JP3087613B2 - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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JP3087613B2
JP3087613B2 JP07158143A JP15814395A JP3087613B2 JP 3087613 B2 JP3087613 B2 JP 3087613B2 JP 07158143 A JP07158143 A JP 07158143A JP 15814395 A JP15814395 A JP 15814395A JP 3087613 B2 JP3087613 B2 JP 3087613B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスク装置に係り、特
にディスクカートリッジをホルダ内に挿入することより
ホルダと共にディスクカートリッジを所定の装着位置に
装着するよう構成したディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、可撓性の磁気ディスクが収納さ
れたディスクカートリッジを装着されて磁気記録再生を
行う磁気ディスク装置においては、装置の薄型化及び小
型化が図られており、それに伴って各部材の間隔も小さ
くなり、より精密な加工が要求されている。
【0003】ところが、磁気ディスク装置の薄型化を進
めると、ホルダに挿入されるディスクカートリッジの挿
入高さとヘッドキャリッジの下側磁気ヘッドの高さとの
間の隙間が狭くなる。そのため、ディスクカートリッジ
が下方に凸となるように反っている場合には、ホルダに
挿入されるディスクカートリッジの前端が下側磁気ヘッ
ドに当接してしまうおそれがある。
【0004】このように、ディスクカートリッジをホル
ダに挿入する際にディスクカートリッジの前端が下側磁
気ヘッドに当接することを防止するため、例えば本出願
人が先に特開平4−167264号でディスクカートリ
ッジ当接防止機構を設けた構成を提案している。
【0005】このディスクカートリッジ当接防止機構の
構成は、シャーシの上面に設けられた凸部と、ホルダに
ディスクカートリッジが挿入される際、シャーシ上面の
凸部に乗り上げてディスクカートリッジの端部が下側磁
気ヘッドに当接しないようにディスクカートリッジの挿
入位置を規制する当接防止位置に摺動する当接防止部材
と、一端が当接防止部材に連結された回動レバーと、よ
りなる。上記回動レバーの他端は、イジェクト釦を有す
るスライダ(摺動部材)に連結されている。
【0006】そのため、ホルダにディスクカートリッジ
が挿入されると、ホルダの両側に設けられたガイドピン
がスライダの両側に設けられたガイド溝に係合している
ため、スライダのスライド動作と共にホルダはディスク
挿入・イジェクト位置からディスク装着位置に降下して
挿入されたディスクカートリッジを装着する。さらに、
スライダが摺動するとともに回動レバーを回動させるよ
うになっている。そして、回動レバーは、スライダが摺
動するのに伴って回動して当接防止部材を当接防止位置
に摺動させ、あるいは装着されたディスクカートリッジ
から離間する規制解除位置に摺動させるように設けられ
ている。
【0007】
【0008】
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記ディス
ク装置においては、スライダの摺動動作が回動レバーを
介して当接防止部材に伝達される構成であるため、当接
防止部材が当接防止位置又は規制解除位置に摺動するス
ペースを必要とすると共に、スライダとヘッドキャリッ
ジとの間のシャーシ上面に当接防止部材を当接防止位置
又は規制解除位置に摺動させるための機構の設置スペー
スが大となり、省スペース化及び装置の小型化に対応す
ることができないといった問題があった。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】そこで、本発明は上記問題を解決したディ
