JP2000139014A - コルゲートチューブの屈曲防止構造 - Google Patents

コルゲートチューブの屈曲防止構造

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JP2000139014A
JP2000139014A JP10311363A JP31136398A JP2000139014A JP 2000139014 A JP2000139014 A JP 2000139014A JP 10311363 A JP10311363 A JP 10311363A JP 31136398 A JP31136398 A JP 31136398A JP 2000139014 A JP2000139014 A JP 2000139014A
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protector
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tube
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Hideaki Ito
英昭 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲートチューブがプロテクタの出口部で
屈曲しないようにする。 【解決手段】 第1コルゲートチューブ11を外装した
ワイヤハーネスW/Hのプロテクタ14の出口部14a
付近より出口端を通して所要寸法外部の位置まで、第1
コルゲートチューブ11の外側に短尺な第2コルゲート
チューブを取り付けて、第1コルゲートチューブ11の
プロテクタ14の出口部14a付近の剛性を高めてい
る。このようにすることで、第1コルゲートチューブ1
1を外装したワイヤハーネスW/Hを車体P側へ配策す
る際に、第1コルゲートチューブ11がプロテクタ14
の出口部14で屈曲することを防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コルゲートチュー
ブの屈曲防止構造に関し、詳しくは、ワイヤハーネスに
外装するコルゲートチューブにおいて、特に、コルゲー
トチューブを湾曲して車体へ取り付ける際の、プロテク
タへの取付部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車には各種電子装置等が搭載され、
これら装置を夫々接続するためにワイヤハーネスが車体
各所に配策されている。エンジンルーム内部の装置等に
ワイヤハーネスを接続する場合では、熱の影響等を避け
るため、装置に接続するワイヤハーネスにダクトボック
ス状のプロテクタを取り付けると共に、プロテクタを装
置等に係止し、プロテクタと車体との間は、ワイヤハー
ネスにコルゲートチューブを外装して、車体側へ配策し
ている。
【0003】図7(A)(B)に示すように、エンジン
ルーム内における、ワイヤハーネスW/Hを外装するコ
ルゲートチューブ1は、他の機器S等との干渉を避け、
かつ、エンジン等による振動を吸収するため、半円状に
なだらかに湾曲させてクランプ3により、又は、車体P
に取り付けたブラケット(図示せず)を介在させて車体
Pへ係止されている。プロテクタ4の出口部4aは、上
記コルゲートチューブ1の湾曲した取付状態に対応させ
て、コルゲートチューブ1に無理な力がかからないよう
に、図7(B)に示すように傾斜させている。なお、図
7(B)は、図7(A)における矢印X方向からの視図
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車体組立時の際、エン
ジンルーム内におけるコルゲートチューブ1に外装され
たワイヤハーネスW/Hの配策作業は、図8(図7
(A)と同視図)に示すように、機器Sを避けて、クラ
ンプ3を車体Pへ取り付ける軌跡を確保するため、図中
の矢印方向にコルゲートチューブ1を引っ張り、或い
は、捻って湾曲させて取付を行っている。また、場合に
よっては、プロテクタ4の出口部4aの傾斜方向とは逆
の方向に湾曲させる時もある。これら引っ張り等によ
り、コルゲートチューブ1には多大な曲げ応力がかか
り、この応力は、剛性が急激に変化するコルゲートチュ
ーブ1の出口部4aの端部にあたる箇所に集中し、コル
ゲートチューブ1は角度Kで急激に折れ曲がって屈曲す
る問題がある。
【0005】上記のように一旦折れ曲がってしまうと、
コルゲートチューブ1には折れ曲がりのクセがついてし
まい、取り付けが完了しても、なだらかな湾曲状態に戻
らず、折れ曲がった状態を維持してしまう問題がある。
また、上記折れ曲がった状態では、経年変化によりコル
