記金型搬入手段が、略円盤状をなし、
    その上面に複数の金型が取り付けられるロータリーテー
    ブルからなり、 前記センサーが、固定ダイプレートに取り付けられ、前
    記ロータリーテーブルが回転することによって該ロータ
    リーテーブルの一部に設けられた突起部により押圧操作
    されて前記ロータリーテーブルの回転を検出するリミッ
    トスイッチからなることを特徴とする請求項4記載の射
    出成形機の型締装置。
  6. 【請求項6】 射出成形機に用いられるトグル式の型締
    装置を構成するトグルリンク機構に設けられ、該トグル
    リンク機構を伸張、屈曲操作する操作子であるクロスヘ
    ッドの、型締め完了時における位置を調節することによ
    って、前記トグルリンク機構が伸張することによって生
    じる型締力が、型締めされる金型の型厚によらずに常に
    一定になるように、前記型締めされる金型の型厚に応じ
    て前記トグルリンク機構の伸張する長さを調節すること
    を特徴とする射出成形機の型締め方法。
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