JP2007288972A - ワイヤハーネス分岐部の保護構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ワイヤハーネス分岐部の保護構造を簡単な作業で作製でき、かつ、支線の径が異なっても容易に対応できるようにする。
【解決手段】ワイヤハーネスの幹線と支線とのT字状の分岐部に、可撓性材より成形したT形状筒部からなる分岐保護材を外装しており、該T字状筒部の横筒部および縦筒部にそれぞれ軸線方向に延在する横スリットと縦スリットとを連続させてT字状筒部を全開可能としたスリットを設けており、前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に前記スリットを開いて横筒部を幹線に外嵌させると共に縦筒部を支線に外嵌させ、この状態でコルゲートチューブに幹線を挿通させていると共に、縦筒部を外嵌した支線をコルゲートチューブの前記スリットあるいは挿通穴より引き出している。
【選択図】図3
【解決手段】ワイヤハーネスの幹線と支線とのT字状の分岐部に、可撓性材より成形したT形状筒部からなる分岐保護材を外装しており、該T字状筒部の横筒部および縦筒部にそれぞれ軸線方向に延在する横スリットと縦スリットとを連続させてT字状筒部を全開可能としたスリットを設けており、前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に前記スリットを開いて横筒部を幹線に外嵌させると共に縦筒部を支線に外嵌させ、この状態でコルゲートチューブに幹線を挿通させていると共に、縦筒部を外嵌した支線をコルゲートチューブの前記スリットあるいは挿通穴より引き出している。
【選択図】図3
Description
本発明は、コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネス分岐部の保護構造に関し、詳しくは、コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間のスリットあるいは挿通孔より引き出す際に、スリットの両側縁や挿通孔周縁のエッジに支線が接触して損傷が生じるのを防止するものである。
自動車に配索される多数の電線群からなるワイヤハーネスは、これら電線群を集束すると共に保護するためにテープ巻きされている場合が多いが、近時、屈曲可能なコルゲートチューブに通して電線群の集束保護をする場合が増加している。
前記コルゲートチューブをワイヤハーネスの幹線から支線が分岐する分岐部に外装する場合には、幹線に1つのコルゲートチューブを外装すると共に、外装したコルゲートチューブの軸線方向の中間に設けたスリットあるいは挿通孔から支線を引き出し、引き出した支線に他のコルゲートチューブを外装している。
しかしながら、コルゲートチューブから引き出した支線がスリット両側縁や挿通孔周縁のエッジと接触してしまい電線が損傷してしまうおそれがある。
しかしながら、コルゲートチューブから引き出した支線がスリット両側縁や挿通孔周縁のエッジと接触してしまい電線が損傷してしまうおそれがある。
前記問題を解決するため、特開2000−166054号公報(特許文献1)において、図7に示すワイヤハーネス分岐部の保護構造が提供されており、ワイヤハーネスW/Hの幹線1にコルゲートチューブ3を外装し、該コルゲートチューブ3に設けた挿通孔4に環状部材5を嵌め込んで、挿通孔4から引き出した支線2を環状部材5に通している。これにより、支線2と挿通孔4の周縁との間に環状部材5を介在させ、支線2と挿通孔4の周縁のエッジとが直接接触しないようにしている。
しかしながら、特許文献1で提供されている構造であると、ワイヤハーネスの支線2をコルゲートチューブ3の挿通孔4から引き出した状態で環状部材5を挿通孔4に取り付けなければならず、取付作業が煩雑になる問題がある。
また、環状部材5は形状が定まっているため、支線2の径に対して環状部材5の径が小さいと環状部材5に支線2を通すことができず、逆に支線2の径に対して環状部材5の径が大きいと取付後にスペースをとって邪魔になる。よって、環状部材5を支線2の径に合わせて複数種類作製しなければならず、部品点数が増加する問題がある。
また、環状部材5は形状が定まっているため、支線2の径に対して環状部材5の径が小さいと環状部材5に支線2を通すことができず、逆に支線2の径に対して環状部材5の径が大きいと取付後にスペースをとって邪魔になる。よって、環状部材5を支線2の径に合わせて複数種類作製しなければならず、部品点数が増加する問題がある。
