JP6532258B2 - 成形装置及び成形方法 - Google Patents

成形装置及び成形方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6532258B2
JP6532258B2 JP2015065325A JP2015065325A JP6532258B2 JP 6532258 B2 JP6532258 B2 JP 6532258B2 JP 2015065325 A JP2015065325 A JP 2015065325A JP 2015065325 A JP2015065325 A JP 2015065325A JP 6532258 B2 JP6532258 B2 JP 6532258B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
holding mechanism
holding
mold
flat surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015065325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016182637A (ja
Inventor
近藤 肇
肇 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2015065325A priority Critical patent/JP6532258B2/ja
Publication of JP2016182637A publication Critical patent/JP2016182637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6532258B2 publication Critical patent/JP6532258B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

本発明の実施形態は、成形装置及び成形方法に関する。
従来、航空機の主翼等を構成する構造材の1つである縦通材(ストリンガー)のように断面形状が長手方向に変化する素材を成形するための曲げ加工装置が考案されている(例えば特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2006−000920号公報 特開2006−000921号公報
本発明は、より良好な品質で断面形状が長手方向に変化する素材の曲げ加工を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の実施形態に係る成形装置は、位置決め機構、第1の保持機構、第2の保持機構及び移動機構を備える。位置決め機構は、ウェブとフランジとを有する素材の長手方向における位置決めを行う。第1の保持機構は、前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持する。第2の保持機構は、前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持する。移動機構は、前記第2の保持機構を移動させることによって前記第1の保持機構を支点とする前記素材の曲げ加工を行う。前記第1の保持機構は、成形型と押さえ部材とを有する。成形型は、前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面と、前記第2の保持機構側における端部の前記フランジ側において一定の半径でR面取りされた面とを有し、前記平坦な面及び前記R面取りされた面を前記フランジに接触させることによって、前記R面取りされた面と前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げる。押さえ部材は、前記成形型の前記平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面を有し、前記フランジを前記成形型に押付けることによって前記フランジを押さえる。
また、本発明の実施形態に係る成形装置は、位置決め機構、第1の保持機構、第2の保持機構及び移動機構を備える。位置決め機構は、ウェブとフランジとを有するアルミニウム又はアルミニウム合金から成る素材の長手方向における位置決めを行う。第1の保持機構は、前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持する。第2の保持機構は、前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持する。移動機構は、前記第2の保持機構を移動させることによって前記第1の保持機構を支点とする前記素材の曲げ加工を行う。前記第1の保持機構は、成形型と押さえ部材とを有する。成形型は、前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面と、前記第2の保持機構側における端部の前記フランジ側において一定の半径又は変化する半径でR面取りされた面とを有し、前記平坦な面及び前記R面取りされた面を前記フランジに接触させることによって、前記R面取りされた面と前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げる成形型であって前記素材の硬度よりも硬い200HB以上371HB以下の硬度を有する材料で構成される。押さえ部材は、前記成形型の前記平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面を有し、前記フランジを前記成形型に押付けることによって前記フランジを押さえる。
