JP2000137954A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP2000137954A
JP2000137954A JP10309099A JP30909998A JP2000137954A JP 2000137954 A JP2000137954 A JP 2000137954A JP 10309099 A JP10309099 A JP 10309099A JP 30909998 A JP30909998 A JP 30909998A JP 2000137954 A JP2000137954 A JP 2000137954A
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JP
Japan
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disk
flexible wiring
head
slider
wiring board
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JP10309099A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Kabasawa
秀年 椛澤
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Teac Corp
Original Assignee
Teac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ヘッドキャリッジがディスク半径
方向にスムーズに移動することを課題とする。 【解決手段】 磁気ディスク装置10のコネクタ36,
40は、ヘッドキャリッジ18の移動方向に対して斜め
方向に延在する向きに配置され、且つ互いに対向するよ
うに平行に配置されている。このように配置された一対
のコネクタ36,40に対し、フレキシブル配線板34
は、コネクタ36の後部側でU字状に湾曲されてコネク
タ36に接続され、フレキシブル配線板38はコネクタ
40の前部側でU字状に湾曲されてコネクタ40に接続
される。そのため、フレキシブル配線板34,38はU
字状湾曲部分を斜め方向に突出することになり、コネク
タ36,40の前後方向でのスペースを有効利用するこ
とができ、ヘッドキャリッジ18の移動がスムーズに行
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスク装置に係
り、特にディスク状記録媒体が装着されるとヘッドキャ
リッジに支持されたヘッドがディスク半径方向に移動し
て情報の書き込み又は読み込みを行うよう構成されたデ
ィスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、パーソナルコンピュータあるい
はワードプロセッサ等の電子装置では、情報を記録させ
る手段として磁気ディスク装置が装備されている。そし
て、磁気ディスク装置は、記録媒体としてのディスクカ
ートリッジが装着されると、ディスクカートリッジ内に
収容された磁気ディスクが回転駆動されると共に、磁気
ヘッドが磁気ディスクに摺接して磁気記録再生を行う。
【0003】また、上記のような磁気ディスク装置にお
いては、ディスクカートリッジが挿入されるディスクホ
ルダと、ディスクカートリッジの挿入操作によりカート
リッジ挿入・イジェクト位置からカートリッジ装着位置
に摺動するスライダとからなり、スライダの摺動に連動
してディスクホルダを記録媒体アンロード位置から記録
媒体ロード位置へ移動させる記録媒体装着装置が設けら
れている。
【0004】一般に、従来の磁気ディスク装置では、ス
ライダの前端に取り付けられたイジェクト釦を押圧操作
することにより、ディスクホルダが記録媒体ロード位置
から記録媒体アンロード位置に移動してディスクカート
リッジがイジェクトされるよう構成されている。しかし
ながら、このように従来は、イジェクト釦の押圧操作に