スク装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
ディスクカートリッジが挿入されると共に所定の装着位
置に移動し、イジェクト操作により装着位置からカート
リッジ挿入・イジェクト位置に移動するホルダと、該ホ
ルダに該ディスクカートリッジが挿入される際、該ディ
スクカートリッジの端部が磁気ヘッドに当接しないよう
に該ディスクカートリッジの挿入位置を規制する当接防
止部材と、を有するディスク装置において、前記当接防
止部材は、前記ホルダが装着位置又はカートリッジ挿入
・イジェクト位置に移動する過程で前記ホルダに直接押
圧され、前記ディスクカートリッジの挿入位置を規制す
る当接防止位置又は前記ディスクカートリッジに対する
規制を解除する規制解除位置に変位することを特徴とす
るものである。
【0017】
【0018】
【作用】上記請求項1によれば、当接防止部材はホルダ
が装着位置又はカートリッジ挿入・イジェクト位置に移
動する過程でホルダに直接押圧されることにより、ディ
スクカートリッジの挿入位置を規制する当接防止位置又
はディスクカートリッジに対する規制を解除する規制解
除位置に変位することができる。そのため、従来のよう
に摺動部材の動作を当接防止部材に伝達して当接防止部
材を変位させる構成に比べて当接防止部材を変位させる
ための機構が簡略化でき、その分当接防止部材を変位さ
せるためスペースを小さくして省スペース化を図ること
ができる。
【0019】
【0020】
【実施例】図1乃至図3に本発明になるディスク装置の
一実施例を示す。尚、図1はディスク装置1を示す斜視
図、図2はディスク装置1の概略構成を示す分解斜視
図、図3はホルダ2とスライダ(摺動部材)3を組み合
わせた状態を示す斜視図である。
【0021】ディスク装置1は、シャーシ4上にディス
クカートリッジ(図示せず)が挿入されるホルダ2と、
前後方向に摺動してホルダ2を昇降させるスライダ3と
が組み合わされた状態で取り付けられるようになってい
る。また、シャーシ4の平面4a上には、ディスク回転
用のモータに駆動されるターンテーブル5と、磁気ヘッ
ド6,7を支持するヘッドキャリッジ8とが設けられて
いる。
【0022】ヘッドキャリッジ8は、先端上面に下側磁
気ヘッド6を支持するキャリッジ本体9と、先端下面に
上側磁気ヘッド7を支持しキャリッジ本体9に対し回動
可能に取り付けられたヘッドアーム10とを有する。こ
のヘッドキャリッジ8は、左右方向に延在する向きで前
後方向(A,B方向)に摺動できるように取り付けられ
ている。
【0023】また、ヘッドキャリッジ8は、前後方向に
延在するリードスクリュウ11に係合するように設けら
れている。リードスクリュウ11の一端はシャーシ4上
の軸受12により軸支され、リードスクリュウ11の他
端はシャーシ4の背面側に取り付けられたステッピング
モータ13のスピンドル軸に結合されている。本実施例
では、ヘッドキャリッジ8がディスクカートリッジ挿入
・イジェクト方向(A,B方向)と直交する左右方向に
延在するように設けられているので、ディスク装置1の
奥行き寸法が小さくなっている。
【0024】また、ヘッドキャリッジ8を駆動するリー
ドスクリュウ11及びステッピングモータ13がシャー
シ4の左側に設けられているので、その分ディスク装置
1の横幅寸法が大きくなっている。上記ステッピングモ
ータ13によりリードスクリュウ11が所定角度回動さ
れると、ヘッドキャリッジ8はその回動角に応じた距離
だけA,B方向に駆動されて磁気ヘッド6,7を所望と
するトラックに摺接させて磁気記録・再生を行うことが
できる。
【0025】さらに、ターンテーブル5の後部に位置す
るシャーシ4の平面4a上には、ディスクカートリッジ
がホルダ2内に挿入される際にキャリッジ本体9の先端
上に設けられた下側磁気ヘッド6に衝突することを防止
するプロテクタ(当接防止部材)14が設けられてい
る。
【0026】また、シャーシ4の下面には、制御回路1
5を有する基板16が取り付けられている。この基板1
6上には、ディスク装置1を制御する制御回路15の他
に磁気ヘッド6,7がディスクの最外周トラック「0