また、本発明の実施形態に係る成形方法は、ウェブとフランジとを有する素材の長手方向における位置決めを行うステップと、前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持するステップと、前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持するステップと、前記第2の位置を移動させて前記第1の位置を支点とする前記素材の曲げ加工を行うことによって被成形品を製造するステップとを有し、成形型の平坦な面と押さえ部材の平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえ、前記成形型の一定の半径でR面取りされた面を前記フランジに接触させることによって前記R面取りされた面と前記成形型の前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げるものである。
また、本発明の実施形態に係る成形方法は、ウェブとフランジとを有するアルミニウム又はアルミニウム合金から成る素材の長手方向における位置決めを行うステップと、前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持するステップと、前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持するステップと、前記第2の位置を移動させて前記第1の位置を支点とする前記素材の曲げ加工を行うことによって被成形品を製造するステップとを有し、成形型の平坦な面と押さえ部材の平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえ、前記素材の硬度よりも硬い200HB以上371HB以下の硬度を有し、かつ一定の半径又は変化する半径でR面取りされた前記成形型の面を前記フランジに接触させることによって前記R面取りされた面と前記成形型の前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げるものである。
本発明の実施形態に係る成形装置の構成を示す正面図。 図1に示す成形装置による曲げ成形の対象となるワークの構造を示す斜視図。 図1に示す移動機構の構成例を示す右側面図。 図1に示す第1の保持機構の構成例を示す左側面図。 図4に示す第1の保持機構の位置A−Aにおける断面図。 図4に示す第1の保持機構のプレートを取外した状態における構成例を示す背面図。 図4に示す第1の保持機構に備えられる成形型及び押さえ部材並びに第1の保持機構の成形型及び押さえ部材に対応して第2の保持機構に備えられる保持部材の各形状を示す上面図。
本発明の実施形態に係る成形装置及び成形方法について添付図面を参照して説明する。
(構成及び機能)
図1は本発明の実施形態に係る成形装置の構成を示す正面図であり、図2は図1に示す成形装置による曲げ成形の対象となるワークの構造を示す斜視図である。
成形装置1は、図2に示すような構造を有する素材をワークWとして曲げ成形を行うための装置である。ワークWは、ウェブW1とフランジW2とを有する長尺物の素材である。但し、ウェブW1及びフランジW2の板厚が一定とは限らず、フランジW2の高さも一定とは限らない。従って、ワークWの横断面の形状も一定とは限らない。このような特殊な構造を有する素材の曲げ加工によって製造される被成形品の例としては、航空機部品の1つであるストリンガーが挙げられる。
成形装置1は、テーブル2、位置決め機構3、第1の保持機構4、第2の保持機構5、移動機構6及び制御装置7を備えている。位置決め機構3及び第1の保持機構4はテーブル2上に設置される。但し、位置決め機構3は、テーブル2上に移動可能に設けられ、第1の保持機構4はテーブル2上に固定される。テーブル2の側面には、移動機構6を介して第2の保持機構5が取付けられる。
テーブル2上には、長手方向がワークWの送り方向となるようにレール8が敷設されている。位置決め機構3は、ワークWを保持した状態でレール8に沿ってワークWの長手方向に移動することができる。これにより、ワークWを第1の保持機構4及び第2の保持機構5に向かう送り方向に送り出し、ワークWの長手方向における位置決めを行うことができる。
第1の保持機構4は、位置決め機構3によって位置決めされたワークWを長手方向の第1の位置において保持する装置である。一方、第2の保持機構5は、位置決め機構3によって位置決めされたワークWを第1の位置と異なる長手方向の第2の位置において保持する装置である。従って、ワークWは、位置決め機構3、第1の保持機構4及び第2の保持機構5によってそれぞれ保持される。