よりディスクカートリッジがイジェクトされてしまうた
め、例えば磁気ヘッドが書き込み又は読み取りをしてい
る途中でイジェクト操作された場合でもディスクカート
リッジがイジェクトされてしまうといった問題があっ
た。
【0005】そこで、イジェクト釦の押圧力を駆動源と
する機械的なイジェクト機構を廃止し、モータの駆動力
でディスクカートリッジをイジェクトするオートイジェ
クト機構が採用された記録媒体装着装置が開発されつつ
ある。従って、オートイジェクト機構が組み込まれた記
録媒体装着装置では、ディスクカートリッジのイジェク
トを指示しても磁気ヘッドによる書き込み又は読み取り
が終了するまでイジェクト動作が行われないようになっ
ている。
【0006】ここで、オートイジェクト機構が組み込ま
れたディスク装置の具体例について図8を参照して説明
する。図8に示されるように、磁気ディスク装置1は、
ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入されるディス
クホルダ2と、前後方向に摺動してディスクホルダ2を
昇降させるスライダ3とがフレーム4上に取り付けられ
ている。スライダ3はフレーム4上をA,B方向に摺動
自在に設けられ、ディスクカートリッジの挿入操作によ
りラッチレバー5が時計方向に回動してディスクカート
リッジのシャータ(図示せず)を開くと共に、スライダ
3の係止を解除する。
【0007】そのため、コイルバネ3bのバネ力により
A方向に付勢されていたスライダ3は、A方向に摺動し
てホルダ2を記録媒体アンロード位置から記録媒体ロー
ド位置へ降下させる。これにより、ホルダ2内に挿入さ
れたディスクカートリッジは、ターンテーブル上に装着
される。このようにしてディスクカートリッジが装着さ
れると、ヘッドキャリッジ8がディスク半径方向(A,
B方向)に摺動して上側磁気ヘッド8a及び下側磁気ヘ
ッド8b(図8中破線で示す)をディスクカートリッジ
内の磁気ディスク(図示せず)に摺接させて書き込み又
は読み取りを行う。ヘッドキャリッジ8に支持された上
側磁気ヘッド8a及び下側磁気ヘッド8bには、フレキ
シブル配線板8c,8dの一端が接続されている。
【0008】さらに、フレキシブル配線板8c,8dの
他端は、U字状に湾曲された状態でヘッドキャリッジ8
の左側後部に装架されてコネクタ9a,9bに接続され
る。一対のコネクタ9a,9bは、ヘッドキャリッジ8
の移動方向(A,B方向)に延在する向きに配設されて
いる。そして、フレキシブル配線板8c,8dは、ヘッ
ドキャリッジ8がA,B方向に摺動する際にヘッドキャ
リッジ8の移動を妨げないように弛ませてある。
【0009】また、イジェクト信号が出力されると、フ
レーム4の下面に配されたオートイジェクト機構7のモ
ータ(図示せず)によりギヤ7aが回転駆動され、ギヤ
7aが噛合するラックを有するイジェクトスライダ7b
がB方向に駆動される。これにより、イジェクトスライ
ダ7bの立上部7cがスライダ3の左側端部に設けられ
た立上部3aに当接し、B方向に押圧する。尚、図8で
は、フレーム4上の右側にラッチレバー5等が配置され
ているので、オートイジェクト機構7はフレーム4上の
左側に配置されている。
【0010】そのため、スライダ3はB方向に摺動して
ホルダ2を記録媒体ロード位置から記録媒体アンロード
位置へ上昇させる。スライダ3がB方向に摺動すると、
ラッチレバー5に対する係止が解除される。これによ
り、ラッチレバー5はトーションバネ6のバネ力により
反時計方向に回動してディスクホルダ2内のディスクカ
ートリッジをイジェクト方向へ押し出す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記構成の
ディスク装置においては、コネクタ9a,9bがヘッド
キャリッジ8の移動方向(A,B方向)に延在する向き
に配設されているため、ヘッドキャリッジ8の動作をス
ムーズにするため、コネクタ9a,9bとヘッドキャリ
ッジ8との間に装架されたフレキシブル配線板8c,8
dに余裕を持たせることが必要であるので、コネクタ9
a,9bとフレーム4の後部内壁4aとの間のスペース