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、ワイヤハーネス分岐部の保護構造を簡単な作業で作製でき、かつ、支線の径が異なっても容易に対応できるようにすることを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間のスリットあるいは挿通孔より引き出しているワイヤハーネス分岐部の保護構造であって、
前記ワイヤハーネスの幹線と支線とのT字状の分岐部に、可撓性材より成形したT形状筒部からなる分岐保護材を外装しており、該T字状筒部の横筒部および縦筒部にそれぞれ軸線方向に延在する横スリットと縦スリットとを連続させてT字状筒部を全開可能としたスリットを設けており、
前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に前記スリットを開いて横筒部を幹線に外嵌させると共に縦筒部を支線に外嵌させ、この状態で前記コルゲートチューブに幹線を挿通させていると共に、縦筒部を外嵌した支線をコルゲートチューブの前記スリットあるいは挿通穴より引き出していることを特徴とするワイヤハーネス分岐部の保護構造を提供している。
前記ワイヤハーネスの幹線と支線とのT字状の分岐部に、可撓性材より成形したT形状筒部からなる分岐保護材を外装しており、該T字状筒部の横筒部および縦筒部にそれぞれ軸線方向に延在する横スリットと縦スリットとを連続させてT字状筒部を全開可能としたスリットを設けており、
前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に前記スリットを開いて横筒部を幹線に外嵌させると共に縦筒部を支線に外嵌させ、この状態で前記コルゲートチューブに幹線を挿通させていると共に、縦筒部を外嵌した支線をコルゲートチューブの前記スリットあるいは挿通穴より引き出していることを特徴とするワイヤハーネス分岐部の保護構造を提供している。
前記構成によれば、T字状筒部からなる分岐保護材は、その横筒部および縦筒部をスリットを開いて同時に全開できるようにしているため、横筒部をワイヤハーネスの分岐部の幹線側に被せ、縦筒部を支線に被せることで、分岐部の全外周面を簡単に分岐保護材で被覆して保護することができる。
このように、分岐部の全外周面を分岐保護材で被覆しているため、支線をコルゲートチューブのスリットあるいは挿通孔から引き出しても、引き出した支線とスリット両側縁や挿通孔周縁のエッジとが直接接触しないため、支線が損傷するのを防止することができる。
このように、分岐部の全外周面を分岐保護材で被覆しているため、支線をコルゲートチューブのスリットあるいは挿通孔から引き出しても、引き出した支線とスリット両側縁や挿通孔周縁のエッジとが直接接触しないため、支線が損傷するのを防止することができる。
また、前記分岐保護材は、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに通す前にワイヤハーネスに取り付けておくため、コルゲートチューブへの取付時の作業はなく、コルゲートチューブへの通す作業を簡単とすることができる。
さらに、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに通す際には、ワイヤハーネスの分岐部の形状を保持するために予め塩ビ等からなるテープを巻き付けているが、本発明の分岐保護材によりワイヤハーネスの分岐部の形状を保持することもできるため、従来必要であったテープ巻きが不要とすることができる。
さらに、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに通す際には、ワイヤハーネスの分岐部の形状を保持するために予め塩ビ等からなるテープを巻き付けているが、本発明の分岐保護材によりワイヤハーネスの分岐部の形状を保持することもできるため、従来必要であったテープ巻きが不要とすることができる。
また、前記分岐保護材を用いる場合、ワイヤハーネスの幹線および支線のサイズが相違しても共用できる大きさに設定しておくと、幹線および支線のサイズが若干相違しても、横筒部に幹線を通し、縦筒部に支線を通すことで同一形状の分岐保護材で対応することができる。よって、複数種類のワイヤハーネスに対して1種類の分岐保護材で適用でき、分岐保護材の汎用性を高めることができる。