移動機構6は、第2の保持機構5を移動させることによって第1の保持機構4を支点とするワークWの曲げ加工を行う装置である。移動機構6は、第2の保持機構5を水平方向及び鉛直方向に平行移動させるだけでなく、第2の保持機構5を回転移動させることができるように構成することができる。
図3は図1に示す移動機構6の構成例を示す右側面図である。
図3に示すように水平方向に伸縮するシリンダ機構20によって水平方向にスライドする水平移動プレート21、鉛直方向に伸縮するシリンダ機構22によって鉛直方向にスライドする鉛直移動プレート23及びシリンダ機構24の駆動によって回転する回転プレート25を構成要素として、移動機構6を構成することができる。
回転プレート25には、長孔を有するレバー26が取付けられる。一方、シリンダ機構24のロッド24Aに沿って水平移動するシリンダチューブ24Bには、支点ピン24Cが設けられる。そして、レバー26の長孔にシリンダチューブ24Bの支点ピン24Cが挿入される。従って、シリンダチューブ24Bの水平移動によって回転プレート25の回転角度を変えることができる。
図3に示す例では、水平移動プレート21に鉛直移動プレート23が取付けられ、鉛直移動プレート23に回転プレート25が取付けられているが、取付順序が任意であることは言うまでもない。水平移動プレート21、鉛直移動プレート23及び回転プレート25の各移動に伴って水平方向、鉛直方向及び回転方向に移動する位置には、第2の保持機構5が固定される。図3に示す例では、回転プレート25に第2の保持機構5が固定されている。これにより、第2の保持機構5を平行移動及び回転移動させることができる。
第1の保持機構4及び第2の保持機構5は、ワークWを保持する部分を除いて概ね同様な構造にすることができる。そこで、ここでは、第1の保持機構4の構造例について説明する。
図4は図1に示す第1の保持機構4の構成例を示す左側面図、図5は図4に示す第1の保持機構4の位置A−Aにおける断面図、図6は図4に示す第1の保持機構4のプレートを取外した状態における構成例を示す背面図である。
第1の保持機構4は、本体30にワークWの横断面の形状に対応する貫通孔31を設けて構成される。図4に示す例では、左側のフランジW2が上下方向に設けられ、右側のフランジW2が上方向にのみ設けられたワークWを保持できるようにウェブW1とフランジW2に沿った貫通孔31が本体30に設けられている。
各フランジW2を挟む貫通孔31内の壁面は、ワークWを曲げる成形型32と、フランジW2を押さえる押さえ部材33とによって形成される。すなわち、第1の保持機構4の本体30には、ワークWを曲げる成形型32と、フランジW2を成形型32に押付けることによってフランジW2を押さえる押さえ部材33とが設けられる。図示された例では、2つのフランジW2に外側から接触する2つの成形型32と、2つのフランジW2を内側から押さえつけるための3つの押さえ部材33とが設けられている。
ワークWを曲げる成形型32は、本体30に固定される。一方、フランジW2を押さえる各押さえ部材33は、スライドできるように構成されている。具体的には、各押さえ部材33は、本体30に設けられた空隙内に配置され、脱落防止用の2枚のプレート34によって保護される。
更に、各押さえ部材33には、フランジW2の内側の面に押し当てられる面をフランジW2から引き離す方向に押し出すためのスプリング35が設けられる。また、少なくとも一方のプレート34には貫通孔が設けられ、各押さえ部材33には、プレート34の貫通孔に向かって徐々に幅が広くなる空隙を形成するテーパ面が形成される。各押さえ部材33のテーパ面は、フランジW2から徐々に離れる方向に傾斜している。
そして、プレート34の外側から、先端が次第に細くなるようにテーパしたかしめ部材36をシリンダ機構37で挿入し、各押さえ部材33のテーパ面に押し当てることができる。かしめ部材36もテーパ面も、押さえ部材33のテーパ面に対応してフランジW2から徐々に離れる方向に傾斜している。
従って、シリンダ機構37の駆動によってかしめ部材36が押さえ部材33側から引き抜かれた状態では、スプリング35の伸長力によって押さえ部材33がフランジW2から引き離される。一方、シリンダ機構37の駆動によってかしめ部材36が押さえ部材33側に押し込まれると、かしめ部材36のテーパ面が、押さえ部材33のテーパ面に押し付けられる。その結果、スプリング35が押し縮められ、押さえ部材33をスライドさせてフランジW2の内側の面に押し当てることができる。これにより、ワークWの各フランジW2を、成形型32と押さえ部材33で挟み込んで固定することができる。すなわち、第1の保持機構4でワークWを保持することができる。
このように、押さえ部材33のスライド動作によって、フランジW2が解放された状態でワークWの長手方向における位置決めをした後に、フランジW2を固定することができる。同様に、第2の保持機構5でも、フランジW2が解放された状態でワークWの長手方向における位置決めをした後に、フランジW2を固定することができる。