を大きくしなければならなかった。
【0012】さらに、コネクタ9a,9bの配置は、オ
ートイジェクト機構7に近接しているので、オートイジ
ェクト機構7によって制限されている。そのため、コネ
クタ9a,9bがヘッドキャリッジ8に接近しすぎると
ヘッドキャリッジ8の動作がフレキシブル配線板8c,
8dによりスムーズでなくなり、これとは逆にコネクタ
9a,9bがヘッドキャリッジ8から離間させると、オ
ートイジェクト機構7と干渉してしまうといった問題が
ある。
【0013】また、フレーム4の上面のスペース不足か
らオートイジェクト機構7のモータをフレーム4の下面
側に配していたため、装置の小型化、薄型化ができない
といった問題がある。そこで、本発明は上記問題を解決
したディスク装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、本体内に収容されたディスク状記録媒体
に対して情報の読み出し又は書き込みを行うヘッドと、
該ヘッドを保持してディスク半径方向に移動するキャリ
ッジと、一端が前記ヘッドに電気的に接続され、且つ前
記キャリッジから引き出されるフレキシブル配線板と、
前記本体内に配され、前記フレキシブル配線板の他端が
接続されるコネクタと、を備えてなるディスク装置にお
いて、前記コネクタを前記ヘッド移動方向に対して斜め
方向に延在する向きに配置したことを特徴とするもので
ある。
【0015】従って、請求項1記載の発明によれば、コ
ネクタをヘッド移動方向に対して斜め方向に延在する向
きに配置したため、コネクタとフレーム後壁との間にフ
レキシブル配線板を弛ませた状態に装架することがで
き、狭いスペースにフレキシブル配線板のスペースを確
保でき、これによりヘッドキャリッジの移動をスムーズ
にすることができる。
【0016】また、上記請求項2記載の発明は、本体内
に収容されたディスク状記録媒体に対して情報の読み出
し又は書き込みを行うヘッドと、該ヘッドを保持してデ
ィスク半径方向に移動するキャリッジと、一端が前記ヘ
ッドに電気的に接続され、且つ前記キャリッジから引き
出されてU字状に引き回される第1のフレキシブル配線
板と、前記本体内に収容されたディスク状記録媒体を本
体外へ排出するイジェクト機構と、一端が前記イジェク
ト機構に電気的に接続され、且つ前記イジェクト機構か
ら引き出されてU字状に引き回される第2のフレキシブ
ル配線板と、を備えてなるディスク装置であって、前記
第1のフレキシブル配線板と前記第2のフレキシブル配
線板は、互いに一端が相手の他端と対向するように配置
されていることを特徴とするものである。
【0017】従って、請求項2記載の発明によれば、第
1のフレキシブル配線板と第2のフレキシブル配線板が
互いに一端が相手の他端と対向するように配置されてい
るので、第1のフレキシブル配線板と第2のフレキシブ
ル配線板が相互に干渉しあうことがなく、ヘッドキャリ
ッジの移動を妨げることが防止される。よって、狭いス
ペースに一対のフレキシブル配線板のスペースを確保で
きると共に、ヘッドキャリッジの移動をスムーズにする
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明の実施の形
態について説明する。図1は本発明になるディスク装置
の一実施例のディスクカートリッジ挿入前の状態を示す
平面図である。また、図2はディスクカートリッジ装着
状態を示す平面図である。
【0019】図1及び図2に示されるように、磁気ディ
スク装置10に組み込まれた記録媒体装着装置11は、
ディスクカートリッジ(図示せず)が挿入されるディス
クホルダ12と、A,B方向に摺動してディスクホルダ
12を昇降させるスライダ14とがフレーム16上に取
り付けられている。スライダ14はフレーム16上を
A,B方向に摺動自在に設けられ、ディスクカートリッ
ジの挿入操作によりA方向に摺動してホルダ12を記録
媒体アンロード位置から記録媒体ロード位置へ降下させ
る。
【0020】フレーム16の平面16a上に突出するよ
うにフレーム16の下方から、ディスク回転用のモータ