前記スリットの形状は、前記横スリットと縦スリットを前記T字状筒部の横筒部および縦筒部の同一側面にそれぞれ軸線方向全長に延在させてT字状に連続させている。
または、前記横筒部の縦筒部が突出する側の側面に前記横スリットを設けると共に、前記縦筒部の両側面に前記横スリットと連続する縦スリットを縦筒部の軸線方向全長に延在させている。
または、前記横筒部の縦筒部が突出する側の側面に前記横スリットを設けると共に、前記縦筒部の両側面に前記横スリットと連続する縦スリットを縦筒部の軸線方向全長に延在させている。
前記分岐保護材はゴム、エラストマーを含む弾性を有する素材から形成していることが好ましい。
このように弾性材から形成すると、前記幹線および支線のサイズの相違により広く適用でき、かつ、幹線及び支線に弾性を有するため分岐保護材が接触するため、より保護機能を高めることができる。
このように弾性材から形成すると、前記幹線および支線のサイズの相違により広く適用でき、かつ、幹線及び支線に弾性を有するため分岐保護材が接触するため、より保護機能を高めることができる。
前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に被せてテープ巻き固定してもよい。
即ち、コルゲートチューブにワイヤハーネスを挿通する前に分岐保護材からワイヤハーネスがスリットを押し開いて脱落しないようにテープ巻きしておいてもよい。
即ち、コルゲートチューブにワイヤハーネスを挿通する前に分岐保護材からワイヤハーネスがスリットを押し開いて脱落しないようにテープ巻きしておいてもよい。
なお、前記分岐保護材は、コルゲートチューブにワイヤハーネスを挿通する場合に分岐位置に取り付けておくことが好ましいが、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに通さない場合においても、ワイヤハーネスの分岐部に外装してもよい。この場合、分岐位置の形状を分岐保護材で保持できると共に、ワイヤハーネスをテープ巻きした場合に分岐部における複雑なテープ巻を廃止することもできる。
前述したように、本発明によれば、ワイヤハーネスの分岐部の全外周面を分岐保護材で被覆しているため、支線をコルゲートチューブのスリットや挿通孔から引き出しても、引き出した支線とスリット両側縁や挿通孔周縁のエッジとが直接接触しないため、支線が損傷するのを防止することができる。
また、分岐保護材はT字状筒部として、その横筒部及び縦筒部の全長にわたってスリットを設けて連続させ、横筒部及び縦筒部を同時に全開できる形状としているため、ワイヤハーネスのT字状に分岐部の全外周面に簡単で被せて被覆することができる。
さらに、前記分岐保護材は、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに通す前にワイヤハーネスに取り付けているため、ワイヤハーネスのコルゲートチューブへの通し作業を簡単とすることができる。
また、分岐保護材はT字状筒部として、その横筒部及び縦筒部の全長にわたってスリットを設けて連続させ、横筒部及び縦筒部を同時に全開できる形状としているため、ワイヤハーネスのT字状に分岐部の全外周面に簡単で被せて被覆することができる。
さらに、前記分岐保護材は、ワイヤハーネスをコルゲートチューブに通す前にワイヤハーネスに取り付けているため、ワイヤハーネスのコルゲートチューブへの通し作業を簡単とすることができる。
さらにまた、ワイヤハーネスの幹線や支線の径が異なるものであっても、分岐保護材を幹線および支線に通すことで、1種類の分岐保護材で対応することができる。
本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示し、ワイヤハーネス分岐部の保護構造10は、自動車に配索するワイヤハーネスW/HのT字状の分岐部の全外周面を後述する分岐保護材20で被覆すると共に、幹線1と支線2にコルゲートチューブ30、31を外装し、さらに、これらコルゲートチューブ30と31とをテープT巻きして固定している。
図1乃至図5は、本発明の第1実施形態を示し、ワイヤハーネス分岐部の保護構造10は、自動車に配索するワイヤハーネスW/HのT字状の分岐部の全外周面を後述する分岐保護材20で被覆すると共に、幹線1と支線2にコルゲートチューブ30、31を外装し、さらに、これらコルゲートチューブ30と31とをテープT巻きして固定している。