0」に摺接する位置にあることを検出するトラック位置
検出センサ17と、磁気ヘッド6,7に接続されたフレ
キシブル配線板18,19の先端に設けられた接続部1
8a,19aが挿入接続されるコネクタ20とが配設さ
れている。
【0027】尚、シャーシ4の平面4aには、基板16
上に配設された制御回路15,トラック位置検出センサ
17,コネクタ20が挿入されるように各部品の輪郭形
状に対応する形状の貫通孔4c〜4eが設けられてい
る。そして、基板16は各取付用孔16aに下方からビ
スを挿通させてシャーシ4の下面側に固定される。基板
取付後は、制御回路15が貫通孔4cに挿入された状態
となり、且つトラック位置検出センサ17及びコネクタ
20が貫通孔4d,4eに挿通されてシャーシ4の平面
4aより上方に突出した状態となる。
【0028】また、シャーシ4の前側端部には、ディス
ク挿入口21を有する前面ベゼル22が取り付けられて
いる。尚、前面ベゼル22の裏側には、ディスク挿入口
21を内側から閉塞するフラップ23が開閉方向に回動
可能に設けられている。次に、上記のように構成された
各主要部の構成について個別に説明する。先ず、ホルダ
2,スライダ3について説明し、その後ヘッドキャリッ
ジ8について説明することにする。
【0029】図4はホルダ2の構成を示す。ホルダ2
は、天板2aと、天板2aの両側からディスクカートリ
ッジを抱え込むように折曲されたカートリッジ保持部2
b,2cとからなる。従って、天板2aと両側のカート
リッジ保持部2b,2cに囲まれた空間がカートリッジ
挿入部となる。
【0030】また、ホルダ2の天板2aには、ヘッドア
ーム10の下面10aに当接する当接部2a1 がA,B
方向に延在するように形成されている。この当接部2a
1 は、断面形状が三角形とされており、その頂点部分が
イジェクト操作時にヘッドアーム10の下面10aに当
接してヘッドアーム10を上方に回動させるように設け
られている。
【0031】また、ヘッドキャリッジ8の移動を許容す
るように、ホルダ2の天板2aには開口2dが設けら
れ、左側の側面にも開口2eが設けられている。カート
リッジ保持部2b,2cの側面2b1 ,2c1 には、ス
ライダ3に係合してガイドされる一対のガイドピン2f
が突出している。
【0032】ホルダ2の左側には、開口2eが設けられ
ているため、左側の側面2b1 は右側の側面2c1 より
も短くなっている。そのため、右側の側面2c1 におい
ては、一対のガイドピン2fの間隔が通常の寸法となっ
ているが、左側の側面2b1においては、一対のガイド
ピン2fの間隔が狭くなっている。
【0033】さらに、ホルダ2の天板2aの後部には、
ラッチレバー24が軸25により回動可能に支持されて
いる。そして、ラッチレバー24は、図示しないバネ部
材により反時計方向に回動付勢されており、カートリッ
ジ挿入前は図3において破線で示す位置に回動してい
る。カートリッジ挿入後のラッチレバー24は、図3に
おいて実線で示す位置に回動されることになる。
【0034】また、ラッチレバー24は、スライダ3を
係止する係止カム24aと、天板2aに穿設された扇状
孔2gに挿通されてホルダ2内に延在し、ディスクカー
トリッジの挿入動作とともにディスクカートリッジのヘ
ッド摺接用開口を閉塞するシャッタ(図示せず)を開方
向に押圧するシャッタ開閉部24bとを有する。
【0035】図5はスライダ3の構成を示す。スライダ
3は、ホルダ2上に摺動可能に取り付けられており、ホ
ルダ2の天板2aに対向する天板3aと、天板3aの両
側で折曲された側板3b,3cと、側板3b,3cに設
けられシャーシ4の両側の側壁4e,4fを摺動し、摺
動方向をガイドする摺動部3eとを有する。摺動部3e
は、シャーシ4の側壁4e,4fに設けられた突部4b
に係合して摺動範囲が規制される係合孔3e1 を有す
る。 また、スライダ3の天板3aには、左側に設けら
れたヘッドキャリッジ8が移動できるようにするため、
ホルダ2の開口2d,2eに対向する部分が削除された
形状となるように逃げ部3fが設けられている。
【0036】さらに、スライダ3は前部右側に突出する
突出片3gを有し、この突出片3gにはイジェクト釦2