に駆動されるターンテーブル50と、ヘッドキャリッジ
18とが設けられている。また、フレーム16の下面側
には、制御回路を有する回路基板(図示せず)が取り付
けられている。また、フレーム16の平面16a上に
は、ヘッドキャリッジ18を駆動するヘッドキャリッジ
駆動部20と、スライダ14を係止するラッチ機構22
と、スライダ14をイジェクト方向(B方向)に駆動す
るオートイジェクト機構24と、磁気ヘッドによる書き
込み又は読み込みが行われないときはヘッドキャリッジ
18を移動不可状態にロックするヘッドキャリッジロッ
ク機構25とが設けられている。
【0021】このように、本実施の形態では、ヘッドキ
ャリッジ18の右側にヘッドキャリッジロック機構25
が設けられ、ヘッドキャリッジ18の左側にはオートイ
ジェクト機構24が配置されている。また、スライダ1
4の下面には、スライダ14の摺動動作を緩衝するダン
パ機構26と、ディスクホルダ12にディスクカートリ
ッジが間違った向きで挿入された場合、ディスクカート
リッジの挿入を阻止する誤挿入防止機構28とが設けら
れている。尚、ダンパ機構26は、従来のものと同様に
一端30aがフレーム16に係合した状態でスライダ1
4の軸29に回動可能に支持されたダンパプレート30
(図1中破線で示す)と、ダンパプレート30の他端を
回動付勢するダンパスプリング32とからなる。ダンパ
スプリング32は、一端32aがダンパプレート30の
掛止部30bに掛止され、他端32bがスライダ14の
掛止部14iに掛止される。
【0022】そして、ダンパ機構26は、スライダ14
がA方向側位置とB方向側位置との中間位置よりB方向
側に位置するときには、ダンパスプリング32のバネ力
がスライダ14をB方向に付勢しており、スライダ14
が前記中間位置よりA方向に位置するときはダンパスプ
リング32のバネ力がスライダ14をA方向に付勢する
ように動作する。
【0023】すなわち、スライダ14がB方向側の位置
からA方向側の位置へと移動するとき、ダンパ機構26
は、前半はスライダ14をB方向(スライダ14の移動
方向と逆の方向)に付勢し、後半はスライダ14をA方
向(スライダ14の移動方向と同一方向)に付勢する。
これにより、スライダ14の移動初期速度を遅くし、ス
ライダ14の移動最終速度を速くする。
【0024】スライダ14は、ラッチ機構22により係
止されており、ディスクカートリッジの挿入操作により
A方向に摺動してディスクホルダ12を記録媒体アンロ
ード位置から記録媒体ロード位置へ降下させる。ラッチ
機構22は、スライダ14を係止するラッチレバー44
と、ラッチレバー44を反時計方向に付勢するコイルバ
ネ48とからなる。
【0025】コイルバネ48は、一端がラッチレバー4
4に掛止され、他端がスライダ14に掛止されており、
ラッチレバー44を反時計方向に付勢すると共に、スラ
イダ14をA方向に付勢している。このように、ラッチ
レバー44を付勢するバネとスライダ14を付勢するバ
ネとを共通とすることにより部品点数を削減している。
【0026】ラッチレバー44は、従来のものと同様に
ディスクカートリッジのシャッタに係合する係合部44
aと、スライダ14の立上部14gに係止される係止部
44bを有する。そして、図1に示すディスク挿入前の
状態において、ディスクカートリッジがディスクホルダ
12に挿入される際は、図2に示されるように、時計方
向に回動しながら係合部44aがディスクカートリッジ
のシャッタを開く。そして、ラッチレバー44の立上部
14gは、ディスクカートリッジがディスクホルダ12
内に挿入完了した時点でスライダ14の立上部14gに
対する係止を解除する。
【0027】これにより、スライダ14は、右側端部に
掛止されたコイルバネ48のバネ力によりA方向に摺動
してディスクホルダ12を記録媒体ロード位置へ降下さ
せる。これで、ディスクホルダ12内に挿入されたディ
スクカートリッジの磁気ディスクは、カートリッジ装着
位置に装着されてターンテーブル50により回転駆動可
能にクランプされる。
【0028】また、図2に示すディスク装着状態におい