ゲートチューブ1の折れ曲がり部に、割れが生じやすく
なり、ワイヤハーネスを十分に保護できなくなる問題も
ある。
【0006】本発明は上記した問題を鑑みてなされたも
のであり、ワイヤハーネスの配策作業時等に、ワイヤハ
ーネスを外装しているコルゲートチューブがプロテクタ
との出口部で折れ曲がって屈曲しないようにすることを
課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、プロテクタの出口部がプロテクタ外面に
対して傾斜し、該プロテクタの出口部から引き出される
ワイヤハーネスに第1コルゲートチューブが外装された
状態で三次元的に湾曲して配策され、上記プロテクタ出
口部の内部から出口端を通して所要寸法外部の位置ま
で、上記第1コルゲートチューブの外側あるいは内側に
短尺な第2コルゲートチューブを取り付けて剛性を高
め、プロテクタの出口部で生じる屈曲を防止する構成と
しているコルゲートチューブの屈曲防止構造を提供して
いる。
【0008】上記のように、第1コルゲートチューブに
別の短尺な第2コルゲートチューブを取り付けること
で、第1コルゲートチューブのプロテクタの出口部にお
ける剛性を向上させることができるので、配策作業時の
コルゲートチューブの引っ張っり等にも十分対抗でき、
コルゲートチューブの屈曲を防止することができる。ま
た、コルゲートチューブの屈曲が防止できることで、な
だらかに湾曲させた状態でコルゲートチューブを取り付
けることができる。なお、上記第1及び第2コルゲート
チューブは、ワイヤハーネスへの取付等を考慮して、縦
割りスリットを有するものを使用するのが好ましい。な
お、第1コルゲートチューブの湾曲状態は二次元的に配
策されてもいても、もちろん適用可能である。
【0009】また、第2コルゲートチューブを第1コル
ゲートチューブの外側に取り付ける場合は、第2コルゲ
ートチューブの内径を第1コルゲートチューブの外径と
対応するように設定しており、第1コルゲートチューブ
の内側に取り付ける場合は、第2コルゲートチューブの
外径を、第1コルゲートチューブの内径に対応させるよ
うに設定している。
【0010】さらに、上記プロテクタの出口部に取り付
ける第2コルゲートチューブは、第1コルゲートチュー
ブの外側に取り付け、プロテクタの出口部から外部に出
た先端を、第1コルゲートチューブにテープ巻き固定し
ていることが好ましい。第2コルゲートチューブを第1
コルゲートチューブの外側に取り付けた場合は、第2コ
ルゲートチューブの端部で、第1コルゲートチューブの
剛性が変化するため、第2コルゲートチューブから第1
コルゲートチューブにかけてテープ巻きすることで、第
2コルゲートチューブの端部付近の剛性を向上させるこ
とができる。また、テープ巻きにより、ワイヤハーネス
の寸法精度も確保することができる。
【0011】上記のようにすることで、配策作業の引っ
張り等による曲げ応力を、第2コルゲートチューブで被
っている範囲からテープ巻き範囲へ広く分散することが
でき、コルゲートチューブのプロテクタの出口部におけ
る屈曲を防止し、かつ、取付状態でコルゲートチューブ
をなだらかに湾曲させることができる。なお、テープ巻
き回数は、常に同じ回数で巻いていく必要はなく、例え
ば、最初は4回重ねて巻いていき、その後3回巻き、2
回巻きというように、徐々に巻く回数を減少させてもよ
い。このようにすることで、コルゲートチューブの剛性
をテープ巻きの範囲で段階的に変化させることができ
る。
【0012】さらに、本発明は、プロテクタの出口部が
プロテクタ外面に対して傾斜し、該プロテクタの出口部
から引き出されるワイヤハーネスにコルゲートチューブ
が外装された状態で三次元的に湾曲して配策され、上記
プロテクタ出口部の内部から出口端を通して所要寸法外
部の位置まで、上記コルゲートチューブの内側で、ワイ
ヤハーネスにテープでハーフラップ巻きし、或いは、シ
ートを巻き付けて剛性を高め、プロテクタの出口部で生
じる屈曲を防止する構成としているコルゲートチューブ
の屈曲防止構造を提供している。
【0013】上記のように、コルゲートチューブを外装
するワイヤハーネスにテープあるいはシートをプロテク
タの出口部に対応する箇所に巻き付けることで、ワイヤ
ハーネスの剛性が向上して、丁度、コルゲートチューブ
の中央に芯が形成されたような状態となり、コルゲート
チューブの屈曲を防ぐことができる。また、上記ワイヤ
ハーネスのテープあるいはシート巻きに加えて、コルゲ
ートチューブの外周面の該当箇所にもテープあるいはシ
ート巻き付けて、全体で剛性を向上させるようにしても
よい。さらに、簡便に、コルゲートチューブの外周面の
該当箇所のみにテープあるいはシートを巻き付けるよう
にしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1(A)(B)(図1(B)は図
1(A)のX方向視図)および図2はエンジンルーム内
における、本発明の第一実施形態にかかる第1コルゲー
トチューブ11を示している。第1コルゲートチューブ
11の外側には、プロテクタ14の出口部14aとの連
結付近に第2コルゲートチューブ12を外嵌すると共
に、テープ15−1を第2コルゲートチューブ12から
第1コルゲートチューブ11へ巻き付けている。ワイヤ
ハーネスW/Hはプロテクタ14の出口部14aから引
き出され、第1コルゲートチューブ11に外装されて車
体P側へと配策されている。
【0015】第1コルゲートチューブ11は樹脂製で、
外周面に凹凸形状を形成して、剛性を高めると共に可撓
性を有しており、また、軸線方向に沿って、一端から他
端へ連続してスリットを一箇所設けている。第1コルゲ
ートチューブ11の内径は外装するワイヤハーネスW/
Hの外径の1.1倍から1.4倍程度の寸法を有するも
のを採用しており、全長はワイヤハーネスW/Hの外装
範囲に対応した所要寸法に設定して切断している。な
お、第1コルゲートチューブ11はスリットのないもの
を使用してもよい。
【0016】第2コルゲートチューブ12も、上記第1
コルゲートチューブ11と形状等については同様である
が、寸法が異なり、内径は第1コルゲートチューブ11
の外径に対応させて、第1コルゲートチューブ11の外
側に隙間なく取り付けられるようにしている。また、第
2コルゲートチューブ12の全長は、第1コルゲートチ
ューブ11に対して短尺で、プロテクタ14の出口部1
4aの内部から出口端を通して所要寸法外部の範囲を被
う寸法に設定している。具体的には、出口部14aの突
出長さSと同程度の長さに30mm程度を加えた寸法に
設定している。なお、第2コルゲートチューブ12の全
長は、上記寸法に限定されることはなく、第1コルゲー
トチューブ11の湾曲程度等に応じて、突出長さSに、
適宜20mmから50mm程度を加えた寸法に設定して
もよい。
【0017】プロテクタ14は樹脂製でダクトボックス
状に形成されていると共に、プロテクタ14の外面に対
して傾斜した出口部14aを設けている。上記プロテク
タ14はワイヤハーネスW/Hに取り付けるために、ロ
ック部14bを解除して左右に二分割できるようにして
いる。また、出口部14aの内径は第2コルゲートチュ
ーブ12の外径に適応した寸法としており、内周面に
は、図5に示すように、第2コルゲートチューブ12の
外周面の凹凸と合致して係止する溝14cを設けてい
る。
【0018】第1コルゲートチューブ11を端末にコネ
クタ16が接続されたワイヤハーネスW/Hに外装する
には、図3に示すように、第1コルゲートチューブ11
のスリットの幅を拡げて、荒巻されたワイヤハーネスW
/Hに取り付けると共に、ワイヤハーネスW/Hに対し
て位置決めするために、一端部11aにテープ15−2
を巻き付けて固定している。なお、上記取付の際には、
第1コルゲートチューブ11を取付状態で湾曲させる内
側に、スリットが位置するようにしている。また、スリ
ットなしの第1コルゲートチューブの場合では、コネク
タを接続する前のワイヤハーネスW/Hの一端より、第
1コルゲートチューブを通して取り付けている。
【0019】次に、図4に示すように、第2コルゲート
チューブ12を第1コルゲートチューブ11の一端部1
1aの外側に夫々の端末を揃えて取り付けている。この
際、微妙な位置調整ができるように、この段階では第2
コルゲートチューブ12をテープ巻き等で固定しないよ
うにしている。
【0020】その後、図5に示すように、プロテクタ1
4をワイヤハーネスW/Hに取り付けている。プロテク
タ14は分割して、内部にワイヤハーネスW/Hを通す
ようにすると共に、出口部14aの内周部の溝14cに
第2コルゲートチューブ12の外周面の凹凸を係止させ
た状態で、分割したプロテクタ14を一体に合わせてロ
ック部14bで係止している。
【0021】プロテクタ14を取り付けてから、第2コ
ルゲートチューブ12には、図1(B)に示すように、
プロテクタ14の出口部14aから外部に出ている第2
コルゲートチューブ12の端部12aより第1コルゲー
トチューブ11へテープ15−1を巻き付け固定してい
る。
【0022】上記テープ15−1を巻く際には、巻く回
数を第2コルゲートチューブ12の端部12aでは4回
重ねて巻き、第1コルゲートチューブ11へ行くにつれ
て、3回巻き、2回巻きと減少させている。このように
することで、第1コルゲートチューブ11の剛性が徐々
に変化するようになる。もちろん、テープ巻きは上記の
巻き方に限定されるわけではなく、全て同じ巻き回数に
してもよい。なお、第1コルゲートチューブ11の取付