そして、第1の保持機構4及び第2の保持機構5でワークWを保持した状態で、移動機構6の駆動によって第2の保持機構5を平行移動及び回転移動させることができる。これにより、第2の保持機構5の2次元の平行移動による第1の保持機構4を支点とするワークWの曲げ加工と、第2の保持機構5の回転移動による第1の保持機構4を支点とするワークWの捩り加工とを行うことができる。すなわち、第1の保持機構4でワークWを固定し、第2の保持機構5を可動させることによって、ワークWの長手方向に垂直な方向への曲げ加工及びワークWの長手方向を中心とする捩り加工を行うことができる。
制御装置7は、位置決め機構3、第1の保持機構4、第2の保持機構5及び移動機構6に必要な制御信号を出力して制御する装置である。すなわち、制御装置7による位置決め機構3の制御によってワークWの長手方向における位置決めを行うことができる。また、制御装置7による第1の保持機構4及び第2の保持機構5の制御によって、ワークWの保持状態と解放状態とを切換えることができる。更に、制御装置7による移動機構6の制御によって、ワークWの曲げ加工を行うことができる。
次に、第1の保持機構4に備えられる成形型32及び押さえ部材33の適切な形状及び硬度について説明する。
図7は、図4に示す第1の保持機構4に備えられる成形型32及び押さえ部材33並びに第1の保持機構4の成形型32及び押さえ部材33に対応して第2の保持機構5に備えられる保持部材の各形状を示す上面図である。
図7に示すように、第1の保持機構4には、ワークWの2枚のフランジW2を挟み込んで保持するための2組の成形型32及び押さえ部材33が設けられる。他方、第2の保持機構5には、ワークWの2枚のフランジW2を挟み込んで保持するための2つの保持部材40が設けられる。第2の保持機構5の各保持部材40は、第1の保持機構4と同様に、2つの押さえ部材40A、40BでフランジW2を挟み込む構造となっている。
但し、第1の保持機構4には、ワークWの曲げ加工における成形支点及び成形ラインを形成する成形型32が設けられるのに対して、第2の保持機構5にはフランジW2を挟み込んで保持するための押さえ部材40A、40Bのみが設けられる。すなわち、第2の保持機構5では、ワークWが保持されるのみで、ワークWの曲げ加工は成形支点を形成する第1の保持機構4側において行われる。
第2の保持機構5はワークWの曲げ加工を行うために移動するため、押さえ部材40A、40Bが移動したとしてもフランジW2が変形しないように押さえ部材40A、40Bには十分な逃げが設けられる。具体的には、各押さえ部材40A、40Bの両端には逃げとしてR面取りが設けられ、各押さえ部材40A、40BにはワークWのフランジW2が線状に接触するようになっている。換言すれば、各押さえ部材40A、40BのフランジW2側の面は、凸状の曲面となっている。
一方、第1の保持機構4の成形型32の第2の保持機構5側における端部のフランジW2側には、成形支点及び成形ラインを形成するR面取りされた面32Aが形成される。すなわち、成形型32の第2の保持機構5側におけるR面取りされた面32AをフランジW2に接触させることによってワークWを曲げることができる。
第1の保持機構4は、フランジW2の曲げ加工の支点を形成する。このため、第1の保持機構4の成形型32及び押さえ部材33は、第2の保持機構5の押さえ部材40A、40Bとは異なり、フランジW2を挟み込んで押さえる平坦な面を有する。すなわち、ワークWのフランジW2は、成形型32及び押さえ部材33の平坦な面で挟み込まれることによって固定される。
そして、成形型32のR面取りされた面32Aと平坦な面との境界を成形支点としてワークW全体の曲げ加工が行われる。このため、成形型32のR面取りされた面32A上にフランジW2の成形ラインが形成される。従って、成形型32のR面取りされた面32Aの形状は、ワークWの曲げ加工後の品質に大きな影響を及ぼす。すなわち、成形型32のR面取りされた面32Aの形状が不適切であると、曲げ加工後のワークWに変形や成形痕が生じ、手作業による修正が必要となる。
そこで、成形型32のR面取りされた面32Aの形状を様々な形状として実際にワークWの曲げ加工試験を行った。具体的には、変化する半径でR面取りされた面32Aを有する成形型32と、一定の半径でR面取りされた面32Aを有する成形型32を製作した。半径が変化するR面取りを有する成形型32としては、R150mmとR250mmの2つの半径を有するR面取りを滑らかに連結したダブルコンターを有する成形型32と、R150mm、R250mm及びR500の3つの半径を有するR面取りを滑らかに連結したトリプルコンターを有する成形型32を製作した。
但し、一定の半径でR面取りした成形型32及び複数の半径でR面取りした成形型32のいずれについても、末端部には典型的な機械部品に設けられる面取りと同様な、成形面として機能しないR5mmの面取りを施した。
成形型32のR面取りの形状を変えてワークWの曲げ加工試験を行った結果、一定の半径でR面取りを施した方が、複数の半径でR面取りを施すよりも、曲げ加工後におけるワークWの変形量が少なくなることが確認された。これは、一定の半径でR面取りされた成形型32の場合、R面取りされた面32Aのどの位置に成形ラインが形成されても、ワークWの曲げ量が一定になり、内部応力がより均一になるためであると考えられる。従って、成形型32の成形面を形成するR面取りは、半径を一定として設けることが好適である。