て、イジェクト釦88の操作によりイジェクト信号が入
力されると、上記のようにして装着された磁気ディスク
への書き込み、又は読み取りが終了した時点で、図1に
示されるようにオートイジェクト機構24が駆動されて
スライダ14をB方向に摺動させてディスクホルダ12
を記録媒体アンロード位置に上昇させると共に、ラッチ
レバー44に対する係止を解除する。
【0029】これにより、ラッチレバー44は、コイル
バネ48のバネ力で反時計方向に回動してディスクホル
ダ12内のディスクカートリッジをA方向にイジェクト
させる。そのため、オートイジェクト機構24では、磁
気ヘッドが書き込み又は読み取りを行っている途中でイ
ジェクト操作された場合でも、書き込み又は読み取りが
終了するまでディスクカートリッジのイジェクトが防止
される。
【0030】図3(A)(B)は本発明の要部を拡大し
て示す平面図、左側面図である。図3(A)(B)に示
されるように、ヘッドキャリッジ18とオートイジェク
ト機構24との間には、ヘッドキャリッジ18から引き
出されたフレキシブル配線板(第1のフレキシブル配線
板)34が接続されるヘッドキャリッジ用コネクタ36
と、オートイジェクト機構24から引き出されたフレキ
シブル配線板38が接続されるオートイジェクト用コネ
クタ(第2のフレキシブル配線板)40とが取り付けら
れている。
【0031】一対のコネクタ36,40は、ヘッドキャ
リッジ18の移動方向に対して角度αで斜め方向に延在
する向きに配置され、且つ互いに対向するように平行に
配置されている。そして、ヘッドキャリッジ用コネクタ
36は、オートイジェクト機構24に近接する外側に配
置され、オートイジェクト用コネクタ40はヘッドキャ
リッジ18に近接する内側に配置されている。
【0032】このように配置された一対のコネクタ3
6,40に対し、ヘッドキャリッジ用のフレキシブル配
線板34は、コネクタ36の後部側でU字状に湾曲され
てヘッドキャリッジ用コネクタ36に接続され、オート
イジェクト用のフレキシブル配線板38はコネクタ40
の前部側でU字状に湾曲されてオートイジェクト用コネ
クタ40に接続される。
【0033】このようにコネクタ36,40が、A,B
方向及びC,D方向に対して斜めとなる向きに設けられ
ているので、フレキシブル配線板34,38はU字状湾
曲部分を斜め方向に突出することになり、コネクタ3
6,40の前後方向でのスペースを有効利用することが
できる。従って、一対のコネクタ36,40が斜め方向
に延在する向きに配置されることにより、一対のコネク
タ36,40を従来のようにヘッドキャリッジ18の移
動方向に延在する向きで配置する場合よりもフレキシブ
ル配線板34,38のU字状湾曲部分を大きくとること
ができる。そのため、フレキシブル配線板34,38は
狭いスペースでも十分に弛ませられてヘッドキャリッジ
18の移動距離を確保することができる。
【0034】さらに、フレキシブル配線板34と38と
は、相互に対向した状態で逆方向から互い違いとなるよ
うにコネクタ36,40に接続されるため、互いに交差
することがなく、コンパクトに配線することができる。
そのため、ヘッドキャリッジ18がディスク半径方向
(A,B方向)に移動するとき、ヘッドキャリッジ18
に接続されたフレキシブル配線板34が図3(A)中実
線で示す最外周位置から破線で示す最内周位置へ移動し
てもヘッドキャリッジ用のフレキシブル配線板34がオ
ートイジェクト用のコネクタ40及びフレキシブル配線
板38に干渉することが防止されており、ヘッドキャリ
ッジ18の移動がスムーズに行える。
【0035】また、オートイジェクト機構24は、スラ
イダ14の左側端部14fに形成された立上部52と、
立上部52に当接して駆動する偏心ピン54を有する回
転体56と、回転体56を回動させるモータ58とから
なる。立上部52はディスクカートリッジの挿入・イジ
ェクト方向(A,B方向)及びC,D方向に対して斜め
方向に延在している。そのため、後述するように回転体
56の回動により偏心ピン54がスライダ14の立上部