6が固着されている。そして、天板3aの後端部には、
ラッチレバー24の係止カム24aに係止される係止部
3hが下方に折曲されている。
【0037】また、スライダ3の左側に設けられた側板
3bの外側には、シャーシ4の側壁4eの外側を摺動し
て摺動方向をガイドする摺動部3eが設けられている。
そして、側板3bはシャーシ4の側壁4eの内側を摺動
するように設けられている。従って、シャーシ4の側壁
4eは、側板3bと摺動部3eとの間に形成された隙間
に嵌合するように取り付けられている。
【0038】また、側板3bより内側には、一対の切り
起こし部(板部)3iが設けられており、この切り起こ
し部3iは、側板3b及び摺動部3eと平行に延在する
ように設けられている。この切り起こし部3iにはホル
ダ2の左側の側面2b1 に設けられたガイドピン2fが
係合するガイド溝3dが設けられている。このように、
切り起こし部3iと摺動部3eが平行に設けられている
ため、ヘッドキャリッジ8を移動可能とする逃げ部3f
が設けられて狭いスペースしかないにも拘わらず一対の
ガイド溝3dを設けることができる。
【0039】尚、上記のように切り起こし部3iの外側
に摺動部3eが設けられた構成にできたのは、リードス
クリュウ11及びステッピングモータ13がシャーシ4
の左側に設けられており、その分ディスク装置1の横幅
寸法が大きくなってシャーシ4の側壁4eが左方向へず
れた位置に設けられているからである。
【0040】また、スライダ3の右側に設けられた側板
3cには、上記摺動部3eと、ホルダ2の側面2c1
設けられた一対のガイドピン2fが係合する一対のガイ
ド溝3dが設けられている。このガイド溝3dは傾斜し
ているため、スライダ3が前後方向(A,B方向)に摺
動すると共にガイドピン2fがガイド溝3dを移動して
ホルダ2が昇降する。尚、スライダ3の右側に設けられ
た側板3cは、シャーシ4の側壁4fの内側を摺動する
ように設けられ、側板3cよりも外側に位置するように
設けられた摺動部3eは、シャーシ4の側壁4fの外側
を摺動するように設けられている。
【0041】図6,図7は夫々ディスクカートリッジ挿
入・イジェクト状態のときのホルダ2,スライダ3を示
す平面図,側面図であり、図8,図9は夫々ディスクカ
ートリッジ装着状態のときのホルダ2,スライダ3を示
す平面図,側面図である。ホルダ2とスライダ3とは、
図6,図7に示されるように、ホルダ2の天板2aの上
面にスライダ3の天板3aを重ねた状態でホルダ2のガ
イドピン2fをスライダ3のガイド溝3dに嵌合させた
状態で取り付けられる。ホルダ2内にディスクカートリ
ッジが挿入されると、前述したラッチレバー24がディ
スクカートリッジに押圧されて時計方向に回動する。
【0042】これにより、ディスクカートリッジのシャ
ッタがラッチレバー24のシャッタ開閉部24bにより
開方向に押圧されるとともに、ラッチレバー24による
スライダ3の係止部3hに対する係止が解除される。そ
のため、スライダ3はバネ力によりB方向に摺動する。
【0043】スライダ3がB方向に摺動することより、
図8,図9に示されるように、ホルダ2のガイドピン2
fがスライダ3のガイド溝3dに沿って下方に移動し、
ホルダ2が装着位置に降下する。スライダ3は、両側の
係合孔3e1 がシャーシ4の両側面に突出する突部4b
に係合しているので、昇降せずA,B方向に摺動動作の
み行えるように取り付けられている。
【0044】また、ディスクカートリッジがホルダ2の
降下動作により装着された後、イジェクト釦26が押圧
操作されると、スライダ3がA方向に摺動することにな
るため、ホルダ2が図6,図7に示すディスクカートリ
ッジ挿入・イジェクト位置に上昇する。そして、ラッチ
レバー24に対するスライダ3の係止部3hによる回動
規制が解除されてラッチレバー24が反時計方向に回動
する。そのため、ホルダ2内のディスクカートリッジ
は、ラッチレバー24のシャッタ開閉部24bに押圧さ
れてイジェクトされる。
【0045】図10は上記ホルダ2とスライダ3をシャ
ーシ4に取り付けた状態を示す正面図である。シャーシ