更に、成形型32のR面取りの半径を変えてワークWの曲げ加工試験を行った結果、R350mm以上R650mm以下の一定の半径でR面取りを施すことが好適であることが確認された。具体的には、R面取りの半径がR350mmよりも小さいと曲げ量が大きくなり、フランジW2の一方の面に引張応力が生じ、他方には圧縮応力が生じる。その結果、曲げ加工後におけるワークWに皺等の成形痕が残りやすくなる。逆にR面取りの半径がR650mmよりも大きいと曲げ量が不十分となり、曲げ加工自体が困難となる。従って、成形痕を残さずにワークWの曲げ加工を行うためには、R350mm以上R650mm以下の一定の半径でR面取りを施すことが適切である。
また、R面取りされた面32Aの端部に形成される成形支点と、成形型32の第2の保持機構5側における端面との間における距離を、50mm以上70mm以下にすることが適切であることも確認された。これは、成形型32に、R面取りされた面32Aとして十分な広さの成形面を形成するためである。
一方、図示されるように、ワークWを左右に曲げることができるように、2つの成形型32を第1の保持機構4に設ける場合には、ワークWを曲げる際に外側のフランジW2が押さえ部材33に押し当てられることになる。
そこで、押さえ部材33の第2の保持機構5側における端部のフランジW2側に、ワークWとの干渉を回避するための逃げ33Aを設けることが望ましい。これにより、曲げ加工の支点が形成されない側のフランジW2への不要な圧力の付与を回避することができる。押さえ部材33の逃げ33Aは、R面取りによって設けることができる。実際にR面取りを押さえ部材33に設けて曲げ加工試験を行った結果、押さえ部材33に逃げ33Aを設けない場合に比べて曲げ加工後におけるワークWへの成形痕の軽減に寄与することが確認された。また、成形型32のR面取りと同様に、R350mm以上の半径でR面取りを施すことにより押さえ部材33に逃げ33Aを設けることが、一層の圧痕の低減に繋がることが確認された。
また、フランジW2の板厚が一定でない場合もある。そのような場合には、ワークWを長手方向に送り込む際に、成形型32又は押さえ部材33の、第2の保持機構5と逆側における端部にフランジW2が干渉する恐れがある。そこで、成形型32又は押さえ部材33の、成形面側と逆側の端部におけるフランジW2との接触によるワークWへの圧痕が生じないように、成形型32及び押さえ部材33の少なくとも一方の、第2の保持機構5と逆側における端部のフランジW2側に、ワークWとの干渉を回避するための逃げ32B、33Bを設けることが望ましい。
図示された例では、成形型32及び押さえ部材33の双方のフランジW2側かつ第2の保持機構5と逆側の端部に、R5mm程度の通常の面取りにR50mm程度のR面取りを合成することによってそれぞれフランジW2との干渉を回避するための逃げ32B、33Bが設けられている。
ワークWの曲げ加工後における品質に影響を与える要因としては、上述したような成形型32及び押さえ部材33の形状の他、成形型32の硬度が挙げられる。通常の曲げ成形用の金型は、成形対象となるワークに打痕が生じないようにワークの硬度と同程度の硬度を有する材料で構成される。
ストリンガー等の曲げ成形の対象となる航空機部品は、アルミニウム合金で構成される。従って、ワークWと成形型32との接触によってワークWに打痕が発生しないようにする観点からは、成形型32をアルミニウム合金で構成することが望ましいことになる。このため、従来のストリンガー用の成形装置では、ブリネル硬度が45HBのアルミニウム合金(A2017P−F)で構成された成形型を用いて曲げ成形を行っていた。
しかしながら、ストリンガーのように極めて特殊な構造を有するワークWの曲げ加工を行う場合には、曲げ加工後における変形量の軽減が重要な課題となる。そこで、曲げ加工後におけるワークWの変形量の一層の低減化を図るために、敢えて、アルミニウム合金よりも遥かに硬度が大きいスチールを用いて成形型32を試作した。具体的には、ブリネル硬度が200HBの炭素鋼(S55C)、ブリネル硬度が286HBのプリハードン鋼(HPM−7)及びブリネル硬度が371HBのプリハードン鋼(NAK55)で構成される成形型32を用いてワークWの曲げ加工試験を行った。
その結果、スチール製の成形型32を用いると、アルミニウム合金製の成形型32を用いる場合に比べて曲げ加工後におけるワークWの圧痕及び変形量が減少することが確認された。特に、ブリネル硬度が286HBのプリハードン鋼(HPM−7)製の成形型32を用いた場合に、ワークWの圧痕及び変形量の減少が顕著であった。
従って、アルミニウム又はアルミニウム合金のワークWの曲げ加工を行う場合には、曲げ加工用の硬度として少なくとも200HB以上371HB以下の硬度を有する成形型32を用いれば、曲げ加工後におけるワークWの圧痕及び変形量を減少させることができるということになる。