52をイジェクト方向(B方向)に押圧する際、立上部
52はB方向の力FaとC方向の力Fbとが付与され
る。
【0036】その結果、スライダ14には、反時計方向
に回動させようとする力が働き、ダンパ機構26のダン
パスプリング32のバネ力Fd、スライダ14をA方向
に付勢するコイルバネ48のバネ力Feの作用により時
計方向に回動させようとする力をキャンセルすることが
できる。そのため、スライダ14は、フレーム16の側
壁に押し付けられることが防止され、摺動抵抗が軽減さ
れる。よって、スライダ14は、スムーズにイジェクト
方向(B方向)へ摺動することができる。
【0037】図4は記録媒体装着装置の概略構成を示す
分解斜視図である。図4に示されるように、ディスクホ
ルダ12は、天板12aと、天板12aの両側からディ
スクカートリッジを抱え込むように折曲されたカートリ
ッジガイド部12b,12cとからなる。従って、天板
12aと両側のカートリッジガイド部12b,12cに
囲まれた空間がカートリッジ挿入部となる。
【0038】さらに、ディスクホルダ12の両側には、
スライダ14に係合する係合ピン12eが一対ずつ設け
られ、ディスクホルダ12の両側中央にはガイド部12
f,12gが突出している。このガイド部12f,12
gは、フレーム16の側壁16b,16cに設けられた
ガイド溝16d,16eに嵌合してディスクホルダ12
の昇降動作をガイドする。
【0039】スライダ14は、ディスクホルダ12の上
方で摺動可能に取り付けられており、J字状の平板14
aと、平板14aの両側より下方に折曲された側面14
b,14cと、側面14b,14cに設けられディスク
ホルダ12の係合ピン12eが嵌合する傾斜溝14d
と、フレーム16の両側面中央に突出する突部16fに
係合する係合孔14eとを有する。
【0040】また、フレーム16は平板16aの中央に
ターンテーブル50が取り付けられる取付孔16gが設
けられている。図5はヘッドキャリッジ機構の概略構成
を示す分解斜視図である。図5に示されるように、ヘッ
ドキャリッジ18は、先端上面に下側磁気ヘッド61を
支持するキャリッジ本体19と、先端下面に上側磁気ヘ
ッド62を支持するヘッドアーム60とを有する。
【0041】また、ヘッドキャリッジ18は、前後方向
(A,B方向)に延在するガイドシャフト66,68に
ガイドされて移動可能に設けられている。ヘッドキャリ
ッジ18の左右側面には、ガイドシャフト66,68が
摺動可能に嵌合する軸受け部18a,18bが設けられ
ている。尚、軸受部18aは、メインのガイドシャフト
66が貫通する円形の孔からなり、ヘッドキャリッジ1
8の左右方向、高さ位置を規制するためのメインの軸受
けである。また、軸受部18bは、ガイドシャフト68
が嵌合するコ字状に形成された軸受けであるので移動方
向及び左右方向を規制せず、ヘッドキャリッジ18の高
さ位置のみを規制する。
【0042】ヘッドキャリッジ18は、後述するキャリ
ッジ移動機構のボイスコイルモータ64からの駆動力に
よりガイドシャフト66及びガイドシャフト68にガイ
ドされてA,B方向に移動する。これにより、ヘッドキ
ャリッジ18に支持された磁気ヘッド61,62は、デ
ィスクカートリッジ内に収納された磁気ディスク(図示
せず)の所望とするトラックに摺接させて磁気記録・再
生を行うことができる。その際、ヘッドキャリッジ18
に接続されたフレキシブル配線板34は、U字状湾曲部
分を変化させながら図3(A)中実線で示す最外周位置
と破線で示す最内周位置との間を移動する。
【0043】尚、ヘッドキャリッジ用のフレキシブル配
線板34は、オートイジェクト用のコネクタ40及びフ
レキシブル配線板38に干渉することが防止されている
ため、ヘッドキャリッジ18はスムーズに移動すること
ができる。キャリッジ本体19のA,B方向に延在する
腕部19aに上面にロアサスペンション70が取付板7
2との間に挟持されて固定され、板バネからなるロアサ
スペンション70にはロアブロック73を介して下側磁
気ヘッド61が取り付けられている。また、下側磁気ヘ
ッド61には、フレキシブル配線板34が半田付けされ