4の左側の側壁4eは、スライダ3の側板3bと摺動部
3eとの間に嵌合し、シャーシ4の右側の側壁4fは、
スライダ3の側板3cと摺動部3eとの間に嵌合した状
態に組み付けられる。また、シャーシ4の側壁4e,4
fには、ホルダ2を上下方向にガイドする溝(図示せ
ず)が設けられており、スライダ3の摺動動作と共にホ
ルダ2の両側から突出したピンがシャーシ4の側壁4
e,4fの内壁に形成された溝に沿ってガイドされる。
【0046】そして、ディスクカートリッジの挿入・イ
ジェクト操作によりスライダ3が前後方向(A,B方
向)に摺動する際、両側の摺動部3eがシャーシ4の側
壁4e,4fの外側を摺動してスライダ3の摺動方向を
ガイドする。そのため、スライダ3はシャーシ4の側壁
4e,4fの延在方向に安定に摺動することができる。
【0047】さらに、スライダ3の両側には、夫々一対
のガイド溝3dが設けられているので、上記のようにス
ライダ3が摺動すると共に、ホルダ2の両側に設けられ
た4本の各ガイドピン2fがガイド溝3dに沿って上下
方向に移動する。そして、ホルダ2は両側に2本ずつ設
けられたガイドピン2fがスライダ3のガイド溝3dに
沿って移動することにより、がたつきのない安定した状
態でスムーズに昇降動作することができ、ディスクカー
トリッジの挿入・イジェクト操作が確実に行える。
【0048】次にヘッドキャリッジ8について図11乃
至図14を併せ参照して説明する。尚、図11はヘッド
キャリッジ8の側面図であり、図12はヘッドキャリッ
ジ8の平面図であり、図13はヘッドキャリッジ8の背
面図である。また、図14はキャリッジ本体9を説明す
るための図である。
【0049】ヘッドキャリッジ8は、合成樹脂と板金と
が一体成形されたキャリッジ本体9と、キャリッジ本体
9上で上下方向に回動可能に設けられたヘッドアーム1
0とを有する。キャリッジ本体9は、図14に示される
ように、先端部分に磁気ヘッド6を支持するジンバル取
付部9aが設けられ、基端部分にリードスクリュウ11
を支持するリードスクリュウ支持部9bが設けられてい
る。
【0050】また、キャリッジ本体9の両側の中間位置
には、ガイドシャフト27が貫通し、ヘッド移動時はガ
イドシャフト27に沿って摺動してA,B方向にガイド
される貫通孔9cが設けられている。30はトラック位
置検出用の検出片で、キャリッジ本体9の側面より移動
方向であるA,B方向に突出しており、基板16の平面
と平行となる方向に延在している。また、検出片30
は、磁気ヘッド6,7がディスクの最外周トラック「0
0」に摺接する位置にあるとき、トラック位置検出セン
サ17の取付位置に至る。そのため、トラック位置検出
センサ17は、検出片30を検出したとき最外周トラッ
ク「00」検出信号を出力する。
【0051】31はヘッドアーム10を支持する支持部
で、リードスクリュウ支持部9bより上方に突出してい
る。32は板バネで、一端が支持部31上にビス33に
より固定され、他端がヘッドアーム10の下面に結合さ
れている。ヘッドアーム10は、板バネ32が撓むこと
により先端に設けられた磁気ヘッド7が昇降するように
回動することができる。また、支持部31の上部には、
トーションバネ34のコイル部分34aに挿通されてこ
れを支持するトーションバネ支持部35が設けられてい
る。
【0052】トーションバネ34は、一端34bがヘッ
ドアーム10の上面を下方に押圧し、他端43cが支持
部31に係止されている。そのため、ヘッドアーム10
はトーションバネ34により下方に付勢され、上側の磁
気ヘッド7を下方に押圧する。そして、トーションバネ
34の付勢力が磁気ヘッド6,7のディスク面に対する
ヘッド圧となる。
【0053】36はリードスクリュウ11の螺旋溝に下
方から係合する係合突部で、リードスクリュウ支持部9
bの上面に設けられている。この係合突部36は、合成
樹脂製のキャリッジ本体9と一体成形されており、且つ
リードスクリュウ11の螺旋溝に対応した角度に傾斜す
るように設けられている。
【0054】リードスクリュウ11がステッピングモー
タ13により回転駆動されると、その回転角度に応じた
距離だけ係合突部36がA,B方向に移動する。そのた