状態の湾曲半径が大きい場合等は上記のテープ巻きを省
略してもよい。
【0023】上記のように、第1コルゲートチューブ1
1、第2コルゲートチューブ12、プロテクタ14を取
り付けたワイヤハーネスW/Hを車体P側へ配策作業を
行う際には、図2のように、機器S等を避けて、第1コ
ルゲートチューブ11に図中の矢印の向きに引っ張り等
を加えて、二次元的あるいは三次元的に湾曲させたとし
ても、第1コルゲートチューブ11の剛性が向上してい
るため、プロテクタ14の出口部14aで折れ曲がって
屈曲しない。
【0024】上記のようにして、ワイヤハーネスW/H
を車体P側へ配策し、第1コルゲートチューブ11をク
ランプ13で車体Pへ係止している。この取付係止状態
では、第1コルゲートチューブ11には、配策作業で折
れ曲がりが発生していないので、図1(A)、(B)に
示すように、第1コルゲートチューブ11は、なだらか
に三次元的に湾曲された取付状態となっている。なお、
機器の少ない車種等では二次元的な湾曲の取付状態にな
る場合もある。
【0025】また、第一実施形態の変形例として、第2
コルゲートチューブを第1コルゲートチューブの内側に
取り付ける場合がある。両方のコルゲートチューブの形
状等は第一実施形態と同様であるが、内径及び外径の寸
法が第1実施形態と異なり、第2コルゲートチューブの
内径は、外装するワイヤハーネスの外径寸法に対応して
設定しており、第1コルゲートチューブの内径は、第2
コルゲートチューブの外径寸法より若干大きく設定され
ている。プロテクタ14の形状等は第一実施形態と同様
である。
【0026】第1及び第2コルゲートチューブをワイヤ
ハーネスに外装するには、先に、第2コルゲートチュー
ブをワイヤハーネスに取り付けると共に、一端部をテー
プ巻きしてワイヤハーネスに固定している。次に、第2
コルゲートチューブの上から第1コルゲートチューブを
取り付けると共に、第1コルゲートチューブの一端部を
テープ巻きしてワイヤハーネスに固定している。後は、
第一実施形態と同様に、プロテクタを取り付けている。
このようにして、プロテクタの出口部における第1コル
ゲートチューブの剛性を向上させているので、ワイヤハ
ーネスの配策作業時の引っ張り等に対しても、第1コル
ゲートチューブは屈曲しない。
【0027】図6は、本発明の第二実施形態を示してお
り、シート27を巻き付けたワイヤハーネスW/Hに、
コルゲートチューブ21を外装すると共に、プロテクタ
24を取り付けている。シート27は塩化ビニール等の
樹脂製で、0.1mmから1mm程度の厚みを有する矩
形状で、一辺の長さを第1実施形態における第2コルゲ
ートチューブ12の全長とほぼ一致させており、他辺は
ワイヤハーネスW/Hに2回から5回程度巻き付け可能
な寸法としており、巻き付ける側の一面に粘着剤を塗布
している。
【0028】コルゲートチューブ21は、内径をシート
27を巻き付けた状態のワイヤハーネスW/Hに取り付
けられる寸法に設定しており、それ以外は、第一実施形
態の第1コルゲートチューブ11と同様である。プロテ
クタ24は、出口部24aの内径をコルゲートチューブ
21の外形に適応した寸法に設定すると共に、内周にコ
ルゲートチューブ21の凹凸形状に合致した溝24cを
設けており、それ以外は第一実施形態と同様である。
【0029】シート27をワイヤハーネスW/Hに取り
付けるには、シート27を、第一実施形態において第2
コルゲートチューブ12の取付箇所に対応する箇所のワ
イヤハーネスW/Hにすし巻き状に巻き付けると共に、
粘着剤で張り合わせた後、一端部をテープ巻きすること
で、ワイヤハーネスW/Hに固定している。その後、第
一実施形態と同様に、ワイヤハーネスW/Hにコルゲー
トチューブ21及びプロテクタ24を取り付けている。
【0030】上記のようにして、プロテクタ24の出口
部24aにおけるコルゲートチューブ21の剛性を向上
させているので、ワイヤハーネスW/Hの配策作業時の
引っ張り等に対しても、コルゲートチューブ21は屈曲
しない。なお、第二実施形態においてはシート27の代
わりに0.1mmから0.5mm厚の塩化ビニール製の
テープをハーフラップ巻きで、ワイヤハーネスに巻き付
けるようにしてもよい。
【0031】また、上記シート27はワイヤハーネスW
/Hに巻き付けると共に、コルゲートチューブ21の外
周面にも、ワイヤハーネスW/Hに巻き付けている範囲
と同じ範囲に巻き付けてコルゲートチューブ21の剛性
を向上させるようにしてもよい。さらに、ワイヤハーネ
スW/Hにはシート27を巻かず、コルゲートチューブ
21の外周面のみにシート27を巻いて、容易に、か
つ、コルゲートチューブ21の剛性を向上させるように
してもよい。上記の場合も、シート27の代わりに0.