る。
【0044】ヘッドアーム60は、キャリッジ本体19
の基部19bに板バネ74を介して固定され、板バネ7
4の端部が取付板76により基部19bに固定される。
そのため、ヘッドアーム60は、板バネ74による上下
方向に回動可能に支持されると共に、トーションバネ7
7により下方に回動付勢される。また、ヘッドアーム6
0の先端に取り付けられた上側磁気ヘッド62には、フ
レキシブル配線板34aが半田付けされる。このフレキ
シブル配線板34aは、キャリッジ本体19の後端でフ
レキシブル配線板34に接続されている。
【0045】また、キャリッジ本体19の基部19b
は、左右両側に凹部19c,19dを有し、凹部19
c,19dにはコイル78が取り付けられる。コイル7
8の内部空間には、センタヨーク80が挿通される。そ
して、センタヨーク80は、両端がサイドヨーク82の
両側部82a,82bに結合されてヘッドキャリッジ1
8の移動方向(A,B方向)に延在する向きに保持され
る。さらに、サイドヨーク82は、両側部82a,82
bの下面に板状のマグネット84が取り付けられる。
【0046】そのため、キャリッジ本体19のコイル7
8は、上部がセンタヨーク80とマグネット84との間
に介在するように組み込まれ、マグネット84の磁力に
対する電磁的な反発力によってA,B方向への駆動力が
付与される。従って、上記コイル78と、センタヨーク
80と、サイドヨーク82と、マグネット84とにより
ボイスコイルモータ64が構成されている。
【0047】図6は磁気ディスク装置の正面図である。
図6に示されるように、フレーム14の前側端部には、
ディスク挿入口86を有する前面ベゼル87が取り付け
られている。また、前面ベゼル87の下部右側には、イ
ジェクト釦88が設けられている。イジェクト釦88
は、前面ベゼル87の内側に配されたイジェクトスイッ
チ(図示せず)を押圧してイジェクト信号を出力させる
ように取り付けられている。
【0048】また、前面ベゼル87の裏側には、ディス
ク挿入口86を内側から閉塞するフラップ89が開閉方
向に回動可能に設けられている。さらに、ディスク挿入
口86の上側に配された小孔90は、オートイジェクト
機構24が故障した場合、外部からロッドを挿入してス
ライダ14の前端に設けられた立上部14jをB方向に
押圧してイジェクト動作させるためのものである。
【0049】図7はディスクホルダ12とスライダ14
とが組み合わされたディスク挿入・イジェクト状態を示
す側面図である。図7に示されるように、スライダ14
の傾斜溝14dには、ディスクホルダ12の係合ピン1
2eが嵌合しているため、スライダ14の摺動動作によ
り係合ピン12eが傾斜溝14dに沿って駆動される。
そのため、スライダ14がディスクカートリッジの挿入
操作によりカートリッジ装着位置からB方向に摺動して
カートリッジ挿入・イジェクト位置に至ると、ディスク
ホルダ12は記録媒体アンロード位置に上昇する。
【0050】また、スライダ14がイジェクト操作によ
りカートリッジ挿入・イジェクト位置からA方向に摺動
してカートリッジ装着位置に至ると、ディスクホルダ1
2は記録媒体ロード位置に降下する。従って、ディスク
ホルダ12とスライダ14とにより記録媒体移送機構が
構成されている。尚、上記実施例では、磁気ディスク装
置を例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の
例えば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置ある
いはメモリカード等のカード状の記録媒体が装着される
記録再生装置等にも適用できるのは勿論である。
【0051】また、上記実施例では、スライダがディス
クホルダの上方を摺動する構成を一例として説明した
が、これに限らず、例えばスライダがディスクホルダの
下方を摺動する構成のものにも本発明を適用することが
できる。
【0052】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、コネクタをヘッド移動方向に対して斜め方向に延在