め、ヘッドキャリッジ8は、係合突部36がリードスク
リュウ11に係合された状態に保持されていることを条
件として、リードスクリュウ11の回転量に比例した距
離だけA,B方向に移動することができる。
【0055】37はリードスクリュウ11を係合突部3
6側に押圧するためのトーションバネで、支持部31の
後部に突出するバネ支持部38にコイル部37aを嵌合
させた状態で支持されている。トーションバネ37の一
端37bは、リードスクリュウ11の上側を横切るよう
に延在し、その先端が支持部31の係止孔31aに挿入
される。
【0056】そのため、トーションバネ37の一端37
bは、係止孔31a内を上下方向に変位できるため、そ
の範囲でリードスクリュウ11に対する相対変位を許容
するように移動可能に設けられている。また、トーショ
ンバネ37の他端37cは、支持部31に係止されてい
る。
【0057】次に、ディスクカートリッジがホルダ2内
に挿入される際、ディスクカートリッジの前端がヘッド
キャリッジ8の下側磁気ヘッド6に当接しないようにデ
ィスクカートリッジの挿入高さ位置を規制するヘッド当
接防止機構について図15乃至図18を併せ参照して説
明する。尚、図15はヘッドキャリッジ8及びプロテク
タ14を示す斜視図であり、図16はディスクカートリ
ッジ挿入前のプロテクタ14を示す平面図であり、図1
7はディスクカートリッジ挿入前のプロテクタ14を示
す側面図であり、図18はディスクカートリッジ挿入前
のプロテクタ14と下側磁気ヘッド6の位置関係を示す
背面図である。
【0058】本実施例のプロテクタ14は、ヘッドキャ
リッジ8に支持された磁気ヘッド6,7の近傍に位置す
るように設けられており、且つヘッドキャリッジ8の移
動範囲をカバーできるようにA,B方向に延在する向き
に取り付けられている。プロテクタ14は、合成樹脂製
で一体成形されており、ホルダ2内に挿入されたディス
クカートリッジの前端の挿入高さ位置を規制する第1の
規制部14aと、第1の規制部14aの後方に延在する
第2の規制部14bと、第1の規制部14aの回動中心
となる軸14cと、第2の規制部14bの回動中心とな
る軸14dと、第1の規制部14aと第2の規制部14
bとの間を結合する軸14eと、軸14dの端部より第
1の規制部14a及び第2の規制部14bに対し所定角
度α傾斜した方向に延在する係合部14fとを有する。
【0059】また、プロテクタ14は、ホルダ4の昇降
動作により軸14c〜14eを中心に回動するようにシ
ャーシ4上に設けられている。シャーシ4の平面4a上
には、プロテクタ14の各軸14c〜14eを回動可能
に支持するためのボス41a〜41cが突出している。
【0060】そして、各軸14c〜14eは、同軸とな
るように設けられており、シャーシ4の平面4a上に固
定された板バネ42の押圧部42a〜42cによりボス
41a〜41cの側面に押圧保持されている。この板バ
ネ42は、プロテクタ14が脱落しないように軸14c
〜14eを押圧しているが、プロテクタ14自体を回動
させるものではない。
【0061】ホルダ2の後部には、図9に示されるよう
にU字状に折曲されてホルダ2の下方でA,B方向に延
在するレバー部43が設けられている。尚、レバー部4
3は、プロテクタ14の係合部14fの当接する第1の
当接部43aと、プロテクタ14の第2の規制部14b
に当接する第2の当接部43bとを有する。第2の当接
部43bは、プロテクタ14の形状に応じて第1の当接
部43aの先端の段差部分を介して支持される構成とな
っている。
【0062】このレバー部43は、ホルダ2が装着位置
からディスク挿入・イジェクト位置に上昇する過程で第
2の当接部43bが第2の規制部14bを持ち上げてプ
ロテクタ14を起立させ、ホルダ2がディスク挿入・イ
ジェクト位置から装着位置に降下する過程で第1の当接
部43aが係合部14fを下方に押圧してプロテクタ1
4を規制解除位置に回動させる。
【0063】このように、本実施例では、ホルダ2に設
けられたレバー部43がプロテクタ14を直接押圧して
当接防止位置又は規制解除位置に回動させることができ