つまり、ストリンガーのように曲げ加工後における圧痕及び変形量の低減が重要となる曲げ加工の場合には、ワークWの硬度よりも硬い硬度を有する材料で成形型32を構成することが望ましいということになる。すなわち、成形型32の硬度が工具鋼の硬度のように極端に大きい硬度でなければ、ワークWには圧痕が殆ど発生しない。このため、ワークWの変形防止のためには、アルミニウムよりも硬度が大きいスチール製の成形型32を使用して曲げ加工を行う方が良いということになる。
(動作及び作用)
次に成形装置1を用いたワークWの成形方法について説明する。
まず、ウェブW1とフランジW2とを有するワークWが位置決め機構3、第1の保持機構4及び第2の保持機構5の貫通孔に挿入される。次に、制御装置7による制御下において位置決め機構3がレール8に沿って所定の位置まで移動する。これにより、ワークWの長手方向における位置決めを行うことができる。
次に、制御装置7による制御下において第1の保持機構4の各押さえ部材33が成形型32側に押し当てられる。この結果、ワークWの各フランジW2が、対応する成形型32と押さえ部材33とによって挟持される。これにより、位置決め機構3によって位置決めされたワークWが、長手方向の第1の位置において第1の保持機構4により保持される。
一方、制御装置7による制御下において第2の保持機構5の各保持部材40を構成する押さえ部材40A、40Bの一方が他方側に押し当てられる。この結果、ワークWの各フランジW2が、対応する押さえ部材40A、40Bによって挟持される。これにより、位置決め機構3によって位置決めされたワークWが、第1の位置と異なる長手方向の第2の位置において第2の保持機構5により保持される。
次に、制御装置7による制御下において移動機構6が第2の保持機構5を、ワークWの曲げ方向に合わせて移動させる。すなわち、第2の保持機構5で保持されたワークWの第2の位置を移動させ、第1の保持機構4で保持されたワークWの第1の位置を支点とするワークWの曲げ加工が行われる。
ワークWの曲げ加工が完了すると、制御装置7による制御下において第1の保持機構4の各押さえ部材33が成形型32側から引離される。同様に、制御装置7による制御下において第2の保持機構5の各保持部材40を構成する押さえ部材40A、40Bの一方が他方側から引離される。これにより、第1の保持機構4及び第2の保持機構5によるワークWの保持状態が解除される。
次に、制御装置7による制御下において位置決め機構3がレール8に沿って次の位置まで移動する。そして、長手方向の新たな位置において同様にワークWの曲げ加工が行われる。長手方向の全ての位置においてワークWの曲げ加工が完了すると、曲げ加工が施された被成形品を得ることができる。すなわち、被成形品を製造することができる。
被成形品は、ワークWの硬度よりも硬い硬度を有し、かつ一定の半径又は変化する半径でR面取りされた成形型32の面32AをフランジW2に接触させることによって曲げられている。このため、被成形品の圧痕及び変形量を減らすことができる。
つまり以上のような成形装置1及び成形方法は、ウェブW1とフランジW2とを有するワークWの曲げ加工を行うための成形型32の成形面における形状及び硬度を適切に決定することによって、曲げ加工後におけるワークWの圧痕及び変形量を低減できるようにしたものである。
(効果)
以上のような成形装置1及び成形方法によれば、ウェブW1とフランジW2とを有するワークWの曲げ成形を好適な条件で自動的に行うことができる。このため、曲げ加工後におけるワークWの圧痕及び変形量を飛躍的に減少させることができる。その結果、従来行われていた、成形後のワークWに生じた変形の手加工による修正作業を低減又は不要にすることができる。
以上、特定の実施形態について記載したが、記載された実施形態は一例に過ぎず、発明の範囲を限定するものではない。ここに記載された新規な方法及び装置は、様々な他の様式で具現化することができる。また、ここに記載された方法及び装置の様式において、発明の要旨から逸脱しない範囲で、種々の省略、置換及び変更を行うことができる。添付された請求の範囲及びその均等物は、発明の範囲及び要旨に包含されているものとして、そのような種々の様式及び変形例を含んでいる。
1...成形装置、2...テーブル、3...位置決め機構、4...第1の保持機構、5...第2の保持機構、6...移動機構、7...制御装置、8...レール、20...シリンダ機構、21...水平移動プレート、22...シリンダ機構、23...鉛直移動プレート、24...シリンダ機構、24A...ロッド、24B...シリンダチューブ、24C...支点ピン、25...回転プレート、26...レバー、30...本体、31...貫通孔、32...成形型、32A...R面取りされた面、32B...逃げ、33...押さえ部材、33A,33B...逃げ、34...プレート、35...スプリング、36...かしめ部材、37...シリンダ機構、40...保持部材、40A,40B...押さえ部材、W...ワーク、W1...ウェブ、W2...フランジ

Claims (9)

  1. ウェブとフランジとを有する素材の長手方向における位置決めを行う位置決め機構と、
    前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持する第1の保持機構と、