する向きに配置したため、コネクタとフレーム後壁との
間にフレキシブル配線板を弛ませた状態に装架すること
ができ、狭いスペースにフレキシブル配線板のスペース
を確保でき、これによりヘッドキャリッジの移動をスム
ーズにすることができる。
【0053】また、請求項2記載の発明によれば、第1
のフレキシブル配線板と第2のフレキシブル配線板が互
いに一端が相手の他端と対向するように配置されている
ので、第1のフレキシブル配線板と第2のフレキシブル
配線板が相互に干渉しあうことがなく、ヘッドキャリッ
ジの移動を妨げることが防止される。よって、狭いスペ
ースに一対のフレキシブル配線板のスペースを確保でき
ると共に、ヘッドキャリッジの移動をスムーズにするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディスク装置の一実施例のディス
クカートリッジ挿入前の状態を示す平面図である。
【図2】ディスクカートリッジ装着状態を示す平面図で
ある。
【図3】本発明の要部を拡大して示す図である。
【図4】記録媒体装着装置の概略構成を示す分解斜視図
である。
【図5】ヘッドキャリッジ機構の概略構成を示す分解斜
視図である。
【図6】磁気ディスク装置の正面図である。
【図7】ディスクホルダ12とスライダ14とが組み合
わされたディスク挿入・イジェクト状態を示す側面図で
ある。
【図8】従来考えられていたディスク装置の一例を示す
平面図である。
【符号の説明】
10 磁気ディスク装置 11 記録媒体装着装置 12 ディスクホルダ 14 スライダ 16 フレーム 18 ヘッドキャリッジ 20 ヘッドキャリッジ駆動部 22 ラッチ機構 24 オートイジェクト機構 25 ヘッドキャリッジロック機構 26 ダンパ機構 28 誤挿入防止機構 30 ダンパプレート 32 ダンパスプリング 34,38 フレキシブル配線板 36,40 コネクタ 44 ラッチレバー 46 トーションバネ 52 立上部 54 偏心ピン 56 回転体 58 モータ 60 ヘッドアーム 61 下側磁気ヘッド 62 上側磁気ヘッド 64 ボイスコイルモータ 78 コイル 80 センタヨーク 82 サイドヨーク 84 マグネット 86 ディスク挿入口 87 前面ベゼル 88 イジェクト釦

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に収容されたディスク状記録媒体
    に対して情報の読み出し又は書き込みを行うヘッドと、 該ヘッドを保持してディスク半径方向に移動するキャリ
    ッジと、 一端が前記ヘッドに電気的に接続され、且つ前記キャリ
    ッジから引き出されるフレキシブル配線板と、 前記本体内に配され、前記フレキシブル配線板の他端が
    接続されるコネクタと、 を備えてなるディスク装置において、 前記コネクタを前記ヘッド移動方向に対して斜め方向に
    延在する向きに配置したことを特徴とするディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 本体内に収容されたディスク状記録媒体
    に対して情報の読み出し又は書き込みを行うヘッドと、 該ヘッドを保持してディスク半径方向に移動するキャリ
    ッジと、 一端が前記ヘッドに電気的に接続され、且つ前記キャリ
    ッジから引き出されてU字状に引き回される第1のフレ
    キシブル配線板と、 前記本体内に収容されたディスク状記録媒体を本体外へ
    排出するイジェクト機構と、 一端が前記イジェクト機構に電気的に接続され、且つ前
    記イジェクト機構から引き出されてU字状に引き回され
    る第2のフレキシブル配線板と、 を備えてなるディスク装置であって、 前記第1のフレキシブル配線板と前記第2のフレキシブ
    ル配線板は、互いに一端が相手の他端と対向するように
    配置されていることを特徴とするディスク装置。
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