るので、従来のようにスライダ3の摺動動作を回動レバ
ーの回動動作を介して当接防止部材(本実施例のプロテ
クタ14に相当する)を当接防止位置又は規制解除位置
に摺動させる構成のものよりも構成の簡略化、部品点数
の削減を図ることができる。
【0064】その結果、回動レバーの設置スペースや当
接防止部材の摺動範囲を確保する必要がなく、プロテク
タ14が回動するスペースがあれば良いので、省スペー
ス化及び装置の小型化に対応することができる。次に上
記のように構成されたヘッド当接防止機構の動作につい
て説明する。
【0065】ディスクカートリッジの挿入前は、図18
に示されるように、ホルダ2に設けられたレバー部43
が第2の当接部43bをプロテクタ14の底面側である
第2の規制部14bの側面に当接させ、これを持ち上げ
ている。そのため、第1の規制部14a及び第2の規制
部14bはシャーシ4の平面4a上に起立した状態とな
り、第1の規制部14aの端面14g及び第2の規制部
14bの端面14hは、ホルダ2内に挿入されたディス
クカートリッジの挿入高さを規制する高さ位置に形成さ
れる。
【0066】従って、ホルダ2内に挿入されたディスク
カートリッジの前端は、プロテクタ14の端面14g及
び端面14hを摺動して下側磁気ヘッド6のヘッド面6
aより寸法aだけ上方を通過することになる。そのた
め、ディスクカートリッジをホルダ2内に挿入させたと
き、ディスクカートリッジの前端が下側磁気ヘッド6に
衝突することが防止される。
【0067】図19はディスクカートリッジ装着時のプ
ロテクタ14を示す平面図であり、図20はディスクカ
ートリッジ装着時のプロテクタ14を示す側面図であ
り、図21はディスクカートリッジ装着時のプロテクタ
14と下側磁気ヘッド6の位置関係を示す背面図であ
る。
【0068】そして、ホルダ2は前述したスライダ3の
B方向への摺動動作により装着位置に降下してディスク
カートリッジを所定装着位置に装着する。このようにホ
ルダ2が装着位置に降下することにより、ホルダ2に設
けられたレバー部43の第1の当接部43aがプロテク
タ14の係合部14fを下方に押圧する。
【0069】プロテクタ14はレバー部43の当接部4
3aにより係合部14fが下方に押圧されるため、ホル
ダ2の降下動作に伴ってシャーシ4上に起立した当接防
止位置から規制解除位置に回動する。そのため、ホルダ
2が装着位置に降下したとき、プロテクタ14は図21
に示されるように磁気ヘッド6のヘッド面6aよりも寸
法bだけ低い位置に回動変位する。
【0070】その結果、プロテクタ14は第1の規制部
14a及び第2の規制部14bがシャーシ4の平面4a
と平行な規制解除状態となり、その位置に保持される。
このように、ホルダ2の降下動作に連動してプロテクタ
14が規制解除位置に回動することにより、装着された
ディスクカートリッジ内のディスクはプロテクタ14に
邪魔されずに磁気ヘッド6に接触することができる。
【0071】磁気ヘッド6,7により磁気記録・再生が
終了してイジェクト操作されると、前述したようにスラ
イダ3がA方向に摺動動作すると共にホルダ2がカート
リッジ挿入・イジェクト位置に上昇する。そのため、図
18に示されるように、ホルダ2の上昇動作に伴ってホ
ルダ2に設けられたレバー部43の第2の当接部43b
がプロテクタ14の底面側にある第2の規制部14bの
側面を持ち上げて第1の規制部14a及び第2の規制部
14bをシャーシ4の平面4a上に起立させた当接防止
位置に回動させる。これで、プロテクタ14はホルダ2
内に挿入されるディスクカートリッジのヘッド衝突を防
止する当接防止位置に保持される。
【0072】尚、上記実施例では、磁気ディスク装置を
例に挙げて説明したが、これに限らず、これ以外の例え
ば光ディスク装置あるいは光磁気ディスク装置等にも適
用できるのは勿論である。また、上記実施例では、プロ
テクタ14をA,B方向に延在する向きで設けて横方向
に回動させるように構成させたが、これに限らず、プロ
テクタ14をA,B方向に回動させる向きに設けるよう
にしても良い。その場合、ディスクカートリッジの挿入
高さをヘッドキャリッジ8の移動範囲全体で規制するこ