    前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持する第2の保持機構と
    前記第2の保持機構を移動させることによって前記第1の保持機構を支点とする前記素材の曲げ加工を行う移動機構とを備え、
    前記第1の保持機構は、
    前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面と、前記第2の保持機構側における端部の前記フランジ側において一定の半径でR面取りされた面とを有し、前記平坦な面及び前記R面取りされた面を前記フランジに接触させることによって、前記R面取りされた面と前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げる成形型と、
    前記成形型の前記平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面を有し、前記フランジを前記成形型に押付けることによって前記フランジを押さえる押さえ部材と、
    を有する成形装置。
  2. ウェブとフランジとを有するアルミニウム又はアルミニウム合金から成る素材の長手方向における位置決めを行う位置決め機構と、
    前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持する第1の保持機構と、
    前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持する第2の保持機構と
    前記第2の保持機構を移動させることによって前記第1の保持機構を支点とする前記素材の曲げ加工を行う移動機構とを備え、
    前記第1の保持機構は、
    前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面と、前記第2の保持機構側における端部の前記フランジ側において一定の半径又は変化する半径でR面取りされた面とを有し、前記平坦な面及び前記R面取りされた面を前記フランジに接触させることによって、前記R面取りされた面と前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げる成形型であって前記素材の硬度よりも硬い200HB以上371HB以下の硬度を有する材料で構成される成形型と、
    前記成形型の前記平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえるための平坦な面を有し、前記フランジを前記成形型に押付けることによって前記フランジを押さえる押さえ部材と、
    を有する成形装置。
  3. 前記成形型は、350mm以上650mm以下の一定の半径でR面取りされた面を有する請求項1又は2記載の成形装置。
  4. 前記成形支点と、前記成形型の前記第2の保持機構側における端面との間における距離を、50mm以上70mm以下にした請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置。
  5. 前記押さえ部材の、前記第2の保持機構側における端部の前記フランジ側に、前記素材との干渉を回避するための逃げを設けた請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置。
  6. 前記押さえ部材の、前記第2の保持機構側における端部の前記フランジ側に、350mm以上の半径でR面取りを施すことにより前記逃げを設けた請求項記載の成形装置。
  7. 前記成形型及び前記押さえ部材の少なくとも一方の、前記第2の保持機構と逆側における端部の前記フランジ側に、前記素材との干渉を回避するための逃げを設けた請求項1乃至のいずれか1項に記載の成形装置。
  8. ウェブとフランジとを有する素材の長手方向における位置決めを行うステップと、
    前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持するステップと、
    前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持するステップと、
    前記第2の位置を移動させて前記第1の位置を支点とする前記素材の曲げ加工を行うことによって被成形品を製造するステップとを有し、
    成形型の平坦な面と押さえ部材の平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえ、前記成形型の一定の半径でR面取りされた面を前記フランジに接触させることによって前記R面取りされた面と前記成形型の前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げる成形方法。
  9. ウェブとフランジとを有するアルミニウム又はアルミニウム合金から成る素材の長手方向における位置決めを行うステップと、
    前記素材を前記長手方向の第1の位置において保持するステップと、
    前記素材を前記第1の位置と異なる前記長手方向の第2の位置において保持するステップと、
    前記第2の位置を移動させて前記第1の位置を支点とする前記素材の曲げ加工を行うことによって被成形品を製造するステップとを有し、