1mmから0.5mm厚の塩化ビニール製のテープを巻
き付けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】上記の説明より明らかなように、本発明
によれば、コルゲートチューブに別の短尺なコルゲート
チューブを取り付けることで、ワイヤハーネスの作業時
における引っ張り等に対しても、プロテクタの出口部に
おけるコルゲートチューブの屈曲を防ぐことができる。
さらに、別のコルゲートチューブを取り付ける以外に、
テープ或いはシート等を取り付けてもコルゲートチュー
ブの剛性を高めることができるので、様々な外装材を使
用してコルゲートチューブの屈曲を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一実施形態を示し、(A)はコル
ゲートチューブ等を車体に取り付けた状態を示す概略図
であり、(B)は、本図(A)の矢印X方向の視図であ
る。
【図2】 本発明の第一実施形態にかかる、コルゲート
チューブの配策作業状態を示す概略図である。
【図3】 本発明にかかる第1コルゲートチューブのワ
イヤハーネスへの取付状態を示す概略図である。
【図4】 本発明にかかる第2コルゲートチューブのワ
イヤハーネスへの取付状態を示す概略図である。
【図5】 本発明において、プロテクタのワイヤハーネ
スへの取付状態を示す概略図である。
【図6】 本発明の第二実施形態のシート、コルゲート
チューブ、及び、プロテクタのワイヤハーネスへの取付
状態を示す一部断面概略図である。
【図7】 従来例を示し、(A)は、コルゲートチュー
ブ等を車体に取り付けた状態を示す概略図であり、
(B)は、本図(A)の矢印X方向の視図である。
【図8】 従来例のコルゲートチューブの配策作業を示
す概略図である。
【符号の説明】
1、21 コルゲートチューブ 3、13 クランプ 4、14、24 プロテクタ 11 第1コルゲートチューブ 12 第2コルゲートチューブ 15−1、15−2 テープ 27 シート P 車体 S 機器 W/H ワイヤハーネス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロテクタの出口部がプロテクタ外面に
    対して傾斜し、該プロテクタの出口部から引き出される
    ワイヤハーネスに第1コルゲートチューブが外装された
    状態で三次元的に湾曲して配策され、 上記プロテクタ出口部の内部から出口端を通して所要寸
    法外部の位置まで、上記第1コルゲートチューブの外側
    あるいは内側に短尺な第2コルゲートチューブを取り付
    けて剛性を高め、プロテクタの出口部で生じる屈曲を防
    止する構成としているコルゲートチューブの屈曲防止構
    造。
  2. 【請求項2】 上記プロテクタの出口部に取り付ける第
    2コルゲートチューブは、第1コルゲートチューブの外
    側に取り付け、プロテクタの出口部から外部に出た先端
    を、第1コルゲートチューブにテープ巻き固定している
    請求項1に記載のコルゲートチューブの屈曲防止構造。
  3. 【請求項3】 プロテクタの出口部がプロテクタ外面に
    対して傾斜し、該プロテクタの出口部から引き出される
    ワイヤハーネスにコルゲートチューブが外装された状態
    で三次元的に湾曲して配策され、 上記プロテクタ出口部の内部から出口端を通して所要寸
    法外部の位置まで、上記コルゲートチューブの内側で、
    ワイヤハーネスにテープでハーフラップ巻きし、あるい
    は、シートを巻き付けて剛性を高め、プロテクタの出口
    部で生じる屈曲を防止する構成としているコルゲートチ
    ューブの屈曲防止構造。
JP10311363A 1998-10-30 1998-10-30 コルゲートチューブの屈曲防止構造 Withdrawn JP2000139014A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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