とはできないが、少なくとも磁気ヘッド6が最内周トラ
ックに摺接する位置の近傍でディスクカートリッジの挿
入高さを規制できるようにすれば良い。
【0073】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1によれば、当
接防止部材はホルダが装着位置又はカートリッジ挿入・
イジェクト位置に移動する過程でホルダに直接押圧され
ることにより、ディスクカートリッジの挿入位置を規制
する当接防止位置又はディスクカートリッジに対する規
制を解除する規制解除位置に変位することができる。そ
のため、従来のようにスライダの動作を当接防止部材に
伝達して当接防止部材を変位させる構成に比べて当接防
止部材を変位させるための機構が簡略化でき、その分当
接防止部材を変位させるためスペースを小さくして省ス
ペースを図ることができる。
【0074】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるディスク装置の一実施例の斜視図
である。
【図2】ディスク装置の分解斜視図である。
【図3】ホルダとスライダの取付状態を示す斜視図であ
る。
【図4】ホルダの構成を示す図である。
【図5】スライダの構成を示す図である。
【図6】ディスクカートリッジ挿入・イジェクト状態の
ときのホルダとスライダの取付状態を示す平面図であ
る。
【図7】ディスクカートリッジ挿入・イジェクト状態の
ときのホルダとスライダの取付状態を示す側面図であ
る。
【図8】ディスクカートリッジ装着状態のときのホルダ
とスライダの取付状態を示す平面図である。
【図9】ディスクカートリッジ装着状態のときのホルダ
とスライダの取付状態を示す側面図である。
【図10】ホルダとスライダをシャーシに取り付けた状
態を示す正面図である。
【図11】ヘッドキャリッジの側面図である。
【図12】ヘッドキャリッジの平面図である。
【図13】ヘッドキャリッジの背面図である。
【図14】キャリッジ本体の構成を示す図である。
【図15】ヘッドキャリッジ及びプロテクタを示す斜視
図である。
【図16】ディスクカートリッジ挿入前のプロテクタを
示す平面図である。
【図17】ディスクカートリッジ挿入前のプロテクタを
示す側面図である。
【図18】ディスクカートリッジ挿入前のプロテクタと
下側磁気ヘッドの位置関係を示す背面図である。
【図19】ディスクカートリッジ装着時のプロテクタを
示す平面図である。
【図20】ディスクカートリッジ装着時のプロテクタを
示す側面図である。
【図21】ディスクカートリッジ装着時のプロテクタと
下側磁気ヘッドの位置関係を示す背面図である。
【符号の説明】
1 ディスク装置 2 ホルダ 2d,2e 開口 2f ガイドピン 3 スライダ 3b,3c 側板 3d ガイド溝 3e 摺動部 3f 逃げ部 3i 切り起こし部 4 シャーシ 6,7 磁気ヘッド 8 ヘッドキャリッジ 9 キャリッジ本体 10 ヘッドアーム 11 リードスクリュウ 13 ステッピングモータ 14 プロテクタ 42 板バネ 43 レバー部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジが挿入されると共
    に所定の装着位置に移動し、イジェクト操作により装着
    位置からカートリッジ挿入・イジェクト位置に移動する
    ホルダと、該ホルダに該ディスクカートリッジが挿入さ
    れる際、該ディスクカートリッジの端部が磁気ヘッドに
    当接しないように該ディスクカートリッジの挿入位置を
    規制する当接防止部材と、を有するディスク装置におい
    て、 前記当接防止部材は、前記ホルダが装着位置又はカート
    リッジ挿入・イジェクト位置に移動する過程で前記ホル
    ダに直接押圧され、前記ディスクカートリッジの挿入位
    置を規制する当接防止位置又は前記ディスクカートリッ
    ジに対する規制を解除する規制解除位置に変位すること
    を特徴とするディスク装置。
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