ワイヤハーネスW/Hの分岐部を被覆する分岐保護材20は弾性を有する可撓性材であるゴムからなる。図1に示すように、分岐保護材20はT形状筒部21からなり、該T形状筒部21は、ワイヤハーネスW/Hの幹線1に被せる横筒部21aと支線2に被せる縦筒部21bとからなる。T字状筒部21の横筒部21aおよび縦筒部21bの同一側面にそれぞれ軸線方向全長に延在する横スリット22aと縦スリット22bとをT字状に連続させてT字状筒部21を全開可能としたスリット22を設けている。
前記ワイヤハーネスW/Hに外装するコルゲートチューブ30、31は、山部と谷部を軸線方向に交互に設けた屈曲性を有する外装保護材である。幹線1に外装するコルゲートチューブ30には、軸線方向に沿って延在するスリット32を設けていると共に、軸線方向の中間位置にスリット32の両側縁を切り欠いて挿通孔33を設けている。
次に、前記分岐保護材20を用いたワイヤハーネス分岐部の保護構造10の作製方法について説明する。
まず、図2に示すように、布線治具(図示せず)等を用いてワイヤハーネスW/Hの幹線1から支線2を分岐させ分岐部を作製する。
次いで、このワイヤハーネスW/Hの分岐部の全外周面を、図3に示すように、分岐保護材20で被覆する。詳細には、図2に示すように、分岐保護材20の横筒部21aと縦筒部21bのT字状に連続したスリット22a、22bを開き、該スリット22aを通して横筒部21aにワイヤハーネスW/Hの幹線1を挿入すると共に、スリット22bを通して縦筒部21bに支線2を挿入する。ワイヤハーネスW/Hを分岐保護材20内に挿入した後は、スリット22を閉じて分岐保護材20をワイヤハーネスW/Hの分岐部に外嵌し、分岐保護材20の端部をワイヤハーネスW/HにテープT巻きする。
まず、図2に示すように、布線治具(図示せず)等を用いてワイヤハーネスW/Hの幹線1から支線2を分岐させ分岐部を作製する。
次いで、このワイヤハーネスW/Hの分岐部の全外周面を、図3に示すように、分岐保護材20で被覆する。詳細には、図2に示すように、分岐保護材20の横筒部21aと縦筒部21bのT字状に連続したスリット22a、22bを開き、該スリット22aを通して横筒部21aにワイヤハーネスW/Hの幹線1を挿入すると共に、スリット22bを通して縦筒部21bに支線2を挿入する。ワイヤハーネスW/Hを分岐保護材20内に挿入した後は、スリット22を閉じて分岐保護材20をワイヤハーネスW/Hの分岐部に外嵌し、分岐保護材20の端部をワイヤハーネスW/HにテープT巻きする。
次いで、図4に示すように、コルゲートチューブ30のスリット32を通してワイヤハーネスW/Hの幹線1をコルゲートチューブ30内に挿入し、挿通孔33から支線2を引き出す。このとき、ワイヤハーネスW/Hの分岐部には全周に分岐保護材20が被覆されているため、支線2の電線と挿通孔33の周縁のエッジとが直接接触しない。
最後に、図5に示すように、支線2の分岐部近傍にも他のコルゲートチューブ31を外装し、最後にワイヤハーネス分岐部のコルゲートチューブ30、31の外周面にテープTを巻き付けてコルゲートチューブ30と31を固定する。
最後に、図5に示すように、支線2の分岐部近傍にも他のコルゲートチューブ31を外装し、最後にワイヤハーネス分岐部のコルゲートチューブ30、31の外周面にテープTを巻き付けてコルゲートチューブ30と31を固定する。
前記構成によれば、ワイヤハーネスW/Hの分岐部の全外周面を分岐保護材20で被覆しているため、支線2をコルゲートチューブ30の挿通孔33から引き出しても、引き出した支線2と挿通孔33周縁のエッジとが直接接触しないため、支線2が損傷するのを防止することができる。
また、分岐保護材20はT字状筒部21として、その横筒部21a及び縦筒部21bの全長にわたってスリット22を設けて連続させ、横筒部21a及び縦筒部21bを同時に全開できる形状としているため、ワイヤハーネスW/HのT字状に分岐部の全外周面に簡単に被せて被覆することができる。
なお、コルゲートチューブ30に支線引出用の挿通孔33を設けていない場合には、スリット32から支線2を引き出してもよい。
また、本実施形態では、分岐保護材20の端部をワイヤハーネスW/Hにテープ巻きしているが、必要に応じてテープ巻きをしなくてもよいし、また、分岐保護材20の全長に亙ってテープTをあら巻きしてスリットが開かないようにしてもよい。