    成形型の平坦な面と押さえ部材の平坦な面との間で前記フランジを挟み込んで押さえ、前記素材の硬度よりも硬い200HB以上371HB以下の硬度を有し、かつ一定の半径又は変化する半径でR面取りされた前記成形型の面を前記フランジに接触させることによって前記R面取りされた面と前記成形型の前記平坦な面との境界を成形支点として前記R面取りされた面上に成形ラインが形成されるように前記素材を曲げる成形方法。
JP2015065325A 2015-03-26 2015-03-26 成形装置及び成形方法 Active JP6532258B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065325A JP6532258B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 成形装置及び成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015065325A JP6532258B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 成形装置及び成形方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016182637A JP2016182637A (ja) 2016-10-20
JP6532258B2 true JP6532258B2 (ja) 2019-06-19

Family

ID=57241381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015065325A Active JP6532258B2 (ja) 2015-03-26 2015-03-26 成形装置及び成形方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6532258B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4598440B2 (ja) * 2004-06-21 2010-12-15 株式会社オプトン 曲げ加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016182637A (ja) 2016-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5916293B2 (ja) 板状ワークの成形方法
JP2015027698A (ja) プレス成形方法及び装置
TWI504451B (zh) 管件的製法及其液壓成型模具
KR101983929B1 (ko) 슬릿을 가지는 관상부를 포함하는 금속 성형품 및 그 제조 방법, 및 그에 이용되는 제조 장치 및 금형
JP7133694B2 (ja) 曲げ加工方法
JP2009517222A (ja) 中空部材の無芯モールディング方法及び装置
US11426784B2 (en) Method and device for producing components having an adjusted bottom reagion
CN104138944B (zh) 大角度反拉型材框拉弯成形工艺
JP5393358B2 (ja) 板曲げプレス
JP6075333B2 (ja) プレス成形方法及び装置
WO2011115244A1 (ja) 板状ワークの成形方法および成形体
JP6532258B2 (ja) 成形装置及び成形方法
JP5646137B2 (ja) ラックバー
KR101411755B1 (ko) 반경단조용 금형 어셈블리 및 이를 이용한 반경단조 공법
WO2014084151A1 (ja) プレス成形方法及びプレス成形装置
JP2014004606A (ja) アール曲げ用金型
JP2013237072A (ja) ロール曲げ成形装置及びロール曲げ方法
KR100616089B1 (ko) 알루미늄 합금의 곡면성형을 위한 롤벤딩 성형장치 및 그성형 방법
JP6809435B2 (ja) プレス成形装置及び方法
JP5890654B2 (ja) プレス成形方法
JP2021035688A (ja) 金属板の増肉加工方法
JP6187238B2 (ja) プレス成形方法及びプレス成形装置
JP6519984B2 (ja) 同時異種加工管部材の製造方法
TW201813736A (zh) 成形材製造方法及成形材
JP5332925B2 (ja) 成形品の寸法精度に優れたプレス成形方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181226

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190425

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6532258

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250