また、分岐保護材20はT字状筒部21として、その横筒部21a及び縦筒部21bの全長にわたってスリット22を設けて連続させ、横筒部21a及び縦筒部21bを同時に全開できる形状としているため、ワイヤハーネスW/HのT字状に分岐部の全外周面に簡単に被せて被覆することができる。
なお、コルゲートチューブ30に支線引出用の挿通孔33を設けていない場合には、スリット32から支線2を引き出してもよい。
また、本実施形態では、分岐保護材20の端部をワイヤハーネスW/Hにテープ巻きしているが、必要に応じてテープ巻きをしなくてもよいし、また、分岐保護材20の全長に亙ってテープTをあら巻きしてスリットが開かないようにしてもよい。
図6は、本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態の分岐保護材40は、第1実施形態の分岐保護材20とスリットを設ける位置を相違させている。
具体的には、横筒部41aの縦筒部41bが突出する側の側面に軸線方向に延在する横スリット42aを設けると共に、縦筒部41bの両側面に横筒部41aの横スリット42aと連続する縦スリット42bを縦筒部41bの軸線方向全長に亙って設け、T字状筒部を全開可能としている。
本実施形態の分岐保護材40は、第1実施形態の分岐保護材20とスリットを設ける位置を相違させている。
具体的には、横筒部41aの縦筒部41bが突出する側の側面に軸線方向に延在する横スリット42aを設けると共に、縦筒部41bの両側面に横筒部41aの横スリット42aと連続する縦スリット42bを縦筒部41bの軸線方向全長に亙って設け、T字状筒部を全開可能としている。
前記構成としても、第1実施形態と同様、スリット42a、42bを開いてT字状筒部を全開することにより簡単にワイヤハーネスに分岐保護材40を外装することができる。
1 幹線
2 支線
10 ワイヤハーネス分岐部の保護構造
20 分岐保護材
21 T字状筒部
21a 横筒部
21b 縦筒部
22a 横スリット
22b 縦スリット
30、31 コルゲートチューブ
32 スリット
33 挿通孔
W/H ワイヤハーネス
2 支線
10 ワイヤハーネス分岐部の保護構造
20 分岐保護材
21 T字状筒部
21a 横筒部
21b 縦筒部
22a 横スリット
22b 縦スリット
30、31 コルゲートチューブ
32 スリット
33 挿通孔
W/H ワイヤハーネス
Claims (5)
- コルゲートチューブに挿通したワイヤハーネスの幹線から分岐する支線を、該コルゲートチューブの軸線方向中間のスリットあるいは挿通孔より引き出しているワイヤハーネス分岐部の保護構造であって、
前記ワイヤハーネスの幹線と支線とのT字状の分岐部に、可撓性材より成形したT形状筒部からなる分岐保護材を外装しており、該T字状筒部の横筒部および縦筒部にそれぞれ軸線方向に延在する横スリットと縦スリットとを連続させてT字状筒部を全開可能としたスリットを設けており、
前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に前記スリットを開いて横筒部を幹線に外嵌させると共に縦筒部を支線に外嵌させ、この状態で前記コルゲートチューブに幹線を挿通させていると共に、縦筒部を外嵌した支線をコルゲートチューブの前記スリットあるいは挿通穴より引き出していることを特徴とするワイヤハーネス分岐部の保護構造。 - 前記横スリットと縦スリットは、前記T字状筒部の横筒部および縦筒部の同一側面にそれぞれ軸線方向全長に延在させてT字状に連続させている請求項1に記載のワイヤハーネス分岐部の保護構造。
- 前記横筒部の縦筒部が突出する側の側面に前記横スリットを設けると共に、前記縦筒部の両側面に前記横スリットと連続する縦スリットを縦筒部の軸線方向全長に延在させている請求項1に記載のワイヤハーネス分岐部の保護構造。
- 前記分岐保護材はゴム、エラストマーを含む弾性を有する素材から形成している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネス分岐部の保護構造。
- 前記分岐保護材を前記ワイヤハーネスのT字状の分岐部に被せてテープ巻き固定している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス分岐部の保護構造。
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2006
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20090707 |